JP2023044446A - 容器の蓋 - Google Patents

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Yusuke Iwata
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Abstract

【課題】使用者が片手で蓋を持ち上げるために、手を上げて水平より上の位置にある蓋を取ろうとする際、平面視において外側から内側にかけて蓋の上側を通した指(人差し指、中指、薬指又は小指)を指挿入空間内に挿入して、指を引っ掛けたり手で蓋を掴みやすい容器の蓋を提供する。【解決手段】上方向に向けて開口する箱状をした容器2の上端開口20を閉塞する蓋3である。蓋3は、本体板部31を備える。本体板部31の上面部310の平面視における周縁部に、平面視における中心方向又は上方向に向けて開口して指が挿入可能な有底の指挿入空間41を内部に有する把持部4が設けられる。あるいは、本体板部31の上面部310の平面視における周縁部に、平面視における中心方向又は上下方向に貫通して指が挿入可能な指挿入孔43を有する把持部4が設けられる。【選択図】図3

Description

本発明は、容器の蓋に関する。
従来、上方向に開口した容器本体と、容器本体の開口を閉塞する蓋とを備えた容器が知られている(例えば特許文献1参照)。
実公平7-2436号公報
しかしながら、特許文献1に開示された容器にあっては、蓋の上面部に、使用者が掴むことのできる部分が形成されておらず、例えば使用者が高い棚に載置されている容器の蓋や、蓋及び容器を取ろうとする際、蓋に手を掛けにくく、蓋を取りにくいものであった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、使用者が片手で蓋を持ち上げるために、手を上げて水平より上の位置にある蓋を取ろうとする際、平面視において外側から内側にかけて蓋の上側を通した指(人差し指、中指、薬指又は小指)を指挿入空間内に挿入して、手で蓋を掴みやすい容器の蓋を提供することにある。
請求項1に係る発明は、上方向に向けて開口する箱状をした容器の上端開口を閉塞する蓋である。前記蓋は、本体板部を備える。前記本体板部の上面部の平面視における周縁部に、平面視における中心方向又は上方向に向けて開口して指が挿入可能な有底の指挿入空間を内部に有する把持部が設けられる。
請求項2に係る発明は、上方向に向けて開口する箱状をした容器の上端開口を閉塞する蓋である。前記蓋は、本体板部を備える。前記本体板部の上面部の平面視における周縁部に、平面視における中心方向又は上下方向に貫通して指が挿入可能な指挿入孔を有する把持部が設けられる。
本発明に係る容器の蓋にあっては、使用者が片手で蓋を持ち上げるために、手を上げて水平より上の位置にある蓋を取ろうとする際、平面視において外側から内側にかけて蓋の上側を通した指(人差し指、中指、薬指又は小指)の指先を指挿入空間内に挿入して把持部を掴んだり指を引っ掛けたりしやすいため、高い位置にある蓋を取りやすい。
図1は、本発明の第一実施形態に係る蓋付き容器の斜め上方より見た分解斜視図である。 図2Aは、同上の蓋付き容器の蓋の平面図である。図2Bは、同上の蓋の長辺側から見た側面図である。図2Cは、同上の蓋の下面図である。図2Dは、同上の蓋の短辺側から見た側面図である。 図3は、同上の蓋の破断面を含む部分を斜め上方より見た要部断面図である。 図4Aは、同上の蓋の把持部を含む部分の長辺に沿う断面における断面図である。図4Bは、同上の蓋の把持部を含む部分の短辺に沿う断面における断面図である。 図5は、第二実施形態に係る蓋付き容器の蓋の平面図である。 図6は、第三実施形態に係る蓋付き容器の蓋の要部平面図である。 図7は、第四実施形態に係る蓋付き容器の蓋の要部断面図である。 図8は、第五実施形態に係る蓋付き容器の蓋の要部断面図である。 図9は、第六実施形態に係る蓋付き容器の蓋の要部断面図である。 図10Aは、第七実施形態に係る蓋付き容器の蓋の要部断面図である。図10Bは、第八実施形態に係る蓋付き容器の蓋の要部断面図である。
本発明は、容器の蓋に関し、更に詳しくは、上方向に向けて開口する箱状をした容器の上端開口を閉塞する蓋に関する。以下、本発明に係る蓋付き容器1の第一実施形態について、図1~図4Bに基いて説明する。
図1に示すように、蓋付き容器1は、容器2及び蓋3からなる。すなわち、蓋付き容器1は、容器2と蓋3のセットである。蓋付き容器1は、単独で、すなわち、一つの容器2に一つの蓋3を載置する形態で用いても勿論よいし、複数の容器2を段積みして、一番上の容器2にのみ蓋3を載置する形態で用いてもよい。また、一つの容器2に一つの蓋3を載置してなる蓋付き容器1を複数段積みしてもよい。
容器2は、上方向に向けて開口する箱状をしたものである。第一実施形態では、容器2は、平面視長方形状をした底板21と、底板21の四辺よりそれぞれ起立する側面視長方形状をした側板22と、を有する矩形箱状をしており、側板22の上端縁に囲まれる上端開口20を有する。容器2は、樹脂により一体成形される。
図2A~図3に示すように、蓋3は、容器2の上端開口20を閉塞するものである。蓋3は、樹脂により成形される。第一実施形態では、蓋3は、本体板部31と、垂下片32と、を備える。
本体板部31は、容器2の底板21と略同形状の平面視長方形状をしている。垂下片32は、本体板部31の四辺よりそれぞれ垂下し、垂下片32の全体は下面視(平面視)において環状をなしている。蓋3で容器2の上端開口20を閉塞する際、垂下片32は、容器2の側板22の上端部に被嵌される。
本体板部31の上面部310の平面視における周縁部に、位置決め突部33が形成されている。図2Aに示すように、位置決め突部33は、平面視長方形状をした本体板部31の四つの角部と、長辺312に沿う周縁部の中央部に形成されている。位置決め突部33は、本体板部31の上面部310の位置決め突部33以外の部分より上方に突出している。図2Cに示すように、本体板部31の下面部311の位置決め突部33が形成される部分331は、上方に凹んでいる。下面部311の部分331には、凹みの長手方向の複数か所に、凹みの幅方向に跨ぐリブ332が形成されている。
複数の蓋付き容器1を段積みする際に、上段の蓋付き容器1の底板21が、下段の蓋付き容器1の上面部310に形成された位置決め突部33間に収納される。これにより、蓋3の上面部310に載置された上段の蓋付き容器1の底板21の移動が位置決め突部33により規制されて、上段の蓋付き容器1が移動して蓋3から脱落するのが防止される。
また、本体板部31は、平面視において、異なる位置であって上面高さ及び下面高さが異なる部分を有する。具体的には、図1~図3に示すように、上面高さ及び下面高さが最も低い低段部314と、上面高さ及び下面高さが低段部314の上面高さ及び下面高さよりも高い中段部316と、上面高さ及び下面高さが中段部316の上面高さ及び下面高さよりも高い高段部318と、を有する。中段部316は、平面視において本体板部31の上面部310の長辺312に沿う方向に二等分しかつ短辺313に沿う方向に二等分して形成される四つの領域の各中央部に形成されている。また、高段部318は、各中段部316の中央部に形成されている。
そして、低段部314と中段部316との間に段差部315を有し、中段部316と高段部318との間に段差部317を有する。このような段差部315、317が設けられることにより、本体板部31が撓みにくくかつ捻じれにくくなり、すなわち変形しにくくなる。また、上面部310に付着した水は、高段部318から中段部316に流下しやすく、中段部316から低段部314に流下しやすく、低段部314(上面部310の縁部)から落下しやすいため、上面部310に水が滞留するのを抑制することができる。なお、上面部310に付着する水としては、屋外に置いた蓋付き容器1の蓋3に降り落ちた雨水や、蓋3を洗浄する際の洗浄水・洗浄液を主に想定している。 また、本体板部31の上面部310には位置決め突部33及び後述する突条片34を除く部分に凹部が形成されていない。更に説明すると、上面部310は、位置決め突部33及び突条片34を除く部分に低段部314、中段部316及び高段部318を有するものの、下方に凹む部分はない。このため、蓋3を傾けることにより、上面部310に付着した水を低段部314の縁より落下させやすい。
図2A~図4Bに示すように、本体板部31の上面部310の平面視における周縁部に、把持部4が設けられる。第一実施形態では、図3に示すように、把持部4は、本体板部31の短辺313に沿う周縁部の中央部に形成されている。把持部4は、少なくとも一対設けられる。
把持部4は、平面視における中心方向に向けて開口する開口部40を有し、その内部に指が挿入可能な有底の指挿入空間41を有する。本体板部31の上面部310に、上面部310よりも上側に突出する突条片34が設けられる。この突条片34に、把持部4が設けられている。
突条片34は、起立片341と、横片342と、端片343と、リブ344と、を備えている。起立片341は、上面部310より起立する。起立片341は、指挿入空間41の底壁となる。図4Aに示すように、起立片341が上面部310に対して為す角度θ1は特に限定されないが、起立片341は、本体板部31の平面視における中央部側に傾いている。
図3に示すように、起立片341の上端部から、横片342が本体板部31の平面視における中央部側に向けて延びている。横片342の幅は一定であり、端辺3421は直線状である。本実施形態では、横片342の幅は、起立片341の上下方向の長さよりも短い。起立片341及び横片342の長手方向の端部に端片343が形成されている。
端片343は、上面部310より起立する。図4Bに示すように、端片343が上面部310に対して為す角度θ2は特に限定されないが、端片343は、本体板部31の短辺313の中央部側に傾いている。図3に示すように、端片343の上端部は、横片342の短辺313方向の端部に接続され、端片343の平面視における外側の端部は、起立片341の短辺313方向の端部に接続されている。本体板部31、起立片341、横片342及び端片343により、これらに囲まれて平面視における中心方向に向けて開口する指挿入空間41が形成される。
また、指挿入空間41には補強のためのリブ344が設けられる。リブ344は、突条片34の短辺313方向の中央部に設けられる。リブ344は、上面部310より起立し、リブ344の上端部は、横片342に接続され、端片343の平面視における外側の端部は、起立片341に接続されている。リブ344が設けられることにより、使用者が把持部4を手で持った際に、横片342が撓みにくくなると共に、起立片341及び横片342が捻じれにくくなり、変形を防止することができる。横片342の幅が短い場合、使用者が把持部4に指を引っ掛けて蓋3を持ち上げようとする際、指の掛かり代が短くなり、この時、把持部4が変形すると指が把持部4から外れて蓋3が落下してしまう。しかしながら、リブ344が設けられることにより、横片342の幅が短い場合でも、把持部4が変形しにくくなるため、指が把持部4から外れて蓋3が落下しにくくなる。
また、把持部4には、水抜き孔42が設けられる。第一実施形態では、水抜き孔42は、起立片341を平面視における内外方向に貫通する貫通孔として、起立片341に形成される。水抜き孔42は、起立片341のリブ344により区画される半部それぞれの短辺313方向の中央部に形成される。水抜き孔42が設けられることにより、指挿入空間41に侵入した水を排出することができる。
把持部4は、内部に指挿入空間41を有する突条片34により構成される。使用者は、段積みしたうちの一番上の容器2に載置された蓋3を持ち上げる際、開口部40より指を指挿入空間41内に挿入して、把持部4としての突条片34(主に横片342)を掴むことにより蓋3を掴んだり指を引っ掛けたりしやすくなる。
例えば、使用者は、足下の床に載置されている蓋付き容器1の蓋3を容器2より取り外そうとする際、上方より、把持部4の開口部40から指挿入空間41内に指を挿入して、把持部4としての横片342を掴み、蓋3を持ち上げて容器2より取り外すことができる。
また、使用者が頭上の棚等の高い位置にある蓋付き容器1の蓋3を容器2より取り外そうとする際、まず、腕を上げて下方より手を蓋3の上側に移動させる。次に、人差し指、中指、薬指、小指のうちの一本又は複数本の指の指先を、横片342の上側を通して開口部40より指挿入空間41内に挿入し、指で横片342を掴む。ここで、指挿入空間41は平面視における中心方向に向けて開口しているため、平面視において蓋付き容器1の外側から内側に向けて横片342の上側を通した指(人差し指、中指、薬指又は小指)の指先を開口部40より指挿入空間41内に挿入して把持部4を掴んだり指を引っ掛けたりしやすい。
次に、指で掴んだ横片342を持ち上げて、垂下片32を上方に移動させて容器2から外す。次に、垂下片32の下端部と容器2の上端部との間の隙間に親指を挿入して親指を垂下片32の下端部に引っ掛け、手の全体で横片342、起立片341及び垂下片32を掴む。これにより、手で蓋3を掴んで容器2から取り外し、下方へ下げることができる。その後、作業者は、容器2内の収容物を取り出したりすることができる。
次に、第二実施形態について、図5に基づいて説明する。なお、第二実施形態は、第一実施形態と大部分において同じである。このため、第一実施形態と重複する説明については説明を省略する。
第一実施形態においては、横片342の端辺3421は直線状であった(図3参照)。これに対して、第二実施形態の横片342においては、短辺313に沿う方向の中央部において最も幅(長辺312方向の長さ)が広く、端辺3421は短辺313に沿う方向の中央部が平面視において中央部側に最も膨らむように湾曲している。これにより、使用者が指を横片342に引っ掛けやすくなる。
次に、第三実施形態について、図6に基づいて説明する。なお、第三実施形態は、第二実施形態と大部分において同じである。このため、第二実施形態と重複する説明については説明を省略する。
第二実施形態の横片342においては、短辺313に沿う方向の中央部において最も幅が広く、端辺3421は短辺313に沿う方向の中央部が最も膨らむように湾曲していた。これに対して第三実施形態の横片342においては、端辺3421が短辺313に沿う方向に波打っている。すなわち、横片342の幅は、短辺313に沿う方向に増大及び減少を繰り返すように変化している。これにより、横片342の端辺3421が直線状であるもの(図3参照)と比較して、使用者が指を横片342に引っ掛けやすくなる。
次に、第四実施形態について、図7に基づいて説明する。なお、第四実施形態は、第一実施形態と大部分において同じである。このため、第一実施形態と重複する説明については説明を省略する。
第一実施形態においては、把持部4は、突条片34に設けられ、平面視における中心方向に向けて開口する開口部40を有し、その内部に指が挿入可能な有底の指挿入空間41を有していた(図3参照)。これに対して、第四実施形態の把持部4は、凹み構成部35に設けられ、上方向に向けて開口する開口部40を有し、その内部に指が挿入可能な有底の指挿入空間41を有している。凹み構成部35は、縦片351と、底片352と、縦片353と、を備える。本体板部31の一部に開口部40が形成されている。縦片351は、本体板部31の開口部40が形成される部分よりも平面視における外側の部分において本体板部31より垂下する。また、開口部40の平面視における内側の端部において、本体板部31より縦片353が垂下する。縦片351と縦片353の下端は、底片352により連結される。縦片351、底片352、縦片353及び把持部4となる本体板部31の一部に囲まれて、指挿入空間41が構成される。
第一実施形態では、使用者は、高い位置にある蓋3を取ろうとする際、手を蓋3の上側に移動させて、人差し指、中指、薬指、小指のうちの一本又は複数本の指の指先を、横片342の上側を通して開口部40より指挿入空間41内に平面視外向きに挿入して、指で横片342を掴む。このため、横片342を掴む指(人差し指、中指、薬指、小指)を180°折り返す必要があった。
これに対して、第四実施形態の把持部4は、上方向に向けて開口する開口部40を有しているため、手を蓋3の上側に移動させて、人差し指、中指、薬指、小指のうちの一本又は複数本の指の指先を、開口部40より指挿入空間41内に下向きに挿入して、指で把持部4を掴む。このため、把持部4を掴む指(人差し指、中指、薬指、小指)を180°折り返す必要がなく、90°曲げればよく、指を引っ掛けやすい。
また、把持部4の上端が上面部310と同じ高さとなり、把持部4が上面部310から突出しなくてすむ。
次に、第五実施形態について、図8に基づいて説明する。なお、第五実施形態は、第一実施形態と大部分において同じである。このため、第一実施形態と重複する説明については説明を省略する。
第一実施形態においては、把持部4は、平面視における中心方向に向けて開口して指が挿入可能な有底の指挿入空間41を内部に有するものであった(図1~図3参照)。これに対して、第五実施形態の把持部4は、本体板部31の上面部310の平面視における周縁部に、上下方向に貫通して指が挿入可能な指挿入孔43を有するものである。
把持部4は、凸部構成部36に設けられる。凸部構成部36は、縦片361と、横片362と、縦片363と、を備える。本体板部31の一部に開口部40が形成されている。縦片361は、指挿入孔43が形成される部分よりも平面視における外側の部分において本体板部31より起立する。また、指挿入孔43が形成される部分よりも平面視における内側の端部において、本体板部31より縦片363が起立する。縦片361と縦片363の下端は、横片362により連結される。横片362の一部に、指挿入孔43が形成される。
第五実施形態の把持部4は、上下方向に貫通する指挿入孔43を有しているため、手を蓋3の上側に移動させて、人差し指、中指、薬指、小指のうちの一本又は複数本の指の指先を、指挿入孔43より指挿入空間41内に下向きに挿入して、指で把持部4を掴む。このため、把持部4を掴む指を180°折り返す必要がなく、90°曲げればよく、指を引っ掛けやすい。
また、第一実施形態におけるような有底の指挿入空間41を設ける必要がなく、貫通孔である指挿入孔43を設けるだけでよいため、蓋3の成形がしやすい。
次に、第六実施形態について、図9に基づいて説明する。なお、第六実施形態は、第一実施形態と大部分において同じである。このため、第一実施形態と重複する説明については説明を省略する。
第一実施形態においては、把持部4は、平面視における中心方向に向けて開口して指が挿入可能な有底の指挿入空間41を内部に有するものであった(図1~図3参照)。これに対して、第六実施形態の把持部4は、把持部4は、本体板部31の上面部310の平面視における周縁部に、平面視における中心方向に貫通して指が挿入可能な指挿入孔43を有するものである。
第六実施形態の把持部4は、横片342を備えない点で第一実施形態と異なる。これにより、第一実施形態におけるような有底の指挿入空間41を設ける必要がなく、貫通孔である指挿入孔43を設けるだけでよいため、蓋3の成形がしやすい。
次に、第七実施形態について、図10Aに基づいて説明する。なお、第七実施形態は、第一実施形態と大部分において同じである。このため、第一実施形態と重複する説明については説明を省略する。
第七実施形態の把持部4は、上面部310より突出するリブ37により構成される。リブ37は、本体板部31の平面視における中央部側に傾いている。リブ37の本体板部31の平面視における外側には、補強のための三角リブ38が連結されている。
これにより、使用者が高い位置にある蓋3を取ろうとする際、蓋3の上側に上げた手でリブ37(把持部4)を掴んだり指でリブ37を引っ掛けやすい。
次に、第八実施形態について、図10Bに基づいて説明する。なお、第八実施形態は、第七実施形態と大部分において同じである。このため、第七実施形態と重複する説明については説明を省略する。
第八実施形態の把持部4は、上面部310より突出するT字状をしたリブ39により構成される。これにより、使用者が高い位置にある蓋3を取ろうとする際、蓋3の上側に上げた手でリブ39(把持部4)を掴んだり指でリブ37を引っ掛けやすい。
次に、変形例について説明する。なお、以下の変形例は、第一実施形態~第八実施形態のうち適用し得る任意の実施形態に適用してもよい。
容器2の形状は、矩形(長方形及び正方形)の箱状でなくてもよく、例えば五角形や五角形以上の多角形等の箱状であってもよく、特に限定されない。また、容器2は、折り畳み可能でなくてもよい。また、容器2の材質は、樹脂でなくてもよく、例えば木材や木質材、金属等であってもよく、特に限定されない。また、容器2の底板21及び側板22の一部に開口や孔が形成されていてもよい。
蓋3の材質は、樹脂でなくてもよく、例えば木材や木質材、金属等であってもよく、特に限定されない。本体板部31の平面視形状は、長方形状をしていなくてもよく、例えば五角形や五角形以上の多角形等の箱状であってもよく、特に限定されない。本体板部31の平面視形状は、底板21の平面視形状と同じ形状をしていることが好ましいが、必ずしも底板21の平面視形状と同じでなくてもよい。
把持部4は、本体板部31の短辺313に沿う周縁部に形成されなくてもよく、例えば本体板部31の長辺312に沿う周縁部や、本体板部31の角部に形成されてもよい。把持部4は、本体板部31の全ての長辺312及び短辺313にそれぞれ形成されてもよい。
把持部4は、突条片34に設けられなくてもよい。
起立片341が上面部310に対して為す角度θ1は限定されず、例えば起立片341が上面部310に対して垂直に起立してもよい。また、起立片341の上下方向における長さや長手方向における長さは、特に限定されない。
横片342の上面部310からの高さや、横片342の幅は、特に限定されない。
端片343が上面部310に対して為す角度θ2は限定されず、例えば端片343が上面部310に対して垂直に起立してもよい。
リブ344が設けられる位置や個数は限定されず、リブ344は設けられなくてもよい。
水抜き孔42が設けられる位置や個数は限定されず、水抜き孔42は設けられなくてもよい。
使用者が頭上の棚等の高い位置にある蓋付き容器1の蓋3を容器2より取り外そうとする際、手を蓋3の上側に移動させて親指を開口部40より指挿入空間41内に挿入し、横片342を掴んでもよい。
以上、述べた実施形態及び変形例から明らかなように、第1の態様は、上方向に向けて開口する箱状をした容器2の上端開口20を閉塞する蓋3である。蓋3は、本体板部31を備える。本体板部31の上面部310の平面視における周縁部に、平面視における中心方向又は上方向に向けて開口して指が挿入可能な有底の指挿入空間41を内部に有する把持部4が設けられる。
第1の態様の蓋3によれば、使用者が頭上の高い位置にある蓋付き容器1の蓋3を容器2より取り外そうとする際、平面視において蓋付き容器1の外側から内側に向けて蓋3の上側を通した指(人差し指、中指、薬指又は小指)の指先を指挿入空間41内に挿入しやすく、指を把持部4に引っ掛けたり手で把持部4を掴みやすい。
第2の態様は、上方向に向けて開口する箱状をした容器2の上端開口20を閉塞する蓋3である。蓋3は、本体板部31を備える。本体板部31の上面部310の平面視における周縁部に、平面視における中心方向又は上下方向に貫通して指が挿入可能な指挿入孔43を有する把持部4が設けられる。
第2の態様の蓋3によれば、使用者が頭上の高い位置にある蓋付き容器1の蓋3を容器2より取り外そうとする際、平面視において蓋付き容器1の外側から内側に向けて蓋3の上側を通した指(人差し指、中指、薬指又は小指)の指先を指挿入空間41内に挿入しやすく、指を把持部4に引っ掛けたり手で把持部4を掴みやすい。また、有底の指挿入空間41を設ける必要がなく、貫通孔である指挿入孔43を設けるだけでよいため、蓋3の成形がしやすい。
第3の態様では、第1又は第2の態様との組み合わせにより実現され得る。本体板部31の上面部310に、上面部310よりも上側に突出する突条片34が設けられる。突条片34に把持部4が設けられる。
第3の態様によれば、把持部4を形成しやすい。
第4の態様は、第1~第3のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第4の態様では、把持部4に、水抜き孔42が設けられる。
第4の態様によれば、指挿入空間41に侵入した水を排出することができる。
第5の態様は、第1~第4のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第5の態様では、本体板部31は、平面視において異なる位置に上面高さ及び下面高さが異なる段差部315、317を有する。
第5の態様によれば、本体板部31が撓みにくくかつ捻じれにくくなり、すなわち変形しにくくなる。
1 蓋付き容器
2 容器
20 上端開口
21 底板
22 側板
3 蓋
31 本体板部
310 上面部
311 下面部
312 長辺
313 短辺
314 低段部
315 段差部
316 中段部
317 段差部
318 高段部
32 垂下片
33 位置決め突部
331 部分
332 リブ
34 突条片
341 起立片
342 横片
3421 端辺
343 端片
344 リブ
35 凹み構成部
351 縦片
352 底片
353 縦片
36 凸部構成部
361 縦片
362 横片
363 縦片
37 リブ
38 三角リブ
39 リブ
4 把持部
40 開口部
41 指挿入空間
42 水抜き孔
43 指挿入孔
θ1 角度
θ2 角度

Claims (5)

  1. 上方向に向けて開口する箱状をした容器の上端開口を閉塞する蓋であって、
    本体板部を備え、
    前記本体板部の上面部の平面視における周縁部に、平面視における中心方向又は上方向に向けて開口して指が挿入可能な有底の指挿入空間を内部に有する把持部が設けられる
    容器の蓋。
  2. 上方向に向けて開口する箱状をした容器の上端開口を閉塞する蓋であって、
    本体板部を備え、
    前記本体板部の上面部の平面視における周縁部に、平面視における中心方向又は上下方向に貫通して指が挿入可能な指挿入孔を有する把持部が設けられる
    容器の蓋。
  3. 前記本体板部の前記上面部に、前記上面部よりも上側に突出する突条片が設けられ、
    前記突条片に前記把持部が設けられる
    請求項1又は2記載の容器の蓋。
  4. 前記把持部に、水抜き孔が設けられる
    請求項1~3のいずれか一項に記載の容器の蓋。
  5. 前記本体板部は、平面視において異なる位置に上面高さ及び下面高さが異なる段差部を有する
    請求項1~4のいずれか一項に記載の容器の蓋。
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