JP2020050309A - 鉄道車両の車内案内システム及び車内案内方法 - Google Patents
鉄道車両の車内案内システム及び車内案内方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、乗客へ案内や注意を促すための表示灯を、鉄道車両の内部へ容易に設置することにある。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載の鉄道車両の車内案内システムは、車内に複数の非常通報器が設置された鉄道車両に対応するものであり、これらの非常通報器が乗客等により操作された場合に発報を行うものである。すなわち、点灯制御部は、非常通報器に対する操作を受けて、少なくとも操作された非常通報器の近傍に位置する袖仕切り板に設置された、複数のLEDを点滅或いは点灯させることで、非常通報器が操作されるような事態が発生したことを、周囲の乗客に通知して警告するものである。これにより、側扉の開閉時に加え、非常通報器の操作時においても、乗客に対して案内及び注意が促されることとなる。
本項に記載の鉄道車両の車内案内システムは、袖仕切り板の各々に設置される複数のLEDに、例えば赤色や黄色といった、互いに発光色が異なる2種類以上のLEDを含むものである。そして、点灯制御部は、複数のLEDを点滅或いは点灯させる要因となる事象に応じて、例えば、側扉の通常の開閉時には黄色のLED、その他の案内や警告時には赤色のLED等のように、点滅或いは点灯させるLEDの種類を使い分けるものである。このとき、点滅或いは点灯させるLEDの種類の使い分けだけでなく、LEDの点滅速度や点滅パターン等の制御と組み合わせて、様々な事象を通知することとしてもよい。これにより、様々な事象に関して、乗客へより効果的に案内及び注意が促されるものである。
本項に記載の鉄道車両の車内案内システムは、座席の側端部と側扉への通路空間との間に設置される袖仕切り板が、鉄道車両の床面から所定間隔を空けて設置され、袖仕切り板の下端と鉄道車両の床面との間に隙間が確保される。更に、袖仕切り板の各々において、透明又は半透明の導光領域が、袖仕切り板の下方の端縁を含む領域に設けられると共に、複数のLEDが、袖仕切り板の下方の端縁に沿って設置されるものである。このような構成により、複数のLEDは、鉄道車両の床面との間に隙間が確保された袖仕切り板の下端側から、袖仕切り板に対して取り付けられることとなるため、複数のLEDの設置作業、点検作業、交換作業等が、より容易に行われるものとなる。
本項に記載の鉄道車両の車内案内システムは、各袖仕切り板の全体にわたって、透明又は半透明の導光領域が設けられていることで、複数のLEDから照射された光が、袖仕切り板の内部全体に拡散することになる。これにより、袖仕切り板の全体が発光してより目立つようになるため、袖仕切り板の周囲の乗客に対して、より一層効果的に案内及び注意が促されるものである。
そして、(6)及び(7)項に記載の鉄道車両の車内案内方法は、上記(1)及び(2)項の鉄道車両の車内案内システムにより実行されることで、上記(1)及び(2)項の鉄道車両の車内案内システムと同等の作用を奏するものである。
図1は、本発明の実施の形態に係る鉄道車両の車内案内システム10の構成の一例を模式的に示している。図示のように、鉄道車両の車内案内システム10は、複数の袖仕切り板12と、袖仕切り板12毎に設置される複数のLED24と、本実施例では列車情報制御装置34及びドア制御器42に組み込まれた点灯制御部30とを含んでいる。
本実施例において点灯制御部30Aが組み込まれた列車情報制御装置34は、鉄道車両の運転台のモニタ装置であり、様々な車載機器を一括して管理するものである。列車情報制御装置34からの出力情報は、後述するように、ドア制御器42の各々による側扉50(図2参照)の開閉制御に使用される。
上記のような点灯制御は、列車情報制御装置34及びドア制御器42のソフトウェア改修等で実現される。又、ドア制御器42から複数のLED24への配線は、例えば、座席46(図2及び図3参照)の下等を通して配線され、新設の鉄道車両の場合は内壁54(図2及び図3参照)の内側を通して配線してもよい。
なお、本発明の実施の形態に係る鉄道車両の車内案内方法は、上記のような本発明の実施の形態に係る鉄道車両の車内案内システム10により実行されることで、鉄道車両の車内案内システム10と同等の作用効果を奏することができる。
Claims (7)
- 鉄道車両の車内案内システムであって、
前記鉄道車両の長手方向に沿って設けられた座席の側端部と、前記鉄道車両の側扉への通路空間との間に設置され、少なくとも一部の端縁を含む一部の領域に透明又は半透明の導光領域を有する袖仕切り板と、
該袖仕切り板の前記一部の端縁に沿って並べられて設置され、前記導光領域へ向けて光を照射する複数のLEDと、
該複数のLEDの点灯制御を行う点灯制御部と、を含み、
該点灯制御部は、少なくとも前記側扉の開閉動作と連動させて、該側扉の両側方又は一側方に位置する前記袖仕切り板に設置された前記複数のLEDを点滅或いは点灯させることを特徴とする鉄道車両の車内案内システム。 - 前記鉄道車両の内部に複数の非常通報器が設置されており、
前記点灯制御部は、前記非常通報器に対する操作を受けて、少なくとも操作された前記非常通報器の近傍に位置する前記袖仕切り板に設置された、前記複数のLEDを点滅或いは点灯させて警告を行うことを特徴とする請求項1記載の鉄道車両の車内案内システム。 - 前記複数のLEDは、互いに発光色が異なる2種類以上のLEDを含み、
前記点灯制御部は、前記複数のLEDを点滅或いは点灯させる要因となる事象に応じて、点滅或いは点灯させるLEDの種類を使い分けることを特徴とする請求項1又は2記載の鉄道車両の車内案内システム。 - 前記袖仕切り板は、前記鉄道車両の床面から所定間隔を空けて設置され、前記導光領域が前記袖仕切り板の下方の端縁を含み、
前記複数のLEDが、前記袖仕切り板の前記下方の端縁に沿って設置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の鉄道車両の車内案内システム。 - 前記袖仕切り板は、その全体が前記導光領域になっていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の鉄道車両の車内案内システム。
- 鉄道車両の車内案内方法であって、
前記鉄道車両の長手方向に沿って設けられた座席の側端部と、前記鉄道車両の側扉への通路空間との間に、少なくとも一部の端縁を含む一部の領域に透明又は半透明の導光領域を有する袖仕切り板を設置すると共に、前記導光領域へ向けて光を照射する複数のLEDを、前記袖仕切り板の前記一部の端縁に沿って並べて設置し、
少なくとも前記側扉の開閉動作と連動させて、該側扉の両側方又は一側方に位置する前記袖仕切り板に設置された前記複数のLEDを点滅或いは点灯させることを特徴とする鉄道車両の車内案内方法。 - 前記鉄道車両の内部に複数の非常通報器が設置されており、
前記非常通報器が操作された場合に、少なくとも操作された前記非常通報器の近傍に位置する前記袖仕切り板に設置された、前記複数のLEDを点滅或いは点灯させて警告を行うことを特徴とする請求項6記載の鉄道車両の車内案内方法。
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JP7543089B2 (ja) | 2020-11-10 | 2024-09-02 | 日本信号株式会社 | ホームドア制御装置 |
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