JP2020047828A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理液を加熱した場合にフィルタの除去性能が低下することを抑制することができる技術を提供すること。【解決手段】本開示による基板処理装置は、循環ラインと、フィルタと、加熱部と、供給ラインと、冷却部とを備える。循環ラインは、処理液を循環させる。フィルタは、循環ラインに設けられ、処理液から異物を除去する。加熱部は、循環ラインにおいてフィルタよりも下流側に設けられ、処理液を加熱する。供給ラインは、フィルタおよび加熱部よりも下流側において循環ラインに接続され、処理液を基板に供給する。冷却部は、循環ラインにおいてフィルタ、加熱部および供給ラインとの接続点よりも下流側に設けられ、処理液を冷却する。【選択図】図3

Description

本開示は、基板処理装置および基板処理方法に関する。
従来、処理液の循環ラインと、循環ラインに設けられたフィルタとを備えた基板処理装置が知られている。この種の基板処理装置は、循環ラインに設けられたフィルタに処理液を繰り返し通過させることによって処理液に含まれる異物を除去したうえで、異物が除去された処理液を基板に供給する。
また、循環ラインには加熱部が設けられており、基板処理装置は、加熱部により処理液を加熱したうえで基板に供給することができる。
特開2011−035128号公報
本開示は、処理液を加熱した場合にフィルタの除去性能が低下することを抑制することができる技術を提供する。
本開示の一態様による基板処理装置は、循環ラインと、フィルタと、加熱部と、供給ラインと、冷却部とを備える。循環ラインは、処理液を循環させる。フィルタは、循環ラインに設けられ、処理液から異物を除去する。加熱部は、循環ラインにおいてフィルタよりも下流側に設けられ、処理液を加熱する。供給ラインは、フィルタおよび加熱部よりも下流側において循環ラインに接続され、処理液を基板に供給する。冷却部は、循環ラインにおいてフィルタ、加熱部および供給ラインとの接続点よりも下流側に設けられ、処理液を冷却する。
本開示によれば、処理液を加熱した場合にフィルタの除去性能が低下することを抑制することができる。
図1は、第1実施形態に係る基板処理システムの構成を示す図である。 図2は、第1実施形態に係る処理ユニットの構成を示す図である。 図3は、第1実施形態に係る処理液供給系の構成を示す図である。 図4は、冷却部の構成例を示す図である。 図5は、第2実施形態に係る処理液供給系の構成を示す図である。 図6は、第3実施形態に係る処理液供給系の構成を示す図である。 図7は、保温機構の構成例を示す図である。 図8は、第4実施形態に係る処理液供給系の構成を示す図である。 図9は、第5実施形態に係る処理液供給系の構成を示す図である。 図10は、第6実施形態に係る処理液供給系の構成を示す図である。 図11は、フィルタ冷却部の構成例を示す図である。 図12は、フィルタ冷却部の他の構成例を示す図である。
以下に、本開示による基板処理装置および基板処理方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示による基板処理装置および基板処理方法が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
また、以下参照する各図面では、説明を分かりやすくするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする直交座標系を示す場合がある。また、鉛直軸を回転中心とする回転方向をθ方向と呼ぶ場合がある。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る基板処理システムの構成について図1を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る基板処理システムの構成を示す図である。
図1に示すように、基板処理システム1は、搬入出ステーション2と、処理ステーション3とを備える。搬入出ステーション2と処理ステーション3とは隣接して設けられる。
搬入出ステーション2は、キャリア載置部11と、搬送部12とを備える。キャリア載置部11には、複数枚の基板、本実施形態では半導体ウェハ(以下ウェハW)を水平状態で収容する複数のキャリアCが載置される。
搬送部12は、キャリア載置部11に隣接して設けられ、内部に基板搬送装置13と、受渡部14とを備える。基板搬送装置13は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置13は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いてキャリアCと受渡部14との間でウェハWの搬送を行う。
処理ステーション3は、搬送部12に隣接して設けられる。処理ステーション3は、搬送部15と、複数の処理ユニット16とを備える。複数の処理ユニット16は、搬送部15の両側に並べて設けられる。
搬送部15は、内部に基板搬送装置17を備える。基板搬送装置17は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置17は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いて受渡部14と処理ユニット16との間でウェハWの搬送を行う。
処理ユニット16は、基板搬送装置17によって搬送されるウェハWに対して所定の基板処理を行う。
また、基板処理システム1は、制御装置4を備える。制御装置4は、たとえばコンピュータであり、制御部18と記憶部19とを備える。記憶部19には、基板処理システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部18は、記憶部19に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理システム1の動作を制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置4の記憶部19にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
上記のように構成された基板処理システム1では、まず、搬入出ステーション2の基板搬送装置13が、キャリア載置部11に載置されたキャリアCからウェハWを取り出し、取り出したウェハWを受渡部14に載置する。受渡部14に載置されたウェハWは、処理ステーション3の基板搬送装置17によって受渡部14から取り出されて、処理ユニット16へ搬入される。
処理ユニット16へ搬入されたウェハWは、処理ユニット16によって処理された後、基板搬送装置17によって処理ユニット16から搬出されて、受渡部14に載置される。そして、受渡部14に載置された処理済のウェハWは、基板搬送装置13によってキャリア載置部11のキャリアCへ戻される。
次に、処理ユニット16の構成について図2を参照して説明する。図2は、第1実施形態に係る処理ユニット16の構成を示す図である。
図2に示すように、処理ユニット16は、チャンバ20と、基板保持機構30と、供給部40と、回収カップ50とを備える。
チャンバ20は、基板保持機構30と供給部40と回収カップ50とを収容する。チャンバ20の天井部には、FFU(Fan Filter Unit)21が設けられる。FFU21は、チャンバ20内にダウンフローを形成する。
基板保持機構30は、保持部31と、支柱部32と、駆動部33とを備える。保持部31は、ウェハWを水平に保持する。支柱部32は、鉛直方向に延在する部材であり、基端部が駆動部33によって回転可能に支持され、先端部において保持部31を水平に支持する。駆動部33は、支柱部32を鉛直軸まわりに回転させる。かかる基板保持機構30は、駆動部33を用いて支柱部32を回転させることによって支柱部32に支持された保持部31を回転させ、これにより、保持部31に保持されたウェハWを回転させる。
供給部40は、処理液供給系70に接続され、処理液供給系70からの処理液をウェハWに供給する。
第1実施形態において処理液は、IPA(イソプロピルアルコール)である。IPAは、処理液供給系70において加熱された状態で供給部40に供給される。処理ユニット16は、処理液供給系70から供給される加熱されたIPAを用いてウェハWの乾燥処理を行う。具体的には、処理ユニット16は、基板保持機構30を用いてウェハWを回転させつつ、回転するウェハWに対し、供給部40から加熱されたIPAを供給することにより、ウェハWを乾燥させる乾燥処理を行う。
なお、ここでは図示を省略するが、供給部40には、処理液供給系70以外にも、たとえば、DHF(希フッ酸)等の薬液を供給する供給系や、DIW(脱イオン水)等のリンス液を供給する供給系が接続される。処理ユニット16は、たとえば、回転するウェハWに対して薬液を供給することによってウェハWを処理する薬液処理を行い、その後、回転するウェハWに対してリンス液を供給することによってウェハW上に残存する薬液を洗い流すリンス処理を行う。そして、その後、処理ユニット16は、上述した乾燥処理を行う。
回収カップ50は、保持部31を取り囲むように配置され、保持部31の回転によってウェハWから飛散する処理液を捕集する。回収カップ50の底部には、排液口51が形成されており、回収カップ50によって捕集された処理液は、かかる排液口51から処理ユニット16の外部へ排出される。また、回収カップ50の底部には、FFU21から供給される気体を処理ユニット16の外部へ排出する排気口52が形成される。
加熱されたIPAを供給部40へ供給する処理液供給系70は、IPAの循環ラインを備えており、循環ラインには、IPAを加熱する加熱部の他、IPAから異物を除去するフィルタが設けられている。かかる処理液供給系70は、循環ラインを用いてIPAを循環させつつ、循環ラインに設けられたフィルタを用いてIPAから異物を除去し、循環ラインに設けられた加熱部を用いてIPAを加熱する(循環工程)。フィルタによって異物が除去され且つ加熱部によって加熱されたIPAの一部は、循環ラインから取り出されて供給部40へ供給され(供給工程)、残りは、引き続き循環ラインを循環する。
ここで、本願発明者は、IPAを加熱した場合、常温のIPAと比較して、フィルタの除去性能が低下することを発見した。これは、フィルタの目開き(目の大きさ)が熱膨張によって大きくなることで、IPAに含まれる異物がフィルタを通過し易くなるためと考えられる。また、IPAに含まれる異物が加熱によってIPA中に溶け込むことで、フィルタを通過し易くなるためとも考えられる。
そこで、第1実施形態に係る処理液供給系70では、供給工程において取り出されたIPA以外のIPAをフィルタに到達する前に冷却することとした(冷却工程)。
以下、第1実施形態に係る処理液供給系70の具体的な構成について説明する。図3は、第1実施形態に係る処理液供給系70の構成を示す図である。
図3に示すように、第1実施形態に係る処理液供給系70は、タンク101と、循環ライン102と、戻りライン103と、供給ライン104と、補充ライン105とを備える。
タンク101は、IPAを貯留する。循環ライン102は、一端および他端がタンク101に接続され、タンク101に貯留されたIPAをタンク101から取り出し、再びタンク101に戻す流路を形成する。
循環ライン102には、ポンプ121、フィルタ122、第1接続点123、流量計124、流量調整部125、加熱部126、第2接続点127、開閉弁128および冷却部129が設けられる。なお、以下において「上流側」、「下流側」とは、フィルタ122を循環ライン102の最上流と仮定した場合における「上流側」、「下流側」であるものとする。
ポンプ121は、タンク101から出て循環ライン102を通ってタンク101に戻るIPAの循環流を形成する。フィルタ122は、循環ライン102を流れるIPAから異物を除去する。
第1接続点123は、フィルタ122よりも下流側に設けられ、後述する戻りライン103の一端が接続される。循環ライン102を流れるIPAの一部は、第1接続点123から戻りライン103に流入する。
流量計124は、第1接続点123よりも下流側に設けられ、循環ライン102を流れるIPAの流量を計測する。流量調整部125は、たとえば圧力レギュレータであり、流量計124よりも下流側に設けられ、循環ライン102を流れるIPAの流量を調整する。
加熱部126は、流量調整部125よりも下流側に設けられ、循環ライン102を流れるIPAを加熱する。たとえば、加熱部126は、循環ライン102を流れるIPAを80度に加熱する。
第2接続点127は、加熱部126よりも下流側に設けられ、後述する供給ライン104の一端が接続される。循環ライン102を流れるIPAの一部は、第2接続点127から供給ライン104に流入する。
開閉弁128は、第2接続点127よりも下流側に設けられ、循環ライン102を開閉する。
冷却部129は、開閉弁128よりも下流側、且つ、タンク101よりも上流側に設けられ、循環ライン102を流れるIPAを冷却する。ここで、冷却部129の構成例について図4を参照して説明する。図4は、冷却部129の構成例を示す図である。
図4に示すように、冷却部129は、たとえばシェルアンドチューブ型の熱交換器であり、螺旋状のチューブ129aと、チューブ129aを収容するシェル129bとを備える。チューブ129aは、循環ライン102の一部を構成しており、IPAを流通させる。シェル129bは、供給ポート129cおよび排出ポート129dを介して冷却用流体供給源200に接続される。冷却用流体供給源200は、冷却用流体、たとえば冷却水をシェル129bに供給する。
冷却部129は、上記のように構成されており、冷却用流体供給源200から供給ポート129cを介して供給される冷却用流体を用いてチューブ129aを流れるIPAを冷却する。ここでは、冷却部129は、IPAを常温(30度以下、たとえば25度)に冷却するものとする。IPAの冷却に用いられた冷却用流体は、排出ポート129dを介してシェル129bから排出される。
なお、加熱部126も、冷却部129と同様、螺旋状のチューブと、チューブを収容するシェルとを備えたシェルアンドチューブ型の熱交換器であってもよい。加熱部126のシェルは、供給ポートおよび排出ポートを介して加熱用流体供給源に接続される。加熱用流体供給源は、加熱用流体、たとえば80度以上の温度に加熱された水をシェルに供給する。
戻りライン103は、循環ライン102における第1接続点123に一端が接続され、他端がタンク101に接続される。戻りライン103は、循環ライン102を流れるIPAを循環ライン102の中途部である第1接続点123からタンク101に戻す流路を形成する。ライン103には、圧力レギュレータ等の流量調整部131が設けられる。
供給ライン104は、循環ライン102における第2接続点127に一端が接続され、他端が処理ユニット16の供給部40(図2参照)に接続される。供給ライン104には、供給ライン104を開閉する開閉弁141が設けられる。
乾燥処理が開始されると、制御部18は、開閉弁141を開き、開閉弁128を閉じる。これにより、循環ライン102を流れるIPAは、第2接続点127から供給ライン104に流入し、供給部40からウェハWに供給される。
一方、乾燥処理が終了すると、制御部18は、開閉弁141を閉じ、開閉弁128を開く。これにより、IPAは、循環ライン102を循環する。
循環ライン102を循環するIPAは、加熱部126によって加熱される。このため、仮に、循環ライン102に冷却部129が設けられていない場合、加熱部126によって加熱されたIPAがフィルタ122を通過することとなる。上述したように、IPAを加熱した場合、常温のIPAと比較して、フィルタの除去性能が低下する。このため、常温のIPAをウェハWに供給する場合と比較して、ウェハWの表面にIPA由来の異物が多く付着するおそれがある。
これに対し、第1実施形態に係る処理液供給系70では、循環ライン102に冷却部129を設けて、加熱部126によって加熱されたIPAをフィルタ122に到達する前に冷却部129により冷却することとした。これにより、フィルタ122の目開きが熱膨張によって大きくなることが抑制されるため、IPAの加熱によるフィルタ122の除去性能の低下を抑制することができる。また、加熱によってIPAに溶け込んだ異物を析出させることができるため、これによっても、IPAの加熱によるフィルタ122の除去性能の低下を抑制することができる。
冷却部129は、循環ライン102における供給ライン104との接続点である第2接続点127よりも下流側に設けられる。したがって、第2接続点127から供給ライン104を通ってウェハWに供給されるIPAが冷却部129によって冷却されることを防止することができる。
なお、循環ライン102の第2接続点127よりも下流側の部分を設けない構成、すなわち、加熱部126によって加熱されたIPAをタンク101に戻さない構成とすることも考えられる。しかしながら、そのような構成とすると、乾燥処理が行われていないとき、すなわち、開閉弁141が閉じられているときに、加熱部126と開閉弁141との間で、加熱されたIPAが滞留することとなる。
IPAは有機溶剤の一種であり、汚れを溶解して除去する性質を有する。また、加熱されたIPAは、常温のIPAと比較して汚れをより強力に溶解する。このため、加熱されたIPAが循環ライン102や供給ライン104に滞留すると、循環ライン102や供給ライン104の内部に付着していた汚れが加熱されたIPAによって除去される。そして、かかる汚れを含んだIPAがウェハWに供給されることで、却ってウェハWが汚染されるおそれがある。
これに対し、第1実施形態に係る処理液供給系70では、加熱されたIPAが滞留しないように、加熱されたIPAをタンク101へ戻す流路部分を循環ライン102に設けることとした。そのうえで、かかる流路部分に冷却部129を設け、加熱されたIPAをフィルタ122に到達する前に冷却することにより、フィルタ122の除去性能が低下することを抑制している。
また、冷却部129は、第2接続点127よりも下流側、且つ、タンク101よりも上流側に設けられる。これにより、加熱されたIPAがタンク101に貯留されることを抑制することができる。したがって、たとえば、タンク101からの放熱による周辺機器等への影響を抑えることができる。
補充ライン105は、一端がタンク101に接続され、他端が処理液供給源151に接続される。補充ライン105には、補充ライン105を開閉する開閉弁152が設けられる。たとえば、タンク101には、図示しない液面センサが設けられており、制御部18は、液面センサの検知結果に基づき、タンク101に貯留されているIPAの量が閾値を下回ったと判定した場合に、開閉弁152を開く。これにより、処理液供給源151から補充ライン105を介してIPAがタンク101に供給される。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る処理液供給系の構成について図5を参照して説明する。図5は、第2実施形態に係る処理液供給系の構成を示す図である。
図5に示すように、第2実施形態に係る処理液供給系70Aは、第1実施形態に係る処理液供給系70が備える構成に加え、温度計161をさらに備える。温度計161は、循環ライン102において開閉弁128よりも下流側、且つ、冷却部129よりも上流側に設けられ、循環ライン102を流れるIPAの温度を測定する。温度計161によるIPAの温度の測定結果は、制御部18へ出力される。
制御部18は、加熱部126によって加熱されたIPAの温度が設定温度になるように、温度計161から取得した測定結果に基づいて加熱部126を制御する。たとえば、制御部18は、温度計161によって測定された温度が設定温度(たとえば、80度)を下回っている場合には、加熱部126によるIPAの加熱温度を上昇させる。また、制御部18は、温度計161によって測定された温度が設定温度を上回っている場合には、加熱部126によるIPAの加熱温度を低下させる。
このように、制御部18は、温度計161の測定結果に基づいて加熱部126のフィードバック制御を行ってもよい。これにより、ウェハWに供給されるIPAの温度を設定温度に保つことができる。
ところで、処理液供給系70Aは、冷却後のIPAの温度を測定するための温度計(以下、便宜的に「第2温度計」と記載する)を備えていてもよい。第2温度計は、循環ライン102において冷却部129よりも下流側に設けられる。たとえば、第2温度計は、冷却部129よりも下流側、且つ、タンク101よりも上流側に設けられてもよい。また、第2温度計は、タンク101に設けられ、タンク101に貯留されるIPAの温度を測定してもよい。また、第2温度計は、タンク101よりも下流側であって、タンク101とフィルタ122との間に設けられてもよい。
また、制御部18は、冷却部129によって冷却されたIPAの温度が設定温度となるように第2温度計の測定結果に基づいて冷却部129を制御してもよい。たとえば、制御部18は、第2温度計によって測定された温度が設定温度(たとえば、25度)を上回っている場合には、冷却部129によるIPAの冷却温度を低下させる。また、制御部18は、第2温度計によって測定された温度が設定温度を下回っている場合には、冷却部129によるIPAの冷却温度を上昇させてもよい。
(第3実施形態)
上述した第1実施形態および第2実施形態では、1つの処理ユニット16に対してIPAを供給する場合の処理液供給系の構成例について説明した。これに限らず、処理液供給系は、複数の処理ユニット16に対してIPAを供給する構成であってもよい。そこで、第3実施形態では、複数の処理ユニット16に対してIPAを供給する処理液供給系の構成例について図6を参照して説明する。図6は、第3実施形態に係る処理液供給系の構成を示す図である。
図6に示すように、第3実施形態に係る処理液供給系70Bは、循環ライン102Bを備える。循環ライン102Bは、本ライン1021と、複数の分岐ライン1022とを備える。本ライン1021は、循環ライン102Bのうち、タンク101、ポンプ121、フィルタ122、第1接続点123および戻りライン103等が設けられている部分であり、複数の分岐ライン1022よりも流路径が大きい。
複数の分岐ライン1022は、第1接続点123よりも下流側において本ライン1021から分岐するとともにタンク101よりも上流側において本ライン1021に合流する。具体的には、本ライン1021には、第1接続点123よりも下流側に複数の分岐点171が設けられ、タンク101よりも上流側に複数の合流点172が設けられている。そして、各分岐ライン1022は、上流側の端部において本ライン1021の分岐点171に接続され、下流側の端部において本ライン1021の合流点172に接続される。
各分岐ライン1022の中途部には、上流側から下流側に向かって順に、流量計124、流量調整部125、加熱部126、第2接続点127、開閉弁128および冷却部129が設けられる。また、各分岐ライン1022の第2接続点127には、供給ライン104が接続される。
タンク101から本ライン1021に流出したIPAは、分岐点171から複数の分岐ライン1022に流入し、各分岐ライン1022に設けられた加熱部126によって加熱される。その後、分岐ライン1022を流れるIPAは、開閉弁141が開いている場合、供給ライン104を介して処理ユニット16に供給される。一方、開閉弁128が開いている場合、分岐ライン1022を流れるIPAは、各分岐ライン1022に設けられた冷却部129によって冷却された後、合流点172から再び本ライン1021に流入してタンク101に戻される。
このように、処理液供給系70Bは、複数の供給ライン104を備えていてもよい。この場合、処理液供給系70Bは、分岐ライン1022ごとに冷却部129を備えた構成を有していてもよい。かかる構成とすることにより、たとえば、各分岐ライン1022を流れるIPAを個別に冷却することができる。
ところで、複数の処理ユニット16に対してIPAを供給する構成とした場合、複数の分岐ライン1022間で、加熱部126から第2接続点127までの流路長に差が生じることがある。加熱部126から第2接続点127までの流路長に差が生じると、第2接続点127に到達したときのIPAの温度に差が生じる。これにより、複数の処理ユニット16間で、乾燥処理にバラツキが生じるおそれがある。
そこで、処理液供給系70Bは、加熱部126と第2接続点127との間を流れるIPAの温度低下を抑制する保温機構を備えていてもよい。かかる保温機構の構成例について図7を参照して説明する。図7は、保温機構の構成例を示す図である。
図7に示すように、保温機構173は、第1配管173aと、第2配管173bと、第3配管173cとを備える。第1配管173aは、加熱部126と第2接続点127との間の分岐ライン1022を覆うように設けられる。
第2配管173bは、第1配管173aの一端部、たとえば、分岐ライン1022の下流側に位置する端部に接続される。また、第2配管173bは、加熱部126に対して加熱用流体を供給する加熱用流体供給源210から供給される加熱用流体を加熱部126に供給する供給管211の中途部に接続される。
第3配管173cは、第1配管173aの他端部、たとえば、分岐ライン1022の上流側に位置する端部に接続される。また、第3配管173cは、加熱部126から排出された加熱用流体を加熱用流体供給源210に戻す排出管212の中途部に接続される。
加熱用流体供給源210から加熱部126に向かって供給管211を流れる加熱用流体の一部は、第2配管173bを介して第1配管173aに供給される。加熱用流体が第1配管173aを流れることで、加熱部126と第2接続点127との間の分岐ライン1022が加熱される。これにより、加熱部126と第2接続点127との間の分岐ライン1022におけるIPAの温度低下を抑制することができる。その後、加熱用流体は、第1配管173aから第3配管173cに流入し、排出管212を介して加熱用流体供給源210に戻される。
このように、処理液供給系70Bは、保温機構173を備えていてもよい。これにより、複数の分岐ライン1022間で、第2接続点127に到達したときのIPAの温度に差が生じることを抑制することができる。したがって、複数の処理ユニット16間における乾燥処理のバラツキを抑制することができる。
なお、ここでは、1つの加熱用流体供給源210に対して1つの保温機構173が接続される場合の例を示したが、加熱用流体供給源210には、複数の保温機構173が接続されてもよい。また、保温機構173は、必ずしも、加熱部126との間で加熱用流体供給源210を共用することを要さず、専用の加熱用流体供給源を備えていてもよい。
(第4実施形態)
第3実施形態に係る処理液供給系70Bでは、冷却部129が分岐ライン1022ごとに設けられる場合の例について説明した。これに限らず処理液供給系は、複数の分岐ライン1022に対して1つの冷却部を備える構成であってもよい。
図8は、第4実施形態に係る処理液供給系70Cは、冷却部129Cを備える。冷却部129Cは、複数の分岐ライン1022における各第2接続点127よりも下流側に設けられ、複数の分岐ライン1022を流れる処理液を冷却する。具体的には、冷却部129Cは、分岐ライン1022ごとに設けられる複数の螺旋状のチューブ129aCと、複数のチューブ129Caを一体的に収容するシェル129bCとを備える。シェル129bCは、図示しない供給ポートおよび排出ポートを介して図示しない冷却用流体供給源に接続される。
冷却部129Cは、上記のように構成されており、冷却用流体供給源から供給ポートを介して供給される冷却用流体を用いて複数のチューブ129aCを流れるIPAを冷却することができる。
このように、処理液供給系70Cは、複数の分岐ライン1022に共通の冷却部129Cを備えた構成を有していてもよい。これにより、IPAの加熱によるフィルタ122の除去性能の低下を比較的簡易な構成で抑制することができる。
(第5実施形態)
上述した各実施形態では、タンク101よりも上流側に冷却部が設けられる場合の例について説明した。これに限らず、冷却部は、タンク101よりも下流側に設けられてもよい。
図9は、第5実施形態に係る処理液供給系の構成を示す図である。図9に示すように、第5実施形態に係る処理液供給系70Dは、冷却部129Dを備える。冷却部129Dは、ポンプ121よりも下流側であって、ポンプ121とフィルタ122との間に設けられる。
ポンプ121は、たとえばベローズポンプであり、ベローズの摺動による発熱によってポンプ121を通過するIPAが加熱されるおそれがある。これに対し、第5実施形態に係る処理液供給系70Dによれば、ポンプ121よりも下流側に冷却部129Dを設けることで、加熱部126による加熱だけでなく、ポンプ121による加熱によるフィルタ122の除去性能の低下を抑制することができる。
なお、処理液供給系70Dは、冷却部129Dに加え、たとえば、第3実施形態に係る処理液供給系70Bのように、複数の分岐ライン1022に対応する複数の冷却部129をさらに備えていてもよい。また、処理液供給系70Dは、冷却部129Dに加え、たとえば、第4実施形態に係る処理液供給系70Cのように、複数の分岐ライン1022に共通の冷却部129Cをさらに備えていてもよい。
(第6実施形態)
処理液供給系は、フィルタ122を冷却する冷却部をさらに備えていてもよい。図10は、第6実施形態に係る処理液供給系の構成を示す図である。
図10に示すように、第6実施形態に係る処理液供給系70Eは、たとえば、分岐ライン1022ごとに設けられた複数の冷却部129に加え、フィルタ122を冷却するフィルタ冷却部174を備える。
ここで、フィルタ冷却部174の構成例について図11を参照して説明する。図11は、フィルタ冷却部174の構成例を示す図である。
図11に示すように、フィルタ冷却部174は、フィルタ122を収容する収容部174aを備える。収容部174aは、供給ポート174bおよび排出ポート174cを介して冷却用流体供給源220に接続される。冷却用流体供給源220は、冷却用流体、たとえば所定の温度に冷却された冷却用気体を収容部174aに供給する。
フィルタ冷却部174は、上記のように構成されており、冷却用流体供給源220から供給ポート174bを介して供給される冷却用流体を用いてフィルタ122を冷却する。フィルタ122の冷却に用いられた冷却用流体は、排出ポート174cを介して収容部174aから排出される。
また、フィルタ冷却部174の他の構成例について図12を参照して説明する。図12は、フィルタ冷却部の他の構成例を示す図である。なお、図12には、フィルタ122およびフィルタ冷却部174_1等を上方から見た模式図を示している。
図12に示すように、フィルタ冷却部174_1は、複数のフィン174_1aを含んで構成されてもよい。たとえば、フィルタ冷却部174_1が備える複数のフィン174_1aは、フィルタ122を固定する金属製の固定部175における、フィルタ122の取付面とは反対側の面に設けられてもよい。また、これに限らず、フィルタ冷却部174_1が備える複数のフィン174_1aは、フィルタ122の外周面に直接設けられてもよい。
このように、処理液供給系70Eは、フィルタ冷却部174(またはフィルタ冷却部174_1)を備えていてもよい。フィルタ冷却部174(またはフィルタ冷却部174_1)を用いてフィルタ122を直接冷却することにより、フィルタ122の目開きが熱膨張によって大きくなることをより確実に抑制することができる。したがって、IPAを加熱した場合にフィルタ122の除去性能が低下することをより確実に抑制することができる。
(変形例)
上述した各実施形態では、処理液供給系がタンク101を備える場合の例について説明したが、処理液供給系は、必ずしもタンク101を備えることを要しない。この場合の処理液供給系は、たとえば、循環ライン102,102Bに対して補充ライン105が直接接続された構成を有していてもよい。制御部18は、供給ライン104を介して処理ユニット16に供給されたIPAの量を流量計等によって測定する。そして、制御部18は、測定結果に応じた時間だけ開閉弁152を開くことによって、処理ユニット16に供給されたIPAの量と同等またはそれ以上の量のIPAを補充ライン105から循環ライン102に供給する。
また、上述した各実施形態では、処理液がIPAである場合の例について説明したが、処理液は、IPAに限定されない。たとえば、処理液は、IPA以外の有機溶剤、たとえばシンナー等であってもよいし、有機溶剤以外の薬液、たとえば、DHFやSC1等であってもよい。
上述してきたように、実施形態に係る基板処理装置(一例として、基板処理システム1)は、循環ライン102,102Bと、フィルタ122と、加熱部126と、供給ライン104と、冷却部129,129C,129Dとを備える。循環ライン102,102Bは、処理液(一例として、IPA)を循環させる。フィルタ122は、循環ライン102,102Bに設けられ、処理液から異物を除去する。加熱部126は、循環ライン102,102Bにおいてフィルタ122よりも下流側に設けられ、処理液を加熱する。供給ライン104は、フィルタ122および加熱部126よりも下流側において循環ライン102,102Bに接続され、処理液を基板(一例として、ウェハW)に供給する。冷却部129,129C,129Dは、循環ライン102,102Bにおいてフィルタ122、加熱部126および供給ライン104との接続点(一例として、第2接続点)よりも下流側に設けられ、処理液を冷却する。
このように、基板処理装置では、循環ライン102,102Bに冷却部129,129C,129Dを設けて、加熱部126によって加熱された処理液をフィルタ122に到達する前に冷却部129,129C,129Dにより冷却することとした。これにより、フィルタ122の目開きが熱膨張によって大きくなることが抑制されるため、処理液の加熱によるフィルタ122の除去性能の低下を抑制することができる。
また、基板処理装置は、貯留部(一例として、タンク101)をさらに備えていてもよい。貯留部は、循環ライン102,102Bにおいてフィルタ122、加熱部126および供給ライン104との接続点よりも下流側に設けられ、処理液を貯留する。この場合、冷却部129,129Cは、フィルタ122、加熱部126および供給ライン104との接続点よりも下流側、且つ、貯留部よりも上流側に設けられてもよい。
このように、貯留部よりも上流側に冷却部129,129C,129Dを設けることで、加熱された処理液が貯留部に貯留されることを抑制することができる。したがって、たとえば、貯留部からの放熱による周辺機器等への影響を抑えることができる。
また、基板処理装置は、複数の供給ライン104と、複数の冷却部129とを備えていてもよい。また、循環ライン102Bは、本ライン1021と、複数の分岐ライン1022とを備えていてもよい。本ライン1021は、貯留部およびフィルタ122が設けられる。複数の分岐ライン1022は、フィルタ122よりも下流側において本ライン1021から分岐するとともに貯留部よりも上流側において本ライン1021に合流し、中途部に供給ライン104との接続点が設けられる。この場合、複数の冷却部129の各々は、分岐ライン1022において供給ライン104との接続点(一例として、第2接続点127)よりも下流側に設けられてもよい。
このように、分岐ライン1022ごとに冷却部129を備えた構成とすることで、たとえば、各分岐ライン1022を流れる処理液を個別に冷却することができる。
また、基板処理装置は、複数の供給ライン104を備えていてもよい。また、循環ライン102Bは、本ライン1021と、複数の分岐ライン1022とを備えていてもよい。本ライン1021は、貯留部およびフィルタ122が設けられる。複数の分岐ライン1022は、フィルタ122よりも下流側において本ライン1021から分岐するとともに貯留部よりも上流側において本ライン1021に合流し、中途部に供給ライン104との接続点が設けられる。この場合、冷却部129Cは、複数の分岐ライン1022における供給ライン104との各接続点よりも下流側に設けられ、複数の分岐ライン1022を流れる処理液を冷却してもよい。
このように、処複数の分岐ライン1022に共通の冷却部129Cを備えた構成とすることで、処理液の加熱によるフィルタ122の除去性能の低下を比較的簡易な構成で抑制することができる。
また、基板処理装置は、ポンプ121をさらに備えていてもよい。ポンプ121は、循環ライン102Bにおいてフィルタ122、加熱部126および供給ライン104との接続点よりも下流側に設けられ、処理液の流れを形成する。この場合、冷却部129Dは、ポンプ121よりも下流側であって、ポンプ121とフィルタ122との間に設けられてもよい。
これにより、加熱部126による加熱だけでなく、ポンプ121による加熱によるフィルタ122の除去性能の低下を抑制することができる。
また、基板処理装置は、フィルタ122を冷却するフィルタ冷却部174,174_1をさらに備えていてもよい。
これにより、フィルタ122の目開きが熱膨張によって大きくなることをより確実に抑制することができる。したがって、処理液を加熱した場合にフィルタ122の除去性能が低下することをより確実に抑制することができる。
また、処理液は、有機溶剤(一例として、IPA)であってもよい。基板処理装置によれば、加熱によって処理液である有機溶剤に溶け込んだ異物を析出させることができるため、処理液の加熱によるフィルタ122の除去性能の低下を抑制することができる。
今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上記した実施形態は多様な形態で具現され得る。また、上記の実施形態は、添付の請求の範囲およびその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
W ウェハ
1 基板処理システム
16 処理ユニット
18 制御部
70 処理液供給系
101 タンク
102 循環ライン
103 戻りライン
104 供給ライン
105 補充ライン
121 ポンプ
122 フィルタ
123 第1接続点
124 流量計
125 流量調整部
126 加熱部
127 第2接続点
128 開閉弁
129 冷却部

Claims (8)

  1. 処理液を循環させる循環ラインと、
    前記循環ラインに設けられ、前記処理液から異物を除去するフィルタと、
    前記循環ラインにおいて前記フィルタよりも下流側に設けられ、前記処理液を加熱する加熱部と、
    前記フィルタおよび前記加熱部よりも下流側において前記循環ラインに接続され、前記処理液を基板に供給する供給ラインと、
    前記循環ラインにおいて前記フィルタ、前記加熱部および前記供給ラインとの接続点よりも下流側に設けられ、前記処理液を冷却する冷却部と
    を備える、基板処理装置。
  2. 前記循環ラインにおいて前記フィルタ、前記加熱部および前記接続点よりも下流側に設けられ、前記処理液を貯留する貯留部
    をさらに備え、
    前記冷却部は、
    前記フィルタ、前記加熱部および前記接続点よりも下流側、且つ、前記貯留部よりも上流側に設けられる、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 複数の前記供給ラインと、
    複数の前記冷却部と
    を備え、
    前記循環ラインは、
    前記貯留部および前記フィルタが設けられる本ラインと、
    前記フィルタよりも下流側において前記本ラインから分岐するとともに前記貯留部よりも上流側において前記本ラインに合流し、中途部に前記接続点が設けられる複数の分岐ライン
    を備え、
    複数の前記冷却部の各々は、
    前記分岐ラインにおいて前記接続点よりも下流側に設けられる、請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 複数の前記供給ライン
    を備え、
    前記循環ラインは、
    前記貯留部および前記フィルタが設けられる本ラインと、
    前記フィルタよりも下流側において前記本ラインから分岐するとともに前記貯留部よりも上流側において前記本ラインに合流し、中途部に前記接続点が設けられる複数の分岐ラインと
    を備え、
    前記冷却部は、
    前記複数の分岐ラインにおける各前記接続点よりも下流側に設けられ、前記複数の分岐ラインを流れる前記処理液を冷却する、請求項2に記載の基板処理装置。
  5. 前記循環ラインにおいて前記フィルタ、前記加熱部および前記接続点よりも下流側に設けられ、前記処理液の流れを形成するポンプ
    をさらに備え、
    前記冷却部は、
    前記ポンプよりも下流側であって、前記ポンプと前記フィルタとの間に設けられる、請求項1に記載の基板処理装置。
  6. 前記フィルタを冷却するフィルタ冷却部
    をさらに備える、請求項1〜5のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  7. 前記処理液は、有機溶剤である、請求項1〜6のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  8. 循環ラインを用いて処理液を循環させつつ、前記循環ラインに設けられたフィルタを用いて前記処理液から異物を除去し、前記循環ラインに設けられた加熱部を用いて前記処理液を加熱する循環工程と、
    前記循環工程において前記異物が除去され且つ加熱された前記処理液を供給ラインから取り出して基板に供給する供給工程と、
    前記循環工程において前記異物が除去され且つ加熱された前記処理液を当該処理液が前記フィルタに戻る前に冷却する冷却工程と
    を含む、基板処理方法。
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