JP2020046807A - 火災検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出対象の検出精度を維持又は向上することが可能となる、火災検出装置を提供する。【解決手段】火災検出装置1は、筐体の内部に位置し、第1検出対象の検出を行う第1検出空間61と、筐体の外部に位置し、第2検出対象の検出を行う第2検出空間62と、筐体の内部に位置し、第1検出対象を含む気体を筐体の外部から第1検出空間に流入させるための流入空間40と、第2検出対象を検出するために、一部が第2検出空間に収容されるように設けられた熱感知部110と、流入空間40に流入した気体が熱感知部と接触することを抑制可能となるように、熱感知部の周囲の少なくとも一部を覆うための第1カバー部150及び第2カバー部170と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、火災検出装置に関する。
従来、監視領域の火災を検出する感知器を対象として、熱及び煙を検出することが可能な技術が提案されている。この技術においては、煙検出素子及び熱検出素子を配置した基板を格納するベース部と、ベース部に結合された構造体と、構造体に結合された構造体キャップとを備えた感知器が構成されている。また、この感知器には、ベース部、構造体、及び構造体キャップによって囲繞された空間であって当該空間に挿通された煙検出素子によって煙が検出される空間(以下、「第1検出空間」と称する)と、第1検出空間よりも外側に位置し、且つベース部及び構造体キャップによって囲繞された空間であって第1検出空間に煙を含む気体を流入させる空間(以下、「流入空間」と称する)と、流入空間内に位置する空間であって当該空間に挿通された熱検出素子によって熱が検出される空間(以下、「第2検出空間」と称する)とが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−16869号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、上述したように、流入空間内に第2検出空間が位置するので、煙の如き第1検出対象を含む気体が第2検出空間に流入しやすいため、当該流入した気体によって熱の如き第2検出対象を正確に検出することが難しくなることから、第2検出対象の検出精度を維持又は向上する観点からは、改善の余地があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、検出対象の検出精度を維持又は向上することが可能となる、火災検出装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の火災検出装置は、監視領域の火災を検出するための火災検出装置であって、筐体と、前記筐体の内部に位置する第1検出空間であって、第1検出対象の検出を行う第1検出空間と、前記筐体の内部又は外部に位置する第2検出空間であって、第2検出対象の検出を行う第2検出空間と、前記筐体の内部に位置する流入空間であって、前記第1検出対象を含む気体を前記筐体の外部から前記第1検出空間に流入させるための流入空間と、前記第2検出対象を検出するための検出手段であって、当該検出手段の少なくとも一部が前記第2検出空間に収容されるように設けられた検出手段と、前記流入空間に流入した前記気体が前記検出手段と接触することを抑制可能となるように、前記検出手段の周囲の少なくとも一部を覆うためのカバー手段と、を備えた。
請求項2に記載の火災検出装置は、請求項1に記載の火災検出装置において、前記カバー手段を、前記検出手段を挿通可能な筒状体にて形成した。
請求項3に記載の火災検出装置は、請求項2に記載の火災検出装置において、前記カバー手段の内径のうち、前記検出手段の基端部側の内径を他の内径よりも大きくした。
請求項4に記載の火災検出装置は、請求項2又は3に記載の火災検出装置において、前記カバー手段の少なくとも一部の内径を、前記検出手段における前記カバー手段に挿通されている部分の外径と略同一とした。
請求項5に記載の火災検出装置は、請求項2から4のいずれか一項に記載の火災検出装置において、前記筐体の側部のうち前記第2検出空間と対向する対向側部には、前記検出手段を前記第2検出空間に挿通させるための挿通孔を設け、前記挿通孔を介して前記カバー手段における前記第2検出空間側の端部と前記対向側部とが嵌合可能となるように、前記挿通孔及び前記カバー手段を構成した。
請求項6に記載の火災検出装置は、請求項1から5のいずれか一項に記載の火災検出装置において、前記第1検出対象は、煙又は一酸化炭素であり、前記第2検出対象は、熱である。
請求項1に記載の火災検出装置によれば、筐体の内部に位置する第1検出空間と、筐体の内部又は外部に位置する第2検出空間と、筐体の内部に位置する流入空間であって、第1検出対象を含む気体を筐体の外部から第1検出空間に流入させるための流入空間と、第2検出対象を検出するための検出手段であって、当該検出手段の少なくとも一部が第2検出空間に収容されるように設けられた検出手段と、流入空間に流入した気体が検出手段と接触することを抑制可能となるように、検出手段の周囲の少なくとも一部を覆うためのカバー手段と、を備えたので、流入空間に流入した気体が検出手段と接触することを抑制でき、第2検出対象の検出精度を維持又は向上することができる。
請求項2に記載の火災検出装置によれば、カバー手段を、検出手段を挿通可能な筒状体にて形成したので、カバー手段を簡易に構成でき、カバー手段の製造性を向上できる。
請求項3に記載の火災検出装置によれば、カバー手段の内径のうち、検出手段の基端部側の内径を他の内径よりも大きくしたので、カバー手段への検出手段の挿通性を高めることができ、且つカバー手段のサイズのコンパクト化を図りやすくなる。
請求項4に記載の火災検出装置によれば、カバー手段の少なくとも一部の内径を、検出手段におけるカバー手段に挿通されている部分の外径と略同一としたので、流入空間に流入した気体が検出手段と接触することを抑制しやすくなり、第2検出対象の検出精度を維持しやすくなる。
請求項5に記載の火災検出装置によれば、筐体の側部のうち第2検出空間と対向する対向側部には、検出手段を第2検出空間に挿通させるための挿通孔を設け、挿通孔を介してカバー手段における第2検出空間側の端部と対向側部とが嵌合可能となるように、挿通孔及びカバー手段を構成したので、流入空間に流入した気体が第2検出空間側の端部から流入することを抑制でき、流入空間に流入した気体が検出手段と接触することを一層抑制しやすくなる。また、火災検出装置の組立時において、カバー手段の位置決めが容易となるため、組立作業を迅速且つ正確に行うことができる。
請求項6に記載の火災検出装置によれば、第1検出対象が煙又は一酸化炭素であり、第2検出対象が熱であるので、煙又は一酸化炭素を含む気体が検出手段と接触することを抑制でき、熱の検出精度を維持又は向上することが可能となる。
実施の形態に係る火災検出装置の取付状況を示す側面図である。 取付ベースを取り外した状態の火災検出装置を示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図である。 図2(b)のA−A矢視断面図である。 図2(b)のB−B矢視断面図である。 内カバーを示す斜視図である。 検出部カバーを示す斜視図である。
以下に、本発明に係る火災検出装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、監視領域の火災を検出するための火災検出装置に関するものである。
ここで、「火災検出装置」は、実施の形態では、複数の検出対象の検出結果に基づいて監視領域の火災を検出して報知する装置であり、例えば、熱学的且つ電気学的な火災感知器や火災警報器、熱学的且つ光学的な火災感知器や火災警報器、又は、熱学的、電気学的、且つ光学的な火災感知器や火災警報器等を含む概念である。また、「監視領域」とは、監視の対象となる領域であって、例えば、建物の内部の領域、建物の外部の領域等を含む概念である。また、「建物」とは、その具体的な構造や種類は任意であるが、例えば、戸建て住宅、アパートやマンションの如き集合住宅、オフィスビル、イベント施設、商業施設、及び公共施設等を含む概念である。また、「報知する」とは、例えば、所定情報を外部装置に向けて出力すること、所定情報を出力手段(表示手段又は音声出力手段)を介して表示又は音声出力すること等を含む概念である。以下、実施の形態では、「火災検出装置」が、熱学的且つ光学的な火災感知器」であり、「監視領域」が「オフィスビルの内部の領域」である場合について説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、実施の形態に係る火災検出装置の構成について説明する。図1は、実施の形態に係る火災検出装置の取付状況を示す側面図である。図2は、後述の取付ベースを取り外した状態の火災検出装置を示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図である。図3は、図2(b)のA−A矢視断面図である。図4は、図2(b)のB−B矢視断面図である。以下の説明では、図1のX方向を火災検出装置の左右方向(+X方向を火災検出装置の左方向、−X方向を火災検出装置の右方向)、図2のY方向を火災検出装置の前後方向(+Y方向を火災検出装置の前方向、−Y方向を火災検出装置の後方向)、図1のZ方向を火災検出装置の上下方向(+Z方向を火災検出装置の上方向、−Z方向を火災検出装置の下方向)と称する。
火災検出装置1は、図1に示すように、建物の屋内において建物の天井部の下面にある設置面2に設置されており、図1から図4に示すように、取付ベース10、外カバー20、内カバー30、流入空間40、防虫網50、第1検出空間61、第2検出空間62、検出部カバー70、検出部本体80、端子盤90、及び基板100を備えている。
(構成−取付ベース)
図1に戻り、取付ベース10は、設置面2に対して外カバー20を取り付けるための取付手段である。この取付ベース10は、例えば公知の火災検出装置用の取付ベース(一例として、樹脂製である略板状の取付ベース)等を用いて構成されており、図1に示すように、設置面2に対して固定具等によって固定されている。
(構成−外カバー)
外カバー20は、内カバー30、流入空間40、防虫網50、第1検出空間61、検出部カバー70、検出部本体80、端子盤90、及び基板100を覆うカバーである。この外カバー20は、例えば遮光性を有する樹脂材にて形成されており、図1から図3に示すように、外カバー本体21、天面部22、第1リブ部23、及び第2リブ部24を備えている。
このうち、外カバー本体21は、外カバー20の基本構造体である。この外カバー本体21は、例えば上面及び下面が開放された略中空円柱状体にて形成されており、図1に示すように、外カバー本体21の上端部が取付ベース10の下面と当接するように配置され、取付ベース10に対して嵌合構造(又は固定具)等によって固定されている。
また、天面部22は、流入空間40を区画するための区画手段である。この天面部22は、例えば略円形状の板状体にて形成されており、図1から図3に示すように、外カバー本体21よりも下方において略水平に設けられていると共に、第2検出空間62と対向するように設けられている。なお、この天面部22は、特許請求の範囲における「対向側部」に対応する。
また、第1リブ部23は、流入空間40を区画するための区画手段である。この第1リブ部23は、略板状体にて形成され、外カバー本体21と天面部22との相互間において垂直に設けられており、具体的には、図1、図3に示すように、外カバー20の中央付近から放射状に複数設けられ、外カバー本体21及び天面部22に対して接続されている。
また、第2リブ部24は、流入空間40を区画するための区画手段である。この第2リブ部24は、略板状体にて形成され、外カバー本体21と天面部22との相互間において垂直に設けられており、具体的には、図1、図3に示すように、隣接する第1リブ部23の内側端部同士の相互間に設けられ、外カバー本体21及び天面部22に対して接続されている。なお、外カバー20の構成の詳細については、後述する。
(構成−流入空間)
図1に戻り、流入空間40は、火災検出装置1の外部から第1検出対象(具体的には、煙)を含む気体を火災検出装置1の内部に流入させるための空間である。この流入空間40は、外カバー20の内部において複数形成されて、具体的には、図1、図3に示すように、外カバー20の内部空間のうち、天面部22、第1リブ部23、第2リブ部24、及び内カバー30によって囲繞された空間が流入空間40として形成されている。
(構成−内カバー)
内カバー30は、第1検出空間61、検出部カバー70、検出部本体80、及び基板100を覆うカバーであると共に、流入空間40を区画するための区画手段である。この内カバー30は、例えば、上面が開放された略中空円柱状体であり、遮光性を有する樹脂材にて形成されており、図3に示すように、外カバー20の内部において、内カバー30の下側側部が流入空間40を介して外カバー20の天面部22と対向するように設けられている。
また、図3に示すように、内カバー30の下側側部には、第1開口部30aが設けられている。第1開口部30aは、流入空間40に流入された気体を第1検出空間61に送るための開口であり、図3に示すように、内カバー30の下側側部のうち略中央部及びその近傍部分に設けられている。なお、内カバー30の構成の詳細については、後述する。また、上述した「外カバー20」及び「内カバー30」からなるものは、特許請求の範囲における「筐体」に対応する。
(構成−第1検出空間)
第1検出空間61は、第1検出対象の検出を行う空間であり、図3に示すように、内カバー30の内部に位置する空間のうち、検出部カバー70及び検出部本体80によって囲繞される空間が第1検出空間61として形成されている。
(構成−第2検出空間)
第2検出空間62は、第2検出対象(具体的には、熱)の検出を行う空間であり、図3に示すように、外カバー20の外部に位置する空間のうち、後述する挿通孔120の近傍に位置する空間が第2検出空間62として形成されている。
(構成−検出部カバー)
検出部カバー70は、第1検出空間61を区画するための区画手段であると共に、第1検出空間61に外乱光が入射することを抑制するための入射抑制手段である。この検出部カバー70は、上面が開放された略中空円柱状体であり、遮光性を有する樹脂材にて形成されている。また、この検出部カバー70は、図3に示すように、内カバー30の内部において、検出部カバー70の下側側部が第1開口部30a及び流入空間40を介して外カバー20の天面部22と対向するように配置され、検出部本体80に対して嵌合構造等によって固定されている。また、図3に示すように、検出部カバー70の下側側部には、第2開口部70aが形成されている。第2開口部70aは、第1開口部30aから送られた気体を第1検出空間61に流入するための開口であり、図3に示すように、検出部カバー70の下側側部のうち第1開口部30aと対応する部分に設けられている。
(構成−防虫網)
防虫網50は、火災検出装置1の外部にいる虫が第1検出空間61に侵入するのを防止するための網である。この防虫網50は、メッシュ状且つ円形状の網を用いて構成されており、図3に示すように検出部カバー70に取り付けられている。
(構成−検出部本体)
検出部本体80は、検出部カバー70を取り付けるための取付手段であり、第1検出空間61に外乱光が入射することを抑制するための入射抑制手段である。この検出部本体80は、例えば遮光性を有する樹脂材にて形成されており、図3に示すように、検出部カバー70の上面を覆うように配置されており、基板100に対して固定具等によって固定されている。また、この検出部本体80には、後述する第1発光部、後述する第2発光部、及び後述する受光部の各々を支持するための支持部(図示省略)がそれぞれ設けられている。さらに、この検出部本体80には、後述する第1発光部、後述する第2発光部、及び後述する受光部の各々と第1検出空間61との間の光路を形成するための光路孔(図示省略)がそれぞれ形成されている。
(構成−端子盤)
端子盤90は、内カバー30、検出部カバー70、検出部本体80、及び基板100を収容するための収容手段である。この端子盤90は、下面が開放された略中空円柱状であり、例えば遮光性を有する樹脂材にて形成されている。また、この端子盤90は、図3に示すように、内カバー30、検出部カバー70、検出部本体80、及び基板100を上方から覆うように設けられ、外カバー20に対して嵌合構造等によって固定されていると共に、且つ取付ベース10に対して取付部材91に形成された第1取付孔91aを介して固定具等によって固定されている。
(構成−基板)
基板100は、各種の電気回路(図示省略)が実装される実装手段である。この基板100は、例えば公知の平板状の回路基板等を用いて構成されており、図3に示すように、端子盤90の内部において、端子盤90の上端部及び下端部と間隔を隔てて略水平に配置され、端子盤90に対して端子盤90に形成された取付孔(図示省略)及び取付部材91に形成された第2取付孔91bを介して固定具によって固定されている。
また、基板100には、従来の火災検出装置1に用いられる公知の電子部品が実装されていることに加えて、図3、図4に示すように、第1発光部(図示省略)、第2発光部(図示省略)、受光部(図示省略)、熱感知部110、表示部(図示省略)、通信部(図示省略)、電源部(図示省略)、制御部(図示省略)、及び記憶部(図示省略)が実装されている。
(構成−基板−第1発光部、第2発光部、受光部)
このうち、第1発光部は、第1検出空間61に検出光(以下、「第1検出光」と称する)を照射する第1発光手段であり、例えば公知の発光素子(一例として赤外LED等)を用いて構成されている。また、第2発光部は、第1検出光とは波長が異なる検出光(以下、「第2検出光」と称する)を第1検出空間61に照射する第2発光手段であり、例えば公知の発光素子(一例として青色LED等)を用いて構成されている。また、受光部は、第1発光部から照射された第1検出光の煙による散乱光を受光し、当該受光した散乱光に応じた第1受光信号を出力すると共に、第2発光部から照射された第2検出光の煙に対する散乱光を受光し、当該受光した散乱光に応じた第2受光信号を出力する受光手段であり、例えば公知の受光素子(一例としてフォトダイオード等)を用いて構成されている。また、第1発光部、第2発光部、及び受光部の設置方法については任意であるが、実施の形態では、第1発光部又は第2発光部から照射された第1検出光又は第2検出光が検出部本体80の各種の光路孔を介して直接的に受光部されることを回避できるように設置している。例えば、第1発光部の光軸(以下、「第1発光側光軸」と称する)と受光部の光軸(以下、「受光側光軸」と称する)との角度が135°程度となる位置に、第1発光部及び受光部を設置する。また、第2発光部の光軸(以下、「第2発光側光軸」と称する)と受光側光軸との角度が90°程度となる位置に、第2発光部及び受光部を設置している。
(構成−基板−熱感知部)
また、熱感知部110は、第2検出対象を検出するための検出手段である。この熱感知部110は、例えば公知の熱感知素子(一例として、サーミスタ等)を用いて構成されており、図4に示すように、検出部本体80に設けられた挿通孔(図示省略)、後述する検出部カバー70の挿通孔161、後述する内カバー30の挿通孔141、及び後述する外カバー20の挿通孔120を介して熱感知部110の一部が第2検出空間62に挿通(収容)されるように配置されている。
(構成−基板−表示部、通信部、電源部)
また、表示部は、火災検出装置1の外部に向けて光(以下、「表示光」と称する)を照射することにより所定情報(例えば、火災の検出の有無を示す情報)を表示するための表示手段であり、例えば公知の表示手段(LED等)を用いて構成されている。また、この表示部の投光方法については任意であるが、例えば、検出部本体80に設けられた挿通孔(図示省略)、後述する検出部カバー70の挿通孔162、後述する内カバー30の挿通孔142、並びに後述する外カバー20の挿通孔120に挿通されたライトガイド(図示省略)を介して表示部からの表示光を火災検出装置1の外部に向けて誘導することにより投光すること等が該当する。また、通信部は、外部装置(例えば、受信機等)との間で通信する通信手段である。また、電源部は、商用電源又は電池(図示省略)から供給された電力を、火災検出装置1の各部に供給する電源手段である。
(構成−基板−制御部、記憶部)
また、制御部は、火災検出装置1を制御する制御手段である。この制御部は、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。また、記憶部は、火災検出装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。この記憶部は、書き換え可能な記録媒体を用いて構成され、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性記録媒体を用いることができる。
(構成−外カバーの構成の詳細)
図1に戻り、次に、外カバー20の構成の詳細について説明する。ただし、この外カバー20は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
実施の形態では、図1から図4に示すように、外カバー20の天面部22には、挿通孔120及びガード部130が設けられている。
(構成−外カバーの構成の詳細−挿通孔)
挿通孔120は、熱感知部110の一部を第2検出空間62に挿通させると共に、表示部からの表示光を火災検出装置1の外部に照射するための貫通孔である。
ここで、挿通孔120の具体的な形状及び大きさについては任意であるが、実施の形態では、挿通孔120の平面形状については、図2(b)に示すように、略楕円形状に設定している(あるいは、四角形状等の多角形状であってよい)。また、挿通孔120の径については、熱感知部110の一部のみを第2検出空間62に露出させることができ、且つ表示光を火災検出装置1の外部に照射することが可能な大きさに設定しており、例えば、熱感知部110の径とライトガイドの径とを加算した長さよりも長く設定している。
また、挿通孔120の形成方法については任意であるが、流入空間40と対向する部分に形成しており、具体的には、図2(b)に示すように、天面部22における右側部分に形成している。この場合には、例えば、熱感知部110及び表示部は、基板100の部分のうち挿通孔120と対応する部分又はその近傍に設置されてもよい。このような形成方法により、挿通孔120を天面部22の中央部に形成する場合に比べて、熱感知部110及び表示部の取付上の制約を受けにくいことから、熱感知部110及び表示部の取付性を維持できる。
このような挿通孔120により、挿通孔120を介して熱感知部110の一部が第2検出空間62に挿通させることができると共に、表示部からの表示光を挿通孔120を介して火災検出装置1の外部に向けて照射することができる。
(構成−外カバーの構成の詳細−ガード部)
ガード部130は、熱感知手段を保護するためのガード手段である。このガード部130は、図1から図4に示すように、熱感知部110における火災検出装置1の外部に露出する部分及び挿通孔120の周囲を覆うように設けられている。また、このガード部130は、複数の長尺なリブ131(以下、「ガード側リブ131」と称する)を組み合わせて構成されており、具体的には、図1から図4に示すように、複数のガード側リブ131の各々の長手方向が上下方向に略沿うように設けられている(図2(b)、図3では、若干傾斜して設けられている)と共に、相互に間隔を隔てて天面部22の下面に対して立設されている。
このような構成により、ガード部130によって挿通孔120が火災検出装置1の外部に露出することを抑制でき、ガード部130への気体の流入性を損なわずに、火災検出装置1の意匠性を維持できる。
(構成−内カバーの構成の詳細)
図3に戻り、次に、内カバー30の構成の詳細について説明する。図5は、内カバー30を示す斜視図である。ただし、この内カバー30は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
実施の形態では、図3から図5に示すように、内カバー30に、挿通孔141、挿通孔142、及び第1カバー部150が設けられている。
(構成−内カバーの構成の詳細−挿通孔)
挿通孔141は、熱感知部110の一部を第2検出空間62に挿通させるための貫通孔であり、挿通孔142は、表示部からの表示光を火災検出装置1の外部に照射するための貫通孔である。これら挿通孔141、142は、図4、図5に示すように、内カバー30の下側側部のうち、流入空間40と対向し且つ挿通孔120と対応する部分にそれぞれ設けられている。
(構成−内カバーの構成の詳細−第1カバー部)
第1カバー部150は、流入空間40に流入した気体が熱感知部110と接触することを抑制可能となるように、熱感知部110の周囲の少なくとも一部を覆うためのカバー手段である。この第1カバー部150は、図4、図5に示すように、内カバー30の外部において、内カバー30の下側側部から下方に向けて張り出すように設けられている。
また、この第1カバー部150の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、熱感知部110における流入空間40に位置する部分(以下、「第1部分」と称する)の周囲の少なくとも一部を囲繞するように構成されている。
具体的には、まず、第1カバー部150は、図4、図5に示すように、熱感知部110を挿通可能な筒状体(例えば、円筒状体、角筒状体等)に形成されており、第1カバー部150によって挿通孔120、挿通孔141、及び熱感知部110の第1部分の各々の外周全体が覆われるように配置されている。この場合において、第1カバー部150の内径については任意であるが、例えば、第1カバー部150の少なくとも一部の内径を、熱感知部110における第1カバー部150に挿通されている部分の外径(具体的には、第1部分におけるX−Y平面に沿った断面の外径)と略同一に設定することにより、流入空間40に流入した気体が熱感知部110と接触することを抑制してもよい(なお、後述する第2カバー部170の内径についても同様に設定されてもよい)。これにより、第1カバー部150を簡易に構成でき、第1カバー部150の製造性を向上できる。
また、第1カバー部150及び挿通孔120は、挿通孔120を介して第1カバー部150における第2検出空間62側の端部(図4では、第1カバー部150の下端部)と天面部22とが嵌合可能となるように構成されている。より具体的には、図4に示すように、第1カバー部150の上下方向の長さについては、流入空間40の上下方向の長さと略同一に設定している。また、第1カバー部150の下端部又は天面部22における挿通孔120の近傍部分のいずれか一方に嵌合部(図示省略)が設けられ、且つ、第1カバー部150の下端部又は天面部22における挿通孔120の近傍部分のいずれか他方に被嵌合部(図示省略)が設けられており、これら被嵌合部が嵌合部によって嵌め合わされるように、第1カバー部150は配置されている。これにより、流入空間40に流入した気体が第2検出空間62側の端部から流入することを抑制でき、流入空間40に流入した気体が熱感知部110と接触することを抑制しやすくなる。また、火災検出装置1の組立時において、第1カバー部150の位置決めが容易となるため、組立作業を迅速且つ正確に行うことができる。
このような第1カバー部150の構成により、流入空間40に流入した気体が熱感知部110と接触することを抑制でき、第2検出対象の検出精度を維持又は向上することができる。特に、第1検出対象が煙であり、第2検出対象が熱であるので、煙を含む気体が熱感知部110と接触することを抑制でき、熱の検出精度を維持又は向上することが可能となる。
(構成−検出部カバーの構成の詳細)
図4に戻り、次に、検出部カバー70の構成の詳細について説明する。図6は、検出部カバー70を示す斜視図である。ただし、この検出部カバー70は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
実施の形態では、図4、図6に示すように、検出部カバー70に、挿通孔161、挿通孔162、及び第2カバー部170が設けられている。
(構成−検出部カバーの構成の詳細−挿通孔)
挿通孔161は、熱感知部110の一部を第2検出空間62に挿通させるための貫通孔であり、図4、図6に示すように、検出部カバー70の下側側部のうち、挿通孔141と対応する部分に設けられている。また、挿通孔162は、表示部からの表示光を火災検出装置1の外部に照射するための貫通孔であり、図6に示すように、検出部カバー70の下側側部のうち、挿通孔142と対応する部分に設けられている。
(構成−検出部カバーの構成の詳細−第2カバー部)
第2カバー部170は、流入空間40に流入した気体が熱感知部110と接触することを抑制可能となるように、熱感知部110の周囲の少なくとも一部を覆うためのカバー手段である。この第2カバー部170は、図4、図6に示すように、第2カバー部170の外部において、第2カバー部170の下側側部から下方に向けて張り出すように設けられている。
また、この第2カバー部170の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、熱感知部110における内カバー30の内部(具体的には、内カバー30の内部のうち第1検出空間61以外の部分)に位置する部分(以下、「第2部分」と称する。)の周囲の少なくとも一部を囲繞するように構成されている。
具体的には、まず、第2カバー部170は、図4、図6に示すように、熱感知部110を挿通可能な筒状体(例えば、円筒状体、角筒状体等)に形成されており、第2カバー部170によって挿通孔141、挿通孔161、及び熱感知部110の第2部分の各々の外周全体が覆われるように配置されている。この場合において、第2カバー部170の内径については任意であるが、例えば、図4に示すように、第2カバー部170の内径のうち、熱感知部110の基端部側の内径(図4では、第2カバー部170の上方側の内径)を他の内径よりも大きく設定することにより、第2カバー部170への熱感知部110の挿通性を高めることができ、且つ第2カバー部170のサイズのコンパクト化を図りやすくしてもよい。これにより、第2カバー部170を簡易に構成でき、第2カバー部170の製造性を向上できる。
また、第2カバー部170は、第1カバー部150に対して嵌合可能となるように構成されている。より具体的には、図4、図6に示すように、第2カバー部170の上下方向の長さについては、内カバー30の上下方向の長さよりも若干短く(又は略同一)に設定している。また、第1カバー部150の上端部又は第2カバー部170の下端部のいずれか一方に嵌合部(図示省略)が設けられ、且つ、第1カバー部150の上端部又は第2カバー部170の下端部のいずれか他方に被嵌合部(図示省略)が設けられており、これら被嵌合部が嵌合部によって嵌め合わされるように、第2カバー部170は配置されている。これにより、流入空間40に流入した気体が第1カバー部150と第2カバー部170との境界部に流入することを抑制でき、流入空間40に流入した気体が熱感知部110と接触することを抑制しやすくなる。また、火災検出装置1の組立時において、第2カバー部170の位置決めが容易となるため、組立作業を迅速且つ正確に行うことができる。
このような第2カバー部170の構成により、流入空間40に流入した気体が熱感知部110と接触することを抑制でき、第2検出対象の検出精度を維持又は向上することができる。
なお、これら第1カバー部150及び第2カバー部170の形成方法については任意であるが、実施の形態では、図4から図6に示すように、第1カバー部150と第2カバー部170とを別体に形成している。ただし、これに限らず、例えば、遮光性を有する樹脂材を射出成形することにより、第1カバー部150と、第2カバー部170と、検出部カバー70(又は内カバー30)とを一体に形成してもよい。
(火災検出装置の作用について)
次に、このように構成された火災検出装置1の作用について説明する。
すなわち、例えば、火災検出装置1が設置面2に取り付けられた状態において、火災検出装置1の外部にある気体が流入空間40に流入すると、第1カバー部150によって当該流入した気体が熱感知部110(具体的には、第1部分)と接触することが阻害される。よって、流入空間40に流入した気体が熱感知部110と接触することを抑制できる。
また、火災検出装置1の外部にある気体が流入空間40に流入した後に第1開口部30aを介して内カバー30の内部に流入すると、第2カバー部170によって当該流入した気体が熱感知部110(具体的には、第2部分)と接触することが阻害される。よって、流入空間40に流入した気体が熱感知部110と接触することを抑制できる。
(実施の形態の効果)
このように実施の形態によれば、筐体の内部に位置する第1検出空間61と、筐体の外部に位置する第2検出空間62と、筐体の内部に位置する流入空間40であって、第1検出対象を含む気体を筐体の外部から第1検出空間61に流入させるための流入空間40と、第2検出対象を検出するための熱感知部110であって、当該熱感知部110の少なくとも一部が第2検出空間62に収容されるように設けられた熱感知部110と、流入空間40に流入した気体が熱感知部110と接触することを抑制可能となるように、熱感知部110の周囲の少なくとも一部を覆うための第1カバー部150及び第2カバー部170と、を備えたので、流入空間40に流入した気体が熱感知部110と接触することを抑制でき、第2検出対象の検出精度を維持又は向上することができる。
また、第1カバー部150及び第2カバー部170を、熱感知部110を挿通可能な筒状体にて形成したので、第1カバー部150及び第2カバー部170を簡易に構成でき、第1カバー部150及び第2カバー部170の製造性を向上できる。
また、第2カバー部170の内径のうち、熱感知部110の基端部側の内径を他の内径よりも大きくしたので、第2カバー部170への熱感知部110の挿通性を高めることができ、且つ第2カバー部170のサイズのコンパクト化を図りやすくなる。
また、第1カバー部150の少なくとも一部の内径を、熱感知部110における第1カバー部150に挿通されている部分の外径(具体的には、第1部分におけるX−Y平面に沿った断面の外径)と略同一としたので、流入空間40に流入した気体が熱感知部110と接触することを抑制しやすくなり、第2検出対象の検出精度を維持しやすくなる。
また、筐体の側部のうち第2検出空間62と対向する天面部22には、熱感知部110を第2検出空間62に挿通させるための挿通孔120を設け、挿通孔120を介して第1カバー部150における第2検出空間62側の端部と天面部22とが嵌合可能となるように、挿通孔120及び第1カバー部150を構成したので、流入空間40に流入した気体が第2検出空間62側の端部から流入することを抑制でき、流入空間40に流入した気体が熱感知部110と接触することを一層抑制しやすくなる。また、火災検出装置1の組立時において、第1カバー部150の位置決めが容易となるため、組立作業を迅速且つ正確に行うことができる。
また、第1検出対象が煙であり、第2検出対象が熱であるので、煙を含む気体が熱感知部110と接触することを抑制でき、熱の検出精度を維持又は向上することが可能となる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(第1検出対象、第2検出対象について)
上記実施の形態では、第1検出対象が、煙であると説明したが、これに限らない。例えば、一酸化炭素であってもよい。この場合には、筐体の内部に、第1発光部、第2発光部、及び受光部に代えて、一酸化炭素を検出する一酸化炭素検出手段が設けられる。また、煙及び一酸化炭素であってもよい。この場合には、筐体の内部に、第1発光部、第2発光部、及び受光部に加えて、一酸化炭素検出手段が設けられる。
また、上記実施の形態では、第2検出対象が熱であると説明したが、これに限らない。例えば、煙又は一酸化炭素であってもよい。この場合には、第2検出空間62に第1発光部、第2発光部、及び受光部や、あるいは、一酸化炭素検出手段が設けられる。
(火災検出装置について)
上記実施の形態では、火災検出装置1が内カバー30を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、内カバー30を省略してよい。この場合には、外カバー20の内部に第1カバー部150及び第2カバー部170が設けられてもよい。
(熱感知部について)
上記実施の形態では、第2検出空間62に熱感知部110の一部のみが収容されていると説明したが、これに限らず、例えば、熱感知部110全体が収容されてもよい。
(第2検出空間について)
上記実施の形態では、第2検出空間62が筐体の外部に設けられていると説明したが、これに限らず、例えば、筐体の内部に設けられてもよい。
(第1カバー部、第2カバー部について)
上記実施の形態では、第2カバー部170の内径のうち、熱感知部110の基端部側の内径を他の内径よりも大きく設定していると説明したが、これに限らず、例えば、熱感知部110の内径を均一に設定してもよい。
また、上記実施の形態では、第1カバー部150が、挿通孔120、挿通孔141、及び熱感知部110の第1部分の各々の外周全体を覆うように構成されていると説明したが、これに限らず、当該外周の一部のみを覆うように構成されてもよい。また、上記実施の形態では、第2カバー部170が、挿通孔141、挿通孔161、及び熱感知部110の第2部分の各々の外周全体を覆うように構成されていると説明したが、これに限らず、当該外周の一部のみを覆うように構成されてもよい。
また、上記実施の形態では、第1カバー部150及び挿通孔120は、挿通孔120を介して第1カバー部150における第2検出空間62側の端部と天面部22とが嵌合可能となるように構成されていると説明したが、これに限らず、例えば、挿通孔120を介して第1カバー部150における第2検出空間62側の端部と天面部22とが嵌合できないように構成されてもよい。また、上記実施の形態では、第2カバー部170は、第1カバー部150に対して嵌合可能となるように構成されていると説明したが、これに限らず、例えば、第2カバー部170に対して嵌合できないように構成されてもよい。
(付記)
付記1の火災検出装置は、監視領域の火災を検出するための火災検出装置であって、筐体と、前記筐体の内部に位置する第1検出空間であって、第1検出対象の検出を行う第1検出空間と、前記筐体の内部又は外部に位置する第2検出空間であって、第2検出対象の検出を行う第2検出空間と、前記筐体の内部に位置する流入空間であって、前記第1検出対象を含む気体を前記筐体の外部から前記第1検出空間に流入させるための流入空間と、前記第2検出対象を検出するための検出手段であって、当該検出手段の少なくとも一部が前記第2検出空間に収容されるように設けられた検出手段と、前記流入空間に流入した前記気体が前記検出手段と接触することを抑制可能となるように、前記検出手段の周囲の少なくとも一部を覆うためのカバー手段と、を備えた。
また、付記2の火災検出装置は、付記1に記載の火災検出装置において、前記カバー手段を、前記検出手段を挿通可能な筒状体にて形成した。
また、付記3の火災検出装置は、付記2に記載の火災検出装置において、前記カバー手段の内径のうち、前記検出手段の基端部側の内径を他の内径よりも大きくした。
また、付記4の火災検出装置は、付記2又は3に記載の火災検出装置において、前記カバー手段の少なくとも一部の内径を、前記検出手段における前記カバー手段に挿通されている部分の外径と略同一とした。
また、付記5の火災検出装置は、付記2から4のいずれか一項に記載の火災検出装置において、前記筐体の側部のうち前記第2検出空間と対向する対向側部には、前記検出手段を前記第2検出空間に挿通させるための挿通孔を設け、前記挿通孔を介して前記カバー手段における前記第2検出空間側の端部と前記対向側部とが嵌合可能となるように、前記挿通孔及び前記カバー手段を構成した。
また、付記6の火災検出装置は、付記1から5のいずれか一項に記載の火災検出装置において、前記第1検出対象は、煙又は一酸化炭素であり、前記第2検出対象は、熱である。
(付記の効果)
付記1に記載の火災検出装置によれば、筐体の内部に位置する第1検出空間と、筐体の内部又は外部に位置する第2検出空間と、筐体の内部に位置する流入空間であって、第1検出対象を含む気体を筐体の外部から第1検出空間に流入させるための流入空間と、第2検出対象を検出するための検出手段であって、当該検出手段の少なくとも一部が第2検出空間に収容されるように設けられた検出手段と、流入空間に流入した気体が検出手段と接触することを抑制可能となるように、検出手段の周囲の少なくとも一部を覆うためのカバー手段と、を備えたので、流入空間に流入した気体が検出手段と接触することを抑制でき、第2検出対象の検出精度を維持又は向上することができる。
付記2に記載の火災検出装置によれば、カバー手段を、検出手段を挿通可能な筒状体にて形成したので、カバー手段を簡易に構成でき、カバー手段の製造性を向上できる。
付記3に記載の火災検出装置によれば、カバー手段の内径のうち、検出手段の基端部側の内径を他の内径よりも大きくしたので、カバー手段への検出手段の挿通性を高めることができ、且つカバー手段のサイズのコンパクト化を図りやすくなる。
付記4に記載の火災検出装置によれば、カバー手段の少なくとも一部の内径を、検出手段におけるカバー手段に挿通されている部分の外径と略同一としたので、流入空間に流入した気体が検出手段と接触することを抑制しやすくなり、第2検出対象の検出精度を維持しやすくなる。
付記5に記載の火災検出装置によれば、筐体の側部のうち第2検出空間と対向する対向側部には、検出手段を第2検出空間に挿通させるための挿通孔を設け、挿通孔を介してカバー手段における第2検出空間側の端部と対向側部とが嵌合可能となるように、挿通孔及びカバー手段を構成したので、流入空間に流入した気体が第2検出空間側の端部から流入することを抑制でき、流入空間に流入した気体が検出手段と接触することを一層抑制しやすくなる。また、火災検出装置の組立時において、カバー手段の位置決めが容易となるため、組立作業を迅速且つ正確に行うことができる。
付記6に記載の火災検出装置によれば、第1検出対象が煙又は一酸化炭素であり、第2検出対象が熱であるので、煙又は一酸化炭素を含む気体が検出手段と接触することを抑制でき、熱の検出精度を維持又は向上することが可能となる。
1 火災検出装置
2 設置面
10 取付ベース
20 外カバー
21 外カバー本体
22 天面部
23 第1リブ部
24 第2リブ部
30 内カバー
30a 第1開口部
40 流入空間
50 防虫網
61 第1検出空間
62 第2検出空間
70 検出部カバー
70a 第2開口部
80 検出部本体
90 端子盤
91 取付部材
91a 第1取付孔
91b 第2取付孔
100 基板
110 熱感知部
120 挿通孔
130 ガード部
131 ガード側リブ
141 挿通孔
142 挿通孔
150 第1カバー部
161 挿通孔
162 挿通孔
170 第2カバー部

Claims (6)

  1. 監視領域の火災を検出するための火災検出装置であって、
    筐体と、
    前記筐体の内部に位置する第1検出空間であって、第1検出対象の検出を行う第1検出空間と、
    前記筐体の内部又は外部に位置する第2検出空間であって、第2検出対象の検出を行う第2検出空間と、
    前記筐体の内部に位置する流入空間であって、前記第1検出対象を含む気体を前記筐体の外部から前記第1検出空間に流入させるための流入空間と、
    前記第2検出対象を検出するための検出手段であって、当該検出手段の少なくとも一部が前記第2検出空間に収容されるように設けられた検出手段と、
    前記流入空間に流入した前記気体が前記検出手段と接触することを抑制可能となるように、前記検出手段の周囲の少なくとも一部を覆うためのカバー手段と、
    を備えた火災検出装置。
  2. 前記カバー手段を、前記検出手段を挿通可能な筒状体にて形成した、
    請求項1に記載の火災検出装置。
  3. 前記カバー手段の内径のうち、前記検出手段の基端部側の内径を他の内径よりも大きくした、
    請求項2に記載の火災検出装置。
  4. 前記カバー手段の少なくとも一部の内径を、前記検出手段における前記カバー手段に挿通されている部分の外径と略同一とした、
    請求項2又は3に記載の火災検出装置。
  5. 前記筐体の側部のうち前記第2検出空間と対向する対向側部には、前記検出手段を前記第2検出空間に挿通させるための挿通孔を設け、
    前記挿通孔を介して前記カバー手段における前記第2検出空間側の端部と前記対向側部とが嵌合可能となるように、前記挿通孔及び前記カバー手段を構成した、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の火災検出装置。
  6. 前記第1検出対象は、煙又は一酸化炭素であり、
    前記第2検出対象は、熱である、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の火災検出装置。
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