JP2020016977A - 火災検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】火災検出装置の使用性を向上させることが可能となる、火災検出装置を提供する。【解決手段】設置対象物の設置面に取り付けられる火災検出装置1であって、監視領域の火災を検出する。火災検出装置は、電子部品を収容するための筐体として機能する外カバー20と、内カバーと、下面が開放された略中空円柱状の端子盤90とを備える。端子盤90の側部のうち、設置面側の側部である設置面側側部96の少なくとも一部を、非水平状に形成した。【選択図】図2

Description

本発明は、火災検出装置に関する。
従来、監視領域の火災を検出する感知器と電源線や信号線とを電気的に接続するための技術の一つとして、感知器の筐体を構成する感知器ベースの側部のうち感知器が取り付けられる設置面(具体的には、天井面)側にある平坦状の側部に設けられた接続端子であって、回路基板と電気的に接続された接続端子を、設置面に設けられた電源線(又は信号線)に接続する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−228190号公報
ここで、設置面において結露が発生した際には、設置面に付いた水滴が感知器ベースの設置面側の側部に滴り落ちることが想定される。しかしながら、上記従来の技術においては、上述したように、感知器ベースの設置面側の側部が平坦状に形成されているので、上記滴り落ちた水滴が感知器ベースの設置面側の側部に溜まりやすくなることから、例えば、当該溜まった水滴によって接続端子が短絡してしまうおそれがあった。よって、感知器の如き火災検出装置の使用性の観点からは改善の余地があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、火災検出装置の使用性を向上させることが可能となる、火災検出装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の火災検出装置は、設置対象物の設置面に取り付けられる火災検出装置であり、監視領域の火災を検出するための火災検出装置であって、電子部品を収容するための筐体を備え、前記筐体の側部のうち前記設置面側の側部である設置面側側部の少なくとも一部を、非水平状に形成した。
請求項2に記載の火災検出装置は、請求項1に記載の火災検出装置において、前記設置面側側部の側面のうち前記設置面側の側面に設けられた接続端子部であって、前記電子部品と外部配線とを電気的に接続するための接続端子部を備え、前記設置面側側部の部分のうち前記接続端子部の近傍部分を、非水平状に形成した。
請求項3に記載の火災検出装置は、請求項2に記載の火災検出装置において、前記設置面側側部の側面のうち前記設置面側の側面に設けられた流入防止手段であって、当該設置面の側面上にある水滴が前記接続端子部に流れ込むことを防止するための流入防止手段を備えた。
請求項4に記載の火災検出装置は、請求項1から3のいずれか一項に記載の火災検出装置において、前記筐体の内部に設けられた基板であって、前記電子部品を実装する基板を備え、前記設置面側側部の部分のうち前記基板に対応する部分以外の部分を、非水平状に形成した。
請求項5に記載の火災検出装置は、請求項1から4のいずれか一項に記載の火災検出装置において、前記設置面側側部の側面のうち前記設置面側の側面に貼着された銘板シールを備え、前記設置面側側部の部分のうち前記銘板シールの近傍部分を、非水平状に形成した。
請求項6に記載の火災検出装置は、請求項1から5のいずれか一項に記載の火災検出装置において、前記設置面側側部のうち非水平状となる部分が前記設置面側側部の外側に向かうにつれて前記設置面から離れるように、当該非水平状となる部分を形成した。
請求項7に記載の火災検出装置は、請求項6に記載の火災検出装置において、前記非水平状となる部分の一部の傾斜角度と、前記非水平状となる部分の他の一部の傾斜角度とを異ならせた。
請求項8に記載の火災検出装置は、請求項7に記載の火災検出装置において、前記非水平状となる部分の一部であって傾斜状の部分と、前記非水平状となる部分の他の一部であって傾斜状の部分とを連続状に形成した。
請求項9に記載の火災検出装置は、請求項8に記載の火災検出装置において、前記非水平状となる部分の一部であって傾斜状の部分と前記非水平状となる部分の他の一部であって傾斜状の部分との境界部分を、アール状に形成した。
請求項10に記載の火災検出装置は、請求項6から9のいずれか一項に記載の火災検出装置において、前記非水平状となる部分が複数の方向に傾斜するように、前記非水平状となる部分を形成した。
請求項1に記載の火災検出装置によれば、電子部品を収容するための筐体の設置面側側部の少なくとも一部を、非水平状に形成したので、設置面において結露が発生した場合に、設置面に付いた水滴が設置面側側部に滴り落ちたとしても、設置面側側部全体が水平状である場合に比べて、設置面側側部の少なくとも一部に水滴が溜まることを抑制できる。よって、例えば、電子部品又はその周辺部品(一例として、配線、端子等)が水滴による被害を受けることを回避でき、火災検出装置の使用性を向上できる。
請求項2に記載の火災検出装置によれば、設置面側側部の部分のうち接続端子部の近傍部分を、非水平状に形成したので、接続端子部又はその近傍に水滴が溜まることを抑制でき、水滴によって接続端子部が短絡することを回避できる。
請求項3に記載の火災検出装置によれば、設置面側側部の側面のうち設置面側の側面に設けられた流入防止手段であって、当該設置面の側面上にある水滴が接続端子部に流れ込むことを防止するための流入防止手段を備えたので、流入防止手段によって設置面側側部の側面のうち設置面側の側面上にある水滴が接続端子部に流れ込むことを防止でき、水滴によって接続端子部が短絡することを一層回避できる。
請求項4に記載の火災検出装置によれば、設置面側側部の部分のうち基板に対応する部分以外の部分を、非水平状に形成したので、上記基板に対応する部分以外の部分に水滴が溜まることを抑制しながら、筐体の内部において基板に実装された電子部品を収容するスペースを確実に確保でき、排水性を有しながら電子部品の収容性を維持することが可能となる。
請求項5に記載の火災検出装置によれば、設置面側側部の部分のうち銘板シールの近傍部分を、非水平状に形成したので、銘板シール上に溜まった水滴を効率良く排水することができ、接続端子部が短絡することをさらに一層回避できる。また、設置面側側部の部分のうち銘板シールと対応する部分の一部を非水平状に形成する場合に比べて、水滴による銘板シールの剥離の発生を抑制することができ、銘板シールの貼着性を維持しやすくなる。
請求項6に記載の火災検出装置によれば、設置面側側部のうち非水平状となる部分が設置面側側部の外側に向かうにつれて設置面から離れるように、当該非水平状となる部分を形成したので、設置面側側部に水滴が溜まることを抑制しながら、筐体の内部の内側部分において電子部品を収容するスペースを確保しやすくなることから、排水性を有しながら電子部品の収容性を維持しやすくなる。
請求項7に記載の火災検出装置によれば、非水平状となる部分の一部の傾斜角度と、非水平状となる部分の他の一部の傾斜角度とを異ならせたので、これら傾斜角度の大きさに応じて非水平状となる部分を流れる水滴に作用する表面張力の影響の度合いを変えることができ、設置状況に応じた排水を行うことが可能となる。
請求項8に記載の火災検出装置によれば、非水平状となる部分の一部であって傾斜状の部分と、非水平状となる部分の他の一部であって傾斜状の部分とを連続状に形成したので、これらの傾斜状の部分を非連続状に形成した場合に比べて、非水平状となる部分に水滴が溜まることを抑制でき、水滴によって接続端子部が短絡することを一層回避できる。
請求項9に記載の火災検出装置によれば、非水平状となる部分の一部であって傾斜状の部分と非水平状となる部分の他の一部であって傾斜状の部分との境界部分を、アール状に形成したので、境界部分を角状に形成した場合に比べて、境界部分を流れる水滴に作用する表面張力の影響を低減でき、非水平状となる部分に水滴が溜まることを一層抑制できる。
請求項10に記載の火災検出装置によれば、非水平状となる部分が複数の方向に傾斜するように、非水平状となる部分を形成したので、非水平状となる部分に溜まった水を複数の方向に向けて分散して排水することができ、排水量を高めることができる。
実施の形態に係る火災検出装置の取付状況を示す側面図である。 取付ベースを取り外した状態の火災検出装置を示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図である。 図2(b)のA−A矢視断面図である。 図2(a)のB−B矢視断面図である。 図4の非水平部分の領域の拡大図である。 端子盤の変形例を示す図であって、図5に対応する領域を示す図である。
以下に、本発明に係る火災検出装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、設置対象物の設置面に取り付けられる火災検出装置であり、監視領域の火災を検出するための火災検出装置に関するものである。
ここで、「火災検出装置」は、実施の形態では、監視領域の火災を光学的に検出して報知する装置であり、例えば、光学的な火災感知器や火災警報器等を含む概念である。また、「設置対象物」とは、火災検出装置が設置される対象物であり、例えば、建物の天井部や壁部等を含む概念です。また、「建物」とは、その具体的な構造や種類は任意であるが、例えば、戸建て住宅、アパートやマンションの如き集合住宅、オフィスビル、イベント施設、商業施設、及び公共施設等を含む概念である。また、「監視領域」とは、監視の対象となる領域であって、例えば、建物の内部の領域、建物の外部の領域等を含む概念である。また、「報知する」とは、例えば、所定情報を外部装置に向けて出力すること、所定情報を出力手段(表示手段又は音声出力手段)を介して表示又は音声出力すること等を含む概念である。以下、実施の形態では、「火災検出装置」が、「光学的な火災感知器」であり、「設置対象物」が「オフィスビルの天井部」であり、「監視領域」が「オフィスビルの内部の領域」である場合について説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、実施の形態に係る火災検出装置の構成について説明する。図1は、実施の形態に係る火災検出装置の取付状況を示す側面図である。図2は、後述の取付ベースを取り外した状態の火災検出装置を示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図である。図3は、図2(b)のA−A矢視断面図である。以下の説明では、図1のX方向を火災検出装置の左右方向(+X方向を火災検出装置の左方向、−X方向を火災検出装置の右方向)、図2のY方向を火災検出装置の前後方向(+Y方向を火災検出装置の前方向、−Y方向を火災検出装置の後方向)、図1のZ方向を火災検出装置の上下方向(+Z方向を火災検出装置の上方向、−Z方向を火災検出装置の下方向)と称する。なお、図2(a)では、後述する基板を点線で示す。
火災検出装置1は、気体に含まれている被検出物質(例えば、煙等)を検出して報知する装置である。この火災検出装置1は、図1に示すように、建物の屋内において建物の天井部の下面にある設置面2に設置されており、図1から図3に示すように、取付ベース10、外カバー20、内カバー30、流入空間40、防虫網50、検出空間60、検出部カバー70、検出部本体80、端子盤90、及び基板100を備えている。
(構成−取付ベース)
図1に戻り、取付ベース10は、設置面2に対して外カバー20を取り付けるための取付手段である。この取付ベース10は、例えば公知の火災検出装置用の取付ベース(一例として、樹脂製である略板状の取付ベース)等を用いて構成されており、図1に示すように、設置面2に対して固定具等によって固定されている。
(構成−外カバー)
外カバー20は、内カバー30、流入空間40、防虫網50、検出空間60、検出部カバー70、検出部本体80、端子盤90、及び基板100を覆うカバーである。この外カバー20は、例えば遮光性を有する樹脂材にて形成されており、図1から図3に示すように、外カバー本体21、天面部22、第1リブ部23、及び第2リブ部24を備えている。
このうち、外カバー本体21は、外カバー20の基本構造体である。この外カバー本体21は、例えば上面及び下面が開放された略中空円柱状体にて形成されており、図1に示すように、外カバー本体21の上端部が取付ベース10の下面と当接するように配置され、取付ベース10に対して嵌合構造(又は固定具)等によって固定されている。
また、天面部22は、流入空間40を区画するための区画手段である。この天面部22は、例えば略円形状の板状体にて形成されており、図1から図3に示すように、外カバー本体21よりも下方において略水平に設けられている。また、図2(b)に示すように、この天面部22には、表示孔22aが設けられている。この表示孔22aは、後述する表示部から照射された光を図2(a)のライトガイド104a及び表示孔22aを介して火災検出装置1の外部に導光するための貫通孔である。
また、第1リブ部23は、流入空間40を区画するための区画手段である。この第1リブ部23は、略板状体にて形成され、外カバー本体21と天面部22との相互間において垂直に設けられており、具体的には、図1、図3に示すように、外カバー20の中央付近から放射状に複数設けられ、外カバー本体21及び天面部22に対して接続されている。
また、第2リブ部24は、流入空間40を区画するための区画手段である。この第2リブ部24は、略板状体にて形成され、外カバー本体21と天面部22との相互間において垂直に設けられており、具体的には、図1、図3に示すように、隣接する第1リブ部23の内側端部同士の相互間に設けられ、外カバー本体21及び天面部22に対して接続されている。
(構成−流入空間)
図1に戻り、流入空間40は、火災検出装置1の外部の気体が火災検出装置1の内部に流入させるための空間である。この流入空間40は、外カバー20の内部において複数形成されて、具体的には、図1、図3に示すように、外カバー20の内部空間のうち、天面部22、第1リブ部23、第2リブ部24、及び内カバー30によって囲繞された空間が流入空間40として形成されている。
(構成−内カバー)
内カバー30は、検出空間60、検出部カバー70、検出部本体80、及び基板100を覆うカバーであると共に、流入空間40を区画するための区画手段である。この内カバー30は、例えば、上面が開放された略中空円柱状体であり、遮光性を有する樹脂材にて形成されており、図3に示すように、外カバー20の内部において、内カバー30の下側側部が流入空間40を介して外カバー20の天面部22と対向するように設けられている。また、図3に示すように、内カバー30の下側側部には、第1開口部30aが形成されている。第1開口部30aは、流入空間40に流入された気体を検出空間60に送るための開口部であり、図3に示すように、内カバー30の下側側部のうち略中央部及びその近傍部分に設けられている。
(構成−検出空間)
検出空間60は、被検出物質を検出するための空間であり、図3に示すように、内カバー30の内部空間のうち、検出部カバー70及び検出部本体80によって囲繞される空間が検出空間60として形成されている。
(構成−検出部カバー)
検出部カバー70は、検出空間60を区画するための区画手段であると共に、検出空間60に外乱光が入射することを抑制するための入射抑制手段である。この検出部カバー70は、上面が開放された略中空円柱状体であり、遮光性を有する樹脂材にて形成されている。また、この検出部カバー70は、図3に示すように、内カバー30の内部において、検出部カバー70の下側側部が第1開口部30a及び流入空間40を介して外カバー20の天面部22と対向するように配置され、検出部本体80に対して嵌合構造等によって固定されている。また、図3に示すように、検出部カバー70の下側側部には、第2開口部70aが形成されている。第2開口部70aは、第1開口部30aから送られた気体を検出空間60に流入するための開口であり、図3に示すように、検出部カバー70の下側側部のうち第1開口部30aと対応する部分に設けられている。
(構成−防虫網)
防虫網50は、火災検出装置1の外部にいる虫が検出空間60に侵入するのを防止するための網である。この防虫網50は、メッシュ状且つ円形状の網を用いて構成されており、図3に示すように検出部カバー70に取り付けられている。
(構成−検出部本体)
検出部本体80は、検出部カバー70を取り付けるための取付手段であり、検出空間60に外乱光が入射することを抑制するための入射抑制手段である。この検出部本体80は、例えば遮光性を有する樹脂材にて形成されており、図3に示すように、検出部カバー70の上面を覆うように配置されており、基板100に対して固定具等によって固定されている。また、この検出部本体80には、後述する第1発光部、後述する第2発光部、及び後述する受光部の各々を支持するための支持部(図示省略)がそれぞれ設けられている。さらに、この検出部本体80には、後述する第1発光部、後述する第2発光部、及び後述する受光部の各々と検出空間60との間の光路を形成するための光路孔(図示省略)がそれぞれ形成されている。
(構成−端子盤)
端子盤90は、内カバー30、検出部カバー70、検出部本体80、及び基板100を収容するための収容手段である。この端子盤90は、下面が開放された略中空円柱状であり、例えば遮光性を有する樹脂材にて形成されている。また、この端子盤90は、図3に示すように、内カバー30、検出部カバー70、検出部本体80、及び基板100を上方から覆うように設けられ、外カバー20に対して嵌合構造等によって固定されている。なお、端子盤90の構成の詳細については、後述する。また、上述した「外カバー20」、「内カバー30」、及び「端子盤90」は、特許請求の範囲における「筐体」に対応する。
(構成−基板)
図2に戻り、基板100は、各種の電気回路(図示省略)が実装される実装手段である。この基板100は、例えば公知の平板状の回路基板等を用いて構成されており、具体的には、図2(a)に示すように、Z方向から見た場合において、後述の第1接続端子部92の一部、後述の第2接続端子部93の一部、及び後述の第3接続端子部94の一部と重複可能な六角形状に形成されている。また、この基板100は、図3に示すように、端子盤90の内部において、端子盤90の上端部及び下端部と間隔を隔てて略水平に配置され、端子盤90に対して端子盤90に形成された取付孔(図示省略)及び後述する接続端子部91の第2取付孔91bを介して固定具によって固定されている。
また、基板100には、従来の火災検出装置1に用いられる公知の電子部品(図示省略)が実装されていることに加えて、第1発光部、第2発光部、受光部、表示部、通信部、電源部、制御部、及び記憶部が実装されている(いずれも図示省略)。
(構成−基板−第1発光部、第2発光部、受光部)
このうち、第1発光部は、検出空間60に検出光(以下、「第1検出光」と称する)を照射する第1発光手段であり、例えば公知の発光素子(一例として赤外LED等)を用いて構成されている。また、第2発光部は、第1検出光とは波長が異なる検出光(以下、「第2検出光」と称する)を検出空間60に照射する第2発光手段であり、例えば公知の発光素子(一例として青色LED等)を用いて構成されている。また、受光部は、第1発光部から照射された第1検出光の煙による散乱光を受光し、当該受光した散乱光に応じた第1受光信号を出力すると共に、第2発光部から照射された第2検出光の煙に対する散乱光を受光し、当該受光した散乱光に応じた第2受光信号を出力する受光手段であり、例えば公知の受光素子(一例としてフォトダイオード等)を用いて構成されている。また、第1発光部、第2発光部、及び受光部の設置方法については任意であるが、実施の形態では、第1発光部又は第2発光部から照射された第1検出光又は第2検出光が検出部本体80の各種の光路孔を介して直接的に受光部されることを回避できるように設置している。例えば、第1発光部の光軸(以下、「第1発光側光軸」と称する)と受光部の光軸(以下、「受光側光軸」と称する)との角度が135°程度となる位置に、第1発光部及び受光部を設置する。また、第2発光部の光軸(以下、「第2発光側光軸」と称する)と受光側光軸との角度が90°程度となる位置に、第2発光部及び受光部を設置している。
(構成−基板−表示部、通信部、電源部)
また、表示部は、火災検出装置1の外部に向けて光(以下、「表示光」と称する)を照射することにより所定情報(例えば、火災の検出の有無を示す情報)を表示するための表示手段であり、例えば公知の表示手段(LED等)を用いて構成されている。また、この表示部の投光方法については任意であるが、例えば、検出部カバー70、検出部本体80、及び内カバー30の各々に設けられた挿通孔(図示省略)、並びに後述する外カバー20の表示孔22aに挿通されたライトガイド104aを介して表示部からの表示光を火災検出装置1の外部に向けて誘導することにより投光すること等が該当する。また、通信部は、外部装置(例えば、受信機等)との間で通信する通信手段である。また、電源部は、商用電源又は電池(図示省略)から供給された電力を、火災検出装置1の各部に供給する電源手段である。
(構成−基板−制御部、記憶部)
また、制御部は、火災検出装置1を制御する制御手段である。この制御部は、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。また、記憶部は、火災検出装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。この記憶部は、書き換え可能な記録媒体を用いて構成され、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性記録媒体を用いることができる。
(構成−端子盤の構成の詳細)
図2に戻り、次に、端子盤90の構成の詳細について説明する。ただし、この端子盤90は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
実施の形態では、端子盤90には、接続端子部91及び銘板シール95が設けられている。
(構成−端子盤の構成の詳細−接続端子部)
接続端子部91は、基板100に実装されている電子部品と外部配線(図示省略)とを電気的に接続するための端子部である。ここで、「外部配線」とは、火災検出装置1の外部にある配線を意味し、例えば、設置面2上に取り付けられている電力線や信号線等が該当する。この接続端子部91は、例えば公知の長尺な電気接続端子を用いて構成され、端子盤90の側部のうち設置面2側の側部96(以下、「設置面側側部96」と称する)の側面のうち設置面2側の側面に少なくとも1つ以上設けられている(図2(a)では、設置面側側部96の上面に3つ設けられている)。そして、接続端子部91に形成された第1取付孔91aを介して外部配線と電気的に接続されていると共に、当該接続端子部91に形成された第2取付孔91b及び端子盤90の取付孔を介して固定具等によって基板100と電気的に接続されている。このような接続端子部91により、外部電源(例えば、商用電源等)から電力供給を受けることができ、又は外部装置との通信を行うことが可能となる。なお、以下では、図2(a)の右側に位置する接続端子部91を「第1接続端子部92」と称し、図2(a)の左上側に位置する接続端子部91を「第2接続端子部93」と称し、図2(a)の左下側に位置する接続端子部91を「第3接続端子部94」と称する。
(構成−端子盤の構成の詳細−銘板シール)
銘板シール95は、火災検出装置1に関する所定情報(例えば製造番号を示す情報)を示すシールである。この銘板シール95は、例えば公知の樹脂製のシール材を用いて構成されており、設置面側側部96の設置面2側の側面に貼着されており、具体的には、図2(a)に示すように、上記設置面2側の側面のうち接続端子部91(第1接続端子部92、第2接続端子部93、及び第3接続端子部94)に対応する部分以外の部分に貼着されていると共に、接続端子部91の近傍に配置されている。
(構成−端子盤の排水構造)
次に、端子盤90の排水構造について説明する。図4は、図2(a)のB−B矢視断面図である。図5は、図4の後述する非水平部分97の領域の拡大図である。設置面2又は取付ベース10において結露が発生した際に、設置面2又は取付ベース10から滴り落ちた水滴が設置面側側部96の少なくとも一部に溜まることを抑制するための排水構造の特徴については、実施の形態では、以下に示す通りとなる。
(構成−端子盤の構成の詳細−排水構造−第1の特徴)
まず、排水構造の第1の特徴については、設置面側側部96の少なくとも一部が、非水平状に形成されている。
具体的には、まず、設置面側側部96の部分のうち接続端子部91の近傍部分は、非水平状に形成されている。より具体的には、図2(a)、図4に示すように、設置面側側部96の部分のうち第1接続端子部92の近傍部分が、非水平状に形成されている。ただし、これに限らず、例えば、これに加えて(又はこれに代えて)、設置面側側部96の部分のうち第2接続端子部93の近傍部分又は第3接続端子部94が、非水平状に形成されてもよい。このような構成により、接続端子部91又はその近傍に水滴が溜まることを抑制でき、水滴によって接続端子部91が短絡することを回避できる。
また、設置面側側部96の部分のうち基板100に対応する部分以外の部分は、非水平状に形成されている。より具体的には、図2(a)、図4に示すように、上記基板100に対応する部分以外の部分のうち第1接続端子部92の近傍部分が、非水平状に形成されている。ただし、これに限らず、例えば、上記基板100に対応する部分以外の部分のうち第1接続端子部92の近傍部分以外の部分が、非水平状に形成されてもよい。このような構成により、上記基板100に対応する部分以外の部分に水滴が溜まることを抑制しながら、端子盤90の内部において基板100に実装された電子部品を収容するスペース(具体的には、上下方向のスペース)を確実に確保でき、排水性を有しながら電子部品の収容性を維持することが可能となる。
そしてさらに、設置面側側部96の部分のうち銘板シール95の近傍部分は、非水平状に形成されている。より具体的には、図2(a)、図4に示すように、上記銘板シール95の近傍部分のうち第1接続端子部92の近傍部分が、非水平状に形成されている。ただし、これに限らず、例えば、上記銘板シール95の近傍部分のうち第1接続端子部92の近傍部分以外の部分が、非水平状に形成されてもよい。このような構成により、銘板シール95上に溜まった水滴を効率良く排水することができ、接続端子部91が短絡することをさらに一層回避できる。特に、表面張力が比較的高い樹脂材料にて銘板シール95が形成されている場合には、銘板シール95上に水滴が溜まりやすくなることから、上記構成により当該水滴を効率良く排水することができる。
なお、設置面側側部96の部分のうち銘板シール95に対応する部分の少なくとも一部が非水平状に形成されることも考えられるが、この場合には、銘板シール95の端部と設置面側側部96との隙間に排水される水滴が入り込みやすくなるので、銘板シール95が設置面側側部96から剥離しやすくなることから、好ましい構成とは言えない。このことからすると、上記銘板シール95の近傍部分を非水平状に形成することで、水滴による銘板シール95の剥離の発生を抑制することができ、銘板シール95の貼着性を維持しやすくなると考えられる。
以上のような第1の特徴により、設置面2又は取付ベース10において結露が発生した場合に、設置面2又は取付ベース10に付いた水滴が設置面側側部96に滴り落ちたとしても、設置面側側部96全体が水平状である場合に比べて、設置面側側部96の少なくとも一部に水滴が溜まることを抑制できる。よって、例えば、電子部品又はその周辺部品(一例として、配線、端子等)が水滴による被害を受けることを回避でき、火災検出装置1の使用性を向上できる。
(構成−端子盤の構成の詳細−排水構造−第2の特徴)
図2に戻り、また、排水構造の第2の特徴については、設置面2又は取付ベース10から滴り落ちた水滴が設置面側側部96のうち非水平状となる部分97(以下、「非水平部分97」と称する)によって効率良く排水可能となるように、非水平部分97が構成されている。
具体的には、図2(a)に示すように、非水平部分97は、長尺な略矩形状に形成されており、当該非水平部分97の長手方向が第1接続端子部92の長手方向に略沿うように配置されている。この場合において、非水平部分97の長手方向の長さについては任意であるが、実施の形態では、非水平部分97の長手方向の端部の一方が銘板シール95の近傍に位置し、且つ非水平部分97の長手方向の端部の他方が外カバー20の近傍に位置する長さに設定している。また、非水平部分97の短手方向の長さについては任意であるが、実施の形態では、図2(a)に示すように、設置面側側部96の半径よりも短く設定している。
また、非水平部分97は、当該非水平部分97が設置面側側部96の外側(具体的には、設置面側側部96の外周側)に向かうにつれて設置面2から離れるように形成されている。より具体的には、図4、図5に示すように、非水平部分97は、当該非水平部分97の銘板シール95側の端部(図5では、左側の端部)から非水平部分97の外カバー20側の端部(図5では、右側の端部)に向かうにつれて下方に傾斜するように形成されている。この場合において、非水平部分97の傾斜角度については任意であるが、実施の形態では、非水平部分97の一部の傾斜角度と非水平部分97の他の一部の傾斜角度とを異ならせて設定している。具体的には、図5に示すように、非水平部分97における銘板シール95側の部分(すなわち、非水平部分97における設置面側側部96の内側に対応する部分)の傾斜角度θ1を非水平部分97における外カバー20側の部分(すなわち、非水平部分97における設置面側側部96の外側に対応する部分)の傾斜角度θ2よりも小さく設定すると共に、これら傾斜角度θ1及び傾斜角度θ2を比較的緩やかな角度に設定している。ただし、これに限らず、例えば、上記傾斜角度θ1と上記傾斜角度θ2とを同一にしてもよい。また、上記非水平部分97の一部であって傾斜状の部分と上記非水平部分97の他の一部であって傾斜状の部分とは、連続状に形成されている(ただし、これに限らず、例えば、非連続状に形成されてもよい)。さらに、上記非水平部分97の一部であって傾斜状の部分と上記非水平部分97の他の一部であって傾斜状の部分との境界部分は、アール状に形成されている(ただし、これに限らず、例えば、角状に形成されてもよい)。
このような第2の特徴により、設置面側側部96に水滴が溜まることを抑制しながら、端子盤90の内部の内側部分における電子部品を収容するスペースを確保しやすくなることから、排水性を有しながら電子部品の収容性を維持しやすくなる。また、非水平部分97の一部の傾斜角度と、非水平部分97の他の一部の傾斜角度とを異ならせたので、これら傾斜角度の大きさに応じて非水平部分97を流れる水滴に作用する表面張力の影響の度合いを変えることができ、設置状況に応じた排水を行うことが可能となる。特に、実施の形態では、非水平部分97における銘板シール95側の部分の傾斜角度θ1を非水平部分97における外カバー20側の部分の傾斜角度θ2よりも小さくしているので、非水平部分97を流れる水滴に作用する表面張力の影響を比較的小さくすることができ、非水平部分97の排水性を向上できる。また、上記非水平部分97の一部であって傾斜状の部分と上記非水平部分97の他の一部であって傾斜状の部分とは、連続状に形成されているので、これらの傾斜状の部分を非連続状に形成した場合に比べて、非水平部分97に水滴が溜まることを抑制できる。さらに、これら傾斜部分の境界部分は、アール状に形成されているので、境界部分を角状に形成した場合に比べて、境界部分を流れる水滴に作用する表面張力の影響を低減でき、非水平部分97に水滴が溜まることを一層抑制できる。
なお、実施の形態では、設置面側側部96の部分のうち非水平部分97以外の部分における外縁部近傍部分の傾斜角度θ3については、図4に示すように、上記傾斜角度θ2よりも非常に大きく設定しているので、上記外縁部近傍部分上において水滴に作用する表面張力の影響を比較的大きくすることができ、この水滴が基板100に流れ込むことを回避できる。
(構成−端子盤の構成の詳細−排水構造−第3の特徴)
図2に戻り、また、排水構造の第3の特徴については、設置面側側部96の側面のうち設置面2側の側面に流入防止部98が設けられている。
流入防止部98は、上記設置面2側の側面上にある水滴が接続端子部91に流れ込むことを防止するための流入防止手段である。この流入防止部98は、図2(a)に示すように、平面形状が端子盤90の外側に向けて開放されたコ字状となる略板状体にて形成されており、上記設置面2側の側面のうち第1接続端子部92、第2接続端子部93、及び第3接続端子部94の各々の外周に対応する部分にそれぞれ立設されている。また、流入防止部98の上下方向の長さについては、実施の形態では、銘板シール95に溜められた水滴が外部に流出したとしても、当該流出した水滴が接続端子部91に流れ込まない程度の長さに設定している。
また、流入防止部98の形成方法については任意であるが、実施の形態では、流入防止部98と端子盤90とを相互に一体に形成しており、例えば、遮光性を有する樹脂材を射出成形することにより、一体に形成してもよい。
このような第3の特徴により、流入防止部98によって上記設置面2側の側面上にある水滴が接続端子部91に流れ込むことを防止でき、水滴によって接続端子部91が短絡することを一層回避できる。
(火災検出装置の作用について)
次に、このように構成された火災検出装置1の作用について説明する。すなわち、例えば、火災検出装置1が設置面2に取り付けられた状態において、設置面2又は取付ベース10において結露が発生した際に、設置面2又は取付ベース10から水滴が端子盤90の設置面側側部96に滴り落ちる。
この場合において、上記水滴が非水平部分97に滴り落ちた場合には、この水滴が非水平部分97によって下方に向けて効率良く排水されるため、この水滴が非水平部分97に溜まることが抑制される。したがって、この水滴によって第1接続端子部92、第2接続端子部93、又は第3接続端子部94が短絡することを回避できる。
また、上記水滴が銘板シール95に滴り落ちた場合には、この水滴が銘板シール95上に溜まることになるが、この水滴が所定量以上に溜まることで外部に流出すると、この水滴が非水平部分97によって下方に向けて排水されると共に、この水滴が流入防止部98によって第1接続端子部92、第2接続端子部93、又は第3接続端子部94に流れ込むことが防止される。したがって、この水滴によって第1接続端子部92、第2接続端子部93、又は第3接続端子部94が短絡することを一層回避できる。
(実施の形態の効果)
このように実施の形態によれば、電子部品を収容するための筐体の設置面側側部96の少なくとも一部を、非水平状に形成したので、設置面2において結露が発生した場合に、設置面2に付いた水滴が設置面側側部96に滴り落ちたとしても、設置面側側部96全体が水平状である場合に比べて、設置面側側部96の少なくとも一部に水滴が溜まることを抑制できる。よって、例えば、電子部品又はその周辺部品(一例として、配線、端子等)が水滴による被害を受けることを回避でき、火災検出装置1の使用性を向上できる。
また、設置面側側部96の部分のうち接続端子部91の近傍部分を、非水平状に形成したので、接続端子部91又はその近傍に水滴が溜まることを抑制でき、水滴によって接続端子部91が短絡することを回避できる。
また、設置面側側部96の側面のうち設置面2側の側面に設けられた流入防止部98であって、当該設置面2の側面上にある水滴が接続端子部91に流れ込むことを防止するための流入防止部98を備えたので、流入防止部98によって設置面側側部96の側面のうち設置面2側の側面上にある水滴が接続端子部91に流れ込むことを防止でき、水滴によって接続端子部91が短絡することを一層回避できる。
また、設置面側側部96の部分のうち基板100に対応する部分以外の部分を、非水平状に形成したので、上記基板100に対応する部分以外の部分に水滴が溜まることを抑制しながら、筐体の内部において基板100に実装された電子部品を収容するスペースを確実に確保でき、排水性を有しながら電子部品の収容性を維持することが可能となる。
また、設置面側側部96の部分のうち銘板シール95の近傍部分を、非水平状に形成したので、銘板シール95上に溜まった水滴を効率良く排水することができ、接続端子部91が短絡することをさらに一層回避できる。また、設置面側側部96の部分のうち銘板シール95と対応する部分の一部を非水平状に形成する場合に比べて、水滴による銘板シール95の剥離の発生を抑制することができ、銘板シール95の貼着性を維持しやすくなる。
また、非水平部分97が設置面側側部96の外側に向かうにつれて設置面2から離れるように、当該非水平部分97を形成したので、設置面側側部96に水滴が溜まることを抑制しながら、筐体の内部の内側部分において電子部品を収容するスペースを確保しやすくなることから、排水性を有しながら電子部品の収容性を維持しやすくなる。
また、非水平部分97の一部の傾斜角度と、非水平部分97の他の一部の傾斜角度とを異ならせたので、これら傾斜角度の大きさに応じて非水平部分97を流れる水滴に作用する表面張力の影響の度合いを変えることができ、設置状況に応じた排水を行うことが可能となる。
また、非水平部分97の一部であって傾斜状の部分と、非水平部分97の他の一部であって傾斜状の部分とを連続状に形成したので、これらの傾斜状の部分を非連続状に形成した場合に比べて、非水平部分97に水滴が溜まることを抑制でき、水滴によって接続端子部91が短絡することを一層回避できる。
また、非水平部分97の一部であって傾斜状の部分と非水平部分97の他の一部であって傾斜状の部分との境界部分を、アール状に形成したので、境界部分を角状に形成した場合に比べて、境界部分を流れる水滴に作用する表面張力の影響を低減でき、非水平部分97に水滴が溜まることを一層抑制できる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(火災検出装置について)
上記実施の形態では、外カバー20、内カバー30、端子盤90が別体に形成されていると説明したが、これに限らない。例えば、外カバー20、内カバー30、又は端子盤90の少なくともいずれか2つが一体に形成されてもよい。
また、上記実施の形態では、火災検出装置1が内カバー30を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、内カバー30を省略してよい。
(端子盤について)
上記実施の形態では、端子盤90に銘板シール95が設けられていると説明したが、これに限らず、例えば、銘板シール95を省略してもよい。
また、上記実施の形態では、接続端子部91の設置数が3つであると説明したが、これに限らず、例えば、1つのみ又は2つのみであってもよく、あるいは、4つ以上であってもよい。
(排水構造について)
上記実施の形態では、設置面側側部96の一部が、非水平状に形成されていると説明したが、これに限らず、例えば、設置面側側部96全体が、非水平状に形成されてもよい。
また、上記実施の形態では、設置面側側部96に流入防止部98が設けられていると説明したが、これに限らない。例えば、銘板シール95上に溜められた水滴が外部に流出したとしても、当該流出した水滴が第1接続端子部92、第2接続端子部93、及び第3接続端子部94に流入するおそれがない場合には、流入防止部98を省略してもよい。
また、上記実施の形態では、非水平部分97における設置面側側部96の内側に対応する部分の傾斜角度θ1と、非水平部分97における設置面側側部96の外側に対応する部分の傾斜角度θ2とを異ならせて設定していると説明したが、これに限らない。図6は、端子盤90の変形例を示す図であって、図5に対応する領域を示す図である。例えば、図6に示すように、非水平部分97における設置面側側部96の内側に対応する部分の傾斜角度θ1と、非水平部分97における設置面側側部96の外側に対応する部分の傾斜角度θ2と、上記内側に対応する部分と上記外側に対応する部分との間に位置する部分の傾斜角度θ4とを異ならせて設定してもよい。一例として、上記傾斜角度θ1を上記傾斜角度θ2よりも小さく設定し、上記傾斜角度θ4を上記傾斜角度θ1よりも小さく(図6では、ほぼ0°に近い角度)設定してもよい。このような構成により、図5の端子盤90に比べて排水速度を遅くすることができる。
また、上記実施の形態では、非水平部分97が一方向(具体的には、非水平部分97の銘板シール95側の端部から外カバー20側の端部に向かう方向)に傾斜するように、非水平部分97が形成されていると説明したが、これに限らない。例えば、非水平部分97が複数の方向に傾斜するように、非水平部分97が形成されてもよい。一例として、非水平部分97が上記非水平部分97の銘板シール95側の端部から外カバー20側の端部に向かう方向に加えて、当該方向に直交する方向であって非水平部分97の第1接続端子部92の端部から外カバー20側の端部に向かう方向に傾斜するように、非水平部分97が形成されてもよい。これにより、非水平部分97に溜まった水を複数の方向に向けて分散して排水することができ、排水量を高めることができる。
(付記)
付記1の火災検出装置は、設置対象物の設置面に取り付けられる火災検出装置であり、監視領域の火災を検出するための火災検出装置であって、電子部品を収容するための筐体を備え、前記筐体の側部のうち前記設置面側の側部である設置面側側部の少なくとも一部を、非水平状に形成した。
また、付記2の火災検出装置は、付記1に記載の火災検出装置において、前記設置面側側部の側面のうち前記設置面側の側面に設けられた接続端子部であって、前記電子部品と外部配線とを電気的に接続するための接続端子部を備え、前記設置面側側部の部分のうち前記接続端子部の近傍部分を、非水平状に形成した。
また、付記3の火災検出装置は、付記2に記載の火災検出装置において、前記設置面側側部の側面のうち前記設置面側の側面に設けられた流入防止手段であって、当該設置面の側面上にある水滴が前記接続端子部に流れ込むことを防止するための流入防止手段を備えた。
また、付記4の火災検出装置は、付記1から3のいずれか一項に記載の火災検出装置において、前記筐体の内部に設けられた基板であって、前記電子部品を実装する基板を備え、前記設置面側側部の部分のうち前記基板に対応する部分以外の部分を、非水平状に形成した。
また、付記5の火災検出装置は、付記1から4のいずれか一項に記載の火災検出装置において、前記設置面側側部の側面のうち前記設置面側の側面に貼着された銘板シールを備え、前記設置面側側部の部分のうち前記銘板シールの近傍部分を、非水平状に形成した。
また、付記6の火災検出装置は、付記1から5のいずれか一項に記載の火災検出装置において、前記設置面側側部のうち非水平状となる部分が前記設置面側側部の外側に向かうにつれて前記設置面から離れるように、当該非水平状となる部分を形成した。
また、付記7の火災検出装置は、付記6に記載の火災検出装置において、前記非水平状となる部分の一部の傾斜角度と、前記非水平状となる部分の他の一部の傾斜角度とを異ならせた。
また、付記8の火災検出装置は、付記7に記載の火災検出装置において、前記非水平状となる部分の一部であって傾斜状の部分と、前記非水平状となる部分の他の一部であって傾斜状の部分とを連続状に形成した。
また、付記9の火災検出装置は、付記8に記載の火災検出装置において、前記非水平状となる部分の一部であって傾斜状の部分と前記非水平状となる部分の他の一部であって傾斜状の部分との境界部分を、アール状に形成した。
また、付記10の火災検出装置は、付記6から9のいずれか一項に記載の火災検出装置において、前記非水平状となる部分が複数の方向に傾斜するように、前記非水平状となる部分を形成した。
(付記の効果)
付記1に記載の火災検出装置によれば、電子部品を収容するための筐体の設置面側側部の少なくとも一部を、非水平状に形成したので、設置面において結露が発生した場合に、設置面に付いた水滴が設置面側側部に滴り落ちたとしても、設置面側側部全体が水平状である場合に比べて、設置面側側部の少なくとも一部に水滴が溜まることを抑制できる。よって、例えば、電子部品又はその周辺部品(一例として、配線、端子等)が上記水滴による被害を受けることを回避でき、火災検出装置の使用性を向上できる。
付記2に記載の火災検出装置によれば、設置面側側部の部分のうち接続端子部の近傍部分を、非水平状に形成したので、接続端子部又はその近傍に水滴が溜まることを抑制でき、当該水滴によって接続端子部が短絡することを回避できる。
付記3に記載の火災検出装置によれば、設置面側側部の側面のうち設置面側の側面に設けられた流入防止手段であって、当該設置面の側面上にある水滴が接続端子部に流れ込むことを防止するための流入防止手段を備えたので、流入防止手段によって設置面側側部の側面のうち設置面側の側面上にある水滴が接続端子部に流れ込むことを防止でき、水滴によって接続端子部が短絡することを一層回避できる。
付記4に記載の火災検出装置によれば、設置面側側部の部分のうち基板に対応する部分以外の部分を、非水平状に形成したので、上記基板に対応する部分以外の部分に水滴が溜まることを抑制しながら、筐体の内部において基板に実装された電子部品を収容するスペースを確実に確保でき、排水性を有しながら電子部品の収容性を維持することが可能となる。
付記5に記載の火災検出装置によれば、設置面側側部の部分のうち銘板シールの近傍部分を、非水平状に形成したので、銘板シール上に溜まった水滴を効率良く排水することができ、接続端子部が短絡することをさらに一層回避できる。また、設置面側側部の部分のうち銘板シールと対応する部分の一部を非水平状に形成する場合に比べて、水滴による銘板シールの剥離の発生を抑制することができ、銘板シールの貼着性を維持しやすくなる。
付記6に記載の火災検出装置によれば、設置面側側部のうち非水平状となる部分が設置面側側部の外側に向かうにつれて設置面から離れるように、当該非水平状となる部分を形成したので、設置面側側部に水滴が溜まることを抑制しながら、筐体の内部の内側部分において電子部品を収容するスペースを確保しやすくなることから、排水性を有しながら電子部品の収容性を維持しやすくなる。
付記7に記載の火災検出装置によれば、非水平状となる部分の一部の傾斜角度と、非水平状となる部分の他の一部の傾斜角度とを異ならせたので、これら傾斜角度の大きさに応じて非水平状となる部分を流れる水滴に作用する表面張力の影響の度合いを変えることができ、設置状況に応じた排水を行うことが可能となる。
付記8に記載の火災検出装置によれば、非水平状となる部分の一部であって傾斜状の部分と、非水平状となる部分の他の一部であって傾斜状の部分とを連続状に形成したので、これらの傾斜状の部分を非連続状に形成した場合に比べて、非水平状となる部分に水滴が溜まることを抑制でき、水滴によって接続端子部が短絡することを一層回避できる。
付記9に記載の火災検出装置によれば、非水平状となる部分の一部であって傾斜状の部分と非水平状となる部分の他の一部であって傾斜状の部分との境界部分を、アール状に形成したので、境界部分を角状に形成した場合に比べて、境界部分を流れる水滴に作用する表面張力の影響を低減でき、非水平状となる部分に水滴が溜まることを一層抑制できる。
付記10に記載の火災検出装置によれば、非水平状となる部分が複数の方向に傾斜するように、非水平状となる部分を形成したので、非水平状となる部分に溜まった水を複数の方向に向けて分散して排水することができ、排水量を高めることができる。
1 火災検出装置
2 設置面
10 取付ベース
20 外カバー
21 外カバー本体
22 天面部
22a 表示孔
23 第1リブ部
24 第2リブ部
30 内カバー
30a 第1開口部
40 流入空間
50 防虫網
60 検出空間
70 検出部カバー
70a 第2開口部
80 検出部本体
90 端子盤
91 接続端子部
91a 第1取付孔
91b 第2取付孔
92 第1接続端子部
93 第2接続端子部
94 第3接続端子部
95 銘板シール
96 設置面側側部
97 非水平部分
98 流入防止部
100 基板
104a ライトガイド
θ1 傾斜角度
θ2 傾斜角度
θ3 傾斜角度
θ4 傾斜角度

Claims (10)

  1. 設置対象物の設置面に取り付けられる火災検出装置であり、監視領域の火災を検出するための火災検出装置であって、
    電子部品を収容するための筐体を備え、
    前記筐体の側部のうち前記設置面側の側部である設置面側側部の少なくとも一部を、非水平状に形成した、
    火災検出装置。
  2. 前記設置面側側部の側面のうち前記設置面側の側面に設けられた接続端子部であって、前記電子部品と外部配線とを電気的に接続するための接続端子部を備え、
    前記設置面側側部の部分のうち前記接続端子部の近傍部分を、非水平状に形成した、
    請求項1に記載の火災検出装置。
  3. 前記設置面側側部の側面のうち前記設置面側の側面に設けられた流入防止手段であって、当該設置面の側面上にある水滴が前記接続端子部に流れ込むことを防止するための流入防止手段を備えた、
    請求項2に記載の火災検出装置。
  4. 前記筐体の内部に設けられた基板であって、前記電子部品を実装する基板を備え、
    前記設置面側側部の部分のうち前記基板に対応する部分以外の部分を、非水平状に形成した、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の火災検出装置。
  5. 前記設置面側側部の側面のうち前記設置面側の側面に貼着された銘板シールを備え、
    前記設置面側側部の部分のうち前記銘板シールの近傍部分を、非水平状に形成した、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の火災検出装置。
  6. 前記設置面側側部のうち非水平状となる部分が前記設置面側側部の外側に向かうにつれて前記設置面から離れるように、当該非水平状となる部分を形成した、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の火災検出装置。
  7. 前記非水平状となる部分の一部の傾斜角度と、前記非水平状となる部分の他の一部の傾斜角度とを異ならせた、
    請求項6に記載の火災検出装置。
  8. 前記非水平状となる部分の一部であって傾斜状の部分と、前記非水平状となる部分の他の一部であって傾斜状の部分とを連続状に形成した、
    請求項7に記載の火災検出装置。
  9. 前記非水平状となる部分の一部であって傾斜状の部分と前記非水平状となる部分の他の一部であって傾斜状の部分との境界部分を、アール状に形成した、
    請求項8に記載の火災検出装置。
  10. 前記非水平状となる部分が複数の方向に傾斜するように、前記非水平状となる部分を形成した、
    請求項6から9のいずれか一項に記載の火災検出装置。
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