JP2020043946A - 壁面収納装置 - Google Patents

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文孝 操野
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Abstract

【課題】地震などの発生による壁面収納装置の転倒を防止しながら、広い収納スペースを確保し、映像表示装置の配線の露出防止及び容易化を図り、快適に映像表示装置の視聴ができるようにする【解決手段】壁面収納装置1は、建物内の壁面2に固定され、表側に開口する開口部13を有する箱状の収納本体5と、収納本体5に丁番15の回動軸回りに回動可能に取り付けられ、開口部13の少なくとも一部を開閉する扉部16とを備え、扉部16は、表側に薄型テレビTを扉部の外表面に取り付け可能な取付部17を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、映像表示装置を壁掛け状態で取り付け可能な壁面収納装置に関するものである。
近年、テレビやディスプレイ等の映像表示装置として、その薄型化により、壁面に設置可能なものが存在する。このような映像表示装置を壁面に設置する場合には、壁面設置部材を用いて映像表示装置を壁面に設置することが一般的に行われる。しかし、一般的な壁面設置部材は、映像表示装置の配線を隠すような構成を備えていないため、壁面設置部材により映像表示装置を壁面設置した場合には、映像表示装置の配線が露出してしまい、美観を損ねてしまうことがあった。また、一般的な壁面設置部材には、収納スペースが考慮されていなかった。
そこで、従来、特許文献1〜3に示されるように、映像表示装置を壁掛け状態で設置することができ、設置された映像表示装置の配線を隠しつつ、映像表示装置の周囲に収納スペースが設けられた壁面収納ユニットが知られている。例えば、特許文献1に示されるものは、壁面に設置され、前面に収納物を出し入れするための開口が設けられた筐体と、前記筐体の奥行きよりも長いアームと、該アームの先端に設けられて薄型テレビを取り付け可能なディスプレイ取付部と、前記筐体の前面において左右に移動して前記開口を開閉するスライド扉と、を備える。この壁面収納ユニットでは、薄型テレビはアームの先端に壁掛け状態で設置される。また、スライド扉の突き合せ部分に薄型テレビ壁掛け金具のアームが通る開口部が形成されており、スライド扉で筐体の開口を閉塞することによって、薄型テレビに接続された各種配線などが表面から視認されないように隠される。また、薄型テレビの設置部分の裏側を収納として利用することができる。
特開2013−5831号公報 特開2008−252687号公報 特開2007−82852号公報
しかし、特許文献1では、薄型テレビ壁掛け金具のみで壁面収納ユニット全体を壁面に設置するため、設置場所が限定される虞がある。また、筐体の奥行きが浅いため、薄型テレビの配線が困難となる可能性がある。
一方、特許文献2の薄型TV用ラックは、キャビネットの下に設けられたキャスターにより移動自在に構成されているため、設置場所が限定されない。また、キャスターによりラック全体を移動できるため、薄型テレビへの配線も容易に行うことができる。
しかし、薄型TV用ラックを壁面への固定できないため、地震等が発生したときに全体が倒れる虞がある。また、収納部が大きくしすぎると薄型TV用ラックを移動できなくなるため、広い収納スペースを確保することができない。
さらに、特許文献3のラックを用いることで、パーテーションを変更することにより広い収納スペースを確保することができる。また、回転軸を回転させて、薄型テレビを見やすい角度に調節することができる。
しかし、この構成では、転倒防止のためにラックを壁面に固定すると、薄型テレビの調節可能な角度が限定される。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、地震などの発生による壁面収納装置の転倒を防止しながら、広い収納スペースを確保し、テレビ等の映像表示装置の配線の露出防止及び容易化を図りつつ、快適に映像表示装置の視聴ができるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、収納本体の開口部を開閉する扉部に、映像表示装置を取り付けることとした。
具体的には、第1の発明では、建物内の壁面に固定され、表側に開口する開口部を有する箱状の収納本体と、前記収納本体に回動軸回りに回動可能に取り付けられ、前記開口部の少なくとも一部を開閉する扉部と、を備え、前記扉部の表面に映像表示装置が取り付けられていることを特徴とする。
この構成により、建物内の壁面に収納本体が固定されるため、地震などの発生による壁面収納装置の転倒を防止できる。また、建物内の壁面に収納本体が固定されており、扉部が収納本体の表側に取り付けられていることから、収納本体の収納スペースが制限されないため、広い収納スペースが確保できる。
また、映像表示装置の配線を収納本体内に収納すれば、映像表示装置の配線の露出を防止できる。また、扉部を回動させることにより、その扉部の裏側に回り込んで映像表示装置の配線を容易に行うことができる。さらに、扉部の回動に伴い、扉部の表面に取り付けられた映像表示装置が回動するため、映像表示装置の視聴できる方向を容易に変化させることができ、快適に映像表示装置の視聴ができる。
以上より、地震などの発生による壁面収納装置の転倒を防止しながら、広い収納スペースを確保し、映像表示装置の配線の露出防止及び容易化を図りつつ、快適に映像表示装置の視聴ができることになる。
具体的には、第2の発明では、第1の発明において、前記扉部は、前記映像表示装置を扉部の外表面に取り付け可能な取付部を有することを特徴とする。
これにより、扉部に映像表示装置を容易に取り付けるこができる。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、前記映像表示装置の配線が前記収納本体内に収納可能であることを特徴とする。
これにより、映像表示装置の配線の露出を確実に防止することができる。
第4の発明では、第1〜第3の発明のいずれか1つにおいて、前記収納本体は、接着剤又は締結部材の少なくとも一方により壁面に固定されていることを特徴とする。
この構成により、接着剤又は締結部材の少なくとも一方により収納本体を壁面に固定することができ、壁面収納装置を確実に壁面に固定することができる。
また、接着剤のみでも壁面収納装置を壁面に固定することができ、コンクリート等の締結部材により固定しにくい素材の壁面に対しても壁面収納装置を固定することができる。
第5の発明では、第2〜第4の発明のいずれか1つにおいて、前記扉部の取付部は、前記映像表示装置を壁面に取り付けるために用いられる壁面設置部材を取付可能であることを特徴とする。
この構成により、壁面設置部材の形状に応じた取付部を扉部に形成することにより、映像表示装置を扉部に取り付けることができる。これにより、映像表示装置に適した壁面設置部材をそのまま用いて映像表示装置を扉部に取り付けることができる。
第6の発明では、第1〜第5の発明のいずれか1つにおいて、前記扉部には、前記映像表示装置の配線を前記収納本体内に引き込み可能な配線引込口が形成されていることを特徴とする。
この構成により、配線引込口を介して映像表示装置の配線を収納本体内に引き込むことができる。これにより、簡易な構成で映像表示装置の配線を収納本体内に引き込むことができる。
第7の発明では、第1〜第6の発明のいずれか1つにおいて、前記扉部には、前記映像表示装置に接続される接続機器を収納可能な機器収納部が形成されていることを特徴とする。
この構成により、扉部が回動しても接続機器と映像表示装置との相対位置が変化しないため、接続機器と映像表示装置との間の配線の位置が変化しない。これにより、回動する扉部に映像表示装置が取り付けられていても、接続機器と映像表示装置との間の配線が損傷しにくくなる。
第8の発明では、第6の発明において、前記収納本体の内部には、前記映像表示装置に接続される接続機器を収納可能な機器収納部が形成され、前記配線引込口は、前記扉部の回動軸側の端部に形成されていることを特徴とする。
この構成により、扉部を回動させたときの配線引込口の移動距離を抑えることができるため、扉部の回動に伴う接続機器と配線引込口との間の距離の変化を抑えることができる。これにより、回動する扉部に映像表示装置が取り付けられているにも拘わらず、接続機器と映像表示装置との間の配線が損傷しにくくなる。
第9の発明では、第1〜第8の発明のいずれか1つにおいて、前記映像表示装置は薄型テレビであることを特徴とする。
これにより、薄型テレビを壁面収納装置に設置することができる。
以上説明したように、本発明によれば、地震などの発生による壁面収納装置の転倒を防止しながら、広い収納スペースを確保し、映像表示装置の配線の露出防止及び容易化を図りつつ、快適に映像表示装置の視聴ができるようになる。
図1は、本発明の実施形態1に係る壁面収納装置の斜視図である。 図2は、壁面収納装置の扉部を開放したときの斜視図である。 図3は、壁面収納装置の水平断面図である。 図4は、壁面収納装置の全体構造を示す垂直断面図である。 図5は、壁面設置部材の取付ブラケットの斜視図である。 図6は、壁面設置部材のアーム本体の斜視図である。 図7は、実施形態2に係る壁面収納装置の斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態1)
図1〜図4は、本発明の実施形態1に係る壁面収納装置1を示す。この壁面収納装置1は、例えば、映像表示装置としての薄型テレビTを壁掛け状態で設置する際に用いられ、建物内の壁面2に固定されるものである。壁面収納装置1は、建物内の壁面2及び床面3に固定されている。
壁面収納装置1は、縦長の矩形箱状の収納本体5と、この収納本体5に丁番15を介して取り付けられている扉部16とを備える。尚、本実施形態では、便宜上、壁面2に対し接離する方向を表裏方向といい、この表裏方向の壁面2に近い側を裏側(図3では上側、図4では右側)、その反対で壁面から遠い側を表側(図3では下側、図4では左側)という。また、壁面2に向かって左右方向を左右方向という。
収納本体5は縦長で薄型の矩形箱状に形成され、建物内のフラットな壁面2に4枚の施工桟6,6,…により、下端部が床面3に載置された状態で固定され、表側に開放された開口部13を有する。具体的に、収納本体5は、左右方向に細長い底板7及び上板8と、上下方向に細長い左側板9及び右側板10と、背板11と、3枚の棚板12とを備え、これらは板状の木質パネルである。このような木質パネルとして、例えば、12〜18mm厚の合板、パーティクルボード、オリエンテッドストランドボード(OSB)、中密度繊維板(MDF)などが用いられる。
収納本体5を壁面2に固定するための施工桟6,6,…は、いずれも略同じ形状の肉厚の木製板材からなり、長手方向が左右方向に延び、且つ、厚さ方向が表裏方向に延びるように、裏面が壁面2に固定されている。また、施工桟6,6,…は、隣接する他の施工桟6と上下方向に所定の間隔を空けて壁面2に配置されている。
底板7は、長手方向が施工桟6,6,…の長手方向と略同じ長さになるように形成されている。また、底板7は、左右方向に延びる厚肉板材であり、裏面が壁面2に下面が床面3にそれぞれ当接した状態で固定されている。この底板7は、4枚の施工桟6,6,…のうちの最下段の施工桟6よりも下側に配置され、図略の締結手段により、最下段の施工桟6と締結されて固定されている。
上板8は、底板7と略同じ形状に形成された左右方向に延びる厚肉板材であり、裏面が壁面2に当接した状態で固定されている。この上板8は、最上段の施工桟6よりも上側に配置され、図略の締結手段により、最上段の施工桟6と締結されて固定されている。
左側板9と右側板10とは、互いに略同じ形状に形成された上下方向に延びる厚肉板材からなり、裏面がそれぞれ壁面2に当接した状態で固定されている。また、左側板9と右側板10とは、図略の締結手段により、内面が施工桟6,6,…、底板7及び上板8の左右端面に、それぞれ締結されて固定されている。
背板11は、底板7と上板8と左側板9と右側板10とで構成される枠体の裏側の開口部内と略同じ形状に形成された薄肉の板材からなり、裏面で施工桟6,6,…を覆うように固定されている。
棚板12,12,…は、左右方向に細長い板材からなり、長手方向が施工桟6,6,…の長手方向と略同じ長さに形成され、図略の締結部材を介して左側板9と右側板10とに固定されている。尚、棚板12は、その高さ位置をダボによって変更可能な構造することもできる。
以上の構成により、収納本体5は、底板7と上板8と左側板9と右側板10と背板11とにより箱状に構成され、内部に収納スペースが形成されている。また、収納本体5は、裏側を施工桟6,6,…及び背板11により閉塞される一方、表側には開口部13が形成され、収納本体5にその表側から収納を行うようになっている。
また、施工桟6,6,…、底板7、上板8、左側板9及び右側板10は、接着剤により壁面2及び床面3に固着されている。施工桟6等の固着に用いられる接着剤は、ビスなしで施工桟6等を壁面2等に固着できるような接着力の強力なもので、本実施形態においては、変性シリコン系の接着剤が用いられる。勿論、接着剤はこれに限られず、例えば、ウレタン系、エポキシ系、或いは、アクリル系の接着剤の使用も可能であるが、必要な養生時間を考えると、変性シリコン系の接着剤が最適である。なお、施工桟6等の壁面2等への固着は、接着剤のみで行うようにしてもよいし、両面テープや面ファスナーといった固着手段を併用するようにしてもよい。
また、壁面2及び床面3は、コンクリートや石膏ボード等で形成されており、施工桟6等はコンクリートや石膏ボードの素面が剥き出しになっている部分に固着される。また、壁面2及び床面3に表面化粧材が貼り付けられている場合には、少なくとも施工桟6等の施工部位の表面化粧材を取り除いた上で、施工桟6等は壁面2等に設置される。
以上より、底板7、上板8、左側板9、右側板10及び背板11を有する収納本体5は、施工桟6,6,…を介して接着剤により壁面2に固着されていることとなる。
丁番15,15,…は、扉部16を収納本体5に対して回動可能に連結するために取り付けられる金具である。具体的には、上下複数の丁番15が、左側板9の内面の表側端部と扉部16の裏面の左側端部とを連結するように左側板9及び扉部16に取り付けられている。また、丁番15,15,…は、それぞれの回動軸が上下方向に一致するように左側板9及び扉部16に取り付けられている。
扉部16は、厚肉板状の木質パネルである。この扉部16は、収納本体5に丁番15の回動軸回りに回動可能に取り付けられており、収納本体5の開口部13を開閉する。また、扉部16は、収納本体5の開口部13よりもやや大きなサイズに形成されており、閉状態のときに開口部13の全てを覆うように収納本体5に取り付けられている。
また、本発明の特徴として、扉部16の表側には、薄型テレビTが取り付けられている。具体的には、扉部16には、薄型テレビTを扉部16の外表面に取り付け可能な取付部17と、配線引込口18と、機器収納部19とが形成されている。
取付部17には、扉部16に形成された木ネジ穴17a,17aが含まれる。この木ネジ穴17a,17aは、扉部16の表面から裏側に向かって形成されている小さな穴である。木ネジ穴17a,17aは、例えば、扉部16の中央部に、上下方向に一列に並んで形成される。
配線引込口18は、扉部16を表裏方向に貫通するように形成された貫通孔である。この配線引込口18は、扉部16に取り付けられる薄型テレビTの配線Ta(複数本を束ねたものも含む)を収納本体5に引き込み可能とするためのもので、配線Taの外径よりも大きくなるように形成されている。また、配線引込口18は、壁面収納装置1の前側から見たときに、薄型テレビTに隠れるように取付部17の下側に形成されている。また、配線引込口18は、薄型テレビTが扉部16に取り付けられたときに、薄型テレビTと薄型テレビTの裏面から延びる配線Taとの接続位置に表裏方向において略同じ位置となるように形成されている。
機器収納部19は、配線引込口18の下側において扉部16を表裏方向に貫通するように設けられた矩形の箱状体である。この機器収納部19は、表側に開放され裏側が閉塞された有底角筒状のもので、機器収納部19には、薄型テレビTに接続可能な少なくとも1つ(図示例では2つ)の接続機器Rを収納するようにしている。このような接続機器Rとして、例えば、薄型テレビTから映像及び音声信号を受信してハードディスク、DVD等の記録媒体に記録したり、ハードディスク、DVD等の記録媒体から映像及び音声情報を読み出して、読み出した情報に応じた信号を薄型テレビTに送信したりする録画再生装置(レコーダー)、衛星チューナー等が挙げられる。また、機器収納部19において、扉部16の裏側に位置する部分の上壁部には、上下方向に貫通する挿通孔19aが形成されている。この挿通孔19aの開口径は、配線Taの外周よりも大径に形成されている。
次に、図5及び図6を参照しつつ、取付部17に取り付けられる壁面設置部材21を説明する。壁面設置部材21は、薄型テレビTを壁面に取り付けるために用いられる金具である。この壁面設置部材21は、取付ブラケット22とアーム本体23とを有する。
取付ブラケット22は、取付部17に取り付け可能な金具である。具体的には、取付ブラケット22は、上部ないし表側の左右中央部が開放された係合凹部22aを有する箱状のもので、この取付ブラケットの背壁部22bの中央部には、表裏方向に貫通する2つのネジ挿通孔22c,22cが上下方向に並んで形成されている。このネジ挿通孔22c,22cは、壁面収納装置1の扉部16における取付部17の木ネジ穴17a,17aに対応する位置に形成されている。ネジ挿通孔22cに挿通した木ネジ22dを木ネジ穴17aにねじ込むことで、取付ブラケット22を扉部16に締結可能である。このため、木ネジ22d,22dにより、取付部17に取付ブラケット22を締結するようになっている。
一方、アーム本体23は、薄型テレビTの背面部に取り付け可能な金具である。アーム本体23は、取付ブラケット22の係合凹部22aに嵌合可能な嵌合部24と、嵌合部24に一体的に溶接等により結合された薄型テレビ取付部25とを有する。嵌合部24は、矩形状の平板を左右中央部24aが表側に突出するように折れ曲げ形状に形成され、その左右両端部24b,24bが取付ブラケット22の係合凹部22aに上側から嵌合可能である。薄型テレビ取付部25は、上下方向に延びる左右2つの板状部25a,25aと、これら2つの板状部25a,25aの上下中間部同士を一体に連結する連結部25bとを有する。連結部25bの裏面と、嵌合部24の中央部24aの表面とは、図略の溶接やリベットにより連結一体化されている。
また、各板状部25aには、上下方向両端部を表裏方向に貫通するネジ挿通孔25c,25cが形成されている。これら4つのネジ挿通孔25c,25c,…は、薄型テレビTの裏面に形成された図略の4つのネジ穴と対応する位置に形成されており、板状部25a,25aと薄型テレビTの背面のネジ穴とはネジ25d,25dにより締結可能である。このため、薄型テレビTとアーム本体23とは、ネジ25d,25dにより締結することができるようになっている。
次に、薄型テレビTを扉部16に取り付ける手順について説明する。取付ブラケット22のネジ挿通孔22c,22cと、扉部16の取付部17の木ネジ穴17a,17aとの位置を合わせて、木ネジ22d,22dにより扉部16に取付ブラケット22を固定する。また、薄型テレビTの裏面のネジ穴と、アーム本体23の板状部25a,25aのネジ挿通孔25c,25cとを位置合わせして、ネジ25d,25dにより薄型テレビTをアーム本体23に固定する。そして、アーム本体23の嵌合部24を取付ブラケット22の係合凹部22aにその上側から下側に向けて挿入して、嵌合部24を係合凹部22aに嵌合する。これにより、薄型テレビTは、扉部16に固定された状態で取り付けられる。
このとき、薄型テレビTは、扉部16にのみ固定されることから、扉部16の回動に伴って回動することとなる。このため、扉部16を回動させることにより、薄型テレビTを視聴する方向を変化させることが可能となる。
次に、薄型テレビTと接続機器Rとの配線手順について説明する。上記のようにして薄型テレビTを扉部16に取り付けた状態で、扉部16を開き方向に回動させると、収納本体5の開口部13が開放される。そして、薄型テレビTの配線Taを配線引込口18を介して扉部16の表側から裏側へ引き出す。そして、この薄型テレビTの配線Taの他端部を機器収納部19内にその挿通孔19aを介して引き込んで、機器収納部19内に収納された接続機器Rに接続する。その後、扉部16を回動させて、収納本体5の開口部13を元どおりに閉塞すればよい。
このとき、扉部16を回動させることにより、ユーザーは扉部16の裏側に回り込んで薄型テレビTの配線作業を行うことができるため、薄型テレビTの配線を容易に行うことができる。
また、薄型テレビTの配線Taの一部は、配線引込口18を介して収納本体5内に収納され、残りの部分は、壁面収納装置1の表側から見たときに薄型テレビTの裏側に配置される。このため、壁面収納装置1により、設置された薄型テレビTの配線Taを隠すようにしている。
本実施形態では、このような構成により、壁面収納装置1の収納本体5が壁面2及び床面3に接着剤で固定されるため、扉部16に薄型テレビTが取り付けられていたとしても、地震などの発生による壁面収納装置1の転倒を防止できる。
しかも、収納本体5が、接着剤により壁面2及び床面3に固定されることで、壁面収納装置1を確実に壁面2及び床面3に固定することができる。また、ビズ等の締結部材により固定できない材質(例えば、コンクリート等)の壁面及び床面に対しても、壁面収納装置1を固定することができる。
また、建物内の壁面2及び床面3に収納本体5が固定されており、扉部16が収納本体5の表側に取り付けられていることから、収納本体5の収納スペースは薄型テレビTによって制限されず、広い収納スペースが確保できる。
また、薄型テレビTの配線Taの一部は、配線引込口18を介して収納本体5内に収納され、配線Taの残りの部分は、壁面収納装置1の表側から見たときに、薄型テレビTの裏側に配置される。これにより、薄型テレビTの配線Taの露出を防止して、見映えを良くすることができる。
また、扉部16を回動させることにより扉部16の裏側にて配線作業を行うことができるため、薄型テレビTの配線作業を容易に行うことができる。
また、扉部16の回動に伴い、扉部16に取り付けられた薄型テレビTが回動するため、薄型テレビTの視聴できる方向を容易に変化させることができ、室内のどこからでも薄型テレビTが見えるようになり、快適に薄型テレビTの視聴ができる。
また、壁面設置部材21の取付ブラケット22の木ネジ22d,22d,…の形状に応じた取付部17を扉部16に形成しておくことにより、薄型テレビTを扉部16に容易に取り付けることができる。
また、扉部16には、薄型テレビTの配線Taを収納本体5内に引き込み可能な配線引込口18が形成されているため、簡易な構成で薄型テレビTの配線Taを収納本体5内に容易に引き込むことができる。
また、扉部16には、薄型テレビTに接続される接続機器Rを収納可能な機器収納部19が一体的に形成されている。このため、扉部16が回動しても接続機器Rと薄型テレビTとの相対位置が変化せず、接続機器Rと薄型テレビTとの間の配線Taの位置が変化しないことから、接続機器Rと薄型テレビTとの間の配線が損傷しにくくなる。
(実施形態2)
次に、図7において、実施形態2に係る壁面収納装置1について説明する。尚、前記実施形態1と同じ部分については、同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
実施形態1では、扉部16が収納本体5の開口部13を閉塞した場合に、扉部16は開口部13の全てを覆うようになっているのに対し、実施形態2では、扉部16が開口部13の一部のみを覆う点で異なる。また、実施形態1と実施形態2とでは、配線引込口18及び機器収納部19の位置が異なる。
具体的には、扉部16は、収納本体5の開口部13よりも小さく、その開口部13を閉塞した場合に、開口部13の上側のみを覆い、開口部13の下端側が常時開放された状態となるように形成されている。
また、収納本体5内には、その下部に上下2枚の棚板12,12が、扉部16によっても覆われない開口部13下端部と対応するように設置され、これらの棚板12,12の間に機器収納部19が形成されている。また、上側の棚板12の前部で丁番15側である左端部に挿通孔19aが上下方向に貫通するように形成されている。
また、配線引込口18は、扉部16の左側(丁番15側)の端部に形成されている。
この構成により、扉部16を回動させたときに、収納本体5内の接続機器Rと、扉部16表側の薄型テレビTとを接続する配線Taが彎曲変化するが、扉部16の回動に伴う配線引込口18の移動距離を短い距離に抑えることができるため、扉部16の回動に伴う接続機器Rと配線引込口18との間の距離の変化を抑えることができる。これにより、接続機器Rと薄型テレビTとの間の配線Taが損傷しにくくなる利点がある。
(その他の実施形態)
尚、前記各実施形態では、収納本体5を接着剤で壁面2及び床面3に固定しているが、これに限られず、ビス等により壁面2及び床面3に固定してもよい。また、接着剤及びビスの双方により固定してもよい。
また、前記各実施形態では、壁面2に設置される施工桟6を4枚としているが、これに限られず、施工桟6の数を変更してもよく、複数枚であればよい。また、施工桟6,6間に上下方向に延びる補強部材を壁面2に固定して設置してもよい。
また、前記各実施形態では、底板7を床面3に固定しているが、底板7は床面3と固定しなくてもよい。また、底板7を床面3から離して、壁面収納装置1をフロート状態にしてもよい。
また、前記各実施形態では、薄型テレビTが扉部16に取り付けられているが、これに限られず、ディスプレイ等の映像表示装置を扉部16に取り付けてもよい。
また、前記各実施形態では、木ネジ穴17aに木ネジ22dをねじ込むことで、壁面設置部材21を扉部16に固定していたが、木ネジ穴17aを扉部16の表裏方向に貫通するボルト挿通孔に変えてもよい。この場合、ボルト挿通孔にボルトを挿通して扉部16裏側へ突出したボルトをナットで止めることとなる。
また、前記各実施形態では、丁番15が左側板9の内面の表側端部と扉部16の裏面の左側端部とを連結して、扉部16を左開きとしていたが、これに限られず、丁番15が右側板10の内面の表側端部と扉部16の裏面の右側端部とを連結して、扉部16を右開きとしてもよいのは言うまでもない。
本発明は、映像表示装置を壁掛け状態で取り付け可能な壁面収納装置に適用することができる。
T 薄型テレビ(映像表示装置)
Ta 配線
R 精密機器
1 壁面収納装置
5 収納本体
15 丁番(回動軸)
16 扉部
17 取付部
18 配線引込口
19 機器収納部
21 壁面設置部材

Claims (9)

  1. 建物内の壁面に固定され、表側に開口する開口部を有する箱状の収納本体と、
    前記収納本体に回動軸回りに回動可能に取り付けられ、前記開口部の少なくとも一部を開閉する扉部と、
    を備え、
    前記扉部の表面に映像表示装置が取り付けられていることを特徴とする壁面収納装置。
  2. 請求項1において、
    前記扉部は、前記映像表示装置を扉部の外表面に取り付け可能な取付部を有することを特徴とする壁面収納装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記映像表示装置の配線が前記収納本体内に収納可能であることを特徴とする壁面収納装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、
    前記収納本体は、接着剤又は締結部材の少なくとも一方により壁面に固定されていることを特徴とする壁面収納装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1つにおいて、
    前記扉部の前記取付部は、前記映像表示装置を壁面に取り付けるために用いられる壁面設置部材を取付可能であることを特徴とする壁面収納装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つにおいて、
    前記扉部には、前記映像表示装置の配線を前記収納本体内に引き込み可能な配線引込口が形成されていることを特徴とする壁面収納装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つにおいて、
    前記扉部には、前記映像表示装置に接続される接続機器を収納可能な機器収納部が形成されていることを特徴とする壁面収納装置。
  8. 請求項6において、
    前記収納本体の内部には、前記映像表示装置に接続される接続機器を収納可能な機器収納部が形成され、
    前記配線引込口は、前記扉部の回動軸側の端部に形成されていることを特徴とする壁面収納装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つにおいて、
    前記映像表示装置は薄型テレビであることを特徴とする壁面収納装置。
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