JP2013152419A - 薄型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁掛け時にスタンドベースを壁掛け部材として使用できる薄型表示装置を提供する。
【解決手段】薄型表示装置の卓上設置の際に、表示部10はスタンド支柱20を介して卓面に当接されるスタンド支持台30に支持されている。また、スタンド支柱20は、表示部10の背面に連結されている。スタンド支柱20は、壁掛けの際には分離される。スタンド支持台30は、壁掛け部材として用いる分離可能なスタンドベース70を備えている。このスタンドベース70は壁に当接される。この上で、スタンド支柱20を反転させて表示部10に固定し、フック27をスタンドベース70に係止することで壁掛けすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は薄型表示装置に係り、特に壁掛けの際にスタンドを分離する薄型表示装置に関する。
近年、液晶やプラズマや有機EL等のディスプレイパネルを用いた薄型のテレビジョン(以下、「テレビ」という。)等である薄型表示装置が普及している。
このような薄型表示装置は、スタンドを用いてテレビ台や机等の卓面(床面)に設置(以下、「卓上設置」という。)することが一般的である。また、薄型表示装置は、壁面に掛けて設置(以下、「壁掛け」という。)することもでき、壁掛けテレビとしても用いられる。
しかしながら、薄型表示装置を壁掛けテレビとして用いるためには、壁に固定するための壁掛けアングル等と呼ばれる壁掛け部材を別途購入する必要があった。
ここで、特許文献1を参照すると、薄型表示装置本体部に対して可動に設けられて壁掛け時にはディスプレイ本体部の裏面側に位置できるスタンド部を備えた薄型表示装置が記載されている。
特許文献1の薄型表示装置は、別途壁掛け部材を使用せず、スタンド部を折りたたむことで、壁掛けテレビとして用いることができる。
特開2005−173421号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、スタンドが特殊な構造で費用が掛かっていた。
また、特許文献1の技術は、対応する荷重等の理由で、大型の薄型表示装置には用いることが難しいという課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述の課題を解消することを課題とする。
本発明の薄型表示装置は、卓上設置の際に表示部がスタンド支柱を介して卓面に当接されるスタンド支持台に支持され、スタンド支柱が表示部の背面に連結された薄型表示装置において、前記スタンド支持台は、壁掛け部材として用いる分離可能なスタンドベースを備え、前記スタンドベースは、壁掛けフック挿入孔を備え、前記スタンド支柱は、卓上設置の際に前記表示部のフック挿入固定孔に嵌入されるフックを備え、壁掛けの際には分離され、前記フックが前記壁掛けフック挿入孔に係止されることを特徴とする薄型表示装置。
本発明の薄型表示装置は、前記スタンド支柱は、前記フックが前記壁掛けフック挿入孔に係止される際に前記表示部を固定するロックピンを備えることを特徴とする。
本発明の薄型表示装置は、卓上設置の際に表示部がスタンド支柱を介して卓面に当接されるスタンド支持台に支持され、スタンド支柱が表示部の背面に連結された薄型表示装置において、前記スタンド支持台は、壁掛け部材として用いる際に分離されるスタンドベースを備え、前記スタンドベースは、前記表示部に取り付けられた壁掛けフック手段を係止するための壁掛けフック手段挿入孔を備え、前記スタンド支柱は、前記スタンドベースと共に壁掛け部材として用いるスタンド支持部を備え、前記表示部は、壁掛けの際に、分離され固定された前記スタンドベース及び前記スタンド支持部に対して係止されることを特徴とする。
本発明の薄型表示装置は、前記スタンド支柱は、前記壁掛けの際に前記表示部を固定する本体固定部を備え、前記表示部は、前記壁掛けの際に前記本体固定部に挿入される壁固定部を備えることを特徴とする。
本発明の薄型表示装置は、前記表示部は、壁掛けの際に前記スタンド支持部に掛止される掛止機構を備えることを特徴とする。
本発明の薄型表示装置は、卓上設置の際に表示部がスタンド支柱を介して卓面に当接されるスタンド支持台に支持された薄型表示装置において、前記スタンド支柱と前記表示部とを前記表示部の背面に連結する固定金具を備え、前記スタンド支持台は、壁掛け部材として用いる際に分離されるスタンドベースを備え、前記スタンドベースは、前記表示部に取り付けられた壁掛けフック手段を係止するための壁掛けフック手段挿入孔を備え、前記表示部は、壁掛けの際に、前記スタンド支柱から分離され壁に固定された前記スタンドベース及び前記固定金具に対して係止されることを特徴とする。
本発明の薄型表示装置は、前記表示部は、前記壁掛けの際に前記固定金具が挿入されて固定される壁固定部を備えることを特徴とする。
本発明の薄型表示装置は、前記壁固定部は、壁掛けの際に前記固定金具に掛止される掛止機構を備えることを特徴とする。
本発明によれば、スタンドベースとスタンド支柱を壁掛け部材として使用することで、費用が安価で、大型テレビにも対応ができる薄型表示装置を提供できる。
本発明の第1の実施の形態に係る薄型表示装置の卓上設置の場合の正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄型表示装置の卓上設置の場合の背面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄型表示装置の卓上設置におけるスタンド支柱及びスタンド支持台の分離の概念図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄型表示装置の分離後の表示部の背面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄型表示装置の分離後のスタンド支柱の正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄型表示装置の分離後のスタンドベースの(a)平面図、(b)側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄型表示装置の分離後のスタンドベースの壁掛けフック挿入孔の拡大図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄型表示装置の壁掛けにおけるスタンド支柱の表示部への固定を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄型表示装置の壁掛けにおけるスタンド支柱と表示部とが固定された際の(a)側面図、(b)背面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄型表示装置の壁掛けにおけるスタンドベースの壁への固定を示す概正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄型表示装置の壁掛けにおける表示部とスタンド支柱をスタンドベースに係止する際の概念図である。 本発明の第1の実施の形態に係る薄型表示装置の壁掛け後の側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄型表示装置の卓上設置の場合の正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄型表示装置の卓上設置の場合の背面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄型表示装置、スタンド支柱、及びスタンド支持台の分離の概念図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄型表示装置の分離後のスタンドベースの(a)平面図、(b)側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄型表示装置のスタンド支柱の更なる分離、本体固定部及びロック機構部の組み立ての概念図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄型表示装置の分離後の表示部の背面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄型表示装置のスタンドベース及びスタンド支柱の壁への固定を示す概正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄型表示装置の壁掛けにおける表示部の壁掛けフックビスをスタンド支柱の溝部で掛止する際の概念図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄型表示装置の壁掛けにおける壁固定部の挿入を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄型表示装置の壁掛けにおける壁固定部の挿入後の状態を示す概念図である。 本発明の第3の実施の形態に係る薄型表示装置の(a)分離後の表示部の背面図、(b)スライド挿入部19への本体ロック治具部230の固定を示す概念図である。 本発明の第3の実施の形態に係る薄型表示装置のスタンドベース及びスタンド支柱の壁への固定を示す概正面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る薄型表示装置の壁掛けにおける掛止の際の側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る薄型表示装置の本体ロック治具部による固定の概念図である。 本発明の第4の実施の形態に係る薄型表示装置の卓上設置の場合の背面図及び側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る薄型表示装置、スタンド支柱、スタンド支持台、及び固定金具の分離の概念図である。 本発明の第4の実施の形態に係る薄型表示装置の分離後の固定金具の(a)正面図、(b)底面図、(c)背面図、(d)側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る薄型表示装置の(a)分離後の表示部の背面図、(b)壁固定部184の概正面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る薄型表示装置のスタンドベース及び固定金具の壁への固定を示す概正面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る薄型表示装置の壁掛けにおけるスライド挿入の際の(a)正面図、(b)側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る薄型表示装置の壁掛けにおける掛止の際の(a)正面図、(b)側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る薄型表示装置の壁掛けにおける壁固定部と固定金具との掛止の概念図である。
<第1の実施の形態>
〔薄型表示装置Xの構成〕
まず、図1〜12を参照して、本発明の第1の実施の形態の説明を行う。
最初に、図1〜図2を参照して、第1の実施の形態に係る卓上設置の際の薄型表示装置Xの構成について説明する。
薄型表示装置Xは、表示部10、スタンド支柱20、スタンド支持台30を含んで構成される。薄型表示装置Xにおいて、スタンド支柱20とスタンド支持台30とは、表示部10を支持するスタンドとして機能する。
表示部10は、薄型表示装置Xの本体部である。表示部10は、略直方体形状の薄いハウジング内に、液晶やプラズマや有機EL等の平面ディスプレイパネル、コントロール基盤、バックライト、RF部等の各種基板が固定されている。表示面110は、画像が表示される平面ディスプレイパネルである。
表示部10の背面には、ビス孔15が複数個配置されている。ビス孔15は、ネジが切られており、その一部は壁掛けの際に用いられる。
表示部10は、主に40〜120型等の大型〜超大型の薄型表示装置である。
スタンド支柱20は、平板の部材である。スタンド支柱20は、例えば、角柱形の2本の柱部材が水平部材と結合されたコの字形状をしている。また、スタンド支柱20は、前後方向に数cm〜十数cm程度の厚みがある。スタンド支柱20は、例えば、スチール等の金属製の構造物を含み、表示部10を支える充分な強度を備えている。また、スタンド支柱20は、樹脂製の化粧板等の部材で覆われていてもよい。
スタンド支柱20は、卓上設置の際、スタンド支持台30に垂設され、固定される。スタンド支柱20は、ビス40により表示部10の背面に固定される。また、スタンド支柱20は、フック27(図3)により脱着可能である。
さらに、後述するように、スタンド支柱20は、壁掛けの際にも用いられる。壁掛け用に利用するため、スタンド支柱20には、前後方向に貫通するビス孔25が複数備えられている。なお、ビス孔25は、見た目をよくするため、卓上設置の際には蓋等で塞がれていてもよい。
スタンド支持台30は、平板形状で、略長方形に形成されている。スタンド支持台30は、表示部10を安定して支持可能な横幅や奥行きの寸法に構成されている。
スタンド支持台30は、卓上設置の際には、スタンド支柱20とビス41(図3)で固定されている。スタンド支持台30は、このビス41を外すことで、分離可能である。分離後のスタンド支持台30は、化粧カバー60(図3)とスタンドベース70(図3)とからなり、スタンドベース70の上面が化粧カバー60で覆われるようになっている。
なお、スタンド支柱20やスタンド支持台30に、回転機構、高さ調整機構、及び/又は角度調整機構が備えられていてもよい。
次に、図3を参照して、表示部10から、スタンド支柱20とスタンド支持台30とが分離される例について説明する。
図3(a)によると、側面図に示す表示部10の背面から、複数のビス40が取り外される。
図3(b)によると、表示部10は、フック27とスタンドフック挿入固定孔17との掛合を解除し、取り外すことができる。スタンド支柱20には、ロックピン26が備えられている。よって、表示部10のロックピン孔16(図4)に、このロックピン26が係止される。これにより、ビス40を取り外した際に、スタンド支柱20と表示部10とがすぐ分離しないように構成することができる。このため、ロックピン26の解除機構のボタン等を別途備えていてもよい。
図3(c)によると、スタンド支柱20の柱部材の一面には、はめ込み式のフック27が複数備えられている。フック27は、表示部10を取り外すと視認できる。破線内は、このフック27の拡大斜視図である。
次に、スタンド支持台30の底面から、複数のビス41が取り外される。これにより、スタンド支柱20とスタンド支持台30とが分離される。
図3(d)によると、スタンド支持台30も分離される。スタンド支持台30は、化粧カバー60とスタンドベース70とを含んで構成される。
化粧カバー60はスタンドベース70を覆うためのカバーである。化粧カバー60は、例えば、ABSやPET等の樹脂で構成されていてもよい。化粧カバー60は、支柱用孔605が備えられている。この支柱用孔605は、スタンド支柱20が挿入される孔である。なお、化粧カバー60は、壁掛け時には使用されない。
一方、スタンドベース70は、例えばスチール等の金属製の長方形の部材である。スタンドベース70は、卓上設置の際にスタンド支柱20を支持するために用いられる。これに加えて、スタンドベース70は、壁掛けの際に固定用の金具としても用いられる。スタンドベース70の詳細構成は後述する。
なお、スタンドベース70は細長い部材であるため、各部材の配置位置を明確にするため、図面中では適宜スケールを変更して描画している。
次に、図4〜図7を参照して、各部材の詳細な構成について説明する。
図4によると、表示部10をスタンド支柱20から分離した際の背面には、ビス孔15の他に、スタンドフック挿入固定孔17(フック挿入固定孔)が複数備えられている。また、ロックピン26(図3)が挿入されるロックピン孔16も備えられている。
スタンドフック挿入固定孔17は、表示部10の背面に備えられている。スタンドフック挿入固定孔17は、スタンド支柱20の先端のフック27が嵌入され、固定される穴である。
具体的には、スタンドフック挿入固定孔17にフック27を押し当てた状態で、スタンドフック挿入固定孔17に対してフック27が上に押し上げられると、内部にあるスタンド固定爪(図示せず)に係合される。これにより、スタンドフック挿入固定孔17内で、フック27がスタンドロックされる。
図5によると、スタンド支柱20は、ビス孔25、ロックピン26(ロック機構)、及びフック27がそれぞれ複数備えられている。
ビス孔25は、スタンド支柱20を前後に貫通したビス孔である。ビス孔25は、壁掛け時に表示部10を安定して固定するために必要な数、備えられる。ビス孔25は、スタンド支柱20の水平部材に備えられたビス孔25の他に、卓上設置時にビス40が挿入されていたビス孔25が、壁掛け時にも用いられる。なお、ビス孔25にはネジが切られていなくてもよい。
ロックピン26は、壁掛け時及び卓上設置時に表示部10を固定するためのバネ等を備えたロックピンである。なお、このロックピン26を挿入させて、ロックを解除させるためのボタンやヒンジ等を含む、埋込み取付けされた機械的な係合着脱構造を別途用意することもできる。
フック27は、卓上設置と壁掛けの両方で用いるフック状の固定部材である。フック27は、上側又は下側どちらかに係合するための部材を取りつけ、フックとして使用できる構造を用いる。すなわち、フック27は、卓上設置時には、スタンドフック挿入固定孔17に嵌入されて上側で固定される。一方、フック27は、壁掛け時には、スタンドベース70の壁掛けフック挿入孔770に係止され下側で固定される。フック27は、表示部10が傾かないように固定するため、少なくとも2以上備えられることが好ましい。図5の例では、フック27が4つ用いられる例について示している。
図6(a)(b)によると、スタンドベース70は、凸部710、凹部730、ビス孔750、ロックピン孔760、壁掛けフック挿入孔770が、それぞれ複数備えられている。
凸部710は、スタンドベース70に強度を持たせるために、半楕円筒状で立体的に形成されている。凸部710には、凹部730、ロックピン孔760、壁掛けフック挿入孔770がそれぞれ形成されている。
凹部730は、スタンド支柱20のフック27の挿入時に、フック27がスタンドベース70と干渉しないように設けられた切り欠き凹みである。なお、凹部730は、フック27を2つのみ用いる場合等、挿入時に干渉しなければ、なくてもよい。
ビス孔750は、スタンドベース70が壁90(図10)に固定される際に用いられる、複数のビス孔である。ビス孔750は、例えば、スタンドベース70の平面状に加工されている周囲面とセンター横1列の箇所に、複数備えられる。ビス孔750は、実際に固定に用いるビス43の数よりも多く備えることができる。これにより、例えば石膏ボードを固定する板材に、容易に固定可能となる。また、ビス孔750の少なくとも中央列の2つは、卓上設置の際にビス41(図3)にてスタンド支柱20が垂設され固定されるために用いられる。なお、化粧カバー60の支柱用孔605でスタンド支柱20を支え、固定時には、ビス孔750の中央列の1つを用いるような構造も可能である。
ロックピン孔760は、例えば、上下の壁掛けフック挿入孔770の間に備えられ、ロックピン26が挿入される孔である。ロックピン孔760により、スタンド支柱20のフック27が外れないようにすることができる。すなわち、スタンド支柱20のフック27が壁掛けフック挿入孔770に挿入されて正しく係止されると、ロックピン26がロックピン孔760に嵌入される。これにより、表示部10が、壁掛け固定される。
壁掛けフック挿入孔770は、スタンド支柱20の各フック27の少なくとも下側を掛合するために用いられる孔である。図6の例では、上下2つの凸部710に、壁掛けフック挿入孔770が合計8箇所設けられている。すなわち、壁掛けフック挿入孔770は、スタンド支柱20のフック27の数に対応して備えられる。
図7の拡大図は、図6の破線部Aの箇所を示す。図7によると、壁掛けフック挿入孔770は、凸部710にフック27を係止するように形成されている。これにより、スタンドベース70が薄い金属板を加工して形成されても、表示部10及びスタンド支柱20の重さを充分支えることができ、固定しやすいという効果が得られる。
なお、スタンドベース70に、化粧カバー60を止める爪やビス孔を別途設けることもできる。
次に、図8〜図9を参照して、壁掛けの際に、スタンド支柱20が表示部10に固定される例について説明する。
図8によると、スタンド支持台30から外されたスタンド支柱20は、フック27が壁固定台となるスタンドベース70に掛合されるように、表示部10の背面に固定される。破線内は、フック27の拡大斜視図である。スタンドベース70は、図10のように壁90に取り付けられる。このため、スタンド支柱20は、卓上設置時とは逆に、フック27を表示部10の背面に向けた状態となる。また、スタンド支柱20は、通常、卓上設置の際よりも上側にあるビス孔15に対応する位置に当接される。
図9(a)のように、当接されたスタンド支柱20に対し、複数のビス42が螺着される。この際、ビス42は、スタンド支柱20のビス孔25に対応するビス孔から挿入されて、表示部10のビス孔15に螺着される。これにより、スタンド支柱20が表示部10に固定され、取り付けられる。
図9(b)によると、スタンド支柱20が固定されると、表示部10の背面には、ビス42と、ロックピン26と、フック27とが視認できるように備えられる。この状態で、スタンド支柱20は、壁掛け部材となるスタンドベース70に係止される。
次に、図10を参照して、壁掛けの際に、スタンドベース70が、石膏ボード等の壁90に当接され、固定される例について説明する。
スタンドベース70は、壁固定台として用いられる。このため、図10のように、例えば、ビス孔750が平板部に列になるよう複数備えられている。
スタンドベース70は、少なくとも複数のビス孔750から、複数の壁固定用のビス43が螺着され、壁掛け金具として用いられる。このビス43は、例えば、木部に到達する木ネジや、石膏ボード固定用のネジ等を用いることができる。
なお、この壁90は、表示装置を係止可能で一般的な壁を構成する壁面部材であるが、石膏ボード等の他にも、木材やモルタル、家具、壁掛け用のパネル、金属や樹脂製の固定部材、マウントアーム等の表示装置を係止可能な部材であれば、壁90として利用することができる。
次に、図11〜図12を参照して、壁90に固定されたスタンドベース70に、スタンド支柱20が備えられた表示部10が係止される例について説明する。
図11のように、壁掛けの際には、固定されたスタンドベース70の壁掛けフック挿入孔770に、フック27が差込まれ、その後押し下げられる。この際、下側のフック27は、凹部730により干渉を避けることができる。これにより、フック27は、壁掛けフック挿入孔770に係合される。
各フック27が各壁掛けフック挿入孔770に正しく係合されると、ロックピン26がロックピン孔760に差し込まれる。これにより、フック27は、外れないように固定される。図11の破線内は、係合されたフック27及び壁掛けフック挿入孔770の拡大斜視図である。
図12は、壁掛けの際に固定された壁90、スタンドベース70、スタンド支柱20、及び表示部10の関係を示す。このように、スタンドベース70とスタンド支柱20に、従来の壁固定部材と同様の機能を備えさせることができる。つまり、本実施形態の薄型表示装置Xは、別途、壁掛け部材を用いる必要がなくなる。よって、薄型表示装置Xのスタンドを無駄にすることがなく、コストを削減することができる。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る薄型表示装置Xは、薄型表示装置を壁掛け設置する場合、従来は不要となっていたスタンドを有効活用でき、又、壁掛け部材を別途購入する必要がなくなる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る薄型表示装置Xのスタンド支柱20及びスタンドベース70の構造は、通常のスタンドに用いる部材と共用化でき、一般的な液晶テレビ等のスタンドに適応しやすい。このため、コストの低減が可能となる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る薄型表示装置Xのスタンド支柱20及びスタンドベース70は、荷重の耐性が高いため、小型テレビ〜大型テレビの何れにも対応可能である。
なお、上述の第1の実施の形態においては、スタンド支柱20は、コの字型の支柱として記載したが、これに限られず、壁掛け部材となる平形であれば様々な形状の支柱を用いることができる。またスタンド支柱20の柱部材と水平部材の数や配置も任意である。
また、スタンド支柱20にスピーカが内蔵されている等の特殊な構造であっても、電極を別途備える等により対応できる。
<第2の実施の形態>
〔薄型表示装置Yの構成〕
次に、図13〜22を参照して、本発明の第2の実施の形態の説明を行う。
まず、図13〜図14を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る薄型表示装置Yの卓上設置の際の構成について説明する。
薄型表示装置Yは、表示部11、スタンド支柱21、スタンド支持台31を含んで構成される。薄型表示装置Yにおいても、スタンド支柱21とスタンド支持台31とは、表示部10を支持するスタンドとして機能する。
ここで、薄型表示装置Yは、第1の実施の形態に係る薄型表示装置Xと異なり、1本のスタンド支柱21にて支持される。
薄型表示装置Yの表示部11は、第1の実施の形態に係る薄型表示装置Xの表示部10(図1、図2)と同様の薄型表示装置Yの本体部である。
表示部11は、例えば、13〜37V型等の小型〜中型の平面ディスプレイパネルを用いる。また、表示部11は、薄型表示装置Xと同様に、画像が表示される平面ディスプレイパネルの表示面110を備えている。
ここで、表示部11の背面には、ビス孔18が配置されている。ビス孔18は、後述する壁掛けフックビス28(図18)をネジ止めするための孔である。
スタンド支柱21は、柱状の部材であり、前後方向に数cm〜十数cm程度の厚みがある、表示部11を支えるための支柱部材である。スタンド支柱20は、ビス44にて、表示部11と螺着されている。
スタンド支柱21は、第1の実施の形態に係るスタンド支柱20のように、スタンド支持台31に垂設され、固定される。
本実施形態では、スタンド支柱21とスタンド支持台31の部材を結合して、壁掛け用に用いる。
スタンド支持台31は、第1の実施の形態に係る薄型表示装置Xのスタンド支持台30と同様に、平板形状で、略長方形に形成されている。スタンド支持台31も、表示部11を安定して支持可能な横幅や奥行きの寸法に構成されている。
なお、スタンド支柱21やスタンド支持台31にも、回転機構、高さ調整機構、及び/又は角度調整機構が備えられていてもよい。
次に、図15を参照して、表示部11、スタンド支柱21、及びスタンド支持台31が分離される例について説明する。
図15(a)の平面図によると、まず、スタンド支柱21の背面から、複数のビス44が取り外され、スタンド支柱21から表示部11が分離される。
図15(b)の正面図によると、次に、スタンド支持台31の底面及び上面から、複数のビス44が取り外される。これにより、スタンド支柱21とスタンド支持台31を含む各部材が分離可能となる。
図15(c)の平面図によると、スタンド支持台31は、化粧カバー61とスタンドベース71とを含んで構成される。ここでは、まず、スタンド支持台31から、化粧カバー61が分離される。
化粧カバー61は、上述の第1の実施の形態の化粧カバー60(図3)と同様の樹脂製の部材等であり、壁掛け時には使用されない。化粧カバー61には、ビス孔651が備えられている。また、化粧カバー61にも、支柱用孔615が備えられており、卓上設置時には、この支柱用孔615からスタンド支柱21が挿入される。
スタンドベース71は、第1の実施の形態に係るスタンドベース70(図3)と同様に壁掛け部材として用いられる、例えばスチール等の金属製の長方形の部材である。スタンドベース71には、後述する壁掛けフックビス28(図18)を固定するための壁掛けフックビス挿入孔780と、複数のビス孔751が備えられている。また、スタンドベース71には、例えば、スチール製の部材であるスタンド支柱保持部721が2つ備えられている。スタンド支柱保持部721は、卓上設置の際にはスタンド支柱21の底面部を挟み込んで、充分な強度で支持する。なお、この段階では、スタンドベース71には、スタンド支柱21が嵌着されている。
図15(d)の破線枠内のスタンド支柱21の拡大斜視図によると、スタンドベース71からスタンド支柱21が、スタンド支柱保持部721から、例えば、矢印方向にスライドされて分離される。
次に、図16と図17を参照して、各部材の詳細な構成について説明する。
図16(a)(b)によると、スタンドベース71には、強度を持たせるための、半楕円筒状の立体的に形成された凸部711を備えている。凸部711には、壁掛けフックビス28(図18)を挿入させ、掛止させるための壁掛けフックビス挿入孔780(壁掛けフック手段挿入孔)が複数備えられている。壁掛けフックビス挿入孔780は、壁掛けフックビス28の掛止を容易にするために、幅広に開口されている。
また、スタンドベース71には、ビス孔751が複数備えられている。このビス孔751は、卓上設置時の際にスタンド支柱21とビス44で螺着する際、壁掛けの際にスタンド支持部210とビス45で螺着する際、又は壁90にビス43(図10、図19)で固定する際に、それぞれ用いられる。
図17(a)〜(c)によると、スタンド支柱21のスタンド支持部210は、本体固定部220とロック機構部226とを組み合わせて、壁掛けに用いられる。
図17(a)では、まず、スタンド支持部210から、支持部カバー260が取り外され、本体固定部220が嵌入される例を示している。
スタンド支持部210は、スチール等で製造されたスタンド支柱21の本体の部材であり、表示部11を支える充分な強度を備えている。スタンド支持部210は、例えば、コの字状の支柱本体と、スタンドベース71と嵌着されていた底面部とが接合されて構成されている。スタンド支持部210の支柱本体には、卓上設置時のビス44(図14)用及び壁掛け時のビス45(図19)用のビス孔214が備えられている。
本体固定部220は、表示部11を壁掛けで固定するため、別途添付される小部材である。本体固定部220には、後述する壁固定部180(図18)の壁固定ツメ181を通すための壁固定ツメ孔221と、リブを通すためのリブ孔222が備えられている。さらに、本体固定部220の底面には、ビス44用のビス孔224と、ロック機構部226の挿入孔223が備えられている。本体固定部220のビス孔224はスタンド支持部210のビス孔214と、本体固定部220の挿入孔223はスタンド支持部210の挿入孔213とそれぞれ対応して備えられている。
支持部カバー260は、化粧カバ−61(図15)と同様の樹脂製等の部材である。支持部カバー260は、壁掛けには用いられない。また、支持部カバー260には、卓上設置時のビス44用のビス孔264が備えられている。
図17(b)では、本体固定部220は、スタンド支持部210のコの字形状の内側に配置され、底面部に当接され、ビス44で固定される例を示している。
図17(c)では、ロック機構部226が、スタンド支持部210の底面部から本体固定部220内に挿入される例を示している。ロック機構部226には、本体固定部220の壁固定ツメ孔221と対応した壁固定ツメ孔227が備えられている。ロック機構部226は、図示しないバネによる適度な摩擦等により、ロック機構部226の内部に保持されつつ、上下に滑動し、壁固定ツメ孔227の位置を調整できる。これにより、後述するように、壁固定ツメ181を挿入後に固定することが可能となる。
次に、図18を参照して、表示部11を壁掛けのために用いる際の構成について説明する。
図18(a)は、表示部11の背面の壁掛け時の背面図である。
図18(b)は、壁掛けフックビス28の拡大斜視図を示す。壁掛けフックビス28(壁掛けフック手段)は、表示部11を壁掛け固定するための別途添付される直径数mm〜数cmのビス等である。壁掛けフックビス28は、表示部11の背面の各ビス孔18に螺着される。
壁固定部180は、別途、壁掛け用部材として添付される小部材であり、卓上設置時のビス44により、表示部11の下部に螺着される。壁固定部180は、壁掛け時に、上述の本体固定部220及びロック機構部226と掛合される。ここで、壁固定部180は、例えば、表示部11の背面の向きに、壁固定ツメ181とリブ182とを備えている。
図18(c)は、壁固定ツメ181及びリブ182の拡大斜視図である。壁固定ツメ181は、本体固定部220の壁固定ツメ孔221と、ロック機構部226の壁固定ツメ孔227とに挿入され固定される。また、リブ182は、本体固定部220のリブ孔222に挿入され、表示部11の下部の位置固定のために用いられる。
なお、壁固定部180は、表示部11にスライド挿入固定したり、スタンド支持部210のビス孔で直接、ビス固定してもよい。また、表示部11の背面のカバーに直接、壁固定ツメ181及びリブ182とを備えていてもよい。この場合、支持部カバー260のスタンド支持部210の支柱本体に孔を備えて固定することができる。
次に、図19を参照して、壁掛けの際に、スタンドベース71及びスタンド支持部210が石膏ボード等の壁90に当接され、固定される例について説明する。
まず、スタンドベース71の支柱本体を表示部11の背面に固定していたビス孔214と、スタンド支持部210のビス孔751とが、ビス45で螺着され固定される。なお、このスタンドベース71へのスタンド支持部210の固定は、図19の例の他にも、壁固定部180(図18)に対応した各種の位置へ固定可能である。
スタンドベース71とスタンド支持部210とは、一体的に壁90に当接される。そして、第1の実施の形態と同様のビス43(図10)がビス孔751に螺着され、壁90に固定される。
次に、図20〜図22を参照して、壁90に固定されたスタンドベース71及びスタンド支持部210に、表示部11が係止される例について説明する。
図20によると、まず、スタンドベース71の壁掛けフックビス挿入孔780に、表示部11の壁掛けフックビス28を挿入し、溝部で掛止する。図20の破線内は、この壁掛けフックビス28と壁掛けフックビス挿入孔780の固定の概念図である。壁掛けフックビス挿入孔780の溝部で掛止された状態から、例えば、壁掛けフックビス28を左に摺動させ、一段低くなった引っかけ固定溝に落とすことで、表示部11が所定位置で固定される。
図21によると、表示部11の上部が、壁掛けフックビス28でスタンドベース71の壁掛けフックビス挿入孔780に掛止されている状態の例を示す。この状態では、表示部11を壁90に対して、斜めに揺動させ、押し込むことができる。
図22によると、表示部11の下部に備えられた壁固定部180の壁固定ツメ181とリブ182が、スタンド支持部210の本体固定部220に挿入された状態の例を示している。この例では、壁固定部180の壁固定ツメがロック機構部226の孔に差し込まれる。その後、ロック機構部226が押し下げられる。これにより、表示部11は、壁90から外れないように固定される。図22の破線内は、壁固定部180と本体固定部220の拡大斜視図である。
以上のように構成することで、本発明の第2の実施の形態に係る薄型表示装置Yは、第1の実施の形態に係る薄型表示装置Xと同じく、スタンドを無駄にすることがなく、コストを削減することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る薄型表示装置Yは、別途、本体固定部220壁掛けフックビス28のような小部材を添付するだけで、壁掛けを行うことができる。つまり、このような小部材を添付するだけで済むため、コストを削減でき、壁掛け部材を別売りとする必要がなくなる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る薄型表示装置Yは、1本の支柱のみ用いる中小型薄型表示装置の一般的構造に適用することができ、コストを削減できる。
<第3の実施の形態>
次に、図23〜図26を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。
まず、図23を参照して、本実施形態の表示部12を壁掛けに用いる際の構成について説明する。
図23(a)によると、本実施形態では、例えば、40型以上の中〜大型の表示部12に対して、第2の実施の形態と同様の構造のスタンド支柱21(図13)とスタンド支持台31とを用いて壁掛けを行う。
スタンド支柱21とスタンド支持台31は、表示部12を支持するための寸法を備えているものの、中〜大型の表示部12では、スタンド支柱21の高さが表示部12の寸法に比較して低くなる。このため、別途添付される小部材である本体ロック治具部230(掛止機構)を用いる。
具体的に、表示部12の背面の上部には、第2の実施形態と同様の壁掛けフックビス28が螺着される。これに加えて、表示部12は、第2の実施の形態の壁固定部180(図18)の代わりに、下部にスライド挿入部19を備える。スライド挿入部19の位置は、壁掛け時におけるスタンド支持部210の位置のちょうど下となる。このスライド挿入部19へ、本体ロック治具部230が嵌着される。
図23(b)の拡大斜視図によると、本体ロック治具部230は、表示部12のスライド挿入部19へ、スライド挿入されて嵌着される。本体ロック治具部230は、例えば所定範囲内で回転するロックバー233と、ロックバーレバー234とを備えている。
ロックバー233は、ロックバーレバー234が表示部12の下部から引かれると回転する。
挿入孔237は、回転時にロックバー233が挿入される孔である。この挿入により、ロックバー233が更にスタンド支持部210の挿入孔213(図17)へ挿入され、表示部12が固定される。
次に、図24を参照して、壁掛けの際に、スタンドベース71及びスタンド支持部210が石膏ボード等の壁90に当接され、固定される例について説明する。
本発明の第3の実施の形態においては、第2の実施の形態と同様のスタンドベース71とスタンド支持部210のみが、例えば、ビス45で螺着された上で、ビス43で壁90に螺着される。
つまり、第3の実施の形態の壁掛け部材として、本体固定部220及びロック機構部226は用いられない。
なお、壁90は、第1、第2の実施の形態の壁90と同様の石膏ボード等である。
次に、図25と図26とを参照して、壁90に固定されたスタンドベース71及びスタンド支持部210に、表示部12が係止される例について説明する。
図25によると、表示部12は、第2の実施の形態と同様に、スタンドベース71の壁掛けフックビス挿入孔780に、表示部12の壁掛けフックビス28を挿入し、一段低くなった引っかけ固定溝に落とすことで所定位置に固定される。よって、表示部12は、壁掛けフックビス28でスタンドベース71に掛止され、壁90に対して斜めに揺動させ、押し込むことができる。
図26(a)は、表示部11の下部に備えられた本体ロック治具部230が、スタンド支持部210の下部に接合した状態の例を示している。
図26(b)(c)は、固定前のスタンド支持部210と本体ロック治具部230の拡大図である。この状態では、ロックバー233がスタンド支持部210の底部とほぼ平行であり、まだ表示部12とスタンド支持部210が固定されていない。
図26(d)(e)は、固定後のスタンド支持部210と本体ロック治具部230の拡大図である。本体ロック治具部230のロックバーレバー234が引かれると、ロックバー233が回転して、挿入孔237と挿入孔213を通過し、スタンド支持部210内に挿入される。なお、この回転の角度等は、本体ロック治具部230の挿入孔237の孔の幅により抑制することができる。
これにより、ロックバー233で表示部12の移動が抑制され、壁90に固定されて設置完了となる。
以上のように構成することで、本発明の第3の実施の形態においても、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同じく、スタンドを無駄にすることがなく、コストを削減することができる。
また、本実施形態では、本体ロック治具部230を用いるだけで、第2の実施の形態と同様の構造のスタンド支持台31及びスタンドベース71を、壁掛けに用いることができる。これにより、画面の大きさが異なっても、壁掛けに同じスタンドの構造が適用可能となり、コストを削減できる。
また、上述の第2及び第3の実施の形態において、壁掛けフックビス28として、螺着するビスではなく、フック状の構造を用いることも可能である。
また、ロック機構部226やロックバー233の代わりに、バネやビス等による係止機構を備えてもよい。
また、本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る薄型表示装置X、Yは、通常の液晶やプラズマや有機ELの薄型テレビジョン受信機の他にも、業務用モニター、広告用ディスプレイ、電子黒板、デジタルサイネージ等にも適用可能である。
<第4の実施の形態>
次に、図27〜図34を参照して、本発明の第4の実施の形態について説明する。
まず、図27を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る薄型表示装置Wの卓上設置の際の構成について説明する。
薄型表示装置Wは、表示部14、スタンド支柱24、スタンド支持台34を含んで構成される。薄型表示装置Wにおいても、スタンド支柱24とスタンド支持台34とは、表示部14を支持するスタンドとして機能する。
薄型表示装置Wにおいては、スタンド支柱24と表示部14とは、固定金具211と複数のビス44、ビス46とにより螺着されている。この固定金具211は、通常は目視されないように固定金具カバー63が填め込まれている。
図27は、この固定金具カバー63が外され、第2の実施の形態に係る表示部11及び第3の実施の形態に係る表示部12と同様に、壁掛けフックビス28が螺着されている際の構成を示している。図27(a)は背面図、図27(b)は側面図である。
なお、卓上設置の際には、壁掛けフックビス28は、ケーブル等をまとめる際の掛け具として使用されてもよい。また、壁掛けフックビス28を、取り外しておいてもよい。
薄型表示装置Wの表示部14は、第2の実施の形態に係る表示部11(図13)と同様の小型〜中型、又は第3の実施の形態に係る表示部12(図23)と同様の中型〜大型の表示部である。
スタンド支柱24は、表示部14を支えるための樹脂製や金属製等の柱状の支柱部材である。スタンド支柱24は、固定金具211とビス44にて螺着されている。スタンド支柱24は、第2の実施の形態に係るスタンド支柱21と同様に、スタンド支持台34に垂設されて、固定される。
本実施形態では、スタンド支持台34の部材と固定金具211とを用いて、壁掛け用に用いる。このため、壁掛け設置時において、壁掛け用の部材を別途添付する必要がなく、コストを削減できる。
スタンド支持台34は、第2の実施の形態に係るスタンド支持台31(図13)と同様の部材であり、下記で説明するように分離可能である。
図28を参照して、表示部14、スタンド支柱24、固定金具211、及びスタンド支持台34が分離される例について説明する。
図28(a)の平面図によると、まず、固定金具211の背面から、複数のビス46が取り外され、表示部14が分離される。
図28(b)の正面図によると、次に、スタンド支持台34の底面、及び固定金具211の上面から、複数のビス44が取り外される。これにより、スタンド支柱24、固定金具211、スタンド支持台34の各部材が分離可能となる。
図28(c)の平面図によると、その後、スタンド支持台34から、化粧カバー64、スタンド支柱24、及び固定金具211が分離される。スタンド支持台34は、化粧カバー64とスタンドベース74とが分離される。
化粧カバー64は、上述の第1の実施の形態の化粧カバー60(図3)、第2の実施の形態の化粧カバー61(図15)と同様の樹脂製の部材等であり、支柱用孔616が備えられている。
スタンドベース74は、第1の実施の形態に係るスタンドベース70(図3)、第2の実施の形態に係るスタンドベース71(図15)と同様の壁掛け時に用いる金属製の長方形の部材である。スタンドベース74には、第2、第3の実施の形態と同様に、壁掛けフックビス挿入孔780が開けられている。また、スタンドベース74は、壁掛け時に用いる複数のビス孔751と、スタンド支柱24を固定するための複数のビス孔754とが開けられている。
なお、化粧カバー64及びスタンド支柱24は、本実施形態においては、壁掛け設置には用いられない。
次に、図29を参照して、固定金具211の詳細な構成について説明する。本実施形態においては、固定金具211及びスタンドベース74を壁固定用の部材として用いる。図29の固定金具211において、それぞれ、図29(a)は正面図、図29(b)は底面図、図29(c)は背面図、図29(d)は側面図を示す。
固定金具211は、壁固定ツメ孔224と、複数のビス孔755と、開口部756とが備えられている。また、固定金具211には、コの字状で突出した突出部215が備えられている。
壁固定ツメ孔224は、突出部215に備えられ、表示部14の壁固定部184(図30)の壁固定ツメ185が挿入され、表示部14が固定される凹みや開口部である。
ビス孔755は、ビス44やビス46を螺着するために、各面に複数備えられているビス孔である。また、ビス孔755は、壁掛けの際にビス48(図31)で壁90(図31)に固定するためにも用いられる。
開口部756は、固定金具211は、卓上設置又は壁掛けの際に、ビス46又はビス48をビス孔755に螺着するために開けられた孔で、ドライバー等の工具を差し込んでネジ締めする際に用いられる。
次に、図30を参照して、壁掛け時の表示部14の構成について説明する。
図30(a)の背面図を参照すると、表示部14の背面の上部には、第2、第3の実施形態と同様の壁掛けフックビス28が螺着される。
また、表示部14は、下部にスリット状の挿入孔がある挿入部214を備えており、壁掛け時に挿入部214内へ固定金具211(図23)が斜めにスライドするように挿入される。この挿入部214の挿入孔の内部には、壁固定部184が備えられている。
図30(b)の拡大斜視図によると、壁固定部184は、例えば、壁固定ツメ185(掛止機構)とスライド挿入部194とを備えている。壁固定ツメ185は、爪型ロックと前後方向にたわませることが可能な爪ロック解除レバーとを備えている。スライド挿入部194は、例えば、コの字型の金具であり、固定金具211が滑動されスライド挿入された際に、横方向と奥行き方向の抑えに用いられる。
次に、図31を参照して、壁掛けの際に、スタンドベース74及び固定金具211が石膏ボード等の壁90に当接され、固定される例について説明する。
本発明の第4の実施の形態においては、第3の実施の形態と同様に、スタンドベース74が例えば、ビス43で壁90に螺着される。壁90は、第1、第2、第3の実施の形態の壁90と同様の石膏ボード等である。
この上で、例えば、図31の三角印で示されるようなスタンドベース74のマーク等に合わせて、添付された紙やプラスチック等の位置合わせシート95が当てがわれ、固定金具211を固定する位置が決定される。固定金具211は、この位置合わせシート95に示された固定位置に合わせて、ビス48で壁90に螺着される。この固定金具211が固定される位置が、壁掛け時に表示部14の挿入部214と壁固定部184が挿入、係止される位置となる。固定金具211が螺着された後、位置合わせシート95は、取り除かれてもよい。
次に、図32〜図34を参照して、壁90に固定されたスタンドベース74及び固定金具211に、表示部14が係止される例について説明する。
図32は、表示部14の壁掛けフックビス28が、スタンドベース74の壁掛けフックビス挿入孔780の右側の窪みに挿入された際の各部位の位置関係を示す。図32(a)は正面図、図32(b)は側面図である。この状態において、表示部14は固定されておらず、左方向に移動可能であり、又、スタンドベース74から自由に取り外すことができる。つまり、壁固定の際に、表示部14は、壁90に対して平行になった状態で、壁掛けフックビス挿入孔780の右側の窪みに、壁掛けフックビス28が掛止される。この状態において、壁固定ツメ孔224が開口されている固定金具211の突出部215が挿入部214の挿入孔に当てがわれる。
図33は、壁掛けフックビス28が壁掛けフックビス挿入孔780の右側の窪みで掛止された状態から、一段低くなった左側の窪みに落とされた状態を示す。つまり、表示部14は、左方向に摺動されると、重力により、所定位置の固定溝となる左側の窪みの位置で掛止される。すると、固定金具211の突出部215が壁掛けフックビス挿入孔780の左右の窪みの落差により、挿入部214の挿入孔に挿入され、壁固定部184と所定のロック位置で掛合される。これにより、表示部14は、所定位置で係止されて、固定状態となる。なお、壁固定ツメ185の壁90方向への押下により固定を解除し、表示部14を右側に押し上げることで取り外すこともできる。
図34は、壁固定部184と固定金具211との固定の詳細を示す。図34(a)によると、表示部14の降下により、矢印方向から壁固定部184と固定金具211が係止される。図34(b)は、固定された状態の壁固定部184と固定金具211の位置関係を示す。固定金具211の突出部215は、スライド挿入部194によりそれ以上のスライドによる横方向への移動を制限され、壁固定ツメ185の爪型ロックと壁固定ツメ孔224とが嵌め合わせられ固定される。
なお、フックビス挿入孔780の固定溝は左でも右でもよく、この位置によりスライド挿入部194の左右の位置が変更される。
以上のように構成することで、本発明の第4の実施の形態に係る薄型表示装置Wは、第1、第2、第3の実施の形態と同様に、スタンドを無駄にすることがなく、コストを削減することができる。
また、本発明の第4の実施の形態に係る薄型表示装置Wは、スタンド支持台34の部材と固定金具211とを用いて、壁掛けを行う。このため、壁掛け設置時において、第2の実施の形態に係る本体固定部220(図17)やロック機構部226、第3の実施の形態に係る本体ロック治具部230(図23)のような部材を別途添付したり、購入等させたりする必要がなく、コストを削減できる。つまり、壁掛け用の部材を別途用意する必要がなく、設置の自由度を高めることができる。
また、薄型表示装置Wは、表示部14が壁90に平行の状態で掛止できるため、狭い場所でも設置が可能であり、複数のパネルを並べて設置するような場所でも対応できる。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
10、11、12、14 表示部
15、18、25、214、224、264、651、750、751、754、755 ビス孔
16、760 ロックピン孔
17 スタンドフック挿入固定孔
19、194 スライド挿入部
20、21、24 スタンド支柱
26 ロックピン
27 フック
28 壁掛けフックビス
30、31、34 スタンド支持台
40、41、42、43、44、45、46、48 ビス
60、61、64 化粧カバー
63 固定金具カバー
70、71、74 スタンドベース
90 壁
95 位置合わせシート
110 表示面
180、184 壁固定部
181、185 壁固定ツメ
182 リブ
210 スタンド支持部
211 固定金具
212 支柱
213、223、237 挿入孔
214 挿入部
215 突出部
220 本体固定部
221、224、227 壁固定ツメ孔
222 リブ孔
226 ロック機構部
230 本体ロック治具部
233 ロックバー
234 ロックバーレバー
260 支持部カバー
605、615、616 支柱用孔
710、711 凸部
721 スタンド支柱保持部
730 凹部
756 開口部
770 壁掛けフック挿入孔
780 壁掛けフックビス挿入孔
X、Y、W 薄型表示装置

Claims (8)

  1. 卓上設置の際に表示部がスタンド支柱を介して卓面に当接されるスタンド支持台に支持され、スタンド支柱が表示部の背面に連結された薄型表示装置において、
    前記スタンド支持台は、壁掛け部材として用いる分離可能なスタンドベースを備え、
    前記スタンドベースは、壁掛けフック挿入孔を備え、
    前記スタンド支柱は、卓上設置の際に前記表示部のフック挿入固定孔に嵌入されるフックを備え、壁掛けの際には分離され、前記フックが前記壁掛けフック挿入孔に係止される
    ことを特徴とする薄型表示装置。
  2. 前記スタンド支柱は、前記フックが前記壁掛けフック挿入孔に係止される際に前記表示部を固定するロックピンを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の薄型表示装置。
  3. 卓上設置の際に表示部がスタンド支柱を介して卓面に当接されるスタンド支持台に支持され、スタンド支柱が表示部の背面に連結された薄型表示装置において、
    前記スタンド支持台は、壁掛け部材として用いる際に分離されるスタンドベースを備え、
    前記スタンドベースは、前記表示部に取り付けられた壁掛けフック手段を係止するための壁掛けフック手段挿入孔を備え、
    前記スタンド支柱は、前記スタンドベースと共に壁掛け部材として用いるスタンド支持部を備え、
    前記表示部は、壁掛けの際に、分離され固定された前記スタンドベース及び前記スタンド支持部に対して係止される
    ことを特徴とする薄型表示装置。
  4. 前記スタンド支柱は、前記壁掛けの際に前記表示部を固定する本体固定部を備え、
    前記表示部は、前記壁掛けの際に前記本体固定部に挿入される壁固定部を備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の薄型表示装置。
  5. 前記表示部は、壁掛けの際に前記スタンド支持部に掛止される掛止機構を備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の薄型表示装置。
  6. 卓上設置の際に表示部がスタンド支柱を介して卓面に当接されるスタンド支持台に支持された薄型表示装置において、
    前記スタンド支柱と前記表示部とを前記表示部の背面に連結する固定金具を備え、
    前記スタンド支持台は、壁掛け部材として用いる際に分離されるスタンドベースを備え、
    前記スタンドベースは、前記表示部に取り付けられた壁掛けフック手段を係止するための壁掛けフック手段挿入孔を備え、
    前記表示部は、壁掛けの際に、前記スタンド支柱から分離され壁に固定された前記スタンドベース及び前記固定金具に対して係止される
    ことを特徴とする薄型表示装置。
  7. 前記表示部は、前記壁掛けの際に前記固定金具が挿入されて固定される壁固定部を備える
    ことを特徴とする請求項6に記載の薄型表示装置。
  8. 前記壁固定部は、壁掛けの際に前記固定金具に掛止される掛止機構を備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の薄型表示装置。
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