JP4864400B2 - ラック - Google Patents

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本発明は、表示物が組み込まれて使用されるラックに関する。
下記特許文献1には、一台のパネル型のディスプレイをオーディオラックの扉として組み込んだ技術が開示されている。簡単に説明すると、ラックの前面両サイドに左右一対のガイドレールが配設されており、かかるガイドレールに沿ってパネル型のディスプレイが上下方向にスライド可能に保持されている。ラックの上部はビデオ等のメディア収納部とされており、この部分の扉としてディスプレイを利用する構成である。
特開2004−32492号公報
上記先行技術ではパネル型のディスプレイをスライド動作させるものであったが、昨今の需要者ニーズは多岐に亘っており、例えばラックにディスプレイを組み込んで更にディスプレイを回転させたいというニーズもある。
かかる需要者ニーズに応えようとすると、ラックのディスプレイ収納部に前面から背面までを貫通する貫通孔を設ける必要がある。しかし、その場合にはラックのディスプレイ収納部の強度が不足するという問題が生じる。
本発明は上記事実を考慮し、表示物を組み込むべく収納部に貫通部を設けた場合においても、充分な支持強度を確保することができるラックを得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係るラックは、収納部と、前記収納部に組み込まれて使用されると共に、複数の表示部の集合体として構成された表示物と、前記収納部に設けられ、前記表示物を回転軸回りに略180度回転させるための貫通部と、前記収納部に設けられ、前記貫通部における回転軸を通る辺と他の三辺とで囲まれた平面の少なくとも二辺を繋ぐ補強手段と、前記複数の表示部をラック幅方向である行方向に連結する連結手段と、を有している。
請求項2記載の本発明は、請求項1に係るラックにおいて、前記補強手段は、ラック正面視で前記貫通部の略半分を占める大きさの耐力パネルである、ことを特徴としている。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に係るラックにおいて、前記耐力パネルは内部中空のパネルとして構成されていると共に開閉可能な点検用開口部を備えており、更に当該内部スペースに配線が収納されている、ことを特徴としている。
請求項4記載の本発明は、請求項2又は請求項3に係るラックにおいて、前記表示物と前記耐力パネルとを相対回転可能に繋ぐと共に当該表示物から引き出された配線を覆う配線カバーを備えている、ことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に係るラックにおいて、前記連結手段は、前記表示物の背面側に取り付けられかつ縦断面形状が凹凸形状とされた表示物設置部材であり、当該表示物設置部材が有する凹部を配線配索用に用いた、ことを特徴としている。
請求項6記載の本発明は、請求項5に係るラックにおいて、前記凹部には、当該凹部内に配索された配線を隠蔽するカバーが装着されている、ことを特徴としている。
請求項1記載の本発明によれば、このラックは、収納部内に表示物が組み込まれて使用される。
ここで、本発明では、収納部が貫通部を有しており、かかる貫通部を有することによって収納部内に組み込まれた表示物は、回転軸回りに略180度回転することができる。従って、視聴者はラックの正面側で表示物を観ることができる他、表示物を反転させてラックの背面側で表示物を観ることもできる。
ところで、上記のように収納部に貫通部を設けると、収納分の強度が不足し勝ちになるが、本発明では、貫通部における回転軸を通る辺と他の三辺とで囲まれた平面の少なくとも二辺を繋ぐ補強手段を設けたので、貫通部を設けたことによる収納部の強度不足を解消することができる。
また、本発明によれば、表示物は複数の表示部の集合体として構成されているため、表示サイズが大きい表示物や表示部ごとに異なる表示がなされた一つのまとまりのある表示物が得られる。
ここで、本発明では、連結手段によって複数の表示部をラック幅方向である行方向に連結したので、表示サイズが大きい表示物等を一体的に一度に回転軸回りに回転させることができる。
請求項2記載の本発明によれば、ラック正面視で貫通部の略半分を占める大きさの耐力パネルによって上記補強手段を構成したので、貫通部を広範囲に亘って補強することができる。
請求項3記載の本発明によれば、耐力パネルが内部中空のパネルとして構成されているため、耐力パネルの内部スペースを配線スペースとして利用することができる。従って、ラックの収納部内に配線が煩雑に露見することをなくすことができる。しかも、耐力パネルには点検用開口部が形成されているため、保守点検作業は点検用開口部から容易に行うことができる。
請求項4記載の本発明によれば、表示物と耐力パネルとは配線カバーを介して相対回転可能に繋がっており、かつこの配線カバーによって表示物から引き出された配線が覆われているので、表示物の回転軸回りの回転動作が配線によって阻害されることがなく、しかも回転軸付近を通る配線が外部に露見しない。
請求項5記載の本発明によれば、表示物はその背面側に取り付けられた表示物設置部材を備えており、この表示物設置部材が有する凹部を配線配索用に用いることとしたので、表示物の裏面側にも配線の収納スペースを確保することができる。
請求項6記載の本発明によれば、表示物設置部材の凹部にはカバーが装着される。これにより、凹部内に配索された配線がカバーによって隠蔽される。つまり、表示物設置部材の凹部内に配索した配線が外部に露見することはない。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係るラックは、収納部に貫通部を設けるだけでなく、貫通部における回転軸を通る辺と他の三辺とで囲まれた平面の少なくとも二辺を繋ぐ補強手段を設けたので、表示物を組み込むべく収納部に貫通部を設けた場合においても、充分な支持強度を確保することができるという優れた効果を有する。
また、請求項1記載の本発明に係るラックは、表示物を構成する複数の表示部を連結手段によって行方向に連結したので、視聴者ニーズの一つである大画面化や複数種類の画面表示に対応することができ、しかもラックの正面側及び裏面側のいずれからも観ることができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係るラックは、貫通部にその略半分の大きさの耐力パネルを補強手段として設置したので、ラックの貫通部を極めて効果的に補強することができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係るラックは、耐力パネルを内部中空としてその内部スペースを配線スペースとしかつ開閉可能な点検用開口部を設けたので、ラックの外観品質を向上させることができると共に保守点検作業の作業性を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係るラックは、表示物と耐力パネルとを相対回転可能に繋ぐ配線カバーを設け、この配線カバー内に配線を通したので、表示物の円滑な回転動作を担保しつつラックの外観品質を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係るラックは、連結手段を縦断面形状が凹凸形状とされた表示物設置部材とし、これを表示物の背面側に取り付けたので、配線の配索経路を容易に確保することができるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係るラックは、表示物設置部材において配線が通る凹部にカバーを装着することとしたので、ラックの外観品質を向上させることができるという優れた効果を有する。
以下、図1〜図10を用いて、本発明に係るラックの幾つかの実施形態について説明する。
図1には、本実施形態に係るラックとしてのパーティション10を正面側から見た斜視図が示されている。この図に示されるように、パーティション10は、正面視で縦向きのコ字状に形成された本体部12を備えている。本体部12の中央上部には3行×3列分の収納部14が形成されている。また、本体部12の中央下部には1行×3列分の棚部16が設けられている。これらの収納部14及び棚部16は、パーティション厚さ方向にそれぞれ貫通されている。
収納部14内に設けられた上側貫通部18には、上下三段に大型のテレビジョン(以下、単に「テレビ」と称す)20が収納されている。この大型のパネル型のテレビ20は3台の小型のパネル型のテレビ22を1行×3列に連結することにより構成されており、それぞれの大型のテレビ20は列方向回りに回転可能に支持されている。また、各テレビ20は、映像を表示する正面部24と当該正面部24よりも一回り小さい背面部26とによって構成されている(図2(C)参照)。一方、各棚部16内に設けられた下側貫通部28は、所望の収納スペースとして利用されるようになっている。
また、上記パーティション10は、用途としては、建築物、例えば(ユニット)住宅のリビングルームの真中等に設置されて収納棚兼間仕切り的に用いられる。また、パーティション10の本体部12は、天井、床、壁等の適宜箇所に簡易な方法で図示しない取付手段によって取り外し可能に組付けられるようになっている。或いは、本体部12の底面にキャスタが設置されて移動可能とされている。従って、レイアウト変更等を容易に行うことができるようになっている。
図2(A)〜図2(C)には、上述したテレビ20の支持構造の三面図が示されている。これらの図に示されるように、3行のテレビ20が組み込まれる上側貫通部18の右半分には、補強手段としての耐力パネル30が配設されている。
より詳細に説明すると、耐力パネル30は、テレビ20の幅方向中間部に設けられた回転軸32を通る列方向の辺と、これと平行な辺である収納部14の側板14Aと、両列方向の辺の上端同士及び下端同士をそれぞれ行方向に結ぶ辺である収納部14の天板14B及び底板14Cの四辺で囲まれた大きさの矩形状のパネルとして構成されている。
耐力パネル30は、互いに列方向に平行に配置されかつ横断面形状がコ字状とされた左右一対の縦フレーム34と、双方の縦フレーム34の正面及び背面のフランジにそれぞれ取り付けられた矩形平板状の二枚の板材36と、を含んで構成されている。従って、耐力パネル30の内部は中空とされており、この中空の内部スペース38内に配線40(図3等参照)が収納されるようになっている。また、背面側の板材36はねじ等の固定具を取り外すことにより左右の縦フレーム34から離脱可能とされており、配線40等の点検用開口部42(図2(A)参照)として利用することができるようになっている。さらに、耐力パネル30の縦フレーム34(中央側)には、列方向に所定の間隔で円筒状の軸受44(図2(C)参照)が取り付けられている。
一方、同一行の位置に配置された3台のテレビ22の背面部26には、連結手段としての連結プレート46が図示しないビスによって取り付けられている(ビスの取付位置を図2(A)に一点鎖線で示す)。詳細には、図3及び図4に示されるように、連結プレート46は基本的には金属製で縦断面形状が略弓形状の凹凸形状を成しており、上下の凸部48及び中間部の凹部50を備えている。上下の凸部48の中央部には、略円筒形状に形成された回転軸32がそれぞれ固着されている。上下に離間して配置された各回転軸32は、これに対応して設けられた前述した耐力パネル30側の軸受44の上面にそれぞれ載置され、この状態で回転軸32及び軸受44の軸芯部にヒンジピン52が上方から差し込まれることにより、連結プレート46ひいてはテレビ20が回転軸32回りに回転可能に耐力パネル30に支持されている。
さらに、上述した連結プレート46の凹部50は、樹脂等によって構成された帯板状の配線カバー54によって覆われている。配線カバー54の上縁側中央部には、略円筒形状の第1配線カバー56が一体に形成されている。これに対応して、耐力パネル30の中央側の縦フレーム34には上下一対の軸受44の間に第2配線カバー58が取り付けられている。図5に示されるように、第1配線カバー56の先端部56Aの下面には円形の開口60が形成されており、これに対応して第2配線カバー58の先端部58Aの上面には当該開口60に嵌合される環状の凸部62が形成されている。開口60に凸部62が嵌合されることにより、第1配線カバー56が第2配線カバー58に対して相対回転可能に連結されている。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
パーティション10の収納部14は貫通構造とされており、かかる収納部14内に1行×3列タイプの大型パネル式のテレビ20が上下三段に回転可能に組み込まれているので、視聴者は任意のテレビ20をパーティション10の正面側で観ることができる他、任意のテレビ20を反転させてパーティション10の背面側で観ることもできる。例えば、パーティション10の正面側がリビングルームで椅子に座って観る視聴者と、パーティション10の裏面側が和室で畳に座って観る視聴者の両方が居る場合には目の高さが異なるので、非常に便利である。
ここで、上記の如く、パーティション10の収納部14を貫通構造にすると強度が不足し勝ちになるが、本実施形態では、上側貫通部18にその約半分の面積を占める補強用の耐力パネル30を設置したので、上側貫通部18を設けたことによる強度不足を解消することができる。その結果、本実施形態によれば、テレビ20を組み込むべく収納部14に上側貫通部18を設けた場合においても、充分な支持強度を確保することができる。
さらに、上記のようにパーティション10の正面視で上側貫通部18の約半分の面積を占める耐力パネル30を補強手段として選択したので、上側貫通部18を広範囲に亘って補強することができる。従って、パーティション10の上側貫通部18を極めて効果的に補強することができる。
また、本実施形態では、複数台のテレビ22を連結プレート46で行方向に連結し、かかる連結プレート46に回転軸32を設けて耐力パネル30の端部に回転可能に支持させる構成を採ったので、表示サイズが大きい表示物(本実施形態の例で言えば、画面サイズが行方向に大きいパノラマ型のテレビ20)等を一体的に一度に回転軸32回りに回転させることができる。その結果、本実施形態によれば、視聴者ニーズの一つである大画面化や複数種類の画面表示に対応することができ、しかもパーティション10の正面側及び裏面側のいずれからもテレビ20を観ることができる。
さらに、本実施形態では、耐力パネル30が内部中空のパネルとして構成されているため、耐力パネル30の内部スペース38を配線スペースとして利用することができる。従って、パーティション10の収納部14内に配線40が煩雑な状態で露見することをなくすことができる。しかも、耐力パネル30には点検用開口部42が形成されているため、保守点検作業は背面側の板材36を取り外すことにより容易に行うことができる。その結果、本実施形態によれば、パーティション10の外観品質を向上させることができると共に保守点検作業の作業性を向上させることができる。
加えて、本実施形態では、連結プレート46及び耐力パネル30に相対回転可能な第1配線カバー56及び第2配線カバー58を設けて、その中に配線40を通すこととしたので、テレビ20の回転軸32回りの回転動作が配線40によって阻害されることがなく、しかも回転軸32回りの配線40が外部に露見することもない。従って、テレビ20の円滑な回転動作を担保しつつパーティション10の外観品質を更に向上させることができる。
また、連結プレート46は縦断面形状が凹凸形状に形成されており、凹部50内に配線40を行方向(横方向)に配索させることとしたので、テレビ20の裏面側にも配線40の収納スペースを確保することができる。従って、本実施形態によれば、配線40の配索経路を容易に確保することができる。
さらに、本実施形態では、連結プレート46の凹部50を配線カバー54で塞ぐようにしたので、背面側から配線40が視聴者に見えることもない。従って、パーティション10の外観品質をより一層向上させることができる。なお、連結プレート46の長手方向の端部にはキャップ等が嵌められる。
〔本実施形態の補足説明〕
以下に、本実施形態の補足説明をする。
(1) 本実施形態に係るパーティション10では、1行×3列のテレビ20を上下3段にそれぞれ回転可能に設けたが、これに限らず、種々の組み合わせを採ることができる。
例えば、図6及び図7に示される例では、パーティション70の上半分に設けられた収納部72内に、当該パーティション70の上半分程度の大きさを有する大型のテレビ74が単体で回転可能に組み込まれている。このような大型のテレビ74を上述した実施形態と同様の要領でパーティション70の正面側及び裏面側の両方で観ることができる。なお、この実施形態においても、耐力パネル30は当然設置され、又背面側の板材36を取り外すことにより点検用開口部42が現れるように構成される。
また例えば、図8に示される例では、パーティション76の本体部12に相当する部分に多数の棚部16が升目状に配置されており、これにより収納性を高めている。また、この例では、図1に示される実施形態とは異なり、合計9台の小型のテレビ22が一体化されて大型のテレビ78が収納部14内に組み込まれている。なお、前述した上下三段に別個独立に回転可能に設けられていたテレビ20を列方向に一体化して3行×3列の大型のテレビ78としてもよい。
こうした使用態様も可能であり、パーティションのバリエーションとしては非常に多くの態様が考えられる。なお、前記例の場合には、上下三段に分かれていたテレビ20を相対回転しないように一体化する必要があるが、その手法は種々考えられる。一つは、(列方向)連結手段として、各テレビ20が備える下側の回転軸32と当該テレビ20の下方側に位置するテレビ20が備える上側の回転軸32とを軸方向移動可能で周方向には相対回転不能に連結するというものである。具体的には、下側の回転軸32の下端部の軸芯と上側の回転軸32の上端部の軸芯とに、各々所定深さの連結ピン挿入孔を形成しておき、かかる上下の連結ピン挿入孔内へ連結ピンを挿入させる態様がある。この場合、連結ピン挿入孔と連結ピンの断面形状は四角形断面や十字形断面にしたり、或いはスプライン嵌合構造にする等、トルク伝達が可能な構成であればよい。他の一つは、上下の回転軸同士を連結するのではなく、上下の連結プレート46同士を連結具で上下に連結するというものである。
(2) 本実施形態に係るパーティション10では、連結プレート46の凹部50に配線カバー54を取り付けて美感を向上させるようにしたが、これに限らず、図9及び図10に示されるように、配線カバー54を設けない構成を採ってもよい。この場合、第1配線カバー80は連結プレート46の凹部50の底面に固着されるようにすればよい。
(3) 上述した本実施形態において説明した各部材の材質は任意に適切なものを選定すればよい。例えば、連結プレート46を金属製にしてもよいし、比較的強度が高い樹脂製のものにしてもよいし、第1配線カバー56及び第2配線カバー58についても樹脂製に限らず、金属製にしても差し支えない。周辺部品・部材との色調やデザインとの関係を考慮して適切な材質のものを選べばよい。
(4) 本実施形態に係るパーティション10では、パネル型のテレビ(画像表示装置)をパーティション10に組み込む例について説明したが、これに限らず、表示物であればよく、リモコン操作盤等を組み込んでもよいし、写真や絵画等を収納させるようにしてもよい。このように本発明における「表示物」には、鑑賞用、視聴用の他、種々の用途のものが含まれる。
(5) 本実施形態に係るパーティション10はラックの一態様として説明してきたが、建築物の間仕切りとして捉える場合には、例えば、「建築物用パーティション」、「(マルチ)テレビ組込み式パーティション」という発明の名称にしてもよい。
(6) 本実施形態に係るパーティション10では、パーティション10を部屋の床面への固定を簡易的若しくは全く固定しない(例えば、キャスタ等を付けて床面上を移動可能にする)ものとして説明してきたが、これに限らず、パーティションを床面に固定するものに対して本発明を適用することも可能である。
(7) 通常のパーティションは空間を仕切るものとして認識されるが、本実施形態のパーティション10は、収納部14や棚部16を貫通構造とするものであるため、部屋の空間を完全に仕切るものではない。また、本実施形態に係るパーティション10では、全体の形状を正面視で矩形状に形成したが、これに限らず、正面視での全体形状が階段形状とされたパーティションにしてもよいし、種々の形状が採用可能である。
(8) 本実施形態に係るパーティション10では、耐力パネル30の軸受44側の辺以外の三辺をパーティション10の収納部14側に固定することにしたが、これに限らず、四辺のうちの少なくとも二辺を繋ぐものとして構成され、上側貫通部18の強度を高めることができる構成であればすべて適用可能である。従って、一対の縦フレーム34を列方向に平行に配置する構成以外にも、正面視でH字状や横向きのT字状・Z字状、左右反対向きのコ字状等の補強部材を使うようにしてもよい。また、中央側の縦フレーム34のみを設置し、端部側の縦フレーム34の位置には火打ち材等の補強部材を設置するようにしてもよい。
本実施形態に係るテレビが組み込まれたパーティションを示す外観斜視図である。 (A)はテレビの支持構造を示す平面図、(B)は上段側のテレビの正面図、(C)はテレビの支持構造を示す側面図である。 テレビの回転軸周りの構造を拡大して示す斜視図である。 テレビの支持構造を拡大して示す縦断面図である。 テレビ側と耐力パネル側の配線カバーの構造を拡大して示す斜視図である。 別の実施形態に係るパーティションを正面側から見て示す全体斜視図である。 図6に示されるパーティションを裏面側から見て示す全体斜視図である。 (A)は更に別の実施形態に係るパーティションを正面側から見て示す全体斜視図、(B)は(A)に示されるパーティションを裏面側から見て示す全体斜視図である。 配線カバーを廃止した場合の実施形態を示す図3に対応する斜視図である。 図9に示される実施形態の断面構造を示す図4に対応する縦断面図である。
符号の説明
10 パーティション(ラック)
14 収納部
18 上側貫通部(貫通部)
20 テレビ(表示物)
22 テレビ(表示部)
30 耐力パネル(補強手段)
32 回転軸
38 内部スペース
40 配線
42 点検用開口部
46 連結プレート(表示物設置部材、連結手段)
50 凹部
54 配線カバー(カバー)
56 第1配線カバー(配線カバー)
58 第2配線カバー(配線カバー)
70 パーティション(ラック)
72 収納部
74 テレビ(表示物)
76 パーティション(ラック)
78 テレビ(表示物)
80 第1配線カバー(配線カバー)

Claims (6)

  1. 収納部と、
    前記収納部に組み込まれて使用されると共に、複数の表示部の集合体として構成された表示物と、
    前記収納部に設けられ、前記表示物を回転軸回りに略180度回転させるための貫通部と、
    前記収納部に設けられ、前記貫通部における回転軸を通る辺と他の三辺とで囲まれた平面の少なくとも二辺を繋ぐ補強手段と、
    前記複数の表示部をラック幅方向である行方向に連結する連結手段と、
    を有するラック。
  2. 前記補強手段は、ラック正面視で前記貫通部の略半分を占める大きさの耐力パネルである、
    ことを特徴とする請求項1記載のラック。
  3. 前記耐力パネルは内部中空のパネルとして構成されていると共に開閉可能な点検用開口部を備えており、更に当該内部スペースに配線が収納されている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のラック。
  4. 前記表示物と前記耐力パネルとを相対回転可能に繋ぐと共に当該表示物から引き出された配線を覆う配線カバーを備えている、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のラック。
  5. 前記連結手段は、前記表示物の背面側に取り付けられかつ縦断面形状が凹凸形状とされた表示物設置部材であり、
    当該表示物設置部材が有する凹部を配線配索用に用いた、
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載のラック。
  6. 前記凹部には、当該凹部内に配索された配線を隠蔽するカバーが装着されている、
    ことを特徴とする請求項5記載のラック。
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