JP3176670U - パーティション - Google Patents

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彰男 近藤
毅明 近藤
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株式会社トーカイスクリーン
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  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Abstract

【課題】平板状をなす複数のパネルを備えた構成にあって、室内スペースに応じた所望のレイアウトに設置することができると共に、その設置作業の簡単化を図ることができるパーティションを提供する。
【解決手段】パーティションは、前面板5aと後面板との間に、側縁部が開放された収納空間を有するメインパネル2と、このメインパネル2に対して収納空間への収納が可能に配置されるサイドパネル3,4とを備える。サイドパネル3,4は、ガイド手段によって、前記収納空間に収納した収納位置と前記側縁部から側方へ引き出した引出位置との間で引き出し可能にガイドされる。また、サイドパネルは、支持手段によって、当該サイドパネル3,4の一方の側縁部を回動中心として回動するように支持される。
【選択図】図2

Description

本考案は、室内スペースを区画する平板状のパネルを備えたパーティションに関する。
従来より、上記パーティションのパネルは、例えば床面上に自立させた状態で用いられ、オフィス等の室内の間仕切りとして広く使用されている。この種のパーティションにあっては、パネル同士を直線状に連結したり、「L」の字状や「十」の字状に連結した所定のレイアウトで設置される。このように、パーティションのパネル同士を連結固定する場合、その連結部として専用の金具が用いられ、その金具を一方のパネルと他方のパネルとに掛け渡した状態でボルトにより固定するようになっている。
特開2000−116483号公報
しかしながら、前記の金具は、直線状の連結形態の時と「L」の字状の連結形態の時と「十」の字状の連結形態の時とでその形状が異なり、パーティションのパネルの連結形態ごとに専用のものを用意する必要がある。このため、金具の種類が増えると共に当該パネルの連結作業も面倒なものとなっていた。また、従来のパーティションでは、上記した所定寸法のパネルを直線状あるいは「L」字状等に連結した配置形態に制約されるため、室内スペースの大きさやOA機器の配置等に応じたレイアウトにできない場合が生じうる。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、平板状をなす複数のパネルを備えた構成にあって、室内スペースに応じた所望のレイアウトに設置することができると共に、その設置作業の簡単化を図ることができるパーティションを提供することにある。
上記目的を達成するために本考案によるパーティションは、室内スペースを区画する平板状のパネルを備えたものであり、前面板及び後面板を備え、それら前面板と後面板との間に、側縁部が開放された収納空間を有するメインパネルと、前記メインパネルに対して、前記収納空間への収納が可能に配置されるサイドパネルと、前記サイドパネルを、前記収納空間に収納した収納位置と前記側縁部から側方へ引き出した引出位置との間で、前記前面板あるいは前記後面板に沿って引き出し可能にガイドするガイド手段と、前記サイドパネルが前記引出位置に引き出された状態で、当該サイドパネルを、その一方の側縁部を回動中心として前記メインパネルの前面板側及び後面板側への回動が可能に支持する支持手段と、を具備したことを特徴とする。
本考案によれば、サイドパネルをメインパネルから所望の位置まで引き出して、室内スペースに応じた間仕切りを行うことができる。このサイドパネルの拡張について、ガイド手段によりメインパネルに沿う直線状の移動により、必要最小限のスペースで行うことができる。また、本考案のパーティションでは、メインパネルに対してサイドパネルを収納し、あるいは前記引出位置でサイドパネルを回動させることができるので、空間設計を容易とし、レイアウトの自由度を高めることができる。
本考案の一実施形態を示すものであり、サイドパネルを収納した状態で示すパーティション全体の正面図 (a)及び(b)は、サイドパネルをメインパネルから引き出した状態及び回動させた状態で示す外観斜視図 (a)及び(b)は、メインパネルのコーナ部を拡大して示す分解斜視図及び外観斜視図 サイドパネルのコーナ部を拡大して示す分解斜視図 パーティションの分解斜視図 メインパネルに対するサイドパネルの組付け時の様子を説明するための図であって、(a)及び(b)は、パーティション上部及び下部における斜視図 メインパネルにおけるガイド構造及び支持構造を説明するための図で、当該パネルを一部破断して示す拡大斜視図 サイドパネルを収納した状態で示すパーティション下部の拡大斜視図 (a)〜(c)は、パーティションの使用形態を説明するための図 (a)〜(c)は、パーティションのレイアウト例を示す図
以下、本考案の一実施形態について、図1〜図10を参照しながら説明する。なお、本実施形態では、パーティション1の正面図を示す図1において、同図の紙面に対する垂直方向を前後方向とする。また、パーティション1は、比較的背丈の低い所謂ローパーティションであって、オフィス等の室内スペースの間仕切りとして適用されるものとする。
パーティション1は、図1に示すメインパネル2と、当該パネル2内部の収納空間への収納が可能に配置される第1サイドパネル3及び第2サイドパネル4(図2参照)とを備える。第1、第2サイドパネル3,4は、前記収納空間に収納した収納位置と、左右両側方へ引き出した引出位置との間での引き出しが可能に構成されると共に、前記引出位置に引き出された状態で、基端側を回動中心として鉛直軸の周りに回動するように構成されている。
前記メインパネル2は、図1、図3(a)に示すように、矩形状をなす前面板5a及び後面板5bと、それらの板5a,5bの外周縁部を囲う枠部6とを有し、全体として矩形平板状をなしている。前面板5a及び後面板5bには、例えば布状表面材(クロス)としての外被部材7が夫々貼設されている。枠部6は、その左辺部及び右辺部を構成する一対の縦フレーム10,11と、上辺部及び下辺部を構成する横フレーム12とからなる。
図3(a)(b)に示すように、メインパネル2の上部において、横フレーム12は下側が開放された断面「コ」字状をなして左右方向に延びており、その内側に沿ってガイドレール13が収容配置されている。ガイドレール13は、下側が開放された断面「ヨ」字状をなし、その前半部に第1サイドパネル3用のレール部13a,13a´、後半部に第2サイドパネル4用のレール部13b,13b´を有する。前半部のレール部13a,13a´と、後半部のレール部13b,13b´は、夫々ガイドレール13内壁部にて対向するように形成されている。図示は省略するが、メインパネル2下部では、横フレーム12及びガイドレール13が上部とは対称的に(つまり上側が開放されるように)配置される。これにより、メインパネル2の上部では、後述するローラ部材をレール部13a,13bによりガイドし(図7参照)、メインパネル2下部では、ローラ部材をレール部13a´,13b´によりガイドするようになっている。
図3(b)に示すように、上記のガイドレール13が横フレーム12に収納された状態で、両者12,13間に、前後一対の差込み部14a,14bが形成される。この枠部6における上辺部と下辺部の各差込み部14a,14bに対して、前面板5a、後面板5b及び縦フレーム10の上端部と下端部が夫々差し込まれるようにして固定される。これにより、前面板5aと後面板5bとの間には、前後に重ねた二枚のサイドパネル3,4が収まる収納空間Sが形成される(図3(b)、図7、図9参照)。なお、上辺部の横フレーム12には、その上面側を覆う上カバー15と、左右の両端部を覆うコーナキャップ16(図6(a)等参照)とが装着される。
前記縦フレーム10,11は何れも上下方向へ延びており、一方の縦フレーム10は、他方の縦フレーム11に比し幅狭に形成されている。図3(a)に示すように、各縦フレーム10,11には、前面板5a或は後面板5bの側縁部(左右の端部)が嵌合する嵌合溝10a,11aが設けられている。図3(a)(b)に示すように、メインパネル2の左部では、縦フレーム10は前側に、縦フレーム11は後側に配置された状態で組み付けられる。これにより、メインパネル2左部の縦フレーム10,11間には、第1サイドパネル3を出し入れするための前側開口部17aが形成される。一方、メインパネル2の右部では、縦フレーム10は後側に、縦フレーム11は前側に配置される(図8参照)。このため、メインパネル2右部の縦フレーム10,11間には、第2サイドパネル4を出し入れするための後側開口部17bが形成される。
図6(b)、図8に示すように、メインパネル2下部には、横フレーム12とガイドレール13の左右両端部を、各開口部17a,17bに対応させて切り欠いた切欠部18a,18bが設けられている。詳しくは後述するように、切欠部18bによって、第2サイドパネル4のキャスタ19B上部(図8のキャスタ支持部20B参照)が収納空間Sに納まるようになっている。これにより、第2サイドパネル4の右縁部が、メインパネル2右部の縦フレーム10,11と面一になるように収納される(図1、図8参照)。同様に、切欠部18aによって、第1サイドパネル3のキャスタ19A上部が収納空間Sに納まり、第1サイドパネル3の左縁部が、メインパネル2左部の縦フレーム10,11と面一になるように収納される(図1参照)。
メインパネル2下部の横フレーム12には、左右一対のキャスタ基台21が設けられている。キャスタ基台21は、メインパネル2の板厚方向に延びる長尺な板状をなしており、その前後両端部にキャスタ22が夫々設けられている。これらキャスタ基台21及び各キャスタ22、並びにキャスタ19A,19Bは脚部として、パーティション1の全体を安定して床面F上に自立させることができる。また、各キャスタ19A,19B,22は、パーティション1を移動させる向きによって自在に方向が変わるため、パーティション1をスムーズに移動させることができる。
第1、第2サイドパネル3,4は、前記収納空間Sに収納される第1、第2インナーパネル23,24(図5参照)に連結される。これら第1サイドパネル3及び第1インナーパネル23と、第2サイドパネル4及び第2インナーパネル24は、基本的に同様に構成されているので、第1サイドパネル3側の構成要素の符号に「A」を、第2サイドパネル4側の構成要素の符号に「B」を夫々付して一括して説明する。
図5に示すように、第1、第2サイドパネル3,4は、矩形状の板材25A,25Bと、当該板材25A,25Bの外周縁部を囲う枠部26A,26Bとを有する。板材25A,25Bは、例えば透明な樹脂材料からなり、前記開口部17a,17bの幅寸法より若干小さい厚み寸法に設定されている。なお、板材25A,25Bはガラスにより構成してもよいし、メインパネル2と同様に外被部材7を前後両面に貼設してもよい。
枠部26A,26Bは、その左辺部及び右辺部を構成する縦フレーム27A,27Bと、上辺部及び下辺部を構成する横フレーム28A,28Bと、四隅に配設されるコーナジョイント29A,29Bとからなる。図4に示すように、コーナジョイント29A,29Bのジョイント本体部30A,30Bはブロック状をなし、横方向に突出する嵌合突部31A,31Bと、縦方向に突出する嵌合突部32A,32Bとを一体に有する。また、ジョイント本体部30A,30Bには、板材25A,25Bの隅部が嵌合する嵌合溝33A,33Bが設けられている。また、同図に示すように、第1、第2サイドパネル3,4の縦フレーム27A,27Bは、嵌合突部32A,32Bが嵌合する嵌合孔34A,34Bと、板材25A,25Bの左右の縁部が嵌合する嵌合溝35A,35Bとを有し、中空状をなしている。詳しい図示は省略するが、横フレーム28A,28Bも同様に、嵌合突部31A,31Bが嵌合する嵌合孔と、板材25A,25Bの上下の縁部が嵌合する嵌合溝とを有し、中空状をなす。こうして、板材25A,25Bの周縁部には、外側から各フレーム27A,27B,28A,28B及びコーナジョイント29A,29Bの嵌合溝に差し込まれるようにして枠部26A,26Bが組み付けられる。
図5に示すように、枠部26A,26Bのコーナジョイント29A,29Bのうち、第1、第2インナーパネル23,24への連結側(収納側)のジョイント29A,29Bは、被支持部とされている。具体的には、図6(a)に示すように、第1サイドパネル3の上部において、右側(収納側)のコーナジョイント29Aには、第1インナーパネル23の支持部40Aが嵌り込む凹部37Aが設けられている。当該コーナジョイント29Aには、軸部材36が挿通される挿通孔38Aが上下に延びるように設けられている。図6(b)に示すように、第1サイドパネル3下部のコーナジョイント29Aにも、上部と同様の凹部37Aと挿通孔38Aが設けられている。これらコーナジョイント29Aにおける各挿通孔38Aと、これに対応する支持部40Aの挿通孔41Aとに軸部材36が挿通されることにより、第1サイドパネル3は軸部材36の周りに回動する。なお、軸部材36は例えば先端側がねじ部とされ、挿通孔38Aへ螺挿されることにより、鉛直方向を指向した状態で固定される。
詳しい図示は省略するが、第2サイドパネル4も同様に、左側のコーナジョイント29Bにおける各挿通孔38Bと(図5参照)、これに対応する支持部40Bの挿通孔41Bとに軸部材36が挿通されることで、軸部材36の周りに回動する。なお、図5、図6(a)(b)に示すように、第1、第2サイドパネル3,4における連結側のコーナジョイント29A,29B及び縦フレーム27A,27Bには、R状の面取り部42A,42Bが形成されている。
一方、前記第1、第2インナーパネル23,24の下部には、引出側つまり連結側とは反対側に位置させて、下端にキャスタ19A,19Bを有するキャスタ支持部20A,20Bが設けられている。
第1、第2インナーパネル23,24は、全体として矩形枠状をなす(矩形平板状でもよい)。第1、第2インナーパネル23,24は、第1、第2サイドパネル3,4への連結側の縁部に、前記支持部40A,40Bが設けられている。具体的には、図6(a)(b)に示すように、第1インナーパネル23の左縁部には、上下一対の支持部40Aが左方へ突出するように形成されている。支持部40Aの先端側には、R状の面取り部43Aが形成されている。従って、図7に示すように、支持部40Aのみをメインパネル2の前側開口部17aから露出させた状態で、その面取り部43Aと、第1サイドパネル3の面取り部42Aとにより、パネル2,3,23同士が干渉することなく、第1サイドパネル3を回動させることができる。
詳しい図示は省略するが、第2インナーパネル24も同様に、上下一対の支持部40Bが(図5参照)、左方へ突出するように設けられている。そして、支持部40Bのみをメインパネル2の後側開口部17bから露出させた状態で、その面取り部43Bと、第2サイドパネル4の面取り部42Bとにより、パネル2,4,24同士が干渉することなく、第2サイドパネル4を回動させることができる。上記した支持部40A,40B及び軸部材36を備える第1、第2インナーパネル23,24は支持手段に相当する。
図5に示すように、第1サイドパネル3と第1インナーパネル23の幅寸法W1,W1´は、それらの合計値がメインパネル2の幅寸法W0以下となるように設定されている(W1+W1´≦W0)。また、第1サイドパネル3と第1インナーパネル23の高さ寸法H1,H1´は、相互に同じ値で且つメインパネル2の高さ寸法H0より小さく設定されている(H1=H1´<H0)。他方、第1サイドパネル3と第2サイドパネル4、並びに第1インナーパネル23と第2インナーパネル24は、夫々相互に同じ寸法形状をなす(W1=W2、H1=H2、並びにW1´=W2´、H1´=H2´)。
そして、第1、第2インナーパネル23,24の上縁部及び下縁部には、ローラ部材45A〜48A,45B〜48Bが設けられている。詳細には、図6、図7に示すように、第1インナーパネル23の上面側には、左右両端部に位置させて一対のローラ部材45A、46Aが設けられている。各ローラ部材45A、46Aは、ガイドレール13のレール部13aを走行する四個のローラ50と、各ローラ50を第1インナーパネル23上面に取り付けるための取付部51とで構成される。図6(b)に示すように、第1インナーパネル23の下面側にも、ローラ部材47A、48Aが設けられている。図示は省略するが、ローラ部材47A、48Aは、下側のガイドレール13のレール部13a´を走行するようになっている。なお、図6(b)中、左側のローラ部材48Aは、メインパネル2下部の切欠部18aに対応させて、やや右寄りの位置に設けられている。このため、第1サイドパネル3の引出位置で、ローラ部材48Aが切欠部18aまで左側に引き出されることがない。
第2インナーパネル24には、上面側のローラ部材45B、46Bと下面側のローラ部材47B、48Bとが、第1インナーパネル23のローラ部材45A〜48Aと左右対称に配置されている(図5参照)。ローラ部材45B,46Bは、上側のガイドレール13のレール部13bを走行し、ローラ部材47B,48Bは、下側のガイドレール13のレール部13b´を走行する。これらローラ部材45A〜48A,45B〜48B、並びにガイドレール13は、第1、第2インナーパネル23,24を介して、第1、第2サイドパネル3,4を引き出し可能にガイドするガイド手段に相当する。
上記した第1インナーパネル23及び第1サイドパネル3の組み付けは、以下のように行われる。即ち、図6(a)(b)に示すように、第1インナーパネル23を、メインパネル2内へ前側開口部17aから挿入する。この場合、メインパネル2上部のガイドレール13にローラ部材45A、46Aの各ローラ50を、下部のガイドレール13にローラ部材47A、48Aの各ローラ50を夫々ガイドさせるようにして収納する。次いで、図7に示すように、第1インナーパネル23をメインパネル2内へ収納し且つその支持部40Aを露出させた状態で、第1サイドパネル3を取り付ける。この場合、上下一対の支持部40Aに、第1サイドパネル3の各凹部37Aを嵌め込むようにして支持させる(図6(a)(b)参照)。この状態で、各挿通孔38Aに軸部材36が夫々螺挿されることにより、第1サイドパネル3が回動可能に組み付けられる。
また、メインパネル2上部のガイドレール13に、上記のようにローラ部材45A、46Aを収納した後、横フレーム12の左端部に、その開口を閉塞するコーナキャップ16が取り付けられる。なお、第2インナーパネル24及び第2サイドパネル4の組み付けは、第1インナーパネル23及び第1サイドパネル3と同様に行われるため、その説明を省略する。
次に、上記パーティション1の作用について説明する。
先ず、図1、図9(a)に示すように、パーティション1は、第1、第2サイドパネル3,4を収納位置に移動させた状態では、外観上、一枚のパネル2となる。この状態では、第1、第2サイドパネル3,4は相互に重なり、且つメインパネル2における前後の板5a,5b間に挟まれるようにして収納されている。従って、パーティション1を移動させる際、各パネル2,3,4をバラけさせることなく、キャスタ19A,19B,22によりスムーズに移動させることができる。
ここで、パーティション1は、メインパネル2からサイドパネル3,4の何れか一方を引き出すことにより、図9(b)に示すような所謂二連パネルとなる。例えば、メインパネル2内から第2サイドパネル4を右方へ引き出す。このとき、第2サイドパネル4と一体的に移動する第2インナーパネル24は、上下両側のローラ部材45B〜48Bがレール部13b,13b´にガイドされながら、メインパネル2の内壁に沿ってスライド移動する。これにより、第2サイドパネル4全体を、メインパネル2から引き出した引出位置まで直線状にスライドさせ、二連パネルとして拡げることができる。
そして、パーティション1は、メインパネル2から両サイドパネル3,4を引き出すことにより、図2(a)、図9(c)に示すような三連パネルとなる。即ち、上記のように第2サイドパネル4をメインパネル2内から右方へ引き出すと共に、第1サイドパネル3を、メインパネル2内から左方へ引き出す。第1サイドパネル3も、第2サイドパネル4と同様に、第1インナーパネル23のローラ部材45A〜48Aを介してレール部13a,13a´にガイドされる。これにより、両サイドパネル3,4を、左右両側へ直線状にスライドさせ、三連パネルとして拡げることができる。
更には、引出位置まで引き出された各サイドパネル3,4は、図2(b)、図9(c)の二点鎖線で示すように前方側と後方側へ回動させることができる。この場合、各サイドパネル3,4は、メインパネル2に対して例えば90度をなす位置まで前後方向へ回動する。このため、パーティション1の各パネル2,3,4を上記した形態とし、あるいは複数のパーティション1を用いて、室内スペースに応じた所望のレイアウトに設置することができる。
例えば、パーティション1をオフィス等の室内で用いるものとする。当該室内の間仕切りとして、メインパネル2のみの幅寸法W0では足りず、三連パネルとしたときの幅寸法(W0+W1+W2)では収まらない場合、両サイドパネル3,4の何れか一方または双方の引き出し量を前記室内スペースに合わせて調整する。換言すれば、パーティション1全体の幅寸法を、両サイドパネル3,4のスライド量の調整により、所望の大きさに設定することができる。
図10(a)に示すように、室内スペースが比較的大きい場合、三連パネルとして拡げたパーティション1を複数並べて配置する。この場合、一方のパーティション1の第2サイドパネル4と、他方のパーティション1の第1サイドパネル3を、夫々の側縁部が板厚方向に重なるように連設する。これにより、複数のパーティション1を直線状に見栄えよく並べて設置することができる。
また、図10(b)に示すように、複数のパーティション1で四方を囲むブース(あるいは目隠し)B1を設置することができる。即ち、第2サイドパネル4を90度回動させた三連パネルの三つのパーティション1、並びに二連パネルとした一つのパーティション1によって、出入口EのあるブースB1の間仕切りを構成する。更には、図10(c)に示すように、三連パネルとしたパーティション1により、平面視にて略曲線状をなすブースB2を設置することができる。この場合、各パーティション1の両サイドパネル3,4を、ブースB2の大きさ乃至曲率に合わせて内側へ回動させ、全体として略円弧状あるいは略円環状(正多角形)をなすように配置する。なお、図10(a)〜(c)に示すパーティション1の配置形態は一例にすぎず、室内スペース等に応じて種々のレイアウトをとることができる。
以上説明したように、本実施形態のパーティション1は、サイドパネル3,4を、収納空間Sに収納した収納位置とメインパネル2から側方へ引き出した引出位置との間で、前面板5aあるいは後面板5bに沿って引き出し可能にガイドするガイド手段と、サイドパネル3,4が引出位置に引き出された状態で、当該サイドパネル3,4を、その一方の側縁部を回動中心としてメインパネル2の前面板5a側及び後面板5b側への回動が可能に支持する支持手段とを備える。
上記構成によれば、サイドパネル3,4をメインパネル2から所望の位置まで引き出して、室内スペースに応じた間仕切りを行うことができる。このサイドパネル3,4の拡張について、ガイド手段によりメインパネル2に沿う直線状の移動により必要最小限のスペースで行うことができる。また、パーティション1では、メインパネル2に対してサイドパネル3,4を収納し、あるいは引出位置でサイドパネル3,4を回動させることができるので、空間設計を容易とし、レイアウトの自由度を高めることができる。
第1サイドパネル3及び第2サイドパネル4は、相互に同じ寸法形状をなし、収納位置に収納された状態で、前面板5aあるいは後面板5bの板厚方向に相互重なるように配置される。これによれば、第1、第2サイドパネル3,4をメインパネル2の収納空間Sにコンパクトに収納することができると共に、第1、第2サイドパネル3,4の幅寸法を極力大きく設定することができる。
第1サイドパネル3及び第2サイドパネル4は、メインパネル2における夫々の開口部から相互に離間する方向へ各別に引き出すように構成されている。これによれば、両サイドパネル3,4をメインパネル2の両側方へ各別に拡げることができ、使い勝手のよいものとすることができる。
ガイド手段は、メインパネル2の内部にてローラ部材45A〜48A,45B〜48Bをガイドするガイドレール13を備え、支持手段は、インナーパネル23,24に設けられ、サイドパネル3,4の一方の側縁部を、鉛直軸の周りに回動可能に支持する軸部材36を備える。これによれば、ローラ部材45A〜48A,45B〜48Bによって、第1、第2サイドパネル3,4を、ガイドレール13に沿ってスムーズに引き出すことができる。また、軸部材36とインナーパネル23,24を用いた簡単な構成で、第1、第2サイドパネル3,4を前後方向への回動が可能に支持することができる。
サイドパネル3,4の下部にキャスタ19A,19Bを具備し、メインパネル2における下部の側縁部に、サイドパネル3,4の収納位置への移動を許容するキャスタ19A,19B用の切欠部18a,18bを形成し、サイドパネル3,4は、収納位置で当該サイドパネル3,4の側縁部がメインパネル2の側縁部と面一になるように収納される。これによれば、サイドパネル3,4をキャスタ19A,19Bによって、よりスムーズに引き出すことができる。また、サイドパネル3,4の側縁部がメインパネル2の側縁部と面一となるように収納されるため、パーティション1としての外観意匠性を高めることができる。
パーティション1は、メインパネル2の下部に設けられ且つ当該パネルの板厚方向に延びるキャスタ基台21と、その基台21の長手方向の両端部に配設されたキャスタ22とを具備し、比較的高さの低いローパーティションとして、床面F上に自立させた状態で用いられる。これによれば、脚部としてのキャスタ基台21及びキャスタ22により、メインパネル2ひいてはパーティション1全体を安定して自立させることができる。また、パーティション1を移動させる際、第1、第2サイドパネル3,4をメインパネル2に収納することでバラけさせることなく、キャスタ22によりスムーズに移動させることができる。
なお、本考案は上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。本考案のパーティション1はオフィスの間仕切りに限られず、展示場等の間仕切りとして使用される等、床面F上に自立させた状態で用いられるローパーティション全般に適用できるものである。
第1サイドパネル3及び第2サイドパネル4は、相互に略同じ寸法形状をなすように構成してもよく、この場合でも、上記実施形態と同様の効果を奏する。また、インナーパネル23,24は、メインパネル2の収納空間Sに収納される矩形平板状に形成してもよい。
図面中、1はパーティション、2はメインパネル、3は第1サイドパネル,4は第2サイドパネル、5aは前面板、5bは後面板、13はガイドレール(ガイド手段)、18a,18bは切欠部、19A,19Bはキャスタ、21はキャスタ基台、22はキャスタ、23は第1インナーパネル(支持手段)、24は第2インナーパネル(支持手段)、36は軸部材、40A,40Bは支持部(支持手段)、45A〜48A,45B〜48Bはローラ部材、Sは収納空間を示す。

Claims (6)

  1. 室内スペースを区画する平板状のパネルを備えたパーティションであって、
    前面板及び後面板を備え、それら前面板と後面板との間に、側縁部が開放された収納空間を有するメインパネルと、
    前記メインパネルに対して、前記収納空間への収納が可能に配置されるサイドパネルと、
    前記サイドパネルを、前記収納空間に収納した収納位置と前記側縁部から側方へ引き出した引出位置との間で、前記前面板あるいは前記後面板に沿って引き出し可能にガイドするガイド手段と、
    前記サイドパネルが前記引出位置に引き出された状態で、当該サイドパネルを、その一方の側縁部を回動中心として前記メインパネルの前面板側及び後面板側への回動が可能に支持する支持手段と、
    を具備したことを特徴とするパーティション。
  2. 前記サイドパネルは、前記メインパネルに対して、前記収納空間への収納が可能に配置される第1サイドパネルと第2サイドパネルとで構成され、
    前記第1サイドパネル及び前記第2サイドパネルは、相互に同じ寸法形状をなし又は略同じ寸法形状をなし、前記収納位置に収納された状態で、前記前面板あるいは前記後面板の板厚方向に相互重なるように配置されることを特徴とする請求項1記載のパーティション。
  3. 前記メインパネルは、その一方の側縁部に形成された前記第1サイドパネル用の開口部と、他方の側縁部に形成された前記第2サイドパネル用の開口部とを備え、
    前記第1サイドパネル及び前記第2サイドパネルは、前記メインパネルにおける夫々の前記開口部から相互に離間する方向へ各別に引き出すように構成されていることを特徴とする請求項2記載のパーティション。
  4. 前記サイドパネルの一方の側縁部に連なり、前記メインパネルの前記収納空間に収納される矩形枠状または矩形平板状のインナーパネルと、
    前記インナーパネルにおける上縁部側及び下縁部側の何れか一方側または双方に設けられたローラ部材と、を具備し、
    前記ガイド手段は、前記メインパネルの内部にて前記ローラ部材をガイドするガイドレールを備え、
    前記支持手段は、前記インナーパネルに設けられ、前記サイドパネルの一方の側縁部を、鉛直軸の周りに回動可能に支持する軸部材を備えることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のパーティション。
  5. 前記サイドパネルの下部にキャスタを具備し、
    前記メインパネルにおける下部の側縁部に、前記サイドパネルの前記収納位置への移動を許容するキャスタ用の切欠部を形成し、
    前記サイドパネルは、前記収納位置で当該サイドパネルの側縁部が前記メインパネルの側縁部と面一になるように収納されることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のパーティション。
  6. 前記メインパネルの下部に設けられ、前記メインパネルの板厚方向に延びるキャスタ基台と、
    当該キャスタ基台の長手方向の両端部に配設されたキャスタとを具備し、
    比較的高さの低いローパーティションとして、床面上に自立させた状態で用いられることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のパーティション。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018035527A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 株式会社イトーキ パーティション及び連結部材

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