JP2020041834A - 水素処理システム、原子炉施設および水素処理方法 - Google Patents

水素処理システム、原子炉施設および水素処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】原子炉施設の事故時に発生する原子炉格納容器内の水素および酸素の濃度上昇を長期にわたり抑制することができる水素処理システムを提供する。【解決手段】水素処理システム120aは、原子炉格納容器110外に配されて、原子炉格納容器110内の混合ガス中の水素と酸素とを再結合させる再結合器121と、混合ガス中の水素により還元される金属酸化物を有する水素処理装置122と、原子炉格納容器110からの混合ガスを受け入れる側の第1の端部127aと原子炉格納容器110に混合ガスを戻す側の第2の端部127bとを有し、原子炉格納容器110に接続されることで原子炉格納容器110内と、再結合器121と、水素処理装置122と、を接続する閉じたループを構成する閉ループ配管127と、ポンプ123とを備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、水素処理システム、原子炉施設および水素処理方法に関する。
沸騰水型原子力発電設備(BWR)において、原子炉格納容器は、炉心を収容する原子炉圧力容器を格納している。原子炉格納容器においては、原子炉圧力容器を包囲する上部ドライウェル、原子炉圧力容器の下方の下部ドライウェル、および上部ドライウェルとベント管を介して接続され内部に水を貯蔵したサプレッションプールを備えたウェットウェルが形成されている。また、原子炉圧力容器を包囲して生体遮蔽壁が設置されている。
原子炉事故が発生すると、原子炉格納容器内に水素が発生する。原子炉圧力容器に接続された主蒸気管等が、原子炉格納容器の内部で万一破断した場合、原子炉格納容器内の上部ドライウェルに高温・高圧の原子炉一次冷却材(軽水)が放出される。この結果、上部ドライウェル内の圧力および温度が急激に上昇する。放出された水蒸気は、上部ドライウェル内の気体と混合して、ベント管を通してサプレッションプールにおいて冷却され吸収される。
原子炉圧力容器内には非常用炉心冷却系によりサプレッションプールの水が注入されて炉心が冷却されるが、この冷却水は長期的には炉心から崩壊熱を吸収し、破断した配管の破断口からドライウェルへ流出される。このため、上部ドライウェル内の圧力・温度は常にウェットウェルよりも高い状態となる。
このような長期的な事象下で、原子炉内では冷却材である水が放射分解され、水素と酸素が発生する。このため、水素と酸素を再度結合させて、水に戻す再結合器が通常設けられている。
この状態に対し有効な対策を行なうことができずに水素濃度が4vol%かつ酸素濃度が5vol%以上に上昇すると、すなわち水素濃度が可燃限界を超えたときには、気体は可燃状態となる。さらに、水素濃度が上昇すると爆発等の急激な反応が起きる可能性がある。こうした事態の有効な対策として、従来の沸騰水型原子力発電設備の場合には、圧力抑制式の原子炉格納容器内を窒素で置換し酸素濃度を低く維持することにより、格納容器内が可燃性雰囲気となることを防止している。
また、燃料被覆管の温度が上昇する場合には、水蒸気と燃料被覆管材料のジルコニウムとの間で反応(Metal−Water反応)が生じ、短時間で水素が発生する。こうして発生する水素は、破断した配管の破断口から原子炉圧力容器内に放出され、原子炉格納容器内の水素濃度が次第に上昇する。また、水素は非凝縮性であるから、原子炉格納容器内の圧力も上昇する。長期にわたりこの状態が維持される場合、徐々に酸素濃度が上昇するが、最終的にはベント、すなわち原子炉格納容器内のガスを原子炉格納容器から放出することにより原子炉格納容器内が可燃性雰囲気となることを防止する。
特許6071493号公報
Metal−Water反応によって大量の水素が発生する事象下において、前述の水素と酸素の再結合による従来の水素処理方法では、水素が過剰に存在する低酸素状態で水素の除去を行うことが困難である。このため、金属酸化物を充填した水素処理装置を備え付けることにより、格納容器内で発生した水素の大気へのベントの量を低減する技術が知られている。
水素除去が十分にできない場合、格納容器内の圧力を低減することができず、建屋へ漏えいして建屋での水素爆発を生じる可能性がある。一方、格納容器内雰囲気を環境に放出して格納容器内圧力を低減しようとする場合、同時に放射性廃棄物を環境に放出する恐れがある。
金属酸化物による水素処理は、金属酸化物の化学反応によるものであるため、事前に準備された金属酸化物の量により水素の処理量が決定し、長期的に継続して発生する水の放射分解による水素の処理には不向きである。一方、触媒による水素と酸素の再結合は処理量に制限がないが、水素のみの処理はできないという特徴がある。
そこで、本発明の実施形態は、原子炉施設の事故時に発生する原子炉格納容器内の水素および酸素の濃度上昇を長期にわたり抑制することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本実施形態に係る水素処理システムは、原子炉格納容器外に配されて前記原子炉格納容器内の混合ガス中の水素と酸素とを再結合させる再結合器と、前記原子炉格納容器外に配されて前記混合ガス中の水素により還元される金属酸化物を有する水素処理装置と、前記原子炉格納容器からの前記混合ガスを受け入れる側の第1の端部と前記原子炉格納容器に前記混合ガスを戻す側の第2の端部とを有し、前記原子炉格納容器に接続されることで前記原子炉格納容器内と、前記再結合器と、前記水素処理装置と、を接続する閉じたループを構成する閉ループ配管と、前記閉ループ配管に介設されたポンプと、を備えることを特徴とする。
また、本実施形態に係る原子炉施設は、炉心と、前記炉心を収納する原子炉圧力容器と、前記原子炉圧力容器を格納する前記原子炉格納容器と、事故時に、前記原子炉格納容器内の混合ガス中の水素を除去する上述の水素処理システムと、備えることを特徴とする。
また、本実施形態に係る水素処理方法は、上述の水素処理システムの前記第1の端部および前記第2端部を前記原子炉格納容器に接続するステップと、前記原子炉格納容器内の前記混合ガスを前記閉ループ配管に導き、前記再結合器および前記水素処理装置で処理するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、原子炉施設の事故時に発生する原子炉格納容器内の水素および酸素の濃度上昇を長期にわたり抑制することができる。
第1の実施形態に係る原子炉施設の構成を示す系統図である。 第1の実施形態に係る水素処理システムの再結合器の構成を示す縦断面図である。 第1の実施形態に係る水素処理システムの水素処理装置の構成を示す縦断面図である。 第2の実施形態に係る原子炉施設の構成を示す系統図である。 第2の実施形態に係る水素処理システムの一体型水素処理装置の構成を示す縦断面図である。 第3の実施形態に係る原子炉施設の構成を示す系統図である。 第4の実施形態に係る原子炉施設の構成を示す系統図である。 第4の実施形態に係る水素処理システムの再生加熱用熱交換器の構成を示す縦断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る水素処理システム、原子炉施設および水素処理方法について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複する説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る原子炉施設の構成を示す系統図である。
原子炉施設200は、炉心11、炉心11を収納する原子炉圧力容器12、および原子炉格納施設100を有する。原子炉格納施設100は、原子炉格納容器110および水素処理システム120aを有する。
原子炉格納容器110は、本体容器111、トーラス114、および本体容器111とトーラス114を連通する複数のベント管117を有する。
本体容器111は、原子炉圧力容器12を収納する密閉容器である。原子炉圧力容器12は、本体容器111内の原子炉圧力容器ぺデスタル118により支持されている。本体容器111は、その内部にドライウェル113を形成する。
トーラス114は、断面がほぼ円形で、環状に形成された密閉容器である。内部にはプール水が貯留された圧力抑制プール115が形成されている。また、トーラス114内の圧力抑制プール115の上方には、ウェットウェル気相部116が形成されている。
一方の端部を本体容器111内に開放された複数のベント管117の他方の端部は、トーラス114内に挿入されている。それぞれのベント管117のトーラス114の貫通部は、気密に形成されている。複数のベント管117の他方の端部は、トーラス114内に配された環状のリングヘッダ117aに接続されている。リングヘッダ117aからは、周方向に互いに間隔をおいて配されたダウンカマ117bの一方の端部が接続されている。ダウンカマ117bの他方の端部は、圧力抑制プール115内のプール水内に浸漬されている。
水素処理システム120aは、再結合器121、水素処理装置122、ポンプ123、冷却器124、および第1の端部127aと第2の端部127bで原子炉格納容器110に接続して原子炉格納容器110の外側で閉じたループを構成する閉ループ配管127を有する。本実施形態においては、再結合器121、水素処理装置122、ポンプ123および冷却器124は閉ループ配管127の途中に直列に接続されている。
閉ループ配管127は、取り出し管125と戻り管126を有する。取り出し管125は、第1の端部127aで、2つの隔離弁119aを介して原子炉格納容器110の本体容器111と接続されており、原子炉格納容器110から混合ガスを導く。戻り管126は、第2の端部127bで、2つの隔離弁119bを介して原子炉格納容器110の本体容器111と接続されており、処理された混合ガスを原子炉格納容器110に導く。取り出し管125と戻り管126の原子炉格納容器110における接続位置はどこでもよい。
ポンプ123および再結合器121は取り出し管125に介設されている。また、冷却器124は戻り管126に介設されている。水素処理装置122は、取り出し管125および戻り管126と接続している。
すなわち、閉ループ配管127は、閉ループ配管127の入口側の取り出し管125の流入側端部(第1の端部127a)が原子炉格納容器110の容器本体111に接続されるとともに、閉ループ配管127の出口側の戻り管126の流出側端部(第2の端部127b)も原子炉格納容器110の容器本体111に接続されており、閉ループ配管127の途中に介在する再結合器121、水素処理装置122、ポンプ123および冷却器124などの各構成を含め、全体としての閉ループ配管127が原子炉格納容器110の容器本体111以外には入口または出口を有さない。つまり、原子炉格納容器110の外側で閉じたループを構成する。
これにより、全体としての閉ループ配管127は、原子炉格納容器110の容器本体111に2つの隔離弁119aおよび2つの隔離弁119bを介して接続されることにより、原子炉格納容器110内の雰囲気が原子炉格納容器110外に流出しないように構成される。
したがって、水素処理システム120aにおいては、処理対象である水素ガスを含む気体および処理された後の気体(以下、混合ガス)は、本体容器111に接続する2つの隔離弁119aとの接続部から、流れ方向に沿って、ポンプ123、再結合器121、水素処理装置122および冷却器124の順に流れ、本体容器111に接続する2つの隔離弁119bを経由して、本体容器111に流入する。
なお、複数の水素処理装置122を互いに並列に設けて、後述する金属酸化物122b(図3)の還元反応が飽和状態になる、あるいは飽和状態に近づくと、使用する水素処理装置122を別のものに切り替える構成を有することとしてもよい。
ポンプ123は、原子炉格納容器110から混合ガスを取り出して、処理された混合ガスを原子炉格納容器110に戻す駆動力を生ずる。
図2は、第1の実施形態に係る水素処理システムの再結合器の構成を示す縦断面図である。
再結合器121は、筐体121a、および筐体121a内に収納された触媒121bを有する。触媒121bは、たとえば粒状であり、筐体121a内の触媒121bの入口側に配された入口保持部121cと出口側に配された出口保持部121eとにより挟まれて保持されている。触媒121bの材料としては、たとえば、プラチナ、パラジウムなどがある。なお、図2では、再結合器121が横置きの場合を例にとって示しているが、縦置きでもよい。この場合、混合ガスの温度上昇と整合を図るため、入口側を下、出口側を上とする。
入口保持部121cと出口保持部121eは、気体が通過可能に形成された多孔体あるいはメッシュなどである。
筐体121a内の入口保持部121cの上流側には、筐体入口121dが形成されている。また、筐体121a内の出口保持部121eの下流側には、筐体出口121fが形成されている。これらの空間を設けることにより、再結合器121の筐体121a内の流れの乱れが低減し、触媒121bを流れる混合ガスの流れがより均一となる。
再結合器121内の触媒により、混合ガス中の水素と酸素は、次の式(1)に示す化学反応により再結合して水蒸気あるいは水分となる。
2H+O→2HO ・・・(1)
なお、再結合器121は、流れがほぼ水平の場合を例にとって示したが、これには限定されない。たとえば、流れが鉛直上向きの場合であってもよい。なお、式(1)の反応は発熱反応であることから、流れの方向を鉛直方向にとる場合は、混合ガスの温度上昇による浮力の影響を考慮して、下側を入口側、上側を出口側とする。
図3は、第1の実施形態に係る水素処理システムの水素処理装置の構成を示す縦断面図である。
水素処理装置122は、筐体122a、および筐体122a内に収納された金属酸化物122bを有する。金属酸化物122bは、たとえば粒状の酸化銅や二酸化マンガン等であり、流れの入口側に配された入口保持部122cと、流れの出口側に配された出口保持部122eとによって挟まれ、保持されている。
入口保持部122cと出口保持部122eは、気体が通過可能に形成された多孔体あるいはメッシュなどである。
筐体122a内の入口保持部122cの下流側には、筐体入口122dが形成されている。また、筐体122a内の出口保持部122eの上側には、筐体出口122fが形成されている。これらの空間を設けることにより、水素処理装置122の筐体122a内の流れの乱れが低減し、金属酸化物122bを流れる混合ガスの流れがより均一となる。
図3では、水素処理装置122が縦置きの場合を例にとって示しているが、横置きの場合であってもよい。
混合ガス中の水素は、水素処理装置122内の金属酸化物122bとの間で、次の式(2)に示す反応により除去される。
nH+M→nHO+mM ・・・(2)
ここで、Mは、金属酸化物を示す。金属酸化物としては、たとえば、酸化銅、酸化コバルト、二酸化マンガンなどがある。
冷却器124は、上流側の再結合器121および水素処理装置122で温度が上昇し、かつ発生した水蒸気が混合した混合ガスを冷却するとともに、水蒸気を凝縮させ原子炉格納容器110に戻す。戻す場所は特に限定されないが、サプレッションプールが好ましい。冷却器124は、たとえば、シェルアンドチューブ型の熱交換器であり、たとえば、冷却水により混合ガスを冷却する。
本実施形態による水素処理方法は、2つのステップを有する。第1のステップにおいては、水処処理システム120aの第1の端部127aを2つの隔離弁119aを介して原子炉格納容器110に接続し、かつ、第2の端部127bを2つの隔離弁119bを介して原子炉格納容器110に接続する。また、第2のステップにおいては、原子炉格納容器110内の混合ガスを、閉ループ配管127に導き、再結合器121および水素処理装置122で処理する。
次に、本実施形態による水素処理システム120aの作用を説明する。
原子炉施設200において炉心11の大規模な溶融を伴うシビアアクシデントが発生し、原子炉格納容器110内に混合ガスが蓄積される。混合ガスには、冷却水が放射線により分解されて生じた水素と酸素、および、燃料被覆管の温度が上昇する場合に水蒸気と燃料被覆管材料のジルコニウムとの間の反応(Metal−Water反応)により生じた水素が含まれる。
本実施形態による水素処理システム120aのポンプ123により、原子炉格納容器110内に蓄積された混合ガスが取り出され、再結合器121に流入する。再結合器121において、式(1)に示すように、触媒121bの作用により水素と酸素とが2対1のモル数比で再結合する。また、この再結合反応は発熱反応であることから、再結合器121から流出する混合ガスの温度は、再結合器121に流入する混合ガスの温度より高くなっている。
再結合器121から流出する混合ガスは、次に、水素処理装置122に流入する。水素処理装置122においては、式(2)に示した反応により、金属酸化物122bが還元される代わりに水素が酸化され、混合ガスから水素が除去される。この結果、水蒸気が生ずる。
水素処理装置122における金属酸化物122bの還元反応は発熱反応であるため、混合ガスが金属酸化物122bの温度は下流側になるほど高くなる。また、金属酸化物122bの還元反応は、低温では反応速度が遅い。本実施形態では、再結合器121で混合ガスの温度が上昇している。このため、水素処理装置122においては、混合ガスを受け入れた段階から反応は加速される。
再結合器121での再結合反応、水素処理装置122での金属酸化物122bの還元反応により、水素濃度が低減し、かつ、これらの反応により生成した水蒸気が混合した混合ガスは、たとえば数百度の高い温度で、水素処理装置122から流出する。
水素処理装置122から流出した混合ガスは、冷却器124に流入する。冷却器124において、混合ガス中の水蒸気は、凝縮して凝縮水となり、系内で戻される。この結果、原子炉格納容器110には、冷却された混合ガスが送られる。
以上のように、本実施形態によれば、原子炉施設200の事故時に発生する原子炉格納容器110内の水素および酸素の濃度上昇を長期にわたり抑制することができる。また、水素処理装置122は水素ガスの処理容量に比例して金属酸化物量が増大するが、再結合器121と併用することによって金属酸化物量を抑制することができる。また、水素処理装置122は、反応速度が好適な温度にすべくヒータ等による混合ガスの加熱が必要な場合があるが、再結合器121によって高温ガスを昇温させることでヒータの省略または小型化が可能となる。
[第2の実施形態]
図4は、第2の実施形態に係る原子炉施設の構成を示す系統図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形である。第2の実施形態における水素処理システム120bにおいては、第1の実施形態の水素処理システム120aにおける再結合器121および水素処理装置122に代えて、一体型水素処理装置140を有する。その他の点では、第1の実施形態と同様である。
図5は、第2の実施形態に係る水素処理システムの一体型水素処理装置の構成を示す縦断面図である。
一体型水素処理装置140は、筐体141、筐体141内に収納された触媒142および金属酸化物143を有する。
触媒142は、筐体141内の触媒142の入口側に配された再結合部入口保持部142aと出口側に配された再結合部出口保持部142bとにより挟まれて保持されている。金属酸化物143は、流れの入口側に配された水素処理部入口保持部143aと、流れの出口側に配された水素処理部出口保持部143bとによって挟まれ、保持されている。
再結合部入口保持部142a、再結合部出口保持部142b、水素処理部入口保持部143a、および水素処理部出口保持部143bのそれぞれは、気体が通過可能に形成された多孔体あるいはメッシュなどである。
筐体141内の再結合部入口保持部142aの上流側には、入口部144が形成されている。筐体141内の再結合部出口保持部142bと水素処理部入口保持部143aとの間には、中間部145が形成されている。また、筐体141内の水素処理部出口保持部143bの下流側には、出口部146が形成されている。これらの空間を設けることにより、触媒142および金属酸化物143内の流れの乱れが低減し、触媒142内および金属酸化物143内を流れる混合ガスの流れがより均一となる。
本実施形態で示したように、再結合器121および水素処理装置122に代えて、一体型水素処理装置140とすることにより、再結合反応で生じた熱エネルギを、その上方に配した金属酸化物の還元反応に有効に使用することができ、反応効率が向上する。
[第3の実施形態]
図6は、第3の実施形態に係る原子炉施設の構成を示す系統図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形である。
本第3の実施形態に係る原子炉施設200の原子炉格納施設100は、水素処理システム120cを有する。
水素処理システム120cは、第1の実施形態における水素処理システム120aが有する構成機器、配管に加えて、さらに移動体128を有する。移動体128は、再結合器121、水素処理装置122、ポンプ123、および冷却器124、さらには、これらを結合する取り出し管125および戻り管126を搭載し、かつ移動可能である。移動体128は、たとえばトラックなどの移動車両である。
また、移動体128は、原子炉格納容器110の外側のたとえば原子炉建屋20内の一室である設置室21内に進入し、遮へい扉22により設置室21の外側とは気密に隔離され、かつ、設置室21への放射線が遮へいされる。
設置室21には、原子炉格納容器110に接続され2つの隔離弁119aが介設された配管の端部に接続部119cが設けられている。同様に、原子炉格納容器110に接続され2つの隔離弁119bが介設された配管の端部に接続部119dが設けられている。
なお、図6では、2つの隔離弁119aのいずれもが原子炉格納容器110の本体容器111の外側に設けられている場合を例にとって示したが、一方が内側、あるいは両方とも内側にある場合であってもよい。
一方、取り出し管125の上流側の端部には、接続部119cと接続可能な接続部125aが設けられている。同様に、戻り管126の下流側の端部には、接続部119dと接続可能な接続部126aが設けられている。これらの接続部は、たとえばフランジであり、ボルト、ナットで互いに結合される。ここで、接続は、2つの隔離弁119aおよび2つの隔離弁119bを閉止したままの状態で行う。
以上のように、本実施形態は、可搬式の水素処理システムであるので、たとえば、一つの地域の複数の原子炉施設で共用することができる。また、既設の原子炉施設にも、取り合い構造部分の改造程度で、使用することができる。
[第4の実施形態]
図7は、第4の実施形態に係る原子炉施設の構成を示す系統図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形である。本実施形態に係る水素処理システム120dは、再生加熱用熱交換器131をさらに有する。その他の点では、第1の実施形態と同様である。
図8は、第4の実施形態に係る水素処理システムの再生加熱用熱交換器の構成を示す縦断面図である。再生加熱用熱交換器131は、筐体131a、伝熱管131b、およびヒータ131cを有する熱交換器である。
また、再生加熱用熱交換器131は、取り出し管125に接続されているとともに、戻り管126にも接続されている。
再結合器121の出口側に接続する取り出し管125とは、筐体131aの筐体入口部131mで接続する。また、水素処理装置122に接続する取り出し管125とは、筐体出口部131nで接続する。
伝熱管131bは、一方の端部が水素処理装置122に接続する入口側の戻り管126に、他方の端部が冷却器124に接続する出口側の戻り管126に接続されている。なお、図8では、伝熱管131bは、複数のUベントを有する単一の管の場合を例にとって示しているがこれに限定されない。たとえば、入口側の戻り管126に接続するヘッダと、出口側の戻り管126に接続するヘッダとを設けて、この2つのヘッダ間を複数の伝熱管で接続する構成を有してもよい。あるいは、伝熱管をらせん状に形成してもよい。
なお、図7では、再生加熱用熱交換器が横置きの場合を例にとって示しているが、縦置きでもよい。この場合、混合ガスの温度上昇と整合を図るため、筐体入口部131m側を下、筐体出口部131n側を上とする。
このように、伝熱管131b内を、水素処理装置122において処理された後の、たとえば数百度程度の高温の混合ガスが流れ、筐体131a内の伝熱管131bの外側の閉空間131sを、水素処理装置122に流入する前の、たとえば200度程度の相対的に温度の低い混合ガスが流れる。
ヒータ131cは、筐体131a内であって、伝熱管131bの外側の閉空間131sに配されている。ヒータ131cは、電気ヒータでもよいし、たとえば油などの高温の媒体による加熱方式でもよい。
第1の実施形態においては、水素処理装置122での反応速度を確保するために、再結合器121を上流側に配置して、混合ガスを再結合器121における反応で温度が上昇した状態で、水素処理装置122に流入するように構成している。
一方、本第4の実施形態では、再生加熱用熱交換器131を設けることにより、再結合器121から流出した混合ガスは、伝熱管131bを介して伝熱管131b内の高温の混合ガスにより加熱されるとともに、ヒータ131cにより加熱される。再結合器121から流出した混合ガスは、このように、十分に高温になった状態で、水素処理装置122に流入するため、水素処理装置122における反応速度が向上し、水素除去の能力を高めることができる。
また、水素処理装置122から流出した混合ガスは、再生加熱用熱交換器131において熱交換により温度が低下した状態で、再生加熱用熱交換器131の下流に配された冷却器124に流入する。この結果、冷却器124の熱負荷が低減され、混合ガスは、冷却器124において確実に冷却され、また水蒸気の除去がなされた上で、原子炉格納容器110に戻される。
また、水素処理装置122で処理する前の混合ガスと処理した後のガスとを熱交換させることにより、ヒータ131cや冷却器124に要するエネルギが抑えられ、設備の小型化やエネルギ効率の向上に寄与する。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。たとえば、各実施形態では、原子炉格納容器が、BWRのいわゆるMark−I型の場合を例にとって示したが、これに限定されない。たとえばABWR(Advanced BWR)の鉄筋コンクリート製の原子炉格納容器など、その後の原子炉格納容器の型式の場合であってもよい。また、実施形態では、BWRの場合を例にとって示したが、たとえば加圧水型原子力発電設備など、軽水また重水を冷却材としている原子炉施設であれば、適用可能である。
また、実施形態では、原子炉格納容器のドライウェル内の水素を処理するために、水素ガス処理システムあるいは水素ガス処理装置を、ドライウェル内と連通させる場合を例にとって示したが、これに限定されない。すなわち、ウェットウェル気相部内の水素を処理するために、水素ガス処理システムあるいは水素ガス処理装置を、ウェットウェル気相部と連通させてもよい。
また、実施形態では、再結合器121が、原子炉格納容器110の本体容器の外側で、水素処理装置の上流側に設けられている場合を例にとって示したが、これに限定されない。たとえば、水素処理装置の上流側に設けられている場合であってもよい。あるいは本体容器111の内部に設けられている場合であってもよい。
また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。たとえば、第2の実施形態と第3の実施形態の特徴を組み合わせて、一部を一体化し、かつ可搬式とすることでもよい。また、第2の実施形態あるいは第3の実施形態の特徴と、第4の実施形態の特徴とを組み合わせてもよい。あるいは、第1ないし第4の実施形態の特徴を全て組み合わせてもよい。
さらに、実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
11…炉心、12…原子炉圧力容器、20…原子炉建屋、21…設置室、22…遮へい扉、100…原子炉格納施設、110…原子炉格納容器、111…本体容器、113…ドライウェル、114…トーラス、115…圧力抑制プール、116…ウェットウェル気相部、117…ベント管、117a…リングヘッダ、117b…ダウンカマ、118…原子炉圧力容器ぺデスタル、119a、119b…隔離弁、119c、119d…接続部、120a、120b、120c、120d…水素処理システム、121…再結合器、121a…筐体、121b…触媒、121c…入口保持部、121d…筐体入口、121e…出口保持部、121f…筐体出口、122…水素処理装置、122a…筐体、122b…金属酸化物、122c…入口保持部、122d…筐体入口、122e…出口保持部、122f…筐体出口、123…ポンプ、124…冷却器、125…取り出し管、125a…接続部、126…戻り管、126a…接続部、127…閉ループ配管、127a…第1の端部、127b…第2の端部、128…移動体、131…再生加熱用熱交換器(熱交換器)、131a…筐体、131b…伝熱管、131c…ヒータ、131s…閉空間、131m…筐体入口部、131n…筐体出口部、140…一体型水素処理装置、141…筐体、142…触媒、142a…再結合部入口保持部、142b…再結合部出口保持部、143…金属酸化物、143a…水素処理部入口保持部、143b…水初処理部出口保持部、144…入口部、145…中間部、146…出口部、200…原子炉施設

Claims (8)

  1. 原子炉格納容器外に配されて前記原子炉格納容器内の混合ガス中の水素と酸素とを再結合させる再結合器と、
    前記原子炉格納容器外に配されて前記混合ガス中の水素により還元される金属酸化物を有する水素処理装置と、
    前記原子炉格納容器からの前記混合ガスを受け入れる側の第1の端部と前記原子炉格納容器に前記混合ガスを戻す側の第2の端部とを有し、前記原子炉格納容器に接続されることで前記原子炉格納容器内と、前記再結合器と、前記水素処理装置と、を接続する閉じたループを構成する閉ループ配管と、
    前記閉ループ配管に介設されたポンプと、
    を備えることを特徴とする水素処理システム。
  2. 前記水素処理装置は、前記再結合器の下流側に配されていることを特徴とする請求項1に記載の水素処理システム。
  3. 前記再結合器と前記水素処理装置は一体に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水素処理システム。
  4. 前記ポンプを含めた前記閉ループ配管を搭載して移動可能な移動体をさらに備え、
    前記閉ループ配管の前記2つの端部のそれぞれは、前記原子炉格納容器に備えられた隔離弁を介して前記原子炉格納容器内に接続可能な接続部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の水素処理システム。
  5. 前記閉ループ配管の前記水素処理装置と前記第2の端部との間に介設されて、前記混合ガスを冷却する冷却器をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の水素処理システム。
  6. 筐体と前記筐体内に配され前記筐体の外部と接続可能な伝熱管とを有する熱交換器をさらに備え、
    前記熱交換器の前記筐体は、前記再結合器の出口側に接続する入口部と、前記水素処理装置の入口側に接続する出口部とを有し、
    前記熱交換器の前記伝熱管は、入口側が前記水素処理装置の出口側に接続し、出口側が前記第2の端部側に接続する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の水素処理システム。
  7. 炉心と、
    前記炉心を収納する原子炉圧力容器と、
    前記原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容器と、
    請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の水素処理システムと、
    を備えることを特徴とする原子炉施設。
  8. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の水素処理システムの前記第1の端部および前記第2端部を前記原子炉格納容器に接続するステップと、
    前記原子炉格納容器内の前記混合ガスを前記閉ループ配管に導き、前記再結合器および前記水素処理装置で処理するステップと、
    を備える水素処理方法。
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