JP2020039763A - パチンコ玉用転動通路のシャッタ構造 - Google Patents
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Abstract
Description
この種の転動通路に設けられているシャッタは、パチンコ玉の転動を速やかに止めることができるように、シャッタ動作の応答性が高いことが要求されている。
したがって、ソレノイドを大型化することなく、シャッタ動作の応答性を高くすることが可能なパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造を提供することできる。
図1に示すシャッタ構造1は、ハウジング2の下部に設けられたパチンコ玉用転動通路3(以下、単に転動通路3という)と、この転動通路3の中に一部が臨むシャッタ部材4と、ハウジング2の上部に設けられたソレノイド5などを備えている。
転動通路3は、ハウジング2内に下り勾配を有するように形成されている。この転動通路3には、パチンコ玉6が図1において左側となる上流側から送られる。この実施の形態による転動通路3は、図2〜図4に示すように、水平方向に並ぶ第1の転動通路3aと第2の転動通路3bとによって構成されている。
第1の転動通路3aと第2の転動通路3bは、図4に示すように、上述した底壁11,12と、これら両通路3a,3bを仕切る隔壁13と、左側壁14および右側壁15と、上壁16,17とによってパチンコ玉6が通路外に出ることができないように形成されている。
左側壁14と右側壁15とには、後述するシャッタ部材4を保持するためのガイド溝18,19が形成されている。これらのガイド溝18,19は、図1に示すように、パチンコ玉6の転動方向Aとは交差する方向となる上下方向に延びており、第1および第2の転動通路3a,3bに向けて開放されている。ガイド溝18,19の下端は、第1および第2の転動通路3a,3bの下部に位置し、ガイド溝18,19の上端は、上壁16,17から上方に延びる複数の縦壁16a,16b,17a,17bによって形成されて第1および第2の転動通路3a,3bより上方に延びている。
縦壁17aと縦壁17bは、第2の転動通路3bの上壁17に一体に形成されて上壁17から上方に延びており、パチンコ玉6の転動方向Aにガイド溝19の溝幅となる間隔をおいて並んでいる。ガイド溝19の溝幅は、ガイド溝18の溝幅と等しい。
シャッタ部材4は、図7に示すように、転動方向Aの下流側から見て逆T字状に形成されており、図7において上側に位置する操作部24と、この操作部24から下方に延びる板状の阻止部25とを有している。
ソレノイド5は、励磁状態でプランジャー32が磁気吸引力によって後退し、非励磁状態で磁気吸引力が消失する構成のもので、プランジャー32が上下方向および左右方向と直交する方向に往復するようにハウジング2に支持されている。
第1の圧縮コイルばね36のばね力は、図8中に二点鎖線で示すように、シャッタ部材4の上昇に伴って徐々に大きくなる。
シャッタ部材4は、プランジャー32がそれ以上吸引されなくなるまで上昇し、プランジャー32が停止することにより開位置に位置付けられる。
このようにシャッタ部材4が開位置に移動することにより、パチンコ玉6が第1および第2の転動通路3a,3bを下流側に転動できるようになる。
したがって、ソレノイドを大型化することなく、シャッタ動作の応答性を高くすることが可能なパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造を提供することができる。
シャッタ部材4が閉位置に移動することによって、図1に示すように第1および第2の転動通路3a,3bが閉鎖され、パチンコ玉6が通過することができなくなる。この状態でパチンコ玉6が第1および第2の転動通路3a,3bに上流側から送られ、多数蓄積されると、パチンコ玉6の重量でシャッタ部材4が図1において時計方向に押されるようになる。
Claims (3)
- パチンコ玉が転動する転動通路と、
前記転動通路内で転動するパチンコ玉の転動方向とは交差する方向を移動方向として前記転動通路に対して進退自在に構成され、前記転動通路を遮る閉位置と前記転動通路が開放される開位置との間で往復するシャッタ部材と、
前記シャッタ部材を前記閉位置に向けて付勢するばね部材と、
前記ばね部材のばね力に抗して前記シャッタ部材を前記閉位置から前記開位置に移動させるソレノイドとを備え、
前記ばね部材は、長さが相対的に長い第1の圧縮コイルばねと、長さが相対的に短い第2の圧縮コイルばねとからなり、
前記シャッタ部材が前記閉位置から前記開位置に向けて移動を開始するときは、前記第1の圧縮コイルばねのばね力のみが前記シャッタ部材に加えられ、
前記シャッタ部材が前記開位置から前記閉位置に向けて移動を開始するときは、前記第1の圧縮コイルばねのばね力と前記第2の圧縮コイルばねのばね力とが前記シャッタ部材に加えられることを特徴とするパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造。 - 請求項1記載のパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造において、
前記第1の圧縮コイルばねは、直径および巻き方向が前記第2の圧縮コイルばねの直径および巻き方向とは異なり、
前記第1の圧縮コイルばねと前記第2の圧縮コイルばねとのうち直径が小さい一方の圧縮コイルばねが他方の圧縮コイルばねの内部に挿入されていることを特徴とするパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造。 - 請求項1または請求項2記載のパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造において、
前記シャッタ部材の前記移動方向において進入側となる端部には、前記移動方向において退出側に向けて凸になる円弧状の切欠きが形成されていることを特徴とするパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造。
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6052435U (ja) * | 1983-09-20 | 1985-04-12 | 中央発條株式会社 | 圧縮コイルばね |
JPH11156033A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-15 | Omron Corp | 玉通路のシャッター機構 |
JP2001149600A (ja) * | 1999-11-26 | 2001-06-05 | Heiwa Corp | パチンコ機の球払出装置 |
JP2014230720A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-11 | 奥村遊機株式会社 | 弾球遊技機 |
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2018
- 2018-09-13 JP JP2018171132A patent/JP7107117B2/ja active Active
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JP7107117B2 (ja) | 2022-07-27 |
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