JP6848220B2 - 電磁接触器 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁接触器を機械的に投入状態に保つためのラッチ機構を有する電磁接触器に関する。
従来のこの種の電磁接触器の機械的保持装置として、例えば、特許文献1に示すものが知られている。
特許文献1に示す電磁接触器の機械的保持装置は、電磁接触器の開閉時に移動する可動部に連結され、電磁接触器を機械的に投入状態に保つための保持装置である。そして、この機械的保持装置は、電磁接触器の投入コイルが励磁されたときに可動部を機械的に電磁接触器の投入状態に保持するラッチ機構と、このラッチ機構が掛けられたときに投入コイルを消磁するb接点と、ラッチ機構を引き外すときに励磁される釈放コイルと、この釈放コイルの励磁によってラッチ機構を引き外すプランジャーと、ラッチ機構が引き外された後に釈放コイルを消磁するa接点とを備えている。
この電磁接触器の機械的保持装置によれば、電磁接触器側の内蔵接点を減らないようにするとともに、投入コイルと釈放コイルとが同時に励磁されることを回避することができる。
特開2000−251601号公報
しかしながら、この従来の特許文献1に示す電磁接触器の機械的保持装置にあっては、以下の問題点があった。
即ち、特許文献1に示す電磁接触器の機械的保持装置の場合、可動部を投入状態にするときに励磁される投入コイルと、ラッチ機構を引き外すときに励磁される釈放コイルとが別々のコイルとして必要となり、さらに投入コイルと釈放コイルとが同時に励磁されると焼損する恐れがあるため、投入コイルと釈放コイルの同時励磁防止の回路も必要になる。このため、制御回路が複雑になるとともに、コイル数が多いことによるコストアップや設置スペースの増加による外形寸法の大型化を招いてしまう、といった問題があった。
従って、本発明はこの従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、可動部を投入保持位置に移動させる投入動作とラッチ機構を引き外す釈放動作とを同じ一つの投入コイルで操作可能としたラッチ機構を有する電磁接触器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る電磁接触器は、可動接触子を支持する可動部を有する電磁接触器において、直線上の第1位置および第2位置に進退駆動する可動コアを有する電磁石ユニットと、前記直線と中心軸が一致するとともに前記電磁石ユニットの固定コア又は可動コアと位置関係が固定されるカム部材、該カム部材の両面に形成されたハート形のカム溝、及び前記可動コアと連動して前記カム溝を回転移動するカムピンを有するラッチ機構と、を備え、前記可動部は、前記カムピンの回転移動と前記可動コアの直線上の動きとが一致したときに連動して駆動されて釈放位置と投入保持位置との間を移動し、前記電磁石ユニットの前記可動コアを前記第1位置、前記第2位置、前記第1位置の順番に駆動することで、前記カムピンを前記カム溝の周方向に移動させ、前記可動接触子の接点の開閉を切り替えることを要旨とする。
本発明に係る電磁接触器によれば、可動部を投入保持位置に移動させる投入動作と、ラッチ機構を引き外す、すなわち可動部を釈放位置に移動させる釈放動作とを同じ一つの投入コイルで操作可能としたラッチ機構を有する電磁接触器を提供できる。
本発明の第1実施形態に係るラッチ機構を有する電磁接触器の概略斜視図である。 図1に示すラッチ機構の概略断面図である。 図1に示すラッチ機構を構成するカム部材の正面図である。 図3に示すカム部材に形成されたカム溝の深さとカムピンの移動との関係を説明するための図である。 図1に示すラッチ機構の動作を示し、可動コアが第1位置にあり、可動接触子支持台(可動部)が釈放位置に静止している状態を示す図である。 図1に示すラッチ機構の動作を示し、投入コイルが励磁されて可動コアが第2位置に移動し、可動接触子支持台(可動部)が釈放位置から投入保持位置に向けて移動した投入動作のストロークエンドの状態を示す図である。 図1に示すラッチ機構の動作を示し、投入動作のストロークエンドの状態から投入コイルが非励磁状態となって可動コアが第2位置から上昇し、可動接触子支持台(可動部)が投入保持位置に静止している状態を示す図である。 図1に示すラッチ機構の動作を示し、投入コイルが再び励磁されて可動コアが第2位置に移動し、可動接触子支持台(可動部)が釈放動作のストロークエンドの状態にある状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るラッチ機構を有する電磁接触器の概略斜視図である。 図9に示す電磁接触器の筐体内におけるラッチ機構の概略断面図である。 図9に示す電磁接触器の筐体内におけるラッチ機構を構成するカム部材(可動コア)の正面図である。 図11に示すカム部材(可動コア)に形成されたカム溝の深さとカムピンの移動との関係を説明するための図である。 図9に示す電磁接触器の筐体内におけるラッチ機構の動作を示し、カム部材(可動コア)が第1位置にあり、可動接触子支持台(可動部)が釈放位置に静止している状態を示す図である。 図9に示す電磁接触器の筐体内におけるラッチ機構の動作を示し、投入コイルが励磁されてカム部材(可動コア)が第1位置から第2位置に移動し、可動接触子支持台(可動部)が投入動作のストロークエンドの状態にある状態を示す図である。 図9に示す電磁接触器の筐体内におけるラッチ機構の動作を示し、投入コイルが非励磁状態となってカム部材(可動コア)が第2位置から上昇し、可動接触子支持台(可動部)が投入保持位置に静止している状態を示す図である。 図9に示す電磁接触器の筐体内におけるラッチ機構の動作を示し、投入コイルが再び励磁されてカム部材(可動コア)が第2位置に移動し、可動接触子支持台(可動部)が釈放動作のストロークエンドの状態にある状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るラッチ機構を有する電磁接触器は、図1に示す電磁接触器1の外部に設けられたラッチ機構2により、電磁接触器1の開閉時に移動する可動部としての可動接触子支持台12を機械的に投入保持位置に保つ。図1においては、補助接点ユニットなどのオプションニットのケースが図示されていない。
ここで、電磁接触器1は、方形の筐体10内に、図示しない(固定接触子11の一部のみ図示)接点機構と、接点機構を駆動する図示しない電磁石ユニットとを備え、筐体10の外部にラッチ機構2を備えている。接点機構は、筐体10に固定された複数対の固定接触子11と、これら固定接触子11に対して接離可能に配置された複数の可動接触子とを備えている。そして、各可動接触子は、可動部を構成する可動接触子支持台12に支持されている。
また、電磁石ユニットは、鉄芯で構成される図示しない固定コアと、鉄心で構成され、可動接触子支持台12に連結棒で連結された図示しない可動コアと、図示しない投入コイルを励磁したときの磁路となる外ヨークと、励磁により可動コアを動作させる図示しない投入コイルと、可動接触子支持台12を、図5に示すように、上方側(釈放位置側)に向けて付勢する復帰スプリング40とを備えている。ここで、電磁石ユニットの可動コアは、直線上の第1位置(上方位置)および第2位置(下方位置)の間を進退駆動する。
また、ラッチ機構2は、電磁接触器1の筐体10の上面に設置されて固定コアに対して位置関係が固定され、後述するハート形のカム溝32が前面及び後面に形成されたカム部材31と、ハート形のカム溝32と、可動接触子支持台12に回転可能に支持され、後述するカムピン36を介してカム溝32に沿って揺動する一対の従動節33と、従動節33の下端と可動接触子支持台12を連結する連結ピン34と、カムピン支持部35と、カム溝32を移動するカムピン36と、カムピン支持部35とカムピン36との間に配される圧縮コイルばね37とを備えている。このラッチ機構2は、電磁接触器1の可動接触子支持台12を図7に示す投入保持位置に静止させて機械的に保持する機能と、可動接触子支持台12を図5に示す釈放位置に静止させる機能とを備えている。
カム部材31は、補助接点ユニットなどのオプションニットの前述したケース、つまり筐体10の上面に固定され、電磁接触器1及び固定カムに対して上方に所定の位置関係で固定されている。カム部材31は、直方体形状の金属製部材であり、その前面(図2における左面)及び後面(図2における右面)には、ハート形のカム溝32がそれぞれ形成されている。前面側のカム溝32と後面側のカム溝は対称形状をなすため、前面側のカム溝32の形状のみについて説明する。前面、後面、右面および左面は、構成要素の相対位置を特定するに過ぎず、特定の方向を限定するものではない。
前面側のカム溝32は、図3に示すように、カム部材31の上面から下方に直線状に延びた後、左斜め下方に傾斜して延びる第1溝部32aを備えている。第1溝部32aの深さは、図3及び図4に示すように、カム部材31の上面の始端Aから左斜め下方に傾斜して延びた終端Bに至るまで一定の深さである。また、カム溝32は、第1溝部32aの終端Bからそのまま延長して終端Cまで延びる第2溝部32bを備えている。第2溝部32bの深さは、図4に示すように、第2溝部32bの始端(第1溝部32aの終端Bと同じ)から終端Cに至るまで徐々に深さが浅くなるように形成されている。また、カム溝32は、第2溝部32bの終端Cからそのまま延長して右縁Dを含む終端まで延びる第3溝部32cを備えている。第3溝部32cの深さは、図4に示すように、第3溝部32cの始端(第2溝部32bの終端Cと同じ)から右縁Dを含む終端に至るまで一定の深さである。更に、カム溝32は、第3溝部32cの右縁Dから右斜め上方に傾斜して延びる第4溝部32dを備えている。第4溝部32dの深さは、第4溝部32dの始端(第3溝部32cの右縁Dと同位置)から終端Eに至るまで第3溝部32cよりも若干深い一定の深さである。また、カム溝32は、第4溝部32dの終端Eである右縁の右側に位置し、終端Fまで延びる第5溝部32eを備えている。第5溝部32eの深さは、第5溝部32eの始端(第4溝部32dの終端Eと同位置)から終端Fに至るまで第4溝部32dの深さよりも若干深い一定の深さである。また、カム溝32は、第5溝部32eの終端Fである右縁から右斜め上方に傾斜して延びた後、左斜め上方に傾斜して終端Gに至るまで延びる第6溝部32fを備えている。第6溝部32fの深さは、第6溝部32fの始端(第5溝部32eの終端Fである右縁)から終端Gに至るまで第5溝部32eよりも若干深い一定の深さである。更に、カム溝32は、第6溝部32fの終端Gからそのまま延長して第1溝部32aに至るまで延びる第7溝部32gを備えている。第7溝部32gの深さは、図4に示すように、第7溝部32gの始端(第6溝部32fの終端Gと同位置)から終端H至るまで徐々に深さが浅くなるように形成され、第7溝部32gの終端Hから第1溝部32aにかけて90度の角度で深さが深くなっている。
また、従動節33は、金属製の細長く延びる平板部材であり、従動節33の下端が可動接触子支持台12に連結ピン34によって回転可能に支持されている。また、従動節33の上端には、カムピン36を出没自在に配置したカムピン支持部35が回転自在に支持されている。カムピン36は、金属製の半球体部材であり、球体側がカム溝32に入り込むようになっている。そして、カムピン36は、従動節33を介して可動コアと連動してカム溝32を回転移動する。そして、カムピン支持部35とカムピン36との間には、圧縮コイルばね37が配置され、圧縮コイルばね37の付勢力によりカムピン36がカム溝32に押圧されるようになっている。
このラッチ機構2において、可動部としての可動接触子支持台12は、カムピン36の回転移動と可動コアの直線上の動きとが一致したときに連動して駆動されて図5に示す釈放位置と図7に示す投入保持位置との間を移動する。また、電磁石ユニットの可動コアを第1位置(上方位置)、第2位置(下方位置)、第1位置(上方位置)の順番に駆動することで、カムピン36をカム溝32の周方向に移動させ、可動接触子の接点の開閉を切り替える。
このラッチ機構2の作用について、詳細に説明すると、可動コアが第1位置(上方位置)にあり、可動接触子支持台12(可動部)が釈放位置に静止している状態にあるときには、図5に示すように、従動節33のカムピン36がカム溝32における第1溝位置(第1溝部32aの上端側の位置)に位置する。そして、この可動接触子支持台12が釈放位置に静止しているときには、可動接触子支持台12に支持されている複数の可動接触子が複数対の固定接触子11から離間し、電流路が開いている。
この可動接触子支持台12が釈放位置に静止しているときに、電磁接触器1の投入コイルが励磁されると、図6に示すように、可動接触子支持台12に連結された可動コアが下方向、即ち第1位置から第2位置(下方位置)向けて固定コアに吸引されて移動するとともに、可動接触子支持台12に支持された従動節33のカムピン36が、カム溝32の第1溝位置(第1溝部32aの上端側の位置)から第1溝部32a、第2溝部32b及び第3溝部32cを経て第2溝位置(第5溝部32eの位置)に向けて第4溝部32dに移動する。この際に、カムピン36がカム溝32の第1溝部32a、第2溝部32b及び第3溝部32cに沿って移動するため、従動節33は連結ピン34を中心に揺動しながら下方に動く。ここで、第1溝部32aの深さは、前述したように、第7溝部32gの深さよりも深いため、カムピン36は第1溝部32aに沿って移動し、第7溝部32gに沿って移動しない。図6に示すカムピン36が第4溝部32dにある状態は、可動コアが第2位置(下方位置)にあり、可動接触子支持台12が釈放位置から投入保持位置に向けて移動した投入動作のストロークエンドの状態である。
この投入動作のストロークエンドの状態では、可動接触子支持台12に支持されている複数の可動接触子が複数対の固定接触子11に接触し、電流路が閉じる。
そして、投入動作のストロークエンドの状態で投入コイルが非励磁状態にされると、図7に示すように、復帰スプリング40の作用により可動コアが第2位置から上昇して可動接触子支持台12が上昇し、従動節33のカムピン36が第4溝部32dから第2溝位置(第5溝部32eの位置)に移動し、可動接触子支持台12が投入保持位置に静止される。これにより、可動接触子支持台12が投入保持位置に静止され機械的に保持される。この際に、第4溝部32dの深さは、第3溝部32cの深さよりも深く、第5溝部32eの深さよりも浅いため、カムピン36は第5溝部32e側に移動し、第3溝部32c側に移動しない。可動接触子支持台12が投入保持位置に保持された状態では、投入コイルは励磁されていないが、可動接触子支持台12に支持されている複数の可動接触子が複数対の固定接触子11に接触して電流路が閉じた状態を維持している。
そして、可動接触子支持台12が投入保持位置に静止しているときに投入コイルが再び励磁されると、図8に示すように、可動接触子支持台12に連結された可動コアが下方向、即ち第2位置(下方位置)に向けて固定コアに吸引されて移動するとともに、可動接触子支持台12に支持された従動節33のカムピン36が、カム溝32の第2溝位置(第5溝部32eの位置)から第6溝部32fの下端に移動する。図8に示すカムピン36が第6溝部32fの下端部にある状態は、可動コアが第2位置に移動し、可動接触子支持台12が釈放動作のストロークエンドの状態である。
この釈放動作のストロークエンドの状態では、可動接触子支持台12に支持されている複数の可動接触子が複数対の固定接触子11に接触して電流路が閉じた状態を維持している。
そして、釈放動作のストロークエンドの状態で投入コイルが非励磁状態にされると、図5に示すように、復帰スプリング40の作用により可動コアが第2位置(下方位置)から第1位置(上方位置)に上方向に移動すると共に可動接触子支持台12が上方向に移動し、従動節33のカムピン36が第6溝部32f及び第7溝部32gに沿って第1溝位置(第1溝部32aの上端側の位置)に移動し、可動接触子支持台12が釈放位置に静止される。この際に、第6溝部32fの深さは、第5溝部32eの深さよりも深いため、カムピン36は第6溝部32fから第7溝部32gに移動し、第5溝部32e側に移動しない。可動接触子支持台12が釈放位置に静止されると、可動接触子支持台12に支持されている複数の可動接触子が複数対の固定接触子11から離間し、電流路が開くことになる。
このように、 第1実施形態に係る電磁接触器1によれば、可動部としての可動接触子支持台12を投入保持位置に移動させる投入動作と、ラッチ機構2を引き外す、すなわち可動部としての可動接触子支持台12を釈放位置に移動させる釈放動作とを同じ一つの投入コイルで操作可能としたラッチ機構2を有する電磁接触器1とすることができる。これにより、投入コイルの制御回路が簡単になるとともに、コイル数が多いことによるコストアップや設置スペースの増加による外形寸法の大型化を招く問題を解消することができる。
また、カム部材31が金属製であるとともに、カムピン36が金属製であるため、ラッチ機構2の耐久性がよく、ラッチ機構2を使用した投入動作及び釈放動作を多数回にわたり繰り返してもそれらカム部材31及びカムピン36が損傷するおそれは少ない。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係るラッチ機構を有する電磁接触器は、図9に示す電磁接触器101の筐体(図示せず)の内部に設けられたラッチ機構120により、電磁接触器101の開閉時に移動する可動部としての可動接触子支持台(図示せず)を機械的に投入保持位置に保つ。
ここで、電磁接触器101は、図示しない筐体内に、接点機構と、外ヨーク110内に配置された、接点機構を駆動する電磁石ユニットと、ラッチ機構120とを備えている。接点機構は、筐体に固定された図示しない複数対の固定接触子と、これら固定接触子に対して接離可能に配置された図示しない複数の可動接触子とを備えている。そして、各可動接触子は、後述する可動コア112に連結棒で連結された可動接触子支持台(図示せず)に支持されている。また、電磁石ユニットは、鉄芯で構成された固定コア111と、鉄芯で構成され、可動接触子支持台に連結棒で連結された可動コア112と、投入コイル113を励磁したときの磁路となる外ヨーク110と、励磁により可動コア112を動作させる投入コイル113と、可動コア112を、図10に示すように、上方側(釈放位置側)に向けて付勢する復帰スプリング140とを備えている。ここで、電磁石ユニットの可動コア112は、直線上の第1位置(上方位置)および第2位置(下方位置)の間を進退駆動する。
また、ラッチ機構120は、可動コア112と一体に形成されて可動コア112に対して位置関係が固定され、後述するハート形のカム溝131が前面及び後面に形成されたカム部材137と、ハート形のカム溝131と、固定コア111に回転可能に支持され、後述するカムピン135を介してカム溝131に沿って揺動する一対の従動節132と、従動節132の下端と固定コア111を連結する連結ピン133と、カムピン支持部134と、カム溝131を移動するカムピン135と、カムピン支持部134とカムピン135との間に配される圧縮コイルばね136とを備えている。このラッチ機構120は、電磁接触器1の可動接触子支持台(可動コア112)を図15に示す投入保持位置に静止させて機械的に保持する機能と、可動接触子支持台(可動コア112)を図13に示す釈放位置に静止させる機能とを備えている。
ここで、カム部材137の前面側(図10における左面側)のカム溝131及び後面側(図10における右面側)のカム溝131は対称形状をなすため、前面側のカム溝131のみについて説明する。前面、後面、右面および左面は、構成要素の相対位置を特定するに過ぎず、特定の方向を限定するものではない。
前面側のカム溝131は、図11に示すように、カム部材137(可動コア112)の下面から上方に直線状に延びた後、左斜め上方に傾斜して延びる第1溝部131aを備えている。第1溝部131aの深さは、図11及び図12に示すように、カム部材137(可動コア112)の下面の始端Iから左斜め上方に傾斜して延びた終端Jに至るまで一定の深さである。また、カム溝131は、第1溝部131aの終端Jからそのまま延長して終端Kまで延びる第2溝部131bを備えている。第2溝部131bの深さは、図12に示すように、第2溝部131bの始端(第1溝部131aの終端Jと同じ)から終端Kに至るまで徐々に深さが浅くなるように形成されている。また、カム溝131は、第2溝部131bの終端Kからそのまま延長して右縁Lを含む終端まで延びる第3溝部131cを備えている。第3溝部131cの深さは、図12に示すように、第3溝部131cの始端(第2溝部131bの終端Kと同じ)から右縁Lを含む終端に至るまで一定の深さである。更に、カム溝131は、第3溝部131cの右縁Lから右斜め上方に傾斜して延びる第4溝部131dを備えている。第4溝部131dの深さは、第4溝部131dの始端(第3溝部131ccの右縁Lと同位置)から終端Mに至るまで第3溝部131cよりも若干深い一定の深さである。また、カム溝131は、第4溝部131dの終端Mである右縁の右側に位置し、終端Nまで延びる第5溝部131eを備えている。第5溝部131eの深さは、第5溝部131eの始端(第4溝部131dの終端Mと同位置)から終端Nに至るまで第4溝部131dの深さよりも若干深い一定の深さである。また、カム溝131は、第5溝部131eの終端Nである右縁から右斜め下方に傾斜して延びた後、左斜め下方に傾斜して終端Oに至るまで延びる第6溝部131fを備えている。第6溝部131fの深さは、第6溝部131fの始端(第5溝部131eの終端Nである右縁)から終端Oに至るまで第5溝部131eよりも若干深い一定の深さである。更に、カム溝131は、第6溝部131fの終端Oからそのまま延長して第1溝部131aに至るまで延びる第7溝部131gを備えている。第7溝部131gの深さは、図12に示すように、第7溝部131gの始端(第6溝部131fの終端Oと同位置)から終端Pに至るまで徐々に深さが浅くなるように形成され、第7溝部131gの終端Pから第1溝部131aにかけて90度の角度で深さが深くなっている。
また、従動節132は、金属製の細長く延びる平板部材であり、従動節132の下端と固定コア111が連結ピン133によって回転可能に支持されている。また、従動節132の上端には、カムピン135を出没自在に配置したカムピン支持部134が回転自在に支持されている。カムピン135は、金属製の半球体部材であり、球体側がカム溝131に入り込むようになっている。そして、カムピン支持部134とカムピン135との間には、圧縮コイルばね136が配置され、圧縮コイルばね136の付勢力によりカムピン135がカム溝131に押圧されるようになっている。
このラッチ機構120において、可動部としての可動接触子支持台は、カムピン135の回転移動とカム部材137(可動コア112)の直線上の動きとが一致したときに連動して駆動されて図13に示す釈放位置と図15に示す投入保持位置との間を移動する。また、カム部材137(可動コア112)を第1位置(上方位置)、第2位置(下方位置)、第1位置(上方位置)の順番に駆動することで、カムピン135をカム溝131の周方向に移動させ、可動接触子の接点の開閉を切り替える。
このラッチ機構120の作用について、詳細に説明すると、カム部材137(可動コア112)が第1位置(上方位置)にあり、可動接触子支持台(可動部)が釈放位置に静止している状態にあるときには、図13に示すように、従動節132のカムピン135がカム溝131における第1溝位置(第1溝部131aの下端側の位置)に位置する。そして、可動接触子部支持台(可動部)が釈放位置に静止しているときには、可動接触子支持台に支持されている複数の可動接触子が複数対の固定接触子から離間し、電流路が開いている。
この可動接触子支持台(可動部)が釈放位置に静止しているときに、電磁接触器101の投入コイル113が励磁されると、図14に示すように、可動接触子支持台に連結されたカム部材137(可動コア112)が下方向、即ち第1位置から第2位置(下方位置)向けて固定コア111に吸引されて移動するとともに、固定コア111に支持された従動節132のカムピン135が、カム溝131の第1溝位置(第1溝部131aの下端側の位置)から第1溝部131a、第2溝部131b及び第3溝部131cを経て第2溝位置(第5溝部131eの位置)に向けて第4溝部131dに移動する。この際に、カムピン135がカム溝131の第1溝部131a、第2溝部131b及び第3溝部131cに沿って移動するため、従動節132は連結ピン133を中心に揺動する。ここで、第1溝部131aの深さは、前述したように、第7溝部131gの深さよりも深いため、カムピン135は第1溝部131aに沿って移動し、第7溝部131gに沿って移動しない。図14に示すカムピン135が第4溝部131dにある状態は、カム部材137(可動コア112)が第2位置(下方位置)にあり、可動接触子支持台が釈放位置から投入保持位置に向けて移動した投入動作のストロークエンドの状態である。
この投入動作のストロークエンドの状態では、可動接触子支持台に支持されている複数の可動接触子が複数対の固定接触子に接触し、電流路が閉じる。
そして、投入動作のストロークエンドの状態で投入コイル113が非励磁状態にされると、図15に示すように、復帰スプリング140の作用によりカム部材137(可動コア112)が第2位置から上昇して可動接触子支持台が上昇し、従動節132のカムピン135が第4溝部131dから第2溝位置(第5溝部131eの位置)に移動し、カム部材137(可動コア112)に連結されている可動接触子支持台が投入保持位置に静止される。これにより、可動接触子支持台が投入保持位置に静止され機械的に保持される。この際に、第4溝部131dの深さは、第3溝部131cの深さよりも深く、第5溝部131eの深さよりも浅いため、カムピン135は第5溝部131e側に移動し、第3溝部131c側に移動しない。可動接触子支持台が投入保持位置に投入保持位置に保持された状態では、投入コイルは励磁されていないが、可動接触子支持台に支持されている複数の可動接触子が複数対の固定接触子に接触して電流路が閉じた状態を維持している。
そして、可動接触子支持台が投入保持位置に静止しているときに投入コイル113が再び励磁されると、図16に示すように、カム部材137(可動コア112)が下方向、即ち第2位置(下方位置)に向けて固定コア111に吸引されて移動するとともに、固定コア111に支持された従動節132のカムピン135が、カム溝131の第2溝位置(第5溝部131eの位置)から第6溝部131fの上端部に移動する。図16に示すカムピン135が第6溝部131fの上端部にある状態は、カム部材137(可動コア112)が第2位置に移動し、可動接触子支持台が釈放動作のストロークエンドの状態である。
この釈放動作のストロークエンドの状態では、可動接触子支持台に支持されている複数の可動接触子が複数対の固定接触子に接触して電流路が閉じた状態を維持している。
そして、釈放動作のストロークエンドの状態で投入コイル113が非励磁状態にされると、図13に示すように、復帰スプリング140の作用によりカム部材137(可動コア112)が第2位置(下方位置)から第1位置(上方位置)に上方向に移動すると共に可動接触子支持台が上方向に移動し、従動節132のカムピン135が第6溝部131f及び第7溝部131gに沿って第1溝位置(第1溝部131aの下端側の位置)に移動し、可動接触子支持台が釈放位置に静止される。この際に、第6溝部131fの深さは、第5溝部131eの深さよりも深いため、カムピン135は第6溝部131fから第7溝部131gに移動し、第5溝部131e側に移動しない。可動接触子支持台が釈放位置に静止されると、可動接触子支持台に支持されている複数の可動接触子が複数対の固定接触子から離間し、電流路が開くことになる。
このように、第2実施形態に係る電磁接触器101によれば、可動接触子支持台を投入保持位置に移動させる投入動作と、ラッチ機構120を引き外す、すなわち可動接触子支持台を釈放位置に移動させる釈放動作とを同じ一つの投入コイル113で操作可能としたラッチ機構120を有する電磁接触器101とすることができる。これにより、投入コイル113の制御回路が簡単になるとともに、コイル数が多いことによるコストアップや設置スペースの増加による外形寸法の大型化を招く問題を解消することができる。
また、カムピン135が金属製であり、鉄芯で構成された可動コア112のカム溝131に入り込むため、ラッチ機構120の耐久性がよく、ラッチ機構120を使用した投入動作及び釈放動作を多数回にわたり繰り返してもカムピン135が損傷するおそれは少ない。
更に、第2実施形態に係るラッチ機構120を有する電磁接触器101の場合、カム部材137が可動コア112と一体に形成されて、第1実施形態に係るラッチ機構2のように可動コアとは別にカム部材を用いないため、ラッチ機構120を含めた電磁接触器101の構造をよりコンパクトにすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、第1実施形態に係るラッチ機構2において、可動部は、可動接触子支持台12に限らず、電磁接触器1において可動する部分を構成する可動コアや連結棒であってもよい。
また、第1実施形態に係るラッチ機構2において、カム部材31は金属製に限らず、樹脂製であってもよい。
また、第1実施形態に係るラッチ機構2において、カムピン36は金属製に限らず、樹脂製であってもよい。
更に、第2実施形態に係るラッチ機構120において、カムピン135は金属製に限らず、樹脂製であってもよい。
1 電磁接触器
2 ラッチ機構
12 可動接触子支持台(可動部)
31 カム部材
32 カム溝
33 従動節
36 カムピン
40 復帰スプリング
101 電磁接触器
111 固定コア
112 可動コア
113 投入コイル
120 ラッチ機構
131 カム溝
132 従動節
135 カムピン
140 復帰スプリング

Claims (5)

  1. 可動接触子を支持する可動部を有する電磁接触器において、
    直線上の第1位置および第2位置を進退駆動する可動コアを有する電磁石ユニットと、
    前記直線と中心軸が一致するとともに前記電磁石ユニットの固定コアと位置関係が固定されるカム部材、該カム部材に形成されたハート形のカム溝、及び前記可動コアと連動して前記カム溝を回転移動するカムピンを有するラッチ機構と、を備え、
    前記可動部は、前記カムピンの回転移動と前記可動コアの直線上の動きとが一致したときに連動して駆動されて釈放位置と投入保持位置との間を移動し、
    前記電磁石ユニットの前記可動コアを前記第1位置、前記第2位置、前記第1位置の順番に駆動することで、前記カムピンを前記カム溝の周方向に移動させ、前記可動接触子の接点の開閉を切り替えるものであり、
    前記ラッチ機構の前記カム部材は、前記電磁接触器の筐体の上面に設置されていることを特徴とする電磁接触器。
  2. 前記可動部が前記釈放位置に静止しているときは、前記カムピンが前記カム溝における第1溝位置に位置していることを特徴とする請求項に記載の電磁接触器。
  3. 前記可動部が前記釈放位置から前記投入保持位置に移動するときは、前記カムピンが前記カム溝における前記第1溝位置から第2溝位置に向けて移動することを特徴とする請求項に記載の電磁接触器。
  4. 前記可動部が前記投入保持位置に静止しているときは、前記カムピンが前記カム溝における前記第2溝位置に位置していることを特徴とする請求項に記載の電磁接触器。
  5. 前記可動部が前記投入保持位置から前記釈放位置に移動するときは、前記カムピンが前記カム溝における前記第2溝位置から前記第1溝位置に向けて移動することを特徴とする請求項に記載の電磁接触器。
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