JP2020039532A - Ptpシート及びptp包装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】PTPシートから錠剤を取出した後においても錠剤の服用時期が分かり、誤った時期における錠剤の服用をより確実に防止できるPTPシート等を提供する。【解決手段】PTPシート1は、容器フィルム3に形成された複数のポケット部2のそれぞれに錠剤5が収容されるとともに、該ポケット部2を塞ぐように容器フィルム3に対しカバーフィルムが取着されてなる。錠剤5には、その服用時期に関する情報を示す服用時期情報部5Fが設けられる。錠剤5自体に服用時期情報部5Fが設けられるため、この服用時期情報部5Fを確認することで、その錠剤5の服用時期を知ることができる。従って、PTPシート1から錠剤5を取出した後においても錠剤5の服用時期が分かることとなり、誤った時期における錠剤5の服用をより確実に防止することができる。【選択図】 図5

Description

本発明は、錠剤を収容してなるPTPシート及びPTPシートを製造するためのPTP包装機に関する。
一般に医薬品等の分野において用いられるブリスタシートとしてPTP(プレススルーパック)シートが知られている。PTPシートは、錠剤が収容されるポケット部を有する容器フィルムと、その容器フィルムに対しポケット部の開口側を密封するように取着されるカバーフィルムとを備えている。
PTPシートは、PTP包装機によって製造することができる。PTP包装機は、搬送される帯状の容器フィルムに対しポケット部を形成する手段、該ポケット部に錠剤を充填する手段、ポケット部の開口側を密封するように容器フィルムに対し帯状のカバーフィルムを取着する手段、容器フィルム及びカバーフィルムからなる帯状のPTPフィルムをPTPシート単位に打ち抜く手段等を備えている。
ところで、錠剤の種類によっては、所定の服用時期(例えば、朝、夜などの時期)に服用することが定められていることがある。そこで、錠剤の服用時期に関する情報をカバーフィルムに印刷してなるPTPシートが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。このようなPTPシートによれば、印刷内容を見ることで、いつ服用すべき錠剤であるのかを確認することができる。尚、特許文献1において、服用時期に関する情報としては、ポケット部の横列に対応して設けられた曜日、ポケット部の縦列に対応して設けられた時間帯(朝、夜など)等が挙げられている。
特開2015−211578号公報
ところで、上記特許文献1のように、PTPシート(カバーフィルム)に服用時期に関する情報を設けた場合、PTPシート(ポケット部)から錠剤を取出す前であれば、PTPシートに印刷された前記情報を見ることで錠剤の服用時期が分かる。しかしながら、一旦PTPシートから錠剤を取出してしまうと、PTPシートの前記情報を見ても服用時期が分からなくなってしまい、服用すべきでない時期に錠剤を誤って服用してしまうおそれがある。
例えば、錠剤が朝及び夜のそれぞれにて服用されるべきものである場合において、ある曜日の朝に、錠剤の服用を忘れたとする。この場合、その日の夜に、朝に服用すべきだった錠剤と夜に服用する錠剤とをPTPシートから取出すと、カバーフィルムの開封痕は正常状態(朝に服用する錠剤と夜に服用する錠剤とが取出された状態)を示し、該PTPシートの前記情報を見ても特に異常はないことになる。そのため、錠剤(朝に服用すべきだった錠剤)を誤った時期(夜)に服用してしまうおそれがある。尚、服用者は、錠剤を服用する際に、服用しようとする錠剤の数に基づき服用時期の正しくない錠剤が混じっていることに気付くことができるが、一度に多くの錠剤を服用する場合、錠剤の数から服用時期の正しくない錠剤の混入に気付くのは難しく、上記のような誤った時期の服用を行ってしまうことが懸念される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、PTPシートから錠剤を取出した後においても錠剤の服用時期が分かり、誤った時期における錠剤の服用をより確実に防止することができるPTPシート及びPTP包装機を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.容器フィルムに形成された複数のポケット部のそれぞれに錠剤が収容されるとともに、該ポケット部を塞ぐように前記容器フィルムに対しカバーフィルムが取着されてなるPTPシートであって、
錠剤には、その服用時期に関する情報を示す服用時期情報部が設けられていることを特徴とするPTPシート。
上記手段1によれば、錠剤自体に服用時期情報部が設けられているため、この服用時期情報部を確認することで、その錠剤の服用時期を知ることができる。従って、PTPシートから錠剤を取出した後においても錠剤の服用時期が分かることとなり、誤った時期における錠剤の服用をより確実に防止することができる。例えば、錠剤が朝及び夜に服用すべきものである場合において、ある曜日の朝に錠剤の服用を忘れたときに、その日の夜に、朝に服用すべきだった錠剤と夜に服用する錠剤とをPTPシートから取出したとする。このとき、服用時期情報部を確認することで、取出された錠剤の中に朝に服用すべきだった錠剤が存在していることが分かる。そのため、錠剤(朝に服用すべきだった錠剤)を誤った時期(夜)に服用してしまうことをより確実に防止できる。
尚、「服用時期に関する情報」としては、曜日、時間帯、日付、服用の順番などを挙げることができる。また、「服用時期に関する情報」は、文字、記号、図柄、絵などの各種情報によって構成することができる。
手段2.前記容器フィルムは、透明又は半透明であり、
錠剤は、前記服用時期情報部の設けられた側の面が前記ポケット部と対向した状態で該ポケット部に収容されていることを特徴とする手段1に記載のPTPシート。
上記手段2によれば、PTPシートから錠剤を取出す前には、透明又は半透明のポケット部を通して服用時期情報部を確認することができ、また、PTPシートから錠剤を取出した後には、取出した該錠剤の服用時期情報部を確認することができる。すなわち、PTPシートから錠剤を取出す前と後と双方とにおいて、服用時期情報部を確認することができる。そのため、誤った時期における錠剤の服用を一層確実に防止することができる。
手段3.錠剤には、前記服用時期情報部が設けられた面の裏面側に、服用時期に関する情報とは別の、該錠剤に関する製品情報を示す錠剤情報部が設けられていることを特徴とする手段2に記載のPTPシート。
上記手段3によれば、少なくとも錠剤を取出した後には、錠剤情報部を確認することが可能となる。錠剤情報部を確認することで、服用すべき正しい錠剤であるか否かを把握することができ、誤った錠剤の服用をより確実に防止することができる。
尚、「錠剤に関する製品情報」としては、製品名、含量、剤形、製造元及びロット番号などを挙げることができる。
手段4.錠剤は、前記服用時期情報部の設けられた側の面が前記カバーフィルムのうち前記ポケット部を塞ぐ部位と対向した状態で該ポケット部に収容されていることを特徴とする手段1又は2に記載のPTPシート。
上記手段4によれば、服用時期情報部がカバーフィルム側に位置するため、PTPシートにおけるカバーフィルム側(錠剤が取出される側)の面を見ながら錠剤を取出したときに、取出された錠剤の服用時期情報部を直ちに確認することができる。従って、誤った時期における錠剤の服用をより一層確実に防止することができる。
尚、上記手段2との関連においては、前記服用時期情報部が錠剤の表裏両面に設けられていることになる。
手段5.前記カバーフィルムのうち前記容器フィルムへと取着される面の裏面であって、前記ポケット部を塞ぐ部位には、該ポケット部に収容される錠剤の服用時期に関する情報を示す蓋側服用時期情報部が設けられていることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のPTPシート。
上記手段5によれば、カバーフィルムのうち容器フィルムへと取着される面の裏面であってポケット部を塞ぐ部位、すなわち、カバーフィルムのうちポケット部を塞ぐとともに外部から容易に視認可能な部位には、蓋側服用時期情報部が設けられている。従って、カバーフィルム側(錠剤が取出される側)の面を見ながら錠剤を取出そうとするときに、蓋側服用時期情報部を見ることで、誤った錠剤の取出しをより確実に防止することができる。これにより、誤った時期における錠剤の服用防止をより効果的に図ることができる。
手段6.前記容器フィルムは、前記ポケット部の開口側端部から外側に延出形成され前記カバーフィルムの取着されるフランジ部を有するとともに、透明又は半透明であり、
前記カバーフィルムのうち前記フランジ部へと取着される面には、錠剤の服用時期に関する情報を示すフランジ側服用時期情報部が該錠剤の収容される前記ポケット部に対応して設けられており、
錠剤には、前記服用時期情報部が設けられた面の裏面側に、服用時期に関する情報とは別の、該錠剤に関する製品情報を示す錠剤情報部が設けられており、錠剤は、前記錠剤情報部の設けられた側の面が前記ポケット部と対向した状態で該ポケット部に収容されていることを特徴とする手段1に記載のPTPシート。
上記手段6によれば、フランジ側服用時期情報部は、カバーフィルムのうち容器フィルム(フランジ部)へと取着される面に設けられているため、錠剤のサイズに関わらずフランジ側服用時期情報部を大きく表示させることができる。従って、PTPシートから錠剤を取出す前においては、透明又は半透明のフランジ部を通してフランジ側服用時期情報部を確認することで、錠剤の服用時期をより容易に把握することができる。一方、PTPシートから錠剤を取出した後においては、錠剤に設けられた服用時期情報部を確認することによって錠剤の服用時期を把握することができる。
また、透明又は半透明のポケット部を通して錠剤情報部を確認することが可能となるため、PTPシートから錠剤を取出す前に、服用すべき正しい錠剤であるか否かを把握することができる。これにより、誤った錠剤の服用を一層確実に防止することができる。
手段7.前記容器フィルムは、前記ポケット部の開口側端部から外側に延出形成され前記カバーフィルムの取着されるフランジ部を有するとともに、透明又は半透明であり、
前記カバーフィルムのうち前記フランジ部へと取着される面には、錠剤の服用時期に関する情報を示すフランジ側服用時期情報部が該錠剤の収容される前記ポケット部に対応して設けられており、
錠剤は、前記服用時期情報部の設けられた側の面が前記ポケット部と対向した状態で該ポケット部に収容されていることを特徴とする手段1に記載のPTPシート。
上記手段7によれば、PTPシートから錠剤を取出す前において、錠剤に設けられた服用時期情報部と、カバーフィルムに設けられたフランジ側服用時期情報部とを透明又は半透明の容器フィルムを通して確認することができる。従って、フランジ側服用時期情報部と服用時期情報部とを比較することが容易となり、ポケット部に対応する服用時期の情報(フランジ側服用時期情報部)と、該ポケット部に充填された錠剤における服用時期の情報(服用時期情報部)とが正しい組合わせになっているか否かを容易に判別することができる。これにより、錠剤の誤充填に関する検査を容易に行うことが可能となる。
手段8.容器フィルムに形成された複数のポケット部のそれぞれに錠剤が収容されるとともに、該ポケット部を塞ぐように前記容器フィルムに対しカバーフィルムが取着されてなるPTPシートを製造するためのPTP包装機であって、
搬送される帯状の前記容器フィルムに形成された前記ポケット部に対し錠剤を充填する充填手段と、
前記ポケット部に錠剤が充填された前記容器フィルムに対し、前記ポケット部を塞ぐようにして帯状の前記カバーフィルムを取着する取着手段と、
前記容器フィルムに前記カバーフィルムが取着されてなる帯状のPTPフィルムからPTPシートを切離す切離手段とを備え、
前記充填手段は、
錠剤を吸着搬送するとともに、所定の充填ポジションにて該錠剤の吸着を解除することで、前記充填ポジションへと搬送されてきた前記容器フィルムの前記ポケット部内へと該錠剤を充填可能に構成された搬送手段と、
該搬送手段により吸着搬送されている錠剤に対し、その服用時期に関する情報を示す服用時期情報部を印刷形成する錠剤印刷手段とを備え、
該錠剤印刷手段は、錠剤の充填される予定の前記ポケット部の位置に対応した前記服用時期情報部を該錠剤へと印刷形成するように構成されていることを特徴とするPTP包装機。
上記手段8によれば、搬送手段によって錠剤を吸着した状態で該錠剤に対し印刷が施され、その後、搬送手段による吸着が解除されることで、ポケット部へと錠剤が充填される。すなわち、吸着状態で服用時期情報部の形成された錠剤は、吸着状態を維持したまま充填ポジション側へと搬送され、充填ポジションにて吸着解除されることで、ポケット部へと充填される。そのため、錠剤が他の錠剤やホッパ等と擦れ合うことがなくなり、服用時期情報部が削れたり欠けたりして印刷内容が不明瞭となることをより確実に防止できる。これにより、印刷内容が明瞭なPTPシートをより確実に得ることができる。
また、錠剤印刷手段は、錠剤の充填される予定のポケット部の位置に対応した服用時期情報部を該錠剤へと印刷する。例えば、PTPシートにおけるポケット部が縦3列横7列で配列されている場合、錠剤印刷手段は、縦1列目横1列目のポケット部に充填される予定の錠剤に対し、そのポケット部に対応する服用時期情報部を印刷し、また、縦1列目横2列目のポケット部に充填される予定の錠剤に対し、そのポケット部に対応する服用時期情報部を印刷するなど、充填対象となるポケット部の位置に合わせた適切な服用時期情報部を錠剤へと印刷する。これにより、例えば服用時期の順で錠剤が規則的に並んだPTPシートなど、服用者にとって利用のしやすいPTPシートをより確実に得ることができる。
さらに、上記手段8によれば、得られたPTPシートにおいて、上記手段1と同様の作用効果が奏されることとなる。
手段9.前記容器フィルムは、透明又は半透明であり、
前記搬送手段は、前記服用時期情報部の設けられた側の面が前記ポケット部と対向するように該ポケット部へと錠剤を充填するように構成されていることを特徴とする手段8に記載のPTP包装機。
上記手段9によれば、得られたPTPシートにおいて、上記手段2と同様の作用効果が奏されることとなる。
手段10.錠剤のうち前記服用時期情報部が設けられた面の裏面側に、服用時期に関する情報とは別の、該錠剤に関する製品情報を示す錠剤情報部を印刷形成する第二錠剤印刷手段を備えることを特徴とする手段8又は9に記載のPTP包装機。
上記手段10によれば、得られたPTPシートにおいて、上記手段3と同様の作用効果が奏されることとなる。
手段11.前記搬送手段は、前記服用時期情報部の設けられた側の面が前記ポケット部の開口側に位置するように該ポケット部へと錠剤を充填するように構成されていることを特徴とする手段8に記載のPTP包装機。
上記手段11によれば、搬送手段は、服用時期情報部の設けられた側の面がポケット部の開口側に位置するようにポケット部へと錠剤を充填する。これにより、取着手段によって容器フィルムへとカバーフィルムを取着した後に、錠剤は、服用時期情報部の設けられた側の面がカバーフィルムのうちポケット部を塞ぐ部位と対向した状態となる。そのため、得られたPTPシートにおいて、上記手段4と同様の作用効果が奏されることとなる。
手段12.前記カバーフィルムのうち前記容器フィルムへと取着される面の裏面であって前記ポケット部を塞ぐ位置に、該ポケット部に充填される錠剤の服用時期に関する情報を示す蓋側服用時期情報部を印刷形成する蓋部対応印刷手段を備えることを特徴とする手段8乃至11のいずれかに記載のPTP包装機。
上記手段12によれば、得られたPTPシートにおいて、上記手段5と同様の作用効果が奏されることとなる。
手段13.前記容器フィルムは、前記ポケット部の開口側端部から外側に延出形成され前記カバーフィルムの取着されるフランジ部を有するとともに、透明又は半透明であり、
前記カバーフィルムは、前記フランジ部へと取着される面に、錠剤の服用時期に関する情報を示すとともに、前記容器フィルムへと取着された状態において該錠剤の収容される前記ポケット部に対応して設けられるフランジ側服用時期情報部を有し、
錠剤のうち前記服用時期情報部が設けられた面の裏面側に、服用時期に関する情報とは別の、該錠剤に関する製品情報を示す錠剤情報部を印刷形成する第二錠剤印刷手段を備え、
前記搬送手段は、前記錠剤情報部の設けられた側の面が前記ポケット部と対向するように該ポケット部へと錠剤を充填するように構成されていることを特徴とする手段8に記載のPTP包装機。
上記手段13によれば、得られたPTPシートにおいて、上記手段6と同様の作用効果が奏されることとなる。
手段14.前記容器フィルムは、前記ポケット部の開口側端部から外側に延出形成され前記カバーフィルムの取着されるフランジ部を有するとともに、透明又は半透明であり、
前記カバーフィルムは、前記フランジ部へと取着される面に、錠剤の服用時期に関する情報を示すとともに、前記容器フィルムへと取着された状態において該錠剤の収容される前記ポケット部に対応して設けられるフランジ側服用時期情報部を有し、
前記搬送手段は、前記服用時期情報部の設けられた側の面が前記ポケット部と対向するように該ポケット部へと錠剤を充填するように構成されていることを特徴とする手段8に記載のPTP包装機。
上記手段14によれば、得られたPTPシートにおいて、上記手段7と同様の作用効果が奏されることとなる。
手段15.前記錠剤印刷手段は、錠剤に対しインクの液滴を吐出する複数の吐出ノズルを有してなる印刷ヘッドを備え、
前記印刷ヘッドを定期的に移動させるヘッド移動手段を有することを特徴とする手段8乃至14のいずれかに記載のPTP包装機。
上記手段15によれば、印刷ヘッドを所定方向(例えばカバーフィルムの幅方向)に移動させるヘッド移動手段により印刷ヘッドと錠剤との相対位置関係を定期的に変えることで吐出ノズルを均等に使用することにより吐出ノズルにおけるインクの詰まりをより確実に防止することができる。その結果、服用時期情報部の印刷に係る不良をより生じにくくすることができ、不良錠剤ひいては不良シートの発生を抑えることができる。その結果、PTPシートの製造に係るコストの増大抑制を効果的に図ることができる。
第1実施形態におけるPTPシートを示す斜視図である。 第1実施形態におけるPTPシートの部分拡大断面図である。 表面側から見たときにおける錠剤の斜視図である。 裏面側から見たときにおける錠剤の斜視図である。 第1実施形態において、容器フィルム側から見たときにおけるPTPシートの平面図である。 第1実施形態におけるPTPフィルムを示す斜視図である。 第1実施形態において、カバーフィルム側から見たときにおけるPTPシートの底面図である。 第1実施形態におけるPTP包装機の概略構成を示す模式図である。 第1実施形態における錠剤充填装置の概略構成を示す部分断面模式図である。 ロータリドラム及び固定バルブを示す一部破断斜視図である。 ロータリドラム及び固定バルブを示す一部破断斜視図である。 吸着部を示すロータリドラムの部分拡大断面図である。 印刷ヘッドの概略構成を示す模式図である。 PTPシートの製造工程を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるPTPシートを示す斜視図である。 第2実施形態において、容器フィルム側から見たときにおける錠剤等を示す一部破断斜視図である。 第2実施形態において、容器フィルム側から見たときにおけるPTPシートの平面図である。 第2実施形態において、カバーフィルム側から見たときにおける錠剤等を示す一部破断斜視図である。 第2実施形態における錠剤充填装置の概略構成を示す部分断面模式図である。 別の実施形態において、容器フィルム側から見たときにおけるPTPシートの平面図である。
以下に、実施形態について図面を参照しつつ説明する。
〔第1実施形態〕
まずPTPシートの構成について詳しく説明する。図1,2に示すように、PTPシート1は、複数のポケット部2を備えた容器フィルム3と、ポケット部2を塞ぐようにして容器フィルム3に取着されたカバーフィルム4とを有している。
本実施形態における容器フィルム3は、例えばPP(ポリプロピレン)やPVC(ポリ塩化ビニル)等の透明の熱可塑性樹脂材料により形成され、透光性を有している。つまり、容器フィルム3は、透明又は半透明とされている。また、容器フィルム3は、ポケット部2の開口側端部から外側に延出形成されたフランジ部3Aを有している。このフランジ部3Aに対し、カバーフィルム4が取着されている。
カバーフィルム4は、例えばポリプロピレン樹脂等からなるシーラントが表面に設けられた不透明材料(例えばアルミニウム箔等)により構成されている。勿論、各フィルム3,4の材料は、これらに限定されるものではなく、他の材質のものを採用してもよい。
PTPシート1は、帯状の容器フィルム3及び帯状のカバーフィルム4から形成された帯状のPTPフィルム6(図6参照)がシート状に打抜かれることによって製造されるものであり、平面視略矩形状に形成されている。PTPシート1には、その長手方向に沿って配列された7個のポケット部2からなるポケット列が、その短手方向に3列形成されている。つまり、PTPシート1には、縦方向(PTPシート1の長手方向)に沿って延びるポケット列が3列形成されるとともに、横方向(PTPシート1の短手方向)に沿って延びるポケット列が7列形成されている。各ポケット部2には、錠剤5が1つずつ収容されている。
本実施形態における錠剤5は、平面視円形状をなす円盤状の素錠であって、側面5Aと、該側面5Aを挟む表面5B及び裏面5Cとを有した構成となっている。また、側面5Aは、表面5Bとの境界部を面取りするテーパ部5Dと、裏面5Cの境界部を面取りするテーパ部5Eとを備えている。
さらに、図3に示すように、錠剤5における表面5Bには、該錠剤5の服用時期に関する情報を示す服用時期情報部5Fが印刷形成されている。本実施形態において、図3に示す例では、服用時期情報部5Fとして、服用すべき曜日に関する文字(より詳しくは、曜日を省略して表した文字)及び時間帯に関する文字(図では、「朝」の文字)が印刷されている。尚、服用時期に関する情報を、記号、図柄、絵などの文字以外の各種情報によって構成してもよい。
一方、図4に示すように、錠剤5における裏面5Cには、服用時期に関する情報とは別の、該錠剤5に関する製品情報を示す錠剤情報部5Gが形成されている。本実施形態において、図4に示す例では、錠剤情報部5Gとして、錠剤5の製品名を示す文字と錠剤5における所定成分の含量を示す数字とが印刷されている。尚、錠剤5に関する製品情報は、「剤形」、「製造元」及び「ロット番号」などであってもよい。
また、PTPシート1において、錠剤5は、服用時期情報部5Fの設けられた側の面である表面5Bがポケット部2と対向した状態で該ポケット部2へと収容されている(図2参照)。そのため、図5に示すように、容器フィルム3側からPTPシート1を見たとき、透明又は半透明のポケット部2を通して服用時期情報部5Fを視認可能である。
加えて、PTPシート1において、縦方向(PTPシート1の長手方向)に沿って並ぶ各ポケット部2に対し、服用時期情報部5Fにおける時間帯を示す文字が正しい曜日順で並ぶように錠剤5が収容されている。また、横方向(PTPシート1の短手方向)に沿って並ぶ各ポケット部2に対し、服用時期情報部5Fにおける時間帯を示す文字が時間的に正しい順序で並ぶように錠剤5が収容されている。このように、PTPシート1においては、錠剤5が服用時期の順で規則的に並んだ状態となっている。結果的に、PTPシート1において、各錠剤5には、それぞれ異なる種類の服用時期情報部5Fが印刷形成された状態となっている。
さらに、図7に示すように、カバーフィルム4のうち容器フィルム3へと取着される面の裏面であって、ポケット部2を塞ぐ部位である蓋部4A(図7における二点鎖線で示す円の部位)には、該ポケット部2へと収容される錠剤5の服用時期に関する情報を示す蓋側服用時期情報部4Bが印刷形成されている。本実施形態において、図7に示す例では、蓋側服用時期情報部4Bとして、服用時期情報部5Fと同一内容の文字、すなわち服用すべき曜日及び時間帯に関する文字が印刷形成されている。
また、任意の1のポケット部2において、該ポケット部2に対応する蓋側服用時期情報部4Bの示す情報と、該ポケット部2に収容される錠剤5に設けられた服用時期情報部5Fの示す情報とは、同一内容とされる。例えば、本実施形態において、縦1列目横1列目のポケット部2に関し、該ポケット部2に対応する蓋側服用時期情報部4Bと、該ポケット部2に収容された錠剤5の服用時期情報部5Fとは、それぞれ「朝」という時間帯を示すための文字と「月曜日」という曜日を示すための文字(図では「月」の文字)とが印刷形成されたものとなっている。
次に、上記PTPシート1を製造するPTP包装機10の概略構成について図8を参照して説明する。
図8に示すように、PTP包装機10の最上流側では、帯状の容器フィルム3の原反がロール状に巻回されている。ロール状に巻回された容器フィルム3の引出し端側は、ガイドロール13に案内されている。容器フィルム3は、ガイドロール13の下流側において間欠送りロール14に掛装されている。間欠送りロール14は、間欠的に回転するモータに連結されており、容器フィルム3を間欠的に搬送する。
ガイドロール13と間欠送りロール14との間には、容器フィルム3の搬送経路に沿って、加熱装置15及びポケット部形成装置16が順に配設されている。そして、加熱装置15によって容器フィルム3が加熱されて該容器フィルム3が比較的柔軟になった状態において、ポケット部形成装置16によって容器フィルム3の所定位置に複数のポケット部2が形成される。ポケット部2の形成は、間欠送りロール14による容器フィルム3の搬送動作間のインターバルの際に行われる。
間欠送りロール14から送り出された容器フィルム3は、テンションロール18、ガイドロール19及びフィルム受けロール20の順に掛装されている。フィルム受けロール20は、一定回転するモータに連結されているため、容器フィルム3を連続的に且つ一定速度で搬送する。テンションロール18は、容器フィルム3を弾性力によって緊張する側へ引っ張った状態とされており、間欠送りロール14とフィルム受けロール20との搬送動作の相違による容器フィルム3の弛みを防止して容器フィルム3を常時緊張状態に保持する。
ガイドロール19とフィルム受けロール20との間には、容器フィルム3の搬送経路に沿って、錠剤充填装置21及び検査装置22が順に配設されている。
錠剤充填装置21は、ポケット部2に錠剤5を充填する充填手段としての機能を有する。錠剤充填装置21は、フィルム受けロール20による容器フィルム3の搬送動作と同期して錠剤5を吸着搬送し、各ポケット部2に錠剤5を自動的に充填する。錠剤充填装置21の詳細については後述する。
検査装置22は、例えば錠剤5が各ポケット部2に確実に充填されているか否か、錠剤5の異常の有無、ポケット部2への異物混入の有無など、主として錠剤不良に関する検査を行う。
一方、帯状に形成されたカバーフィルム4の原反は、最上流側においてロール状に巻回されている。ロール状に巻回されたカバーフィルム4の引出し端は、ガイドロール24によって加熱ロール25の方へと案内されている。
加熱ロール25は、前記フィルム受けロール20に圧接可能となっており、両ロール20,25間に容器フィルム3及びカバーフィルム4が送り込まれるようになっている。そして、容器フィルム3及びカバーフィルム4が、両ロール20,25間を加熱圧接状態で通過することにより、容器フィルム3にカバーフィルム4が取着され、ポケット部2がカバーフィルム4で塞がれる。これにより、錠剤5が各ポケット部2に収容された帯状のPTPフィルム6が製造される。フィルム受けロール20及び加熱ロール25により本実施形態における取着手段が構成される。
また、ロール状に巻回されたカバーフィルム4と両ロール20,25との間には、蓋部対応印刷装置26が設けられている。蓋部対応印刷装置26により本実施形態の蓋部対応印刷手段が構成される。
蓋部対応印刷装置26は、例えば、インクジェット印刷機やオフセット印刷機、凸版印刷機或いはフレキソ印刷機等により構成されており、容器フィルム3に対する取着の直前に、カバーフィルム4におけるポケット部2を塞ぐ予定の部位(結果的に蓋部4Aとなる部位)のそれぞれに蓋側服用時期情報部4Bを印刷形成する。尚、カバーフィルム4に予め設けられたマーク(図示せず)を所定のセンサ(図示せず)により検知することで、カバーフィルム4のうちポケット部2を塞ぐ予定の部位が検出され、該部位に対し蓋側服用時期情報部4Bが印刷形成される。
また、蓋側服用時期情報部4Bとして、各蓋部4Aには、該蓋部4Aによって塞がれることとなるポケット部2に充填される錠剤5の服用時期に関する情報が印刷形成される。例えば、あるポケット部2に充填される錠剤5に所定の曜日及び時間帯を示す服用時期情報部5Fが印刷される場合、このポケット部2を塞ぐ蓋部4Aには、同内容の曜日及び時間帯を示す蓋側服用時期情報部4Bが印刷形成される。
フィルム受けロール20から送り出されたPTPフィルム6は、テンションロール27及び間欠送りロール28の順に掛装されている。間欠送りロール28は、間欠的に回転するモータに連結されているため、PTPフィルム6を間欠的に搬送する。テンションロール27は、PTPフィルム6を弾性力によって緊張する側へ引っ張った状態とされており、前記フィルム受けロール20と間欠送りロール28との搬送動作の相違によるPTPフィルム6の弛みを防止してPTPフィルム6を常時緊張状態に保持する。
間欠送りロール28から送り出されたPTPフィルム6は、テンションロール31及び間欠送りロール32の順に掛装されている。間欠送りロール32は、間欠的に回転するモータに連結されているため、PTPフィルム6を間欠的に搬送する。テンションロール31は、PTPフィルム6を弾性力によって緊張する側へ引っ張った状態とされており、前記間欠送りロール28,32間でのPTPフィルム6の弛みを防止する。
間欠送りロール28とテンションロール31との間には、PTPフィルム6の搬送経路に沿って、スリット形成装置33及び刻印装置34が順に配設されている。スリット形成装置33は、PTPフィルム6の所定位置に切離用スリットを形成する機能を有する。また、刻印装置34はPTPフィルム6の所定位置(例えばタグ部)に刻印を付す機能を有する。尚、図1等においては、切離用スリットなどを省略して図示している。
間欠送りロール32から送り出されたPTPフィルム6は、その下流側においてテンションロール35及び連続送りロール36の順に掛装されている。間欠送りロール32とテンションロール35との間には、PTPフィルム6の搬送経路に沿って、シート打抜装置37が配設されている。シート打抜装置37は、PTPフィルム6をPTPシート1単位にその外縁を打抜く機能を有する。シート打抜装置37により本実施形態における切離手段が構成される。
シート打抜装置37によって打抜かれたPTPシート1は、コンベア39によって搬送され、完成品用ホッパ40に一旦貯留される。但し、上記検査装置22によって不良品と判定されたPTPシート1は、完成品用ホッパ40へ送られることなく、図示しない不良シート排出機構によって別途排出される。
前記連続送りロール36の下流側には、裁断装置41が配設されている。そして、シート打抜装置37による打抜き後に帯状に残った残材部(スクラップ部)を構成する不要フィルム部42は、テンションロール35及び連続送りロール36に案内された後、裁断装置41に導かれる。尚、連続送りロール36は従動ロールが圧接されており、不要フィルム部42を挟持しながら搬送動作を行う。裁断装置41は、不要フィルム部42を所定寸法に裁断する。裁断された不要フィルム部42(スクラップ)はスクラップ用ホッパ43に貯留された後、別途廃棄処理される。
尚、上記各ロール14,20,28,31,32などは、そのロール表面とポケット部2とが対向する位置関係となっているが、間欠送りロール14等の表面には、ポケット部2が収容される凹部が形成されているため、ポケット部2が潰れてしまうことがない。また、ポケット部2が間欠送りロール14等の各凹部に収容されながら送り動作が行われることで、間欠送り動作や連続送り動作が確実に行われる。
次いで、錠剤充填装置21の構成について図面を参照して詳しく説明する。図9は錠剤充填装置21の概略構成を示す部分断面模式図である。
図9に示すように、錠剤充填装置21は、錠剤5の供給経路に沿って上流側より順に、貯留部45、供給シュート46、第一ロータリドラム47及び第二ロータリドラム48を備えている。第一ロータリドラム47及び第二ロータリドラム48により本実施形態における搬送手段が構成される。
さらに、錠剤充填装置21は、第一ロータリドラム47に対応して第一印刷装置61を備え、第二ロータリドラム48に対応して第二印刷装置62を備えている。第一印刷装置61により本実施形態における第二錠剤印刷手段が構成され、第二印刷装置62により本実施形態における錠剤印刷手段が構成される。
また、錠剤充填装置21の各機構部(貯留部45、供給シュート46、ロータリドラム47,48、印刷装置61,62)は、制御装置71により駆動制御される。
次いで、錠剤充填装置21の各機構部及び制御装置71について詳しく説明する。
貯留部45は、多数の錠剤5を貯留可能に構成されるとともに、ここから供給シュート46へ錠剤5が順次供給されるように構成されている。貯留部45に貯留される錠剤5には、服用時期情報部5F及び錠剤情報部5Gがそれぞれ未形成である。
供給シュート46は、水平搬送される容器フィルム3の幅方向(図9の紙面奥行方向)における各ポケット部2の位置に対応して、それぞれ設けられている。つまり、本実施形態では、容器フィルム3の幅方向に沿って7本の供給シュート46が並設されている。各供給シュート46は、筒状をなし、錠剤5を横姿勢で鉛直方向に一列に積載できるよう構成されている。
また、各供給シュート46は、その下側開口部が第一ロータリドラム47に近接するように配置されている。より詳しくは、各供給シュート46の下側開口部は、第一ロータリドラム47の回転方向に沿って、第一ロータリドラム47の後述する回転軸54の真上位置よりも若干下流側にずれた所定位置に近接配置されている。
各供給シュート46の下側開口部の近傍には、該下側開口部を開閉可能なシャッタ46Aが設けられている。そして、シャッタ46Aが開閉動作を行うことにより、各供給シュート46から錠剤5を1錠ずつ自然落下させ、第一ロータリドラム47へ供給することができるようになっている。
次に、第一ロータリドラム47及び第二ロータリドラム48について説明する。尚、第一ロータリドラム47及び第二ロータリドラム48は同一構成であるため、ここでは「ロータリドラム47,48」と総称して説明する。
ロータリドラム47,48は、円筒形状をなし、回転可能に軸支されている。ロータリドラム47,48は、その回転軸54が容器フィルム3の幅方向に平行となるように配置されている。尚、回転軸54は、図示しないモータ等の駆動手段に対し直接又は間接に連結されており、該モータによって回転駆動される。そして、ロータリドラム47,48は、回転軸54の回転とともに一体回転する。
図10,11に示すように、ロータリドラム47,48の外周面には、錠剤5を吸着保持するための吸着部55Aが多数形成されている。吸着部55Aは、ロータリドラム47,48の周方向及び軸方向に所定間隔で規則的に配列されている。本実施形態では、容器フィルム3の幅方向における各ポケット部2の位置に対応して、ロータリドラム47,48の軸方向に等間隔で7つの吸着部55Aが設けられている。そして、この軸方向に並ぶ7つの吸着部55Aからなる列(以下、「吸着部55A列」という)がロータリドラム47,48の周方向に等間隔で7列設けられている。さらに、ロータリドラム47,48の周方向に対する吸着部55Aの形成間隔(ピッチ)は、容器フィルム3の搬送方向(図9の右向き方向)に対するポケット部2の形成間隔と同一間隔となっている。
各吸着部55Aは、ロータリドラム47,48の径方向に見た平面視で、略円形状をなし、錠剤5を収容可能な大きさを有している。また、各吸着部55Aは、ロータリドラム47,48の径方向に沿った断面視で略円弧状をなしている(図12参照)。つまり、各吸着部55Aは、ロータリドラム47,48の外周面において略球面状に窪んだ凹部となっている。
本実施形態では、錠剤5を吸着部55Aにより吸着保持した状態において、錠剤5のテーパ部5D又はテーパ部5Eが吸着部55Aに接触し、錠剤5のうち服用時期情報部5Fや錠剤情報部5Gの形成される表面5B及び裏面5Cが吸着部55Aと非接触の状態となるように構成されている(図12参照)。また、錠剤5を吸着部55Aにより吸着保持した状態では、錠剤5の一部がロータリドラム47,48の外周面より突出するようになっている。
さらに、各吸着部55Aの底部中央には、ロータリドラム47,48の径方向に沿って形成された吸引孔55Bが開口している。また、ロータリドラム47,48内には、各吸着部55A列それぞれに対応するように軸方向に沿って延びる複数の通気路55Cが設けられている。つまり、本実施形態では、ロータリドラム47,48の回転方向に等間隔で7本の通気路55Cが設けられている。
各通気路55Cは、ロータリドラム47,48の軸方向に並ぶ7つの吸引孔55Bと連通している。また、各通気路55Cは、ロータリドラム47,48の軸方向一端側の側面に開口している。そして、このロータリドラム47,48の軸方向一端側の側面(通気路55Cが開口した側面)には、該側面を覆うようにして円板状の固定バルブ56が設けられている。
固定バルブ56内には、負圧空間部A1と、大気開放空間部A2とが形成されている。両空間部A1,A2は、それぞれロータリドラム47,48の回転方向に沿って円弧状に湾曲され、ロータリドラム47,48の軸方向一端側の側面と対向する対向面側に開口している(図10参照)。尚、図10,11では、第二ロータリドラム48に対応する両空間部A1,A2を示している。
負圧空間部A1は、ロータリドラム47,48が所定方向(図9の各矢印方向)に回転するのに伴い位置変化する各通気路55C(並びに、これに連通する吸引孔55B及び吸着部55A)が、回転軸54の略真上位置から略真下位置までを移動する間、継続して連通可能となる範囲に形成されている。さらに、負圧空間部A1は、固定バルブ56に形成された貫通孔56Aを介して、所定の真空ポンプ(図示略)に接続されている。
従って、真空ポンプが作動状態にある場合には、貫通孔56Aを介して負圧空間部A1内の空気が吸引され、負圧空間部A1内は常に真空引きされた状態(負圧が供給された状態)となる。ひいては、ロータリドラム47,48の回転に伴い、負圧空間部A1と連通する所定位置の通気路55Cも同様に真空引きされた状態となる。これにより、これらの通気路55Cと連通した吸着部55Aに収容された錠剤5を吸引し、各吸着部55Aに吸着させることができる。
このように吸着部55Aに吸着された錠剤5は、ロータリドラム47,48の回転に伴い回転軸54の略真上付近から略真下付近までを移送される間、吸着部55Aから脱落することなく、吸着部55Aに保持される。
大気開放空間部A2は、ロータリドラム47,48が所定方向(図9の各矢印方向)に回転するのに伴い位置変化する各通気路55C(並びに、これに連通する吸引孔55B及び吸着部55A)が、回転軸54の略真下位置から略真上位置までを移動する間、継続して連通可能となる範囲に形成されている。大気開放空間部A2は、固定バルブ56に形成された貫通孔56Bを介して、常に大気に開放された状態となっている。
上記構成の下、図9に示すように、第一ロータリドラム47及び第二ロータリドラム48は、鉛直方向に互いに近接するように配置されている。さらに、第二ロータリドラム48は、水平搬送される容器フィルム3と近接するように配置されている。
また、第一ロータリドラム47及び第二ロータリドラム48は、PTP包装機10による容器フィルム3の搬送動作と同期するように、同一の回転速度でそれぞれ所定方向(図9の各矢印方向)に常時連続回転するよう前記制御装置71により駆動制御される。本実施形態では、図9の紙面上において、第一ロータリドラム47は時計回り方向に連続回転し、第二ロータリドラム48は反時計回り方向に連続回転する。
尚、第一ロータリドラム47及び第二ロータリドラム48には、それぞれ図示しないエンコーダが設けられており、該エンコーダから前記制御装置71へ回転角度に関する信号が所定時間毎に出力される。これにより、前記制御装置71は、第一ロータリドラム47及び第二ロータリドラム48の回転位置を把握可能であり、ひいては吸着搬送される錠剤5の位置を把握できるようになっている。
また、第一ロータリドラム47の真下位置かつ第二ロータリドラム48の真上位置にあたる第三ポジションP3を、第一ロータリドラム47の吸着部55Aが通過するタイミングと、第二ロータリドラム48の吸着部55Aが通過するタイミングとが一致するように設定されている。
さらに、第二ロータリドラム48の真下位置にあたる第五ポジションP5を、第二ロータリドラム48の吸着部55Aが通過するタイミングと、容器フィルム3のポケット部2が通過するタイミングとが一致するように設定されている。本実施形態では、第五ポジションP5が充填ポジションに相当する。
次いで、第一印刷装置61及び第二印刷装置62について説明する。第一印刷装置61及び第二印刷装置62は、それぞれ所定のインクジェット方式(例えばピエゾ方式やサーマル方式)の印刷ヘッドを用いて錠剤5に対し非接触で印刷を行うことのできる公知の錠剤印刷装置である。印刷装置61,62は、それぞれ印刷ヘッド63を備えており、該印刷ヘッド63には、錠剤5に対しインクの液滴を吐出する複数の吐出ノズル64が設けられている(図13参照)。印刷装置61,62によって、複数の吐出ノズル64から可食性インクの液滴を吐出し、錠剤5に対し文字や記号などの識別情報を印刷することができる。
また、各印刷装置61,62は、所定の駆動手段(例えばモータ)を具備するとともに、該駆動手段から得られる駆動力によって印刷ヘッド63を所定方向(本実施形態では、搬送されるカバーフィルム4の幅方向)に移動させることが可能な移動機構65を備えている。本実施形態では、移動機構65がヘッド移動手段に相当する。移動機構65によって印刷ヘッド63を定期的に移動させることで、印刷対象となる錠剤5と印刷ヘッド63との相対位置関係を定期的に変化させることができる。尚、移動機構65は前記制御装置71によって動作制御され、移動機構65による印刷ヘッド63の移動は、例えば、一定時間毎に印刷装置61,62による印刷動作間のインターバルに合わせて行われる。
第一印刷装置61は、第一ロータリドラム47の側方位置にあたる第二ポジションP2に配置されており、該第一ロータリドラム47の軸方向に並ぶ7つの吸着部55A(錠剤5)に対応して7つの印刷ヘッド63を有している。そして、第一印刷装置61は、第一ロータリドラム47により吸着搬送されて第二ポジションP2を通過する各錠剤5に向けて各印刷ヘッド63からインクを吐出し、非接触で印刷を行う。
第二印刷装置62は、第二ロータリドラム48の側方位置にあたる第四ポジションP4に配置されており、該第二ロータリドラム48の軸方向に並ぶ7つの吸着部55A(錠剤5)に対応して7つの印刷ヘッドを有している。そして、第二印刷装置62は、第二ロータリドラム48により吸着搬送されて第四ポジションP4を通過する各錠剤5に向けて各印刷ヘッド63からインクを吐出し、非接触で印刷を行う。
制御装置71は、演算手段としてのCPUや、各種プログラムを記憶するROM、各種データを一時的に記憶するRAM、情報を長期記憶するための記憶媒体(例えばハードディスク等)などを備えている。制御装置71は、CPUが所定のプログラムを実行することによって、第一印刷装置61及び第二印刷装置62などの錠剤充填装置21の各機構部に関する制御処理を実行する。本実施形態において、前記記憶媒体には、複数種類の服用時期情報部5Fに対応するための各種印刷データと、錠剤情報部5Gに対応するための印刷データとが記憶されている。
制御装置71は、錠剤情報部5Gに対応するための印刷データに基づき、第一印刷装置61の動作を制御することによって、錠剤5に錠剤情報部5Gを形成する。
また、制御装置71は、服用時期情報部5Fに対応するための印刷データに基づき、第二印刷装置62の動作を制御することにより、錠剤5に服用時期情報部5Fを形成する。
ここで、制御装置71による第二印刷装置62の動作制御についてより具体的に説明する。尚、制御装置71は、搬送される容器フィルム3においてその幅方向に並ぶポケット列がPTPシート1における縦1列目、縦2列目及び縦3列目のうちのいずれとなるのかについて把握可能とされ、また、印刷対象となる1列に並んだ7つの錠剤5(1列に並んだ吸着部55Aに吸着された各錠剤5)が、PTPシート1における縦1列目、縦2列目及び縦3列目のうちのいずれのポケット列へと充填されるかについても把握可能とされている。
制御装置71は、まず、印刷対象となる1列に並んだ7つの錠剤5が、PTPシート1における縦1列目、縦2列目及び縦3列目のうちのいずれのポケット列に充填される予定であるのかを把握する。その上で、制御装置71は、1列に並んだ各錠剤5に対し、これら錠剤5の並びに合わせた曜日順となるように曜日を示す文字を印刷し、また、各錠剤5に対し充填予定のポケット列に対応する時間帯を示す文字を印刷するように、第二印刷装置62の動作を制御する。これにより、例えば、縦1列目のポケット列に対応する一列に並んだ各錠剤5には、時間帯を示す文字として「朝」が共通して印刷される。また、各錠剤5には、これら錠剤5の並び順と曜日順とが合うようにして、それぞれ異なる曜日を示す文字が印刷される。
上記のような動作制御を行うことで、第二印刷装置62によって、各錠剤5に対し、該錠剤5が充填される予定のポケット部2の位置に対応する服用時期情報部5Fが印刷形成される。例えば、PTPシート1における縦1列目横1列目のポケット部2に充填される予定の錠剤5に対し、服用時期情報部5Fとして、そのポケット部2に対応する情報(例えば「朝」という時間帯を示すための文字及び「月曜日」という曜日を示すための文字)が印刷形成される。また、縦1列目横2列目のポケット部2に充填される予定の錠剤5に対し、服用時期情報部5Fとして、そのポケット部2に対応する情報(例えば「朝」という時間帯を示すための文字及び「火曜日」という曜日を示すための文字)が印刷形成される。
尚、錠剤5に割線が設けられている場合、ロータリドラム47,48により吸着搬送される錠剤5を撮像するためのカメラを設けるとともに、印刷データとして、文字や数字等の印刷パターンの向きを0度から359度の範囲で1度ずつ回転させたものを予め用意しておき、前記カメラにより得られた画像データにおける割線の向きに合わせて、用いる印刷データを選択するようにしてもよい。例えば、画像データにおいて所定の基準線に対する割線の傾斜角度が90度である場合、複数の印刷データの中から、文字や数字等の印刷パターンの向きを90度回転させたものを選択して用いるようにしてもよい。この場合には、錠剤5における割線を避けた所定位置に服用時期情報部5Fや錠剤情報部5Gをより正確に形成することができる。
次に、容器フィルム3のポケット部2に錠剤5を充填する充填工程を中心として、PTPシート1の製造工程(製造方法)について図14のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS11のポケット部形成工程において、加熱装置15によって比較的柔軟になった容器フィルム3に対し、ポケット部形成装置16によってポケット部2を順次形成していく。
次いで、ステップS12の充填工程において、形成されたポケット部2へと錠剤5を充填する。充填工程S12は、錠剤供給工程S121、第一印刷工程S122、第二印刷工程S123及び錠剤投入工程S124を含む。
ステップS121の錠剤供給工程は、第一ロータリドラム47へと錠剤5を供給する工程である。錠剤供給工程S121では、まず、第一ロータリドラム47の回転に伴い移動する空の吸着部55Aが所定の第一ポジションP1(図9参照)に到達する所定のタイミングで、シャッタ46Aを開閉動作させる。シャッタ46Aの開閉動作により、各供給シュート46から錠剤5が1つずつ落下し、第一ポジションP1へ移動してきた吸着部55Aに収容される。このとき、錠剤5を収容した吸着部55Aは真空引きされた状態となっているため、該錠剤5は吸着保持された状態となる。尚、供給シュート46においては、1つの錠剤5が落下すると、その上の錠剤5が下側開口部まで降下して、シャッタ46Aにより落下が阻止された状態となる。第一ポジションP1は、供給シュート46からの錠剤5の落下位置に相当するポジションである。
次いで、ステップS122の第一印刷工程が行われる。すなわち、第一ロータリドラム47の回転に伴い錠剤5が搬送され、前記第二ポジションP2に到達する所定のタイミングとなると、制御装置71の制御により第一印刷装置61を作動させる。これにより、第二ポジションP2を通過する錠剤5の非吸着面側に印刷が施され、錠剤5に錠剤情報部5Gが形成される。
その後、第一ロータリドラム47の回転に伴い、錠剤5が前記第三ポジションP3に配置されると、該錠剤5は吸着解除されて第二ロータリドラム48へと受け渡される。このとき、第二ロータリドラム48の吸着部55Aは真空引きされた状態となっているため、錠剤5は第二ロータリドラム48によって吸着保持された状態となる。そして、第二ロータリドラム48の回転に伴い、錠剤5は、第二印刷装置62の方へと搬送されていく。
次いで、ステップS123の第二印刷工程が行われる。すなわち、錠剤5が、第二ロータリドラム48の回転に伴いさらに搬送され、前記第四ポジションP4に到達する所定のタイミングになると、制御装置71の制御により第二印刷装置62を作動させる。これにより、錠剤5における錠剤情報部5Gが形成された面(裏面5C)とは反対の面(表面5B)に服用時期情報部5Fが形成される。
その後、ステップS124の錠剤投入工程が行われる。すなわち、第二ロータリドラム48に吸着保持された錠剤5が前記第五ポジションP5に到達すると、該錠剤5が、該第五ポジションP5に位置する容器フィルム3のポケット部2内に入り込む。同時に、該錠剤5を吸着している第二ロータリドラム48の吸着部55Aに係る通気路55Cが大気開放空間部A2と連通し、該錠剤5の吸着保持が解除される。これにより、第二ロータリドラム48の吸着部55Aから錠剤5がポケット部2へと落下し、ポケット部2へと錠剤5が充填されることとなる。このとき、錠剤5は、服用時期情報部5Fの設けられた側の面(表面5B)がポケット部2と対向する状態でポケット部2へと充填される。
充填工程S12に続いて、ステップS13の取着工程が行われる。取着工程S13では、前記両ロール20,25間に容器フィルム3及びカバーフィルム4が送り込まれることで、容器フィルム3にカバーフィルム4が取着され、PTPフィルム6が得られる。尚、取着工程S13の前に、蓋部対応印刷装置26によって、カバーフィルム4における蓋部4Aとなる部位に蓋側服用時期情報部4Bが予め印刷形成される。また、得られたPTPフィルム6は、ポケット部2を塞ぐ蓋部4Aに蓋側服用時期情報部4Bが設けられた状態となっている。
そして、スリット形成装置33や刻印装置34による処理がPTPフィルム6に施された後、ステップS14の切離工程が行われることで、PTPシート1の製造工程が終了する。切離工程S14では、シート打抜装置37によりPTPフィルム6が打抜かれて、PTPフィルム6からPTPシート1が切離されることで、PTPシート1が製造される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、錠剤5自体に服用時期情報部5Fが設けられているため、この服用時期情報部5Fを確認することで、その錠剤5の服用時期を知ることができる。従って、PTPシート1から錠剤5を取出した後においても錠剤5の服用時期が分かることとなり、誤った時期における錠剤5の服用をより確実に防止することができる。
また、PTPシート1から錠剤5を取出す前には、透明又は半透明のポケット部2を通して服用時期情報部5Fを確認することができ、PTPシート1から錠剤5を取出した後には、取出した該錠剤5の服用時期情報部5Fを確認することができる。すなわち、PTPシート1から錠剤5を取出す前と後と双方とにおいて、服用時期情報部5Fを確認することができる。そのため、誤った時期における錠剤5の服用を一層確実に防止することができる。
さらに、少なくとも錠剤5を取出した後には、錠剤情報部5Gを確認することが可能となる。錠剤情報部5Gを確認することで、服用すべき正しい錠剤5であるか否かを把握することができ、誤った錠剤5の服用をより確実に防止することができる。
加えて、カバーフィルム4の蓋部4Aには、蓋側服用時期情報部4Bが設けられている。従って、カバーフィルム4側(錠剤5が取出される側)の面を見ながら錠剤5を取出そうとするときに、蓋側服用時期情報部4Bを見ることで、誤った錠剤5の取出しをより確実に防止することができる。これにより、誤った時期における錠剤5の服用防止をより効果的に図ることができる。
また、PTPシート1の製造時には、ロータリドラム47,48によって錠剤5を吸着した状態で該錠剤5に対し印刷が施され、その後、第二ロータリドラム48による吸着が解除されることで、ポケット部2へと錠剤5が充填される。すなわち、吸着状態で服用時期情報部5F及び錠剤情報部5Gの形成された錠剤5は、吸着状態を維持したまま第五ポジションP5側へと搬送され、第五ポジションP5にて吸着解除されることで、ポケット部2へと充填される。そのため、錠剤5が他の錠剤5やホッパ等と擦れ合うことがなくなり、服用時期情報部5Fや錠剤情報部5Gが削れたり欠けたりして印刷内容が不明瞭となることをより確実に防止できる。これにより、印刷内容が明瞭なPTPシート1をより確実に得ることができる。
さらに、第二印刷装置62は、錠剤5の充填される予定のポケット部2の位置に対応した服用時期情報部5Fを該錠剤へと印刷する。これにより、服用時期の順で錠剤5が規則的に並んだPTPシート1など、服用者にとって利用のしやすいPTPシート1をより確実に得ることができる。
加えて、印刷ヘッド63をカバーフィルム4の幅方向に移動させる移動機構65により印刷ヘッド63と錠剤5との相対位置関係を定期的に変えることで吐出ノズル64を均等に使用することにより吐出ノズル64におけるインクの詰まりをより確実に防止することができる。その結果、服用時期情報部5Fや錠剤情報部5Gの印刷に係る不良をより生じにくくすることができ、不良錠剤ひいては不良シートの発生を抑えることができる。その結果、PTPシート1の製造に係るコストの増大抑制を効果的に図ることができる。
〔第2実施形態〕
次いで、第2実施形態について上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。上記第1実施形態では、カバーフィルム4におけるポケット部2を塞ぐ蓋部4Aに、該ポケット部2に充填される錠剤5の服用時期に関する情報を示す蓋側服用時期情報部4Bが印刷形成されている。
これに対し、図15に示すように、本第2実施形態では、カバーフィルム4のうち容器フィルム3の前記フランジ部3Aへと取着される面に、錠剤5の服用時期に関する情報を示すフランジ側服用時期情報部4Cが該錠剤5の収容されるポケット部2に対応して印刷形成されている。フランジ側服用時期情報部4Cは、容器フィルム3側からPTPシート1を見たとき、透明又は半透明のフランジ部3Aを通して視認可能となっている(図15,17参照)。尚、フランジ側服用時期情報部4Cは、カバーフィルム4に予め印刷形成されている。
本第2実施形態では、フランジ側服用時期情報部4Cとして、縦方向(PTPシート1の長手方向)に延びる3列のポケット列に対応する、時間帯を示す文字と、横方向(PTPシート1の短手方向)に延びる7列のポケット列に対応する、曜日を示す文字とが設けられている。このようなフランジ側服用時期情報部4Cによって、各ポケット部2は、時間帯に関する情報及び曜日に関する情報と関連付けられた状態となっている。例えば、縦1列目横1列目のポケット部2には、時間帯に関しては「朝」という情報が関連付けられ、曜日に関しては「月曜日」という情報(図では「月」という文字)が関連付けられた状態となっている。尚、PTP包装機10においては、図示しない位置合わせ手段等によりカバーフィルム4及び容器フィルム3の位置合わせが行われることで、容器フィルム3へとカバーフィルム4を取着したときに、ポケット部2の位置に合わせた適切な位置にフランジ側服用時期情報部4Cが設けられるようになっている。
さらに、各ポケット部2には錠剤5が1つずつ収容されており、錠剤5には、上記第1実施形態と同様に、該錠剤5の服用時期に関する情報を示す服用時期情報部5Fが印刷形成されている(図18参照)。そして、任意の1のポケット部2において、該ポケット部2に対応するフランジ側服用時期情報部4Cが示す情報と、該ポケット部2に充填される錠剤5の服用時期情報部5Fが示す情報とは、同一内容とされている。例えば、縦1列目横1列目のポケット部2に充填される錠剤5には、服用時期情報部5Fとして、「朝」という時間帯を示すための文字と「月曜日」という曜日を示すための文字とが印刷形成されており、縦1列目横1列目のポケット部2には、時間帯に関しては「朝」という情報が関連付けられ、曜日に関しては「月曜日」という情報が関連付けられた状態となっている。
また、図16に示すように、上記第1実施形態と同様、錠剤5のうち服用時期情報部5Fの設けられた面の裏面側には、錠剤情報部5Gが印刷形成されている。
このように、本第2実施形態における錠剤5は、上記第1実施形態と同様、服用時期情報部5F及び錠剤情報部5Gを備えているが、上記第1実施形態とは表裏反転した状態でポケット部2へと収容されている。すなわち、本第2実施形態において、錠剤5は、服用時期情報部5Fの設けられた側の面がカバーフィルム4のうちポケット部2を塞ぐ部位(蓋部4A)と対向した状態で該ポケット部2へと収容されている(図18参照)。
一方、錠剤5は、錠剤情報部5Gがポケット部2と対向した状態で該ポケット部2へと収容されている(図16参照)。そのため、容器フィルム3側からPTPシート1を見たとき、透明又は半透明のポケット部2を通して錠剤情報部5Gを視認することができるようになっている(図17参照)。結果的に、本第2実施形態では、容器フィルム3側からPTPシート1を見たとき、フランジ側服用時期情報部4Cと錠剤情報部5Gとを一度に確認することができるようになっている。
次いで、本第2実施形態における錠剤充填装置21について説明する。図19に示すように、本第2実施形態における錠剤充填装置21において、制御装置71は、上記第1実施形態の第一印刷装置61に対し行う制御処理を第二印刷装置82に対し行い、上記第1実施形態の第二印刷装置62に対し行う制御処理を第一印刷装置81に対し行う。これにより、第一印刷装置81によって錠剤5に服用時期情報部5Fが印刷形成され、第二印刷装置82によって錠剤5に錠剤情報部5Gが印刷形成される。本第2実施形態では、第一印刷装置81が錠剤印刷手段に相当し、第二印刷装置82が第二錠剤印刷手段に相当する。
そして、第二ロータリドラム48によって、錠剤5は、服用時期情報部5Fの設けられた側の面がポケット部2の開口側に位置し、錠剤情報部5Gの設けられた側の面がポケット部2と対向するように該ポケット部2へと充填される。これにより、得られたPTPシート1(PTPフィルム6)において、服用時期情報部5Fはカバーフィルム4側に位置し、錠剤情報部5Gはポケット部2側に位置することとなる。
以上、本第2実施形態によれば、服用時期情報部5Fがカバーフィルム4側に位置するため、PTPシート1におけるカバーフィルム4側(錠剤5が取出される側)の面を見ながら錠剤5を取出したときに、取出された錠剤5の服用時期情報部5Fを直ちに確認することができる。従って、誤った時期における錠剤5の服用をより一層確実に防止することができる。
さらに、フランジ側服用時期情報部4Cは、カバーフィルム4のうち容器フィルム3(フランジ部3A)へと取着される面に設けられているため、錠剤5のサイズに関わらずフランジ側服用時期情報部4Cを大きく表示させることができる。従って、PTPシート1から錠剤5を取出す前においては、透明又は半透明のフランジ部3Aを通してフランジ側服用時期情報部4Cを確認することで、錠剤5の服用時期をより容易に把握することができる。
加えて、透明又は半透明のポケット部2を通して錠剤情報部5Gを確認することが可能となるため、PTPシート1から錠剤5を取出す前に、服用すべき正しい錠剤5であるか否かを把握することができる。これにより、誤った錠剤5の服用を一層確実に防止することができる。
尚、上記第1実施形態で挙げた技術事項と、上記第2実施形態で挙げた技術事項とを適宜組合わせて利用することとしてもよい。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記第2実施形態において、第二ロータリドラム48は、服用時期情報部5Fの設けられた側の面がポケット部2の開口側に位置するように該ポケット部2へと錠剤5を充填するように構成されている。これに対し、第二ロータリドラム48が、服用時期情報部5Fの設けられた側の面がポケット部2と対向するように該ポケット部2へと錠剤5を充填するように構成してもよい。
このように構成することで、PTPシート1において、錠剤5は、服用時期情報部5Fの設けられた側の面がポケット部2と対向した状態で該ポケット部2へと収容される。そのため、図20に示すように、錠剤5に設けられた服用時期情報部5Fと、カバーフィルム4に設けられたフランジ側服用時期情報部4Cとを透明又は半透明の容器フィルム3を通して確認することができる。従って、フランジ側服用時期情報部4Cと服用時期情報部5Fとを比較することが容易となり、ポケット部2に対応する服用時期の情報(フランジ側服用時期情報部4C)と、該ポケット部2に充填された錠剤5における服用時期の情報(服用時期情報部5F)とが正しい組合わせになっているか否かを容易に判別することができる。これにより、錠剤5の誤充填に関する検査を容易に行うことが可能となる。尚、錠剤5の誤充填に関する検査は、例えば、PTPシート1やPTPフィルム6を撮像可能なカメラ等を備えた検査装置によって行うことができる。勿論、目視によって検査を行ってもよい。
(b)上記実施形態において、錠剤5は、表面5Bに服用時期情報部5Fを備え、裏面5Cに錠剤情報部5Gを備えるように構成されているが、錠剤5の表裏両面に服用時期情報部5Fを設けることとしてもよい。
尚、錠剤5の表裏両面に服用時期情報部5Fを設ける場合、表裏両面において服用時期情報部5Fの内容を同一としてもよいし、異なるものとしてもよい。例えば、錠剤5の表面5Bに、服用時期情報部5Fとして曜日に関する情報を印刷形成し、錠剤5の裏面5Cに,服用時期情報部5Fとして時間帯に関する情報を印刷形成することとしてもよい。
(c)錠剤5は、通常比較的小さなものであるため、服用時期情報部5Fによって表すことができる情報の量には限りがある。そこで、カバーフィルム4のうちフランジ部3Aへと取着される部位に、服用時期情報部5Fの内容を補完するための補完情報部(例えば、服用時期情報部5Fの内容を説明するための注意書きなど)を印刷形成し、服用時期情報部5F及び前記補完情報部に基づき、錠剤5の服用時期に関する情報をより正確にかつより詳細に把握することができるように構成してもよい。
(d)上記実施形態では、服用時期に関する情報として曜日及び時間帯を挙げているが、服用時期に関する情報はこれらに限られるものではなく、例えば、日付や服用の順番などであってもよい。
(e)上記実施形態では、錠剤5として、平面視円形状をなす円盤状の素錠(円盤形状の平錠)が例示されているが、錠剤の種別や形状等については、上記各実施形態に限定されるものではない。例えば錠剤には、医薬のみならず、飲食用に用いられる錠剤なども含まれる。また、錠剤には、素錠のみならず、糖衣錠やフィルムコーティング錠、口腔内崩壊錠、腸溶錠、ゼラチン被包錠などが含まれるのは勿論のこと、硬カプセルや軟カプセルなどの各種カプセル錠なども含まれる。さらに、錠剤の形状に関しては、例えば平面視円形状のみならず、平面視多角形状、平面視楕円形状、平面視長円形状等であってもよい。
(f)PTPシート1におけるポケット部2の配列や個数に関しては、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、様々な配列、個数からなるPTPシートを採用することができる。
また、上記実施形態において、PTPフィルム6は、その幅方向に沿って1シート分に対応する数のポケット部2が配列された構成となっているが、これに限定されるものではなく、例えば、その幅方向に沿って複数シート分に対応する数のポケット部2が配列された構成であってもよい。
(g)錠剤5の搬送手段の構成は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、搬送手段として円筒形状のロータリドラム47等を用いたが、これに限らず、例えば無端の搬送ベルトなどを用いた構成としてもよい。
(h)上記実施形態において、印刷装置61等は、インクジェット印刷装置によって構成されているが、印刷装置61等をレーザ印刷装置等によって構成してもよい。
1…PTPシート、2…ポケット部、3…容器フィルム、3A…フランジ部、4…カバーフィルム、4B…蓋側服用時期情報部、4C…フランジ側服用時期情報部、5…錠剤、5F…服用時期情報部、5G…錠剤情報部、6…PTPフィルム、10…PTP包装機、20…フィルム受けロール(取着手段)、21…錠剤充填手段(充填手段)、25…加熱ロール(取着手段)、26…蓋部対応印刷装置(蓋部対応印刷手段)、37…シート打抜装置(切離手段)、47…第一ロータリドラム(搬送手段)、48…第二ロータリドラム(搬送手段)、61…第一印刷装置(第二錠剤印刷手段)、62…第二印刷装置(錠剤印刷手段)、63…印刷ヘッド、64…吐出ノズル、65…移動機構(ヘッド移動手段)、81…第一印刷装置(錠剤印刷手段)、82…第二印刷装置(第二錠剤印刷手段)。

Claims (14)

  1. 容器フィルムに形成された複数のポケット部のそれぞれに錠剤が収容されるとともに、該ポケット部を塞ぐように前記容器フィルムに対しカバーフィルムが取着されてなるPTPシートであって、
    錠剤には、その服用時期に関する情報を示す服用時期情報部が設けられていることを特徴とするPTPシート。
  2. 前記容器フィルムは、透明又は半透明であり、
    錠剤は、前記服用時期情報部の設けられた側の面が前記ポケット部と対向した状態で該ポケット部に収容されていることを特徴とする請求項1に記載のPTPシート。
  3. 錠剤には、前記服用時期情報部が設けられた面の裏面側に、服用時期に関する情報とは別の、該錠剤に関する製品情報を示す錠剤情報部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のPTPシート。
  4. 錠剤は、前記服用時期情報部の設けられた側の面が前記カバーフィルムのうち前記ポケット部を塞ぐ部位と対向した状態で該ポケット部に収容されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のPTPシート。
  5. 前記カバーフィルムのうち前記容器フィルムへと取着される面の裏面であって、前記ポケット部を塞ぐ部位には、該ポケット部に収容される錠剤の服用時期に関する情報を示す蓋側服用時期情報部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のPTPシート。
  6. 前記容器フィルムは、前記ポケット部の開口側端部から外側に延出形成され前記カバーフィルムの取着されるフランジ部を有するとともに、透明又は半透明であり、
    前記カバーフィルムのうち前記フランジ部へと取着される面には、錠剤の服用時期に関する情報を示すフランジ側服用時期情報部が該錠剤の収容される前記ポケット部に対応して設けられており、
    錠剤には、前記服用時期情報部が設けられた面の裏面側に、服用時期に関する情報とは別の、該錠剤に関する製品情報を示す錠剤情報部が設けられており、錠剤は、前記錠剤情報部の設けられた側の面が前記ポケット部と対向した状態で該ポケット部に収容されていることを特徴とする請求項1に記載のPTPシート。
  7. 前記容器フィルムは、前記ポケット部の開口側端部から外側に延出形成され前記カバーフィルムの取着されるフランジ部を有するとともに、透明又は半透明であり、
    前記カバーフィルムのうち前記フランジ部へと取着される面には、錠剤の服用時期に関する情報を示すフランジ側服用時期情報部が該錠剤の収容される前記ポケット部に対応して設けられており、
    錠剤は、前記服用時期情報部の設けられた側の面が前記ポケット部と対向した状態で該ポケット部に収容されていることを特徴とする請求項1に記載のPTPシート。
  8. 容器フィルムに形成された複数のポケット部のそれぞれに錠剤が収容されるとともに、該ポケット部を塞ぐように前記容器フィルムに対しカバーフィルムが取着されてなるPTPシートを製造するためのPTP包装機であって、
    搬送される帯状の前記容器フィルムに形成された前記ポケット部に対し錠剤を充填する充填手段と、
    前記ポケット部に錠剤が充填された前記容器フィルムに対し、前記ポケット部を塞ぐようにして帯状の前記カバーフィルムを取着する取着手段と、
    前記容器フィルムに前記カバーフィルムが取着されてなる帯状のPTPフィルムからPTPシートを切離す切離手段とを備え、
    前記充填手段は、
    錠剤を吸着搬送するとともに、所定の充填ポジションにて該錠剤の吸着を解除することで、前記充填ポジションへと搬送されてきた前記容器フィルムの前記ポケット部内へと該錠剤を充填可能に構成された搬送手段と、
    該搬送手段により吸着搬送されている錠剤に対し、その服用時期に関する情報を示す服用時期情報部を印刷形成する錠剤印刷手段とを備え、
    該錠剤印刷手段は、錠剤の充填される予定の前記ポケット部の位置に対応した前記服用時期情報部を該錠剤へと印刷形成するように構成されていることを特徴とするPTP包装機。
  9. 前記容器フィルムは、透明又は半透明であり、
    前記搬送手段は、前記服用時期情報部の設けられた側の面が前記ポケット部と対向するように該ポケット部へと錠剤を充填するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載のPTP包装機。
  10. 錠剤のうち前記服用時期情報部が設けられた面の裏面側に、服用時期に関する情報とは別の、該錠剤に関する製品情報を示す錠剤情報部を印刷形成する第二錠剤印刷手段を備えることを特徴とする請求項8又は9に記載のPTP包装機。
  11. 前記搬送手段は、前記服用時期情報部の設けられた側の面が前記ポケット部の開口側に位置するように該ポケット部へと錠剤を充填するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載のPTP包装機。
  12. 前記カバーフィルムのうち前記容器フィルムへと取着される面の裏面であって前記ポケット部を塞ぐ位置に、該ポケット部に充填される錠剤の服用時期に関する情報を示す蓋側服用時期情報部を印刷形成する蓋部対応印刷手段を備えることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載のPTP包装機。
  13. 前記容器フィルムは、前記ポケット部の開口側端部から外側に延出形成され前記カバーフィルムの取着されるフランジ部を有するとともに、透明又は半透明であり、
    前記カバーフィルムは、前記フランジ部へと取着される面に、錠剤の服用時期に関する情報を示すとともに、前記容器フィルムへと取着された状態において該錠剤の収容される前記ポケット部に対応して設けられるフランジ側服用時期情報部を有し、
    錠剤のうち前記服用時期情報部が設けられた面の裏面側に、服用時期に関する情報とは別の、該錠剤に関する製品情報を示す錠剤情報部を印刷形成する第二錠剤印刷手段を備え、
    前記搬送手段は、前記錠剤情報部の設けられた側の面が前記ポケット部と対向するように該ポケット部へと錠剤を充填するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載のPTP包装機。
  14. 前記容器フィルムは、前記ポケット部の開口側端部から外側に延出形成され前記カバーフィルムの取着されるフランジ部を有するとともに、透明又は半透明であり、
    前記カバーフィルムは、前記フランジ部へと取着される面に、錠剤の服用時期に関する情報を示すとともに、前記容器フィルムへと取着された状態において該錠剤の収容される前記ポケット部に対応して設けられるフランジ側服用時期情報部を有し、
    前記搬送手段は、前記服用時期情報部の設けられた側の面が前記ポケット部と対向するように該ポケット部へと錠剤を充填するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載のPTP包装機。
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