JP2005211578A - Ptpシート、その製造方法及びptp包装機 - Google Patents

Ptpシート、その製造方法及びptp包装機 Download PDF

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Abstract

【課題】ポケット部に対応した固有の情報を付与でき、高度な位置合わせ技術を要しないPTPシート、その製造方法、及び、PTP包装機を提供する。
【解決手段】PTPシート1の1枚当たりには、包装用フィルム部材3Aに、ポケット部2が縦方向に複数段、横方向に2列の千鳥配置となるように設けられている。また、カバーフィルム部材の包装用フィルム3Aへの貼着面側には、前記ポケット部2の各段に対応して、段毎に異なる情報Lが横方向に連続的に繰り返し表示されている。PTPシート1を製造する際には、帯状のカバーフィルムに予め情報Lをその長手方向に連続して繰り返し表記させる。そして、ポケット部2の形成された帯状の包装用フィルムと帯状のカバーフィルムとを、長手方向の位置合わせを厳密に行うことなく貼着させた後、シート状に打ち抜く。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ポケット部に対応した情報を表示したPTPシート、その製造方法及び前記PTPシートを製造するためのPTP包装機を含む技術分野に属するものである。
一般に、PTPシート(いわゆるブリスタシート)は、錠剤等の被収容物が投入されるポケット部が形成された包装用フィルム部材と、その包装用フィルムにポケット部の開口側を密封するように前記包装用フィルム部材に貼付されるカバーフィルム部材とから構成されている。
錠剤が医薬品等の場合には、錠剤の種類によって服用間隔が定められている。ところが、錠剤の服用者にとっては、服用したかどうかの記憶が曖昧になってしまい、誤飲や飲み忘れのおそれがある。
そこで、図7(a)に示すように、ポケット部51を縦横複数列のマトリックス状に配置し、横列に合わせて日付D、縦列に合わせて時間帯Pが印刷されてなるPTPシート52(特許文献1参照。)や、図7(b)に示すように、1つのポケット部53に対して、1つの情報Wとしての曜日と時間帯とがそのポケット部53の近傍に印刷されてなるPTPシート54等が、考案されている。
前記PTPシート52,54を製造する際には、まず、予め帯状のカバーフィルムの包装用フィルム貼着面側に所定間隔で印刷を施しておく。そして、帯状の包装用フィルムにポケット部が形成され、該ポケット部の位置に合わせて、上記のカバーフィルムが貼付される。最後に、シート状に打ち抜かれることで、PTPシート52,54が完成させられる。
特開平10−243989号公報
しかしながら、包装用フィルムとカバーフィルムとを単に連続的に貼付させるだけでは、長手方向にズレが生じるおそれがある。このため、両フィルムの長手方向に関して、ポケット部の位置と印刷の位置とを合わせるための非常に複雑な印刷合わせ装置が必要となる。また、カバーフィルムの印刷間隔も、長手方向に高精度である必要があり、高度な印刷技術が要求される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、PTPシートの製造に際して、ポケット部に対応した固有の情報を付与することができる一方で、高度な位置合わせ技術を要しないPTPシート、その製造方法、及び、前記PTPシートを製造するためのPTP包装機を提供することである。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.縦方向に複数段、横方向にM列(但し、Mは自然数)の複数のポケット部が形成され、該ポケット部内に被収容物が充填されてなる透明性を有する包装用フィルム部材に対し、前記ポケット部の開口を塞ぐようにしてカバーフィルム部材が貼着されてなるPTPシートであって、前記カバーフィルム部材の前記包装用フィルム部材への貼着面側には、前記各段に対応して各段固有の識別情報が横方向に繰り返し表示され、かつ、少なくとも隣り合う段毎で識別情報の意味内容が相違していることを特徴とするPTPシート。
上記手段1によれば、PTPシートは、透明性を有する包装用フィルム部材にポケット部が形成されており、該ポケット部内に被収容物が充填され、ポケット部の開口がカバーフィルム部材によって塞がれている。前記ポケット部は、縦方向に複数段、横方向にM列形成されている。また、カバーフィルム部材の包装用フィルム部材への貼着面側には、識別情報が表示されており、該識別情報は、透明性を有する包装用フィルムを介して視認することができる。さらに、各段に対応して各段固有の識別情報が表示され、かつ、少なくとも隣り合う段毎で識別情報の意味内容が相違している。このため、段毎に形成されたポケット部や該ポケット部内の被収容物に対応して、固有の情報を取扱者に認識させることができる。加えて、識別情報は、横方向に繰り返し表示されている。このため、識別情報が若干横方向にずれてしまったとしても、ポケット部に対応した識別情報を適正に識別できる。従って、ポケット部と識別情報との横方向の位置を精密に合わせる必要がない。その結果、包装用フィルムとカバーフィルムとの貼着や、識別情報の表示に高度の位置合わせ技術が要求されず、製造を容易なものとすることができる。なお、「縦方向に複数段」とあるのは、列毎にポケット部の段や数が異なる場合をも含むものである。また、各手段において、縦方向の位置の相違するポケット部は、別の段とみなすこととする。すなわち、各段に表示された識別情報は、それぞれ縦方向の位置が同一なポケット部に対応しており、縦方向の位置が相違するポケット部には、異なる段の識別情報が対応させられるようになっている。
手段2.複数のポケット部内に被収容物が充填されてなる透明性を有する帯状の包装用フィルムに対し、前記ポケット部の開口を塞ぐようにして帯状のカバーフィルムが貼着されたPTPフィルムがシート単位で切断されまたは打ち抜かれることで構成されてなり、 シート単位において縦方向に複数段、横方向にM列(但し、Mは自然数)の複数のポケット部が形成されてなるPTPシートであって、前記カバーフィルムの前記包装用フィルムへの貼着面側には、前記各段に対応して各段固有の識別情報が横方向に繰り返し表示され、かつ、少なくとも隣り合う段毎で識別情報の意味内容が相違していることを特徴とするPTPシート。
上記手段2によれば、基本的に手段1と同様の作用効果が奏される。また、包装用フィルムとカバーフィルムとは、もともと帯状であり、帯状の両フィルムが貼着されたPTPフィルムが、切断されまたは打ち抜かれて、シート単位にされている。例えば、前記帯状のカバーフィルムの長手方向に識別情報を連続的に繰り返し表示させることで、PTPシートとして横方向に識別情報が繰り返し表示されることとなる。この場合、両フィルムを貼着させる際に、前記長手方向に関して識別情報とポケット部との位置を厳密に合わせずとも、ポケット部の形成された段に、識別情報を対応させることができる。このため、前記貼着に際して高度な位置合わせ技術を要しない。従って、位置合わせのための複雑な装置を必要とせず、PTPシートの製造装置の複雑化を抑制できる。また、前記識別情報を長手方向に精密に表示させる必要もない。従って、カバーフィルムに識別情報を表示させるに際しての、印刷等においても高度な表示位置調節技術を要することなく、識別情報を表示させることができる。
手段3.隣り合う前記段同士では、前記ポケット部が異なる列に形成されていることを特徴とする手段1または2に記載のPTPシート。
上記手段3によれば、隣り合う段では、ポケット部が横方向に相違する位置に形成されている。このため、各段の隣には同じ列にポケット部が存在せず、空きスペースとなり、該スペースに表示される識別情報は、被収容物によって隠されてしまうことがない。このため、ポケット部の横に比較的広い識別情報の視認範囲を確保することができる。従って、より多くの情報を表示させたり、今までにない態様での長い表示をさせたりすることが可能となる。
手段4.前記各列のポケット部は、縦方向にほぼ等間隔に形成され、隣り合う前記列同士では、前記ポケット部の位置が縦方向に半ピッチずつずらされていることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のPTPシート。
上記手段4によれば、各列には、ポケット部が縦方向に等間隔に形成されている。また、隣り合う列同士では、ポケット部の位置が縦方向に半ピッチずつずらされている。このため、隣り合う段同士ではポケット部の形成される列が異なる。従って、基本的には手段3と同様の作用効果が奏される。また、隣り合う段同士の間隔が「半ピッチずつ」、すなわち、各列の縦方向のポケット部の間隔の半分ずつの等間隔となる。このため、各段に対応する識別情報の視認範囲が縦方向に等しくなる。従って、非常に効率よくより多くの情報を表示させることができる。なお、ポケット部が横方向に2列に形成されていてもよい(M=2)。この場合、1個のポケット部に対し、1段に表示された識別情報を対応させることができる。また、段毎の識別情報の視認範囲を同一にでき、より一層効率よく多くの情報を表示させることが可能となる。
手段5.前記各段に対応する各識別情報は、少なくとも前記ポケット部に重なるように、または、前記ポケット部の近傍位置に表示されていることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のPTPシート。
上記手段5によれば、各段に対応する識別情報は、ポケット部に重なるように、または、ポケット部の近傍位置に表示されている。このため、各段のポケット部にそれぞれ異なる識別情報を確実に対応させることができ、PTPシートの取扱者にとって、ポケット部に対応する識別情報を誤ってしまうといった不具合を抑制できる。
手段6.前記識別情報は、文字、図形、記号、若しくは、前記横方向に延びる着色された帯、または、これらの組合せからなることを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載のPTPシート。
上記手段6によれば、識別情報として、文字、図形、記号、若しくは、前記横方向に延びる着色された帯、または、これらの組合せを適切に用いることで、PTPシートの取扱者にとって、より判りやすい識別情報とすることができる。
手段7.前記各段に対応して、前記識別情報が前記各段に形成されたポケット部の数よりも多く繰り返し表示されていることを特徴とする手段1乃至6のいずれかに記載のPTPシート。
上記手段7によれば、各段におけるポケット部の数よりも、識別情報の繰り返し回数が多い。このため、識別情報が、被収容物によって隠れてしまい、情報が把握不可能になるといった不具合を抑制できる。
手段8.透明性を有する帯状の包装用フィルムの幅方向に複数段のポケット部を形成するためのポケット部形成工程と、前記ポケット部に被充填物を充填する充填工程と、前記包装用フィルムと帯状のカバーフィルムとを貼着し、帯状のPTPフィルムを形成するためのシール工程と、前記PTPフィルムをシート状に切断しまたは打ち抜くことで、シート単位において縦方向に複数段、横方向にM列(但し、Mは自然数)の複数のポケット部が形成されてなるPTPシートとするための切断打抜工程とを備えたPTPシートの製造方法であって、少なくとも前記シール工程の前段階において、前記カバーフィルムの前記包装用フィルムへの貼着面側に、前記各段に対応して各段固有の識別情報を長手方向に繰り返し表示せしめ、かつ、少なくとも隣り合う段毎で識別情報の意味内容を相違せしめたことを特徴とするPTPシートの製造方法。
上記手段8によれば、まず、ポケット部形成工程において、帯状の包装用フィルムにポケット部が形成され、充填工程において、ポケット部内に被収容物が充填される。そして、シール工程において、包装用フィルムと帯状のカバーフィルムとが貼着されることで、帯状のPTPフィルムが形成される。最後に、切断打抜工程において、PTPフィルムがシート状に切断又は打ち抜かれて、縦方向に複数段、横方向にM列の複数のポケット部が形成されてなるPTPシートが形成される。さて、カバーフィルムには、前記シール工程の前段階において、予め包装用フィルムへの貼着面側に、識別情報が表示されており、該識別情報は、透明性を有する包装用フィルムを介して視認することができる。さらに、各段に対応して各段固有の識別情報が表示され、かつ、少なくとも隣り合う段毎で識別情報の意味内容が相違している。このため、段毎に形成されたポケット部や該ポケット部内の被収容物に対応して、固有の情報を取扱者に認識させることができる。また、帯状のカバーフィルムの長手方向に識別情報を連続的に繰り返し表示させることで、PTPシートとして横方向に識別情報を繰り返し表示させることが可能となる。このため、シール工程において、前記長手方向に関して識別情報とポケット部との位置を厳密に合わせずとも、ポケット部の形成された段に、識別情報を対応させることができる。従って、前記貼着に際して高度な位置合わせ技術を要しない。その結果、位置合わせのための複雑な装置を必要とせず、PTPシートの製造装置の複雑化を抑制できる。また、前記識別情報を長手方向に精密に表示させる必要もない。従って、カバーフィルムに識別情報を表示させるに際しての、印刷等においても高度な表示位置調節技術を要することなく、識別情報を表示させることができる。
手段9.前記ポケット部形成工程において、シート単位における隣り合う前記段同士の前記ポケット部の位置を、前記帯状の包装用フィルムの長手方向にずらすようにしたことを特徴とする手段8に記載のPTPシートの製造方法。
上記手段9によれば、ポケット部形成工程において、隣り合う段では、ポケット部が帯状の包装用フィルムの長手方向にずらして形成される。このため、各段の隣には、同じ列にポケット部が存在せず、空きスペースとなり、該スペースに表示される識別情報は、被収容物によって隠されてしまうことがない。このため、ポケット部の横に比較的広い識別情報の視認範囲を確保することができる。従って、より多くの情報を表示させたり、今までにない態様での長い表示をさせたりすることが可能となる。なお、各列のポケット部を縦方向に等間隔に形成し、隣り合う前記列同士では、前記ポケット部の位置を前記幅方向に半ピッチずつずらすようにしてもよい。この場合、各列の縦方向のポケット部の間隔の半分ずつの等間隔となり、各段に対応する識別情報の視認範囲が縦方向に等しくなる。このため、非常に効率よくより多くの情報を表示させることができる。
手段10.前記各段に対応する各識別情報を、少なくとも前記ポケット部に重なるように、または、前記ポケット部の近傍位置に表示するようにしたことを特徴とする手段8または9に記載のPTPシートの製造方法。
上記手段10によれば、各段に対応する識別情報が、ポケット部に重なるように、または、ポケット部の近傍位置に表示されることとなる。このため、各段のポケット部にそれぞれ異なる識別情報を確実に対応させることができ、PTPシートの取扱者にとって、ポケット部に対応する識別情報を誤ってしまうといった不具合を抑制できる。
手段11.PTPシート単位において、前記各段に対応して、前記識別情報が前記格段に形成されたポケット部の数よりも多く繰り返し表示されているようにしたことを特徴とする手段8乃至10のいずれかに記載のPTPシートの製造方法。
上記手段11によれば、PTPシートとして、各段におけるポケット部の数よりも、識別情報の繰り返し回数が多くなる。このため、識別情報が、被収容物によって隠れてしまい、情報が把握不可能になるといった不具合を抑制できる。
手段12.透明性を有する帯状の包装用フィルムの幅方向に複数段のポケット部を形成するためのポケット部形成装置と、前記ポケット部に被充填物を充填する充填装置と、前記包装用フィルムと帯状のカバーフィルムとを貼着し、帯状のPTPフィルムを形成するためのシール装置と、前記PTPフィルムをシート状に切断しまたは打ち抜くことで、シート単位において縦方向に複数段、横方向にM列(但し、Mは自然数)の複数のポケット部が形成されてなるPTPシートとするための切断打抜装置とを備えたPTP包装機であって、前記カバーフィルムの前記包装用フィルムへの貼着面側に、前記各段に対応して各段固有の識別情報が長手方向に繰り返し表示され、かつ、少なくとも隣り合う段毎で識別情報の意味内容が相違しているとともに、前記シール装置は、各段に対応する各識別情報を、少なくとも前記ポケット部に重なるように、または、前記ポケット部の近傍位置に位置するように、前記両フィルムの幅方向の位置を合わせて貼着させる位置調整手段を有することを特徴とするPTP包装機。
上記手段12によれば、まず、ポケット部形成装置によって、帯状の包装用フィルムにポケット部が形成され、充填装置によって、ポケット部内に被収容物が充填される。そして、シール工程において、包装用フィルムと帯状のカバーフィルムとが貼着されることで、帯状のPTPフィルムが形成される。最後に、切断打抜装置によって、PTPフィルムがシート状に切断又は打ち抜かれて、縦方向に複数段、横方向にM列の複数のポケット部が形成されてなるPTPシートが形成される。さて、カバーフィルムには、予め包装用フィルムへの貼着面側に、識別情報を表示されている。該識別情報は、透明性を有する包装用フィルムを介して視認することができる。さらに、各段に対応して各段固有の識別情報が表示され、かつ、少なくとも隣り合う段毎で識別情報の意味内容が相違している。このため、段毎に形成されたポケット部や該ポケット部内の被収容物に対応して、固有の情報を取扱者に認識させることができる。また、帯状のカバーフィルムの長手方向に識別情報を連続的に繰り返し表示させることで、PTPシートとして横方向に識別情報を繰り返し表示させることが可能となる。このため、シール装置に設けられた位置調整手段よって、両フィルムの幅方向の位置を合わせて貼着させるだけで、長手方向に関して識別情報とポケット部との位置を厳密に合わせずとも、ポケット部の形成された段に、識別情報を対応させることができる。従って、シール装置に、両フィルムの長手方向の位置を合わせる複雑な機構を備える装置を要しない。その結果、PTPシートの製造装置の複雑化を抑制できる。また、前記識別情報を長手方向に精密に表示させる必要もない。従って、カバーフィルムに識別情報を表示させるに際しての、印刷等においても高度な表示位置調節技術を要することなく、識別情報を表示させることができる。さらに、シール装置によって、各段に対応する識別情報が、ポケット部に重なるように、または、ポケット部の近傍位置に表示されるように、両フィルムが貼着されるようになっている。このため、各段のポケット部にそれぞれ異なる識別情報を確実に対応させることができ、PTPシートの取扱者にとって、ポケット部に対応する識別情報を誤ってしまうといった不具合を抑制できる。
手段13.前記ポケット部形成装置は、シート単位における隣り合う前記段同士の前記ポケット部の位置を、前記帯状の包装用フィルムの長手方向にずれるよう、ポケット部を形成することを特徴とする手段12に記載のPTP包装機。
上記手段13によれば、ポケット部形成装置によって、PTPシートの隣り合う段では、ポケット部が帯状の包装用フィルムの長手方向にずらして形成される。このため、各段の隣りには同じ列にポケット部が存在せず、空きスペースとなり、該スペースに表示される識別情報は、被収容物によって隠されてしまうことがない。このため、ポケット部の横に比較的広い識別情報の視認範囲を確保することができる。従って、より多くの情報を表示させたり、今までにない態様での長い表示をさせたりすることが可能となる。なお、各列のポケット部を縦方向に等間隔に形成し、隣り合う前記列同士では、前記ポケット部の位置を前記幅方向に半ピッチずつずらすようにしてもよい。この場合、各列の縦方向のポケット部の間隔の半分ずつの等間隔となり、各段に対応する識別情報の視認範囲が縦方向に等しくなる。このため、非常に効率よくより多くの情報を表示させることができる。
手段14.PTPシート単位において、前記各段に対応して、前記識別情報が前記格段に形成されたポケット部の数よりも多く繰り返し表示されているように構成したことを特徴とする手段12または13に記載のPTP包装機。
上記手段14によれば、PTPシートとして、各段におけるポケット部の数よりも、識別情報の繰り返し回数が多くなるように、PTP包装機が構成されている。このため、識別情報が、被収容物によって隠れてしまい、情報が把握不可能になるといった不具合を抑制できる。
手段15.前記識別情報は、文字、図形、記号、若しくは、前記横方向に延びる着色された帯、または、これらの組合せからなり、前記カバーフィルムに予め前記識別情報を印刷するための印刷装置を備えることを特徴とする手段12乃至14のいずれかに記載のPTP包装機。
上記手段15によれば、印刷装置によって、包装用フィルムとカバーフィルムとが貼着される前段階において、カバーフィルムに識別情報が印刷される。このため、予め印刷を施されたカバーフィルムを用意する必要がない。また、識別情報として、文字、図形、記号、若しくは、前記横方向に延びる着色された帯、または、これらの組合せを適切に用いることで、PTPシートの取扱者にとって、より判りやすい識別情報とすることができる。
以下、一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1、図2に示すように、シートとしてのPTPシート(ブリスタシート)1は、複数のポケット部2を備えた包装用フィルム部材3Aと、ポケット部2を塞ぐようにして包装用フィルム部材3Aに取着されたカバーフィルム部材4Aとを有している。
包装用フィルム3は、PP(ポリプロピレン)等の合成樹脂によって構成され(PVC等の他の熱可塑性樹脂材料により構成してもよい)、透明性を有している。前記ポケット部2は、1つのPTPシートあたり、横方向に2列、縦方向に等間隔に7個ずつ、計14個形成されている。但し、図2において左列のポケット部2は、右列に対して、縦方向に半ピッチずつずらされており、左右に互い違いに配置されている(以降、この配置を千鳥配置と呼ぶこととする)。すなわち、ポケット部2は、縦方向の位置が相違するものを別の段として、14段の各段に1個ずつ配置されることとなる。そして、各ポケット部2には、被収容物としての医薬品の錠剤5が1つずつ収容されている。
また、カバーフィルム部材4Aは、アルミニウム箔よりなり、包装用フィルム部材3A
の貼付面側に識別情報としての情報Lが印刷されている。情報Lは、透明性を有する包装用フィルムを介して、視認可能となっている。また、情報Lは、ポケット部2の形成された段毎に対応して、縦方向に14段に分かれている。本実施形態では、各ポケット部2と情報Lとが重なるようになっている。各段の情報Lは、順に、「月朝、月夜、火朝、火夜、水朝、・・・」といった具合に、服用すべき曜日と時間帯とが表示されている。また、例えば、図の最上段には、「月朝月朝月朝・・・」と、「月朝」が図の横方向に繰り返し印刷されている。すなわち、各段には、それぞれポケット部2に対応した固有の情報Lが横方向に繰り返し印刷されている。そして、包装用フィルム3A側から見て、前記各情報Lが、ポケット部2を除いた範囲のみからでも、把握可能となっている。
次に、図3に基づき、上記PTPシート1を製造するためのPTP包装機(ブリスタ包装機)10について説明する。PTP包装機10の最上流側では、前記包装用フィルム部材3Aを構成する帯状の包装用フィルム3がロール状に巻回されている。ロール状に巻回された包装用フィルム3は、間欠的に搬送されるようになっており、包装用フィルム3の搬送経路に沿って、加熱手段12とポケット成形手段13とが順に並設されている。これら加熱手段12及びポケット成形手段13によってポケット部形成装置14が構成されている。ポケット成形手段13では、打ち抜かれたPTPシート1となったときに、適切な位置にポケット部2が配置されるように、ポケット部2が成形されるようになっている。なお、このポケット部2の成形は、包装用フィルム3の搬送動作間のインターバルの際に行われる。
ポケット部2が形成された包装用フィルム3の移送経路に沿って、充填装置としての錠剤投入装置16、検査装置17、シール装置19が配設されている。錠剤投入装置16は、各ポケット部2に錠剤5を自動的に投入するものである。検査装置17は、錠剤5が各ポケット部2に確実に充填されているか否か、また錠剤5の異常の有無、異物混入の有無等の検査を行うためのものである。該検査装置17は、ポケット部2の開口側からの検査を行う。
一方、前記カバーフィルム部材4Aを構成する帯状のカバーフィルム4は、最上流側においてロール状に巻回されている。カバーフィルム4には、予め包装用フィルム3の貼付面側に、情報Lが印刷されている。情報Lは、カバーフィルム4の幅方向に異なる複数の段に分かれており、各段に対応して固有の情報Lがカバーフィルム4の長手方向に連続して繰り返し印刷されている(図4参照。)。そして、ロール状に巻回されたカバーフィルム4の引出し端は、シール装置19の方へと案内されている。
シール装置19には、カバーフィルム4用の位置調整手段20が設けられている。位置調整手段20は、カバーフィルム4の幅方向の位置を包装用フィルム3に合わせるように調整するものである。
また、シール装置19は、フィルム受けロール19aと加熱ロール19bとを備えており、フィルム受けロール19aに加熱ロール19bが圧接可能に構成されている。両ロール19a,19b間に包装用フィルム3及びカバーフィルム4が送り込まれるようになっている。これにより、包装用フィルム3にカバーフィルム4が貼着され、帯状のPTPフィルム6が製造される。
シール装置19の下流には、錠剤等の異常の有無、異物混入の有無等の検査を行うための検査装置21が配設されている。この検査装置21はポケット部2の突出面側からの検査を行うものである。
検査装置21の下流ではPTPフィルム6移送経路に沿って、切断打抜装置としてのシート打抜装置26が配設されている。シート打抜装置26は、PTPフィルム6をPTPシート1単位に打ち抜く機能を有する。前記シート打抜装置26の下流側には、シート打抜装置26から落下する端材27を貯留するためのスクラップ用ホッパ28が設けられている。また、シート打抜装置26の下側には、打ち抜かれたPTPシート1を移送するためのコンベア29が設けられており、該PTPシート1は完成品用ホッパ30に移送されるようになっている。
さて、以上のように構成されたPTP包装機10によってPTPシート1を製造する手順及びそのときどきの作用効果について、主要な工程を中心として説明する。
まず、包装用フィルム3は、ポケット部形成装置14へと間欠移送され、ポケット部形成工程を経る。ポケット部形成工程においては、加熱装置12によって包装用フィルム3が部分的に加熱され、該包装用フィルム3が比較的柔軟になった状態において、ポケット成形手段13によって包装用フィルム3にポケット部2が成形される。このとき、上述したようにポケット部2は、シート状に打ち抜かれた際に上記千鳥配置となるように所定の位置に形成される。
次に、充填工程において、錠剤投入装置16によって、各ポケット部2に錠剤5が1つずつ充填される。そして、第1の検査工程において、検査装置17によって、錠剤5及び錠剤5の充填された包装用フィルム3が検査される。
さらに、シール工程においては、位置調整手段20によって、包装用フィルム3に対するカバーフィルム4の幅方向の位置が調整される。本実施形態では、カバーフィルム4の蛇行が規制されるようになっている。また、包装用フィルム3及びカバーフィルム4が、フィルム受けロール19aと加熱ロール19bとの間を加熱圧接状態で通過させられことで、貼着される。これにより、錠剤5が各ポケット部2に充填された帯状のPTPフィルム6が製造される。ここで、PTPフィルム6は、先の位置調整手段20によって、カバーフィルム4の幅方向の位置が調整されることで、包装用フィルム3とカバーフィルム4との幅方向の位置が合わせられた上で、貼着されることとなる。すなわち、ポケット部2と情報Lの印刷領域とを位置ずれを起こすことなく重ね合わせることができる。
加えて、検査装置21による検査工程を経た後、シート打抜装置2による切断打抜工程において、PTPフィルム6が所定の位置で打ち抜かれる。これにより、上述したPTPシート1が完成させられる。
以上詳述したように、各PTPシート1では、ポケット部2の形成された各段に対し、それぞれ異なる情報Lが対応させられている。このため、ポケット部2毎に、固有の情報Lを与えることができる。また、本実施形態のように、ポケット部2毎に異なる時間帯等の情報を与えることで、錠剤5の服用に際しての、誤飲や飲み忘れを抑制することができる。
また、ポケット部2が千鳥配置となっており、横1段につき1個のポケット部2が設けられている。すなわち、隣の段には、同じ列にポケット部2が存在せず、空きスペースとなる。このため、1個のポケット部2に対応する情報Lの視認可能な範囲をポケット部2の横(図1の横方向)に広く確保することが可能となる。従って、1個のポケット部2に対してより多くの情報Lを与えることができる。
さらに、本実施形態の千鳥配置は、縦方向に半ピッチずつずらされている。このため、各段に対応する情報Lの視認範囲が縦方向に等しくなる。従って、非常に効率よくより多くの情報を表示させることができる。
加えて、各段に表示された情報Lは、PTP包装機10内におけるカバーフィルム4の長手方向に沿っているとともに、各領域には、同じ情報Lが連続的に繰り返し印刷されている。そのうえ、1つのPTPシート1内にも、前記同じ情報Lが繰り返し表示されるようになっている。このため、情報LがPTPシート1の横方向にずれてしまったとしても、ポケット部2に対応して情報Lを取扱者に認識させることができる。従って、前記長手方向については、ポケット部2の位置に対して、情報Lの位置がどこであっても差し支えない。そのため、シール工程において、長手方向に関して、包装用フィルム3とカバーフィルム4と、位置合わせを厳密に行う必要が無い。その結果、カバーフィルム4の長手方向の位置を補正するための高度な位置合わせ技術を備えた位置補正手段を設ける必要が無く、PTP包装機10としての装置の複雑化を抑制することができる。
併せて、前記長手方向にポケット部2と情報Lとの位置合わせを行う必要が無いため、前記長手方向について情報Lの位置や間隔を厳密に設定しなくてもよい。従って、カバーフィルム4の印刷において、長手方向に高精度とする必要が無く、高度な印刷技術を必要としない。
以上説明した実施形態において、例えば、次のように構成の一部を適宜変更して実施することも可能である。勿論、以下において例示しない他の変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、情報Lとして「月朝」等の曜日と時間帯が採用されているが、他の情報でも差し支えない。例えば、図5に示すような「月、火、水」等の曜日Tのみ、「1日目、2日目」等の日付のみとしてもよい。また、1つのPTPシート1に品種の異なる錠剤5を充填する場合には、品種名を表示してもよい。
(b)PTPシート1に対するポケット部2の配置は、必ずしも千鳥配置でなくてもよい。例えば、各段に1個ずつ横方向に1列に配置してもよいし、または、図5のように各段に2個以上のポケット部2をマトリックス状に配置したPTPシート41としても差し支えない。
(c)上記実施形態では、PTPシート1の1シートあたりのポケット部2の数は、14個となっているが、特にこれに限定されるわけではなく、適宜増減させてもよい。
(d)上記実施形態では、1つのPTPシート1の各段には、同一の情報Lが、3回半繰返して表示されているが、必ずしも、3回半である必要はなく、ポケット部2と情報Lとの相対位置が変化しても、情報Lの意味が把握できればよい。なお、各段に設けられるポケット部2の数よりも、情報Lの繰返し数が多いことが好ましい。
(e)また、前記情報Lは、ポケット部2を除いた範囲から把握可能に代えて、ポケット部2に充填された錠剤5によって隠れる部分を除いた範囲から把握可能になっていればよい。
(f)上記実施形態のPTPシート1は、ポケット部2と情報Lの印刷領域とが重なるようになっているが、ポケット部2に対応した情報Lが判ればよいのであって、必ずしも重なる必要はなく、若干ずれていても差し支えない。
(g)情報Lを必ずしも文字で表示する必要はない。すなわち、文字、図形、記号、もしくはこれらの組合せまたはこれらと着色された帯との組合せであってもよい。例えば、図6に示すような隣り合う段毎に異なる色の帯Rを印刷するようにしてもよい。また、前記帯Rと文字とを併せて表示してもよい。
(h)上記実施形態では、予め文字Lの印刷が施されたカバーフィルム4をPTP包装機10にセットしているが、PTP包装機10に情報L等を印刷可能な印刷装置を設け、印刷のされていないカバーフィルムをセットして、PTP包装機10内で印刷を施すようにしてもよい。
一実施形態におけるPTPシートを示す平面図である。 PTPシートの部分断面図である。 PTP包装機の全体構成を示すブロック図である。 カバーフィルムの印刷状態を示す模式図である。 別の形態のPTPシートを示す平面図である。 別の形態のPTPシートを示す平面図である。 従来のPTPシートを説明するための図であって、(a)は、ポケット部の縦列と横列とに合わせて情報が印刷されたPTPシートを示す平面図であり、(b)は、1個のポケット部に対応して1つの情報が印刷されたPTPシートを示す平面図である。
符号の説明
1…PTPシート、2…ポケット部、3A…包装用フィルム部材、3…包装用フィルム、4A…カバーフィルム部材、4…カバーフィルム、5…被収容物としての錠剤、6…PTPフィルム、10…PTP包装機、14…ポケット部形成装置、16…充填装置としての錠剤投入装置、19…シール装置、20…位置調整手段、26…切断打抜装置としてのシート打抜装置、L…識別情報としての情報。

Claims (15)

  1. 縦方向に複数段、横方向にM列(但し、Mは自然数)の複数のポケット部が形成され、該ポケット部内に被収容物が充填されてなる透明性を有する包装用フィルム部材に対し、前記ポケット部の開口を塞ぐようにしてカバーフィルム部材が貼着されてなるPTPシートであって、
    前記カバーフィルム部材の前記包装用フィルム部材への貼着面側には、前記各段に対応して各段固有の識別情報が横方向に繰り返し表示され、かつ、少なくとも隣り合う段毎で識別情報の意味内容が相違していることを特徴とするPTPシート。
  2. 複数のポケット部内に被収容物が充填されてなる透明性を有する帯状の包装用フィルムに対し、前記ポケット部の開口を塞ぐようにして帯状のカバーフィルムが貼着されたPTPフィルムがシート単位で切断されまたは打ち抜かれることで構成されてなり、
    シート単位において縦方向に複数段、横方向にM列(但し、Mは自然数)の複数のポケット部が形成されてなるPTPシートであって、
    前記カバーフィルムの前記包装用フィルムへの貼着面側には、前記各段に対応して各段固有の識別情報が横方向に繰り返し表示され、かつ、少なくとも隣り合う段毎で識別情報の意味内容が相違していることを特徴とするPTPシート。
  3. 隣り合う前記段同士では、前記ポケット部が異なる列に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のPTPシート。
  4. 前記各列の前記ポケット部は、縦方向にほぼ等間隔に形成され、
    隣り合う前記列同士では、前記ポケット部の位置が縦方向に半ピッチずつずらされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のPTPシート。
  5. 前記各段に対応する各識別情報は、少なくとも前記ポケット部に重なるように、または、前記ポケット部の近傍位置に表示されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のPTPシート。
  6. 前記識別情報は、文字、図形、記号、若しくは、前記横方向に延びる着色された帯、または、これらの組合せからなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のPTPシート。
  7. 前記各段に対応して、前記識別情報が前記各段に形成されたポケット部の数よりも多く繰り返し表示されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のPTPシート。
  8. 透明性を有する帯状の包装用フィルムの幅方向に複数段のポケット部を形成するためのポケット部形成工程と、
    前記ポケット部に被充填物を充填する充填工程と、
    前記包装用フィルムと帯状のカバーフィルムとを貼着し、帯状のPTPフィルムを形成するためのシール工程と、
    前記PTPフィルムをシート状に切断しまたは打ち抜くことで、シート単位において縦方向に複数段、横方向にM列(但し、Mは自然数)の複数のポケット部が形成されてなるPTPシートとするための切断打抜工程とを備えたPTPシートの製造方法であって、
    少なくとも前記シール工程の前段階において、前記カバーフィルムの前記包装用フィルムへの貼着面側に、前記各段に対応して各段固有の識別情報を長手方向に繰り返し表示せしめ、かつ、少なくとも隣り合う段毎で識別情報の意味内容を相違せしめたことを特徴とするPTPシートの製造方法。
  9. 前記ポケット部形成工程において、シート単位における隣り合う前記段同士の前記ポケット部の位置を、前記帯状の包装用フィルムの長手方向にずらすようにしたことを特徴とする請求項8に記載のPTPシートの製造方法。
  10. 前記各段に対応する各識別情報を、少なくとも前記ポケット部に重なるように、または、前記ポケット部の近傍位置に表示するようにしたことを特徴とする請求項8または9に記載のPTPシートの製造方法。
  11. PTPシート単位において、前記各段に対応して、前記識別情報が前記各段に形成されたポケット部の数よりも多く繰り返し表示されているようにしたことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のPTPシートの製造方法。
  12. 透明性を有する帯状の包装用フィルムの幅方向に複数段のポケット部を形成するためのポケット部形成装置と、
    前記ポケット部に被充填物を充填する充填装置と、
    前記包装用フィルムと帯状のカバーフィルムとを貼着し、帯状のPTPフィルムを形成するためのシール装置と、
    前記PTPフィルムをシート状に切断しまたは打ち抜くことで、シート単位において縦方向に複数段、横方向にM列(但し、Mは自然数)の複数のポケット部が形成されてなるPTPシートとするための切断打抜装置とを備えたPTP包装機であって、
    前記カバーフィルムの前記包装用フィルムへの貼着面側に、前記各段に対応して各段固有の識別情報が長手方向に繰り返し表示され、かつ、少なくとも隣り合う段毎で識別情報の意味内容が相違しているとともに、
    前記シール装置は、各段に対応する各識別情報を、少なくとも前記ポケット部に重なるように、または、前記ポケット部の近傍位置に位置するように、前記両フィルムの幅方向の位置を合わせて貼着させる位置調整手段を有することを特徴とするPTP包装機。
  13. 前記ポケット部形成装置は、シート単位における隣り合う前記段同士の前記ポケット部の位置を、前記帯状の包装用フィルムの長手方向にずれるよう、ポケット部を形成することを特徴とする請求項12に記載のPTP包装機。
  14. PTPシート単位において、前記各段に対応して、前記識別情報が前記各段に形成されたポケット部の数よりも多く繰り返し表示されているように構成したことを特徴とする請求項12または13に記載のPTP包装機。
  15. 前記識別情報は、文字、図形、記号、若しくは、前記横方向に延びる着色された帯、または、これらの組合せからなり、
    前記カバーフィルムに予め前記識別情報を印刷するための印刷装置を備えることを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載のPTP包装機。
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