JP2020037556A - ドネペジル組成物及びアルツハイマー病を治療する方法 - Google Patents

ドネペジル組成物及びアルツハイマー病を治療する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020037556A
JP2020037556A JP2019188336A JP2019188336A JP2020037556A JP 2020037556 A JP2020037556 A JP 2020037556A JP 2019188336 A JP2019188336 A JP 2019188336A JP 2019188336 A JP2019188336 A JP 2019188336A JP 2020037556 A JP2020037556 A JP 2020037556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
donepezil
pharmaceutically acceptable
acceptable salt
dosage form
memantine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019188336A
Other languages
English (en)
Inventor
マヘンドラ ジー デディヤ
G Dedhiya Mahendra
マヘンドラ ジー デディヤ
カヴィータ ヴェルマーニ
Vermani Kavita
カヴィータ ヴェルマーニ
アショク カダイ
Katdare Ashok
アショク カダイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Forest Laboratories Holdings ULC
Original Assignee
Forest Laboratories Holdings ULC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=53753905&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2020037556(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Forest Laboratories Holdings ULC filed Critical Forest Laboratories Holdings ULC
Publication of JP2020037556A publication Critical patent/JP2020037556A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/435Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
    • A61K31/44Non condensed pyridines; Hydrogenated derivatives thereof
    • A61K31/445Non condensed piperidines, e.g. piperocaine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/14Particulate form, e.g. powders, Processes for size reducing of pure drugs or the resulting products, Pure drug nanoparticles
    • A61K9/16Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction
    • A61K9/1605Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/1629Organic macromolecular compounds
    • A61K9/1652Polysaccharides, e.g. alginate, cellulose derivatives; Cyclodextrin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/50Microcapsules having a gas, liquid or semi-solid filling; Solid microparticles or pellets surrounded by a distinct coating layer, e.g. coated microspheres, coated drug crystals
    • A61K9/5084Mixtures of one or more drugs in different galenical forms, at least one of which being granules, microcapsules or (coated) microparticles according to A61K9/16 or A61K9/50, e.g. for obtaining a specific release pattern or for combining different drugs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/28Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Abstract

【課題】活性成分の確実な送達及び吸収を提供する一方で、簡単で、患者のコンプライアンスを高める投与計画も提供するドネペジルを含む製剤を製造する。【解決手段】ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩(例えば、ドネペジル塩酸塩)を単独でまたは第2の活性成分(例えば、メマンチン塩酸塩または薬学的に許容されるその塩)とともに含む、アルツハイマー病の治療のための経口用剤形により課題が解決される。本経口用剤形は、食物に振りかけてもよく、嚥下困難のある患者のコンプライアンスを著しく改善することができるドネペジル細粒を含む。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、35U.S.C.第119条の下で2014年2月4日に出願された米国特許仮出願第61/935,596号に基づく優先権を主張するものであり、参照によりその全体を本明細書に組み込んだものとする。
発明の分野
本発明は、ドネペジル若しくは薬学的に許容されるその塩(例えば、ドネペジル塩酸塩)を単独でまたはメマンチン若しくは薬学的に許容されるその塩(例えば、メマンチン塩酸塩)とともに含む組成物及びドネペジル若しくは薬学的に許容されるその塩(例えば、ドネペジル塩酸塩)を単独でまたはメマンチン若しくは薬学的に許容されるその塩(例えば、メマンチン塩酸塩)とともに投与することを含む、疾患(例えば、アルツハイマー病)を治療するため方法に関する。
ドネペジル塩酸塩(Aricept(登録商標))は、アルツハイマー型の認知症の治療用に米国で認可されたアセチルコリンエステラザエ阻害剤(AChEI)であり、5mg及び10mg即放錠、23mg徐放錠としてならびに5mg及び10mg口腔内崩壊錠として入手可能である。
例えば、米国特許第4,122,193号、同第4,273,774号及び同第5,061,703号で開示されているメマンチン(Namenda(登録商標))(1−アミノ−3,5−ジメチルアダマンタン)は、NMDA受容体に対して低から中程度の親和性及び高い電位依存性及び急速なブロック/非ブロック動態を有する全身的に活性な不競合的NMDA受容体拮抗薬である。メマンチン塩酸塩は、中等度から重度のアルツハイマー型の認知症の治療用に米国で認可されており、Namenda(登録商標)(5及び10mgBID即放錠)ならびにNamenda XR(登録商標)(28mg、1日1回の持続放出カプセル)として入手可能である。
活性成分の確実な送達及び吸収を提供する一方で、簡単で、患者のコンプライアンスを高める投与計画も提供するドネペジルを含む製剤が現在も、今後も必要とされている。本発明は、ドネペジル塩酸塩を単独でまたは第2の活性成分(例えば、メマンチン塩酸塩または薬学的に許容されるその塩)とともに含む、食物に振りかけ、それにより患者のコンプライアンスを高めることができる新規の組成物及び剤形を提供する。
一部の実施形態によると、本発明は、治療有効量のドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩(例えば、ドネペジル塩酸塩)を含む経口投与用の組成物を提供する。
一部の実施形態によると、本発明は、治療有効量のドネペジル若しくは薬学的に許容されるその塩(例えば、ドネペジル塩酸塩)を単独でまたはメマンチン若しくは薬学的に許容されるその塩(例えば、メマンチン塩酸塩)とともに、それを必要とする患者に投与することによってアルツハイマー病を治療するための方法を提供する。
一部の実施形態によると、本発明は、ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩を含む組成物を含む経口用剤形を、それを必要とする患者に投与することを含む、中等度から重度のアルツハイマー型の認知症を治療する方法を提供し、本組成物は、約40度未満の安息角を有する。
一部の実施形態によると、本発明は、ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩を含む組成物を含む経口用剤形を、それを必要とする患者に投与することを含む、中等度から重度のアルツハイマー型の認知症を治療する方法を提供し、本剤形は、食物に振りかけられてもよく、患者に投与した30分以内に80%を超えるドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する。
一部の実施形態によると、本発明は、ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩を含む組成物を含む経口用剤形を、それを必要とする患者に投与することを含む、中等度から重度のアルツハイマー型の認知症を治療する方法を提供し、本経口用剤形は0.70ml未満の体積を有し、本組成物は、約10%の薬物充填率を有する。
カプセルに充填されたドネペジル細粒10mgとAricept錠10mgの比較に基づく溶解プロファイルを示す。 (ローラー圧縮によって調製され、乳糖及びMCCを含む)ドネペジルHClカプセルとAricept錠10mgの比較に基づく溶解プロファイルを示す。 0.1N HCl中におけるドネペジルHCl 10mgカプセルとAricept錠剤の比較に基づく溶解プロファイル示す。 pH4.5のリン酸緩衝液中におけるドネペジルHCl 10mgカプセルとAricept錠剤の比較に基づく溶解プロファイルを示す。 pH6.8のリン酸緩衝液中におけるドネペジルHCl 10mgカプセルとAricept錠剤の比較に基づく溶解プロファイルを示す。 異なるpH(0.1N HCl、pH4.5のリン酸緩衝液及びpH6.8のリン酸緩衝液)におけるドネペジルHCl 10mgカプセルの比較に基づく溶解プロファイルを示す。
一部の実施形態によると、本発明は、治療有効量のドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩(例えば、ドネペジル塩酸塩)を含む経口投与用の組成物を提供する。
例となる実施形態において、本発明は、治療有効量のドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩(例えば、ドネペジル塩酸塩)をメマンチンまたは薬学的に許容されるその塩(例えば、メマンチン塩酸塩)とともに含む経口投与用の組成物を提供する。
例となる実施形態において、本発明は、治療有効量のドネペジル若しくは薬学的に許容されるその塩(例えば、ドネペジル塩酸塩)を単独でまたはメマンチン若しくは薬学的に許容されるその塩(例えば、メマンチン塩酸塩)とともに、それを必要とする患者に投与することによってアルツハイマー病を治療するための方法を提供する。
例となる実施形態において、本発明は、ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩を含む組成物を含む経口用剤形を、それを必要とする患者に投与することを含む、中等度から重度のアルツハイマー型の認知症を治療する方法を提供し、本組成物は、約40度未満の安息角を有する。
例となる実施形態において、本発明は、ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩を含む組成物を含む経口用剤形を、それを必要とする患者に投与することを含む、中等度から重度のアルツハイマー型の認知症を治療する方法を提供し、本剤形は、食物に振りかけられてもよく、患者に投与した30分以内に80%を超えるドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する。
例となる実施形態において、本発明は、ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩を含む組成物を含む経口用剤形を、それを必要とする患者に投与することを含む、中等度から重度のアルツハイマー型の認知症を治療する方法を提供し、本経口用剤形は0.70ml未満の体積を有し、本組成物は、約10%の薬物充填率を有する。
本発明の剤形は、ドネペジル塩酸塩としてドネペジルを含む組成物を即放形態で含んでもよい(例えば、5または10mg)。本剤形はまた、ドネペジル塩酸塩としてドネペジルを含む組成物を放出調節形態で、例えば、23mg徐放性用量として含んでもよい。
本発明の剤形は、メマンチンまたは薬学的に許容されるその塩、例えば、メマンチン塩酸塩をさらに含んでもよい。メマンチンは、即放形態(例えば、5、10または20mg)または放出調節形態(例えば、7、14、21または28mg)として提供されてもよい。例えば、一部の実施形態において、本剤形は、14mgのメマンチンまたは薬学的に許容されるその塩を含んでもよい。他の実施形態において、本剤形は、28mgのメマンチンまたは薬学的に許容されるその塩を含んでもよい。
例となる実施形態において、本発明は、即放成分及び放出調節成分を含んでもよい。例えば、本発明は、即放性ドネペジル及び放出調節性メマンチンを含んでもよい。それぞれの成分の量は、即放成分または放出調節成分のいずれかとして製剤化される活性成分によって決まる。一部の実施例において、本剤形は、即放形態として10mgのドネペジル及び放出調節剤形として14mgのメマンチンを含むことになる。その他の実施例において、本剤形は、即放形態として10mgのドネペジル及び放出調節剤形として28mgのメマンチンを含むことになる。その他の実施例において、本剤形は、放出調節剤形として23mgのドネペジル及び放出調節剤形として14mgのメマンチンを含むことになる。その他の例において、本剤形は、放出調節剤形として23mgのドネペジル及び放出調節剤形としての28mgのメマンチンを含むことになる。
例えば、即放成分及び放出調節成分を含む本剤形は、およそ1%から15%w/w、好ましくは、5%から15%w/wの薬物充填率の即放形態としてある量のドネペジルを含んでもよい。約10%w/wの即放性ドネペジル含有量が特に好ましい。本発明の組成物は、使用される特定の活性成分、IR成分及びMR成分の相対量ならびにMR成分の溶解特性に応じて任意の一投薬間隔において血漿中濃度/時間曲線に2つ以上のピークを示すこともある。このように、特定の放出プロファイルを有する組成物を実現することができる。
一部の実施形態において、本剤形は、即放成分及び放出調節成分を含んでもよく、これは、ビーズ、細粒またはそれらの組み合わせを含んでもよい。ビーズは、用量に比例する、すなわち、経時的に放出される薬物のパーセントを著しく変えることなく、同じ割合の異なる種類のビーズを異なる用量に対して使用することができる。異なる量のビーズを使用することによって異なる用量が得られる。ビーズはまた、異なる溶解特性を有する1つまたは複数の種類のビーズを混合すること、または一体のビーズを調製するためにポリマー層上へ付加的な薬物を層状に重ねた後にコーティングするなど多層コーティングを使用することによってさまざまな溶解プロファイルを可能にする。一部の実施形態において、本発明の剤形は、カプセルに充填された、圧縮されて錠剤にされたまた小袋に充填されたビーズ、細粒または懸濁液を含んでもよい。1つまたは複数の種類の放出調節ビーズが、ともに混合され、カプセル化されてもよく、対象の食物へ振りかけるものとして使用されてもよい。本発明によると、経口用固体剤形は、これらの任意の形態であってもよい。好ましくは、本剤形はカプセルである。
ドネペジルの適した即放形態は、単に可溶性成分、例えば、糖(例えば、スクロース、マンニトールなど)、ポリマー(例えば、ポリエチレングリコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなど)、界面活性剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、クレモフォール、ツイーン、スパン、プルロニック及び同種のもの)、不溶性流動促進成分(例えば、微結晶性セルロース、リン酸カルシウム、タルク、ヒュームドシリカ及び同種のもの)、コーティング材料(適したコーティング材料の例は、ポリエチレングリコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ワックス、脂肪酸などである)、適した材料中の分散系(例えば、ワックス、ポリマー、薬学的に許容されるオイル、可溶性剤などである)または上記のものの組み合わせと混合されたドネペジルの粒子であってもよい。
固体の流動性を特徴づけるために安息角が使用されてもよい。安息角とは、粒子間摩擦または粒子間の運動に対する抵抗に関する特徴である。安息角は、いくつかの異なる任意の方法で形成される材料の円錐形の堆積体によって推定される(水平面に対する)一定の三次元的角度である。さまざまな安息角の試験方法が文献に記載されている。静的安息角を測定するための最も一般的な方法は、以下の2つの重要な実験的変数に基づいて分類することができる:(1)粉末が通過する「漏斗」の高さが基部に対して固定されてもよく、または堆積体が形成されるにつれてその基部の高さが変えられてもよい(2)堆積体が形成される基部の直径は固定されていてもよく、または粉末の円錐の直径は堆積体が形成されるにつれて変えられてもよい。
上記の方法に加えて、薬学の文献においてある程度、以下の変形が使用されてきた:
排出安息角は、一定の直径の基部の上に配置された過剰な量の材料を容器から「排出」させることによって測定される。一定の直径の基部上における粉末の円錐の形成は、排出安息角の測定を可能にする。
動的安息角は、(一端に透明で平坦なカバーのある)円筒を満たし、それを特定の速度で回転させることによって測定される。動的安息角は、流動している粉末によって形成される(水平に対する)角度である。内部運動摩擦角は、粉末の最上層を流下している粒子と、(粗い表面の)ドラムと一緒に回転している粒子とを分離する面によって定義される。
安息角を使用した粉末流動の性質上の説明にはいくつかの変形があるが、薬学の文献のほとんどは下で示す分類と一致するようである。
Figure 2020037556
安息角に関する実験的考察
例となる実施形態において、本発明は、ドネペジルまたはその塩(例えば、ドネペジルHCl)を含む組成物の安息角が約40度未満である剤形を提供する。他の実施形態において、安息角は約35度未満である。他の実施形態において、安息角は約30度未満である。一部の例となる実施形態において、本発明は、安息角が約25から約40度の間である剤形を提供する。
一部の実施形態において、本組成物は、使用環境に入った、例えば、それを必要とする患者に投与された60分以内に約80%を超えるドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩(例えば、ドネペジル塩酸塩)を放出する。例えば、本組成物は、約10分、約15分、約30分、約45分または約60分以内に約80%を超えるドネペジルを放出してもよい。溶解速度または放出は、即放剤形及び放出調節剤形に関するFDAの指針において示されている方法を使用して測定することができる。
一部の実施形態において、使用環境に入ることとしては、以下に限定されるものではないが、本発明の製剤と製剤が投与される患者の胃液若しくは腸液または胃液を模するよう意図した流体との接触が挙げられる。例えば、使用環境としては、以下に限定されるものではないが、組成物の溶解速度を試験するために一般的に使用される溶解媒体(例えば、pH1.2〜6.8)が挙げられる。一部の実施形態において、使用環境は、胃または主要な吸収場所の部位を意味する胃腸管のその他の部分を指す。ドネペジルまたは塩酸塩は、約1.2から6.8に及ぶpHの溶解媒体に放出され得る。例となる実施形態において、腸液を模するためにpH6.8の溶解媒体が利用される。一部の実施形態において、pH4.5の溶解媒体が利用される。さらに別の実施形態において、胃液を模するためにpH1.2の溶解媒体が利用される。一部の実施例において、溶解媒体は、約37℃±1℃に維持されてもよい。例となる実施形態において、本組成物は即放性であり、pH1.2において約30分後に80%以上のドネペジル溶解速度をもたらす。一部の実施例において、以下の各媒体中において900mLの体積、100rpmでUSP装置Iを使用して、80%を超えるドネペジルHClが30分以内に溶解する:(1)酵素を含まない擬似胃液USP;(2)pH4.5の緩衝液、及び(3)酵素を含まないpH6.8の擬似腸液USP。
例となる実施形態において、本発明は、患者に投与した30分以内に80%を超えるドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する剤形を提供する。一部の実施形態において、患者に投与した5分以内に60%を超えるドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する。例となる実施形態において、患者に投与した5分以内に70%を超えるドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する。一部の実施形態において、患者に投与した2.5分以内に30%を超えるドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する。他の実施形態において、患者に投与した2.5分以内に20%を超えるドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する。
例となる実施形態において、本発明は、0.70ml未満の体積を有する経口用剤形を提供する。他の実施形態において、本経口用剤形は、0.50ml未満の体積を有する。他の実施形態において、本経口用剤形は、0.40ml未満の体積を有する。
定義
本明細書を通して使用される場合、「Aricept」とは、アルツハイマー型の認知症の治療用に米国で認可されており(Aricept(登録商標))、5mg及び10mg即放剤形として入手可能なドネペジル塩酸塩錠を意味する。
「薬学的に許容される」という用語は、動物またはヒトの生体内における使用に生物学的または薬理学的に適合することを意味し、好ましくは、連邦若しくは州政府の規制当局に認可されているか、または米国薬局方若しくは動物、特に、ヒトにおける使用に関するその他の一般に認識された薬局方に挙げられていることを意味する。
「有効量」は、病状を治療するために患者に投与されたときに、そのような治療を引き起こすのに十分な本発明による組成物の量を意味する。「有効量」は、活性成分、治療される状態または病状及びその重症度ならびに治療対象の哺乳動物の年齢、体重、身体的条件及び反応性に応じて変化する。
用量または量に適用される「治療効果のある」という用語は、それを必要とする哺乳動物に投与したときに所望の活性をもたらすのに十分な化合物または医薬組成物の量を指す。
「それを必要とする対象または患者」とは、アルツハイマー病と診断された人を意味する。それを必要とする患者は、「安定した患者」に限定されてもよく、これは、メマンチンHCl(10mgの1日に2回または1日に1回の28mgの持続放出)及び/またはドネペジルHCl 10mgのいずれかにより現在安定した患者を意味する。
患者に「投与すること」という用語は、完全な経口用剤形としてまたは食物、例えば、リンゴソースに振りかけて与えられることを意味する。
「約」または「およそ」という用語は、当業者が求めた場合の特定の値に関する許容誤差範囲内を意味し、これは、その値がどのように測定されるか、または求められるか、すなわち、測定システムの限界に部分的に左右されることになる。例えば、「約」は、当該技術分野の実務に従った1以上の標準偏差以内を意味する場合がある。あるいは、組成物に対する「約」は、プラスまたはマイナス20%まで、好ましくは10%まで、より好ましくは5%までの範囲を意味する場合がある。あるいは、特に生物学的システムまたはプロセスに関し、この用語は、ある値の一桁内、好ましくは、5倍以内、より好ましくは、2倍以内を意味する場合がある。
以下の実施例は、単に本発明の実例となるものであり、本開示を読めば本発明に包含される多くの変形物及び等価物が当業者に明白になるため、決して本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
実施例1
ドネペジルHCl、微結晶性セルロース(MCC)及びデンプンを含む混合物を調製し、ステアリン酸マグネシウムで滑らかにした。滑らかにした混合物を、ローラーコンパクターを使用して圧縮した。圧粉体の粉砕のために0.8mmスクリーンを備えた振動造粒機を使用した。粉砕後、すべての細粒を#30メッシュを通過させ、細粒外賦形剤と混合し、ステアリン酸マグネシウムで滑らかにした。滑らかにした粒状の混合物を研究室規模の自動スケールカプセル充填機を使用してサイズ4の硬質ゼラチンカプセルシェルに充填した。
表1は、希釈剤としてMCCを使用して調製した組成物の例を提供する。
Figure 2020037556
バッチ1086−135−10のドネペジル細粒のかさ密度は0.48g/mLであるが、この細粒は安息角の測定の間、漏斗を通って流れなかった。そのため、流動を改善するためにコロイド状二酸化ケイ素も細粒の外側に添加した(#1086−135−10A)。やや大きいバッチ(バッチ1086−140−10)を作製し、細粒をサイズ4のカプセルシェルに詰めた。このバッチのカプセルの重量変動は、±10%の許容範囲内であることがわかった。
カプセルに充填されたドネペジル細粒10mg(バッチ1086−140−10)の溶解プロファイルをAricept錠10mgと比較した。図1を参照。
表2及び3は、それぞれドネペジル原薬及びAricept 10mg粉末化錠剤に関する特性を示している。
Figure 2020037556

Figure 2020037556
実施例2
ドネペジルHCl、微結晶性セルロース(MCC)、ラクトース一水和物及びデンプンを含む混合物を調製し、ステアリン酸マグネシウムで滑らかにした。滑らかにした混合物を、波形ローラーを備えたローラーコンパクターを使用して2トンのロール圧力で圧縮した。圧粉体の粉砕のために0.8mmスクリーンを備えた振動造粒機を使用した。粉砕後、すべての細粒を#30メッシュを通過させ、細粒外賦形剤と混合し、ステアリン酸マグネシウムで滑らかにした。滑らかにした粒状の混合物を研究室の自動スケールカプセル充填機を使用してサイズ5の硬質ゼラチンカプセルシェルに充填した。
ローラー圧縮実験において、異なる比率のラクトース一水和物とMCCを以下のとおり評価した:60:22.3(バッチ1086−149−10)及び22.3:60(バッチ1086 150 10)。これら両実験において、ラクトースの一部を細粒外部分にも添加した。より高い割合でラクトースを含む混合物(バッチ1086−149−10、0.49g/mL)のかさ密度は、より少量のラクトースを含む細粒(バッチ1086−150−10、0.44g/mL)よりも高かった。これらの観察結果に基づいて、さらに高い割合のラクトースを、すべて細粒内部分において、使用することを決め、バッチ1086−172−10を製造した。ローラー圧縮時の混合物の流動を改善するために、少量のコロイド状二酸化ケイ素も細粒内に添加した。大きなバッチの細粒(#1086−183−10)を製造し、小さな(サイズ5)カプセルに詰めた。よりかさ密度(0.6g/mL)が高いためより小さなサイズのカプセルへ充填することができた。カプセルの重量変動は、±10%の許容範囲内であることがわかった。
表4は、ドネペジルHClカプセル試験バッチ(ローラー圧縮によって調製され、乳糖及びMCCを含む)の組成及び特性を提供する。
Figure 2020037556
バッチ1086 183−10のドネペジルカプセル10mgの溶解プロファイルをAricept錠10mgと比較した。図2を参照。この細粒も高いかさ密度(0.6g/mL)及び良好な流動性を有していた。よって、このバッチ(1086 183 10)の組成物は、併用製品(メマンチンHCl ER/ドネペジルHCl IR カプセル)に適していると考えられた。
ドネペジルHClカプセル10mgの選択した製剤のGMPバッチ(1086−194−10)を研究室規模(8000カプセル)で製造し、白色のサイズ5の硬質ゼラチンカプセルを臨床試験に使用した。
異なる媒体、すなわち、a)0.1N HCl、b)リン酸緩衝液(pH4.5)及びc)リン酸緩衝液(pH=6.8)を使用してpHに応じたバッチ#1086−194−10のカプセルの溶解について調査し、Aricept錠10mg(バッチ003865)と比較した。0.1N HCl、pH4.5及びpH6.8の溶解媒体に関してはそれぞれ図3〜5を参照のこと。
このカプセル製剤は、Ariceptよりも速い薬物初期放出を示し、その後、約10分で安定する。カプセルシェルからのこの急速な放出は、錠剤よりもカプセルシェルの崩壊が速いためだと考えられる。錠剤の製剤(Aricept)は、わずかに遅い初期放出を示し、約30分で安定する。すべての例において、評価した3つのすべてのpH値において評価したすべてのロットに関して定量的な放出が見られる。
図6は、ドネペジルHClカプセル(バッチ1086−194−10)を使用した異なるpHの媒体におけるBE試験に関する製剤の溶解プロファイルを示す。ドネペジルHClカプセルの溶解プロファイルは、調査したすべての媒体において類似していることがわかった。
実施例3
中等度から重度のアルツハイマー型の認知症の治療用のメマンチンHCl ER/ドネペジルHClカプセルを、メマンチン塩酸塩(HCl)持続放出性(ER)ビーズとドネペジルHCl 即放性(IR)細粒の固定用量の組み合わせを含む経口カプセルとして開発した。
グレード、機能、1カプセル当たりの量及びそれぞれの成分のパーセントとともに定量的組成ドネペジルHCl細粒を表5に示している。
Figure 2020037556
小さなサイズのカプセル中でメマンチン塩酸塩ERビーズと組み合わせるために、所望の溶解及び密度を有する即放性組成物のドネペジルHCl細粒を開発した。
使いやすい経口投与に関して、剤形のサイズはそれを飲み込みやすくするのに重要である。Aricept(登録商標)10mg錠剤の錠剤重量はおよそ3.57%の薬物充填率を含有する280mgである。本細粒の類似の薬物充填率は、より大きなカプセルサイズにしか収容できない高いカプセル充填重量になることが予想された。大きなカプセルサイズは、患者の利便性の観点から望ましくないと考えた。小さなカプセルに2つの薬物成分を詰めるのを容易にするために、ドネペジルHClの薬物充填率がさらに高く、密度がさらに高い製剤が望ましかった。そのため、10%w/wドネペジルHClの薬物充填率を検討した。強度28/10mg及び14/10mgのメマンチンHCl ER/ドネペジルHClカプセルに加えて、28/5mg及び14/5mgの強度を検討した。10%w/wの薬物充填率は、10mg及び5mgの強度に対してそれぞれ100mg及び50mgの充填重量になることが予想された。10%w/wよりも高い薬物充填率は、強度の弱い50mg充填重量より低くなり、これは、一般的に入手可能なカプセル充填機を使用した充填の正確さを損なう可能性もある。したがって、10%w/w薬物含有量のドネペジル混合物/細粒製剤を開発することに決めた。
ドネペジルHCl細粒に対する賦形剤を、ドネペジルとの化学的/物理的適合性、規制当局による受け入れ及び加工可能性に基づいて選択した。最終的な組成を選択する前に薬物賦形剤適合性試験を行った。ドネペジルHClと化学的に適合した賦形剤のみをドネペジルHCl細粒の製剤に使用した。ドネペジルHCl細粒のドネペジル造粒のために選択される賦形剤の大半はAricept錠10mgに存在するものと類似している。組成物の密度を改善するために、上記のとおりのローラー圧縮による乾式造粒を使用することを決めた。
ドネペジルHCl細粒は、さらに高い薬物充填率(10%w/w)を有し、即放性がある。異なるpHにおける溶解プロファイルは、Aricept錠剤と同等であった。ドネペジルHCl細粒は、Aricept錠剤と生物学的に等価であり、室温で24ヶ月を超えても安定している。
メマンチンHCl ER/ドネペジルHClカプセルを、メマンチンHCl ERビーズとドネペジルHCl細粒(14/10mg及び28/10mg)を組み合わせることによって開発した。一般的なERビーズから製造され、ERビーズの充填された量のみが異なる両メマンチンの強度は用量に比例する。一般的なビーズ製剤を使用して所望のメマンチン強度を実現する際に柔軟性を提供するため、メマンチンHCl ERビーズ製剤を開発した。
メマンチンHCl ERビーズは、薬物層状ビーズを形成するためにAPI、タルク及びポビドンK30の水性分散液が層状になった糖球からなる多層状のものである。薬物層状ビーズをSurelease(登録商標)Clear分散液でコーティングしてポリマーコーティングされたビーズを形成する。ポリマーコーティングされたビーズを、Opadry(登録商標)Clearでシールコーティングする。医薬品ERカプセル製剤に使用される賦形剤は、メマンチンHCl APIとの適合性に基づいて選択した。
実施例4
健康な成人における食物の影響及びリンゴソースに振りかけたカプセル内容物の投与の効果を評価するために単一施設、無作為化、非盲検3−Wayクロスオーバー単回投与試験を行った。
認可されているNamenda XRの用量は7、14、21及び28mgである。認可されているAriceptの強度は5、10及び23mgであり、対象が1日に1回、10mgの用量を少なくとも3ヶ月間飲んだ場合のみ、1日1回、23mg用量を投与することができる。MDX−8704に関する計画した最高用量強度は、28mgメマンチンHCl ER/10mgドネペジルHClである。この食物の影響及び相対的バイオアベイラビリティの試験では、最高用量の強度を用いて試験を行うために、Industry Food−Effect Bioavailability and Fed Bioequivalence Studies(米国食品医薬品局、2002年)に対するFDAの指針に従って、MDX−8704、28mgメマンチンHCl ER/10mgドネペジルHClカプセルを使用した。
年齢が18から45歳の合計36名の健康な男性及び女性対象をこの試験に登録した。36名の対象すべてを安全性解析に含めた。23名の対象を処置A(絶食条件下におけるMDX−8704の完全なカプセル)、23名を処置B(摂食条件下におけるMDX−8704の完全なカプセル)、及び21名を処置C(絶食条件下においてリンゴソースに振りかけたMDX−8704カプセル内容物)の薬物動態学(PK)解析に含めた。
6つの処置順序(ABC、ACB、BAC、BCA、CABまたはCBA)のうちの1つに対象を無作為に割り当てた。
Figure 2020037556
以下の処置のそれぞれは、各処置間に21日の休薬期間をとって投与した:
処置A:絶食条件下で投与されるMDX−8704(メマンチンHCl ER/ドネペジルHCl)28mg/10mgカプセルの単回経口投与;
処置B:高脂肪朝食の後に投与されるMDX−8704(メマンチンHCl ER/ドネペジルHCl)28mg/10mgカプセルの単回経口投与;及び
処置C:絶食条件下において30mL(大さじ2)のリンゴソースに振りかけたカプセル内容物として投与されるMDX−8704(メマンチンHCl ER/ドネペジルHCl)28mg/10mgの単回経口投与。
血液サンプルを、各期間の1日目の0時間(投与前)から開始して、投薬1、2、3,4、6、8、10、12、14、24、30、36、48、72、96、120、168、216及び264時間後に採取した。正確さ、直線性、再現性及び精度が好適なタンデム質量分析法と連結した有効な液体クロマトグラフィーを使用してメマンチン及びドネペジル濃度に関して血漿サンプルを分析した。
統計的方法論:
メマンチン及びドネペジルのすべてのPKパラメータに関する記述統計は、試験が完了し、嘔吐が起らず(メマンチンのPK解析に関してはMDX−8704の投与後24時間以内及びドネペジルのPK解析に関してはMDX−8704の投与後の2回目までのTmax[最高血漿中薬物濃度到達時間]中央値まで)、評価可能なPKパラメータを有する全対象に対する処置によって得られた。メマンチン及びドネペジルのCmax(最高血漿中薬物濃度)、AUC0−t(時間0から時間tまでの血漿中濃度時間曲線下面積)、及びAUC0−∞(時間0から無限時間までの血漿中濃度時間曲線下面積)パラメータを、固定効果として順序、処置及び期間ならびに変量効果として順序内の対象を用いて線形混合効果モデルによって比較した。摂食条件下におけるMDX−8704の完全なカプセル(処置B)と絶食条件下におけるMDX−8704の完全なカプセル(処置A)との間、ならびに絶食条件下におけるリンゴソースに振りかけたMDX−8704カプセル内容物(処置C)と処置Aとの間のCmax、AUC0−t及びAUC0−∞の最小二乗(LS)幾何平均の比に対して90%の信頼区間(CI)を構築した。メマンチン及びドネペジルに関する処置Bと処置Aとの間のCmax、AUC0−t及びAUC0−∞のLS幾何平均の比の対応する90%CIが0.800から1.250の範囲内にあった場合、食物の影響がないと結論づけた。メマンチン及びドネペジルに関する処置Cと処置Aとの間のCmax、AUC0−t及びAUC0−∞のLS幾何平均の比の対応する90%CIが0.800から1.250の範囲内にあった場合、完全なカプセルとしてのMDX−8704の投与対、リンゴソースに振りかけたカプセル内容物としてのMDX−8704の投与の間に差がないと結論づけた。処置Bと処置Aとの間及び処置Cと処置Aとの間のメマンチン及びドネペジルに関するTmaxの算術平均比を示した。Tmaxに対してウィルコクソンの符号順位検定を行った。p値≦0.05を処置間の有意差と見なした。
少なくとも1用量の治験薬を摂取した対象すべてに関する安全性パラメータ(有害事象[AE]、バイタルサインの評価、臨床検査室の評価、心電図の[ECG]パラメータ、身体的な検査所見及びコロンビア自殺重大度評価尺度[C−SSRS]の結果の概要を示した。
結果:
対象の割り付け:この試験には36名の対象を登録した。3名の対象(8.33%)は早々に試験を中止した。1名の対象(2.78%)はAEのため中止し、1名の対象(2.78%)はプロトコール違反のため中止し、1名の対象(2.78%)はその他の理由のため中止した。
安全性集団の対象に関して、平均年齢(±SD)及びボディマスインデックス(±SD)は、それぞれ27.3(±5.3)歳及び25.41(±2.90)kg/m2であった。全体として、25名の対象(69.44%)が男性であり、11名の対象(30.56%)が女性であった。
薬物動態:PK集団は、試験が完了し、処置A及びB(食事あり及びなしで完全なカプセルを投与した)または処置A及びC(絶食条件下における完全なカプセル対リンゴソースに振りかけたカプセル内容物)に関して評価可能なPKパラメータを有する対象すべてからなるものとした。MDX−8704の投与後24時間以内に嘔吐した対象は、メマンチンのPK解析から除外した。MDX−8704の投与後の2回目までのTmax中央値までに嘔吐した対象は、ドネペジルのPK解析から除外した。PK集団の対象のデータをPK解析及びPKパラメータの要約統計量に使用した。
メマンチン及びドネペジルの食物の影響解析(食物あり及びなしで完全なカプセルを投与した)に23名の対象を含め、メマンチン及びドネペジル両方に関する絶食条件下における完全なカプセル対絶食条件下におけるリンゴソースに振りかけたカプセル内容物の投与の比較に21名の対象を含めた。
摂食条件下におけるMDX−8704の完全なカプセル(処置B)対絶食条件下におけるMDX−8704の完全なカプセル(処置A)の投与の比較におけるメマンチンのCmax、AUC0−t及びAUC0−∞のLS幾何平均比に対する90%CIは0.800から1.250の範囲内であり、このことは食物の有意な影響がないことを示していた。さらに、絶食条件下におけるリンゴソースに振りかけたMDX−8704カプセル内容物(処置C)対処置Aの比較におけるメマンチンのCmax、AUC0−t及びAUC0−∞のLS幾何平均比に対する90%CIは0.800から1.250の範囲内であり、このことは絶食条件下における完全なカプセルとしてのMDX−8704の投与対絶食条件下におけるリンゴソースに振りかけたカプセル内容物としてのMDX−8704の投与の間に統計学的に有意な差がないことを示していた。メマンチンの平均消失半減期は処置A、B及びCに関してそれぞれ62.07、59.75及び62.77時間であることを確認した。p値が0.014の処置A対処置Bの投与後のメマンチンのTmax中央値及びp値が0.012の処置A対処置Cの投与後のメマンチンのTmax中央値に統計学的に有意な差があった。
摂食条件下におけるMDX−8704の完全なカプセル(処置B)対絶食条件下におけるMDX−8704の完全なカプセル(処置A)の投与の比較におけるドネペジルのCmax、AUC0−t及びAUC0−∞のLS幾何平均比に対する90%CIは、0.800から1.250の範囲内であり、このことは食物の有意な影響がないことを示していた。さらに、絶食条件下におけるリンゴソースに振りかけたMDX−8704カプセル内容物(処置C)対処置Aの比較におけるドネペジルのCmax、AUC0−t及びAUC0−∞のLS幾何平均比に対する90%CIは0.800から1.250の範囲内であり、このことは絶食条件下における完全なカプセルとしてのMDX−8704の投与対絶食条件下におけるリンゴソースに振りかけたカプセル内容物としてのMDX−8704の投与の間に統計学的に有意な差がないことを示していた。ドネペジルの平均消失半減期は、処置A、B及びCに関してそれぞれ67.26、66.62及び65.01であることを確認した。p値が<0.001の処置A対処置Bの投与後のドネペジルのTmax中央値には統計学的に有意な差があった。p値が0.278の処置A対処置Cの投与後のドネペジルに関するTmax中央値間に統計学的に有意な差はなかった。
高脂肪の食事摂食対絶食条件下におけるMDX−8704(メマンチンER/ドネペジル)28mg/10mgカプセルの投与後のメマンチン及びドネペジル全曝露及びピーク濃度に統計学的に有意な差はなく、このことは食物がMDX−8704カプセルのバイオアベイラビリティに大きな影響を与えないことを示唆していた。絶食条件下と比較して高脂肪の食事を摂食して投与された場合、メマンチンのTmax中央値が24.0時間から14.0時間に短縮されたが、ドネペジルに関しては3.0時間から6.0時間に延長された。Tmaxの変化はメマンチン及びドネペジルともに統計学的に有意であった。
絶食条件下における完全なMDX−8704(メマンチンER/ドネペジル)28mg/10mgカプセル対リンゴソースに振りかけたカプセル内容物の投与後のメマンチン及びドネペジルの全曝露及びピーク濃度に統計学的に有意な差はなく、ことのことは、この2つの処置は生物学的に等価であることを示唆する。絶食条件下において完全なカプセルとして投与された場合に対し、絶食条件下においてリンゴソースに振りかけたカプセル内容物として投与された場合、メマンチンのTmax中央値は24時間から14時間に短縮され、ドネペジルのTmaxは3.0時間から2.1時間に短縮された。メマンチンのTmaxの変化は統計学的に有意であったが、ドネペジルに関しては統計学的に有意でなかった。
TEAEの発生率は、絶食条件下において完全なカプセルとして、またはリンゴソースに振りかけたカプセル内容物としてのいずれかで投与されたMDX−8704に関しては類似しており、高脂肪の食事後に投与されたMDX−8704に関してはそれより低かった。
この試験では臨床的に重要な安全性シグナルが確認されなかった。この試験においてMDX−8704(メマンチンER/ドネペジル)28mg/10mgカプセルの単回経口投与は、概して安全であり、健康な男性及び女性対象に許容されるものであった。
本発明は、本明細書に記載される特定の実施形態に範囲を限定されるべきではない。実際に、前述の説明及び添付の図面から、本明細書に記載されるものに加えて本発明のさまざまな改変物が当業者に明白になるであろう。そのような改変物は、添付の特許請求の範囲内にあることが意図される。さらに当然のことながら、すべての値は、おおよそのものであり、説明のために提供したものである。
本出願全体をとおしてすべての特許、特許出願、公報、製品の説明書及びプロトコールが挙げられ、それらの開示は、あらゆる目的のためにそれらの内容全体を参照によって本明細書に組み込んだものとする。

Claims (47)

  1. ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩を含む組成物を含む経口用剤形を、それを必要とする患者に投与することを含む、中等度から重度のアルツハイマー型の認知症の治療方法であって、前記組成物は、約40度未満の安息角を有する、前記方法。
  2. 前記組成物は、10mgのドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記剤形は、メマンチンまたは薬学的に許容されるその塩を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記剤形は、28mgのメマンチンまたは薬学的に許容されるその塩を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記安息角は、約35度未満である、請求項1に記載の方法。
  6. 前記安息角は、約30度未満である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記安息角は、約25から約40度の間である、請求項1に記載の方法。
  8. 前記剤形は、食物に振りかけられてもよく、前記患者に投与した30分以内に80%を超える前記ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する、請求項1に記載の方法。
  9. 前記患者に投与した5分以内に60%を超える前記ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する、請求項1に記載の方法。
  10. 前記患者に投与した5分以内に70%を超える前記ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する、請求項1に記載の方法。
  11. 前記患者に投与した2.5分以内に30%を超える前記ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する、請求項1に記載の方法。
  12. 前記患者に投与した2.5分以内に20%を超える前記ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する、請求項1に記載の方法。
  13. 前記剤形は、0.70ml未満の体積を有する、請求項1に記載の方法。
  14. 前記剤形は、0.50ml未満の体積を有する、請求項1に記載の方法。
  15. 前記剤形は、0.40ml未満の体積を有する、請求項1に記載の方法。
  16. 前記組成物は、約10%の薬物充填率を有する、請求項1に記載の方法。
  17. ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩を含む組成物を含む経口用剤形を、それを必要とする患者に投与することを含む、中等度から重度のアルツハイマー型の認知症の治療方法であって、前記剤形は、食物に振りかけられてもよく、前記患者に投与した30分以内に80%を超える前記ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する、前記方法。
  18. 前記組成物は、10mgのドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩を含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記剤形は、メマンチンまたは薬学的に許容されるその塩を含む、請求項17に記載の方法。
  20. 前記剤形は、28mgのメマンチンまたは薬学的に許容されるその塩を含む、請求項17に記載の方法。
  21. 前記組成物は、約40度未満の安息角を有する、請求項17に記載の方法。
  22. 前記組成物は、約35度未満の安息角を有する、請求項17に記載の方法。
  23. 前記組成物は、約30度未満の安息角を有する、請求項17に記載の方法。
  24. 前記組成物は、約25から約40度の間の安息角を有する、請求項17に記載の方法。
  25. 前記剤形は、0.70ml未満の体積を有する、請求項17に記載の方法。
  26. 前記剤形は、0.50ml未満の体積を有する、請求項17に記載の方法。
  27. 前記剤形は、0.40ml未満の体積を有する、請求項17に記載の方法。
  28. 前記組成物は、約10%の薬物充填率を有する、請求項17に記載の方法。
  29. 前記患者に投与した5分以内に60%を超える前記ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する、請求項17に記載の方法。
  30. 前記患者に投与した5分以内に70%を超える前記ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する、請求項17に記載の方法。
  31. 前記患者に投与した2.5分以内に30%を超える前記ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する、請求項17に記載の方法。
  32. 前記患者に投与した2.5分以内に20%を超える前記ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する、請求項17に記載の方法。
  33. ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩を含む組成物を含む経口用剤形を、それを必要とする患者に投与することを含む、中等度から重度のアルツハイマー型の認知症の治療方法であって、前記剤形は、0.70ml未満の体積を有し、前記組成物は、約10%の薬物充填率を有する、前記方法。
  34. 前記剤形は、0.50ml未満の体積を有し、前記組成物は、約10%の薬物充填率を有する、請求項33に記載の方法。
  35. 前記剤形は、0.40ml未満の体積を有し、前記組成物は、約10%の薬物充填率を有する、請求項33に記載の方法。
  36. 前記組成物は、10mgのドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩を含む、請求項33に記載の方法。
  37. 前記剤形は、メマンチンまたは薬学的に許容されるその塩を含む、請求項33に記載の方法。
  38. 前記剤形は、28mgのメマンチンまたは薬学的に許容されるその塩を含む、請求項33に記載の方法。
  39. 前記組成物は、約40度未満の安息角を有する、請求項33に記載の方法。
  40. 前記組成物は、約35度未満の安息角を有する、請求項33に記載の方法。
  41. 前記組成物は、約30度未満の安息角を有する、請求項33に記載の方法。
  42. 前記組成物は、約25から約40度の間の安息角を有する、請求項33に記載の方法。
  43. 前記患者に投与した30分以内に80%を超える前記ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する、請求項33に記載の方法。
  44. 前記患者に投与した5分以内に60%を超える前記ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する、請求項33に記載の方法。
  45. 前記患者に投与した5分以内に70%を超える前記ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する、請求項33に記載の方法。
  46. 前記患者に投与した2.5分以内に30%を超える前記ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する、請求項33に記載の方法。
  47. 前記患者に投与した2.5分以内に20%を超える前記ドネペジルまたは薬学的に許容されるその塩が溶解する、請求項33に記載の方法。
JP2019188336A 2014-02-04 2019-10-15 ドネペジル組成物及びアルツハイマー病を治療する方法 Pending JP2020037556A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201461935596P 2014-02-04 2014-02-04
US61/935,596 2014-02-04

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016549781A Division JP6604957B2 (ja) 2014-02-04 2015-02-04 ドネペジル組成物及びアルツハイマー病を治療する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020037556A true JP2020037556A (ja) 2020-03-12

Family

ID=53753905

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016549781A Active JP6604957B2 (ja) 2014-02-04 2015-02-04 ドネペジル組成物及びアルツハイマー病を治療する方法
JP2019188336A Pending JP2020037556A (ja) 2014-02-04 2019-10-15 ドネペジル組成物及びアルツハイマー病を治療する方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016549781A Active JP6604957B2 (ja) 2014-02-04 2015-02-04 ドネペジル組成物及びアルツハイマー病を治療する方法

Country Status (7)

Country Link
US (2) US20150216849A1 (ja)
EP (1) EP3102186B1 (ja)
JP (2) JP6604957B2 (ja)
CA (2) CA2938671A1 (ja)
IL (2) IL247092B (ja)
MX (1) MX2016010179A (ja)
WO (1) WO2015120013A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2938671A1 (en) 2014-02-04 2015-08-13 Forest Laboratories Holdings Limited Donepezil compositions and method of treating alzheimer's disease
US20180042922A1 (en) * 2016-08-15 2018-02-15 Axovant Sciences Gmbh Compositions and methods of treating a neurodegenerative disease
US11197850B2 (en) 2017-02-23 2021-12-14 Shanghai Synergy Pharmaceutical Sciences Co., Ltd. Powder injection of the donepezil semi palmoxiric acid salt, composition containing same and preparation method therefor
WO2020068731A1 (en) * 2018-09-25 2020-04-02 The General Hospital Corporation Methods for integrating cell gene expression data from multiple single-cell data sets and uses thereof
WO2020208398A1 (es) * 2019-04-09 2020-10-15 Laboratorios Bagó S.A. Composición farmacéutica en polvo con memantina y donepecilo para utilizar en el tratamiento de la enfermedad de alzheimer
US11318144B2 (en) 2019-04-12 2022-05-03 LA PharmaTech Inc. Compositions and methods for treating Alzheimer's disease and Parkinson's disease
US11389458B2 (en) 2019-04-12 2022-07-19 LA PharmaTech Inc. Pharmaceutical compositions and methods for treating parkinson's and huntington's disease
US10966989B2 (en) * 2019-04-12 2021-04-06 LA PharmaTech Inc. Pharmaceutical compositions and methods for treating mental, behavioral, cognitive disorders
US10898493B2 (en) 2019-04-12 2021-01-26 LA PharmaTech Inc. Pharmaceutical compositions and methods for psychiatric symptoms of patients with Alzheimer's disease
US10639314B1 (en) 2019-04-30 2020-05-05 LA PharmaTech Inc. Method of treating Alzheimer's disease
US11744833B2 (en) 2019-04-12 2023-09-05 LA PharmaTech Inc. Pharmaceutical compositions and methods for treatment of insomnia
US11938139B2 (en) 2019-04-12 2024-03-26 LA PharmaTech Inc. Pharmaceutical compositions and methods for anxiety, depression and other psychiatric disorders
US11690849B2 (en) 2019-04-12 2023-07-04 LA PharmaTech Inc. Method of treating dementia
WO2022270663A1 (ko) * 2021-06-23 2022-12-29 동아에스티 주식회사 도네페질, 실로스타졸 및 아리피프라졸을 포함하는 치매, 인지장애 또는 혈관성 우울증의 예방, 개선 또는 치료용 약학적 조성물
US11351179B1 (en) 2021-08-05 2022-06-07 LA PharmaTech Inc. Pharmaceutical compositions and methods for treatment of psychiatric disorders

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050232990A1 (en) * 2003-12-31 2005-10-20 Garth Boehm Donepezil formulations
US20070129402A1 (en) * 2004-12-27 2007-06-07 Eisai Research Institute Sustained release formulations
US20110251239A1 (en) * 2010-04-07 2011-10-13 Eisai Inc. Combination therapy for the treatment of dementia
CN102309465A (zh) * 2010-06-30 2012-01-11 天津药物研究院 含盐酸多奈哌齐活性成分的缓释片及其制备方法和用途

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL7305644A (ja) 1972-04-20 1973-10-23
DE2856393C2 (de) 1978-12-27 1983-04-28 Merz + Co GmbH & Co, 6000 Frankfurt Arzneimittel zur Behandlung von Morbus Parkinson
EP0392059B1 (de) 1989-04-14 1993-09-15 Merz & Co. GmbH & Co. Verwendung von Adamantan-Derivaten zur Prävention und Behandlung der cerebralen Ischämie
TW200418446A (en) 2002-10-24 2004-10-01 Merz Pharma Gmbh & Co Kgaa Combination therapy using 1-aminocyclohexane derivatives and acetylcholinesterase inhibitors
WO2006020853A2 (en) * 2004-08-11 2006-02-23 Myriad Genetics, Inc. Pharmaceutical composition and method for treating neurodegenerative disorders
WO2006045512A1 (en) 2004-10-19 2006-05-04 Krka, Tovarna Zdravil Solid pharmaceutical composition comprising donepezil hydrochloride
US7619007B2 (en) * 2004-11-23 2009-11-17 Adamas Pharmaceuticals, Inc. Method and composition for administering an NMDA receptor antagonist to a subject
US20060160852A1 (en) 2004-12-27 2006-07-20 Eisai Co. Ltd. Composition containing anti-dementia drug
KR101406456B1 (ko) * 2005-04-06 2014-06-20 아다마스 파마슈티칼스, 인코포레이티드 Cns 장애의 치료를 위한 방법 및 조성물
CN101166543B (zh) * 2005-04-28 2014-07-16 卫材R&D管理有限公司 含抗痴呆药物的组合物
WO2007055329A1 (ja) * 2005-11-11 2007-05-18 Asahi Kasei Chemicals Corporation 徐放性固形製剤
GR20070100405A (el) * 2007-06-26 2009-01-20 Genepharm �.�. Βελτιωμενες φαρμακοτεχνικες μορφες που περιεχουν αναστολεις της ακετυλοχοληνεστερασης και μεθοδοι παρασκευης αυτων
EP2211836A2 (en) 2007-10-10 2010-08-04 Rubicon Research Private Limited Taste-masked orally disintegrating tablets of memantine hydrochloride
US8715715B2 (en) * 2008-11-03 2014-05-06 Nal Pharmaceuticals Ltd. Dosage form for insertion into the mouth
TWI491395B (zh) 2009-09-30 2015-07-11 Ct Lab Inc 一種內含用以治療神經退化性疾病之立即釋出與長效釋出藥物的口服劑量配方
TR201007110A2 (tr) 2010-08-25 2012-03-21 Bi̇lgi̇ç Mahmut Sinerjik etki gösteren kombinasyonlar
EP2502620A1 (en) 2011-03-24 2012-09-26 Krka Tovarna Zdravil, D.D., Novo Mesto Solid pharmaceutical composition comprising donepezil
US20140243278A1 (en) * 2011-07-05 2014-08-28 Sunil Sadanand Nadkarni Acid Addition Salt of Donepezil and Pharmaceutical Composition Thereof
CA2938671A1 (en) 2014-02-04 2015-08-13 Forest Laboratories Holdings Limited Donepezil compositions and method of treating alzheimer's disease

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050232990A1 (en) * 2003-12-31 2005-10-20 Garth Boehm Donepezil formulations
US20070129402A1 (en) * 2004-12-27 2007-06-07 Eisai Research Institute Sustained release formulations
US20110251239A1 (en) * 2010-04-07 2011-10-13 Eisai Inc. Combination therapy for the treatment of dementia
CN102309465A (zh) * 2010-06-30 2012-01-11 天津药物研究院 含盐酸多奈哌齐活性成分的缓释片及其制备方法和用途

Also Published As

Publication number Publication date
EP3102186A1 (en) 2016-12-14
EP3102186B1 (en) 2021-01-27
JP6604957B2 (ja) 2019-11-13
IL276315A (en) 2020-09-30
JP2017506624A (ja) 2017-03-09
IL247092B (en) 2020-08-31
MX2016010179A (es) 2017-04-06
CA3214846A1 (en) 2015-08-13
IL247092A0 (en) 2016-09-29
US20180169082A1 (en) 2018-06-21
CA2938671A1 (en) 2015-08-13
EP3102186A4 (en) 2017-06-28
WO2015120013A1 (en) 2015-08-13
US20150216849A1 (en) 2015-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020037556A (ja) ドネペジル組成物及びアルツハイマー病を治療する方法
AU2019204689B2 (en) Solid dosage forms of palbociclib
JP6739470B2 (ja) デフェラシロクスの経口製剤
US20090170955A1 (en) Fast Release Paracetamol Tablets
JP2021038224A (ja) 特に注意欠陥障害の治療のための方法および組成物
JP2009545557A (ja) 胃保持性のデリバリーシステム
JP6957610B2 (ja) 医薬品用途のための多層ビーズ
US20140044780A1 (en) Extended-Release Levetiracetam and Method of Preparation
KR102270521B1 (ko) 구토억제 서방형 고체 제형
EP1128826A1 (en) Chromone enteric release formulation
JP6866136B2 (ja) デュロキセチン塩酸塩を含む口腔内崩壊錠
CN106456611B (zh) 用于治疗恶心、呕吐或腹泻症状的恩丹西酮缓释固体制剂
CN105267172B (zh) 简易制备结肠炎和克罗恩病用高载药量缓释制剂的方法
WO2015140709A1 (en) Solid pharmaceutical dosage forms
Soppimath Formulation Development and Evaluation of an Anti-Hypertensive Drug
CN104582692A (zh) 包含抗生素和β-内酰胺酶抑制剂的组合物,其中抗生素和β-内酰胺酶抑制剂中的至少一种是迷你片剂的形式

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191114

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200820

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20201120

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210830

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20211130

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220822

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220822

C11 Written invitation by the commissioner to file amendments

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C11

Effective date: 20220831

C27A Decision to dismiss

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C2711

Effective date: 20221017

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20221130