JP2020037451A - パウチ - Google Patents

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Abstract

【課題】パウチに収容されている内容物がパウチの外部に漏れ出てしまうことを抑制する。【解決手段】パウチは、第1側部シール部、第2側部シール部及び下部シール部と、パウチの上部寄りに位置し、第1側部シール部によって収容部から隔離された第1非シール部とを備える。第1側部シール部は、第1非シール部からパウチの上部へ向かって延びる上側シール部分と、第1非シール部からパウチの下部へ向かって延びる下側シール部分と、収容部と第1非シール部との間に位置する中間シール部分と、を有する。中間シール部分の内縁は、第1内縁と、第2内縁と、下側シール部分寄りに位置し、第1内縁と第2内縁とを連結する内縁第1連結部と、を含む。第1内縁は、内縁第1連結部から下側シール部分の側へ延びている。第2内縁は、内縁第1連結部からパウチの上部に向かうにつれて少なくとも部分的に第2側部側へ変位するように延びている。【選択図】図1

Description

本発明は、内容物を収容する収容部と、第1側部シール部によって収容部から隔離された第1非シール部と、を備えるパウチに関する。
従来、調理済あるいは半調理済の液体、粘体あるいは液体と固体とが混在する内容物を、プラスチック製の積層体から構成されたパウチに充填密封したものが多く市場に出回っている。パウチにおいては、積層体同士が接合されていない非シール部が、内容物が収容される収容部を構成している。また、積層体同士が接合されているシール部が、収容部を密封している。内容物は、例えば、カレー、シチュー、スープ等の調理済食品である。内容物は、パウチに収容された状態で、電子レンジなどによって加熱される。
ところで、密封された状態のパウチに収容された内容物を、電子レンジを利用して加熱すると、加熱に伴って内容物に含まれる水分が蒸発して収容部の圧力が高まっていく。パウチの収容部の圧力が高まると、パウチが破裂して内容物が飛散し電子レンジ内を汚してしまうおそれがある。このような課題を考慮し、例えば特許文献1は、収容部の圧力が高まると収容部と外部とを自動的に連通させて収容部内の蒸気を外部に逃がす蒸気抜き機構をパウチに設けることを提案している。特許文献1において、蒸気抜き機構は、パウチの上側の側部シール部と下側の側部シール部との間に位置する中間シール部と、中間シール部によって収容部から隔離されるとともに、パウチの側縁に達するように広がる非シール部と、を有する。収容部の圧力が高まると、中間シール部が剥離し、収容部と非シール部とが連通する。
特開平10−101154号公報
特許文献1において、中間シール部が過剰に剥離すると、パウチに収容されている内容物が、中間シール部の剥離箇所を介してパウチの外部に漏れ出てしまうおそれがある。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得るパウチを提供することを目的とする。
本発明は、内容物を収容する収容部が表面フィルムと裏面フィルムとの間に画成されたパウチであって、前記パウチの第1側部に位置し、前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面とを接合する第1側部シール部と、前記パウチの前記第1側部に対向する第2側部に位置し、前記第1側部シール部との間に前記収容部を画成する第2側部シール部と、前記第1側部シール部及び前記第2側部シール部に連設された下部シール部と、前記パウチの上部寄りに位置し、前記第1側部シール部によって前記収容部から隔離された第1非シール部であって、前記パウチの前記第1側部の第1側縁に達するよう広がる第1非シール部と、を備え、前記第1側部シール部は、前記第1非シール部から前記パウチの上部へ向かって前記第1側部に沿って延びる上側シール部分と、前記第1非シール部から前記パウチの下部へ向かって前記第1側部に沿って延びる下側シール部分と、一端が前記上側シール部分に連設され、他端が前記下側シール部分に連設され、前記収容部と前記第1非シール部との間に位置する中間シール部分と、を有し、前記中間シール部分の内縁は、第1内縁と、第2内縁と、前記下側シール部分寄りに位置し、前記第1内縁と前記第2内縁とを連結する内縁第1連結部と、を含み、前記第1内縁は、前記内縁第1連結部から前記下側シール部分の側へ延びており、前記第2内縁は、前記内縁第1連結部から前記パウチの上部に向かうにつれて少なくとも部分的に前記第2側部側へ変位するように延びている、パウチである。
本発明によるパウチにおいて、前記中間シール部分の前記内縁は、前記第2内縁よりも前記パウチの上部寄りに位置する第3内縁と、前記第2内縁と前記第3内縁とを連結する内縁第2連結部と、を含み、前記第1内縁及び前記第2内縁は、直線状に延びていてもよい。
本発明によるパウチにおいて、前記内縁第1連結部及び前記収容部の中心点を通る直線と前記第1内縁が延びる方向とが成す角度が、前記内縁第1連結部及び前記収容部の中心点を通る直線と前記第2内縁が延びる方向とが成す角度よりも小さくてもよい。
本発明によるパウチにおいて、前記第3内縁は、前記内縁第2連結部から前記パウチの上部に向かうにつれて少なくとも部分的に前記第1側部側へ変位するように延びていてもよい。
本発明によるパウチにおいて、前記中間シール部分のうち前記第3内縁に対応する部分の幅が、前記第1側部の側から前記内縁第2連結部の側に向かうにつれて少なくとも部分的に増加していてもよい。
本発明によるパウチにおいて、前記第1非シール部の縁部は、前記上側シール部分寄りに位置し、前記パウチの上部に向かうにつれて前記第1側部側へ変位するように延びるガイド縁部を含んでいてもよい。
本発明によるパウチにおいて、前記ガイド縁部は、前記第1側部の前記第1側縁に至るよう延びていてもよい。
本発明によるパウチにおいて、前記ガイド縁部は、直線状に延びていてもよい。
本発明によるパウチにおいて、前記ガイド縁部は、前記第1非シール部の側から前記収容部の側に向かって凸となる形状を少なくとも部分的に含んでいてもよい。
本発明によるパウチにおいて、前記ガイド縁部は、少なくとも部分的に湾曲していてもよい。
本発明によれば、パウチに収容されている内容物がパウチの外部に漏れ出てしまうことを抑制することができる。
本発明の実施の形態におけるパウチを示す正面図である。 図1に示すパウチをII−II線に沿って見た場合を示す断面図である。 パウチの第1側部シール部の中間シール部分及び第1非シール部を拡大して示す正面図である。 内縁第1連結部を説明するための図である。 図3の中間シール部分の内縁第1連結部及びその周辺部分を更に拡大して示す正面図である。 パウチの第1側部シール部の中間シール部分及び第1非シール部と第2仮想直線との関係を示す正面図である。 パウチを構成する積層体の層構成の一例を示す断面図である。 パウチを加熱した場合の様子を示す正面図である。 第1側部シール部の中間シール部が内縁第1連結部において剥離し始める様子を示す図である。 第1側部シール部の中間シール部の剥離が更に進行して収容部が第1非シール部に連通する様子を示す図である。 第1側部シール部の中間シール部の剥離が更に進行する様子を示す図である。 収容部から第1非シール部へ蒸気が排出される様子を示す図である。 第1側部シール部の中間シール部分及び第1非シール部の一変形例を示す正面図である。 第1側部シール部の中間シール部分及び第1非シール部の一変形例を示す正面図である。 第1側部シール部の中間シール部分及び第1非シール部の一変形例を示す正面図である。 パウチの一変形例を示す正面図である。 パウチの一変形例を示す正面図である。 図16の第2側部シール部の中間シール部分を拡大して示す正面図である。 第2側部シール部の中間シール部分の一変形例を示す正面図である。 第2側部シール部の中間シール部分の一変形例を示す正面図である。 第1側部シール部の中間シール部分及び第1非シール部の一変形例を示す正面図である。 第1側部シール部の中間シール部分及び第1非シール部の一変形例を示す正面図である。 パウチの一変形例を示す正面図である。
図1乃至図10を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから適宜変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
パウチ
図1は、本実施の形態によるパウチ10を表面側から見た場合を示す正面図である。本実施の形態において、パウチ10は、自立可能に構成された底ガセット式のパウチである。パウチ10は、上部11、下部12、第1側部13及び第2側部14を含み、正面図において略矩形状の輪郭を有する。なお、「上部」、「下部」及び「側部」などの名称、並びに、「上方」、「下方」などの用語は、ガセット部を下にしてパウチ10が自立している状態を基準としてパウチ10やその構成要素の位置や方向を相対的に表したものに過ぎない。パウチ10の輸送時や使用時の姿勢などは、本明細書における名称や用語によっては限定されない。
なお、図1においては、内容物が収容されていない状態のパウチ10が示されている。本実施の形態によるパウチ10は、電子レンジによって内容物が加熱される電子レンジ用パウチとして好適に使用することができるよう構成されている。電子レンジによって加熱され得る限りにおいて、パウチ10に収容される内容物は特には限られない。例えば、パウチ10に収容される内容物として、カレー、シチュー、スープ、煮物、ハンバーグ等の調理済食品を挙げることができる。
図1に示すように、パウチ10は、表面を構成する表面フィルム15、裏面を構成する裏面フィルム16、及び、下部12を構成する下部フィルム17を備える。表面フィルム15と裏面フィルム16との間に、内容物を収容する収容部18が画成される。下部フィルム17は、折り返し部17fで折り返された状態で、表面フィルム15と裏面フィルム16との間に配置されている。なお、図1においては、裏面フィルム16などの、パウチ10を表面側から見た場合には視認されない構成要素が点線で表されている。
なお、上述の「表面フィルム」、「裏面フィルム」及び「下部フィルム」という用語は、位置関係に応じて各フィルムを区画したものに過ぎず、パウチ10を製造する際のフィルムの提供方法が、上述の用語によって限定されることはない。例えば、パウチ10は、表面フィルム15と裏面フィルム16と下部フィルム17が連設された1枚のフィルムを用いて製造されてもよく、表面フィルム15と下部フィルム17が連設された1枚のフィルムと1枚の裏面フィルム16の計2枚のフィルムを用いて製造されてもよく、1枚の表面フィルム15と1枚の裏面フィルム16と1枚の下部フィルム17の計3枚のフィルムを用いて製造されてもよい。
表面フィルム15、裏面フィルム16及び下部フィルム17は、内面同士がシール部によって接合されている。図1などのパウチ10の平面図においは、シール部にハッチングが施されている。なお、対向するフィルム同士を接合することができる限りにおいて、シール部を形成するための方法が特に限られることはない。例えば、加熱などによってフィルムの内面を溶融させ、内面同士を溶着させることによって、すなわちヒートシールによって、シール部を形成してもよい。若しくは、接着剤などを用いて対向するフィルムの内面同士を接着することによって、シール部を形成してもよい。
図1に示すように、パウチ10のシール部は、第1側部シール部30、第2側部シール部35及び下部シール部12aを有する。第1側部シール部30は、パウチ10の第1側部13に位置する。第2側部シール部35は、パウチ10の第1側部13に対向する第2側部14に位置する。下部シール部12aは、パウチ10の下部12に位置し、第1側部シール部30及び第2側部シール部35に連設されている。第1側部シール部30、第2側部シール部35及び下部シール部12aによって囲われた非シール部が、内容物を収容する収容部18として機能する。
第1側部シール部30及び第2側部シール部35は、表面フィルム15の内面と裏面フィルム16の内面とを接合している。一方、下部シール部12aは、表面フィルム15の内面と下部フィルム17の内面とを、又は、裏面フィルム16の内面と下部フィルム17の内面とを接合している。
また、パウチ10は、収容部18として機能する非シール部に加えて、図1に示すように、第1側部シール部30によって収容部18から隔離された第1非シール部40を更に備える。非シール部とは、対向する内面同士が接合されていないフィルムが存在する部分である。第1非シール部40は、パウチ10の上部11寄りに位置している。「上部11寄り」とは、第1非シール部40及び第2非シール部45が、収容部18の中心点Cよりも上部11側に位置することを意味する。
図1に示すように、第1非シール部40は、パウチ10の第1側部13の第1側縁13xに達するよう広がっている。言い換えると、第1非シール部40は、第1側縁13xに重なり、外部に開口した開口縁部41を有する。
第1側部シール部30及び第1非シール部40について更に説明する。
図1に示すように、第1側部シール部30は、上側シール部分31、下側シール部分32及び中間シール部分33を有する。上側シール部分31は、第1非シール部40からパウチ10の上部11へ向かって第1側部13に沿って延びている。下側シール部分32は、第1非シール部40からパウチ10の下部12へ向かって第1側部13に沿って延びている。中間シール部分33は、収容部18と第1非シール部40との間に位置している。中間シール部分33は、上側シール部分31に連設された一端と、下側シール部分32に連設された他端と、を含む。
図2は、図1に示すパウチ10をII−II線に沿って見た場合を示す断面図である。パウチ10を加熱し、収容部18に蒸気が発生して収容部18の圧力が高まると、中間シール部分33が部分的に剥離して収容部18と第1非シール部40とが連通する。収容部18から第1非シール部40に流入した蒸気は、開口縁部41から外部に排出される。このように、中間シール部分33及び第1非シール部40は、収容部18の蒸気を外部に排出する蒸気抜き機構として機能する。
図3は、パウチ10の第1側部シール部30の中間シール部分33及び第1非シール部40を拡大して示す正面図である。中間シール部分33は、収容部18の側に位置する縁部である内縁34と、第1非シール部40の側に位置する縁部である外縁と、を含む。中間シール部分33の外縁は、第1非シール部40の縁部のうち上側シール部分31又は下側シール部分32よりも収容部18側に位置する部分の輪郭を画定している。
本実施の形態において、中間シール部分33の内縁34は、第1内縁341、第2内縁342及び第3内縁343と、第1内縁341と第2内縁342とを連結する内縁第1連結部346と、第2内縁342と第3内縁343とを連結する内縁第2連結部347と、を含む。本実施の形態において、第1内縁341、第2内縁342及び第3内縁343はいずれも直線状に延びている。
第1内縁341は、内縁第1連結部346から下側シール部分32の側へ延びている。例えば、第1内縁341は、下側シール部分32に向かって略左右方向D1に延びている。第1内縁341が延びる方向と左右方向D1とが成す角度は、例えば10°以下である。図3に示すように、第1内縁341は、下側シール部分32の内縁に連結されていてもよい。
第2内縁342は、内縁第1連結部346からパウチ10の上部11に向かうにつれて少なくとも部分的に第2側部14側へ変位するように延びている。第2内縁342が延びる方向と上下方向D2とが成す角度θ5は、例えば10°以上60°以下である。一方、第3内縁343は、内縁第2連結部347からパウチ10の上部11に向かうにつれて少なくとも部分的に第1側部13側へ変位するように延びている。第3内縁343が延びる方向と上下方向D2とが成す角度θ6は、例えば30°以上90°以下である。図3に示すように、第3内縁343は、上側シール部分31の内縁に連結されていてもよい。
内縁第1連結部346、内縁第2連結部347などの内縁連結部は、内縁34が延びる方向が変化する部分として定義される。例えば、第1内縁341及び第2内縁342が直線状に延びる場合、内縁第1連結部346は、第1内縁341と第2内縁342との間に位置し、第1内縁341が延びる方向とは異なる方向に延び、且つ、第2内縁342が延びる方向とは異なる方向に延びる部分である。
また、第1内縁341及び第2内縁342が部分的に湾曲している場合、内縁第1連結部346は、内縁34が延びる方向の変化量が30°以上になる角度変化点を含む部分として定義されてもよい。内縁第2連結部347などの他の内縁連結部も同様である。後述する第1連結部436や第2連結部437などの、第1非シール部40の縁部の第1連結部436第2連結部437も、内縁連結部と同様に定義される。以下、角度変化点について、図4を参照して説明する。
図4は、内縁34の一部を拡大して示す図である。符号P0は、内縁34上に位置する1つの点を表す。図4に示す例において、点P0は内縁第1連結部346上に位置する。符号P1は、点P0から5mmだけ内縁34に沿って上側シール部分31に近づく側に変位した上側点を表す。符号P2は、点P0から5mmだけ内縁34に沿って下側シール部分32に近づく側に変位した下側点を表す。符号D(P1)は、上側点P1において内縁34が延びる方向を表す。符号D(P2)は、下側点P2において内縁34が延びる方向を表す。符号θ(P0)は、方向D(P1)と方向D(P2)とが成す角度を表す。このようにして算出される角度θ(P0)が、点P0における内縁34の角度の変化量である。また、角度θ(P0)が30°以上になる点P0のことを、角度変化点と称する。図4に示すように、内縁第1連結部346は角度変化点P0を含んでいる。
なお、図4に示す例においては、点P0だけでなく、内縁34上で点P0の近傍に位置する点P0’及び点P0’’においても、角度変化量が30°以上になる。この場合、内縁第1連結部346は、内縁34のうち角度変化量が30°以上になる点を含む部分として定義される。
内縁第1連結部346は、下側シール部分32寄りに位置している。「下側シール部分32寄り」とは、内縁第1連結部346が、上下方向D2における開口縁部41の中心よりも下側シール部分32側に位置することを意味する。本実施の形態においては、内縁第1連結部346も下側シール部分32寄りに位置している。なお、中間シール部分33の内縁34は上側シール部分31寄りに位置する内縁連結部を含んでいてもよい。「上側シール部分31寄り」とは、内縁連結部が、上下方向D2における開口縁部41の中心よりも上側シール部分31側に位置することを意味する。
内縁第1連結部346は、収容部18の中心点Cから内縁第1連結部346までの距離が、収容部18の中心点Cからその他の内縁連結部までの距離よりも小さくなるよう構成されている。例えば本実施の形態においては、中心点Cから内縁第1連結部346までの距離が、中心点Cから内縁第2連結部347までの距離よりも小さい。このため、パウチ10を加熱する際に生じる内縁連結部の剥離は、初めに内縁第1連結部346において生じ易い。
次に、図5Aを参照して、内縁第1連結部346及びその周辺部分の形状について詳細に説明する。図5Aは、図3の中間シール部分33の内縁第1連結部346を更に拡大して示す平面図である。図5Aにおいて、符号θ11は、平面視において内縁第1連結部346及び収容部18の中心点Cを通る仮想的な直線(以下、第1仮想直線とも称する)C1と第1内縁341が延びる方向とが成す角度を表す。また、符号θ12は、第1仮想直線C1と第2内縁342が延びる方向とが成す角度を表す。第1内縁341及び第2内縁342がいずれも直線状に延びている場合、第1仮想直線C1は、図5Aに示すように、第1内縁341の延長線と第2内縁342の延長線の交点を通る。
第1仮想直線C1と第1内縁341が延びる方向とが成す角度θ11は、第1仮想直線C1と第2内縁342が延びる方向とが成す角度θ12よりも小さい。角度θ11と角度θ12の差は、例えば30°以上である。これにより、後述するように、中間シール部分33が剥離する際、中間シール部分33のうち第2内縁342に沿って延びる部分における剥離の進行を、中間シール部分33のうち第1内縁341に沿って延びる部分における剥離の進行に比べて抑制することができる。なお、第1内縁341が延びる方向と第2内縁342が延びる方向とが成す角度θ1は、角度θ11と角度θ12の和である。角度θ1は、90°より大きい。角度θ1は、例えば95°以上170°以下である。
次に、第1非シール部40の縁部について説明する。第1非シール部40の縁部は、第1側部13の第1側縁13xに位置する開口縁部41と、上側シール部分31の下縁、下側シール部分32の下縁、及び中間シール部分33の外縁によって画定されるシール部側の縁部43と、を含む。本実施の形態において、シール部側の縁部43は、図3に示すように、第1縁部431、第2縁部432及び第3縁部433と、第1縁部431と第2縁部432とを連結する第1連結部436と、第2縁部432と第3縁部433とを連結する第2連結部437と、を含む。本実施の形態において、第1縁部431、第2縁部432及び第3縁部433はいずれも直線状に延びている。また、第1連結部436は内縁第1連結部346と対向しており、第2連結部437は内縁第2連結部347と対向している。
第1縁部431は、第1連結部436から開口縁部41の側へ延びている。例えば、第1縁部431は、開口縁部41に向かって略左右方向D1に延びている。第1縁部431が延びる方向と左右方向D1とが成す角度は、例えば10°以下である。図3に示す例において、第1縁部431は、開口縁部41に達するまで直線状に延びている。
第2縁部432は、第1連結部436からパウチ10の上部11に向かうにつれて少なくとも部分的に第2側部14側へ変位するように延びている。第1縁部431が延びる方向と第2縁部432が延びる方向とが成す角度θ2は、90°より大きい。角度θ2は、例えば95°以上170°以下である。
第3縁部433は、第2連結部437からパウチ10の上部11に向かうにつれて少なくとも部分的に第1側部13側へ変位するように延びている。図3に示す例において、第3縁部433は、開口縁部41に達するまで直線状に延びている。
次に、第1側部シール部30及び第1非シール部40の寸法について説明する。
図3において、符号W1及びW2はそれぞれ、上側シール部分31の幅及び下側シール部分32の幅を表す。上側シール部分31の幅W1及び下側シール部分32の幅W2は、例えば4mm以上且つ15mm以下である。
図3において、符号W7、W8及びW9はそれぞれ、中間シール部分33のうち第1内縁341に沿って延びる部分の幅、中間シール部分33のうち第2内縁342に沿って延びる部分の幅、及び中間シール部分33のうち第3内縁343に沿って延びる部分の幅を表す。好ましくは、幅W7、幅W8及び幅W9は、上側シール部分31の幅W1及び下側シール部分32の幅W2よりも小さい。例えば、幅W7、幅W8及び幅W9は、1mm以上6mm以下であり、2mm以上6mm以下であってもよい。なお、中間シール部分33の各部分の幅は、中間シール部分33の内縁が延びる方向に直交する方向における中間シール部分33の寸法である。
図3において、符号L1は、上下方向D2における開口縁部41の寸法を表し、符号L3は、上下方向D2における第2内縁342の寸法を表す。好ましくは、第1非シール部40は、上下方向D2における第1非シール部40の寸法が、第1非シール部40のうちパウチ10の第1側部13の第1側縁13xに重なっている部分、すなわち開口縁部41において最大になるよう構成されている。これにより、開口縁部41から外部へ蒸気をスムーズに排出することができる。寸法L1は、例えば4mm以上且つ30mm以下である。また、上下方向D2における第2内縁342の寸法L3は、加熱の際に中間シール部分33の剥離が内縁第1連結部346から内縁第2連結部347まで進行しないように設定されている。寸法L3は、例えば4mm以上12mm以下である。
また、図3において、符号L4は、内縁34のうち第2連結部437よりも上方に位置する部分の、上下方向D2における寸法を表す。好ましくは、寸法L4は、上下方向D2における第2内縁342の寸法L3よりも大きい。また、好ましくは、第2連結部437は、上下方向D2における開口縁部41の中間点よりも下方に位置している。
次に、パウチ10の第1側部シール部30中間シール部分33及び第1非シール部40と収容部18の中心点Cとの関係について、第2仮想直線Mに基づいて説明する。第2仮想直線Mとは、平面視において第1連結部436及び収容部18の中心点Cを通る仮想的な直線である。図5Bは、図5Aに第2仮想直線Mを追加するとともに、符号の一部を削除したものである。第1縁部431及び第2縁部432がいずれも直線状に延びている場合、第2仮想直線Mは、図5Bに示すように、第1縁部431の延長線と第2縁部432の延長線の交点を通る。第2仮想直線Mは、中間シール部分33の内縁第1連結部346に交わっていてもよい。
第2仮想直線Mと第1縁部431が延びる方向とが成す角度θ21は、第2仮想直線Mと第2縁部432が延びる方向とが成す角度θ22よりも小さくてもよい。角度θ21と角度θ22の差は、例えば30°以上である。なお、第1縁部431が延びる方向と第2縁部432が延びる方向とが成す上述の角度θ2は、角度θ21と角度θ22の和である。
次に、パウチ10の第1側部13の第1側縁13xと第2仮想直線Mとの関係について説明する。図1及び図5Bに示すように、平面視において、第1側縁13xと第2仮想直線Mとの交点M3は、第1非シール部40に位置していてもよい。言い換えると、第2仮想直線Mは、第1側縁13xのうち第1非シール部40に重なる部分である開口縁部41において、平面視において第1側縁13xと交わっていてもよい。
次に、表面フィルム15及び裏面フィルム16を構成する積層体50の層構成について説明する。図6は、積層体50の層構成の一例を示す断面図である。
積層体50は、基材層51及びシーラント層52を少なくとも含む。図6に示す例においては、基材層51が積層体50の外面50yを構成し、シーラント層52が積層体50の内面50xを構成している。また、積層体50は、基材層51とシーラント層52とを接着する接着層53を更に含んでいてもよい。積層体50の厚みは、例えば60μm以上であり、より好ましくは70μm以上である。また、積層体50の厚みは、例えば110μm以下であり、より好ましくは100μm以下である。
基材層51を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのポリエステルやナイロンなどのポリアミドや高密度ポリエチレンやポリプロピレンといったポリオレフィンなどのプラスチックを用いることができる。基材層51の厚みは、例えば10μm以上かつ30μm以下である。
シーラント層52を構成する材料としては、例えば、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMMA)や低密度ポリエチレン(LDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などのポリエチレンやポリプロピレンを用いることができる。シーラント層52の厚みは、例えば40μm以上であり、より好ましくは50μm以上である。また、シーラント層52の厚みは、例えば100μm以下であり、より好ましくは70μm以下である。
積層体50は、基材層51、シーラント層52及び接着層53以外の層を含んでいてもよい。例えば、積層体50は、基材層51とシーラント層52との間に位置する中間層を更に含んでいてもよい。中間層としては、水蒸気その他のガスバリア性、遮光性、各種の機械的強度など、必要とされる性能に応じて、適切なものが選択され得る。
次に、下部フィルム17の層構成について説明する。表面フィルム15の内面及び裏面フィルム16の内面と接合可能な内面を有する限りにおいて、下部フィルム17の層構成は任意である。例えば、表面フィルム15及び裏面フィルム16と同様に、下部フィルム17として上述の積層体50を用いてもよい。若しくは、内面がシーラント層によって構成され、且つ積層体50とは異なる構成のフィルムを、下部フィルム17として用いてもよい。
パウチの製造方法
次に、上述のパウチ10の製造方法について説明する。まず、積層体50からなる表面フィルム15及び裏面フィルム16を準備する。また、表面フィルム15と裏面フィルム16との間に、折り返した状態の下部フィルム17を挿入する。続いて、各フィルムの内面同士をヒートシールして、下部シール部12a、第1側部シール部30、第2側部シール部35などのシール部を形成する。また、ヒートシールによって互いに接合されたフィルムを適切な形状に切断して、図1に示すパウチ10を得る。続いて、上部11の開口部を介して内容物をパウチ10に充填する。その後、上部11を上縁11xに沿ってヒートシールして上部シール部11aを形成する。このようにして、図7に示すように、内容物が収容され封止されたパウチ10を得ることができる。
また、本実施の形態においては、上述のように、中間シール部分33の内縁34の第3内縁343は、内縁第2連結部347からパウチ10の上部11に向かうにつれて少なくとも部分的に第1側部13側へ変位するように延びている。言い換えると、第3内縁343は、内縁第2連結部347に向かうにつれて下方に変位するよう傾斜している。このため、内容物を充填する工程の際、上部11の開口部から中間シール部分33の第3内縁343に到達した内容物を下方へ導くことができる。これにより、内容物が中間シール部分33の内縁34上に残ってしまうことを抑制することができる。
パウチの開封方法
次に、上述のパウチ10を開封する方法について説明する。まず、下部12を下にしてパウチ10を自立させた状態で、パウチ10を電子レンジの内部に載置する。次に、電子レンジを利用して内容物を加熱する。これによって、内容物の温度が高くなり、これに伴って、内容物に含まれる水分が蒸発して収容部18の圧力が高まる。
収容部18の圧力が高くなると、図7において符号18aが付された一点鎖線で示すように、パウチ10が収容部18の中心点Cを中心として、例えば円形状に膨らんでいく。このため、シール部の各位置には、中心点Cからシール部に向かう方向の力が加わる。シール部の各位置に加わる力は、中心点Cとの間の距離が小さいほど大きくなる。ここで本実施の形態においては、第1側部シール部30が、下側シール部分32の内縁32aよりも第2側部14側に位置する中間シール部分33を含む。従って、中間シール部分33に加わる力Fは、上側シール部分31及び下側シール部分32に加わる力よりも大きい。また、中心点Cから内縁第1連結部346までの距離は、中心点Cからその他の内縁連結部までの距離よりも小さい。このため、内縁第1連結部346には、内縁第2連結部347などのその他の内縁連結部に比べて大きな力が加わる。
なお、収容部18の中心点Cは、平面視において上部シール部11aの内縁11cの中間点Y1と下部シール部12aの内縁12cの中間点Y2とを結ぶ線分の中間点として定義される。図7において、符号H3は、上部シール部11aの内縁11cの中間点Y1から下部シール部12aの内縁12cの中間点Y2までの、上下方向D2における距離を表す。また、符号H4は、収容部18の中心点Cから中間シール部分33の内縁第1連結部346までの、上下方向D2における距離を表す。距離H4は、例えば0.05×H3以上且つ0.5×H3以下である。なお、上部シール部11aが形成される前のパウチ10においては、中間点Y1は、パウチ10のうち上部シール部11aが形成されるべき部分の内縁の中間点として特定され得る。
中間シール部分33に力Fが加わると、中間シール部分33の剥離が進行する。中間シール部分33の剥離は、図8に示すように、初めに内縁第1連結部346の部分において生じる。その後、中間シール部分33の剥離が進行して第1連結部436にまで達すると、収容部18が第1非シール部40に連通することができる。図9は、中間シール部分が剥離して連通口44が形成された様子を示す図である。
ところで、連通口44が大きくなり過ぎると、収容部18の蒸気だけでなく内容物も連通口44を通ってパウチ10の外部へ漏れ出してしまうことが考えられる。従って、内容物の漏れ出しを防ぐという観点においては、連通口44が大きくなり過ぎることを抑制することが好ましい。ここで本実施の形態においては、第2内縁342が、内縁第1連結部346からパウチ10の上部11に向かうにつれて少なくとも部分的に第2側部14側へ変位するように延びている。このため、収容部18の中心点Cから内縁第1連結部346に向かう方向と第2内縁342が延びる方向とが成す角度(上述のθ12)が大きくなっている。これにより、中間シール部分33の剥離が、第2内縁342に沿った方向において進行することを抑制することができる。このため、図10に示すように、第2内縁342に沿う部分において連通口44が拡大することを抑制することができる。この結果、図11において矢印T2で示すように、左右方向D1の速度成分を有する内容物が連通口44を通って第1非シール部40に流入することを抑制することができる。これにより、内容物が外部に漏れ出してしまうことを抑制することができる。
また、本実施の形態においては、収容部18の中心点Cから内縁第1連結部346に向かう方向と第1内縁341が延びる方向とが成す角度θ11が、収容部18の中心点Cから内縁第1連結部346に向かう方向と第2内縁342が延びる方向とが成す角度θ12よりも小さくなっている。このため、中間シール部分33のうち第1内縁341に沿って延びる部分の剥離が、中間シール部分33のうち第2内縁342に沿って延びる部分に比べて進行し易い。この結果、図10に示すように、中間シール部分33のうち第2内縁342に沿う部分に比べて、第1内縁341に沿う部分において、連通口44を大きく形成することができる。これにより、図11において矢印T3で示すように、収容部18で発生した、上下方向D2の速度成分を有する蒸気が、連通口44を通って第1非シール部40に流入し易くなる。
また、本実施の形態においては、第1非シール部40の第3縁部433が、第2連結部437からパウチ10の上部11に向かうにつれて少なくとも部分的に第1側部13側へ変位するように延びている。このため、図11において矢印T4で示すように、連通口44を通って第1非シール部40に流入した、上下方向D2の速度成分を有する蒸気を、第3縁部433に沿って開口縁部41へスムーズに導くことができる。以下の説明において、本実施の形態における第3縁部433のような、第1非シール部40の縁部43のうち上側シール部分31寄りに位置し、パウチ10の上部11に向かうにつれて第1側部13側へ変位するように延びる部分のことを、ガイド縁部とも称する。ガイド縁部は、好ましくは本実施の形態における第3縁部433のように、第1側部13の第1側縁13xに至るよう、すなわち開口縁部41に至るように延びている。
また、本実施の形態においては、平面視において、第1側縁13xと第2仮想直線Mとの交点M3が第1非シール部40に位置している。好ましくは、収容部18から第1非シール部40に進入した仮想直線Mは、上側シール部分31、下側シール部分32、中間シール部分33などのシール部に接することなく第1側縁13xの開口縁部41に達している。このため、第2仮想直線Mが延びる方向に沿って収容部18から第1非シール部40に流入した蒸気がスムーズに第1側縁13xの開口縁部41に到達して外部へ排出され易くなる。これにより、第1非シール部40において蒸気が滞留して開口縁部41が閉塞してしまうことを抑制することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
第1の変形例
上述の実施の形態においては、中間シール部分33の内縁34の第1内縁341が、内縁第1連結部346から下側シール部分32に向かって略左右方向D1に延びる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、例えば図12に示すように、第1内縁341は、内縁第1連結部346から下側シール部分32に向かうにつれて下部12側へ変位するように延びていてもよい。第1内縁341が延びる方向と第2内縁342が延びる方向とが成す角度θ1は、例えば95°以上170°以下である。
第2の変形例
上述の実施の形態においては、中間シール部分33の幅が位置に依らず略同一である例を示した。言い換えると、中間シール部分33の内縁34と第1非シール部40の縁部43とが略平行に延びている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、中間シール部分33の幅が位置に応じて変化してもよい。例えば図13に示すように、中間シール部分33のうち第3内縁343に対応する部分の幅W9が、第1側部13の側から内縁第2連結部347の側に向かうにつれて少なくとも部分的に増加していてもよい。これにより、内縁第1連結部346と上側シール部分31との間において中間シール部分33の剥離が進行することを抑制することができる。なお、図13に示す例において、第1非シール部40の縁部43の第2縁部432は、第1連結部436からパウチ10の上部11に向かうにつれて第1側部13側へ変位するよう直線状に延び、開口縁部41に至っている。
第3の変形例
図14に示す例において、中間シール部分33の内縁34は、第1内縁341、第2内縁342、第3内縁343、第4内縁344及び第5内縁345と、第1内縁341と第2内縁342とを連結する内縁第1連結部346と、第2内縁342と第3内縁343とを連結する内縁第2連結部347と、第3内縁343と第4内縁344とを連結する内縁第3連結部348と、第4内縁344と第5内縁345とを連結する内縁第4連結部349と、を含む。上述の実施の形態及び各変形例の場合と同様に、第2内縁342は、内縁第1連結部346からパウチ10の上部11に向かうにつれて少なくとも部分的に第2側部14側へ変位するように直線状に延びている。これにより、内縁第1連結部346と上側シール部分31との間において中間シール部分33の剥離が進行することを抑制することができる。
図14に示す例において、第3内縁343は、内縁第2連結部347からパウチ10の上部11に向かって略上下方向D2に直線状に延びている。第4内縁344は、内縁第3連結部348からパウチ10の上部11に向かうにつれて第1側部13側へ変位するように直線状に延びている。第5内縁345は、内縁第4連結部349から上側シール部分31に向かって略左右方向D1に直線状に延びている。
図14に示す例において、第1非シール部40の縁部43は、湾曲した形状、例えば半円状の形状を有する。この場合、縁部43の上部は、第1非シール部40に流入した蒸気を開口縁部41へ導くガイド縁部として機能し得る。
第4の変形例
上述の実施の形態においては、パウチ10が、表面フィルム15、裏面フィルム16及び下部フィルム17を備えるガセットタイプのパウチである例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図15に示すように、パウチ10が、表面フィルム15及び裏面フィルム16を備える、いわゆる平パウチであってもよい。この場合、中間シール部分33が収容部18の中心点Cよりも鉛直方向において上方に位置するようパウチ10の姿勢が維持された状態で、パウチ10が電子レンジにより加熱される。例えば、パウチ10が、図示しない紙製の箱に収容された状態で販売される場合、箱を用いてパウチ10を所定の姿勢に維持することができる。
第5の変形例
上述の実施の形態においては、第1側部13の第1側縁13xと第1側部シール部30との間には第1非シール部40が形成されているが、第2側部14の第2側縁14xと第2側部シール部35との間には非シール部が形成されていない例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図16に示すように、第2側部14の第2側縁14xと第2側部シール部35との間に第2非シール部45が形成されていてもよい。この場合、第2非シール部45は、パウチ10の第2側部14の第2側縁14xに達するよう広がっていてもよい。言い換えると、第2非シール部45は、第2側縁14xに重なり、外部に開口した開口縁部46を有していてもよい。
第2側部シール部35は、上側シール部分36、下側シール部分37及び中間シール部分38を有していてもよい。上側シール部分36は、第2非シール部45からパウチ10の上部11へ向かって第2側部14に沿って延びている。下側シール部分37は、第2非シール部45からパウチ10の下部12へ向かって第2側部14に沿って延びている。中間シール部分38は、収容部18と第2非シール部45との間に位置している。中間シール部分38は、上側シール部分36に連設された一端と、下側シール部分37に連設された他端と、を含む。
図17は、図16のパウチ10の第2側部シール部35の中間シール部分38及び第2非シール部45を拡大して示す正面図である。第2非シール部45の縁部は、第2側縁14xに位置する上述の開口縁部41と、中間シール部分38側の縁部と、を含む。第2非シール部45の中間シール部分38側の縁部は、第1縁部481、第2縁部482及び第3縁部483を含む。第1縁部481及び第3縁部483は、開口縁部46から収容部18側へ延びている。第1縁部481は、第1非シール部40の第1縁部431と同一の方向に延びていてもよい。また、第3縁部483は、第1非シール部40の第3縁部433と同一の方向に延びていてもよい。第2縁部482は、第1縁部481に連設された下端と、第3縁部483に連設された上端と、を含み、上下方向D2に延びている。このような形状を有する第2非シール部45は、例えば特開2016−74457号公報に開示されているように、1つの非シール部を切断することにより第1非シール部40と同時に形成される。例えば、搬送方向に沿って延びる、互いに部分的に接合され表面フィルム15、裏面フィルム16及び下部フィルム17を、シール部及び非シール部に沿って切断して複数のパウチ10を製造する際、切断された非シール部の一方が第1非シール部40となり他方が第2非シール部45となる。
図17において、符号W11、W12及びW13はそれぞれ、上側シール部分36の幅、下側シール部分37の幅及び中間シール部分38の幅を表す。図17に示す例において、上側シール部分36の幅W11と下側シール部分37の幅W12とは同一である。中間シール部分38の幅W13は、上側シール部分36の幅W11及び下側シール部分37の幅W12よりも小さい。
また、図16に示すように、パウチ10は、第2側部シール部35の上側シール部分36に形成されたノッチ35aを含んでいてもよい。ノッチは、パウチ10を構成するフィルムを引き裂いてパウチ10を開封する際の起点となることができる。また、図16に示すように、第2側部シール部35のノッチ35aと左右方向D1において対向するように、第1側部シール部30の上側シール部分31にノッチ30aがさらに設けられていてもよい。
第6の変形例
上述の第5の変形例においては、第2側部シール部35において、上側シール部分36の幅W11と下側シール部分37の幅W12とが同一である例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図18に示すように、上側シール部分36の幅W11が下側シール部分37の幅W12よりも大きくてもよい。これにより、パウチ10を加熱した後に使用者が上側シール部分36を指で摘む際に、使用者が過度な熱さを感じることを抑制することができる。
第7の変形例
上述の第6の変形例においては、第2側部シール部35の上側シール部分36の幅W11が下側シール部分37の幅W12よりも大きく、且つ、第2側部シール部35と第2側縁14xとの間に第2非シール部45が形成されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図19に示すように、第2側部シール部35の上側シール部分36の幅W11が下側シール部分37の幅W12よりも大きいが、第2側部シール部35と第2側縁14xとの間に第2非シール部45が形成されていなくてもよい。この場合、第2側部シール部35の中間シール部分38は、第2側部シール部35のうち、左右方向D1において収容部18を挟んで第1側部シール部30の中間シール部分33と対向する部分として定義される。中間シール部分38の幅W13は、下側シール部分37の幅W12よりも大きくてもよい。上側シール部分36の幅W11と中間シール部分38の幅W13とは、同一であってもよく、異なっていてもよい。
第8の変形例
図18及び図19に示す第2側部シール部35の上側シール部分36及び下側シール部分37の場合と同様に、第1側部シール部30の上側シール部分31の幅W1が下側シール部分32の幅W2よりも大きくてもよい。これにより、パウチ10を加熱した後に使用者が上側シール部分31を指で摘む際に、使用者が過度な熱さを感じることを抑制することができる。図20は、下側シール部分32の幅W2よりも大きい幅W1を有する上側シール部分31を、図3Aに示す上述の本実施の形態の第1側部シール部30に適用した場合を示す正面図である。また、図21は、下側シール部分32の幅W2よりも大きい幅W1を有する上側シール部分31を、図13に示す上述の第2の変形例の第1側部シール部30に適用した場合を示す正面図である。図示はしないが、下側シール部分32の幅W2よりも大きい幅W1を有する上側シール部分31は、上述のその他の変形例に適用されてもよい。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。例えば図22に示すように、パウチ10は、図20に示す、下側シール部分32の幅W2よりも大きい幅W1を有する上側シール部分31を含む第1側部シール部30と、図18に示す、下側シール部分37の幅W12よりも大きい幅W11を有する上側シール部分36を含む第2側部シール部35と、を備えていてもよく、また、第2側部シール部35の上側シール部分36にはノッチ35aが設けられていてもよく、第1側部シール部30の上側シール部分31にはノッチ30aが設けられていてもよい。
10 パウチ
11 上部
11a 上部シール部
12 下部
12a 下部シール部
13 第1側部
13x 第1側縁
14 第2側部
14x 第2側縁
15 表面フィルム
16 裏面フィルム
17 下部フィルム
18 収容部
30 第1側部シール部
31 上側シール部分
32 下側シール部分
33 中間シール部分
34 内縁
341 第1内縁
342 第2内縁
343 第3内縁
346 内縁第1連結部
347 内縁第2連結部
35 第2側部シール部
36 上側シール部分
37 下側シール部分
38 中間シール部分
40 第1非シール部
41 開口縁部
43 シール部側の縁部
431 第1縁部
432 第2縁部
433 第3縁部
436 第1連結部
437 第2連結部
45 第2非シール部
46 開口縁部
481 第1縁部
482 第2縁部
483 第3縁部
50 積層体
50x 内面
50y 外面
51 基材層
52 シーラント層
53 接着層

Claims (10)

  1. 内容物を収容する収容部が表面フィルムと裏面フィルムとの間に画成されたパウチであって、
    前記パウチの第1側部に位置し、前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面とを接合する第1側部シール部と、
    前記パウチの前記第1側部に対向する第2側部に位置し、前記第1側部シール部との間に前記収容部を画成する第2側部シール部と、
    前記第1側部シール部及び前記第2側部シール部に連設された下部シール部と、
    前記パウチの上部寄りに位置し、前記第1側部シール部によって前記収容部から隔離された第1非シール部であって、前記パウチの前記第1側部の第1側縁に達するよう広がる第1非シール部と、を備え、
    前記第1側部シール部は、前記第1非シール部から前記パウチの上部へ向かって前記第1側部に沿って延びる上側シール部分と、前記第1非シール部から前記パウチの下部へ向かって前記第1側部に沿って延びる下側シール部分と、一端が前記上側シール部分に連設され、他端が前記下側シール部分に連設され、前記収容部と前記第1非シール部との間に位置する中間シール部分と、を有し、
    前記中間シール部分の内縁は、第1内縁と、第2内縁と、前記下側シール部分寄りに位置し、前記第1内縁と前記第2内縁とを連結する内縁第1連結部と、を含み、
    前記第1内縁は、前記内縁第1連結部から前記下側シール部分の側へ延びており、
    前記第2内縁は、前記内縁第1連結部から前記パウチの上部に向かうにつれて少なくとも部分的に前記第2側部側へ変位するように延びている、パウチ。
  2. 前記中間シール部分の前記内縁は、前記第2内縁よりも前記パウチの上部寄りに位置する第3内縁と、前記第2内縁と前記第3内縁とを連結する内縁第2連結部と、を含み、
    前記第1内縁及び前記第2内縁は、直線状に延びている、請求項1に記載のパウチ。
  3. 前記第3内縁は、前記内縁第2連結部から前記パウチの上部に向かうにつれて少なくとも部分的に前記第1側部側へ変位するように延びている、請求項2に記載のパウチ。
  4. 前記中間シール部分のうち前記第3内縁に対応する部分の幅が、前記第1側部の側から前記内縁第2連結部の側に向かうにつれて少なくとも部分的に増加している、請求項3に記載のパウチ。
  5. 前記内縁第1連結部及び前記収容部の中心点を通る直線と前記第1内縁が延びる方向とが成す角度が、前記内縁第1連結部及び前記収容部の中心点を通る直線と前記第2内縁が延びる方向とが成す角度よりも小さい、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のパウチ。
  6. 前記第1非シール部の縁部は、前記上側シール部分寄りに位置し、前記パウチの上部に向かうにつれて前記第1側部側へ変位するように延びるガイド縁部を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のパウチ。
  7. 前記ガイド縁部は、前記第1側部の前記第1側縁に至るよう延びている、請求項6に記載のパウチ。
  8. 前記ガイド縁部は、直線状に延びている、請求項6又は7に記載のパウチ。
  9. 前記ガイド縁部は、前記第1非シール部の側から前記収容部の側に向かって凸となる形状を少なくとも部分的に含んでいる、請求項6又は7に記載のパウチ。
  10. 前記ガイド縁部は、少なくとも部分的に湾曲している、請求項6乃至9のいずれか一項に記載のパウチ。
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