JP2020036890A - 粘着ロール - Google Patents

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【課題】除去対象物が粘着シートに付着したことを容易に確認する。【解決手段】粘着ロール10では、粘着シート30の基材32が、黒色の紙材の支持体32Aによって構成されている。このため、粘着ロール10を用いて清掃対象物を清掃したときには、比較的細かく且つ白っぽい除去対象物(例えば、花粉、ダニ、動物の毛、人の皮膚カス等のアレルゲン物質)が粘着シート30に付着していることを容易に確認することができる。したがって、除去対象物が粘着シート30に付着したことを確認しながら、清掃対象物を清掃することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、清掃用の粘着ロールに関する。
下記特許文献1に記載の清掃用粘着ロールでは、複数の粘着シートが、円筒状のコアの軸線に交差する方向に斜めに巻き回されて、コアの径方向に積層されている。また、粘着シートが巻き回された状態では、コアの軸方向において隣り合う粘着シートの側縁部の間に隙間が形成されている。さらに、粘着シートの積層状態では、積層方向に隣り合う各層の粘着シートの色が互いに異なる色になるように設定されている。これにより、最外周に配置された粘着シートの一端部及び他端部が、視認し易くなる。したがって、使用済の粘着シートの粘着ロールからの剥離を容易に行うことができる。
特開2006−116087号公報
しかしながら、上記清掃用粘着ロールでは、以下に示す点において改善の余地がある。すなわち、上記清掃用粘着ロールでは、積層方向に隣り合う各層の粘着シートの色が互いに異なる色に設定されているものの、粘着シートに付着した除去対象物を容易に確認するための粘着シートの色については、考慮されていない。特に、粘着シートの色を白色にした場合には、比較的細かく且つ白っぽい除去対象物(例えば、花粉、ダニ、動物の毛、人の皮膚カス等のアレルゲン物質)が、粘着シートに付着していることを容易に確認することができない。
本発明は、上記事実を考慮して、除去対象物が粘着シートに付着したことを容易に確認することができる粘着ロールを提供することを目的とする。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、円筒の芯部材と、表面側を前記芯部材の径方向外側にして前記芯部材に巻き回された粘着シートと、を備え、前記粘着シートは、前記粘着シートにおける裏面側の部分を構成する黒色の基材と、前記粘着シートにおける表面側の部分を構成する粘着層と、を含んで構成され、JIS Z8741:1997(ISO 2813:1994)の鏡面光沢度測定方法に準じて測定された、入射角60度における、前記粘着層の表面の光沢度が、5%〜50%であり、JIS Z8741:1997(ISO 2813:1994)の鏡面光沢度測定方法に準じて測定された、入射角60度における、前記基材の表面の光沢度よりも、前記粘着層の光沢度が大きく設定されている粘着ロールである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、JIS Z8741:1997(ISO 2813:1994)の鏡面光沢度測定方法に準じて測定された、入射角60度における、前記基材の表面の光沢度が、30%以下に設定されていることを特徴とする粘着ロールである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記粘着シートには、幅方向に延在され且つミシン目構造を成す切離部が形成されており、前記切離部は、前記粘着シートの幅方向に延在され且つ前記粘着シートの厚み方向に貫通された切断部と、前記粘着シートの幅方向に隣り合う前記切断部を連結する連結部と、を含んで構成されており、前記連結部の長さと前記切断部の長さとの比が、1:1〜1:3に設定されていることを特徴とする粘着ロールである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記切断部の長さが、1mm〜8mmであることを特徴とする粘着ロールである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、複数の前記粘着シートが、前記芯部材の軸方向に対して交差する方向に斜めに巻き回れて、前記芯部材の径方向に積層されており、前記粘着シートの表面側の側縁部が、前記粘着層が積層されてない非粘着領域として構成されていることを特徴とする粘着ロールである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記粘着層の厚みが、0.005mm〜1.0mmであることを特徴とする粘着ロールである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、除去対象物が粘着シートに付着したことを容易に確認することができる。
(A)は、第1の実施の形態に係る粘着ロールを示す径方向外側から見た側面図であり、(B)は、(A)の粘着ロールを軸方向一方側から見た正面図である。 (A)は、図1(A)に示される粘着シートを展開した状態を示す展開図であり、(B)は、(A)の粘着シートの長手方向中間部の断面図(図2(A)の2B−2B線拡大断面図)である。 図1(A)に示される粘着ロールをクリーナ本体に装着した状態を示す側面図である。 図3に示される粘着シートを剥離起点部から剥離させた状態を説明するための説明図である。 第2の実施の形態に係る粘着ロールをクリーナ本体に装着させ、粘着シートの一部を引き出した状態を示す側面図である。
(第1の実施の形態)
以下、図1〜図4を用いて、第1の実施の形態に係る粘着ロール10について説明する。図1(A)及び(B)に示されるように、粘着ロール10は、全体として略円筒状に形成されている。この粘着ロール10は、粘着ロール10の径方向内側部分を構成する円筒状の芯部材20と、芯部材20の径方向外側に巻き回されて芯部材20の径方向に積層された複数の粘着シート30と、を含んで構成されている。
図2(A)及び(B)にも示されるように、粘着シート30は、展開した状態において、平行四辺形を成すシート状に形成されている。具体的には、粘着シート30は、芯部材20の径方向から見て軸線ALに対して交差する交差方向(図2の矢印A1及び矢印A2方向)に延在する平行四辺形に形成されている。より詳しくは、粘着シート30は、芯部材20の径方向から見て芯部材20の軸線ALに対して直交する方向に延在された一対の端辺30A1,30A2と、芯部材20の軸線ALに対して交差する交差方向に延在する一対の側辺30B1,30B2と、を有している。
粘着シート30は、粘着シート30の裏面側の部分を構成する基材32と、粘着シート30の表面側の部分を構成する粘着層34(図1及び図2において、灰色で塗り潰された部分)と、を含んで構成されており、基材32及び粘着層34が粘着シート30の厚み方向に積層されている。
基材32は、両面ともに、黒色の紙材によって構成された支持体32Aを有している。また、支持体32Aの裏面には、剥離処理が施されている。具体的には、支持体32Aの裏面に、シリコーン系等の剥離剤が塗布されており、支持体32Aの裏面側に剥離層(剥離面)32Bが形成されている。
粘着層34は、アクリル系等の粘着剤を基材32の表面側に塗布することで、基材32の表面側に形成されている。そして、本実施の形態では、粘着層34の厚みが0.005mm〜1.0mmの範囲で設定されている。粘着層34が塗布される黒色紙材の支持体32Aの表面は粗さを有している。また、粘着シート30では、粘着層34が、基材32における一対の側辺30B1,30B2の縁部を除いて、基材32の表面に形成されている。つまり、粘着シート30は、粘着シート30(基材32)における一対の側辺30B1,30B2の縁部において、粘着層34が形成されていない一対の非粘着領域30Cを有しており、一対の非粘着領域30Cが、側辺30B1,30B2の長手方向に沿ってそれぞれ延在されている。さらに、一対の非粘着領域30Cの幅寸法は、異なる寸法に設定されている。具体的には、側辺30B1の縁部に形成された非粘着領域30Cの幅寸法が、側辺30B2の縁部に形成された幅寸法よりも大きく設定されている。
なお、粘着層34の厚みは0.005mm〜1.0mmの範囲で設定されるが、0.01mm〜0.5mm、好ましくは0.01mm〜0.09mm、より好ましくは0.005mm〜0.09mm、の範囲で設定されるのが好ましい。また、厚みの下限値として、0.005mm以上、好ましくは0.008mm以上であり、より好ましくは0.01mm以上が好ましい。厚みの上限値として、0.5mm以下、好ましくは0.1mm以下、より好ましくは0.09mm以下が好ましい。
そして、粘着層34が芯部材20の径方向外側に配置されるように、複数の粘着シート30が、芯部材20に巻き回されている。具体的には、複数の粘着シート30が、芯部材20の軸線ALに対して交差する交差方向に沿って斜めに巻き回されて、芯部材20の径方向に積層されている。また、粘着シート30の芯部材20への巻き回し状態では、芯部材20の軸方向に隣り合う粘着シート30の側辺30B1と側辺30B2との間に隙間Gが形成されるように、粘着シート30が巻き回されている。
さらに、粘着シート30の芯部材20への巻き回し状態では、芯部材20の径方向(粘着シート30の積層方向)において隣接する粘着シート30が、芯部材20の周方向にずれて配置されるようになっている。具体的には、径方向内側に配置された粘着シート30の粘着層34が、径方向外側に配置された粘着シート30における隙間Gから露出するように、芯部材20の径方向に隣接する粘着シート30が、芯部材20の周方向にずれて配置されている。
また、粘着シート30では、JIS Z8741:1997(ISO 2813:1994)の鏡面光沢度測定方法に準じて測定された、入射角60度における、粘着層34の表面の光沢度が、5%〜80%に設定されている。粘着層34の表面の光沢度が、好ましくは8%〜30%、より好ましくは8%〜25%、更により好ましくは10%〜20%に設定されている。粘着層34の表面の光沢度の下限値として、好ましくは5%以上、より好ましくは8%以上、更により好ましくは10%以上が挙げられる。また、粘着層34の表面の光沢度の上限値として、好ましくは50%以下、さらに好ましくは30%以下、より好ましくは25%以下、更により好ましくは20%以下に設定されている。そして、本実施の形態では、粘着層34の表面の光沢度が、10%〜15%に設定されている。
さらに、粘着シート30では、JIS Z8741:1997(ISO 2813:1994)の鏡面光沢度測定方法に準じて測定された、入射角60度における、粘着層34の表面の光沢度が、基材32の表面の光沢度よりも高くなるように構成されている。
具体的には、粘着シート30では、JIS Z8741:1997(ISO 2813:1994)の鏡面光沢度測定方法に準じて測定された、入射角60度における、基材32の表面の光沢度が、30%以下(2%〜30%、又は2%〜20%、又は2%〜10%、2%〜5%、あるいは光沢なし)に設定されている。そして、本実施の形態では、基材32の表面の光沢度が、3.5%〜5%に設定されている。すなわち、粘着層34の表面の光沢度に応じて、基材32の表面の光沢度が設定されている。
粘着シート30では、JIS B0601:1997(KEYENCE VK−X Series)に準じて測定される、基材32の表面の算術平均粗さRaが、0.5μm〜5.0μmの範囲であり、好ましくは1.3μm〜3.5μm、より好ましくは1.8μm〜3.0μmが挙げられる。
粘着シート30では、JIS P8147:2010(試験片サイズ:90mm×60mm、垂直力:9.9N、定速伸長形引張試験機 引張速度:10mm/min)に準じて測定される、基材32の表面の動摩擦係数が、0.10〜1.0の範囲であり、好ましくは動摩擦係数0.10〜0.80、より好ましくは0.10〜0.50、更により好ましくは0.10〜0.25が挙げられる。
なお、基材32の黒色とは、マンセル表色系における次の色相「R(赤)、BG(青緑)、YR(黄赤)、B(青)、Y(黄)、PB(青紫)、GY(黄緑)、P(紫)、G(緑)、RP(赤紫)」のすべてにおいて、マンセル彩度が1.0〜11.0にある色で、なお且つ、マンセル明度が1.0〜6.0にある色である。例えば、マンセル明度は1.0〜4.0が好ましく、1.0〜3.0がより好ましく、1.0〜2.0がより更に好ましく、1.0〜1.5が特に好ましい。
(作用効果)
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
上記のように構成された粘着ロール10を用いて、カーペット等の清掃対象物を清掃するときには、図3に示されるように、粘着ロール10をクリーナ本体40に装着して、清掃対象物に対して清掃を行うようになっている。このクリーナ本体40は、略長尺棒状の支持棒42を有しており、支持棒42の基端部に、清掃者が把持するためのハンドル部44が設けられている。また、支持棒42の先端側の部分は、支持棒42の基端側に対して略直角に且つ略U字形状に屈曲されている。さらに、支持棒42の先端側の部分には、略円柱状を成す回転体46が回転可能に設けられている。
そして、粘着ロール10の芯部材20内に回転体46を嵌入させて、粘着ロール10が、クリーナ本体40に回転可能に装着されている。粘着ロール10のクリーナ本体40への装着状態において、粘着ロール10の外周部(すなわち、最外周の粘着シート30)をカーペット等の清掃対象物に当接させつつ、粘着ロール10を清掃対象物に対して相対回転させる(図3の矢印参照)。これにより、清掃対象物上の除去対象物が粘着シート30の粘着層34に付着するため、清掃対象物上の除去対象物を清掃対象物から除去することができる。
ここで、本実施の形態の粘着ロール10では、粘着シート30の基材32が、黒色の紙材の支持体32Aによって構成されている。このため、粘着ロール10を用いて清掃対象物を清掃したときには、比較的細かく且つ白っぽい除去対象物(例えば、花粉、ダニ、動物の毛、人の皮膚カス等のアレルゲン物質)が粘着シート30に付着していることを容易に確認することができる。したがって、除去対象物が粘着シート30に付着したことを確認しながら、清掃対象物を清掃することができる。
また、基材32は、黒色の紙材の支持体32Aを主として構成されているため、粘着シート30の全体を黒色に構成することができる。換言すると、粘着シート30の表面及び上面を黒色として構成することができる。このため、粘着シート30の黒色度を高くすることができる。したがって、細かく白っぽいアレルゲン物質などの除去対象物が粘着シート30に付着したことを効果的に確認することができる。
また、粘着シート30では、JIS Z8741:1997(ISO 2813:1994)の鏡面光沢度測定方法に準じて測定された、入射角60度における、粘着層34の表面の光沢度が、5%〜50%の範囲(本実施の形態では、10%〜15%)にある光沢度に設定されている。このため、粘着層34の表面を、適度な光沢を有する光沢面として構成することができる。これにより、細かく白っぽいアレルゲン物質などの除去対象物が粘着シート30に付着したときには、当該除去対象物が粘着層34に対して浮き上がるように視認される。したがって、除去対象物が粘着シート30に付着したことを一層容易に確認することができる。
また、粘着シート30では、JIS Z8741:1997(ISO 2813:1994)の鏡面光沢度測定方法に準じて測定された入射角60度における基材32の表面の光沢度は、3.5%〜5%に設定されており、粘着層34の表面の光沢度が、10%〜15%に設定されており、粘着層34の表面の光沢度が、基材32の表面の光沢度より高く設定されている。さらに、JIS B0601:1997に準じて測定された基材32の表面の算術平均粗さRaが、2.30〜2.95μmに設定され、JIS P8147:2010に準じて測定された基材32の動摩擦係数が、0.10〜0.25に設定されている。そして、粘着シート30が、芯部材20の軸線ALに対して交差する交差方向に斜めに巻き回されており、粘着シート30は、側辺30B1,30B2の縁部において、粘着層34が形成されていない非粘着領域30Cを有している。つまり、非粘着領域30Cにおいて、基材32が露出されるようになっている。このため、粘着シート30が巻き回された状態では、最外周の粘着シート30において、粘着層34に対して低光沢に構成された非粘着領域30Cが、螺旋状に巻き回された状態で外部に露出される。これにより、非粘着領域30Cを容易に認識することができる。より詳しくは、使用済の粘着シート30を剥離するときの起点となる剥離起点部(端辺30A1と側辺30B1との交差部位、又は端辺30A2と側辺30B2との交差部位)を容易に把握することができる。その結果、図4に示されるように、使用済の粘着シート30の剥離起点部(図4では、端辺30A1と側辺30B1との交差部位)から粘着シート30を、引き出して、粘着ロール10から剥離させることができる。したがって、粘着シート30を剥離するときの作業性を向上することができる。
また、粘着シート30では、粘着層34の厚みが、0.005mm〜1.0mmにある厚みで設定されている。このため、粘着シート30が芯部材20に巻き回された状態において、基材32(支持体32A)の黒色を良好に視認することができる。
(第2の実施の形態)
以下、図5を用いて、第2の実施の形態に係る粘着ロール100について説明する。粘着ロール100は、以下に示す点を除いて、第1の実施の形態の粘着ロール10と同様に構成されている。なお、図5では、粘着ロール10と同様に構成された部分には、同一の符号を付している。
すなわち、粘着ロール100では、粘着シート30が、略長尺帯状に形成された、単一のシート材によって構成されている。そして、粘着層34が芯部材20の径方向外側に配置されるように、粘着ロール100が、芯部材20の周方向にロール状に巻き回されて、芯部材20の径方向に積層されている。
また、粘着シート30には、粘着シート30の幅方向に延在された複数の切離部36(図5では、1箇所の切離部36のみを図示している)が形成されており、複数の切離部36は、粘着シート30の長手方向に所定の間隔を空けて配置されている。この切離部36は、使用済の粘着シート30を粘着ロール100から切離すためのミシン目構造を成している。具体的には、切離部36は、粘着シート30の幅方向に延在され且つ粘着シート30の厚み方向に貫通された複数の破断部36Aと、粘着シート30の幅方向に隣り合う破断部36Aを連結する複数の連結部36Bと、を含んで構成されている。さらに、連結部36Bの長さ(粘着シート30の幅方向に隣り合う破断部36Aの間隔)をL1とし、破断部36Aの長さをL2とすると、L1:L2=1:1〜1:3に設定されている。つまり、破断部36Aの長さをL2が連結部36Bの長さL1以上に設定されている。
また、第2の実施の形態では、粘着シート30において、非粘着領域30Cが省略されており、粘着層34が、基材32の表面全体に形成されている。
そして、粘着ロール100を用いて、清掃対象物を清掃するときには、第1の実施の形態と同様に、粘着ロール100を、クリーナ本体40の回転体46に装着して、カーペット等の清掃対象物に対して清掃を行う。また、粘着ロール100では、第1の実施の形態と同様に、粘着シート30の基材32が、黒色の紙材の支持体32Aによって構成されている。このため、粘着ロール10を用いて清掃対象物を清掃したときには、比較的細かく且つ白っぽい除去対象物(例えば、花粉、ダニ、動物の毛、人の皮膚カス等のアレルゲン物質)が粘着シート30に付着していることを容易に確認することができる。したがって、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、除去対象物が粘着シート30に付着したことを容易に確認することができる。
また、第2の実施の形態の粘着ロール100では、粘着シート30の幅方向に延在された複数の切離部36が粘着シート30に形成されており、切離部36が、ミシン目構造を成している。そして、切離部36における破断部36Aの長さL2が、連結部36Bの長さL1以上に設定されている。具体的には、L1:L2=1:1〜1:3に設定されている。これにより、使用済の粘着シート30を粘着ロール100から切離すときに、粘着シート30を粘着ロール100から引き出して、切離部36の部位にせん断方向の力を付与することで、切離部36の連結部36Bを容易に破断することができる。これにより、使用済の粘着シート30を粘着ロール100から容易に切離すことができる。
また、粘着シート30では、JIS Z8741:1997(ISO 2813:1994)の鏡面光沢度測定方法に準じて測定された、入射角60度における、基材32の表面の光沢度が、3.5%〜5%で、粘着層34の表面の光沢度が、10%〜15%に設定されており、粘着層34の表面の光沢度が、基材32の表面の光沢度より高く設定されている。これにより、ミシン目によって使用済の粘着シート30を粘着ロールから切離した後、粘着シートのミシン目付近の切離されたラインとその断面がより浮き上がって見えるため、次に粘着シートを切り離すための剥離ポイントを容易に認識することができる。
10 粘着ロール
20 芯部材
30 粘着シート
30C 非粘着領域
32 基材
32A 支持体
32B 剥離層(剥離面)
34 粘着層
36 切離部
36A 破断部
36B 連結部
100 粘着ロール
AL 芯部材の軸線
L1 連結部の長さ
L2 破断部の長さ

Claims (6)

  1. 円筒の芯部材と、
    表面側を前記芯部材の径方向外側にして前記芯部材に巻き回された粘着シートと、
    を備え、
    前記粘着シートは、
    前記粘着シートにおける裏面側の部分を構成する黒色の基材と、
    前記粘着シートにおける表面側の部分を構成する粘着層と、
    を含んで構成され、
    JIS Z8741:1997(ISO 2813:1994)の鏡面光沢度測定方法に準じて測定された、入射角60度における、前記粘着層の表面の光沢度が、5%〜50%であり、
    JIS Z8741:1997(ISO 2813:1994)の鏡面光沢度測定方法に準じて測定された、入射角60度における、前記基材の表面の光沢度よりも、前記粘着層の光沢度が大きく設定されている粘着ロール。
  2. JIS Z8741:1997(ISO 2813:1994)の鏡面光沢度測定方法に準じて測定された、入射角60度における、前記基材の表面の光沢度が、30%以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の粘着ロール。
  3. 前記粘着シートには、幅方向に延在され且つミシン目構造を成す切離部が形成されており、
    前記切離部は、
    前記粘着シートの幅方向に延在され且つ前記粘着シートの厚み方向に貫通された切断部と、
    前記粘着シートの幅方向に隣り合う前記切断部を連結する連結部と、
    を含んで構成されており、
    前記連結部の長さと前記切断部の長さとの比が、1:1〜1:3に設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粘着ロール。
  4. 前記切断部の長さが、1mm〜8mmであることを特徴とする請求項3に記載の粘着ロール。
  5. 複数の前記粘着シートが、前記芯部材の軸方向に対して交差する方向に斜めに巻き回れて、前記芯部材の径方向に積層されており、
    前記粘着シートの表面側の側縁部が、前記粘着層が積層されてない非粘着領域として構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粘着ロール。
  6. 前記粘着層の厚みが、0.005mm〜1.0mmであることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の粘着ロール。
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