JP2020034770A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明に係る画像形成装置の一実施形態(以下、本実施形態を「実施形態1」という。)について説明する。
図1は、本実施形態1における画像形成装置のハードウェア構成図である。
本実施形態1の画像形成装置1は、図1に示すように、補正手段として機能するCPU(Central Processing Unit)10と、ROM(Read Only Memory)20と、RAM(Random Access Memory)30と、HDD(Hard Disc Drive)40と、外部通信I/F50と、操作パネル60と、検出手段としての画像濃度センサ70と、画像形成部としてのプリンタエンジン100とを有する。また、これらを相互接続するシステムバス80を有している。
プリンタエンジン100は、画像形成装置1の筐体90の内部に設けられ、露光部101と、作像部102と、転写部103と、定着装置104とを有する。筐体90の上部には、操作パネル60が設けられている。
露光部101は、作像部102の感光体120y〜120cを露光し、各感光体上に画像データに応じた潜像を書き込むための書き込み光を出射する。つまり、画像データの画像パターンに応じた書き込み位置と、画像濃度に応じた書き込み光量で、選択的に光ビームを出射する。書き込み光は、レーザー光源やLED(Light Emittig Diode)光源からの光などを用いればよいが、以下は一例として、LD(Laser Diode)を有するレーザー光源を用いた場合を説明する。
前記光ビームは、イエロー(Y)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の画像に対応した数が発生されていて、それぞれ走査レンズ111a,111bを通過した後、反射ミラー112y〜112cで反射される。例えば、イエローの光ビームYは、走査レンズ111aを透過して反射ミラー112yで反射されて、WTLレンズ113yへ入射される。ブラック、マゼンタ、シアンの各色の光ビームK,M,Cについても同じなのでそれらの説明は省略する。
なお、図2において、画像濃度センサ70は、定着装置104の用紙搬送方向下流側に配置されているが、例えば搬送ローラ131aの近傍に設置すれば、中間転写ベルト130上に形成された画像の画像濃度を検出することもできる。
露光部101は、光源ユニットであるLDユニット116−1,116−2を有している。LDユニット116−1,116−2は、それぞれレーザー素子を有しており、各レーザー素子は、画像データに応じた書き込み位置に、画像データに応じた書き込み光量で選択的に光ビームを出射するように駆動される。
図4は、画像濃度センサ70の斜視図である。
画像濃度センサ70は、主走査方向に長い形状をしている。内部に主走査方向に長い形状をした画像素子を有し、ラインセンサと呼ばれることもある。画像濃度センサ70の主走査方向の検知幅は、図4中、主走査方向に点線で示される幅である。この検知幅は、用紙P’の主走査方向の幅よりも広いため、主走査方向に点線で示される幅を通過するように用紙P’を搬送させると、用紙P’上の主走査方向全域にわたり、画像濃度を検出することが可能である。
図5に示すように、画像素子71は、主走査方向に延びた形状をしており、受光素子72−0〜72−n(以降、互いに区別しなくてよい場合は受光素子72と記載する。)が主走査方向に並べて配置されている。受光素子72の並んだ範囲が、上述の画像濃度センサ70の主走査方向の検知幅となる。
図6に示すように、画像濃度センサ70の内部には、上述の画像素子71のほか、光源73と、レンズアレイ74と、出力回路75とが設けられている。図中点線は、光源73から出射された光を表している。
入力受付部150は、操作パネル60によって実現され、ユーザに対して操作に必要な情報を表示し、ユーザによる各種入力を受け付ける機能を実現する。また、入力受付部150は、外部通信I/F50の処理によっても実現され、外部機器からLANやインターネット経由で入力されるユーザによる印刷指示や設定変更を受け付ける機能を実現する。
画像形成装置1の制御部180は、画像濃度偏差補正命令を受けると、まず画像濃度偏差補正用パターン(補正用画像)を出力(画像形成)する(S1)。この画像濃度偏差補正用パターンは、画像濃度センサ70によって検出され(S2)、当該画像濃度偏差補正用パターンの主走査方向各領域における検出画像濃度のデータが、制御部180に取得される。そして、制御部180は、取得された主走査方向各領域について、所定の置換実行条件を満たすか否かを判断する(S3)。
なお、図9中のR、C、Fは、画像形成装置1の主走査方向の奥行き方向の位置を示している。つまり、Rは主走査方向に装置の奥側、Cが中央部を示し、Fは前面側を示している。装置の前面側は、例えばユーザが操作パネル60などを操作する側である。
図10は、画像濃度偏差補正用パターンを主走査方向に沿って32個の領域に分割したときの各領域の位置を示す番号を横軸にとり、各領域の画像濃度を縦軸にとったものである。本実施形態1において、領域番号1は装置最前部に位置する領域であり、領域番号32は装置最後部に位置する領域である。以下、このグラフに示されるような画像濃度のデータを画像濃度プロファイルと呼ぶ。
次に、本実施形態における濃度演算処理の一例(以下「濃度演算処理例1」という。)について説明する。
図11は、図10中実線で示した画像濃度センサ70の検出画像濃度の画像濃度プロファイルを、本濃度演算処理例1の濃度演算処理によって置換した画像濃度プロファイルを示すグラフである。
本濃度演算処理例1では、主走査方向各領域について、少なくとも当該領域の検出画像濃度と当該領域に隣接する隣接領域の検出画像濃度とを含む2以上の検出画像濃度の移動平均値を演算する。ここでは、各領域の検出画像濃度を、注目領域とその前後2領域を含む全5領域分の画像濃度の(算術)平均値で置換する5点移動平均を採用した。ただし、効果が得られるものであれば、移動平均の点数(平均化する領域数)はこれより多いものを採用してもよいし、少ないものを採用してもよい。
次に、本実施形態における濃度演算処理の他の例(以下「濃度演算処理例2」という。)について説明する。
図12は、図10中実線で示した画像濃度センサ70の検出画像濃度の画像濃度プロファイルを、本濃度演算処理例2の濃度演算処理によって置換した画像濃度プロファイルを示すグラフである。
本濃度演算処理例2では、主走査方向各領域について、少なくとも当該領域の検出画像濃度と当該領域に隣接する隣接領域の検出画像濃度とを含む2以上の検出画像濃度の中央値を演算する。ここでは、各領域の検出画像濃度を、注目領域とその前後2領域を含む全5領域分の画像濃度の中央値で置換する5点中央値を採用した。ただし、効果が得られるものであれば、中央値を求める際の点数(領域数)はこれより多いものを採用してもよいし、少ないものを採用してもよい。
次に、本実施形態における濃度演算処理の更に他の例(以下「濃度演算処理例3」という。)について説明する。
図13は、図10中実線で示した画像濃度センサ70の検出画像濃度の画像濃度プロファイルを、本濃度演算処理例3の濃度演算処理によって置換した画像濃度プロファイルを示すグラフである。
本濃度演算処理例3では、主走査方向各領域の検出画像濃度を所定次数の多項式近似式によって近似する。ここでは、各領域の検出画像濃度を、5次多項式によって近似した近似値(演算画像濃度)に置き換える処理を行った。ただし、効果が得られるものであれば、近似多項式の次数はこれより高いものを採用してもよいし、低いものを採用してもよい。
次に、本実施形態における濃度演算処理の更に他の例(以下「濃度演算処理例4」という。)について説明する。
図14は、図10中実線で示した画像濃度センサ70の検出画像濃度の画像濃度プロファイルを、本濃度演算処理例4の濃度演算処理によって置換した画像濃度プロファイルを示すグラフである。
本濃度演算処理例4では、主走査方向各領域の検出画像濃度の中の高周波成分を除去する。具体的には、全領域の検出画像濃度をフーリエ変換した後、所定周波数(例えば5[Hz])以上の高周波成分を除去し、その後、逆フーリエ変換を施すことにより、図14中実線で示す置換後の画像濃度プロファイルを得る。なお、除去する高周波成分の周波数が適宜設定することができる。
次に、本発明に係る画像形成装置の他の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態2」という。)について説明する。
上述した実施形態1の演算処理は、作像条件補正量を算出する前の画像濃度を所定の演算結果で置き換える濃度演算処理であったが、本実施形態2の演算処理は、検出画像濃度から算出される作像条件補正量を所定の演算結果に置き換える補正量演算処理である。以下の説明では、上述した実施形態1と同様の点については省略し、異なる点を中心に説明する。
画像形成装置1の制御部180は、画像濃度偏差補正命令を受けると、まず画像濃度偏差補正用パターン(補正用画像)を出力(画像形成)する(S11)。この画像濃度偏差補正用パターンは、画像濃度センサ70によって検出され(S12)、当該画像濃度偏差補正用パターンの主走査方向各領域における検出画像濃度のデータが、制御部180に取得される。そして、本実施形態2においては、制御部180は、ステップS12で検出された各領域の検出画像濃度をそのまま用いて、作像条件(画像形成条件)の補正量を算出する(S13)。
図16は、画像濃度偏差補正用パターンを主走査方向に沿って32個の領域に分割したときの各領域の位置を示す番号を横軸にとり、各領域の作像条件補正量を縦軸にとったものである。以下、このグラフに示されるような作像条件補正量のデータを作像条件補正量プロファイルと呼ぶ。
次に、本実施形態における補正量演算処理の一例(以下「補正量演算処理例1」という。)について説明する。
図17は、図16中実線で示した画像濃度センサ70の検出画像濃度から算出される作像条件補正量プロファイルを、本補正量演算処理例1の補正量演算処理によって置換した作像条件補正量プロファイルを示すグラフである。
本補正量演算処理例1では、主走査方向各領域について、少なくとも当該領域の算出補正量と当該領域に隣接する隣接領域の算出補正量とを含む2以上の算出補正量の移動平均値を演算する。ここでは、各領域の算出補正量を、注目領域とその前後2領域を含む全5領域分の算出補正量の(算術)平均値で置換する5点移動平均を採用した。ただし、効果が得られるものであれば、移動平均の点数(平均化する領域数)はこれより多いものを採用してもよいし、少ないものを採用してもよい。
次に、本実施形態における補正量演算処理の他の例(以下「補正量演算処理例2」という。)について説明する。
図18は、図16中実線で示した画像濃度センサ70の検出画像濃度から算出される作像条件補正量プロファイルを、本補正量演算処理例2の補正量演算処理によって置換した作像条件補正量プロファイルを示すグラフである。
本補正量演算処理例2では、主走査方向各領域について、少なくとも当該領域の算出補正量と当該領域に隣接する隣接領域の算出補正量とを含む2以上の算出補正量の中央値を演算する。ここでは、各領域の算出補正量を、注目領域とその前後2領域を含む全5領域分の算出補正量の中央値で置換する5点中央値を採用した。ただし、効果が得られるものであれば、中央値を求める際の点数(領域数)はこれより多いものを採用してもよいし、少ないものを採用してもよい。
次に、本実施形態における補正量演算処理の更に他の例(以下「補正量演算処理例3」という。)について説明する。
図19は、図16中実線で示した画像濃度センサ70の検出画像濃度から算出される作像条件補正量プロファイルを、本補正量演算処理例3の補正量演算処理によって置換した作像条件補正量プロファイルを示すグラフである。
本補正量演算処理例3では、主走査方向各領域の検出画像濃度から算出される作像条件補正量(算出補正量)を、所定次数の多項式近似式によって近似する。ここでは、各領域の算出補正量を、5次多項式によって近似した近似値(演算補正量)に置き換える処理をおこなった。ただし、効果が得られるものであれば、近似多項式の次数はこれより高いものを採用してもよいし、低いものを採用してもよい。
次に、本実施形態における補正量演算処理の更に他の例(以下「補正量演算処理例4」という。)について説明する。
図20は、図16中実線で示した画像濃度センサ70の検出画像濃度から算出される作像条件補正量プロファイルを、本補正量演算処理例4の補正量演算処理によって置換した作像条件補正量プロファイルを示すグラフである。
本補正量演算処理例4では、主走査方向各領域の検出画像濃度から算出される作像条件補正量(算出補正量)の中の高周波成分を除去する。具体的には、全領域の算出補正量をフーリエ変換した後、所定周波数(例えば5[Hz])以上の高周波成分を除去し、その後、逆フーリエ変換を施すことにより、図20中実線で示す置換後の作像条件補正量プロファイルを得る。なお、除去する高周波成分の周波数が適宜設定することができる。
(態様A)
画像形成部(例えばプリンタエンジン100)と、前記画像形成部によって形成した補正用画像(例えば画像濃度偏差補正用パターン)における複数領域(例えば領域番号1〜32の領域)の画像濃度を検出する検出手段(例えば画像濃度センサ70)と、前記検出手段によって検出された前記複数領域の検出画像濃度に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件(例えばLDパワー)を補正する補正手段(例えば制御部180)とを備えた画像形成装置1であって、前記補正手段は、前記複数領域のうちの一部又は全部の領域について、少なくとも当該領域の検出画像濃度と当該領域に隣接する隣接領域の検出画像濃度とを用いて演算画像濃度を演算する濃度演算処理を実行し、前記一部又は全部の領域については、前記検出画像濃度として該演算画像濃度を用いて前記画像形成条件を補正することを特徴とする。
一般に、複数領域の画像濃度を検出する検出手段においては、各領域間における検出精度にバラツキがあり、各領域の画像濃度が全く同じであっても、各領域で検出される検出画像濃度に違いが出る。そのため、このような検出精度のバラツキをもつ検出手段では、本来は生じていない領域に画像濃度偏差が生じていると誤検出してしまう。その結果、検出手段の検出画像濃度をそのまま用いて補正量を算出すると、本来は存在しないスジ状の異常画像が発生してしまう。
本態様によれば、複数領域のうちの一部又は全部の領域については、少なくとも当該領域の検出画像濃度と当該領域に隣接する隣接領域の検出画像濃度とを用いて演算される演算画像濃度を、前記検出画像濃度として使用する。これにより、各領域の画像濃度偏差を平滑化することが可能となり、検出手段によって誤検出される本来は生じていない急峻な画像濃度偏差を低減することが可能となる。よって、この濃度演算処理後の画像濃度を用いて画像形成条件を補正することにより、各領域間の検出精度にバラツキがある検出手段であっても、本来は存在しない画像濃度偏差が生じさせるような画像形成条件の補正がなされる事態を回避することができる。
前記態様Aにおいて、前記濃度演算処理は、少なくとも当該領域の検出画像濃度と当該領域に隣接する隣接領域の検出画像濃度とを含む2以上の検出画像濃度の移動平均値を演算する処理を含むことを特徴とする。
これによれば、各領域間の画像濃度偏差を平滑化することができ、検出手段によって誤検出される本来は生じていない急峻な画像濃度偏差を低減することができる。
前記態様A又はBにおいて、前記濃度演算処理は、少なくとも当該領域の検出画像濃度と当該領域に隣接する隣接領域の検出画像濃度とを含む2以上の検出画像濃度の中央値を演算する処理を含むことを特徴とする。
これによれば、各領域間の画像濃度偏差を平滑化することができ、検出手段によって誤検出される本来は生じていない急峻な画像濃度偏差を低減することができる。
前記態様A〜Cのいずれかの態様において、前記濃度演算処理は、前記複数領域のうちの一部又は全部の領域の検出画像濃度を所定次数の多項式近似式によって近似する処理を含むことを特徴とする。
これによれば、各領域間の画像濃度偏差を平滑化することができ、検出手段によって誤検出される本来は生じていない急峻な画像濃度偏差を低減することができる。
前記態様A〜Dのいずれかの態様において、前記濃度演算処理は、前記複数領域のうちの一部又は全部の領域の検出画像濃度の中の高周波成分を除去する処理を含むことを特徴とする。
これによれば、各領域間の画像濃度偏差を平滑化することができ、検出手段によって誤検出される本来は生じていない急峻な画像濃度偏差を低減することができる。
前記態様A〜Eのいずれかの態様において、前記補正手段は、前記濃度演算処理後の前記複数領域の画像濃度から算出される該複数領域の算出補正量に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件を補正するものであり、前記補正手段は、前記複数領域のうちの一部又は全部の領域について、少なくとも当該領域の算出補正量と当該領域に隣接する隣接領域の算出補正量とを用いて演算補正量を演算する補正量演算処理を実行し、前記一部又は全部の領域については、前記算出補正量として該演算補正量を用いて前記画像形成条件を補正することを特徴とする。
これによれば、濃度演算処理によって平滑化された後の画像濃度に対し、さらに、その画像濃度から算出される算出補正量の偏差を平滑化することが可能となる。よって、検出手段によって誤検出される本来は生じていない急峻な画像濃度偏差を補正するための急峻な算出補正量偏差を更に低減することが可能となる。したがって、この置換後の補正量を用いて画像形成条件を補正することにより、各領域間の検出精度にバラツキがある検出手段であっても、本来は存在しない画像濃度偏差が生じさせるような画像形成条件の補正がなされる事態をより有効に回避することができる。
画像形成部(例えばプリンタエンジン100)と、前記画像形成部によって形成した補正用画像(例えば画像濃度偏差補正用パターン)における複数領域(例えば領域番号1〜32の領域)の画像濃度を検出する検出手段(例えば画像濃度センサ70)と、前記検出手段によって検出された前記複数領域の検出画像濃度から算出される該複数領域の算出補正量に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件(例えばLDパワー)を補正する補正手段(例えば制御部180)とを備えた画像形成装置1であって、前記補正手段は、前記複数領域のうちの一部又は全部の領域について、少なくとも当該領域の算出補正量と当該領域に隣接する隣接領域の算出補正量とを用いて演算補正量を演算する補正量演算処理を実行し、前記一部又は全部の領域については、前記算出補正量として該演算補正量を用いて前記画像形成条件を補正することを特徴とする。
一般に、複数領域の画像濃度を検出する検出手段においては、各領域間における検出精度にバラツキがあり、各領域の画像濃度が全く同じであっても、各領域で検出される検出画像濃度に違いが出る。そのため、このような検出精度のバラツキをもつ検出手段では、本来は生じていない領域に画像濃度偏差が生じていると誤検出してしまう。その結果、検出手段の検出画像濃度から算出される算出補正量をそのまま用いて画像形成条件を補正すると、本来は存在しないスジ状の異常画像が発生してしまう。
本態様によれば、複数領域のうちの一部又は全部の領域については、少なくとも当該領域の算出補正量と当該領域に隣接する隣接領域の算出補正量とを用いて演算される演算補正量を、前記算出補正量として使用する。これにより、各領域の算出補正量偏差を平滑化することが可能となり、検出手段によって誤検出される本来は生じていない急峻な画像濃度偏差を補正するための急峻な算出補正量偏差を低減することが可能となる。よって、この補正量演算処理後の補正量を用いて画像形成条件を補正することにより、各領域間の検出精度にバラツキがある検出手段であっても、本来は存在しない画像濃度偏差が生じさせるような画像形成条件の補正がなされる事態を回避することができる。
前記態様F又はGにおいて、前記補正量演算処理は、少なくとも当該領域の算出補正量と当該領域に隣接する隣接領域の算出補正量とを含む2以上の算出補正量の移動平均値を演算する処理を含むことを特徴とする。
これによれば、各領域間の補正量偏差を平滑化することができ、検出手段によって誤検出される本来は生じていない急峻な画像濃度偏差を低減することができる。
前記態様F〜Hのいずれかの態様において、前記補正量演算処理は、少なくとも当該領域の算出補正量と当該領域に隣接する隣接領域の算出補正量とを含む2以上の算出補正量の中央値を演算する処理を含むことを特徴とする。
これによれば、各領域間の補正量偏差を平滑化することができ、検出手段によって誤検出される本来は生じていない急峻な画像濃度偏差を低減することができる。
前記態様F〜Iのいずれかの態様において、前記補正量演算処理は、前記複数領域のうちの一部又は全部の領域の算出補正量を所定次数の多項式近似式によって近似する処理を含むことを特徴とする。
これによれば、各領域間の補正量偏差を平滑化することができ、検出手段によって誤検出される本来は生じていない急峻な画像濃度偏差を低減することができる。
前記態様F〜Jのいずれかの態様において、前記補正量演算処理は、前記複数領域のうちの一部又は全部の領域の算出補正量の中の高周波成分を除去する処理を含むことを特徴とする。
これによれば、各領域間の補正量偏差を平滑化することができ、検出手段によって誤検出される本来は生じていない急峻な画像濃度偏差を低減することができる。
60 :操作パネル
70 :画像濃度センサ
71 :画像素子
72 :受光素子
73 :光源
74 :レンズアレイ
75 :出力回路
100 :プリンタエンジン
101 :露光部
102 :作像部
103 :転写部
104 :定着装置
120 :感光体
121 :現像器
122 :帯電器
130 :中間転写ベルト
133 :二次転写ベルト
135 :レジストローラ対
139 :クリーニング部
150 :入力受付部
160 :表示制御部
170 :通信制御部
180 :制御部
181 :補正制御部
182 :補正量算出部
183 :プリンタ制御部
190 :濃度検知部
200 :書込処理部
210 :記憶部
211 :補正内容記憶部
212 :パターン記憶部
Claims (11)
- 画像形成部と、
前記画像形成部によって形成した補正用画像における複数領域の画像濃度を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された前記複数領域の検出画像濃度に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件を補正する補正手段とを備えた画像形成装置であって、
前記補正手段は、前記複数領域のうちの一部又は全部の領域について、少なくとも当該領域の検出画像濃度と当該領域に隣接する隣接領域の検出画像濃度とを用いて演算画像濃度を演算する濃度演算処理を実行し、前記一部又は全部の領域については、前記検出画像濃度として該演算画像濃度を用いて前記画像形成条件を補正することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記濃度演算処理は、少なくとも当該領域の検出画像濃度と当該領域に隣接する隣接領域の検出画像濃度とを含む2以上の検出画像濃度の移動平均値を演算する処理を含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記濃度演算処理は、少なくとも当該領域の検出画像濃度と当該領域に隣接する隣接領域の検出画像濃度とを含む2以上の検出画像濃度の中央値を演算する処理を含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記濃度演算処理は、前記複数領域のうちの一部又は全部の領域の検出画像濃度を所定次数の多項式近似式によって近似する処理を含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記濃度演算処理は、前記複数領域のうちの一部又は全部の領域の検出画像濃度の中の高周波成分を除去する処理を含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記補正手段は、前記濃度演算処理後の前記複数領域の画像濃度から算出される該複数領域の算出補正量に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件を補正するものであり、
前記補正手段は、前記複数領域のうちの一部又は全部の領域について、少なくとも当該領域の算出補正量と当該領域に隣接する隣接領域の算出補正量とを用いて演算補正量を演算する補正量演算処理を実行し、前記一部又は全部の領域については、前記算出補正量として該演算補正量を用いて前記画像形成条件を補正することを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成部と、
前記画像形成部によって形成した補正用画像における複数領域の画像濃度を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された前記複数領域の検出画像濃度から算出される該複数領域の算出補正量に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件を補正する補正手段とを備えた画像形成装置であって、
前記補正手段は、前記複数領域のうちの一部又は全部の領域について、少なくとも当該領域の算出補正量と当該領域に隣接する隣接領域の算出補正量とを用いて演算補正量を演算する補正量演算処理を実行し、前記一部又は全部の領域については、前記算出補正量として該演算補正量を用いて前記画像形成条件を補正することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6又は7に記載の画像形成装置において、
前記補正量演算処理は、少なくとも当該領域の算出補正量と当該領域に隣接する隣接領域の算出補正量とを含む2以上の算出補正量の移動平均値を演算する処理を含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記補正量演算処理は、少なくとも当該領域の算出補正量と当該領域に隣接する隣接領域の算出補正量とを含む2以上の算出補正量の中央値を演算する処理を含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記補正量演算処理は、前記複数領域のうちの一部又は全部の領域の算出補正量を所定次数の多項式近似式によって近似する処理を含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記補正量演算処理は、前記複数領域のうちの一部又は全部の領域の算出補正量の中の高周波成分を除去する処理を含むことを特徴とする画像形成装置。
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