JP2020034706A - 眼鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の顔部に的確にフィットできる自由度を有し、且つ部品点数も少なくて組み込みし易く、修理や回動及び仮固定の力の調整も容易な眼鏡を提供する。【解決手段】本発明は、フロント部Fと、該フロント部Fの両端から後方に順列に延びる第一部材1と第二部材2とを備える眼鏡であって、前記第一部材1と前記第二部材2とがストッパークッション部材3を介して段階的に回動可能となっており、前記第一部材1の端部に形成された切り欠き溝部11に、前記第二部材2の端部に形成された細厚部2Aが嵌合されて回動自在になっている眼鏡A。【選択図】図3

Description

本発明は、眼鏡に関し、更に詳しくは、使用者の顔部に的確にフィットできる自由度を有し、部品点数も少なく組み込みが容易な眼鏡に関する。
眼鏡は一般に、左右一対のレンズを有するフロント部と、該フロント部の両端から後方に延びるテンプル部と、該テンプル部に取り付けられたモダン部とを備える。
このような眼鏡は、構造的には、全体としてのコの字状の構造に形成されており、装着した場合に、フィット性という点で必ずしも満足したものにはならない。
例えば、装着した状態で運動等により顔を強く動かす場合、フィット性が甘いと耳部に掛けられたモダン部が不用意に外れたりすることがある。
このようなことから、眼鏡の一部、例えば、モダン部の一部を回動できるようにしてテンプルの顔への保持力を高めたマルチアングル式湾曲眼鏡が開発されている(特許文献1)。
しかし、この従来のマルチアングル式湾曲眼鏡は、主脚部(1)の後部にキャビティを設けて、このキャビティの中に弾性体部と滑り部とを設け、更に副脚部(1)に歯を設け、これが滑り部の歯に係合する構造となっている。
そして副脚部(1)が下方に異なる角度で回動することができるものである。
この眼鏡は、耳への保持力が確実に増すためにフィット性が良くなり外れ難い利点がある。
一方、フィット性を維持しながらリムを回動できるようにした角度調整眼鏡も開発されている(特許文献2)。
特開2018−60216号公報 米国公開特許2018−173006号公報
しかし、前述した特許文献1の眼鏡においては、移動する部材(滑り部に相当)と、この部材に復帰性を与える別の部材(弾性体部に相当)の2つの部材を使用する必要があるため、その分、部品点数が増え、結果的に、組み込み工数も増える。
また、キャビティ壁と滑り部との間の摩擦により両者に擦り減り現象が発生し、回動のガタつきの原因にもなる。
またこのような組み込み工数が増えたり、擦り減り現象が生じたりすることは、前述した特許文献2の眼鏡においても問題となる。
本発明は、上記技術的背景をもとになされたものであり、使用者の顔部に的確にフィットできる自由度を有し、且つ部品点数も少なくて組み込みし易く、修理や回動及び仮固定の力の調整も容易な眼鏡を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、滑り部と弾性体部を一体化することで、組み付けが容易となり、修理や回動及び仮固定の力の調整も容易となることを見出し、この知見により、本発明の眼鏡を完成させるに至った。
本発明は、(1)フロント部Fと、該フロント部Fの両端から後方に順列に延びる第一部材1と第二部材2とを備える眼鏡であって、前記第一部材1と前記第二部材2とがストッパークッション部材3を介して段階的に回動可能となっている眼鏡Aに存する。
また、本発明は、(2)前記第一部材1の端部に形成された切り欠き溝部11に、前記第二部材2の端部に形成された細厚部2Aが嵌合されて回動自在になっており、又は、前記第二部材2の端部に形成された切り欠き溝部11に、前記第一部材1の端部に形成された細厚部2Aが嵌合されて回動自在になっており、前記ストッパークッション部材3は切り欠き溝部11に設けられており、細厚部2Aには複数の凹部21が設けられ、ストッパークッション部材3には凸部31が設けられ、細厚部2Aの複数の凹部21にストッパークッション部材3の凸部31が係止されることにより第一部材1と第二部材2とが段階的に仮固定して停止するようになっている上記(1)記載の眼鏡Aに存する。
また、本発明は、(3)前記ストッパークッション部材3は、前記切り欠き溝部11から取り外し自在になっている上記(2)記載の眼鏡Aに存する。
また、本発明は、(4)前記ストッパークッション部材3は、中空に形成されている上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の眼鏡Aに存する。
また、本発明は、(5)前記ストッパークッション部材3は、環状体である上記(4)記載の眼鏡Aに存する。
また、本発明は、(6)前記第二部材2を回動し、前記第二部材2の後部を頬骨弓B1の上端部と略平行にした状態で、前記第二部材2の後部が頬骨弓B1の上端部に当接し支持されるようになっている上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の眼鏡Aに存する。
また、本発明は、(7)前記第一部材1及び前記第二部材2は各々、ヨロイ部又はテンプル部又はモダン部のいずれかである上記(1)〜(6)のいずれか1つに記載の眼鏡Aに存する。
1)フロント部Fと、該フロント部Fの両端から後方に順列に延びる第一部材1と第二部材2とを備える眼鏡であって、前記第一部材1と前記第二部材2とがストッパークッション部材3を介して段階的に回動可能となっているので、使用者の顔部に的確にフィットできる自由度があり、且つ部品点数も少なくて組み込みがし易い。
2)前記第一部材1の端部に形成された切り欠き溝部11に、前記第二部材2の端部に形成された細厚部2Aが嵌合されて回動自在になっており、又は、前記第二部材2の端部に形成された切り欠き溝部11に、前記第一部材1の端部に形成された細厚部2Aが嵌合されて回動自在になっており、前記ストッパークッション部材3は切り欠き溝部11に設けられており、細厚部2Aには複数の凹部21が設けられ、ストッパークッション部材3には凸部31が設けられ、細厚部2Aの複数の凹部21にストッパークッション部材3の凸部31が係止されることにより第一部材1と第二部材2とが段階的に仮固定して停止するようになっているので、凹部21の数や間隔によって回動角度を調整できる。
また、ストッパークッション部材3には、スライドするような動きが加わらないので、従来のように摩耗が発生せず、その結果、モダン部2のガタつきも生じない。
3)前記ストッパークッション部材3は、切り欠き溝部11から取り外し自在になっているので、ストッパークッション部材3を引き抜くことで容易に新しいものと交換することができ、初期の仮固定力を簡単に得ることができるので修理が容易である。
4)前記ストッパークッション部材3は、中空に形成されているので、仮固定力の源泉となる弾圧力が十分に発揮される。
5)前記ストッパークッション部材3は、環状体であるので、その断面形状や肉厚設定等によって回動及び仮固定のための弾圧力を容易に調整することができる。
6)前記第二部材2を回動し、前記第二部材2の後部を頬骨弓B1の上端部と略平行にした状態で、前記第二部材2の後部が頬骨弓B1の上端部に当接し支持されるようになっているので、第二部材2が頬骨弓B1の上端部に当接し安定して確実に保持される。
7)前記第一部材1及び前記第二部材2は各々、ヨロイ部又はテンプル部又はモダン部のいずれかであるので、ヨロイ部とテンプル部との間、或いはテンプル部とモダン部との間、或いはモダン部とモダン部との間などで使用者の顔部に的確にフィットできる自由度があり、且つ部品点数も少なくて組み込みがし易い。
また修理や回動及び仮固定力の調整も容易である。
図1は、本発明の眼鏡に係る第1の実施形態を示す斜視図である。 図2は、本発明の眼鏡に係る第1の実施形態を示し、モダン部を回動させた5つの段階の仮固定状態を示す図である。 図3は、本発明の眼鏡に係る第1の実施形態を示し、テンプル部とモダン部とを組み付ける前の状態を示す図で、(A)は平面図、(B)は側面図である。 図4は、本発明の眼鏡に係る第1の実施形態を示し、テンプル部とモダン部とを組み付けた後の状態を示す図で、(A)は平面図、(B)は側面図である。 図5は、本発明の眼鏡に係る第1の実施形態を示し、テンプル部の切り欠き溝部の底部に設けた埋め込み溝部にストッパークッション部材が設けられた状態を説明する斜視図である。 図6は、ストッパークッション部材が環状体に形成されたもので、各々断面形状が異なるストッパークッション部材(A〜F)の組み込み状態を説明する図である。 図7は、本発明の眼鏡に係る第1の実施形態を示し、モダン部に形成された複数の凹部を説明する斜視図である。 図8は、本発明の第1の実施形態に係る眼鏡を装着した場合の顔に対する支持状態を説明する側面図である。 図9は、本発明の第1の実施形態に係る眼鏡のモダン部を図2の(E)状態で装着した場合の顔に対する支持状態を説明する平面図である。 図10は、本発明の第1の実施形態に係る眼鏡のモダン部を図2の(A)状態で装着した場合の顔に対する支持状態を説明する平面図である。 図11は、本発明の眼鏡に係る第2の実施形態を示し、テンプル部とモダン部とを組み付ける前の状態を示す図で、(A)は平面図、(B)は側面図である。 図12は、本発明の眼鏡に係る第2の実施形態を示し、テンプル部とモダン部とを組み付けた後の状態を示す図で、(A)は平面図、(B)は側面図である。 図13は、段階的に角度を変えて上方から下方に回動させた例を示す図である。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。
また、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の眼鏡Aに係る第1の実施形態を示す斜視図である。
図1に示すように、本発明の眼鏡Aは、大きくは、フロント部Fと、該フロント部Fの両端から後方に順列に延びる第一部材であるテンプル部1と第二部材であるモダン部2とを備える。
そして、テンプル部1に対して、該テンプル部1と別体のモダン部2が段階的に下方に回動可能になっている。
しかも、この回動は段階的に回動角度が異なる位置で停止し仮固定できるものである。
この場合、仮固定とは、固定状態から一定の力を加えることにより固定が解除されることをいい、仮固定された位置から、一定の力を加えることによって固定が解除された状態であるフリーとなるため、次の仮固定される位置に移動できるものである。
モダン部2を回動するには、下方に力を加えると、モダン部2は回動軸(枢着部)を起点として一段一段、順次、段階的に回動して仮固定され、最後には図2に示すような最終の仮固定位置に移動して停止する。
図2は、本発明の眼鏡Aに係る第1の実施形態を示し、モダン部2を回動させた5つの段階の仮固定状態を示す図である。
回動する場合、段階的に仮固定して停止する位置があり、複数の段階、図では5つの段階(A→E)、すなわち真っすぐな状態、約35度の状態、約70度の状態、約105度の状態、約140度の状態がある。
これらモダン部2が各状態で仮固定されるよう特有の固定構造となっている。
すなわち、この第1の実施形態の眼鏡は、フロント部Fと、該フロント部Fの両端から後方に延びるテンプル部1と、該テンプル部1に取り付けられたモダン部2とを備えており、前記モダン部2がテンプル部1に対してストッパークッション部材3を介して段階的に回動可能となっているものである。
更に詳しくは、前記テンプル部1の後端部に形成された切り欠き溝部11にモダン部2の前端部に形成された細厚部2Aが嵌合して回動自在になっており、ストッパークッション部材3は切り欠き溝部11の底部に設けられている。
モダン部2の細厚部2Aの弧状に形成された前端面(すなわち後述する円孤部2A1)に設けられた複数の凹部21に、ストッパークッション部材3に設けられた凸部31が係止されることによりモダン部2がテンプル部1に対して段階的に回動し仮固定して停止するものである。
この例では、仮固定される位置は5段階あることから、モダン部2の凹部21が5つ形成される。
また、ストッパークッション部材3の凸部31は1つ形成されている。
図3は、本発明の眼鏡Aに係る第1の実施形態を示し、テンプル部1とモダン部2とを組み付ける前の状態を示す図で、(A)は平面図、(B)は側面図である。
また、図4は、本発明の眼鏡Aに係る第1の実施形態を示し、テンプル部1とモダン部2とを組み付けた後の状態を示す図で、(A)は平面図、(B)は側面図である。
組付けた後は、モダン部2の一部(具体的には細厚部2A)にテンプル部1の一部(具体的には切り欠き溝部11)が嵌合されて回動可能に枢着された状態となる。
図5は、本発明の眼鏡Aに係る第1の実施形態を示し、テンプル部1の切り欠き溝部11の底部にストッパークッション部材3が設けられた状態を説明する斜視図である。
前述したように、テンプル部1の後端部には切り欠き溝部11が形成されており、該切り欠き溝部11には、モダン部の前端部に形成された細厚部2Aが嵌合されて、両者は回動が可能となっている。
ここでテンプル部1の切り欠き溝部11の底部にはストッパークッション部材3が埋め込みにより設けられており、該ストッパークッション部材3に形成された凸部31がモダン部2側に位置する。
詳しくは、切り欠き溝部11の底部には、更に埋め込み溝部11Aが設けられており、この埋め込み溝部11Aにストッパークッション部材3が埋め込まれている。
このストッパークッション部材3は、取り外して異なった形状のものに交換することが可能である。
取り付けは埋め込みなので引き抜くことで埋め込み溝部11Aから容易に取り外すことができる。
埋め込みとしては、単なる挿入や圧入でもよく、また接着剤を使うことも可能である。
従って、仮固定力が低減した場合は、新しいストッパークッション部材3と交換することで、常に初期の仮固定力を回復することができるので修理が容易である。
また、ストッパークッション部材3は、中空に形成されているため、その凸部31が仮固定力の源泉となる弾圧力を発揮することになる。
尚、中空とは、開放された空間の他に閉じられた空間も含む。
ここでストッパークッション部材3の形態としては、種々のものがあるが、図6は、環状体に形成されたもので、各々断面形状が異なるストッパークッション部材3(A〜F)の組み込み状態を説明する図である。
断面形状は、図に示すように矩形状、三角形状、台形状等があり、ここに挙げた例以外の形状でも採用可能である。
なお、環状体の形状や肉厚設定等によって、回動及び仮固定のための弾圧力を容易に調整することができる利点がある。
ところでテンプル部1の切り欠き溝部11の傾斜底面1Sは、最終の仮固定段階においてモダン部2の下面(停止面2S)が当接する部分であり、傾斜底面1Sがモダン部2の下面(停止面2S)に当接した場合、それ以上モダン部2は回動しない。
モダン部2の一部にテンプル部1の一部が嵌合されて回動可能に枢着された状態、詳しくは、テンプル部1の切り欠き溝部11にモダン部2の細厚部2Aが嵌合された状態において、枢着手段であるネジ等の固着具Pにより回動軸による枢着状態が確保され、これによりモダン部2の回動が自在となる。
なお、枢着手段としては、回動軸上に凹部と凸部を設けたことによる嵌合等の他の既存手段を用いても良い。
図7は、本発明の眼鏡Aに係る第1の実施形態を示し、モダン部2に形成された複数の凹部21を説明する斜視図である。
モダン部2の細厚部2Aには円弧部2A1が形成されており、この円弧部2A1に複数の凹部21が形成されている。
この場合、図2に示された対応位置に仮固定するように各凹部21が形成される。
前述したように、テンプル部1の切り欠き溝部11には、モダン部2の細厚部2Aが嵌り込むが、この場合の組み込みは、相互に押し入れるだけであり極めて容易である。
嵌り込んだ状態では、両者はネジ等の固着具Pを介して回動可能となる。
このテンプル部1の切り欠き溝部11にモダン部2の細厚部2Aが嵌め込まれた状態で、ストッパークッション部材3の凸部31をモダン部2の凹部21の一つに嵌め込んで、仮固定の状態となる(図4参照)。
この状態で、モダン部2に回動方向に一定の力を加え、仮固定の状態を外し、次の仮固定の位置に移動させる。
この場合、ストッパークッション部材3の凸部31がモダン部2の凹部21を脱して次の位置にあるモダン部2の別の凹部21に嵌り込む。
このようにすることで、仮固定の位置が順次変更され、例えば、5段階の回動角度でモダン部2を停止させることができる。
ところで、本発明の眼鏡Aは耳からモダン部2を外した状態において、耳以外の部分で保持されて的確にフィットさせることができる。
モダン部2を最終段階まで回動させた状態でも、モダン部2によって視野が妨げられない。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る眼鏡Aを装着した場合の顔に対する支持状態を説明する側面図である。
モダン部2を最終段階(5段階目、図2の(E))の位置まで前方に回動させて仮固定させる。
このような最終の仮固定段階では、テンプル部1の切り欠き溝部11の傾斜底面1Sが、モダン部2の下面(停止面2S)に当接して止まった状態となる。
尚、モダン部2を無理やり回動させても、これ以上回動することはない。
この状態で眼鏡Aを装着すると、図8に示すように、モダン部2の後部が頬骨弓B1の上端部と略平行になった状態で、頬骨弓B1の上端部に丁度、モダン部2の後部が当接するようになるためモダン部2は頬骨弓B1に支えられて安定するのである。
また、最終段階に至る前の3段階目(図2の(C))の位置まで回動させて仮固定させた場合は、顎骨B2の後上部を押さえるようにモダン部2が当接するようになるため、モダン部2は顎骨B2に支えられて安定するのである。
このように、モダン部2を顔側面の選択した位置にて支持することができる。
図9は、本発明の第1の実施形態に係る眼鏡Aのモダン部2を図2の(E)状態で装着した場合の顔に対する支持状態を説明する平面図である。
この図は、モダン部2を最終段階の位置まで回動させた後の状態を示す。
この図から、頬骨弓B1の上端において、モダン部2が顔面に圧接していることが理解される。
また、モダン部2の内側(顔側)に滑り止め部N2を設けることによりモダン部2が顔皮膚に当接した際に保持力が向上する。
更に、テンプル部1とモダン部2との枢着部付近の内側(顔側)に、滑り止め部N1を設けることも可能である。
ここで、滑り止め部N1、N2を付与する方法としては、表面加工やシート貼付け、二層成形等が好ましく採用される。
モダン部2の内側の滑り止め部N2は顔側面の皮膚に強く接触し、同様にテンプル部1とモダン部2との枢着部付近の内側の滑り止め部N1は顔側面の皮膚に接触している。
図10は、本発明の第1の実施形態に係る眼鏡Aのモダン部2を図2の(A)状態で装着した場合の顔に対する支持状態を説明する平面図である。
この図は、モダン部2を回動する前の状態を示す。
ここでモダン部2の内側の滑り止め部N2は顔側面の皮膚に接触しても、テンプル部1とモダン部2との枢着部付近の内側の滑り止め部N1は顔側面の皮膚に接触しにくいことが理解できる。
これにより、モダン部2を回動する前の状態では、滑り止め部N1の影響を受けにくく、容易に眼鏡Aの掛け外しが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、モダン部2が上方にも回動する例を示す。
図11は、本発明の眼鏡に係る第2の実施形態を示し、テンプル部1とモダン部2とを組み付ける前の状態を示す図で、(A)は平面図、(B)は側面図である。
また、図12は、本発明の眼鏡に係る第2の実施形態を示し、テンプル部1とモダン部2とを組み付けた後の状態を示す図で、(A)は平面図、(B)は側面図である。
この場合は、上述した第1の実施形態と同じで、テンプル部1側にストッパークッション部材3が設けられ、モダン部2に複数の凹部21が設けられる。
この例では、テンプル部1に一つの目印ラインM1が設けられており、この目印ラインと対応して、モダン部2には、複数の目印ラインM2が設けられている。
モダン部2を回動させて、その目印ラインM2の一つをテンプル部1の目印ラインM1に合わせることにより、段階的な回動位置で仮固定が行える。
このように回動の度合が外から視認することができるので、回動角度の位置合わせが極めて容易に行える。
図13は、段階的に角度を変えて上方から下方に回動させた例を示す。
この場合は、7段階(A〜G)に設定されている。
そもそも、人によって、左右によって、耳の位置が上下に多少異なったり、或いは耳自体の大きさに差があったりする。
この実施の形態の眼鏡は、このようなことに的確に対応できるようにしたものである。
すなわち、耳の位置の高い人や耳自体が大きい人に対しては、モダン部2を通常位置より上方に回動させた位置で仮固定する。
また、耳の位置が低い人や耳自体が小さい人には、モダン部2を通常位置より下方に回動させた位置で仮固定する。
このようにモダン部2の回動により、フィット性が大きく向上することとなる。
なお、眼鏡の他に検眼フレームでも採用できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
ストッパークッション部材3は、環状(中空)が好ましく、環状の概念には、部材の一部が解放されたもの(例えば略C字状や略コの字状など)も含む。
なお、ストッパークッション部材3は、環状(中空)が好ましいが、必ずしも環状(中空)でなくても弾圧性を発揮できれば、中実のものでも採用可能である。
本発明の眼鏡Aのフロント部Fは、レンズだけのものでも、ハーフリムのものでも、その構造は限定されない。
また、フロント部Fに対して両端に設けられたヒンジを介してテンプル部1が設けられているが、必ずしもヒンジを介する必要はない。
例えば、フロント部Fと一体となった高弾性を有するテンプル部1であれば、内側への屈曲が可能である。
また、本発明の眼鏡Aは、モダン部2での支持力が安定しているので、鼻パッドがなくても利用可能である。
また、実施の形態とは反対にモダン部2の細厚部2Aに埋め込み溝部11Aを設けてストッパークッション部材3を設け、テンプル部1の切り欠き溝部11の底部に複数の凹部21を設けることも可能である
また、実施の形態とは反対にモダン部2に切り欠き溝部11を設け、テンプル部1に細厚部2Aを設けた形態も可能である。
また、切り欠き溝部11の内側側面に凸部31を有するストッパークッション部材3を設け、細厚部2Aの側面に複数の凹部21を設けた形態も可能である。
また、回動する仮固定の位置は、5段階や7段階に限らず、例えば、2段階でもよく複数段階が可能である。
また、テンプル部1とモダン部2、ストッパークッション部材3の材質は特に限定がなく、ポリアミドやポリエステル等の熱可塑性樹脂やシリコーン等の熱硬化性樹脂等でも良く、チタンやSUS等の金属でも良い。
なお、ストッパークッション部材3(凸部31)の材質をモダン部2の細厚部2A(凹部21)の材質よりも柔らかい材質を採用した方が、回動によってモダン部2の細厚部2A(凹部21)ではなくストッパークッション部材3(凸部31)の方が擦り減るため、修理の際はストッパークッション部材3だけを交換すれば良い。
また、第一部材1及び第二部材2は各々、テンプル部、モダン部に限らず、ヨロイ部又はテンプル部又はモダン部のいずれかを採用可能である。
また、テンプル部1とモダン部2は、テンプル部1が短くモダン部2が長くても良い、即ち枢着部がフロント部F寄りでも採用可能である。
また、テンプル部1又はモダン部2が2つの部材に分かれており、その2つの部材間で本構造を採用することも可能である。
また、フロント部(ヨロイ部)とテンプル部との間で本構造を採用しても良い。
本発明の眼鏡は、使用者の顔部に的確にフィットできる自由度を有し、部品点数も少なく組み込みがし易いものである。
そのため、この原理を踏まえるならば、顔幅に確実にフィットさせるべくテンプル部の水平方向での回動構造に適用することも可能である。
また、眼鏡としては、近視用、遠視用、老視用、乱視用、検眼用、医療用、ファッション用等の種々の眼鏡として用いることができる。
A・・・眼鏡
B1・・・頬骨弓
B2・・・顎骨
F・・・フロント部
M1・・・目印ライン
M2・・・目印ライン
N1・・・滑り止め部
N2・・・滑り止め部
P・・・固着具
1・・・第一部材(テンプル部)
11・・・切り欠き溝部
11A・・・埋め込み溝部
1S・・・傾斜底面部
2・・・第二部材(モダン部)
21・・・凹部
2A・・・細厚部
2A1・・円弧部
2S・・・停止面
3・・・ストッパークッション部材(環状体)
31・・・凸部

Claims (7)

  1. フロント部と、該フロント部の両端から後方に順列に延びる第一部材と第二部材とを備える眼鏡であって、前記第一部材と前記第二部材とがストッパークッション部材を介して段階的に回動可能となっていることを特徴とする眼鏡。
  2. 前記第一部材の端部に形成された切り欠き溝部に、前記第二部材2の端部に形成された細厚部が嵌合されて回動自在になっており、又は、前記第二部材の端部に形成された切り欠き溝部に、前記第一部材の端部に形成された細厚部が嵌合されて回動自在になっており、前記ストッパークッション部材は切り欠き溝部に設けられており、細厚部には複数の凹部が設けられ、ストッパークッション部材には凸部が設けられ、細厚部の複数の凹部にストッパークッション部材の凸部が係止されることにより第一部材と第二部材とが段階的に仮固定して停止するようになっていることを特徴とする請求項1記載の眼鏡。
  3. 前記ストッパークッション部材は、切り欠き溝部から取り外し自在になっていることを特徴とする請求項2記載の眼鏡。
  4. 前記ストッパークッション部材は、中空に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の眼鏡。
  5. 前記ストッパークッション部材は、環状体であることを特徴とする請求項4記載の眼鏡。
  6. 前記第二部材を回動し、前記第二部材の後部を頬骨弓の上端部と略平行にした状態で、前記第二部材の後部が頬骨弓の上端部に当接し支持されるようになっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の眼鏡。
  7. 前記第一部材及び前記第二部材は各々、ヨロイ部又はテンプル部又はモダン部のいずれかであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の眼鏡。

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