JP2020033112A - フィルム巻取装置 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、図1〜図4を参照して、本発明の一実施形態によるフィルム巻取装置100の構成について説明する。
巻取軸1は、フィルムが巻き付けられる外周面1aを有し、その外周面1aの直径を変更可能に構成されている。この巻取軸1は、シャフト本体11と、ロッド12と、ガイド部材13と、ラグ14と、リーフプレート15と、圧縮コイルばね16と、エアパイプ17とを含んでいる。なお、リーフプレート15は、本発明の「外殻部材」の一例であり、圧縮コイルばね16は、本発明の「付勢部材」の一例である。
チャック機構2は、図1に示すように、巻取軸1の一方端部を保持するチャック21と、巻取軸1の他方端部を保持するチャック22と、チャック21を軸方向に移動させるためのエアシリンダ23と、チャック22を軸方向に移動させるためのエアシリンダ24とを含んでいる。
ターレット機構3は、複数の巻取軸1を回転可能に支持するとともに回動可能に構成されている。このターレット機構3は、巻取軸1の軸方向の一方側(X1方向側)に配置されるターレット盤31と、巻取軸1の軸方向の他方側(X2方向側)に配置されるターレット盤32とを含んでいる。ターレット盤31および32は、巻取軸1を挟んで対向するように配置されている。
次に、図1〜図12を参照して、本実施形態によるフィルム巻取装置100の動作について説明する。以下では、巻取軸1の直径の拡縮動作を説明した後に、フィルムの巻取動作を説明する。なお、フィルムの巻取動作における巻取軸の切替動作は従来と同様であるため説明を省略する。
まず、図9に示す巻取軸1がチャック機構2に保持される前の状態では、圧縮コイルばね16の付勢力により、図11に示すように、ロッド12のフランジ121がストッパ116aに当接されている。このため、シャフト本体11に対してロッド12が最も一方側(X1方向側)に配置されており、図12に示すようにロッド12の一方端部がシャフト本体11の端面にほぼ臨むように配置されている。また、図10に示すように、ラグ14が径方向の最も内側に配置されるので、外周面1aの直径が最も小さい第1値になる。
まず、巻取軸1に対するフィルムの巻き付け前には、図1に示すように、巻取軸1がチャック機構2に保持されている。具体的には、エアシリンダ23によってチャック21が保持位置に配置されることにより、チャック21の凹部211に巻取軸1のボス部113が嵌合されるとともに、エアシリンダ24によってチャック22が保持位置に配置されることにより、チャック22の凹部221に巻取軸1のボス部114が嵌合されている。このとき、エアシリンダ213では、図4に示すように、圧縮コイルばね213dの付勢力によりピストン213bが第1位置に配置されている。そして、ピストンロッド213cによりロッド12が他方側(X2方向側)に移動されることにより、図2に示すように、巻取軸1の外周面1aの直径が第2値になっている。
本実施形態では、上記のように、巻取軸1の外周面1aの直径を三段階に変更可能にすることによって、巻取軸1の直径が第2値の状態で巻取軸1に対するフィルムの巻き付けを開始し、巻取軸1にフィルムが巻き付けられた後に巻取軸1の直径を第3値になるようにすることにより、フィルムの巻き取りにより形成される巻取ロールを内周面側から押圧することができるので、巻取軸1に対して巻取ロールが滑るのを抑制することができる。したがって、フィルムが滑りやすい場合であっても、巻取軸1の回転を巻取ロールに適切に伝達することができる。なお、巻取軸1によるフィルムの巻き取りが完了された場合には、チャック機構2による巻取軸1の保持が解除されることにより、巻取軸1の直径が第1値になるので、巻取ロールから巻取軸1を抜き出すことができる。すなわち、三段階の直径のうち、最も小さい第1値が巻取軸1の抜き出し用であり、中間の第2値がフィルムの巻き付け用であり、最も大きい第3値がフィルムの巻き取り用である。
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1a 外周面
2 チャック機構
12 ロッド
15 リーフプレート(外殻部材)
16 圧縮コイルばね(付勢部材)
100 フィルム巻取装置
151 吸引孔
213c ピストンロッド(押圧部材)
Claims (2)
- フィルムを巻き取る巻取軸と、
前記巻取軸を保持するチャック機構とを備え、
前記巻取軸にフィルムを直接巻き取るように構成されたフィルム巻取装置であって、
前記巻取軸は、外周面を構成する外殻部材と、前記外殻部材の内側に配置されたロッドと、前記ロッドを付勢する付勢部材とを含み、
前記ロッドは、軸方向に移動可能であり、前記付勢部材により軸方向の一方側に付勢され、
前記外殻部材は、前記ロッドの軸方向への移動に応じて、径方向に移動するように構成され、
前記チャック機構には、前記ロッドを軸方向の他方側に押圧するための押圧部材が設けられ、
前記押圧部材は、軸方向の一方側の第1位置と、軸方向の他方側の第2位置との間で、軸方向に移動可能に構成され、
前記巻取軸が前記チャック機構に保持されていない場合には、前記付勢部材の付勢力により、前記ロッドが軸方向の一方側に配置されるとともに、前記外殻部材が径方向の内側に配置されており、前記巻取軸の外周面の直径が第1値になるように構成され、
前記押圧部材が前記第1位置に配置された状態で前記巻取軸が前記チャック機構に保持される場合には、前記押圧部材により前記付勢部材の付勢力に抗して前記ロッドが軸方向の他方側に移動され、前記外殻部材が径方向の外側に移動されることにより、前記巻取軸の外周面の直径が前記第1値よりも大きい第2値になるように構成され、
前記巻取軸が前記チャック機構に保持された状態で前記押圧部材が前記第1位置から前記第2位置に移動される場合には、前記押圧部材により前記付勢部材の付勢力に抗して前記ロッドが軸方向の他方側に移動され、前記外殻部材が径方向の外側に移動されることにより、前記巻取軸の外周面の直径が前記第2値よりも大きい第3値になるように構成されていることを特徴とするフィルム巻取装置。 - 請求項1に記載のフィルム巻取装置において、
前記外殻部材には、フィルムを吸引する吸引孔が形成されていることを特徴とするフィルム巻取装置。
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Citations (2)
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JPS50156573U (ja) * | 1974-06-14 | 1975-12-25 | ||
JP6286095B1 (ja) * | 2017-07-12 | 2018-02-28 | 萩原工業株式会社 | シート巻取軸 |
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- 2018-08-27 JP JP2018158266A patent/JP6553787B1/ja active Active
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