JP2020031271A - 画像形成装置およびウイルスチェック方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウイルスチェックの実施によるジョブの開始の遅れを低減することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、データを記憶する手段と、データを複数の要素データに分割する手段と、複数の要素データの各々に対して、指定された順序でウイルスチェックを実施する手段とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置および画像形成装置において実行されるウイルスチェック方法に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機である画像形成装置が知られている。このような画像形成装置は、他の機器とネットワークで接続される。このため、受信したデータに対してウイルスチェックを実施する画像形成装置が開発されている。
また、特許文献1には、複合機に通信可能に接続され、かつウイルスチェックを行うドキュメント管理サーバが開示されている。当該ドキュメント管理サーバは、複合機から電子ファイルを受信すると、電子ファイルの種類を特定する。さらに、ドキュメント管理サーバは、ウイルスの感染の可能性が高い電子ファイルのみに対してウイルスチェックを実施する。
特開2008−77231号公報
ところで、ファイル等のデータに対するウイルスチェックの完了を待ってから、指定されたジョブを処理すると、当該ジョブの開始が遅くなってしまう。
本開示は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、ウイルスチェックの実施によるジョブの開始の遅れを低減することが可能な画像形成装置を提供することにある。
本開示のある局面に従うと、画像形成装置は、データを記憶する記憶手段と、データを複数の要素データに分割する分割手段と、複数の要素データの各々に対して、指定された順序でウイルスチェックを実施する第1の実施手段とを備える。
好ましくは、データは、ヘッダと本体部とを含む。分割手段は、本体部を複数の要素データに分割する。
好ましくは、第1の実施手段は、ヘッダに対してウイルスチェックをさらに実施する。分割手段は、ヘッダに対してウイルスチェックを実施した後に、データを複数の要素データに分割する。
好ましくは、画像形成装置は、データに対して、指定された処理を実施する第2の実施手段をさらに備える。第2の実施手段は、要素データに対するウイルスチェックが完了すると、指定された順序における次の順番の要素データに対するウイルスチェックの完了を待たずに、当該ウイルスチェックが完了した要素データに対して指定された処理を実施する。
好ましくは、データは、複数のページを有する文書データである。要素データは、文書データにおける1ページのページデータである。
好ましくは、画像形成装置は、複数のページから1以上のページの指定を受け付ける受付手段をさらに備える。第1の実施手段は、指定されたページのページデータに対してウイルスチェックを実施した後に、複数のページのうち指定されたページ以外のページのページデータに対してウイルスチェックを実施する。
好ましくは、受付手段は、複数のページから2以上のページの指定を順番に受け付ける。第1の実施手段は、指定されたページのページデータに対して指定を受け付けた順番でウイルスチェックを実施する。
好ましくは、画像形成装置は、複数のページから1以上のページの指定を受け付ける受付手段をさらに備える。第1の実施手段は、受付手段が2以上のページの指定を受け付けた場合に、指定されたページの全部または一部が連続しているか否かを判断する。第1の実施手段は、指定されたページの全部または一部が連続している場合、最初に、連続しているページのページデータに対するウイルスチェックを実施する。第1の実施手段は、連続しているページのページデータに対するウイルスチェックの次に、連続しているページの少なくとも前後の各1ページのページデータに対するウイルスチェックを実施する。
好ましくは、画像形成装置は、タッチスクリーンをさらに備える。第2の実施手段は、指定された処理として、複数のページを1ページ目から順に予め定められた枚数単位で複数のグループに区分し、かつグループ単位で予め定められた枚数のページを同時にタッチスクリーンにプレビュー表示させる。第1の実施手段は、複数のページのページデータに対してウイルスチェックを実施する際に、連続しているページを含むグループと当該グループの前後の各1つのグループとに含まれるページを優先し、当該優先されたページのページデータに対してウイルスチェックを実施する。
好ましくは、画像形成装置は、タッチスクリーンをさらに備える。第2の実施手段は、タッチスクリーンの表示を制御する表示制御手段である。表示制御手段は、予め定められた数のアイコンを同時にタッチスクリーンに表示させる。表示制手段は、指定された処理として、予め定められた数と同じ数のページを同時にタッチスクリーンにプレビュー表示させる。複数のページの各々は、互いに異なるアイコンと関連付けがなされている。受付手段は、アイコンに対するフリック操作をさらに受け付ける。表示制御手段は、フリック操作に基づき、タッチスクリーンに表示させる予め定められた数のアイコンを変更する。受付手段は、フリック操作に基づき予め定められた数のアイコンがタッチスクリーンに表示されたことに基づき、予め定められた数のアイコンに関連付けられた予め定められた数のページが指定されたと判断する。
好ましくは、受付手段は、フリック操作に基づいて予め定められた数のアイコンが予め定められた時間以上にわたりタッチスクリーンに表示されたことを条件に、予め定められた数のページが指定されたと判断する。
好ましくは、画像形成装置は、ページの順序を昇順から降順に変更してページの印刷を行う動作モードを有する。第1の実施手段は、動作モードが指定された場合には、複数のページの最終ページから降順で複数のページのページデータの各々に対してウイルスチェックを実施する。
好ましくは、画像形成装置は、予め定められた規則に基づき、ページの順序を入れ替える動作モードを有する。第1の実施手段は、動作モードが指定された場合、入れ替え後の順序で複数のページのページデータに対してウイルスチェックを実施する。
本開示の他の局面に従うと、ウイルスチェック方法は、メモリに記憶されたデータを複数の要素データに分割するステップと、複数の要素データの各々に対して、指定された順序でウイルスチェックを実施するステップとを備える。
本開示によれば、ウイルスチェックの実施によるジョブの開始の遅れを低減することが可能となる。
画像形成装置の内部構造を示す概略図である。 画像形成装置の本体部のハードウェア構成の一例を表したブロック図である。 ヘッダを有さないデータの分割を説明するための図である。 ヘッダを有するデータの分割を説明するための図である。 ウイルスチェックの処理と、指定された処理との時間的な流れを説明するための図である。 ウイルスチェックの実施順序の変更を説明するための図である。 複数のページから1ページだけを指定した場合における順序変更を説明するための図である。 複数のページから2ページを指定した場合における順序変更を説明するための図である。 ページデータを指定する際のユーザインターフェイスを説明するための図である。 複数のページから2ページを指定した場合における順序変更を説明するための図である。 複数のページを1ページ目から順に3ページ単位で複数のグループに区分し、かつグループ単位のページを同時に操作パネル34にプレビュー表示させた状態を表した図である。 複数のページからページを指定した場合における順序変更を説明するための図である。 フリック操作時のウイルスチェックの実施を説明するための図である。 フェイスアップ機能が選択された場合における順序変更を説明するための図である。 小冊子プリント機能が選択された場合における順序変更を説明するための図である。 データの分割および並び替えを実行するときのデータ構造の典型例を表した図である。 画像形成装置の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。 文書データ401から一時データキュー402を生成する処理の流れを説明するためのフロー図である。 一時データキューからページリストを生成する処理の流れを説明するためのフロー図である。 ページリストに基づく、一時データキューからウイルスチェック用データキューへのページデータの登録処理の流れを説明するためのフロー図である。 図19におけるステップS206の詳細を説明するためのフロー図である。 サブページリストに関する処理の流れを説明するためのフロー図である。 図19のステップS209の詳細を説明するためのフロー図である。 動作モードに基づく並び替え処理を説明するためのフロー図である。
実施の形態における画像形成装置について、以下、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本開示の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
図面においては、実際の寸法の比率に従って図示しておらず、構造の理解を容易にするために、構造が明確となるように比率を変更して図示している箇所がある。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
また、以下では、カラープリンタとしての画像形成装置について説明するが、画像形成装置は、カラープリンタに限定されない。たとえば、画像形成装置は、モノクロプリンタであってもよいし、FAXであってもよいし、モノクロプリンタ、カラープリンタおよびFAXの複合機(MFP:Multi-Functional Peripheral)であってもよい。
<A.装置構成>
〔a1.画像形成装置1000の内部構造〕
図1は、画像形成装置1000の内部構造を示す概略図である。図1を参照して、画像形成装置1000は、上述したように、本体部10と、後処理装置20とを備えている。
本体部10は、画像形成ユニット11と、スキャナユニット12と、自動原稿搬送ユニット13と、給紙トレイ14A,14Bと、搬送路15と、メディアセンサ16と、反転搬送路17と、給紙ローラ113とを備えている。
本体部10は、画像形成装置1000の動作を制御するコントローラ31をさらに備えている。なお、本例では、本体部10は、いわゆるタンデム方式のカラープリンタである。本体部10は、印刷設定に基づいて画像形成を実行する。
自動原稿搬送ユニット13は、原稿台上に載置された原稿を、原稿読取部の読取位置に自動的に搬送する。スキャナユニット12は、自動原稿搬送ユニット13により搬送された原稿の画像を読み取り、読取データを生成する。
給紙トレイ14A,14Bには、用紙Pが収容される。給紙ローラ113は、用紙Pを搬送路15に沿って上方へ送る。
搬送路15は、片面印刷および両面印刷のときに使用される。反転搬送路17は、両面印刷のときに使用される。
画像形成ユニット11は、スキャナユニット12が生成した読取データ、または、図示しないPCから取得した印刷データに基づいて、給紙トレイ14A,14Bにより供給される用紙Pに対し画像形成を行なう。
画像形成ユニット11は、中間転写ベルト101と、レジストローラ102,103と、イエローの画像形成部104Yと、マゼンタの画像形成部104Mと、シアンの画像形成部104C,ブラックの画像形成部104Kと、画像濃度センサ105と、1次転写装置111と、2次転写装置115と、定着装置120とを有している。
メディアセンサ16は、搬送路15に設置される。メディアセンサ16によって、紙種自動検知機能が実現される。
なお、後処理装置20は、パンチ処理装置220と、平綴じ処理部250と、中綴じ処理部260と、排出トレイ271と、排出トレイ272と、下部の排出トレイ273とをさらに備える。
〔a2.本体部10のハードウェア構成〕
図2は、画像形成装置1000の本体部10のハードウェア構成の一例を表したブロック図である。
図2を参照して、本体部10は、コントローラ31と、固定記憶装置32と、短距離無線IF(Inter Face)33と、スキャナユニット12と、操作パネル34と、給紙トレイ14A,14Bと、メディアセンサ16と、画像形成ユニット11と、プリンタコントローラ35と、ネットワークIF36と、ワイアレスIF37とを有する。コントローラ31には、各部11,12,14A,14B,16,32〜37がバス38を介して接続されている。
コントローラ31は、CPU(Central Processing Unit)311と、制御プログラムの格納されたROM(Read Only Memory)312と、作業用のS−RAM(Static Random Access Memory)313と、画像形成に関わる各種の設定を記憶するバッテリバックアップされたNV−RAM(Non-Volatile RAM:不揮発性メモリ)314と、時計IC(Integrated Circuit)315とを有する。各部311〜315は、バス38を介して接続されている。
操作パネル34は、各種の入力を行うキー、および表示部を有する。操作パネル34は、典型的には、タッチスクリーンと、ハードウェアキーとで構成される。なお、タッチスクリーンは、ディスプレイの上にタッチパネルが重畳されたデバイスである。
ネットワークIF36は、ネットワーク39を介して接続されたPC(図示せず)および他の画像形成装置(図示せず)をはじめとする外部装置との間で各種の情報を送受信する。
プリンタコントローラ35は、ネットワークIF36により受信したプリントデータから複写画像を生成する。画像形成ユニット11は、複写画像を用紙上に形成する。
なお、固定記憶装置32は、典型的には、ハードディスク装置である。固定記憶装置32には、各種のデータが記憶されている。
<B.処理の概要>
画像形成装置1000で実施される処理の概要について説明する。
〔b1.分割処理〕
(1.第1の例)
図3は、ヘッダを有さないデータの分割を説明するための図である。
図3を参照して、画像形成装置1000は、データD1を記憶している。データD1は、典型的には、ファクシミリで受信されたデータである。画像形成装置1000は、データD1を複数の要素データDe(図3の場合、要素データ#1〜#N)に分割する。なお、Nは2以上の自然数である。
画像形成装置1000は、データD1を予め定められた規則に基づき分割する。たとえば、画像形成装置1000は、所定の個数にデータD1を分割する。あるいは、画像形成装置1000は、所定の単位でデータD1を分割する。
(2.第2の例)
図4は、ヘッダを有するデータの分割を説明するための図である。
図4を参照して、画像形成装置1000は、データD2を記憶している。データD2は、ヘッダDhと、本体部Dbとを含む。画像形成装置1000は、データD2を複数の要素データDeに分割する。詳しくは、画像形成装置1000は、本体部Dbを複数の要素データDe(図4の場合、要素データ#1〜#N)に分割する。
画像形成装置1000は、データD2の本体部Dbを予め定められた規則に基づき分割する。たとえば、画像形成装置1000は、所定の個数に本体部Dbを分割する。あるいは、画像形成装置1000は、所定の単位で本体部Dbを分割する。典型的は、画像形成装置1000は、ヘッダDhに記載されたヘッダ情報に基づき、本体部Dbを複数の要素データDeに分割する。
〔b2.分割後の処理〕
図5は、ウイルスチェックの処理と、指定された処理(ジョブの処理)との時間的な流れを説明するための図である。
図5を参照して、画像形成装置1000は、指定された順序で、要素データ#1〜#Nに対してウイルスチェックを実施する。図5の場合、要素データ#1から要素データ#Nが、この順に配置されているため、要素データ#1から順にウイルスチェックを実施する。
詳しくは、画像形成装置1000は、要素データ#i(iは1以上かつN−1以下の自然数)に対するウイルスチェックが完了すると、指定された順序における次の順番の要素データ#i+1に対するウイルスチェックの完了を待たずに、当該ウイルスチェックが完了した要素データ#iに対して指定された処理(ジョブ)を実施する。たとえば、iが1の場合、画像形成装置1000は、要素データ#1に対するウイルスチェックが完了すると、次の順番の要素データ#2に対するウイルスチェックの完了を待たずに、当該ウイルスチェックが完了した要素データ#1に対して指定された処理(ジョブ)を実施する。指定された処理としては、典型的には、操作パネル34におけるプレビュー表示、印刷処理、編集処理等が挙げられる。
このように、画像形成装置1000は、データD1,D2を複数の要素データDeに分割し、かつ要素データDe毎にウイルスチェックを実施する。それゆえ、画像形成装置1000は、ウイルスチェックが完了した要素データDeに対して所定の処理を実行可能となる。つまり、データ全体のウイルスチェックの完了を待たずに、所定の処理を順次実施可能となる。
したがって、画像形成装置1000によれば、データ全体のウイルスチェックの完了を待ってから所定の処理を実施する構成の画像形成装置に比べて、ウイルスチェックの実施によるジョブの開始の遅れを低減することが可能となる。
さらに詳しくは、ヘッダDhを有するデータD2(図4)の場合には、画像形成装置1000は、最初に、ヘッダDhに対してウイルスチェックを実施する。画像形成装置1000は、ヘッダDhに対してウイルスチェックを実施した後に、データ(詳しくは、本体部Db)を複数の要素データDeに分割する。その後、画像形成装置1000は、各要素データDeに対してウイルスチェックを実施する。
〔b3.順序変更処理〕
図6は、ウイルスチェックの実施順序の変更を説明するための図である。
図6を参照して、状態(A)は、分割処理後のデフォルトの並び順を表した図である。状態(A)では、要素データ#1から順に(図の左から順に)、ウイルスチェックが実施される。
状態(B)は、要素データ#3が指定された状態を模式的に表している。当該指定は、典型的には、操作パネル34に対するユーザ操作によってなされる。
状態(C)は、状態(B)の後の状態を示している。要素データ#3が指定されると、状態(C)に示すように、画像形成装置1000は、要素データDe(図6の場合、要素データ#1〜#N)に対するウイルスチェックの実施順序を変更する。
具体的には、画像形成装置1000は、指定された要素データ#3に対して、最初にウイルスチェックを実施する。その後、画像形成装置1000は、要素データ#3を除いたデフォルトの順番で、各要素データDe(N−1個の要素データ#1,#2,#4,#5,…#N)に対して、ウイルスチェックを実施する。
このように、画像形成装置1000は、指定された要素データDeを他の要素データDeよりも優先してウイルスチェックを実施する。これにより、画像形成装置1000は、指定された要素データDeに対する所定の処理(ジョブ)を、他の要素データDeに対する所定の処理よりも優先して行うことが可能となる。
<C.順序変更処理の具体例>
以下では、ウイルスチェックの順序をデフォルトの順序から変更する処理について、具体例を挙げて説明する。
また、以下では、分割対象となるデータ(たとえば、データD1,D2)が、複数のページを有する文書データ(文書ファイル)である場合を例に挙げて説明する。詳しくは、要素データDeが、文書データにおける1ページのデータ(以下、「ページデータ」とも称する)である場合を説明する。すなわち、画像形成装置1000が、文書データを、当該文章を構成する各ページのデータに分割する場合を例に挙げて説明する。たとえば、10ページからなる文書を1ページ毎の10個のデータに分割する場合を説明する。
さらに、以下の第1の具体例と第2の具体例と第3の具体例とでは、上述した所定の処理が「プレビュー表示」である場合を説明する。また、第4の具体例と第5の具体例とでは、上述した所定の処理が「印刷処理」である場合を説明する。
なお、第1の具体例と第2の具体例と第3の具体例とでは、ユーザがアイコンを選択するなどのユーザ操作によってページが指定されることにより、当該ページのページデータが指定されるものとする。
〔c1.第1の具体例〕
(1)1ページだけを指定
図7は、複数のページから1ページだけをユーザが指定した場合における順序変更を説明するための図である。
図7を参照して、状態(A)は、分割処理後のデフォルトの並び順を表した図である。状態(A)では、ページデータ#1から順に(図の左から順に)、ウイルスチェックが実施される。
状態(B)は、ページデータ#3が指定された状態を模式的に表している。当該指定は、典型的には、操作パネル34に対するユーザ操作によってなされる。
状態(C)は、状態(B)の後の状態を示している。ページデータ#3が指定されると、状態(C)に示すように、画像形成装置1000は、ページデータ#1〜#Nに対するウイルスチェックの実施順序を変更する。
具体的には、画像形成装置1000は、指定されたページデータ#3に対して、最初にウイルスチェックを実施する。その後、画像形成装置1000は、ページデータ#3を除いたデフォルトの順番で、各ページデータ#1,#2,#4,#5,…#Nに対して、ウイルスチェックを実施する。
このように、画像形成装置1000は、指定されたページデータを他のページデータよりも優先してウイルスチェックを実施する。これにより、画像形成装置1000は、指定されたページデータに対する所定の処理(ジョブ)を、他のページデータに対する所定の処理よりも優先して行うことが可能となる。
(2)複数ページを指定
図8は、複数のページから2ページをユーザが指定した場合における順序変更を説明するための図である。
図8を参照して、状態(A)は、分割処理後のデフォルトの並び順を表した図である。状態(A)では、ページデータ#1から順に(図の左から順に)、ウイルスチェックが実施される。
状態(B)は、状態(A)の後にページデータ#3が指定され、かつ、当該指定後にページデータ#5がさらに指定された状態を模式的に表している。このような連続した指定は、典型的には、操作パネル34に対するユーザ操作によってなされる。なお、図の丸で囲った数字は、選択の順序を表している。
状態(C)は、状態(B)の後の状態を示している。ページデータ#3,#5が指定されると、状態(C)に示すように、画像形成装置1000は、ページデータ#1〜#Nに対するウイルスチェックの実施順序を変更する。
具体的には、画像形成装置1000は、指定された2つのページデータ#3、#5のうち、先に指定されたページデータ#3に対して、最初にウイルスチェックを実施する。次いで、画像形成装置1000は、後に指定されたページデータ#5に対してウイルスチェックを実施する。その後、画像形成装置1000は、ページデータ#3,#5を除いたデフォルトの順番で、各ページデータ#1,#2,#4,#6,…#Nに対して、ウイルスチェックを実施する。
このように、画像形成装置1000は、指定された複数のページデータを他のページデータよりも優先してウイルスチェックを実施する。これにより、画像形成装置1000は、指定された複数のページデータに対する所定の処理(ジョブ)を、他のページデータに対する所定の処理よりも優先して行うことが可能となる。
(3)指定する際のユーザインターフェイス例
図9は、ページデータを指定する際のユーザインターフェイスを説明するための図である。
図9を参照して、画像形成装置1000のコントローラ31は、操作パネル34に、複数の選択可能なアイコン(選択ボタン)を表示する。特に、コントローラ31は、ジョブリストのアイコン341がユーザによって選択されると、操作パネル34に、文書データに含まれる複数のページデータのアイコン351と、連続選択用のアイコン342と、全選択用のアイコン343と、確定用のアイコン344を表示する。なお、各アイコンは、タッチ操作で選択可能となっている。アイコン351(以下、「ページアイコン351」とも称する)の各々は、文書の各ページに対応している。
図9に示した状態は、ユーザが操作パネル34に対するタッチ操作によって、5つのページデータ#3,#6,#7,#11,#12を表した5つのページアイコン351が選択された状態を表している。このようなタッチ操作の後、ユーザが確定用のアイコン344を選択することにより、1以上のページデータが指定される。なお、このような連続選択を行う場合には、ユーザは、ページアイコン351の選択の前に、連続選択用のアイコン342を選択しておけばよい。
(4)小括
画像形成装置1000は、複数のページから1以上のページの指定を受け付ける。典型的には、ページアイコン351を用いて、ページの指定を受け付ける。画像形成装置1000は、当該指定されたページのページデータに対してウイルスチェックを実施した後に、当該複数のページのうち当該指定されたページ以外のページのページデータに対してウイルスチェックを実施する。
また、画像形成装置1000は、複数のページから2以上のページの指定を順番に受け付ける。画像形成装置1000は、当該指定されたページのページデータに対して当該指定を受け付けた順番でウイルスチェックを実施する。
〔c2.第2の具体例〕
本具体例では、指定されていないページのページデータについてもウイルスチェックの順番を変更する構成について説明する。
(1)指定されたページと隣接するページとを優先
ユーザによって指定されたページに隣接するページのページデータについてもウイルスチェックを優先する構成について説明する。
図10は、複数のページから2ページをユーザが指定した場合における順序変更を説明するための図である。
図10を参照して、状態(A)は、分割処理後のデフォルトの並び順を表した図である。なお、状態(A)では、ページデータ#1から順に(図の左から順に)、ウイルスチェックが実施される。
状態(B)は、ページデータ#8が指定され、かつ、当該指定後にページデータ#9がさらに指定された状態を模式的に表している。なお、上述したように、図の丸で囲った数字は、選択の順序を表している。画像形成装置1000は、2以上のページデータの指定を受け付けた場合に、当該指定されたページデータの全部または一部が連続しているか否かを判断する。
状態(C)は、状態(B)の後の状態を示している。ページデータ#8,#9が指定されると、状態(C)に示すように、画像形成装置1000は、ページデータ#1〜#Nに対するウイルスチェックの実施順序を変更する。
具体的には、画像形成装置1000は、指定された2つのページデータ#8,#9のうち、先に指定されたページデータ#8に対して、最初にウイルスチェックを実施する。次いで、画像形成装置1000は、後に指定されたページデータ#9に対してウイルスチェックを実施する。
その後、画像形成装置1000は、先に指定されたページデータ#8に隣接するページデータ#7に対してウイルスチェックを実施する。なお、ページデータ#8に隣接するページデータは、ページデータ#7とページデータ#9とであるが、ページデータ#9は既に指定されているため、ここでは、ページデータ#7に対してウイルスチェックを実施する。
次いで、画像形成装置1000は、後に指定されたページデータ#9に隣接するページデータ#10に対してウイルスチェックを実施する。なお、ページデータ#9に隣接するページデータは、ページデータ#8とページデータ#10とであるが、ページデータ#8は既に指定されているため、ここでは、ページデータ#10に対してウイルスチェックを実施する。
さらに、画像形成装置1000は、4つのページデータ#7〜#10を除いたデフォルトの順番で、各ページデータ#1,#2,#4,#5,#6,#11,#12,…#Nに対して、ウイルスチェックを実施する。
このように、画像形成装置1000は、指定された複数のページデータと当該指定されたページデータの前後のページデータ(1ページ前のページデータと1ページ後のページのページデータ)を他のページデータよりも優先してウイルスチェックを実施する。これにより、画像形成装置1000は、指定された複数のページデータと当該指定されたページデータに隣接するページデータとに対する所定の処理(ジョブ)を、他のページデータに対する所定の処理よりも優先して行うことが可能となる。
(2)指定されたページのグループを優先
画像形成装置1000は、複数のページを1ページ目から順に予め定められた枚数単位で複数のグループに区分し、かつグループ単位で予め定められた枚数のページを同時に操作パネル34にプレビュー表示させる機能を有する。
図11は、複数のページを1ページ目から順に3ページ単位で複数のグループに区分し、かつグループ単位のページを同時に操作パネル34にプレビュー表示させた状態を表した図である。
図11を参照して、状態(A)は、1ページ目から3ページ目までの3ページのページデータがプレビュー表示された状態を表している。状態(B)は、4ページ目から6ページ目までの3ページのページデータがプレビュー表示された状態を表している。状態(C)は、7ページ目から9ページ目までの3ページのページデータがプレビュー表示された状態を表している。
画像形成装置1000は、ユーザ操作に基づき、状態(A)から状態(B)に操作パネル34の表示を遷移させる。また、画像形成装置1000は、ユーザ操作に基づき、状態(B)から状態(C)に操作パネル34の表示を遷移させる。さらに、画像形成装置1000は、ユーザ操作に基づき、状態(B)から状態(A)に操作パネル34の表示を遷移させる。
以下では、画像形成装置1000が、このようなプレビュー表示をする場合に、当該プレビュー表示に先立ち、ウイルスチェックを実施する際の順序変更について構成を説明する。
図12は、複数のページからページを指定した場合における順序変更を説明するための図である。
図12を参照して、状態(A)は、分割処理後のデフォルトの並び順を表した図である。状態(B)は、状態(A)の後にページデータ#7,#8が連続して指定された状態を模式的に表している。
状態(C)は、状態(B)の後の状態を示している。ページデータ#7,#8が指定されると、状態(C)に示すように、画像形成装置1000は、ページデータ#1〜#Nに対するウイルスチェックの実施順序を変更する。
具体的には、画像形成装置1000は、指定された2つのページデータ#8、#9を含むグループ(以下、「第3グループ」とも称する)に含まれる3つのページデータ#7,#8,#9に対して、最初にウイルスチェックを実施する。次いで、画像形成装置1000は、第3グループの前後のグループのうち、前のグループ(以下、「第2のグループ」とも称する)のページデータ#4,#5,#6に対してウイルスチェックを実施する。次いで、画像形成装置1000は、後のグループ(以下、「第4のグループ」とも称する)のページデータ#10,#11,#12に対してウイルスチェックを実施する。その後、画像形成装置1000は、残りのグループ(第1のグループ,第5のグループ,第6のグループ,…)のページデータに対して、ページの若い順にウイルスチェックを実施する。
この場合、指定された2つのページデータ#8、#9を含む第3のグループに含まれる3つのページデータ#7,#8,#9のウイルスチェックが優先されるので、画像形成装置1000によれば、当該ページデータ#7,#8,#9を速やかにプレビュー表示することが可能となる。
また、図11の遷移例に示したように、第3のグループのプレビュー表示が行われた後は、第3のグループの前後のグループ(第2のグループおよび第3のグループ)のプレビュー表示が行われる可能性が高い。この点に関し、画像形成装置1000は、第3のグループの前後の第2のグループと第4のグループとに対して、第3のグループの次に優先してウイルスチェックを実施する。したがって、画像形成装置1000によれば、第2のグループと第4のグループとに含まれるページデータを速やかにプレビュー表示することが可能となる。
(3)小括
画像形成装置1000は、複数のページから1以上のページの指定を受け付ける。画像形成装置1000は、2以上のページの指定を受け付けた場合に、当該指定されたページの全部または一部が連続しているか否かを判断する。画像形成装置1000は、指定されたページの全部または一部が連続している場合、最初に、連続しているページのページデータに対するウイルスチェックを実施する。画像形成装置1000は、連続しているページのページデータに対するウイルスチェックの次に、連続しているページの少なくとも前後の各1ページのページデータに対するウイルスチェックを実施する(図10参照)。
また、画像形成装置1000は、複数のページを1ページ目から順に予め定められた枚数単位で複数のグループに区分し、かつグループ単位で前記予め定められた枚数のページを同時に操作パネル34にプレビュー表示させる(図11参照)。画像形成装置1000は、複数のページのページデータに対してウイルスチェックを実施する際に、連続しているページを含むグループと当該グループの前後の各1つのグループとに含まれるページを優先し、当該優先されたページのページデータに対してウイルスチェックを実施する(図12参照)。
〔c3.第3の具体例〕
画像形成装置1000は、操作パネル34において、フリック操作を受け付ける機能を有する。具体的には、画像形成装置1000は、操作パネル34にページアイコンを表示する。より具体的には、画像形成装置1000は、予め定められた数のページアイコンを同時に操作パネル34に表示させる。この状態で、画像形成装置1000は、フリック操作を受け付ける。以下、フリック操作を受け付けたときのウイルスチェックの実施順序について説明する。
図13は、フリック操作時のウイルスチェックの実施を説明するための図である。
図13を参照して、状態(A)は、14ページ目のページデータ#14を表したページアイコン361が操作パネル34の表示画面の中央に拡大表示された状態を表している。また、状態(A)では、13ページ目のページデータ#13を表したページアイコン361と、15ページ目のページデータ#15を表したページアイコン361とが、ページデータ#14を表したページアイコン361の両脇に表示される。
状態(A)において指を図13の右から左方向へ移動させるフリック操作を操作パネル34が受け付けると、操作パネル34の表示画面は、一例として、状態(A)から状態(B)に遷移する。
状態(B)は、15ページ目のページデータ#15を表したページアイコン361が操作パネル34の表示画面の中央に拡大表示された状態を表している。また、状態(B)では、14ページ目のページデータ#14を表したページアイコン361と、16ページ目のページデータ#16を表したページアイコン361とが、ページデータ#15を表したページアイコン361の両脇に表示される。
状態(B)の状態が一定時間以上継続すると、状態(C)に示すように、表示されているアイコンに対応付けられたページデータの指定が行われる。本例の場合には、画面中央に表示されているページアイコン361に対応付けられた15ページ目のページデータ#15のみならず、14ページ目のページデータ#14と、16ページ目のページデータ#16との指定が行われる。さらに、一部が表示されているページアイコン361に対応付けられた、13ページ目のページデータ#13と、17ページ目のページデータ#17とについても指定がなされる。なお、図13では、指定がなされた状態をハッチングで模式的に示している。
このような指定が行われると、画像形成装置1000は、5つのページデータ#13〜#17を他のページデータよりも優先して、ウイルスチェックを実施する。これにより、画像形成装置1000は、操作パネル34の画面に表示されたページアイコンに対応するページデータのプレビュー画像を、当該ページアイコンの位置に速やかに表示可能となる。
(小括)
画像形成装置1000は、予め定められた数のページアイコンを同時に操作パネル34に表示させる。画像形成装置1000は、当該予め定められた数と同じ数のページを同時に操作パネル34にプレビュー表示させることができる。複数のページの各々は、互いに異なるページアイコンと関連付けがなされている。
画像形成装置1000は、ページアイコンに対するフリック操作を受け付ける。画像形成装置1000は、フリック操作に基づき、操作パネル34に表示させる予め定められた数のページアイコンを変更する。画像形成装置1000は、フリック操作に基づき上記予め定められた数のページアイコンが操作パネル34に表示されたことに基づき、当該予め定められた数のページアイコンに関連付けられた予め定められた数のページが指定されたと判断する。
詳しくは、画像形成装置1000は、フリック操作に基づいて予め定められた数のページアイコンが予め定められた時間以上にわたり操作パネル34に表示されたことを条件に、予め定められた数のページが指定されたと判断する。
〔c4.第4の具体例〕
画像形成装置1000は、印刷(プリント)面を上にしてトレイに排出するフェイスアップ機能(動作モード)を有する。印刷面を上にして排出すると、連続する用紙は順序が逆になるが、排出された用紙の表面が見えるメリットがある。本具体例では、画像形成装置1000において、フェイスアップ機能を実行するモードがユーザによって選択されたときのウイルスチェックの実施順序について説明する。
図14は、フェイスアップ機能が選択された場合における順序変更を説明するための図である。
図14を参照して、状態(A)は、分割処理後のデフォルトの並び順を表した図である。状態(B)は、順序を変更した後の状態を示している。状態(B)に示すように、画像形成装置1000は、複数のページの最終ページから降順で前記複数のページのページデータの各々に対してウイルスチェックを実施する。つまり、画像形成装置1000は、ページデータ#N,#N−1,#N−2,…#3,#2,#1の順にウイルスチェックを実行する。
このような構成によれば、フェイスアップ機能実行時に、印刷順序に即した順序(降順)でウイルスチェックを実施することが可能となる。したがって、デフォルトの順(昇順)でウイルスチェックを実施する場合に比べて、印刷処理に要する時間を短縮することが可能となる。
(小括)
以上のように、画像形成装置1000は、ページの順序を昇順から降順に変更してページの印刷を行う動作モードを有し、当該動作モードが指定された場合には、複数のページの最終ページから降順で複数のページのページデータの各々に対してウイルスチェックを実施する。
〔c5.第5の具体例〕
画像形成装置1000は、複数枚の原稿を両面コピーして小冊子を作成する小冊子プリント機能(製本機能)を有する。本具体例では、画像形成装置1000において、小冊子プリント機能を実行するモードがユーザによって選択されたときのウイルスチェックの実施順序について説明する。
図15は、小冊子プリント機能が選択された場合における順序変更を説明するための図である。
図15を参照して、状態(A)は、分割処理後のデフォルトの並び順を表した図である。一例として、8ページの小冊子を作成する場合における、8つのページデータのデフォルトの並び順を表している。
状態(B)は、小冊子プリント機能がユーザによって選択された場合における、変更後の順序を示している。この場合には、画像形成装置1000は、ページデータ#8,#1,#2,#7,#6,#3,#4,#5の順にウイルスチェックを実施する。
このような構成によれば、小冊子プリント機能実行時に、印刷順序に即した順序(降順)でウイルスチェックを実施することが可能となる。したがって、デフォルトの順(昇順)でウイルスチェックを実施する場合に比べて、印刷処理に要する時間を短縮することが可能となる。
(小括)
以上のように、画像形成装置1000は、予め定められた規則に基づき、ページの順序を入れ替える動作モードを有する。画像形成装置1000は、当該動作モードが指定された場合、入れ替え後の順序で複数のページのページデータに対してウイルスチェックを実施する。
<D.データ構造>
上述したように、画像形成装置1000は、文書データを複数のページデータに分割し、かつ分割されたページデータの順序を並びかえる。以下では、このような処理を実施するときのデータ構造について説明する。
図16は、データの分割および並び替えを実行するときのデータ構造の典型例を表した図である。
図16を参照して、画像形成装置1000は、文書データ401と、一時データキュー402と、ページリスト403と、ウイルスチェック用データキュー404とを有する。
文書データは、ヘッダと、本体部とを有する。本体部は、N個のページデータ#1〜#Nで構成されている。
画像形成装置1000は、本体部をN個のページデータに分割し、当該分割により得られたページデータ#1〜#Nを一時データキュー402に格納する。
たとえば、ページデータ#3とページデータ#8とがこの順にユーザによって指定されると、ページリスト403に、ページデータ#3とページデータ#8とのページ情報がこの順に格納される。なお、ページ情報は、ページ番号を含む。
ページデータの指定が終了すると、ウイルスチェック用データキュー404には、順序を変更した状態でページデータが格納される。本例の場合、ページデータ#3,#8,#1,#2,#4,#5,#6,#7,#9,…#Nの順にページデータが格納される。
なお、詳細ついては後述するが、ページリスト403は、典型的には、メインページリストと、サブページリストとによって構成される。
<E.機能的構成>
図17は、画像形成装置1000の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。
図17を参照して、画像形成装置1000は、読取部501と、通信IF部502と、記憶部503と、分割部504と、ウイルスチェック部505と、処理実施部506と、受付部507と、表示部508とを有する。処理実施部506は、表示制御部561と、印刷処理部562と、編集処理部563とを有する。
読取部501は、スキャナユニット12に対応する。読取部501は、自動原稿搬送ユニット13により搬送された原稿の画像を読み取り、読取データを生成する。
通信IF部502は、ネットワークを介して外部機器からのデータを受信する。あるいは、通信IF部502は、たとえば、画像形成装置1000のUSBポートに挿し込まれたUSBメモリからデータを読み取る。
読取部501により得られたデータおよび通信IF部502により受信されたデータは、記憶部503に格納される。
分割部504は、記憶部503に記憶されたデータを複数のページデータに分割する。分割部504は、分割により得られた複数のページデータをウイルスチェック部505に送る。なお、データ分割の具体的な方法については、上述したので、ここでは説明を繰り返さない。
ウイルスチェック部505は、複数のページデータの各々に対して、指定された順序でウイルスチェックを実施する。具体的には、上記の第1の具体例から第5の具体例に基づき説明した順序で、各ページデータに対してウイルスチェックを行う。
受付部507は、ユーザ操作を受け付ける。受付部507は、ユーザ操作に基づき信号をウイルスチェック部505に送る。たとえば、受付部507は、操作パネル34(表示部508)に表示されたページデータに対応するアイコンの指定(選択)を受け付ける。また、受付部507は、動作モードの指定を受け付ける。たとえば、受付部507は、スキャナモード、編集モード、印刷モードの指定を受け付ける。また、受付部507は、印刷モードの場合には、フェイスアップ機能の指定、小冊子プリント機能の指定等のさらなる指定を受け付ける。
処理実施部506は、各種の処理を実施する。典型的には、処理実施部506は、指定された処理(ジョブの処理)を実施する。ある局面においては、処理実施部506は、ユーザ操作に基づいた処理を実施する。
表示制御部561は、ページアイコン、ページデータのプレビュー画像等を表示部508に表示させる。
印刷処理部562は、本体部10の各部を制御して、用紙Pに画像を形成する。たとえば、印刷処理部562は、画像形成ユニット11に対して指令を送ることにより、画像形成ユニット11に画像形成等を実施させる。
編集処理部563は、ユーザによって指定されたページに対して、ユーザ操作に基づく編集を実施する。具体的には、編集処理部563は、指定されたページに対して、画像シフトのシフト量、画像位置調整、スクリーン処理、トーンカーブ調整等の画質調整を実施する。なお、編集処理部563は、画質調整後、サンプル印字を実施する。これにより、ユーザは、調整後の画質が期待通りか否かを確認できる。
以下、分割部504とウイルスチェック部505と処理実施部506と受付部507との処理について、機能ブロック図に基づいて、具体的に説明する。
(1)記憶部503に記憶されたデータがヘッダを含む構成の場合、ウイルスチェック部505によってヘッダに対するウイルスチェックが実施された後に、分割部504が、当該データを複数のページデータに分割する。
(2)ある局面において、ウイルスチェック部505によるページデータに対するウイルスチェックが完了すると、処理実施部506は、指定された順序における次の順番のページデータに対するウイルスチェックの完了を待たずに、当該ウイルスチェックが完了したページデータに対して指定された処理を実施する(図5参照)。
(3)ある局面において、受付部507は、複数のページから1以上のページの指定を受け付ける。ウイルスチェック部505は、指定されたページのページデータに対してウイルスチェックを実施した後に、複数のページのうち指定されたページ以外のページのページデータに対してウイルスチェックを実施する(図7参照)。
(4)ある局面において、受付部507は、複数のページから2以上のページの指定を順番に受け付ける。ウイルスチェック部505は、指定されたページのページデータに対して指定を受け付けた順番でウイルスチェックを実施する(図8参照)。
(5)ある局面において、受付部507は、複数のページから1以上のページの指定を受け付ける。ウイルスチェック部505は、受付部507が2以上のページの指定を受け付けた場合に、指定されたページの全部または一部が連続しているか否かを判断する。
ウイルスチェック部505は、指定されたページの全部または一部が連続している場合、最初に、連続しているページのページデータに対するウイルスチェックを実施する。ウイルスチェック部505は、連続しているページのページデータに対するウイルスチェックの次に、連続しているページの少なくとも前後の各1ページのページデータに対するウイルスチェックを実施する(図10参照)。
(6)ある局面において、処理実施部506の表示制御部561は、指定された処理として、複数のページを1ページ目から順に予め定められた枚数単位で複数のグループに区分し、かつ当該グループ単位で当該予め定められた枚数のページを同時に表示部508にプレビュー表示させる。
ウイルスチェック部505は、複数のページのページデータに対してウイルスチェックを実施する際に、連続しているページを含むグループと当該グループの前後の各1つのグループとに含まれるページを優先し、当該優先されたページのページデータに対してウイルスチェックを実施する(図12参照)。
(7)処理実施部506の表示制御部561は、予め定められた数のページアイコンを同時に表示部508に表示させる。表示制御部561は、指定された処理として、予め定められた数と同じ数のページを同時に表示部508にプレビュー表示させる。複数のページの各々は、互いに異なるページアイコンと関連付けがなされている。
受付部507は、ページアイコンに対するフリック操作をさらに受け付ける。表示制御部561は、フリック操作に基づき、表示部508に表示させる予め定められた数のページアイコンを変更する(図13の状態(A),(B)参照)。受付部507は、フリック操作に基づき予め定められた数のページアイコンが表示部508に表示されたことに基づき、予め定められた数のページアイコンに関連付けられた予め定められた数のページが指定されたと判断する。
詳しくは、受付部507は、前記フリック操作に基づいて前記予め定められた数のページアイコンが予め定められた時間以上にわたり表示部508に表示されたことを条件に、予め定められた数のページが指定されたと判断する(図13の状態(C)参照)。
(8)ウイルスチェック部505は、フェイスアップ機能の動作モードが指定された場合には、複数のページの最終ページから降順で複数のページのページデータの各々に対してウイルスチェックを実施する(図14参照)。
(9)ウイルスチェック部505は、小冊子プリント機能の動作モードが指定された場合には、予め定められた規則に基づき入れ替えがなされた順序で複数のページのページデータに対してウイルスチェックを実施する(図15参照)。
なお、分割部504、ウイルスチェック部505、処理実施部506は、典型的には、CPU311(図2)がプログラムを実行することにより実現される。記憶部503は、コントローラ31内に設けられていてもよいし、あるいは固定記憶装置32であってもよい。
<F.制御構造>
次に、画像形成装置1000で実行される処理の流れについて説明する。具体的には、ウイルスチェック用データキュー404(図16参照)にページデータが登録されるまでの処理について説明する。
再び、図16を参照して、画像形成装置1000においては、ウイルスチェック用データキュー404にページデータが登録されるまでの処理として、以下の処理(1)〜(3)に大別できる。
(1)文書データ401から一時データキュー402を生成する処理
(2)一時データキュー402からページリスト403への登録処理(指定されたページが連続する場合には、サブページリストへの登録を含む)
(3)ページリスト403に基づく、一時データキュー402からウイルスチェック用データキュー404へのページデータの登録処理(順序変更処理)
図18は、文書データ401から一時データキュー402を生成する処理(処理(1))の流れを説明するためのフロー図である。
図18を参照して、ステップS101において、CPU311(図2等参照)は、文書データのヘッダからページ情報を取得する。ステップS102において、CPU311は、取得したページ情報から、文書データの総ページ数(N)の情報を取得する。
ステップS103において、CPU311は、予め定められた変数iの値を1に設定する。ステップS104において、CPU311は、文書データの本体部からiページ目のページデータ#iを読み込む。ステップS105において、CPU311は、変数iの値をインクリメントする。すなわち、CPU311は、iの値を1だけ増加させる。
ステップS106において、CPU311は、iがN以上であるか否かを判断する。CPU311は、iがN以上であると判断すると(ステップS106においてYES)、ステップS107において、読込まれた全てのページデータ#1〜#Nを一時データキュー402に登録する。CPU311は、iがN未満であると判断すると(ステップS106においてNO)、処理をステップS104に進める。
図19は、一時データキュー402からページリスト403を生成する処理(処理(2))の流れを説明するためのフロー図である。
ステップS201において、CPU311は、ページアイコン(図9参照)に対するユーザ操作が、タッチ操作であるか、あるいはフリック操作であるかを判定する。CPU311は、タッチ操作であると判断した場合、処理をステップS202に進める。CPU311は、フリック操作であると判断した場合、処理をステップS208に進める。
ステップS202において、CPU311は、ページリスト403が生成済みであるか否かを判断する。CPU311は、ページリスト403が生成されていないと判断した場合(ステップS202においてNO)、ステップS203において、ページリスト403を生成する。その後、CPU311は、処理をステップS204に進める。また、CPU311は、ページリスト403が生成済みであると判断した場合(ステップS202においてYES)、処理をステップS204に進める。
ステップS204において、CPU311は、タッチ操作にて指定(選択)されたページアイコンに対応するページのページ情報(典型的には、ページ番号)を、ページリスト403に登録する。
ステップS205において、CPU311は、ページリスト403において登録されたページ番号が連続しているか否かを判断する。CPU311は、連続していると判断した場合(ステップS205においてYES)、ステップS206において、指定されたページは連続しているものと判断し、指定されたページの前後のページのページ情報についてもページリスト403(詳しくは、サブページリスト)に登録する。その後、CPU311は、処理をステップS207に進める。また、CPU311は、連続していないと判断した場合(ステップS205においてNO)、処理をステップS207に進める。
ステップS207において、CPU311は、タッチ操作をさらに受け付けたか否かを判断する。CPU311は、さらなるタッチ操作を受け付けたと判断した場合(ステップS207においてYES)、処理をステップS202に進める。CPU311は、さらなるタッチ操作を受けていないと判断した場合(具体的には、ページアイコン351の選択を終了する旨のユーザ操作を受け付けた場合)、一連の処理を終了する。
ステップS208において、CPU311は、ページリスト403の生成を行う。ステップS209において、CPU311は、指定された(中央に位置する)ページアイコン361(図13参照)のページ番号と、表示されているページアイコン数(図13の場合には5個)とを取得し、ページリスト403を生成する。たとえば、図13の場合、13ページから17ページまでの5ページ分のページ番号(ページ情報)をページリスト403に登録する。
図20は、ページリスト403に基づく、一時データキュー402からウイルスチェック用データキュー404へのページデータの登録処理(処理(3))の流れを説明するためのフロー図である。
図20を参照して、ステップS301において、CPU311は、ページリスト403を読み込む。ステップS302において、CPU311は、ページリスト403にページ情報の登録の有無を判断する。CPU311は、登録されていると判断した場合(ステップS302においてYES)、ステップS303において、予め定められた変数jの値を1に設定する。CPU311は、登録されていないと判断した場合(ステップS302においてNO)、一連の処理を終了する。
ステップS304において、CPU311は、ページリスト403において先頭からj番目のページ情報を読み込む。ステップS305において、CPU311は、読み込まれたj番目のページ情報(典型的にはページ番号)のページデータを、一時データキュー402からウイルスチェック用データキュー404に移動する。具体的には、当該ページデータをウイルスチェック用データキュー404に登録した後、一時データキュー402から当該ページデータを削除する。
ステップS306において、CPU311は、ページリスト403に他のページ情報が存在するか否かを判断する。CPU311は、他のページ情報が存在すると判断した場合(ステップS306においてYES)、ステップS307において、jの値をインクリメントする。その後、CPU311は、処理をステップS304に進める。CPU311は、他のページ情報は存在しないと判断した場合(ステップS306においてNO)、一連の処理を終了する。
次に、図19におけるステップS206の詳細について説明する。詳しくは、サブページリストへの登録処理について説明する。
図21は、図19におけるステップS206の詳細を説明するためのフロー図である。
図21を参照して、ステップS401において、CPU311は、予め定められた変数kの値を1に設定する。ステップS402において、k番目の連続ページ群の先頭のページ情報(典型的にはページ番号)をページリスト403から取得する。
なお、「連続ページ群」とは、ページリスト403において、ページ情報として、たとえば3ページ、4ページ、8ページ、9ページのページ番号が登録されていた場合、3ページと4ページとが1つの連続ページ群、8ページと9ページとが1つの連続ページ群を構成する。すなわち、この場合、2つの連続ページ群が存在することになる。
ステップS403において、CPU311は、先頭のページの1つ前のページが一時データキュー402において存在するか否かを判断する。CPU311は、存在すると判断された場合(ステップS403においてYES)、ステップS404において、当該1つ前のページのページ情報をサブページリストへ登録する。その後、CPU311は、処理をステップS405に進める。CPU311は、存在しないと判断された場合(ステップS403においてNO)、処理をステップS405に進める。
ステップS405において、CPU311は、k番目の連続ページ群の最後のページ情報(典型的にはページ番号)をページリスト403から取得する。ステップS406において、CPU311は、最後のページの1つ後のページが一時データキュー402において存在するか否かを判断する。CPU311は、存在すると判断された場合(ステップS406においてYES)、ステップS407において、当該1つ後のページのページ情報をサブページリストへ登録する。その後、CPU311は、処理をステップS408に進める。CPU311は、存在しないと判断された場合(ステップS406においてNO)、処理をステップS408に進める。
ステップS408において、CPU311は、他の連続ページ群が存在するか否かを判断する。CPU311は、存在すると判断された場合(ステップS408においてYES)、ステップS409においてkの値をインクリメントする。その後、CPU311は、処理をステップS402に進める。CPU311は、存在しないと判断された場合(ステップS408においてNO)、一連の処理を終了する。
図22は、サブページリストに関する処理の流れを説明するためのフロー図である。
図22を参照して、ステップS501において、CPU311は、サブページリストを読み込む。ステップS502において、CPU311は、サブページリストにページ情報が登録されているか否かを判断する。CPU311は、登録されていると判断された場合(ステップS502においてYES)、ステップS503において、予め定められた変数mの値を1に設定する。ステップS504において、CPU311は、サブページリストにおいて、先頭からm番目のページ情報を読み込む。ステップS505において、CPU311は、読み込まれたm番目のページ情報のページデータを一時データキュー402からウイルスチェック用データキュー404へと移動させる。
ステップS506において、CPU311は、サブページリストに他のページ情報が存在するか否かを判断する。CPU311は、他のページ情報が存在すると判断した場合(ステップS506においてYES)、ステップS507において、mの値をインクリメントする。その後、CPU311は、処理をステップS504に進める。CPU311は、他のページ情報は存在しないと判断した場合(ステップS506においてNO)、一連の処理を終了する。
図23は、図19のステップS209の詳細を説明するためのフロー図である。
図23を参照して、ステップS601において、CPU311は、ページアイコン361(図13参照)が移動中か否かを判断する。CPU311は、移動中と判断された場合(ステップS601においてYES)、処理をステップS601に戻す。CPU311は、移動中でないと判断された場合(ステップS601においてNO)、ステップS602において、ページアイコン361が一定時間以上停止しているか否かを判断する。
CPU311は、ページアイコンが一定時間以上停止していると判断した場合(ステップS602においてYES)、ステップS603において、操作パネル34に表示されているページアイコンのページ情報を取得する。たとえば、図13の状態(C)の場合、CPU311は、13ページから17ページのページ情報(ページ番号)を取得する。ステップS604において、CPU311は、取得されたページ情報をページリストに登録する。
図24は、動作モードに基づく並び替え処理を説明するためのフロー図である。
図24を参照して、ステップS701において、CPU311は、動作モードの情報を取得する。ステップS702において、CPU311は、取得された動作モードでは、印刷順序の変更処理があるか否かを判断する。たとえば、CPU311は、動作モードがフェイスアップ機能を実行するモードである場合または小冊子プリント機能を実行するモードである場合には、印刷順序の変更処理があると判断する。
CPU311は、印刷順序の変更処理があると判断された場合(ステップS702においてYES)、ステップS703にてページ割り付けの変更があるかいなかを判断する。たとえば、CPU311は、動作モードがフェイスアップ機能を実行するモードである場合には、ページ割り付けの変更がないと判断する。一方、CPU311は、小冊子プリント機能を実行するモードである場合には、ページ割り付けの変更があると判断する。
CPU311は、ページ割り付けの変更があると判断した場合(ステップS703においてYES)、ステップS704において、ページ割り付け処理を実行する。その後、CPU311は、処理をステップS705に進める。CPU311は、ページ割り付けの変更がないと判断した場合(ステップS703においてNO)、処理をステップS705に進める。
ステップS705において、CPU311は、一時データキュー402のページデータを並び替えた状態で、ウイルスチェック用データキュー404に当該ページデータを登録する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,Db 本体部、11 画像形成ユニット、12 スキャナユニット、13 自動原稿搬送ユニット、14A,14B 給紙トレイ、15 搬送路、16 メディアセンサ、17 反転搬送路、20 後処理装置、31 コントローラ、32 固定記憶装置、34 操作パネル、35 プリンタコントローラ、36 ネットワークIF、37 ワイアレスIF、38 バス、101 中間転写ベルト、102,103 レジストローラ、104C,104K,104M,104Y 画像形成部、105 画像濃度センサ、111 1次転写装置、115 2次転写装置、113 給紙ローラ、120 定着装置、220 パンチ処理装置、250 平綴じ処理部、260 中綴じ処理部、271,272,273 排出トレイ、342,343,344 アイコン、351,361 ページアイコン、401 文書データ、402 一時データキュー、403 ページリスト、404 ウイルスチェック用データキュー、501 読取部、502 通信IF部、503 記憶部、504 分割部、505 ウイルスチェック部、506 処理実施部、507 受付部、508 表示部、561 表示制御部、562 印刷処理部、563 編集処理部、1000 画像形成装置、D1,D2 データ、De 要素データ、Dh ヘッダ、P 用紙、NW ネットワーク。

Claims (14)

  1. データを記憶する記憶手段と、
    前記データを複数の要素データに分割する分割手段と、
    前記複数の要素データの各々に対して、指定された順序でウイルスチェックを実施する第1の実施手段とを備える、画像形成装置。
  2. 前記データは、ヘッダと本体部とを含み、
    前記分割手段は、前記本体部を前記複数の要素データに分割する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の実施手段は、前記ヘッダに対して前記ウイルスチェックをさらに実施し、
    前記分割手段は、前記ヘッダに対してウイルスチェックを実施した後に、前記データを複数の要素データに分割する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記データに対して、指定された処理を実施する第2の実施手段をさらに備え、
    前記第2の実施手段は、前記要素データに対する前記ウイルスチェックが完了すると、前記指定された順序における次の順番の前記要素データに対する前記ウイルスチェックの完了を待たずに、当該ウイルスチェックが完了した要素データに対して前記指定された処理を実施する、請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記データは、複数のページを有する文書データであって、
    前記要素データは、前記文書データにおける1ページのページデータである、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記複数のページから1以上のページの指定を受け付ける受付手段をさらに備え、
    前記第1の実施手段は、前記指定されたページのページデータに対して前記ウイルスチェックを実施した後に、前記複数のページのうち前記指定されたページ以外のページのページデータに対して前記ウイルスチェックを実施する、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記受付手段は、前記複数のページから2以上のページの指定を順番に受け付け、
    前記第1の実施手段は、前記指定されたページのページデータに対して前記指定を受け付けた順番で前記ウイルスチェックを実施する、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記複数のページから1以上のページの指定を受け付ける受付手段をさらに備え、
    前記第1の実施手段は、
    前記受付手段が2以上のページの指定を受け付けた場合に、前記指定されたページの全部または一部が連続しているか否かを判断し、
    前記指定されたページの全部または一部が連続している場合、最初に、前記連続しているページのページデータに対する前記ウイルスチェックを実施し、
    前記連続しているページのページデータに対する前記ウイルスチェックの次に、前記連続しているページの少なくとも前後の各1ページのページデータに対する前記ウイルスチェックを実施する、請求項5に記載の画像形成装置。
  9. タッチスクリーンをさらに備え、
    前記第2の実施手段は、前記指定された処理として、前記複数のページを1ページ目から順に予め定められた枚数単位で複数のグループに区分し、かつ前記グループ単位で前記予め定められた枚数のページを同時に前記タッチスクリーンにプレビュー表示させ、
    前記第1の実施手段は、前記複数のページのページデータに対して前記ウイルスチェックを実施する際に、前記連続しているページを含むグループと当該グループの前後の各1つのグループとに含まれる前記ページを優先し、当該優先されたページのページデータに対してウイルスチェックを実施する、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. タッチスクリーンをさらに備え、
    前記第2の実施手段は、前記タッチスクリーンの表示を制御する表示制御手段であり、
    前記表示制御手段は、
    予め定められた数のアイコンを同時に前記タッチスクリーンに表示させ、
    前記指定された処理として、前記予め定められた数と同じ数の前記ページを同時に前記タッチスクリーンにプレビュー表示させ、
    前記複数のページの各々は、互いに異なる前記アイコンと関連付けがなされており、
    前記受付手段は、前記アイコンに対するフリック操作をさらに受け付け、
    前記表示制御手段は、前記フリック操作に基づき、前記タッチスクリーンに表示させる前記予め定められた数のアイコンを変更し、
    前記受付手段は、前記フリック操作に基づき前記予め定められた数のアイコンが前記タッチスクリーンに表示されたことに基づき、前記予め定められた数のアイコンに関連付けられた前記予め定められた数のページが指定されたと判断する、請求項6に記載の画像形成装置。
  11. 前記受付手段は、前記フリック操作に基づいて前記予め定められた数のアイコンが予め定められた時間以上にわたり前記タッチスクリーンに表示されたことを条件に、前記予め定められた数のページが指定されたと判断する、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. ページの順序を昇順から降順に変更してページの印刷を行う動作モードを有し、
    前記第1の実施手段は、前記動作モードが指定された場合には、前記複数のページの最終ページから降順で前記複数のページのページデータの各々に対して前記ウイルスチェックを実施する、請求項5に記載の画像形成装置。
  13. 予め定められた規則に基づき、前記ページの順序を入れ替える動作モードを有し、
    前記第1の実施手段は、前記動作モードが指定された場合、前記入れ替え後の順序で前記複数のページのページデータに対して前記ウイルスチェックを実施する、請求項5に記載の画像形成装置。
  14. メモリに記憶されたデータを複数の要素データに分割するステップと、
    前記複数の要素データの各々に対して、指定された順序でウイルスチェックを実施するステップとを備える、ウイルスチェック方法。
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