JP2020031195A - 配線基板、実装基板、電子装置、及び実装方法 - Google Patents
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Abstract
Description
そのため、特許文献1に開示された配線基板に、底面に大きな露出パターンを有する実装部品を実装すると、配線基板の配線と実装部品の露出パターンとが接触し、信号線と実装部品の露出パターンとがショートしてしまうことがある。
配線基板10の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
実装基板2は、配線基板10を備える。
実装基板2は、第一実装部品3か第二実装部品4かのいずれか一方を備える。
実装基板2は、第一実装部品3と、第二実装部品4と、のうち一方を選択実装可能である。
本実施形態において、第一実装部品3及び第二実装部品4は、高周波フィルタである。
その際、配線基板10上に第一実装部品3が実装されている。
第一実装部品3は、第一端子3aと、第二端子3bと、を有する。
第一端子3aと第二端子3bとは、互いに第一ピッチP1で設けられている。
例えば、図2に示すように、第一実装部品3の第一端子3aには、信号線としてアンテナANTの出力線が、接続されてもよい。
例えば、図2に示すように、第一実装部品3の第二端子3bには、信号線としてアンプAMPの入力線が接続されてもよい。
また、実装基板2は、第一接続部品5と、第二接続部品6と、第三接続部品7と、第四接続部品8と、をさらに備えてもよい。
その際、配線基板10上には、第二実装部品4と、第一接続部品5と、第二接続部品6と、第三接続部品7と、第四接続部品8と、が実装されている。
第二実装部品4は、第三端子4aと、第四端子4bと、を有する。
第三端子4aと第四端子4bとは、互いに第二ピッチP2で設けられている。
ここで、第二ピッチP2は、第一ピッチP1より小さい。
例えば、図4に示すように、第二実装部品4の第三端子4aには、第三接続部品7及び第一接続部品5を介して、信号線としてアンテナANTの出力線が、接続されてもよい。
例えば、図4に示すように、第二実装部品4の第四端子4bには、第四接続部品8及び第二接続部品6を介して、信号線としてアンプAMPの入力線が接続されてもよい。
本実施形態の配線基板10の構成について説明する。
図5に示すように、配線基板10は、第一ランド11と、第二ランド12と、第三ランド13と、第四ランド14と、を備える。
配線基板10は、第一中間パターン15と、第二中間パターン16、とをさらに備える。
第二ランド12は、第二端子3bに接続可能である。
すなわち、第一実装部品3を配線基板10に実装する際、第一端子3aは第一ランド11に接続され、第二端子3bは第二ランド12に接続される。
第一端子3a及び第二端子3bは、例えばはんだ付けにより各ランドに接続される。
第四ランド14は、第四端子4bに接続可能である。
すなわち、第二実装部品4を配線基板10に実装する際、第三端子4aは第三ランド13に接続され、第四端子4bは第四ランド14に接続される。
第一端子3a及び第二端子3bは、例えば、はんだ付けにより各ランドに接続される。
図5に示すように、第三ランド13及び第四ランド14は、第一実装部品3の底面の実装領域AR3内にある。
ここで第一ランド11から第三ランド13へ第一中間パターン15が延びている方向を、パターン延伸方向Dpという。
ずなわち、第一中間パターン15の一端は、第一ランド11に接続され、第一中間パターン15の他端は、第三ランド13に接続されている。
本実施形態では、図5に示すように、第一断線部GP1は、パターン延伸方向Dpに広がる導電パターンの間隙である。このため、第一中間パターン15は、第一断線部GP1において、電気的に断線している。
図5に示すように、本実施形態において、第一断線部GP1は、第一実装部品3の底面の実装領域AR3外にある。
第一接続ランド対15pは、第一断線部GP1を跨ぐように設けられている。
第一接続ランド対15pには、第一接続部品5を実装することができる。
それにより、第一接続部品5は、第一断線部GP1間を電気的に接続できる。
その際、第一接続部品5は、第一断線部GP1を跨ぐように実装される。
第一接続部品5は、例えばコンデンサである。
ずなわち、第二中間パターン16の一端は、第二ランド12に接続され、第二中間パターン16の他端は、第四ランド14に接続されている。
本実施形態では、図5に示すように、第二断線部GP2は、パターン延伸方向Dpに広がる導電パターンの間隙である。このため、第二中間パターン16は、第二断線部GP2において、電気的に断線している。
図5に示すように、本実施形態において、第二断線部GP2は、第一実装部品3の底面の実装領域AR3外にある。
第二接続ランド対16pは、第二断線部GP2を跨ぐように設けられている。
第二接続ランド対16pには、第二接続部品6を実装することができる。
それにより、第二接続部品6は、第二断線部GP2間を電気的に接続できる。
その際、第二接続部品6は、第二断線部GP2を跨ぐように実装される。
第二接続部品6は、例えばコンデンサである。
本実施形態では、図5に示すように、第三断線部GP3は、パターン延伸方向Dpに広がる導電パターンの間隙である。このため、第一中間パターン15は、第三断線部GP3において、電気的に断線している。
第三断線部GP3は、第一実装部品3の底面の実装領域AR3内にあってもよい。
第三断線部GP3は、さらに第二実装部品4の底面の実装領域AR4内にあってもよい。
第三接続ランド対15qは、第三断線部GP3を跨ぐように設けられている。
第三接続ランド対15qには、第三接続部品7を実装してもよい。
それにより、第三接続部品7は、第三断線部GP3間を電気的に接続できる。
その際、第三接続部品7は、第三断線部GP3を跨ぐように実装される。
第三接続部品7は、例えばコンデンサである。
本実施形態では、図5に示すように、第四断線部GP4は、パターン延伸方向Dpに広がる導電パターンの間隙である。このため、第二中間パターン16は、第四断線部GP4において、電気的に断線している。
第四断線部GP4は、第一実装部品3の底面の実装領域AR3内にあってもよい。
第四断線部GP4は、さらに第二実装部品4の底面の実装領域AR4内にあってもよい。
第四接続ランド対16qは、第四断線部GP4を跨ぐように設けられている。
第四接続ランド対16qには、第四接続部品8を実装してもよい。
それにより、第四接続部品8は、第四断線部GP4間を電気的に接続できる。
その際、第四接続部品8は、第四断線部GP4を跨ぐように実装される。
第四接続部品8は、例えばコンデンサである。
同様に、図5に示される第四断線部GP4は、実装領域AR4内にあるが、実装時に第二実装部品4の底面と第四接続部品8とが干渉するときは、第四断線部GP4が実装領域AR4外にあってもよい。さらに第四接続ランド対16qが実装領域AR4外にあってもよい。
変形例として、配線基板10には、第一接続ランド対15p及び第二接続ランド対16pだけが設けられてもよい。さらに、実装基板2には、第一接続部品5及び第二接続部品6だけが実装されてもよい。
他の変形例として、配線基板10には、第一接続ランド対15pだけが設けられてもよい。さらに、実装基板2には、第一接続部品5だけが実装されてもよい。
本実施形態の配線基板10の作用及び効果について説明する。
本実施形態の配線基板10の第一中間パターン15は、第一断線部GP1を介して第一ランド11から第三ランド13へ延びている。
すなわち、第一断線部GP1によって、第一ランド11から第三ランド13へ延びる配線の少なくとも一部と、第一ランド11と、が電気的に切断されている。
このため、例えば、底面に露出パターンを有する第一実装部品3を配線基板10に実装しても、第一ランド11と、第一実装部品3の底面の露出パターンとが短絡しにくく、配線基板10の配線のショートが発生しにくい。
したがって、本実施形態では、第一実装部品3を実装しても、配線基板10の配線のショートが発生しにくい。
すなわち、第一断線部GP1によって、実装領域AR3内の配線と、第一ランド11と、が電気的に切断されている。
このため、仮に、第一実装部品3を実装して、第一実装部品3の底面の露出パターンと実装領域AR3内の配線とが接触しても、第一ランド11と第一実装部品3の底面の露出パターンとが短絡しにくい。
したがって、本実施形態の配線基板10は、配線のショートがより発生しにくい。
例えば、第一実装部品3の底面の露出パターンにグランドGNDが接続され、第一ランド11に信号線が接続されている場合であっても、信号線がグランドGNDとショートしにくい。このため、配線基板10は、配線基板10の配線のショートが発生しにくい構造となっている。
このため、コンデンサである第一接続部品5を実装することで、高周波フィルタである第二実装部品4を機能させることができる。
すなわち、第二断線部GP2によって、第二ランド12から第四ランド14へ延びる配線の少なくとも一部と、第二ランド12と、が電気的に切断されている。
このため、例えば、底面に露出パターンを有する第一実装部品3を実装しても、第二ランド12と、第一実装部品3の底面の露出パターンとがより短絡しにくく、配線基板10の配線のショートが発生しにくい。
したがって、本実施形態では、第一実装部品3を実装しても、配線基板10の配線のショートがより発生しにくい。
このため、1種類の部品だけではなく、複数の部品を選択的に実装することができる。
また、複数の部品を選択できることで、1機能の部品だけではなく、様々な機能の部品を選択することができる。
さらに、部品変更の際に、大規模な設計のやり直し、基板改版の作製、ピッチ変換基板の作製等の手間が軽減される。
さらに、ショート抑制のためのパターンカットやレジスト材充填といった手間も軽減できる。
配線基板10の最小構成の実施形態について、図6を参照して説明する。
配線基板10は、第一ピッチで設けられている第一端子及び第二端子を有する第一実装部品と、第一ピッチより小さい第二ピッチで設けられている第三端子及び第四端子を有する第二実装部品と、のうち一方を選択実装可能な配線基板である。
図6に示すように、配線基板10は、第一端子に接続可能な第一ランド11と、第二端子に接続可能な第二ランド12と、第一実装部品の底面の実装領域内にあり、第三端子に接続可能な第三ランド13と、第一実装部品の底面の実装領域内にあり、第四端子に接続可能な第四ランド14とを備える。
また、配線基板10は、第一断線部を介して第一ランド11から第三ランド13に延び、第一断線部の間を接続する第一接続部品を実装可能な第一接続ランド対15pを有する第一中間パターン15と、を備える。
すなわち、第一断線部によって、第一ランド11から第三ランド13へ延びる配線の少なくとも一部と、第一ランド11と、が電気的に切断されている。
このため、例えば、底面に露出パターンを有する第一実装部品を実装しても、第二ランド12と、第一実装部品の底面の露出パターンとがより短絡しにくく、配線基板10の配線のショートが発生しにくい。
したがって、本実施形態では、第一実装部品を実装しても、配線基板10の配線のショートが発生しにくい。
実装方法の実施形態について、図7を参照して説明する。
以下、配線基板10を用いた実装方法を例に説明する。
第二実装部品4を選択した場合(ST1:YES)、第一接続部品5を配線基板10に実装する(ST2:第一接続部品を実装するステップ)
続いて、選択した実装部品を配線基板10に実装する(ST3:選択した実装部品を実装するステップ)。具体的には、第二実装部品4を選択した場合(ST1:YES)、第二実装部品4を実装し、第一実装部品3を選択した場合(ST1:NO)、第一実装部品3を実装する。
ST3を実施したら、実装方法は、一旦終了する。
すなわち、第一断線部によって、第一ランドから第三ランドへ延びる配線の少なくとも一部と、第一ランドと、が電気的に切断されている。
このため、例えば、底面に露出パターンを有する第一実装部品を実装しても、第二ランドと、第一実装部品の底面の露出パターンとがより短絡しにくく、配線基板の配線のショートが発生しにくい。
したがって、本実施形態では、第一実装部品を実装しても、配線基板の配線のショートが発生しにくい。
2 実装基板
3 第一実装部品
3a 第一端子
3b 第二端子
4 第二実装部品
4a 第三端子
4b 第四端子
5 第一接続部品
6 第二接続部品
7 第三接続部品
8 第四接続部品
10 配線基板
11 第一ランド
12 第二ランド
13 第三ランド
14 第四ランド
15 第一中間パターン
15p 第一接続ランド対
15q 第三接続ランド対
16 第二中間パターン
16p 第二接続ランド対
16q 第四接続ランド対
AMP アンプ
ANT アンテナ
AR3 実装領域
AR4 実装領域
Dp パターン延伸方向
GND グランド
GP1 第一断線部
GP2 第二断線部
GP3 第三断線部
GP4 第四断線部
P1 第一ピッチ
P2 第二ピッチ
Claims (8)
- 第一ピッチで設けられている第一端子及び第二端子を有する第一実装部品と、前記第一ピッチより小さい第二ピッチで設けられている第三端子及び第四端子を有する第二実装部品と、のうち一方を選択実装可能な配線基板であって、
前記第一端子に接続可能な第一ランドと、
前記第二端子に接続可能な第二ランドと、
前記第一実装部品の底面の実装領域内にあり、前記第三端子に接続可能な第三ランドと、
前記第一実装部品の底面の実装領域内にあり、前記第四端子に接続可能な第四ランドと、
第一断線部を介して前記第一ランドから前記第三ランドに延び、前記第一断線部の間を接続する第一接続部品を実装可能な第一接続ランド対を有する第一中間パターンと、
を備える配線基板。 - 前記第一断線部が、前記第一実装部品の底面の実装領域外にある請求項1に記載の配線基板。
- 前記第二実装部品が、高周波フィルタであって、
前記第一接続部品が、コンデンサである請求項1又は2に記載の配線基板。 - 前記第一実装部品が、高周波フィルタである請求項3に記載の配線基板。
- 第二断線部を介して前記第二ランドから前記第四ランドに延び、前記第二断線部の間を接続する第二接続部品を実装可能な第二接続ランド対を有する第二中間パターン
をさらに備える請求項1から4の何れか一項に記載の配線基板。 - 請求項1から5の何れか一項に記載の配線基板と、
前記第一実装部品か前記第二実装部品かのいずれか一方と、
を備える実装基板。 - 請求項6に記載の実装基板を備える電子装置。
- 第一ピッチで設けられている第一端子及び第二端子を有する第一実装部品の前記第一端子に接続可能な第一ランドと、
前記第二端子に接続可能な第二ランドと、
前記第一実装部品の底面の実装領域内にあり、前記第一ピッチより小さい第二ピッチで設けられている第三端子及び第四端子を有する第二実装部品の前記第三端子に接続可能な第三ランドと、
前記第一実装部品の底面の実装領域内にあり、前記第四端子に接続可能な第四ランドと、
第一断線部を介して前記第一ランドから前記第三ランドに延び、前記第一断線部の間を接続する第一接続部品を実装可能な第一接続ランド対を有する第一中間パターンと、
を備える配線基板への実装方法であって、
前記第一実装部品及び前記第二実装部品のいずれかの実装部品を選択するステップと、
前記第二実装部品を選択した場合、前記第一接続部品を前記配線基板に実装するステップと、
選択した前記実装部品を前記配線基板に実装するステップと、
を含む実装方法。
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