JP2020030583A - 自動改札機、コード有効性判定システム、コード有効性判定方法、及びプログラム - Google Patents

自動改札機、コード有効性判定システム、コード有効性判定方法、及びプログラム Download PDF

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【課題】端末装置の表示画面に表示された通行券としてのコードの不正利用を防止するために、利用されるコードの有効性を簡単な構成で実現することが可能な自動改札機、コード有効性判定システム、コード有効性判定方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】自動改札機1の制御部11が実行するコード有効性判定処理において、変化情報56が変化したと判定された場合に、取得されたQR乗車券55を有効なコードと判定し、変化情報56の変化が検出されなかった場合に、取得されたQR乗車券55を無効なコードと判定する。このため、乗車券としてのQRコードを複製して得られた不正コードが自動改札機1で利用されたとしても、その不正コードが無効と判定されるため、自動改札機1において前記不正コードを用いた不正利用が防止される。【選択図】図6

Description

本発明は、端末装置の表示画面から取得されたコードの有効性を判定することが可能な自動改札機、コード有効性判定システム、コード有効性判定方法、及びプログラムに関する。
従来、端末装置の画面に表示されたQRコード(登録商標)などのコードを読み取り、読み取ったコードを乗車券等の通行券として処理する自動改札機が提案されている(例えば、特許文献1)。前記コードには、自動改札機の読取部が読み取り可能な通行券情報が記録されている。このような自動改札機は、鉄道の改札口、空港の搭乗口、施設の入場口などに設けられている。
例えば、鉄道の改札口に設けられる自動改札機は、読取部の読取面に翳されたコードを光学的に読み取ることにより乗車券情報(通行券情報)を取得する構成であるため、磁気券を処理する自動改札機に必要な券搬送機構などが不要になる。このため、読み取ったコードにより改札処理をする自動改札機は、磁気券を処理する自動改札機と比較して、自動改札機本体の小型化及び低コスト化を図ることができる。
特開2015−176313号公報
一般に、端末装置の画面に電子的に表示されたQRコードなどのコードは複製されやすい。そのため、悪意のある利用者或いは第三者が、利用者が所持する端末装置に表示されたQRコードを複製することにより、容易に乗車券としてのQRコードを偽造することができる。また、従来の自動改札機は、QRコードなどのコードに入場記録及び出場記録などの情報を書き込むことができない。そのため、使用済みのコードが複数回使用されてしまう可能性もある。このような不正利用を防止するためには、例えば、自動改札機で読み取られたコードをサーバ装置内の入出場記録情報と照合する処理を行い、当該コードが有効か否かを判定する照合システムを構築する必要がある。しかしながら、このような照合システムは、利用者のIDや膨大な量のコードなどを蓄積管理しなければならず、また、照合処理に時間を要する。
本発明の目的は、端末装置の表示画面に表示された通行券としてのコードの不正利用を防止するために、利用されるコードの有効性を簡単な構成で実現することが可能な自動改札機、コード有効性判定システム、コード有効性判定方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明の一の局面に係る自動改札機は、コード取得部と、変化情報検出部と、有効性判定部と、を備える。前記コード取得部は、端末装置の表示画面から予め定められたコードを取得する。前記変化情報検出部は、前記表示画面に含まれる経時的に変化する変化情報の変化を検出する。前記有効性判定部は、前記変化情報検出部によって前記変化情報の変化が検出されたことを条件に、前記コード読取部により読み取られた前記コードを有効と判定する。ここで、前記コードは、バーコードなどの一次元コード、或いは、QRコードなどの二次元コードなどであり、乗車券などの通行券情報が記録されたものである。
このように本発明が構成されているため、自動改札機では、前記変化情報検出部によって前記変化情報の変化が検出された場合に、取得されたコードを有効なコードと判定することができ、前記変化情報の変化が検出されなかった場合に、取得されたコードを無効なコードと判定することができる。その結果、QRコードなどのコードを複製した複製コードが自動改札機で利用されたとしても、その複製コードが無効と判定されるため、自動改札機において複製コードの不正利用が防止される。
前記変化情報は、例えば、前記コードの一部に割り当てられた部分コードである。この場合、前記変化情報検出部は、前記部分コードの変化を検出する。
これにより、前記変化情報検出部は、前記部分コードの変化前後の読取結果を比較することにより、前記部分コードの経時的な変化を検出することが可能となる。
前記変化情報は、例えば、前記表示画面において前記コードの表示領域以外の他の領域に表示されるものである。この場合、前記変化情報検出部は、前記他の領域における前記変化情報の変化を検出する。前記変化情報は、例えば、形態、表示位置、又は色が経時的に変化する画像である。
これにより、前記変化情報検出部は、前記他の領域の変化前後の読取結果(読取画像)を比較することにより、前記他の領域の経時的な変化を検出することが可能となる。
なお、前記変化情報は、現在時刻を示す時刻情報であってもよい。つまり、刻々と変化する前記時刻情報が、前記コードの一部である前記部分コードに組み込まれていることが好ましい。或いは、前記時刻情報が前記他の領域に表示されていてもよい。
前記変化情報検出部は、前記表示画面を連続して読み取り、読み取られた複数の読取データを比較することによって前記変化情報の変化を検出する。
これにより、表示画面における変化情報の変化を確実に検出することができる。
また、本発明の自動改札機は、前記有効性判定部による判定結果に基づいて利用者の通過を制御する通行制御部を更に備える。前記通行制御部は、前記有効性判定部によって有効と判定された場合に利用者の通過を許可する。また、前記通行制御部は、前記変化情報検出部によって前記変化情報の変化が検出されなかったことにより前記コード取得部により取得された前記コードが前記有効性判定部によって無効と判定された場合に利用者の通過を禁止する。
これにより、自動改札機において、不正なコードを利用する利用者の通行を確実に止めることができる。
本発明の他の実施形態に係るコード有効性判定システムは、変化情報表示処理部と、コード取得部と、変化情報検出部と、有効性判定部と、を備える。前記変化情報表示処理部は、端末装置の表示画面に、予め定められたコードとともに経時的に変化する変化情報を表示する。前記コード取得部は、前記端末装置の前記表示画面から前記コードを取得する。前記変化情報検出部は、前記表示画面に含まれる前記変化情報の変化を検出する。前記有効性判定部は、前記変化情報検出部によって前記変化情報の変化が検出されたことを条件に、前記コード取得部により取得された前記コードを有効と判定する。
本発明の他の局面に係るコード有効性判定方法は、コード取得ステップと、変化情報検出ステップと、有効性判定ステップと、を備える。前記コード取得ステップは、端末装置の表示画面から予め定められたコードを取得する。前記変化情報検出ステップは、前記表示画面に含まれる経時的に変化する変化情報の変化を検出する。前記有効性判定ステップは、前記変化情報検出ステップによって前記変化情報の変化が検出されたことを条件に、前記コード取得ステップにより取得された前記コードを有効と判定する。
また、本発明は、前記コード有効性判定方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム、又は、このようなプログラムを非一時的に記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として捉えることもできる。
本発明によれば、端末装置の表示画面に表示された通行券としてのコードの不正利用を防止するために、利用されるコードの有効性を簡単な構成で実現することが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る自動改札機を含む駅務システムのネットワーク構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る自動改札機の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る自動改札機の一例を示す斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係るコード有効性システムを構成する利用者端末の構成を示すブロック図である。 図5は、利用者端末の表示画面に表示される表示情報の一実施例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る自動改札機で実行されるコード有効性判定処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、利用者端末の表示画面に表示される表示情報の第1変形例を示す図である。 図8は、利用者端末の表示画面に表示される表示情報の第2変形例を示す図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[駅務システム100]
図1は、本発明の実施形態に係る自動改札機1を含む駅務システム100を示すネットワーク図である。図1に示すように、駅務システム100は、自動改札機1、駅サーバ2、センタ装置3、及び、利用者端末4(本発明の端末装置の一例)によって構成される。図1では、一つの駅8が示されているが、駅務システム100は、複数の駅8を含む構成であってもよい。駅8には、複数の自動改札機1、駅サーバ2、券売機(不図示)、精算機(不図示)、及び、駅員が使用する駅員端末(不図示)等の駅務機器が設置されている。これら駅務機器は、LAN等のネットワークN1を介して駅サーバ2に通信可能に接続されている。また、駅8の駅サーバ2は、専用回線、公衆回線等のネットワークN2を介して、鉄道事業者(鉄道会社)が管理するサーバ装置であるセンタ装置3に通信可能に接続されている。
本実施形態では、このように構成された駅務システム100において、駅8内に設置された自動改札機1と、利用者が携帯する利用者端末4とによって、本発明の実施形態に係るコード有効性判定システム9が構成される。つまり、コード有効性判定システム9は、自動改札機1と利用者端末4とにより構成されている。
自動改札機1は、駅8の改札口に設置されている。図3に示すように、自動改札機1は、間に改札通路6を形成するように入場用の自動改札機1A及び出場用の自動改札機1Bを対面させてセットで用いられる場合がある。一方の自動改札機1Aは、入場時の進行方向(矢印D10の方向)に沿って前記改札口から改札内に入場する利用者に対して改札処理(入場改札処理)を行う入場用自動改札機としての役割を担う。他方の自動改札機1Bは、出場時の進行方向(矢印D11の方向)に沿って前記改札口から前記改札口の外側の改札外へ出場する利用者に対して改札処理(出場改札処理)を行う出場用自動改札機としての役割を担う。
なお、自動改札機1は、自動改札機1A或いは自動改札機1Bが単体として用いられて、一方向に通行する利用者に対して改札処理を行うものであってもよい。この場合、自動改札機1は、後述するQRコード読取部17(図3参照)が改札外側に配置されるように設置された場合に、入場用自動改札機として用いられる。また、自動改札機1は、QRコード読取部17が改札内側に配置されるように設置された場合に、出場用自動改札機として用いられる。
以下、駅務システム100を構成する自動改札機1、駅サーバ2、センタ装置3、及び利用者端末4の具体的な構成について説明する。
[自動改札機1]
図2は、自動改札機1の構成を示すブロック図であり、図3は、自動改札機1の外観を示す斜視図である。自動改札機1は、駅8の改札口に設置されるものであり、前記改札口を通る利用者に対して改札処理を行う。自動改札機1は、図3に示すように、互いに対向するように設置された自動改札機1A及び自動改札機1Bを備える。本実施形態では、自動改札機1は、改札通路6(図3参照)を通行しようとする利用者が所有する利用者端末4から二次元コードであるQRコード55(図5参照)を乗車券として取得する。以下、乗車券としてのQRコードをQR乗車券55と称する。QR乗車券55は、本発明のコードの一例である。自動改札機1は、取得したQR乗車券55が有効であると判定した場合に、QR乗車券55に含まれる乗車券情報に基づく改札処理を行い、取得したQR乗車券55が無効であると判定した場合は、ゲート15を閉鎖して、改札通路6における利用者の通行を禁止する。
ここで、QR乗車券55は、乗車券情報が記録された二値のドットパターンからなる二次元コードであるQRコードであり、乗車券として鉄道事業者から発行されたものである。具体的には、鉄道を利用する利用者の利用者端末4にインストールされた従来周知の乗車券購入アプリケーションが利用者のIDとともに乗車券の発行要求をセンタ装置3に送信すると、鉄道事業者が管理するセンタ装置3が要求内容に応じたQR乗車券55を発行する。前記乗車券情報には、利用者を示すID、乗車駅を示す駅名コード、QR乗車券55を発行した発行日付及び発行時刻、QR乗車券55の発行券種、乗車駅から降車駅までの運賃(金額)、QR乗車券55の発行番号などを含む。なお、実施形態では、本発明のコードの一例としてQRコードを例示するが、自動改札機1において利用可能な乗車券が、バーコードなどの一次元コードや、その他の情報コードによって実現されていてもよい。
図2及び図3に示すように、自動改札機1は、制御部11と、記憶部12と、表示部13と、通信部14と、ゲート15と、ICカード読取部16(図3参照)と、QRコード読取部17と、を備えており、これらが自動改札機1の筐体10(図3参照)に設けられている。
記憶部12は、各種の情報を記憶するHDD又はSSDなどを含む不揮発性の記憶媒体である。記憶部12には、各種制御処理や自動改札機1で実行される後述のコード有効性判定処理などの各種処理を制御部11に実行させるための制御プログラム、前記各種処理に用いられる各種のデータが記憶されている。また、記憶部12には、駅サーバ2から自動改札機1に送信される券発行情報が記憶されている。この券発行情報は、入場改札処理時に利用者が提示したQR乗車券55の乗車券情報を照合するために用いられる情報であり、センタ装置3から駅サーバ2を経て送信される。
表示部13は、制御部11からの指示に従って、改札通路6を通行する利用者に対してメッセージを表示する。表示部13は、例えば、液晶パネルを有している。図3に示すように、表示部13は、自動改札機1の筐体10の上面に配置されている。詳細には、表示部13は、筐体10の上面において、改札通路6(図3参照)における利用者の進行方向(矢印D10又は矢印D11の方向)の前方側に配置されている。本実施形態では、表示部13は、入場又は出場に用いられるゲート15と概ね同じ位置か、或いは、ゲート15よりも前記進行方向の前方側に配置されている。利用者の通行が許可される場合、表示部13には、利用者に通行可能であることを示すメッセージが表示される。また、利用者の通行が許可されない場合、表示部13には、利用者に通行不可(禁止)であることを示すメッセージが表示される。なお、自動改札機1が出場用として用いられる場合は、表示部13には、例えば、運賃が不足していることを示すメッセージが表示されてもよい。
通信部14は、自動改札機1を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して駅サーバ2などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
ゲート15は、自動改札機1の改札通路6において前記進行方向の前方側の出口の付近に設置される。ゲート15は、例えば開閉可能な扉である。ゲート15が開放されると、利用者は自動改札機1の改札通路6を通過することが可能となり、ゲート15が閉鎖されると、利用者は自動改札機1の改札通路6を通過することが不可能となる。なお、ゲート15は、物理的な扉に限られず、例えば、ホログラムを用いた立体画像で現された扉であってもよい。また、ゲート15は、音声により利用者の通過を許可又は禁止する音声ゲートであってもよい。
QRコード読取部17は、筐体10の上面において、前記出口付近に設けられたゲート15よりも前記進行方向の手前側に設けられている。筐体10の前記進行方向の手前側の端部にはICカード読取部16が設けられており、QRコード読取部17は、ICカード読取部16における読取面上において前記進行方向の前方側に設けられている。QRコード読取部17は、利用者端末4の表示画面50(図5参照)に表示されたQR乗車券(QRコード)55を含む画面画像51(図5参照)を撮像してデジタルの画像データ(読取データ)として出力するデジタルカメラなどの撮像部171を含む。撮像部171は、QRコード読取部17の読取面に翳された表示画面50を連続して撮像し(読み取り)、各撮像によって得られた複数の画面画像51の画像データ(以下、単に「画面画像51」と称する場合がある。)を制御部11に送信する。画面画像51は、QR乗車券55のみならず、後述の変化情報56を含む。制御部11では、乗車券情報取得部111は、QRコード読取部17から送られてきた画面画像51からQR乗車券55を取得して、QR乗車券55に含まれる乗車券情報を特定する。
なお、撮像部171は、表示画面50の全領域の画像を画面画像51として撮像してもよい。
本実施形態では、前記読取面に表示画面50が翳されてから表示画面50が前記読取面から離れるまでの所定時間において、撮像部171が複数枚の画面画像51を撮像する構成を例示するが、本発明はこの構成に限られない。例えば、撮像部171は、前記所定時間の動画を撮像するものであってもよい。なお、表示画面50が前記読取面に翳されたか否か、及び、表示画面50が前記読取面から離れたか否かは、撮像部171に入射する光量の変化に基づいて判定することが可能である。
QRコード読取部17により撮像された複数の画面画像51(図5参照)は、制御部11の変化判定処理部112(図2参照)による検出処理に用いられる。
なお、自動改札機1には、ICカード読取部16(図3参照)が設けられており、利用者は、ICカード形式の乗車券をICカード読取部16に読み取らせる方法などを用いて、自動改札機1を通行することもできる。本実施形態では、ICカード読取部16の構成、及びICカードの読取処理の説明を省略する。
制御部11は、自動改札機1の各部の動作を制御する。制御部11は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶媒体である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶媒体であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリ(作業領域)として使用される。そして、制御部11は、前記ROM又は記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより自動改札機1を制御する。
図2に示すように、制御部11は、乗車券情報取得部111、変化判定処理部112(本発明の変化情報検出部の一例)、有効性判定処理部113(本発明の有効性判定部の一例)、通行制御部114(本発明の通行制御部の一例)、及びゲート処理部115などの各種処理部を含む。なお、乗車券情報取得部111及び上述のQRコード読取部17は、本発明のコード取得部の一例である。
制御部11は、前記CPUで前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。言い換えると、前記CPUは、本実施形態に係る後述のコード有効性判定処理に応じたプログラムを実行することにより、乗車券情報取得部111、変化判定処理部112、有効性判定処理部113、通行制御部114、及びゲート処理部115などの処理部として機能する。また、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。制御部11又は前記CPUが、コード有効性判定処理に対応するプログラムを実行するコンピュータの一例である。
乗車券情報取得部111は、QRコード読取部17から送られてきた画面画像51からQR乗車券55を取得し、そのQR乗車券55に記録されている前記乗車券情報を取得する。乗車券情報取得部111は、画面画像51から、QRコード55に含まれる3つの切り出しシンボル(ファインダパターン)を抽出し、各シンボルによって特定される矩形領域をQRコードの画像と特定する。
変化判定処理部112は、QRコード読取部17から送られてきた複数の前記画面画像に含まれる後述の変化情報56(図5参照)の変化を検出する。例えば、変化情報56が、図5に示すように、表示画面50に表示されている現在時刻(時、分、秒)を示す時刻情報である場合、変化判定処理部112は、連続して読み取られた複数の画面画像51を比較することによって、画面画像51上の変化情報56の表示内容が、時間の経過にともなって変化しているかどうかを判定する。ここで、変化情報56は、刻々と変化する現在時刻が数字で表された文字情報である。変化判定処理部112は、具体的には、画面画像51において変化情報56が表示される領域52の位置情報が予め自動改札機1の記憶部12に登録されている場合は、複数の画面画像51それぞれから、領域52の画像を抽出し、抽出された各画像の画素毎の濃度を比較する。そして、所定の閾値以上の濃度差を有する画素が存在している場合に、変化判定処理部112は、変化情報56が変化したと判定する。一方、前記濃度差を有する画素が存在しないと判断した場合は、変化情報56が変化しなかったと判定する。
なお、表示画面50に表示される変化情報56が、時、分、秒を数字で表す時刻情報である場合は、撮像部171により撮像される前記所定時間は、少なくとも1秒以上であることが望まれる。一方、表示画面50に表示される現在時刻は、秒以下の時間(1秒の経過を計測する時間)をミリ秒単位で表示するものであってもよい。この場合、撮像部171により撮像される前記所定時間は、少なくても1000分の1秒以上の時間であれば、変化判定処理部112は、高精度に変化情報56の変化を検出することができる。
また、変化判定処理部112は、変化情報56が数字で表された時刻情報ではなく、時針、分針、秒針によってアナログ形式で表示されたものであっても、上述した手法により変化情報56の変化を検出することが可能である。なお、前記変化情報56は、表示画面50に後述のQR乗車券(QRコード)55が表示されてからの経過時間をミリ秒単位で表示するものであってもよい。
ここで、変化判定処理部112は、上述した処理例に限られない。例えば、変化情報56が表示される領域52の位置情報が記憶部12に登録されていない場合は、複数の画面画像51それぞれの画素毎の濃度を比較して、変化情報56の変化を検出してもよい。また、変化判定処理部112は、複数の画面画像51をOCR処理することによって画面画像51に含まれる文字情報を取得し、取得した文字情報を比較することによって、変化情報56の変化を検出するものであってもよい。
有効性判定処理部113は、変化判定処理部112によって変化情報56の変化が検出されたことを条件に、乗車券情報取得部111によって取得されたQR乗車券(QRコード)55を有効と判定する。つまり、乗車券情報取得部111によって取得されたQR乗車券55が、不正に複製されたQRコード又は使用後のQRコードのような無効なQRコード(以下「不正コード」と称する。)ではないと判定する。
ところで、一般に、利用者端末4などの表示画面50に表示されるQRコードは、複製が容易である。そのため、悪意のある利用者或いは第三者が、利用者が所持する利用者端末4に表示されたQRコードを複製することにより、容易に乗車券としてのQRコードを偽造することができる。この場合、善意の利用者が使用する前にQR乗車券が悪意の者に使用されたり、使用済みのコードが複数回使用されるという不正が生じる可能性がある。これに対して、本実施形態では、変化判定処理部112、及び有効性判定処理部113が設けられているため、自動改札機1において利用されるQR乗車券(コード)55が有効か無効かを判定することができる。その結果、前記不正コードを用いた不正利用を防止することができる。
有効性判定処理部113によってQR乗車券55が有効であると判定された場合、制御部11は、QR乗車券55に含まれる前記乗車券情報に基づいて改札処理を実行する。
通行制御部114は、有効性判定処理部113による判定結果に基づいて、自動改札機1を利用する利用者の通過を制御する。具体的には、通行制御部114は、QR乗車券55が有効であると判定された場合に、利用者が改札通路6を通行することを許可する。また、変化判定処理部112によって変化情報56の変化が検出されなかったことによりQR乗車券55が無効と判定された場合に、利用者が改札通路6を通行することを禁止する。
ゲート処理部115は、ゲート15の動作(開閉動作)を制御する。例えば、改札通路6における利用者の通行が許可された場合、ゲート処理部115は、ゲート15を開放する。一方、改札通路6における利用者の通行が禁止された場合、ゲート処理部115は、ゲート15を閉鎖する。
[駅サーバ2]
駅サーバ2は、駅務室などに設置されるサーバ装置であり、駅8内に属する自動改札機1などの駅務機器を管理する。駅サーバ2は、有線又は無線によりネットワークN1,N2に接続し、所定の通信プロトコルに従って、ネットワークN1を介して自動改札機1などの駅務機器との間でデータ通信を実行し、ネットワークN2を介してセンタ装置3との間でデータ通信を実行する。センタ装置3から送信された前記券発行情報は、駅8内に属する全ての自動改札機1に送信されて、自動改札機1の記憶部12内に格納される。
[センタ装置3]
センタ装置3は、駅8を含む鉄道事業を運営する鉄道事業者が管理する中央監視装置であり、鉄道事業者が運営する全ての駅8の駅サーバ2や自動改札機1などの駅務機器を管理する。センタ装置3は、無線によりネットワークN2に接続し、所定の通信プロトコルに従って、ネットワークN2を介して駅サーバ2や、利用者端末4との間でデータ通信を実行する。
センタ装置3は、利用者端末4上で動作する乗車券購入アプリケーションから送られてきた利用者のID及び乗車券の発行要求を受信すると、要求内容に応じた前記乗車券情報を含むQR乗車券(QRコード)55を発行し、利用者端末4に送信する。また、センタ装置3は、入場改札処理時に利用者が提示するQR乗車券55との照合に必要な券発行情報を生成して、センタ装置3が管轄する全ての駅サーバ2に送信する。
[利用者端末4]
図4は、利用者端末4の構成を示すブロック図である。図5は、利用者端末4の表示部43の表示画面50に表示される情報の一実施例を示す図である。
図4に示すように、利用者端末4は、制御部41、操作入力部42、表示部43、記憶部44、通信部46などを備える。利用者端末4は、鉄道を利用する利用者が所持する携帯端末であり、例えばスマートフォン、携帯電話、又はタブレット端末である。
通信部46は、利用者端末4を無線でネットワークN2に接続し、ネットワークN2を介してセンタ装置3などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作入力部42は、利用者の操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどのユーザーインターフェースである。利用者は、利用者端末4にインストールされている前記乗車券購入アプリケーションを操作したり、発行済みのQR乗車券(QRコード)55を表示したりする際に、操作入力部42を操作して、所定の指示や情報を入力する。
表示部43は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどディスプレイ装置である。図5に示すように、鉄道を利用する際に必要なQR乗車券55や、現在時刻を示す時刻情報としての変化情報56が表示部43の表示画面50に表示される。言い換えると、表示画面50にQR乗車券55が表示される場合は、必ず、同画面内に変化情報56(時刻情報)が表示される。本実施形態では、変化情報56は、表示画面50において、QR乗車券55の表示領域とは異なる他の領域52に表示される。ここで、領域52は、表示画面50において、QR乗車券55の下側に隣接して配置されている。
記憶部44は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体である。記憶部44には、制御部41に各種処理を実行させるための制御プログラムや、前記乗車券購入アプリケーションのプログラム、発行済みのQR乗車券55などの各種情報が記憶されている。
制御部41は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリ(作業領域)として使用される。そして、制御部41は、前記ROM又は記憶部44に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより利用者端末4を制御する。
図4に示すように、制御部41は、購入処理部411、変化情報取得処理部412と、表示処理部413(本発明の変化情報表示処理部の一例)などの各種処理部を含む。
なお、制御部41は、前記CPUで前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部41に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
購入処理部411は、前記CPUが前記乗車券購入アプリケーションのプログラムを実行することにより実現される。購入処理部411は、利用者端末4に前記乗車券購入アプリケーションがインストールされることによって、利用者端末4上で機能する処理部である。前記乗車券購入アプリケーションが利用者端末4上で起動され、ログイン画面において登録済みの利用者IDやパスワードが入力されると、乗車券購入画面が表示される。利用者は、乗車券購入画面において、乗車駅や降車駅、運賃などを含む乗車券情報を入力し、その後、発行要求を確定すると、その情報がセンタ装置3に送られる。その後、適切な決済処理がなされることにより、前記乗車券情報が記録されたQR乗車券(QRコード)55がセンタ装置3から送られてくる。このQR乗車券55は、表示処理部413による表示処理が可能なように、記憶部44に記憶される。
変化情報取得処理部412は、表示画面50に表示される変化情報56を取得する処理を行う。具体的には、利用者端末4に組み込まれている時計機能が表示する時刻情報(時、分、秒)を変化情報56として取得する。
表示処理部413は、記憶部44に記憶されているQR乗車券55と、変化情報取得処理部412によって取得された変化情報56とを、同じ表示画面50に表示する処理を行う。つまり、表示処理部413は、利用者端末4の表示部43の表示画面50にQR乗車券55とともに変化情報56を表示する。なお、QR乗車券55が表示画面50に表示されていない場合は、変化情報56を表示画面50に表示させる必要は無い。
[コード有効性判定処理]
以下、図5のフローチャートを用いて、自動改札機1の制御部11によって実行されるコード有効性判定処理の手順の一例とともに、本発明のコード有効性判定方法について説明する。図5において、S11,S12,・・・は処理手順の番号(ステップ番号)を示す。なお、以下のコード有効性判定処理は、利用者が自動改札機1の改札通路6に進入した際に利用者端末4の表示画面50がQRコード読取部17の読取面に翳された場合に行われる。
〈ステップS11〜S12〉
制御部11は、表示画面50がQRコード読取部17の読取面に翳されると、制御部11は、表示画面50を連続撮像して、QR乗車券55を含む複数の画面画像51の画像データを取得する(S11)。つまり、制御部11は、表示画面50からQR乗車券55を取得する。ここで、ステップS11は、本発明のコード取得ステップの一例である。その後、ステップS12において、制御部11は、取得した画面画像51にQR乗車券55が含まれているか否かを判定する。表示画面50にQR乗車券55及び変化情報56が適切に表示されている場合は、画面画像51にもQR乗車券55が含まれているため、この場合、制御部11は、画面画像51にQR乗車券55が含まれていると判定する。なお、表示画面50に画面画像51が表示されていなかった場合、或いは、画面画像51を良好に撮像できなかった場合は、画面画像51内にQR乗車券55を特定できないため、この場合は、制御部11は、画面画像51にQR乗車券55が含まれていないと判定する。なお、ステップS12において、QR乗車券55が含まれていないと判定されると、制御部11は、次のステップS20において、読取エラーのメッセージを表示部13に表示するエラー処理を行った後に、ステップS11以降の処理を繰り返す。
〈ステップS13〜S14〉
ステップS12において、QR乗車券55が含まれていると判定されると、制御部11は、次のステップS13において、取得した画面画像51に変化情報56が含まれているか否かを判定する。ここで、画面画像51に変化情報56が含まれていないと判定されると、ステップS20のエラー処理を行った後に、ステップS11以降の処理を繰り返す。一方、ステップS12において、画面画像51に変化情報56が含まれていると判定されると、制御部11は、連続して撮像された複数の画面画像51の領域52の画像を抽出し、抽出された各画像の画素毎の濃度を比較する(S14)。
〈ステップS15〉
次のステップS15では、制御部11は、ステップS14の比較結果に基づいて、変化情報56が変化したかどうかを判定する。ここで、ステップS15は、本発明の変化情報検出ステップの一例である。具体的には、制御部11は、比較した各画素に、所定の閾値以上の濃度差を有する画素が存在している場合に、変化情報56が変化したと判定し、前記画素が存在していない場合に、変化情報56が変化しなかったと判定する。
〈ステップS16〜S17〉
ステップS15において変化情報56が変化したと判定されると、制御部11は、取得したQR乗車券55が未使用のものであり、適切に発行されたものであると認定する。つまり、取得したQR乗車券55は前記不正コードではなく、有効なものと認定する。ここで、ステップS16,S17は、本発明の有効性判定ステップの一例である。この場合、制御部11は、改札通路6の出口付近のゲート15を開放する(S16)。そして、表示部13に、通行可能であることを示すメッセージを表示する(S17)。
〈ステップS18〜S19〉
一方、ステップS15において変化情報56が変化しなかったと判定されると、制御部11は、取得したQR乗車券55が前記不正コードであると認定する。このような不正コードを用いた通行は認めるべきではないため、この場合、制御部11は、改札通路6の出口付近のゲート15を閉塞し(S18)、表示部13に、通行不可(禁止)であることを示すメッセージを表示する(S19)。これにより、前記不正コードを利用する不正な利用者の通行を確実に止めることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る自動改札機1では、上述したコード有効性判定処理が行われるため、変化情報56が変化したと判定された場合に、取得されたQR乗車券55を有効なコードと判定することができ、変化情報56の変化が検出されなかった場合に、取得されたQR乗車券55を無効なコードと判定することができる。その結果、乗車券としてのQRコードを複製して得られた前記不正コードが自動改札機1で利用されたとしても、その不正コードが無効と判定されるため、自動改札機1において前記不正コードを用いた不正利用が防止される。また、本実施形態では、QR乗車券55が有効かどうかを判定する際に、センタ装置3との間で既に使用済みかどうかなどを認証する認証処理をする必要がなく、また、前記認証処理を行うための認証システムを構築することもなく、利用者端末4の前記乗車券購入アプリケーション及び自動改札機1の動作プログラムをアップデートするだけで、QR乗車券55の有効性を判定することができる。
また、上述した変化情報56は、現在時刻を示す時刻情報であるため、利用者端末4に組み込まれている時計機能を利用することができ、わざわざ変化情報56を生成する処理を行ことなく、変化情報56を取得することができる。
なお、上述した実施形態では、QRコード読取部17によって画面画像51が連続して読み取られ、制御部11の乗車券情報取得部111によってQR乗車券55が取得される処理例について例示したが、本発明はこの処理例に限られない。例えば、乗車券情報取得部111の機能がQRコード読取部17に備えられていてもよい。
また、上述の実施形態では、表示画面50においてQR乗車券55の表示領域とは異なる領域52に変化情報56が表示される構成を例示したが、本発明はこの例に限られない。例えば、上述の変化情報56に代えて、図7に示す変化情報56Aを適用することも可能である。ここで、変化情報56Aは、QR乗車券(QRコード)55の一部に割り当てられた部分コード(つまり、QR乗車券55の一部)であり、図7の符号53で示す領域の二値のドットパターンである。この場合、QR乗車券55において、変化情報56Aは、前記乗車券情報として使用していない部分であって、QR乗車券55の大きさに対して極めて小さな部分が割り当てられる。当該部分のサイズは、変化していることが利用者によって容易に把握され難い程度のサイズであることが好ましい。このような変化情報56Aを用いる場合、変化判定処理部112は、変化情報56Aの形態が変化したことを検出する。つまり、時間の経過とともに変化情報56Aの形態が変化したかどうかを判定する。また、利用者端末4の変化情報取得処理部412は、符号53に示す領域の情報を所定時間(例えば、0.1秒)毎に異なる情報を示す形態に変化させる処理を行う。例えば、変化情報取得処理部412は、図7の要部VIIAに示す形態から、図7の要部VIIBに示す形態に変化させる。変化させる形態は、少なくとも2パターンあればよく、例えば、3以上の複数パターンであることが好ましい。なお、前記所定時間は、利用者がQR乗車券55を読み取らせるためにQRコード読取部17に表示画面50を翳している時間よりも短い時間であり、翳している間(QR乗車券55の読取中)に変化情報56が変化する時間であればよい。
なお、上述した変化情報56Aが示す二値のドットパターンは、特定の情報を示すものでなくてもよい。ドットパターンの形態が時間の経過とともに前記所定時間ごとに変化するものであればよい。一方で、変化情報56Aが示す二値のドットパターンに特定の情報を持たせてもよい。例えば、変化情報56Aが示すドットパターンが、現在時刻を示す時刻情報、或いは、表示画面50にQR乗車券(QRコード)55が表示されてからの経過時間を示す情報であってもよい。この場合、変化情報取得処理部412は、利用者端末4に組み込まれている時計機能が表示する時刻情報や経過時間(時、分、秒、ミリ秒)を取得して、その変化に対応してドットパターンを変化させることで、変化情報56Aを生成することが好ましい。
また、上述の変化情報56に代えて、図8に示す変化情報56Bを適用することも可能である。ここで、変化情報56Bは、領域52に表示されたものであり、時間の経過とともに変化する画像(動画)である。図8に示す例では、時間の経過とともに領域52内を左方向へ移動する電車のアイコン画像が示されている。このような変化情報56Bを用いる場合、変化判定処理部112は、変化情報56Bの位置(表示位置)が変化したことを検出する。つまり、時間の経過とともに変化情報56Aの位置が変化したかどうかを判定する。また、利用者端末4の変化情報取得処理部412は、変化情報56Aの位置を前記所定時間(例えば、0.1秒)毎に変化させる処理を行う。なお、電車のアイコン画像が単なる一例であり、画像の形状は限定されない。また、変化情報56Bとして、領域52内において位置が変化する画像以外に、例えば、経時的に形態が変化する画像や、経時的に色が変化する画像などを適用することも可能である。
1 :自動改札機
2 :駅サーバ
3 :センタ装置
4 :利用者端末
8 :駅
9 :コード有効性判定システム
11 :制御部
12 :記憶部
13 :表示部
14 :通信部
15 :ゲート
17 :QRコード読取部
50 :表示画面
51 :画面画像
52 :領域
55 :QRコード(QR乗車券)
56,56A,56B:変化情報
100 :駅務システム
111 :乗車券情報取得部
112 :変化判定処理部
113 :有効性判定処理部
114 :通行制御部
115 :ゲート処理部
171 :撮像部
411 :購入処理部
412 :変化情報取得処理部
413 :表示処理部

Claims (10)

  1. 端末装置の表示画面から予め定められたコードを取得するコード取得部と、
    前記表示画面に含まれる経時的に変化する変化情報の変化を検出する変化情報検出部と、
    前記変化情報検出部によって前記変化情報の変化が検出されたことを条件に、前記コード取得部により取得された前記コードを有効と判定する有効性判定部と、を備える自動改札機。
  2. 前記変化情報は、前記コードの一部に割り当てられた部分コードであり、
    前記変化情報検出部は、前記部分コードの変化を検出する、請求項1に記載の自動改札機。
  3. 前記変化情報は、前記表示画面において前記コードの表示領域以外の他の領域に表示されており、
    前記変化情報検出部は、前記他の領域における前記変化情報の変化を検出する、請求項1に記載の自動改札機。
  4. 前記変化情報は、形態、表示位置、又は色が経時的に変化する画像である、請求項3に記載の自動改札機。
  5. 前記変化情報は、現在時刻を示す時刻情報である、請求項1から3のいずれかに記載の自動改札機。
  6. 前記変化情報検出部は、前記表示画面を連続して読み取り、読み取られた複数の読取データを比較することによって前記変化情報の変化を検出する、請求項1から5のいずれかに記載の自動改札機。
  7. 前記有効性判定部による判定結果に基づいて利用者の通過を制御する通行制御部を更に備え、
    前記通行制御部は、
    前記有効性判定部によって有効と判定された場合に利用者の通過を許可し、前記変化情報検出部によって前記変化情報の変化が検出されなかったことにより前記コード取得部により取得された前記コードが前記有効性判定部によって無効と判定された場合に利用者の通過を禁止する、請求項1から6のいずれかに記載の自動改札機。
  8. 端末装置の表示画面に予め定められたコードとともに経時的に変化する変化情報を表示する変化情報表示処理部と、
    前記端末装置の前記表示画面から前記コードを取得するコード取得部と、
    前記表示画面に含まれる前記変化情報の変化を検出する変化情報検出部と、
    前記変化情報検出部によって前記変化情報の変化が検出されたことを条件に、前記コード取得部により取得された前記コードを有効と判定する有効性判定部と、を備えるコード有効性判定システム。
  9. 端末装置の表示画面から予め定められたコードを取得するコード取得ステップと、
    前記表示画面に含まれる経時的に変化する変化情報の変化を検出する変化情報検出ステップと、
    前記変化情報検出ステップによって前記変化情報の変化が検出されたことを条件に、前記コード取得ステップにより取得された前記コードを有効と判定する有効性判定ステップと、を備えるコード有効性判定方法。
  10. 請求項9に記載のコード有効性判定方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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