JP2020030075A - 自動日常点検システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の日常点検を自動で行うことで、自動車を安心して利用可能とする自動日常点検システムを提供する。【解決手段】自動車の日常点検を自動で行う自動日常点検システムは、自動車に搭載される自動日常点検装置10を備える。自動日常点検装置10は、自動車の日常点検を所定のタイミングで行い、その自動車を管理する管理者60、70、80が有する送受信器に日常点検の診断結果を送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車の日常点検を自動で行う自動日常点検システムに関するものである。
近年、自動運転車の開発が進められている。自動運転車は、カーシェアリングビジネスまたは自動レンタルビジネス(以下、カーシェアビジネス等という)などに利用されることが想定される。また、自動運転車は、目的地まで自動で走行可能であることから、将来、運転免許を有していない者(以下「所有者」という)に利用されることも想定される。
自動運転車がカーシェアビジネス等に利用される場合、利用者による車両の利用期間が長期間継続すると、事業主がいる場所での車両の駐車期間が短くなることが考えられる。そうした場合、自動運転車の利用者が変わるごとに、自動運転車の日常点検を事業主が行うことは困難である。また、カーシェアビジネス等の利用者は、日常点検に不慣れな者もいることが考えられるので、全ての利用者に日常点検の義務を課すことも困難である。したがって、カーシェアビジネス等のような従来とは違う使われ方をする自動運転車に対する日常点検について問題が生じる。
また、自動運転車が運転免許を有していない所有者に利用される場合、その所有者は自動運転車の日常点検に不慣れなことが想定される。その場合も、従来の人が行う日常点検では、自動運転車の安全確認が不十分になることが考えられる。こうしたことは、特に、自動運転車の走る、曲がる、止まることに影響する自動運転システムに関する日常点検ついて、大きな問題となると考えられる。
自動運転車の走行中に事故や故障が生じた場合、そのことが日常点検の不足により生じたものか否かは、カーシェアビジネス等の事業主および利用者、または車両の所有者、さらにはそれらの者と保険契約をしている保険会社等にも重要なことである。
ところで、特許文献1には、車両に搭載される電子制御装置の故障診断を行う車両用故障診断装置が記載されている。この車両用故障診断装置は、ディーラーのサービスステーション等において使用され、車両の電子制御装置に接続した状態で車両のロードテストを行うことで、その電子制御装置に関するデータを収集することが可能である。
特開平8−166328号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用故障診断装置は、ディーラーのサービスステーション等において使用されるものであり、使用する際には専門的知識が必要であり、車両のロードテストも必要である。そのため、特許文献1に記載の装置は、カーシェアビジネス等の事業主および利用者、または運転免許を有していない所有者などが、自動運転車の日常点検に用いることは困難である。また、特許文献1の装置は、自動運転車の走行中に事故や故障が生じた場合、そのことが日常点検の不足により生じたものか否かを判定することに用いることは困難である。
本発明は上記課題に鑑みて、自動車の日常点検を自動で行うことで、自動車を安心して利用可能とする自動日常点検システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、自動車の日常点検を自動で行う自動日常点検システムである。自動日常点検システムは、自動車に搭載される自動日常点検装置(10)を備える。その自動日常点検装置は、自動車の日常点検を所定のタイミングで行い、自動車を管理する管理者(60、70、80)が有する送受信器に日常点検の診断結果を送信する。
これによれば、自動日常点検装置により自動車の日常点検が所定のタイミングに自動で行われ、その診断結果が自動車を管理する管理者(例えば、自動車のカーシェアビジネス等を行う事業主、自動車の利用者、自動車の所有者、または、中央管理センター)に送信される。そのため、管理者が日常点検をすることが困難な場合でも、その管理者は自動で日常点検が行われた自動車を安心して利用することができる。例えば、自動車がカーシェアビジネス等に利用される場合、その事業主および利用者が自ら日常点検を行わなくとも、自動車の日常点検不足による事故や故障が防がれる。また、仮に、自動車の走行中に事故や故障が生じた場合、その事故や故障の原因として日常点検不足による要因が排除される。したがって、この自動日常点検システムは、自動車の管理者に加えて、その管理者と保険契約をしている保険会社等にも利用価値の高いものである。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る自動日常点検システムが搭載される自動運転車が備える各機能を示すブロック図である。 第1実施形態に係る自動日常点検システムの構成図である。 自動車の管理者に対する診断結果の通知内容の一例を示す図である。 自動車の車内モニタに表示される診断結果の通知内容の一例を示す図である。 第1実施形態の自動日常点検装置が行う制御処理のフローチャートである。 第1実施形態の自動車の管理者が行う処理のフローチャートである。 第2実施形態に係る自動日常点検システムが搭載される自動運転車が備える各機能を示すブロック図である。 第3実施形態の自動日常点検装置が行う制御処理のフローチャートである。 第4実施形態の自動日常点検装置が行う制御処理のフローチャートである。 第5実施形態の自動日常点検装置が行う制御処理のフローチャートである。 第6実施形態の自動日常点検装置が行う制御処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態の自動日常点検システムは、自動運転車1の日常点検を自動で行うものである。自動運転車1は、加速、操舵、制動、および周囲の監視等、全ての運転操作を自動運転システムが行う自動車である。
本実施形態では、自動日常点検システムが日常点検を自動で行う自動運転車1は、カーシェアリングビジネスまたは自動レンタルビジネス(以下、カーシェアビジネス等という)に利用されるものとして説明する。但し、自動運転車1は、カーシェアビジネス等に利用されるものに限らず、運転免許を有している所有者、または、運転免許を有していない所有者に利用されるものであってもよい。なお、以下の説明では、自動運転車1のカーシェアビジネス等を行う事業主、自動運転車1の利用者、自動運転車1の所有者、および、自動運転車1を管理する中央管理センターを、「管理者」ということがある。
まず、自動運転車1が備える各機能について、図1および図2を参照して説明する。自動運転車1には、走行用機能2、空調用機能3、アクセサリ機能4、サービス用機能5、自動日常点検機能6など、種々の機能が搭載されている。
走行用機能2は、自動運転車1の自動走行に用いられる機能である。具体的には、走行用機能2は、自動走行用カメラ21、自動走行用レーダ(例えばレーザレーダ)、操舵装置22、走行用モータまたはエンジンなどを含んで構成されている。
空調用機能3は、車室内の空調を行う機能である。具体的には、空調用機能3は、HVAC(Heating Ventilation and Air-Conditioningの略)、冷凍サイクルまたはヒートポンプサイクル等を含んで構成されている。また、空調用機能3は、車内の空調状態などを表示する空調用モニタを備えていてもよい。
アクセサリ機能4は、オーディオ機器、ナビゲーションシステムなどを含んで構成されている。サービス用機能5は、ディーラーのサービスステーション等において使用されるダイアグノーシスなどを含んで構成されている。
自動日常点検機能6は、自動運転車1の日常点検を自動で行う機能である。具体的には、自動日常点検機能6は、自動運転車1の日常点検を所定のタイミングで行う自動日常点検装置10を含んで構成されている。
図2に示すように、自動日常点検装置10は、自動走行用カメラ21、操舵装置22、空調装置30、各種センサ40などと、例えばCAN(Controller Area Networkの略)通信などによる車内LAN(Local Area Networkの略)を通じて接続されている。これにより、自動日常点検装置10は、それらの機器の日常点検を行うことが可能である。
自動日常点検装置10が日常点検を行う対象は、自動運転を実行する自動運転システムを含む機器を含んでいる。なお、自動日常点検装置10が自動走行用カメラ21の撮像範囲の日常点検を行う場合、自動走行用カメラ21を動作させ、その自動走行用カメラ21が全ての可動範囲を撮像可能か否かを点検する。また、自動日常点検装置10が操舵装置22の動作範囲の日常点検を行う場合、操舵装置22を動作させ、その操舵装置22が全ての可動範囲を動作可能か否かを点検する。したがって、自動日常点検装置10が日常点検を行う対象は、自動運転を実行する機器のうち、走行中に点検困難であり、且つ、停車中に点検可能な機器を含んでいる。
自動日常点検装置10は、日常点検の診断結果を、車内LANを通じて、自動運転車1に搭載される車内モニタ50に表示する。また、自動日常点検装置10は、日常点検の診断結果を、インターネットなどを通じて、自動運転車1の管理者が有する送受信器に送信する。自動運転車1の管理者として、自動運転車1を管理する中央管理センター60、カーシェアビジネス等の事業主70および利用者80などが含まれる。なお、カーシェアビジネス等の利用者80は、自動運転車1のオーナーとなる場合がある。
また、自動運転車1の管理者が、日常点検の診断結果を受信する送受信器は、例えば、携帯端末、スマートフォン、パソコンなどである。図3は、自動運転車1の管理者が有する送受信器90の画面に表示される診断結果の通知内容の一例を示したものである。この例では、自動走行用カメラ21、操舵装置22、空調装置30、各種センサ40がそれぞれ、正常または異常であるかが示されている。
図4は、自動運転車1の車内モニタ50に表示される診断結果の通知内容の一例を示したものである。この例では、自動走行用カメラ21が正常であると共に、その範囲表示が示されている。また、操舵装置22が正常であると共に、その動作範囲が示されている。空調装置30が正常であると共に、異常がないことが示されている。各種センサ40が正常であると共に、その範囲表示が示されている。なお、診断結果の通知内容は、正常、異常の判定のみでもよいし、経年劣化や汚れ等による精度低下が判るように数値や色などによる表示をしてもよく、または、交換のタイミングを表示してもよい。また、診断結果の通知内容は、音声によるものであってもよい。
次に、第1実施形態の自動日常点検装置10が行う制御処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の説明では、自動日常点検装置10を、単に「点検装置10」ということがある。
まず、ステップS10で点検装置10は、自動運転車1に入力されるカーシェアリングの利用者情報を取得する。
ステップS20で点検装置10は、自動運転車1に入力された利用者情報と、直前の利用者情報とを比較し、利用者80が変更されたか否かを判定する。利用者80が変更されていないことが判定された場合(すなわち、ステップS20の判定No)、処理は終了する。一方、利用者80が変更されたことが判定された場合(すなわち、ステップS20の判定Yes)、処理はステップS30に移行する。
ステップS30で点検装置10は、自動運転車1が備える各機能および機器に対する日常点検を行う。この日常点検は、自動運転車1が停車中に行われる。
次に、ステップS40で点検装置10は、日常点検の診断結果を、自動運転車1を管理する中央管理センター60に通知する。すなわち、点検装置10は、日常点検の全ての診断結果を中央管理センター60へ送信する。そして、中央管理センター60は、日常点検の全ての診断結果を受信する。
続いて、ステップS50で点検装置10は、日常点検の診断結果に異常があるか否かを判定する。点検装置10は、日常点検の診断結果に異常があることを判定した場合(すなわち、ステップS50の判定Yes)、処理をステップS60に移行する。
ステップS60で点検装置10は、日常点検の診断結果に異常があることを、カーシェアビジネス等の事業主70および利用者80が有する送受信機に送信する。そして、事業主70および利用者80は、日常点検の診断結果に異常があることを受信する。なお、事業主70および利用者80は、この時点で自動運転車1の日常点検の診断結果に異常があることが判れば、別の自動車の利用予約などを行うことができる。
一方、ステップS50で点検装置10は、日常点検の診断結果に異常が無いことを判定した場合(すなわち、ステップS50の判定No)、処理をステップS70に移行する。そして、ステップS70で、自動運転車1の利用が開始される。
次に、ステップS80で点検装置10は、自動運転車1の利用が終了したか否かを判定する。点検装置10は、自動運転車1の利用が終了したことを判定した場合(すなわち、ステップS80の判定Yes)、処理をステップS90に移行する。
ステップS90、S100、S110の処理は、上述したステップS30、S40、S50の処理と実質的に同一である。すなわち、ステップS90で点検装置10は、自動運転車1が備える各機能および機器に対する日常点検を行う。次に、ステップS100で点検装置10は、日常点検の診断結果を、自動運転車1を管理する中央管理センター60に通知する。
続いて、ステップS110で点検装置10は、日常点検の診断結果に異常があるか否かを判定する。点検装置10は、日常点検の診断結果に異常があることを判定した場合(すなわち、ステップS110の判定Yes)、処理をステップS60に移行する。ステップS60で点検装置10は、日常点検の診断結果に異常があることを、カーシェアビジネス等の事業主70および利用者80が有する送受信機に送信する。そして、事業主70および利用者80は、日常点検の診断結果に異常があることを受信する。なお、事業主70および利用者80は、この時点で自動運転車1の日常点検の診断結果に異常があることが判れば、自動運転車1の修理などの手配を行うことができる。
一方、ステップS110で点検装置10は、日常点検の診断結果に異常が無いことを判定した場合(すなわち、ステップS110の判定No)、処理を終了する。
続いて、自動車運転の管理者(すなわち、中央管理センター60、カーシェアビジネス等の事業主70および利用者80)が行う処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS210で中央管理センター60は、点検装置10から送信される日常点検の診断結果を受信する。次に、ステップS220で中央管理センター60は、その受信した診断結果を分析する。続いて、ステップS230で中央管理センター60は、自動運転車1の各機能および機器に異常があるか否かを判定する。自動運転車1の各機能および機器に異常が無いと判定された場合(すなわち、ステップS230の判定No)、処理は終了する。
一方、ステップS230で、自動運転車1の各機能および機器に異常が有ると判定された場合(すなわち、ステップS230の判定Yes)、処理はステップS240に移行する。ステップS240で中央管理センター60は、自動運転車1の各機能および機器に異常が有るという情報を、カーシェアビジネス等の事業主70および利用者80に通知する。具体的には、中央管理センター60は、その情報を、事業主70または利用者80が有する送受信器90に送信する。
続いて、ステップS250でカーシェアビジネス等の事業主70および利用者80は、自動運転車1の修理を修理会社に依頼する必要が有るか否かを判断する。自動運転車1の修理を修理会社に依頼しない場合(すなわち、ステップS250の判定No)、処理は終了する。一方、自動運転車1の修理を修理会社に依頼する場合(すなわち、ステップS250の判定Yes)、処理はステップS260に移行する。
ステップS260で自動運転車1が自動走行可能であるか否かを判断する。自動運転車1が自動走行可能であると判断された場合(すなわち、ステップS260の判定Yes)、自動運転車1は自動運転により修理会社へ走行する。そして、ステップS270で、修理会社で自動運転車1の修理が行われ、処理は終了する。
一方、ステップS260で、自動運転車1が自動走行不能であると判断された場合(すなわち、ステップS260の判定No)、処理はステップS280に移行する。ステップS280でレッカーが手配され、自動運転車1は修理会社へレッカーにより運ばれる。続いて、ステップS290で、修理会社で自動運転車1の修理が行われ、処理は終了する。
なお、カーシェアビジネス等の事業主70および利用者80は、自分で自動運転車1を取りに行ってもよいし、修理会社ではなく、自分の下に戻ってきてから修理有無を行ってもよい。
以上説明した第1実施形態の自動日常点検システムは、次の作用効果を奏するものである。
(1)第1実施形態の自動日常点検システムが備える自動日常点検装置10は、自動運転車1の日常点検を所定のタイミングで行い、その自動運転車1の管理者が有する送受信器に日常点検の診断結果を送信する。これによれば、自動運転車1の管理者は、日常点検が行われた自動運転車1を安心して利用することができる。例えば、自動運転車1がカーシェアビジネス等に利用される場合、その事業主70および利用者80が自ら日常点検を行わなくとも、自動運転車1の日常点検不足による事故や故障が防がれる。また、事業主70やオーナーは車両状況を確認、点検した状態で貸与でき、万一の場合の訴訟、補償、保険にも備えることが可能である。すなわち、仮に、自動運転車1の走行中に事故や故障が生じた場合、その事故や故障の原因として日常点検不足による要因が排除される。したがって、この自動日常点検システムは、自動運転車1の管理者に加えて、自動運転車1の管理者と保険契約をしている保険会社等にも利用価値の高いものである。
(2)第1実施形態では、自動日常点検装置10は、自動運転を実行する自動運転システムを含む機器に関する日常点検を自動で行うものである。ところで、自動運転車1の加速、操舵、制動に影響する機器に関する日常点検は、従来の人が行う日常点検では、安全確認が不十分になることが考えられる。これに関し、自動日常点検装置10は、自動運転に用いられる機器を含めて日常点検を自動で行い、その診断結果を、自動運転車1を管理する管理者に送信する。したがって、その自動運転車1の管理者は、日常点検が行われた自動運転車1を安心して利用することができる。
(3)第1実施形態では、自動運転車1がカーシェアビジネス等に利用される場合、自動日常点検装置10が日常点検を行う所定のタイミングは、自動運転車1の利用者80が変更されたタイミング、または利用者80による利用が終了したタイミングである。
これによれば、自動運転車1がカーシェアビジネス等に利用される場合、利用者80が通信などにより自動運転車1を自動走行で呼び寄せた後にその自動運転車1が日常点検不足により利用できないといった事態を回避することができる。
また、日常点検で異常判定がされた場合、どの利用者80の利用中に異常が生じたのかが明確になる。さらに、自動運転車1がカーシェアビジネス等に利用され、走行中に事故や故障が生じた場合でも、その事故や故障の原因として事業主70および利用者80の日常点検不足による要因が排除される。したがって、この自動日常点検システムは、自動運転車1の管理者に加えて、自動運転車1の管理者と保険契約をしている保険会社等にも利用価値の高いものである。
(4)第1実施形態では、自動日常点検装置10が日常点検を行う対象は、自動運転車1の自動運転に用いられる機器のうち、走行中に点検困難であり、且つ、停車中に点検可能な機器を含んでいる
これによれば、自動運転車1の自動運転に用いられる機器について、自動運転車1の停車中に日常点検を行うことで、管理者は安心して自動運転車1を利用することができる。
(5)第1実施形態では、自動日常点検装置10が日常点検を行う対象は、自動運転車1の自動運転に用いられる自動走行用カメラ21、自動走行用レーダ、操舵装置22のうち少なくとも1つを含んでいる。
これによれば、自動運転車1の自動運転に用いられる重要な機器に関し、自動運転車1の走行に支障をきたすことなく日常点検を行うことで、管理者は安心して自動運転車1を利用することができる。
(6)第1実施形態では、自動日常点検装置10が診断結果を送信する管理者は、自動運転車1のカーシェアビジネス等を行う事業主70、自動運転車1の利用者80、または、中央管理センター60である。
これによれば、自動運転車1がカーシェアビジネス等に利用された場合、その事業に関わる管理者は、日常点検が行われた自動運転車1を安心して利用することができる。
(7)第1実施形態では、自動日常点検装置10は、診断結果の全てを中央管理センター60に送信し、診断結果のうち異常判定を自動運転車1のカーシェアビジネス等を行う事業主70または利用者80に送信する。
これによれば、中央管理センター60は、自動運転車1の日常点検の全ての診断結果を把握可能であるので、自動運転車1の安全性をより高めることができる。また、事業主70および利用者80は、自動運転車1の日常点検の異常判定を受信したときは、その自動運転車1の利用を避けて、別の自動運転車1を利用することができる。また、自動運転車1の日常点検に異常判定がある場合、管理者はそれに速やかに対処することができる。
(8)第1実施形態では、中央管理センター60は、自動日常点検装置10から受信した日常点検の診断結果に基づき、自動運転車1に異常があると判断された場合、その診断結果を自動運転車1のカーシェアビジネス等を行う事業主70または利用者80が有する送受信器90に送信する。
これによれば、事業主70および利用者80は、日常点検の診断結果に応じて、自動運転車1の修理などの手配を行うことができる。
(9)第1実施形態では、自動日常点検装置10は、日常点検の診断結果を自動運転車1に搭載される車内モニタ50に表示する。
これによれば、自動運転車1の管理者は、自動運転車1に搭載される車内モニタ50を直接見ることによっても、日常点検の診断結果を知ることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対して自動運転車1の構成の一部を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図7に示すように、第2実施形態においても、自動運転車1には、種々の機能が搭載されている。そのうち、自動点検機能61は、自動常時点検と自動日常点検のように複数から構成されていても良い。自動常時点検とは、自動運転車1の走行中に自動で行われる点検をいう。一方、自動日常点検とは、自動運転車1の走行中に点検できない点検項目について、自動運転車1の停車中に自動で行われる点検をいう。
自動日常点検装置10は、自動運転車1の常時点検と日常点検を自動で行い、その診断結果を自動運転車1の管理者に通知する。これによれば、自動運転車1の管理者は安心して自動運転車1を利用することができる。したがって、第2実施形態も、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第3〜第6実施形態)
第3〜第6実施形態について説明する。第3〜第6実施形態は、第1実施形態等に対して自動日常点検装置10が自動運転車1の日常点検を行うタイミングを変更したものであり、その他については第1実施形態等と同様である。そのため、第3〜第6実施形態は、第1実施形態等と異なる部分についてのみ説明する。なお、以下の説明でも、自動日常点検装置10を、単に「点検装置10」ということがある。
(第3実施形態)
第3実施形態の点検装置10が行う制御処理を、図8のフローチャートを参照して説明する。
第3実施形態では、第1実施形態で説明したステップS10とステップS20の処理が廃止されている。
第3実施形態では、まずステップS30で点検装置10は、自動運転車1の走行スイッチがオンされると、自動運転車1が備える各機能および機器に対する日常点検を行う。この日常点検は、自動運転車1が停車中に行われる。その後、ステップS40〜ステップS70までの処理は、第1実施形態で説明した処理と同一である。
ステップS80で点検装置10は、自動運転車1の利用が終了したか否か、すなわち、自動運転車1の走行スイッチがオフされたか否かを判定する。この処理は、自動運転車1の走行スイッチがオフされるまで継続して行われる。自動運転車1の走行スイッチがオフされたことが判定された場合(すなわち、ステップS80の判定Yes)、処理はステップS90に移行し、日常点検が行われる。その後、ステップS90〜ステップS110の処理も、第1実施形態で説明した処理と同一である。
以上説明した第3実施形態では、点検装置10が日常点検を行う所定のタイミングは、自動運転車1の走行スイッチがオンまたはオフされたタイミングである。
これによれば、自動運転車1の走行直前に日常点検が行われるため、管理者は安心して自動運転車1を利用することができる。また、自動運転車1の走行直後にも日常点検が行われるため、管理者はその直前の走行中に異常が生じたか否かを把握することができる。そして、車両の走行後の日常点検で異常判定がされた場合、管理者は次回の走行までに車両の修理を行うことも可能である。
(第4実施形態)
第4実施形態の点検装置10が行う制御処理を、図9のフローチャートを参照して説明する。
第4実施形態では、第1実施形態で説明したステップS10とステップS20の処理に代えて、ステップS11とステップS21の処理が組み込まれている。
第4実施形態では、ステップS11で点検装置10は、現在の時間を取得する。そしてステップS21で点検装置10は、現在の時間が、所定時間であるか否かを判定する。所定時間とは、前回の日常点検から所定の時間が経過した時間である。現在の時間が、所定時間となったことが判定された場合(すなわち、ステップS21の判定Yes)、処理はステップS30に移行し、日常点検が行われる。その後、ステップS30〜ステップS60の処理は、第1実施形態で説明した処理と同一である。なお、第4実施形態では、第1実施形態で説明したステップS70〜ステップS110の処理は廃止されている。
以上説明した第4実施形態では、自動日常点検装置10が日常点検を行う所定のタイミングは、前回の日常点検から所定の時間が経過したタイミングである。
これによれば、自動日常点検装置10は、自動運転車1の日常点検を所定の時間間隔で定期的に行うことが可能である。
(第5実施形態)
第5実施形態の点検装置10が行う制御処理を、図10のフローチャートを参照して説明する。
第5実施形態では、第1実施形態で説明したステップS10とステップS20の処理に代えて、ステップS22の処理が組み込まれている。
第5実施形態では、ステップS22で点検装置10は、自動運転車1に対し、走行に必要なエネルギー(例えば、電気、水素、ガソリン)が補給されているか否かを判定する。自動運転車1に対しエネルギーが補給されていることが判定された場合(すなわち、ステップS22の判定Yes)、処理はステップS30に移行し、日常点検が行われる。その後、ステップS30〜ステップS60の処理は、第1実施形態で説明した処理と同一である。なお、第5実施形態でも、第1実施形態で説明したステップS70〜ステップS110の処理は廃止されている。
以上説明した第5実施形態では、自動日常点検装置10が日常点検を行う所定のタイミングは、自動運転車1の走行に必要なエネルギーが補給されるタイミングである。
これによれば、自動日常点検装置10は、自動運転車1の一定の走行距離以内で日常点検を行うことが可能である。また、一般に、自動運転車1にエネルギーを補給しているときは、自動運転車1は停車している。そのため、自動日常点検装置10は、自動運転車1の走行中に点検できない点検項目について、自動運転車1の停車中に日常点検を行うことができる。
(第6実施形態)
第6実施形態の点検装置10が行う制御処理を、図11のフローチャートを参照して説明する。
第6実施形態では、第1実施形態で説明したステップS10とステップS20の処理に代えて、ステップS13とステップS23の処理が組み込まれている。
第6実施形態では、ステップS13で点検装置10は、現在の走行距離を取得する。所定距離とは、前回の日常点検から一定の距離が加算された距離である。そしてステップS23で点検装置10は、現在の走行距離が、所定距離であるか否かを判定する。現在の走行距離が、所定距離となったことが判定された場合(すなわち、ステップS23の判定Yes)、処理はステップS30に移行し、日常点検が行われる。その後、ステップS30〜ステップS60の処理は、第1実施形態で説明した処理と同一である。なお、第6実施形態でも、第1実施形態で説明したステップS70〜ステップS110の処理は廃止されている。
以上説明した第6実施形態では、自動日常点検装置10が日常点検を行う所定のタイミングは、前回の日常点検から一定の距離を走行したタイミングである。これによれば、自動日常点検装置10は、自動運転車1の一定の走行距離ごとに日常点検を行うことが可能である。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(1)上記各実施形態では、自動日常点検システムが日常点検を行う自動運転車1は、加速、操舵、制動、および周囲の監視等、全ての運転操作を自動運転システムが行うものとして説明したが、これに限るものではない。他の実施形態では、自動運転車1は、自動で走行する自動運転モードと、乗員の運転操作によって走行する手動運転モードとを切替え可能な自動車としてもよい。
また、他の実施形態では、自動運転車1は、予め定義された複数の自動運転度から選択された所定の自動運転度に対応した運転モードにより自動運転を実行可能な自動車としてもよい。その場合、自動運転システムは、種々のセンサの検出信号に基づき、周知の方法で自動運転度を切り替える。例えば、自動運転システムは、車両の周囲環境および乗員の操作に基づいて自動運転度を切り替える。なお、自動運転度とは、車両に搭載された自動運転システムに運転操作を依存する度合を示すものである。
(2)上記各実施形態では、自動日常点検システムは、自動運転車1の日常点検を行うものとして説明したが、これに限るものではない。他の実施形態では、自動日常点検システムは、乗員の運転操作によって走行する自動車の日常点検を行うものであってもよい。
(3)上記各実施形態では、自動日常点検システムは、自動運転車1が備える自動走行用カメラ21、操舵装置22、空調装置30、各種センサ40などの日常点検を行うものとして説明したが、これに限るものではない。他の実施形態では、自動日常点検システムは、例えば、自動運転車1のブレーキ液の量、冷却水の量、バッテリ液の量、ランプ類の点灯、タイヤの空気圧など、種々の一般的な日常点検項目を自動で点検してもよい。
(まとめ)
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、自動車の日常点検を自動で行う自動日常点検システムは、自動車に搭載される自動日常点検装置を備える。その自動日常点検装置は、自動車の日常点検を所定のタイミングで行い、自動車を管理する管理者が有する送受信器に日常点検の診断結果を送信する。
第2の観点によれば、自動日常点検装置は、自動運転車に搭載され、自動運転を実行する自動運転システムを含む機器に関する日常点検を自動で行うものである。
ところで、自動運転車の走る、曲がる、止まることに影響する機器に関する日常点検は、従来の人が行う日常点検では、安全確認が不十分になることが考えられる。これに関し、自動日常点検装置は、自動運転に用いられる機器を含めて日常点検を自動で行い、その診断結果を、自動車を管理する管理者に送信する。したがって、例えば、自動運転車がカーシェアビジネス等に利用された場合や、免許を有していない所有者に利用される場合にも、その自動運転車の管理者は、日常点検が行われた自動運転車を安心して利用することができる。
第3の観点によれば、自動車がカーシェアリングビジネスまたは自動レンタルビジネスに利用される場合、自動日常点検装置が日常点検を行う所定のタイミングは、自動車の利用者が変更されたタイミング、または利用者による利用が終了したタイミングである。
これによれば、自動運転車がカーシェアビジネス等に利用される場合、利用者が通信などにより自動運転車を自動走行で呼び寄せた後にその自動運転車が日常点検不足により利用できないといった事態を回避することができる。
また、日常点検で異常判定がされた場合、どの利用者の利用中に異常が生じたのかが明確になる。さらに、事業主やオーナーは車両状況を確認、点検した状態で貸与でき、万一の場合の訴訟、補償、保険にも備えることが可能である。すなわち、仮に、走行中に事故や故障が生じた場合でも、その事故や故障の原因として事業主および利用者の日常点検不足による要因が排除される。したがって、この自動日常点検システムは、自動運転車の管理者に加えて、自動運転車の管理者と保険契約をしている保険会社等にも利用価値の高いものである。
第4の観点によれば、自動日常点検装置が日常点検を行う所定のタイミングは、自動車の走行スイッチがオンまたはオフされたタイミングである。
これによれば、自動車の走行スイッチがオンされたタイミングで日常点検が行われる場合、車両の走行直前に日常点検が行われるため、管理者は安心して自動車を利用することができる。
また、自動車の走行スイッチがオフされたタイミングで日常点検が行われる場合、車両の走行直後に日常点検が行われるため、管理者はその直前の走行中に異常が生じたか否かを把握することができる。そして、車両の走行後の日常点検で異常判定がされた場合、管理者は次回の走行までに車両の修理を行うことも可能である。
第5の観点によれば、自動日常点検装置が日常点検を行う所定のタイミングは、前回の日常点検から所定の時間が経過したタイミングである。
これによれば、自動日常点検装置は、自動車の日常点検を所定の時間間隔で定期的に行うことが可能である。
第6の観点によれば、自動日常点検装置が日常点検を行う所定のタイミングは、自動車の走行に必要なエネルギーが補給されるタイミングである。
これによれば、自動日常点検装置は、自動車の一定の走行距離以内で日常点検を行うことが可能である。また、一般に、自動車にエネルギーを補給しているときは、自動車は停車している。そのため、自動日常点検装置は、自動車の走行中に点検できない点検項目について、自動運転車の停車中に日常点検を行うことができる。
第7の観点によれば、自動日常点検装置が日常点検を行う対象は、自動運転車の自動運転に用いられる機器のうち、走行中に点検困難であり、且つ、停車中に点検可能な機器を含んでいる。
これによれば、自動運転車の自動運転に用いられる機器について、自動運転車の停車中に日常点検を行うことができる。
第8の観点によれば、自動日常点検装置が日常点検を行う対象は、自動運転車の自動運転に用いられる自動走行用カメラ、自動走行用レーダ、操舵装置のうち少なくとも1つを含んでいる。
これによれば、自動運転車の自動運転に用いられる重要な機器に関し、自動運転車の走行に支障をきたすことなく日常点検を行うことで、管理者は安心して自動運転車を利用することができる。
第9の観点によれば、自動日常点検装置が診断結果を送信する管理者は、自動車のカーシェアリングビジネスまたは自動レンタルビジネスを行う事業主、自動車の利用者、または、自動車を管理する中央管理センターである。
これによれば、自動車がカーシェアビジネス等に利用された場合、その事業に関わる管理者は安心して自動車を利用することができる。
第10の観点によれば、自動日常点検装置は、診断結果の全てを中央管理センターに送信し、診断結果のうち異常判定を事業主または利用者に送信する。
これによれば、中央管理センターは、自動車の日常点検の全ての診断結果を把握可能であるので、自動運転車の安全性をより高めることができる。また、事業主および利用者は、自動車の日常点検の異常判定を受信したときは、その自動車の利用を避けて、別の自動車を利用することができる。
第11の観点によれば、中央管理センターは、自動日常点検装置から受信した日常点検の診断結果に基づき、自動車に異常があると判断された場合、その診断結果を事業主または利用者が有する送受信器に送信する。
これによれば、事業主および利用者は、日常点検の診断結果に応じて、自動車の修理などの手配を行うことができる。
第12の観点によれば、自動日常点検装置は、日常点検の診断結果を自動車に搭載される車内モニタに表示する。
これによれば、自動車の管理者は、自動車に搭載される車内モニタを直接見ることによっても、日常点検の診断結果を知ることができる。
10 自動日常点検装置
60 中央管理センター
70 事業主
80 利用者

Claims (12)

  1. 自動車の日常点検を自動で行う自動日常点検システムにおいて、
    前記自動車に搭載され、前記自動車の日常点検を所定のタイミングで行い、前記自動車を管理する管理者(60、70、80)が有する送受信器に日常点検の診断結果を送信する自動日常点検装置(10)を備える自動日常点検システム。
  2. 前記自動日常点検装置は、自動運転車(1)に搭載され、自動運転を実行する自動運転システムを含む機器に関する日常点検を自動で行うものである、請求項1に記載の自動日常点検システム。
  3. 前記自動車がカーシェアリングビジネスまたは自動レンタルビジネスに利用される場合、前記自動日常点検装置が日常点検を行う所定のタイミングは、前記自動車の利用者(80)が変更されたタイミング、または前記利用者による利用が終了したタイミングである、請求項1または2に記載の自動日常点検システム。
  4. 前記自動日常点検装置が日常点検を行う所定のタイミングは、前記自動車の走行スイッチがオンまたはオフされたタイミングである、請求項1または2に記載の自動日常点検システム。
  5. 前記自動日常点検装置が日常点検を行う所定のタイミングは、前回の日常点検から所定の時間が経過したタイミングである、請求項1または2に記載の自動日常点検システム。
  6. 前記自動日常点検装置が日常点検を行う所定のタイミングは、前記自動車の走行に必要なエネルギーが補給されるタイミングである、請求項1または2に記載の自動日常点検システム。
  7. 前記自動日常点検装置が日常点検を行う対象は、自動運転車の自動運転に用いられる機器のうち、走行中に点検困難であり、且つ、停車中に点検可能な機器を含んでいる、請求項2ないし6のいずれか1つに記載の自動日常点検システム。
  8. 前記自動日常点検装置が日常点検を行う対象は、自動運転車の自動運転に用いられる自動走行用カメラ(21)、自動走行用レーダ、操舵装置(22)のうち少なくとも1つを含んでいる、請求項2ないし7のいずれか1つに記載の自動日常点検システム。
  9. 前記自動日常点検装置が診断結果を送信する前記管理者は、前記自動車のカーシェアリングビジネスまたは自動レンタルビジネスを行う事業主(70)、前記自動車の利用者、または、前記自動車を管理する中央管理センター(60)である、請求項1ないし8のいずれか1つに記載の自動日常点検システム。
  10. 前記自動日常点検装置は、診断結果の全てを前記中央管理センターに送信し、
    診断結果のうち異常判定を前記事業主または前記利用者に送信する、請求項9に記載の自動日常点検システム。
  11. 前記中央管理センターは、前記自動日常点検装置から受信した日常点検の診断結果に基づき、前記自動車に異常があると判断された場合、その診断結果を前記事業主または前記利用者が有する送受信器(90)に送信する、請求項9または10に記載の自動日常点検システム。
  12. 前記自動日常点検装置は、日常点検の診断結果を前記自動車に搭載される車内モニタ(50)に表示する、請求項1ないし11のいずれか1つに記載の自動日常点検システム。
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