JP2020030019A - 蒸気排出装置 - Google Patents

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【課題】棚の仕切空間の幅寸法よりも小型化することが可能であって、棚の仕切空間の側壁側へ流れる蒸気を効率的に排出可能な蒸気排出装置を提供する。【解決手段】蒸気排出装置1は、横断流送風機から吐出される空気を筐体2内から仕切空間へ吹き出す吹出口部3を備え、吹出口部3は、筐体2の高さ方向へ並ぶ第一吹出口要素31と、第二吹出口要素32と、を含み、第一吹出口要素31の筐体2の幅方向の両端部31b、第二吹出口要素32の筐体2の幅方向の両端部32b、および第二吹出口要素32の筐体2の幅方向の中央部32aは、開放されている。第一吹出口要素31の筐体2の幅方向における中央部31aには、第二吹出口要素32の筐体2の幅方向における中央部32aの開口よりも開口高さの小さい絞部38が設けられている。第二吹出口要素32は、筐体2の幅方向における中央部32aとそれぞれの端部32bとの間に、閉塞部39を有している。【選択図】図2

Description

本発明に係る実施形態は、蒸気排出装置に関する。
例えば炊飯器、電気ポット、およびコーヒーメーカーのように蒸気を発生させる電化製品を載せておく棚に組み込まれて使用される蒸気排出装置が知られている。蒸気排出装置は、棚の背板の内面に設けられる。
特開平10−115445号公報
従来の蒸気排出装置は、横断流送風機(クロスフローファン、ラインフローファン、横流ファン、および貫流ファンとも呼ばれる。)の回転中心線に直交する方向へ、実質的に一様に空気を吹き出す。蒸気排出装置から吹き出た空気は、仕切空間の天板に沿って流れる。電化製品が発生させた蒸気は、棚の天板に沿う空気の流れに乗って仕切空間から排出される。
しかしながら、従来の蒸気排出装置は、棚の天板の全面に、蒸気を排出する空気の流れを発生させるために、実質的に仕切空間の横幅いっぱいに伸びる横断流送風機を必要とする。そのため、従来の蒸気排出装置は、多様な横幅の棚に適用することが難しく、かつ装置の小型化を阻害する。
また、従来の蒸気排出装置は、棚の天板に沿う空気の流れを生じさせる一方で、棚の側壁側へ流れる蒸気を排気することが難しい。
そこで、本発明は、棚の仕切空間の幅寸法よりも小型化することが可能であって、棚の仕切空間の側壁側へ流れる蒸気を効率的に排出可能な蒸気排出装置を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る蒸気排出装置は、蒸気を発生する機器を載せておくことが可能であり、かつ正面が開放された仕切空間を有する棚に組み込まれて使用され、前記仕切空間の奥側に配置される蒸気排出装置であって、筐体と、前記筐体内に設けられて前記筐体の幅方向へ延びる回転中心線を有する横断流送風機と、前記横断流送風機のいずれか一方の端部に設けられて前記横断流送風機を回転駆動させる電動機と、前記横断流送風機から吐出される空気を前記筐体内から前記仕切空間へ吹き出す吹出口部と、を備え、前記吹出口部は、前記筐体の高さ方向へ並ぶ第一吹出口要素と、第二吹出口要素と、を含み、前記第一吹出口要素の前記筐体の幅方向における両端部、前記第二吹出口要素の前記筐体の幅方向における両端部、および前記第二吹出口要素の前記筐体の幅方向における中央部は、開放され、前記第一吹出口要素の前記筐体の幅方向における中央部には、前記第二吹出口要素の前記筐体の幅方向における中央部の開口よりも開口高さの小さい絞部が設けられ、前記第二吹出口要素は、前記筐体の幅方向における中央部とそれぞれの端部との間に、閉塞部を有する。
本発明の実施形態に係る蒸気排出装置を組み込んだ棚の正面図。 本発明の実施形態に係る蒸気排出装置の正面図。 本発明の実施形態に係る蒸気排出装置の正面図。 本発明の実施形態に係る蒸気排出装置の第一吹出口要素の横断面図。 本発明の実施形態に係る蒸気排出装置の第二吹出口要素の横断面図。 本発明の実施形態に係る蒸気排出装置の吹出口部の縦断面図。 本発明の実施形態に係る蒸気排出装置の吹出口部の縦断面図。
本発明に係る蒸気排出装置の実施形態について図1から図7を参照して説明する。なお、複数の図面中、同じまたは相当する構成には同一の符号が付されている。
図1は、本発明の実施形態に係る蒸気排出装置を組み込んだ棚の正面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る蒸気排出装置1は、棚100に組み込まれて使用される。
棚100は、台101を備えている。棚100、あるいは台101には、炊飯器、電気保温ポット、およびコーヒーメーカーのような蒸気を発生する電化製品200(以下、単に「機器200」と言う。)が載せておかれる。台101の上方には、機器200を収納する仕切空間Sが確保されている。仕切空間Sは、棚100の台101と、天板102と、向かい合う一対の側壁103と、背板104に囲まれている。仕切空間Sの正面は開放されている。
蒸気排出装置1は、棚100の背板104の内面104a、つまり仕切空間Sを仕切っている面に取り付けることが可能である。換言すると、蒸気排出装置1は、仕切空間Sの奥側に配置されている。
蒸気排出装置1は、正面視において矩形の筐体2を備えている。筐体2の4辺(上縁、下縁、右側縁、左側縁)は、仕切空間Sを区画する棚100の天板102、台101、一対の側壁103に対して実質的に平行に配置される。
蒸気排出装置1は、機器200が発生させる蒸気を仕切空間Sの正面へ向かって排出する。蒸気排出装置1は、棚100の正面へ向く吹出口部3を有している。蒸気排出装置1は、仕切空間Sから空気を吸い込んで吹出口部3から排出する。
図2および図3は、本発明の実施形態に係る蒸気排出装置の正面図である。
なお、図3は、筐体2の正面半体11が取り外された蒸気排出装置1の正面図である。
図2および図3に示すように、本発明の実施形態に係る蒸気排出装置1は、筐体2と、筐体2内に設けられて筐体2の幅方向へ延びる回転中心線Cを有する横断流送風機5と、横断流送風機5のいずれか一方の端部に設けられて横断流送風機5を回転駆動させる電動機6と、横断流送風機5から吐出される空気を筐体2内から仕切空間Sへ吹き出す吹出口部3と、を備えている。
筐体2は、矩形の正面半体11と、正面半体11に隠れる背面半体12と、を備えている。正面半体11と背面半体12とは、協働して横断流送風機5および電動機6を収容可能な内部空間を区画している。
正面半体11は、正面視において仕切空間Sの形状に倣った矩形の箱体である。正面半体11は、四隅に配置されるネジ13によって背面半体12に固定されている。正面半体11の上部15は、横断流送風機5および電動機6を収容している。上部15の下方、かつ右半部16は、横断流送風機5および電動機6の制御装置10を収容している。また、右半部16には、電動機6の運転操作の入力を受け付ける入力部17が露出している。入力部17は、制御装置10に電気的に接続されている。上部15は、最も正面へ向かって突出し、上部15の下方、かつ左半部18は、最も後方へ下がっている。右半部16は、上部15よりは後方に下がり、左半部18より正面へ突出している。
背面半体12は、棚100の背板104の内面104aに設けられる複数、例えば6つのネジ19に引っ掛かって筐体2を棚100の背板104に支える複数、例えば6つの受凹部21を備えている。受凹部21は、ネジ19の頭を挿し通すことが可能な孔22の上方に連なっている。受凹部21は、ネジ19の頭を通さず、かつネジ19のねじ部または軸部を引っ掛けることが可能である。
横断流送風機5、電動機6、および制御装置10は、背面半体12に設けられている。
横断流送風機5は、筐体2の中央を跨いで筐体2の左右へ向かって延びている。つまり、横断流送風機5は、棚100に蒸気排出装置1を設置した状態において、台101および天板102に対して実質的に平行に延びている。横断流送風機5は、筐体2の内部空間から空気を吸い込んで、吹出口部3へ空気を吹き出す。
電動機6は、筐体2の左右いずれか一方側、例えば左側の端部に配置されている。
吹出口部3は、正面半体11の上部15に設けられている。吹出口部3は、横断流送風機5の真正面に配置されている。吹出口部3は、横断流送風機5と同様に筐体2の幅方向へ延びている。つまり、吹出口部3は、横断流送風機5と同様に、棚100に蒸気排出装置1を設置した状態において、台101および天板102に対して実質的に平行に延びている。
そして、吹出口部3は、筐体2の高さ方向へ並ぶ第一吹出口要素31と、第二吹出口要素32と、を含んでいる。つまり、第一吹出口要素31、および第二吹出口要素32は、吹出口部3と同様に筐体2の幅方向へ延びている。換言すると、複数の吹出口要素31、32は、横断流送風機5の回転中心線Cに対して平行に分割されている。
図4は、図2のIV−IV線において、本発明の実施形態に係る蒸気排出装置の第一吹出口要素の横断面図である。
図5は、図2のV−V線において、本発明の実施形態に係る蒸気排出装置の第二吹出口要素の横断面図である。
図6は、図2のVI−VI線において、本発明の実施形態に係る蒸気排出装置の吹出口部の縦断面図である。
図7は、図2のVII−VII線において、本発明の実施形態に係る蒸気排出装置の吹出口部の縦断面図である。
図2に加えて、図4から図7に示すように、本実施形態に係る蒸気排出装置1の吹出口部3は、平面視において、横断流送風機5に近い入口開口35から出口開口36へ向かって台形状に拡幅されている。
そして、第一吹出口要素31の筐体2の幅方向における両端部31b、第二吹出口要素32の筐体2の幅方向における両端部32b、および第二吹出口要素32の筐体2の幅方向における中央部32aは、開放されている。
図2に加えて、図4および図5に示すように、本実施形態に係る蒸気排出装置1の第一吹出口要素31の両端部31bの開口高さH1は、実質的に第一吹出口要素31の高さに相当する。第二吹出口要素32の両端部32bの開口高さH2は、実質的に第二吹出口要素32の高さに相当する。第二吹出口要素32の中央部32aの開口高さH3は、両端部32bの開口高さH2よりも低い。第二吹出口要素32の中央部32aの開口高さH3は、実質的に両端部32bの開口高さH2の2分の1から4分の3の範囲に設定されている。第一吹出口要素31と第二吹出口要素32とは、平板形状の仕切板37で分断されている。仕切板37は、横断流送風機5から吹き出す空気を第一吹出口要素31と第二吹出口要素32とへ分配する羽板である。
第一吹出口要素31の筐体2の幅方向における中央部31aには、第二吹出口要素32の筐体2の幅方向における中央部31aの開口(つまり、第二吹出口要素32の中央部32a)よりも開口高さHsの小さい絞部38が設けられている。
第二吹出口要素32は、筐体2の幅方向における中央部32aとそれぞれの端部32bとの間に、閉塞部39を備えている。換言すると、閉塞部39は、第二吹出口要素32の中央部32aの両隣に設けられている。閉塞部39は、横断流送風機5から吹き出す空気が棚100の仕切空間Sへ吹き出さないように遮っている。
第一吹出口要素31の絞部38と第二吹出口要素32の閉塞部39とは、相互に斜向かいに並んでいる。
ここで、第一吹出口要素31の絞部38の右側の開放部位を右側第一開口部41Rと呼ぶ。第一吹出口要素31の絞部38の左側の開放部位を左側第一開口部41Lと呼ぶ。つまり、第一吹出口要素31の中央部に位置する絞部38は、右側第一開口部41Rと左側第一開口部41Lとの間に挟まれている。
また、第二吹出口要素32の中央部の開放部位を中央開口部42と呼ぶ。第二吹出口要素32の右側の開放部位を右側第二開口部45Rと呼ぶ。第二吹出口要素32の左側の開放部位を左側第二開口部45Lと呼ぶ。つまり、右側の閉塞部39Rは、中央開口部42と右側第二開口部45Rとの間に挟まれている。左側の閉塞部39Lは、中央開口部42と左側第二開口部45Lとの間に挟まれている。
絞部38は、筐体2の幅方向へ直線状に延びる細隙47(スリット)を有している。細隙47の開口高さHsは、第一吹出口要素31の右側第一開口部41Rおよび左側第一開口部41Lの開口高さH1よりも小さい。また、細隙47の開口高さHsは、第二吹出口要素32の中央開口部42の開口高さH2よりも小さい。
第一吹出口要素31の絞部38と第二吹出口要素32の閉塞部39とは、部分的に連接している。換言すると、第一吹出口要素31の絞部38と第二吹出口要素32の閉塞部39とは、筐体2の高さ方向において、部分的に重なり合っている。具体的には、絞部38の右端部は、右側の閉塞部39Rに連なっている。また、絞部38の左端部は、左側の閉塞部39Lに連なっている。したがって、第二吹出口要素32の中央開口部42の開口幅は、第一吹出口要素31の細隙47の開口幅よりも僅かに小さく、右側第一開口部41Rの開口幅は、右側第二開口部45Rと右側の閉塞部39Rとを合算した幅寸法よりも僅かに小さく、左側第一開口部41Lの開口幅は、左側第二開口部45Lと左側の閉塞部39Lとを合算した幅寸法よりも僅かに小さい。
さらに、本実施形態に係る蒸気排出装置1の第一吹出口要素31は、筐体2の正面側、かつ左右それぞれの側方へ風向を向ける複数の羽板51を備えている。
複数の羽板51は、第一吹出口要素31と第二吹出口要素32とを分断する仕切板37よりも横断流送風機5の近くまで延びている。つまり、仕切板37は、吹出口部3の出口開口36側から横断流送風機5へ向かって延びるが、吹出口部3の入口開口35には達しておらず、途中で途切れている。複数の羽板51は、吹出口部3の出口開口36側から横断流送風機5へ向かって延びて、吹出口部3の入口開口35に達している。
複数の羽板51は、第一吹出口要素31のそれぞれの端部(右側の端部、および左側の端部)に近いものほど第一吹出口要素31の中央へ向かって大きく倒れている。また、複数の羽板51は、筐体2の前後方向(表裏方向)において、重なり合わずに倒れている。
羽板51は、2つ以上あれば良い。複数の羽板51は、例えば第一羽板51a、第二羽板51b、第三羽板51c、および第四羽板51dの4つの羽板51であって、右側第一開口部41Rの風路を、その幅方向へ5分割している。第一羽板51aから第四羽板51dは、第一吹出口要素31の右端部から中央部へ向かって並んでいる。換言すると、第一羽板51aは第一吹出口要素31の右端部に最も近く、第四羽板51dは第一吹出口要素31の中央部に最も近い。
なお、第一吹出口要素31の左側第一開口部41Lの羽板51は、右側第一開口部41Rの羽板51の左右を反転させた対象な構造を有しているので、詳細な説明は省略する。
そして、複数の羽板51によって分割される風路の風路幅は、吹出口部3の中央部に近い風路よりも端部に近い風路の方が大きい。
第二吹出口要素32は、右側の第一羽板51aの真下に右側第二開口部45Rを補強する支柱52と、左側の第一羽板51aの真下に左側第二開口部45Lを補強する支柱52と、を備えている。支柱52は、右側第二開口部45Rの出口開口36の縁に設けられている。また、第二吹出口要素32の中央開口部42の出口開口36の縁にも支柱53が設けられている。
第一吹出口要素31は、横断流送風機5が吹き出す空気の一部を絞部38の細隙47、右側第一開口部41Rおよび左側第一開口部41Lから棚100の仕切空間Sへ吹き出す。そして、第一吹出口要素31から吹き出す空気は、絞部38のある中央部31aよりも右側第一開口部41Rおよび左側第一開口部41Lへ多く分配される。絞部38の細隙47から吹き出す空気は、吹出口部3の正面へ向かう(図4中の実線矢印f1)。右側第一開口部41Rおよび左側第一開口部41Lから吹き出す空気は、筐体2の左右へ分かれて棚100の側壁103へ向かう(図4中の実線矢印f2)。特に傾斜の異なる複数の羽板51は、右側第一開口部41Rおよび左側第一開口部41Lから吹き出す空気を棚100の側壁103へ向かって放射状に拡散させる。
他方、第二吹出口要素32は、横断流送風機5が吹き出す空気の残部を中央開口部42、右側第二開口部45Rおよび左側第二開口部45Lから棚100の仕切空間Sへ吹き出し、左右の閉塞部39で空気の流出を阻止する。中央開口部42から吹き出す空気は、吹出口部3の正面へ向かう(図4中の実線矢印f3)。右側第二開口部45Rおよび左側第二開口部45Lから吹き出す空気は、筐体2の左右へ分かれて棚100の側壁103へ向かう(図4中の実線矢印f4)。なお、右側第二開口部45Rおよび左側第二開口部45Lは、閉塞部39が設けられているため、右側第一開口部41Rおよび左側第一開口部41Lよりも開口幅が狭い。そのため、右側第二開口部45Rおよび左側第二開口部45Lから吹き出す空気は、第二吹出口要素32の両端部32bの狭い範囲に限定される。
図4および図5に示すように、第一吹出口要素31から吹き出す空気と第二吹出口要素32から吹き出す空気とを重ね合わせると、本実施形態に係る蒸気排出装置1は、仕切空間Sの広い範囲へ空気を流すことが分かる。このような空気の流れは、仕切空間S内の蒸気を仕切空間Sの正面へ向かって効率良く排出する。
このように、本実施形態に係る蒸気排出装置1は、筐体2の高さ方向へ並ぶ第一吹出口要素31と、第二吹出口要素32と、を備えている。第一吹出口要素31の両端部31b、第二吹出口要素32の両端部32b、および第二吹出口要素32の中央部32aは、開放されている。第一吹出口要素31の中央部31aには、第二吹出口要素32の中央部32aの開口よりも開口高さの小さい絞部38が設けられている。第二吹出口要素32は、中央部32aとそれぞれの端部32bとの間に、閉塞部39を備えている。そのため、蒸気排出装置1は、横断流送風機5から吹き出す空気を第一吹出口要素31と第二吹出口要素32とへ分配し、かつ第一吹出口要素31と第二吹出口要素32との間に異なる空気の流れを合成して仕切空間Sの天板102および側壁103へ向かって拡散する空気の流れを生み出し、仕切空間Sから蒸気を効率的に排出する。つまり、蒸気排出装置1は、横断流送風機の回転中心線に直交する方向へ、実質的に一様に空気を吹き出す従来の蒸気排出装置に比べて、より小型の横断流送風機5を用いて、より広い範囲へ蒸気を排出する空気の流れを生じさせることができる。
また、本実施形態に係る蒸気排出装置1は、部分的に連接する絞部38と閉塞部39とを備えている。そのため、蒸気排出装置1は、第一吹出口要素31の右側第一開口部41Rと第二吹出口要素32の中央開口部42との間、および左側第一開口部41Lと、第二吹出口要素32の中央開口部42と第二吹出口要素32の中央開口部42との間における流れの乱れを防いで蒸気を排出する空気の流れを意図通りに生じさせることができる。
さらに、本実施形態に係る蒸気排出装置1は、筐体2の正面側、かつ左右それぞれの側方へ風向を向ける複数の羽板51を備えている。そのため、蒸気排出装置1は、横断流送風機5から吹き出す空気を仕切空間Sのより広い範囲へ確実に拡散させることができる。
また、本実施形態に係る蒸気排出装置1は、第一吹出口要素31のそれぞれの端部に近いものほど第一吹出口要素31の中央へ向かって大きく倒れる複数の羽板51を備えている。そのため、蒸気排出装置1は、横断流送風機5から吹き出す空気を仕切空間Sへ放射状に拡散させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る蒸気排出装置1によれば、棚100の仕切空間Sの幅寸法よりも小型化することが可能であって、棚100の仕切空間Sの側壁103側へ流れる蒸気を効率的に排出できる。
1…蒸気排出装置、2…筐体、3…吹出口部、5…横断流送風機、6…電動機、10…制御装置、11…正面半体、12…背面半体、13…正面半体を背面半体に固定するネジ、15…筐体の上部、16…筐体の右半部、17…入力部、18…筐体の左半部、19…筐体を棚に固定するネジ、21…受凹部、22…孔、31…第一吹出口要素、31a…第一吹出口要素の中央部、31b…第一吹出口要素の端部、32…第二吹出口要素、32a…第二吹出口要素の中央部、32b…第二吹出口要素の端部、35…吹出口部の入口開口、36…吹出口部の出口開口、37…仕切板、38…絞部、39、39R、39L…閉塞部、41R…第一吹出口要素の右側第一開口部、41L…第一吹出口要素の左側第一開口部、42…第二吹出口要素の中央開口部、45R…第二吹出口要素の右側第二開口部、45L…第二吹出口要素の左側第二開口部、47…細隙、51…羽板、51a…第一羽板、51b…第二羽板、51c…第三羽板、51d…第四羽板、52、53…支柱、100…棚、101…台、102…天板、103…側壁、104…背板、104a…内面、200…電化製品、200…機器。

Claims (4)

  1. 蒸気を発生する機器を載せておくことが可能であり、かつ正面が開放された仕切空間を有する棚に組み込まれて使用され、前記仕切空間の奥側に配置される蒸気排出装置であって、
    筐体と、
    前記筐体内に設けられて前記筐体の幅方向へ延びる回転中心線を有する横断流送風機と、
    前記横断流送風機のいずれか一方の端部に設けられて前記横断流送風機を回転駆動させる電動機と、
    前記横断流送風機から吐出される空気を前記筐体内から前記仕切空間へ吹き出す吹出口部と、を備え、
    前記吹出口部は、前記筐体の高さ方向へ並ぶ第一吹出口要素と、第二吹出口要素と、を含み、
    前記第一吹出口要素の前記筐体の幅方向における両端部、前記第二吹出口要素の前記筐体の幅方向における両端部、および前記第二吹出口要素の前記筐体の幅方向における中央部は、開放され、
    前記第一吹出口要素の前記筐体の幅方向における中央部には、前記第二吹出口要素の前記筐体の幅方向における中央部の開口よりも開口高さの小さい絞部が設けられ、
    前記第二吹出口要素は、前記筐体の幅方向における中央部とそれぞれの端部との間に、閉塞部を有する蒸気排出装置。
  2. 前記第一吹出口要素の前記絞部と前記第二吹出口要素の前記閉塞部とは、部分的に連接する請求項1に記載の蒸気排出装置。
  3. 前記第一吹出口要素は、前記筐体の正面側、かつ左右それぞれの側方へ風向を向ける複数の羽板を備える請求項1または2に記載の蒸気排出装置。
  4. 前記複数の羽板は、前記第一吹出口要素のそれぞれの端部に近いものほど前記第一吹出口要素の中央へ向かって大きく倒れている請求項3に記載の蒸気排出装置。
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