JPH09280621A - レンジフードファン - Google Patents

レンジフードファン

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JPH09280621A
JPH09280621A JP8090745A JP9074596A JPH09280621A JP H09280621 A JPH09280621 A JP H09280621A JP 8090745 A JP8090745 A JP 8090745A JP 9074596 A JP9074596 A JP 9074596A JP H09280621 A JPH09280621 A JP H09280621A
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fan chamber
fan
air
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range hood
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Yasumasa Hayashi
恭正 林
Kiyomi Niwa
清美 丹羽
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Toshiba Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C15/00Details
    • F24C15/20Removing cooking fumes
    • F24C15/2028Removing cooking fumes using an air curtain
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C15/00Details
    • F24C15/20Removing cooking fumes
    • F24C15/2035Arrangement or mounting of filters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F7/00Ventilation
    • F24F7/04Ventilation with ducting systems, e.g. by double walls; with natural circulation
    • F24F7/06Ventilation with ducting systems, e.g. by double walls; with natural circulation with forced air circulation, e.g. by fan positioning of a ventilator in or against a conduit
    • F24F7/065Ventilation with ducting systems, e.g. by double walls; with natural circulation with forced air circulation, e.g. by fan positioning of a ventilator in or against a conduit fan combined with single duct; mounting arrangements of a fan in a duct

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ventilation (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、送風負荷の変動にさほど左右され
ることなく良好なエアカーテンを形成し、しかも送風効
率の向上を図るものである。 【解決手段】 本体箱22の内部には、下ファン室27
および上ファン室31が設けられている。下ファン室2
7の下部の中央部には吸込み口28が、また周辺部には
吹出し口29が形成され、上ファン室31の下部には吸
入口32が形成され、上部には吐出口33が形成されて
いる。羽根体34の上羽根部36は上ファン室31内に
配設され、下羽根部38は下ファン室27内に配設され
ている。羽根体34はモータ39により回転駆動される
構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンジ上方部に配
設されて、レンジ部分から立ち上ぼる油煙等を含んだ空
気を排出するレンジフードファンに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、レンジフードフ
ァンとしては、特開平1−306753号公報に示され
る構成のものがある。このものは、図20に示すよう
に、外箱1の内部をファン室2としており、このファン
室2の下部の中央部には吸込み口3が形成されていると
共に周辺部に吹出し口4が形成され、また上部には図示
しない排気ダクトを介して外部に通じる吐出口5が形成
されている。そして、ファン室2の内部には遠心形のフ
ァン6が設けられていて、このファン6は、外箱1の上
板部外面に取付けられたモータ7により回転駆動される
ようになっている。このレンジフードファンは、図示し
ないレンジの上方部に配設されるものである。
【0003】このものでは、上記ファン6が回転駆動さ
れることによって、レンジに載せられた調理鍋等からの
油煙やレンジからの燃焼ガスを含んだ空気が、吸込み口
3からファン室2内に吸入され、一部は吹出し口4から
下方へ吹き出され、残りは吐出口5から排気ダクトを通
して外部へ排出される。
【0004】この従来のものでは、吹出し口4から吹き
出される空気がいわゆるエアカーテン状になることを期
待しており、このエアーテン状に流れる空気により、レ
ンジ部分で発生する油煙等の空気を他の部位へ逃がさな
いように捕集することが期待されている。
【0005】しかしながら、上記従来構成では、例え
ば、吐出口側の送風抵抗が変化した場合(排気ダクトの
送風抵抗が変化した場合あるいは屋外側のシャッタの開
き方が悪いような場合)には、屋外への排出風量が減
り、逆に吹出し口4からの空気吹き出し量が増加する。
このため、エアカーテンを形成する空気流が強くなり過
ぎ、レンジ部分に強く当たってこの部分で内外に拡散す
るようになり、油煙等の空気の捕集効果が逆に低下す
る。反対に、吐出口側の送風抵抗が軽減された場合に
は、吹出し口4からの空気吹き出し量が低下し、エアカ
ーテンがうまく形成されず、この場合も油煙等の空気の
捕集効果が低下する。つまり、送風負荷が変動すると、
油煙等の空気の捕集効率が悪くなる欠点があった。
【0006】なお、上記従来例のものとは別の構成が特
開平5−157306号公報に示されている。この構成
の概略を、図21に示しており、このものでは、ファン
装置11から吐出された空気が、吹出し口12からエア
カーテン状に吐出され、別のファン装置13により油煙
等の空気が吸入・排気されるようになっている。しか
し、この構成においては、エアカーテンを形成するとこ
ろのファン装置11のノズル部11aから吐出された空
気が、その後向きを変更して吹出し口12のほぼ全域か
ら吹き出されるため、送風効率が悪く、ファン装置11
用のモータ14の大形化やコスト高を来し、しかも吹出
し口12からの空気吹き出し量が不均一である。さら
に、吹き出し空気の流れがダクト15によって阻害され
るため、これによっても、吹出し口12からの空気の吹
き出し量が不均一となって均一層のエアカーテンが形成
しにくい欠点がある。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、送風負荷の変動にさほど左右され
ることなく良好なエアカーテンを形成することが可能
で、油煙等の空気の捕集効果が向上し、しかも送風効率
が良くてモータの能力アップをさほど必要とせずにコス
トの低廉化に寄与できるレンジフードファンを提供する
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、レンジ上方に
配設される本体箱と、この本体箱内部の下部に設けら
れ、下部の中央部に吸込み口を有すると共に下部の周辺
部にほぼ環状の吹出し口を有する下ファン室と、この下
ファン室の上部に設けられ下部にこのファン室と連通す
る吸入口を有し他の部位に吐出口を有する渦巻き形の上
ファン室と、この上ファン室内部に位置する上羽根部お
よび前記下ファン室内部に位置する下羽根部を有しこれ
ら上羽根部および下羽根部が一体回転する羽根体と、静
止部位に取付けられ前記羽根体を回転させるモータとを
備えて構成される。
【0009】この構成においては、モータが回転駆動さ
れると、下ファン室において下羽根部が回転し、上ファ
ン室において上羽根部が回転する。下羽根部の回転によ
り油煙等を含んだ空気が中央部の吸込み口から吸引さ
れ、その一部が周辺部の吹出し口から吹き出され、この
吹き出された空気流によりいわゆるエアカーテンが形成
される。また、上羽根部の回転により吸入空気の残りが
吐出口から外部へ排出される。この場合、下羽根部およ
び下ファン室により定まる送風能力により、エアカーテ
ン形成のための空気流が発生し、上羽根部および上ファ
ン室により定まる送風能力により排気のための空気流が
発生するから、例えば排気側の送風抵抗が変動すること
があっても、吹出し口から吹き出される空気量にさほど
変動がみられず、安定したエアカーテン形成作用を得る
ことができる。しかも排気される空気は上ファン室の吐
出口から出るから、下ファン室には排気用ダクト等の障
害物は存在せず送風効率が良い。しかも、下ファン室に
おいて、中央部の吸込み口から吸入した空気をそのまま
周辺部の吹出し口から吹き出すから、渦巻き形のケーシ
ングをファン室内にして風向変換するものとは違って送
風効率の低下が少なく、モータの小形化やコストの低廉
化に寄与できる。また吹出し口からの空気の吹き出し量
が均一となる。さらに、上ファン室は渦巻き形としてい
るので、排気のための送風能力は十分に確保できるもの
である。
【0010】他の発明は、レンジ上方に配設され通気口
を有する本体箱と、この本体箱内部の下部に設けられ、
下部の中央部に吸込み口を有すると共に下部の周辺部に
ほぼ環状の吹出し口を有し、上部の中央部に前記通気口
に通じる開口部を有する下ファン室と、この下ファン室
の上部にこれと離間して設けられ下部に吸入口を有し他
の部位に吐出口を有する渦巻き形の上ファン室と、前記
下ファン室の開口部を貫通して前記下ファン室の吸込み
口と前記上ファン室の吸入口とを連通する連通路を形成
すると共に、該連通路と開口部とを仕切る連通部材と、
この上ファン室内部に位置する上羽根部および前記下フ
ァン室内部に位置する下羽根部を有しこれら上羽根部お
よび下羽根部が一体回転する羽根体と、静止部位に取付
けられ前記羽根体を回転させるモータとを備えて構成さ
れる。
【0011】この構成においては、モータが回転駆動さ
れると、下ファン室において下羽根部が回転し、上ファ
ン室において上羽根部が回転する。上羽根部の回転によ
り油煙等を含んだ空気が中央部の吸込み口から連通路を
通して吸引され、吐出口から外部へ排出される。また下
羽根部の回転により、本体箱外の空気が通気口から吸入
され、そして開口部を通して下ファン室に吸入されて吹
出し口から吹き出され、この吹き出された空気流により
いわゆるエアカーテンが形成される。この場合、下羽根
部および下ファン室により定まる送風能力により、エア
カーテン形成のための空気流が発生し、上羽根部および
上ファン室により定まる送風能力により排気のための空
気流が発生するから、例えば排気側の送風抵抗が変動す
ることがあっても、吹出し口から吹き出される空気量に
さほど変動がみられず、安定したエアカーテン形成作用
を得ることができる。
【0012】しかも排気される空気は上ファン室の吐出
口から出るから、下ファン室には排気用ダクト等の障害
物は存在せず送風効率が良い。しかも、下ファン室にお
いて、中央部の吸込み口から吸入した空気をそのまま周
辺部の吹出し口から吹き出すから、渦巻き形のケーシン
グをファン室内に配設して風向変換するものとは違って
送風効率の低下が少なく、モータの小形化やコストの低
廉化に寄与できる。また吹出し口からの空気の吹き出し
量が均一となる。さらに、上ファン室は渦巻き形として
いるので、排気のための送風能力は十分に確保できるも
のである。
【0013】特に、排気すべき空気を吸込み口から吸い
込み、エアカーテン形成のための空気を吸込み口とは別
の通気口から取り入れるようにしたから、独立した風量
確保が一層容易となり、さらに安定したエアカーテン形
成作用を得ることができるようになる。また、エアカー
テンを形成する空気に油煙が含まれないので、使用者に
油煙が接することを防止できるようになる。
【0014】この場合、通気口をダクトを介して部屋外
部と連通させる構成とすれば、部屋内に外気を取り入れ
つつその外気をエアカーテンに利用でき、部屋内の空気
入れ替え作用および部屋内の負圧解消を図りつつ油煙等
の空気の捕集効率の向上が図れる。
【0015】また、通気口を部屋内と連通させる構成と
すれば、レンジ部分以外の部屋内の空気をエアカーテン
に利用できる。この場合エアカーテンの一部はレンジ部
分の空気と共に上方へ立ち上ぼって排出されることか
ら、レンジ部分以外の部屋内の空気も徐々に排出される
ことになり、もって部屋全体の換気を良好に図ることが
できるようになる。
【0016】さらに別の発明は、レンジ上方に配設され
該レンジが設置された部屋内と連通する通気口を有する
本体箱と、この本体箱内部の下部に設けられ、下部の中
央部に吸込み口を有すると共に下部の周辺部にほぼ環状
の吹出し口を有し、上部の中央部に前記通気口に通じる
開口部を有する下ファン室と、この下ファン室の上部に
これと離間して設けられ下部に吸入口を有し他の部位に
吐出口を有する渦巻き形の上ファン室と、前記下ファン
室の開口部を貫通して前記下ファン室の吸込み口と前記
上ファン室の吸入口とを連通する連通路を形成すると共
に、該連通路と開口部とを仕切る連通部材と、この上フ
ァン室内部に位置するシロッコファンを有すると共に、
このシロッコファンの下端部から下方へ延び下ファン室
の開口部を貫通して下ファン室の吸込み口と前記上ファ
ン室の吸入口とを連通する連通路を形成し且つ該連通路
と開口部とを仕切る連通部材を有し、さらにこの連通部
材の下端部に結合されて下ファン室内部に位置するター
ボファンを有する羽根体と、前記本体箱の内部であって
且つ上ファン室および下ファン室の外部における静止部
位に取付けられ前記羽根体を回転させるモータとを備え
て構成される。
【0017】この構成においては、モータが回転駆動さ
れると、下ファン室において下羽根部が回転し、上ファ
ン室において上羽根部が回転する。上羽根部の回転によ
り油煙等を含んだ空気が中央部の吸込み口から連通路を
通して吸引され、吐出口から外部へ排出される。また下
羽根部の回転により、部屋におけるレンジ部以外の空気
が通気口から吸入され、そして開口部を通して下ファン
室に吸入されて吹出し口から吹き出され、この吹き出さ
れた空気流によりいわゆるエアカーテンが形成される。
この場合、下羽根部および下ファン室により定まる送風
能力により、エアカーテン形成のための空気流が発生
し、上羽根部および上ファン室により定まる送風能力に
より排気のための空気流が発生するから、例えば排気側
の送風抵抗が変動することがあっても、吹出し口から吹
き出される空気量にさほど変動がみられず、安定したエ
アカーテン形成作用を得ることができる。
【0018】しかも排気される空気は上ファン室の吐出
口から出るから、下ファン室には排気用ダクト等の障害
物は存在せず送風効率が良い。しかも、下ファン室にお
いて、中央部の吸込み口から吸入した空気をそのまま周
辺部の吹出し口から吹き出すから、渦巻き形のケーシン
グをファン室内に配設して風向変換するものとは違って
送風効率の低下が少なく、モータの小形化やコストの低
廉化に寄与できる。特に、下羽根部をターボファンから
構成しているから、下ファン室の形状にさほど制約がな
く吹出し口の全周域から空気を均一に吹出すことができ
るようになる。さらに、上ファン室は渦巻き形とし、上
羽根部をシロッコファンから構成しているので、静圧が
高くて、排気のための送風能力を十分に確保できる。
【0019】特に、排気すべき空気を吸込み口から吸い
込み、エアカーテン形成のための空気を通気口から取り
入れるようにしたから、独立した風量確保が容易とな
り、さらに安定したエアカーテン形成作用を得ることが
できる。そして、通気口を部屋内と連通させる構成とし
ているので、レンジ部分以外の部屋内の空気をエアカー
テンに利用できる。この場合エアカーテンの一部はレン
ジ部分の空気と共に上方へ立ち上ぼって排出されること
から、レンジ部分以外の部屋内の空気も徐々に排出され
ることになり、もって部屋全体の換気を良好に図ること
ができるようになる。
【0020】さらには、モータを、本体箱の内部であっ
て且つ上ファン室および下ファン室の外部における静止
部位に取付けているから、通気口から本体箱内に吸入さ
れて開口部へ向かう空気流によりこのモータを冷却する
ことが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き図1ないし図4を参照しながら説明する。レンジフー
ドファン21の本体箱22は、厨房等の部屋23の壁面
23aに、レンジ24上方部に位置して配設されてい
る。この本体箱22の下面には、下面板25が取付けら
れていると共に、この下面板25に、周壁部26aが水
平断面円形状をなすケーシング部材26が取付けられて
おり、これら下面板25およびケーシング部材26によ
り下ファン室27が形成されている。そして、この下フ
ァン室27の下部に相当する前記下面板25には、中央
部にベルマウス形状の吸込み口28が形成されていると
共に、周面部にほぼ環状(この場合ほぼ円環状)でスリ
ット状の吹出し口29が形成されている。この場合、吹
出し口29の外側周縁部であるケーシング部材26の周
壁部26aは縦断面形状が垂直状をなしている。
【0022】なお、上述のレンジ24は二つの加熱口2
4a,24aを並設した構成であり、前記吹出し口29
は、レンジ24の加熱口24a,24aを囲い得る形状
(この場合上述したほぼ円環状)である。上記ケーシン
グ26の上板部26bには渦巻き形をなすケーシング部
材30が取付けられており、このケーシング部材30と
上板部26bとにより、渦巻き形の上ファン室31が形
成されている。この上ファン室31の下部である上板部
26bには、下ファン室27と連通する吸入口32が形
成されており、また他の部位である図1中右部には上向
きの吐出口33が形成されている。この吐出口33は、
本体箱22の上板部22aに形成された孔部22bから
上方へ突出しており、この吐出口33は図示しないダク
トを介してこの部屋23の外部(屋外)に連通してい
る。
【0023】また、羽根体34は、円形状の端板35の
周辺部に多数の上羽根部36を垂直状に取着すると共
に、この上羽根部36の下端部にドーナツ板状の連結板
37を介して多数の下羽根部38を垂直状に取着して構
成されている。各羽根部36,38は、図4に示すよう
に、羽根体34の回転方向(矢印Fで示す)に対して前
向きとなるいわゆるシロッコファンから構成されてい
る。このような羽根体34は、次に述べるモータ39の
回転軸39aに取着されていて、上羽根部36は上ファ
ン室31内に位置し、下羽根部38は下ファン室27に
位置するようになっている。上羽根部36の軸方向の長
さが下羽根部38の軸方向の長さよりも長くなるように
形成されている。
【0024】モータ39は、例えば誘導モータから構成
されており、本体箱22の内部であってケーシング部材
30の上板部30aの外面に取付けられており、その回
転軸39aは該上板部30aを貫通して上ファン室31
内に垂下状に突出しており、この突出端部に前記羽根体
34の端板35が一体回転し得るように取着されてい
る。一方、本体箱22の下面には、前記吸込み口28お
よび吹出し口29を覆うようにフィルタ40が取付けら
れている。
【0025】また、図3に示すように本体箱22の前板
部22cの外面には、操作パネル部41が設けられてお
り、それぞれ運転開始スイッチを兼用すると共に運転強
度を切換えるための「強」スイッチ42a、「中」スイ
ッチ42b、「弱」スイッチ42cが設けられ、また運
転停止スイッチ43が設けられている。さらに、本体箱
22において右板部22dには、切換え手段としての強
化用の切換えスイッチ44a、弱化用の切換えスイッチ
44bが設けられている。
【0026】しかして、モータ39はその電源(商用交
流電源)を位相制御することで、回転速度が「高」、
「中」、「低」に切換えられるようになっており、例え
ば、上記「強」スイッチ42aの操作により「高」回転
速度で、「中」スイッチ42bの操作により「中」回転
速度で、「弱」スイッチ42cの操作により「低」回転
速度で回転されるものである。この場合、強化用の切換
えスイッチ44aおよび弱化用の切換えスイッチ44b
は、レンジ24からの吹出し口29までの高さを考慮し
て、送風能力を調整すべく操作されるものである。
【0027】すなわち、レンジ24からの吹出し口29
までの高さが比較的高い場合には、レンジ24部分まで
適度に届くエアカーテンを形成のためには送風能力が高
いことが好ましく、逆にレンジ24からの吹出し口29
までの高さが比較的低い場合には、レンジ24部分まで
適度に届くエアカーテンを形成のためには送風能力が低
いことが好ましいものであり、レンジフードファン21
の据え付け工事に際し、上述の取付け高さが比較的高い
場合には強化用の切換えスイッチ44aを操作し、上述
の取付け高さが比較的低い場合には弱化用の切換えスイ
ッチ44bを操作するものである。強化用の切換えスイ
ッチ44aがオン操作されると、前述した、回転速度
「高」、「中」、「低」をそれぞれ若干量レベルアップ
するように位相制御し、また、弱化用の切換えスイッチ
44bがオン操作されると、前述した、回転速度
「高」、「中」、「低」をそれぞれ若干量レベルダウン
するように位相制御し、送風能力を調整するようになっ
ている。
【0028】なお、これら強化用の切換えスイッチ44
aおよび弱化用の切換えスイッチ44bは、通常は使用
されることがないように、比較的操作し難い本体箱22
の右板部22dに設けているのである。なお、この送風
能力の調整は、位相制御でなく、モータのタップ切換え
や、インバータ制御等でも良い。
【0029】上記構成の本実施例においては、モータ3
9が回転駆動されると、下ファン室27において下羽根
部38が回転し、上ファン室31において上羽根部36
が回転する。下羽根部38の回転により油煙等を含んだ
空気が矢印Aで示すようにフィルタ40を通って中央部
の吸込み口28から吸引され、その一部が周辺部の吹出
し口29からフィルタ40を通って吹き出される(矢印
B参照)。この場合、その外側周縁部である周壁部26
aが垂直状をなすことによってほぼ垂直状に吹出される
ものである。この吹き出された空気流によりいわゆるエ
アカーテンが形成される。この場合、その空気流に旋回
成分があることから、このエアカーテンは、いわゆる渦
巻き流になることが多い。また、上羽根部36の回転に
より吸入空気の残りが吐出口33から外部へ排出され
る。
【0030】このような本実施例によれば、下羽根部3
8および下ファン室27により定まる送風能力により、
エアカーテン形成のための空気流が発生し、上羽根部3
6および上ファン室31により定まる送風能力により排
気のための空気流が発生するから、例えば排気側の送風
抵抗が変動することがあっても、吹出し口29から吹き
出される空気量にさほど変動がみられず、安定したエア
カーテン形成作用を得ることができる。しかも排気され
る空気は上ファン室31の吐出口33から出るから、下
ファン室27には排気用ダクト等の障害物は存在せず送
風効率が良い。しかも、下ファン室27において、中央
部の吸込み口28から吸入した空気をそのまま周辺部の
吹出し口29から吹き出すから、渦巻き形のケーシング
をファン室内に配設して風向変換するものとは違って送
風効率の低下が少なく、この結果、モータ39の小形化
やコストの低廉化に寄与できる。また吹出し口29から
の空気の吹き出し量が均一となる。さらに、上ファン室
31は渦巻き形としているので、排気のための送風能力
も十分に確保できるものである。
【0031】また、吸込み口28から吸引されてそのま
ま吐出口33から外部へ吐出される空気は、フィルタ4
0を1回通過することになるが、吸込み口28から吸引
されて吹出し口29から吹出される空気(循環する空
気)は、その際再度フィルタ40を通るから、結局2回
フィルタ40を通過することになり、エアカーテンに供
される空気の清浄化が有効に図られる。しかも、エアカ
ーテンに寄与した空気の一部はレンジ24から立ち上ぼ
る油煙等と共に再度(結局3回)フィルタ40を通過し
て吸込み口28から吸引されて一部は排気されることに
なり、この排気空気の清浄化効率も極めて高い。つま
り、循環する空気の清浄化効率が極めて高いことから、
排出される空気のすべてがフィルタを1回しか通らない
場合に比して排出空気の清浄化効率も向上する。
【0032】さらに、本実施例によれば、レンジ部分か
ら吹出し口までの高さを考慮して切換え操作されその操
作に応じて送風能力を調整する強化用の切換えスイッチ
44aおよび弱化用の切換えスイッチ44bを設けたか
ら、レンジ24部分まで適度に届くエアカーテンが形成
される。すなわち、レンジ24からの吹出し口29まで
の高さが比較的高い場合には、レンジ24部分まで適度
に届くエアカーテンを形成のためには送風能力が高いこ
とが好ましく、逆にレンジ24からの吹出し口29まで
の高さが比較的低い場合には、レンジ24部分まで適度
に届くエアカーテンを形成のためには送風能力が低いこ
とが好ましいものであるが、本実施例によれば、上述の
取付け高さが比較的高い場合に強化用の切換えスイッチ
44aを操作することで、送風能力を上げることがで
き、また、上述の取付け高さが比較的低い場合に弱化用
の切換えスイッチ44bを操作することで、送風能力を
下げることができ、もって、レンジ24部分まで適度に
届くエアカーテンを良好に形成できるものである。ちな
み、レンジ24からレンジフードファン21までの高さ
は通常80cm以上確保するようになっているが、一般
的には80cm〜100cmぐらいはある。
【0033】さらにまた本実施例によれば、吹出し口2
9を、レンジ24における加熱口24a,24aの全部
を囲う形状に形成したから、レンジ部分を覆うエアカー
テンを形成でき、油煙等を含む空気の捕集効率が向上す
る。なお、レンジが1つの加熱口を有する場合あるいは
3つ以上有する場合もあるが、吹出し口は加熱口の全部
を囲う形状とすれば良い。また、本実施例によれば、上
羽根部36の軸方向の長さが下羽根部38の軸方向の長
さよりも長くなるように形成されているから、上羽根部
36の送風能力が大きくて油煙等の空気の排出性に優れ
ている。
【0034】図5は本発明の第2の実施例を示してお
り、この実施例においては、羽根体34の上羽根部51
aおよび下羽根部51bを一体部材である羽根板材51
から構成した点が第1の実施例と異なる。この場合、羽
根板材51において上ファン室31に位置する部分が上
羽根部51aに相当し、下ファン室27に位置する部分
が下羽根部51bに相当する。このようにしても第1の
実施例と同様の効果を奏する。
【0035】図6および図7は本発明の第3の実施例を
示しており、この実施例では、羽根体61の構成が第1
の実施例と異なる。すなわち、羽根体61において、上
羽根部36はシロッコファンであるが、下羽根部62は
ターボファンから構成されている。この下羽根部62は
羽根体61の回転方向(矢印Fで示す)に対していわゆ
る後向き傾斜するものである。また、この場合下羽根部
62は上羽根部36より径大に形成している。この下羽
根部62は上羽根部36の下端部に連結端板63を介し
て連結され、さらにこの下羽根部62の下端部には別の
連結端板64を取着している。
【0036】この実施例によれば、下羽根部62をター
ボファンから構成したことにより、いわゆる渦巻き形の
ケーシングを要さずに送風能力をアップでき、特に、エ
アカーテンの旋回成分が十分に得られるようになり、油
煙を含んだ空気の捕集効率の向上を図ることができる。
【0037】図8は本発明の第4の実施例を示してお
り、この実施例においては、下羽根部61の下羽根部6
2が上羽根部36とほぼ同径(外径寸法が同じ)に形成
されている。この実施例においても第1の実施例に比し
て送風能力をアップできると共にエアカーテンの旋回成
分が十分に得られるようになり、油煙を含んだ空気の捕
集効率の向上を図ることができる。
【0038】図9は本発明の第5の実施例を示してお
り、この実施例においては、次の点が第1の実施例と異
なる。すなわち、本体箱22の上板部22aには通気口
71が形成されており、これは、図示しないダクトを介
して外部に連通されている。また、下ファン室27の上
部であるケーシング26の上板部26bには、比較的大
きな開口部72が形成されており、上ファン室31を構
成するケーシング73は、下ファン室27を構成するケ
ーシング26と離間して設けられている。ケーシング7
3は、吐出口33を形成した渦巻き形のケーシング73
aと、吸入口32を形成した下板73bとから構成され
ている。このケーシング73とケーシング26との隙間
74は、前記開口部72と連通している。
【0039】そして羽根体75は、円形状の端板35の
周辺部に多数の上羽根部36を垂直状に取着すると共
に、この上羽根部36の下端部にドーナツ板状の連結板
37を連結し、この連結板37の下方部に連結棒材76
を介して比較的径大なドーナツ板上の端板77を取着
し、この端板77上面に例えばターボファンからなる下
羽根部78を取着し、この下羽根部78の上端部に補助
端板79を取着した構成である。下羽根部78は、下フ
ァン室27内において開口部72よりも外周部に位置す
るようになっている。
【0040】上記構成において、モータ39が回転駆動
されると、下ファン室27において下羽根部78が回転
し、上ファン室31において上羽根部36が回転する。
すると、矢印で示すように、油煙等を含んだ空気がフィ
ルタ40を通って中央部の吸込み口28から吸引され、
その一部がフィルタ40を通って周辺部の吹出し口29
から吹き出され、また、残りは吐出口33から、吐出さ
れる。また、通気口71から外部空気が本体箱22内に
吸入され、隙間74および開口部72を通して下ファン
室27に吸入されてフィルタ40を通って吹出し口27
から吹出される。この吹き出された空気流によりいわゆ
るエアカーテンが形成される。
【0041】この第3の実施例によれば、油煙等を含ん
だ空気の一部と外部空気とがエアカーテン形成に寄与す
るものであり、第1の実施例と同様の効果を得ることが
できる。なお、通気口71は、本体箱22において、部
屋23内の例えば天井付近の空気を吸入し得る部位に設
けるようにしても良い。
【0042】図10は本発明の第6の実施例を示してお
り、この実施例において、次の点が第1の実施例と異な
る。すなわち、本体箱22の上板部22aには通気口8
1が形成されており、これは、図示しないダクトを介し
て外部に連通されている。また、下ファン室27の上部
であるケーシング26の上板部26bには、比較的大き
な開口部82が形成されている。
【0043】上ファン室31を構成するケーシング83
は、下ファン室27を構成するケーシング26と離間し
て設けられている。ケーシング83は、吐出口33を形
成した渦巻き形のケーシング83aと、吸入口32を形
成した下板83bとから構成されている。このケーシン
グ83とケーシング26との隙間84は、前記開口部8
2と連通している。
【0044】そして羽根体85は、円形状の端板35の
周辺部に多数の上羽根部36を垂直状に取着すると共
に、この上羽根部36の下端部にドーナツ板状の連結板
37を連結し、この連結板37の下方部に円筒状をなす
連通部材86を介して比較的径大なドーナツ板上の端板
87を取着し、この端板87上面にターボファンからな
る下羽根部88を取着し、この下羽根部88の上端部に
補助端板89を取着した構成である。下羽根部88は、
下ファン室27内において開口部82よりも外周部に位
置するようになっている。
【0045】前記連通部材86は、下ファン室27の開
口部82を貫通して下ファン室27の吸込み口28と上
ファン室31の吸入口32とを連通する連通路90を形
成すると共に、該連通路90と開口部32とを仕切るよ
うになっている。
【0046】この構成においては、モータ39が回転駆
動されて下羽根部88および上羽根部36が回転する
と、まず、上羽根部36の回転により、矢印で示すよう
に、油煙等を含んだ空気が中央部の吸込み口28から連
通路90を通して吸引され、吐出口33から外部へ排出
される。また下羽根部88の回転により、部屋23外の
空気が通気口81から吸入され、そして開口部82を通
して下ファン室27に吸入されて吹出し口29から吹き
出され、この吹き出された空気流によりいわゆるエアカ
ーテンが形成される。
【0047】この実施例においても、下羽根部88およ
び下ファン室27により定まる送風能力により、エアカ
ーテン形成のための空気流が発生し、上羽根部36およ
び上ファン室31により定まる送風能力により排気のた
めの空気流が発生するから、例えば排気側の送風抵抗が
変動することがあっても、吹出し口29から吹き出され
る空気量にさほど変動がみられず、安定したエアカーテ
ン形成作用を得ることができる。しかも排気される空気
は上ファン室31の吐出口33から出るから、下ファン
室27には排気用ダクト等の障害物は存在せず送風効率
が良い。しかも、下ファン室27において、中央部の吸
込み口28から吸入した空気をそのまま周辺部の吹出し
口29から吹き出すから、渦巻き形のケーシングをファ
ン室内に配設して風向変換するものとは違って送風効率
の低下が少なく、モータ39の小形化やコストの低廉化
に寄与できる。また吹出し口29からの空気の吹き出し
量が均一となる。さらに、上ファン室31は渦巻き形と
しているので、排気のための送風能力は十分に確保でき
るものである。
【0048】特に、排気すべき空気は吸込み口28から
吸い込み、エアカーテン形成のための空気は通気口81
から取り入れるようにしたから、独立した風量確保が容
易となり、さらに安定したエアカーテン形成作用を得る
ことができる。また、エアカーテンを形成する空気に油
煙が含まれないので、使用者に油煙が接することを防止
できる。
【0049】さらにこの実施例によれば、通気口81を
図示しないダクトを介して部屋23外部と連通させる構
成としているので、部屋23内に外気を取り入れつつそ
の外気をエアカーテンに利用でき、部屋23内の空気入
れ替え作用および部屋内の負圧解消を図りつつ油煙等の
空気の捕集効率の向上を図ることができる。
【0050】また、モータ39が本体箱22の内部であ
ってしかもファン室27,31外に設けられているか
ら、通気口81から開口部82に向かう空気流によって
モータ39が冷却されるようになる。
【0051】図11は本発明の第7の実施例を示してお
り、同図においては、通気口91を部屋23内と連通す
る部位に形成した点が前記第6の実施例と異なる。この
第7の実施例においては、下羽根部88の回転により、
レンジ24(この図11には図示せず)部分以外の部屋
23内の空気が、矢印で示すように、通気口91から本
体箱22内に吸入され、そして、開口部82を通して下
ファン室27に吸入されて吹出し口29から吹き出さ
れ、この吹き出された空気流によりいわゆるエアカーテ
ンが形成される。この場合、エアカーテンの一部はレン
ジ24部分の空気と共に上方へ立ち上ぼって排出される
ことから、レンジ24部分以外の部屋23内の空気も徐
々に排出されることになり、もって部屋23全体の換気
を良好に図ることができる。
【0052】図12および図13は本発明の第8の実施
例を示しており、この実施例においては、次の点が、第
3の実施例(図6)と異なる。すなわち、第3の実施例
においては、下ファン室27の外側周縁部たる周壁部2
6aが垂直状をなしているが、この第8の実施例では、
周壁部26aを断面円弧状とし、特に下部側が内側へ傾
斜する構成としている。この実施例では、吹出し口29
から吹出される空気流に内向きに指向する成分が多くな
り、図13に示すようにやや内向きのエアカーテンが形
成されるようになる。このような構成によれば、レンジ
24が比較的小さいような場合に、このレンジ部分を良
好に覆うエアカーテンを形成できる。特に、周壁部26
aを断面円弧状に形成したから、周壁部26aを単に直
線的に内向き傾斜させる場合に比して、空気が滑らかに
流れ、送風抵抗が低減される。なお、ちなみに一般的に
レンジの大きさ(横幅)としては、60cm、75cm
および90cmが代表的である(これ以外の寸法のもの
もある)。
【0053】図14および図15は本発明の第9の実施
例を示しており、この実施例においては、次の点が、第
3の実施例(図6)と異なる。すなわち、この第9の実
施例では、周壁部26aを外側へ断面円弧状に傾斜する
構成としている。この実施例では、吹出し口29から吹
出される空気流に外向きに指向する成分が多くなり、図
15に示すようにやや外向きのエアカーテンが形成され
るようになる。このような構成によれば、レンジ24が
比較的大きいような場合に好適する。特に、周壁部26
aを断面円弧状に形成したから、周壁部26aを単に直
線的に外向き傾斜させる場合に比して、空気が滑らかに
流れ、送風抵抗が低減される。
【0054】図16は本発明の第10の実施例を示して
おり、この実施例においては、ガイド部材101を設け
た点が第1の実施例と異なる。すなわち、吹出し口29
の縁部のうち、本体箱22が配設された部屋23の壁面
23aに対応する側に、吹出し口29に連続するような
ガイド面101aを有するガイド部材101を設けてい
る。この実施例によれば、吹出し口29から吹出される
空気が、壁面23と下板部25とのコーナー部で乱流と
なることを防止できると共に、吹出し口29から吹出さ
れる空気を整流することができ、小風量で良好なエアカ
ーテンを形成することができる。
【0055】図17は、本体箱22が壁面23aと壁面
23bとのコーナー部に設けられた場合を本発明の第1
1の実施例として示しており、この場合ガイド部材10
2のガイド面102aは、各壁面23a,23bに対応
して形成されている。この実施例においても前記第10
の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0056】図18は本発明の第12の実施例を示して
おり、この実施例では、吹出し口29がほぼ楕円形状
(この場合横方向に長い楕円形)に形成された点が第1
の実施例と異なる。この実施例によれば、レンジ24が
横方向に大きいような場合や加熱口24aが並設されて
いる場合に好適する。
【0057】図19は本発明の第13の実施例を示して
おり、この実施例では、吹出し口29の形状が第1の実
施例と異なる。すなわち、吹出し口29は、前部がほぼ
直線状をなし後部が円弧状をなすように形成されてい
る。この実施例によれば、レンジ24の加熱口24aが
3つある場合に好適する。つまり3口タイプのレンジ2
4は、通常、手前側に2つ、そして奥側の中央部に1つ
の加熱口24aが位置する構成であり、吹出し口29の
前部をほぼ直線状とし後部を円弧状とすることにより、
このレンジ24に適したエアカーテンを形成することが
できる。しかも、このエアカーテンにおいてはその手前
側が横に広がっているので、このレンジ24の前で調理
をする使用者を、広い領域でレンジ24からの直接的な
油煙から隔離することが可能となり、使い勝手が非常に
良くなる。
【0058】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、排気側の送風抵抗などの送風負荷の変動にさほど
左右されることなく良好なエアカーテンを形成すること
ができ、しかも送風効率の向上を図り得て、油煙等の空
気の捕集効果の向上を図ることができると共に、モータ
の能力アップをさほど必要とせずにモータの小形化やコ
ストの低廉化に寄与でき、さらにまた、排気のための送
風能力も十分に確保できるものである。
【0059】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
と同様の効果を得ることができるのに加え、排気すべき
空気を吸込み口から吸い込み、エアカーテン形成のため
の空気を吸込み口とは別の通気口から取り入れるように
したから、独立した風量確保が一層容易で、さらに安定
したエアカーテン形成作用を得ることができ、しかもエ
アカーテンを形成する空気に油煙が含まれないので、使
用者に油煙が接することを防止できる。
【0060】請求項3の発明によれば、部屋内の空気に
よりエアカーテンが形成されるから、部屋全体の換気を
良好に図ることができると共に、排気側の送風抵抗など
の送風負荷の変動にさほど左右されることなく良好なエ
アカーテンを形成することができ、モータの能力アップ
をさほど必要とせずにモータの小形化やコストの低廉化
に寄与でき、さらに、上羽根部がシロッコファンから構
成され、下羽根部がターボファンから構成されているか
ら、排気のための送風能力を一層良好に確保できると共
に、エアカーテン形成のための送風能力をアップでき、
特に、エアカーテンの旋回成分を得ることができ、油煙
を含んだ空気の捕集効率の向上を図ることができ、ま
た、エアカーテン形成の寄与する空気流によりファンも
冷却できるものである。
【0061】請求項4の発明によれば、吸込み口から吸
込んだ油煙等を含んだ空気の一部と通気口から吸入した
空気とがエアカーテン形成に寄与するものであり、請求
項1の発明と同様の効果を得ることができる。請求項5
の発明によれば、通気口から吸入された外気がエアカー
テン形成に寄与され、部屋内の換気性の向上および負圧
防止に寄与できる。請求項6の発明によれば、通気口か
ら吸入された部屋内の空気がヘアカーテン形成に寄与さ
れ、レンジ部分から立ち上ぼる油煙等の空気のみならず
に部屋全体の清浄化に大いに寄与できる。
【0062】請求項7の発明によれば、レンジ部分から
吹出し口までの高さを考慮して切換え操作されその操作
に応じて送風能力を変更する切換え手段を設けたので、
レンジフードファンの取付け高さに応じて、レンジ部分
まで過不足なく届くエアカーテンを適正に形成できるも
のである。
【0063】請求項8の発明によれば、吹出し口を、レ
ンジにおける1つまたは複数の加熱口の全部を囲う形状
に形成しているから、レンジ部分を覆うエアカーテンを
良好に形成できる。
【0064】請求項9の発明によれば、吹出し口の外側
周縁部を内側へ傾斜させたから、レンジが比較的小さい
ような場合に、このレンジ部分を良好に覆うエアカーテ
ンを形成できる。請求項10の発明によれば、吹出し口
の外側周縁部を外側へ傾斜させたから、レンジが比較的
大きいような場合に、このレンジ部分を良好に覆うエア
カーテンを形成できる。
【0065】請求項11の発明によれば、吹出し口の外
側周縁部が断面ほぼ円弧状をなして外側へ傾斜させたか
ら、レンジが比較的大きいような場合に、このレンジ部
分を良好に覆うエアカーテンを形成できると共に、送風
抵抗を低減できる。
【0066】請求項12の発明によれば、下羽根部を上
羽根部より径大に形成したから、エアカーテンを形成す
るのに十分な送風能力を得ることができる。
【0067】請求項13の発明によれば、上羽根部の軸
方向の長さが下羽根部の軸方向の長さよりも長くなるよ
うに形成したから、上羽根部の送風能力が大きくて油煙
等の空気の排出性に優れている。
【0068】請求項14の発明によれば、吹出し口の縁
部のうち本体箱が配設された部屋の壁面に対応する側
に、吹出し口に連続するようなガイド面を有するガイド
部材を設けたから、吹出し口から吹出される空気が、壁
面部分で乱流となることを防止できると共に吹その空気
を整流することができ、小風量で良好なエアカーテンを
形成することができる。
【0069】請求項15の発明によれば、吹出し口をほ
ぼ楕円形状に形成したから、レンジが横長な形状をなす
ような場合に、このレンジ部分を良好に覆うエアカーテ
ンを形成できる。
【0070】請求項16の発明によれば、吹出し口を、
前部がほぼ直線状をなし後部が円弧状をなすように形成
したから、加熱口が3つのレンジフードである場合に、
このレンジ部分を良好に覆うエアカーテンを形成できる
と共に、レンジの前の使用者に対して広い領域で油煙か
ら隔離することが可能となる。
【0071】請求項17の発明によれば、吸込み口およ
び吹出し口にフィルタを設けたから、排出空気の清浄化
に寄与でき、特に、吸込んだ空気の一部がエアカーテン
の形成に寄与する構成の場合にはその清浄化が飛躍的に
向上する。
【0072】請求項18の発明によれば、上羽根部がシ
ロッコファンから構成され、下羽根部がターボファンか
ら構成されているから、排気のための送風能力を十分に
確保できると共に、エアカーテン形成のための送風能力
をアップでき、特に、エアカーテンの旋回成分を得るこ
とができ、油煙を含んだ空気の捕集効率の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す縦断側面図
【図2】レンジフードファンの配設状態を概略的に示す
縦断正面図
【図3】下方からみた部分的斜視図
【図4】上羽根部の横断平面図
【図5】本発明の第2の実施例を示す縦断側面図
【図6】本発明の第3の実施例を示す縦断側面図
【図7】羽根体の斜視図
【図8】本発明の第4の実施例を示す縦断側面図
【図9】本発明の第5の実施例を示す縦断側面図
【図10】本発明の第6の実施例を示す縦断側面図
【図11】本発明の第7の実施例を示す縦断側面図
【図12】本発明の第8の実施例を示す縦断側面図
【図13】レンジフードファンの配設状態を概略的に示
す縦断正面図
【図14】本発明の第9の実施例を示す縦断側面図
【図15】レンジフードファンの配設状態を概略的に示
す縦断正面図
【図16】本発明の第10の実施例を示すところの部分
的斜視図
【図17】本発明の第11の実施例を示すところの部分
的斜視図
【図18】本発明の第12の実施例を示すところの部分
的斜視図
【図19】本発明の第13の実施例を示すところの部分
的斜視図
【図20】従来例を示す概略的縦断正面図
【図21】別の従来例を示す概略的縦断正面図
【符号の説明】
21はレンジフードファン、22は本体箱、23は部
屋、23aは壁面、24はレンジ、24aは加熱口、2
7は下ファン室、28は吸込み口、29は吹出し口、3
1は上ファン室、32は吸入口、33は吐出口、34は
羽根体、36は上羽根部、38は下羽根部、39はモー
タ、40はフィルタ、41は操作パネル、44aおよび
44bは切換えスイッチ(切換え手段)、51は羽根板
材、51aは上羽根部、51bは下羽根部、61は羽根
体、62は下羽根部、71は通気口、72は開口部、7
4は隙間、75は羽根体、78は下羽根部、81は通気
口、82は開口部、84は隙間、86は連通部材、88
は下羽根部、90は連通路、91は通気口、101はガ
イド部材、101aはガイド面、102はガイド部材、
102aはガイド面を示す。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンジ上方に配設される本体箱と、 この本体箱内部の下部に設けられ、下部の中央部に吸込
    み口を有すると共に下部の周辺部にほぼ環状の吹出し口
    を有する下ファン室と、 この下ファン室の上部に設けられ下部にこのファン室と
    連通する吸入口を有し他の部位に吐出口を有する渦巻き
    形の上ファン室と、 この上ファン室内部に位置する上羽根部および前記下フ
    ァン室内部に位置する下羽根部を有しこれら上羽根部お
    よび下羽根部が一体回転する羽根体と、 静止部位に取付けられ前記羽根体を回転させるモータと
    を備えてなるレンジフードファン。
  2. 【請求項2】 レンジ上方に配設され通気口を有する本
    体箱と、 この本体箱内部の下部に設けられ、下部の中央部に吸込
    み口を有すると共に下部の周辺部にほぼ環状の吹出し口
    を有し、上部の中央部に前記通気口に通じる開口部を有
    する下ファン室と、 この下ファン室の上部にこれと離間して設けられ下部に
    吸入口を有し他の部位に吐出口を有する渦巻き形の上フ
    ァン室と、 前記下ファン室の開口部を貫通して前記下ファン室の吸
    込み口と前記上ファン室の吸入口とを連通する連通路を
    形成すると共に、該連通路と開口部とを仕切る連通部材
    と、 この上ファン室内部に位置する上羽根部および前記下フ
    ァン室内部に位置する下羽根部を有しこれら上羽根部お
    よび下羽根部が一体回転する羽根体と、 静止部位に取付けられ前記羽根体を回転させるモータと
    を備えてなるレンジフードファン。
  3. 【請求項3】 レンジ上方に配設され該レンジが設置さ
    れた部屋内と連通する通気口を有する本体箱と、 この本体箱内部の下部に設けられ、下部の中央部に吸込
    み口を有すると共に下部の周辺部にほぼ環状の吹出し口
    を有し、上部の中央部に前記通気口に通じる開口部を有
    する下ファン室と、 この下ファン室の上部にこれと離間して設けられ下部に
    吸入口を有し他の部位に吐出口を有する渦巻き形の上フ
    ァン室と、 前記下ファン室の開口部を貫通して前記下ファン室の吸
    込み口と前記上ファン室の吸入口とを連通する連通路を
    形成すると共に、該連通路と開口部とを仕切る連通部材
    と、 この上ファン室内部に位置するシロッコファンを有する
    と共に、このシロッコファンの下端部から下方へ延び下
    ファン室の開口部を貫通して下ファン室の吸込み口と前
    記上ファン室の吸入口とを連通する連通路を形成し且つ
    該連通路と開口部とを仕切る連通部材を有し、さらにこ
    の連通部材の下端部に結合されて下ファン室内部に位置
    するターボファンを有する羽根体と、 前記本体箱の内部であって且つ上ファン室および下ファ
    ン室の外部における静止部位に取付けられ前記羽根体を
    回転させるモータとを備えてなるレンジフードファン。
  4. 【請求項4】 本体箱には通気口が設けられ、 上ファン室を構成する部材と下ファン室を構成する部材
    との間には前記通気口と連通する隙間が存在し、 下ファン室の上部にはこの隙間と上ファン室の吸入口に
    連通する開口部が形成され、 羽根体の下羽根部は、この開口部よりも外周部に位置す
    るようになっていることを特徴とする請求項1記載のレ
    ンジフードファン。
  5. 【請求項5】 通気口は、本体箱が配設される部屋の外
    部とダクトを介して連通することを特徴とする請求項2
    または4記載のレンジフードファン。
  6. 【請求項6】 通気口は、本体箱が配設される部屋内と
    連通することを特徴とする請求項2または4記載のレン
    ジフードファン。
  7. 【請求項7】 レンジ部分から吹出し口までの高さを考
    慮して切換え操作されその操作に応じて送風能力を変更
    する切換え手段を備えたことを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載のレンジフードファン。
  8. 【請求項8】 吹出し口は、レンジにおける1つまたは
    複数の加熱口の全部を囲う形状に形成されていることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のレンジ
    フードファン。
  9. 【請求項9】 吹出し口の外側周縁部を内側へ傾斜させ
    たことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    のレンジフードファン。
  10. 【請求項10】 吹出し口の外側周縁部を外側へ傾斜さ
    せたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載のレンジフードファン。
  11. 【請求項11】 吹出し口の外側周縁部が断面ほぼ円弧
    状をなして外側へ傾斜していることを特徴とする請求項
    10記載のレンジフードファン。
  12. 【請求項12】 下羽根部は上羽根部より径大に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載のレンジフードファン。
  13. 【請求項13】 上羽根部の軸方向の長さが下羽根部の
    軸方向の長さよりも長くなるように形成されていること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のレン
    ジフードファン。
  14. 【請求項14】 吹出し口の縁部のうち本体箱が配設さ
    れた部屋の壁面に対応する側に、吹出し口に連続するよ
    うなガイド面を有するガイド部材を設けたことを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載のレンジフード
    ファン。
  15. 【請求項15】 吹出し口はほぼ楕円形状であることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のレンジ
    フードファン。
  16. 【請求項16】 吹出し口は、前部がほぼ直線状をなし
    後部が円弧状をなすように形成されていることを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載のレンジフード
    ファン。
  17. 【請求項17】 吸込み口および吹出し口にはフィルタ
    が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載のレンジフードファン。
  18. 【請求項18】 上羽根部はシロッコファンから構成さ
    れ、下羽根部はターボファンから構成されていることを
    特徴とする請求項1または2記載のレンジフードファ
    ン。
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