JP2020028927A - 研磨装置および研磨方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェーハなどの基板に傷を付けることなく、基板を低ランニングコストで研磨することができる研磨装置を提供する。【解決手段】研磨装置は、基板Wの裏側面を保持する保持面11aを有する基板保持ステージ11と、基板Wの表側面に液体を供給する液体供給ノズル27と、砥粒を有する研磨テープ61を保持する研磨ヘッド50と、研磨ヘッド50に荷重を付与し、研磨ヘッド50が研磨テープ61を基板Wの表側面に押し付けることを可能とするアクチュエータ57と、研磨テープ61の研磨面が摺接される慣らし用定盤81と、研磨ヘッド50を基板保持ステージ11と慣らし用定盤81との間で移動させる研磨ヘッド移動機構59を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ウェーハなどの基板を研磨する研磨装置および研磨方法に関し、特に配線パターンが形成される前の面を研磨テープで研磨するための研磨装置および研磨方法に関する。
NIL(ナノインプリントリソグラフィ)においては、テンプレートから回路パターンが直接ウェーハに転写される。ウェーハ表面上にパーティクルなどの微小突起物があると、回路パターンの転写時にテンプレートが破損することがある。そこで、高価なテンプレートの寿命を延ばすために、転写前のウェーハから微小突起物を除去することが求められている。ウェーハ表面に存在する微小突起物には、ウェーハ表面に付着したパーティクルのみならず、膜中に埋め込まれた異物が含まれる。特に、このような異物は、スポンジスクラバーのようなクリーニング機構では除去することが難しい。
特開2014−150178号公報 特開2015−012200号公報 特開2016−058724号公報 特開2002−343754号公報
そこで、ウェーハ表面から微小突起物を除去するために、化学機械研磨(CMP)装置を用いることが考えられる。CMP装置は、研磨テーブル上の研磨パッドにスラリーを供給しながら、ウェーハを研磨パッドに摺接させることによって、スラリーの化学成分による化学作用とスラリーに含まれる砥粒の機械作用によりウェーハの表面を研磨する。このようなCMP装置によれば、ウェーハの表面に傷を付けることなく、ウェーハ表面から微小突起物を除去することができる。
しかしながら、CMP装置は、ウェーハの倍以上の直径を持つ研磨テーブルを備えた大きな装置であり、広い設置スペースを必要とする。加えて、CMP装置は、スラリーおよび研磨パッドなどの消耗品を必要とし、消耗品のコストが高い。さらに、ウェーハ表面の汚染を防止するために、研磨されたウェーハ表面を十分に洗浄してスラリーをウェーハから除去する必要がある。
そこで、本発明は、ウェーハなどの基板に傷を付けることなく、基板を低ランニングコストで研磨することができる研磨装置および研磨方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、基板の裏側面を保持する保持面を有する基板保持ステージと、前記基板保持ステージを回転させるステージモータと、前記基板の表側面に液体を供給する液体供給ノズルと、砥粒を有する研磨テープを保持する研磨ヘッドと、前記研磨ヘッドに荷重を付与し、前記研磨ヘッドが前記研磨テープを前記基板の表側面に押し付けることを可能とするアクチュエータと、前記研磨テープの研磨面が摺接される慣らし用定盤と、前記研磨ヘッドを前記基板保持ステージと前記慣らし用定盤との間で移動させる研磨ヘッド移動機構を備えたことを特徴とする研磨装置である。
本発明の好ましい態様は、前記慣らし用定盤は、前記研磨テープの研磨面が摺接される平坦な上面を有していることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記慣らし用定盤は、ダミーウェーハであることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記ダミーウェーハは、ベアシリコンウェーハ、または表面が絶縁膜から構成されたウェーハであることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記慣らし用定盤は、石英板であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記慣らし用定盤を着脱可能に保持する定盤保持部材をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記定盤保持部材は、前記慣らし用定盤を保持するクランプを備えていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記定盤保持部材は、その表面に形成された少なくとも1つの真空吸引孔を有することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記研磨テープは、基材テープと、研磨層と、前記基材テープと前記研磨層との間にある弾性層とを備え、前記研磨層は、前記砥粒と、前記砥粒を保持する水溶性バインダとを含み、前記砥粒の直径は、5nm〜20nmの範囲内にあることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記水溶性バインダは、ポリビニル系樹脂またはポリエステル系樹脂であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記弾性層は、発泡ポリウレタンから構成されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記砥粒は、シリカ砥粒、セリア砥粒、またはアルミナ砥粒のいずれかであることを特徴とする。
本発明の一態様は、研磨テープの研磨面を慣らし用定盤に摺接させて、前記研磨面の慣らしを行い、基板の裏側面を基板保持ステージで保持しながら、前記基板を回転させ、前記回転する基板の表側面に液体を供給しながら、研磨ヘッドで前記研磨テープの研磨面を前記基板の表側面に押し付けて該表側面を研磨することを特徴とする研磨方法である。
本発明の一態様は、基板のデバイスが形成される前の面を研磨するための研磨テープであって、基材テープと、研磨層と、前記基材テープと前記研磨層との間にある弾性層とを備え、前記研磨層は、砥粒と、前記砥粒を保持する水溶性バインダとを含み、前記砥粒の直径は、5nm〜20nmの範囲内にあることを特徴とする。
本発明によれば、砥粒を有する研磨テープを用いることにより、スラリーおよび研磨パッドが不要となるので、低ランニングコストで基板の表側面を研磨することができる。さらに、基板の研磨前に研磨テープの研磨面の慣らしを行うことで、研磨面から粗大砥粒および汚染物質を予め除去することができる。したがって、研磨テープは、基板の表側面に傷を付けることなく、基板の表側面を研磨して、基板から微小突起物を除去することができる。
また、細かい砥粒および弾性層を有する研磨テープを用いた研磨により、基板の表側面に傷を付けることなく、基板の表側面を研磨して、基板から微小突起物を除去することができる。
研磨装置の一実施形態を示す模式図である。 基板の表側面の外周部と中央部との間を揺動する研磨ヘッドを示す図である。 真空吸着ステージの外側にある退避位置まで移動された研磨ヘッドを示す図である。 リフトピンが上昇位置にあり、研磨ヘッドが上記退避位置にある状態を示す図である。 定盤保持部材の一実施形態を示す上面図である。 定盤保持部材の他の実施形態を示す断面図である。 真空吸着ステージおよびリフトピンを示す上面図である。 研磨ヘッドおよび揺動アームの詳細な構成を示す図である。 研磨ヘッドを下から見た図である。 テープカートリッジを示す断面図である。 研磨テープを示す模式図である。 上述した研磨装置の動作の一実施形態を示すフローチャートである。 上述した研磨装置を備えた基板処理システムの一実施形態を示す上面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、研磨装置の一実施形態を示す模式図である。図1に示すように、研磨装置1は、ウェーハなどの基板Wの裏側面を保持し、基板Wの軸心を中心に回転させる基板回転機構10と、この基板回転機構10に保持された基板Wの表側面を研磨するための複数の研磨テープ61を保持する研磨ヘッド50と、基板Wの表側面に液体を供給する液体供給ノズル27と、基板Wを持ち上げるリフト機構30を備えている。研磨ヘッド50は、基板回転機構10に保持されている基板Wの上側に配置されている。液体供給ノズル27から供給される液体は、砥粒を含まない液体であり、例えば、純水またはアルカリ水である。
研磨装置1は、隔壁6と換気機構8を備えている。隔壁6の内部空間は処理室7を構成している。基板回転機構10、研磨ヘッド50、液体供給ノズル27、リフト機構30は処理室7内に配置されている。隔壁6には図示しない扉が設けられており、この扉を通じて基板Wを処理室7内に搬入し、かつ処理室7から搬出することが可能となっている。隔壁6の上部には、クリーンエア取入口6aが形成されており、隔壁6の下部には排気ダクト9が形成されている。換気機構8は隔壁6の上面に設置されている。この換気機構8は、ファン8Aと、このファン8Aから送られた空気中のパーティクルや粉塵を除去するフィルター8Bとを備えている。換気機構8は、清浄な空気をクリーンエア取入口6aを通じて処理室7に送り込み、処理室7内の気体を排気ダクト9から排出させる。処理室7内には清浄な空気のダウンフローが形成される。以下に説明する基板Wの研磨は、この処理室7内で実施され、研磨中に発生する屑、パーティクル、ミストなどの装置外への拡散が防止されている。したがって、一連の研磨処理が終わった後の基板W上に、こうした粒子が意図せず付着してしまうことをより有効に防止できる。
基板Wの表側面は、配線パターンが形成される前の面であり、より具体的には、研磨装置1による基板Wの研磨後にナノインプリントなどにより配線パターンが形成される面である。配線パターンが形成される前の面の例としては、レジストを塗布する前の面が挙げられる。基板Wの裏側面は配線パターンが形成されない面である。配線パターンが形成されない面の例としては、シリコン面が挙げられる。
基板回転機構10は、基板Wの裏側面を保持する基板保持ステージとして、基板Wの裏側面を真空吸引により保持する真空吸着ステージ11を備えている。さらに、基板回転機構10は、真空吸着ステージ11を回転させるステージモータ12と、真空吸着ステージ11に接続されたロータリージョイント15と、ロータリージョイント15に接続された真空ライン17を備えている。本実施形態では、ステージモータ12は中空モータであり、真空吸着ステージ11の軸部11bはステージモータ12内を延びてロータリージョイント15に接続されている。一実施形態では、ステージモータ12は、真空吸着ステージ11の軸部11bの側方に配置され、ベルトなどの動力伝達機構により真空吸着ステージ11の軸部11bに連結されてもよい。
真空吸着ステージ11は、基板Wの裏側面を保持する保持面11aと、保持面11a内で開口する複数の吸引孔20と、これら吸引孔20に連通する内部チャンバ21とを備えている。内部チャンバ21は上記ロータリージョイント15に連通している。真空ライン17は、ロータリージョイント15および内部チャンバ21を通じて吸引孔20に連通している。真空ライン17が吸引孔20内に真空(負圧)を形成すると、基板Wの裏側面は保持面11aに吸着される。保持面11aは、基板Wと実質的に同じ大きさを有している。本実施形態では、基板Wおよび保持面11aは円形であり、保持面11aは、基板Wと実質的に同じ直径を有している。よって、基板Wの裏側面の全体は、保持面11aによって支持される。
基板Wは、真空吸着ステージ11によって水平に保持され、ステージモータ12によって真空吸着ステージ11の軸心(基板Wの軸心に一致する)を中心に回転される。液体供給ノズル27は真空吸着ステージ11の上方に配置されている。この液体供給ノズル27は、図示しない液体供給源に接続されており、基板Wの表側面に液体(例えば純水、またはアルカリ水)を供給するように構成されている。液体供給ノズル27は、真空吸着ステージ11の保持面11aと略平行であり、かつ研磨ヘッド50に保持された研磨テープ61を向いて配置されている。液体供給ノズル27は、保持面11aと略平行とみなせる程度に傾いてもよい。例えば、真空吸着ステージ11の保持面11aに対する液体供給ノズル27の角度は、1〜15度の範囲内である。液体は、研磨テープ61と基板Wの表側面との接触点に向かって基板Wの表側面と略平行に噴射される。
上記の構成とすることで、基板Wの外周縁に向かう液体の流れを基板W上により効果的に形成して、遊離している粒子を液体によって基板Wから洗い流せるため、基板W上に微小な異物が残存しないようにすることができる。ナノインプリント工程の転写工程にこの基板を用いても、テンプレート側に悪影響を与えたりすることを防止できる。
「略平行」には、1度以上〜15度未満の傾斜をつけた場合を含む。液体の噴流の方向が基板Wの表側面と完全に平行であると液体が基板Wにきちんと着水しない可能性がありえる。その一方で、液体の噴流の方向と基板Wの表側面との角度が大きすぎると、基板Wの外周縁に向かう液体の流れを基板W上に形成することがあまり期待できない。また、1度以上〜15度未満の傾斜角度の範囲内で、液体供給ノズル27を基板Wに対して上下に搖動させることで、洗浄効果を高めるようにしてもよい。
一実施形態では、液体供給ノズル27から噴射される液体の流速は、1m/秒〜10m/秒の範囲内である。液体の流速が10m/秒よりも高いと、基板Wに傷がつく、あるいは基板Wが破損するおそれがあり、さらに液体が跳ね返って研磨屑が基板Wに再付着するおそれもある。一方で、液体の流速が1m/秒よりも低いと、研磨屑を基板Wから十分に除去することができない可能性がありうる。本実施形態によれば、適切な流速かつ適切な角度で液体の噴流が基板Wに到達するので、液体で研磨屑を流し去ることができ、残留した研磨屑による基板Wの傷を防ぐことができる。
液体供給ノズル27から噴射される液体の着水する領域を、研磨ヘッド50の上流側の回転する基板W上の領域にすると、より洗浄効果が期待できる。また、より洗浄効果を高めるため、液体供給ノズル27を基板Wに対して左右に揺動させるようにしてもよい。
研磨ヘッド50は、真空吸着ステージ11の保持面11aの上方に配置されている。本実施形態では、真空吸着ステージ11の保持面11aは円形であり、研磨ヘッド50の横幅は、真空吸着ステージ11の保持面11aおよび基板Wの直径よりも小さい。一実施形態では、研磨ヘッド50の横幅は、真空吸着ステージ11の保持面11aの直径の半分である。
研磨ヘッド50は研磨ヘッドシャフト51に連結されている。この研磨ヘッドシャフト51は揺動アーム53の一端に連結されており、揺動アーム53の他端は揺動軸54に固定されている。揺動軸54は軸回転機構55に連結されている。軸回転機構55は、モータ、プーリ、ベルトなどから構成することができる。本実施形態では、軸回転機構55および揺動軸54は、研磨ヘッド50を真空吸着ステージ11の保持面11aと平行な方向に移動させる研磨ヘッド移動機構59を構成する。揺動軸54には、揺動軸54、研磨ヘッドシャフト51、および研磨ヘッド50を昇降させる研磨ヘッド昇降機構56が連結されている。研磨ヘッド昇降機構56としては、エアシリンダ、またはサーボモータとボールねじとの組み合わせなどが使用される。
研磨ヘッド移動機構59は、基板Wの研磨中に、研磨ヘッド50を基板Wの表側面の外周部と中央部との間を揺動させるように構成されている。具体的には、軸回転機構55が揺動軸54を時計回りおよび反時計回りに所定の角度だけ回転させると、図2に示すように、研磨ヘッド50は基板Wの表側面の外周部と中央部との間を揺動する。さらに、図3に示すように、軸回転機構55が揺動軸54を回転させると、研磨ヘッド50は、真空吸着ステージ11の外側にある退避位置まで移動される。退避位置には、研磨テープ61の慣らしに使用される慣らし用定盤81と、慣らし用定盤81を保持する定盤保持部材85が配置されている。
図1に示すように、慣らし用定盤81は、真空吸着ステージ11の側方に配置されている。この慣らし用定盤81は、平坦な上面81aを有している。研磨テープ61の研磨面は慣らし用定盤81の上面81aに摺接され、これにより研磨テープ61の研磨面の慣らしが行われる。慣らし用定盤81は、定盤保持部材85に着脱可能に取り付けられている。研磨ヘッド移動機構59は、研磨テープ61を保持した研磨ヘッド50を真空吸着ステージ11と慣らし用定盤81との間で移動させることが可能に構成されている。つまり、研磨テープ61の慣らしを行うときは、研磨ヘッド移動機構59は研磨ヘッド50を慣らし用定盤81に移動し、基板Wを研磨するときは、研磨ヘッド移動機構59は研磨ヘッド50を真空吸着ステージ11に移動する。
慣らし用定盤81の上面81aは、砥粒を有さない硬質な平坦面である。例えば、慣らし用定盤81は、ダミーウェーハ、石英板などである。ダミーウェーハは、研磨装置1で研磨するために研磨装置1にセットされる基板とは異なり、通常、製品として使用されないウェーハである。例えば、ダミーウェーハは、ベアシリコンウェーハ、表面が絶縁膜(例えばTEOS膜)から構成されたウェーハである。
慣らし用定盤81の上方には、洗浄水(例えば純水)を慣らし用定盤81の上面81aに供給する洗浄水供給ノズル83が配置されている。研磨テープ61の慣らしは、洗浄水供給ノズル83から洗浄水を慣らし用定盤81の上面81aに供給しながら、かつ研磨ヘッド50を回転させながら、研磨テープ61の研磨面を慣らし用定盤81の上面81aに摺接させることにより行われる。
研磨テープ61の慣らしは、基板Wの研磨前に実行される。理由は次の通りである。新品の研磨テープ61の研磨面には、粗大砥粒および汚染物質が存在していることがある。このため、新品の研磨テープ61で基板Wの表側面を研磨すると、基板Wの表側面に傷が付いてしまうおそれがある。そこで、粗大砥粒および汚染物質を研磨テープ61から除去するために、基板Wの研磨前に研磨テープ61の研磨面を洗浄水の存在下で慣らし用定盤81に摺接させる。このような研磨テープ61の慣らしにより、研磨テープ61が基板Wの表側面に傷を付けてしまうことを防止できる。
定盤保持部材85は、慣らし用定盤81を保持し、かつ解放することが可能に構成されている。図5は、定盤保持部材85の一実施形態を示す上面図である。この実施形態では、定盤保持部材85は、ダミーウェーハからなる慣らし用定盤81の周縁部を保持する複数のクランプ86および位置決め部材87を有する。位置決め部材87は、ダミーウェーハからなる慣らし用定盤81の周縁部に形成されているノッチまたはオリエンテーションフラットなどの切り欠き81bに係合可能な形状を有する。このようなクランプ86および位置決め部材87は、慣らし用定盤81が回転することを許容せず、かつ慣らし用定盤81の位置を固定することができる。
図6は、定盤保持部材85の他の実施形態を示す断面図である。この実施形態では、定盤保持部材85は、その上面に形成された複数の真空吸引孔88を有する。真空吸引孔88は真空ライン89に接続されている。真空吸引孔88内に真空が形成されると、ダミーウェーハなどの慣らし用定盤81は定盤保持部材85の上面に保持される。真空吸引孔88を大気開放すると、慣らし用定盤81を定盤保持部材85から取り外すことができる。真空吸引孔88は1つであってもよい。
図1に戻り、リフト機構30は、基板Wの縁部を支持する複数のリフトピン31と、これらリフトピン31を互いに連結するブリッジ32と、ブリッジ32に連結された昇降機33とを備えている。本実施形態では、4本のリフトピン31が配置され、昇降機33にはエアシリンダが使用されている。昇降機33は、ブリッジ32およびリフトピン31を、真空吸着ステージ11に対して相対的に上昇および下降させることが可能に構成されている。より具体的には、昇降機33は、リフトピン31の上端が真空吸着ステージ11の保持面11aよりも高い上昇位置と、リフトピン31の上端が真空吸着ステージ11の保持面11aよりも低い下降位置との間で、リフトピン31を上下動させる。図1は、リフトピン31が下降位置にあり、かつ研磨ヘッド50が基板W上にある状態を示し、図4は、リフトピン31が上昇位置にあり、かつ研磨ヘッド50が上記退避位置にある状態を示している。退避位置には、上述した慣らし用定盤81および定盤保持部材85が配置されている。液体供給ノズル27も、図1に示す液体供給位置と、図4に示す退避位置との間で移動可能となっている。
図7は、真空吸着ステージ11およびリフトピン31を示す上面図である。図7に示すように、真空吸着ステージ11の外周部には、リフトピン31が通過可能な窪み36が形成されている。本実施形態では、窪み36は、リフトピン31の外周面に沿った半円形状の水平断面を有している。基板Wは、研磨ヘッド50が退避位置にあり、かつリフトピン31が上昇位置にあるときに、搬送ロボット(後述する)によってリフトピン31上に置かれる。リフトピン31が真空吸着ステージ11の保持面11aよりも下方に下降すると、基板Wは保持面11a上に置かれる。さらに、研磨後、基板Wはリフトピン31によって保持面11aから持ち上げられる。基板Wは、研磨ヘッド50が退避位置にあり、かつリフトピン31が上昇位置にあるときに、搬送ロボットによってリフトピン31から取り除かれる。
図8は、研磨ヘッド50および揺動アーム53の詳細な構成を示す図である。研磨ヘッドシャフト51は、研磨ヘッド50をその軸心CLを中心として回転させる研磨ヘッド回転機構58に連結されている。軸心CLは、真空吸着ステージ11の保持面11aおよび基板Wの研磨される表側面に対して垂直である。研磨ヘッド回転機構58は揺動アーム53内に配置されている。この研磨ヘッド回転機構58は、研磨ヘッドシャフト51に取り付けられたプーリp1と、揺動アーム53に設けられたヘッドモータM1と、ヘッドモータM1の回転軸に固定されたプーリp2と、プーリp1,p2に掛け渡されたベルトb1とを備えている。ヘッドモータM1の回転は、プーリp1,p2およびベルトb1により研磨ヘッドシャフト51に伝達され、研磨ヘッドシャフト51とともに研磨ヘッド50が回転する。
研磨ヘッドシャフト51の上端にはエアシリンダ57が連結されている。このエアシリンダ57は、研磨ヘッド50に下向きの荷重を付与するように構成されたアクチュエータである。研磨ヘッドシャフト51には縦方向に延びる溝(図示せず)が形成されており、プーリp1は研磨ヘッドシャフト51の溝に係合する複数の負荷伝達ボール(図示せず)を備えている。これら溝と負荷伝達ボールとによりボールスプライン軸受が構成されている。すなわち、プーリp1は、研磨ヘッドシャフト51の縦方向の移動を許容しつつ、研磨ヘッドシャフト51にトルクを伝達することが可能となっている。
研磨ヘッド50には、基板Wの表側面を研磨するための複数の研磨テープ61が着脱可能に取り付けられている。複数の研磨テープ61は、軸心CLの周りに等間隔で配置されている。エアシリンダ57は、研磨ヘッド50に下向きの荷重を付与し、研磨ヘッド50は、軸心CLを中心に回転しながら、研磨テープ61の研磨面を基板Wの表側面に対して押し付けることができる。
基板Wの研磨は次のようにして行われる。基板Wを保持した真空吸着ステージ11を回転させながら、基板Wの表側面と、研磨ヘッド50に保持されている研磨テープ61との接触点に液体供給ノズル27から液体が噴射される。研磨ヘッド50および研磨テープ61は軸心CLを中心に研磨ヘッド回転機構58によって回転させられながら、研磨テープ61の研磨面は研磨ヘッド50によって基板Wの表側面に押し付けられる。研磨ヘッド50の回転方向は、真空吸着ステージ11の回転方向と同じであってもよく、または反対であってもよい。研磨テープ61の研磨面は、液体の存在下で基板Wの表側面に摺接され、これにより基板Wの表側面を研磨する。基板Wの研磨中は、研磨ヘッド50はその軸心CLを中心に回転しながら、かつ研磨テープ61を基板Wの表側面に押し付けながら、図2に示すように、研磨ヘッド50は基板Wの表側面の外周部と中央部との間を揺動する。
図2に示すように、研磨ヘッド50が基板Wの表側面の外周部にあるとき、研磨テープ61の一部は、基板Wから外側にはみ出している。したがって、研磨テープ61は、基板Wの表側面の全体を研磨することができる。研磨ヘッド50の横幅が、真空吸着ステージ11の保持面11aの半径よりも大きく、保持面11aの直径よりも小さい場合は、基板Wの研磨中に研磨ヘッド50を揺動させなくてもよい。研磨テープ61を用いた基板Wの研磨は、基板Wの表側面を削り取ることにより、基板Wの表側面から微小突起物を除去し、および/または基板Wの表側面を構成する材料の少なくとも一部を除去する処理である。
基板Wの研磨中に研磨ヘッド50から研磨テープ61を通じて基板Wに与えられる力は、真空吸着ステージ11の保持面11aによって支持される。真空吸着ステージ11の保持面11aは、基板Wと実質的に同じ大きさを有しているので、基板Wの裏側面の全体は保持面11aによって支持される。よって、研磨ヘッド50が研磨テープ61を基板Wに押し付けているとき、基板Wは撓まない。
研磨ヘッド50は基板Wよりも小さいので、研磨テープ61は基板Wの表側面を局所的に研磨することも可能である。研磨ヘッド50を揺動させる場合においては、研磨ヘッド50の移動速度および/または回転速度を、基板Wの表側面上に予め定義された区間ごとに、予め設定してもよい。例えば、基板Wの外周部での研磨量を増やすために、基板Wの外周部上での区間では、研磨ヘッド50の移動速度を下げる、および/または研磨ヘッド50の回転速度を上げるようにしてもよい。このように、基板Wの研磨中に、研磨ヘッド50の移動速度および/または回転速度を変えることによって、所望の膜厚プロファイルを作ることができる。
図9は、研磨ヘッド50を下から見た図である。研磨ヘッド50には、複数の(図9では3つの)テープカートリッジ60が着脱可能に取り付けられている。各テープカートリッジ60は研磨テープ61を有している。これらのテープカートリッジ60は、研磨ヘッド50の内部に設置されている。
図10は、テープカートリッジ60を示す断面図である。図10に示すように、テープカートリッジ60は、研磨テープ61と、この研磨テープ61の裏側を支持する支持部材62と、この支持部材62を真空吸着ステージ11の保持面11aに向かって付勢する付勢機構63と、研磨テープ61を繰り出すテープ繰り出しリール64と、研磨に使用された研磨テープ61を巻き取るテープ巻き取りリール65とを備えている。図10に示す実施形態では、付勢機構63としてばねが使用されている。研磨テープ61は、テープ繰り出しリール64から、支持部材62を経由して、テープ巻き取りリール65に送られる。複数の支持部材62は、研磨ヘッド50の半径方向に延びており、かつ研磨ヘッド50の軸心CL(図1参照)の周りに等間隔に配置されている。各研磨テープ61の基板接触面も、研磨ヘッド50の半径方向に延びている。
テープ巻き取りリール65は、図8および図9に示すテープ巻き取り軸67の一端に連結されている。テープ巻き取り軸67の他端には、かさ歯車69が固定されている。複数のテープカートリッジ60に連結されたこれらのかさ歯車69は、送りモータM2に連結されたかさ歯車70と噛み合っている。テープカートリッジ60のテープ巻き取りリール65は、送りモータM2により駆動されて研磨テープ61を巻き取るようになっている。送りモータM2、かさ歯車69,70、およびテープ巻き取り軸67は、研磨テープ61をテープ繰り出しリール64からテープ巻き取りリール65に送るテープ送り機構を構成する。テープ送り機構は、研磨テープ61をその長手方向に所定の速度で送ることが可能である。
図11は、研磨テープ61を示す模式図である。研磨テープ61は、基材テープ40と、研磨層41と、基材テープ40と研磨層41との間にある弾性層42を有する。研磨テープ61の厚さは、50μm〜300μmであり、好ましくは50μm〜100μmである。弾性層42は研磨層41よりも厚い。基材テープ40はPET(Polyethylene terephthalate)から構成されている。弾性層42は、発泡ポリウレタンなどの弾性材料から構成されている。研磨層41は、砥粒45と、砥粒45を保持する水溶性バインダ46とを有する。水溶性バインダ46は、ポリビニルアルコールなどのポリビニル系樹脂、またはポリエステル系樹脂から構成されている。研磨層41の露出面は、基板Wを研磨するための研磨面を構成する。
研磨テープ61は、10mm〜60mmの幅を有し、20m〜100mの長さを有する。砥粒45の直径は5nm〜20nmの範囲内である。本実施形態では、砥粒45は、シリカ(SiO)からなるシリカ砥粒である。シリカ砥粒は、基板Wの面に傷を生じさせにくいという利点がある。このような研磨テープ61を使用することで、基板Wに存在している微小突起物、特に基板Wの表面に食い込んだパーティクルを除去することができる。一実施形態では、砥粒45は、セリア(CeO)からなるセリア砥粒、またはアルミナ(AlO)からなるアルミナ砥粒であってもよい。
基板Wの研磨中は、上述したように液体供給ノズル27から液体が基板Wの表側面に供給される。液体は研磨テープ61に接触し、研磨テープ61の研磨層41を構成する水溶性バインダ46を溶解させる。水溶性バインダ46に保持されていた砥粒45は、研磨テープ61から遊離し、液体中に懸濁する。液体中の砥粒45は基板Wの表側面に接触し、微小突起物を基板Wの表側面から除去する。砥粒45は研磨テープ61から遊離し、水溶性バインダ46には保持されていないので、砥粒45は基板Wの表側面にスクラッチを形成することなく、微小突起物を基板Wの表側面から除去することができる。しかも、砥粒45の直径は5nm〜20nmであるので、基板Wの表側面にスクラッチを形成することを確実に防止することができる。さらに、弾性層42は、砥粒45および研磨屑が基板Wの表側面に接触するときの衝撃を緩和することができ、スクラッチの形成を防止することができる。
さらに、本実施形態によれば、基板Wの研磨前に、上述した慣らし用定盤81を用いた研磨テープ61の研磨面の慣らしが行われる。研磨テープ61の慣らしも、研磨テープ61の研磨面に洗浄液を供給しながら行われる。研磨テープ61の水溶性バインダ46は溶解し、慣らし用定盤81と研磨テープ61との接触により、研磨テープ61の研磨面から粗大砥粒および汚染物質が除去される。したがって、基板Wの表側面でのスクラッチの形成をさらに確実に防止することができる。
慣らしが行われた研磨テープ61の研磨面は、そのまま基板Wの研磨に使用される。すなわち、基板Wの研磨中は、研磨テープ61は送られず、慣らし用定盤81に摺接された研磨テープ61の研磨面が基板Wの表側面に押し付けられる。基板Wの研磨が終了した後に研磨テープ61は所定の長さだけテープ繰り出しリール64からテープ巻き取りリール65に送られる。その後、次の基板が研磨される前に、研磨テープ61の新たな研磨面の慣らしが同じように行われる。
本実施形態では研磨テープ61の慣らし中は、研磨テープ61は送らないが、研磨テープ61の慣らし中に研磨テープ61をテープ繰り出しリール64からテープ巻き取りリール65に送ってもよい。研磨テープ61の慣らし中に研磨テープ61を送る場合は、研磨テープ61の慣らし終了後であって、基板Wの研磨が始まる前に、研磨テープ61を巻き戻し、基板Wの研磨中は研磨テープ61を送りながら、慣らしが行われた研磨面を基板Wの表側面に接触させる。
図12は、上述した研磨装置1の動作の一実施形態を示すフローチャートである。ステップ1では、研磨ヘッド移動機構59は研磨ヘッド50を慣らし用定盤81に移動させる。ステップ2では、洗浄水供給ノズル83から洗浄水を慣らし用定盤81の上面81aに供給しながら、かつ研磨ヘッド50を回転させながら、エアシリンダ57は研磨ヘッド50に下向きの荷重を付与し、研磨テープ61の研磨面を予め設定された時間だけ慣らし用定盤81の上面81aに押し付ける。研磨テープ61の研磨面は、研磨テープ61と慣らし用定盤81との間に洗浄液が存在した状態で、慣らし用定盤81の上面81aに摺接し、これにより研磨テープ61の研磨面の慣らしが行われる。上記予め設定された時間が経過したとき、研磨ヘッド昇降機構56は、研磨ヘッド50を上昇させ、研磨テープ61を慣らし用定盤81から離間させる。次いで、研磨ヘッド50の回転および洗浄水の供給が停止される。
ステップ3では、リフトピン31が昇降機33により上昇され、研磨される基板Wは搬送ロボット(後述する)によりリフトピン31上に置かれる。このとき、研磨ヘッド50は慣らし用定盤81の上方の退避位置にある。ステップ4では、リフトピン31は基板Wとともに下降し、基板Wは真空吸着ステージ11の保持面11a上に置かれる。リフトピン31は保持面11aよりも下方に下降される。ステップ5では、真空ライン17により真空吸着ステージ11の吸引孔20に真空(負圧)が形成される。基板Wの裏側面は、負圧によって真空吸着ステージ11の保持面11a上に保持される。ステップ6では、研磨ヘッド移動機構59は研磨ヘッド50を退避位置から基板Wの上方位置まで移動させる。
ステップ7では、真空吸着ステージ11および研磨ヘッド50がそれぞれの軸心を中心に回転される。研磨ヘッド50の回転方向は、真空吸着ステージ11の回転方向と同じであってもよく、または反対であってもよい。基板Wは真空吸着ステージ11とともに回転される。液体は液体供給ノズル27から、回転する基板Wの表側面に供給される。ステップ8では、研磨ヘッド昇降機構56は、研磨ヘッド50を下降させ、次いでエアシリンダ57は、研磨ヘッド50に下向きの荷重を付与する。研磨ヘッド50は、その軸心CLを中心に回転しながら、複数の研磨テープ61の研磨面を基板Wの表側面に対して押し付ける。さらに、研磨ヘッド50は基板Wの表側面の外周部と中央部との間を該表側面と平行に揺動する。研磨テープ61の研磨面は、液体の存在下で基板Wの表側面に摺接され、これにより基板Wの表側面を研磨する。基板Wの表側面に押し付けられる研磨テープ61の研磨面は、上記ステップ2において慣らし用定盤81の上面81aに摺接された研磨面である。
ステップ9では、予め設定された研磨時間が経過した後、研磨ヘッド50は研磨ヘッド昇降機構56により上昇される。研磨テープ61は基板Wから離間され、基板Wの研磨が終了される。さらに、研磨ヘッド50の回転、真空吸着ステージ11および基板Wの回転、および液体の供給が停止される。その後、研磨ヘッド50は退避位置に移動される。ステップ10では、基板Wの真空吸着が解除され、次いで、リフトピン31が上昇され、研磨された基板Wはリフトピン31によって真空吸着ステージ11の保持面11aから持ち上げられる。ステップ11では、搬送ロボットにより基板Wはリフトピン31から取り去られ、搬送ロボットにより次工程に搬送される。
本実施形態によれば、砥粒を有する複数の研磨テープ61を用いることにより、スラリーおよび研磨パッドが不要となるので、低ランニングコストで基板Wの表側面を研磨することができる。基板Wの裏側面には配線パターンは形成されないので、真空吸着ステージ11を用いて基板Wの裏側面を保持することができる。基板Wを流体の静圧により支持する機構は不要であり、研磨装置1の低コストが実現できる。真空吸着ステージ11の保持面11aは、基板Wとほぼ同じ大きさとすることが可能であるので、研磨装置1全体をコンパクトにすることができる。さらに、基板Wの直径よりも小さな幅の研磨ヘッド50を用いることで高効率のよい基板Wの研磨が可能である。
上述した実施形態によれば、研磨ヘッド50は、複数の研磨テープ61を備えており、これら研磨テープ61を軸心CLの周りで回転させながら、基板Wの表側面を研磨する。研磨ヘッド50は複数の研磨テープ61を備えているので、基板W上に多くの微小突起物が存在していても、回転する複数の研磨テープ61によりこれら微小突起物を効率的に除去することができる。さらに、複数の研磨テープ61は、基板Wの表側面に垂直な軸心CLの周りを回転するので、研磨ヘッド50は基板Wの表側面の全体から微小突起物を除去することができる。
上述した実施形態によれば、基板Wの研磨中は、水溶性バインダ46が溶解し、砥粒45は研磨テープ61から遊離する。さらに、砥粒45の直径は5nm〜20nmであるので、基板Wの表側面にスクラッチを形成することを確実に防止することができる。さらに、弾性層42は、砥粒45および研磨屑が基板Wの表側面に接触するときの衝撃を緩和することができる。
上述した実施形態によれば、基板Wの研磨前に、上述した慣らし用定盤81を用いた研磨テープ61の研磨面の慣らしが行われ、研磨テープ61の研磨面から粗大砥粒および汚染物質が除去される。したがって、基板Wの表側面でのスクラッチの形成をさらに確実に防止することができる。
図13は、上述した研磨装置1を備えた基板処理システムの一実施形態を示す上面図である。この基板処理システムは、複数の基板を連続的に処理(すなわち、研磨、洗浄、および乾燥)することができる複合型処理システムである。図13に示すように、基板処理システムは、多数の基板を収容する基板カセット(ウェーハカセット)が載置される4つのフロントロード部121を備えたロードアンロード部120を有している。フロントロード部121には、オープンカセット、SMIF(Standard Manufacturing Interface)ポッド、またはFOUP(Front Opening Unified Pod)を搭載することができるようになっている。SMIF、FOUPは、内部に基板カセットを収納し、隔壁で覆うことにより、外部空間とは独立した環境を保つことができる密閉容器である。
ロードアンロード部120には、フロントロード部121の配列方向に沿って移動可能な第1の搬送ロボット(ローダー)123が設置されている。第1の搬送ロボット123は各フロントロード部121に搭載された基板カセットにアクセスして、基板を基板カセットから取り出すことができるようになっている。
基板処理システムは、さらに、上述した複数の研磨装置1と、研磨装置1の近傍に配置された第2の搬送ロボット126と、基板が一時的に置かれる第1の基板ステーション131および第2の基板ステーション132を備えている。この実施形態では、2台の研磨装置1が隣り合わせに設けられている。一実施形態では、1台の研磨装置1,または3台以上の研磨装置1を設けてもよい。
基板処理システムは、さらに、研磨装置1で研磨された基板を洗浄する洗浄ユニット134と、洗浄された基板を乾燥させる乾燥ユニット135と、基板を第2の基板ステーション132から洗浄ユニット134に搬送する第3の搬送ロボット137と、基板を洗浄ユニット134から乾燥ユニット135に搬送する第4の搬送ロボット138と、基板処理システム全体の動作を制御する動作制御部133とを備えている。研磨装置1の上述した研磨テープ61の慣らし、および基板Wの表側面の研磨を含む動作は、動作制御部133によって制御される。
本実施形態では、洗浄ユニット134は、2つのロールスポンジを回転させながら基板の表側面および裏側面に接触させるロールスポンジタイプの洗浄機である。乾燥ユニット135は、IPA蒸気(イソプロピルアルコールとNガスとの混合気体)と、純水をそれぞれのノズルから基板の表側面に供給しながら、これらノズルを基板の表側面に沿って移動させるように構成されている。
基板処理システムの動作は次の通りである。第1の搬送ロボット123は、基板を基板カセットから取り出し、第1の基板ステーション131の上に置く。第2の搬送ロボット126は、基板を第1の基板ステーション131から取り上げ、2台の研磨装置1のいずれかに基板を搬入する。
研磨装置1は、上述した動作シーケンスに従って、研磨テープの慣らし、および基板の表側面の研磨を実行する。必要に応じて、研磨された基板を他方の研磨装置1でさらに研磨してもよい。この場合も、基板の研磨前に研磨テープの慣らしが行われる。第2の搬送ロボット126は、研磨された基板を研磨装置1から第2の基板ステーション132に搬送する。第3の搬送ロボット137は、基板を第2の基板ステーション132から洗浄ユニット134に搬送する。洗浄ユニット134は、液体を基板に供給しながら、ロールスポンジを基板の両面に擦り付けて基板を洗浄する。
第4の搬送ロボット138は、洗浄された基板を洗浄ユニット134から乾燥ユニット135に搬送する。乾燥ユニット135は、移動するノズルからIPA蒸気と純水を基板に供給することにより、基板を乾燥する。第1の搬送ロボット123は、乾燥された基板を乾燥ユニット135から取り出し、基板カセットに戻す。このようにして、基板の研磨、洗浄、および乾燥が実行される。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 研磨装置
6 隔壁
8 換気機構
10 基板回転機構
11 真空吸着ステージ
11a 保持面
12 ステージモータ
15 ロータリージョイント
17 真空ライン
20 吸引孔
21 内部チャンバ
27 液体供給ノズル
30 リフト機構
31 リフトピン
32 ブリッジ
33 昇降機
36 窪み
40 基材テープ
41 研磨層
42 弾性層
45 砥粒
46 水溶性バインダ
50 研磨ヘッド
51 研磨ヘッドシャフト
53 揺動アーム
54 揺動軸
55 軸回転機構
56 研磨ヘッド昇降機構
57 エアシリンダ
58 研磨ヘッド回転機構
59 研磨ヘッド移動機構
60 テープカートリッジ
61 研磨テープ
62 支持部材
63 付勢機構
64 テープ繰り出しリール
65 テープ巻き取りリール
69 かさ歯車
70 かさ歯車
81 慣らし用定盤
83 洗浄水供給ノズル
85 定盤保持部材
86 クランプ
87 位置決め部材
88 真空吸引孔
89 真空ライン
120 ロードアンロード部
121 フロントロード部
123 第1の搬送ロボット
126 第2の搬送ロボット
131 第1の基板ステーション
132 第2の基板ステーション
133 動作制御部
134 洗浄ユニット
135 乾燥ユニット
137 第3の搬送ロボット
138 第4の搬送ロボット
W 基板
CL 軸心
p1 プーリ
p2 プーリ
b1 ベルト
M1 ヘッドモータ
M2 送りモータ

Claims (21)

  1. 基板の裏側面を保持する保持面を有する基板保持ステージと、
    前記基板保持ステージを回転させるステージモータと、
    前記基板の表側面に液体を供給する液体供給ノズルと、
    砥粒を有する研磨テープを保持する研磨ヘッドと、
    前記研磨ヘッドに荷重を付与し、前記研磨ヘッドが前記研磨テープを前記基板の表側面に押し付けることを可能とするアクチュエータと、
    前記研磨テープの研磨面が摺接される慣らし用定盤と、
    前記研磨ヘッドを前記基板保持ステージと前記慣らし用定盤との間で移動させる研磨ヘッド移動機構を備えたことを特徴とする研磨装置。
  2. 前記慣らし用定盤は、前記研磨テープの研磨面が摺接される平坦な上面を有していることを特徴とする請求項1に記載の研磨装置。
  3. 前記慣らし用定盤は、ダミーウェーハであることを特徴とする請求項1または2に記載の研磨装置。
  4. 前記ダミーウェーハは、ベアシリコンウェーハ、または表面が絶縁膜から構成されたウェーハであることを特徴とする請求項3に記載の研磨装置。
  5. 前記慣らし用定盤は、石英板であることを特徴とする請求項1または2に記載の研磨装置。
  6. 前記慣らし用定盤を着脱可能に保持する定盤保持部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の研磨装置。
  7. 前記定盤保持部材は、前記慣らし用定盤を保持するクランプを備えていることを特徴とする請求項6に記載の研磨装置。
  8. 前記定盤保持部材は、その表面に形成された少なくとも1つの真空吸引孔を有することを特徴とする請求項6に記載の研磨装置。
  9. 前記研磨テープは、基材テープと、研磨層と、前記基材テープと前記研磨層との間にある弾性層とを備え、
    前記研磨層は、前記砥粒と、前記砥粒を保持する水溶性バインダとを含み、
    前記砥粒の直径は、5nm〜20nmの範囲内にあることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の研磨装置。
  10. 前記水溶性バインダは、ポリビニル系樹脂またはポリエステル系樹脂であることを特徴とする請求項9に記載の研磨装置。
  11. 前記弾性層は、発泡ポリウレタンから構成されていることを特徴とする請求項9または10に記載の研磨装置。
  12. 前記砥粒は、シリカ砥粒、セリア砥粒、またはアルミナ砥粒のいずれかであることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一項に記載の研磨装置。
  13. 研磨テープの研磨面を慣らし用定盤に摺接させて、前記研磨面の慣らしを行い、
    基板の裏側面を基板保持ステージで保持しながら、前記基板を回転させ、
    前記回転する基板の表側面に液体を供給しながら、研磨ヘッドで前記研磨テープの研磨面を前記基板の表側面に押し付けて該表側面を研磨することを特徴とする研磨方法。
  14. 前記研磨テープは、基材テープと、研磨層と、前記基材テープと前記研磨層との間にある弾性層とを備え、
    前記研磨層は、砥粒と、前記砥粒を保持する水溶性バインダとを含み、
    前記砥粒の直径は、5nm〜20nmの範囲内にあることを特徴とする請求項13に記載の研磨方法。
  15. 前記水溶性バインダは、ポリビニル系樹脂またはポリエステル系樹脂であることを特徴とする請求項14に記載の研磨方法。
  16. 前記弾性層は、発泡ポリウレタンから構成されていることを特徴とする請求項14または15に記載の研磨方法。
  17. 前記砥粒は、シリカ砥粒、セリア砥粒、またはアルミナ砥粒のいずれかであることを特徴とする請求項14乃至16のいずれか一項に記載の研磨方法。
  18. 基板のデバイスが形成される前の面を研磨するための研磨テープであって、
    基材テープと、
    研磨層と、
    前記基材テープと前記研磨層との間にある弾性層とを備え、
    前記研磨層は、砥粒と、前記砥粒を保持する水溶性バインダとを含み、
    前記砥粒の直径は、5nm〜20nmの範囲内にあることを特徴とする研磨テープ。
  19. 前記水溶性バインダは、ポリビニル系樹脂またはポリエステル系樹脂であることを特徴とする請求項18に記載の研磨テープ。
  20. 前記弾性層は、発泡ポリウレタンから構成されていることを特徴とする請求項18または19に記載の研磨テープ。
  21. 前記砥粒は、シリカ砥粒、セリア砥粒、またはアルミナ砥粒のいずれかであることを特徴とする請求項18乃至20のいずれか一項に記載の研磨テープ。
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