JP2020028818A - 暴露防止具、及び暴露防止具付キャビネット - Google Patents

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Abstract

【課題】暴露防止具付キャビネットの排気路の汚染を抑制する、暴露防止具の提供。【解決手段】本発明は、安全キャビネット10等の作業室3に設置して、薬剤や有機溶剤の調製を行う際に使用する暴露防止具1である。暴露防止具1は、前縁吸引口51aと暴露防止具用吸引口6とを前後に仕切るように立設される透明な遮蔽板11と、遮蔽板11の下端から後方へ延出するとともに厚み方向に貫通する吸込み口を有する支持板12と、吸込み口の周縁において、支持板12から下方へ延出する有底筒状の吸込み部13とを備え、吸込み部の側壁に排気口13dが設けられている。【選択図】図1

Description

この発明は、抗癌剤の調製に用いる安全キャビネットや毒性の高い有機溶剤の取り扱いに用いる局所排気装置等の作業室内に付設して、抗癌剤や有機溶剤等による暴露事故を抑制する暴露防止具、及びこれを備えた暴露防止具付キャビネットに関する。
近年、開放型の安全キャビネットや局所排気装置では、作業用開口部を気流でシールドするだけでは、抗癌剤や有機溶剤等を調製する際の暴露事故を十分に防止できない可能性が指摘されている。
そこで、本発明者は、先に特許文献1において、かかる作業を行う際に安全キャビネットや局所排気装置の作業室に設置して用いる暴露防止箱を提案している。特許文献1の暴露防止箱は、箱の内部に設置したバイアルに対し、箱の天壁に設けた貫通孔(充填具挿入口)からシリンジを刺し込んで、箱の内部でシリンジの針をバイアルの蓋に刺し込むようにしたもので、この際漏れ出た薬剤は、箱の下部に設けた排気口から作業室の下部空間へ吸引するようにしている。
ところが、特許文献1の暴露防止箱は、暴露事故を防止するという観点では大きな効果を有するものの、扉を開閉してバイアルを1つずつ箱の中にセットしなければならないため、多数回連続して薬剤の調製を行う場合には、扉の開閉等に手間がかかって、当該暴露防止箱を用いない場合に比べると、作業効率が悪いという課題があった。
そこで、本発明者は、未公開ではあるが、図9に示した暴露防止具について特許出願を行っている(特願2018−051134)。図9の暴露防止具901は、安全キャビネットの作業台に載置する支持板911と、支持板911の前縁に垂設される透明な遮蔽板912のみにより構成され、遮蔽板912の両側から後ろへ手を回すだけで抗癌剤等の調製作業ができるようにしたものである。
特許第6251839号公報
しかし、日本病院薬剤師会の薬剤調整マニュアル等、医療施設での抗癌剤の調製を規定したマニュアルには、一般に、安全キャビネットの作業台に保護シートを敷くことが義務づけられており、図9の暴露防止具901では、安全キャビネット910の作業台905に設けた暴露防止具用吸引口906の底となるパンチングボード961の穿孔から排気を行うため、その上に保護シートを敷くことができず、薬液の飛沫やこぼれた薬液で作業台905の排気路を汚してしまうという課題が有る。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、安全キャビネットや局所排気装置等の暴露防止用キャビネットの排気路の汚染を抑制可能な暴露防止具、及び暴露防止具付キャビネットの提供を目的とする。
上記の課題を解決するためになされた発明は、前方に作業用開口部を有する作業室と、前記作業室の底壁からなる作業台の前縁に沿って設けられる前縁吸引口と、前記前縁吸引口より後方において前記作業台を貫通する暴露防止具用吸引口とを備え、前記作業用開口部から前記作業室へ流入する外部の空気と、前記作業室内の空気とを前記前縁吸引口から作業台の下部空間へ吸引することにより設けた気流により前記作業用開口部をシールドするとともに、前記暴露防止具用吸引口から前記作業室内の空気を前記下部空間へ吸引するよう構成された暴露防止用キャビネットの前記作業室に設置して、薬剤や有機溶剤の調製を行う際に使用可能な暴露防止具である。
本発明の暴露防止具は、前記前縁吸引口と前記暴露防止具用吸引口とを前後に仕切るように立設される透明な遮蔽板と、前記遮蔽板の下端から後方へ延出するとともに厚み方向に貫通する吸込み口を有する支持板と、前記吸込み口の周縁において、前記支持板から下方へ延出する有底筒状の吸込み部とを備え、前記吸込み部の側壁に排気口が設けられていることを特徴とする。
本発明の暴露防止具は、このように、有底筒状の吸込み部の側壁に設けた排気口から暴露防止用キャビネットの作業室から吸引した空気を作業台の下部空間へ排気するので、吸込み部の底壁に保護シートを敷設できる。
本発明の暴露防止具は、前記吸込み口を開閉するシート交換扉を備えることが好ましい。こうすることで、上方で抗癌剤や有機溶剤の調製をしている際に、薬剤の飛沫やこぼれた液体が吸込み部内部へ落下することを抑制できる。
前記シート交換扉は、前記支持板に連結されて、前記吸込み口を閉じる水平姿勢と、前記吸込み口を開放する跳ね上げ姿勢との間で回動可能に構成され、水平姿勢において前記吸込み部の底壁に載置した保護シートを押さえるべく内面から突出するシート押さえを備えることが好ましい。こうすることで、排気口から排気される空気の流れにより、保護シートが捲れることを抑制できる。
前記遮蔽板は、前記遮蔽板の後方を覗くための拡大鏡を備えることが好ましい。こうすることで、バイアル等に記載された文字やシリンジの目盛等を拡大して見ることができるため、作業の途中でバイアルやシリンジを見るために遮蔽板の手前側に出してしまうことによる暴露事故を抑制できる。
本発明は、前方に作業用開口部を有する作業室と、前記作業室の底壁からなる作業台の前縁に沿って設けられる前縁吸引口と、前記前縁吸引口より後方において前記作業台を貫通する暴露防止具用吸引口とを備え、前記作業用開口部から前記作業室へ流入する外部の空気と、前記作業室内の空気とを前記前縁吸引口から前記作業台の下部空間へ吸引することにより設けた気流により前記作業用開口部をシールドするとともに、前記暴露防止具用吸引口から前記作業室内の空気を前記下部空間へ吸引するよう構成された暴露防止用キャビネットと、前記暴露防止用キャビネットの前記作業室に設置して、薬剤や有機溶剤の調製を行う際に使用可能な暴露防止具とを備え、前記暴露防止具は、前記前縁吸引口と前記暴露防止具用吸引口とを前後に仕切るように立設される透明な遮蔽板と、前記遮蔽板の下端から後方へ延出するとともに厚み方向に貫通する吸込み口を有する支持板と、前記吸込み口の周縁において、前記支持板から下方へ延出する有底筒状の吸込み部とを備え、前記吸込み部の側壁に排気口が設けられていることを特徴とする暴露防止具付キャビネットを含む。
以上説明したように、本発明の暴露防止具、及び暴露防止具付キャビネットによれば、暴露防止具付キャビネットの排気路の汚染を抑制できる。
本発明の一の実施形態に係る暴露防止具付キャビネットの作業室周辺を示した部分斜視図である。 図1に示した暴露防止具の正面図である。透明部材を通して見える部材は、細線により示す。 図1に示した暴露防止具の平面図である。 図1に示した暴露防止具の背面図である。 図2におけるX−X線断面図である。 図1に示した取付け体の(a)平面図、(b)右側面図、(c)背面図である。 図1に示した暴露防止具を安全キャビネットの作業板に取り付けた様子を示す側面視断面図である。 図1に示した暴露防止具付キャビネットの作業室周辺を示した側面視断面図である。 本発明者の先行出願に係る暴露防止具付キャビネットの部分斜視図である。
以下、適宜図面を用いながら本発明の実施形態について詳述する。尚、本発明は、以下の実施形態に限られるものではない。
図1は、本発明の一の実施形態に係る暴露防止具付キャビネット100を示している。暴露防止具付キャビネット100は、図1に示すように、安全キャビネット(暴露防止用キャビネット)10と、暴露防止具1とを備えている。
安全キャビネット10は、日本工業規格JISK3800におけるバイオハザード対策用クラスIIキャビネットの分類B2に属する開放型・全排気型に構成された安全キャビネットである。
安全キャビネット10は、シャッター2と、作業室3と、作業室3の前方に開口する作業用開口部4とを備え、作業用開口部4は、作業室3の底壁からなる作業台5の前端部に設けられるグレーチング51の前縁吸引口51aから、作業室3の空気と作業用開口部4から流入した空気を吸引して設けた気流により、エアシールドされている。
作業台5は、前縁吸引口51aより後方において、厚み方向に貫通する略正方形の貫通孔からなる暴露防止具用吸引口6を有している。
また、作業室3の後壁52には、下端縁に沿って、作業室の空気を作業室後方の排気路8(図8参照)に吸引する後壁吸引口52aが列設されている。
作業台5には、暴露防止具用吸引口6が、1個、又は複数個(図1の例では、2個)設けられている。暴露防止具用吸引口6は、図1に示すように、蓋板61と、作業台5を貫通する平面視略正方形の開口62と、開口62に内部空間を連通する取付け体63を備えている。開口62の周縁には、図7に示すように、作業台5の下面に4本のスタッドボルト64がスポット溶接されている。
取付け体63は、図6、図7に示すように、上方(図7の上方)に開口した直方体の箱状をなす箱体部631と箱体部631の上縁からに外方へ延出する鍔部632とからなる。箱体部631は、前壁631a、左右の側壁631b,631b、及び底壁631cが、ねじ孔を除き全面に孔の無い壁からなる一方で、後壁631dは、多数の排気口631eを備えたパンチングボードからなる。取付け体63は、鍔部632のボルト孔632bをスタッドボルト64に差し込んで作業台5の下面にナットで固定される。底壁631cには、4つの雌ねじ孔631fが設けられている。
暴露防止具1は、図1〜図5に示すように、安全キャビネット10の作業室3に設置した際に、前縁吸引口51a,51a,…と、暴露防止具用吸引口6との前後方向の間において、略鉛直に、かつ厚み方向を前後方向として立設される遮蔽板11と、遮蔽板11の下端から後方へ略水平に延出する板状をなす支持板12と、支持板12から下方へ延出する吸込み部13と、吸込み部13を覆うシート交換扉14と、吸込み口12aの側方において支持板12上に載置されるバイアル台16とを備えている。暴露防止具1は、全体をポリカーボネート等の透明樹脂製としてもよいし、遮蔽板11が透明樹脂製であれば、他の部分は金属製の板としてもよい。
遮蔽板11は、正面視矩形の板状をなしている。遮蔽板11は、図1に2点鎖線で示すように、安全キャビネット10の作業用開口部4から作業室3に両手を入れた作業者が、両側から後へ両手を回して、遮蔽板11の後側で両手を使って、バイアルやアンプルにシリンジの針やピペットの先端を挿入できるような幅や位置に設けられる。遮蔽板11は、図7に符号11aで示した様に、フレネルレンズ等の拡大鏡を設けてもよい。薬剤の調整作業の途中で、バイアルの文字やシリンジの目盛が見えにくいときは、遮蔽板の手前側にバイアルやシリンジを移動する必要が生じると考えられるが、遮蔽板に拡大鏡を設けることで、バイアル等に記載された文字やシリンジの目盛等を拡大して見ることができ、調整バイアルやシリンジを遮蔽板の手前側に出す必要がなくなる。
支持板12は、遮蔽板11の下縁から後方へ延出する矩形の板状をなし、前側(図3の左側)にシート露出用開口部12aが設けられ,後側に吸込み口12bが設けられている。また、支持板12の上面には、左右の両端縁に沿って一対のリブ15a,15aが、シート露出用開口部12aの左右の端縁に沿って一対のリブ15b,15bが、後端縁に沿ってリブ15dがそれぞれ垂設されている。
吸込み部13は、吸込み口12bの前縁、及び左右の側縁からそれぞれ下方へ延出するよう設けた帯板状の前壁13a,及び左右の側壁13b,13bと、下方を塞ぐ底壁13cと、後方に開口する排気口13d(図5参照)とを備えている。排気口13dは、取付け体63の後壁(パンチングボード)631dの排気口631eに連通する。底壁13cには、4つのねじ挿通孔13eが設けられている。
シート交換扉14は、水平姿勢において下方に開口した扁平直方体の箱形をなし、後板14dが蝶番14eによりリブ15dに連結されて、吸込み部13の上方の空間を開閉する。シート交換扉14は、後板14d、及び左右の側板14c,14cが同じ幅に設けられ、前板14bは、これらよりやや細幅に設けられており、吸込み部13の上部空間を閉塞する閉塞姿勢において、天板14aが、平面視で吸込み部13を完全に覆い、左右の側板14c,14cは、下縁がリブ15a,15aの上縁に当接するとともに、前板14bの下縁と、支持板12の上面との間に間隙18が生ずるよう構成されている。
また、天板14aの内面には、台形のシート押さえ板14fが設けられている。
バイアル台16は、図5に示すように、長方形の幅方向(図5の上下方向)の両端縁に、大きさの異なる半円状の凹部16a,16bが設けられている。バイアル台16は、幅方向を上下方向とし、かつ凹部16a,16bをシート露出用開口部12aの側方に配し、リブ15bにあてがう様に支持板12に載置される。尚、バイアル台は、バイアルやアンプルなどを固定して、シリンジ操作を容易にするためのもので、作業者の熟練度が高い場合、バイアル台を使用せずに調整作業を行うことも想定されるため、省略してもよい。
次に、暴露防止具付キャビネット100を用いて、薬剤の調製を行う際の手順と各部の作用効果について説明する。
暴露防止具付キャビネット100を用いて薬剤の調製を行う際には、まず、安全キャビネット10の空調システム(不図示)を駆動したのち、図1、図7に示したように、暴露防止具用吸引口6の手前側において、作業台5の上に保護シートCを敷設する。続けて、蓋板61を取り外して暴露防止具用吸引口6を開放し、暴露防止具1を設置する。暴露防止具1は、図7に示すように、吸込み部13を暴露防止具用吸引口6の取付け体63へ刺し込み、吸込み部13の底壁13cを取付け体63の底壁631cにねじ固定して設置する。保護シートCは、支持板12の下敷きになり、一部がシート露出用開口部12aから露出する。
尚、暴露防止具1は、暴露防止具用吸引口6に設置した際に、支持板12と作業板5の間に隙間が生じるように設けられるため、暴露防止具1を暴露防止具用吸引口6に設置した後に、保護シートCを敷くこともできる。
バイアル台16は、使用する薬剤密封容器A(バイアルやアンプル等)の外径が大きい場合は、図5に示すように、径の大きな凹部16aを上側にし、薬剤密封容器Aの外径が小さい場合は、図7に示すように、径の小さい凹部16bを上側にして使用する。
暴露防止具1を設置したら、図1、図7に示すように、シート交換扉14を開いて,吸込み部13の底壁13c上に、保護シートDを敷設する。シート交換扉14を閉じ、シート押さえ板14fで、保護シートDを押さえつける。
吸込み部13、及び取付け体63は、それぞれ後方に排気口13d、排気口631eを有し、底壁13c,底壁631cには、排気口を有さないので、底壁13c上に保護シートDを敷くことができる。
図7、図8において、白抜き矢印は、作業室3における空気の流れを示している。作業用開口部4から作業室3に流入した空気は、作業室3の天壁(不図示)からの給気と共に、前縁吸引口51aから下部空間7に吸引される。作業室3の後部の空気は、後壁吸引口52aから排気路8へ吸引される。暴露防止具1の上方から下降する空気は、間隙18、吸込み口12b、及び排気口13d(パンチングボードの排気口631e)を介して下部空間7へ吸引される。
この状態で、図1に示すように、一方の手(図1の例では左手)に薬剤密封容器Aを握り、他方の手にシリンジBを掴んで、遮蔽板11の両側からその後方に両手を回す。
このように、遮蔽板11は、作業者が左右両側から後方へ手を回すだけで、薬剤の調製を行うことができるため、暴露防止具1を備えない安全キャビネット等を用いる場合と同様の作業性を確保しながら、薬剤の飛散から作業者を守ることができる。
遮蔽板11の後方に両手を回したら、一方の手に持った薬剤密封容器Aを、横倒しにしてその周面をバイアル台16の凹部16a(又は16b)に載置する。こうすることで、薬剤密封容器Aが手振れせず針の誤操作による暴露事故を抑制できる。また、シリンジ針を薬剤密封容器Aの蓋に抜き差しする位置を、シート露出用開口部12aの直上に案内できるため、薬剤の調製時にシリンジ針を薬剤密封容器Aの蓋に刺した個所から漏れ出た薬液を保護シートで捕捉でき、漏れ出た薬剤の蒸気やガス等をシート露出用開口部12aの後方に位置する間隙18から排気口13dを介して、下部空間7へ排出できる
また、吸込み口12b(吸込み部13)は、シート交換扉14で上方を覆うことにより、不用意に飛散した薬液が吸込み部内部に入ることを抑制できる。
以上、本発明は、上記の実施形態に限らず、例えば、暴露防止用キャビネットは、作業用開口部が同様の気流によりエアシールドされるものであれば、安全キャビネットに限らず、有機溶剤を取り扱ういわゆる局所配置装置の他、アイソレーター等、同様の構成を備えるものを適宜に使用できる。暴露防止具は、上述した本発明者の先の出願にあるように、上端に後方へ傾斜する傾斜部を備えてもよい。吸込み部や、取付け体は、後方ではなく、前方、左方又は右方に排気口を設けてもよい。本発明の暴露防止具は、バイアル台を備えなくともよいし、シート交換扉やシート露出用開口を備えなくともよい。吸込み部13、暴露防止具用吸引口6は、平面視で正方形に限られない。シート交換用扉は、後方へ跳ね上がるのではなく側方へ跳ね上げるようにしてもよい。
暴露防止具付キャビネット100
暴露防止用キャビネット10
暴露防止具1
遮蔽板11
支持板12
吸込み口12b
吸込み部13
底壁13c
排気口13d
シート交換扉14
蝶番14a
シート押さえ14f
作業室3
作業用開口部4
作業台5
前縁吸引口51a
暴露防止具用吸引口6
下部空間7
保護シートC,D
上記の課題を解決するためになされた発明は、前方に作業用開口部を有する作業室と、前記作業室の底壁からなる作業台の前縁に沿って設けられる前縁吸引口と、前記前縁吸引口より後方において前記作業台を貫通する暴露防止具用吸引口とを備え、前記作業用開口部から前記作業室へ流入する外部の空気と、前記作業室内の空気とを前記前縁吸引口から作業台の下部空間へ吸引することにより設けた気流により前記作業用開口部をシールドするとともに、前記暴露防止具用吸引口から前記作業室内の空気を前記下部空間へ吸引するよう構成された暴露防止用キャビネットの前記作業室に設置して、薬剤や有機溶剤の調製を行う際に使用可能な暴露防止具であって、前記前縁吸引口と前記暴露防止具用吸引口とを前後に仕切るように立設される透明な遮蔽板と、前記遮蔽板の下端から後方へ延出するとともに厚み方向に貫通する吸込み口を有する支持板と、前記吸込み口の周縁において、前記支持板から下方へ延出するとともに前記暴露防止具用吸引口へ刺し込み可能な有底筒状の吸込み部とを備え、前記吸込み部の側壁に排気口が設けられていることを特徴とする
本発明は、前方に作業用開口部を有する作業室と、前記作業室の底壁からなる作業台の前縁に沿って設けられる前縁吸引口と、前記前縁吸引口より後方において前記作業台を貫通する暴露防止具用吸引口とを備え、前記作業用開口部から前記作業室へ流入する外部の空気と、前記作業室内の空気とを前記前縁吸引口から前記作業台の下部空間へ吸引することにより設けた気流により前記作業用開口部をシールドするとともに、前記暴露防止具用吸引口から前記作業室内の空気を前記下部空間へ吸引するよう構成された暴露防止用キャビネットと、前記暴露防止用キャビネットの前記作業室に設置して、薬剤や有機溶剤の調製を行う際に使用可能な暴露防止具とを備え、前記暴露防止具は、前記前縁吸引口と前記暴露防止具用吸引口とを前後に仕切るように立設される透明な遮蔽板と、前記遮蔽板の下端から後方へ延出するとともに厚み方向に貫通する吸込み口を有する支持板と、前記吸込み口の周縁において、前記支持板から下方へ延出するとともに前記前記暴露防止具用吸引口へ刺し込み可能な有底筒状の吸込み部とを備え、前記吸込み部の側壁に排気口が設けられていることを特徴とする暴露防止具付キャビネットを含む。

Claims (5)

  1. 前方に作業用開口部を有する作業室と、前記作業室の底壁からなる作業台の前縁に沿って設けられる前縁吸引口と、前記前縁吸引口より後方において前記作業台を貫通する暴露防止具用吸引口とを備え、前記作業用開口部から前記作業室へ流入する外部の空気と、前記作業室内の空気とを前記前縁吸引口から作業台の下部空間へ吸引することにより設けた気流により前記作業用開口部をシールドするとともに、前記暴露防止具用吸引口から前記作業室内の空気を前記下部空間へ吸引するよう構成された暴露防止用キャビネットの前記作業室に設置して、薬剤や有機溶剤の調製を行う際に使用可能な暴露防止具であって、
    前記前縁吸引口と前記暴露防止具用吸引口とを前後に仕切るように立設される透明な遮蔽板と、
    前記遮蔽板の下端から後方へ延出するとともに厚み方向に貫通する吸込み口を有する支持板と、
    前記吸込み口の周縁において、前記支持板から下方へ延出する有底筒状の吸込み部と
    を備え、
    前記吸込み部の側壁に排気口が設けられていることを特徴とする暴露防止具。
  2. 前記吸込み口を開閉するシート交換扉を備える請求項1に記載の暴露防止具。
  3. 前記シート交換扉は、前記支持板に連結されて、前記吸込み口を閉じる水平姿勢と、前記吸込み口を開放する跳ね上げ姿勢との間で回動可能に構成され、水平姿勢において前記吸込み部の底壁に載置した保護シートを押さえるべく内面から突出するシート押さえを備える請求項2に記載の暴露防止具。
  4. 前記遮蔽板は、前記遮蔽板の後方を覗くための拡大鏡を備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の曝露防止具。
  5. 前方に作業用開口部を有する作業室と、前記作業室の底壁からなる作業台の前縁に沿って設けられる前縁吸引口と、前記前縁吸引口より後方において前記作業台を貫通する暴露防止具用吸引口とを備え、前記作業用開口部から前記作業室へ流入する外部の空気と、前記作業室内の空気とを前記前縁吸引口から前記作業台の下部空間へ吸引することにより設けた気流により前記作業用開口部をシールドするとともに、前記暴露防止具用吸引口から前記作業室内の空気を前記下部空間へ吸引するよう構成された暴露防止用キャビネットと、
    前記暴露防止用キャビネットの前記作業室に設置して、薬剤や有機溶剤の調製を行う際に使用可能な暴露防止具と
    を備え、
    前記暴露防止具は、前記前縁吸引口と前記暴露防止具用吸引口とを前後に仕切るように立設される透明な遮蔽板と、前記遮蔽板の下端から後方へ延出するとともに厚み方向に貫通する吸込み口を有する支持板と、前記吸込み口の周縁において、前記支持板から下方へ延出する有底筒状の吸込み部とを備え、前記吸込み部の側壁に排気口が設けられていることを特徴とする暴露防止具付キャビネット。
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