JPH03262543A - クリーンドラフトチヤンバー - Google Patents
クリーンドラフトチヤンバーInfo
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- JPH03262543A JPH03262543A JP6204590A JP6204590A JPH03262543A JP H03262543 A JPH03262543 A JP H03262543A JP 6204590 A JP6204590 A JP 6204590A JP 6204590 A JP6204590 A JP 6204590A JP H03262543 A JPH03262543 A JP H03262543A
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Landscapes
- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
- Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、揮発性の有m溶剤や酸など有害な蒸気やガス
を発生する薬液を用いる一方で無塵の環境を必要とする
作業を行なう際に用いるクリーンドラフトチャンバーに
関するものである。 K従来の技術】 半導体製品や精密機械部品等の製造工程において、II
′発性の有機溶剤や酸を用いる洗浄やエツチングの作業
を無塵の環境で行なう必要がある場合、クリーンドラフ
トチャンバーが用いられる。有害ガス排出用の排気装置
だけを備えた通常のドラフトチャンバーはその作業用開
口部からドラフトチャンバー周辺の盲唖空気を取り込む
が、クリーンドラフトチャンバーは、第4図に示したよ
うに、天井部に高性能エアーフィルター21付き送風機
22を設置して清浄化空気を天井部より作業空間23に
供給し、作業台24またはその周辺に排気口25を設け
て汚染空気を排気装置29により強制排出するようにし
たものであるから、作業空間23はドラフトチャンバー
周辺よりも浮遊塵埃の少ない清浄な環境に保たれる。 このクリーンドラフトチャンバーを用いる場合、容器2
6に入っている有機溶剤や酸の蒸気をチャンバーの作業
用開口部27から外に漏れないようにするためには、高
性能エアーフィルター21を経由し3 ・ で供給する清浄空気のI(n /n+n)Qlを上回
る量のチャンバー内汚染空気Q3を排気装置F25によ
り排出し、それによりQ −01に等しいff1Q2
の周辺空気が開口部27から風速Vで常にチャンバー内
に流れ込むようにする。しかしながら、浮遊塵埃の多い
周辺空気の流入1jQ2が多いほどチャンバー内清浄度
は低下するから、その量をあまり多くすることは好まし
くなく、チャンバー内で行なわれる作業の種類に応じて
風速Vとして0.25I/sec以下、0.41/se
c以下、または0.511/SeC以下にIIIIJI
!される。 風速■を所定の値に保つ場合、周辺空気流入量Q2は、
上下動するシャッター28により可変の開口部高さ口に
比例するから、開口部高さ口を高くするほど周辺空気流
入IQ2は多くなる。従って、作業上の必要性から開口
部高さ口を高くした場合、周辺の空調空気がドラフトチ
ャンバーに大量に取り込まれて廃棄されることになり、
ドラフトチャンバー設置室の空調コストを上昇させるこ
とになる。また、周辺空気を取り込みながらチャンバー
内の清浄度を確保するには、清浄化空気供給量Q1を高
い水準に設定しなければならず、このためチャンバー内
汚染空気Q3も多くなり、送風機22および排気装置2
9の動力費が高いという問題があった。
を発生する薬液を用いる一方で無塵の環境を必要とする
作業を行なう際に用いるクリーンドラフトチャンバーに
関するものである。 K従来の技術】 半導体製品や精密機械部品等の製造工程において、II
′発性の有機溶剤や酸を用いる洗浄やエツチングの作業
を無塵の環境で行なう必要がある場合、クリーンドラフ
トチャンバーが用いられる。有害ガス排出用の排気装置
だけを備えた通常のドラフトチャンバーはその作業用開
口部からドラフトチャンバー周辺の盲唖空気を取り込む
が、クリーンドラフトチャンバーは、第4図に示したよ
うに、天井部に高性能エアーフィルター21付き送風機
22を設置して清浄化空気を天井部より作業空間23に
供給し、作業台24またはその周辺に排気口25を設け
て汚染空気を排気装置29により強制排出するようにし
たものであるから、作業空間23はドラフトチャンバー
周辺よりも浮遊塵埃の少ない清浄な環境に保たれる。 このクリーンドラフトチャンバーを用いる場合、容器2
6に入っている有機溶剤や酸の蒸気をチャンバーの作業
用開口部27から外に漏れないようにするためには、高
性能エアーフィルター21を経由し3 ・ で供給する清浄空気のI(n /n+n)Qlを上回
る量のチャンバー内汚染空気Q3を排気装置F25によ
り排出し、それによりQ −01に等しいff1Q2
の周辺空気が開口部27から風速Vで常にチャンバー内
に流れ込むようにする。しかしながら、浮遊塵埃の多い
周辺空気の流入1jQ2が多いほどチャンバー内清浄度
は低下するから、その量をあまり多くすることは好まし
くなく、チャンバー内で行なわれる作業の種類に応じて
風速Vとして0.25I/sec以下、0.41/se
c以下、または0.511/SeC以下にIIIIJI
!される。 風速■を所定の値に保つ場合、周辺空気流入量Q2は、
上下動するシャッター28により可変の開口部高さ口に
比例するから、開口部高さ口を高くするほど周辺空気流
入IQ2は多くなる。従って、作業上の必要性から開口
部高さ口を高くした場合、周辺の空調空気がドラフトチ
ャンバーに大量に取り込まれて廃棄されることになり、
ドラフトチャンバー設置室の空調コストを上昇させるこ
とになる。また、周辺空気を取り込みながらチャンバー
内の清浄度を確保するには、清浄化空気供給量Q1を高
い水準に設定しなければならず、このためチャンバー内
汚染空気Q3も多くなり、送風機22および排気装置2
9の動力費が高いという問題があった。
本発明の目的は、クリーンドラフトチャンバーにおける
上述のような問題点を解決し、周辺空気取り込み量が少
なく、且つ少ない動力費でFReかつ広い作業空間を確
保できるクリーンドラフトチャンバーを提供することに
ある。
上述のような問題点を解決し、周辺空気取り込み量が少
なく、且つ少ない動力費でFReかつ広い作業空間を確
保できるクリーンドラフトチャンバーを提供することに
ある。
天井部に高性能エアーフィルター付き送風機を設置して
清浄化空気を天井部により作業空間に供給可能にすると
ともに排気口を作業台またはその周辺に設けて汚染空気
を排気装置により強制排出するようにしたクリーントラ
フトチセンバーにおいて、作業台にその手IIJ#!l
のRHfSに沿って吸気口を設けてこれを上配送朋様の
空気取り入れ口とし、作業台に薬液容器設置用凹部を設
け、該凹部の側壁に#見目を設けてこれをダクトでW8
−気装置に連通させ、さらに、作業台の上記凹部ガ設置
されていない部分の上方を横切って凹部に流入する高速
空気流を生じさせる清浄化空気噴射ノズルを天井部に設
置した。 このクリーンドラフトチャンバーには、#認容B設置用
凹部設f箇所より奥の部分において作業台にシャッター
付き排気口を併設してもよい。 薬液容器設置用凹部は、必要なli液容器のすべてを余
裕をもって収容できる大きさにしておく。 また、その深さは、薬液容器全体が入ってしまうよう十
分深くしておくことが望ましい。
清浄化空気を天井部により作業空間に供給可能にすると
ともに排気口を作業台またはその周辺に設けて汚染空気
を排気装置により強制排出するようにしたクリーントラ
フトチセンバーにおいて、作業台にその手IIJ#!l
のRHfSに沿って吸気口を設けてこれを上配送朋様の
空気取り入れ口とし、作業台に薬液容器設置用凹部を設
け、該凹部の側壁に#見目を設けてこれをダクトでW8
−気装置に連通させ、さらに、作業台の上記凹部ガ設置
されていない部分の上方を横切って凹部に流入する高速
空気流を生じさせる清浄化空気噴射ノズルを天井部に設
置した。 このクリーンドラフトチャンバーには、#認容B設置用
凹部設f箇所より奥の部分において作業台にシャッター
付き排気口を併設してもよい。 薬液容器設置用凹部は、必要なli液容器のすべてを余
裕をもって収容できる大きさにしておく。 また、その深さは、薬液容器全体が入ってしまうよう十
分深くしておくことが望ましい。
【作 用1
本発明のクリーンドラフトチャンバーを使用する場合は
、作業に必要な有機溶剤や酸を入れた薬液容器を原則と
して薬液容器設置用凹部に置く。 これにより5作業中発生する汚染空気は作業空間全体に
拡散することなく主として薬液容器設置用凹部内に停滞
する。この汚染空気は、排気装置を運転すると凹部a壁
の排気口からダクトに入り、屋外に排出される。一方、
清浄空気供給用送風機を運転すると、チャンバー開口部
付近の比較的清浄なチャンバー内空気と周辺空気が吸気
口から吸い込まれて高性能エアーフィルターで濾過され
、清浄空気となって天井部から作業台方向に流下する。 この清浄空気の大部分は吸気口から吸い込まれるから、
清浄空気の大部分は上記経路で循環することになる。作
業台の、薬液容器設置用凹部以外の部分に薬液容器等、
空気汚染源となるものを置いた場合、それにより作業台
上で発生する汚染空気は、清浄化空気噴射装置から噴射
されて凹部に流入する高速空気流に誘引されて凹部に流
入し、凹部内で発生した汚染空気と合流して排気装置に
より屋外に排出される。 8I浄化空気噴射ノズルからの空気噴射量は送風機によ
る清浄化空気循環量と比べると無視できる程度の少量で
よく、従って、チャンバー開口部からの周辺空気流入量
および流入風速は、事実上、排気口からの排出空気量の
みによって決まる。 K実 施 例】 第1図、第2図に示した実施例において、作業台1は2
カ所に薬液容器設置用凹部2を有し、さらに、その手前
の開口部3側の縁に沿う吸気口4と、薬液容器設置用凹
部2の奥の部分に設けられたシャッター付き排気口5と
を有する。 薬液容器設置用凹部2は、薬液容器6を完全に収容でき
る深さのもので、その側壁には排気ロアがあり、また底
板には図示してない排水管(洗浄水等を流すためのもの
)が接続されている。 吸気口4は、U字溝状に成形された有孔板をもって形成
されており、ダクト9により、天井部の送風lR10に
通じている。送風@ioの下には高性能エアーフィルタ
ー11があり、送風110が送り出す空気はすべてこの
フィルター11を通過して作業空間12に流下するよう
になっている。 薬液容器設置用凹部2の周囲は排気ダクト13になつで
いて、排気ロアおよびシャッター付き排気口5は、この
ダクト13およびそれに続く排気ダクト14により排気
装fl115に通じている。 天井部には、高性能エアーフィルター11のほかに清浄
化空気噴射ノズル16が固定されているが、その取付は
姿勢は、ノズル16の中心軸線Xが、作業台1上、凹部
2がない部分の上方の作業空間12を横切って凹部2の
中心に向かうように選定されている。ノズル16は、バ
イブ17により高性能エアーフィルター18付きコンプ
レッサー19に連結されている。 開口部3には上下動可能なシャッター20があり、これ
を上下動させることにより、開口部3の有効高さHの調
節が可能である。 このドラフトチャンバーを使用して洗浄、エツチング等
の作業をする場合、シャッター付き排気口5のシャッタ
ーは通常開じておく。作業に必要な有機溶剤や酸を入れ
た平バット等の薬液容a6を薬液容器設置用凹部2に置
いて送風機10.排気@@15およびコンプレッサー1
9を運転すると、作業中に薬液容器6中の溶剤や酸から
発生した蒸気は大部分が凹部2中に溜まるから、それに
より汚染された空気が排気装置15により吸引されて排
気ロアから総流量Q4で排気ダクト13に入り、排気ダ
クト14経出で屋外に排出され、溶剤等は適宜処理され
る。一方、高性能エアーフィルター11からは清浄空気
が流量Q1で流下し、作業空間12を清浄に保つ。流下
した清浄空気の一部は薬液容器6の周辺に流れ、上述の
汚染空気となってj#気ロアからIIPj流IQ4で排
出されるが、大部分(Ql−04)は、薬液蒸気によっ
て殆ど汚染されないまま吸気口4から吸い込まれてダク
ト9に入り、高性能エアーフィルター11で濾過され、
再び清浄空気となって作業空間12に入るという@環経
路に入る。さらに、ノズル16から凹部2に向かう洒浄
化空気噴剣気流が作業台1上の空気を凹部2内に誘引す
るので、作業台1(凹部2の無い部分)に薬液容!!6
′の空気汚染源を置いた場合に発生する汚染空気は大部
分が凹部2に流入し、凹部2内で発生した汚染空気と共
に排気ロア、排気ダクト13゜同14を経由して屋外に
排出される。これにより、作業台1上で発生した汚染空
気が吸気口4に流入することによる上記循環空気流の汚
染が防がれる。 ノズル16からの空気噴射量は、送風機10による送風
量に比べればごく僅かである。そして、送風機10のた
めの吸気口は吸気口4以外には無いから、汚染空気とな
って排出される空気1ikQ4に実質的に等しいMo2
の周辺空気が吸気口4から吸い込まれる。流入空気量Q
2は、シャッター16を操作することによる開口部高さ
口の変化によって左右されない。この周辺空気は盲唖空
気であるが、高性能エアーフィルター11から集中的に
吸気口4へ向かうエアカーテン状の清浄空気流が遮断膜
となるため、吸気口4に入る前にチャンバー内に進入し
て作業空間2を浮MW埃で汚染することはない。 送風機10等を運転したまま作業を休止する場合は、薬
液容器設置用凹部2に薬液蒸気拡散防止用の適当な有孔
蓋をするとともにシャッター付き排気口5のシャッター
を開くとよい。これにより薬液蒸気の漏れは一層少なく
なり、一方、排気装置15による流量Q4の空気排出は
排気口5を経由して続けられて、1lfflバランスの
安定厚保たれる。 シャッター付き排気口5を設けず、流1iQ4の排気に
必MH小WI度の通気孔を薬液容器設置用凹部2の益に
設けておいてもよい。 K発明の効果1 本発明のクリーンドラフトチャンバーは、上述のような
構成に基づき、使用薬液蒸気の拡散を最小限度にし、少
量の重度汚染空気だけをその発生部位から速やかに屋外
に排出してしまうので、チャンバー内空気全量を吸引廃
棄する従来のクリーンドラフトチャンバーにおける必要
排気量よりも遥かに少ない排気量で、汚染空気の濡出を
抑えることができる。従って本発明のクリーンドラフト
チャンバーは、汚染空気の拡散を防ぐために開口部から
著量の周辺空気を流入させるとともに大量の清浄空気を
流す必要があった従来のクリーンドラフトチャンバーと
比べて、ドラフトチャンバー設置室の空調空気を大量に
消費して空調費用を著増させることなく、また、送風機
や排気@置の動力費が装置であるという特長がある。ま
た、屋外排出量に見合った量だけ給気系に取り込まれる
右岸の周辺空気は、高性能エアーフィルターから吸気口
に向かうエアカーモア状PfiPIP空気流に妨げられ
てチャンバー内には進入せず、直接吸気口に入るから、
チャンバー内に浮MM埃を持ち込む恐れがない。更に、
清浄空気の大部分を循環再利用するから、高性能エアー
フィルターが長持ちする。 さらに、天井部から凹部に向けての空気噴射により、凹
部以外の作業台上で発生する汚染空気も1!!7Mに誘
導して排出するので、循環空気の汚染度を高める恐れな
しに、作業の内容に応じて凹部内と作業台上の何れをも
使用することができる。 以上により、本発明のクリーンドラフトチャンバーは、
清浄な作業環境を従来よりも遥かに低いコストで安定し
て実現することができるきわめて有利なものである。
、作業に必要な有機溶剤や酸を入れた薬液容器を原則と
して薬液容器設置用凹部に置く。 これにより5作業中発生する汚染空気は作業空間全体に
拡散することなく主として薬液容器設置用凹部内に停滞
する。この汚染空気は、排気装置を運転すると凹部a壁
の排気口からダクトに入り、屋外に排出される。一方、
清浄空気供給用送風機を運転すると、チャンバー開口部
付近の比較的清浄なチャンバー内空気と周辺空気が吸気
口から吸い込まれて高性能エアーフィルターで濾過され
、清浄空気となって天井部から作業台方向に流下する。 この清浄空気の大部分は吸気口から吸い込まれるから、
清浄空気の大部分は上記経路で循環することになる。作
業台の、薬液容器設置用凹部以外の部分に薬液容器等、
空気汚染源となるものを置いた場合、それにより作業台
上で発生する汚染空気は、清浄化空気噴射装置から噴射
されて凹部に流入する高速空気流に誘引されて凹部に流
入し、凹部内で発生した汚染空気と合流して排気装置に
より屋外に排出される。 8I浄化空気噴射ノズルからの空気噴射量は送風機によ
る清浄化空気循環量と比べると無視できる程度の少量で
よく、従って、チャンバー開口部からの周辺空気流入量
および流入風速は、事実上、排気口からの排出空気量の
みによって決まる。 K実 施 例】 第1図、第2図に示した実施例において、作業台1は2
カ所に薬液容器設置用凹部2を有し、さらに、その手前
の開口部3側の縁に沿う吸気口4と、薬液容器設置用凹
部2の奥の部分に設けられたシャッター付き排気口5と
を有する。 薬液容器設置用凹部2は、薬液容器6を完全に収容でき
る深さのもので、その側壁には排気ロアがあり、また底
板には図示してない排水管(洗浄水等を流すためのもの
)が接続されている。 吸気口4は、U字溝状に成形された有孔板をもって形成
されており、ダクト9により、天井部の送風lR10に
通じている。送風@ioの下には高性能エアーフィルタ
ー11があり、送風110が送り出す空気はすべてこの
フィルター11を通過して作業空間12に流下するよう
になっている。 薬液容器設置用凹部2の周囲は排気ダクト13になつで
いて、排気ロアおよびシャッター付き排気口5は、この
ダクト13およびそれに続く排気ダクト14により排気
装fl115に通じている。 天井部には、高性能エアーフィルター11のほかに清浄
化空気噴射ノズル16が固定されているが、その取付は
姿勢は、ノズル16の中心軸線Xが、作業台1上、凹部
2がない部分の上方の作業空間12を横切って凹部2の
中心に向かうように選定されている。ノズル16は、バ
イブ17により高性能エアーフィルター18付きコンプ
レッサー19に連結されている。 開口部3には上下動可能なシャッター20があり、これ
を上下動させることにより、開口部3の有効高さHの調
節が可能である。 このドラフトチャンバーを使用して洗浄、エツチング等
の作業をする場合、シャッター付き排気口5のシャッタ
ーは通常開じておく。作業に必要な有機溶剤や酸を入れ
た平バット等の薬液容a6を薬液容器設置用凹部2に置
いて送風機10.排気@@15およびコンプレッサー1
9を運転すると、作業中に薬液容器6中の溶剤や酸から
発生した蒸気は大部分が凹部2中に溜まるから、それに
より汚染された空気が排気装置15により吸引されて排
気ロアから総流量Q4で排気ダクト13に入り、排気ダ
クト14経出で屋外に排出され、溶剤等は適宜処理され
る。一方、高性能エアーフィルター11からは清浄空気
が流量Q1で流下し、作業空間12を清浄に保つ。流下
した清浄空気の一部は薬液容器6の周辺に流れ、上述の
汚染空気となってj#気ロアからIIPj流IQ4で排
出されるが、大部分(Ql−04)は、薬液蒸気によっ
て殆ど汚染されないまま吸気口4から吸い込まれてダク
ト9に入り、高性能エアーフィルター11で濾過され、
再び清浄空気となって作業空間12に入るという@環経
路に入る。さらに、ノズル16から凹部2に向かう洒浄
化空気噴剣気流が作業台1上の空気を凹部2内に誘引す
るので、作業台1(凹部2の無い部分)に薬液容!!6
′の空気汚染源を置いた場合に発生する汚染空気は大部
分が凹部2に流入し、凹部2内で発生した汚染空気と共
に排気ロア、排気ダクト13゜同14を経由して屋外に
排出される。これにより、作業台1上で発生した汚染空
気が吸気口4に流入することによる上記循環空気流の汚
染が防がれる。 ノズル16からの空気噴射量は、送風機10による送風
量に比べればごく僅かである。そして、送風機10のた
めの吸気口は吸気口4以外には無いから、汚染空気とな
って排出される空気1ikQ4に実質的に等しいMo2
の周辺空気が吸気口4から吸い込まれる。流入空気量Q
2は、シャッター16を操作することによる開口部高さ
口の変化によって左右されない。この周辺空気は盲唖空
気であるが、高性能エアーフィルター11から集中的に
吸気口4へ向かうエアカーテン状の清浄空気流が遮断膜
となるため、吸気口4に入る前にチャンバー内に進入し
て作業空間2を浮MW埃で汚染することはない。 送風機10等を運転したまま作業を休止する場合は、薬
液容器設置用凹部2に薬液蒸気拡散防止用の適当な有孔
蓋をするとともにシャッター付き排気口5のシャッター
を開くとよい。これにより薬液蒸気の漏れは一層少なく
なり、一方、排気装置15による流量Q4の空気排出は
排気口5を経由して続けられて、1lfflバランスの
安定厚保たれる。 シャッター付き排気口5を設けず、流1iQ4の排気に
必MH小WI度の通気孔を薬液容器設置用凹部2の益に
設けておいてもよい。 K発明の効果1 本発明のクリーンドラフトチャンバーは、上述のような
構成に基づき、使用薬液蒸気の拡散を最小限度にし、少
量の重度汚染空気だけをその発生部位から速やかに屋外
に排出してしまうので、チャンバー内空気全量を吸引廃
棄する従来のクリーンドラフトチャンバーにおける必要
排気量よりも遥かに少ない排気量で、汚染空気の濡出を
抑えることができる。従って本発明のクリーンドラフト
チャンバーは、汚染空気の拡散を防ぐために開口部から
著量の周辺空気を流入させるとともに大量の清浄空気を
流す必要があった従来のクリーンドラフトチャンバーと
比べて、ドラフトチャンバー設置室の空調空気を大量に
消費して空調費用を著増させることなく、また、送風機
や排気@置の動力費が装置であるという特長がある。ま
た、屋外排出量に見合った量だけ給気系に取り込まれる
右岸の周辺空気は、高性能エアーフィルターから吸気口
に向かうエアカーモア状PfiPIP空気流に妨げられ
てチャンバー内には進入せず、直接吸気口に入るから、
チャンバー内に浮MM埃を持ち込む恐れがない。更に、
清浄空気の大部分を循環再利用するから、高性能エアー
フィルターが長持ちする。 さらに、天井部から凹部に向けての空気噴射により、凹
部以外の作業台上で発生する汚染空気も1!!7Mに誘
導して排出するので、循環空気の汚染度を高める恐れな
しに、作業の内容に応じて凹部内と作業台上の何れをも
使用することができる。 以上により、本発明のクリーンドラフトチャンバーは、
清浄な作業環境を従来よりも遥かに低いコストで安定し
て実現することができるきわめて有利なものである。
第1図および第2図は本発明実施例の略縦断面図であっ
て、第1図は正面図、第2図は側面図である。第3図は
上記実施例における作業台1の平面図、第4図は従来の
クリーンドラフトチャンバーの例を示す略I11断面図
である。 第 1 図 1.24・・・作業台、 2・・・薬液容器設置用凹部
。 3.27・・・開口部、 4・・・吸気口。 5.7.25・・・排気口、6.26・・・薬液容器。 9.13・・・ダクト、 10,22・・・送JII
m。 11、18.21・・・高性能エアーフィルター12、
23・・・作業空間、 15,25・・・#気装置。 16・・・ノズル、19・・・コンプレッサー20・・
・シャッター
て、第1図は正面図、第2図は側面図である。第3図は
上記実施例における作業台1の平面図、第4図は従来の
クリーンドラフトチャンバーの例を示す略I11断面図
である。 第 1 図 1.24・・・作業台、 2・・・薬液容器設置用凹部
。 3.27・・・開口部、 4・・・吸気口。 5.7.25・・・排気口、6.26・・・薬液容器。 9.13・・・ダクト、 10,22・・・送JII
m。 11、18.21・・・高性能エアーフィルター12、
23・・・作業空間、 15,25・・・#気装置。 16・・・ノズル、19・・・コンプレッサー20・・
・シャッター
Claims (1)
- 1、天井部に高性能エアーフィルター付き送風機を設置
して清浄化空気を天井部により作業空間に供給可能にす
るとともに排気口を作業台またはその周辺に設けて汚染
空気を排気装置により強制排出するようにしたクリーン
ドラフトチャンバーにおいて、作業台にその手前側の縁
部に沿つて吸気口を設けてこれを上記送風機の空気取り
入れ口とし、作業台に薬液容器設置用凹部を設け、該凹
部の側壁に排気口を設けてこれをダクトで排気装置に連
通させ、作業台の上記凹部が設置されていない部分の上
方を横切って凹部に流入する高速空気流を生じさせる清
浄化空気噴射ノズルを天井部に設置したことを特徴とす
るクリーンドラフトチャンバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6204590A JPH03262543A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | クリーンドラフトチヤンバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6204590A JPH03262543A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | クリーンドラフトチヤンバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03262543A true JPH03262543A (ja) | 1991-11-22 |
JPH0546256B2 JPH0546256B2 (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=13188799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6204590A Granted JPH03262543A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | クリーンドラフトチヤンバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03262543A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102078942B1 (ko) * | 2018-12-04 | 2020-02-19 | 엔젯 주식회사 | 청정도를 유지하는 코팅 장치 |
JP2020028818A (ja) * | 2018-08-20 | 2020-02-27 | 株式会社日本医化器械製作所 | 暴露防止具、及び暴露防止具付キャビネット |
-
1990
- 1990-03-13 JP JP6204590A patent/JPH03262543A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020028818A (ja) * | 2018-08-20 | 2020-02-27 | 株式会社日本医化器械製作所 | 暴露防止具、及び暴露防止具付キャビネット |
KR102078942B1 (ko) * | 2018-12-04 | 2020-02-19 | 엔젯 주식회사 | 청정도를 유지하는 코팅 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0546256B2 (ja) | 1993-07-13 |
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