JP2020026519A - 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 - Google Patents

粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】抗酸化性、低温粘度特性、ハンドリング性に優れ、少ない添加量で優れた粘度指数向上能を発揮する粘度指数向上剤及び該向上剤を含む潤滑油組成物の提供。【解決手段】式(1)で表される単量体(a)と、アミノ基及び/又はアミド基を有し炭素数が3〜12である単量体(b)と、炭素数10〜22の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリロイル単量体(c)とを必須構成単量体とする共重合体(A)を含有する粘度指数向上剤。(A)の構成単量体の合計重量に基づいて、単量体(a)の含有量が10〜70重量%であり、アミノ基及び/又はアミドを有し炭素数が3〜12である単量体(b)の含有量が0.5〜5.0重量%であり、前記(メタ)アクリロイル単量体(c)の含有量が25〜86重量%である粘度指数向上剤。【選択図】なし

Description

本発明は粘度指数向上剤及び潤滑油組成物に関する。
近年、CO排出量低減及び石油資源保護等の実現のために、自動車の省燃費化がより一層要求されている。省燃費化の一つとして、エンジン油及び駆動系潤滑油の低粘度化による粘性抵抗の低減が挙げられる。しかし、潤滑油を低粘度化すると、油漏れ、焼付きなどの種々問題が生じる恐れがある。また、長期間の使用により潤滑油の酸化劣化が生じ、スラッジ等の不溶物が発生する。これらの不溶物は潤滑油の寿命を早めるだけでなく、エンジンや駆動系機関の寿命を早めるといった問題を誘発する。
そこで、潤滑油組成物の高温下での粘度を高く保持し、スラッジ分散性に優れる分散型粘度指数向上剤が使用されており、そのような粘度指数向上剤としては、メタクリル酸エステル共重合体(特許文献1〜4)等が知られている。
しかしながら、上記の粘度指数向上剤は、低温粘度特性が十分ではなく、またハンドリング性が十分ではないという問題があった。
特開2013−10886号公報 特開2006−233196号公報 特開平7−331273号公報 特開平9−3131号公報
本発明は、抗酸化性、低温粘度特性及びハンドリング性に優れ、さらに潤滑油に対し少ない添加量で優れた粘度指数向上能を発揮する粘度指数向上剤及びこの粘度指数向上剤を添加した潤滑油組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、これらの問題点を解決するべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、下記一般式(1)で表される単量体(a)と、アミノ基及び/又はアミド基を有し炭素数が3〜12である単量体(b)と、炭素数10〜22の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリロイル単量体(c)とを必須構成単量体とする共重合体(A)を含有してなる粘度指数向上剤であって、(A)の構成単量体の合計重量に基づいて、単量体(a)の含有量が10〜70重量%であり、アミノ基及び/又はアミドを有し炭素数が3〜12である単量体(b)の含有量が0.5〜5.0重量%であり、前記(メタ)アクリロイル単量体(c)の含有量が25〜86重量%である粘度指数向上剤である。
Figure 2020026519
[Rは水素原子又はメチル基を表し、Xは−O−又は−NH−で表される基を表し、Rは炭素数2〜4のアルキレン基を表し、nは0〜20の整数であり、nが2以上の場合のRは同一でも異なっていてもよく、Rは炭素数10〜15のアルキル基であって、前記アルキル基は2位の炭素及び/又は8位の炭素に分岐を有する分岐アルキル基である。]
本発明により、抗酸化性、低温粘度特性及びハンドリング性に優れ、さらに潤滑油に対し少ない添加量で優れた粘度指数向上能を発揮する粘度指数向上剤及びこの粘度指数向上剤を添加した潤滑油組成物を提供することが出来る。
以下、本発明を詳述する。
本発明の粘度指数向上剤は、下記一般式(1)で表される単量体(a)と、アミノ基及び/又はアミド基を有し炭素数が3〜12である単量体(b)と、炭素数10〜22の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリロイル単量体(c)とを必須構成単量体とする共重合体(A)を含有してなる粘度指数向上剤であって、(A)の構成単量体の合計重量に基づいて、単量体(a)の含有量が10〜70重量%であり、アミノ基及び/又はアミドを有し炭素数が3〜12である単量体(b)の含有量が0.5〜5.0重量%であり、前記(メタ)アクリロイル単量体(c)の含有量が25〜86重量%である粘度指数向上剤である。
本発明の粘度指数向上剤は共重合体(A)を含有する。
共重合体(A)は下記一般式(1)で表される単量体(a)を必須構成単量体とする。
Figure 2020026519
一般式(1)におけるRは水素原子又はメチル基を表し、Xは−O−又は−NH−で表される基を表す。
は炭素数2〜4のアルキレン基を表し、具体的には、エチレン基、n−プロピレン基、イソプロピレン基、イソプロピリデン基及びn−ブチレン基等挙げられる。
nは0〜20の整数であり、粘度指数向上効果の観点から好ましくは0〜5の整数であり、更に好ましくは0〜2の整数である。nが2以上の場合のRは、同一でも異なっていてもよい。
nが2以上の整数である場合に複数ある(RO)は同一であっても異なっていてもよく、(RO)部分はランダム結合でもブロック結合でもよい。
は炭素数10〜15のアルキル基であって、前記アルキル基は2位の炭素及び/又は8位の炭素に分岐を有する分岐アルキル基である。
具体的には、2−メチルノニル基、2−メチルデシル基、2−メチルウンデシル基、2−メチルドデシル基、2−メチルトリデシル基、2−メチルテトラデシル基、2−エチルオクチル基、2−エチルノニル基、2−エチルデシル基、2−エチルウンデシル基、2−エチルドデシル基、2−エチルトリデシル基、2−プロピルヘプチル基、2−プロピルオクチル基、2−プロピルノニル基、2−プロピルデシル基、2−プロピルウンデシル基、2−プロピルドデシル基、2−ブチルヘキシル基、2−ブチルヘプチル基、2−ブチルオクチル基、2−ブチルノニル基、2−ブチルデシル基、2−ブチルウンデシル基、8−メチルノニル基、8−メチルデシル基、8−メチルウンデシル基、8−メチルドデシル基、8−メチルトリデシル基、8−メチルテトラデシル基、8−エチルオクチル基、8−エチルノニル基、8−エチルデシル基、8−エチルウンデシル基、8−エチルドデシル基、8−エチルトリデシル基、8−プロピルヘプチル基、8−プロピルオクチル基、8−プロピルノニル基、8−プロピルデシル基、8−プロピルウンデシル基、8−プロピルドデシル基、8−ブチルヘキシル基、8−ブチルヘプチル基、8−ブチルオクチル基、8−ブチルノニル基、8−ブチルデシル基又は8−ブチルウンデシル基等が挙げられる。
これらのうち、粘度指数向上効果及び低温粘度の観点から好ましくは2−メチルノニル基、2−メチルデシル基、2−メチルウンデシル基、2−メチルドデシル基、2−メチルトリデシル基、2−メチルテトラデシル基、8−メチルノニル基、8−メチルデシル基、8−メチルウンデシル基、8−メチルドデシル基、8−メチルトリデシル基及び8−メチルテトラデシルであり、更に好ましくは2−メチルウンデシル基、2−メチルドデシル基、2−メチルトリデシル基、2−メチルテトラデシル基及び8−メチルノニル基である。
下記一般式(1)で表される単量体(a)としては、(メタ)アクリル酸2−メチルノニル、(メタ)アクリル酸2−メチルデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルウンデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルドデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルトリデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルテトラデシル、(メタ)アクリル酸2−エチルオクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルノニル、(メタ)アクリル酸2−エチルデシル、(メタ)アクリル酸2−エチルウンデシル、(メタ)アクリル酸2−エチルドデシル、(メタ)アクリル酸2−エチルトリデシル、(メタ)アクリル酸2−プロピルヘプチル、(メタ)アクリル酸2−プロピルオクチル、(メタ)アクリル酸2−プロピルノニル、(メタ)アクリル酸2−プロピルウンデシル、(メタ)アクリル酸2−プロピルドデシル、(メタ)アクリル酸2−ブチルヘキシル、(メタ)アクリル酸2−ブチルヘプチル、(メタ)アクリル酸2−ブチルオクチル、(メタ)アクリル酸2−ブチルノニル、(メタ)アクリル酸2−ブチルデシル、(メタ)アクリル酸2−ブチルウンデシル基、(メタ)アクリル酸8−メチルノニル、(メタ)アクリル酸8−メチルデシル、(メタ)アクリル酸8−メチルウンデシル、(メタ)アクリル酸8−メチルドデシル、(メタ)アクリル酸8−メチルトリデシル、(メタ)アクリル酸8−メチルテトラデシル、(メタ)アクリル酸8−エチルオクチル、(メタ)アクリル酸8−エチルノニル、(メタ)アクリル酸8−エチルデシル、(メタ)アクリル酸8−エチルウンデシル、(メタ)アクリル酸8−エチルドデシル、(メタ)アクリル酸8−エチルトリデシル、(メタ)アクリル酸8−プロピルヘプチル、(メタ)アクリル酸8−プロピルオクチル、(メタ)アクリル酸8−プロピルノニル、(メタ)アクリル酸8−プロピルデシル、(メタ)アクリル酸8−プロピルウンデシル、(メタ)アクリル酸8−プロピルドデシル、(メタ)アクリル酸8−ブチルヘキシル、(メタ)アクリル酸8−ブチルヘプチル、(メタ)アクリル酸8−ブチルオクチル、(メタ)アクリル酸8−ブチルノニル、(メタ)アクリル酸8−ブチルデシル及び(メタ)アクリル酸8−ブチルウンデシル等が挙げられる。
これらのうち、低温粘度特性の観点から好ましくは(メタ)アクリル酸2−メチルノニル、(メタ)アクリル酸2−メチルデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルウンデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルドデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルトリデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルテトラデシル、(メタ)アクリル酸8−メチルノニル、(メタ)アクリル酸8−メチルデシル、(メタ)アクリル酸8−メチルウンデシル、(メタ)アクリル酸8−メチルドデシル、(メタ)アクリル酸8−メチルトリデシル及び(メタ)アクリル酸8−メチルテトラデシルであり、更に好ましくは(メタ)アクリル酸2−メチルウンデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルドデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルトリデシル、(メタ)アクリル酸2−メチルテトラデシル及び(メタ)アクリル酸8−メチルノニルである。
一般式(1)で表される単量体(a)は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
なお、本発明において、「(メタ)アクリル酸」は「アクリル酸及び/又はメタクリル酸」を意味する。
本発明の粘度指数向上剤において、共重合体(A)はアミノ基及び/又はアミド基を有し炭素数が3〜12である単量体(b)を必須構成単量体とする。(b)としては、アミノ基を有しアミド基を有していない炭素数が3〜12である単量体(b−1)、アミド基を有しアミノ基を有していない炭素数が3〜12である単量体(b−2)並びにアミノ基及びアミド基を有し炭素数が3〜12である単量体(b−3)が含まれる。
アミノ基を有しアミド基を有していない炭素数が3〜12である単量体(b−1)としては、(メタ)アクリル酸2−(ジメチルアミノ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ジエチルアミノ)エチル及び(メタ)アクリル酸2−(ジエチルアミノ)プロピル等が挙げられる。
アミド基を有しアミノ基を有していない炭素数が3〜12である単量体(b−2)としては、(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ−n−ブチル(メタ)アクリルアミド、ビニルピロリドン、N−ビニル−ε−カプロラクタム、モノ−又はビス−ヒドロキシアルキル(炭素数1〜4)置換(メタ)アクリルアミド[N,N−ビス(ヒドロキシメチル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ビス(ヒドロキシプロピル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ビス(2−ヒドロキシブチル)(メタ)アクリルアミド等]等が挙げられる。
アミノ基及びアミド基を有している炭素数が3〜12である単量体(b−3)としては、N−(N’,N’−ジメチルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド及びN−(N’,N’−ジエチルアミノエチル)(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
アミノ基及び/又はアミド基を有し炭素数が3〜12である単量体(b)のうち、抗酸化性の観点から、好ましくは(メタ)アクリル酸2−(ジメチルアミノ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ジエチルアミノ)エチル、アミド基を有しアミノ基を有していない炭素数が3〜12である単量体(b−2)並びにアミノ基及びアミド基を有し炭素数が3〜12である単量体(b−3)であり、更に好ましくはアミド基を有しアミノ基を有していない炭素数が3〜12である単量体(b−2)であり、特に好ましくはビニルピロリドンである。
アミノ基及び/又はアミド基を有し炭素数が3〜12である単量体(b)は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
本発明の粘度指数向上剤において、共重合体(A)は炭素数10〜22の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリロイル単量体(c)を必須構成単量体とする。
なお、「(メタ)アクリロイル」は「アクリロイル及び/又はメタクリロイル」を意味する。また、(c)としては、炭素数10〜22の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル及び炭素数10〜22の直鎖アルキル基を有するアルキル(メタ)アクリルアミドが含まれる。
炭素数が10〜22の直鎖アルキル基としては、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基、ヘンイコシル基及びドコシル基等が挙げられ、低温粘度特性の観点から好ましくは12〜20の直鎖アルキル基であり、更に好ましくは12〜16の直鎖アルキル基である。
(メタ)アクリロイル単量体(c)として具体的には、(メタ)アクリル酸n−デシル、(メタ)アクリル酸n−ウンデシル、(メタ)アクリル酸n−ドデシル、(メタ)アクリル酸n−トリデシル、(メタ)アクリル酸n−テトラデシル、(メタ)アクリル酸n−ペンタデシル、(メタ)アクリル酸n−ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸n−ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸n−オクタデシル、(メタ)アクリル酸n−ノナデシル、(メタ)アクリル酸n−エイコシル、(メタ)アクリル酸n−ヘンイコシル、(メタ)アクリル酸n−ドコシル、N−デシル(メタ)アクリルアミド、N−ドデシル(メタ)アクリルアミド、N−トリデシル(メタ)アクリルアミド、N−テトラデシル(メタ)アクリルアミド、N−ペンタデシル(メタ)アクリルアミド、N−ヘキサデシル(メタ)アクリルアミド及びN,N−ドデシル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
これらのうち、低温粘度特性の観点から好ましくは、(メタ)アクリル酸n−ドデシル、(メタ)アクリル酸n−トリデシル、(メタ)アクリル酸n−テトラデシル、(メタ)アクリル酸n−ペンタデシル及び(メタ)アクリル酸n−ヘキサデシルある。
(メタ)アクリロイル単量体(c)は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
共重合体(A)は(メタ)アクリロイル単量体(c)のうち、下記一般式(2)で表される単量体(c1)を単量体として含有することが好ましい。
Figure 2020026519
一般式(2)におけるRは水素原子又はメチル基を表し、Xは−O−又は−NH−で表される基を表す。
は炭素数2〜4のアルキレン基を表し、具体的には、エチレン基、n−プロピレン基、イソプロピレン基、イソプロピリデン基及びn−ブチレン基等が挙げられる。
mは0〜20の整数であり、粘度指数向上効果の観点から好ましくは0〜5の整数であり、更に好ましくは0〜2の整数である。mが2以上の場合のRは、同一でも異なっていてもよい。
mが2以上の整数である場合に複数ある(RO)は同一であっても異なっていてもよく、(RO)部分はランダム結合でもブロック結合でもよい。
は炭素数10〜15の直鎖アルキル基であり、具体的には、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基及びペンタデシル基等が挙げられる。これらのうち、ハンドリング性の観点から好ましくはドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基及びペンタデシル基である。
下記一般式(2)で表される単量体(c1)として好ましいものとしては、(メタ)アクリル酸n−ドデシル、(メタ)アクリル酸n−トリデシル、(メタ)アクリル酸n−テトラデシル及び(メタ)アクリル酸n−ペンタデシル等が挙げられる。
これらのうち、低温粘度の観点から更に好ましくは(メタ)アクリル酸n−ドデシル及び(メタ)アクリル酸n−トリデシルである。
一般式(2)で表される単量体(c1)は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
一般式(2)で表される単量体(c1)を用いる場合、一般式(1)中のRが分岐アルキル基である単量体(a)と一般式(2)中のRが直鎖アルキル基である単量体(c1)との混合物(a’’)を用いても良く、混合物(a’’)を使用する場合、混合物(a’’)に含まれる単量体(a)の重量割合は、混合物(a’’)の合計重量に基づいて、好ましくは50重量%以上である。
混合物(a’’)は、炭素数10〜15の分岐アルキル基を有する脂肪族アルコール及び/又は脂肪族アミンと、炭素数10〜15の直鎖アルキル基を有する脂肪族アルコール及び/又は脂肪族アミンとの混合物を公知の方法で(メタ)アクリル酸とエステル化又はアミド化すること等で得ることができる。
本発明の粘度指数向上剤において、共重合体(A)はさらに、炭素数20〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリロイル単量体(d)を構成単量体として含有してもよい。(d)としては、炭素数20〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル及び炭素数20〜36の分岐アルキル基を有するアルキル(メタ)アクリルアミドが含まれる。
炭素数が20〜36の分岐アルキル基としては、2−オクチルドデシル基、2−イソオクチルイソドデシル基、2−デシルテトラデシル基、2−イソデシルイソテトラデシル基、2−ドデシルヘキサデシル基、2−テトラデシルオクタデシル基、2−テトラデシルイコシル基、2−ヘキサデシルオクタデシル基、2−ヘキサデシルイコシル基及びイソヘキサデシルイソイコシル基等が挙げられ、低温粘度特性の観点から好ましくは炭素数20〜32の分岐アルキル基であり、更に好ましくは炭素数20〜24の分岐アルキル基である。
(メタ)アクリロイル単量体(d)としては、(メタ)アクリル酸2−オクチルドデシル、(メタ)アクリル酸2−イソオクチルイソドデシル、(メタ)アクリル酸2−デシルテトラデシル、(メタ)アクリル酸2−イソデシルイソテトラデシル、(メタ)アクリル酸2−ドデシルヘキサデシル、(メタ)アクリル酸2−テトラデシルオクタデシル、(メタ)アクリル酸2−テトラデシルイコシル、(メタ)アクリル酸2−ヘキサデシルオクタデシル、(メタ)アクリル酸2−ヘキサデシルイコシル、(メタ)アクリル酸2−イソヘキサデシルイソイコシル、N−(2−オクチル)ドデシル(メタ)アクリルアミド、N−(2−イソオクチル)イソドデシル(メタ)アクリルアミド、N−(2−デシル)テトラデシル(メタ)アクリルアミド及びN−(2−イソデシル)イソテトラデシル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
これらのうち、低温粘度特性の観点から好ましくは(メタ)アクリル酸2−オクチルドデシル、(メタ)アクリル酸2−イソオクチルイソドデシル、(メタ)アクリル酸2−デシルテトラデシル及び(メタ)アクリル酸2−イソデシルイソテトラデシルであり、更に好ましくは(メタ)アクリル酸2−オクチルドデシル及び(メタ)アクリル酸2−デシルテトラデシルである。
(メタ)アクリロイル単量体(d)は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
本発明における共重合体(A)は、単量体(a)〜(d)に加え、更に水酸基含有単量体(e)及びリン原子含有単量体(f)からなる群から選ばれる少なくとも1種を構成単量体とする共重合体であることが、粘度指数及びせん断安定性の観点から好ましい。
水酸基含有単量体(e)としては、水酸基含有芳香族単量体(p−ヒドロキシスチレン等)、ヒドロキシアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート[2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、及び2−又は3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等]、ビニルアルコール、炭素数3〜12のアルケノール[(メタ)アリルアルコール、クロチルアルコール、イソクロチルアルコール、1−オクテノール及び1−ウンデセノール等]、炭素数4〜12のアルケンモノオール又はアルケンジオール[1−ブテン−3−オール、2−ブテン−1−オール及び2−ブテン−1,4−ジオール等]、ヒドロキシアルキル(炭素数1〜6)アルケニル(炭素数3〜10)エーテル(2−ヒドロキシエチルプロペニルエーテル等)、多価(3〜8価)アルコール(グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ソルビタン、ジグリセリン、糖類及び蔗糖等)のアルケニル(炭素数3〜10)エーテル又は(メタ)アクリレート[蔗糖(メタ)アリルエーテル等]、ポリオキシアルキレングリコール(アルキレン基の炭素数2〜4、重合度2〜50)、ポリオキシアルキレンポリオール[上記3〜8価のアルコールのポリオキシアルキレンエーテル(アルキレン基の炭素数2〜4、重合度2〜100)]、ポリオキシアルキレングリコール又はポリオキシアルキレンポリオールのアルキル(炭素数1〜4)エーテルのモノ(メタ)アクリレート[ポリエチレングリコール(数平均分子量:100〜300)モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(数平均分子量:130〜500)モノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(数平均分子量:110〜310)(メタ)アクリレート、ラウリルアルコールエチレンオキサイド付加物(2〜30モル)(メタ)アクリレート及びモノ(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレン(数平均分子量:150〜230)ソルビタン等]などが挙げられる。
粘度指数向上効果の観点から好ましくは2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−又は3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート及びビニルアルコールである。
本発明における数平均分子量は、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィーによるものであり、ポリスチレンに換算して求めたものである。
水酸基含有単量体(e)は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
リン原子含有単量体(f)としては、以下の単量体(f1)及び(f2)が挙げられる。
<リン酸エステル基含有単量体(f1)>
(メタ)アクリロイルオキシアルキル(炭素数2〜4)リン酸エステル[(メタ)アクリロイルオキシエチルホスフェート及び(メタ)アクリロイルオキシイソプロピルホスフェート等]及びリン酸アルケニルエステル[リン酸ビニル、リン酸アリル、リン酸プロペニル、リン酸イソプロペニル、リン酸ブテニル、リン酸ペンテニル、リン酸オクテニル、リン酸デセニル及びリン酸ドデセニル等]等が挙げられる。
なお、「(メタ)アクリロイルオキシ」は、「アクリロイルオキシ及び/又はメタクリロイルオキシ」を意味する。
<ホスホノ基含有単量体(f2)>
(メタ)アクリロイルオキシアルキル(炭素数2〜4)ホスホン酸[(メタ)アクリロイルオキシエチルホスホン酸等]及びアルケニル(炭素数2〜12)ホスホン酸[ビニルホスホン酸、アリルホスホン酸及びオクテニルホスホン酸等]等が挙げられる。
(f)のうち好ましくは(f1)であり、更に好ましくは(メタ)アクリロイルオキシアルキル(炭素数2〜4)リン酸エステルであり、特に好ましくは(メタ)アクリロイルオキシエチルホスフェートである。
リン原子含有単量体(f)は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
共重合体(A)の溶解性パラメーター(以下SP値と略記する)は、潤滑油に対し少ない添加量で優れた粘度指数向上能を発揮する観点から、好ましくは8.8〜9.3(cal/cm1/2であり、更に好ましくは8.9〜9.2(cal/cm1/2である。
SP値が上記範囲内では共重合体(A)の基油への溶解性がさらに良好になる。
共重合体(A)のSP値は、使用する単量体のSP値、モル分率を適宜調整することにより所望の範囲にすることができる。
本発明で用いるSP値は、Fedors法(Polymer Engineering and Science,Feburuary,1974,Vol.14、No.2 P.147〜154)に記載の方法で算出される値である。
共重合体(A)のSP値は、(A)の構成単位のそれぞれのSP値を計算し、目的のSP値になるように単量体の種類とモル比を採択することにより調整できる。
例えば、単量体として用いる(メタ)アクリロイル単量体のアルキル基の長さが長いものを多く用いれば共重合体(A)のSP値をより小さくすることができる。
共重合体(A)は、ハンドリング性及び潤滑油に対し少ない添加量で優れた粘度指数向上能を発揮させる観点から構成単量体としてアルキル基の炭素数が1〜4である(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含まないことが好ましい。
アルキル基の炭素数が1〜4である(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル及び(メタ)アクリル酸n−ブチル等が挙げられる。
共重合体(A)において、一般式(1)で表される単量体(a)の含有量は、(A)の構成単量体の合計重量に基づいて、10〜70重量%であり、好ましくは20〜70重量%であり、更に好ましくは20〜45重量%である。
10重量%以上であることで低温粘度特性が良好であり、70重量%以下であることで粘度指数及び低温粘度特性が良好となる。
共重合体(A)において、アミノ基及び/又はアミドを有し炭素数が3〜12である単量体(b)の含有量は、(A)の構成単量体の合計重量に基づいて、0.5〜5.0重量%であり、抗酸化性の観点から好ましくは0.5〜4.0重量%であり、更に好ましくは1.0〜3.0重量%である。
0.5重量%以上であることで抗酸化性が良好となり、5.0重量%以下であることで低温粘度特性が良好となる。
共重合体(A)において、(メタ)アクリロイル単量体(c)の含有量は、(A)の構成単量体の合計重量に基づいて、25〜86重量%であり、好ましくは26〜79.5重量%であり、更に好ましくは47〜70重量%であり、最も好ましくは49〜70重量%である。
25重量%以上であることで共重合体(A)のハンドリング性及び粘度指数が良好となり、89.5重量%以下であることで低温粘度特性が良好となる。
共重合体(A)において、(メタ)アクリロイル単量体(d)を含有する場合の含有量は、(A)の構成単量体の合計重量に基づいて、好ましくは0〜5重量%であり、更に好ましくは1〜5重量%であり、特に好ましくは1〜3重量%である。
0重量%以上であると共重合体(A)のハンドリング性が良好となり、5重量%以下であると低温粘度特性が良好となる。
共重合体(A)において、水酸基含有単量体(e)を含有する場合の含有量は、(A)の構成単量体の合計重量に基づいて、好ましくは0.1〜5重量%であり、更に好ましくは0.1〜3重量%である。0.1重量%以上であると粘度指数が良好となり、5重量%以下であると低温粘度が良好となる。
共重合体(A)において、リン原子含有単量体(f)を含有する場合の含有量は、(A)の構成単量体の合計重量に基づいて、好ましくは0.1〜5重量%であり、更に好ましくは0.1〜3重量%である。0.1重量%以上であると粘度指数が良好となり、5重量%以下であると低温粘度が良好となる。
共重合体(A)は、公知の製造方法によって得ることができる。例えば前記の単量体を溶剤中で重合触媒存在下にラジカル重合することにより得られる。
溶剤としては、例えば、トルエン、キシレン又は炭素数9〜10のアルキルベンゼンなどの芳香族溶剤、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン及びオクタンなどの脂肪族炭化水素(炭素数6〜18)、2−プロパノール、1−ブタノール又は2−ブタノールなどのアルコール系溶剤(炭素数3〜8)、メチルエチルケトンなどのケトン系溶剤、下記の鉱物油及び下記の合成油等が使用できる。好ましくは鉱物油である。
重合触媒としては、アゾ系触媒[例えば2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチル2,2−アゾビスイソブチレートなど]、過酸化物系触媒[例えばt−ブチルパーオキシピバレート、t−ヘキシルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシネオヘプタノエート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−アミルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、ジブチルパーオキシトリメチルアジペート、ベンゾイルパーオキシド、クミルパーオキシド、ラウリルパーオキシドなど]等が使用できる。
さらに、必要により連鎖移動剤[例えば、アルキル(炭素数2〜20)メルカプタンなど]を使用することもできる。
反応温度としては好ましくは50〜140℃、更に好ましくは60〜120℃である。
また、上記の溶液重合の他に、塊状重合、乳化重合又は懸濁重合により得ることもできる。さらに、共重合体(A)の重合様式としては、ランダム付加重合又は交互共重合のいずれでもよく、また、グラフト共重合又はブロック共重合のいずれでもよい。
共重合体(A)の重量平均分子量(以下Mwと略記)は、粘度指数向上の観点から好ましくは10,000〜700,000であり、更に好ましくは20,000〜700,000であり、特に好ましくは80,000〜700,000であり、最も好ましくは90,000〜400,000である。
共重合体(A)の分子量分布(Mw/Mn)は、粘度指数向上及び剪断安定性の観点から、1.0〜5.0が好ましく、さらに好ましくは1.5〜4.5である。
Mw及び分子量分布(Mw/Mn)は、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィーによるものであり、ポリスチレンに換算して求めたものである。
共重合体(A)のMw及び分子量分布(Mw/Mn)は、重合時の温度、単量体濃度(溶媒濃度)、触媒量又は連鎖移動剤量等により調整できる。
<共重合体(A)のMw及びMw/Mnの測定条件>
装置 :「HLC−802A」[東ソー(株)製]
カラム :「TSK gel GMH6」[東ソー(株)製]2本
測定温度 :40℃
試料溶液 :0.5重量%のテトラヒドロフラン溶液
溶液注入量:200μl
検出装置 :屈折率検出器
基準物質 :標準ポリスチレン(TSKstandard POLYSTYRENE)12点(分子量:500、1,050、2,800、5,970、9,100、18,100、37,900、96,400、190,000、355,000、1,090,000、2,890,000)[東ソー(株)製]
本発明の粘度指数向上剤は、共重合体(A)に加えて基油を含んでもよい。
基油は、共重合体(A)の重合時に混合されていてもよく、(A)の重合後に混合してもよい。
粘度指数向上剤に含まれる共重合体(A)の重量割合は、ハンドリング性等の観点から、粘度指数向上剤の合計重量に基づいて、2〜50重量%であることが好ましい。
基油として具体的には、鉱物油(溶剤精製油、パラフィン油、イソパラフィンを含有する高粘度指数油、イソパラフィンの水素化分解による高粘度指数油及びナフテン油等)、合成油[炭化水素系合成潤滑油(ポリα−オレフィン系合成潤滑油等)及びエステル系合成潤滑油等]及びこれらの混合物等が挙げられる。これらのうち好ましくは鉱物油及び合成潤滑油である。
基油のSP値は、共重合体(A)の基油への溶解性の観点から、好ましくは6〜10(cal/cm1/2であり、更に好ましくは7〜9(cal/cm1/2である。
本発明において基油の100℃における動粘度は、粘度特性の観点から、好ましくは1〜15mm/sであり、更に好ましくは2〜7mm/sである。
本発明の100℃における動粘度は、JIS−K2283で測定できる。
本発明において基油の40℃における動粘度は、粘度特性の観点から、好ましくは6.0〜45.0mm/sであり、更に好ましくは6.0〜40.0mm/sである。
本発明の40℃における動粘度は、JIS−K2283で測定できる。
本発明において基油の粘度指数は、粘度特性の観点から、好ましくは110以上であり、更に好ましくは115以上である。
本発明の粘度指数は、JIS−K2283で測定できる。
本発明の潤滑油組成物は、上記粘度指数向上剤と、清浄剤、分散剤、酸化防止剤、油性向上剤、摩擦摩耗調整剤、極圧剤、消泡剤、抗乳化剤及び腐食防止剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の添加剤を含有してなるものである。
添加剤は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
本発明の潤滑油組成物中の共重合体(A)の重量割合は、潤滑油組成物の重量を基準として、粘度指数向上効果及び潤滑油組成物の低温粘度の観点から好ましくは0.1〜20重量%である。
清浄剤としては、塩基性、過塩基性又は中性の金属塩[スルフォネート(石油スルフォネート、アルキルベンゼンスルフォネート及びアルキルナフタレンスルフォネート等)の過塩基性又はアルカリ土類金属塩等]、サリシレート類、フェネート類、ナフテネート類、カーボネート類、フォスフォネート類及びこれらの混合物等が挙げられる。
分散剤としては、コハク酸イミド類(ビス又はモノポリブテニルコハク酸イミド類)、マンニッヒ縮合物及びボレート類等が挙げられる。
酸化防止剤としてはヒンダードフェノール類及び芳香族2級アミン類等が挙げられる。
油性向上剤としては、長鎖脂肪酸及びそれらのエステル(オレイン酸及びオレイン酸エステル等)、長鎖アミン及びそれらのアミド(オレイルアミン及びオレイルアミド等)等が挙げられる。
摩擦摩耗調整剤としては、モリブデン系及び亜鉛含有化合物(モリブデンジチオフォスフェート、モリブデンジチオカーバメート及びジンクジアルキルジチオフォスフェート、ジアルキルジチオリン酸亜鉛(以下、ZnDTPと記す)等)等が挙げられる。
極圧剤としては、硫黄含有化合物(モノ又はジスルフィド、スルフォキシド及び硫黄フォスファイド化合物)、フォスファイド化合物及び塩素含有化合物(塩素化パラフィン等)等が挙げられる。
消泡剤としては、シリコン油、金属石けん、脂肪酸エステル及びフォスフェート化合物等が挙げられる。
抗乳化剤としては、4級アンモニウム塩(テトラアルキルアンモニウム塩等)、硫酸化油及びフォスフェート(ポリオキシエチレン含有非イオン性界面活性剤のフォスフェート等)等が挙げられる。
腐食防止剤としては、窒素原子含有化合物(ベンゾトリアゾール及び1,3,4−チオジアゾリル−2,5−ビスジアルキルジチオカーバメート等)等が挙げられる。
これらの添加剤は1種だけ添加してもよいし、必要に応じて2つ以上の添加剤を添加することもできる。またこれらの添加剤を配合したものを性能添加剤、またはパッケージ添加剤と呼ぶこともあり、それを添加してもよい。性能添加剤、及びパッケージ添加剤は、インフォニアム社等から入手する事ができる。
これらの添加剤のそれぞれの含有量は潤滑油組成物全量を基準として0.1〜15重量%であることが好ましい。また各添加剤を合計した含有量は潤滑油組成物全量を基準として0.1〜30重量%が好ましく、さらに好ましくは0.3〜20重量%である。
本発明の潤滑油組成物は、抗酸化性、低温粘度特性、ハンドリング性に優れ、さらに潤滑油に対し少ない添加量で優れた粘度指数向上能を発揮するため、駆動系潤滑油(MTF、デファレンシャルギヤ油、ATF及びbelt−CVTF等)、作動油(機械の作動油、パワーステアリング油及びショックアブソーバー油等)、エンジン油(ガソリン用及びディーゼル用等)及びトラクション油に好適に用いられる
以下、実施例及び比較例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。以下、特に定めない限り、部は重量部を示す。
<実施例1〜16、比較例1〜5>
撹拌装置、加熱冷却装置、温度計、滴下ロート、窒素吹き込み管及び減圧装置を備えた反応容器に、基油I(鉱物油、SP値:8.3、100℃の動粘度:4.2mm/s、40℃動粘度:19.4mm/s、粘度指数:122)100部を投入し、別のガラス製ビーカーに、表1又は表2に記載の単量体配合物(合計100部)、連鎖移動剤としてのドデシルメルカプタン0.6部、2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.2部及び2,2−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.5部を投入し、20℃で撹拌、混合して単量体溶液を調製し、滴下ロートに投入した。反応容器の気相部の窒素置換(気相酸素濃度:100ppm以下)を行った後、密閉下系内温度を70〜85℃に保ちながら、3時間かけて単量体溶液を滴下し、滴下終了から2時間、85℃で熟成した後、120〜130℃に昇温後、同温度で減圧下(0.027〜0.040MPa)未反応の単量体を2時間かけて除去し、50重量%の共重合体(A−1)〜(A−16)又は(H−1)〜(H−5)を含んでなる粘度指数向上剤(R−1)〜(R−16)及び(S−1)〜(S−5)をそれぞれ得た。得られた共重合体(A−1)〜(A−16)及び(H−1)〜(H−5)のSP値を上記の方法で計算し、Mw及び分子量分布(Mw/Mn)を上記の方法で測定した。得られた粘度指数向上剤のハンドリング性は以下の方法で測定した。結果を表1〜2に示す。
<ハンドリング性>
ガラス試験官に粘度指数向上剤(R−1)〜(R−16)及び(S−1)〜(S−5)を採取し、25℃で24時間静置させた後、容器を90°の角度で5秒間傾けた時に液面が流動するかで評価した。
[評価基準]
○:粘度指数向上剤が流動する
×:粘度指数向上剤が流動しない
Figure 2020026519
Figure 2020026519
表1及び2に記載の単量体の組成は、以下に記載した通りである。
(a−1):メタクリル酸2−メチルウンデシル
(a−2):メタクリル酸2−メチルドデシル
(a−3):メタクリル酸2−メチルトリデシル
(a−4):メタクリル酸2−メチルテトラデシル
(a−5):メタクリル酸8−メチルノニル
(a’’−1):炭素数12〜13の直鎖アルコール及び分岐アルコール混合物(Sasol製Lial123、炭素数12/13=44/56重量%、2位の炭素に分岐を有する比率:55重量%、直鎖アルコール含有量:45重量%)とメタクリル酸とのエステル化物(単量体(a)と単量体(c)との混合物)
(a’’−2):炭素数14〜15の直鎖アルコール及び分岐アルコール混合物(Sasol製Lial145、炭素数14/15= 60/40重量%、2位の炭素に分岐を有する比率:60重量%、直鎖アルコール含有量:40重量%)とメタクリル酸とのエステル化物(単量体(a)と単量体(c)との混合物)
(b−1):メタクリル酸2−(ジメチルアミノ)エチル
(b−2):メタクリル酸2−(ジエチルアミノ)エチル
(b−3):ビニルピロリドン
(b−4):メタクリルアミド
(b−5):N,N−ジ−n−ブチルメタクリルアミド
(b−6):N−(N’,N’−ジメチルアミノエチル)メタクリルアミド
(c−1):メタクリル酸n−ドデシル
(c−2):メタクリル酸n−トリデシル
(c−3):メタクリル酸n−テトラデシル
(c−4):メタクリル酸n−ペンタデシル
(c−5):メタクリル酸n−ヘキサデシル
(d−1):メタクリル酸2−オクチルドデシル
(d−2):メタクリル酸2−デシルテトラデシル
(e−1):2−ヒドロキシエチルメタクリレート
(f−1):アクリロイルオキシエチルホスフェート
<実施例17〜32、比較例6〜10>
撹拌装置を備えたステンレス製容器に、基油I(鉱物油、SP値:8.3、100℃の動粘度:4.2mm/s、40℃動粘度:19.4mm/s、粘度指数:122)90部とパッケージ添加剤(Infineum P5741)10部を投入し、粘度指数向上剤組成物を添加した後の潤滑油組成物の100℃動粘度が8.20±0.1(mm/s)になるように、それぞれ粘度指数向上剤(R−1)〜(R−16)及び(S−1)〜(S−5)を添加し、潤滑油組成物(V1)〜(V16)及び(W1)〜(W5)を得た。
潤滑油組成物(V1)〜(V16)及び(W1)〜(W5)の粘度指数、低温粘度及び抗酸化性を以下の方法で測定した。結果を表4に示す。
<潤滑油組成物の粘度指数>
JIS−K2283の方法に従って測定した。
<潤滑油組成物の低温粘度>
ASTM D4686の方法に従って測定した。
<潤滑油組成物の抗酸化性>
JIS−K2514に準拠し、165.5℃で120時間、酸化安定性試験を実施し、試験前後での潤滑油組成物の全酸価の増加量(mgKOH/g)を測定した。数値が小さいほど、酸化安定性に優れることを表す。
Figure 2020026519
表1〜3の結果から明らかなように、本発明の粘度指数向上剤はハンドリング性に優れ、さらに本発明の粘度指数向上剤を用いた潤滑油組成物は、抗酸化性、低温粘度特性に優れており、さらに潤滑油に対し少ない添加量で優れた粘度指数向上能を発揮することが分かる。
一方、比較例6〜10の結果から、単量体(a)、(b)及び(c)のいずれかの含有量が本発明の範囲外であると、粘度指数向上性能、低温粘度特性及び抗酸化性のうち少なくとも1つの性能が劣ることが分かる。特に、単量体(a)の含有量が下限範囲外である比較例4の粘度指数向上剤を用いた比較例9の潤滑油組成物は、低温粘度が高く、低温粘度特性が劣ることが分かる。また、単量体(a)の含有量が上限範囲外である比較例1の粘度指数向上剤を用いた比較例6の潤滑油組成物は、低温粘度特性に劣り、さらに粘度指数向上性能にも劣ることが分かる。また、単量体(b)の含有量が下限範囲外である比較例2の粘度指数向上剤を用いた比較例7の潤滑油組成物は、低温粘度特性及び粘度指数往生性能には優れているものの、抗酸化性が極めて劣っていることが分かる。また、単量体(b)の含有量が上限範囲外である比較例3の粘度指数向上剤を用いた比較例8の潤滑油組成物は、低温粘度特性が劣ることが分かる。また、単量体(c)の含有量が下限範囲外である比較例5の粘度指数向上剤を用いた比較例10の潤滑油組成物は、低温粘度特性及び粘度指数向上性能が劣ることが分かる。また、単量体(c)の含有量が上限範囲外である比較例4の粘度指数向上剤を用いた比較例9の潤滑油組成物は、低温粘度特性が劣ることが分かる。
本発明の粘度指数向上剤はハンドリング性に優れ、さらにこの粘度指数向上剤を添加した潤滑油組成物は、抗酸化性、低温粘度特性に優れ、さらに潤滑油に対し少ない添加量で優れた粘度指数向上能を発揮するため、駆動系潤滑油(MTF、デファレンシャルギヤ油、ATF及びbelt−CVTF等)、作動油(機械の作動油、パワーステアリング油及びショックアブソーバー油等)、エンジン油(ガソリン用及びディーゼル用等)及びトラクション油に好適である。

Claims (7)

  1. 下記一般式(1)で表される単量体(a)と、アミノ基及び/又はアミド基を有し炭素数が3〜12である単量体(b)と、炭素数10〜22の直鎖アルキル基を有する(メタ)アクリロイル単量体(c)とを必須構成単量体とする共重合体(A)を含有してなる粘度指数向上剤であって、(A)の構成単量体の合計重量に基づいて、単量体(a)の含有量が10〜70重量%であり、アミノ基及び/又はアミドを有し炭素数が3〜12である単量体(b)の含有量が0.5〜5.0重量%であり、前記(メタ)アクリロイル単量体(c)の含有量が25〜86重量%である粘度指数向上剤。
    Figure 2020026519
    [Rは水素原子又はメチル基を表し、Xは−O−又は−NH−で表される基を表し、Rは炭素数2〜4のアルキレン基を表し、nは0〜20の整数であり、nが2以上の場合のRは同一でも異なっていてもよく、Rは炭素数10〜15のアルキル基であって、前記アルキル基は2位の炭素及び/又は8位の炭素に分岐を有する分岐アルキル基である。]
  2. 前記共重合体(A)が、構成単量体として更に、炭素数20〜36の分岐アルキル基を有する(メタ)アクリロイル単量体(d)を含む請求項1に記載の粘度指数向上剤。
  3. 前記共重合体(A)の溶解性パラメーターが8.8〜9.3(cal/cm1/2である請求項1又は2に記載の粘度指数向上剤。
  4. 前記共重合体(A)が、構成単量体として(A)の構成単量体の合計重量に基づいて前記(d)を1〜5重量%含有する共重合体である請求項2又は3に記載の粘度指数向上剤。
  5. 前記共重合体(A)の重量平均分子量が10,000〜700,000である請求項1〜4のいずれかに記載の粘度指数向上剤。
  6. 前記共重合体(A)が、構成単量体として更に、水酸基含有単量体(e)及び/又はリン原子含有単量体(f)を含む共重合体である請求項1〜5のいずれかに記載の粘度指数向上剤。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の粘度指数向上剤と、清浄剤、分散剤、酸化防止剤、油性向上剤、摩擦摩耗調整剤、極圧剤、消泡剤、抗乳化剤及び腐食防止剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の添加剤とを含有してなる潤滑油組成物。
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