JP2020024004A - ねじ固定構造、カバーブロック、分電盤、及び施工方法 - Google Patents

ねじ固定構造、カバーブロック、分電盤、及び施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業性を向上させる。【解決手段】ねじ固定構造217は、固定用ねじ200を用いて第1部分と第2部分とを結合する。ねじ固定構造217は、ねじ用貫通孔2171と、仮保持構造2172と、を備える。ねじ用貫通孔2171は、固定用ねじ200の軸部201が通される。仮保持構造2172は、ねじ用貫通孔2171が設けられた特定部分に対してねじ用貫通孔2171の貫通方向における一方側に位置し、固定用ねじ200を仮保持する。【選択図】図12

Description

本開示は、ねじ固定構造、カバーブロック、分電盤、及び施工方法に関する。より詳細には、本開示は、2つの部分を結合するためのねじ固定構造、カバーブロック、分電盤、及び施工方法に関する。
従来、住宅用の分電盤が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の分電盤は、箱体(第1部分)と、箱体に収納される複数の開閉器と、箱体の開口縁にねじ止めされる扉付きの開口枠(第2部分)と、を備える。
特開平11−155206号公報
ところで、特許文献1に記載のような分電盤では、作業者が片手でねじを保持した状態で作業を行わなければならず、作業性がよくなかった。
本開示の目的は、作業性を向上させることができるねじ固定構造、カバーブロック、分電盤、及び施工方法を提供することにある。
本開示の一態様に係るねじ固定構造は、固定用ねじを用いて第1部分と第2部分とを結合するためのねじ固定構造である。前記ねじ固定構造は、ねじ用貫通孔と、仮保持構造と、を備える。前記ねじ用貫通孔は、前記固定用ねじの軸部が通される。前記仮保持構造は、前記ねじ用貫通孔が設けられた特定部分に対して前記ねじ用貫通孔の貫通方向における一方側に位置し、前記固定用ねじを仮保持する。
本開示の一態様に係るカバーブロックは、上述のねじ固定構造と、前記第2部分としてのカバー本体と、を備える。前記カバー本体は、前記固定用ねじ及び前記ねじ固定構造によって前記第1部分としてのボックスに結合される。
本開示の一態様に係る分電盤は、上述のカバーブロックと、前記ボックスと、を備える。
本開示の一態様に係る施工方法は、第1ステップと、第2ステップと、を含む。前記第1ステップは、固定用ねじを用いて第1部分と第2部分とを結合するためのねじ固定構造が備える仮保持構造に前記固定用ねじを仮保持させるステップである。前記第2ステップは、前記第1ステップで前記仮保持構造に仮保持させた前記固定用ねじを、固定用工具で前記ねじ固定構造が備えるねじ用貫通孔へと案内するステップである。
本開示によれば、作業性を向上させることができる、という効果がある。
図1Aは、一実施形態に係る分電盤を造営材に取り付けた状態を示す正面図である。図1Bは、図1AのX1−X1断面図である。 図2は、同上の分電盤からカバーブロックを取り外した状態の正面図である。 図3Aは、一実施形態に係るカバーブロックのカバー本体の正面図である。図3Bは、同上のカバーブロックのカバー本体の右側面図である。 図4Aは、同上のカバーブロックのカバー本体の要部を示す正面図である。図4Bは、同上のカバーブロックのカバー本体の要部を示す断面図である。 図5Aは、同上のカバーブロックの第1開閉カバーの背面図である。図5Bは、同上のカバーブロックの第1開閉カバーの左側面図である。 図6Aは、同上のカバーブロックの第2開閉カバーの背面図である。図6Bは、同上のカバーブロックの第2開閉カバーの平面図である。 図7Aは、図1AのX2−X2断面図である。図7Bは、図1AのX3−X3断面図である。 図8は、同上のカバーブロックにおいて第1開閉カバー及び第2開閉カバーを開けた状態の斜視図である。 図9Aは、図8のY1部拡大図である。図9Bは、図8のY2部拡大図である。 図10は、同上のカバーブロックにおいて第2開閉カバーを開けた状態の拡大図である。 図11A〜図11Dは、同上のカバーブロックにおいてカバー本体に対する第1開閉カバーの動作を説明する説明図である。 図12A及び図12Bは、同上の分電盤の施工方法を説明する説明図である。 図13は、一実施形態の変形例1に係る分電盤を造営材に取り付けた状態を示す正面図である。 図14は、一実施形態の変形例2に係る分電盤の要部を示す断面図である。 図15は、一実施形態の変形例3に係るカバーブロックの要部を示す断面図である。 図16は、一実施形態の変形例4に係るカバーブロックの要部を示す断面図である。 図17は、一実施形態の変形例5に係るカバーブロックの要部を示す断面図である。 図18は、一実施形態の変形例8に係るカバーブロックのカバー本体の要部を示す正面図である。 図19は、一実施形態の変形例9に係るカバーブロックのカバー本体の要部を示す正面図である。
以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎない。本開示は、実施形態及び変形例に限定されることなく、この実施形態及び変形例以外であっても、本開示に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。下記の実施形態及び変形例において説明する各図は模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施形態)
(1)概要
以下、本実施形態に係るねじ固定構造217、カバーブロック2、及び分電盤10の概要について、図1A〜図3Bを参照して説明する。
以下の説明では、分電盤10の左右方向がX軸方向、上下方向がY軸方向、前後方向がZ軸方向と規定する。また、分電盤10の右方がX軸の正の向き、左方がX軸の負の向きと規定する。また、分電盤10の上方がY軸の正の向き、下方がY軸の負の向きと規定する。また、分電盤10の前方がZ軸の正の向き、後方がZ軸の負の向きと規定する。
本実施形態に係る分電盤10は、例えば、戸建て住宅に用いられる。尚、分電盤10は、戸建て住宅に限らず、集合住宅の各住戸、事務所、店舗等に用いられてもよい。分電盤10は、図1A及び図1Bに示すように、戸建て住宅において壁等の造営材100に取り付けられる。
本実施形態に係る分電盤10は、図1A、図1B及び図2に示すように、ボックス1と、ボックス1に取り付けられるカバーブロック2と、を備えている。この分電盤10は、図1A及び図1Bに示すように、造営材100に取り付けられる。この状態では、ボックス1は、造営材100に埋め込まれている(図1B参照)。つまり、分電盤10を造営材100に取り付けた状態では、ボックス1が造営材100に埋め込まれており、カバーブロック2のみが露出している。
本実施形態に係るカバーブロック2は、図3A及び図3Bに示すように、ねじ固定構造217と、第2部分としてのカバー本体21と、を備えている。カバー本体21は、固定用ねじ200(図12A参照)及びねじ固定構造217によって、第1部分としてのボックス1に結合される。つまり、本実施形態では、ボックス1が第1部分であり、カバー本体21が第2部分である。また、本実施形態に係るカバーブロック2は、図3Aに示すように、複数(図示例では2つ)のねじ固定構造217を備えている。
本実施形態に係るねじ固定構造217は、固定用ねじ200を用いて第1部分(ここではボックス1)と第2部分(ここではカバー本体21)とを結合させる。ねじ固定構造217は、図3Aに示すように、ねじ用貫通孔2171と、仮保持構造2172と、を備えている。ねじ用貫通孔2171は、固定用ねじ200の軸部201(図12A参照)が通される。仮保持構造2172は、ねじ用貫通孔2171が設けられた特定部分(ここでは凹所2170の底壁部2179)に対してねじ用貫通孔2171の貫通方向(前後方向)における一方側(前側)に位置し、固定用ねじ200を仮保持する。
ここで、固定用ねじ200は、ねじ固定構造217に含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。つまり、固定用ねじ200は、分電盤10に同梱されていてもよいし、別部品として手配してもよい。固定用ねじ200を分電盤10に同梱させた場合には、固定用ねじ200を新たに手配しなくてもよいという利点がある。
本実施形態に係るねじ固定構造217は、上述のように、仮保持構造2172を備えている。そのため、第1部分と第2部分とを結合する際に、固定用ねじ200を仮保持構造2172に仮保持させることができる。したがって、作業者が固定用ねじ200を手で保持した状態で作業する場合と比較して作業性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る分電盤10のように、ボックス1を造営材100に埋め込んだ場合には、ボックス1を造営材100の表面に取り付ける場合と比較して、造営材100の表面からの突出量を小さくすることができる。
(2)詳細
以下、本実施形態に係るねじ固定構造217、カバーブロック2、及び分電盤10の詳細について、図1A〜図6Bを参照して説明する。本実施形態に係る分電盤10は、図1A、図1B及び図2に示すように、ボックス1と、カバーブロック2と、を備えている。
(2.1)ボックス
ボックス1は、図2に示すように、一面(前面)に開口部110を有し、左右方向に長い矩形の箱体である。開口部110は、左右方向に長い矩形状である。ボックス1は、筐体11Aと、一対の側板11Bと、を含む。筐体11Aは、例えば、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂等の合成樹脂によって、左右方向から見てU字状に形成されている(図1B参照)。筐体11Aの上面及び下面の各々には、通線用の複数のノックアウト孔が設けられている。一対の側板11Bの各々は、例えば、板金によって上下方向に長い矩形の板状に形成されている。一対の側板11Bは、筐体11Aの左右両側の開口を塞ぐように、適宜の手段(例えば、ねじ止め)にて筐体11Aに取り付けられる。
ボックス1の内部には、複数(図示例では16個)のブレーカ5が収納されている。複数のブレーカ5は、左右方向において一列に並べられた状態で、一対の取付金具3及びレール4を介してボックス1に取り付けられている。つまり、分電盤10は、ブレーカ5を保持し、ボックス1に取り付けられる取付金具3を更に備えている。
一対の取付金具3の各々は、第1取付部31と、第2取付部32と、連結部33と、ボックス側固定部34と、を含む。本実施形態では、第1取付部31と第2取付部32と連結部33とボックス側固定部34とが、例えば、板金によって一体に形成されている。
第1取付部31は、上下方向に長い矩形の板状に形成されている。第1取付部31は、複数(図示例では2つ)の金具用挿通孔311を有している。複数の金具用挿通孔311の各々は、所謂だるま孔である。複数の金具用挿通孔311の一方には、取付金具3をボックス1に固定するための金具用固定ねじが挿通される。第2取付部32は、上下方向に長い矩形の板状に形成されている。第2取付部32は、複数のレール用挿通孔を有している。複数のレール用挿通孔には、レール4を取付金具3に固定するためのレール用固定ねじが挿通される。これら第1取付部31及び第2取付部32は、連結部33によって一体に形成(連結)されている。連結部33は、取付金具3をボックス1に取り付けた状態を上方から見て、右斜め後方又は左斜め後方に傾斜している。
ボックス側固定部34は、連結部33の一部を切り起こすことによって、前方から見て矩形状に形成されている。ボックス側固定部34は、前後方向に貫通するねじ孔341を有している。ねじ孔341には、カバーブロック2をボックス1に固定するための固定ねじがねじ込まれる。言い換えると、ボックス側固定部34は、ボックス1に取り付けられる特定部品に設けられ、挿通孔2171(後述する)に通した固定ねじがねじ込まれるねじ孔341を有している。本実施形態では、ボックス側固定部34が取付金具3に設けられており、取付金具3が特定部品である。また、本実施形態では、固定用ねじ200(図12A参照)が固定ねじであり、挿通孔2171がねじ用貫通孔(以下、「ねじ用貫通孔2171」ともいう)である。
レール4は、例えば、JIS−C−2812の規格に準拠したDINレールである。レール4は、左右方向に長い長尺状に形成されている。レール4の両端部には、2個1組のねじ孔41がそれぞれ設けられている。これらのねじ孔41には、上述のレール用固定ねじがねじ込まれる。
複数のブレーカ5の各々は、直方体状に形成された筐体51を有している。筐体51の前面には、ブレーカ5をオン/オフするための操作レバー52が設けられている。
また、ボックス1の内部には、更に、複数の端子台6が収納されている。複数の端子台6は、ボックス1の上端部において左右方向に並んでいる。複数のブレーカ5と複数の端子台6との間は電線によって電気的に接続されている。
(2.2)カバーブロック
カバーブロック2は、図1A及び図1Bに示すように、カバー本体21と、第1開閉カバー22と、複数(図示例では2つ)の第2開閉カバー23と、を備えている。カバー本体21、第1開閉カバー22及び複数の第2開閉カバー23の各々は、例えば、ABS樹脂等の合成樹脂によって形成されている。第1開閉カバー22は、第1回転構造12(後述する)によってカバー本体21に対して開閉可能である。複数の第2開閉カバー23の各々は、第2回転構造13(後述する)によってカバー本体21に対して開閉可能である。本実施形態では、固定用ねじ200を用いてカバー本体21をボックス1に取り付ける(結合させる)構造であり、ボックス1が第1部分、カバー本体21が第2部分である。
(2.2.1)カバー本体
カバー本体21は、図3A及び図3Bに示すように、左右方向に長い矩形の板状に形成されている。カバー本体21の外形寸法(上下寸法及び左右寸法)は、上述のボックス1の外形寸法よりも大きい。そのため、カバーブロック2をボックス1に取り付けた状態では、カバーブロック2によってボックス1が覆われており、前方からボックス1が見えないようになっている。
カバー本体21は、第1エリアA1と、複数(図示例では2つ)の第2エリアA2と、を有している。第1エリアA1は、前方(正面)から見て左右方向に長い矩形状である。第1エリアA1は、カバー本体21の中央部に位置している。複数の第2エリアA2の各々は、前方から見て上下方向に長い矩形状である。複数の第2エリアA2は、第1エリアA1の左右方向の両側に位置している。
第1エリアA1には、露出窓211と、複数(図示例では2つ)の第1回転用軸212と、複数(図示例では2つ)の第2接触部213と、複数(図示例では2つ)の接触片214と、接触用軸215と、が設けられている。また、第1エリアA1には、引掛孔241と、複数(図示例では2つ)の規制壁242と、が設けられている。
言い換えると、カバーブロック2は、ボックス1に取り付けられた状態でブレーカ5を露出させる露出窓211を有している。また、ボックス1とカバー本体21との一方からなる特定部材は、(第1)回転用軸212と(第1)軸受221との一方を有している。さらに、特定部材と(第1)開閉カバー22との一方からなる第1部材は、(第1)開閉カバー22の回転時において特定部材と(第1)開閉カバー22との他方からなる第2部材に接触する接触片214を有している。また、特定部材と(第1)開閉カバー22との一方からなる第1部材は、第1回転用軸212とは異なる接触用軸215を有している。本実施形態では、カバー本体21が特定部材及び第1部材であり、第1開閉カバー22が第2部材である。
露出窓211は、図3Aに示すように、左右方向に長い矩形状であって、第1エリアA1の中央部に位置している。露出窓211は、レール4に取り付けられている複数のブレーカ5の機能部位(操作レバー52が設けられている部位)を露出可能な大きさに形成されている。そのため、カバーブロック2がボックス1に取り付けられている状態であっても、露出窓211から露出する操作レバー52(図2参照)によってブレーカ5をオン/オフすることができる。
複数の第1回転用軸212は、図3Aに示すように、第1エリアA1の上端部で、かつ左右方向の両端部に位置している。より詳細には、複数の第1回転用軸212は、第1開閉カバー22をカバー本体21に取り付けた状態で、左右方向において複数の第1軸受221(後述する)と略同じ位置に設けられている。複数の第1回転用軸212の各々は、第1開閉カバー22が回転する際の回転軸P1(図3A参照)が左右方向となる向きに配置されている。言い換えると、複数の第1回転用軸212の各々は、軸方向が左右方向となる向きに配置されている。複数の第1回転用軸212の各々の断面形状は、例えば、正五角形である。尚、第1回転用軸212の断面形状は、正五角形に限らず、円形でもあってもよいし、三角形であってもよい。
複数の第2接触部213は、図3Aに示すように、第1エリアA1の上端部で、かつ左右方向の両端部に位置している。より詳細には、複数の第2接触部213は、第1開閉カバー22をカバー本体21に取り付けた状態で、左右方向において複数の第1接触部222(後述する)と略同じ位置に設けられている。本実施形態では、カバー本体21が第2接触部213を有しているが、ボックス1が第2接触部を有していてもよい。
複数の第2接触部213の各々は、前方(正面)から見た形状がT字状である。言い換えると、第2接触部213は、ボックス1の一面(前面)に直交する方向(前後方向)から見た形状がT字状である。複数の第2接触部213の各々は、第1片2131と、第2片2132と、を含む。第1片2131は、上下方向に長い矩形の板状であって、前後方向に撓み可能に構成されている。第1片2131は、後述する第1位置と第2位置との間で弾性変形する。第1片2131の下端部には、前方に突出する突起2133が一体に形成されている。突起2133は、左右方向から見た形状が三角形状である。第2片2132は、左右方向に長い矩形の板状であって、左右方向の両端部においてカバー本体21と一体に形成されている。第2片2132は、第1片2131をカバー本体21に連結する連結部として機能する。
複数の接触片214は、図3Aに示すように、第1エリアA1の上端部で、かつ左右方向の中央部に位置している。つまり、複数の接触片214は、第1回転用軸212に平行な方向(左右方向)における第1部材(カバー本体21)の中央部に位置している。複数の接触片214の各々は、左右方向から見て前後方向に長い板状に形成されている。複数の接触片214の各々の先端部(前端部)には、R面取りが施されている。複数の接触片214は、左右方向において所定の間隔を空けて配置されている。これら複数の接触片214は、第1開閉カバー22の開閉時において、第1開閉カバー22の後面に接触する。
接触用軸215は、図3Aに示すように、第1エリアA1の上端部で、かつ左右方向の中央部に位置している。接触用軸215は、左右方向の両端部において複数の接触片214と一体に形成されている。接触用軸215は、軸方向が回転軸P1と平行になる向きに配置されている。接触用軸215の断面形状は、例えば、正五角形である。尚、接触用軸215の断面形状は、正五角形に限らず、円形であってもよいし、三角形であってもよい。
引掛孔241は、図3Aに示すように、第1エリアA1の下端部で、かつ左右方向の中央部に位置している。引掛孔241は、前方から見た形状が矩形状であって、前後方向に貫通している。
複数の規制壁242は、図3Aに示すように、第1エリアA1の上端部で、かつ左右方向の両端部に位置している。複数の規制壁242の各々は、左右方向から見て前後方向に長い板状に形成されている。複数の規制壁242の各々の先端部(前端部)には、R面取りが施されている。複数の規制壁242は、複数の第1回転用軸212と一対一に対応している。複数の規制壁242の各々は、複数の第1回転用軸212のうち対応する第1回転用軸212の右端部又は左端部において、第1回転用軸212と一体に形成されている。複数の第1回転用軸212の反対側の端部は、第1エリアA1を構成する側壁からなる規制壁243(図8参照)と一体に形成されている。すなわち、本実施形態に係るカバーブロック2では、第1回転用軸212に平行な方向(左右方向)における第1回転用軸212の両端部に、第1回転用軸212に平行な方向への第1軸受221の移動を規制する規制壁242,243が設けられている。
複数の第2エリアA2の各々には、凹部216と、カバー側固定部217と、複数(図示例では2つ)の第2回転用軸218と、が設けられている。ここで、左側の第2エリアA2と右側の第2エリアA2とでは、カバー側固定部217及び複数の第2回転用軸218の位置が左右で逆になっているだけである。そのため、ここでは左側の第2エリアA2について説明し、右側の第2エリアA2については説明を省略する。本実施形態では、カバー側固定部217がねじ固定構造(以下、「ねじ固定構造217」ともいう)である。
凹部216は、図3Aに示すように、後方に凹んでおり、第2エリアA2の略全体に亘って形成されている。ここで、カバー本体21に取り付けられた第2開閉カバー23を閉じた状態では、第2開閉カバー23の後面と凹部216の底面との間に収納スペース9が形成される。言い換えると、複数の第2開閉カバー23の各々が第2閉位置(後述する)にある状態において、複数の第2開閉カバー23の各々とカバー本体21の底面との間に収納スペース9が設けられている。収納スペース9は、例えば、ブレーカ5の名称等を記載したラベルを貼り付けたり、取扱説明書等を収納するために利用される。
カバー側固定部217は、凹部216の底面と一体に形成されている。カバー側固定部217は、図3Aに示すように、凹部216の底面の右端部で、かつ上下方向の中央部に位置している。カバー側固定部217は、前方から見て矩形状に形成されている。カバー側固定部217は、上述の固定ねじが挿通される挿通孔2171を有している。本実施形態に係る分電盤10では、カバー側固定部217の挿通孔2171に挿通させた固定ねじを、ボックス側固定部34のねじ孔341にねじ込むことによって、カバーブロック2をボックス1に固定することができる。つまり、ボックス側固定部34とカバー側固定部217とを含む固定部8が、カバーブロック2をボックス1に取り付けるための取付構造(以下、「取付構造8」ともいう)である。
さらに、カバー側固定部(ねじ固定構造)217について、図4A及び図4Bを参照して説明する。ねじ固定構造217は、図4A及び図4Bに示すように、凹所2170を有している。凹所2170は、前方から見て上下方向に長い矩形状であって、後方に向かって直方体状に凹んでいる。凹所2170の底壁部2179には、上述の挿通孔(ねじ用貫通孔)2171が設けられている。つまり、本実施形態では、凹所2710の底壁部2179が特定部分である。ねじ用貫通孔2171は、ボックス1とカバーブロック2とを組み合わせた状態で、前後方向においてボックス側固定部34のねじ孔341と重なる位置に設けられている。ねじ用貫通孔2171は、左右方向が長径で、かつ上下方向が短径となる楕円状であって、凹所2170の底壁部2179を前後方向に貫通している。
また、ねじ固定構造217は、仮保持構造2172を備えている。仮保持構造2172は、固定用ねじ200を仮保持する機能を有している。仮保持構造2172は、図4A及び図4Bに示すように、保持用リブ2173,2174を含んでいる。本実施形態では、保持用リブ2173,2174のうち一方の保持用リブ2173が第1リブ(以下、「第1リブ2173」ともいう)であり、他方の保持用リブ2174が第2リブ(以下、「第2リブ2174」ともいう)である。言い換えると、保持用リブ2173,2174は、ねじ用貫通孔2171の貫通方向、及びねじ用貫通孔2171と仮保持構造2172とが並ぶ並列方向の両方と交差する方向に並ぶ第1リブ2173及び第2リブ2174を有している。本実施形態では、上記貫通方向は前後方向であり、上記並列方向は上下方向である。したがって、第1リブ2173と第2リブ2174とが並ぶ方向は左右方向である。本実施形態では、上述のように、ねじ用貫通孔2171と仮保持構造2172とは、第2部分としてのカバー本体21に設けられている。
ここで、第1リブ2173と第2リブ2174とは同じ形状であるため、以下では第1リブ2173について説明し、第2リブ2174については説明を省略する。第1リブ2173は、図4Bに示すように、左右方向から見た形状が逆台形状である。第1リブ2173は、凹所2170の下壁部2178と底壁部2179とに跨るように形成されている。つまり、本実施形態では、仮保持構造2172は、凹所2170内に設けられている。第1リブ2173は、第1辺2175と、第2辺2176と、を有している。第1辺2175は、凹所2170の底壁部2179から前方に延びている。言い換えると、第1辺2175は、上記貫通方向と平行な方向においてねじ用貫通孔2171から離れる向き(前向き)に延びている。第2辺2176は、第1辺2175の先端部(前端部)から斜め下方に延びている。言い換えると、第2辺2176は、第1辺2175におけるねじ用貫通孔2171と反対側の端部(前端部)から上記貫通方向と交差する方向(上下方向)においてねじ用貫通孔2171から離れる向き(下向き)に延びている。第1辺2175と第2辺2176との連接部分である前端部2177にはR面取りが施されている。また、第1辺2175と第2辺2176とのなす角度θ1は鋭角であり、一例として、角度θ1は60度である。尚、角度θ1は60度に限らず、鋭角であればよい。また、角度θ1は直角であってもよい。
ここで、第1リブ2173及び第2リブ2174は、カバー本体21と一体であり、カバー本体21と同じABS樹脂で形成されている。言い換えると、保持用リブ2173,2174は、弾性材料からなる。そのため、第1リブ2173及び第2リブ2174の各々は、左右方向に弾性変形可能である。また、第1リブ2173と第2リブ2174との間隔D1は、固定用ねじ200を保持できる寸法、言い換えると固定用ねじ200の軸部201の呼び径よりもわずかに小さい寸法であることが好ましい。
複数の第2回転用軸218は、図3Aに示すように、凹部216の左側に位置している。複数の第2回転用軸218は、上下方向において所定の間隔を空けて配置されている。より詳細には、複数の第2回転用軸218は、第2開閉カバー23をカバー本体21に取り付けた状態で、上下方向において複数の第2軸受231(後述する)と略同じ位置に設けられている。複数の第2回転用軸218の各々は、軸方向が上下方向となる向きに配置されている。複数の第2回転用軸218の各々の断面形状は、例えば、正五角形である。尚、第2回転用軸218の断面形状は、正五角形に限らず、円形であってもよいし、三角形であってもよい。
カバー本体21の後面には、後方に突出する複数(図示例では2つ)のカバー側仮保持部219が設けられている(図3B参照)。複数のカバー側仮保持部219は、カバーブロック2をボックス1に組み付けた状態で、左右方向において複数の取付金具3の連結部33と略同じ位置に設けられている。つまり、カバーブロック2をボックス1に組み付けた状態では、鉛直方向において複数のカバー側仮保持部219の各々が対応する取付金具3の連結部33に載せ置かれることになる。すなわち、本実施形態では、取付金具3の連結部33がボックス側仮保持部(以下、「ボックス側仮保持部33」ともいう)である。また、複数のカバー側仮保持部219は、図3Aに示すように、左右方向において対称に配置されている。本実施形態では、左右方向が第2方向である。
本実施形態に係る分電盤10は、上述のように、カバー側仮保持部219と、ボックス側仮保持部33と、を含む仮保持部7を備えている。カバー側仮保持部219は、カバーブロック2からボックス1側に突出している。ボックス側仮保持部33は、ボックス1に取り付けられる取付金具3(特定部品)に設けられ、カバー側仮保持部219を支持する。この構成によれば、仮保持部7によってカバーブロック2をボックス1に仮保持させることができる。
また、複数のカバー側仮保持部219は、上下方向(鉛直方向)において、カバーブロック2の重心G1(図1A参照)よりも上方に位置している。この構成によれば、カバーブロック2をボックス1に仮保持させた状態でカバーブロック2がボックス1から外れにくいという利点がある。
(2.2.2)第1開閉カバー
第1開閉カバー22は、図5A及び図5Bに示すように、左右方向に長い矩形の板状に形成されている。第1開閉カバー22の外形寸法(上下寸法及び左右寸法)は、カバー本体21の第1エリアA1と略同じ寸法である。第1開閉カバー22は、複数(図示例では2つ)の第1軸受221と、複数(図示例では2つ)の第1接触部222と、リブ223と、フック224と、を有している。
言い換えると、第1開閉カバー22は、第1軸受221を有している。また、第1開閉カバー22は、第1接触部222を有している。さらに、特定部材と(第1)開閉カバー22との一方からなる第2部材(第1開閉カバー22)は、(第1)開閉カバー22の回転時において接触用軸215に沿って接触用軸215の回りを回転するリブ223を有している。
複数の第1軸受221は、図5Aに示すように、第1開閉カバー22の後面における上端部で、かつ左右方向の両端部に位置している。より詳細には、複数の第1軸受221は、第1開閉カバー22をカバー本体21に取り付けた状態で、左右方向において複数の第1回転用軸212と略同じ位置に設けられている。複数の第1軸受221の各々は、中心軸が左右方向となるような円筒状に形成されている。複数の第1軸受221の各々は、開放部2211を有している。開放部2211は、第1軸受221の後端部において全長に亘って形成されている。複数の第1軸受221の各々の内周面は、第1回転用軸212の断面と同じ正五角形である。そのため、カバー本体21に対して第1開閉カバー22を開閉する際には、第1開閉カバー22の位置を5段階で調節することができる。つまり、本実施形態に係る分電盤10では、第1開閉カバー22は、複数(図示例では2つ)の第1軸受221を有している。そして、複数の第1軸受221は、第1回転用軸212に平行な方向(左右方向)における第1開閉カバー22の両端部に位置している。
複数の第1接触部222は、図5Aに示すように、第1開閉カバー22の後面における上端部で、かつ左右方向の両端部に位置している。より詳細には、複数の第1接触部222は、第1開閉カバー22をカバー本体21に取り付けた状態で、左右方向において複数の第2接触部213と略同じ位置に設けられている。複数の第1接触部222は、複数の第1軸受221と一対一に対応している。ここで、複数の第1軸受221間の距離がL1である場合を想定する。この場合、複数の第1接触部222の各々は、左右方向において、複数の第1軸受221のうち対応する第1軸受221からの距離がL1/4以下であることが好ましい。この構成によれば、第1軸受221から第1接触部222までの距離がL1/4よりも大きい場合と比較して、第1接触部222と第2接触部213とによる第1開閉カバー22の保持力を高めることができる。
複数の第1接触部222の各々は、図5Bに示すように、第1突片2221と、第2突片2222と、を含む。第1突片2221は、第1開閉カバー22の後面から後方に突出している。第2突片2222は、第1突片2221の先端(後端)から上方に突出している。つまり、複数の第1接触部222の各々は、左右方向から見てL字状に形成されている。また、複数の第1接触部222の各々は、図5Bに示すように、前後方向において第1開閉カバー22の主面よりも後方に位置している。本開示でいう「主面」とは、第1開閉カバー22において最も面積が大きい面のことをいい、具体的には、第1開閉カバー22の前面又は後面のことをいう。
本実施形態に係る分電盤10では、第1開閉カバー22は、上述のように、複数(図示例では2つ)の第1接触部222を有している。そして、複数の第1接触部222は、回転軸P1に平行な方向における第1開閉カバー22の両端部に位置する複数の回転構造(第1軸受221)と一対一に対応している。
リブ223は、図5Aに示すように、第1開閉カバー22の後面における上端部で、かつ左右方向の中央部に位置している。つまり、リブ223は、第1回転用軸212に平行な方向(左右方向)における第2部材(第1開閉カバー22)の中央部に位置している。リブ223は、上下方向から見て矩形の板状に形成されている。リブ223は、カバー本体21に対して第1開閉カバー22を開閉する際に、カバー本体21に設けられた接触用軸215の表面に沿って接触用軸215の回りを回転する。
フック224は、図5Aに示すように、第1開閉カバー22の後面における下端部で、かつ左右方向の中央部に位置している。フック224は、第1開閉カバー22の後面から後方に突出している。フック224は、カバー本体21に取り付けられた第1開閉カバー22を閉じた状態では、カバー本体21に設けられた引掛孔241に差し込まれ、引掛孔241の開口端縁に引っ掛かる。これにより、第1開閉カバー22の閉状態が保持される。
本実施形態に係る分電盤10では、各第1軸受221に設けられた開放部2211を通して対応する第1回転用軸212を第1軸受221に嵌め込むことで、第1開閉カバー22がカバー本体21に取り付けられる。第1開閉カバー22がカバー本体21に取り付けられた状態では、第1軸受221は、第1回転用軸212を保持した状態で第1回転用軸212の回りに回転可能である。つまり、本実施形態では、第1回転用軸212と第1軸受221とで、カバー本体21に対する第1開閉カバー22の第1回転構造12を実現している。この第1回転構造12は、第1開閉カバー22と複数の第2開閉カバー23とが並ぶ配列方向に平行で、かつ配列方向と交差する方向における一端部(上端部)に設けられている。第1開閉カバー22は、第2回転構造13とは異なる第1回転構造12を介してカバー本体21に回転可能に保持される。
(2.2.3)第2開閉カバー
複数の第2開閉カバー23の各々は、図6A及び図6Bに示すように、上下方向に長い矩形の板状に形成されている。複数の第2開閉カバー23の各々の外形寸法(上下寸法及び左右寸法)は、カバー本体21の第2エリアA2と略同じ寸法である。複数の第2開閉カバー23の各々は、複数(図示例では2つ)の第2軸受231を有している。ここで、カバー本体21の左側に取り付けられる第2開閉カバー23とカバー本体21の右側に取り付けられる第2開閉カバー23とでは、複数の第2軸受231の位置が左右で逆になっているだけである。そのため、ここでは、カバー本体21の左側に取り付けられる第2開閉カバー23について説明し、カバー本体21の右側に取り付けられる第2開閉カバー23については説明を省略する。
複数の第2軸受231は、図6Aに示すように、第2開閉カバー23の後面における左端部に設けられている。複数の第2軸受231は、上下方向において所定の間隔を空けて設けられている。より詳細には、複数の第2軸受231は、第2開閉カバー23をカバー本体21に取り付けた状態で、上下方向において複数の第2回転用軸218と略同じ位置に設けられている。複数の第2軸受231の各々は、中心軸が上下方向となるような円筒状に形成されている。複数の第2軸受231の各々は、開放部2311を有している。開放部2311は、第2軸受231の後端部において全長に亘って形成されている。複数の第2軸受231の各々の内周面は、第2回転用軸218の断面と同じ正五角形である。そのため、カバー本体21に対して第2開閉カバー23を開閉する際には、第2開閉カバー23の位置を5段階で調節することができる。
本実施形態に係る分電盤10では、各第2軸受231に設けられた開放部2311を通して対応する第2回転用軸218を第2軸受231に嵌め込むことで、第2開閉カバー23がカバー本体21に取り付けられる。第2開閉カバー23がカバー本体21に取り付けられた状態では、第2軸受231は、第2回転用軸218を保持した状態で第2回転用軸218の回りに回転可能である。つまり、本実施形態では、第2回転用軸218と第2軸受231とで、カバー本体21に対する第2開閉カバー23の第2回転構造13を実現している。この第2回転構造13は、上記配列方向と交差する方向で、かつ上記配列方向における第1開閉カバー22とは反対側(左側又は右側)に位置している。複数の第2開閉カバー23の各々は、第2回転構造13を介してカバー本体21に回転可能に保持される。
(3)構造
(3.1)カバーブロックの仮保持構造
以下、カバーブロック2の仮保持構造について、図7A及び図7Bを参照して説明する。
図7Aは、造営材100に埋め込まれたボックス1に対してカバーブロック2を取り付けた状態の要部を示す断面図(図1AのX2−X2断面図)である。尚、図7Aでは、固定部8によってカバーブロック2がボックス1に固定されていないと仮定する。
図7Aに示す状態では、カバーブロック2のカバー本体21に設けられたカバー側仮保持部219が、上下方向(鉛直方向)において、ボックス側仮保持部(連結部)33に載せ置かれている。そのため、カバーブロック2をボックス1に固定する際には、一方の手でカバーブロック2を保持しなくてもよく、カバーブロック2をボックス1に取り付ける際の作業性を向上させることができる。
図7Bは、造営材100に埋め込まれたボックス1に対してカバーブロック2を取り付けた状態の要部を示す別の断面図(図1AのX3−X3断面図)である。
図7Bに示すように、カバーブロック2のカバー本体21に設けられたカバー側固定部217が、左右方向において、ボックス1に取り付けられた取付金具3の連結部33に接触している。これにより、カバーブロック2は、ボックス1に仮保持させた状態において左右方向への移動が規制される。言い換えると、カバーブロック2は、ボックス1の一面(前面)に直交する第1方向(前後方向)と鉛直方向(上下方向)との両方に交差する第2方向(左右方向)への移動が規制されている。
ここで、分電盤10は、図2及び図3Aに示すように、複数(図示例では2つ)の仮保持部7を備えていることが好ましい。そして、複数の仮保持部7は、第2方向(左右方向)において対称に配置されていることが好ましい。この構成によれば、カバーブロック2をボックス1にバランスよく仮保持させることができる。
(3.2)第1開閉カバーの開閉構造
以下、第1開閉カバー22の開閉構造について、図8、図9A及び図9Bを参照して説明する。図8は、第1開閉カバー22及び第2開閉カバー23を開けた状態を示すカバーブロック2の斜視図である。図9Aは、図8のY1部拡大図である。図9Bは、図8のY2部拡大図である。
第1開閉カバー22は、複数(図示例では2つ)の第1回転用軸212と複数(図示例では2つ)の第1軸受221とで構成される複数(図示例では2つ)の第1回転構造12によって、カバー本体21に回転可能に保持されている。この構成によれば、第1回転用軸212と第1軸受221とで第1開閉カバー22の開閉機構を実現することができる。つまり、本実施形態に係る分電盤10によれば、部品点数を削減しながらも第1開閉カバー22の開閉機構を実現することができる。
複数の第1回転構造12は、第1開閉カバー22と複数の第2開閉カバー23とが並ぶ配列方向(左右方向)に平行で、かつ配列方向と交差する方向(上下方向)における一端部(上端部)に位置している。
第1開閉カバー22は、上述した複数の第1回転構造12によって、第1閉位置と第1開位置との間で開閉(移動)可能である。第1閉位置は、カバー本体21に設けられた露出窓211を覆う位置(図1Aに示す位置)である。第1開位置は、露出窓211を露出させる位置(図8に示す位置)である。
ここで、第1回転構造12の一部を構成する第1回転用軸212の左右両側には、規制壁242,243が設けられている(図9A参照)。そのため、第1開閉カバー22をカバー本体21に取り付けた状態では、第1回転構造12の一部を構成する第1軸受221の左右方向への移動を規制することができる。言い換えると、規制壁242,243によって、カバー本体21に対する第1開閉カバー22の左右方向への移動を規制することができる。
また、第1開閉カバー22の開閉時には、カバー本体21から突出する複数の接触片214が第1開閉カバー22の後面に接触している(図9B参照)。これにより、第1開閉カバー22の左右方向(長手方向)の中央部分に発生する、第1開閉カバー22の厚さ方向の撓みを抑えることができる。また、本実施形態では、カバー本体21から突出する規制壁242も、第1開閉カバー22の開閉時において第1開閉カバー22の後面に接触している。これにより、第1開閉カバー22の左右方向の両端部分に発生する、第1開閉カバー22の厚さ方向の撓みも抑えることができる。尚、規制壁242は、第1開閉カバー22の後面に接触するように構成されていなくてもよい。
さらに、第1開閉カバー22の開閉時には、第1開閉カバー22に設けられたリブ223がカバー本体21に設けられた接触用軸215に沿って接触用軸215の回りを回転する。そのため、第1開閉カバー22の左右方向(長手方向)の中央部分に、上下方向(幅方向)の反りが発生した場合でも、リブ223が接触用軸215に接触することで第1開閉カバー22をスムーズに回転させることができる。
(3.3)第2開閉カバーの開閉構造
以下、第2開閉カバー23の開閉構造について、図8及び図10を参照して説明する。図8は、第1開閉カバー22及び第2開閉カバー23を開けた状態を示すカバーブロック2の斜視図である。図10は、第2開閉カバー23を開けた状態の要部拡大図である。
ここで、カバー本体21の左側に取り付けられる第2開閉カバー23とカバー本体21の右側に取り付けられる第2開閉カバー23とでは、構造が左右対称である点を除いて同様である。そのため、ここでは、カバー本体21の左側に取り付けられる第2開閉カバー23の開閉構造について説明し、カバー本体21の右側に取り付けられる第2開閉カバー23については説明を省略する。
第2開閉カバー23は、複数(図示例では2つ)の第2回転用軸218と複数(図示例では2つ)の第2軸受231とで構成される複数(図示例では2つ)の第2回転構造13によって、カバー本体21に回転可能に保持されている。
複数の第2回転構造13は、第1開閉カバー22と複数の第2開閉カバー23とが並ぶ配列方向(左右方向)と交差する方向(上下方向)に平行で、かつ配列方向における第1開閉カバー22とは反対側(図10の左側)に位置している。
第2開閉カバー23は、上述した複数の第2回転構造13によって、第2閉位置と第2開位置との間で開閉(移動)可能である。第2閉位置は、カバー本体21に設けられた取付構造8を覆う位置(図1Aに示す位置)である。第2開位置は、取付構造8を露出させる位置(図10に示す位置)である。
ここで、カバー本体21の第1エリアA1と第2エリアA2との間に位置する規制壁243には、図8及び図10に示すように、規制壁243の厚さ方向(左右方向)に凹む凹部2431が形成されている。そして、第2開閉カバー23を開ける際に、ユーザ(例えば、戸建て住宅の住人)が凹部2431に指を沿わせることによって第2開閉カバー23の周縁部に指が引っ掛かり、これにより第2開閉カバー23を容易に開けることができる。つまり、本実施形態では、カバー本体21は、第2閉位置にある第2開閉カバー23の周縁部との間に段差を形成する凹部2431を有している。言い換えると、カバー本体21は、第2開閉カバー23との間に段差を有する。
また、本実施形態では、第2開閉カバー23の第2回転構造13が、第1開閉カバー22と複数の第2開閉カバー23とが並ぶ配列方向における第1開閉カバー22とは反対側に位置している。これにより、第2開閉カバー23は、第1開閉カバー22から離れる方向に開かれることになる。そのため、第2開閉カバー23を開けたままの状態であっても第1開閉カバー22を開ける際に邪魔になりにくいという利点がある。
ここで、1つの開閉カバーによってブレーカ5と取付構造8との両方を覆う場合を想定する。この場合、ブレーカ5を露出させようとして開閉カバーを開けると、ブレーカ5だけでなく取付構造8も見えてしまうという問題がある。これに対して、本実施形態では、ブレーカ5を覆うための第1開閉カバー22と、取付構造8を覆うための第2開閉カバー23とを別々に設けている。そのため、第2開閉カバー23を閉じた状態のまま第1開閉カバー22を開けることによって、ブレーカ5を露出させた状態で取付構造8を見えないようにすることができる。
また、第1開閉カバー22の第1回転構造12は、第1開閉カバー22と複数の第2開閉カバー23とが並ぶ配列方向(左右方向)に沿って設けられている。これに対して、第2開閉カバー23の第2回転構造13は、上記配列方向と交差する方向(上下方向)に沿って設けられている。つまり、本実施形態の分電盤10では、第1開閉カバー22の開閉方向と第2開閉カバー23の開閉方向とが異なっている。
(3.4)第1開閉カバーの保持構造
以下、第1開閉カバー22の保持構造について、図11A〜図11Dを参照して説明する。
図11Aは、第1開閉カバー22を閉じた状態、すなわち第1開閉カバー22が第1閉位置にある状態を表している。この状態では、第1接触部222と第2接触部213とが接触していない。尚、図11Aに示す第2接触部213の位置が第1位置である。
図11Aに示す状態から、右側から見た場合の時計回りに第1開閉カバー22を回転させていき(図11B参照)、第1接触部222の先端部2223が第2接触部213の突起2133に接触する位置まで第1開閉カバー22を回転させる(図11C参照)。つまり、本実施形態では、第1接触部222の先端部2223が第2接触部213に接触する。この状態では、第1接触部222から加えられる力によって、第2接触部213が後方に撓んだ状態になる。言い換えると、第2接触部213は、第1接触部222からの力によって弾性変形する。尚、図11Cに示す第2接触部213の位置が第2位置である。
図11Cに示す状態から、第1開閉カバー22を更に回転させると、第1接触部222の先端部2223が第2接触部213の突起2133を乗り越えた状態になる(図11D参照)。このとき、第2接触部213は、第1接触部222からの力が失われることで、第2位置から第1位置に復帰する。そして、この状態では、第1接触部222の先端部2223が第2接触部213の突起2133に下側から接触することで、第1開閉カバー22が閉じる方向への第1開閉カバー22の回転が規制され、第1開閉カバー22を開けた状態が保持される。
本実施形態に係る分電盤10では、第1開閉カバー22に設けられた第1接触部222と、カバー本体21に設けられた第2接触部213とによって、第1開閉カバー22を開けた状態を保持することができる。つまり、本実施形態に係る分電盤10によれば、部品点数を削減しながらも第1開閉カバー22を開けた状態を保持することができる。
ここで、本実施形態に係る分電盤10では、図11Aに示すように、第1開閉カバー22が第1閉位置にある状態で第1開閉カバー22の主面(前面又は後面)よりもボックス1側(後側)に位置している。そのため、第1開閉カバー22を閉じた状態において第1接触部222が見えにくいという利点がある。
また、本実施形態に係る分電盤10では、上述のように、第1接触部222の先端部2223が第2接触部213(の突起2133)に接触するように構成されている。そのため、第1回転構造12(第1回転用軸212及び第1軸受221)から第1接触部222と第2接触部213との接触点までの距離を長くすることができ、これにより第1接触部222から第2接触部213に加えられる力を小さくすることができる。その結果、第1回転構造12から上記接触点までの距離が短い場合と比較して、第2接触部213が削られにくくなるという利点がある。
さらに、本実施形態に係る分電盤10では、第2接触部213が第1回転構造12よりもボックス側(後側)に位置している。そのため、第1開閉カバー22を開けた状態において第2接触部213が見えにくいという利点がある。
(3.5)固定用ねじの仮保持構造
以下、固定用ねじ200の仮保持構造2172について、図12A及び図12Bを参照して説明する。
まず、作業者は、仮保持構造2172の第1リブ2173と第2リブ2174との間に固定用ねじ200の軸部201を差し込む(図12A参照)。ここで、第1リブ2173と第2リブ2174との間隔D1は、上述のように、固定用ねじ200の軸部201の呼び径よりも狭く設定されている。そのため、第1リブ2173と第2リブ2174との間に固定用ねじ200の軸部201を差し込んだ状態では、第1リブ2173及び第2リブ2174の各々が外向き(互いに離れる向き)に撓められた状態で固定用ねじ200を保持する。言い換えると、仮保持構造2172は、保持用リブ2173,2174が弾性変形することによって固定用ねじ200を仮保持する。さらに言い換えると、仮保持構造2172は、第1リブ2173と第2リブ2174との間に固定用ねじ200を挟むことによって固定用ねじ200を仮保持する。
また、仮保持構造2172に固定用ねじ200を仮保持させた状態では、図12Aに示すように、固定用ねじ200の頭部202の座面が第1リブ2173及び第2リブ2174の第2辺2176に面接触している。またこのとき、固定用ねじ200の頭部202が点P1において凹所2710の下壁部2178に点接触し、かつ固定用ねじ200の軸部201が点P2においてねじ用貫通孔2171に点接触している。この状態では、第1リブ2173及び第2リブ2174の第2辺2176と凹所2170の下壁部2178とがなす角度θ2と、固定用ねじ200の軸部201と凹所2170の底壁部2179とがなす角度θ3とが等しくなる。このように、固定用ねじ200が3箇所で支持されることによって、固定用ねじ200の姿勢が安定し、固定用ねじ200が落ちにくくなるという利点がある。上述のように、仮保持構造2172に固定用ねじ200を仮保持させた状態では、固定用ねじ200の頭部202は凹所2170の下壁部2178に接触している。つまり、本実施形態では、凹所2170の下壁部2178が接触面(以下、「接触面2178」ともいう)である。言い換えると、ねじ固定構造217は、仮保持構造2172に固定用ねじ200を仮保持させた状態で固定用ねじ200の頭部202が接触する接触面2178を更に備えている。また、接触面2178は、仮保持構造2172に固定用ねじ200を仮保持させた状態で、保持用リブ2173,2174の第2辺2176との間で固定用ねじ200の頭部202を挟んでいる。
次に、作業者は、仮保持構造2172に仮保持させた固定用ねじ200のねじ穴に固定用工具300の先端部を差し込む(図12A参照)。本実施形態では、固定用工具300は、例えばプラスドライバである。作業者は、固定用工具300の先端部を固定用ねじ200のねじ穴に差し込んだ状態で固定用工具300を斜め上向きに押し上げる。このとき、固定用ねじ200は、頭部202の座面が第1リブ2173及び第2リブ2174の前端部2177に接触しながら、左側から見て反時計回りに回転し、図12Bに示すように、軸部201がねじ用貫通孔2171に通された状態になる。つまり、固定用ねじ200は、第1リブ2173及び第2リブ2174の前端部2177によってねじ用貫通孔2171へと案内される。言い換えると、ねじ固定構造217は、仮保持構造2172に仮保持させた固定用ねじ200を、固定用工具300でねじ用貫通孔2171へと案内する案内構造(以下、「案内構造2177」ともいう)を更に備えている。そして、作業者が、前方から見て右回りに固定用工具300を回して、固定用ねじ200をボックス側固定部34のねじ孔341にねじ込むことで、ボックス1とカバーブロック2とが結合(固定)される。
つまり、作業者は、ボックス1とカバーブロック2とを結合する際に、第1ステップと第2ステップとを含む施工方法を実行する。第1ステップは、固定用ねじ200を用いて第1部分(ここではボックス1)と第2部分(ここではカバー本体21)とを結合するためのねじ固定構造217が備える仮保持構造2172に固定ねじ200を仮保持させるステップである。第2ステップは、第1ステップで仮保持構造2172に仮保持させた固定用ねじ200を、固定用工具300でねじ固定構造217が備えるねじ用貫通孔2171へと案内するステップである。
ここで、仮保持構造2172に固定用ねじ200を仮保持させた状態では、固定用ねじ200は、図12Aに示すように、ねじ穴が斜め下向きとなるように傾斜している。このとき、前方(貫通方向)から見た場合に、上下方向(並列方向)において固定用ねじ200のねじ先203が頭部202よりもねじ用貫通孔2171に近い。この構成によれば、分電盤10が高所に取り付けられた場合でも、作業者から固定用ねじ200のねじ穴が見えやすく、固定用工具300を差し込みやすいという利点がある。
(4)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(4.1)変形例1
上述の実施形態では、ブレーカ5を覆うための第1開閉カバー22と、取付構造8を覆うための第2開閉カバー23とを別々に設けたが、図13に示すように、ブレーカ5と取付構造8との両方を覆うための第1開閉カバー22Aのみが設けられていてもよい。言い換えると、取付構造8を覆うための第2開閉カバー23が省略されていてもよい。以下、変形例1に係る分電盤10Aについて、図13を参照して説明する。尚、第1開閉カバー22A以外の構成については、上述の実施形態に係る分電盤10と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
変形例1に係る分電盤10Aは、ボックス1と、カバーブロック2Aと、を備えている。また、カバーブロック2Aは、カバー本体21と、第1開閉カバー22Aと、を備えている。
第1開閉カバー22Aの左右寸法は、カバー本体21の左右寸法と略同じである。つまり、変形例1では、第1開閉カバー22Aは、カバー本体21に設けられた露出窓211から露出するブレーカ5と取付構造8との両方を覆うことができる大きさに形成されている。
変形例1に係る分電盤10Aによれば、カバーブロック2Aに設けられたカバー側仮保持部219を、ボックス1に設けられたボックス側仮保持部(連結部)33に載せ置くことで、カバーブロック2Aをボックス1に仮保持させることができる。そして、カバーブロック2Aをボックス1に仮保持させた状態で、カバーブロック2Aをボックス1に固定することができる。すなわち、変形例1に係る分電盤10Aによれば、カバーブロック2Aをボックス1に固定する際の作業性を向上させることができる。
(4.2)変形例2
上述の実施形態では、ボックス1に取り付けられる取付金具3(特定部品)の連結部33がボックス側仮保持部であったが、例えば、図14に示すように、ボックス1Bと一体に設けられたS字状の保持金具14がボックス側仮保持部であってもよい。この場合も、ボックス1Bに設けられたボックス側仮保持部14に、カバーブロック2に設けられたカバー側仮保持部219を載せ置くことで、カバーブロック2をボックス1Bに仮保持させることができる。
(4.3)変形例3
上述の実施形態では、第1回転用軸212がカバー本体21に設けられ、第1軸受221が第1開閉カバー22に設けられていた。これに対して、図15に示すように、第1回転用軸225が第1開閉カバー22Cに設けられ、第1軸受244がカバー本体21Cに設けられていてもよい。
また、第1回転用軸と第1軸受との一方が第1開閉カバー22Cに設けられ、第1回転用軸と第1軸受との他方がボックス1に設けられていてもよい。この場合、ボックス1が特定部材及び第1部材であり、第1開閉カバー22Cが第2部材である。
(4.4)変形例4
上述の実施形態では、第2回転用軸218がカバー本体21に設けられ、第2軸受231が第2開閉カバー23に設けられていた。これに対して、図16に示すように、第2回転用軸232が第2開閉カバー23Dに設けられ、第2軸受245がカバー本体21Dに設けられていてもよい。
また、第2回転用軸と第2軸受との一方が第2開閉カバー22Dに設けられ、第2回転用軸と第2軸受との他方がボックス1に設けられていてもよい。
(4.5)変形例5
上述の実施形態では、第1接触部222が第1開閉カバー22に設けられ、第2接触部213がカバー本体21に設けられていた。これに対して、図17に示すように、第1接触部246がカバー本体21Eに設けられ、第2接触部226が第1開閉カバー22Eに設けられていてもよい。
また、第1接触部と第2接触部の一方が第1開閉カバー22Eに設けられ、第1接触部と第2接触部との他方がボックス1に設けられていてもよい。
(4.6)変形例6
上述の実施形態では、カバー本体21に設けられたカバー側固定部217をボックス1に取り付けられた取付金具3の連結部33に接触させることで、カバーブロック2の左右方向への移動を規制した。これに対して、例えば、ボックス1に収納された複数のブレーカ5によってカバーブロック2の移動を規制してもよい。具体的には、左右方向に並ぶ複数のブレーカ5のうち右端及び左端に位置するブレーカ5を、カバー本体21に設けられた露出窓211の右側及び左側の開口端縁に接触させる。これにより、カバーブロック2の左右方向への移動を規制することができる。
(4.7)変形例7
上述の実施形態では、接触用軸215がカバー本体21に設けられ、リブ223が第1開閉カバー22に設けられているが、リブがカバー本体21に設けられ、接触用軸が第1開閉カバー22に設けられていてもよい。この場合、第1開閉カバー22が第1部材であり、カバー本体21が第2部材である。
さらに、ボックス1と第1開閉カバー22との一方に接触用軸が設けられ、ボックス1と第1開閉カバー22との他方にリブが設けられていてもよい。この場合、ボックス1が特定部材である。
(4.8)変形例8
上述の実施形態では、仮保持構造2172が2つの保持用リブ2173,2174を有していたが、図18に示すように、仮保持構造2172Fが1つの保持用リブ2173Fを有していてもよい。以下、変形例8に係るねじ固定構造217Fについて、図18を参照して説明する。尚、仮保持構造2172F以外の構成については上述の実施形態に係るねじ固定構造217と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
変形例8に係るねじ固定構造217Fは、図18に示すように、ねじ用貫通孔2171と、仮保持構造2172Fと、を備えている。ねじ用貫通孔2171は、左右方向が長径で、かつ上下方向が短径となる楕円状であって、凹所2170の底壁部2179を前後方向に貫通している。仮保持構造2172Fは、図18に示すように、凹所2170の下壁部2178から上向きに突出する1つの保持用リブ2173Fを含む。保持用リブ2173Fの上面は、下向きに湾曲する円弧状の載置面2174Fである。載置面2174Fの曲率半径は、固定用ねじ200の軸部201の半径(呼び径の半分)と略同じ寸法である。
変形例8によれば、保持用リブ2173Fの載置面2174Fに固定用ねじ200(の軸部201)を載せ置くことによって、仮保持構造2172Fに固定用ねじ200を仮保持させることができる。
(4.9)変形例9
上述の実施形態では、仮保持構造2172の第1リブ2173及び第2リブ2174が凹所2170の下壁部2178から上向きに突出している。これに対して、図19に示すように、第1リブ2173G及び第2リブ2174Gが凹所2170の左壁部2180(又は右壁部)から右方(又は左方)に突出していてもよい。
この構成によれば、上述の実施形態と同様、第1リブ2173Gと第2リブ2174Gとの間で固定用ねじ200を挟み込むことによって、固定用ねじ200を仮保持することができる。
(4.10)その他の変形例
上述の実施形態では、1つのカバーブロック2によってボックス1を覆っているが、例えば、カバーブロック2からなる内カバー、及び当該内カバーの外側に配置される外カバーによる二重構造であってもよい。
上述の実施形態では、カバーブロック2をボックス1にねじ固定する構造であったが、例えば、クリップ等によってカバーブロック2をボックス1に固定する構造であってもよい。
上述の実施形態で説明した収納スペース9、凹部2431、接触片214、接触用軸215、リブ223、規制壁242,243、第1接触部222及び第2接触部213については省略されていてもよい。また、上述の実施形態で説明した仮保持部7(カバー側仮保持部219及びボックス側仮保持部33)についても省略されていてもよい。
上述の実施形態では、第1回転用軸212及び第1軸受221を合成樹脂により形成したが、第1回転用軸及び第1軸受は、例えば、金属により形成されていてもよい。また、上述の実施形態では、第1軸受221の後端部に開放部2211を設けたが、開放部は、第1軸受221の回転方向における一部に形成されていればよく、第1軸受221の後端部に限定されない。
上述の実施形態では、第1回転用軸212と第1軸受221とで第1開閉カバー22の開閉構造を構成したが、第1開閉カバー22の開閉構造は、上記構成に限らず、例えば、ボールジョイントを含む軸構造であってもよい。
上述の実施形態では、ねじ固定構造を分電盤に適用したが、例えば、電設盤、設備機器、ブレーカ、配線器具の取付枠等にねじ固定構造を適用してもよい。
上述の実施形態では、仮保持構造2172がカバー本体21と同じ樹脂製であったが、仮保持構造2172は、例えば金属製であってもよく、この場合インサート成形等によって成形すればよい。
上述の実施形態では、固定用ねじ200がなべねじであったが、固定用ねじは、なべねじに限らず、例えば、皿ねじ、トラスねじ、六角穴付き止めねじ等であってもよい。この場合、保持用リブの高さ、及び第1辺と第2辺とのなす角度等を、固定用ねじの種類に応じて調整すればよい。
上述の実施形態では、保持用リブ2173,2174における第1辺2175と第2辺2176との連接部分である前端部2177の形状がR形状であったが、前端部2177の形状は、R形状に限らず、例えば45度の面取りが施されていてもよい。
上述の実施形態では、保持用リブ2173,2174における第1辺2175と第2辺2176との連接部分である前端部2177が案内構造であった。これに対して、仮保持構造2172に仮保持させた固定用ねじ200をねじ用貫通孔2171へと案内できる構造であれば、他の構造であってもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係るねじ固定構造(217)は、固定用ねじ(200)を用いて第1部分(1)と第2部分(21)とを結合する。ねじ固定構造(217)は、ねじ用貫通孔(2171)と、仮保持構造(2172)と、を備える。ねじ用貫通孔(2171)は、固定用ねじ(200)の軸部(201)が通される。仮保持構造(2172)は、ねじ用貫通孔(2171)が設けられた特定部分(2179)に対してねじ用貫通孔(2171)の貫通方向(前後方向)における一方側(前側)に位置し、固定用ねじ(200)を仮保持する。
この態様によれば、固定用ねじ(200)を仮保持構造(2172)に仮保持させることができ、作業者が固定用ねじ(200)を手で保持しながら作業する場合と比較して作業性を向上させることができる。
第2の態様に係るねじ固定構造(217)は、第1の態様において、案内構造(2177)を更に備える。案内構造(2177)は、仮保持構造(2172)に仮保持させた固定用ねじ(200)を、固定用工具(300)でねじ用貫通孔(2171)へと案内する。
この態様によれば、仮保持構造(2172)に仮保持させた固定用ねじ(200)を、固定用工具(300)でねじ用貫通孔(2171)へと案内するだけでよく、作業性を更に向上させることができる。
第3の態様に係るねじ固定構造(217)では、第1又は2の態様において、特定部分(2179)は、凹所(2170)の底壁部(2179)である。仮保持構造(2172)は、凹所(2170)内に設けられている。
この態様によれば、凹所(2170)内での作業は作業性が悪く、仮保持構造(2172)を設けることによって作業性が向上するという利点がある。
第4の態様に係るねじ固定構造(217)では、第1〜3のいずれかの態様において、仮保持構造(2172)は、保持用リブ(2173,2174)を含む。保持用リブ(2173,2174)は、第1辺(2175)と、第2辺(2176)と、を有する。第1辺(2175)は、貫通方向(前後方向)と平行な方向においてねじ用貫通孔(2171)から離れる向き(前向き)に延びる。第2辺(2176)は、第1辺(2175)におけるねじ用貫通孔(2171)と反対側の端部(前端部)から貫通方向と交差する方向(上下方向)においてねじ用貫通孔(2171)から離れる向き(下向き)に延びる。
第5の態様に係るねじ固定構造(217)では、第4の態様において、第1辺(2175)と第2辺(2176)とのなす角度が直角、又は鋭角である。
第6の態様に係るねじ固定構造(217)では、第4又は5の態様において、保持用リブ(2173,2174)は、弾性材料からなる。仮保持構造(2172)は、保持用リブ(2173,2174)が弾性変形することによって固定用ねじ(200)を仮保持する。
この態様によれば、保持用リブ(2173,2174)の弾性力によって固定用ねじ(200)を仮保持することができる。
第7の態様に係るねじ固定構造(217)では、第6の態様において、ねじ用貫通孔(2171)と仮保持構造(2172)とは、貫通方向(前後方向)から見て貫通方向と交差する並列方向(上下方向)に並んでいる。保持用リブ(2173,2174)は、貫通方向及び並列方向の両方と交差する方向(左右方向)に並ぶ第1リブ(2173)及び第2リブ(2174)を有する。仮保持構造(2172)は、第1リブ(2173)と第2リブ(2174)との間に固定用ねじ(200)を挟むことによって固定用ねじ(200)を仮保持する。
この態様によれば、第1リブ(2173)と第2リブ(2174)との間に固定用ねじ(200)を挟むだけで固定用ねじ(200)を仮保持することができる。
第8の態様に係るねじ固定構造(217)は、第4〜7のいずれかの態様において、接触面(2178)を更に備える。接触面(2178)は、仮保持構造(2172)に固定用ねじ(200)を仮保持させた状態で固定用ねじ(200)の頭部(202)が接触する。
この態様によれば、仮保持構造(2172)に仮保持させた状態での固定用ねじ(200)の姿勢が安定し、固定用ねじ(200)が落ちにくくなるという利点がある。
第9の態様に係るねじ固定構造(217)では、第8の態様において、接触面(2178)は、仮保持構造(2172)に固定用ねじ(200)を仮保持させた状態で第2辺(2176)との間で固定用ねじ(200)の頭部(202)を挟む。
この態様によれば、仮保持構造(2172)に仮保持させた状態での固定用ねじ(200)の姿勢がより安定し、固定用ねじ(200)が更に落ちにくくなるという利点がある。
第10の態様に係るねじ固定構造(217)では、第1〜9のいずれかの態様において、ねじ用貫通孔(2171)と仮保持構造(2172)とは、貫通方向(前後方向)から見て貫通方向と交差する並列方向(上下方向)に並んでいる。仮保持構造(2172)に固定用ねじ(200)を仮保持させた状態では、貫通方向から見て並列方向において固定用ねじ(200)のねじ先(203)が固定用ねじ(200)の頭部(202)よりもねじ用貫通孔(2171)に近づくように固定用ねじ(200)が斜めに配置される。
この態様によれば、高所にて作業する場合でも作業者から固定用ねじ(200)のねじ穴が見えやすく、作業がしやすいという利点がある。
第11の態様に係るねじ固定構造(217)では、第1〜10のいずれかの態様において、ねじ用貫通孔(2171)と仮保持構造(2172)とは、第2部分(21)に設けられている。
第12の態様に係るカバーブロック(2)は、第1〜11のいずれかの態様に係るねじ固定構造(217)と、第2部分としてのカバー本体(21)と、を備える。カバー本体(21)は、固定用ねじ(200)及びねじ固定構造(217)によって第1部分としてのボックス(1)に結合される。
この態様によれば、作業者が固定用ねじ(200)を手で保持しながら作業する場合と比較して作業性を向上させることができる。
第13の態様に係るカバーブロック(2)は、第12の態様において、複数のねじ固定構造(217)を備える。
この態様によれば、ボックス(1)に対してカバーブロック(2)を強固に取り付けることができる。
第14の態様に係る分電盤(10)は、第12又は13の態様に係るカバーブロック(2)と、ボックス(1)と、を備える。
この態様によれば、作業者が固定用ねじ(200)を手で保持しながら作業する場合と比較して作業性を向上させることができる。
第15の態様に係る施工方法は、第1ステップと、第2ステップと、を含む。第1ステップは、固定用ねじ(200)を用いて第1部分(1)と第2部分(21)とを結合するためのねじ固定構造(217)が備える仮保持構造(2172)に固定用ねじ(200)を仮保持させるステップである。第2ステップは、第1ステップで仮保持構造(2172)に仮保持させた固定用ねじ(200)を、固定用工具(300)でねじ固定構造(217)が備えるねじ用貫通孔(2171)へと案内するステップである。
この態様によれば、作業者が固定用ねじ(200)を手で保持しながら作業する場合と比較して作業性を向上させることができる。
第2〜11の態様に係る構成については、ねじ固定構造(217)の必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
第13の態様に係る構成については、カバーブロック(2)の必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 ボックス(第1部分)
2 カバーブロック
10 分電盤
21 カバー本体(第2部分)
200 固定用ねじ
201 軸部
202 頭部
203 ねじ先
217 ねじ固定構造
300 固定用工具
2170 凹所
2171 ねじ用貫通孔
2172 仮保持構造
2173 第1リブ(保持用リブ)
2174 第2リブ(保持用リブ)
2175 第1辺
2176 第2辺
2177 前端部(案内構造)
2178 接触面
2179 底壁部(特定部分)

Claims (15)

  1. 固定用ねじを用いて第1部分と第2部分とを結合するためのねじ固定構造であって、
    前記固定用ねじの軸部が通されるねじ用貫通孔と、
    前記ねじ用貫通孔が設けられた特定部分に対して前記ねじ用貫通孔の貫通方向における一方側に位置し、前記固定用ねじを仮保持する仮保持構造と、を備える、
    ねじ固定構造。
  2. 前記仮保持構造に仮保持させた前記固定用ねじを、固定用工具で前記ねじ用貫通孔へと案内する案内構造を更に備える、
    請求項1に記載のねじ固定構造。
  3. 前記特定部分は、凹所の底壁部であり、
    前記仮保持構造は、前記凹所内に設けられている、
    請求項1又は2に記載のねじ固定構造。
  4. 前記仮保持構造は、保持用リブを含み、
    前記保持用リブは、
    前記貫通方向と平行な方向において前記ねじ用貫通孔から離れる向きに延びる第1辺と、
    前記第1辺における前記ねじ用貫通孔と反対側の端部から前記貫通方向と交差する方向において前記ねじ用貫通孔から離れる向きに延びる第2辺と、を有する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のねじ固定構造。
  5. 前記第1辺と前記第2辺とのなす角度が直角、又は鋭角である、
    請求項4に記載のねじ固定構造。
  6. 前記保持用リブは、弾性材料からなり、
    前記仮保持構造は、前記保持用リブが弾性変形することによって前記固定用ねじを仮保持する、
    請求項4又は5に記載のねじ固定構造。
  7. 前記ねじ用貫通孔と前記仮保持構造とは、前記貫通方向から見て前記貫通方向と交差する並列方向に並んでおり、
    前記保持用リブは、前記貫通方向及び前記並列方向の両方と交差する方向に並ぶ第1リブ及び第2リブを有し、
    前記仮保持構造は、前記第1リブと前記第2リブとの間に前記固定用ねじを挟むことによって前記固定用ねじを仮保持する、
    請求項6に記載のねじ固定構造。
  8. 前記仮保持構造に前記固定用ねじを仮保持させた状態で前記固定用ねじの頭部が接触する接触面を更に備える、
    請求項4〜7のいずれか1項に記載のねじ固定構造。
  9. 前記接触面は、前記仮保持構造に前記固定用ねじを仮保持させた状態で前記第2辺との間で前記固定用ねじの頭部を挟む、
    請求項8に記載のねじ固定構造。
  10. 前記ねじ用貫通孔と前記仮保持構造とは、前記貫通方向から見て前記貫通方向と交差する並列方向に並んでおり、
    前記仮保持構造に前記固定用ねじを仮保持させた状態では、前記貫通方向から見て前記並列方向において前記固定用ねじのねじ先が前記固定用ねじの頭部よりも前記ねじ用貫通孔に近づくように前記固定用ねじが斜めに配置される、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載のねじ固定構造。
  11. 前記ねじ用貫通孔と前記仮保持構造とは、前記第2部分に設けられている、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載のねじ固定構造。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のねじ固定構造と、
    前記第2部分としてのカバー本体と、を備え、
    前記カバー本体は、前記固定用ねじ及び前記ねじ固定構造によって前記第1部分としてのボックスに結合される、
    カバーブロック。
  13. 複数の前記ねじ固定構造を備える、
    請求項12に記載のカバーブロック。
  14. 請求項12又は13に記載のカバーブロックと、
    前記ボックスと、を備える、
    分電盤。
  15. 固定用ねじを用いて第1部分と第2部分とを結合するためのねじ固定構造が備える仮保持構造に前記固定用ねじを仮保持させる第1ステップと、
    前記第1ステップで前記仮保持構造に仮保持させた前記固定用ねじを、固定用工具で前記ねじ固定構造が備えるねじ用貫通孔へと案内する第2ステップと、を含む、
    施工方法。
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