JP5032368B2 - コネクタカバーの取付構造及びコネクタカバー - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器の外面に露出するコネクタを覆うコネクタカバーの取付構造に関する。
従来、携帯電話などの電子機器では、充電器等の外部機器のケーブルに接続するために、筐体の一側面で露出するコネクタを備えている。このようなコネクタを備える筐体には、未使用時のコネクタを覆うコネクタカバーが開閉自在に取り付けられている(例えば特許文献1参照)。
図10は従来のコネクタカバーの一例を示す図であり、図11は同コネクタカバーが取り付けられた電子機器を示す図である。
図10に示す従来のコネクタカバー1は可撓性を有する部材により形成され、コネクタの接続面側を覆うカバー本体2と、カバー本体2の側辺部から延出され、筐体の内部に挿入して取り付けられる舌部3とを有する。カバー本体2は、舌部3に対して折曲自在に取り付けられ、舌部3の先端側には、幅方向に左右対称に張り出した突部4が設けられている。
このコネクタカバー1は、図11に示す電子機器5の筐体においてコネクタが配設された一側壁面6に形成されたスリット7に、舌部3を先端側から挿入して、筐体の内側に配置させる。スリット7は舌部3の幅に対応して形成されており、先端の突部4は、一側面6を形成する一側壁部の裏面で係合する。これにより、カバー本体2の開閉動作によって、舌部3がスリットから抜脱方向に移動しても、舌部3の突部4が一側壁部の裏面側でスリットの側縁に係合し、抜脱方向への移動を規制する。
また、カバー本体2を舌部3に対して折曲させることによって、カバー本体2と舌部3との接続部分がヒンジとして機能する。つまり、スリットを介して筐体内部に挿入され、コネクタに沿って配置された舌部3に対してカバー本体2は、X方向に回動する。この回動によってカバー本体2は、コネクタに対して開閉する。
特開2006−115163号公報
しかしながら、従来のコネクタカバーの取付構造では、コネクタカバー1の抜け防止となる突部が、筐体内部に納まっている。このため、カバー本体2の開閉動作によって、突部4等のコネクタカバーの一部が千切れた場合、ちぎれた破片は筐体内部に残留する。筐体内部に残留する破片は、移動してヒンジなどの運動機構部分に挟まり、運動を妨げる恐れがあり、また筐体内部での移動音を発し、ユーザーに不安感を与える恐れがある。これらに対応するために、筐体を解体して破片を取り除く必要が生じその作業に手間が係る。
また、従来のコネクタカバー1では、外部に配置されるカバー本体2と突部との間の舌部の長さは、カバー本体の開閉による曲げストレスを軽減させるとともに、突部4をスリットから筐体内に押し込むに必要な長さを有している。この長さを収容する筐体内のスペースは、舌部3を筐体内に押し込んだ後、デッドスペースとなるため、このデットスペースを極力小さくしたいという要望がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、電子機器に取り付けられたコネクタカバーを好適に且つ容易に交換できるとともに、筐体における取り付け部分の省スペース化を図ることができるコネクタカバーの取付構造及びコネクタカバーを提供することを目的とする。
本発明のコネクタカバーの取付構造は、電子機器の筐体において外部に露出する一面に設けられたコネクタを覆うコネクタカバーの取付構造であって、前記コネクタカバーは、前記コネクタを覆うカバー本体と、前記カバー本体の一側方で、同一軸心上で互いに離間して配置され、前記カバー本体の回転軸となる複数の回動軸部と、前記カバー本体と前記複数の回動軸部とを連結する連結部とを有し、前記筐体は、前記一面と交差するとともに隣り合い、外部に露出する他面と、前記一面と前記他面との交差部分に沿って形成され、前記複数の回動軸部を回動自在に収容するとともに前記他面側に開口する軸収容部と、前記軸収容部と連通するとともに、前記一面側に開口して、前記連結部を、前記軸収容部に収容された前記回転軸部を中心に回動自在に収容する連結収容部とを有し、前記複数の回動軸部は、前記連結部に、当該連結部から前記回転軸に沿って互いに離間する方向又は互いに対向する方向に突出して接合され、前記軸収容部は、収容する前記複数の回動軸部の突出部分に対して前記筐体内部への移動を規制する規制凹部と、収容する前記複数の回動軸部における突出部分と逆側の部位に対向して配置され、前記複数の回動軸部に対して、回動軸に沿った前記規制凹部から離間する方向への移動を規制する規制壁部とを有する構成を採る。
本発明によれば、電子機器に取り付けられたコネクタカバーを好適に且つ容易に交換できるとともに、筐体における取り付け部分の省スペース化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るコネクタカバーの取付構造を示す図であり、図2は、同電子機器においてコネクタカバーを開いた状態を示す図である。なお、図1は、電子機器を背面側からみた図であり、図2は、電子機器を正面側からみた図である。
図1に示すコネクタカバーの取付構造において、電子機器100では、筐体110の外部に露出する一面(以下、「上面」という)111に配設されたコネクタ配設部113内のコネクタ130(図2参照)を覆うコネクタカバー200が、筐体110の上面111の一側辺部111aに沿った軸心Aを中心に開閉自在に取り付けられている。なお、コネクタ配設部113に隣接して、コネクタ配置領域側にスライド移動してカバー本体210に掛止し、当該カバー本体210の閉塞状態(閉じた状態)を保持するスライドロック115が配設されている。このスライドロック115は図示しない付勢部材によりコネクタの配置領域側に常時付勢されている。
図2に示すように電子機器100では、コネクタカバー200を開くことによって、コネクタ130は外部に露出し、ケーブル310の端部のライトアングルプラグ320を接続できる。
図3は本発明の一実施の形態に係るコネクタカバーの斜視図であり、図4は、同コネクタカバーの側面図である。
図3に示すコネクタカバー200は、上面111に配置されたコネクタ130を覆う板状のカバー本体210と、カバー本体210をコネクタの配設部113に対して開閉させる軸となる回転軸部220a、220bと、カバー本体210と回転軸部220a、220bとを連結する連結部230と、を有する。
コネクタカバー200は、少なくとも連結部230を樹脂などの弾性変形可能な可撓性を有する部材により形成している。なお、ここでは、コネクタカバー200自体が、樹脂などの弾性変形可能な可撓性を有する部材により成形されている。
カバー本体210は、一側辺部210aに接続された連結部230を介して連結され、筐体110に回動自在に取り付けられた回転軸部220a、220bを中心に回動し、上面111のコネクタ配設部113内で臨むように配置されたコネクタ130の接続口を閉塞する。
このカバー本体210には、連結部230が接続された一側辺部210aと隣り合う辺部210bから外方に突出して設けられ、上面111にスライド自在に配置されたスライドロック115(図1参照)に係合する爪部212が設けられている。
また、カバー本体210の他側辺部210cには、閉じたカバー本体210を回動軸部220a、220bを中心に回動させる際につまむ摘み部214が設けられている。
回動軸部220a、220bは、カバー本体210よりも下方で且つ側方に同一軸心A上に離間して位置するように連結部230を介してカバー本体210に連結されている。
回動軸部220a、220bは、連結部230に対して、当該連結部230において軸方向で離間する側の端部からそれぞれ離間する方向に突出するように取り付けられている。
図3及び図4に示すように、連結部230は、カバー本体210の一側辺部210aから裏面側に傾斜して設けられた板状をなし、同一軸心A上に配置された回動軸部220a、220bを、所定の間隔を空けて支持している。
具体的には、連結部230は、カバー本体210の一側辺部210aに接合され、一側辺部210aに沿って延在する連結本体232と、連結本体232の軸方向で離間する端部からそれぞれカバー本体210から離間する傾斜方向に延在し、且つ、延出された端部に回動軸部220a、220bがそれぞれ接合されたアーム部234、236とからなる。ここでは連結本体232及びアーム部234、236とで側面視コ字状の板体により形成されている。
具体的には、アーム部234及びアーム部236は、連結本体232に、回動軸部220a、220bの間隔と同じ間隔を空けて対向して設けられている。
アーム部234及びアーム部236において、それぞれ対向する端辺部234a、236aは、回動軸部220a、回動軸部220bの基端部222a、222bとそれぞれ面一で接続されている。
これらアーム部234及びアーム部236にそれぞれ接合された回動軸部220a、220bは、端辺部234a、236aと平行な端辺部234b、236bから、軸方向に沿って互いに離間する方向に突出している。なお、回動軸部220a、220bがそれぞれアーム部234、236から軸方向に沿って互いに離間する方向に突出する長さは、どのような長さでも良く、互いに異なる長さであってもよい。
このようにコネクタカバー200では、連結本体232と回動軸部220a、220bとの間には、回動軸部220aと回動軸部220b間と連通して、アーム部234、236の長さ分の空間Tが形成されている。加えて、連結部230では、アーム部234、236の突出端には、軸方向に沿って互いに離間する方向に突出した回動軸部220a、220bが設けられ、これら回動軸部220a、220b間の空間と空間Tは連通している。
連結部230は、弾性変形自在であるため、連結部230自体を変形させて、アーム部234、236の端部に接合された回動軸部220a、220bを互いにねじれた方向に変位させることができる。具体的には、弾性変形するアーム部234、236が、連結本体232において軸方向に離間する端部のそれぞれから、交差する方向(ここでは直交する方向)に突出して形成されているため、アーム部234,236自体を変形させて突出方向を軸心としてねじりやすくなっている。なお、この際、アーム部234、236の変形に追従して連結本体232も変形することで、アーム部234、236はよりねじりやすくなっている。よって、アーム部234、236の突端に形成された回動軸部220a、220bに対して、互いの軸心をずれた方向に変位させる(例えば互いに軸心を90度ずれさせる)ことができる。
連結部230に対する回動軸部220a、220bの接合状態は、図4に示すように、回動軸部220aと回動軸部220bの間の長さRを、回動軸部220a、220bの直径φPよりも長くしている。また、回動軸部220a、220bの軸心Aから当該軸心Aと対向し空間Tを仕切る連結本体232の側辺部までの長さSは、連結部230(詳細には、アーム部234)からの回動軸部220aの突出長さQよりも長くなっている。
このように構成されたコネクタカバー200は、図5に示すように、回動軸部220a、220bを、筐体110において上面111と直交して隣り合う外面(背面116)に開口する軸収容部162内に回動自在に配設することで、筐体110に取り付けられている。
図6は、電子機器の筐体においてコネクタカバーを取り付ける部位を示す筐体の斜視図であり、図7は同コネクタカバーが取り付けられる部位を筐体の背面側から見た図である。
図6及び図7に示すように、軸収容部162は、筐体110において直交する上面111及び背面116をそれぞれ外面とする上面壁部及び背面壁部とが直交する角部(筐体の肉厚部分)160に、背面116に開口して、側辺部111aに沿って形成されている。なお、図6において、上面111に上方に開口した凹状のコネクタ配設部113内に形成された開口113aは、コネクタ130(図2に示す)が取り付けられる穴である。軸収容部162に回動軸部220a、220bを収容して、コネクタカバー200を取り付けることによって、カバー本体210をコネクタ配設部113に対して開閉させ、開口113aに取り付けられるコネクタ130(図2参照)を被覆自在としている。
軸収容部162は、筐体110の角部分160において背面116側に開口し、側辺部111aと直交する断面の中心を軸心Aに略一致させて、回転軸部220a、220bを回動自在に収容するように形成された凹部を柱部164により仕切ることで形成されている。
また、背面116側から見て、柱部164の両側壁部分に隣接する壁部分は、筐体110の内方に後退し、柱部164の両側部に、アーム部234、236を収容するアーム収容領域166を形成している。なお、アーム収容領域166の底面は軸収容部162の底面と面一である。
言い換えれば、軸収容部162では、それぞれ柱部164において軸方向(一側辺部111aの延在方向)で離間する両側壁面と対向する部分は、収容した回動軸部220a、220bのそれぞれにおけるアーム部234,236からの突出部分Q(図4参照)を、軸心Aと直交する筐体110内側への方向の移動を規制しつつ回動自在に収容する規制凹部165が形成されている。
このように角部160では、柱部164は、軸収容部162の規制凹部165内に突出部分が収容された回動軸部220a、220bの互いに対向する方向への移動を規制するストッパとして機能する。
つまり、柱部164では、回転軸方向と直交する両側面が規制壁部となり、収容する回動軸部220a、220bにおける突出部分と逆側で対向して配置され、回動軸部220a、220bに対して、規制凹部165から離間する方向への移動を規制している。
また、軸収容部162に収容された回動軸部220a、220bにおいて連結部230(詳細にはアーム部234、236)から突出する先端部分は、規制凹部165により挿入方向とは逆の方向(軸心Aと直交する抜脱方向)への移動を規制される。ここでは、回動軸部220a、220bは、連結部230に対して互いに離間する方向(左右方向)に突出して設けられ、これら突出部分がそれぞれ規制凹部165内に配設されるため、コネクタカバー200自体の抜けが防止されている。
図8は、回動軸部が収容された軸収容部を仕切る上面部分で切断した状態を示す要部断面図である。
図8に示すように、角部160では、回動軸220a、220bを回動自在に収容した軸収容部162は、柱部164及び規制凹部165を仕切る部位により形成され、柱部164の両側側の領域で、筐体110の内方に後退した凹状の壁面により仕切られたアーム収容領域166に連通している。
また、軸収容部162の上方には、アーム収容領域166を介して軸収容部162に連通するとともに、上面111側に開口し、連結部230の連結本体232を収容する連結本体収容部167が形成されている。
このようにコネクタカバー200が取り付けられる筐体110の角部分160には、コネクタカバー200の回動軸部220a、220b及び連結部230の形状に対応し、且つ回動軸部220a、220b、連結部230が回動自在に収容する収容部、収容領域が形成されている。
次に、電子機器100の筐体110へのコネクタカバー200の取り付け方法を説明する。
図3及び図4に示すコネクタカバー200の回動軸部220aを、筐体110において柱部164により仕切られた軸収容部162(図6及び図7参照)のうち対応する軸収容部162内に、連結本体収容部167、アーム収容領域166を通して挿入する。
また、回動軸部220bを、筐体110において柱部164により仕切られた軸収容部162(図6及び図7参照)のうち対応する軸収容部162内に、連結本体収容部167、アーム収容領域166を通して挿入する。
これら回動軸部220a、220bは、連結部230自体を変形させて、それぞれの軸方向を変位させ、軸収容部162から背面116側の開口を利用しつつ、対応する軸収容部162に挿入できる。
具体的には、回動軸部220a、220bのうち一方の回動軸部を対応する軸収容部162に挿入した後、他方の回動軸部を、その軸心を90度変位させて、連結本体収容部167、アーム収容領域166を通して挿入できる。
そして、軸収容部162にそれぞれ挿入された回動軸部220a、220bは、連結部230の連結本体232及びアーム部234、235の弾性復帰力によって復帰し、それぞれ回転可能に収容される。
このように筐体110及びコネクタカバー200を備えるコネクタカバー200の取付構造によれば、コネクタカバー200は、筐体110の上面111及び背面116を形成する上面部及び背面部が直交してなる筐体110の肉厚部分である角部160に取り付けられている。つまり、コネクタカバー200は、筐体110において、当該筐体110内部空間を仕切り、一側辺部111aに沿った壁部の交わる肉厚部分に、筐体110の内部空間に干渉することなく、一側辺部111aに沿った軸心を中心に回動自在に取り付けられている。
具体的には、コネクタカバー200の回動中心となる回動軸部220a、220bが、筐体内に挿入されることなく、背面(外面)116で開口する軸収容部162に収容される。このため、経年変化や使用頻度による消耗によってコネクタカバー200が千切れても、ちぎれた破片が筐体110内部に残ることがない。よって、ちぎれた破片を取り除くために筐体110を解体する必要がなく、別のコネクタカバー200に容易に付け替えることができる。
また、コネクタカバー200は筐体110に対して回転軸で回動させるようにして、カバー本体210の筐体110の上面111に対する開閉を回転運動にしているため、従来と比較して、回転軸とカバー本体210間の長さが短く、つまり連結部230を短くなり、筐体110におけるデッドスペースを小さくできる。
さらに、筐体110の背面116で開口するとともにコネクタ配設部113内に連通する軸収容部162は、弾性復帰した回動軸部220a、220bにより閉塞され、上面111において矩形枠で囲まれたコネクタ配設部113はカバー本体210により閉塞される。これによりコネクタ配設部113に対して防水性の向上を図ることができる。
また、コネクタカバー200は、筐体110内に挿入されることなく角部160に取り付けられるため、従来のコネクタカバーの取付構造と異なり、コネクタカバーの一部を筐体内部に差し込むことなく取り付けることができる。よって、筐体110自体を、接着などの永久的結合手段によって、その内部空間を完全に密閉して形成した場合、この筐体110に対して、当該筐体110の密閉された内部空間になんら干渉することなくコネクタカバーを取り付けて、筐体110自体の防水性を確保できる。このように、本実施の形態のコネクタカバーの取付構造は、外面にコネクタが配設され、接着などの永久的結合手段によって完全に密閉された内部空間を有する筐体110に対して、より有効な取付手段となっている。
このように本実施の形態によれば、電子機器に取り付けられたコネクタカバーを好適に且つ容易に交換できるとともに、筐体における取り付け部分の省スペース化を図ることができる。
さらに、コネクタカバー200には、連結本体232と、回動軸部220a、220bとを、互いに離間して対向するアーム部234、236を介して結合している。
これにより、アーム部234、236の互いに対向する端辺部222a、222b(図3参照)と、連結本体232の側辺部に囲まれ、互いに離間する回転軸部220a、220b間の空間側に開口して連通する空間Tが形成されている。この空間Tを用いて、カバー取付の際(具体的には、回動軸部220a、220bをそれぞれ軸収容部162に収容させる際)において連結部230を変形させる領域を確保することができる。
また、本実施の形態に係るコネクタカバーの取付構造では、コネクタカバー220の回動軸部220a、220bは、背面116側で開口する軸収容部162内に回動自在に収容されている。
これにより、回動軸部220a、220bは筐体110の背面116側から軸収容部162の開口(取付確認窓部)を介して視認することができ、回動軸部220a、220bが確実に収容されているか否かを容易に確認することができる。
なお、この本実施の形態のコネクタカバー200では、互いに離間して配置される回動軸部220a、220b(図3及び図4参照)を連結部230に対して、同一軸心A上で互いに離間する方向に突出して設ける構成としたが、これに限らない。
例えば、コネクタカバー200において、カバー本体210に接合される連結部230のアーム部234,236から互いに対向する方向に突出するように設けても良い。
図9は、コネクタカバーの変形例を示す図である。
なお、図9に示すコネクタカバー200Aは、コネクタカバー200と比較して、回動軸部と連結部との接合状態のみ異なり、その他の構成は同様である。よって、同一の構成要素には同符号を付して、その説明は省略する。
図9に示すコネクタカバー200Aは、カバー本体210に接合された連結部230のアーム部から互いに対向する方向に突出して回動軸部220c、220dが取り付けられている。なお、この突出度合いは、回動軸部220c、220dの軸心から当該軸心と対向して空間Tを仕切る連結本体232の側辺部までの長さよりも長い。
なお、コネクタカバー200Aが取り付けられる筐体の角部の構成は、筐体110に設けられた角部160(図6及び図7参照)の構成において、柱部の両側面に、上側が水平壁面で仕切られた規制凹部165を形成し、角部160において規制凹部165が形成された部位に柱部を設ける構成とする。これら規制凹部に、コネクタカバー200Aの回動軸部220c、220dにおいてアーム部234、236から突出する突出部分を遊嵌し、それぞれの基端側を柱部で規制させることによって、回動軸部220c、220dは軸収容部に回動自在に収容する。このように構成されたコネクタカバーの取付構造は、コネクタカバー200を筐体110の角部160に取り付けた構造と同様の作用効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。なお、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、上記各装置の構成および各装置の使用時の動作についての説明は一例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更や追加が可能であることは明らかである。
本発明の一実施の形態に係るコネクタカバーの取付構造を示す図 電子機器を正面側からみた図 本発明の一実施の形態に係るコネクタカバーの斜視図 同コネクタカバーの側面図 コネクタカバーが取り付けられた電子機器の要部拡大図 電子機器の筐体においてコネクタカバーを取り付ける部位を示す筐体の斜視図 同コネクタカバーが取り付けられる部位を筐体の背面側から見た図 回動軸部が収容された軸収容部を仕切る上面部分で切断した状態を示す要部断面図 コネクタカバーの変形例を示す図 従来のコネクタカバーの一例を示す図 従来のコネクタカバーが取り付けられた電子機器を示す図
符号の説明
100 電子機器
110 筐体
111 上面
116 背面
130 コネクタ
164 柱部
165 規制凹部
200 コネクタカバー
210 カバー本体
220a、220b、220c、220d 回動軸部
230 連結部
234、236 アーム部

Claims (4)

  1. 電子機器の筐体において外部に露出する一面に設けられたコネクタを覆うコネクタカバーの取付構造であって、
    前記コネクタカバーは、前記コネクタを覆うカバー本体と、
    前記カバー本体の一側方で、同一軸心上で互いに離間して配置され、前記カバー本体の回転軸となる複数の回動軸部と、
    前記カバー本体と前記複数の回動軸部とを連結する連結部とを有し、
    前記筐体は、前記一面と交差するとともに隣り合い、外部に露出する他面と、
    前記一面と前記他面との交差部分に沿って形成され、前記複数の回動軸部を回動自在に収容するとともに前記他面側に開口する軸収容部と、
    前記軸収容部と連通するとともに、前記一面側に開口して、前記連結部を、前記軸収容部に収容された前記回転軸部を中心に回動自在に収容する連結収容部とを有し、
    前記複数の回動軸部は、前記連結部に、当該連結部から前記回転軸に沿って互いに離間する方向又は互いに対向する方向に突出して接合され、
    前記軸収容部は、収容する前記複数の回動軸部の突出部分に対して前記筐体内部への移動を規制する規制凹部と、収容する前記複数の回動軸部における突出部分と逆側の部位に対向して配置され、前記複数の回動軸部に対して、回動軸に沿った前記規制凹部から離間する方向への移動を規制する規制壁部とを有する、コネクタカバーの取付構造。
  2. 前記コネクタカバーは、前記カバー本体、前記複数の回動軸部及び前記連結部のうち少なくとも連結部を弾性変形可能な可撓性を有する部材により形成する、請求項1記載のコネクタカバーの取付構造。
  3. 前記複数の回動軸部は、前記連結部において前記カバー本体側から離間する方向に延出された複数のアーム部の先端にそれぞれ接合され、
    前記複数のアーム部同士は、回転軸方向に互いに離間して設けられている、請求項2記載のコネクタカバーの取付構造。
  4. 請求項1記載のコネクタカバーの取付構造に用いられるコネクタカバー。
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