JP2009148333A - 基板ケース、並びに、遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板を収容したケース本体の開封作業や封止作業を容易に実施可能な基板ケース、並びに、当該基板ケースを備えた遊技機の提供を目的とした。
【解決手段】制御装置10は、基板ケースCを構成するケース本体11の端部に4つの受け部80a〜80dを有する。ケース本体11は、受け部80aに係合片を嵌め込んで係合させることにより封止することができる。また、ケース本体11は、受け部80a〜80dのうち、連結構造が形成されているものを切断すると開封可能となる。ケース本体11を開封するために切断された受け部80a〜80cは、次にケース本体11を封止する際にケース本体11に残存している受け部80b〜80dに嵌め込んで係合させるための部材として再利用することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板ケース、並びに、当該基板ケースを備えた遊技機に関する。
従来より、スロットマシンやパチンコ機に代表される遊技機が備えている基板ケースの多くは、下記特許文献1に開示されているように、基板上に実装されているCPUやROMなどに不正な改造等が施されるのを防止すべく、基板を収容し、封止した状態で筐体内の所定の位置に取り付けられている。
下記特許文献1に開示されている基板ケースは、ベース部材と蓋部材とを組み合わせて構成されるものであり、ベース部材側に複数設けられたカシメ受け部材のうちの一つと、蓋部材側に複数取り付けられたカシメピンのうちの一つとを係合させることによりケースを封止可能とされている。また、このケースは、カシメ受け部材をベース部材から切断すると共に、カシメピンを蓋部材から切断することで開封することができ、必要に応じてカシメ受け部材に取り付けられていた連結片を取り外して再利用できる構成とされている。
特開2006−130185号公報
しかし、従来技術の基板ケースでは、開封に際してカシメ受け部材を切断し、蓋部材をスライドさせた後、さらにカシメピンを切断するといったように複数段階にわたる作業を行わねばならず、一連の開封作業が繁雑であるといった問題があった。また、上記した従来技術の基板ケースでは、開封する際に切断されたカシメ受け部材から連結片を取り外して再利用できるが、カシメ受け部材や連結片は小さな部品であるため、連結片をいちいち取り外して再利用するには相当の手間を要していた。
また、上記した従来技術の基板ケースでは、カシメ受け部材に取り付けられた連結片については再利用することができるが、切断されたカシメ受け部材やカシメピンについては再利用されず破棄されていた。そのため、上記した基板ケースでは、開封に当たって切断したカシメ受け部材やカシメピン等を処分せねばならず、その分だけ基板ケースの開封やこれに収容されている基板のメンテナンスに手間を要するといった問題があった。
そこで、本発明は、基板を収容したケースの開封作業や封止作業を容易に実施可能な基板ケース、並びに、当該基板ケースを備えた遊技機の提供を目的とした。
上記した課題を解決すべく提供される本発明の基板ケースは、内部に基板を収容して開閉可能なケース本体と、連結片とを有し、前記ケース本体には、前記連結片との連結により連結構造を形成し、ケース本体を封止状態にすることが可能な受け部が複数設けられており、前記連結構造が形成された部分をケース本体から切断することにより、ケース本体が開封可能になると共に、ケース本体から独立した連結体が形成され、当該連結体をケース本体に残存する受け部に係合させることにより、新たな連結構造が形成され、ケース本体が再度封止状態にすることができる。
また、本発明の基板ケースは、連結体とケース本体に残存している受け部との連結により形成された連結構造を含む部分を切断することにより、ケース本体が開封可能になると共に、ケース本体に残存している他の受け部に係合可能な連結体が新たに形成されても良い。
また、本発明の基板ケースは、ケース本体が、一対のケース構成体を組み合わせて構成され、受け部が、一方のケース構成体に設けられた第1受け構成部と、他方のケース構成体に設けられた第2受け構成部とを組み合わせて構成され、連結片あるいは連結体を介して第1受け構成部と第2受け構成部とを連結させることにより連結構造が形成されても良い。
また、本発明の基板ケースは、連結片あるいは連結体を嵌め込むことで連結構造を形成可能であり、内部空間の大きさの異なる受け部が複数設けられており、連結体が、ケース本体の開封の繰り返しに伴って順次大きくなり、ケース本体を封止する際に、ケース本体に残存している受け部のうち、連結片あるいは連結体を嵌め込んで連結構造を形成可能な大きさのものを選択することによりケース本体を封止可能とすることができる。
さらに、本発明の遊技機は、請求項1〜4のいずれかに記載の基板ケースと、当該基板ケースを装着するためのケース装着部とが設けられており、前記基板ケースが、ケース本体に設けられた一又は複数の受け部に、当該受け部の外部に向けて突出した係合部を有し、当該係合部を用いて連結構造を形成してケース本体を封止可能なものであり、当該ケース装着部に、前記係合部と係合可能な被係合部を備えた係合部材が設けられており、当該係合部材の被係合部と、前記基板ケースの係合部とが係合することにより前記基板ケースがケース装着部に装着されることが好ましい。
本発明の本発明の基板ケースでは、受け部に連結片を係合させて連結構造を形成した後に、連結構造が形成された部分をケース本体から切断すれば、ケース本体を開き、内部に収容されている基板のメンテナンス等を行うことができる。一方、連結構造が形成された部分を切断して形成された連結体をケース本体に残存している受け部に係合させると、新たに連結構造が形成され、ケース本体を開閉不可能な状態とすることができる。このように、本発明の基板ケースでは、ケース本体を開くために切断して形成された連結体やこれに含まれている連結片をそのまま次にケース本体を封止するために有効利用できる。従って、本発明の基板ケースは、ケース本体の開封作業や封止作業を容易に行うことができる。
また、本発明の基板ケースでは、初期段階において連結片を用いてケース本体を封止する必要がある。しかし、その後の封止に際しては連結片に対して受け部に相当する部分が連結されて別途形成された連結体が用いられ、連結片を別途準備する必要がない。そのため、本発明の基板ケースでは、連結片を多数準備しておく必要がなく、その分だけ部品点数を最小限に抑制することができる。
さらに、本発明の基板ケースでは、開封に伴って形成された連結体やこれに含まれている連結片をそのまま次の封止作業に用いることとなり、従来技術のように一部の部材が不要になったり、分解や回収等する必要がない。そのため、本発明の基板ケースでは、ユーザーがメンテナンス等を行う際に部材の要否を判断したり、部材の分解や回収を行う必要がなく、メンテナンス等の作業効率を飛躍的に向上させることができる。
また、本基板ケースでは、上記した連結体を用いて連結構造が形成された部分を切断することにより、新たな連結体を作成することができる。そして、この連結体をケース本体に残存している受け部に対して係合させて連結構造を形成することでケース本体を封止した後、この連結構造を含む部分を切断すると、さらに別の連結体が作成される。このように、本発明の基板ケースでは、連結体を受け部に係合させて形成された連結構造を含む部分を切断してケース本体を開封し、その後、切断により形成された新たな連結体を用いてケース本体を再び封止することができる。よって、本発明の基板ケースでは、ケース本体を開封する際に切断により形成された連結体を順次ケース本体を封止するために有効利用できる。
また、本基板ケースによれば、ケース本体を構成する一対のケース構成体のうち一方に設けられた第1受け構成部と、他方に設けられた第2受け構成部とを連結片や、連結片を含んだ連結体を介して連結させることにケース本体を封止することができる。そのため、本発明の基板ケースでは、初期段階においてケース本体の封止に使用された連結片や、これを含んで構成される連結体をケース本体を封止するために有効利用でき、ケース本体の開封作業や封止作業の簡略化や、部品点数の削減に資することができる。
さらに本基板ケースでは、連結体の大きさが、開封作業の繰り返しに伴って順次大きくなっていく。その一方で、本発明の基板ケースで採用しているケース本体には、内部空間の大きさが異なる受け部が複数設けられており、そのうちから選ばれる所定の受け部が、連結構造を形成するために準備された連結片あるいは連結体を嵌め込んで連結構造を形成可能な大きさとされている。そのため、本発明の基板ケースでは、ケース本体を封止する際に、連結片や連結体の大きさに見合った内部空間の大きさを有する受け部を選択すればよい。従って、本発明によれば、ケース本体を封止する際に、ユーザーが連結片や連結体を嵌め込むべき受け部の選択に迷うのを防止でき、ケース本体の封止作業の作業効率を向上させることができる。また、本発明によれば、ケース本体の封止作業の際に連結片や連結体を嵌め込むべき受け部が、連結片や連結体の大きさに基づいて自ずと指定されることとなり、ユーザーが誤った受け部に連結片や連結体を嵌め込むのを防止することができる。
なお、本発明の遊技機では、上記基板ケースが採用されている。また、本発明で採用されている基板ケースは、ケース本体に設けられた一又は複数の受け部の外部に連結構造の形成用に使用可能な係合部が設けられており、これを遊技機のケース装着部に設けられた係合部材に設けられた被係合部に係合させることができる構成とされている。そのため、本発明の遊技機では、基板ケースにおいて連結構造の形成用に設けられた係合部を、遊技機に基板ケースを装着するために使用することができる。なお、係合部は、受け部の外側に向けて突出したものであればよく爪状のものや突起、段部等、様々な形態で形成することができる。また、被係合部は、係合部が係合可能なものであればどのようなものでもよく、例えば孔や凹部、溝、段部等様々な形態で形成することができる。
続いて、本発明の一実施形態にかかる遊技機1並びに、基板ケースCについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、遊技機1を示す正面図である。図2は、遊技機1の内部構造を示す正面図である。図3(a)は、遊技機1において採用されている制御装置10を示す斜視図であり、図3(b)は、制御装置10において基板ケースCを封止するのに用いられている連結体85や連結体85〜87の外観を示す斜視図である。図5は、ケースCを構成する本体15の受け構成部20近傍の構造を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のA方向矢視図、(c)は(b)のB−B断面図である。図6は、ケースCを構成するカバー16の受け構成部50近傍の構造を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のA方向矢視図、(c)は(b)のB−B断面図である。図7(a)は、連結片を示す斜視図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図である。図8(a)は、ケース本体の断面図であり、図8(b)は(a)のA部拡大図である。図9は、制御装置10および基板装着台座Sの構成を示す正面図である。図10は、制御装置10をケース装着台座Sに装着した状態を示す断面図である。
図1に示すように、遊技機1は、いわゆるスロットマシンである。図2に示すように、遊技機1は、筐体2aと、これに対して開閉自在に取り付けられた前面扉2bとを有する。筐体2aの内部には、本実施形態の遊技機1の特徴的構成である基板ケースCを備えた制御装置10や、回胴3、メダル払出装置4に加え、各種センサ類やスイッチ類等、様々な機器類が収容されている。
一方、図1に示すように、前面扉2bの表面側(外側)、すなわち使用状態において遊技者側に向く面には、メダル投入口5aやメダル払出口5bに加え、遊技機1の操作用のボタン類が設けられている。具体的には、回胴3を停止させるためのストップボタン6aやメダル返却ボタン6bをはじめとする様々なボタン類や、回胴3の回転始動用のスタートレバー6c等が設けられている。さらに、前面扉2bの表面側には、演出用ランプ7aや画像表示部7b、回胴3を視認可能とするための表示窓7c、放音部7dといったような遊技機1の動作状態を表したり装飾を施すためのものや、受け皿8a、灰皿8bといったような付随的な構成物等が設けられている。
上記した制御装置10は、遊技機1の動作を司るものである。図3や図4に示すように、制御装置10は、ケース本体11と連結片75とを備えた基板ケースCを有する。制御装置10は、ケースCの内部に従来公知のCPUやROMをはじめとする電子部品類を実装した基板12や裏板13が収容されたものである。制御装置10は、基板ケースCを構成するケース本体11を連結片75等を用いて封止し、内部に収容されている基板12やこれに実装されている電子部品類を外部から触れることができない状態とした上で、図2に示すように筐体2aの上方側に取り付けられた基板装着台座Sに取り付けられている。
制御装置10において採用されている基板ケースCを構成するケース本体11についてさらに詳細に説明すると、図3や図4に示すように、ケース本体11は、正面視がほぼ矩形で扁平な形状とされている。ケース本体11は、いわゆるインロー式の箱によって主要部が構成されている。具体的には、ケース本体11は、本体15(ケース構成体)とカバー16(ケース構成体)とが対をなして形成されるものであり、両者を組み合わせて構成されている。図8や図9に示すように、本体15およびカバー16は、その長手方向一端側に設けられたヒンジ部14において連結されている。そのため、ケース本体11は、ヒンジ部14を支点として本体15およびカバー16を近接離反させ、開閉することができる。
図4に示すように、本体15は、開口領域の形状がほぼ矩形でトレー状の部材であり、収容部17を中心として構成されている。収容部17は、基板12や裏板13を収容可能な程度の大きさとされている。本体15は、収容部17の長手方向一端側の側面17aに対して隣接する位置に複数(本実施形態では4つ)の受け構成部20を有する。また、収容部17の長手方向他端側の側面17bにヒンジ部14を構成するヒンジ構成体14aを有する。さらに、本体15は、側面17a,17bに対してほぼ垂直な側面17c,17dに、係合部19,19を有する。係合部19,19は、正面視がほぼ「コ」字型に屈曲した形状とされており、収容部17の開口端よりも上方、すなわち収容部17の底面から離れる方向に突出している。
図4や図5に示すように、受け構成部20は、開口形状が矩形で枡状の部分であり、接続部18を介して収容部17に対して接続されている。受け構成部20は、4面の内周面21〜24と底面25とで囲まれた空間を有する。内周面21〜24のうち、収容部17の側面と平行な内周面21に対してほぼ垂直な内周面22,23には、溝26,27が設けられている。図5(a),(b)に示すように、溝26,27は、それぞれ内周面22,23のほぼ中央において、受け構成部20の高さ方向、すなわち開口端側から底面25側に向かう方向に伸びている。図5(c)に示すように、溝26,27において受け構成部20の開口端側に近い位置にが不連続部分があり、この不連続部分によって段部30,31が形成されている。また、受け構成部20は、収容部17の側面17aに対して平行な外周面32,33と、これらに対してほぼ垂直な外周面35、36を有する。
図5(b)に示すように、外周面32,33には、受け構成部20の外側に向けて突出した爪37,38が設けられている。爪37,38は、弾性を有し、押圧力を付与すると外周面32,33側に向けて撓んだ状態になり、押圧力を解除すると外周面32,33から離反する方向に突出した状態になる。すなわち、爪37,38は、押圧力の付与および解除により外周面32,33から出没可能とされている。
図3や図4、図9に示すように、受け構成部20は、収容部17の側面に沿って4つ並べて設けられており、それぞれ大きさが相違している。受け構成部20のうち、最も小さなもの(以下、受け構成部20aとも称す)の開口領域の大きさは、後に詳述する連結片75の断面積の大きさとほぼ合致する。また、受け構成部20aよりも一回り大きな受け構成部20(以下、受け構成部20bとも称す)の内部空間の大きさ、すなわち開口領域の大きさや深さは、受け構成部20aの大きさとほぼ同一とされている。
同様に、受け構成部20bに対して隣接する位置に設けられた受け構成部20(以下、受け構成部20cとも称す)は、受け構成部20bよりも一回り大きく、残りの受け構成部20(以下、受け構成部20dとも称す)は、受け構成部20cよりも一回り大きい。そして、受け構成部20cの内部空間の大きさは、受け構成部20bや後に詳述するカバー16側の受け構成部50bの大きさとほぼ同等とされており、受け構成部20dの内部空間の大きさは、受け構成部20cや受け構成部50cの大きさとほぼ同等とされている。
一方、図3や図4に示すように、カバー16は、基板12や裏板13が取り付けられた本体15に対して被さるように取り付けられるトレー状の部材であり、覆蓋部40を中心として構成されている。また、カバー16は、上記した本体15と同様に、覆蓋部40の長手方向一端側の側面40aに対して隣接する位置に複数(本実施形態では4つ)の受け構成部50を有する。また、覆蓋部40の長手方向他端側の側面40bにヒンジ構成体14bが設けられている。ヒンジ構成体14bは、本体15側に設けられたヒンジ構成体14aと組み合わさってヒンジ部14を構成するものである。
図4や図9に示すように、カバー16は、側面40a,40bに対してほぼ垂直な側面40c,40dを有し、これらに係合爪41,41や係合爪43,43が設けられている。係合爪41,41は、本体15に設けられた係合部19,19と係合するものである。係合爪43,43は、基板ケースCを後に詳述する基板装着台座S(図9参照)に装着する際に基板装着台座Sに設けられた側方係合部材91と係合するものである。
覆蓋部40は、上記した側面40a〜40dによって周囲が囲まれた部分である。また、図8に示すように、覆蓋部40は、本体15およびカバー16を重ね合わせた状態において、上記した収容部17に被さり、収容部17と組み合わさって内側に基板収容空間42を形成する部分である。図4や図8に示すように、覆蓋部40は、その長手方向一端側に1つのコネクタ取出口45を有し、他端側に3つのコネクタ取出口46〜48を有する。コネクタ取出口45〜48は、それぞれ基板12に複数設けられているコネクタ12aをケース本体11の外側に露出させるためのものである。
受け構成部50は、上記した本体15側に設けられた受け構成部20と大部分が同様の構成とされている。具体的には、図6(a),(b)に示すように、受け構成部50は、開口形状が矩形で枡状の形状とされており、接続部51を介して覆蓋部40の側面40aに接続されている。受け構成部50は、側面40aに対して平行な内周面52,53と、これに対してほぼ垂直な内周面54,55、並びに、天面56で囲まれた空間を有する。内周面52,53のほぼ中央には、受け構成部50の高さ方向に向けて伸びる溝60,61が設けられている。
図6(c)に示すように、溝60,61は、上記した受け構成部20側の溝26,27と同様に受け構成部50の開口端に近い位置に不連続部分があり、この不連続部分によって段部62,63が形成されている。また、受け構成部50は、側面40aに対して平行な外周面65,66と、これに対してほぼ垂直な外周面67,68とを有し、この外周面67,68に外側に向けて突出した爪70,71が設けられている。爪70,71は、上記した受け構成部20に設けられていた爪37,38と同様に弾性を有し、押圧力を付与すると外周面67,68側に向けて撓んだ状態になる。一方、押圧力を解除すると、爪70,71は、外周面32,33から離反する方向に突出した状態になる。すなわち、爪70,71は、押圧力の付与したり解除することにより外周面67,68から出没可能とされている。
受け構成部50は、上記した本体15に設けられた各受け構成部20に対応して設けられており、その大きさがそれぞれ異なる。具体的には、受け構成部50は、覆蓋部40の側面40aに沿って4つ並べて設けられている。各受け構成部50は、本体15およびカバー16を重ね合わせた際に、開口端が本体15側に設けられた各受け構成部20の開口端と付き合わせた状態となるように位置あわせして設けられている。また、各受け構成部50の開口領域の大きさは、本体15およびカバー16を重ね合わせた際に突き合わせ状態になる各受け構成部20のものとほぼ同一とされている。さらに具体的に説明すると、4つ設けられている受け構成部50のうち最も小さなもの(以下、受け構成部50aとも称す)は、受け構成部20aに対応して設けられたものである。受け構成部50aの開口領域の大きさは、後に詳述する連結片75の断面積の大きさとほぼ合致する。
受け構成部50aに対して隣接する位置に設けられた受け構成部50(以下、受け構成部50bとも称す)は、受け構成部50aよりも一回り大きい。受け構成部50bの内部空間の大きさ、すなわち受け構成部50bの深さや開口領域の大きさは、受け構成部50aや受け構成部20aの大きさとほぼ同一とされている。同様に、受け構成部50bに対して隣接する位置に設けられた受け構成部50(以下、受け構成部50cとも称す)は、受け構成部50bよりも一回り大きく、内部空間の大きさが受け構成部50bや受け構成部20bの外形の大きさとほぼ同等とされている。残りの受け構成部50(以下、受け構成部50dとも称す)は、受け構成部50cよりもさらに一回り大きく、その内部空間の大きさは、受け構成部50cや受け構成部20cの大きさとほぼ同等とされている。
上記したケース本体11を閉じた状態、すなわち本体15およびカバー16の開口端同士が突き合わさった状態になると、図8に示すように本体15側の収容部17と、カバー16側の覆蓋部40とが組み合わさって基板収容空間42が形成される。また、図3や図9に示すように、基板収容空間42内に収容されている基板12に装着されているコネクタ12aが、それぞれ覆蓋部40側に設けられた各コネクタ取出口45〜48から外部に露出した状態になる。一方、図3や図8に示すように、ケース本体11を閉じた状態とすると、本体15側の各受け構成部20a〜20dの開口端と、カバー16側の各受け構成部50a〜50dの開口端とが突き合わさった状態になり、内部にほぼ直方体状の空間を有する受け部80が形成される。
続いて、上記した基板ケースCを構成するケース本体11の封止方法および開封方法について説明する。ケース本体11を構成する本体15およびカバー16のそれぞれに、受け構成部20a〜20dおよび受け構成部50a〜50dが全て残っている状態(以下、第1開封状態とも言う)では、図7に示す連結片75を用い、これと受け構成部20a,50aとを係合させることでケース本体11を封止することができる。
ここで、連結片75についてさらに詳細に説明すると、図7に示すように、連結片75は、4面の外周面75a〜75dを有し、断面形状が略矩形で棒状の部材である。連結片75は、その一端側であって外周面75aおよびこれに対向する外周面75cのほぼ中央の位置にそれぞれ爪76,77が設けられている。また、連結片75において爪76,77が設けられているのとは逆側の端部であって、外周面75bおよびこれに対向する外周面75eのほぼ中央の位置には爪78、79が設けられている。また、連結片75の断面積は、受け構成部20a,50aの開口面積とほぼ同一である。そのため、第1開封状態において、爪76,77の設けられた側の端部を先頭にして連結片75をカバー16の受け構成部50a内に差し込むと、爪76,77が溝60,61に設けられた段部62,63を乗り越え、爪76,77と段部62,63とが係合した状態になる。これにより、連結片75が受け構成部50aに嵌り込み、抜けない状態になる。
一方、連結片75の爪78,79が設けられた側の端部は、本体15側に設けられた受け構成部20a内に差し込まれる。この際、爪78,79は、それぞれ受け構成部20a内に形成された溝26,27内に沿って摺動する。爪78,79が段部30,31が設けられた位置に差し掛かると、爪78,79に押圧力が作用し、爪78,79が撓み、連結片75の外周面75b,75d側にへこんだ状態になる。この状態からさらに連結片78,79が受け構成部20a内に押し込まれると、やがて爪78,79が段部30,31を乗り越える。
爪78,79が段部30,31を越えるまで連結片75が押し込まれると、爪78,79に作用していた押圧力が解除され、爪78,79が弾性力によって連結片75の外側に向けて突出した状態に戻る。これにより、爪78,79が段部30,31に係合した状態になり、当該部位に連結構造が形成される。これにより、連結片75が受け構成部20aに嵌り込んで抜けない状態になる。このようにして連結片75が受け構成部20a,50aの組み合わせによって構成される受け部80aと係合した状態になると、受け構成部20a,50aの間に介在している連結片75によって本体15およびカバー16が互いに離反不可能な状態になり、ケース本体11が封止された状態(以下、第1封止状態とも言う)になる。
上記したようにしてケース本体11が第1封止状態になった後、ケース本体11を開封する場合は、内部に連結構造が形成されている受け部80aに相当する部分がケース本体11から切断される。これにより、ケース本体11が開封可能な状態になると共に、図3(b)に示すように切断されたものによって連結体85が形成される。さらに詳細に説明すると、受け部80aを構成する受け構成部20a,50aは、それぞれ接続部18,51を介して本体15およびカバー16の主要部をなす収容部17や覆蓋部40と繋がっている。そのため、受け構成部20a,50aを繋いでいる接続部18,51を切断することにより、受け部80aに相当する部分がケース本体11から独立した状態になる。これにより、連結体85が形成される。
ここで、第1封止状態では、受け部80aにおいて連結構造が形成されており、これによりケース本体11が封止されている。しかし、残りの受け部80(以下、受け部80b〜80dとも称す)では連結構造が形成されておらず、単に受け構成部20b〜20dと受け構成部50b〜50dとが突き合わされた状態にあるに過ぎない。そのため、受け部80aを切断すると、ケース本体11を開封可能な状態(以下、第2開封状態とも言う)になる。
上記したようにして形成された連結体85は、第2開封状態にあるケース本体11を封止するための部材として活用することができる。具体的には、連結体85は、連結片75を芯として、この周囲に受け構成部20a,50aに相当するものが係合した状態になっている。そのため、連結体85は、受け構成部20a,50aの分だけ連結片75よりも外形が大きく、受け部80bの内部にほぼぴったりと納まる大きさとなっている。また、連結体85は、受け構成部20aに相当する部分に爪37,38を有し、受け構成部50aに相当する部分に爪70,71を有する。爪37,38や、爪70,71の位置関係は、それぞれ連結体85の内部に包含されている連結片75の爪76〜79の位置関係と同様とされている。そのため、連結片75を受け部80aに嵌め込み、係合させることができたのと同様に、連結体85は、第2開封状態においてケース本体11側に残っている受け部80b内に嵌め込んで係合させることができる。
そこで、第2開封状態においてケース本体11を封止する場合は、第1開封状態とする際に形成された連結体85をケース本体11側に残っているうちで最も小さい受け部80b内に嵌め込む。この際、連結体85の外殻を構成している受け構成部20a側の部分が受け部80bを構成する受け構成部50b内に嵌め込まれ、連結体85の外殻を構成している受け構成部50a側の部分が受け構成部20b内に嵌め込まれる。連結体85の一端側(受け構成部20a側)にある爪37,38が受け構成部50b内に形成されている段部62,63を乗り越え、連結体85の他端側(受け構成部50a側)にある爪70,71が受け構成部20b内に形成されている段部30,31を乗り越えるまで連結体85が差し込まれると、連結体85が受け構成部20b,50bと係合し、受け部80bの内側に連結構造が形成される。これにより、ケース本体11が受け部80bにおいて封止された状態(以下、第2封止状態とも言う)になる。一方、第2封止状態にあるケース本体11は、第1封止状態において受け部80aを切断して開封したのと同様に、連結構造が形成されている受け部80bを切断することで開封された状態(以下、第3開封状態とも言う)とすることができる。
ここで、第3開封状態とすることにより切断され、ケース本体11から独立した状態になる受け部80b(以下、連結体86とも称す)は、連結片75や連結体85と同様に直方体状である。また、連結体86は、連結体85をさらに受け部80bを構成する受け構成部20b,50bで取り囲んだ構造であり、連結片75を中心として受け部80a,80bが入れ子状に配されている。言い換えれば、連結体86は、連結片75に対して受け部80が多重に係合された入れ子状の構造とされている。連結体86は、上記した連結体85よりも一回り大きく、受け部80cの内側にほぼ隙間なく納まる程度の大きさとされている。また、連結体86は、連結片75や連結体85と同様に、受け構成部20bに相当する部分に外側に突出した爪37,38を有し、受け構成部50bに相当する部分に外側に突出した爪70,71を有する。そのため、連結体86は、第3開封状態においてケース本体11に残存している受け部80c内に嵌め込んで係合させることが可能であり、第3開封状態にあるケース本体11を封止するための部材として活用することができる。
そこで、上記したようにして第3開封状態とされたケース本体11を再度封止する場合は、連結体85を用いて第2封止状態とした場合と同様に、連結体86がケース本体11に残存している受け部80cに嵌め込まれる。これにより、連結体86と受け部80cとの間で連結構造が形成され、ケース本体11が封止された状態(以下、第3封止状態とも言う)になる。また、第3封止状態にあるケース本体11は、受け部80cを切断することで開封された状態(以下、第4開封状態とも言う)とすることができる。そして、第4開封状態とする際に切断された受け部80cに相当する部分は、次にケース本体11を封止する際にケース本体11に残存している受け部80dに嵌め込んで係合させるための連結体87として活用することができる。また、連結体95を受け部80dに嵌め込んでケース本体11を封止した状態(以下、第4封止状態とも言う)では、受け部80dに相当する部分を切断することによりケース本体11が開封された状態(以下、第5開封状態とも言う)になる。
制御装置10は、上記したようにしてケース本体11を第1〜第4封止状態のいずれかとした後、筐体2aの上方側に設けられた基板装着台座Sに装着される。ここで、図9に示すように、基板装着台座Sは、正面視が略矩形で、ケース本体11よりもやや大きい程度の台座である。基板装着台座Sの長手方向一端側には、正面視が略「コ」字型の受け部係合部材90が設けられている。受け部係合部材90は、ケース本体11に設けられた受け部80a〜80dに対応して4つ(以下、それぞれを受け部係合部材90a〜90dとも称す)設けられている。また、基板装着台座Sには、2つの側方係合部材91が設けられている。受け部係合部材90a〜90dは、それぞれ制御装置10を基板装着台座Sに設置した場合にケース本体11の受け部80a〜80dが到来する位置に設けられている。側方係合部材91,91は、ケース本体11を構成するカバー16の側面40c,40dに設けられた係合爪43,43が到来する位置に設けられている。
受け部係合部材90a〜90dは、それぞれ基板装着台座Sに対してほぼ垂直に立ち上がっている。受け部係合部材90a〜90dは、受け部80a〜80dにあわせてそれぞれ大きさが相違しており、受け部80a〜80dの位置関係に対応して一列に並べて設けられている。また、受け部係合部材90a〜90dには、各受け部80a〜80dを構成する受け構成部20a〜20dに設けられた爪38(係合部)と係合可能な係合凹部93(被係合部)が設けられている。
一方、図9や図10に示すように、基板装着台座Sの長手方向他端側には、嵌込口92が設けられている。嵌込口92は、ケース本体11の幅(短手方向の長さ)と同程度の開口幅を有しており、ケース本体11のヒンジ14が設けられた側の端部を差し込み可能とされている。
図10に示すように、制御装置10は、基板ケースCを構成するケース本体11の本体15側の面が基板装着台座S側を向く姿勢とし、各受け部係合部材90a〜90dに受け部80a〜80dが沿う姿勢とした上で、嵌込口92にケース本体11のヒンジ14側の端部を嵌め込むことで基板装着台座Sに設置される。これにより、ケース本体11のヒンジ14側の端部が嵌込口92にほぼ隙間なく嵌め込まれて支持された状態になると共に、受け部係合部材90a〜90dに設けられた各係合凹部93に各受け部80a〜80dの爪38が係合し、位置決めされる。また、ケース本体10の側面40c,40dにある係合爪43,43は、それぞれ基板装着台座Sの側方係合部材91,91と係合する。これにより、制御装置10の基板ケースCは、基板装着台座Sに対して固定された状態になる。
上記したように、本実施形態で採用されている基板ケースCのケース本体11は、第1〜第4封止状態において、ケース本体11に残っている受け部80a〜80dのうち、内部で連結構造が形成されているものを切断するとケース本体11が第2〜第5開封状態になり、内部に収容されている基板12のメンテナンス等を行うことが可能になる。また、第2〜4開封状態とする際にケース本体から切断された受け部80a〜80cについては、特に分解等しなくてもそのまま次にケース本体11を封止するための連結体85〜87として活用することができる。
言い換えれば、ケース本体11に複数(本実施形態では4個)の受け部80が設けられており、ケース本体11に切断されずに残存しているn個の受け部80のうち、内部において連結片75や連結体85〜87と連結構造を形成しているものを切断することにより、切断した受け部80の数mだけケース本体11に残存している受け部80の数が減ると共に、ケース本体11が開封可能な状態になる。また、ケース本体11の開封のために受け部80を切断することにより、新たに連結体85〜87のいずれかを形成することができる。そして、このようにして新たに形成された連結体85〜87をケース本体11に残存している(n−m)個の受け部80のうちの対応するものと係合させることにより、ケース本体11を再び封止することができる。そのため、制御装置10の基板ケースCは、ケース本体11の開封作業や封止作業を容易かつスムーズに行うことができる。なお、上記実施形態では、受け部80を4つ設けたものを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、受け部80は複数設けられていればよい。
また、上記したように、基板ケースCは、ケース本体10の開封に伴って形成された連結体85〜87やこれに含まれている連結片75をそのまま次の封止作業に用いるため、一部の部材を破棄したり、分解、回収等する必要がない。そのため、基板ケースCは、ユーザーが制御装置10のメンテナンス等を行う際にケース本体11から切断して形成された連結体85〜87の要否を判断したり、連結体85〜87の分解や回収を行う必要がなく、メンテナンス等の作業効率が高い。
基板ケースCは、第1封止状態とするのに使用される連結体75に始まり、ケース本体10の封止に使用される連結体85〜87の断面積や外形の大きさが順を追って大きくなる。具体的には、第1封止状態とする際には、連結片75のみが受け部80aに嵌め込まれるが、第2〜第4封止状態とするのに使用される連結体85〜87は、受け構成部20a〜20cや受け構成部50a〜50cが連結片75の外周に多重に係合したものである。そのため、ケース本体10の開封、封止を繰り返すに連れ、封止に使用する連結片75や連結体85の断面積や外形が順を追って大きくなる。
その一方で、連結片75や連結体85〜87が嵌め込まれる受け部80a〜80dの内部空間の大きさ、すなわち受け構成部20a〜20dや受け構成部50a〜50dの開口面積および内部空間の大きさも、連結片75や連結体85の断面積や外形の大きさと同様に順次大きくなっている。言い換えれば、受け部80a〜80dは、それぞれ内部空間の大きさが異なっており、内部空間の大きさが連結片75や連結体85〜86を嵌め込み可能な大きさの受け部80(80a〜80cに相当)と、これよりも内部空間の大きさが大きく、前記した受け部80(受け部80a〜80cに相当)に該当する部分を切断して新たに形成される連結体85〜87を嵌め込み可能な大きさの受け部80(受け部80b〜80dに相当)とがある。そのため、基板ケースCのケース本体11を封止する場合、ユーザーは、複数(本実施形態では4つ)設けられた受け部80a〜80dから内部空間の大きさや開口面積の大きさが連結片75や連結体85〜87の大きさに見合ったものを選択すればよい。従って、制御装置10では、基板ケースCのケース本体11を封止する際に、ユーザーが連結片75や連結体85〜87を嵌め込むべき受け部80a〜80dの選択に迷うのを防止でき、ケース本体10の封止作業の作業効率を向上させることができる。
また、上記した構成とすれば、基板ケースCでは、ケース本体10を封止する際に連結片75や連結体85〜87を嵌め込むべき受け部80a〜80dを指定することができ、ユーザーが誤った受け部80a〜80dに連結片75や連結体85〜87を嵌め込むのを防止することができる。そのため、上記した構成によれば、ケース本体10の強度等を考慮して第1〜第4封止状態において最適な場所でケース本体10を封止可能なように受け部80a〜80dを配置することができる。
また、基板ケースCは、ケース本体11の長手方向一端側に一体的に形成されたヒンジ14を有し、これにより本体15およびカバー16が連結されている。そのため、基板ケースCは、長手方向他端側に設けられた受け部80a〜80dに連結片75や連結体85〜87を係合させるだけで封止することができる。なお、上記実施形態では、ケース本体11の一端側をヒンジ14によって連結することにより封止した構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、例えばケース本体11においてヒンジ14が設けられている部位にも受け部80に相当するものを設け、ケース本体11の両端において受け部80を用いた連結構造を形成して封止する構成としてもよい。また、受け部80を設ける位置については、ケース本体11の長手方向の端部に限定されるものではなく、幅方向(短手方向)の一端側あるいは両端側に相当する位置であってもよい。
制御装置10の基板ケースCは、ケース本体11の受け部80の外側に設けられた爪38を基板装着台座Sに設けられた受け部係合部材90a〜90dに設けられた係合凹部93と係合させることにより位置決めし、固定するために活用することができる。なお、上記実施形態では、基板装着台座Sに対して制御装置10の基板ケースCを固定するために爪38を活用できる構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、受け部係合部材90a〜90dの一部あるいは全部を設けない構成としてもよい。また、上記実施形態では、受け部80dと受け部係合部材90dとが係合することを考慮して、受け部80dにも爪38を設けた構成を例示したが、受け部80dの爪38は、他の受け部80a〜80cのもののように他の受け部80との係合に活用されるものではない。そのため、受け部係合部材90dを設けない場合には、受け部80dに爪38を設けない構成としてもよい。
上記実施形態では、基板ケースCを構成するケース本体11の封止に際して利用される連結片75や連結体85〜87に外側に向けて突出した爪76〜79や爪37,38、爪70,71を設け、これらを受け部80内に形成された段部30,31や段部60,61に係合させて連結構造を形成するものであったが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、爪76〜79や爪37,38、爪70,71の代わりに凹部や孔を設ける一方、段部30,31や段部60,61に代えて前記した凹部や孔に係合する突起や爪を設けた構成としてもよい。また、受け部80内の段部30,31や段部60,61に代えて、爪76〜79や爪37,38、爪70,71が係合する孔や爪、突起等を設けた構成としてもよい。
また、上記実施形態では、連結片75や連結体85〜87と各受け部80とを係合により形成される連結構造で一体化して基板ケースCのケース本体11を封止する構成を例示したが、本発明において連結構造を形成する形態はこれに限定されるものではなく、例えば嵌合や他の連結形態により連結構造を形成したものであってもよい。また、上記実施形態では、各受け部80において、受け構成体20,50が入れ子状に配されて係合するものを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の形態で係合等して連結構造を形成するものであってもよい。
なお、上記実施形態で示した遊技機1は、いわゆるスロットマシンであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばパチンコ機に代表されるような他の種類の遊技機であってもよい。
本発明の一実施形態にかかる遊技機を示す正面図である。 遊技機の内部構造を示す正面図である。 (a)は、制御装置を示す斜視図であり、(b)は連結体の外観を示す斜視図である。 図3に示す制御装置の分解斜視図である。 ケース構成体の受け構成部近傍の構造を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のA方向矢視図、(c)は(b)のB−B断面図である。 ケース構成体の受け構成部近傍の構造を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のA方向矢視図、(c)は(b)のB−B断面図である。 (a)は、連結片を示す斜視図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図である。 (a)は、ケース本体の断面図であり、(b)は(a)のA部拡大図である。 制御装置およびケース装着部の構成を示す正面図である。 制御装置をケース装着部に装着した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 遊技機
10 制御装置(基板ケース)
11 ケース本体
15 本体(ケース構成体)
16 カバー(ケース構成体)
20 受け構成部
30,31,62,63 段部
37 爪
38 爪(係合部)
50 受け構成部
62,63 段部
70,71 爪
75 連結片
76,77,78,79 爪
80 受け部
85,86,87 連結体
90 受け部係合部材
93 係合凹部(被係合部)
S 基板装着台座(ケース装着部)
C 基板ケース

Claims (5)

  1. 内部に基板を収容して開閉可能なケース本体と、連結片とを有し、
    前記ケース本体には、前記連結片との連結により連結構造を形成し、ケース本体を封止状態にすることが可能な受け部が複数設けられており、
    前記連結構造が形成された部分をケース本体から切断することにより、ケース本体が開封可能になると共に、ケース本体から独立した連結体が形成され、
    当該連結体をケース本体に残存する受け部に係合させることにより、新たな連結構造が形成され、ケース本体が再度封止状態になることを特徴とする基板ケース。
  2. 連結体とケース本体に残存している受け部との連結により形成された連結構造を含む部分を切断することにより、ケース本体が開封可能になると共に、ケース本体に残存している他の受け部に係合可能な連結体が新たに形成されることを特徴とする請求項1に記載の基板ケース。
  3. ケース本体が、一対のケース構成体を組み合わせて構成され、
    受け部が、一方のケース構成体に設けられた第1受け構成部と、他方のケース構成体に設けられた第2受け構成部とを組み合わせて構成され、
    連結片あるいは連結体を介して第1受け構成部と第2受け構成部とを連結させることにより連結構造が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板ケース。
  4. 連結片あるいは連結体を嵌め込むことで連結構造を形成可能であり、内部空間の大きさの異なる受け部が複数設けられており、
    連結体が、ケース本体の開封の繰り返しに伴って順次大きくなり、
    ケース本体を封止する際に、ケース本体に残存している受け部のうち、連結片あるいは連結体を嵌め込んで連結構造を形成可能な大きさのものを選択することによりケース本体を封止可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基板ケース。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の基板ケースと、
    当該基板ケースを装着するためのケース装着部とが設けられており、
    前記基板ケースが、ケース本体に設けられた一又は複数の受け部に、当該受け部の外部に向けて突出した係合部を有し、当該係合部を用いて連結構造を形成してケース本体を封止可能なものであり、
    当該ケース装着部に、前記係合部と係合可能な被係合部を備えた係合部材が設けられており、
    当該係合部材の被係合部と、前記基板ケースの係合部とが係合することにより前記基板ケースがケース装着部に装着されることを特徴とする遊技機。
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