JP2020023390A - シート給送装置、シート給送装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
特許文献1では、先に給送されたシートの後端をレジスト前センサ(例えば後述する図1における32)が検知した後、特定時間を経過しても、レジスト前センサが次のシートの先端を検知しない場合に、ピックアップローラをシートに接触させて回転させる。これにより、ピックアップローラの使用を最小限にしてシートを給送する技術が提案されている。
このように、従来の技術では、給紙するシートが腰の弱い薄紙等の場合に給紙ローラにおけるジャムが発生することがあるという課題があった。
まず、本発明の第1実施形態に係るシート給送装置を含むシート搬送装置について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るシート給送装置を備えるシート搬送装置(画像読取装置)の構成を概略的に示す部分断面図である。
図2は、図1のシート搬送装置の主要部の構成を概略的に示す模式図である。
ここでは、一例として本発明のシート搬送装置を画像読取装置に適用する場合について説明するが、シートに対して印刷を行う印刷装置(プリンタ等)、あるいは画像読取装置と印刷装置を組み合わせた複合機などの原稿搬送系を持つ装置など、各種のシート搬送装置に適用可能である。
シート積載台(シート載置台)1にはシートが複数枚積載されており、シート積載台1は昇降自在に構成されている。シート積載台駆動モータ2は、シート積載台1を昇降させる。シート検知センサ3は、シート積載台1に積載されたシートがシート取込位置にあることを検知する。シート積載検知センサ12は、シート積載台1のシート積載面1aにシートが積載されていることを検知する。また、原稿跳ね上げ検知センサ35は、シート積載面1aに直交する方向に並ぶ複数のセンサを備え、シート積載台1に積載されているシートの跳ね上がりを検知する。例えば、原稿跳ね上げ検知センサ35は、ステイプル留め等された原稿がシート積載台1に積載されて給紙された場合になどに生じる原稿の跳ね上がりを検知することができる。これにより、ステイプル留め等された原稿の給紙を中止するなどの制御が可能となる。
図3は、第1実施形態の制御部45にて行われる、薄紙モード(「薄紙搬送モード」ともいう)における制御動作の一例を説明するフローチャートである。すなわち、このフローチャートに示す処理は、制御部45の図示しないCPUがROMに格納されたプログラムを実行することにより実現される。なお、薄紙モードは、図示しない操作部、又は、シート搬送装置200と通信可能に接続される情報処理装置(パーソナルコンピュータ等)から設定可能である。
次にS102において、制御部45は、レジスト前センサ32をチェックし、レジスト前センサ32がシート先端を検知したか否かを判定する。
S103において、制御部45は、測定時間(TIME)が特定時間(TS)を超えたか否かを判定する。測定時間(TIME)が特定時間(TS)を超えていないと判定した場合(S103でNoの場合)、制御部45は、S102に処理を戻す。
さらにS105において、制御部45は、後述する特定時間(TD)経過後に、ピックアップローラ4を回転させる。これによって、ピックアップローラ4がシートを給送ローラ6へ給送する。
そしてS107において、制御部45は、レジスト前センサ32をチェックし、シート先端がレジスト前センサ32により検知されたか否かを判定する。
S110において、制御部45は、測定時間(TIME)がエラー時間(TOUT)を超えたか否かを判定する。測定時間(TIME)がエラー時間(TOUT)を超えていないと判定した場合(S110でNoの場合)、制御部45は、S107に処理を戻す。
制御部45は、ピックアップローラ4を退避位置に移動し(S111)、ピックアップローラ4の回転を停止させ(S112)、本フローチャートの処理をエラー終了する。
制御部45は、ピックアップローラ4を退避位置に移動し(S108)、ピックアップローラ4の回転を停止させ(S109)、S113に移行する。
一方、シート積載台1にシートがないと判定した場合(S115でNoの場合)、すなわち次のシートがない場合、制御部45は、本フローチャートの処理を終了する。なお、終了する前に、特定時間(TS)以上の時間を待ってレジスト前センサ32によってシートが検知された場合にS113に進み、シートが検知されなかった場合に終了するようにすることが好ましい。
図4(a)は、測定時間(TIME)が特定時間(TS)を超えても(TIME>TS)レジスト前センサ32がシートの先端を検知しない場合の例に対応する。この場合、ピックアップローラ4が接触位置に移動して特定時間(TD)後に回転し、シートを給送ローラ6へ送り込む。これにより、ピックアップローラ4の接触圧により惹起されるジャムの発生を防止する。
図5に示すように、ピックアップローラ4のシートへの接触開始から時間TCが経過するまでは、ピックアップローラ4のシートへの接触圧が変化している。接触圧が強い時はシート同士の摩擦力も強くなるため、時間TCが経過するまでにピックアップローラ4の回転を開始してしまうとシートの連れ入りが起こりやすく、給紙ジャムが発生しやすかった。
それに対し本実施形態においては、ピックアップローラをシートに接触させてから回転させるまでの特定時間(TD)は、図5に示した接触圧変化時間(TC)よりも長い時間を設定して回転を開始しており、その時間は例えば0.2秒に設定している。しかし、特定時間(TD)は0.2秒に限定されるものではない。
ここで、本実施形態で説明したシート給送装置101によって薄紙の搬送を開始した場合に、給送ローラ6に対してシートが巻き込まれてしまうことで、給送ローラ6においてシートのジャムが発生してしまうことがあった。特に薄紙モードを適用した場合などに、コシの弱い薄紙が給送ローラ6へ巻き込まれ易く、以下では、それを防ぐための効果的な制御について説明する。
図6(a)は、原稿先端が給送ローラ6と分離ローラ7との間に形成されるニップ部に到達した状態を示す。
図6(b)は、原稿先端が給送ローラ6と分離ローラ7との間に形成されるニップ部を通過した状態を示す。
次に、制御部45は、時間の測定を開始する(測定時間(TIME)=0)(S201)。
さらに、制御部45は、給送ローラ6を給送ローラ6にシートが巻き込まれない程度の第1給送速度V3(低速)で駆動する(S202)。制御部45は、シートの先端がシート積載台1から給送されてから給送ローラ6と分離ローラ7との間に形成されるニップ部を通過する所定時間T3まで(TIME<T3)の間、給送ローラ6を第1給送速度V3で駆動し続ける。
所定時間T3を経過したと判定した場合(S203でYesの場合)、制御部45は、シートの先端が給送ローラ6と分離ローラ7との間に形成されるニップ部を通過したと判断し、給送ローラ6を第2給送速度V4(高速)に切り替えて駆動する(S204)。第2給送速度V4(高速)は、第1給送速度V3(低速)より高速であり、例えば、レジストローラ17、18、20、21を駆動する搬送速度に等しいか、搬送速度に近似した略同等の速度である。
制御部45は、給送モータ8の駆動を停止し(S206)、給送ローラ6の駆動制御のためのカウントTIMEを「0」に戻して、時間の測定を停止する(S207)。
そして、レジスト後センサ34にシート先端が到達したことを検知した場合(S208でYesの場合)、制御部45は、所定のタイミングで画像読取センサ14,15による画像読取動作を開始する(S209)。
S211において、制御部45は、シート積載台1にシートがあるか否かをチェックする。シート積載台1にシートがあると判定した場合(S211でYesの場合)、すなわち次のシートがある場合、制御部45は、S201に処理を戻す。
一方、シート積載台1にシートがないと判定した場合(S211でNoの場合)、すなわち次のシートがない場合、制御部45は、本フローチャートの処理を終了する。
また、本実施形態では、レジスト中センサ33とレジスト後センサ34を設け、これらを用いて上述の制御を行う構成について説明したが、上述の制御を1つのセンサで行ってもよい。例えばレジスト中センサ33を省略する構成とし、レジスト後センサ34を用いて上述の制御を行ってもよい。この場合、S205ではレジスト後センサ34がシート先端を検知した場合にS206に処理を進めるようにし、S208の処理は省略するものとする。
図8は、シート積載台1上のシート(原稿)、給送ローラ6、原稿の先端部分の位置並びにピックアップローラ4の給送速度の関係を説明する図である。
また、第1給送速度V3とピックアップローラ4による給送速度V5は同等に設定してもよい。
なお、制御部45は、普通紙モードが設定されている状態では、給送ローラ6の駆動開始時に、給送ローラ6を第2給送速度V4(高速)で制御する。
図9は、原稿の搬送方向に対して給送ローラ6と並列する位置に薄紙モード用の光学センサである薄紙搬送用レジストセンサ65(第2シート検知センサ)を配置する構成を例示する図である。
図9(a)は、原稿先端が給送ローラ6と分離ローラ7との間に形成されるニップ部に到達した状態を示す。
図9(b)は、原稿先端が給送ローラ6と分離ローラ7との間に形成されるニップ部を通過し薄紙搬送用レジストセンサ65に到達した状態を示す。
図10は、第1実施形態の他の態様において制御部45にて行われる、薄紙モードにおける給送制御動作の一例を説明するフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、制御部45の図示しないCPUがROMに格納されたプログラムを実行することにより実現される。なお、図7と同じステップについては同じステップ番号を付してある。なお、図10に示す制御と上述した図3に示した制御はとともに1つの給送動作の中で行われるものである。
S212において、制御部45は、薄紙搬送用レジストセンサ65が原稿の先端を検知したか否かを監視する。そして、まだ薄紙搬送用レジストセンサ65が原稿の先端を検知していないと判定した場合(S212でNoの場合)、制御部45は、S212の監視を継続する。
このように、薄紙搬送用レジストセンサ65が原稿の先端を検知したことに基づいて、制御部45が給送ローラ6の駆動速度を第1給送速度V3から第2給送速度V4に変更する。この構成により、より効果的に薄紙搬送用の速度制御を実施することが可能となる。なお、好ましくは、原稿の先端部が給送ローラ6と分離ローラ7とで形成されるニップ部を抜けたことを光学センサによって検知すべく、光学センサの検知位置が給送ローラ6と分離ローラ7とで形成されるニップ部の位置よりも下流側であることが好ましい。
また、薄紙搬送用レジストセンサ65による原稿先端の検知の代わりに、重送検知センサ30による原稿の検知に応じて、給送ローラ6の駆動速度をV3からV4に変更するようにしてもよい。
また、分離ローラ対42の下流の搬送路両側等に斜行センサ(例えば原稿搬送方向に2列に並ぶ複数の光学センサから構成される)を有する装置の場合、該斜行センサで原稿が検知された場合に、給送速度を切り替えるようにしてもよい。
すなわち、分離ローラ対42の下流に設けられるいずれかのセンサで原稿が検知された場合に、給送速度を切り替えるようにしてもよく、センサの種類はどのような検知方式のセンサでもよい。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、給送ローラ6(分離ローラ7)の駆動をON/OFFする実施形態について説明する。なお、給送ローラ6(分離ローラ7)の駆動をON/OFFするタイミングで、レジストローラ対(17、18)の駆動をON/OFFしてもよい。以下、給送ローラ6及び分離ローラ7の駆動のON/OFFする場合についても、単に給送ローラ6の駆動をON/OFFすると記載する。
図11は、本発明の第2実施形態に係るシート給送装置を適用可能なシート搬送装置(画像読取装置)の構成の一部を概略的に示す部分断面図である。なお、図1等と同一のものには同一の符号を付してある。
また、図13〜図16は、第2実施形態におけるピックアップローラ、給送ローラ及びレジストローラ対の動作並びにレジスト前センサ及びレジスト中センサの検知状態の関係の一例を示す模式図である。なお、図12の(0)〜(11)と同一の状態には同一の符号を付してある。以下の一連の流れを説明する。
図17〜図19は、第2実施形態におけるピックアップローラ、給送ローラ及びレジストローラ対の動作並びにレジスト前センサ及びレジスト中センサの検知状態の関係の一例を示す模式図であり、t2経過するまでの間にレジスト前センサ32で次のシートの先端が検知される場合に対応する。
図20は、給送ローラ6、レジスト前センサ32及びレジストローラ17,18の位置並びに給送ローラ6の給送速度及びレジストローラの搬送速度の関係を説明する図である。
1枚目のシートの給送に連れられて2枚目のシートが給送ローラ6まで到達している場合、1枚目のシートがレジスト前センサ32を抜けた時点で、2枚目のシートは給送ローラ6の位置から「V1×(L/V2)」だけ進んでいる位置に存在する。よって、その位置から2枚目のシートが給送速度V1でレジスト前センサ32の位置まで送られる時間「(L-V1×(L/V2))/V1」だけ待てば、上述の2枚目のシートは、レジスト前センサ32に到達するはずである。よって、この時間「(L-V1×(L/V2))/V1」を、ピックアップローラ4を後続のシートに降下させるまでの待ち時間の最低条件とすることができる。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施形態を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
4 ピックアップローラ
6 給送ローラ
7 分離ローラ
17、18、20、21 レジストローラ(搬送ローラ)
32 レジスト前センサ(第4シート検知センサ)
33 レジスト中センサ(第3シート検知センサ)
34 レジスト後センサ(第1シート検知センサ)
65 薄紙搬送用レジストセンサ(第2シート検知センサ)
Claims (14)
- シートを搬送路に沿って給送する給送ローラと、
前記給送ローラとの間にニップを形成し、前記給送ローラによって給送されるシートとそれ以外のシートとを分離するための分離ローラと、
前記搬送路における前記給送ローラよりも前記搬送路の下流側に配置され、シートが到達したことを検知する第1シート検知センサと、
前記給送ローラの回転を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1シート検知センサによって先行するシートの後端の到達が検知された後で前記給送ローラによる後続のシートの給送を開始する場合に、前記給送ローラを第1給送速度に制御し、さらに、前記後続のシートの先端が前記給送ローラと前記分離ローラとのニップを超えたと判定した場合に、前記給送ローラを前記第1給送速度よりも高速の第2給送速度に制御する、ことを特徴とするシート給送装置。 - 前記制御部は、前記第1シート検知センサによって前記先行するシートの後端の到達が検知されてから所定の時間が経過した場合に、前記後続のシートの先端が前記ニップを超えたと判定することを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
- シートを搬送路に沿って給送する給送ローラと、
前記給送ローラとの間にニップを形成し、前記給送ローラによって給送されるシートとそれ以外のシートとを分離するための分離ローラと、
前記搬送路における前記給送ローラよりも前記搬送路の下流側に配置され、シートが到達したことを検知する第1シート検知センサと、
前記給送ローラの回転を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1シート検知センサによって先行するシートの後端の到達が検知された後で前記給送ローラによる後続のシートの給送を開始する場合に、前記給送ローラを第1給送速度に制御し、さらに、シート積載台に積載された後続のシートが給送されてから該シートの先端が前記ニップを超えるまでの時間に相当する時間が経過した場合に、前記給送ローラを前記第1給送速度よりも高速の第2給送速度に制御する、ことを特徴とするシート給送装置。 - 前記ニップよりも前記搬送路の下流側で、且つ、前記第1シート検知センサよりも前記搬送路の上流側に位置し、前記シートが到達したことを検知する第2シート検知センサを有し、
前記制御部は、前記第2シート検知センサによってシート先端の到達が検知された場合に前記給送ローラを前記第2給送速度に制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート給送装置。 - 前記給送ローラよりも前記搬送路の下流側で、且つ、前記第1シート検知センサよりも前記搬送路の上流側に位置し、前記シートを搬送する第1搬送ローラと、
前記第1搬送ローラよりも前記搬送路の下流側で、且つ、前記第1シート検知センサよりも前記搬送路の上流側に位置し、前記シートを搬送する第2搬送ローラと、
前記第1搬送ローラよりも前記搬送路の下流側で、且つ、前記第2搬送ローラよりも前記搬送路の上流側に位置し、前記シートが到達したことを検知する第3シート検知センサと、を有し、
前記制御部は、前記第3シート検知センサによってシート先端の到達が検知された場合に、前記給送ローラの回転を停止することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシート給送装置。 - 前記給送ローラよりも前記搬送路の下流側で、且つ、前記第1シート検知センサよりも前記搬送路の上流側に位置し、前記シートを搬送する第1搬送ローラと、
前記第1搬送ローラよりも前記搬送路の下流側で、且つ、前記第1シート検知センサよりも前記搬送路の上流側に位置し、前記シートを搬送する第2搬送ローラと、
前記第1搬送ローラよりも前記搬送路の下流側で、且つ、前記第2搬送ローラよりも前記搬送路の上流側に位置し、前記シートが到達したことを検知する第3シート検知センサと、を有し、
前記制御部は、前記第3シート検知センサによってシート先端の到達が検知された場合に、前記給送ローラを前記第2搬送ローラと同等の速度に制御する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシート給送装置。 - シート積載台に積載されたシートの上方に配置され、該シートを前記給送ローラに供給するピックアップローラを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
- 前記給送ローラよりも前記搬送路の下流側で、且つ、前記第1シート検知センサよりも前記搬送路の上流側に位置し、前記シートを搬送する第1搬送ローラと、
前記給送ローラよりも前記搬送路の下流側で、且つ、前記第1搬送ローラよりも前記搬送路の上流側に位置し、前記シートが到達したことを検知する第4シート検知センサと、を有し、
前記制御部は、前記第1シート検知センサによって前記先行するシートの後端の到達を検知して前記給送ローラの駆動を再開した後、予め設定された待機時間を経過しても前記第4シート検知センサにおいて前記後続のシートの先端の到達が検知されない場合には、前記ピックアップローラによるシートの供給を行い、前記待機時間を経過する前に前記第4シート検知センサにおいて前記後続のシートの先端の到達が検知された場合には、前記ピックアップローラによるシートの供給を行わないように制御することを特徴とする請求項7に記載のシート給送装置。 - 薄紙搬送モードを有し、
シートを搬送路に沿って給送する給送ローラと、
前記給送ローラとの間にニップを形成し、前記給送ローラによって給送されるシートとそれ以外のシートとを分離するための分離ローラと、
前記給送ローラの回転を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記薄紙搬送モードの実行時において、シート先端が前記給送ローラと前記分離ローラとのニップを超えるまでの間、前記給送ローラを第1給送速度に制御し、シート先端が前記ニップを超えた後、前記給送ローラを前記第1給送速度よりも高速の第2給送速度に制御することを特徴とするシート給送装置。 - 通常搬送モードを有し、
前記制御部は、前記通常搬送モードの実行時においては、前記給送ローラの駆動開始時に、前記第2給送速度で制御することを特徴とする請求項9に記載のシート給送装置。 - シートを搬送路に沿って給送する給送ローラと、前記給送ローラとの間にニップを形成し、前記給送ローラによって給送されるシートとそれ以外のシートとを分離するための分離ローラと、前記搬送路における前記給送ローラよりも前記搬送路の下流側に配置され、シートが到達したことを検知する第1シート検知センサと、前記給送ローラの回転を制御する制御部と、を備えるシート給送装置の制御方法であって、
前記制御部が、前記第1シート検知センサによって先行するシートの後端の到達が検知された後で前記給送ローラによる後続のシートの給送を開始する場合に、前記給送ローラを第1給送速度に制御するステップと、
前記制御部が、前記後続のシートの先端が前記給送ローラと前記分離ローラとのニップを超えたと判定した場合に、前記給送ローラを前記第1給送速度よりも高速の第2給送速度に制御するステップと、
を有することを特徴とするシート給送装置の制御方法。 - シートを搬送路に沿って給送する給送ローラと、前記給送ローラとの間にニップを形成し、前記給送ローラによって給送されるシートとそれ以外のシートとを分離するための分離ローラと、前記搬送路における前記給送ローラよりも前記搬送路の下流側に配置され、シートが到達したことを検知する第1シート検知センサと、前記給送ローラの回転を制御する制御部と、を備えるシート給送装置の制御方法であって、
前記制御部が、前記第1シート検知センサによって先行するシートの後端の到達が検知された後で前記給送ローラによる後続のシートの給送を開始する場合に、前記給送ローラを第1給送速度に制御するステップと、
前記制御部が、シート積載台に積載された後続のシートが給送されてから該シートの先端が前記ニップを超えるまでの時間に相当する時間が経過した場合に、前記給送ローラを前記第1給送速度よりも高速の第2給送速度に制御するステップと、
を有することを特徴とするシート給送装置の制御方法。 - 薄紙搬送モードを有し、シートを搬送路に沿って給送する給送ローラと、前記給送ローラとの間にニップを形成し、前記給送ローラによって給送されるシートとそれ以外のシートとを分離するための分離ローラと、前記給送ローラの回転を制御する制御部と、を備えるシート給送装置の制御方法であって、
前記制御部が、前記薄紙搬送モードの実行時において、シート先端が前記給送ローラと前記分離ローラとのニップを超えるまでの間、前記給送ローラを第1給送速度に制御するステップと、
前記制御部が、前記シート先端が前記ニップを超えた後、前記給送ローラを前記第1給送速度よりも高速の第2給送速度に制御するステップと、
を有することを特徴とするシート給送装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1〜10のいずれか1項に記載の制御部として機能させるためのプログラム。
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