JP2020022322A - 温度センサの油没判定装置および電動モータの制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
(A)加速度センサによって検出された車両の加速度が、第1の閾値以上であること
(B)第1の温度センサによって検出された電動モータの温度と、オイルの温度を検出する第2の温度センサによって検出されたオイルの温度との温度差の絶対値が、第2の閾値以下であること
(A)加速度センサによって検出された車両の加速度が、第1の閾値以上であること
(B)第1の温度センサによって検出された電動モータの温度と、オイルの温度を検出する第2の温度センサによって検出されたオイルの温度との温度差の絶対値が、第2の閾値以下であること
1.実施の形態(2つの条件を用いて温度センサの油没判定を行う方法の例)
2.変形例
[車両の概略構成]
図1は、本開示の一実施の形態に係る温度センサの油没判定装置(後述するHEV−ECU50)を備えた車両(HEV1)の概略構成例を、模式的に表したものである。なお、本実施の形態では、上記した温度センサの油没判定装置を、シリーズ・パラレル・ハイブリッド自動車に適用した場合を例に挙げて説明する。また、このHEV1は、本開示における「車両」の一具体例に対応している。
エンジン10は、どのような形式のものでもよいが、例えば、高膨張比サイクルによって圧縮比を高めることにより、熱効率の向上を図ったエンジンなどが好適に用いられる。このエンジン10は、後述するECU(エンジン・コントロールユニット)80によって制御されるようになっている。
電動モータ11,12はそれぞれ、後述するオイル39によって冷却される油冷式の電動モータであり、例えば、三相交流タイプの交流同期モータとなっている。これらの電動モータ11,12では、一例として、ロータに永久磁石が用いられ、ステータにコイルが用いられている。すなわち、図1に示したように、電動モータ11ではステータとしてのコイル11aが設けられ、電動モータ12ではステータとしてのコイル12aが設けられている。
オイルパン30の内部は、図1に示したように、オイル39が貯留されていると共に、オイルストレーナ31が収容されている。オイル39は、上記した電動モータ11,12の潤滑や冷却、ならびに、前述した動力分割機構13およびドライブトレーン14等の潤滑を行うためのオイルである。オイルストレーナ31は、このオイル39に含まれている異物を取り除くための濾過器である。
機械式オイルポンプ32および電動オイルポンプ33はそれぞれ、オイルパン30に貯留されているオイル39を、電動モータ11や電動モータ12などに供給するためのオイルポンプである。なお、これらの機械式オイルポンプ32および電動オイルポンプ33同士は、図1に示したように、互いに並列配置されている。
オイルクーラ40は、上記した機械式オイルポンプ32および電動オイルポンプ33の下流側に設けられており、これらのオイルポンプから吐出されたオイル39と冷却媒体との間で熱交換を行うことで、オイル39を冷却するようになっている。図1に示した例では、オイルクーラ40は、オイル39と外気(冷却媒体)との間で熱交換を行う、空冷式のオイルクーラとなっている。なお、このような空冷式のオイルクーラの代わりに、オイルクーラ40として、例えば、オイル39とエンジン冷却水等の冷却水(冷却媒体)との間で熱交換を行う、水冷式のオイルクーラを用いるようにしてもよい。
HEV−ECU50は、各種情報に基づいて、エンジン10および電動モータ11,12の動作を総合的に制御するものである。このHEV−ECU50は、演算を行うマイクロプロセッサ、このマイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)、演算結果などの各種データを記憶するRAM(Random Access Memory)、その記憶内容が保持されるバックアップRAM、および、入出力I/F(Interface)等を含んで構成されている。
油没判定部51は、詳細は後述するが(図2)、前述した温度センサ21,22について、それらの温度センサ21,22がオイル39に油没しているのか否かの判定(油没判定)を行うものである。具体的には、油没判定部51は、このような油没判定の際に、以下の条件(A),(B)がそれぞれ成立するのか否かを判定することによって、温度センサ21,22がオイル39に油没しているのか否かを判定する。
(A)加速度センサ57によって検出されたHEV1の加速度aが、閾値加速度ath以上(a≧ath)であること
(B)温度センサ21によって検出された電動モータ11の温度T1(または、温度センサ22によって検出された電動モータ12の温度T2)と、油温センサ23によって検出されたオイル39の温度T3との温度差の絶対値(|T1−T3|または|T2−T3|)が、閾値温度差ΔTth以下(|T1−T3|≦ΔTth、または、|T2−T3|≦ΔTth)であること
ポンプ吐出量取得部52は、前述した機械式オイルポンプ32および電動オイルポンプ33におけるオイル吐出量を、それぞれ求めるものである。
動作状態取得部53は、電動モータ11,12の各々における動作状態(例えば、出力トルクやモータ回転数等)を取得するものである。なお、このようにして動作状態取得部53により取得された動作状態の情報は、後述するモータ温度推定部55へと出力されるようになっている。
油温推定部54は、上記した油没判定部51によって、温度センサ21,22がオイル39に油没していると判定された場合に、オイル39の温度(オイルクーラ40を通過した後のオイル39の温度)を推定するものである。
モータ温度推定部55は、上記した油没判定部51によって、温度センサ21,22がオイル39に油没していると判定された場合に、電動モータ11,12の温度(温度T1,T2)を推定するものである。
モータ制御部56は、各種情報に基づいて、例えば電動モータ11,12の各々におけるトルク指令値等を設定することで、電動モータ11,12の出力をそれぞれ制限する(モータ出力制限処理を行う)ものである。
バッテリ70は、直流電力を蓄電するバッテリである。このバッテリ70には、図1に示したように、PCU(パワー・コントロールユニット)60が接続されている。
ECU80には、例えば図1に示したように、クランク角センサ81、アクセルセンサ82および水温センサ83等の、各種センサが接続されている。
続いて、本実施の形態のHEV1における動作および作用・効果について説明する。
最初に、図2,図3を参照して、電動モータ11,12の温度T1,T2をそれぞれ検出する温度センサ21,22の油没について、説明する。図2は、これらの温度センサ21,22の油没について、模式的に表したものである。また、図3は、各種温度(前述した温度T1,T2,T3等)の時間変化について、模式的に表したものである。なお、この図3中に示した実温度T0は、電動モータ11,12の実温度(温度センサ21,22によって検出された温度T1,T2の値ではなく、実際の温度値)を表している。
そこで本実施の形態では、以下詳述する手法を用いて、HEV−ECU50における油没判定部51において、温度センサ21,22についての油没判定を行うようにしている。併せて、HEV−ECU50におけるモータ制御部56は、以下詳述する手法を用いて、電動モータ11,12における出力制限を行うようにしている。
この図4に示した一連の各処理では、まず、HEV−ECU50における油没判定部51において、以下詳述する油没判定処理を行う(図4のステップS101〜S104)。
続いて、前述したステップS105では、温度センサ21,22によって検出された温度T1,T2に応じて、電動モータ11,12におけるベース温度Tmbが設定される。なお、その後は、後述するステップS107へと進むことになる。
続いて、モータ制御部56は、以下のようにして、電動モータ11,12の出力をそれぞれ制限する処理(モータ出力制限処理)を行う(ステップS108〜S110)。
このようにして本実施の形態では、HEV−ECU50(油没判定部51)が、電動モータ11,12の温度を検出する温度センサ21,22についての油没判定の際に、以下のようにして判定を行う。すなわち、HEV−ECU50は、前述した条件(A),(B)の双方が成立すると判定された場合に、温度センサ21,22がオイル39に油没していると判定する。
以上、実施の形態を挙げて本開示を説明したが、本開示はこの実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。
Claims (4)
- 車両に搭載されていると共にオイルによって冷却される電動モータの温度を検出する第1の温度センサについて、前記第1の温度センサが前記オイルに油没しているのか否かの油没判定を行う判定部を備え、
前記判定部は、
前記油没判定の際に、以下の条件(A),(B)がそれぞれ成立するのか否かを判定すると共に、
前記条件(A),(B)の双方が成立すると判定された場合には、前記第1の温度センサが前記オイルに油没していると判定する
温度センサの油没判定装置。
(A)加速度センサによって検出された前記車両の加速度が、第1の閾値以上であること
(B)前記第1の温度センサによって検出された前記電動モータの温度と、前記オイルの温度を検出する第2の温度センサによって検出された前記オイルの温度と、の温度差の絶対値が、第2の閾値以下であること - 前記判定部は、前記条件(A),(B)の少なくとも一方が成立しないと判定された場合には、前記第1の温度センサが前記オイルに油没していないと判定する
請求項1に記載の温度センサの油没判定装置。 - 車両に搭載されていると共にオイルによって冷却される電動モータの温度を検出する第1の温度センサについて、前記第1の温度センサが前記オイルに油没しているのか否かの油没判定を行う判定部と、
前記判定部によって前記第1の温度センサが前記オイルに油没していると判定された場合に、前記電動モータの温度を推定する温度推定部と、
前記第1の温度センサによって検出された前記電動モータの温度、または、前記温度推定部によって推定された前記電動モータの温度に基づいて、前記電動モータの出力を制限するモータ制御部と
を備え、
前記判定部は、
前記油没判定の際に、以下の条件(A),(B)がそれぞれ成立するのか否かを判定すると共に、
前記条件(A),(B)の双方が成立すると判定された場合には、前記第1の温度センサが前記オイルに油没していると判定する
電動モータの制御装置。
(A)加速度センサによって検出された前記車両の加速度が、第1の閾値以上であること
(B)前記第1の温度センサによって検出された前記電動モータの温度と、前記オイルの温度を検出する第2の温度センサによって検出された前記オイルの温度と、の温度差の絶対値が、第2の閾値以下であること - 前記モータ制御部は、
前記第1の温度センサによって検出された前記電動モータの温度、または、前記温度推定部によって推定された前記電動モータの温度が、第3の閾値以上である場合には、
前記電動モータの出力上限値が相対的に低くなるように、前記電動モータの出力を制限する
請求項3に記載の電動モータの制御装置。
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JP2015033995A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用回転電機温度推定システム |
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CN111806237B (zh) * | 2020-04-26 | 2022-01-21 | 东风汽车集团有限公司 | 电动汽车用多驱动电机系统整体温度获取方法 |
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