JP2016084062A - ハイブリッド自動車 - Google Patents
ハイブリッド自動車 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016084062A JP2016084062A JP2014219063A JP2014219063A JP2016084062A JP 2016084062 A JP2016084062 A JP 2016084062A JP 2014219063 A JP2014219063 A JP 2014219063A JP 2014219063 A JP2014219063 A JP 2014219063A JP 2016084062 A JP2016084062 A JP 2016084062A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow rate
- motor
- external power
- unit
- power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Abstract
【課題】消費電力を抑制しつつインバータをより適正に冷却する。
【解決手段】外部給電ユニットによる外部給電が行なわれているときには、外部給電を行なっていないときに用いる通常運転用マップよりHVユニット水温Thvに対する冷却水流量Qwが小さくなるように設定された外部給電用マップを選択し(S120)、選択したマップを用いて冷却水流量Qwを設定する(S130)。そして、HVユニット冷却装置の循環流路に流通する冷却水が設定した冷却水流量Qwとなるように電動ポンプを駆動制御する(S140)。これにより、外部給電が行なわれているときの電動ポンプによる消費電力を小さくすることができ、外部給電が行なわれているときの冷却水流量もより適正なものとすることができる。
【選択図】図2
【解決手段】外部給電ユニットによる外部給電が行なわれているときには、外部給電を行なっていないときに用いる通常運転用マップよりHVユニット水温Thvに対する冷却水流量Qwが小さくなるように設定された外部給電用マップを選択し(S120)、選択したマップを用いて冷却水流量Qwを設定する(S130)。そして、HVユニット冷却装置の循環流路に流通する冷却水が設定した冷却水流量Qwとなるように電動ポンプを駆動制御する(S140)。これにより、外部給電が行なわれているときの電動ポンプによる消費電力を小さくすることができ、外部給電が行なわれているときの冷却水流量もより適正なものとすることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、ハイブリッド自動車に関し、詳しくは、発電用モータおよび駆動用モータとこれらを駆動するためのインバータとバッテリとを搭載するハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、発電用のモータと、駆動用のモータとを搭載し、これらのモータを駆動するインバータの温度に基づいてインバータを冷却する冷媒量を調節するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、ヒルホールド時にインバータ温度が駆動用モータの負荷率の制限を開始する制限開始温度以上のときに、冷却水の目標流量を最大流量に設定することにより、インバータの熱的保護を図っている。
上述のハイブリッド自動車では、発電用のモータによる発熱と駆動用のモータによる発熱とを想定して冷却水の流量を設定している。このため、駆動用のモータによる発熱がない場合には、インバータ温度に対する冷却水の流量が過剰なものとなり、必要以上のポンプ駆動により消費電力が過剰になってしまう。特に、バッテリや発電用のモータからの電力を外部に給電する外部給電ユニットを有するハイブリッド自動車により外部給電を行なっているときには、ポンプ駆動による消費電力を抑制してより多くの電力を外部給電することが望まれる。
本発明のハイブリッド自動車は、消費電力を抑制しつつインバータをより適正に冷却することを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
発電用モータと、駆動用モータと、前記発電用モータおよび前記駆動用モータを駆動するためのインバータと、前記インバータを介して前記発電用モータおよび駆動用モータと電力のやりとりを行なうバッテリと、を搭載するハイブリッド自動車において、
前記バッテリと前記インバータとが接続された電力ラインに接続されて外部に給電する外部給電ユニットと、
前記発電用モータ,前記駆動用モータ,前記インバータに冷媒を循環させる循環流路と、前記循環流路に循環させる冷媒の流量を調節する冷媒流量調節手段と、を有する冷却システムと、
を備え、
前記冷媒流量調節手段は、前記外部給電ユニットによって外部給電を行なっているときには、外部給電を行なっていないときに比して前記循環流路に流通する冷媒流量が小さくなるように調節する手段である、
ことを要旨とする。
発電用モータと、駆動用モータと、前記発電用モータおよび前記駆動用モータを駆動するためのインバータと、前記インバータを介して前記発電用モータおよび駆動用モータと電力のやりとりを行なうバッテリと、を搭載するハイブリッド自動車において、
前記バッテリと前記インバータとが接続された電力ラインに接続されて外部に給電する外部給電ユニットと、
前記発電用モータ,前記駆動用モータ,前記インバータに冷媒を循環させる循環流路と、前記循環流路に循環させる冷媒の流量を調節する冷媒流量調節手段と、を有する冷却システムと、
を備え、
前記冷媒流量調節手段は、前記外部給電ユニットによって外部給電を行なっているときには、外部給電を行なっていないときに比して前記循環流路に流通する冷媒流量が小さくなるように調節する手段である、
ことを要旨とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、発電用モータ,駆動用モータ,インバータに冷媒を循環させる循環流路と、循環流路に循環させる冷媒の流量を調節する冷媒流量調節手段と、を有する冷却システムを備える。また、バッテリとインバータとが接続された電力ラインに接続されて外部に給電する外部給電ユニットを備える。冷却システムの冷媒流量調節手段は、外部給電ユニットによって外部給電を行なっているときには、外部給電を行なっていないときに比して循環流路に流通する冷媒流量が小さくなるように調節する。外部給電を行なっているときは、停車しており駆動用モータは停止してるため、駆動用モータを駆動することによる発熱は生じない。このため、外部給電を行なっているときには外部給電を行なっていないときに比して循環流量に流通する冷媒流量を小さくしてもインバータ等を充分に冷却することができる。このように冷媒流量を小さくするため、冷却システムにおける消費電力を小さくすることができる。これらの結果、消費電力を抑制しつつインバータをより適正に冷却することができる。
この本発明のハイブリッド自動車において、前記冷媒流量調節手段は前記冷媒を圧送するポンプと前記ポンプを駆動制御する制御装置とを有し、前記制御装置は冷媒温度が高いほど冷媒流量が大きくなるように前記ポンプを駆動制御する、ものとすることもできる。この場合、前記循環流路は、ラジエータ、前記インバータ、前記発電用モータおよび前記駆動用モータの順に冷媒を循環する流路であり、前記冷媒流量調節手段は、前記循環流路のうち前記インバータより下流の前記冷媒の温度に基づいて前記ポンプを駆動制御する、ものとすることもできる。こうすれば、インバータをより適正に冷却することができる。
また、本発明のハイブリッド自動車において、前記冷媒流量調節手段は、前記外部給電ユニットによって外部給電を行なっているときには、前記発電用モータの駆動による発熱に対する冷媒の流量としての第1流量と前記駆動用モータの駆動による発熱に対する冷媒の流量としての第2流量との和の流量が冷媒流量となるように調節し、前記外部給電ユニットによって外部給電を行なっていないときには、第1流量が冷媒流量となるように調節する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、外部給電を行なっているときの冷媒流量を必要量とすることができ、消費電力を抑制しつつインバータをより適正に冷却することができる。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24と、プラネタリギヤ30と、モータMG1と、モータMG2と、インバータ41,42と、モータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40と、バッテリ50と、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52と、外部給電ユニット58と、HVユニット冷却装置60と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUという)70と、を備える。
エンジン22は、一般的なガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されており、油圧制御により吸気バルブの開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構(以下、VVTという)23が組み込まれている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22の運転状態を検出する各種センサからの信号、例えば、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサからのクランクポジションθcrやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサからの冷却水温Twe,吸気バルブや排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサからのカムポジションθca,スロットルバルブのポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサからのスロットルポジションTP,吸気管に取り付けられたエアフローメータからの吸入空気量Qa,同じく吸気管に取り付けられた温度センサからの吸気温Taなどが入力ポートを介して入力されている。エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁への駆動信号やスロットルバルブのポジションを調節するスロットルモータへの駆動信号,イグナイタと一体化されたイグニッションコイルへの制御信号,VVT23への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。また、エンジンECU24は、HVECU70と通信しており、HVECU70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。なお、エンジンECU24は、クランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサからの信号に基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neも演算している。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤ,リングギヤ,キャリアには、モータMG1の回転子,駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36,エンジン22のクランクシャフト26がそれぞれ接続されている。
モータMG1は、同期発電電動機として構成されており、上述したように回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。モータMG1,MG2は、モータECU40によってインバータ41,42の図示しないスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、バッテリ50からの直流電力が三相交流電力に変換されて供給されることにより駆動する。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2、図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力ポートを介して入力されている。また、モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信しており、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池として構成されてインバータ41,42を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりをする。バッテリ50を管理するバッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧Vbやバッテリ50の出力端子に接続された電力ラインに取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流Ib,バッテリ50に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりHVECU70に送信する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために、電流センサにより検出された充放電電流Ibの積算値に基づいてそのときのバッテリ50から放電可能な電力の容量の全容量に対する割合である蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算したりしている。
外部給電ユニット58は、図示しないが、バッテリ50とインバータ41,42が接続された電力ライン54の直流電力を交流電力に変換するDC/ACコンバータと、DC/ACコンバータにより変換された交流電力を所望の電圧の交流電力(例えば、AC100V電力)に変圧する変圧器と、電気負荷の接続用のコンセントと、から構成されており、コンセントに接続された電気負荷に電力供給を行なう。外部給電ユニット58のDC/ACコンバータや変圧器は、HVECU70により図示しない電圧センサや電流センサからの電圧や電流に基づいてコンセントに設定された交流電力(例えば、AC100V電力)が供給されるよう制御される。なお、電力ライン54には、図示しない平滑コンデンサやシステムメインリレー55が取り付けられている。
HVユニット冷却装置60は、冷却水(LLC(ロングライフクーラント))と外気との熱交換を行なうラジエータ62と、ラジエータ62,インバータ42,41,モータMG1,MG2にこの順に冷却水を循環させる循環流路64と、冷却水を圧送する電動ポンプ66と、を備える。ラジエータ62は、図示しないエンジンルームの最前部に配置されている。なお、インバータ41,42は図示しない単一の筐体に収納されており、パワーコントロールユニット(PCU)の一部として構成されている。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、HVユニット冷却装置60の電動ポンプ66の回転数を検出する回転数センサ66aからのポンプ回転数Npや、HVユニット冷却装置60の冷却水の温度を検出する温度センサ69からのHVユニット水温Thv,イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、HVECU70からは、システムメインリレー55への駆動信号や、HVユニット冷却装置60の電動ポンプ66への制御信号への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。また、HVECU70は、外部給電ユニット62のDC/ACコンバータや変圧器も駆動制御している。HVECU70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36に出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力が駆動軸36に出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては以下の(1)〜(3)のものがある。
(1)トルク変換運転モード:要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてがプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されて駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する運転モード。
(2)充放電運転モード:要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部がプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力が駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する運転モード。
(3)モータ運転モード:エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力を駆動軸36に出力するよう運転制御する運転モード。
(1)トルク変換運転モード:要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてがプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されて駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する運転モード。
(2)充放電運転モード:要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部がプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力が駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する運転モード。
(3)モータ運転モード:エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力を駆動軸36に出力するよう運転制御する運転モード。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に外部給電ユニット58により外部給電を行なっている最中のHVユニット冷却装置60の動作について説明する。図2は、HVユニット冷却装置60の循環流路64に流通する冷却水の流量を調節するためにHVECU70により実行される冷却水流量制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数100msec毎など)に繰り返し実行される。
冷却水流量制御ルーチンが実行されると、HVECU70は、まず、外部給電ユニット58による外部給電を行なっているか否かを判定する(ステップS100)。外部給電を行なっているか否かの判定は、例えば、電気負荷の接続用のコンセントにプラグが挿入されているときに検出される信号に基づいて行なうことができる。外部給電ユニット58による外部給電を行なっていないときには、通常時におけるHVユニット水温Thvに対する冷却水流量Qwを設定するための通常運転用マップを選択する(ステップS110)。図3に通常運転用マップの一例を示す。図中、実線は通常運転用マップを示し、一点鎖線はモータMG2の駆動による発熱に対する冷却水流量を示し、二点鎖線はモータMG1の駆動による発熱に対する冷却水流量を示す。実線の通常運転用マップは、一点鎖線と二点鎖線で示された冷却水流量の和となる。ここで、モータMG2の駆動による発熱に対する冷却水流量としては、例えばヒルホールドなどによりモータMG2がロックしている場合の発熱に対する冷却水流量も考慮されている。なお、この通常運転用マップは、実験などにより求めることができる。こうして通常運転用マップを選択すると、選択したマップに温度センサ69からのHVユニット水温Thvを適用して冷却水流量Qwを設定し(ステップS130)、設定した冷却水流量Qwとなるように電動ポンプ66を駆動制御して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。電動ポンプ66の駆動制御としては、例えば、冷却水流量Qwに対して予め定められたデューティを用いたデューティ制御を用いたり、流量センサを用いて得られる流量に対するフィードバック制御を用いたりすることができる。
ステップS100で外部給電ユニット58による外部給電が行なわれていると判定されたときには、外部給電時におけるHVユニット水温Thvに対する冷却水流量Qwを設定するための外部給電用マップを選択する(ステップS120)。図4に外部給電用マップの一例を示す。図中、実線は外部給電用マップを示し、破線は通常運転用マップを示す。外部給電用マップは、実施例では、通常運転用マップからモータMG2の駆動による発熱に対する冷却水流量(図3の一点鎖線)を減じたもの、即ち、モータMG1の駆動による発熱に対する冷却水流量を用いている。こうした冷却水流量を用いるのは、外部給電中は停車しており、モータMG2は駆動停止しているから、モータMG2の駆動による発熱に対する冷却水流量は不要と考えられるからである。こうして外部給電用マップを選択すると、選択したマップに温度センサ69からのHVユニット水温Thvを適用して冷却水流量Qwを設定し(ステップS130)、設定した冷却水流量Qwとなるように電動ポンプ66を駆動制御して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、外部給電ユニット58による外部給電が行なわれているときには、外部給電を行なっていないときに用いる通常運転用マップよりHVユニット水温Thvに対する冷却水流量Qwが小さくなるように設定された外部給電用マップを用いて冷却水流量Qwを設定してHVユニット冷却装置60の電動ポンプ66を駆動制御する。これにより、外部給電が行なわれているときの電動ポンプ66による消費電力を小さくすることができる。外部給電が行なわれているときには、駆動用のモータMG2は駆動停止しているから、発電用のモータMG1の駆動による発熱に対する冷却水流量だけを流通させればよい。実施例の外部給電用マップは、モータMG1の駆動による発熱に対する冷却水流量を用いているから、外部給電が行なわれているときの冷却水流量Qwをより適正なものとすることができる。これらの結果、消費電力を抑制しつつインバータ41,42をより適正に冷却することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、外部給電用マップとしてモータMG1の駆動による発熱に対する冷却水流量を用いるものしたが、外部給電用マップは通常運転用マップよりHVユニット水温Thvに対する冷却水流量Qwが小さくなればよいから、モータMG1の駆動による発熱に対する冷却水流量より大きいものを用いるものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22と、2つのモータMG1,MG2と、これらを接続するプラネタリギヤ30と、外部給電ユニット58と、を備える構成としたが、発電用モータと、駆動用モータと、外部給電ユニットと、を備えるハイブリッド自動車であれば、他の如何なる構成としても構わない。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 可変バルブタイミング機構(VVT)、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、55 システムメインリレー、58 外部給電ユニット、60 HVユニット冷却装置、62 ラジエータ、64 循環流路、66 電動ポンプ、66a 回転数センサ、69 温度センサ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG1,MG2 モータ。
Claims (1)
- 発電用モータと、駆動用モータと、前記発電用モータおよび前記駆動用モータを駆動するためのインバータと、前記インバータを介して前記発電用モータおよび駆動用モータと電力のやりとりを行なうバッテリと、を搭載するハイブリッド自動車において、
前記バッテリと前記インバータとが接続された電力ラインに接続されて外部に給電する外部給電ユニットと、
前記発電用モータ,前記駆動用モータ,前記インバータに冷媒を循環させる循環流路と、前記循環流路に循環させる冷媒の流量を調節する冷媒流量調節手段と、を有する冷却システムと、
を備え、
前記冷媒流量調節手段は、前記外部給電ユニットによって外部給電を行なっているときには、外部給電を行なっていないときに比して前記循環流路に流通する冷媒流量が小さくなるように調節する手段である、
ハイブリッド自動車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014219063A JP2016084062A (ja) | 2014-10-28 | 2014-10-28 | ハイブリッド自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014219063A JP2016084062A (ja) | 2014-10-28 | 2014-10-28 | ハイブリッド自動車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016084062A true JP2016084062A (ja) | 2016-05-19 |
Family
ID=55971764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014219063A Pending JP2016084062A (ja) | 2014-10-28 | 2014-10-28 | ハイブリッド自動車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016084062A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190058869A (ko) * | 2017-11-22 | 2019-05-30 | 현대자동차주식회사 | 냉각장치 및 그 작동방법 |
EP4063167A1 (en) * | 2021-03-24 | 2022-09-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle |
-
2014
- 2014-10-28 JP JP2014219063A patent/JP2016084062A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190058869A (ko) * | 2017-11-22 | 2019-05-30 | 현대자동차주식회사 | 냉각장치 및 그 작동방법 |
KR102401381B1 (ko) | 2017-11-22 | 2022-05-24 | 현대자동차주식회사 | 냉각장치 및 그 작동방법 |
EP4063167A1 (en) * | 2021-03-24 | 2022-09-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle |
US11712982B2 (en) | 2021-03-24 | 2023-08-01 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle including power generation device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6172114B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP6128155B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP5772782B2 (ja) | 車両 | |
JP6380437B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP2013018420A (ja) | 電気駆動車両の暖房装置 | |
JP2015098209A (ja) | ハイブリッド車両 | |
JP2018135078A (ja) | ハイブリッド自動車 | |
US10343529B2 (en) | Hybrid vehicle | |
JP2013095147A (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP2016084062A (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP6378098B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP6428526B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP2014208504A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2013154707A (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP6591872B2 (ja) | 自動車 | |
JP5502702B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP2014183718A (ja) | 駆動装置およびこれを搭載する車両 | |
JP6631375B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP5699615B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP6531515B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP2012192769A (ja) | 電動車両 | |
JP2013162558A (ja) | 自動車 | |
JP2013046531A (ja) | 自動車 | |
JP2017019302A (ja) | 自動車 | |
JP2016074233A (ja) | ハイブリッド自動車 |