JP2020019289A - 運転評価システム、運転評価方法、プログラム、及び媒体 - Google Patents

運転評価システム、運転評価方法、プログラム、及び媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の旋回時における運転技量を適切に評価できる運転評価システムを提供すること。【解決手段】運転評価システムは、ドライバによる車両の運転技量を評価するものであって、旋回シーンにおける前後加速度及び横加速度の時系列データを含む旋回時データを取得する旋回時データ取得手段と、減速時の前後加速度を正とした場合において、旋回時データのうち前後加速度が最大となる始点R2から横加速度の絶対値が最大となる終点R3までの時系列データの軌跡形状と基準軌跡Lの形状との比較に基づいて旋回シーンにおける運転技量を評価する旋回シーン評価手段と、を備える。【選択図】図8A

Description

本発明は、ドライバによる車両の運転技量を評価する運転評価システム、運転評価方法、プログラム、及び媒体に関する。
特許文献1には、ドライバによる車両の運転技量をリアルタイムで評価する運転評価システムが示されている。特許文献1の運転評価システムでは、車両の前後加速度と横加速度を合成した合成加速度と車速に基づいて設定される閾値との比較に基づいて、ドライバによる車両の運転技量をリアルタイムで評価する。
特開2014−80087号公報
ところで車両を旋回させる際、ドライバは、ブレーキペダル、ステアリング、及びアクセルペダル等を複合的に操作する必要がある。すなわち、車両をスムーズに旋回させるためには、ドライバは、適切なタイミング及び強さでブレーキペダルやアクセルペダルを踏み込み、さらに適切なタイミング及び角度でステアリングを操作する必要がある。このためドライバの運転技量は、特に車両の旋回時において大きな差が表れやすい。しかしながら特許文献1の運転評価システムでは、単に前後加速度と横加速度を合成したベクトルと閾値との比較に基づいて運転技量を評価しているため、旋回時の運転技量を適切に評価することが困難である。
本発明は、車両の旋回時における運転技量を適切に評価できる運転評価システム、運転評価方法、プログラム、及び媒体を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る運転評価システム(例えば、後述の運転評価システム1)は、ドライバによる車両の運転技量を評価するものであって、旋回シーンにおける前後加速度及び横加速度の時系列データを含む旋回時データを取得する旋回時データ取得手段(例えば、後述の旋回時データ取得手段51b)と、減速時の前後加速度を正とした場合において、前記旋回時データのうち前後加速度が最大となる始点から横加速度の絶対値が最大となる終点までの時系列データの軌跡の形状に基づいて前記旋回シーンにおける運転技量を評価する旋回シーン評価手段(例えば、後述の旋回シーン評価手段53)と、を備えることを特徴とする。
(2)この場合、前記旋回シーン評価手段は、前記始点から前記終点までの時系列データの軌跡の形状に基づいて第1評価値を算出する第1評価値算出手段(例えば、後述の基本評価値算出手段53a)と、前後加加速度及び横加加速度を成分とするジャークベクトルの時系列データを前記旋回時データに基づいて算出するとともに、当該ジャークベクトルの最小値に基づいて第2評価値を算出する第2評価値算出手段(例えば、後述の第1減点評価値算出手段53b)と、前記終点における前後加速度の絶対値に基づいて第3評価値を算出する第3評価値算出手段(例えば、後述の第2減点評価値算出手段53c)と、前記第1、第2、及び第3評価値を合算することにより前記旋回シーンの運転技量を数値化した総合評価値を算出する総合評価値算出手段(例えば、後述の総合評価値算出手段53d)と、を備えることが好ましい。
(3)この場合、前記第1評価値算出手段は、前記始点から前記終点までの時系列データの軌跡の形状が所定の基準軌跡の形状に近いほど前記第1評価値を大きな値にし、前記第2評価値算出手段は、前記ジャークベクトルの最小値が0から離れるほど前記第2評価値を小さな値にし、前記第3評価値算出手段は、前記絶対値が0から離れるほど前記第3評価値を小さな値にすることが好ましい。
(4)この場合、前記基準軌跡は、前記始点を長軸及び短軸の何れか一方の軸との交点とし、前記終点を何れか他方の軸との交点とする楕円弧であることが好ましい。
(5)この場合、前記旋回シーンは、前後加速度及び横加速度を成分とする加速度ベクトルの大きさが所定値以上である状態が所定時間にわたり継続しかつ横加速度の絶対値の最大値が所定値以上である区間であることが好ましい。
(6)この場合、前記所定時間は5秒以上でありかつ15秒以内であることが好ましい。
(7)この場合、前記運転評価システムは、加減速シーンにおける前後加速度及び横加速度の時系列データを含む加減速時データを取得する加減速時データ取得手段(例えば、後述の減速時データ取得手段51c、加速時データ取得手段51d)と、前記加減速シーンにおける運転技量を評価する加減速シーン評価手段(例えば、後述の減速シーン評価手段54、加速シーン評価手段55)と、をさらに備え、前記加減速シーン評価手段は、前後加速度及び横加速度を成分とする加速度ベクトルの値と前記加減速シーンにおける前記加速度ベクトルの最大値との比、又は前後加加速度及び横加加速度を成分とするジャークベクトルの値と前記加減速シーンにおける前記ジャークベクトルの最大値との比に基づいて前記加減速シーンにおける運転技量を評価することが好ましい。
(8)本発明に係る運転評価方法は、(1)に記載の運転評価システムが実行する方法であって、前記旋回時データ取得手段が、旋回シーンにおける前後加速度及び横加速度の時系列データを含む旋回時データを取得する旋回時データ取得ステップと、前記旋回シーン評価手段が、減速時の前後加速度を正とした場合において、前記旋回時データのうち前後加速度が最大となる始点から横加速度の絶対値が最大となる終点までの時系列データの軌跡の形状に基づいて前記旋回シーンにおける運転技量を評価する旋回シーン評価ステップと、を備えることを特徴とする。
(9)本発明に係るプログラムは、コンピュータ(例えば、後述のECU5、スマートフォン)に(8)に記載の運転評価方法の各ステップを実行させることを特徴とする。
(10)本発明に係る媒体は、(9)に記載のプログラムを記憶することを特徴とする。
(1)一般的に車両の旋回時において、ドライバは、始めにブレーキペダルを踏み込むことによって車両を減速させ、前後加速度が最大となる時期の付近でステアリング操作を開始することによって車両を旋回させ、横加速度の絶対値が最大となる時期の付近でアクセルペダルの踏み込みを開始することによって車両を加速させる。後に図8A及び図8Bを参照して説明するように、旋回時における前後加速度及び横加速度の軌跡を2次元平面にプロットすると、運転技量が高いエキスパートドライバと、運転技量が低い一般ドライバとでは、前後加速度が最大となる時期から横加速度が最大となる時期までの軌跡が大きく異なる。そこで本発明の運転評価システムでは、旋回時データ取得手段によって旋回シーンにおける前後加速度及び横加速度の時系列データを含む旋回時データを取得し、旋回シーン評価手段によって旋回時データのうち前後加速度が最大となる始点から横加速度の絶対値が最大となる始点までの時系列データの軌跡の形状に基づいて旋回シーンにおける運転技量を評価する。これにより運転評価システムによれば、車両の旋回時におけるドライバの運転技量を適切に評価できる。
(2)本発明の運転評価システムでは、第1〜第3評価値算出手段によって算出した第1〜第3評価値を合算することにより、旋回シーンの運転技量を数値化した総合評価値を算出する。第1評価値算出手段は、始点から終点までの時系列データの軌跡の形状に基づいて第1評価値を算出する。これにより本発明によれば、旋回時における減速から加速までの間の加速繋がり度を、第1評価値を介して評価できる。第2評価値算出手段は、前後加加速度及び横加加速度を成分とするジャークベクトルの最小値に基づいて第2評価値を算出する。これにより本発明によれば、旋回時における減速安定度を、第2評価値を介して評価できる。また第3評価値算出手段は、横加速度の絶対値が最大となる終点における前後加速度の絶対値に基づいて第3評価値を算出する。これにより本発明によれば、旋回時における横加速度効率度を、第3評価値を介して評価できる。以上より、本発明の運転評価システムによれば、旋回時における加速繋がり度、減速安定度、及び横加速度効率度を数値化し総合的に旋回シーンの運転技量を評価できる。
(3)第1評価値算出手段は、始点から終点までの時系列データの軌跡の形状が所定の基準軌跡の形状に近いほど第1評価値を大きな値にする。これにより旋回時における加速繋がり度が高いほど総合評価値を大きくし、運転技量を適切に評価できる。第2評価値算出手段は、ジャークベクトルの最小値が0から離れるほど第2評価値を小さな値にする。旋回時の減速安定度が低くなるほど、ジャークベクトルの最小値は0から離れる。したがって本発明の運転評価システムによれば、旋回時の減速安定度が低くなるほど総合評価値を小さくし、運転技量を適切に評価できる。また第3評価値算出手段は、終点における前後加速度の絶対値が0から離れるほど第3評価値を小さな値にする。旋回時の横加速度効率度が低くなるほど、終点における前後加速度の絶対値は0から離れる。したがって本発明の運転評価システムによれば、旋回時の横加速度効率度が低くなるほど総合評価値を小さくし、運転技量を適切に評価できる。
(4)後に図8Aを参照して説明するように、旋回時の加速繋がり度が高いほど、始点から終点までの前後加速度及び横加速度の時系列データの軌跡形状は、始点を長軸及び短軸の何れか一方の軸との交点とし、終点を何れか他方の軸との交点とする楕円弧に近づく。したがって本発明の運転評価システムによれば、基準軌跡の形状を楕円弧状とすることにより、旋回時の運転技量を適切に評価できる。
(5)本発明の運転評価システムでは、前後加速度及び横加速度を成分とする加速度ベクトルの大きさが所定値以上である状態が所定時間にわたり継続しかつ横加速度の絶対値の最大値が所定値以上である区間を旋回シーンと定義し、この区間における旋回時データを用いて旋回シーンにおける運転技量を評価する。本発明によれば、このように旋回シーンを定義することにより、上述のようにドライバがブレーキペダルを踏み込むことによって車両を減速させ、その後ステアリング操作を開始、その後アクセルペダルの踏込を開始するまでの実際の旋回時におけるドライバの運転技量を適切に評価できる。
(6)本発明の運転評価システムでは、ジャークベクトルの大きさが所定値以上である状態の継続時間が5秒未満である場合又は15秒以上である場合には、旋回シーンから除外する。これにより、例えばレーンチェンジや緩やかなカーブ等の走行時を旋回シーンから除外し、運転技量の評価対象外とすることができる。
(7)車両の旋回を伴わない加減速シーンでは、加減速が安定するほど、加速度ベクトルの値は一定となり、またジャークベクトルの値は0に近づく。そこで本発明の運転評価システムでは、加速度ベクトルの値と加減速シーンにおける加速度ベクトルの最大値との比、又はジャークベクトルの値と加減速シーンにおけるジャークベクトルの最大値との比に基づいて加減速シーンにおける運転技量を評価する。これにより、車両の旋回を伴わない加減速シーンにおけるドライバの運転技量も適切に評価できる。
本発明の一実施形態に係る運転評価システムが搭載された車両の構成を示す図である。 シーン抽出手段によって抽出される評価対象データの一例を示す図である。 旋回時データ取得手段によって取得される旋回時データの一例を示す図である。 運転技量評価手段による各走行シーンの運転技量の評価方法をまとめた図である。 減速シーンにおける前後加速度、横加速度、及びジャークベクトルの値の時系列データの一例を示す図である(ドライバがエキスパートドライバである場合)。 減速シーンにおける前後加速度、横加速度、及びジャークベクトルの値の時系列データの一例を示す図である(ドライバが通常ドライバである場合)。 旋回時データ取得手段によって取得される旋回時データの一例を示す図である。 図6Aの旋回時データが取得された際の実際の車両Vの走行軌跡を道路図上にプロットした図である。 旋回時データに含まれる前後加速度及び横加速度の時系列データ等を示す図である(ドライバがエキスパートドライバである場合)。 旋回時データに含まれる前後加速度及び横加速度の時系列データ等を示す図である(ドライバが通常ドライバである場合)。 図7Aの旋回時データに含まれる加速度ベクトルを、前後加速度を縦軸とし横加速度を横軸とした2次元平面上にプロットした図である。 図7Bの旋回時データに含まれる加速度ベクトルを、前後加速度を縦軸とし横加速度を横軸とした2次元平面上にプロットした図である。 運転評価システムにおいてドライバの運転技量を評価する具体的な手順を示すフローチャートである。 旋回シーンにおける運転技量の評価結果のディスプレイへの表示例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る運転評価システム1が搭載された車両Vの構成を示す図である。
運転評価システム1は、車両Vの進行方向に沿った前後加速度を検出する前後加速度センサ2と、車両Vの車幅方向に沿った横加速度を検出する横加速度センサ3と、これら加速度センサ2,3の検出信号に基づいてドライバによる車両Vの運転技量を評価するECU(Electronic Control Unit)5と、このECU5による運転技量の評価結果をドライバ等が視認可能な態様で表示するディスプレイ6と、を備える。
前後加速度センサ2は、車両Vの車体に取り付けられ、車両Vの進行方向に沿った前後加速度を検出し、検出値に応じた信号をECU5へ送信する。前後加速度センサ2には、例えば、1軸の加速度センサであって、その検出軸が進行方向と平行になるように車体に取り付けられたものが用いられる。なお以下では、前後加速度センサ2の検出値は、車両Vの減速時には正となり、車両Vの加速時には負となる場合について説明するが、本発明はこれに限らない。
横加速度センサ3は、車両Vの車体に取り付けられ、進行方向に対し垂直な車幅方向に沿った横加速度を検出し、検出値に応じた信号をECU5へ送信する。横加速度センサ3には、例えば、1軸の加速度センサであって、その検出軸が車幅方向と平行になるように車体に取り付けられたものが用いられる。なお以下では、横加速度センサ3の検出値は、車両Vの左旋回時には正となり、車両Vの右旋回時には負となる場合について説明するが、本発明はこれに限らない。
ECU5は、CPU、ROM、RAM、データバス、及び入出力インターフェース等によって構成される車載コンピュータである。ECU5は、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUにおいて各種演算処理を実行することにより、以下で説明するデータ取得手段51及び運転技量評価手段52として機能する。
データ取得手段51は、車両Vの走行中に前後加速度センサ2及び横加速度センサ3から送信される検出信号を用いることにより、走行中の前後加速度及び横加速度の時系列データを生成する。より具体的には、データ取得手段51は、フィルタ51fと、シーン抽出手段51aと、旋回時データ取得手段51bと、減速時データ取得手段51cと、加速時データ取得手段51dと、を備え、これらを用いることによって時系列データを生成する。
フィルタ51fは、前後加速度センサ2の検出値及び横加速度センサ3の検出値に高周波数のノイズを除去するためのフィルタ処理を施し、得られたフィルタ値をシーン抽出手段51aに送信する。ここでフィルタ処理には、具体的には、例えば加重移動平均処理が用いられる。なお以下では、フィルタ51fを経て得られる前後加速度センサ2の検出値のフィルタ値をXGと表記し、フィルタ51fを経て得られる横加速度センサ3の検出値のフィルタ値をYGと表記する。
シーン抽出手段51aは、車両Vの走行中にフィルタ51fを介して前後加速度センサ2及び横加速度センサ3から得られる前後加速度及び横加速度の時系列データの中から、運転評価システム1において評価対象とする時系列データを評価対象データとして抽出する。より具体的には、シーン抽出手段51aは、前後加速度の値XGと横加速度の値YGとを用いることによって、下記式(1)に従って前後加速度及び横加速度を成分とする加速度ベクトルの値VGを各時刻で算出し、この加速度ベクトルの値VGを用いることによって評価対象データを抽出する。
VG=(XG+YG1/2 (1)
図2は、シーン抽出手段51aによって抽出される評価対象データの一例を示す図である。なお図2には、前後加速度の値XG及び横加速度の値YGの絶対値ABS(YG)を示す。なお加速度ベクトルの値VGは、前後加速度の値XGとほぼ重複するため、図2では図示を省略する。
シーン抽出手段51aは、前後加速度センサ2及び横加速度センサ3から送信される前後加速度及び横加速度の時系列データから、下記の3つの条件(a)、(b)、(c)を全て満たす時系列データを評価対象データとして抽出る。シーン抽出手段51aでは、以下のような条件を満たす時系列データを評価対象データとして生成することにより、前後加速度センサ2及び横加速度センサ3から送信される多くのデータの中から、運転技量の評価に値するデータのみを抽出することができる。
(a)加速度ベクトルの値VGが所定の第1抽出閾値(例えば、0.6[m/s])以上であること。
(b)評価対象データの長さを表すデータ収録時間が5秒以上でありかつ15秒以内であること。
(c)加速度ベクトルの値VGの平均値AVE(VG)が所定の第2抽出閾値(例えば、1[m/s])以上であること。
データ取得手段51では、シーン抽出手段51aによって抽出した評価対象データを、旋回シーンと、減速シーンと、加速シーンと、の3種類に分け、シーン毎に時系列データを生成する。
旋回時データ取得手段51bは、シーン抽出手段51aによって抽出された評価対象データの中から所定の条件を満たすものを、旋回シーンにおける前後加速度及び横加速度の時系列データを含む旋回時データとして取得する。
図3は、旋回時データ取得手段51bによって取得される旋回時データの一例を示す図である。旋回時データ取得手段51bは、シーン抽出手段51aによって抽出された評価対象データに含まれる横加速度の値YGの絶対値ABS(YG)の最大値MAX(ABS(YG))を算出し、この最大値MAX(ABS(YG))が所定の旋回判定閾値(例えば、1[m/s])以上である場合には、この評価対象データを旋回時データとして取得する。
したがって本実施形態における旋回シーンとは、加速度ベクトルの値VGが第1抽出閾値以上である状態が5秒以上でありかつ15秒以内にわたり継続し、加速度ベクトルの平均値AVE(VG)が第2抽出閾値以上であり、かつ横加速度の最大値MAX(ABS(YG))が旋回判定閾値以上である区間をいう。
減速時データ取得手段51cは、シーン抽出手段51aによって抽出された評価対象データから旋回時データを除いたもののうち、所定の条件を満たすものを、減速シーンにおける前後加速度及び横加速度の時系列データを含む減速時データとして取得する。より具体的には、減速時データ取得手段51cは、旋回時データが除かれた評価対象データに含まれる前後加速度の値XGの平均値AVE(XG)を算出し、この平均値AVE(XG)が0[m/s]より大きい場合には、この評価対象データを減速時データとして取得する。
したがって本実施形態における減速シーンとは、旋回シーンとは別の走行シーンであり、加速度ベクトルの値VGが第1抽出閾値以上である状態が5秒以上でありかつ15秒以内にわたり継続し、加速度ベクトルの平均値AVE(VG)が第2抽出閾値以上であり、かつ前後加速度の平均値AVE(XG)が0より大きい区間をいう。
加速時データ取得手段51dは、シーン抽出手段51aによって抽出された評価対象データから旋回時データ及び減速時データを除いたものを、加速シーンにおける前後加速度及び横加速度の時系列データを含む加速時データとして取得する。
したがって本実施形態における加速シーンとは、旋回シーンとは別の走行シーンであり、加速度ベクトルの値VGが第1抽出閾値以上である状態が5秒以上でありかつ15秒以内にわたり継続し、加速度ベクトルの平均値AVE(VG)が第2抽出閾値以上であり、かつ前後加速度の平均値AVE(XG)が0以下である区間をいう。
運転技量評価手段52は、上記のようにデータ取得手段51によって取得された評価対象データ(旋回時データ、減速時データ、及び加速時データ)に基づいて、各走行シーンにおける運転技量を評価する。
図4は、運転技量評価手段52による各走行シーンの運転技量の評価方法をまとめた図である。運転技量評価手段52は、運転評価値PDによって減速シーンにおける運転技量を評価し、運転評価値PAによって加速シーンにおける運転技量を評価し、運転評価値PTによって旋回シーンにおける運転技量を評価する。図4に示すように、運転技量評価手段52は、10点法によって各走行シーンの運転技量を評価する。すなわち、運転技量評価手段52は、各走行シーンにおける運転技量を、10以下の正の実数で数値化した運転評価値PD,PA,PTによって評価する。なおこれら運転評価値は、その値が大きいほど運転技量の評価が高いことを意味する。より具体的には、運転技量評価手段52は、旋回シーンにおける運転技量を評価する旋回シーン評価手段53と、減速シーンにおける運転技量を評価する減速シーン評価手段54と、加速シーンにおける運転技量を評価する加速シーン評価手段55と、を備え、これら評価手段53,54,55によって運転評価値PT,PD,PAを算出する。以下、各評価手段53,54,55による具体的な評価手順について説明する。
減速シーン評価手段54は、減速時データ取得手段51cによって取得された減速時データに基づいて、この減速時データによって特定される減速シーンにおけるドライバの運転技量を数値化した運転評価値PDを、10点法の下で算出する。より具体的には、減速シーン評価手段54は、減速時データによって得られる加減速ベクトルの値VGの時系列データ、又は下記式(2)に示すジャークベクトルの値VJの時系列データを用いることによって減速シーンの運転評価値PDを算出する。ここでジャークベクトルとは、前後加加速度及び横加加速度を成分とするベクトルである。ジャークベクトルの値VJの時系列データは、減速時データに含まれる前後加速度の値XG及び横加速度の値YGにそれぞれ時間微分を施すことによって前後加加速度の演算値XJ及び横加加速度の演算値YJを算出し、これら演算値XJ,YJを用いた下記式(2)によって算出することができる。
VJ=(XJ+YJ1/2 (2)
図5A及び図5Bは、それぞれ減速シーンにおける前後加速度の値XG、横加速度の値YG、及びジャークベクトルの値VJの時系列データの一例を示す図である。より具体的には図5Aは、ドライバがエキスパートドライバである場合の時系列データの一例を示し、図5Bは、ドライバが通常ドライバである場合における時系列データの一例を示す。
車速を所定の速度から目標とする速度まで、目標とする時間の間に減速する減速シーンにおいて、一般的には、ブレーキペダルの踏込量は一定であることが好ましい。エキスパートドライバは、車両の減速中にブレーキペダルの踏込量を大きく変動させることなく、目標とする時間の間に目標とする速度へ狙い通りに減速させることができることから、図5Aに示すように、減速シーンでは、前後加速度の値XGや加速度ベクトルの値VGは一定となる時間が長い。このため、ジャークベクトルの値VJは、図5Aに示すように減速開始時において凸状となるが、その後0の付近で一定となる。
これに対し通常ドライバは、目標とする時間の間に狙い通りに減速させることができず、減速終期においてブレーキペダルを踏み足す場合がある。このため図5Bに示すように、減速シーンで前後加速度の値XGが一定となる時間は、エキスパートドライバによるそれと比べれば短い。このため、ジャークベクトルの値VJは、図5Bに示すように0から離れて推移する。
以上のことから、減速シーンにおけるドライバの運転技量は、減速時データによって得られる加速度ベクトルの値VG又はジャークベクトルの値VJを用いて評価することが適切であるといえる。
ところで、運転技量の評価値は、高速運転時であるか低速運転時であるかによらず、ドライバの運転技量によってできるだけ一意的に定まるものであることが好ましい。これに対し加速度ベクトルの値VGやジャークベクトルの値VJは、同じドライバであっても、高速運転時であるか低速運転時であるかによって変化する場合がある。例えば高速運転時では低速運転時よりも加速度ベクトルの値VGやジャークベクトルの値VJの変動が大きくなる傾向がある。そこで減速シーン評価手段54は、加速度ベクトルの値VGと減速時データの収録時間にわたる加速度ベクトルの値の最大値MAX(VG)との比、又はジャークベクトルの値VJと減速時データの収録時間にわたるジャークベクトルの値の最大値MAX(VJ)との比に基づいて運転評価値PDを算出する。以下では、加速度ベクトルの比を用いた評価手順と、ジャークベクトルの比を用いた評価手順について、順に説明する。
加速度ベクトルの比を用いて評価する場合、減速シーン評価手段54は、減速時データの収録時間をN点(Nは、2以上の整数)に分割し、各時刻における加速度ベクトルの値VG(i)(iは、1〜Nの整数)を取得し、さらに減速時データの収録時間にわたる加速度ベクトルの値VGの最大値MAX(VG)を算出する。また減速シーン評価手段54は、各時刻における加速度ベクトルの値VG(i)と最大値MAX(VG)との比(VG(i)/MAX(VG))を算出し、さらにこれら比の平均値(VG(1)+VG(2)+…+VG(N))/MAX(VG)/Nを算出する。以上のようにして算出された平均値は、加速度ベクトルの値VGの変動が小さくなるほど値1に近づき、加速度ベクトルの値VGの変動が大きくなるほど値0に近づくなる傾向がある。そこで減速シーン評価手段54は、この平均値に値10を乗算したものを運転評価値PDとする。これにより、10点法によって運転評価値PDを算出することができる。
またジャークベクトルの比を用いて評価する場合、減速シーン評価手段54は、減速時データの収録時間をM点(Mは、2以上の整数)に分割し、各時刻におけるジャークベクトルの値VG(j)(jは、1〜Mの整数)を取得し、さらに減速時データの収録時間にわたるジャークベクトルの値VJの最大値MAX(VJ)を算出する。また減速シーン評価手段54は、各時刻におけるジャークベクトルの値VJ(j)と最大値MAX(VJ)との比(VJ(j)/MAX(VJ))を算出し、さらにこれら比の平均値(VJ(1)+VJ(2)+…+VJ(M))/MAX(VJ)/Mを算出する。以上のようにして算出された平均値は、各時刻におけるジャークベクトルの値VJ(j)が0に近づくほど0に近づき、各時刻におけるジャークベクトルの値VJ(j)が値0から離れて大きく変動するほど0より大きくなる傾向がある。そこで減速シーン評価手段54は、以上のようにして算出した平均値に所定の規格化処理を施すことによって、減速シーンの運転評価値PDを算出する。ここで規格化処理とは、上記平均値が0に近づくほど運転評価値PDが最高点である10に近づき、平均値が大きくなるほど小さくなるように平均値を運転評価値PDに変換する処理をいう。また以上のようにして、減速シーン評価手段54によって算出された運転評価値PDは、ディスプレイ6に表示され、ドライバが確認することが可能となっている。
加速シーン評価手段55は、加速時データ取得手段51dによって取得された加速時データに基づいて、この加速時データによって特定される加速シーンにおけるドライバの運転技量を数値化した運転評価値PAを、10点法の下で算出する。なお加速シーンは、減速シーンと、前後加速度の値の符号が逆になる点において異なり、基本的には減速シーンと同様に加速度ベクトルの値VG又はジャークベクトルの値VJを用いることによって、10点法の下で運転評価値PAを算出することが可能である。したがって以下では、加速シーン評価手段55において、運転評価値PAを算出する具体的な手順については説明を省略する。また以上のようにして、加速シーン評価手段55によって算出された運転評価値PAは、ディスプレイ6に表示され、ドライバが確認することが可能となっている。
旋回シーン評価手段53は、旋回時データ取得手段51bによって取得された旋回時データに基づいて、この旋回時データによって特定される旋回シーンにおけるドライバの運転技量を数値化した運転評価値PTを、10点法の下で算出する。
図6Aは、旋回時データ取得手段51bによって取得される旋回時データの一例を示す図である。図6Bは、図6Aの旋回時データが取得された際の実際の車両Vの走行軌跡を道路図上にプロットした図である。なお図6Aには、旋回時データに含まれる前後加速度の値XG及び横加速度の値YGの時系列データの他、これら値XG,YGを用いて算出される加速度ベクトルの値VG及びジャークベクトルの値VJの時系列データを示す。
図6Aに示すように、一般的に車両の旋回時において、ドライバは、時刻t0〜t1の付近までの間でブレーキペダルを踏み込むことによって車両Vを減速させ、前後加速度が最大となる時刻t1の付近からステアリング操作を開始することによって車両Vを旋回させ、その後横加速度の絶対値が最大となる時刻t2の付近でアクセルペダルの踏み込みを開始することによって車両Vを加速させる。図6Bには、時刻t1における車両Vの位置を白丸Q1で示し、時刻t2における車両Vの位置を白丸Q2で示す。
旋回シーン評価手段53は、図6Aの時刻t1近傍においてステアリングの操作を開始する際における加速度の安定度を示す減速安定度と、図6Aの時刻t2近傍において旋回を終了し加速に移行する際における加速度の安定度を示す横加速度効率度と、これら時刻t1から時刻t2の間において実現される前後方向から横方向への加速度の繋がりの安定度を示す加速繋がり度と、を総合的に評価することによって、運転評価値PTを算出する(図4参照)。
より具体的には、旋回シーン評価手段53は、加速繋がり度を、10以下の正の実数で数値化した基本評価値PTbを算出する基本評価値算出手段53aと、減速安定度を、0を最大値とし約−1を最小値とした負の実数で数値化した第1減点評価値PTd1を算出する第1減点評価値算出手段53bと、横加速度効率度を、0を最大値とし約−1を最小値とした負の実数で数値化した第2減点評価値PTd2を算出する第2減点評価値算出手段53cと、これら評価値PTb,PTd1,PTd2を合算することによって旋回シーンにおけるドライバの運転技量を10以下の正の実数で数値化した運転評価値PTを算出する総合評価値算出手段53dと、を備える。以上のようにして、旋回シーン評価手段53によって算出された運転評価値PT、並びにこの運転評価値PTを構成する各評価値PTb、PTd1,PTd2は、ディスプレイ6に表示され、ドライバが確認することが可能となっている。
図4に示すように、旋回シーン評価手段53は、加速繋がり度を10点法の下で評価し、減速安定度及び横加速度効率度を減点法の下で評価する。また基本評価値PTbが取り得る値は約0〜10であり、第1減点評価値PTd1及び第2減点評価値PTd2が取り得る値(約−1〜0)よりも大きい。すなわち旋回シーン評価手段53は、加速繋がり度、減速安定度、横加速度効率度のうち特に運転技量の巧拙によって差が生じやすい加速繋がり度に対し、減速安定度及び横加速度効率度よりも大きな重みをおいて旋回シーンにおける運転評価値PTを算出する。以下、各評価値算出手段53a,53b,53cにおいて評価値PTb,PTd1,PTd2を算出する具体的な手順について説明する。
始めに基本評価値算出手段53aにおいて基本評価値PTbを算出する手順について、図7A及び図7B並びに図8A及び図8Bを参照しながら説明する。
図7A及び図7Bは、旋回時データに含まれる前後加速度の値XG及び横加速度の値YGの時系列データと、これら値XG,YGに基づいて算出される加速度ベクトルの値VG、及びジャークベクトルの値VJの時系列データと、を示す図である。より具体的には、図7Aは、ドライバがエキスパートドライバである場合の旋回時データの一例を示し、図7Bは、ドライバが通常ドライバである場合における旋回時データの一例を示す。
図8A及び図8Bは、それぞれ図7A及び図7Bの旋回時データに含まれる前後加速度の値XG及び横加速度の値YG成分とする加速度ベクトルを、前後加速度を縦軸とし横加速度を横軸とした2次元平面上にプロットした図である。
旋回シーンにおける加速度ベクトルは、図8A及び図8Bに示す点R1→点R2→点R3→点R4の順で推移する。なお図8A及び図8Bにおける点R1、点R2、点R3、及び点R4は、それぞれ図7A及び図7Bにおける時刻t11、時刻t12、時刻t13、及び時刻t14に相当する。すなわち図8A及び図8Bにおける点R2は、旋回シーンで前後加速度の値XGが最大となる時刻t2に相当し、点R3は、旋回シーンで横加速度の値YGの絶対値ABS(YG)が最大となる時刻t3に相当する。
これら図8A及び図8Bに示すように、旋回シーンにおける加速度ベクトルの軌跡の形状は、ドライバの運転技量の巧拙によらず概ね全体的に略三角形状となる。ここで図8Aと図8Bとを比較して明らかなように、ドライバの運転技量の巧拙は、前後加速度の値XGが最大となる点R2から、横加速度の絶対値ABS(YG)が最大となる点R3に至るまでの加速度ベクトルの軌跡の形状に現れる。すなわちエキスパートドライバによる加速度ベクトルの点R2から点R3に至るまでの軌跡は、原点Oから外側へ凸状、より具体的には点R2を長軸との交点とし点R3を短軸との交点とする楕円弧Lに近い。これに対し図8Bにおいて細線の矢印で示すように、通常ドライバによる加速度ベクトルの点R2から点R3に至るまでの軌跡は、原点Oへ向けて凹状となる。すなわち通常ドライバによる加速度ベクトルの軌跡は、点R2を長軸との交点とし点R3を短軸との交点とする楕円弧Lから乖離する。以上より、前後加速度が最大となる点R2から横加速度の絶対値が最大となる点R3に至るまでの加速度の繋がりの安定度を示す加速繋がり度は、点R2から点R3に至るまでの加速度ベクトルの軌跡の形状と楕円弧Lの形状との比較によって評価できるといえる。すなわち、点R2から点R3に至るまでの加速度ベクトルの軌跡が楕円弧Lに近いほど、旋回シーンにおける運転技量が高いといえる。
そこで基本評価値算出手段53aは、旋回時データのうち前後加速度の値XGが最大となる点R2を始点とし、横加速度の値YGの絶対値が最大となる点R3を終点とし、この始点から終点までの加速度ベクトルの時系列データの軌跡の形状と所定の基準軌跡の形状との比較に基づいて基本評価値PTbを算出する。ここで基準軌跡は、より具体的には、始点を長軸及び短軸の何れか一方の軸との交点とし、終点を何れか他方の軸との交点とする楕円弧Lが採用される。基本評価値算出手段53aは、旋回時データから始点及び終点の座標値を取得し、この座標値を用いることによって楕円弧Lを表す楕円式を導出するとともに、この楕円式と始点から終点までの加速度ベクトルの軌跡との近さを既知のアルゴリズムに基づいて約0から約10の間の実数で数値化することによって基本評価値PTbを算出する。すなわち基本評価値算出手段53aは、加速度ベクトルの軌跡が上記楕円式に近いほど基本評価値PTbを大きな値とする。
次に第1減点評価値算出手段53bにおいて第1減点評価値PTd1を算出する手順について説明する。図6Aに示すように、時刻t1近傍において前後加速度が最大となりステアリングの操作を開始する際には、前後加速度及び横加速度は何れも一定であることが好ましい。すなわち減速安定度は、時刻t1の近傍におけるジャークベクトルの値VJによって評価できるといえる。
そこで第1減点評価値算出手段53bは、旋回時データを用いることによってジャークベクトルの値VJの時系列データを算出するとともに、前後加速度の値XGが最大となる時刻t1の近傍におけるジャークベクトルの値VJの最小値MIN(VJ)を算出し、このジャークベクトルの最小値MIN(VJ)に基づいて第1減点評価値PTd1を算出する。より具体的には、第1減点評価値算出手段53bは、ジャークベクトルの最小値MIN(VJ)が0であるときに第1減点評価値PTd1が0となり、ジャークベクトルの最小値MIN(VJ)が0から離れるほど第1減点評価値PTd1が0から離れ小さくなるように、第1減点評価値PTd1を算出する。これにより、0を最大値とし約−1を最小値とした負値の第1減点評価値PTd1が算出される。
次に第2減点評価値算出手段53cにおいて第2減点評価値PTd2を算出する手順について説明する。図6Aに示すように、時刻t2近傍において横加速度の絶対値ABS(YG)が最大となり加速に移行する際には、前後加速度は0に近いことが好ましい。すなわち横加速度効率度は、時刻t2における前後加速度の絶対値ABS(XG)によって評価できるといえる。
そこで第2減点評価値算出手段53cは、旋回時データを用いることによって横加速度の絶対値ABS(YG)が最大となる終点における前後加速度の絶対値ABS(XG)を算出し、この前後加速度の絶対値ABS(XG)に基づいて第2減点評価値PTd2を算出する。より具体的には、第2減点評価値算出手段53cは、前後加速度の絶対値ABS(XG)が0であるときに第2減点評価値PTd2が0となり、前後加速度の絶対値ABS(XG)が0から離れるほど第2減点評価値PTd2が0から離れ小さくなるように、第2減点評価値PTd2を算出する。これにより、0を最大値とし約−1を最小値とした負値の第2減点評価値PTd2が算出される。
図9は、運転評価システム1においてドライバの運転技量を評価する具体的な手順を示すフローチャートである。図9に示す処理は、車両Vの走行中にリアルタイムで行ってもよいし、車両Vの走行後に行ってもよい。
始めにS1では、データ取得手段51は、旋回時データ、減速時データ、及び加速時データを取得する。より具体的には、シーン抽出手段51aは、車両Vの走行中にフィルタ51fを介して前後加速度センサ2及び横加速度センサ3から得られる前後加速度及び横加速度の時系列データの中から、上記条件(a)、(b)、(c)を満たす時系列データを評価対象データとして抽出する。旋回時データ取得手段51bは、この評価対象データの中から、旋回シーンにおける前後加速度及び横加速度の時系列データを含む旋回時データを取得する。減速時データ取得手段51cは、旋回時データが除かれた評価対象データの中から、減速シーンにおける前後加速度及び横加速度の時系列データを含む減速時データを取得する。また加速時データ取得手段51dは、評価対象データから旋回時データ及び減速時データを除くことにより、加速シーンにおける前後加速度及び横加速度の時系列データを含む加速時データを取得する。
次にS2では、旋回シーン評価手段53は、S1で取得された旋回時データに基づいて、旋回シーンにおけるドライバの運転技量を数値化した運転評価値PTを算出する。より具体的には、基本評価値算出手段53aは、旋回時データのうち前後加速度が最大となる始点から横加速度の絶対値が最大となる終点までの加速度ベクトルの時系列データの軌跡の形状と基準軌跡の形状との比較に基づいて基本評価値PTbを算出する。第1減点評価値算出手段53bは、旋回時データを用いることによって前後加速度が最大となる時刻の近傍におけるジャークベクトルの最小値を算出し、このジャークベクトルの最小値に基づいて第1減点評価値PTd1を算出する。第2減点評価値算出手段53cは、旋回時データを用いることによって横加速度の絶対値が最大となる終点における前後加速度の絶対値を算出し、この前後加速度の絶対値に基づいて第2減点評価値PTd2を算出する。また総合評価値算出手段53dは、これら評価値PTb,PTd1,PTd2を合算することによって、運転評価値PTを算出する。
次にS3では、減速シーン評価手段54は、S1で取得された減速時データに基づいて、減速シーンにおけるドライバの運転技量を数値化した運転評価値PDを算出する。より具体的には、減速シーン評価手段54は、減速時データの収録時間にわたるジャークベクトルの平均値と最大値とを用いることによって運転評価値PDを算出する。
次にS4では、加速シーン評価手段55は、S1で取得された加速時データに基づいて、加速シーンにおけるドライバの運転技量を数値化した運転評価値PAを算出する。より具体的には、加速シーン評価手段55は、加速時データの収録時間にわたるジャークベクトルの平均値と最大値とを用いることによって運転評価値PAを算出する。
次にS5では、ECU5は、各評価手段53,54,55によって算出された運転評価値PT,PD,PAをディスプレイ6に表示する。ここで旋回シーンにおける運転技量を示す運転評価値PTについては、この評価値PTを構成する評価値PTb,PTd1,PTd2とともに、例えば図10に示すようにディスプレイ6に表示してもよい。なお図10には、「減速安定度」の欄には第1減点評価値PTd1である“−0.20”を表示し、「加速繋がり度」の欄には基本評価値PTbである“8.15”を表示し、「横加速度効率度」の欄には第2減点評価値PTd2である“−0.04”を表示し、「旋回シーン評価値」の欄には運転評価値PTである“7.91”を表示した例を示す。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば上記実施形態では、運転評価システム1を、車両Vに搭載される前後加速度センサ2、横加速度センサ3、ECU5、及びディスプレイ6を組み合わせて構成した場合について説明したが、本発明はこれに限らない。運転評価システムは、前後加速度センサ、横加速度センサ、コンピュータ、及びディスプレイを備えるスマートフォンのような携帯端末によって構成してもよい。
V…車両
1…運転評価システム
2…前後加速度センサ
3…横加速度センサ
5…ECU(コンピュータ)
51…データ取得手段
51b…旋回時データ取得手段
51c…減速時データ取得手段(加減速時データ取得手段)
51d…加速時データ取得手段(加減速時データ取得手段)
52…運転技量評価手段
53…旋回シーン評価手段
53a…基本評価値算出手段(第1評価値算出手段)
53b…第1減点評価値算出手段(第2評価値算出手段)
53c…第2減点評価値算出手段(第3評価値算出手段)
53d…総合評価値算出手段
54…減速シーン評価手段(加減速シーン評価手段)
55…加速シーン評価手段(加減速シーン評価手段)
6…ディスプレイ

Claims (10)

  1. ドライバによる車両の運転技量を評価する運転評価システムであって、
    旋回シーンにおける前後加速度及び横加速度の時系列データを含む旋回時データを取得する旋回時データ取得手段と、
    減速時の前後加速度を正とした場合において、前記旋回時データのうち前後加速度が最大となる始点から横加速度の絶対値が最大となる終点までの時系列データの軌跡の形状に基づいて前記旋回シーンにおける運転技量を評価する旋回シーン評価手段と、を備えることを特徴とする運転評価システム。
  2. 前記旋回シーン評価手段は、
    前記始点から前記終点までの時系列データの軌跡の形状に基づいて第1評価値を算出する第1評価値算出手段と、
    前後加加速度及び横加加速度を成分とするジャークベクトルの時系列データを前記旋回時データに基づいて算出するとともに、当該ジャークベクトルの最小値に基づいて第2評価値を算出する第2評価値算出手段と、
    前記終点における前後加速度の絶対値に基づいて第3評価値を算出する第3評価値算出手段と、
    前記第1、第2、及び第3評価値を合算することにより前記旋回シーンの運転技量を数値化した総合評価値を算出する総合評価値算出手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の運転評価システム。
  3. 前記第1評価値算出手段は、前記始点から前記終点までの時系列データの軌跡の形状が所定の基準軌跡の形状に近いほど前記第1評価値を大きな値にし、
    前記第2評価値算出手段は、前記ジャークベクトルの最小値が0から離れるほど前記第2評価値を小さな値にし、
    前記第3評価値算出手段は、前記絶対値が0から離れるほど前記第3評価値を小さな値にすることを特徴とする請求項2に記載の運転評価システム。
  4. 前記基準軌跡は、前記始点を長軸及び短軸の何れか一方の軸との交点とし、前記終点を何れか他方の軸との交点とする楕円弧であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の運転評価システム。
  5. 前記旋回シーンは、前後加速度及び横加速度を成分とする加速度ベクトルの大きさが所定値以上である状態が所定時間にわたり継続しかつ横加速度の絶対値の最大値が所定値以上である区間であることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の運転評価システム。
  6. 前記所定時間は5秒以上でありかつ15秒以内であることを特徴とする請求項5に記載の運転評価システム。
  7. 加減速シーンにおける前後加速度及び横加速度の時系列データを含む加減速時データを取得する加減速時データ取得手段と、
    前記加減速シーンにおける運転技量を評価する加減速シーン評価手段と、をさらに備え、
    前記加減速シーン評価手段は、前後加速度及び横加速度を成分とする加速度ベクトルの値と前記加減速シーンにおける前記加速度ベクトルの最大値との比、又は前後加加速度及び横加加速度を成分とするジャークベクトルの値と前記加減速シーンにおける前記ジャークベクトルの最大値との比に基づいて前記加減速シーンにおける運転技量を評価することを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の運転評価システム。
  8. 請求項1に記載の運転評価システムが実行する運転評価方法であって、
    前記旋回時データ取得手段が、旋回シーンにおける前後加速度及び横加速度の時系列データを含む旋回時データを取得する旋回時データ取得ステップと、
    前記旋回シーン評価手段が、減速時の前後加速度を正とした場合において、前記旋回時データのうち前後加速度が最大となる始点から横加速度の絶対値が最大となる終点までの時系列データの軌跡の形状に基づいて前記旋回シーンにおける運転技量を評価する旋回シーン評価ステップと、を備えることを特徴とする運転評価方法。
  9. コンピュータに請求項8に記載の運転評価方法の各ステップを実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記憶した媒体。
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