JP2020018795A - 眼底撮影装置および眼科システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数枚の眼底画像による合成画像を良好に生成すること。【解決手段】眼底撮影装置1は、照明光を被検眼の眼底へ照射すると共に、照明光の眼底からの戻り光に基づいて眼底画像を撮影するSLO光学系200と、複数枚の眼底画像を撮影トリガに基づいて連続撮影し、連続撮影によって得られた複数枚の眼底画像による合成画像を生成する制御部70と、を有する。制御部70は、被検眼Eの状態の評価指標となる評価情報を連続撮影中に逐次取得すると共に、連続撮影を停止させるか否かを評価情報に基づいて判定する。【選択図】図8

Description

本開示は、眼底撮影装置および眼科システムに関する。
従来、眼底撮影装置として、眼底カメラ、走査型レーザー検眼鏡(SLO)、光干渉断層計(OCT)等の種々の装置が知られている。また、眼科分野では、これらの装置によって連続的に撮影された複数枚の眼底画像を加算した合成画像を生成することで、元の眼底画像に比べ画質を向上させる手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−51244号公報
眼底画像を連続的に撮影する間に、例えば、瞳孔状態等の被検眼の状態が変化してしまうことで、連続撮影によって得られる複数枚の眼底画像の少なくとも一部に、他の画像と合成することが好ましく無い画像が混ざり込んでしまう場合が考えられる。
本開示は、従来技術の問題点の少なくとも1つを解決し、複数枚の眼底画像による合成画像を良好に生成できる眼底撮影装置および眼科システムを提供すること、を技術課題とする。
本開示の第1態様に係る眼底撮影装置は、照明光を被検眼の眼底へ照射すると共に、前記照明光の眼底からの戻り光に基づいて眼底画像を撮影する撮影光学系と、複数枚の眼底画像を撮影トリガに基づいて連続撮影する制御手段と、前記連続撮影によって得られた複数枚の眼底画像による合成画像を生成する画像処理手段と、を有し、前記制御手段は、被検眼の状態の評価指標となる評価情報を前記連続撮影中に逐次取得すると共に、前記連続撮影を停止させるか否かを前記評価情報に基づいて判定する。
本開示の第2態様に係る眼科システムは、眼底撮影装置と、眼科用コンピュータとを含む眼科システムであって、前記眼底撮影装置は、照明光を被検眼の眼底へ照射すると共に、前記照明光の眼底からの戻り光に基づいて眼底画像を撮影する撮影光学系と、複数枚の眼底画像を撮影トリガに基づいて連続撮影すると共に、被検眼の状態の評価指標となる評価情報を前記連続撮影中に逐次取得し、前記連続撮影を停止させるか否かを前記評価情報に基づいて判定する、制御手段と、を有し、前記眼科用コンピュータは、前記連続撮影によって得られた複数枚の眼底画像を前記眼底撮影装置から取得し、前記複数枚の眼底画像による合成画像を生成する。
本開示によれば、複数枚の眼底画像による合成画像を良好に生成できる。
実施例に係る眼底撮影装置の外観を示す図である。 実施例に係る撮影光学系を示した図である。 広角アタッチメントが装着された状態の撮影光学系を示した図である。 実施例に係るSLOの制御系を示す図である。 眼底画像の一例を示した図である。 縮瞳によって周辺部にケラレの影響が生じた眼底画像の一例を示した図である。 実施例に係る装置の動作を示したフローチャートである。 実施例に係る連続撮影処理を示したフローチャートである。 実施例に係る休止処理を示したフローチャートである。 撮影開始または再開の予告を固視標によって行う手法の一例を説明する図である。 変形例を説明するための図である。
「概要」
図面を参照しつつ、本開示の実施形態を説明する。はじめに、第1実施形態として、眼底撮影装置の実施形態を説明する。
第1実施形態に係る眼底撮影装置(図1参照)は、被検眼の眼底撮影に利用される。眼底撮影装置は、撮影光学系(例えば、図2,図3参照)と、制御部(「プロセッサ」ともいう、例えば、図4参照)と、画像処理器と、を少なくとも有する。追加的に、眼底撮影装置は、観察光学系、固視光学系、出力部、および、駆動部のうち少なくとも何れかを有していてもよい。
<撮影光学系>
撮影光学系は、照明光を被検眼の眼底へ照射する。また、照明光の眼底からの戻り光に基づいて眼底画像(図5参照)を撮影する。
撮影光学系は、眼底画像として、眼底の正面画像を撮影してもよい。撮影光学系は、眼底の正面画像を撮影する正面撮影光学系(図2,3参照)を含んでいてもよい。正面画像を撮影する際、可視光が照明光として利用されてもよいし、赤外光が照明光として利用されてもよい。また、必ずしもこれに限られるものでは無く、撮影光学系は、戻り光と参照光とのスペクトル干渉信号に基づいて眼底のOCTデータを取得するOCT光学系(図示せず)を含んでいてもよい。或いは、眼底撮影装置は、正面撮影光学系とOCT光学系との2つの撮影光学系を有していてもよい。2つの撮影光学系は、同時に被検眼を撮影可能であってもよい。
撮影光学系は、照射光学系、および、受光光学系を有してもよい(図2,図3参照)。照射光学系は、被検眼の眼底へ照明光を照射する。追加的に、照射光学系は、照明光を発する光源(照明光源)を有してもよい。受光光学系は、照明光の眼底反射光を受光する受光素子を有してもよい。この場合、受光素子からの信号が画像処理部へ入力され、その結果として被検眼の眼底画像が取得(生成)される。
撮影光学系が正面撮影光学系である場合、撮影光学系は、眼底上で照明光をスキャンすることによって撮影を行う、走査型の光学系であってもよい。また、撮影光学系は、非走査型の光学系であってもよい。走査型の光学系の一例として、スポットスキャンタイプの光学系と、ラインスキャンタイプの光学系とが挙げられる。スポットスキャンタイプの光学系では、眼底上でスポット状の照明光が、2次元的にスキャンされる。ラインスキャンタイプの光学系では、ライン状の照明光が1方向にスキャンされる。ライン状の照明光は、例えば、眼底上で直線的にスキャンされてもよいし、眼底上で回転スキャンされてもよい。回転スキャンの場合、回転中心は、撮影光学系の光軸であってもよい。走査型の光学系では、点受光素子、ラインセンサ、2次元受光素子(撮影素子)等の中から何れかを、受光素子として適宜採用し得る。また、非走査型の光学系の一例としては、一般的な眼底カメラの光学系等が挙げられる。
撮影光学系がOCT光学系である場合、眼底へ照射した光と参照光との光干渉に基づいてOCTデータが取得される。OCT光学系は、FD−OCTであってもよい。FD−OCTとしては、SD−OCT、および、SS−OCT等が知られている。以下では、特に断りが無い限り、SD−OCTを用いて説明を行う。しかし、必ずしもこれに限られるものでは無く、各方式のOCT光学系を撮影光学系の一部または全部として採用可能である。
<観察光学系>
眼底撮影装置は、観察光学系を有してもよい。観察光学系によって、前眼部が観察されてもよいし、眼底が観察されてもよい。観察光学系は、不可視光(例えば、赤外光)を観察光として被検眼に照射し、観察光の反射光に基づいて被検眼を観察する(観察画像を得る)。観察光学系を介して観察される画像(観察画像)は、所定の方向から観察される前眼部または眼底の正面画像であってもよい。本実施形態において、観察光学系は、一部または全部が、撮影光学系と共用されていてもよい。また、観察光学系は、撮影光学系とは完全に独立した光学系であってもよい。眼底撮影装置は、観察光学系として、前眼部観察光学系と眼底観察光学系との一方だけでは無く、両方を有していてもよい。観察光学系を介して取得される観察画像を利用して、各種の撮影条件が調整されてもよい。各種の撮影条件の中の1つには、アライメント状態およびフォーカス状態のうち何れかが含まれていてもよい。
<固視光学系>
また、眼底撮影装置は、固視光学系を有していてもよい。固視光学系は、内部固視標を呈示する内部固視光学系であってもよいし、外部固視標を呈示する外部固視光学系(外部固視灯)であってもよい。内部固視標を呈示する固視光学系は、撮影光学系と一部の光路を共有する。固視光学系は、少なくとも固視標を形成するための光源を含む。固視標による固視位置は、変更可能であってもよい。固視光学系は、固視標を形成するために、プロジェクターおよびディスプレイの何れかを有していてもよい。また、撮影光学系が、固視光学系を兼用してもよい(詳細は、実施例で後述する)。
<制御部>
制御部は、眼底撮影装置における各部の制御処理と、演算処理とを行う処理装置(プロセッサ)である。例えば、制御部は、CPU(Central Processing Unit)およびメモリ等で実現される。
<画像処理部>
画像処理部は、眼底画像の生成、および、眼底画像に対する各種画像処理のうち少なくとも何れかを実行する。本実施形態において、制御部は画像処理部を兼ねていてもよい。勿論、画像処理部は、制御部とは別体であってもよい。
<撮影動作>
制御部は、撮影光学系を制御し、複数枚の眼底画像を撮影トリガに基づいて連続撮影する。このとき、一定の周期(フレームレート)で眼底画像が繰り返し撮影されてもよい。連続撮影は、撮影開始から予め定められた時間が経過するまで継続されてもよいし、予め定められた枚数の眼底画像が得られるまで継続されてもよいし、或いは、所定の操作が入力されるまで継続されてもよい。
本実施形態において、撮影トリガは、検者によるレリーズ操作であってもよい。また、必ずしも検者の操作を必要とせず、アライメントの完了、フォーカス調整の完了等の、所定の条件が満たされることが、撮影トリガとして利用されてもよい。
なお、眼底撮影装置において、連続撮影は、予め用意された複数の撮影方法の1つであってもよい。連続撮影の他に、ワンショット撮影などの他の撮影方法が容易されていてもよい。ワンショット撮影では、間欠的に照明光が照射され、1フレーム分の眼底画像が撮影されてもよい。
<合成画像の生成>
連続撮影によって取得された複数枚の眼底画像による合成画像が、画像処理部によって生成される。合成画像は、例えば、加算画像であってもよいし、超解像画像であってもよい。加算画像は、単純な加算処理による加算画像に限られるものでは無く、加算平均処理によって生成される加算平均画像であってもよい。なお、加算平均画像は、加重平均画像であってもよい。
合成画像の基となる複数枚の眼底画像間の位置ずれは、合成画像を生成する際に、適宜補正されてもよい。例えば、位相限定相関法等の公知のマッチング処理を利用して、位置ずれが補正されてもよい。
本実施形態では、連続撮影において新たに1枚の眼底画像が撮影される都度、これまで撮影された複数枚の眼底画像に基づく合成画像が画像処理部によって生成されてもよい。この場合、連続撮影中において合成画像が更新される都度、新たな合成画像がモニタに表示させてもよい。これにより、連続撮影の撮影中に、撮影の良否を検者が把握しやすい。勿論、これに限られるものでは無く、連続撮影が終了し、複数枚の眼底画像がメモリに蓄積された後に、合成画像が生成されてもよい。
ここで、合成画像の基となる複数枚の眼底画像の中に、他の画像と比べて画質が悪い画像や、画像の周辺部がケラレている画像等が含まれていると、良好な合成画像が得られ難くなる場合が考えられる。画質が悪い画像や、画像の周辺部がケラレている画像等が撮影されるか否かは、撮影中の被検眼の状態に起因する場合があると考えられる。
<被検眼の状態の評価情報に基づく連続撮影の停止判定>
そこで、本実施形態では、制御部が、被検眼の状態の評価指標となる情報(「評価情報」という)を、連続撮影中に逐次取得する。併せて、制御部は、連続撮影を停止させるか否かを、評価情報に基づいて判定する。判定結果に応じて、連続撮影は、続行、又は、停止される。連続撮影が停止される場合、連続撮影は、時間を空けて再開されてもよいし、そのまま終了してもよい。本実施形態では、被検眼の状態が良好でない場合に撮影が停止されるので、無用な撮影による負担を、被検者へ与えてしまうことが抑制される。また、合成画像の基となる複数枚の画像の中に、他の画像と合成することが好ましく無い画像が混ざり込むことが抑制されるので、良好な合成画像が得られ易くなる。
また、判定結果に応じて、連続撮影がそのまま終了する場合は、眼底画像の枚数が連続撮影毎に異なる。そこで、単純加算による加算画像を生成する場合であれば、眼底画像の枚数に起因する輝度のバラツキを抑制するために、正規化処理が行われることが好ましい。
本実施形態における評価情報は、連続撮影中に変化し、且つ、眼底画像に影響する被検眼の状態に関する情報である。具体例として、評価情報は、被検眼における瞳孔状態、アライメント状態、および、固視状態、のうち少なくとも何れかに関する情報であってもよい。評価情報は、連続撮影中に得られる眼底画像または前眼部画像に基づいて取得されてもよい。
また、制御部は、連続撮影の停止を、あるタイミングで取得された1つの評価情報に基づいて判定してもよいし、複数枚の眼底画像の撮影に要する時間内に取得された複数の評価情報に基づいて判定してもよい。例えば、複数枚の眼底画像の撮影に要する時間内に取得された複数の評価情報の平均値が、判定に利用されてもよい。前者は、より短期的な被検眼の状態に基づいて停止判定がされるので、より他の画像と合成することが好ましく無い画像が混ざり込みにくくなる。一方、後者は、より長期的な被検眼の状態に基づいて停止判定がされるので、撮影効率は低下し難い。
<評価情報の具体例>
(1)瞳孔状態に関する評価情報
上記具体例のうち、瞳孔状態に関する評価情報は、照明光(撮影光)として可視光が用いられる場合に取得されることが好ましい。照明光として可視光が用いられる場合には、連続撮影が開始されると縮瞳するので、瞳孔状態が連続撮影中に変化する。
縮瞳するほど撮影範囲の周辺部へ照明光が到達し難くなると共に、戻り光が得られ難くなる。これによって、例えば、戻り光の強度が、周辺部側から低くなっていく。縮瞳が進むと、眼底画像の周辺部に、ケラレの影響等が生じ得る(図6参照)。そこで、眼底画像の輝度情報を、縮瞳に関する評価情報として利用してもよい。輝度情報は、輝度に関するヒストグラムに基づく値(例えば、平均値、中央値、最頻値、分散、および、偏差等の何れか)であってもよい。また、輝度情報は眼底画像全体から得る必要は無く、画像の一部(例えば、画像周辺部)から取得してもよい。
また、連続撮影中に前眼部が観察される場合において、縮瞳に関する評価情報は、前眼部観察画像から取得されてもよい。例えば、前眼部観察画像において検出される瞳孔径の情報が、評価情報として利用されてもよい。
(2)アライメント状態に関する評価情報
また、連続撮影の時間経過に伴い被検者に負担が蓄積されていく。これにより、固視の安定性およびアライメント状態の安定性が、連続撮影の時間経過に伴って低減することが考えられる。
アライメント状態が変化すると、眼底画像における各部の輝度は変化すると考えられる。詳細には、装置の射出瞳と被検眼の瞳孔とがズレることで、眼底画像の周辺部に、ケラレの影響等が生じ得る。そこで、眼底画像の輝度情報を、アライメント状態に関する評価情報として利用してもよい。また、アライメント状態に応じて、前眼部観察画像における前眼部の組織の位置は変化すると考えられる。そこで、連続撮影に伴う組織の位置ずれ情報を、アライメント状態に関する評価情報として利用してもよい。例えば、位置ずれは、連続撮影開始からの位置ずれであってもよい。このとき、例えば、前眼部観察画像から瞳孔中心等の特徴部を検出し、特徴部の位置情報を評価情報として利用してもよい。また、指標投影光学系からアライメント指標を投影することによって形成されるアライメント指標像の位置情報を、アライメント状態に関する評価情報として利用してもよい。アライメント指標としては、角膜頂点上に形成されるもの、または角膜頂点を基準にその周囲に形成されるもの等、種々の指標が知られており、適宜、本実施形態へ適用することができる。この場合、本実施形態の眼底撮影装置は、アライメント指標を被検眼に投影する指標投影光学系を有していてもよい。
なお、瞳孔状態に関する評価情報とアライメント状態に関する評価情報との各々が、眼底画像のみから取得される場合、両者を完全に区別して取得することは難しくなる。しかし、他の画像と合成することが好ましく無い画像を特定できればよいので、必ずしも、瞳孔状態に関する評価情報とアライメント状態に関する評価情報とは、厳密に区別される必要は無い。
(3)固視状態に関する評価情報
固視状態が変化すると、眼底画像における組織の位置は変化すると考えられる。そこで、眼底画像における位置ずれ情報であって、連続撮影に伴う組織の位置ずれ情報を、固視状態に関する評価情報として利用してもよい。位置ずれは、連続撮影開始からの位置ずれであってもよい。例えば、黄斑、乳頭、血管等の特徴部の位置ずれ情報が取得されてもよいし、画像全体の位置ずれ情報が取得されてもよい。
評価情報の一例として、輝度情報および位置ずれ情報を挙げたが、必ずしもこれに限られるものでは無く、これらの情報の時間変化を示す情報が、評価情報として利用されてもよい。例えば、上記の各情報の時間による微分値、および、微分値の累積値等が、評価情報として利用されてもよい。
以上のようにして求めた評価情報は、例えば、制御部によって閾値と比較されてもよい。そして、比較結果に応じて、連続撮影を停止させるか否かが決定される。閾値は、実験等に基づいて、適宜設定され得る。
<連続撮影の再開>
制御部は、連続撮影中に行った判定に基づいて連続撮影が停止された後に、連続撮影を再開させてもよい。可視光によって連続撮影が行われた場合、再開までの休止期間は、縮瞳の回復に有効である。また、連続撮影による疲労が回復されるので、アライメント状態のおよび固視状態の安定にも有効である。故に、再開後に、良好な被検眼の状態(瞳孔状態、アライメント状態、および、固視状態)で、眼底画像が撮影されやすくなる。
再開は、例えば、検者による操作に基づいてもよい。また、制御部は、連続撮影の停止中にも被検眼の状態に関する評価情報を逐次取得すると共に、連続撮影を再開するか否かを、停止中に取得される評価情報に基づいて判定してもよい。例えば、停止中に取得される評価情報が、連続撮影の開始時と同等になったときに、再開する旨の判定がされてもよい。再開する旨の判定の結果として、自動的に撮影が再開されてもよい。必ずしもこれに限られるものでは無く、再開する旨の判定の結果として、再開のための操作を検者に案内してもよい。
連続撮影が再開した場合、停止前の撮影結果(停止前に撮影された眼底画像、および、リアルタイム加算の結果等)を引き継いで、改めて撮影が進行されてもよい。
<停止中の動作>
連続撮影の停止に伴い、制御部は、照明光(撮影光)の照射を停止してもよい。撮影光が可視光である場合において、照射停止は、縮瞳を回復させるために有用である。観察光学系を介した被検眼の観察は継続されてもよい。
制御部は、連続撮影が一旦停止された後に再開される場合において、固視標を連続撮影の停止中において呈示してもよい。但し、固視標は停止中において、常時呈示されている必要は無く、少なくとも再開のしばらく前から再開直前までの期間において呈示されてもよい。
<連続撮影の開始または再開の予告>
制御部は、連続撮影を開始または再開する際には、連続撮影の開始または再開を、出力部を介して予告してもよい。連続撮影は、撮影が比較的長時間に及ぶため、被検者への負担が比較的大きいと考えられる。そこで、撮影前に予告を行うことで、例えば、開瞼および固視の維持を、検者に促すことができる。
出力部は、検者または被検者のうち何れかに対して情報を出力する。出力部の典型例としては、モニタおよびスピーカ等が挙げられる。また、固視光学系が出力部として利用されてもよい(詳細は後述する)。
瞬きによるエラーを抑制するために、予告には、被検眼に瞬きを促す情報が含まれていてもよい。例えば、音声による予告としては、「撮影を行います。瞬きを行って、大きく瞼を開いて下さい」等のメッセージがスピーカから出力されてもよい。
<瞬き検出>
また、制御部は、予告が発せられた後、更に、瞬き検出を行い、瞬きが検出された後に、連続撮影を開始または再開してもよい。瞬きは、前眼部または眼底の観察画像に基づいて検出されてもよい。瞬きが検出された後に連続撮影が開始または再開される場合、瞬きによる撮影エラーが低減される。但し、撮影の開始または再開は、瞬き検出の直後では無く、瞬きから0.5秒程度の時間を空けて実行されることが好ましい。瞬きの直後は、固視が安定し難いので、撮影時に被検眼が動いてしまい撮影画像においてノイズ(フレアー等)が発生しやすい。これに対し、上記のように、瞬き検出の直後から少し時間を空けて撮影が行われることで、ノイズの発生が抑制される。瞬き検出のタイミングから撮影開始,または,再開,のタイミングまでの時間は、固定値であってもよい。但し、必ずしもこれに限られるものでは無く、制御部は更に固視検出を行い、瞬き検出後に固視の安定が検出されたタイミングで、連続撮影を開始または再開してもよい。固視の状態は、例えば、前眼部または眼底の観察画像に基づいて検出できる。
<固視光学系を利用した予告>
上述の通り、制御部は、固視光学系を制御することによって、連続撮影の開始または再開を予告してもよい。この場合、固視標の呈示態様が、連続撮影を開始または再開するまでの時間に応じて変更されてもよい。例えば、連続撮影を開始または再開するまでの時間に応じて、固視標の点滅周期(時間)が変更されてもよい。また、連続撮影を開始または再開するまでの時間に応じて、固視標の形状、サイズ、および、位置のうち少なくとも1つが変更されてもよい(図10参照)。固視標を利用した予告によって、被検者は、固視標から注意を切らさずに予告を受けることができる。
<駆動部(アライメント調整部)>
駆動部は、被検眼と撮影光学系との位置関係(アライメント状態)を変更(調整)する機構である。本実施形態では、照明光および戻り光の通過範囲と、被検眼の瞳孔、瞼、およびまつ毛との位置関係が、アライメント状態に応じて変更される。なお、観察光学系を有している場合、観察光学系は撮影光学系と一定的に、被検眼との位置関係が変更される。
駆動部は、被検眼と撮影光学系との位置関係を制御部からの信号に基づいて変更するアクチュエータを有していてもよい。また、駆動部は、被検眼と撮影光学系との位置関係を検者から与えられる力に応じて変更するメカニカルな機構であってもよい。
駆動部は、例えば、撮影光学系(および前眼部観察光学系)を含む撮影ユニットを、変位させるものであってもよいし、被検者の顔を支持する顔支持ユニット(例えば、顎受け台)を変位させるものであってもよいし、両者を組み合わせたものであってもよい。
例えば、アライメント調整の典型的な手法では、先に、上下左右方向(XY方向ともいう)の位置関係が行われ、その後、前後方向(作動距離方向、Z方向ともいう)の位置関係が調整される。上下左右方向の調整では、例えば、撮影光学系の光軸を被検眼の視軸に対して一致させるように調整される。また、前後方向の調整では、被検眼に対する撮影光学系の距離が、予め定められた作動距離となるように調整される。アライメント調整において、各種のアライメント指標が利用されてもよい。この場合、本実施形態の眼底撮影装置は、アライメント指標を被検眼に投影する指標投影光学系を有していてもよい。
<眼科システム(第2実施形態)>
上記の眼底撮影装置の実施形態では、眼底画像の連続撮影と、眼底画像の合成(合成画像の生成)と、の両方が眼底撮影装置において行われた。しかし、必ずしもこれに限られるものでは無い。例えば、眼底撮影装置と、眼底撮影装置とは別体の眼科用コンピュータによって、連続撮影と、画像の合成とが、分担されてもよい。眼底撮影装置と眼科用コンピュータとは、LANまたはWAN等のネットワークを介して接続されていてもよい。
眼科システムの実施形態において、眼底撮影装置は、撮影光学系と、制御部と、を少なくとも有する。一方、眼科用コンピュータは、画像処理部を有する。
眼底撮影装置の制御部は、上記<撮影動作>以下の項目に記載された動作を、適宜行うことができる。一方、眼科用コンピュータは、眼底撮影装置における連続撮影によって得られる複数枚の眼底画像を、眼底撮影装置から取得する。また、眼科用コンピュータは、複数枚の眼底画像による合成画像を、画像処理部によって生成する。
「実施例」
以下、本発明の典型的な1実施例について、図面を参照して説明する。まず、図1から図3を参照して、眼底撮影装置1の全体構成について説明する。
<外観構成>
図1に示すように、本実施形態において、装置本体は、撮影部4、位置あわせ機構5、基台6、および、顔支持ユニット7を有する。撮影部4には、被検眼Eを撮像するための光学系が格納されている。この光学系については、図2,3を参照して後述する。
位置あわせ機構5(本実施例における「移動機構」)は、装置を被検眼Eに対して位置あわせするために用いられる。本実施例において、位置あわせ機構5は、基台6に対して撮影部4を3次元的に移動させる。撮影部4は、Y方向(上下方向)、X方向(左右方向:)、及び、Z方向(前後方向)の各方向に移動可能であってもよい。特に断りが無い限り、以下の説明において、位置合わせ機構5は、ジョイスティック8等への操作に基づいて、手動で駆動されるものとする。
顔支持ユニット7は、図1に示すように、被検眼Eを撮影部4に対向させた状態で被験者の顔を支持する。なお、本実施形態において、顔支持ユニット7は、基台6に対して固定されている。
<SLO光学系>
本実施例において、眼底撮影装置1は、眼底の正面画像を撮影する正面撮影光学系200(図2,3参照)を有する。本実施例において、正面撮影光学系は、SLO(Scanning Laser Opthalmoscope:SLO)光学系である。また、本実施例では、正面撮影光学系200が固視光学系(内部固視光学系)を兼用している。SLO光学系200は、レーザー光を眼底Er上で走査し、眼底Erからのレーザー光の戻り光を受光することによって、眼底Erの正面画像を取得する。
なお、以下の説明において、眼底撮影装置1は、観察面上でスポット上に集光されるレーザー光を、走査部(光スキャナ)の動作に基づき,2次元的に走査することで眼底画像を得る。但し、必ずしもこれに限られるものでは無く、SLO光学系200は、いわゆるラインスキャンタイプの光学系であってもよい。この場合、観察面上で、ライン状の光束が走査される。また、本実施例のように走査型の光学系では無く、非走査型の光学系が、正面画像撮影光学系として利用されてもよい。
SLO光学系200は、照射光学系10と、受光光学系20と、を含む。
まず、図2を参照して、撮影画角が第1画角である場合の光学系を説明する。本実施例では、アタッチメント光学系3(図3参照)が未装着の場合に、撮影画角が第1画角に設定される。
照射光学系10は、走査部16と、対物光学系17と、を含む。本実施例の対物光学系17は、少なくとも1つのレンズを含む。また、図2に示すように、照射光学系10は、更に、レーザー光源11、穴開きミラー13、レンズ14(本実施形態において、視度補正部40の一部)、および、レンズ15を有する。
レーザー光源11は、照射光学系10の光源である。本実施形態では、レーザー光源11からのレーザー光が、撮影光として利用される。本実施形態のレーザー光源11は、複数色の光を、同時に、又は選択的に出射可能である。一例として、本実施形態では、レーザー光源11は、青,緑,赤の可視域の3色と、赤外域の1色と、の計4色の光を出射する。各色の光は、任意の組合せで同時に出射可能であってもよい。本実施例において、レーザー光源11から出射される各色の光は、眼底の撮影に利用される。なお、眼底反射光に基づいて撮影される眼底画像を反射画像、眼底Erに存在する蛍光物質からの蛍光に基づいて撮影される眼底画像を、蛍光画像と称する場合がある。
反射画像として、赤外画像、カラー画像、レッドフリー画像、および、単色可視画像等の何れか、または全てが撮影されてもよい。また、蛍光画像として、造影蛍光画像、および、自発蛍光画像の何れかまたは全てが撮影されてもよい。造影蛍光画像は、眼底Erに静注された造影剤の蛍光発光による画像であってもよく、例えば、FA画像(フルオレセイン造影撮影画像)であってもよいし、ICGA画像(インドシアニングリーン造影撮影画像)であってもよい。また、自発蛍光画像は、眼底Erに蓄積された蛍光物質の蛍光発光による画像であってもよく、例えば、リポフスチンの蛍光発光による画像であってもよい。
本実施形態において、レーザー光源11からのレーザー光は、穴開きミラー13に形成された開口部を通り、レンズ14およびレンズ15を介した後、走査部16に向かう。走査部16によって反射されたレーザー光は、ダイクロイックミラー51を通過し、対物光学系17を通過した後、被検眼Eの眼底Erに照射される。その結果、レーザー光は、眼底Erで反射・散乱される、或いは、眼底Erに存在する蛍光物質を励起させ、眼底からの蛍光を生じさせる。これらの光(つまり、反射・散乱光および蛍光等)が、レーザー光の照射に伴う被検眼からの光(戻り光)として、瞳孔から出射される。
走査部16(「光スキャナ」ともいう)は、レーザー光源11から発せられたレーザー光を、眼底Er上で走査するためのユニットである。以下の説明では、特に断りが無い限り、走査部16は、レーザー光の走査方向が互いに異なる2つの光スキャナを含むものとする。即ち、主走査用(例えば、X方向への走査用)の光スキャナ16aと、副走査用(例えば、Y方向への走査用)の光スキャナ16bと、を含む。以下では、主走査用の光スキャナ16aはレゾナントスキャナであり、副走査用の光スキャナ216bはガルバノミラーであるものとして説明する。但し、各光スキャナ16a,16bには、他の光スキャナが適用されてもよい。例えば、各光スキャナ16a,16bに対し、他の反射ミラー(ガルバノミラー、ポリゴンミラー、レゾナントスキャナ、および、MEMS等)の他、光の進行(偏向)方向を変化させる音響光学素子(AOM)等が適用されてもよい。
対物光学系17は、眼底撮影装置1の対物光学系である。対物光学系17は、走査部16によって走査されるレーザー光を、被検眼Eに照射させ、眼底Erに導くために利用される。そのために、対物光学系17は、走査部16を経たレーザー光が旋回される旋回点Pを形成する。旋回点Pは、照射光学系10の基準光軸L1上であって、対物光学系17に関して走査部16と光学的に共役な位置に形成される。なお、本開示において「共役」とは、必ずしも完全な共役関係に限定されるものでは無く、「略共役」を含むものとする。即ち、眼底画像の利用目的(例えば、観察、解析等)との関係で許容される範囲で、完全な共役位置からずれて配置される場合も、本開示における「共役」に含まれる。本実施例では、眼底撮影装置1の対物光学系17がレンズだけで実現されているが、必ずしもこれに限られるものでは無く、レンズとミラーの組合せによって実現されてもよい。
走査部16を経たレーザー光は、対物光学系17を通過することによって、旋回点Pを経て、眼底Erに照射される。このため、対物光学系17を通過したレーザー光は、走査部16の動作に伴って旋回点Pを中心に旋回される。その結果として、本実施形態では、眼底Er上でレーザー光が2次元的に走査される。眼底Erに照射されたレーザー光は、集光位置(例えば、網膜表面)で集光される。
次に、受光光学系20について説明する。受光光学系20は、1つ又は複数の受光素子を持つ。例えば、図2に示すように、受光光学系20は、複数の受光素子25,27,29を有してもよい。この場合、照射光学系10によって照射されたレーザー光による眼底Erからの光は、受光素子25,27,29の少なくとも何れかによって受光される。
図2に示すように、本実施形態における受光光学系20は、対物光学系17から穴開きミラー13までに配置された各部材を、照射光学系10と共用してもよい。この場合、眼底Erからの光は、照射光学系10の光路を遡って、穴開きミラー13まで導かれる。穴開きミラー13は、被検眼Eの角膜,および,装置内部の光学系(例えば対物レンズ系のレンズ面等)での反射によるノイズ光の少なくとも一部を取り除きつつ、眼底Erからの光を、受光光学系20の独立光路へ導く。
なお、照射光学系10と受光光学系20とを分岐させる光路分岐部材は、穴開きミラー13に限られるものでは無く、その他の光学部材(例えばハーフミラー等)が利用されてもよい。
本実施形態の受光光学系20は、穴開きミラー13の反射光路に、レンズ21、ピンホール板23、および、光分離部(光分離ユニット)23を有する。
ピンホール板23は、眼底共役面に配置されており、眼底撮影装置1における共焦点絞りとして機能する。すなわち、視度補正部40によって視度が適正に補正される場合において、レンズ21を通過した眼底Erからの光は、ピンホール板23の開口において焦点を結ぶ。ピンホール板23によって、眼底Erの集光点(あるいは、焦点面)以外の位置からの光が取り除かれ、残り(集光点からの光)が受光素子25,27,29の少なくとも何れかへ導かれる。
光分離部23は、眼底Erからの光を分離させる。本実施形態では、光分離部23によって、眼底Erからの光が波長選択的に光分離される。また、光分離部23は、受光光学系20の光路を分岐させる光分岐部を兼用していてもよい。例えば、図2に示すように、光分離部23は、光分離特性(波長分離特性)が互いに異なる2つのダイクロイックミラー(ダイクロイックフィルター)31,32を含んでいてもよい。受光光学系20の光路は、2つのダイクロイックミラー31,32によって、3つに分岐される。また、それぞれの分岐光路の先には、受光素子25,27,29の1つがそれぞれ配置される。
例えば、光分離部23は、眼底Erからの光の波長を分離させ、3つの受光素子25,27,29に、互いに異なる波長域の光を受光させる。例えば、青,緑,赤の3色の光を、受光素子25,27,29に1色ずつ受光させてもよい。この場合、各受光素子25,27,29の受光結果から、カラー画像を取得してもよい。
また、光分離部23は、眼底自発蛍光と、観察光の眼底反射光である赤外光とを、互いに異なる受光素子に受光させてもよい。これにより、蛍光画像と同時に、赤外画像を撮影可能であってもよい。本実施形態では、レーザー光源11から照射される青色の光が、自発蛍光の励起光として利用される。
制御部70は、例えば、受光素子25,27,29から出力される受光信号を基に眼底画像を形成する。より詳細には、制御部70は、走査部16による光走査と同期して眼底画像を形成する。例えば、制御部70は、副走査用の光スキャナ16bがn回(nは、1以上の整数)往復する度に、少なくとも1フレーム(換言すれば、1枚)の眼底画像を、(受光素子毎に)形成する。なお、以下では、特段の断りが無い限り、便宜上、副走査用の光スキャナ16bの1往復につき、その1往復に基づく1フレームの眼底画像が形成されるものとする。本実施形態では、3つの受光素子25,27,29が設けられているので、制御部70は、それぞれの受光素子25,27,29からの信号に基づく最大3種類の画像を、副走査用の光スキャナ16bが1往復する度に生成する。
制御部70は、上記のような装置の動作に基づいて逐次形成される複数フレームの眼底画像を、観察画像として時系列にモニタ80へ表示させてもよい。観察画像は、略リアルタイムに取得された眼底画像からなる動画像である。また、制御部70は、逐次形成される複数の眼底画像のうち一部を、撮影画像(キャプチャ画像)として取り込む(キャプチャする)。その際、撮影画像は記憶媒体に記憶される。撮影画像が記憶される記憶媒体は、不揮発性の記憶媒体(例えば、ハードディスク,フラッシュメモリ等)であってもよい。本実施形態では、例えば、トリガ信号(例えば、レリーズ操作信号等)の出力後、所定のタイミング(又は,期間)に形成される眼底画像がキャプチャされる。
次に、アライメント光学系50について説明する。本実施形態のアライメント光学系50は、一例として、ダイクロイックミラー51、アライメント光源52、および受光素子55を有する。また、一例として、本実施例では、アライメント指標の倍率補正用の光学素子として、レンズ53をアライメント光学系50は備えていてもよい。
アライメント光源52から出射されたアライメント光は、ダイクロイックミラー51によって反射され、対物光学系を介して被検眼Eに向けて照射される。被検眼Eの角膜によって反射されたアライメント光は、対物光学系を経て、ダイクロイックミラー51によって反射され、レンズ53を介して受光素子55によって受光される。受光素子55は、受光結果に基づいて、対物光学系に対する被検眼Eのアライメント状態が検出される。受光素子55から出力された信号は、制御部70(図4参照)に入力される。制御部70は、入力された信号に基づいて、被検眼Eのアライメント状態を示す画像(以下、「アライメント画像」ともいう)を生成してもよい。アライメント画像は、例えば、被検眼Eの角膜によって反射されたアライメント光を示すアライメント指標像を含む画像等であってもよい。
ここで、レンズ53は、光軸に沿って移動可能であって、これにより、アライメント光学系の焦点距離を変更し、アライメント指標像の倍率を切換える。眼底撮影装置1には、レンズ53を移動させる駆動部53aが設けられていてもよい。レンズ53は、アタッチメント光学系3の着脱(挿脱)に応じて(つまり、画角切換に応じて)変位される。
なお、本実施例では、眼底撮影装置1が前眼部観察光学系を有していない。しかしながら、勿論、前眼部観察光学系が眼底撮影装置1に設けられていてもよい。この場合、アライメント光学系50の一部が、前眼部観察系であってもよい。
次に、図3を参照して、撮影画角がより広画角な第2画角である場合の光学構成を示す。本実施形態では、対物光学系17と被検眼Eとの間に、アタッチメント光学系3が配置されることで、第2画角で撮影を行うための対物光学系18が構成される。本実施形態のアタッチメント光学系3は、少なくとも1つのレンズを有する。図3に示すように、アタッチメント光学系3は、複数のレンズを有していてもよい。
<アタッチメント光学系>
アタッチメント光学系3を含むレンズアタッチメントが、撮影部4の筐体面に対して着脱(挿脱)されることで、装置本体側の対物レンズ17と被検眼Eとの間において、アタッチメント光学系3の挿脱が行われる。
第1旋回点P1を通過した測定光を少なくともレンズ332が光軸L1に向けて折り曲げることで、アタッチメント光学系3および対物光学系17に関して光スキャナ16と共役な位置に第2旋回点P2が形成される。つまり、アタッチメント光学系3は、旋回点P1を旋回点P2へリレーする光学系である。
本実施例において、第2旋回点P2における測定光の旋回量は、第1旋回点P1における旋回量に比べて大きくなる。本実施例では、旋回量によって装置の画角が規定される。本実施例では、退避状態(第1モード)において60°程度の画角(旋回量)となり、挿入状態(第2モード)では、100°程度の画角(旋回量)となる。
<制御系>
図4に示すように、眼底撮影装置1は、また、演算制御器(演算制御部)70を含む。その他、眼底撮影装置1は、メモリ71、モニタ80、操作部75等が設けられてもよい。また、演算制御器(以下、制御部)70は、レーザー光源11、正面撮影光学系200等に接続されている。操作部75は、タッチパネル、マウス、および、キーボード等であってもよい。操作部75は、眼底撮影装置1とは別体のデバイスであってもよい。制御部70は、操作部75から出力される操作信号に基づいて、各部を制御してもよい。操作部75には、例えば、撮影モードを選択するための操作、レリーズのための操作等の何れかが入力されてもよい。また、本実施例では、各種画像処理が、制御部70によって実行される。
<動作>
次に、図7のフローチャートを参照して、眼底撮影装置1の動作を説明する。説明の便宜上、ここでは、予め、撮影方法が選択されているものとする。詳細には、可視光を照明光として利用し連続撮影を行う撮影方法が選択されているものとする。また、以下の動作に先立って、被検者の顔が、顔支持ユニット7に支持されているものとする。
また、以下の説明では、便宜上、連続撮影に基づいて取得される合成画像は、加算平均画像であるものとする。
まず、制御部70は、観察画像の取得を開始させ(S1)、内部固視標を点灯させる(S2)。制御部70は、観察光として赤外光を被検眼に照射すると共に、赤外光を走査し、眼底の観察画像を取得する。また、制御部70は、例えば、撮影光学系を制御して、所定の呈示位置へレーザーが走査されるタイミングで可視光を一時的に点灯させる。これにより、内部固視標が形成されると共に、被検眼に対して呈示される。
次に、観察画像を利用してアライメント状態と、フォーカス状態とが調整される(S3)。本実施例では、所定の撮影トリガが発せられるまでの間、調整が行われる(S4:No)。アライメント状態とフォーカス状態とが適宜調整された後に、所定の撮影トリガに基づいて連続撮影が開始される(S4:Yes)。本実施例では、内部固視標が制御部70によってオフされてから(S5)、連続撮影処理(S5)が実行される。連続撮影処理において、本実施例における連続撮影時の動作が規定されている。
<連続撮影処理>
ここで、図8、図9を参照して、連続撮影処理(S5)を、詳細に説明する。本実施例における連続撮影処理は、予め定められた枚数の眼底画像を、取得および保存する処理である。
まず、制御部70は、被検眼Eの眼底に対する可視光(照明光)の照射を開始させる(S21)。
そして、制御部70は、走査部16を駆動制御すると共に、照明光の戻り光に基づいて、1枚の眼底画像を取得(撮影)する(S22)。本実施例では、S23〜S28の処理を経て、撮影は繰り返される。
繰り返し撮影が行われる間、S23〜S26の処理によって、眼底画像の撮影時における被検眼の状態が、制御部70によって評価される。本実施例では、直前に撮影された眼底画像に基づいて、その眼底画像の撮影時における状態が評価される。
一例として、本実施例では、縮瞳またはアライメントずれの評価情報として、眼底画像の輝度情報を取得する。そして、輝度情報に基づいて縮瞳またはアライメントずれを評価し(S23)、基準以上の縮瞳またはアライメントずれが生じたか否かが判定される(S24)。詳細には、眼底画像の生データにおけるヒストグラム(輝度分布)の幅(分散、又は、偏差でもよい)が、縮瞳またはアライメントずれの評価に利用される。ここで、ヒストグラムの幅が狭いほど、縮瞳またはアライメントずれは大きいものと考えられる。幅は、閾値と比較され、閾値以上である場合は、S25の処理に進み(S24:No⇒S25)、閾値未満である場合は、休止処理へ進む(S24:Yes⇒S30)。
次に、本実施例では、固視ズレの評価情報として、直前に撮影された眼底画像と、テンプレートとなる眼底画像と、のズレ量を取得する(S25)。テンプレートとなる眼底画像は、例えば、連続撮影が開始されてから最初に撮影された眼底画像であってもよい。ズレ量は、画素数、又は、角度等によって示される情報であってもよい。次に、制御部70は、ズレ量が閾値を超えたか否かを判定する(S26)。ズレ量が閾値を超えた場合は(S26:Yes)、休止処理(S30)を実行し、連続撮影を休止(一旦停止)させる。一方、ズレ量が閾値以下である場合は(S26:No)、S27の処理に進む。
S27の処理では、直前に撮影された眼底画像を、メモリに保存させる。つまり、本実施例では、縮瞳またはアライメントずれが許容範囲内であり(S24:No)、且つ、固視ズレが許容範囲内である場合に(S26:No)撮影された眼底画像がメモリに保存される。
保存後、制御部70は、連続撮影の開始から保存された眼底画像の枚数が、予め定められた枚数となったか否かを判定する(S28)。枚数が満たない場合は、S22に戻って処理を繰り返す。また、予め定められた枚数が保存された場合は、連続撮影処理を終了し、S7の処理(各種処理)を実行する。
本実施例では、休止処理(S30)へと進む場合に、直前に撮影された眼底画像は、メモリ71へ保存されない。これによって、加算画像の基となる複数枚の眼底画像の中に、好ましく無い眼底画像が混ざってしまうことが抑制される。
<休止処理>
被検眼Eの状態の回復を待つ間、本実施例では、休止処理(S30)が行われる。
まず、照明光が消灯される(S31)。これにより、縮瞳からの回復が期待される。また、本実施例では、制御部70は、スピーカ等から休止のアナウンスを出力する(S32)。これにより、被検者の緊張を解いて、縮瞳および疲労からの回復を促すことができる。
本実施例では、一例として、休止の期間が略一定期間に定められている。一定期間の経過後、制御部70は、内部固視灯を点灯させると共に(S33)、撮影の再開を予告してもよい(S34)。適正に固視が行われることで、休止前と同じ範囲が撮影できるようになる。また、本実施例では、スピーカ等からの音声によって、撮影の再開が予告される。例えば、「撮影を再開します。顎台に顔を載せて下さい。」等の音声が出力されてもよい。本実施例では、顎台に顔が乗っているか否かを検出するためのセンサ(図示せず)が、顔支持ユニット7に設けられていてもよい。顎台に顔が乗っていることが検出された場合に、更に、制御部70は、SLO光学系200を制御して、固視標による予告を行ってもよい。
図10に示すように、本実施例では、撮影までの時間に応じて、固視標の呈示態様が変化する。詳細には、少なくとも固視標の形状が段階的に変化する。例えば、撮影再開の3秒前から1秒毎に、図10に示すように、順に変化する。本実施例では、固視標の形状が、目標とする固視位置に対して収束していく。これにより、変化する固視標を視線で追うことで固視がぶれてしまうことが抑制される。また、固視標の変化と併せて、スピーカから「3,2,1」等の音声を出力してもよい。これにより、撮影再開のタイミングを、被検者に容易に把握させることができ、撮影に備えて適正な固視および開瞼を促すことができる。
本実施例では、一定時間の経過が、撮影再開のトリガとなる。撮影が再開する場合(S35:Yes)、内部固視灯をオフして(S36)、連続撮影処理に処理を戻す。この場合、S21の処理に移行して処理が再開される。
<加算画像の生成>
本実施例において、連続撮影処理の完了後に行われる各種処理(S7)では、例えば、一連の連続撮影処理においてメモリ71へ保存された複数枚の眼底画像による加算平均画像を生成してもよい。生成された加算平均画像は、メモリ71へ保存されてもよいし、モニタ80へ表示されてもよい。本実施例では、加算平均画像の基となった複数枚の眼底画像は、何れも、撮影時の被検眼の状態が許容範囲であるので、加算平均画像において、良好な画質等を享受できる。
<変形例>
以上、実施形態および実施例に基づいて本開示を説明したが、本開示は上記実施形態および実施例に限定されるものでは無く、いわゆる当業者の通常の知識に基づいて、種々の変形が許容される。
例えば、眼底撮影装置が、2つの撮影光学系を有する場合において、2つの撮影光学系は、同時に撮影可能であってもよい。一方の撮影光学系による連続撮影における評価情報は、連続撮影中に他方の撮影光学系で撮影される被検眼の画像から取得されてもよい。ここでは、一例として、眼底の正面画像を撮影する正面撮影光学の連続撮影における評価情報が、OCT光学系によって撮影される眼底の断層画像に基づいて取得されてもよい。このような装置の光学系については、例えば、本出願人による『特開2016−104105号公報』等を参照されたい。
この場合において、2つの撮影光学系は、並行して連続撮影が行われてもよい。図11に示すように、被検眼の状態が適正な状態で得られる断層画像を、図11(a)とする。一例として、図11(a)に対して、前後方向および上下左右方向にアライメント状態が変化したときの断層画像を、それぞれ、図11(b)、図11(c)として示す。
図11(a)(b)に示すように、装置から被検眼が遠ざかるように動いたときは、画像中の眼底組織の位置が深さ方向に関して変位する。このため、断層画像間における深さ方向の変位量に基づいて、アライメント状態の変化を評価できる。
また、 図11(a)(c)に示すように、被検眼が上下左右方向に動いたときは、眼底に対する測定光の入射角が変化するので、像が傾斜してしまう。このため、断層画像間における回転方向の変位量に基づいて、上下左右方向に関するアライメント状態の変化を、評価できる。
1 眼底撮影装置
70 制御部
200 SLO光学系

Claims (14)

  1. 照明光を被検眼の眼底へ照射すると共に、前記照明光の眼底からの戻り光に基づいて眼底画像を撮影する撮影光学系と、
    複数枚の眼底画像を撮影トリガに基づいて連続撮影する制御手段と、
    前記連続撮影によって得られた複数枚の眼底画像による合成画像を生成する画像処理手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    被検眼の状態の評価指標となる評価情報を前記連続撮影中に逐次取得すると共に、前記連続撮影を停止させるか否かを前記評価情報に基づいて判定する、眼底撮影装置。
  2. 前記評価情報は、被検眼における瞳孔状態、アライメント状態、および、固視状態、のうち少なくとも何れかに関する、請求項1記載の眼底撮影装置。
  3. 前記制御手段は、前記評価情報を、前記連続撮影中に取得される眼底画像に少なくとも基づいて取得する、請求項1記載の眼底撮影装置。
  4. 前眼部を観察するための前眼部観察光学系を有し、
    前記制御手段は、前記評価情報を、前記連続撮影中の前眼部観察画像に少なくとも基づいて取得する、請求項1又は2記載の眼底撮影装置。
  5. 眼底を観察するための眼底観察光学系を有し、
    前記制御手段は、前記評価情報を、前記連続撮影中の眼底観察画像に少なくとも基づいて取得する、請求項1から3の何れかに記載の眼底撮影装置。
  6. 前記撮影光学系と同時に、前記眼底画像とは異なる第2眼底画像を撮影する第2撮影光学系を有し、
    前記制御手段は、前記評価情報を、前記連続撮影中に前記第2眼底観察画像に少なくとも基づいて取得する、請求項1から3の何れかに記載の眼底撮影装置。
  7. 前記制御手段は、前記判定に基づいて前記連続撮影が停止された後に、前記連続撮影を再開させる請求項1から6の何れかに記載の眼底撮影装置。
  8. 前記制御手段は、前記連続撮影の停止中に前記評価情報を逐次取得し、停止中に取得される前記評価情報に基づいて前記連続撮影を再開するか否かを判定する、請求項7記載の眼底撮影装置。
  9. 前記撮影光学系と一部の光路を共有し、前記被検眼に内部固視標を投影するための固視光学系を有し、
    前記制御手段は、前記連続撮影の停止中において内部固視標を点灯させる、請求項7又は8記載の眼底撮影装置。
  10. 検者または被検者に対して情報を出力する出力部を、更に有し、
    前記制御手段は、前記連続撮影を開始または再開する際には、前記連続撮影の開始または再開を、前記出力部を介して予告する、請求項1から9の何れかに記載の眼底撮影装置。
  11. 前記制御手段は、被検眼に瞬きを促す情報が含まれた前記予告を出力させ、前記予告の後に前記瞬きが検出されてから、前記連続撮影を開始または再開する、請求項10記載の眼底撮影装置。
  12. 前記制御手段は、前記瞬きが検出され更に固視が安定した後に、前記連続撮影を開始または再開する、請求項11記載の眼底撮影装置。
  13. 前記制御手段は、前記照明光として可視光を照射させると共に、前記可視光に基づく眼底画像を、連続撮影する請求項1から12の何れかに記載の眼底撮影装置。
  14. 眼底撮影装置と、眼科用コンピュータとを含む眼科システムであって、
    前記眼底撮影装置は、
    照明光を被検眼の眼底へ照射すると共に、前記照明光の眼底からの戻り光に基づいて眼底画像を撮影する撮影光学系と、
    複数枚の眼底画像を撮影トリガに基づいて連続撮影すると共に、被検眼の状態の評価指標となる評価情報を前記連続撮影中に逐次取得し、前記連続撮影を停止させるか否かを前記評価情報に基づいて判定する、制御手段と、を有し、
    前記眼科用コンピュータは、
    前記連続撮影によって得られた複数枚の眼底画像を前記眼底撮影装置から取得し、前記複数枚の眼底画像による合成画像を生成する。
JP2018147142A 2018-08-03 2018-08-03 眼底撮影装置および眼科システム Active JP7103045B2 (ja)

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