JP2015150244A - 眼科撮影装置及びその作動方法、並びに、プログラム - Google Patents

眼科撮影装置及びその作動方法、並びに、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被検眼の視線が誤った位置にある状態での眼底撮影を防止可能とする。
【解決手段】被検眼Eに対して当該被検眼Eを固視させるための固視光を照明する内部固視灯127を具備し、システム制御部150において、被検眼Eに対して当該被検眼Eの眼底Erを観察するための観察光を照射して眼底像を取得し、前記眼底像と当該眼底像において前記固視光を照射した位置である固視光照射位置とに基づいて被検眼Eの眼底Erの位置が眼底撮影において有効な位置であるか否かを判定し、被検眼Eの眼底Erの位置が眼底撮影において有効な位置であると判定された場合に被検眼Eの眼底Erを撮影する制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、被検眼の眼底を撮影する眼科撮影装置及びその作動方法、並びに、当該作動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
従来、必要な構図の眼底画像を得るために、固視目標を被検眼に提示して被検眼の視線誘導を行うとともに、撮影後の眼底画像から被検眼の視神経乳頭位置を検出し、撮影した眼底画像の良否を判定する眼科撮影装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−261450号公報 特開平9−313447号公報
しかしながら、特許文献1に記載の眼科撮影装置は、眼底画像が検者の意図した構図の眼底画像でない場合、再撮影が必要となる。このため、複数回の撮影を行うために被検眼に負担がかかり、また、縮瞳した被検眼の瞳孔が開くのを待ってから再撮影することになるため撮影時間がかかってしまう。そこで、被検眼の視線が誤った位置にある状態での眼底撮影を防止することが望ましい。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、被検眼の視線が誤った位置にある状態での眼底撮影を防止可能とすることを目的とする。
本発明の眼科撮影装置は、被検眼の眼底を撮影する眼科撮影装置であって、前記被検眼に対して当該被検眼を固視させるための固視光を照明する照明手段と、前記被検眼に対して当該被検眼の眼底を観察するための観察光を照射して眼底像を取得する取得手段と、前記眼底像と前記固視光を前記眼底に照射した位置である固視光照射位置とに基づいて、前記眼底の位置が前記撮影において有効な位置であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段において前記眼底の位置が前記撮影において有効な位置であると判定された場合に、前記眼底を撮影する制御を行う撮影制御手段と、を有する。
また、本発明は、上述した眼科撮影装置の作動方法、及び、当該作動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを含む。
本発明によれば、撮影前に眼底の撮影の可否を判定することができる。このため、被検眼の視線が誤った位置にある状態での眼底撮影を防止することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置の外観の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置の概略構成の一例を示す図である。 図2に示すフォーカス指標投影部の概略構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置の全体的な作動方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、フォーカス指標光束laの被検眼の瞳上の位置lp1と、フォーカス指標光束lbの被検眼の瞳上の位置lp2の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、フォーカス指標光束la及びlbが被検眼の眼底に達する様子の一例と、フォーカス指標光束la及びlbにより眼底に投影されたフォーカス指標領域におけるフォーカス指標像の一例を示す図である。 図2に示すフォーカス合焦動作部の内部構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図2に示すモニタに表示された眼底像の一例を示す図である。 図2に示すフォーカス合焦動作部における動作方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、図9のステップS101の処理の際のフォーカス指標像の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態を示し、図17に示すフローチャートのS601及びS602を実施した場合のモニタの表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図2に示すモニタに表示された眼底像及びその2値画像、並びに、アライメント指標の一例を示す図である。 図2に示す眼底部アライメント合焦検出部における検出方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図2に示す視神経乳頭位置判定部の内部構成の一例を示す図である。 図14に示す内部固視灯点灯位置情報保持部に保持される内部固視灯点灯位置情報の一例を示す図である。 図14に示す視神経乳頭位置判定部における判定方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る眼科撮影装置の全体的な作動方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、眼底撮影ごとに内部固視灯点灯位置の移動を行う場合に、図2のメモリに保持される撮影番号と内部固視灯点灯位置との関係を示す表の一例、及び、眼底像上に各内部固視灯点灯位置を対応させた概略図の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る眼科撮影装置の全体的な作動方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明を行う。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置の外観の一例を示す図である。
図1(a)は、本実施形態に係る眼科撮影装置100の全体図が示されている。
図1(a)に示す眼科撮影装置100において、被検眼を観察・撮影するための光学系を備えた光学本体101は、固定基台102上を前後左右に移動可能な可動ステージ103に固定されている。また、可動ステージ103には、ジョイスティック104が設置されている。
図1(b)は、図1(a)に示すジョイスティック104の上面図が示されている。
このジョイスティック104には、図1(b)に示すように、撮影スイッチ105と、アライメント切換スイッチ106が設けられている。
検者は、ジョイスティック104の操作によって、可動ステージ103を所望の位置へ移動させることが可能となっている。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置の概略構成の一例を示す図である。図1において、図1に示す構成と同様の構成については、同じ符号を付している。この図2に示す眼科撮影装置100は、被検眼Eの眼底Erを撮影する眼底カメラの機能を有して構成されている。
光軸L1上には、ハロゲンランプ等の定常光(観察光)を発する眼底観察用光源111、コンデンサレンズ112、赤外光を透過し可視光を遮断するフィルタ113、ストロボ等の撮影用光源114、レンズ115、ミラー116が順次配置されている。
ミラー116の反射方向の光軸L2上には、リング状開口を有するリング絞り117、フォーカス指標投影部118、リレーレンズ119、中央部に開口を有する穴あきミラー120が順次配置されている。
穴あきミラー120の反射方向の光軸L3上には、被検眼Eの前眼部の観察を行うための補助レンズ121と、被検眼Eに対向して対物レンズ122が順次配置されている。この際、補助レンズ121は、光軸L3に対して挿脱可能となっている。また、穴あきミラー120の穴部には、撮影絞り123が配置されている。
また、穴あきミラー120の被検眼Eと反対方向の光軸L3上には、光軸L3上の位置を移動することによりピントを調整するフォーカスレンズ124、撮影レンズ125、ハーフミラー126、撮像素子141が順次配置されている。撮像素子141は、撮影カメラ140の内部に設けられており、被検眼Eの動画観察と静止画撮影の機能を備えている。また、撮像素子141は、可視波長のみではなく赤外波長に対しても感度を持ち、赤外画像をも撮影可能となっている。
ハーフミラー126の反射方向の光軸L4上には、内部固視灯127が配置されている。内部固視灯127は、光源が2次元平面状に配設されており、システム制御部150に接続されている。また、内部固視灯127は、内部固視灯点灯位置移動スイッチ128の操作により、システム制御部150の制御に基づいて、発光する光源を選択可能になっている。この内部固視灯127は、光学系内に配置され、被検眼Eの固視目標となる固視光を照明するものである。
また、穴あきミラー120の前面には、アライメント指標照明用LED129aからの光束を導くライトガイド130aの出射端が配置され、この出射端は、アライメント指標P1とされている。このアライメント指標P1は、光軸L3から外れて配置されている。また、光軸L3の周りのアライメント指標P1と対称位置には、アライメント指標照明用LED129aと同様の波長を持つアライメント指標照明用LED129b(不図示)からの光束を導くライトガイド130b(不図示)の出射端が配置され、この出射端は、アライメント指標P2とされている。そして、これらにより、アライメント用指標投影光学系が構成されている。
撮影カメラ140には、上述した撮像素子141に加えて、画像処理部142及びモニタ143が設けられている。撮像素子141で得られた被検眼Eの観察像である眼底像及び被検眼Eの撮影画像である眼底画像は、画像処理部142に出力されて処理される。画像処理部142は、被検眼Eの眼底像等をモニタ143に出力して表示させる。さらに、画像処理部142は、被検眼Eの眼底像及び眼底画像を、接続されたシステム制御部150に出力する。
システム制御部150は、フォーカス指標駆動部131を制御して、フォーカス指標投影部118を光軸L2の矢印方向に移動させ、また、フォーカスレンズ駆動部132を制御して、フォーカスレンズ124を光軸L3の矢印方向に移動させる。なお、システム制御部150は、例えば、フォーカス指標投影部118及びフォーカスレンズ124の移動を連動させるようにする。
システム制御部150には、被検眼Eの観察状態において前眼と眼底Erとを切り替えるアライメント切換スイッチ106が接続されている。システム制御部150は、検者によるアライメント切換スイッチ106の操作に応じて、光軸L3上への補助レンズ121の挿入や光軸L3上からの補助レンズ121の離脱を行う。
また、システム制御部150には、フォーカス合焦動作部151、眼底部アライメント合焦検出部152、視神経乳頭位置判定部153、及び、メモリ154が設けられている。
フォーカス合焦動作部151は、例えば、フォーカス指標駆動部131及びフォーカスレンズ駆動部132を制御して、自動フォーカス合焦動作を行う。
眼底部アライメント合焦検出部152は、被検眼Eの眼底Erのアライメント合焦検出を行う。システム制御部150は、眼底部アライメント合焦検出部152の検出結果に基づいて、アライメント合焦状態を判断する。
視神経乳頭位置判定部153は、被検眼Eの視神経乳頭の位置を判定する。システム制御部150は、例えば、視神経乳頭位置判定部153の判定結果から、撮影対象である眼底Erの固視位置を判定して固視位置が正しいと判断し、かつ、眼底部アライメント合焦検出部152の検出結果が合焦となっていた場合に、撮影スイッチ105の操作に基づいて、眼底画像の撮影処理を行う。
メモリ154は、各種の情報を記憶する。例えば、メモリ154は、眼科撮影装置100の状態に係る情報を一時的に記憶する。また、例えば、メモリ154は、可動ステージ103の位置から判別した被検眼Eの左右情報等を記憶する。
また、システム制御部150には、図1(a)で説明した可動ステージ103が接続されており、可動ステージ103の位置から被検眼Eの左右を判別し、この被検眼Eの左右情報をメモリ154に記憶することが可能となっている。
また、システム制御部150は、眼底観察用光源111の光量調整、点灯、消灯などの制御や、撮影用光源114の光量調整、点灯、消灯などの制御、更には、被検眼Eの付近に配置された前眼部観察用光源133の光量調整、点灯、消灯などの制御も行っている。
次に、本実施形態に係る眼科撮影装置100の制御動作について説明する。
まず、システム制御部150は、眼底観察用光源111を消灯した状態で、前眼部観察用光源133を点灯する制御を行う。前眼部観察用光源133から射出した光束は、被検眼Eの前眼部で反射・散乱され、対物レンズ122、補助レンズ121、撮影絞り123、フォーカスレンズ124、撮影レンズ125、ハーフミラー126を介した後、撮像素子141に結像する。そして、画像処理部142は、撮像素子141で撮像された前眼部像をモニタ143に出力して表示させる。
検者は、モニタ143に表示された前眼部像を観察しながら、ジョイスティック104の操作によって可動ステージ103を移動させ、被検眼Eと当該被検眼Eを観察・撮影するための光学系を備えた光学本体101との位置合せの粗調整を行う。次いで、検者は、アライメント切換スイッチ106を押して、被検眼Eの眼底Erの観察を行う。
システム制御部150は、検者のアライメント切換スイッチ106の操作に応じて、補助レンズ121を光軸L3から離脱させるとともに、前眼部観察用光源133を消灯して眼底観察用光源111を点灯する制御を行う。眼底観察用光源111から射出した光束は、コンデンサレンズ112で集光され、フィルタ113で可視光がカットされて赤外光のみが透過し、ストロボ等の撮影用光源114を透過して、レンズ115、ミラー116及びリング絞り117によりリング光束とされた後、リレーレンズ119を通って穴あきミラー120により被検眼Eの方向に偏向され、対物レンズ122を介して被検眼Eの眼底Erを照明する。そして、眼底Erに達した光束は、眼底Erで反射・散乱されて被検眼Eから射出し、対物レンズ122、撮影絞り123、フォーカスレンズ124、撮影レンズ125、ハーフミラー126を介した後、撮像素子141に結像する。そして、画像処理部142は、撮像素子141で撮像された眼底像をモニタ143に出力して表示させる。
検者は、モニタ143に表示された眼底像の黄斑部や視神経乳頭部の位置が所望の位置となるように内部固視灯点灯位置移動スイッチ128を操作して、内部固視灯127の発光光源の位置(以下、「内部固視灯点灯位置」と称す)を移動させる。
次に、検者は、モニタ143に表示された眼底像を観察しながらフォーカス調整を行い、次いで、被検眼Eと当該被検眼Eを観察・撮影するための光学系を備えた光学本体101との位置合せの微調整を行う。その後、検者が、眼底像の黄斑部や視神経乳頭部の位置が所望の位置となっていることを確認した後、撮影スイッチ105を押すと、システム制御部150は、これを検知し、被検眼Eの眼底Erに係る眼底撮影を行う制御をする。この眼底撮影により、眼科撮影装置100は、被検眼Eの眼底画像を得る。
ここで、本実施形態に係る眼科撮影装置100は、上述したフォーカス調整を自動的に実行する自動合焦(オートフォーカス)機能を有する装置であるものとする。具体的に、画像処理部142のフォーカス合焦動作部151は、フォーカス指標駆動部131及びフォーカスレンズ駆動部132を制御して、自動フォーカス合焦動作を行う。さらに、本実施形態に係る眼科撮影装置100は、眼底像の黄斑部や視神経乳頭部の位置が所望の位置となっていることの確認を自動で実行後、自動的に眼底撮影を行う自動撮影機能を有する装置であるものとする。
ここで、図2に示すフォーカス指標投影部118の機能について説明する。
図3は、図2に示すフォーカス指標投影部118の概略構成の一例を示す図である。具体的に、図3(a)は、図2に示すフォーカス指標投影部118の側面図であり、また、図3(b)は、図3(a)を上面から見た図である。
図3(a)において、フォーカス指標照明用LED310からの光束は、フォーカススプリットプリズム320のプリズム部321により光軸L2方向に偏向され、プリズム部322a及び322bに達する。ここで、プリズム部322a及び322bは、互いに対照な角度のプリズム面を有している。プリズム部322a及び322bに達した光束は、図3(b)に示す、フォーカス指標330の矩形状の開口部331を通過し、それぞれ、光軸L2に対照な2つのフォーカス指標光束la及びlbとなる。その後、このフォーカス指標光束la及びlbは、図2に示す、リレーレンズ119、穴あきミラー120及び対物レンズ122を介して、被検眼Eに到達する。
図5は、本発明の第1の実施形態を示し、フォーカス指標光束laの被検眼Eの瞳Ep上の位置lp1と、フォーカス指標光束lbの被検眼Eの瞳Ep上の位置lp2の一例を示す図である。
図6は、本発明の第1の実施形態を示し、フォーカス指標光束la及びlbが被検眼Eの眼底Erに達する様子の一例と、フォーカス指標光束la及びlbにより眼底Erに投影されたフォーカス指標領域610におけるフォーカス指標像620a及び620bの一例を示す図である。
図6(a)は、被検眼Eの眼底Erとフォーカス指標330とが光学的に共役な位置関係にある場合を示した図である。
この場合、眼底Erとフォーカス指標330とは光学的に共役なので、2つに分離されたフォーカス指標光束la及びlbは、眼底Er上で、それぞれ、フォーカス指標330の矩形状の開口部331の像620a及び620b(以降、それぞれ、「フォーカス指標像620a」、「フォーカス指標像620b」と称する)となり、横一列に並ぶ。
図6(b)は、被検眼Eが、図6(a)よりも近視の場合を示した図である。
この場合、眼底Erとフォーカス指標330とは光学的に共役でないので、2つに分離されたフォーカス指標光束la及びlbは、眼底Er上で、それぞれ、フォーカス指標像620a及び620bとなり、互いに上下方向にずれる。具体的には、図6(b)に示すように、フォーカス指標像620aが上方へ、フォーカス指標像620bが下方へずれる。
図6(c)は、被検眼Eが、図6(a)よりも遠視の場合を示した図である。
この場合、眼底Erとフォーカス指標330とは光学的に共役でないので、2つに分離されたフォーカス指標光束la及びlbは、眼底Er上で、それぞれ、フォーカス指標像620a及び620bとなり、互いに上下方向にずれる。具体的には、図6(c)に示すように、フォーカス指標像620aが下方へ、フォーカス指標像620bが上方へずれる。
従来の眼底カメラにおけるオートフォーカス方法は、フォーカス指標像620a及び620bを検出し、これらのフォーカス指標像620a及び620bが横一列に並ぶようにする。即ち、この場合、眼底Erとフォーカス指標330とが光学的に共役となる。そして、フォーカスレンズ124を駆動するフォーカスレンズ駆動部132と、フォーカス指標330を駆動するフォーカス指標駆動部131とが、フォーカスリンクして動作することで、フォーカス指標330と撮像素子141が光学的に共役関係になっているので、眼底Erと撮像素子141とは光学的に共役関係になり、眼底Erにピントを合わせることができる。
次に、図2に示すフォーカス合焦動作部151の内部構成について説明する。
図7は、図2に示すフォーカス合焦動作部151の内部構成の一例を示す図である。
図7に示すように、フォーカス合焦動作部151は、フォーカス合焦動作開始部701、フォーカス合焦検出部702、及び、フォーカス合焦動作終了部703を有して構成されている。そのうち、フォーカス合焦動作開始部701とフォーカス合焦動作終了部703は、フォーカス合焦検出部702と接続され、合焦動作の実行を管理している。また、フォーカス合焦検出部702には、画像処理部142からの画像が入力され、フォーカスレンズ駆動部132及びフォーカス指標駆動部131への出力が可能となっている。フォーカス合焦動作部151の構成において、フォーカス合焦状態の検出を行ってフォーカス合焦動作のための出力を行うフォーカス合焦検出部702と、フォーカス合焦動作開始部701とフォーカス合焦動作終了部703によって、フォーカス合焦動作の実行を管理可能となっている。
次いで、自動フォーカス合焦動作を説明するために、図7に示すフォーカス合焦検出部702が検出する合焦検出位置について説明する。
図8は、本発明の第1の実施形態を示し、図2に示すモニタ143に表示された眼底像の一例を示す図である。
図8(a)において、領域A801は、フォーカス合焦検出部702が検出する合焦検出位置である。また、図8(a)に示すように、領域A801には、フォーカス指標像620aとフォーカス指標像620bからなるフォーカス指標像が含まれている。
また、図8(a)には、眼科撮影装置100と被検眼Eとの位置合わせを行うためのアライメント指標P1及びP2と、アライメント指標P1及びP2のガイド枠A1及びA2が示されている。
次に、図2に示すフォーカス合焦動作部151における動作方法について説明する。
図9は、図2に示すフォーカス合焦動作部151における動作方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS101において、フォーカス合焦動作開始部701は、被検眼Eの眼底Erに投影されたフォーカス指標像の輝点(スプリット輝点)の位置検出を開始して、フォーカス合焦動作を開始する。
図10は、本発明の第1の実施形態を示し、図9のステップS101の処理の際のフォーカス指標像620a及び620bの一例を示す図である。
続いて、ステップS102において、フォーカス合焦検出部702は、図10に示すフォーカス指標像620aの左端からフォーカス指標像620bの右端までを含む斜線の領域(スプリット像の位置)を検出する。
続いて、ステップS103において、フォーカス合焦検出部702は、図10に示す領域を縦方向にスキャンを行って画像の輝度値を検出することで、フォーカス指標像620aに対応する画像輝度のピーク位置SP1と、フォーカス指標像620bに対応する画像輝値のピーク位置SP2とをそれぞれ検出し、この2つの位置関係から距離(スプリット距離)D1を算出する。
以上のステップS101からステップS103までの処理によって、フォーカス合焦動作部151では、フォーカス指標像620aとフォーカス指標像620bの位置関係から距離D1を算出し、フォーカス合焦位置を検出することができる。
続いて、ステップS104において、フォーカス合焦動作終了部703は、ステップS103で算出された距離D1が0(ゼロ)であるか否かを判断する。この判断の結果、ステップS103で算出された距離D1が0(ゼロ)である場合には、フォーカス合焦状態であると判定し、図9のフローチャートの処理を終了して、フォーカス合焦動作部151によるフォーカス合焦動作を終了する。
一方、ステップS104の判断の結果、ステップS103で算出された距離D1が0(ゼロ)でない場合には、ステップS105に進む。
ステップS105に進むと、フォーカス合焦検出部702は、ステップS103で算出した距離D1に相当するフォーカス移動量を算出する。
続いて、ステップS106において、フォーカス合焦検出部702は、ステップS105で算出したフォーカス移動量に従って、フォーカスレンズ駆動部132及びフォーカス指標駆動部131を介して、それぞれ、フォーカスレンズ124の駆動及びフォーカス指標投影部118の駆動を行う。
その後、ステップS102の処理に戻る。
このように、フォーカス合焦検出部702で実行されるステップS102〜S103、S105〜S106の合焦動作が、フォーカス合焦動作開始部701で実行されるステップS101によって開始され、フォーカス合焦動作終了部703で実行されるステップS104によって終了される。
図8(b)は、本発明の第1の実施形態を示し、図9のフローチャートで示したフォーカス合焦動作の終了後に、図2に示すモニタ143に表示された眼底像の一例を示す図である。
図8(b)に示すように、図9のフローチャートで示したフォーカス合焦動作を行うことによって、フォーカス指標像620a及び620bが横一列に並ぶ。
この図8(b)に示す状態で被検眼Eの眼底撮影を行うことで、ピントの合った読影に適する静止画像である眼底画像を得ることが可能となる。
次に、図2に示す眼底部アライメント合焦検出部152における検出方法について説明する。
図12は、本発明の第1の実施形態を示し、図2に示すモニタ143に表示された眼底像及びその2値画像、並びに、アライメント指標P1及びP2の一例を示す図である。
図12(a)は、眼底観察用光源111を点灯し、撮像素子141により得られた眼底像(眼底観察像)の1フレーム画像を示している。また、図12(a)には、上述した、眼科撮影装置100と被検眼Eとの位置合わせを行うためのアライメント指標P1及びP2と、後述する、アライメント指標検出領域B1及びB2が示されている。
図13は、図2に示す眼底部アライメント合焦検出部152における検出方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
眼底部アライメント合焦検出が開始されると、まず、ステップS201において、例えば眼底部アライメント合焦検出部152は、眼底観察用光源111を点灯する制御を行った後、撮像素子141に対して、眼底像(眼底観察像)の取得要求を行う。このとき、被検眼Eに入射する観察光を赤外波長のものとすることで(即ち、フィルタ113により透過した赤外光を被検眼Eに入射させることで)、被検眼Eの縮瞳を防ぐ。
続いて、ステップS202において、例えば眼底部アライメント合焦検出部152は、ステップS201の処理で得られた眼底像に係るフレーム画像からアライメント指標検出領域(図12のB1及びB2)を切り出す。
続いて、ステップS203において、例えば眼底部アライメント合焦検出部152は、ステップS202で切り出したアライメント指標検出領域画像を予め設定されている2値化閾値を用いて2値化処理する。このアライメント指標検出領域画像を2値化処理して得た2値画像の一例を、図12(b)及び図12(c)に示す。
続いて、ステップS204において、例えば眼底部アライメント合焦検出部152は、アライメント指標検出領域画像中のアライメント指標(図12のP1及びP2)の面積を算出する。
続いて、ステップS205において、例えば眼底部アライメント合焦検出部152は、ステップS204で算出したアライメント指標の面積が規定値を超えているか否かを判断する。この際、規定値は、例えば、アライメント指標検出領域全体の面積に対する、アライメント指標の面積の割合という形で定義し、ここでの規定値は25%とする。
ステップS205の判断の結果、ステップS204で算出したアライメント指標の面積が規定値を超えている場合には、ステップS206に進む。
ステップS206に進むと、眼底部アライメント合焦検出部152は、システム制御部150に対して眼底部アライメント合焦を通知する。
一方、ステップS205の判断の結果、ステップS204で算出したアライメント指標の面積が規定値を超えていない場合には、ステップS207に進む。
ステップS207に進むと、眼底部アライメント合焦検出部152は、システム制御部150に対して眼底部アライメント非合焦を通知する。
ステップS206が終了した場合、或いは、ステップS207が終了した場合には、図13のフローチャートの処理を終了する。
図12において、図12(b)は、システム制御部150に眼底部アライメント非合焦を通知する場合の例であり、図12(c)は、システム制御部150に眼底部アライメント合焦を通知する場合の例である。
次に、図2に示す視神経乳頭位置判定部153の内部構成について説明する。
図14は、図2に示す視神経乳頭位置判定部153の内部構成の一例を示す図である。
図14に示すように、視神経乳頭位置判定部153は、視神経乳頭位置検出部1401、内部固視灯点灯位置情報保持部1402、及び、位置判定部1403を有して構成されている。
視神経乳頭位置検出部1401は、画像処理部142からの眼底像において被検眼Eの視神経乳頭が存在する位置である視神経乳頭位置を検出する。
内部固視灯点灯位置情報保持部1402は、内部固視灯127からの情報及び内部固視灯点灯位置移動スイッチ128からの情報に基づく内部固視灯点灯位置情報を保持する。この内部固視灯点灯位置情報保持部1402は、内部固視灯127及び内部固視灯点灯位置移動スイッチ128と接続されており、内部固視灯点灯位置の更新を管理している。また、この内部固視灯点灯位置情報保持部1402は、固視光照射位置検出部14021、及び、視神経乳頭許容位置決定部14022を有して構成されている。
固視光照射位置検出部14021は、内部固視灯127からの情報及び内部固視灯点灯位置移動スイッチ128からの情報に基づいて、画像処理部142からの眼底像において内部固視灯127から固視光を照射した位置である固視光照射位置を検出する。
視神経乳頭許容位置決定部14022は、固視光照射位置検出部14021で検出された固視光照射位置に基づいて、画像処理部142からの眼底像において当該固視光照射位置から視神経乳頭が存在するべき位置(「視神経乳頭許容位置」と称す)を決定する。
位置判定部1403は、画像処理部142からの眼底像と固視光照射位置検出部14021で検出した固視光照射位置とに基づいて、被検眼Eの眼底Erの位置が被検眼Eの眼底撮影において有効な位置であるか否かを判定する。具体的に、本実施形態においては、位置判定部1403は、視神経乳頭位置検出部1401で検出した視神経乳頭位置と固視光照射位置検出部14021で検出した固視光照射位置とに基づいて、被検眼Eの眼底Erの位置(本実施形態では、被検眼Eの視神経乳頭の位置)が被検眼Eの眼底撮影において有効な位置であるか否かを判定する。より具体的に、位置判定部1403は、視神経乳頭位置検出部1401で検出した視神経乳頭位置と固視光照射位置に基づき視神経乳頭許容位置決定部14022で決定した視神経乳頭許容位置とに応じて、被検眼Eの視神経乳頭の位置が被検眼Eの眼底撮影において有効な位置であるか否かを判定する。
次に、内部固視灯点灯位置情報保持部1402に保持される内部固視灯点灯位置情報について説明する。
図15は、図14に示す内部固視灯点灯位置情報保持部1402に保持される内部固視灯点灯位置情報の一例を示す図である。
図15(a)には、撮像素子141で得られた被検眼Eの眼底像を内部固視灯点灯位置ごとに複数の領域に分割し、各領域のピクセル位置を示す表1501が示されている。
図15(b)には、眼底像上に表1501に示す各領域を対応させた概略図1504が示されている。
また、図15(a)において、内部固視灯点灯位置1502は、現在の内部固視灯点灯位置を表1501中の位置番号で示したものである。この内部固視灯点灯位置1502は、上述した固視光照射位置に相当するものである。
また、図15(a)において、視神経乳頭許容位置1503は、内部固視灯点灯位置(固視光照射位置)1502から視神経乳頭が存在するべき位置である視神経乳頭許容位置を表1501中の位置番号で示したものである。
内部固視灯点灯位置(固視光照射位置)は、眼底像上の黄斑部にあたるため、被検眼Eの左右が判別できれば、既知の黄斑部と視神経乳頭との概略の位置関係から、視神経乳頭が存在する領域が判定可能である。図15(b)に示す概略図1504においては、現在の内部固視灯点灯位置(固視光照射位置)1502と同一の位置(位置番号12)に黄斑部があり、眼底像が右の被検眼Eであることから、ここでは、視神経乳頭許容位置は位置番号14と判定される。
次に、図14に示す視神経乳頭位置判定部153における判定方法について説明する。
図16は、図14に示す視神経乳頭位置判定部153における判定方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
視神経乳頭位置判定が開始されると、まず、ステップS301において、例えば視神経乳頭位置判定部153は、眼底観察用光源111を点灯する制御を行った後、撮像素子141に対して、眼底像(眼底観察像)の取得要求を行う。このとき、被検眼Eに入射する観察光を赤外波長のものとすることで(即ち、フィルタ113により透過した赤外光を被検眼Eに入射させることで)、被検眼Eの縮瞳を防ぐ。このステップS301の取得要求により、例えば視神経乳頭位置判定部153は、撮像素子141から被検眼Eの眼底像(眼底観察像)を取得することができる。この眼底像(眼底観察像)を取得する視神経乳頭位置判定部153は、取得手段を構成する。
続いて、ステップS302において、視神経乳頭位置検出部(第1の検出手段)1401は、ステップS301の処理で取得された眼底像において被検眼Eの視神経乳頭が存在する位置である視神経乳頭位置を検出する。この眼底像から視神経乳頭位置を検出する手法としては、例えば、特許文献2の実施例中に記載されている手法を用いて、眼底像上の輝度の分布や血管走行に基づいて検出することが可能である。
続いて、ステップS303において、固視光照射位置検出部(第2の検出手段)14021は、画像処理部142からの眼底像において内部固視灯127から固視光を照射した位置である固視光照射位置を検出する。ここで、固視光照射位置は、図15に示す内部固視灯点灯位置1502に相当する。また、内部固視灯127は、被検眼Eに対して当該被検眼Eを固視させるための固視光を照明する照明手段を構成する。
続いて、ステップS304において、視神経乳頭許容位置決定部14022は、ステップS303で検出された固視光照射位置に基づいて、画像処理部142からの眼底像において視神経乳頭許容位置を決定する。
続いて、ステップS305において、位置判定部1403は、ステップS302で検出された視神経乳頭位置がステップS304で決定された視神経乳頭許容位置の座標内に含まれるか否かを判断する。ここで、ステップS302で検出された視神経乳頭位置が図15(b)に示す概略図1504の複数の領域に跨って存在する場合には、視神経乳頭部の中心位置が存在する領域、或いは、視神経乳頭部がより多く含まれる領域を、視神経乳頭位置とする。
ステップS305の判断の結果、ステップS302で検出された視神経乳頭位置がステップS304で決定された視神経乳頭許容位置の座標内に含まれる場合には、ステップS306に進む。
ステップS306に進むと、位置判定部1403は、被検眼Eの視神経乳頭の位置が被検眼Eの眼底撮影において有効な位置にあると判定し、システム制御部150に対して視神経乳頭位置判定OKを通知する。
一方、ステップS305の判断の結果、ステップS302で検出された視神経乳頭位置がステップS304で決定された視神経乳頭許容位置の座標内に含まれない場合には、ステップS307に進む。
ステップS307に進むと、位置判定部1403は、被検眼Eの視神経乳頭の位置が被検眼Eの眼底撮影において有効な位置にないと判定し、システム制御部150に対して視神経乳頭位置判定NGを通知する。
ステップS306が終了した場合、或いは、ステップS307が終了した場合には、図16のフローチャートの処理を終了する。
次に、本実施形態に係る眼科撮影装置100の全体的な作動方法について説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る眼科撮影装置の全体的な作動方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
検者がジョイスティック104の操作によって可動ステージ103を移動させて前眼アライメント操作を行った後、アライメント切換スイッチ106を操作すると、ステップS401において、システム制御部150は、これを検知する。
続いて、ステップS402において、システム制御部150は、補助レンズ121を光軸L3から離脱する制御を行う。
続いて、ステップS403において、システム制御部150は、前眼部観察用光源133を消灯する制御を行う。
続いて、ステップS404において、システム制御部150は、フォーカス指標照明用LED310を点灯する制御を行う。
続いて、ステップS405において、フォーカス合焦動作部151は、フォーカス合焦動作を行う。このステップS405のフォーカス合焦動作の詳細な処理手順は、図9に示したものとなる。
続いて、ステップS406において、システム制御部150は、アライメント指標照明用LED129a及び129bを点灯する制御を行う。
続いて、ステップS407において、システム制御部150は、被検眼Eの眼底Erを観察するための観察光を発する眼底観察用光源111を点灯する制御を行う。
その後、検者がジョイスティック104の操作によって可動ステージ103を移動させて眼底アライメント操作を行うと、ステップS408において、システム制御部150は、これを検知する。
続いて、ステップS409において、眼底部アライメント合焦検出部152は、被検眼Eの眼底Erのアライメント合焦検出を行う。このステップS409の眼底部アライメント合焦検出の詳細な処理手順は、図13に示したものとなる。
続いて、ステップS410において、システム制御部150は、眼底部アライメント合焦検出部152から眼底部アライメント合焦通知を受信したか否かを判断する。
ステップS410の判断の結果、眼底部アライメント合焦検出部152から眼底部アライメント合焦通知を受信していない場合には、ステップS408に戻り、ステップS408以降の処理を再度行う。
一方、ステップS410の判断の結果、眼底部アライメント合焦検出部152から眼底部アライメント合焦通知を受信した場合には、ステップS411に進む。
ステップS411に進むと、視神経乳頭位置判定部153は、視神経乳頭位置判定を行う。このステップS411の視神経乳頭位置判定の詳細な処理手順は、図16に示したものとなる。
続いて、ステップS412において、システム制御部150は、視神経乳頭位置判定部153から視神経乳頭位置判定OK通知を受信したか否かを判断する。
ステップS412の判断の結果、視神経乳頭位置判定部153から視神経乳頭位置判定OK通知を受信していない場合(例えば視神経乳頭位置判定NG通知を受信した場合)には、ステップS411に戻り、ステップS411の処理を再度行う。
一方、ステップS412の判断の結果、視神経乳頭位置判定部153から視神経乳頭位置判定OK通知を受信した場合には、ステップS413に進む。
ステップS413に進むと、システム制御部150は、撮影用光源114を点灯する制御を行った後、撮像素子141に対して被検眼Eの眼底撮影を行わせる制御を行う。このステップS413の制御を行うシステム制御部150は、撮影制御手段を構成する。このステップS413の処理により、被検眼Eの眼底Erの眼底画像が得られる。
続いて、ステップS414において、システム制御部150は、補助レンズ121を光軸L3に挿入し且つ前眼部観察用光源133を点灯する制御を行った後、ステップS401に戻る。
第1の実施形態によれば、眼底像において被検眼Eの視神経乳頭が存在する位置である視神経乳頭位置と、眼底像において固視光を照射した位置である固視光照射位置とに基づいて、被検眼Eの視神経乳頭の位置が被検眼Eの眼底Erの撮影において有効な位置であるか否かを判定し、被検眼Eの視神経乳頭の位置が被検眼Eの眼底Erの撮影において有効な位置であると判定された場合に、被検眼Eの眼底Erを撮影するようにしたので、被検眼Eの視線が誤った位置にある状態での眼底撮影を防止することが可能となる。このため、眼科撮影装置100の操作者である検者にとって、眼科撮影装置100の使い勝手を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明を行う。以下の第2の実施形態の説明では、上述した第1の実施形態と異なる部分について説明を行う。
上述した第1の実施形態では、眼底画像を1枚撮影する場合を例として説明を行ったが、より広い眼底領域を撮影するために、内部固視灯点灯位置を移動させて、被検眼Eの視点を移動しながら眼底撮影を行う場合がある。
図18は、本発明の第2の実施形態を示し、眼底撮影ごとに内部固視灯点灯位置の移動を行う場合に、図2のメモリ154に保持される撮影番号と内部固視灯点灯位置との関係を示す表の一例、及び、眼底像上に各内部固視灯点灯位置を対応させた概略図の一例を示す図である。
図18(a)には、図2に示すシステム制御部150の内部のメモリ154に保持される撮影番号と内部固視灯点灯位置との関係を示す表1801が示されている。
図18(b)には、眼底像上に各内部固視灯点灯位置を対応させた概略図1802が示されている。
次に、本実施形態に係る眼科撮影装置100の全体的な作動方法について説明する。
図19は、本発明の第2の実施形態に係る眼科撮影装置の全体的な作動方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。この図19のフローチャートを用いて、内部固視灯点灯位置を移動させながら複数の眼底画像を撮影する場合について説明を行う。なお、図19において、第1の実施形態における図4と同様の処理ステップについては、同じ符号を付しており、その説明は省略する。また、本実施形態に係る眼科撮影装置100は、第1の実施形態で説明したものと同じ構成であるものとする。
まず、図19に示すステップS401〜S413の処理を経る。
続いて、ステップS501において、システム制御部150は、予め定められた規定枚数の眼底撮影が完了したか否かを判断する。
ステップS501の判断の結果、予め定められた規定枚数の眼底撮影が完了した場合には、図19のステップS414の処理を行った後、ステップS401の処理に戻る。
一方、ステップS501の判断の結果、予め定められた規定枚数の眼底撮影は未だ完了していない場合には、ステップS502に進む。
ステップS502に進むと、システム制御部150は、内部固視灯127による内部固視灯点灯位置を移動する制御を行う。ここで、内部固視灯点灯位置は、図18の表1801に示す撮影番号1に対応する内部固視灯点灯位置から撮影番号6に対応する内部固視灯点灯位置まで、眼底撮影ごとに移動する。
ステップS502の処理が終了すると、ステップS408に戻り、ステップS408以降の処理を再度行う。
第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態における効果に加えて、被検眼Eのより広い眼底領域を撮影することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明を行う。以下の第3の実施形態の説明では、上述した第1及び第2の実施形態と異なる部分について説明を行う。
上述した第1及び第2の実施形態では、ステップS412において視神経乳頭位置判定NG通知を受信した場合、ステップS411に戻り、ステップS411の処理を繰り返し行うようにしている。ここで、視神経乳頭位置判定NGの原因として、被検眼Eが内部固視灯127による固視光を注視していない、或いは、検者が内部固視灯点灯位置に対応する視神経乳頭許容範囲に視神経乳頭が存在していないことに気付かないことが挙げられる。このような場合、被検眼Eに対して内部固視灯127による固視光の注視を促す、さらには、検者に対して視神経乳頭位置の許容範囲を提示することにより、視神経乳頭位置判定NG通知の回数を減らすように処理する形態も可能である。そこで、第3の実施形態では、この形態を採用する。
以下に、本実施形態に係る眼科撮影装置100の全体的な作動方法について説明する。
図17は、本発明の第3の実施形態に係る眼科撮影装置の全体的な作動方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。この図17のフローチャートを用いて、視神経乳頭位置判定がNGの場合に、内部固視灯127による固視光の注視を促すとともに、視神経乳頭許容範囲を検者に提示する処理について説明する。なお、図17において、第1の実施形態における図4と同様の処理ステップについては、同じ符号を付しており、その説明は省略する。また、本実施形態に係る眼科撮影装置100は、第1の実施形態で説明したものと同じ構成であるものとする。
まず、図17に示すステップS401〜S411の処理を経る。
続いて、ステップS412において、システム制御部150は、視神経乳頭位置判定部153から視神経乳頭位置判定OK通知を受信したか否かを判断する。
ステップS412の判断の結果、視神経乳頭位置判定部153から視神経乳頭位置判定OK通知を受信した場合には、第1の実施形態と同様に、ステップS413及びS414の処理を行った後に、ステップS401に戻る。
一方、ステップS412の判断の結果、視神経乳頭位置判定部153から視神経乳頭位置判定OK通知を受信していない場合(具体的には、視神経乳頭位置判定NG通知を受信した場合)には、ステップS601に進む。
ステップS601に進むと、システム制御部150は、被検眼Eに対して内部固視灯127による固視光の注視を促すために、内部固視灯127を点滅させる制御を行う。このステップS601の処理を行うシステム制御部150は、点滅制御手段を構成する。
続いて、ステップS602において、システム制御部150は、視神経乳頭許容位置決定部14022で決定した視神経乳頭許容位置に基づく視神経乳頭許容範囲をモニタ143に表示する制御を行う。このステップS602の処理を行うシステム制御部150は、表示制御手段を構成する。
そして、ステップS602の処理が終了すると、ステップS411に戻り、ステップS411以降の処理を再度行う。
図11は、本発明の第3の実施形態を示し、図17に示すフローチャートのS601及びS602を実施した場合のモニタ143の表示例を示す図である。
図11には、図17のステップS601における内部固視灯点滅処理に基づく内部固視灯点滅位置2101と、図17のステップS602における視神経乳頭許容範囲表示処理に基づく視神経乳頭許容範囲2102が示されている。
検者は、モニタ143を見ながら、被検眼Eの視神経乳頭部が、モニタ143に表示される視神経乳頭許容範囲2102に入るように、眼科撮影装置100の光学系の位置を操作する。
第3の実施形態によれば、上述した第1の実施形態における効果に加えて、視神経乳頭位置判定NG通知の回数を減らすことができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明を行う。以下の第4の実施形態の説明では、上述した第1〜第3の実施形態と異なる部分について説明を行う。
上述した第1〜第3の実施形態では、視神経乳頭位置判定部153において、眼底像から被検眼Eの視神経乳頭が存在する位置である視神経乳頭位置を検出し、当該視神経乳頭位置と固視光照射位置とに基づいて被検眼Eの眼底Erの位置(具体的には、被検眼Eの視神経乳頭の位置)が被検眼Eの眼底撮影において有効な位置であるか否かを判定するものであった。しかしながら、本発明は、この第1〜第3の実施形態に限定されるものではなく、画像処理部142からの眼底像と固視光照射位置検出部14021で検出した固視光照射位置とに基づいて、被検眼Eの眼底Erの位置が被検眼Eの眼底撮影において有効な位置であるか否かを判定するものであれば適用可能である。例えば、眼底像から被検眼Eの黄斑が存在する位置である黄斑位置を検出し、当該黄斑位置と固視光照射位置とに基づいて被検眼Eの眼底Erの位置(具体的には、被検眼Eの黄斑の位置)が被検眼Eの眼底撮影において有効な位置であるか否かを判定する形態も、本発明に含まれる。
本実施形態の場合、上述した第1〜第3の実施形態における視神経乳頭位置判定部153に替えて、被検眼Eの黄斑の位置を判定する「黄斑位置判定部153'」を構成する。黄斑位置判定部153'は、例えば、眼底像から、画素値が所定の第1閾値未満の値の領域であって且つ空間周波数が所定の第2閾値未満の値の領域を、被検眼Eの黄斑の位置として判定する。例えば視神経乳頭の位置は、その画素値が所定の第1閾値以上となるため除かれ、また、例えば血管の位置は、その空間周波数が所定の第2閾値以上となるため除かれる。
そして、本実施形態の場合、黄斑位置判定部153'は、図14に示す視神経乳頭位置検出部1401に替えて「黄斑位置検出部1401'」を構成し、また、図14に示す視神経乳頭許容位置決定部14022に替えて「黄斑許容位置決定部14022'」を構成する。
黄斑位置検出部1401'は、画像処理部142からの眼底像において被検眼Eの黄斑が存在する位置である黄斑位置を検出する。この黄斑位置検出部1401'を、視神経乳頭位置検出部1401に替えて構成する場合には、黄斑位置検出部1401'は、第1の検出手段を構成する。
本実施形態の場合、図14に示す内部固視灯点灯位置情報保持部1402は、固視光照射位置検出部14021、及び、黄斑許容位置決定部14022'を有して構成される。
黄斑許容位置決定部14022'は、固視光照射位置検出部14021で検出された固視光照射位置に基づいて、画像処理部142からの眼底像において当該固視光照射位置から黄斑が存在するべき位置(「黄斑許容位置」と称す)を決定する。
本実施形態の場合、図14に示す位置判定部1403は、黄斑位置検出部1401'で検出した黄斑位置と固視光照射位置検出部14021で検出した固視光照射位置とに基づいて、被検眼Eの眼底Erの位置(本実施形態では、被検眼Eの黄斑の位置)が被検眼Eの眼底撮影において有効な位置であるか否かを判定する。より具体的に、本実施形態の場合、図14に示す位置判定部1403は、黄斑位置検出部1401'で検出した黄斑位置と固視光照射位置に基づき黄斑許容位置決定部14022'で決定した黄斑許容位置とに応じて、被検眼Eの黄斑の位置が被検眼Eの眼底撮影において有効な位置であるか否かを判定する。例えば、本実施形態の場合、図14に示す位置判定部1403は、黄斑位置検出部1401'で検出された黄斑の位置が図15(b)の領域12に存在する場合に、被検眼Eの眼底撮影において有効な位置であると判定する。そして、この場合、システム制御部150は、撮影用光源114を点灯する制御を行った後、撮像素子141に対して被検眼Eの眼底撮影を行わせる制御を行う。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明を行う。
第4の実施形態では、第1〜第3の実施形態における視神経乳頭位置判定部153に替えて、黄斑位置判定部153'を構成する例について説明を行ったが、視神経乳頭位置判定部153及び黄斑位置判定部153'の両方を設ける形態も、本発明に含まれる。
この形態の場合、図14に示す位置判定部1403は、例えば、視神経乳頭位置検出部1401で検出した視神経乳頭位置と、黄斑位置検出部1401'で検出した黄斑位置と、固視光照射位置検出部14021で検出した固視光照射位置とに基づいて、被検眼Eの眼底Erの位置が被検眼Eの眼底撮影において有効な位置であるか否かを判定する形態を採る。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。
即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明に含まれる。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 眼科撮影装置、105 撮影スイッチ、106 アライメント切換スイッチ、111 眼底観察用光源、112 コンデンサレンズ、113 フィルタ、114 撮影用光源、115 レンズ、116 ミラー、117 リング絞り、118 フォーカス指標投影部、119 リレーレンズ、120 穴あきミラー、121 補助レンズ、122 対物レンズ、123 撮影絞り、124 フォーカスレンズ、125 撮影レンズ、126 ハーフミラー、127 内部固視灯、128 内部固視灯点灯位置移動スイッチ、129a アライメント指標照明用LED、130a ライトガイド、131 フォーカス指標駆動部、132 フォーカスレンズ駆動部、133 前眼部観察用光源、140 撮影カメラ、141 撮像素子、142 画像処理部、143 モニタ、150 システム制御部、151 フォーカス合焦動作部、152 眼底部アライメント合焦検出部、153 視神経乳頭位置判定部、154 メモリ、L1〜L4 光軸、E 被検眼、Ep 瞳、Er 眼底

Claims (17)

  1. 被検眼の眼底を撮影する眼科撮影装置であって、
    前記被検眼に対して当該被検眼を固視させるための固視光を照明する照明手段と、
    前記被検眼に対して当該被検眼の眼底を観察するための観察光を照射して眼底像を取得する取得手段と、
    前記眼底像と前記固視光を前記眼底に照射した位置である固視光照射位置とに基づいて、前記眼底の位置が前記撮影において有効な位置であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段において前記眼底の位置が前記撮影において有効な位置であると判定された場合に、前記眼底を撮影する制御を行う撮影制御手段と、
    を有することを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 前記眼底像において前記被検眼の視神経乳頭が存在する位置である視神経乳頭位置を検出する第1の検出手段と、
    前記眼底像において前記固視光照射位置を検出する第2の検出手段と、
    を更に有し、
    前記判定手段は、前記視神経乳頭位置と前記固視光照射位置とに基づいて、前記眼底の位置が前記撮影において有効な位置であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  3. 前記固視光照射位置に基づいて、前記眼底像において視神経乳頭が存在するべき位置である視神経乳頭許容位置を決定する決定手段を更に有し、
    前記判定手段は、前記視神経乳頭位置と前記視神経乳頭許容位置とに応じて、前記被検眼の視神経乳頭の位置が前記撮影において有効な位置であるか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の眼科撮影装置。
  4. 前記撮影制御手段は、前記被検眼の眼底の複数の位置に係る複数の眼底画像を撮影する制御を行うものであり、前記複数の眼底画像における各眼底画像の撮影ごとに前記固視光照射位置を移動する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  5. 前記判定手段において前記眼底の位置が前記撮影において有効な位置でないと判定された場合に、前記固視光を点滅させる制御を行う点滅制御手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  6. 前記判定手段において前記被検眼の視神経乳頭の位置が前記撮影において有効な位置でないと判定された場合に、前記視神経乳頭許容位置に基づく視神経乳頭許容範囲を表示手段に表示する制御を行う表示制御手段を更に有することを特徴とする請求項3に記載の眼科撮影装置。
  7. 前記眼底像において前記被検眼の黄斑が存在する位置である黄斑位置を検出する第1の検出手段と、
    前記眼底像において前記固視光照射位置を検出する第2の検出手段と、
    を更に有し、
    前記判定手段は、前記黄斑位置と前記固視光照射位置とに基づいて、前記眼底の位置が前記撮影において有効な位置であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  8. 前記眼底の合焦検出を行う合焦検出手段を更に有し、
    前記判定手段は、前記合焦検出手段により前記眼底の合焦が検出された場合に、前記判定を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  9. 被検眼の眼底を撮影する眼科撮影装置の作動方法であって、
    前記被検眼に対して当該被検眼を固視させるための固視光を照明手段から照明する照明ステップと、
    前記被検眼に対して当該被検眼の眼底を観察するための観察光を照射して眼底像を取得する取得ステップと、
    前記眼底像と前記固視光を前記眼底に照射した位置である固視光照射位置とに基づいて、前記眼底の位置が前記撮影において有効な位置であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記眼底の位置が前記撮影において有効な位置であると判定された場合に、前記眼底を撮影する制御を行う撮影制御ステップと、
    を有することを特徴とする眼科撮影装置の作動方法。
  10. 前記眼底像において前記被検眼の視神経乳頭が存在する位置である視神経乳頭位置を検出する第1の検出ステップと、
    前記眼底像において前記固視光照射位置を検出する第2の検出ステップと、
    を更に有し、
    前記判定ステップは、前記視神経乳頭位置と前記固視光照射位置とに基づいて、前記眼底の位置が前記撮影において有効な位置であるか否かを判定することを特徴とする請求項9に記載の眼科撮影装置の作動方法。
  11. 前記固視光照射位置に基づいて、前記眼底像において視神経乳頭が存在するべき位置である視神経乳頭許容位置を決定する決定ステップを更に有し、
    前記判定ステップは、前記視神経乳頭位置と前記視神経乳頭許容位置とに応じて、前記被検眼の視神経乳頭の位置が前記撮影において有効な位置であるか否かを判定することを特徴とする請求項10に記載の眼科撮影装置の作動方法。
  12. 前記撮影制御ステップは、前記被検眼の眼底の複数の位置に係る複数の眼底画像を撮影する制御を行うものであり、前記複数の眼底画像における各眼底画像の撮影ごとに前記固視光照射位置を移動する制御を行うことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の眼科撮影装置の作動方法。
  13. 前記判定ステップにおいて前記眼底の位置が前記撮影において有効な位置でないと判定された場合に、前記固視光を点滅させる制御を行う点滅制御ステップを更に有することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の眼科撮影装置の作動方法。
  14. 前記判定ステップにおいて前記被検眼の視神経乳頭の位置が前記撮影において有効な位置でないと判定された場合に、前記視神経乳頭許容位置に基づく視神経乳頭許容範囲を表示手段に表示する制御を行う表示制御ステップを更に有することを特徴とする請求項11に記載の眼科撮影装置の作動方法。
  15. 前記眼底像において前記被検眼の黄斑が存在する位置である黄斑位置を検出する第1の検出ステップと、
    前記眼底像において前記固視光照射位置を検出する第2の検出ステップと、
    を更に有し、
    前記判定ステップは、前記黄斑位置と前記固視光照射位置とに基づいて、前記眼底の位置が前記撮影において有効な位置であるか否かを判定することを特徴とする請求項9に記載の眼科撮影装置の作動方法。
  16. 前記眼底の合焦検出を行う合焦検出ステップを更に有し、
    前記判定ステップは、前記合焦検出ステップにより前記眼底の合焦が検出された場合に、前記判定を行うことを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1項に記載の眼科撮影装置の作動方法。
  17. 請求項9乃至16のいずれか1項に記載の眼科撮影装置の作動方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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