JP2020016093A - 車両用ドアのアウトハンドル装置 - Google Patents

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雅俊 吉田
沙知恵 田古
Sachie Tako
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Abstract

【課題】アウトハンドルの連結腕部に対して連動、連結状態にあるハンドルレバーが組み付けられたハンドルベースの車両用ドアへの組み付け時に、車両用ドアの開口部へのハンドルレバーの挿通が非作動位置にあるときには不能とするものの作動位置にあるときには許容されるようにした車両用ドアのアウトハンドル装置において、ハンドルレバーを作動位置で仮保持する状態を確実に維持する。【解決手段】ハンドルベース25に、ハンドルレバー36に挿通される支軸37Aを挿通、支持する一対のレバー支持部38,39が設けられ、支軸37Aが、ハンドルレバー36を作動位置に保持する仮保持状態と、ハンドルレバー36を非作動位置および作動位置間で回動可能に支持する通常支持状態とを切替えることを可能として、ハンドルレバー36およびレバー支持部38,39に挿通される。【選択図】 図5

Description

本発明は、車両用ドアのアウターパネルに設けられる開口部から前記アウターパネル内に一部が挿入されるハンドルベースが、前記開口部を塞ぐようにして前記車両用ドアに固定され、前記アウターパネルの外方での開扉操作を可能とするアウトハンドルに設けられる連結腕部が、前記アウトハンドルの非操作状態での非操作位置ならびに前記アウトハンドルの開扉操作完了状態での開扉操作位置間で移動することを可能として前記ハンドルベースに設けられる挿入孔に挿入され、前記連結腕部に連動、連結されるハンドルレバーが、前記連結腕部の前記非操作位置に対応した非作動位置ならびに前記連結腕部の前記開扉操作位置に対応した作動位置間で回動することを可能として前記ハンドルベースに支軸を介して支持されるとともに前記非作動位置側に向けて弾発付勢され、前記連結腕部に連動、連結された状態の前記ハンドルレバーが組み付けられた前記ハンドルベースの前記車両用ドアへの組み付け時に、前記非作動位置にある前記ハンドルレバーの前記開口部への挿通が不能であるものの前記作動位置にある前記ハンドルレバーの前記開口部への挿通が許容されるようにした車両用ドアのアウトハンドル装置に関する。
アウトハンドルを車両用ドアに組み付ける際には、アウトハンドルの連結腕部に連動、連結されたハンドルレバーが組み付けられた状態のハンドルベースを、アウターパネルに固定するのであるが、前記アウターパネルに設けられた開口部に非作動位置にあるハンドルレバーを挿通することはできず、アウトハンドルを開扉操作することで前記ハンドルレバーを作動位置とすることによって前記開口部への前記ハンドルレバーの挿通が可能となる。このため従来では作業者がアウトハンドルの開扉操作位置を維持しながら組み付け作業を行なっていたが、操作が煩雑となる。この課題を解決するために、アウトハンドルの開扉操作状態でアウトハンドルの連結腕部をハンドルベースに係合させるようにしたものが、特許文献1で知られている。
特許第3794291号公報
ところで、上記特許文献1で開示されたものでは、アウトハンドルの連結腕部と、ハンドルベースとの係合でハンドルレバーを作動位置に保持するものであるが、アウトハンドルは衝撃を受けやすく、少しの衝撃や、作業者の組み付け作業によって連結腕部およびハンドルベースの係合が外れてしまう虞がある。また組み付け作業の容易化を目的として、ハンドルレバーを作動位置とするようにアウトハンドルを開扉操作状態で仮保持したまま輸送することも考えられ、この場合にも上記特許文献1開示の係合構造では輸送時の振動で係合が外れてしまう虞がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ハンドルレバーを作動位置で仮保持する状態を確実に維持し得るようにした車両用ドアのアウトハンドル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車両用ドアのアウターパネルに設けられる開口部から前記アウターパネル内に一部が挿入されるハンドルベースが、前記開口部を塞ぐようにして前記車両用ドアに固定され、前記アウターパネルの外方での開扉操作を可能とするアウトハンドルに設けられる連結腕部が、前記アウトハンドルの非操作状態での非操作位置ならびに前記アウトハンドルの開扉操作完了状態での開扉操作位置間で移動することを可能として前記ハンドルベースに設けられる挿入孔に挿入され、前記連結腕部に連動、連結されるハンドルレバーが、前記連結腕部の前記非操作位置に対応した非作動位置ならびに前記連結腕部の前記開扉操作位置に対応した作動位置間で回動することを可能として前記ハンドルベースに支軸を介して支持されるとともに前記非作動位置側に向けて弾発付勢され、前記連結腕部に連動、連結された状態の前記ハンドルレバーが組み付けられた前記ハンドルベースの前記車両用ドアへの組み付け時に、前記非作動位置にある前記ハンドルレバーの前記開口部への挿通が不能であるものの前記作動位置にある前記ハンドルレバーの前記開口部への挿通が許容されるようにした車両用ドアのアウトハンドル装置において、前記ハンドルベースに、前記ハンドルレバーに挿通される前記支軸を挿通、支持する一対のレバー支持部が設けられ、前記支軸が、前記ハンドルレバーを前記作動位置に保持する仮保持状態と、前記ハンドルレバーを前記非作動位置および前記作動位置間で回動可能に支持する通常支持状態とを切替えることを可能として、前記ハンドルレバーおよび前記レバー支持部に挿通されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記支軸は、横断面円形の円柱部分に当該円柱部分の直径を一辺の長さとした横断面正四角形の角柱部分が連なって成る軸部と、当該軸部に連なる操作部とを一体に有し、前記一対の前記レバー支持部のうち一方のレバー支持部に前記仮保持状態で前記角柱部分の一部を嵌合させる正四角形の第1支持孔が設けられ、他方の前記レバー支持部に前記円柱部分を挿通させる円形の第2支持孔が設けられ、前記ハンドルレバーに、前記仮保持状態で前記角柱部分の残部を嵌合させ得る正四角形の嵌合孔と、前記円柱部分を挿通させる円形の挿通孔とが連なって設けられることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記操作部に係止部が設けられ、前記角柱部分を前記第1支持孔および前記嵌合孔から離脱させるとともに前記一方のレバー支持部の外側面に当接させつつ前記支軸を前記仮保持状態の位置から所定角度だけ回動させた状態で前記係止部に係合する係合突部が、前記ハンドルベースに突設されることを第3の特徴とする。
さらに本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記円柱部分の前記角柱部分とは反対側の端部に、前記角柱部分を前記一方のレバー支持部の外側面に当接させた状態で前記他方のレバー支持部の外側面に弾発係合する係合爪が設けられることを第4の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、ハンドルベースに設けられる一対のレバー支持部にハンドルレバーを回動可能に支持するための支軸が、ハンドルレバーを作動位置に保持する仮保持状態と、ハンドルレバーを回動可能に支持する通常支持状態とを切替えることを可能として、ハンドルレバーおよびレバー支持部に挿通されるので、支軸によってハンドルレバーを作動位置に仮保持した状態でアウトハンドルおよびハンドルベースを車両用ドアに組み付けるようにすると、アウターパネルの開口部にハンドルレバーを容易に挿通することが可能となり、作業が容易となる。しかも衝撃を受け易いアウトハンドル自体を係合させるものではないので、衝撃や輸送時の振動によって仮保持状態が解除されてしまう可能性を低く抑えることができる。またハンドルレバーの仮保持のための専用の部品が不要であり、既存の支軸を用いることで部品点数の増加を防止することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、支軸が、横断面円形の円柱部分に横断面正四角形の角柱部分が連なって成る軸部を有し、一方のレバー支持部に正四角形の第1支持孔が設けられ、他方のレバー支持部に円形の第2支持孔が設けられ、ハンドルレバーに、正四角形の第1嵌合孔と、円形の第2支持孔とが連なって設けられるようにした支軸、ハンドルレバーおよびレバー支持部の簡単な構成で、仮保持状態では支軸の角柱部分が第1支持孔および嵌合孔に跨がって嵌合した状態としてハンドルレバーを作動位置に維持することができ、通常支持状態では角柱部分を第1支持孔および前記嵌合孔から離脱させることでハンドルレバーの回動が可能となり、仮保持状態でアウトハンドルおよびハンドルベースを車両用ドアに組み付けた後に仮保持状態を支軸の軸方向操作で容易に解除することができる。
本発明の第3の特徴によれば、支軸の軸部の角柱部分を第1支持孔および嵌合孔から離脱させるとともに一方のレバー支持部の外側面に当接させた状態で支軸を仮保持状態の位置から所定角度回動させることによって、支軸の操作部の係止部にハンドルベース側の係合突部を係合させることができ、この状態で、アウトハンドルが開扉操作完了状態にあるときに外部からの衝撃等によって支軸が仮保持状態となり得る位置に回動して戻ることが阻止される。
さらに本発明の第4の特徴によれば、円柱部分の角柱部分とは反対側の端部に設けられる係合爪が、角柱部分を一方のレバー支持部の外側面に当接させた状態で他方のレバー支持部の外側面に弾発係合するので、支軸が軸方向に動いて仮保持状態となってしまうことを防止し、通常支持状態を維持することができる。
第1の実施の形態の車両用ドアの一部を示す側面図である。 アウトハンドルが非操作状態にあるときの図1の2−2線断面図である。 ハンドルレバーが非作動位置にある状態でアウトハンドルの一部およびハンドルベースをアウターパネル側から見た斜視図である。 ハンドルレバーが作動位置にある状態でアウトハンドルの一部およびハンドルベースをアウターパネル側から見た斜視図である。 ハンドルベース、ハンドルレバーおよび支軸の分解斜視図である。 ブッシュジョイントの斜視図である。 ハンドルレバーが非作動位置に在る状態(a)ならびに作動位置に在る状態(b)を対比させて示すようにした図2の7−7線に沿う断面図である。 図3の8−8線に沿う断面図である。 図4の9−9線に沿う断面図である。 第2の実施の形態の支軸およびハンドルベースの要部を仮保持状態で示す斜視図である。 支軸およびハンドルベースの要部を通常支持状態で示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の第1の実施の形態について図1〜図9を参照しながら説明すると、先ず図1および図2において、たとえばサイドドアである車両用ドアDのアウターパネル11には、車両前後方向(図1の左右方向)に延びるアウトハンドル12が車両用ドアDの外面側で操作することを可能として回動可能に取付けられる。前記アウターパネル11には、その外方で前記アウトハンドル12を把持する車両ユーザの手を挿入することを可能とするための窪み13を形成する彎曲部11aが、車幅方向内方側に膨らむようにして設けられる。
前記アウトハンドル12は、前記アウターパネル11の外側方で車両前後方向に延びるように配置されるハンドル本体14と、そのハンドル本体14の車両前後方向前端部に連設される略L字状の支持腕部15と、前記ハンドル本体14の他端部寄りに連設される連結腕部16とを有する。前記ハンドル本体14は、前記アウターパネル11と反対側に開放した略U字状の横断面形状を有するハンドル本体主部17と、そのハンドル本体主部17を前記アウターパネル11と反対側から覆うハンドルカバー18とから成り、前記支持腕部15および前記連結腕部16は前記ハンドル本体主部17に一体に連設される。
前記アウターパネル11の内面には、前記湾曲部11aよりも車両前後方向前方に配置される支持部材19が、ボルト20およびナット21で締結される。前記ハンドル本体14におけるハンドル本体主部17の前端部には、前記アウターパネル11の外面との間に介装される薄板平板状の第1シート部材22が装着される。また前記支持部材19には、前記アウターパネル11の内側で略L字状に屈曲したハンドル支持部19aが一体に設けられており、前記第1シート部材22および前記アウターパネル11を貫通して当該アウターパネル11の内側に挿入される前記支持腕部15が、前記ハンドル支持部19aに支持ピン23を介して回動可能に支持される。
前記車両用ドアDには、前記湾曲部11aを前記支持部材19との間に挟むハンドルベース25が固定される。このハンドルベース25は、前記アウターパネル11に設けられる開口部26を塞ぐようにして前記アウターパネル11の外方に配置されるベース主部25aと、前記アウトハンドル12の前記連結腕部16をガイドするようにして前記ベース主部25aから前記アウターパネル11の内方に延出されるガイド部25bと、前記ベース主部25aの後部から前記アウターパネル11の内方に延出される被取付け部25cとを一体に有するように形成される。前記ベース主部25aおよび前記アウターパネル11の外面間には、前記開口部26を囲む薄板平板状の第2シート部材27が介装される。
前記ベース主部25aの前記窪み13側の端部には、前記ハンドル本体14におけるハンドル本体主部17の後端部を受け入れる受け入れ凹部28が設けられ、この受け入れ凹部28には、前記連結腕部16を挿入させる矩形状の挿入孔29が形成され、前記ガイド部25bは、前記挿入孔29に連なって角筒状に形成される。
前記被取付け部25cにはナット30が圧入されており、車両用ドアDにおける後端側の端壁32には前記ナット30に螺合するボルト31が挿通され、このボルト31の締め付けによって前記ハンドルベース25が車両用ドアDに固定される。
前記連結腕部16よりも後方で前記ハンドルベース25の前記ベース主部25aには、メカニカルキー(図示せず)によって鎖錠および解錠操作が行われるシリンダ錠33(図1参照)のシリンダボディ(図示せず)が固定され、前記ベース主部25aには、前記シリンダ錠33を臨ませる透孔34が形成される。
図3〜図5を併せて参照して、前記連結腕部16は、前記アウトハンドル12の非操作状態での非操作位置(図2および図3で示す位置)ならびに前記アウトハンドル12の開扉操作完了状態での開扉操作位置(図4で示す位置)間で移動することを可能として前記挿入孔29に挿入されており、その連結腕部16の前記非操作位置に対応した非作動位置(図3で示す位置)ならびに前記連結腕部16の前記開扉操作位置に対応した作動位置(図4で示す位置)間で回動することを可能としたハンドルレバー36が、前記連結腕部16に連動、連結されるとともに前記非作動位置側に向けて弾発付勢されつつ前記ハンドルベース25に支持される。
前記ハンドルレバー36は、前記ハンドル本体14の長手方向に沿う軸線を有する支軸37Aを介して前記ハンドルベース25に支持される。このハンドルベース25には、前記ハンドルレバー36に挿通される前記支軸37Aを挿通、支持するようにして前記ハンドル本体14の長手方向に間隔をあけて配置される一対のレバー支持部38,39が、前記連結腕部16の上方で前記ガイド筒部25bに連なって一体に設けられる。
前記ハンドルレバー36は、前記支持板38,39間に配置されるとともに前記支軸37Aが挿通される支持筒部36aと、前記一対のレバー支持部38,39のうち一方のレバー支持部38寄りで前記支持筒部36aに連設されて前記支持筒部36aから半径方向外方に張り出す平板状の係合腕部36b(図5参照)と、その係合腕部36bに連設される重錘部36cとを一体に有するように形成され、前記支持筒部36aを囲繞するねじりばね35(図3および図4参照)が、ハンドルレバー36を前記非作動位置側に向けて弾発付勢するようにして前記ハンドルレバー36および前記ハンドルベース25間に設けられる。
前記アウトハンドル12の前記連結腕部16には、この連結腕部16の上下両側に開口するとともに前記連結腕部16の先端側端壁16aで前記ハンドル本体14とは反対側の端部が閉じられる連結孔40が形成されており、前記ハンドルレバー36における前記係合腕部36bは、前記連結孔40内に挿入される。また角筒状の前記ガイド部25bは、前記係合腕部36bの先端部を前記連結孔40内に挿入することを可能として形成される。
前記連結孔40内で前記係合腕部36bの先端部は前記先端側端壁16aに当接しており、前記アウトハンドル12の回動に伴う前記連結腕部16の前記非操作位置および開扉操作位置間での移動に応じて、前記ハンドルレバー36が、前記非作動位置および前記作動位置間で回動することになる。
図6を併せて参照して、前記ハンドルレバー36の前記重錘部36cには、弾性材料から成るブッシュジョイント41が前記支軸37Aの軸線と平行な軸線まわりの回動を可能として弾発、嵌合される。
前記ブッシュジョイント41は、前記ハンドルレバー36における前記重錘部36cの後方側に臨む側面に当接される平板部41aと、前記重錘部36cに形成される嵌合孔42に弾発嵌合されるようにして前記平板部41aから突設される嵌合筒部41bと、略C状に形成されて前記平板部41aに連なるロッド連結部41cとを一体に有するように形成される。
前記ロッド連結部41cには、図2で示すように、ロッド43の一端部が係合、連結され、このロッド43の他端部は、車両用ドアD内に設けられるラッチ機構44に連結される。すなわち前記ハンドルレバー36が非作動位置から作動位置に回動することで、前記ラッチ機構44に前記ロッド43からの押圧力が入力される。
前記ラッチ機構44は、車両ユーザが車両用ドアDをロックする意志を確認したときに、車両ユーザが携帯する携帯器および車両間の通信によって正規の携帯器であることが確認された状態で車両用ドアDをロック状態に保持し、車両用ドアDのロック状態で前記ハンドル本体14を車両ユーザが握ることで車両ユーザが車両用ドアDをアンロックする意志を確認したときに車両ユーザが携帯する携帯器および車両間の通信によって正規の携帯器であることが確認された状態で車両用ドアDをロック状態を解除するものであり、そのアンロック状態で前記ロッド43からの押圧力が前記ラッチ機構44に入力されることで車両用ドアDを開放することができる。
ところで前記ハンドルレバー36が、前記非作動位置にある状態では、図7(a)で示すように、前記ハンドルレバー36の前記重錘部36cは前記アウターパネル11の開口部26の上下幅Wからはみ出した状態にあり、この状態のままでは、アウトハンドル12の前記連結腕部16に連動、連結されたハンドルレバー36が組み付けられたハンドルベース25の車両用ドアDへの組み付け時に前記ハンドルレバー36を前記開口部26にそのまま挿通することはできない。これに対して、図7(b)で示すように、前記ハンドルレバー36が前記作動位置にある状態では、前記ハンドルレバー36の前記重錘部36cは前記アウターパネル11の開口部26の上下幅W内にあり、こうすればアウトハンドル12の前記連結腕部16に連動、連結されたハンドルレバー36が組み付けられたハンドルベース25の車両用ドアDへの組み付け時に前記開口部26に前記ハンドルレバー36をそのまま挿通することができる。
そこで本発明に従えば、前記支軸37Aが、前記ハンドルレバー36を前記作動位置に保持する仮保持状態と、前記ハンドルレバー36を前記非作動位置および前記作動位置間で回動可能に支持する通常支持状態とを切替えることを可能として、前記ハンドルレバー36および一対の前記レバー支持部38,39に挿通される。
図8および図9を併せて参照して、前記支軸37Aは、横断面円形の円柱部分46aに当該円柱部分46aの直径を一辺の長さとした横断面正四角形の角柱部分46bが連なって成る軸部46と、当該軸部46における前記角柱部分46bの前記円柱部分46aとは反対側に連なる平板状の操作部47とを一体に有して、合成樹脂により形成される。
前記一対の前記レバー支持部38,39のうち一方のレバー支持部38には、前記ハンドルレバー36を前記作動位置に保持するようにした前記仮保持状態で前記角柱部分46bの一部を嵌合させる正四角形の第1支持孔48が設けられ、他方の前記レバー支持部39には前記円柱部分46aを挿通させる円形の第2支持孔49が設けられる。
また前記ハンドルレバー36の支持筒部36aには、前記仮保持状態で前記角柱部分46bの残部を嵌合させる正四角形の嵌合孔50と、前記円柱部分46aを挿通させる円形の挿通孔51とが連なって設けられる。
前記円柱部分46aは、前記角柱部分46bを図8で示すように前記一方のレバー支持部38の外側面に当接させつつ当該円柱部分46aを前記第1支持孔48、前記嵌合孔50、前記挿通孔51および前記第2支持孔49に挿通させた状態で、前記円柱部分46aの前記角柱部分46bとは反対側の端部が前記他方のレバー支持部39から突出する長さを有するように形成されており、この状態で、前記他方のレバー支持部39の外側面に弾発係合する一対の係合爪52が、前記円柱部分46aの前記角柱部分46bとは反対側の端部に設けられる。
しかも前記第1支持孔48、前記嵌合孔50、前記挿通孔51および前記第2支持孔49に前記円柱部分46aを挿通させる際に前記係合爪52を挿通可能に撓ませるために、一対の前記係合爪52間に配置されるスリット53が、前記円柱部分46aの前記角柱部分46bとは反対側の端部に形成される。
前記操作部47は、円板部47aと、その円板部47aの周方向の一部から半径方向外方に張り出す張り出し部47bとを一体に有して涙滴形の平板状に形成されるものであり、前記円板部47aは前記角柱部分46bの対角線の長さ以上の半径を有するように形成される。
ところで前記支軸37Aは、その仮保持状態では、図8で示すように、角柱部分46bが前記第1支持孔48および前記嵌合孔50に跨がって嵌合した状態となるものであり、この状態でハンドルレバー36を作動位置に維持することができる。一方、通常支持状態で前記支軸37Aは、前記角柱部分46bを、図9で示すように、前記第1支持孔48および前記嵌合孔50から離脱させて前記一方のレバー支持部38の外側面に当接する位置まで軸方向に移動させられるものであり、この状態を保持することによってハンドルレバー36の通常支持状態が維持される。
前記ハンドルレバー36の通常支持状態を維持するために、前記支軸37Aは、当該支軸37Aの軸部46の角柱部分46bを前記第1支持孔48および前記嵌合孔50から離脱させるとともに一方のレバー支持部38の外側面に当接させた状態で仮保持状態の位置から所定角度たとえば135度回動させられる。この回動位置を維持するために、前記操作部47の前記張り出し部47bには、前記円板部54aの半径方向に沿って直線状に延びるスリット状の係止部54が設けられ、前記ハンドルベース25の前記ベース主部25aに突設される係合突部55が前記係止部54に係合される。この際、前記支軸37Aにおける前記円柱部分46aの前記係合爪52は前記他方のレバー支持部39の外側面に弾発係合される。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、ハンドルベース25に、ハンドルレバー36に挿通される支軸37Aを挿通、支持する一対のレバー支持部38,39が設けられ、前記支軸37Aが、前記ハンドルレバー36を作動位置に保持する仮保持状態と、前記ハンドルレバー36を非作動位置および前記作動位置間で回動可能に支持する通常支持状態とを切替えることを可能として、前記ハンドルレバー36および前記レバー支持部38,39に挿通されるので、支軸37Aによってハンドルレバー36を作動位置に仮保持した状態でアウトハンドル12およびハンドルベース25を車両用ドアDに組み付けるようにすると、アウターパネル11の開口部26にハンドルレバー36を容易に挿通することが可能となり、作業が容易となる。しかも衝撃を受け易いアウトハンドル12自体を係合させるものではないので、衝撃や輸送時の振動によって仮保持状態が解除されてしまう可能性を低く抑えることができる。またハンドルレバー36の仮保持のための専用の部品が不要であり、既存の支軸37Aを用いることで部品点数の増加を防止することができる。
また前記支軸37Aは、横断面円形の円柱部分46aに当該円柱部分46aの直径を一辺の長さとした横断面正四角形の角柱部分46bが連なって成る軸部46と、当該軸部46に連なる操作部47とを一体に有し、一対の前記レバー支持部38,39のうち一方のレバー支持部38に前記仮保持状態で前記角柱部分46bの一部を嵌合させる正四角形の第1支持孔48が設けられ、他方の前記レバー支持部39に前記円柱部分46aを挿通させる円形の第2支持孔49が設けられ、前記ハンドルレバー36に、前記仮保持状態で前記角柱部分46bの残部を嵌合させ得る正四角形の嵌合孔50と、前記円柱部分46aを挿通させる円形の挿通孔51とが連なって設けられるので、支軸37A、ハンドルレバー36およびレバー支持部38,39の簡単な構成によって、仮保持状態では支軸37Aの角柱部分46bが第1支持孔48および嵌合孔50に跨がって嵌合した状態として、ハンドルレバー36を作動位置に維持することができ、通常支持状態では角柱部分46bを第1支持孔48および前記嵌合孔50から離脱させることでハンドルレバー36の回動が可能となり、仮保持状態でアウトハンドル12およびハンドルベース25を車両用ドアDに組み付けた後に仮保持状態を支軸37Aの軸方向操作で容易に解除することができる。
また前記操作部47に係止部54が設けられ、前記角柱部分46bを前記第1支持孔48および前記嵌合孔50から離脱させるとともに前記一方のレバー支持部38の外側面に当接させつつ前記支軸37Aを前記仮保持状態の位置から所定角度だけ回動させた状態で前記係止部54に係合する係合突部55が、前記ハンドルベース25に突設されるので、支軸37Aの操作部47の係止部54にハンドルベース25側の係合突部55を係合させた状態で、アウトハンドル12が開扉操作完了状態にあるときに外部からの衝撃等によって支軸37Aが仮保持状態となり得る位置に回動して戻ることが阻止される。
さらに前記円柱部分46aの前記角柱部分46bとは反対側の端部に、前記角柱部分46bを前記一方のレバー支持部38の外側面に当接させた状態で前記他方のレバー支持部39の外側面に弾発係合する係合爪52が設けられるので、支軸37Aが軸方向に動いて仮保持状態となってしまうことを防止し、通常支持状態を維持することができる。
本発明の第2の実施の形態について図10および図11を参照しながら説明するが、上記第1の実施の形態に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
支軸37Bは、横断面円形の円柱部分46aに当該円柱部分46aの直径を一辺の長さとした横断面正四角形の角柱部分46bが連なって成る軸部46と、当該軸部46における前記角柱部分46bの前記円柱部分46aとは反対側に連なる平板状の操作部57とを一体に有して、合成樹脂により形成される。
前記操作部57は、円板部57aと、その円板部57aの周方向の一部から半径方向外方に張り出す張り出し部57bとを一体に有して涙滴形の平板状に形成されるものであり、前記円板部57aは前記角柱部分46bの対角線の長さ以上の半径を有するように形成される。
ところで前記支軸37Bは、その通常支持状態では、図11で示すように、前記角柱部分46bを一方のレバー支持部38の外側面に当接する位置まで軸方向に移動させられるものであり、この状態を保持するために、前記支軸37Bは、前記角柱部分46bを前記一方のレバー支持部38の外側面に当接させた状態で仮保持状態の位置から所定角度たとえば135度回動させられ、前記操作部57の前記張り出し部57bに前記円板部57aの半径方向に沿って直線状に延びるようにして設けられる溝状の係止部58に、前記ハンドルベース25の前記ベース主部25aに突設される係合突部59が係合される。
この第2の実施の形態によっても上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
11・・・アウターパネル
12・・・アウトハンドル
16・・・連結腕部
25・・・ハンドルベース
26・・・開口部
29・・・挿入孔
36・・・ハンドルレバー
37A,37B・・・支軸
38,39・・・一対のレバー支持部
46・・・軸部
46a・・・円柱部分
46b・・・角柱部分
47,57・・・操作部
48・・・第1支持孔
49・・・第2支持孔
50・・・嵌合孔
51・・・挿通孔
52・・・係合爪
54,58・・・係止部
55,59・・・係合突部
D・・・車両用ドア

Claims (4)

  1. 車両用ドア(D)のアウターパネル(11)に設けられる開口部(26)から前記アウターパネル(11)内に一部が挿入されるハンドルベース(25)が、前記開口部(26)を塞ぐようにして前記車両用ドア(D)に固定され、前記アウターパネル(11)の外方での開扉操作を可能とするアウトハンドル(12)に設けられる連結腕部(16)が、前記アウトハンドル(12)の非操作状態での非操作位置ならびに前記アウトハンドル(12)の開扉操作完了状態での開扉操作位置間で移動することを可能として前記ハンドルベース(25)に設けられる挿入孔(29)に挿入され、前記連結腕部(16)に連動、連結されるハンドルレバー(36)が、前記連結腕部(16)の前記非操作位置に対応した非作動位置ならびに前記連結腕部(16)の前記開扉操作位置に対応した作動位置間で回動することを可能として前記ハンドルベース(25)に支軸(37A,37B)を介して支持されるとともに前記非作動位置側に向けて弾発付勢され、前記連結腕部(16)に連動、連結された状態の前記ハンドルレバー(36)が組み付けられた前記ハンドルベース(25)の前記車両用ドア(D)への組み付け時に、前記非作動位置にある前記ハンドルレバー(36)の前記開口部(26)への挿通が不能であるものの前記作動位置にある前記ハンドルレバー(36)の前記開口部(26)への挿通が許容されるようにした車両用ドアのアウトハンドル装置において、前記ハンドルベース(25)に、前記ハンドルレバー(36)に挿通される前記支軸(37A,37B)を挿通、支持する一対のレバー支持部(38,39)が設けられ、前記支軸(37A,37B)が、前記ハンドルレバー(36)を前記作動位置に保持する仮保持状態と、前記ハンドルレバー(36)を前記非作動位置および前記作動位置間で回動可能に支持する通常支持状態とを切替えることを可能として、前記ハンドルレバー(36)および前記レバー支持部(38,39)に挿通されることを特徴とする車両用ドアのアウトハンドル装置。
  2. 前記支軸(37A,37B)は、横断面円形の円柱部分(46a)に当該円柱部分(46a)の直径を一辺の長さとした横断面正四角形の角柱部分(46b)が連なって成る軸部(46)と、当該軸部(46)に連なる操作部(47,57)とを一体に有し、前記一対の前記レバー支持部(38,39)のうち一方のレバー支持部(38)に前記仮保持状態で前記角柱部分(46b)の一部を嵌合させる正四角形の第1支持孔(48)が設けられ、他方の前記レバー支持部(39)に前記円柱部分(46a)を挿通させる円形の第2支持孔(49)が設けられ、前記ハンドルレバー(36)に、前記仮保持状態で前記角柱部分(46b)の残部を嵌合させ得る正四角形の嵌合孔(50)と、前記円柱部分(46a)を挿通させる円形の挿通孔(51)とが連なって設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアのアウトハンドル装置。
  3. 前記操作部(47,57)に係止部(54,58)が設けられ、前記角柱部分(46b)を前記第1支持孔(48)および前記嵌合孔(50)から離脱させるとともに前記一方のレバー支持部(38)の外側面に当接させつつ前記支軸(37A,37B)を前記仮保持状態の位置から所定角度だけ回動させた状態で前記係止部(54,58)に係合する係合突部(55,59)が、前記ハンドルベース(25)に突設されることを特徴とする請求項2に記載の車両用ドアのアウトハンドル装置。
  4. 前記円柱部分(46a)の前記角柱部分(46b)とは反対側の端部に、前記角柱部分(46b)を前記一方のレバー支持部(38)の外側面に当接させた状態で前記他方のレバー支持部(39)の外側面に弾発係合する係合爪(52)が設けられることを特徴とする請求項3に記載の車両用ドアのアウトハンドル装置。
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