JP2020015477A - ブレーキシステム - Google Patents
ブレーキシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020015477A JP2020015477A JP2018141489A JP2018141489A JP2020015477A JP 2020015477 A JP2020015477 A JP 2020015477A JP 2018141489 A JP2018141489 A JP 2018141489A JP 2018141489 A JP2018141489 A JP 2018141489A JP 2020015477 A JP2020015477 A JP 2020015477A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- brake
- flow path
- compressed air
- bypass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Abstract
【課題】緊急ブレーキが作動した場合であっても、急ブレーキを抑制することができるブレーキシステムを提供すること。【解決手段】ブレーキシステムは、圧縮空気が供給されることにより車両1を制動するブレーキ機構と、圧縮空気を貯蔵するエアタンク21と、エアタンク21からブレーキ機構へのエア流路APにおいて圧縮空気の流量を制御するブレーキバルブBVと、ブレーキバルブBVをバイパスするバイパスエア流路B‐APと、第1バイパス流路及び前記第2バイパス流路を個別に開閉制御する制御部10と、を備え、第1バイパス流路は、圧縮空気を緊急制動用の第1圧力P1に減圧する第1減圧弁RV1を含み、第2バイパス流路は、圧縮空気を第1圧力P1よりも低い第2圧力P2に減圧する第2減圧弁RV2を含み、制御部10は、第2バイパス流路の後に第1バイパス流路を開状態に制御する。【選択図】図2
Description
本発明は、車両のブレーキシステムに関する。
路線バスや観光バスなどの車両において、ドライバの急病などにより運転操作を継続できなくなった場合には、重大事故を防止するために車両を自動的に停車させることが求められる。このような場合には、例えば、客席の周辺に緊急停止ボタンを設置することにより緊急時に乗客が操作して緊急ブレーキを作動させる方法や、センサによりドライバの異常状態を自動で検知することにより緊急ブレーキを作動させるなどの対応が考えられる。また、緊急停止ボタンとドライバの異常検知センサとを組み合わせた車両緊急停止装置も提案されている(例えば特許文献1)。
ところで、乗用車と比べて車両重量が大きいバスは、圧縮空気の圧力を利用してブレーキを作動させる構成であることが多い。しかしながら、上記のようなバスは、緊急ブレーキの作動によりブレーキのエア圧が急上昇した場合には、乗客を乗せた状態で急ブレーキをかけてしまう虞が生じる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、緊急ブレーキが作動した場合であっても、急ブレーキを抑制することができるブレーキシステムを提供することにある。
本発明のブレーキシステムは、圧縮空気が供給されることにより車両を制動するブレーキ機構と、前記圧縮空気を貯蔵するエアタンクと、前記エアタンクから前記ブレーキ機構へのエア流路において前記圧縮空気の流量を制御するブレーキバルブと、前記ブレーキバルブをバイパスし、互いに並列に設けられる第1バイパス流路及び第2バイパス流路からなるバイパスエア流路と、前記第1バイパス流路及び前記第2バイパス流路を個別に開閉制御する制御部と、を備え、前記第1バイパス流路は、前記圧縮空気を緊急制動用の第1圧力に減圧する第1減圧弁を含み、前記第2バイパス流路は、前記圧縮空気を前記第1圧力よりも低い第2圧力に減圧する第2減圧弁を含み、前記制御部は、緊急制動時において、前記第2バイパス流路を開状態に制御した後に、前記第1バイパス流路を開状態に制御する。
ブレーキシステムは、ブレーキ機構における圧縮空気の流路において、車両の通常の走行で使用されるエア流路をバイパスするようにバイパスエア流路が形成されている。また、当該バイパスエア流路は、圧縮空気を緊急制動用の第1圧力に減圧するための第1減圧弁を含む第1バイパス流路と、圧縮空気を第1圧力よりも低い第2圧力に減圧する第2減圧弁とが並列に設けられている。そして、本発明に係るブレーキシステムは、車両の緊急制動時において、制御部が第1バイパス流路に先行して第2バイパス流路を開状態に制御することにより、ブレーキ機構における圧縮空気の圧力の上昇率が緩和される。従って、本発明に係るブレーキシステムによれば、緊急ブレーキが作動した場合であっても、急ブ
レーキを抑制することができる。
レーキを抑制することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する内容に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において任意に変更して実施することが可能である。また、実施の形態の説明に用いる図面は、いずれも構成部材を模式的に示すものであって、理解を深めるべく部分的な強調、拡大、縮小、または省略などを行っており、構成部材の縮尺や形状等を正確に表すものとはなっていない場合がある。
図1は、本発明に係るブレーキシステムを備えた車両1の構成を示す概略構成図である。車両1は、本実施形態では、エンジン駆動タイプのバスとして例示されているが、所謂ハイブリッド車両や電動車両であってもよい。車両1には、走行用動力源としてエンジン2が搭載されている。エンジン2の出力軸にはクラッチ3が連結され、クラッチ3には変速機4の入力側が連結されている。変速機4の出力側にはプロペラシャフト5を介して差動装置6が連結され、差動装置6には駆動軸7を介して一対の駆動輪としての左右の後輪8Rが連結されている。そして、エンジン2が発生させた駆動力は、変速機4で変速された後に後輪8Rに伝達されて車両1を走行させる。
制御部10は、車両1の全体を統合制御するための所謂ECU(Electronic Control Unit)である。制御部10は、アクセルペダル11の操作量を検出するアクセルセンサ12、ブレーキペダル13の踏込操作を検出するブレーキスイッチ14、車両1の速度(車速)を検出する車速センサ15、エンジン2の回転速度を検出するエンジン回転速度センサ16等の各種センサ・スイッチ類が接続されている。また、制御部10には、エンジン制御用のエンジンECU17が接続されている。
上記の構成の他、車両1は、ブレーキ装置20及び緊急ボタン30を備え、いずれも制御部10に接続されている。
ブレーキ装置20は、車両1のドライバがブレーキペダル13を操作することにより、圧縮空気の圧力を利用して車両1に制動力を与え、主に運転操作において車両1を減速又は停車させる。また、ブレーキ装置20は、後述するように、車両1のドライバに運転操作の継続が困難となるような緊急事態が発生した場合に、制御部10から入力される制御信号に基づいて緊急制動を実行し、車両1を自動的に減速及び停車させる。当該緊急時の動作については、詳細を後述する。
緊急ボタン30は、例えばドライバの座席近傍やバスの客席や添乗員席の周辺に設置される非常ボタンであり、ドライバが意識を失う直前やドライバが意識を失うなどの緊急時に操作されることにより、制御部10に非常信号を出力する。このとき、制御部10は、当該非常信号が入力されることにより、上記の緊急制動を実行する。尚、緊急ボタン30は、例えばスイッチやレバー等、適宜その形態を変更してもよい。
次に、ブレーキ装置20の構成をより詳細に説明する。図2は、本発明に係るブレーキ
システムにおけるブレーキ装置20の構成を示す概略構成図である。より詳しくは、図2は、車両1に制動力を発生させるための圧縮空気の流路を主に示している。
システムにおけるブレーキ装置20の構成を示す概略構成図である。より詳しくは、図2は、車両1に制動力を発生させるための圧縮空気の流路を主に示している。
図2に示すように、車両1の左右の前輪8F及び後輪8Rのそれぞれには、ブレーキ部Bが設けられている。ブレーキ部Bは、油圧が加えられることにより各車輪に制動力を発生させる。また、ブレーキブースタBBは、供給される圧縮空気の圧力を増幅しつつ油圧に変換してブレーキ部Bへ出力する。すなわち、ブレーキブースタBB及びブレーキ部Bからなるブレーキ機構は、圧縮空気が供給されることにより車両1を制動する。
ここで、本実施形態においては、左右の前輪8Fは、1つのブレーキブースタBBに接続された2つのブレーキ部Bのそれぞれによって制動される。一方、左右の後輪8Rは、それぞれの車輪が1つのブレーキブースタBBに接続された1つのブレーキ部Bにより制動される。尚、ブレーキ機構は、上記の構成に限定されるものではなく、圧縮空気が供給されることにより車両1を制動することができれば種々の変更が可能である。また、それぞれのブレーキブースタBBは、圧縮空気が入力される上流側において、制動時に車輪がロックされた場合に当該ロックを解除するためのABS制御バルブを設けてもよい。
また、ブレーキ装置20は、前輪8F及び後輪8Rに対するブレーキ機構に供給する圧縮空気をそれぞれ貯蔵する2つのエアタンク21を備える。すなわち、ブレーキ装置20は、フロント用のエアタンク21とリア用のエアタンク21とを備える。エアタンク21は、車両1に搭載される図示しないコンプレッサにおいて空気が圧縮され、当該コンプレッサから圧縮空気が供給されることで、常に圧縮空気を使用できる状態に維持されている。
そして、エアタンク21から上記したブレーキ機構への圧縮空気の流路は、前輪8Fに対するブレーキ機構と後輪8Rに対するブレーキ機構とで互いに独立している。ただし、双方の流路が略同一の構成であるため、ここでは、前輪8Fに対するブレーキ機構への圧縮空気の流路について説明し、後輪8Rに対するブレーキ機構への圧縮空気の流路については説明を省略する。
ブレーキ装置20は、フロント用のエアタンク21から、ブレーキバルブBV及び第1ダブルチェックバルブDV1を介して、対応するブレーキ機構へ圧縮空気を供給するエア流路APが形成されている。
ブレーキバルブBVは、車両1のドライバがブレーキペダル13を操作した場合に、その踏込量の大きさに応じて圧縮空気の流量を増加させる制御を行うためのバルブである。すなわち、ブレーキバルブBVが形成されたエア流路APは、通常の運転操作において車両1を減速又は停車させる場合に使用される圧縮空気の流路である。
第1ダブルチェックバルブDV1は、圧縮空気が2系統から入力される場合に、より圧力の高い圧縮空気を供給する系統の入力を優先させて下流に出力するための弁機構である。第1ダブルチェックバルブDV1は、通常の運転操作においては、ブレーキバルブBVからしか圧縮空気が供給されないため、ブレーキバルブBVで圧力が制御された圧縮空気を下流のブレーキブースタBBへ供給することになる。
ここで、ブレーキ装置20は、ブレーキバルブBVを介したエア流路APに対してバイパスするように並列にバイパスエア流路B-APが形成されている。バイパスエア流路B-APは、車両1のドライバに運転操作の継続が困難となるような緊急事態が発生した場合に、制御部10から入力される制御信号に基づいて開状態に制御される圧縮空気の流路である。すなわち、ブレーキ装置20は、緊急時においては、エアタンク21から供給され
る圧縮空気を、バイパスエア流路B-APを介してブレーキ機構へ供給することにより、ブレーキペダル13が操作されなくても緊急制動を作動させて車両1を停車させる。
る圧縮空気を、バイパスエア流路B-APを介してブレーキ機構へ供給することにより、ブレーキペダル13が操作されなくても緊急制動を作動させて車両1を停車させる。
バイパスエア流路B-APは、より詳しくは、直列に接続された第1減圧弁RV1と第1電磁弁SV1とを含む第1バイパス流路、及び直列に接続された第2減圧弁RV2と第2電磁弁SV2とを含む第2バイパス流路が、互いに並列に設けられることで構成されている。また、バイパスエア流路B-APは、第1バイパス流路及び第2バイパス流路の2系統の圧縮空気が供給される第2ダブルチェックバルブDV2を含む。
第1減圧弁RV1は、エアタンク21から入力される圧縮空気を緊急制動用の第1圧力P1に減圧して出力する所謂レデューシングバルブである。また、第2減圧弁RV2は、エアタンク21から入力される圧縮空気を第1圧力P1よりも低い第2圧力P2に減圧して出力するレデューシングバルブである。
第1電磁弁SV1は、第1バイパス流路を開閉制御する所謂ソレノイドバルブであり、開状態である場合には、第1減圧弁RV1から入力される圧縮空気を第2ダブルチェックバルブDV2へ出力する。また、第2電磁弁SV2は、第2バイパス流路を開閉制御するソレノイドバルブであり、開状態である場合には、第2減圧弁RV2から入力される圧縮空気を第2ダブルチェックバルブDV2へ出力する。ここで、第1電磁弁SV1及び第2電磁弁SV2は、緊急事態が発生していない通常時においては閉状態に維持され、緊急事態が発生した場合に制御部10からの制御信号により個別に開状態に制御される。このとき、制御部10は、第2バイパス流路を開状態に制御した後に、第1バイパス流路を開状態に制御する。
第2ダブルチェックバルブDV2は、第1ダブルチェックバルブDV1と同様に、圧縮空気が2系統から入力される場合に、より圧力の高い圧縮空気を供給する系統の入力を優先させて下流に出力するための弁機構である。すなわち、本実施形態の第2ダブルチェックバルブDV2は、第1バイパス流路及び第2バイパス流路のうち、圧力の高い圧縮空気を供給する流路からの圧縮空気を第1ダブルチェックバルブDV1へ出力する。
以上のような構成により、ブレーキ装置20は、車両1のドライバに緊急事態が発生した場合に、緊急制動を作動させて車両1を自動的に停車させることができる。より具体的には、車両1は、走行中に例えばドライバが意識を失った場合において緊急ボタン30が操作されると、緊急ボタン30から非常信号を受けた制御部10が第1電磁弁SV1及び第2電磁弁SV2を開状態に制御する。これにより、ブレーキ装置20は、エアタンク21に貯蔵された圧縮空気がバイパスエア流路B-AP及び第1ダブルチェックバルブDV1を介してブレーキ機構に供給されることで、ブレーキペダル13が操作されなくても緊急制動を作動させて車両1を停車させることができる。
ここで、本発明に係るブレーキシステムは、緊急時に圧縮空気を通すバイパスエア流路B-APにおいて、出力する圧縮空気の圧力が互いに異なる第1バイパス流路及び第2バイパス流路を並列に設け、出力する圧縮空気の圧力が相対的に低い第2バイパス流路を開状態に制御した後に、圧力が相対的に高い第1バイパス流路を開状態に制御する。このため、ブレーキシステムは、緊急時においてはブレーキ機構に供給する圧縮空気の圧力を、まずは第2バイパス流路によって第2圧力P2まで緩やかに上昇させ、次いで第1バイパス流路によって緊急制動用の第1圧力P1まで緩やかに上昇させる。これにより、車両1は、緊急ブレーキの作動時においても、ブレーキ機構へのエア圧を急上昇させることなく安全に停車することができる。
ここで、第1バイパス流路と第2バイパス流路とを開状態にするタイミングの差は、固
定時間として設定されてもよく、又は、ブレーキ機構におけるエア圧を測定しながら制御部10により随時決定されてもよい。
定時間として設定されてもよく、又は、ブレーキ機構におけるエア圧を測定しながら制御部10により随時決定されてもよい。
続いて、本発明の効果について説明する。図3は、本発明に係るブレーキシステムによる緊急制動時のエア圧変化を示す波形である。より詳しくは、図3は、緊急制動が作動した場合において、ブレーキ機構に供給される圧縮空気の圧力上昇過程を示す波形Ppreが実線で表されている。また、図3においては、比較例として、第2バイパス流路を備えないブレーキシステムの圧力上昇過程を示す波形Pconが破線で表されている。
ここで、図3の横軸は、ブレーキシステムによる緊急制動が開始されてからの時間を表す。また、図3の縦軸は、ブレーキ機構における圧縮空気の圧力を表す。時刻T0は、緊急制動の開始と共に第2バイパス流路を開状態に制御するタイミングを表す。また、時刻T1は、第1バイパス流路を開状態に制御するタイミングを表す。さらに、時刻T2は、ブレーキ機構における圧力が緊急制動用の第1圧力P1に到達するタイミングを表す。
本実施形態の波形Ppreは、緊急制動が開始される時刻T0において第2バイパス流路が開状態に制御されることにより、緊急制動用の第1圧力P1よりも低い圧力の第2圧力P2に向けて緩やかに上昇する。また、本実施形態の波形Ppreは、時刻T1において第1バイパス流路が開状態に制御されることにより、緊急制動用の第1圧力P1に向けて上昇する。このとき、波形Ppreは、時刻T1においては既に第2圧力P2に近い圧力まで上昇していることにより、第1圧力P1と第2圧力P2との緩和された圧力差(P1−P2)に伴って、圧力の上昇率も緩和される。これにより、本発明に係るブレーキシステムでは、緊急制動が作動した場合においても、急ブレーキとなる虞を低減することができる。
これに対し、比較例に係る波形Pconは、緊急制動が開始される時刻T0から緊急制動用の第1圧力P1に向けて圧力が上昇するため、ブレーキ機構における圧力が急上昇することになる。すなわち、車両1は、緊急ブレーキの作動に伴って急ブレーキがかかってしまう。
以上のように、本発明に係るブレーキシステムは、ブレーキ機構における圧縮空気の流路において、車両1の通常の走行で使用されるエア流路APをバイパスするようにバイパスエア流路B-APが形成されている。また、バイパスエア流路B-APは、圧縮空気を緊急制動用の第1圧力P1に減圧するための第1減圧弁RV1を含む第1バイパス流路と、圧縮空気を第1圧力P1よりも低い第2圧力P2に減圧する第2減圧弁RV2とが並列に設けられている。そして、本発明に係るブレーキシステムは、車両1の緊急制動時において、制御部10が第1バイパス流路に先行して第2バイパス流路を開状態に制御することにより、ブレーキ機構における圧縮空気の圧力の上昇率が緩和される。従って、本発明に係るブレーキシステムによれば、緊急ブレーキが作動した場合であっても、急ブレーキを抑制することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、第1減圧弁RV1及び第2減圧弁RV2は、第1電磁弁SV1及び第2電磁弁SV2よりもそれぞれのバイパスエア流路B-APの上流に配置する形態を例示したが、バイパスエア流路B-APの下流に配置してもよい。また、上記の実施形態では、波形Ppreが第2圧力P2に近い圧力において上昇率が緩和された後に第1バイパス流路を開状態に制御する形態を図3において例示したが、より開状態への制御を早めることにより、時刻T0から時刻T1までの波形Ppreを滑らかにすることができ、車両1の乗客にとって違和感のない緊急ブレーキとすることができる。さらに、上記の実施形態では、緊急制動時において、前輪8F及び後輪8Rのそれぞれに対応する
バイパスエア流路B-APを同時に制御する形態を例示したが、両者に対する制御のタイミングを変えることにより、緊急制動の開始時における圧縮空気の圧力の上昇率をさらに抑制することができる。
バイパスエア流路B-APを同時に制御する形態を例示したが、両者に対する制御のタイミングを変えることにより、緊急制動の開始時における圧縮空気の圧力の上昇率をさらに抑制することができる。
1 車両
10 制御部
20 ブレーキ装置
21 エアタンク
30 緊急ボタン
BV ブレーキバルブ
AP エア回路
B-AP バイパスエア回路
RV1〜RV2 第1〜第2減圧弁
SV1〜SV2 第1〜第2電磁弁
DV1〜DV2 第1〜第2ダブルチェックバルブ
BB ブレーキブースタ
B ブレーキ部
10 制御部
20 ブレーキ装置
21 エアタンク
30 緊急ボタン
BV ブレーキバルブ
AP エア回路
B-AP バイパスエア回路
RV1〜RV2 第1〜第2減圧弁
SV1〜SV2 第1〜第2電磁弁
DV1〜DV2 第1〜第2ダブルチェックバルブ
BB ブレーキブースタ
B ブレーキ部
Claims (1)
- 圧縮空気が供給されることにより車両を制動するブレーキ機構と、
前記圧縮空気を貯蔵するエアタンクと、
前記エアタンクから前記ブレーキ機構へのエア流路において前記圧縮空気の流量を制御するブレーキバルブと、
前記ブレーキバルブをバイパスし、互いに並列に設けられる第1バイパス流路及び第2バイパス流路からなるバイパスエア流路と、
前記第1バイパス流路及び前記第2バイパス流路を個別に開閉制御する制御部と、を備え、
前記第1バイパス流路は、前記圧縮空気を緊急制動用の第1圧力に減圧する第1減圧弁を含み、
前記第2バイパス流路は、前記圧縮空気を前記第1圧力よりも低い第2圧力に減圧する第2減圧弁を含み、
前記制御部は、緊急制動時において、前記第2バイパス流路を開状態に制御した後に、前記第1バイパス流路を開状態に制御する、ブレーキシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018141489A JP2020015477A (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | ブレーキシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018141489A JP2020015477A (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | ブレーキシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020015477A true JP2020015477A (ja) | 2020-01-30 |
Family
ID=69579943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018141489A Pending JP2020015477A (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | ブレーキシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020015477A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112810439A (zh) * | 2021-02-04 | 2021-05-18 | 南京金龙客车制造有限公司 | 一种纯电动客车车内动力急断与缓速制动系统及其工作方法 |
WO2021206404A1 (ko) * | 2020-04-07 | 2021-10-14 | 전광석 | 자동차용 비상제동 장치 |
KR20220095447A (ko) * | 2020-12-30 | 2022-07-07 | 주식회사 이 아우토반 | 무인차량의 안전성을 위한 감속 다중화 시스템 |
-
2018
- 2018-07-27 JP JP2018141489A patent/JP2020015477A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021206404A1 (ko) * | 2020-04-07 | 2021-10-14 | 전광석 | 자동차용 비상제동 장치 |
KR20210124664A (ko) * | 2020-04-07 | 2021-10-15 | 전광석 | 자동차용 비상제동 장치 |
KR102337442B1 (ko) * | 2020-04-07 | 2021-12-09 | 전광석 | 자동차용 비상제동 장치 |
KR20220095447A (ko) * | 2020-12-30 | 2022-07-07 | 주식회사 이 아우토반 | 무인차량의 안전성을 위한 감속 다중화 시스템 |
KR102467007B1 (ko) * | 2020-12-30 | 2022-11-14 | 주식회사 이아우토반 | 무인차량의 안전성을 위한 감속 다중화 시스템 |
CN112810439A (zh) * | 2021-02-04 | 2021-05-18 | 南京金龙客车制造有限公司 | 一种纯电动客车车内动力急断与缓速制动系统及其工作方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6588981B2 (ja) | 加減速制御装置 | |
JP2020015477A (ja) | ブレーキシステム | |
JP2865651B2 (ja) | ブレーキ保証モジュール | |
JP2865650B2 (ja) | 汎用空気ブレーキ制御ユニット | |
JP2007145285A (ja) | 車両用ブレーキ制御装置 | |
US20150217740A1 (en) | Brake control system for a utility vehicle having a trailer | |
US9610926B2 (en) | Vehicle brake hydraulic pressure control apparatus | |
CN112055675B (zh) | 重型车辆冗余制动系统 | |
JP4318505B2 (ja) | 衝突回避装置 | |
WO2021054470A1 (ja) | ブレーキの空気圧制御装置、空気圧制御方法、及び空気圧制御プログラム | |
KR20120051531A (ko) | 차량용 에이비에스(abs) 기반의 자동비상제동시스템의 제어 방법 | |
JP4732003B2 (ja) | 電動車両の駆動力制御装置 | |
WO2020230896A1 (ja) | 空気圧制御装置、空気圧回路及びブレーキ制御システム | |
JP2018030518A (ja) | 車両のブレーキ装置 | |
JP2018047756A (ja) | ブレーキ装置 | |
JP2010120444A (ja) | 車輌横転抑制用の警報装置 | |
WO2011090056A1 (ja) | 車両用補助制動装置 | |
JP2019214382A (ja) | ブレーキシステム及びブレーキシステムの制御方法 | |
JP6595400B2 (ja) | 空気供給システム | |
JP7056619B2 (ja) | 緊急制動システム、緊急制動方法、及び緊急制動プログラム | |
CN114096446B (zh) | 空气压力控制装置、空气压力回路以及制动控制系统 | |
JP6933083B2 (ja) | 車両用ブレーキ装置 | |
JP3827564B2 (ja) | 車両制動制御装置および方法 | |
JP7513602B2 (ja) | 空気圧制御装置及びブレーキ制御システム | |
WO2022009728A1 (ja) | ブレーキ制御装置及びブレーキ制御システム |