JP2010120444A - 車輌横転抑制用の警報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1に、運転者への警報により、トレーラータイプ等の車輌の横転事故が回避され、第2に、しかもこれが、簡単容易に実現される、車輌横転防止用の警報装置を提案する。
【解決手段】この横転抑制用の警報装置2は、例えば、横転抑制装置3に関連して設けられる。横転抑制装置3は、車輌1が過速度にてカーブ走行した際に、横方向加速度検出手段等の検出に基づき車輌1横転の危険がある場合に、ブレーキ装置5をブレーキ動作せしめるべく作動する。ブレーキ装置5は、運転手のブレーキ操作によらずとも、ブレーキ動作可能である。そして警報装置2は、横転抑制装置3の作動に基づき、運転者に警報を実施する。なおこれによらず、警報装置2が、横方向加速度検出手段の検出に基づき、車輌1横転の危険がある場合に、運転者に警報を実施するようにしてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、車輌横転抑制用の警報装置に関する。例えば、トレーラタイプの車輌がカーブ走行した際の、横転抑制用の警報装置に関するものである。
《従来技術》
車輌がカーブ走行した際に、車輌横転の危険を自動的に防止する装置が、開発,使用されている。
この種の横転抑制装置は、車輌が過速度にてカーブ走行した際において、横方向加速度検出手段等の検出に基づき車輌横転の危険がある場合に、例えばブレーキ装置をブレーキ動作せしめるべく作動し、もって車輪を制動して、車輌の横転事故を自動的に未然に防止するようになっている。
特に、トラクタとトレーラからなるトレーラタイプの車輌の場合は、カーブでの過速度走行により、積荷を積載したトレーラ側が大きく傾いても、トラクタ側はそれほど傾くことなく姿勢を保持しており、もってトラクタ側の運転者が、横転事故の危険を察知しにくい状況にあり、横転抑制装置が活用されている。
《先行技術文献情報》
この種の車輌横転抑制装置としては、例えば、次の特許文献1,特許文献2に示されたものが、挙げられる。
特開2003−118553号公報 特開2008−184142号公報
《問題点》
ところで、このような従来例については、次の問題が指摘されていた。すなわち、横転抑制装置が作動した際、運転者が適切な対応を取らないことが多々ある、という問題が指摘されていた。
横転抑制装置が作動したにもかかわらず、運転者が、注意不足により横転抑制装置の作動に気付かず、例えば、アクセルを踏み続けたり、横転抑制のためのハンドル操作や急ブレーキ操作を取らなかったり、後続車の追突抑止のための操作を実施しないこと、等が多々あった。
もって、横転抑制装置によるブレーキ作動等では、間に合わないケースも多々あり、車輌横転事故や追突事故発生の危険が指摘されていた。
《本発明について》
本発明の車輌横転抑制用の警報装置は、このような実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべくなされたものである。
そして本発明は、第1に、運転者への警報により、車輌の横転事故が回避され、第2に、しかもこれが、簡単容易に実現される、車輌横転抑制用の警報装置を提案することを、目的とする。
《請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請求項1,2,3,4は、本発明の第1発明に関する。
そして、請求項1については次のとおり。請求項1の車輌横転抑制用の警報装置は、車輌の横転抑制装置に関連して設けられる。
該横転抑制装置は、車輌が過速度にてカーブ走行した際、横方向加速度検出手段等の検出に基づき車輌横転の危険がある場合に、自動的にブレーキ装置をブレーキ動作せしめるべく作動する。
そして該警報装置は、該横転抑制装置の作動に基づき、運転者に対し警報を実施すること、を特徴とする。
請求項2については、次のとおり。請求項2の車輌横転抑制用の警報装置では、請求項1において、該ブレーキ装置は、リレーバルブを介した流体圧に基づき、ブレーキ動作する。該リレーバルブは、運転者のブレーキ操作に基づくコントロールラインを経由したブレーキ信号、又は、該横転抑制装置に基づく制御ラインを経由したブレーキ信号にて、閉から開に切換えられる。
そして該警報装置は、該制御ラインのブレーキ信号のオン検知を条件に、警報を実施すること、を特徴とする。
請求項3については、次のとおり。請求項3の車輌横転抑制用の警報装置では、請求項
1において、該ブレーキ装置は、リレーバルブを介した流体圧に基づき、ブレーキ動作する。該リレーバルブは、運転者のブレーキ操作に基づくコントロールラインを経由したブレーキ信号、又は、該横転抑制装置に基づく制御ラインを経由したブレーキ信号にて、閉から開に切換えられる。
そして該警報装置は、該コントロールラインのブレーキ信号のオフ検知、および、該リレーバルブ下流の流体圧のオン検知を条件に、警報を実施すること、を特徴とする。
請求項4については、次のとおり。請求項4の車輌横転抑制用の警報装置では、請求項
2又は請求項3において、該車輌は、トレーラタイプよりなること、を特徴とする。
次に、請求項5,6は、本発明の第2発明に関する。
そして、請求項5については次のとおり。請求項5の車輌横転抑制用の警報装置は、車輌が過速度にてカーブ走行した際、横方向加速度検出手段の検出に基づき車輌横転の危険がある場合に、運転者に対し警報を実施すること、を特徴とする。
請求項6については次のとおり。請求項6の車輌横転抑制用の警報装置は、請求項5において、該車輌は、トレーラタイプよりなること、を特徴とする。
《作用等について》
本発明は、このような手段よりなるので、次のようになる。
(1)通常走行に際しては、特に車輌横転の危険はない。
(2)これに対し、車輌が過速度でカーブ走行すると、車輌横転の危険が生じる。特に、トレーラタイプの車輌の場合は、積荷積載により重心が高くなったトレーラ側が、過速度にて傾き易く、横転危険が生じる。
(3)そこで第1発明では、このような横転危険に伴い横転抑制装置が作動し、もってブレーキ装置がブレーキ動作すると同時に、警報装置が、これを運転者に警報する。
(4)第2発明では、横方向加速度検出手段にて、車輌の横転危険が検出されると、これを運転者に警報する。
(5)第1発明や第2発明では、このような警報により、運転者の注意が喚起される。もって運転者は、ハンドル操作,フットブレーキ操作,アクセル中止操作等、適切な対応を取ることが即可能となり、車輌横転が回避される。
(6)特に、トレーラタイプの場合はトレーラ側が傾き易いが、トラクタ側の運転者が、これを察知しにくい状況にあり、警報実施の意義は特に大きい。
(7)第1発明は、既設の横転抑制装置やブレーキ装置付近のオンオフ信号を検知して、警報を実施するという、簡単な構成よりなる。
(8)第2発明は、横方向加速度検出手段の付設により、警報を実施するようにした、極めて簡単な構成よりなる。
(9)さてそこで、本発明の車輌横転抑制用の警報装置は、次の効果を発揮する。
《第1の効果》
第1に、運転者への警報実施により、車輌の横転事故が回避される。すなわち、本発明の第1発明や第2発明の車輌横転抑制用の警報装置では、横転抑制装置が作動した際や、横方向加速度検出手段の検出に基づき、車輌横転の危険がある場合は、運転者に警報が実施される。
そこで運転者が、横転抑制回避のため、ハンドル操作,急ブレーキ操作,アクセル中止操作をしたり、減速による後続車の追突事故抑止のために必要な操作、等を実施可能となる。
もって、前述したこの種従来例に比し、トレーラタイプの車輌等について、横転事故や追突事故の危険が低下し、安全性が向上する。
《第2の効果》
第2に、しかもこれは、簡単容易に実現される。すなわち、本発明の第1発明の車輌横転抑制用の警報装置では、既設の横転抑制装置を利用すると共に、ブレーキ装置付近の信号の検知により、運転者に警報を実施する。本発明の第2発明の警報装置では、横方向加速度検出手段の検出により、運転者に警報を実施する。
このように、簡単な構成により、前述した第1の効果が容易に実現され、コスト等にも優れている。更に、第2発明の警報装置は、既存車輌への後付けも容易であり、この面からもコスト等に優れている。
このように、この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
《図面について》
以下、本発明の車輌横転抑制用の警報装置を、図面に示した発明を実施するための最良の形態に基づいて、詳細に説明する。
図1および図2は、本発明を実施するための最良の形態の説明に供する。そして図1は、第1発明の回路等の説明図、図2は、第2発明の回路等の説明図である。
《第1発明の概要について》
まず、図1を参照して、本発明の第1発明について説明する。第1発明の車輌1の横転抑制用の警報装置2は、車輌1の横転抑制装置3に関連して設けられる。
横転抑制装置3は、車輌1が過速度にてカーブ走行を開始した際に、横方向加速度検出手段4(図2を参照)等の検出に基づき、車輌1横転の危険がある場合に、ブレーキ装置5を自動的にブレーキ動作せしめるべく作動する。
このような横転抑制装置3の作動に基づき、警報装置2が、運転者Mに対し警報を実施する。
車輌1は、代表的にはトレーラタイプよりなる(図2を参照)。又、ブレーキ装置5は、リレーバルブ6を介した流体圧に基づきブレーキ動作し、運転者Mのブレーキ操作によらずとも、ブレーキ動作可能である。
リレーバルブ6は、運転者Mのフットブレーキ操作に基づくコントロールライン7を経由したブレーキ信号、又は、横転抑制装置3に基づく制御ライン8を経由したブレーキ信号にて、閉から開に切換えられる。
そして警報装置2は、制御ライン8のブレーキ信号のオン検知を条件に、警報を実施するか、又は、コントロールライン7のブレーキ信号のオフ検知、および、リレーバルブ6下流の流体圧のオン検知を条件に、警報を実施する。
第1発明は、概略このようになっている。
《第1発明の詳細:トレーラタイプ,ブレーキ装置5について》
この第1発明について、図1を参照して更に詳述する。まず、トレーラタイプの車輌1について述べる。
本発明の適用対象の車輌1としては、トレーラタイプが代表的である。トレーラタイプの車輌1では(図2を参照)、トラクタ9のフレーム10の後部上に、トレーラ11の前端部が、カプラ12にて左右揺動可能に枢支連結されている。
牽引車であるトラクタ9は、前部にキャブつまり運転室Rを備えると共に、前後車輪13付のフレーム10を備えている。トレーラ11は、荷台14上にタンクその他の荷物室15が搭載されると共に、荷台14の後部下に車輪13が後輪として設けられている。
トラクタ9の後車輪13やトレーラ11の車輪13には、ブレーキ装置5が付設されている。
次に、ブレーキ装置5について述べる。ブレーキ装置5は、エアータンク等のエアー源16からの加圧エアーのエアー圧(油圧源からの油圧でも可)が、リレーバルブ6を介し、左右のABSコントロールバルブ等を経由して、左右のブレーキチャンバ17に供給されて、ブレーキ作動する。
ブレーキ装置5のリレーバルブ6は、運転者のフットブレーキ操作に基づく、コントロールライン(サービスライン)7を経由したブレーキ信号か、又は、運転者のブレーキ操作によらず横転抑制装置3に基づく、制御ライン8を経由したブレーキ信号にて、左右のブレーキチャンバ17に対し、常閉から開に切換えられる。
ブレーキ装置5は、このようなブレーキチャンバ17以下の公知構造により、ブレーキ作動可能となっている。すなわち、ブレーキチャンバ17に加圧エアーのエアー圧が供給されると、スラックアジャスタ18,カムシャフト,カム等を介し、ブレーキシューがブレーキドラムに圧接することにより、車輪13へのブレーキが実施される。図中19は、エアー配管である。
トレーラタイプやブレーキ装置5は、このようになっている。
《第1発明の詳細:横転抑制装置3について》
次に、横転抑制装置3について述べる。横転抑制装置3としては、公知の通り各種方式のものが開発,使用されている。
代表的には、車輌1が過速度にてカーブ走行を開始して、横方向加速度検出手段4(図2を参照)が、車輌1の横転危険がある加速度以上を検出すると、自動的にブレーキ装置5を作動せしめる。つまり、制御ライン8にてブレーキ信号を、ブレーキ装置5のリレーバルブ6に送出し、もって車輪13を制動して、車輌1の横転を防止するタイプのものが、代表的である。
更に、2段階で車輪13を急制動する方式のものが代表的であり、当初は第1段階として、緩めのブレーキを実施し、事後に第2段階として、急ブレーキを実施するようになっている。なお加速度検出手段4は、トレーラ11側に配設されているが(図2を参照)、トラクタ9側に配設するようにしてもよい。
横転抑制装置3は、このようになっている。
《第1発明の詳細:警報装置2について》
警報装置2は、次のようになっている。警報装置2は、トラクタ9等の運転室Rに配設されたブザー20や室内表示灯21を、備えている。
ブザー20や室内表示灯21は、その両方又はいずれか一方のみを、備えるようにしてもよい。又、ブザー20等の音声手段や、室内表示灯21等の光表示手段以外の警報手段の採用も可能である。
そしてブザー20や室内表示灯21は、バッテリー電源22に対し、スイッチ23やタイマー24を介し、回路配線25にて接続されている。スイッチ23は、制御部26にてオンオフ制御されるが、勿論、図示例によらずスイッチ23と制御部26が一体化された構造や、リレーバルブ6にこれらが一体設された構造も可能である。
図示例では制御部26に、コントロールライン7のエアー信号,電気信号,又はメカ信号等を利用したブレーキ信号と、制御ライン8のエアー信号(液体圧信号),電気信号,又はメカ信号等を利用したブレーキ信号と、リレーバルブ6下流の加圧エアーのエアー圧信号とが、例えば圧力スイッチを利用して入力可能となっている。
そして、例えばオア回路やアンド回路よりなる制御部26は、制御ライン8でのブレーキ信号のオン検知を条件に、又は、コントロールライン7でのブレーキ信号のオフ検知およびリレーバルブ6下流でのエアー圧信号のオン検知を条件に、常時オフのスイッチ23をスイッチオンする。もって通電オンにより、ブザー20や室内表示灯21が、通電されて警報を実施する。図中27は信号配線である。
なおタイマー24は、通電オンによりタイマーオンすると共に、通電オフを所定時間だけ遅延させる設定よりなる。もって、制御部26への入力信号が、そのオン検知やオフ検知の設定値付近で、微小時間内で変動した場合でも、その都度通電がオンオフされることなく、警報が所定時間維持されるようになっている。もって、警報装置2の作動安定性が確保されている。
第1発明の警報装置2は、このようになっている。
《第2発明について》
次に、図2を参照して、本発明の第2発明について説明する。第2発明の車輌1の横転抑制用の警報装置2は、横方向加速度検出手段4と共に用いられる。
そして警報装置2は、車輌1が過速度にてカーブ走行を開始した際、横方向加速度検出手段4の検出に基づき車輌1横転の危険がある場合に、運転者Mに対し警報を実施する。車輌1は、代表的には、トレーラタイプよりなる。
すなわち、まず第2発明では、上述した第1発明とは異なり、車輌1に横転抑制装置3(図1を参照)は、搭載されてはいない。唯、横方向加速度検出手段4の搭載は、必要である。図示例では、トレーラ11上部に横方向加速度検出手段4が取付けられている。
そして、車輌1の過速度でのカーブ走行により、横方向加速度検出手段4が、例えばトレーラ11の横転危険がある加速度以上を検出し、その検出信号が制御部26に入力されると、スイッチ23がオンして、ブザー20や室内表示灯21が、通電されて警報を実施する。
なお、この第2発明について、その他の構成,機能等は、第1発明について前述した所に準じるので、同符号を付し、その説明は省略する。
第2発明は、このようになっている。
《作用等》
本発明に係る車輌1の横転抑制用の警報装置2は、以上説明したように構成されている。そこで、以下のようになる。
(1)トレーラタイプの車輌1、その他の車輌1は、通常走行に際しては、特に横転の危険はない。
(2)これに対し、車輌1が過速度でカーブ走行を開始すると、車輌1横転の危険が生じる。特に、トラクタ9とトレーラ11からなるトレーラタイプの車輌1の場合は、積荷積載により重心が高くなったトレーラ11側が、カーブでの過速度走行により、横方向加速度が過大となって姿勢を保持できず、横転してしまう危険が生じる。
(3)そこで、本発明の第1発明では、このような横転危険に伴い、まず、車輌1に搭載された横方向加速度検出手段4そして横転抑制装置3が作動し、ブレーキ装置5がブレーキ動作して、前述した最初の第1段階の緩めのブレーキ動作が、まず実施される。
すると警報装置2が、これを運転者Mに対し、ブザー20や室内表示灯21にて、警報する(図1を参照)。
(4)又、本発明の第2発明では、車輌1に搭載された横方向加速度検出手段4にて、車輌1の横転危険が検出されると、これを運転者Mに対し、ブザー20や室内表示灯21にて、警報する(図2を参照)。
(5)本発明の第1発明や第2発明では、このような警報により、運転者Mの注意が喚起される。運転者Mは、ブザー20の音や室内表示灯21の光により、車輌1が横転の危険にあることを、早目に知覚,察知,認識する。
もって運転者Mは、迅速かつ適切な対応を取ることが可能となる。例えば、ハンドル操作,フットブレーキ操作(急ブレーキ操作),アクセル中止操作、等を取ることが即可能となり、車輌1の横転が抑制,回避される。又、横転抑制装置3の作動に伴う減速により、後続車が追突することがないように、必要な回避操作を取ることも、即可能となる。
(6)特に、車輌1がトレーラタイプの場合は、積荷積載により重心が高くなったトレーラ11側が、カーブでの過速度走行による横方向加速度により、姿勢を保持できずに、横転の危険が高い。これに対し、トラクタ9側は変わらず姿勢を保持し易く、トラクタ9側の運転室Rの運転者Mは、トレーラ11横転の危険を、知覚,察知,認識しにくい状況にある。
従って、トレーラタイプの車輌1に関して、上述した第1発明や第2発明による運転者Mへの警報実施の意義は、特に大である。
(7)第1発明は、簡単な構成よりなる。すなわち、既設の横転抑制装置3の制御ライン8のブレーキ信号や、運転者Mのブレーキ操作に基づくコントロールライン7のブレーキ信号や、リレーバルブ6下流のエアー圧等、既設のブレーキ装置5付近のオンオフ信号を検知することにより、警報装置2が警報を実施するようにした、簡単な構成システムよりなる。
(8)更に第2発明は、極めて簡単な構成よりなる。すなわち、横方向加速度検出手段4の付設により、横転抑制装置3を搭載していない車輌1であっても、警報装置2が警報を実施するようにした、極めて簡単な構成システムよりなる。
以上が、本発明の作用等の説明である。
本発明に係る車輌横転抑制用の警報装置について、発明を実施するための最良の形態の説明に供し、第1発明の回路等の説明図である。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、第2発明の回路等の説明図である。
符号の説明
1 車輌
2 警報装置
3 横転抑制装置
4 横方向加速度検出手段
5 ブレーキ装置
6 リレーバルブ
7 コントロールライン
8 制御ライン
9 トラクタ
10 フレーム
11 トレーラ
12 カプラ
13 車輪
14 荷台
15 荷物室
16 エアー源
17 ブレーキチャンバ
18 スラックアジャスタ
19 エアー配管
20 ブザー
21 室内表示灯
22 電源
23 スイッチ
24 タイマー
25 回路配線
26 制御部
27 信号配線
M 運転者
R 運転室

Claims (6)

  1. 車輌の横転抑制装置に関連して設けられる、車輌横転抑制用の警報装置であって、
    該横転抑制装置は、車輌が過速度にてカーブ走行した際、横方向加速度検出手段等の検出に基づき車輌横転の危険がある場合に、自動的にブレーキ装置をブレーキ動作せしめるべく作動し、
    該警報装置は、該横転抑制装置の作動に基づき、運転者に対し警報を実施すること、を特徴とする、車輌横転抑制用の警報装置。
  2. 請求項1に記載した車輌横転抑制用の警報装置において、該ブレーキ装置は、リレーバルブを介した流体圧に基づき、ブレーキ動作し、
    該リレーバルブは、運転者のブレーキ操作に基づくコントロールラインを経由したブレーキ信号、又は、該横転抑制装置に基づく制御ラインを経由したブレーキ信号にて、閉から開に切換えられるようになっており、
    該警報装置は、該制御ラインのブレーキ信号のオン検知を条件に、警報を実施すること、を特徴とする、車輌横転抑制用の警報装置。
  3. 請求項1に記載した車輌横転抑制用の警報装置において、該ブレーキ装置は、リレーバルブを介した流体圧に基づき、ブレーキ動作し、
    該リレーバルブは、運転者のブレーキ操作に基づくコントロールラインを経由したブレーキ信号、又は、該横転抑制装置に基づく制御ラインを経由したブレーキ信号にて、閉から開に切換えられるようになっており、
    該警報装置は、該コントロールラインのブレーキ信号のオフ検知、および、該リレーバルブ下流の流体圧のオン検知を条件に、警報を実施すること、を特徴とする、車輌横転抑制用の警報装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載した車輌横転抑制用の警報装置において、該車輌は、トレーラタイプよりなること、を特徴とする、車輌横転抑制用の警報装置。
  5. 車輌横転抑制用の警報装置であって、該警報装置は、車輌が過速度にてカーブ走行した際、横方向加速度検出手段の検出に基づき車輌横転の危険がある場合に、運転者に対し警報を実施すること、を特徴とする、車輌横転抑制用の警報装置。
  6. 請求項5に記載した車輌横転抑制用の警報装置において、該車輌は、トレーラタイプよりなること、を特徴とする、車輌横転抑制用の警報装置。
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