JP6469513B2 - 車両用制動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両を制動するための車両用制動装置に関する。
特許文献1には、車両を制動するための車両用制動装置の一例が開示されている。特許文献1に係る車両用制動装置は、自車両の衝突を検出する衝突センサと、自車両の車速を検出する車速センサとを備え、衝突センサにより自車両の衝突が検出された場合に、当該衝突を検出した後に車速センサにより検出された車速に基づいて、自動的に制動力を発生させる時間である自動制動時間を制御して、ブレーキ制御装置を作動させる。
特許文献1に係る車両用制動装置によれば、衝突の検出後の車速に基づいて自動制動時間を制御するため、自動制動時間を衝突形態に応じた適切な時間長とすることができる。
特開2012−1091号公報
しかしながら、特許文献1に係る車両用制動装置では、衝突の検出後の車速に基づいて制動時間を制御するため、例えば、衝突時の損傷によって制動灯が点灯しない異常事態が生じた場合に、後続車の運転者に対する自車両の急制動に係る警告ができなくなる。
本発明は、前記の実情に鑑みてなされたものであり、例えば衝突時の損傷によって制動灯が点灯しない異常事態が生じた場合に、後続車に配慮した自車両の制動制御を遂行可能な車両用制動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、(1)に係る発明は、自車両を制動するための車両用制動装置であって、自車両の衝突有無を判定する衝突判定部と、前記衝突判定部により自車両の衝突有りの判定が下された場合に、運転者による制動操作に関わらず自車両の制動制御を行わせる制動制御部と、自車両の制動灯に係る異常診断を行う異常診断部と、を備え、前記制動制御部は、前記衝突判定部により自車両の衝突有りの判定が下され、かつ、前記異常診断部により自車両の制動灯が異常状態に陥っている旨の判定が下された場合に、その際の制動制御量を、自車両の制動灯が正常状態にある際の制動制御量と比べて低減させることを最も主要な特徴とする。
仮に、例えば、衝突時の損傷によって制動灯が点灯しない異常事態が生じた場合に、後続車の運転者に対する自車両の急制動に係る警告ができなくなる。その結果、自車両の急制動に係る認識が遅れた後続車の運転者に急ブレーキ操作を行わせてしまうおそれがあった。
そこで、(1)に係る発明では、制動制御部は、衝突判定部により自車両の衝突有りの判定が下され、かつ、異常診断部により自車両の制動灯が異常状態に陥っている旨の判定が下された場合に、その際の制動制御量を、自車両の制動灯が正常状態にある際の制動制御量と比べて低減させることとした。
(1)に係る発明によれば、例えば衝突時の損傷によって制動灯が点灯しない異常事態が生じた場合に、その制動制御量を、自車両の制動灯が正常状態にある際の制動制御量と比べて低減させることにより、後続車に配慮した自車両の制動制御を遂行することができる。
また、(2)に係る発明は、自車両を制動するための車両用制動装置であって、自車両が側面衝突されたか否かを判定する衝突判定部と、前記衝突判定部により自車両が側面衝突された旨の判定が下された場合に、運転者による制動操作に関わらず自車両の制動制御を行わせる制動制御部と、自車両の制動灯に係る異常診断を行う異常診断部と、を備え、前記制動制御部は、前記衝突判定部により自車両が側面衝突された旨の判定が下され、かつ、前記異常診断部により自車両の制動灯が異常状態に陥っている旨の判定が下された場合に、その際の制動制御量を、自車両の制動灯が正常状態にある際の制動制御量と比べて低減させることを特徴とする。
一般的な車両では、車体前側のエンジンルーム内にバッテリが搭載されている。車体の後側部分に設けられる制動灯への給電及び制動灯の点灯制御を行うために、バッテリ及び制動灯間は、ワイヤハーネスを介して電気的に接続されている。このワイヤハーネスは、通常、サイドシルと呼ばれる車体下部の側部を通して車体の前後方向に沿って配索される。また、エンジンルーム内における車幅方向の外側部分には、制動灯を含む電装品のヒューズボックスが設けられることが多い。
こうした構成を備える自車両が、仮に、側面衝突を受けたとする。この場合において、側面衝突に伴う車体側部の損傷によってワイヤハーネスやヒューズボックスが損傷してしまい、制動灯が点灯しない異常事態を招来するおそれがある。この場合、後続車の運転者に対する自車両の急制動に係る警告ができなくなる。その結果、自車両の急制動に係る認識が遅れた後続車の運転者に急ブレーキ操作を行わせてしまうおそれがあった。
そこで、(2)に係る発明では、制動制御部は、衝突判定部により自車両が側面衝突された旨の判定が下され、かつ、異常診断部により自車両の制動灯が異常状態に陥っている旨の判定が下された場合に、その際の制動制御量を、自車両の制動灯が正常状態にある際の制動制御量と比べて低減させることとした。
(2)に係る発明によれば、側面衝突時の損傷によってワイヤハーネスやヒューズボックスが損傷してしまい、制動灯が点灯しない異常事態が生じた場合に、その制動制御量を、自車両の制動灯が正常状態にある際の制動制御量と比べて低減させることにより、(1)に係る発明と同様に、後続車に配慮した自車両の制動制御を遂行することができる。
また、(3)に係る発明は、(1)又は(2)に記載の車両用制動装置であって、自車両の車速を検出する車速検出部と、前記車速検出部により検出される車速が、予め定められる車速閾値と比べて低いか否かを判定する車速判定部と、をさらに備え、前記制動制御部は、前記車速判定部により前記車速が予め定められる車速閾値と比べて低い旨の判定が下された場合に、その際の制動制御量を、自車両の制動灯が正常状態にある際の制動制御量と同等にすることを特徴とする。
例えば衝突時の損傷によって制動灯が点灯しない異常事態が生じた場合において、車速が例えば徐行速度程度と十分に低ければ、後続車の運転者に対して自車両の急制動に係る警告ができなくても、後続車が自車両に追従して走行中であれば、後続車の運転者に急ブレーキ操作を行わせてしまう蓋然性はきわめて低いものと推察される。
そこで、(3)に係る発明では、制動制御部は、車速判定部により車速が車速閾値と比べて低い旨の判定が下された場合に、その際の制動制御量を、自車両の制動灯が正常状態にある際の制動制御量と同等にすることとした。
(3)に係る発明によれば、自車両が衝突有り、かつ、自車両の制動灯が異常状態に陥っている際であっても、自車両の車速が前記車速閾値と比べて低い場合には、制動制御量の低減は不要とみなして、その際の制動制御量を、自車両の制動灯が正常状態にある際の制動制御量と同等にするため、(1)又は(2)に係る発明と比べて、自車両を迅速に停止させることができる。
本発明に係る車両用制動装置によれば、衝突時の損傷によって制動灯が点灯しない異常事態が生じた場合に、後続車に配慮した自車両の制動制御を遂行することができる。
本発明の実施形態に係る車両用制動装置の概要を表す構成図である。 車両用制動装置が有するESB−ECU、VSA−ECU、及びBODY−ECUの周辺構成を表すブロック図である。 車両用制動装置の動作説明に供するフローチャート図である。 車両用制動装置の動作説明に供するフローチャート図である。 自車両が衝突有り、かつ、制動灯が正常状態にある際に用いる基本緊急制動特性と、自車両が衝突有り、かつ、制動灯が異常状態に陥っている際に用いる低減緊急制動特性とを対比して表す緊急制動特性線図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両用制動装置10について、図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下に示す図において、共通の機能を有する部材間、又は、相互に対応する機能を有する部材間には、原則として共通の参照符号を付するものとする。また、説明の便宜のため、部材のサイズ及び形状は、変形又は誇張して模式的に表す場合がある。
〔本発明の実施形態に係る車両用制動装置10の概要〕
本発明の実施形態に係る車両用制動装置10は、油圧系統を媒介して制動力を発生させる既存のブレーキシステムに加えて、電気系統を媒介して制動力を発生させる、バイ・ワイヤ(By Wire)式のブレーキシステムを備えている。
車両用制動装置10は、図1に示すように、一次液圧発生装置14と、電動サーボブレーキ装置(ESB装置)16と、車両挙動安定化支援装置(VSA装置)18と、などを備えて構成されている。一次液圧発生装置14、ESB装置16、VSA装置18は、図1に示すように、ブレーキ液を通流させる配管チューブ22a〜22fを介して相互に連通接続されている。
一次液圧発生装置14は、運転者がブレーキペダル12を介して入力操作した踏力を制動液圧(一次液圧)に変換する。一次液圧発生装置14は、図1に示すように、マスタシリンダ34、第1遮断弁60a及び第2遮断弁60b、一対の制動液圧センサPm,Pp、並びに、ストロークシミュレータ64を備えて構成されている。
マスタシリンダ34は、ブレーキペダル12を介して入力操作される運転者の踏力を、制動液圧に変換する。第1遮断弁60a及び第2遮断弁60bは、車両用制動装置10の正常作動時において、マスタシリンダ34と、四つの各車輪を制動するためのディスクブレーキ機構30a〜30d(ホイールシリンダ32FR,32RL,32RR,32FLを含む)との間の連通を遮断することで、ESB装置16が発生する制動液圧を用いてディスクブレーキ機構30a〜30dを作動させる。なお、以下の説明において、ホイールシリンダ32FR,32RL,32RR,32FLを総称するときは、ホイールシリンダ32と呼ぶことにする。
一対の制動液圧センサPm,Ppは、マスタシリンダ34で発生した制動液圧を検出する機能を有する。ストロークシミュレータ64は、例えば、ESB装置16が異常状態に陥った際において、第1遮断弁60a及び第2遮断弁60bが遮断される一方、第3遮断弁62が開弁された状態で、マスタシリンダ34で生じた制動液圧を吸収する役割を果たす。
ESB装置16は、マスタシリンダ34で発生した制動液圧に応じて、又は、マスタシリンダ34で発生した制動液圧とは無関係に、制動液圧(二次液圧)を発生させる機能を有する。ESB装置16は、図1に示すように、制動モータ73や、第1及び第2のスレーブピストン88a,88bなどを備えて構成されている。第1及び第2のスレーブピストン88a,88bは、制動モータ73の回転駆動力を受けて制動液圧を発生させる役割を果たす。
VSA装置18は、制動操作時における車輪のロックを防ぐABS機能、加速時等における車輪の空転を防ぐTCS(トラクション・コントロール・システム)機能、旋回時の横すべり等を抑制する機能、及び、自車両(不図示)の衝突時に、運転者による制動操作に関わらず緊急制動制御を行う機能(詳しくは後記する)を有する。こうした諸機能を実現するために、VSA装置18は、ESB装置16で発生した制動液圧を調整することにより、車両の挙動安定化を支援する。
詳しく述べると、VSA装置18は、ESB装置16のスレーブシリンダ35で発生した制動液圧を検出する制動液圧センサPh、制動液を昇圧するための昇圧ポンプ136、昇圧ポンプ136を駆動するためのポンプモータ135などを備えて構成されている。
なお、VSA装置18としては、ABS機能のみを有する構成を採用してもよい。
VSA装置18の作動によってVSA制動液圧を調圧するには、次の手順を採用すればよい。VSA装置18は、まず、その給液経路に設けられたサクションバルブ142を励磁し開弁した状態で、制動モータ135を用いて昇圧ポンプ136を駆動する。すると、サクションバルブ142を介して吸入され昇圧ポンプ136により昇圧された制動液が、レギュレータバルブ116、第1インバルブ120、及び第2インバルブ124にそれぞれ供給される。
VSA装置18は、レギュレータバルブ116を励磁してその開度を調整することで、VSA制動液圧を目標液圧に調圧すると共に、目標液圧に調圧した制動液を、開弁した第1インバルブ120及び第2インバルブ124をそれぞれ介してホイールシリンダ32FR,32RL,32RR,32FLに供給する。これにより、VSA装置18は、運転者がブレーキペダル12を操作していない状態でも、四輪の制動力を目標液圧に応じた制動力に制御する。
図1におけるその他の要素については、本発明とは直接的な関係がないので、その説明を省略する。
〔車両用制動装置10の基本動作〕
次に、車両用制動装置10の基本動作について説明する。
車両用制動装置10では、ESB装置16の制御を行う後記のESB−ECU29(図2参照)の正常作動時において、運転者がブレーキペダル12を踏み込み操作すると、いわゆるバイ・ワイヤ式のブレーキシステムがアクティブになる。
具体的には、正常作動時の車両用制動装置10では、運転者がブレーキペダル12を踏み込み操作すると、第1遮断弁60a及び第2遮断弁60bが遮断される一方、第3遮断弁62が開弁された状態で、ESB装置16が発生する制動液圧(二次液圧)を用いてディスクブレーキ機構30a〜30dを作動させる。
このとき、制動液は、マスタシリンダ34から第3遮断弁62を介してストロークシミュレータ64に流れ込む。このため、第1遮断弁60a及び第2遮断弁60bが遮断されていても、マスタシリンダ34からストロークシミュレータ64への制動液の流れが生じるため、ブレーキペダル12にストロークが生じる。
一方、車両用制動装置10では、例えばESB装置16が異常状態に陥った際において、運転者がブレーキペダル12を踏み込み操作すると、既存の油圧式のブレーキシステムがアクティブになる。具体的には、異常時の車両用制動装置10では、運転者がブレーキペダル12を踏み込み操作すると、第1遮断弁60a及び第2遮断弁60bをそれぞれ開弁状態とし、かつ、第3遮断弁62を閉弁状態として、マスタシリンダ34で発生する制動液圧をディスクブレーキ機構30a〜30dのホイールシリンダ32FR,32RL,32RR,32FLに伝達して、ディスクブレーキ機構30a〜30dを作動させる。
〔車両用制動装置10が有するESB−ECU29、VSA−ECU31、及びBODY−ECU33の周辺構成〕
次に、本発明の実施形態に係る車両用制動装置10が有するESB−ECU29、VSA−ECU31、及びBODY−ECU33の周辺構成について、図2を参照して説明する。図2は、車両用制動装置10が有するESB−ECU29、VSA−ECU31、及びBODY−ECU33の周辺構成を表す説明図である。
ESB−ECU29、VSA−ECU31、及びBODY−ECU33の各間は、図2に示すように、例えばCAN通信媒体37を介して、相互に情報通信可能に接続されている。
CAN通信媒体37とは、車載機器間の情報通信の用途に汎用される多重化されたシリアル通信網である。CAN通信媒体37は、優れたデータ転送速度及びエラー検出能力を有する。ただし、本発明の実施形態で用いる“情報通信媒体”としては、CAN通信媒体37に限定されない。本発明の実施形態で用いる“情報通信媒体”として、例えば“FlexRay(登録商標)”などを採用してもよい。
〔ESB−ECU29の構成〕
ESB−ECU29には、図2に示すように、入力系統として、イグニッションキースイッチ(以下“IGキースイッチ”と省略する。)121、車速センサ123、ブレーキペダルセンサ125、ホールセンサ127、及び、制動液圧センサPm,Ppがそれぞれ接続されている。
IGキースイッチ121は、車両に搭載された電装部品の各部に、車載バッテリ(不図示)を介して電源を供給する際に操作されるスイッチである。IGキースイッチ121がオン操作されると、ESB−ECU29、VSA−ECU31、及びBODY−ECU33に電源が供給されて、ESB−ECU29、VSA−ECU31、及びBODY−ECU33が起動される。
車速センサ123は、車両の走行速度(車速)Vを検出する機能を有する。車速センサ123で検出された車速Vに係る情報は、ESB−ECU29へと送られる。
ブレーキペダルセンサ125は、運転者によるブレーキペダル12の操作量(ストローク量)及びトルクを検出する機能を有する。ブレーキペダルセンサ125で検出されたブレーキペダル12の操作の量及びトルクに係る情報は、ESB−ECU29へと送られる。
ホールセンサ127は、制動モータ73の回転角度(スレーブピストン88a,88bの軸線方向における現在位置情報)を検出する機能を有する。ホールセンサ127で検出された制動モータ73の回転角度に係る情報は、ESB−ECU29へと送られる。
制動液圧センサPm,Ppは、制動液圧系統における第1遮断弁60aの上流側液圧、第2遮断弁60bの下流側液圧をそれぞれ検出する機能を有する。制動液圧センサPm,Ppで検出された制動液圧系統における各部の液圧情報は、ESB−ECU29へと送られる。
一方、ESB−ECU29には、図2に示すように、出力系統として、前記制動モータ73、及び、前記第1〜第3遮断弁60a,60b,62がそれぞれ接続されている。
ESB−ECU29は、図2に示すように、第1の情報取得部71、車速判定部75、及び、第1の制動制御部77を備えて構成されている。
第1の情報取得部71は、IGキースイッチ121のオン・オフ操作に係る情報、車速センサ123で検出される車速Vに係る情報、ブレーキペダルセンサ125で検出される制動操作の量及びトルクに係る情報、ホールセンサ127で検出される制動モータ73の回転角度情報、及び、制動液圧センサPm,Ppで検出される各部の制動液圧に係る情報などを取得する機能を有する。
また、第1の情報取得部71は、VSA−ECU31からCAN通信媒体37を介して送られてくる、自車両の衝突有無に係る衝突情報、及び制動液圧センサPhで検出される液圧情報を取得する機能を有する。
さらに、第1の情報取得部71は、BODY−ECU33からCAN通信媒体37を介して送られてくる、自車両の制動灯175(図2参照)が異常状態に陥っているか否かに係る制動灯状態情報を取得する機能を有する。
車速判定部75は、車速センサ123で検出された車速Vに係る情報に基づいて、車速Vが、予め定められる車速閾値Vthと比べて低いか否かを判定する機能を有する。車速閾値Vthとしては、特に限定されないが、例えば、徐行速度程度の十分に低い車速Vを適宜設定すればよい。
第1の制動制御部77は、基本的には、第1の情報取得部71で取得される制動操作に係る情報や各部の制動液圧に係る情報などに基づいて、ESB装置16で発生する制動液圧が、制動操作に応じた目標制動液圧に追従するように、ホイールシリンダ32に与える制動液圧を制御する機能を有する。
また、第1の制動制御部77は、自車両が衝突有り、かつ、自車両の制動灯175が異常状態に陥っている旨の情報を受信した場合に、第1遮断弁60a及び第2遮断弁60bを閉止させ、マスタシリンダ34とスレーブシリンダ35間の制動液の流通を遮断することにより、VSA装置18による緊急制動制御を補助する機能を有する。
前記ESB−ECU29は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備えたマイクロコンピュータにより構成される。このマイクロコンピュータは、ROMに記憶されているプログラムやデータを読み出して実行し、ESB−ECU29が有する、自車両の衝突有無に係る衝突情報や、自車両の制動灯175が異常状態に陥っているか否かに係る制動灯状態情報を含む各種の情報取得機能、ホイールシリンダ32に与える制動液圧制御機能、VSA装置18による緊急制動制御を補助する機能を含む各種機能に係る実行制御を行うように動作する。
〔VSA−ECU31の構成〕
VSA−ECU31には、図2に示すように、車輪速度センサ150、アクセルペダルセンサ151、ヨーレイトセンサ152、Gセンサ153、操舵角センサ155、及び、制動液圧センサPhがそれぞれ接続されている。
車輪速度センサ150a〜150dは、各車輪毎の回転速度(車輪速度)をそれぞれ検出する機能を有する。車輪速度センサ150a〜150dでそれぞれ検出される各車輪毎の回転速度に係る情報は、VSA−ECU31へと送られる。
アクセルペダルセンサ151は、運転者によるアクセルペダルの操作量(ストローク量)を検出する機能を有する。アクセルペダルセンサ151で検出されたアクセルペダルの操作量に係る情報は、VSA−ECU31へと送られる。
ヨーレイトセンサ152は、自車両に発生しているヨーレイトを検出する機能を有する。ヨーレイトセンサ152で検出されたヨーレイトに係る情報は、VSA−ECU31へと送られる。
Gセンサ153は、自車両に発生している前後G(前後加速度)及び横G(横加速度)をそれぞれ検出する機能を有する。Gセンサ153で検出された前後G及び横Gに係る情報は、VSA−ECU31へと送られる。
操舵角センサ155は、ステアリングの操舵量や操舵方向を検出する機能を有する。操舵角センサ155で検出されたステアリングの操舵角に係る情報は、VSA−ECU31へと送られる。
制動液圧センサPhは、制動液圧系統のうちVSA装置18の給液経路における制動液圧を検出する機能を有する。制動液圧センサPhで検出されたVSA装置18の給液経路における液圧情報は、ESB−ECU29へと送られる。
一方、VSA−ECU31には、図2に示すように、出力系統として、前記ポンプモータ135が接続されている。
VSA−ECU31は、第2の情報取得部161、衝突判定部163、及び、第2の制動制御部167を備えて構成されている。
第2の情報取得部161は、車輪速度センサ150a〜150dでそれぞれ検出される各車輪毎の回転速度(車輪速度)に係る情報、アクセルペダルセンサ151で検出されるアクセルペダルの加減速操作量に係る情報、ヨーレイトセンサ152で検出される車両に発生しているヨーレイトに係る情報、Gセンサ153で検出される車両に発生している前後G及び横Gに係る情報、操舵角センサ155で検出されるステアリング操舵角に係る情報、及び、制動液圧センサPhで検出されるVSA装置18の給液経路における液圧情報をそれぞれ取得する機能を有する。
また、第2の情報取得部161は、BODY−ECU33からCAN通信媒体37を介して送られてくる、制動灯175の異常診断に係る判定結果の情報を取得する機能を有する。
衝突判定部163は、Gセンサ153で検出される自車両に発生している前後G及び横Gに係る情報に基づいて、自車両の衝突有無(正面衝突か側面衝突かを含む)に係る判定を行う機能を有する。衝突判定部163は、前後G又は横Gのうち少なくともいずれかが、各個別に予め定められる衝突判定閾値を超えた場合に、自車両の衝突有りの判定を下す。特に、衝突判定部163は、横Gが衝突判定閾値を超えた場合に、自車両が側面衝突された旨の判定を下す。衝突判定部163で下された判定結果の情報は、第2の制動制御部167において、緊急制動機能の作動要否を判定する際などに適宜参照される。
第2の制動制御部167は、基本的には、衝突判定部163による自車両の衝突有無に係る判定結果の情報に基づいて、緊急制動機能の作動要否を判定する。この判定の結果、自車両が衝突有りである旨の判定が下された場合、第2の制動制御部167は、緊急制動機能が作動要であるとみなして、VSA装置18による制動液圧調整機能の発揮によって各車輪毎の制動制御を行うように動作する。
詳しく述べると、第2の制動制御部167は、自車両が衝突有り、かつ、制動灯175が異常状態に陥っている場合に、その際の制動制御量を、自車両が衝突有り、かつ、制動灯175が正常状態にある際の制動制御量と比べて低減させるように動作する。これについて、詳しくは後記する。第2の制動制御部167は、本発明の“制動制御部”に相当する。
前記VSA−ECU31は、CPU、ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピュータにより構成される。このマイクロコンピュータは、ROMに記憶されているプログラムやデータを読み出して実行し、VSA−ECU31が有する、前後G又は横Gに係る情報や車速に係る情報を含む各種の情報取得機能、自車両の衝突時に運転者による制動操作に関わらずVSA装置18による緊急制動制御を行う機能を含む各種機能に係る実行制御を行うように動作する。
〔BODY−ECU33の構成〕
BODY−ECU33には、図2に示すように、出力系統として、制動灯175が接続されている。自車両の前後方向後部に配設される制動灯175は、自車両の制動意図を後続車に知らせるために、制動動作時に点灯するように機能する。
BODY−ECU33は、異常診断部171、及び、点灯制御部173を備えて構成されている。
異常診断部171は、制動灯175の異常診断を行う機能を有する。具体的には、異常診断部171は、例えば、制動動作に基づく点灯指令が生じたにも関わらず制動灯175が点灯しない場合に、制動灯175が異常状態に陥っている旨の判定を下す。制動灯175が異常状態に陥っている旨の判定結果は、CAN通信媒体37を介してVSA−ECU31に送られる。
点灯制御部173は、運転者による制動操作、及び、緊急制動を含む制動動作が生じた際に、この制動動作に基づく点灯指令を行うことにより、制動灯175を点灯させる制御を行う。
前記BODY−ECU33は、CPU、ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピュータにより構成される。このマイクロコンピュータは、ROMに記憶されているプログラムやデータを読み出して実行し、BODY−ECU33が有する、制動灯175の異常診断を行う機能、制動動作に基づいて制動灯175の点灯制御を行う機能を含む各種機能に係る実行制御を行うように動作する。
〔フローチャートに基づく車両用制動装置10の動作説明〕
次に、本発明の実施形態に係る車両用制動装置10の動作について、図3A、図3B、及び図4を参照して説明する。図3A及び図3Bは、車両用制動装置10の動作説明に供するフローチャート図である。図4は、自車両が衝突有り、かつ、制動灯175が正常状態にある際に用いる基本緊急制動特性(実線)と、自車両が衝突有り、かつ、制動灯175が異常状態に陥っている際に用いる低減緊急制動特性(破線)とを対比して表す緊急制動特性線図である。
図3Aに示すステップS11において、VSA−ECU31の第2の情報取得部161は、Gセンサ153で検出される車両に発生している前後G及び横Gに係る情報を含む各種情報を取得する。
ステップS12において、VSA−ECU31の衝突判定部163は、ステップS11で取得した前後G及び横Gに係る情報に基づいて、自車両の衝突有無(正面衝突か側面衝突かを含む)に係る判定を行う。
ステップS12の判定の結果、自車両の衝突無しの判定が下されると(ステップS12の“No”)、VSA−ECU31は、処理の流れをステップS11に戻し、自車両の衝突有りの判定が下されるまで、ステップS11〜S12のループ処理を繰り返す。
一方、ステップS12の判定の結果、自車両の衝突有りの判定が下されると(ステップS12の“Yes”)、VSA−ECU31は、処理の流れを緊急制動処理に係るサブルーチンSUBへと進ませる。
サブルーチンSUBのステップS21において、BODY−ECU33の異常診断部171は、制動灯175の異常診断を行う。
ステップS21の異常診断の結果、制動灯175が正常状態にある旨の判定が下されると(ステップS21の“No”)、BODY−ECU33は、処理の流れをステップS22に進ませる。
一方、ステップS21の異常診断の結果、制動灯175が異常状態に陥っている旨の判定が下されると(ステップS21の“Yes”)、BODY−ECU33は、処理の流れをステップS23に進ませる。
ステップS22において、VSA−ECU31の第2の制動制御部167は、自車両が衝突有り、かつ、制動灯175が正常状態にある際に用いる緊急制動特性として、車速Vの変化に対応する推奨減速度の関係で表された基本緊急制動特性(図4の実線による線図を参照)を選択する。
一方、ステップS23において、VSA−ECU31の第2の制動制御部167は、自車両が衝突有り、かつ、制動灯175が異常状態に陥っている際に用いる緊急制動特性として、車速閾値Vthを超える車速領域において、基本緊急制動特性と比べて車速Vの変化に対応する推奨減速度の関係が低減された低減緊急制動特性(図4の破線による線図を参照)を選択する。
ステップS24において、VSA−ECU31の第2の制動制御部167は、ステップS22又はS23で選択された緊急制動特性に基づいて、VSA装置18による制動液圧調整機能の発揮によって各車輪毎の制動制御を行う。
要するに、第2の制動制御部167は、自車両が衝突有り、かつ、制動灯175が正常状態にある際に、基本緊急制動特性(図4の実線による線図を参照)に基づくVSA装置18による制動制御を行う。一方、第2の制動制御部167は、自車両が衝突有り、かつ、制動灯175が異常状態に陥っている際に、車速閾値Vthを超える車速領域において、基本緊急制動特性と比べて車速Vの変化に対応する推奨減速度の関係が低減された低減緊急制動特性(図4の破線による線図を参照)に基づくVSA装置18による制動制御を行う。なお、図4における車速閾値Vth以下の車速領域では、単発衝突時緊急制動特性と多重衝突時緊急制動特性とは、共通の特性を示す。
その後、VSA−ECU31は、サブルーチンSUBの処理を終了させ、処理の流れをメインルーチンのステップS13に戻す。
ステップS13において、VSA−ECU31は、緊急制動処理に係る停止条件を充足したか否かを判定する。ここで、緊急制動処理に係る停止条件としては、例えば、自車両が停車(車速Vが0km/h)し、かつ、緊急制動の開始から所定時間が経過したことなどを採用すればよい。こうした停止条件を充足した後では、緊急制動処理を停止しても何らの支障も生じないと推察されるからである。
ステップS13の判定の結果、緊急制動処理に係る停止条件を充足しない(自車両が停車していないか、又は、緊急制動の開始から所定時間が経過していない)旨の判定が下されると(ステップS13の“No”)、VSA−ECU31は、処理の流れを緊急制動処理に係るサブルーチンSUBに戻し、緊急制動処理に係る停止条件を充足した旨の判定が下されるまで、サブルーチンSUBのループ処理を繰り返す。
一方、ステップS13の判定の結果、緊急制動処理に係る停止条件を充足した(自車両が停車し、かつ、緊急制動の開始から所定時間が経過した)旨の判定が下されると(ステップS13の“Yes”)、VSA−ECU31は、処理の流れを次のステップS14へと進ませる。
ステップS14において、VSA−ECU31は、緊急制動処理を停止させた後、一連の処理の流れを終了させる。
〔本発明の実施形態に係る車両用制動装置10の作用効果〕
次に、本発明の実施形態に係る車両用制動装置10の作用効果について説明する。
第1の観点(請求項1に対応)に基づく車両用制動装置10は、自車両の衝突有無を判定する衝突判定部163と、衝突判定部163により自車両の衝突有りの判定が下された場合に、運転者による制動操作に関わらず自車両の制動制御を行わせる制動制御部(第2の制動制御部)167と、自車両の制動灯175に係る異常診断を行う異常診断部171と、を備える。
第2の制動制御部167は、衝突判定部163により自車両の衝突有りの判定が下され、かつ、異常診断部171により自車両の制動灯175が異常状態に陥っている旨の判定が下された場合に、その際の制動制御量を、制動灯175が正常状態にある際の制動制御量と比べて低減させる。
第1の観点に基づく車両用制動装置10によれば、例えば衝突時の損傷によって制動灯175が点灯しない異常事態が生じた場合に、その制動制御量を、自車両の制動灯175が正常状態にある際の制動制御量と比べて低減させることにより、後続車に配慮した自車両の制動制御を遂行することができる。
また、第2の観点(請求項2に対応)に基づく車両用制動装置10は、自車両が側面衝突されたか否かを判定する衝突判定部163と、衝突判定部163により自車両が側面衝突された旨の判定が下された場合に、運転者による制動操作に関わらず自車両の制動制御を行わせる制動制御部(第2の制動制御部)167と、自車両の制動灯175に係る異常診断を行う異常診断部171と、を備える。
第2の制動制御部167は、衝突判定部163により自車両が側面衝突された旨の判定が下され、かつ、異常診断部171により自車両の制動灯175が異常状態に陥っている旨の判定が下された場合に、その際の制動制御量を、自車両の制動灯175が正常状態にある際の制動制御量と比べて低減させる。
第2の観点に基づく車両用制動装置10によれば、側面衝突時の損傷によってワイヤハーネス(不図示)やヒューズボックス(不図示)が損傷してしまい、制動灯175が点灯しない異常事態が生じた場合に、その制動制御量を、自車両の制動灯175が正常状態にある際の制動制御量と比べて低減させることにより、第1の観点に基づく車両用制動装置10と同様に、後続車に配慮した自車両の制動制御を遂行することができる。
また、第3の観点(請求項3に対応)に基づく車両用制動装置10は、第1又は第2の観点に基づく車両用制動装置10であって、自車両の車速Vを検出する車速検出部(車速センサ)123と、車速検出部123により検出される車速Vが、予め定められる車速閾値Vthと比べて低いか否かを判定する車速判定部75と、をさらに備える。
第2の制動制御部167は、車速センサ123により車速Vが車速閾値Vthと比べて低い旨の判定が下された場合に、その際の制動制御量を、自車両の制動灯175が正常状態にある際の制動制御量と同等にする、構成を採用してもよい。
第3の観点に基づく車両用制動装置10によれば、自車両が衝突有り、かつ、自車両の制動灯175が異常状態に陥っている際であっても、自車両の車速Vが車速閾値Vthと比べて低い場合には、制動制御量の低減は不要とみなして、その際の制動制御量を、自車両の制動灯175が正常状態にある際の制動制御量と同等にするため、第1又は第2の観点に基づく車両用制動装置10と比べて、自車両を迅速に停止させることができる。
〔その他の実施形態〕
以上説明した複数の実施形態は、本発明の具現化の例を示したものである。したがって、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならない。本発明はその要旨又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形態で実施することができるからである。
例えば、本発明に係る実施形態において、衝突判定部163は、Gセンサ153で検出される自車両に発生している前後G及び横Gに係る情報に基づいて、自車両の衝突有無に係る判定を行う例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されない。
例えば、SRS(Supplemental Restraint System)エアバッグシステム等の補助拘束装置を装備した車両では、補助拘束装置が作動した際に自車両の衝突有りの判定を下す衝突判定部163の構成を採用してもよい。特に、側面衝突時に展開するサイドエアバッグやカーテンエアバッグを含む側面衝突対応補助拘束装置を装備した車両では、この側面衝突対応補助拘束装置が作動した際に自車両が側面衝突された旨の判定を下す衝突判定部163の構成を採用してもよい。
また、本発明に係る実施形態において、ESB−ECU29に車速判定部75を、VSA−ECU31に衝突判定部163及び第2の制動制御部167を、BODY−ECU33に異常診断部171を、それぞれ分散させて設ける例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されない。
ESB−ECU29、VSA−ECU31、及びBODY−ECU33の機能を、一つの統括ECUに集約させて設ける態様を採用してもよい。この場合において、統括ECUには、少なくとも、入力系統として車速センサ123、Gセンサ153が、出力系統として制動灯175が、それぞれ接続されることになる。
10 車両用制動装置
75 車速判定部
123 車速センサ(車速検出部)
153 Gセンサ
163 衝突判定部
167 第2の制動制御部(制動制御部)
171 異常診断部
175 制動灯

Claims (3)

  1. 自車両を制動するための車両用制動装置であって、
    自車両の衝突有無を判定する衝突判定部と、
    前記衝突判定部により自車両の衝突有りの判定が下された場合に、運転者による制動操作に関わらず自車両の制動制御を行わせる制動制御部と、
    自車両の制動灯に係る異常診断を行う異常診断部と、を備え、
    前記制動制御部は、前記衝突判定部により自車両の衝突有りの判定が下され、かつ、前記異常診断部により自車両の制動灯が異常状態に陥っている旨の判定が下された場合に、その際の制動制御量を、自車両の制動灯が正常状態にある際の制動制御量と比べて低減させる
    ことを特徴とする車両用制動装置。
  2. 自車両を制動するための車両用制動装置であって、
    自車両が側面衝突されたか否かを判定する衝突判定部と、
    前記衝突判定部により自車両が側面衝突された旨の判定が下された場合に、運転者による制動操作に関わらず自車両の制動制御を行わせる制動制御部と、
    自車両の制動灯に係る異常診断を行う異常診断部と、を備え、
    前記制動制御部は、前記衝突判定部により自車両が側面衝突された旨の判定が下され、かつ、前記異常診断部により自車両の制動灯が異常状態に陥っている旨の判定が下された場合に、その際の制動制御量を、自車両の制動灯が正常状態にある際の制動制御量と比べて低減させる
    ことを特徴とする車両用制動装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用制動装置であって、
    自車両の車速を検出する車速検出部と、
    前記車速検出部により検出される車速が、予め定められる車速閾値と比べて低いか否かを判定する車速判定部と、をさらに備え、
    前記制動制御部は、前記車速判定部により前記車速が車速閾値と比べて低い旨の判定が下された場合に、その際の制動制御量を、自車両の制動灯が正常状態にある際の制動制御量と同等にする
    ことを特徴とする車両用制動装置。
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