JP2020012320A - 開閉装置及び開閉装置の分解方法 - Google Patents
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Abstract
Description
空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体と、前記開閉体をその開放方向側で収納したり繰り出したりする収納部とを備えた開閉装置において、前記収納部は、前記開閉体を巻き取ったり繰り出したりする巻取体と、前記巻取体をその内側から回転可能に支持する固定軸と、前記固定軸に一体的に設けられて前記巻取体に回転力を伝達する開閉機と、前記固定軸に一体的に設けられて前記開閉機を制御する制御部とを具備し、前記制御部は、前記巻取体の内側の空間に設けられ、前記固定軸の中心線を含む仮想平面を境にした一方側に位置する本体部と、前記仮想平面を境にした他方側へ突出するように前記本体部に設けられた補助部とを有することを特徴とする開閉装置。
第一の特徴は、空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体と、前記開閉体をその開放方向側で収納したり繰り出したりする収納部とを備えた開閉装置において、前記収納部は、前記開閉体を巻き取ったり繰り出したりする巻取体と、前記巻取体をその内側から回転可能に支持する固定軸と、前記固定軸に一体的に設けられて前記巻取体に回転力を伝達する開閉機と、前記固定軸に一体的に設けられて前記開閉機を制御する制御部とを具備し、前記制御部は、前記巻取体の外周部の内側の空間に設けられ、前記固定軸の中心線を含む仮想平面を境にした一方側に位置する本体部と、前記仮想平面を境にした他方側へ突出するように前記本体部に設けられた補助部とを有する(図1及び図2参照)。
この構成によれば、巻取体の外周部の内側に空間を有効に利用して、多数の部品等を効率よく配設することができる。
この構成によれば、制御部内に多数の部品等を、より効率的に配設することができる。
この構成によれば、第一の部品群と第二の部品群が電磁的あるいは機械的に干渉するのを防いで、これら部品群を効率的に配設することができる。
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
なお、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の上記開閉体の厚さ方向を意味する。本明細書中において「開閉体幅方向」とは、上記開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、該開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、上記開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。
この開閉体10の他例としては、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ配設してなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等とすることが可能である。
ここで、前記「一体的」には、複数の部材が分離困難に結合されている態様や、複数の部材が例えば着脱可能な止着具34b2等によって分離可能に結合されている態様等を含む。
この収納ケース31の下側壁面には、蓋部材によって開閉される点検口31bが設けられている。
点検口31bは、制御部35の下方側に位置し、開閉機34及び制御部35等を通過可能な大きさに形成される。
支持板32bは、外周部に棒状部材32aを嵌合して支持する略円盤状の部材であり、その中心部側がベアリング等を介して固定軸33に対し回転自在に支持されている。
この貫通部32cの大きさ、言い換えれば隣接する棒状部材32a,32a間の広さは、図8に示すように、回動スペースS2側へ回動した場合の制御部35を、径方向へ通過可能にするように設定される。
したがって、開閉体10をある程度繰り出した状態で、点検口31bを開放すれば、前記貫通部32cを介して、制御部35の表示装置35b1を外部から視認可能であり、さらに、制御部35への操作や、開閉機34及び制御部35に対するメンテナンス作業や交換等が可能である。
この開閉機34の出力回転軸の回転力は、駆動回転部34cによって巻取体32へ伝達される。
この開閉機34は、制御部35からの指令に応じて、複数種類の回転速度に切り替えられて回転する。開閉機34の回転速度を変化させる手段は、例えば、インバータや、その他の電力波形変換回路等、周知の速度制御回路を用いればよい。図3中の操作スイッチ35b2(例えばディップスイッチ)は、その少なくとも一部が、前記回転速度を切り替えるためのスイッチとして用いられる。
したがって、開閉機34の出力回転軸が回転すると、その回転力によって巻取体32が回転する。
このケース35aは、固定軸33の中心線を含む仮想平面Pを境にした一方側(図2によれば下側)に位置する本体部35a2と、仮想平面Pを境にした他方側(図2によれば上側)へ突出するように本体部35a2に一体化された補助部35a3と、本体部35a2の前面側(図2によれば下側)を覆う蓋部材35a1とを有し、固定軸33の外周面の一部を周方向に覆っている。
なお、ここで、前記「一体化」とは、本体部35a2を補助部35a3を例えば一体成型等によって一体に設けた態様や、それぞれ別体の本体部35a2と補助部35a3を接続して一体状にした態様等を含む。
これらの部品には、図4に破線で示すように、固定軸33に近接するように仮想平面Pに沿って本体部35a2内に設けられた基板35a4と、この基板35a4を境にした一方側で本体部35a2内に配設された第一の部品群35a5と、基板35a4を境にした他方側で補助部35a3内に配設された第二の部品群35a6とが含まれる。
第二の部品群35a6は、第一の部品群35a5に電気的に接続される単数又は複数の部品であって、好ましくは、比較的大きな電磁ノイズを発生し易い電気部品(例えば、コイルや、リレー、変圧器等)である。
上記構成によれば、第二の部品群35a6によるノイズの影響が第一の部品群35a5に伝わるようなことを軽減することができる。
ガイド面35a7は、固定軸33外周面の周方向の一部に沿う断面略円弧状の凹曲面である。このガイド面35a7は、制御部35を巻取体32から外す際に、制御部35の姿勢を変えるのに用いられる(図8参照)。
蓋部材35a1の表面には、制御部35の設定内容や操作方法、コード表示部35d1等を表示したラベル35dが貼着されている。
また、コード表示部35d1に含まれる具体的な情報は、例えば、ラベル35dにおけるコード表示部35d1以外の部分に記載の情報や、ラベル35dに記載されていない情報等であり、例えば、当該開閉装置Aの操作方法や、各種エラーコードの説明等とすればよい。
また、コード表示部35d1は、ラベル35dとは別に蓋部材35a1の表面や、ユーザーインタフェース35bの表面等に設けることも可能である。
次に、上記構成の開閉装置Aについて、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
上記実施態様によれば、制御部35は、開閉体10の全開時等、ある程度の開放時には、巻取体32に巻かれ開閉体10によって覆われた遮蔽状態になる。
そこで、制御部35を操作や着脱等のために露出するには、開閉体10を、巻取体32に巻き取られた状態から、ある程度巻き戻す(巻取体32から繰り出す)必要があるが、このような巻き戻し操作は、開閉体10が半閉や全閉になるまでの所定の範囲で行われるのが好ましい。
なお、図示例以外の他例としては、制御部35の一部又は全部が常に露出状態になるようにすることも可能である。
上記のようにして、制御部35を露出した後、この制御部35を外すには、止着片部35a32側の止着具34b2を外す工程と、制御部35を軸方向へ移動して開閉機34から分離する工程と、分離後の制御部35を固定軸33を中心にして回動スペースS2側へ回動する工程と、回動スペースS2側へ回動した後の制御部35を、固定軸33から径方向へ引き離して貫通部32cに通過させる工程とを順次に行う(図5〜図8参照)。
この際、制御部35は、そのガイド面35a7を固定軸33の外周面に近接又は摺接させて、回動スペースS2側(図8によれば反時計方向)へ回動して傾く。
そして、適量傾いた時点で、この制御部35を、固定軸33から径方向へ引き離しながら下方へ導き、貫通部32cに通過させて巻取体32の外側に出し、さらに、点検口31bを通過させて収納ケース31の外部に取り出す。
また、新たな制御部35を巻取体32内に装着する際は、前記と逆の手順を行えばよい。
この他例によれば、例えば、本体部35a2から補助部35a3を分離して、これら本体部35a2と補助部35a3を、それぞれ、貫通部32c及び点検口31bに容易に通過させることができる。
20:ガイドレール
30:収納部
31:収納ケース
32:巻取体
32a:棒状部材
32b:支持板
32c:貫通部
33:固定軸
34:開閉機
34a,34b:支持ブラケット
34a1:係合部
34b1:受片部
35:制御部
35a1:蓋部材
35a2:本体部
35a3:補助部
35a31:被係合部
35a32:止着片部
35b:ユーザーインタフェース
35b1:表示装置
35d:ラベル
35d1:コード表示部
P:仮想平面
S1:移動スペース
S2:回動スペース
Claims (8)
- 空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体と、前記開閉体をその開放方向側で収納したり繰り出したりする収納部とを備えた開閉装置において、
前記収納部は、前記開閉体を巻き取ったり繰り出したりする巻取体と、前記巻取体をその内側から回転可能に支持する固定軸と、前記固定軸に一体的に設けられて前記巻取体に回転力を伝達する開閉機と、前記固定軸に一体的に設けられて前記開閉機を制御する制御部とを具備し、
前記制御部は、前記巻取体の外周部の内側の空間に設けられ、前記固定軸の中心線を含む仮想平面を境にした一方側に位置する本体部と、前記仮想平面を境にした他方側へ突出するように前記本体部に設けられた補助部とを有することを特徴とする開閉装置。 - 前記本体部と前記補助部により内部が中空のケースを構成していることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
- 前記制御部は、前記仮想平面に沿って前記本体部に設けられた基板と、前記基板の前記一方側で前記本体部に設けられた第一の部品群と、前記基板の前記他方側で前記補助部に設けられた第二の部品群とを具備していることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
- 前記制御部には、コード読取り装置によって読取り可能であって且つ制御情報に関連付けされたコード表示部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3何れか1項記載の開閉装置。
- 前記開閉機と前記制御部の一方には、前記固定軸の軸方向に沿って突出する凸状の係合部が設けられ、その他方には、前記係合部に嵌り合う凹状の被係合部が設けられ、前記開閉機と前記制御部は、前記固定軸を間に挟んで固定され、
前記巻取体の外周部の内側の空間には、前記制御部を前記固定軸の軸方向に沿って移動して前記被係合部を前記係合部から離脱可能にする移動スペースが確保されていることを特徴とする請求項1〜4何れか1項記載の開閉装置。 - 前記補助部が前記固定軸の径方向の一方側に設けられるとともに、同径方向の他方側には、前記制御部を前記固定軸を中心にして前記補助部の逆側へ回動可能にする回動スペースが確保され、
前記巻取体の外周部には、前記回動スペース側へ回動した場合の前記制御部を、径方向へ通過可能にする貫通部が設けられていることを特徴とする請求項1〜5何れか1項記載の開閉装置。 - 前記制御部には、前記貫通部を介して前記巻取体の外部から視認されるように、制御情報を画像表示する表示装置が設けられていることを特徴とする請求項6記載の開閉装置。
- 前記制御部を前記固定軸を中心にして前記回動スペース側へ回動する工程と、前記回動スペース側へ回動した後の前記制御部を、前記固定軸から引き離して前記貫通部に通過させる工程とを含むことを特徴とする請求項6又は7記載の開閉装置の分解方法。
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JP2011236684A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉装置の制御部構造 |
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2018
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