JP2020012067A5 - - Google Patents

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このような保護フィルムとしては、機械的強度が高く、耐熱性に優れるポリエステフィルムが検討されている。しかしながら、ポリエステルフィルムを用いると、シクロオレフィン系フィルムとの熱特性の違いから、カールが発生する。
<一実施形態>
図2において、紙面左右方向は、第1方向であり、紙面左側が第1方向一方側、紙面右側が第1方向他方側である。図2において、紙面奥行方向は第2方向(第1方向と直交する方向)であり、紙面手前側が第2方向一方側、紙面奥側が第2方向他方側である。図2において、紙面上下方向は、上下方向(厚み方向、第1方向および第2方向と直交する第3方向)であって、紙面上側が、上側(厚み方向一方側、第3方向一方側)、紙面下側が、下側(厚み方向他方側、第3方向他方側)である。具体的には、各図の方向矢印に準拠する。
ポリエステル樹脂は、多価カルボン酸およびポリオールを含有するモノマー成分の重縮合体である。具体的には、ポリエステル樹脂として、例えば、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリエチレンナフタレート系樹脂ポリブチレンナフタレート系樹脂、ポリトリメチレンテレフタレート系樹脂などが挙げられる。これらは、1種単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
ポリステル樹脂は、モノマー成分として、主成分となるモノマーに加えて、その他のモノマーをさらに含有していてもよい。
第三成分は、ポリエステルフィルム1に所望の機能を付与するために含有される。具体的には、第三成分として、無機粒子、有機粒子が挙げられる。無機粒子としては、例えば、シリカ粒子、例えば、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化亜鉛などからなる金属酸化物粒子、例えば、炭酸カルシウムなどの炭酸塩粒子などが挙げられる。有機粒子としては、例えば、架橋アクリル樹脂粒子などが挙げられる。粒子は、単独使用または2種以上併用することができる。
ポリエステルフィルム1のガラス転移点(Tg)は、例えば、100℃以下、好ましくは、90℃以下であり、また、例えば、80℃以上である。ガラス転移点が上記範囲であれば、基材追従性に優れ、また、カールの発生をより一層抑制することができる。
これにより、未延伸ポリエステルフィルムが延伸され、延伸ポリエステルフィルムが得られる。延伸工程により、ポリエステルフィルムは、薄膜化されるともに、機械的強度が向上する。また、ポリエステルフィルムが配向され、結晶化される。
非晶化工程時の熱処理時では、例えば、200〜230℃で1〜30秒間の第1熱処理(短時間高温加熱)と、第熱処理後、室温まで冷却して、さらに160〜200℃で1分〜8分間の第2熱処理(中温度加熱)とを実施する。
架橋剤としては、例えば、エポキシ系架橋剤、イソシアネート系架橋剤、メラミン系樹脂、アジリジン誘導体、金属キレート化合物などが挙げられる。架橋剤は、単独使用または2種以上併用することができる。架橋剤として、好ましくは、イソシネート系架橋剤が挙げられる。
具体的には、まず、下面に剥離処理がされた剥離基材4を用意する。
そして、保護フィルム2によれば、基材フィルムとしてポリエステルフィルム1を備えているため、シクロオレフィン系フィルムまたはポリカーボネート系フィルムに貼着し加熱した際に、カールの発生を抑制することができる。このため、シクロオレフィン系フィルムまたはポリカーボネート系フィルムを基材フィルムとして用いて透明導電性フィルムを製造する際に、搬送時、加熱時または保存時に生じる傷から透明導電性フィルムを保護することができるともに、透明導電性フィルム6のカールを抑制することができる。
シクロオレフィンモノマーとしては、例えば、ノルボルネン、メチルノルボルネン、ジメチルノルボルネン、エチリデンノルボルネン、ブチルノルボルネン、ジシクロペンタジエン、ジヒドロジシクロペンタジエン、テトラシクロドデセン、トリシクロペンタジエンなどの多環式オレフィン、例えば、シクロブテン、シクロペンテン、クロオクタジエン、シクロオクタトリエンなどの単環式オレフィンなどが挙げられる。これらシクロオレフィンは、単独使用または2種以上併用することができる。
<変形例>
上記実施形態では、保護フィルム2を用いる対象フィルムが、透明導電性フィルム6であるが、例えば、対象フィルムは、透明導電性フィルム6に限定されず、ガスリア性フィルムなどとすることもできる。
<保護フィルム>
アクリル酸2−エチルヘキシルおよびアクリル酸2−ヒドロキシエチルを100:4(質量比)の割合にて、溶液重合にて、重量平均分子量60万のアクリル系ポリマーを得た。このアクリル系ポリマー100質量に、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン社製、「コロネートL」)3質量部を粘着剤組成物とした。この粘着剤組成物を、剥離基材(表面が剥離処理されたポリエステルフィルム、「ダイヤホイルMRF38」、三菱樹脂社製)の表面に塗布して、140℃5分間乾燥させた。これにより、厚み10μmの粘着剤層を離型基材の表面に配置して、転写フィルムを得た。
次いで、試験片をオーブン内の水平台に載置し、130℃で90分間加熱した後、室温(25℃)で1時間放冷した。その後、傷のMD方向間の距離、およびTD方向間の距離を、CNC三次元測定機によって測定した。これにより、MD方向およびTD方向のそれぞれにおいて、加熱後の長さを得た。次いで、下記の式により、MD方向およびTD方向のそれぞれにおいて、熱収縮率を算出した。
(参考例の保護フィルム)
各実施例のポリエステルフィルムの上面に、粘着剤組成物を塗布し150℃、5分間乾燥させた。これにより、厚み10μmの粘着剤層をポリエステルフィルムに直接配置して、参考例の保護フィルムを製造した。参考例の保護フィルムにおいて、上記カール試験を実施したところ、−70mm以下であった。これは、粘着剤組成物の乾燥時の熱によって、ポリエステルフィルムの熱収縮率が変化したためと考えられる。
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