JP2020011568A - 表皮材ステッチ構造および乗物用内装材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
乗物用内装材において基材を覆う表皮材に対して施される加飾用ステッチのステッチ構造であって、
前記基材は、乗物室内側を向く本体部と、前記本体部の外縁の少なくとも一部から立設する立壁部と、を有し、
前記表皮材は、前記立壁部をその裏側まで巻き込んで前記基材を覆うものとされ、
前記加飾用ステッチは、前記表皮材における前記本体部を覆う部分から前記立壁部を覆う部分まで連続して延びるライン状をなし、前記本体部を覆う部分に施された本体部ステッチ部と、前記立壁部を覆う部分に施された立壁部ステッチ部と、を有し、
前記本体部ステッチ部は、前記本体部と前記立壁部との境界部分である角部の延びる方向に直交する方向である角部直交方向に対して傾斜して延設され、
前記立壁部ステッチ部は、前記角部直交方向に対してなす角度が、前記本体部ステッチ部の前記角部直交方向に対してなす角度より小さな角度で延設されたことを特徴とする。
乗物室内側を向く本体部と前記本体部の外縁の少なくとも一部から立設する立壁部とを有する基材に、加飾用ステッチが施された表皮材が覆われてなる乗物用内装材の製造方法であって、
前記表皮材における前記本体部を覆う部分から前記立壁部を覆う部分まで連続して延びて前記本体部と前記立壁部との境界部分である角部に相当する箇所で屈折したライン状をなし、前記本体部を覆う部分に施される本体部ステッチ部は、前記角部の延びる方向に直交する方向である角部直交方向に対して傾斜して延設し、前記立壁部を覆う部分に施される立壁部ステッチ部は、前記角部直交方向に対してなす角度が前記本体部ステッチ部の前記角部直交方向に対してなす角度より小さな角度で延設するように、前記加飾用ステッチを前記表皮材に施す加飾用ステッチ縫製工程と、
前記加飾用ステッチが施された前記表皮材を、前記基材の前記立壁部をその裏側まで巻き込んで前記基材を覆う状態で、前記基材に対して取り付ける表皮材取付工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明の実施例の表皮材ステッチ構造は、乗物用内装材としてのドアトリム10に採用されている。まず、乗物用内装材であるドアトリム10を、図1を参照しつつ簡単に説明する。本ドアトリム10は、図示は省略するが、車両用のサイドドアの車室内側部分を構成するものであり、ドアインナパネルに対して車室内側から取り付けられるものである。本ドアトリム10は、概して矩形状をなすトリムボード20を主体として構成され、そのトリムボード20に加えて、トリムボード20上に設けられたインサイドハンドル21、アームレスト22、ドアグリップ23、ドアポケット24、スピーカーグリル25等の各種機能部品を含んで構成される。
次に、上述した第2オーナメントボード36の製造方法について説明する。まず、第2オーナメントボード36の基材50が成形される。基材50は、ポリプロピレン等の合成樹脂材料、あるいは、合成樹脂材料に繊維(ケナフ等の靭皮植物繊維など)を混合した材料等で、射出成形によって成形される。
上述したように、立壁部50bが形成された基材50の車両後方側の部分に表皮材52を貼り付ける際には、基材50の角部50dに直交する方向(角部直交方向)に表皮材52を引っ張って、立壁部50bを覆い、立壁部50bの裏側まで延ばして貼り付けられる。したがって、図6に示すように、基材50の本体部50aに貼り付けられた部分と、立壁部50bに貼り付けられた部分とでは、クッション層56の厚みが異なることになる。つまり、立壁部50bに貼り付けられた部分の方が、本体部50aに貼り付けられた部分より、クッション層56の厚みが薄くなってしまうのである。そのため、従来から、本体部50aから立壁部50bにまで延びた加飾ステッチにおいては、角部50dから立壁部50bを覆う部分でステッチ糸に緩みや弛みが生じ、ステッチ糸が浮いて見栄えが悪化してしまうような場合があった。特に、加飾ステッチが角部50dに対して傾斜して延設しており、立壁部50bにまで連続して一直線状に施されたステッチでは、そのような現象が生じやすかった。
Claims (6)
- 乗物用内装材において基材を覆う表皮材に対して施される加飾用ステッチのステッチ構造であって、
前記基材は、乗物室内側を向く本体部と、前記本体部の外縁の少なくとも一部から立設する立壁部と、を有し、
前記表皮材は、前記立壁部をその裏側まで巻き込んで前記基材を覆うものとされ、
前記加飾用ステッチは、前記表皮材における前記本体部を覆う部分から前記立壁部を覆う部分まで連続して延びるライン状をなし、前記本体部を覆う部分に施された本体部ステッチ部と、前記立壁部を覆う部分に施された立壁部ステッチ部と、を有し、
前記本体部ステッチ部は、前記本体部と前記立壁部との境界部分である角部の延びる方向に直交する方向である角部直交方向に対して傾斜して延設され、
前記立壁部ステッチ部は、前記角部直交方向に対してなす角度が、前記本体部ステッチ部の前記角部直交方向に対してなす角度より小さな角度で延設されたことを特徴とする表皮材ステッチ構造。 - 前記立壁部の裏側まで巻き込んで覆う前の状態において前記加飾用ステッチが屈折して施された前記表皮材を、前記基材に貼り付けてなる請求項1に記載の表皮材ステッチ構造。
- 前記立壁部ステッチ部のステッチピッチが、前記本体部ステッチ部のステッチピッチより小さくされた請求項1または請求項2に記載の表皮材ステッチ構造。
- 乗物室内側を向く本体部と前記本体部の外縁の少なくとも一部から立設する立壁部とを有する基材に、加飾用ステッチが施された表皮材が覆われてなる乗物用内装材の製造方法であって、
前記表皮材における前記本体部を覆う部分から前記立壁部を覆う部分まで連続して延びて前記本体部と前記立壁部との境界部分である角部に相当する箇所で屈折したライン状をなし、前記本体部を覆う部分に施される本体部ステッチ部は、前記角部の延びる方向に直交する方向である角部直交方向に対して傾斜して延設し、前記立壁部を覆う部分に施される立壁部ステッチ部は、前記角部直交方向に対してなす角度が前記本体部ステッチ部の前記角部直交方向に対してなす角度より小さな角度で延設するように、前記加飾用ステッチを前記表皮材に施す加飾用ステッチ縫製工程と、
前記加飾用ステッチが施された前記表皮材を、前記基材の前記立壁部をその裏側まで巻き込んで前記基材を覆う状態で、前記基材に対して取り付ける表皮材取付工程と、
を含む乗物用内装材の製造方法。 - 前記加飾用ステッチ縫製工程は、前記立壁部ステッチ部のステッチピッチを、前記本体部ステッチ部のステッチピッチより小さくする請求項4に記載の乗物用内装材の製造方法。
- 前記加飾用ステッチ縫製工程は、前記立壁部ステッチ部におけるステッチ縫製時のテンションを、前記本体部ステッチ部におけるステッチ縫製時のテンションより高くする請求項4または請求項5に記載の乗物用内装材の製造方法。
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