JP2020011408A - 表示制御装置、ジョブ履歴管理装置、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の目的は、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性をユーザに通知することにある。
請求項2記載の発明は、前記第1ジョブ履歴表示手段が、前記第1ジョブの履歴情報とともに前記第2ジョブの履歴情報を表示させている場合に、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブ履歴表示手段よりも前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を近接して表示させることを特徴とする請求項1記載の表示制御装置である。
請求項3記載の発明は、前記第1ジョブ履歴表示手段が、他の画像データを用いて実行される他のジョブの履歴情報を、前記第1ジョブの履歴情報と前記第2ジョブの履歴情報との間に表示させている場合に、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を隣接して表示させることを特徴とする請求項2記載の表示制御装置である。
請求項4記載の発明は、前記第1ジョブ履歴表示手段が、前記第2ジョブの履歴情報を表示させていない場合に、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報に加えて前記第2ジョブの履歴情報を表示させることを特徴とする請求項1記載の表示制御装置である。
請求項5記載の発明は、前記第1ジョブ履歴表示手段が、他の画像データを用いて実行される他のジョブの履歴情報を、前記第1ジョブの履歴情報とともに表示させている場合に、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を隣接して表示させることを特徴とする請求項4記載の表示制御装置である。
請求項6記載の発明は、前記第2ジョブが存在する場合に、前記第1ジョブ履歴表示手段は、前記第2ジョブが存在することを示唆する示唆アイコンをさらに表示させ、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記示唆アイコンが選択されたときに、前記第2ジョブの履歴情報を前記第1ジョブの履歴情報に対応付けて表示させることを特徴とする請求項1記載の表示制御装置である。
請求項7記載の発明は、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記示唆アイコンを表示させないことを特徴とする請求項6記載の表示制御装置である。
請求項8記載の発明は、前記第1ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報と、他の画像データを用いて実行される他のジョブの履歴情報とを、上方から下方に向けて時系列順に表示させ、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報と前記第2ジョブの履歴情報とを、前記第1ジョブ履歴表示手段とは時系列順を反転させて表示させることを特徴とする請求項1記載の表示制御装置である。
請求項9記載の発明は、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報の下方に前記第2ジョブの履歴情報を隣接して表示させることを特徴とする請求項8記載の表示制御装置である。
請求項10記載の発明は、画像データを用いて実行される第1ジョブの履歴情報を作成する第1作成手段と、前記画像データを用いて実行され且つ前記第1ジョブとは処理の種別が異なる第2ジョブの履歴情報を作成する第2作成手段と、前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶される前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報を対応付ける対応付け手段とを含むジョブ履歴管理装置である。
請求項11記載の発明は、前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報には、それぞれを一意に識別するための識別子が付与され、前記対応付け手段は、前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報に付与された識別子を対応付けることを特徴とする請求項10記載のジョブ履歴管理装置である。
請求項12記載の発明は、外部から要求があった場合に、前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報を対応付けて出力し、あるいは、当該第2ジョブの履歴情報を出力する出力手段をさらに含むことを特徴とする請求項10記載のジョブ履歴管理装置である。
請求項13記載の発明は、コンピュータに、画像データを用いて実行される第1ジョブの履歴情報を表示装置に表示させる機能と、前記画像データを用いて実行され且つ前記第1ジョブとは処理の種別が異なる第2ジョブの履歴情報が存在する場合に、当該第2ジョブの履歴情報を当該第1ジョブの履歴情報に対応付けて前記表示装置に表示させる機能とを実現させるプログラムである。
請求項14記載の発明は、コンピュータに、画像データを用いて実行される第1ジョブの履歴情報を作成する機能と、前記画像データを用いて実行され且つ前記第1ジョブとは処理の種別が異なる第2ジョブの履歴情報を作成する機能と、前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を記憶手段に記憶させる機能と、前記記憶手段に記憶される前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報を対応付ける機能とを実現させるプログラムである。
請求項2記載の発明によれば、第1ジョブの履歴情報および第2ジョブの履歴情報を離隔して表示させた場合と比較して、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を通知しやすくすることができる。
請求項3記載の発明によれば、第1ジョブの履歴情報および第2ジョブの履歴情報を隣接させずに表示させた場合と比較して、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を通知しやすくすることができる。
請求項4記載の発明によれば、第1ジョブの履歴情報を表示し且つ第2ジョブの履歴情報を表示しない場合と比較して、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を通知しやすくすることができる。
請求項5記載の発明によれば、第1ジョブの履歴情報および第2ジョブの履歴情報を隣接させずに表示させた場合と比較して、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を通知しやすくすることができる。
請求項6記載の発明によれば、示唆アイコンを表示しない場合と比較して、第1ジョブに関連する第2のジョブが存在することをユーザに通知することができる。
請求項7記載の発明によれば、示唆アイコンを表示する場合と比較して、ユーザによる誤操作を抑制することができる。
請求項8記載の発明によれば、同じ画像データを用いた複数のジョブの時系列をユーザに通知することができる。
請求項9記載の発明によれば、第1ジョブの履歴情報および第2ジョブの履歴情報を隣接させずに表示させた場合と比較して、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を通知しやすくすることができる。
請求項10記載の発明によれば、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を把握することが可能になる。
請求項11記載の発明によれば、第1ジョブよりも後に実行される第2ジョブの存在を、第1ジョブ側で把握することが可能になる。
請求項12記載の発明によれば、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を外部で把握することが可能になる。
請求項13記載の発明によれば、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性をユーザに通知することができる。
請求項14記載の発明によれば、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を把握することが可能になる。
[データ送受信システム]
図1は、本発明の実施の形態におけるデータ送受信システム1の全体構成例を示した図である。
このデータ送受信システム1は、複数の機能を備えた複合型の画像処理装置である複合機10と、PSTN(Public Switched Telephone Network)回線30を介して複合機10に接続されるファクシミリ装置20と、インターネットあるいはイントラネット等のネットワーク回線50を介して複合機10に接続される管理用コンピュータ装置(以下では管理用PCと称する)40とを備えている。
複合機10は、原稿に形成された画像を読み取るスキャン機能と、記録材に画像を形成するプリント機能と、原稿に形成された画像を複写するコピー機能とを備えている。また、複合機10は、原稿に形成された画像を読み取って得た画像情報を、PSTN回線30を介してファクシミリ装置20等に送信するファクス送信機能と、ファクシミリ装置20等からPSTN回線30を介して送られてくる画像情報を受信し、記録材に画像情報に基づく画像を形成するファクス受信機能とを備えている。さらに、複合機10は、自機で作成した各種ファイルを、ネットワーク回線50を介して管理用PC40等に転送するファイル転送機能も有している。
ファクシミリ装置20は、ファクス送信機能とファクス受信機能とを備えている。ただし、ファクシミリ装置20は、上述した複合機10のように、スキャン機能、プリント機能、コピー機能をさらに備えていてもよい。
管理用コンピュータ装置40は、所謂パーソナルコンピュータで構成される。管理用コンピュータ装置40では、OS(Operating System)による制御の下、各種アプリケーションプログラムが動作するようになっている。そして、本実施の形態の管理用PC40には、アプリケーションプログラムとして、少なくとも、ウェブページを閲覧するためのウェブブラウザがインストールされている。
図2は、複合機10の構成を説明するための図である。
本実施の形態の複合機10は、制御部100と、表示部101と、画像読取部102と、画像形成部103と、通信部104と、画像処理部105と、記憶部106と、バス107とを備えている。
制御部100は、複合機10を構成する各部すなわち表示部101、画像読取部102、画像形成部103、通信部104、画像処理部105および記憶部106の動作を、バス107を介して制御する。
そして、本実施の形態の制御部100は、OSや各種アプリケーション等のプログラムを読み出して実行するCPU(Central Processing Unit)100aと、CPU100aが実行するプログラムやプログラムを実行する際に使用するデータ等を記憶するROM(Read Only Memory)100bと、プログラムを実行する際に一時的に生成されるデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)100cとを備えている。そして、制御部100に設けられたCPU100aが実行するプログラムは、予めROM100bや記憶部106に記憶させておく形態の他、例えばCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU100aに提供したり、あるいは、ネットワーク(図示せず)を介してCPU100aに提供したりすることも可能である。
表示部101は、例えば液晶のタッチパネルディスプレイにより構成され、複合機10に関するデータ等を表示する。また、表示部101は、表示した画面に対してユーザによる接触が行われたことを検知して、ユーザからの操作を受け付ける。本実施の形態の表示部101は、例えばタッチパネルによって構成される。
画像読取部102は、原稿に形成された画像を読み取り、読み取った画像を表す画像データを生成する。本実施の形態の画像読取部102は、例えばスキャナで構成される。なお、画像読取部102は、モノクロ画像だけを読み取るものであってもよいし、モノクロ画像およびフルカラー画像の両者を読み取るものであってもよい。また、画像読取部102は、例えば、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式を採用してもよいし、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式を採用してもよいし、さらに他の方式を採用してもよい。
画像形成部103は、画像読取部102が読み取った画像データ、PSTN回線30を介して受信した画像データ、ネットワーク回線50を介して受信した画像データ等に基づき、用紙等の記録材に画像を形成する。本実施の形態の画像形成部103は、例えばプリンタで構成される。ここで、画像形成部103は、モノクロ画像だけを形成するものであってもよいし、モノクロ画像およびフルカラー画像の両者を形成するものであってもよい。また、画像形成部103は、例えば、ゼログラフィー方式を採用してもよいし、インクジェット方式を採用してもよいし、さらに他の方式を採用してもよい。
通信部104は、PSTN回線30およびネットワーク回線50に接続されており、これらを介して接続されている他の装置と通信を行う通信インタフェースとして機能する。
画像処理部105は、入力される画像データに色補正や階調補正等の画像処理を施すものであり、画像処理が施された画像データを生成して画像形成部103や通信部104等へ出力する。
記憶部106は、ハードディスク装置などの記憶領域を具備しており、例えば制御部100のCPU100aが実行する各種プログラム、通信部104を介して送信するデータ、通信部104を介して受信したデータ、画像処理部105が画像処理する前のデータ、画像処理部105が画像処理した後のデータ等を記憶する。
では、ここで、複合機10を構成する画像読取部102および画像形成部103と、複合機10が備える各機能との関係について説明しておく。
まず、スキャン機能を利用する場合は、画像読取部102が使用される一方、画像形成部103は使用されない。また、プリント機能を利用する場合は、画像形成部103が使用される一方、画像読取部102は使用されない。また、コピー機能を利用する場合は、画像読取部102および画像形成部103の両者が使用される。また、ファクス送信機能を利用する場合は、スキャン機能と同じく、画像読取部102が使用される一方、画像形成部103は使用されない。ただし、ファクス送信するための画像データが、ネットワーク回線50を介して入力されてくる場合には、画像読取部102が使用されないこともあり得る。また、ファクス受信機能を利用する場合は、プリント機能と同じく、画像形成部103が使用される一方、画像読取部102は使用されない。ただし、ファクス受信した画像データを、ネットワーク回線50を介して出力する場合には、画像形成部103が使用されないこともあり得る。また、ファイル転送機能を利用する場合は、画像読取部102および画像形成部103の両者が使用されない。そして、これらの各機能は、制御部100による制御によって実現される。
図3は、複合機10における制御部100の機能構成を示す図である。
本実施の形態の制御部100は、複合機10の全体の動作を制御する全体制御部110を備えている。また、制御部100は、全体制御部110による制御の下、表示部101の動作を制御する表示制御部111と、画像読取部102の動作を制御する画像読取制御部112と、画像形成部103の動作を制御する画像形成制御部113とを備えている。さらに、制御部100は、全体制御部110による制御の下、通信部104の動作を制御する通信制御部114と、画像処理部105の動作を制御する画像処理制御部115と、記憶部106の動作を制御する記憶制御部116とを備えている。
図4は、管理用PC40のハードウェア構成を示す図である。
本実施の形態の管理用PC40は、OSや各種アプリケーション等のプログラムを読み出して実行するCPU(Central Processing Unit)401と、CPU401が実行するプログラムやプログラムを実行する際に使用するデータ等を記憶するROM(Read Only Memory)402と、プログラムを実行する際に一時的に生成されるデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)403とを備えている。また、管理用PC40は、各種プログラムや各種データ等を記憶するHDD(Hard Disk Drive)404と、管理用PC40の外部に設けられた複合機10等の機器との間でデータの送受信を行うNIC(Network Interface Card)405と、操作者からの入力を受け付ける入力装置406と、表示画面に画像を表示する表示装置407と、これらを接続するバス408とをさらに備えている。そして、管理用PC40に設けられたCPU401が実行するプログラムは、予めROM402やHDD404に記憶させておく形態の他、例えばCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU401に提供したり、あるいは、ネットワーク(図示せず)を介してCPU401に提供したりすることも可能である。
図5は、管理用PC40の機能構成を示す図である。
本実施の形態の管理用PC40は、管理用PC40の全体の動作を制御する全体制御部410を備えている。また、管理用PCは、全体制御部410による制御の下、HDD404の動作を制御する記憶制御部414と、NIC405の動作を制御する送受信制御部415と、入力装置406からの入力を受け付ける入力受付部416と、表示装置407の動作を制御する表示制御部417とを備えている。
次に、本実施の形態の複合機10におけるジョブログについて説明を行う。
本実施の形態におけるジョブログは、複合機10が実行した各種ジョブの履歴を、それぞれのジョブに付随する各種情報と対応付けた記録データである。そして、本実施の形態におけるジョブは、複合機10が実行する各機能、より具体的に説明すると、上述した、スキャン機能、プリント機能、コピー機能、ファクス送信機能、ファクス受信機能およびファイル転送機能の6種類で構成される。なお、本実施の形態の複合機10は、これら6種類の機能の他に、ジョブログに関するウェブページを作成し、ネットワーク回線50を介して管理用PC40等に送信するウェブページ作成機能をさらに備えている。ただし、このウェブページ作成機能は、上述したジョブの概念には含まれず、ジョブログには記録されない。
図6に示すジョブログにおいて、『ジョブID』:「J12345」、「J12347」〜「J12349」、「J12351」、「J12353」〜「J12358」は、それぞれの『文書番号』が他と一致しないことから、それぞれが独立した単独ジョブであるといえる。これに対し、『ジョブID』:「J12346」および「J12350」は、両者の『文書番号』が「00013」で一致していることから、これらは関連するジョブすなわち関連ジョブ群を構成しているといえる。また、『ジョブID』:「J12352」および「J12359」も、両者の『文書番号』が「00018」で一致していることから、これらも関連ジョブ群を構成しているといえる。なお、以下の説明では、前者の『ジョブID』:「J12346」および「J12350」を「第1の関連ジョブ群」と称し、後者の『ジョブID』:「J12352」および「J12359」を「第2の関連ジョブ群」と称する。
では、第1の関連ジョブ群、すなわち、『文書番号』:「00013」が一致している、『ジョブID』:「J12346」および「J12350」の関係について説明を行う。
時系列的にみた場合、「J12346」が先に実行された後、「J12350」が実行されていることがわかる。したがって第1の関連ジョブ群の場合、最初に、『ジョブID』:「J12346」が実行される。より具体的に説明すると、『ジョブID』:「J12346」では、『文書番号』:「00013」の画像データを、『宛先/内容』:「045−123−4567」に対し、『ジョブ種別』:「ファクス送信」する。そして、『ジョブ種別』:「ファクス送信」の『終了時刻』:「10:11」が経過し、『結果』:「良好」であった場合、関連する次のジョブである、『ジョブID』:「J12350」が実行される。より具体的に説明すると、『ジョブID』:「J12350」では、『文書番号』:「00013」の画像データを、『宛先/内容』:「\\FAXbackup\2018124101345-00013-A株式会社.pdf」に対し、『ジョブ種別』:「PC転送」する。なお、ここでいう「PC転送」は、上述したファイル転送機能と同義であり、「2018124101345-00013-A株式会社.pdf」という電子ファイルを、「\\FAXbackup\」というフォルダに転送することを意味している。
続いて、第2の関連ジョブ群、すなわち、『文書番号』:「00018」が一致している、『ジョブID』:「J12352」および「J12359」の関係について説明を行う。
時系列的にみた場合、「J12352」が先に実行された後、「J12359」が実行されていることがわかる。したがって、第2の関連ジョブ群の場合、最初に、『ジョブID』:「J12352」が実行される。より具体的に説明すると、『ジョブID』:「J12352」では、『文書番号』:「00018」の画像データを、『宛先/内容』:「045−234−5678」に対し、『ジョブ種別』:「ファクス送信」する。そして、『ジョブ種別』:「ファクス送信」の『終了時刻』:「10:17」が経過し、『結果』:「良好」であった場合、関連する次のジョブである、『ジョブID』:「J12359」が実行される。より具体的に説明すると、『ジョブID』:「J12359」では、『文書番号』:「00018」の画像データを、『宛先/内容』:「\\FAXbackup\2018124101955-00018-B株式会社.pdf」に対し、『ジョブ種別』:「PC転送」する。
上述した第1の関連ジョブ群および第2の関連ジョブ群は、ともに、ある画像データを、PSTN回線30を介してファクシミリ装置20にファクス送信した後、ファクス送信済みとなったこの画像データを含む電子ファイルを、ネットワーク回線50を介して管理用PC40に転送する例を示している。すなわち、第1の関連ジョブ群および第2の関連ジョブ群は、『ジョブ種別』として「ファクス送信」および「PC転送」を組み合わせた例を示している。ただし、本実施の形態の関連ジョブ群の概念には、この組み合わせだけでなく、上述した6種類の機能(スキャン、プリント、コピー、ファクス送信、ファクス受信およびファイル転送)のうち、2つ以上の機能を組み合わせたものが含まれる。また、例えば、同じ画像データを、複数の異なる宛先に対して順次ファクス送信するような場合、換言すれば、同じ画像データに対し、同じ機能による処理を複数回実行するような場合も、本実施の形態の関連ジョブ群の概念に含まれる。したがって、本実施の形態の関連ジョブ群の概念には、同一機能あるいは異種機能を、3つ以上組み合わせたものも含まれる。なお、以下の説明においては、関連ジョブ群を構成する複数のジョブのうち、最初に実行されるジョブを「元ジョブ」と称し、また、元ジョブよりも後に実行されるジョブを「関連ジョブ」と称する。ここで、元ジョブは1つだけ存在するが、関連ジョブは少なくも1つ存在し、2つ以上存在することもあり得る。
図7は、ジョブ履歴表示画面70の基本画面を説明するための図である。
このジョブ履歴表示画面70は、図6に示すジョブログに基づいて複合機10が作成したウェブページを、ネットワーク回線50を介して受信した管理用PC40において、ウェブブラウザにて表示装置407に表示させたものである。ただし、このジョブ履歴表示画面70は、複合機10の表示部101に表示させることも可能である。
本実施の形態において、第1ジョブ表示部71〜第5ジョブ表示部75には、基本的に、時系列で連続する5つのジョブに関する事項が表示されるようになっている。そして、この例では、連続する5つのジョブのうち、最も新しいジョブが最上部すなわち第1ジョブ表示部71に表示され、最も古いジョブが最下部すなわち第5ジョブ表示部75に表示されるようになっている。
スクロールバー表示部76は、画面内で相対的に上方となる領域に配置され、第1ジョブ表示部71乃至第5ジョブ表示部75に表示される複数のジョブを、より新しい側とするための要求を受け付ける上向き矢印76aと、画面内で相対的に下方となる領域に配置され、第1ジョブ表示部71乃至第5ジョブ表示部75に表示される複数のジョブを、より古い側とするための要求を受け付ける下向き矢印76bとを有している。
まず、図7(a)に示す例の場合、第1ジョブ表示部71には『ジョブID』:「J12346」に対応する、『文書番号』:「00013」、『ジョブ』:「ファクス送信」、『宛先/内容』:「045−123−4567」、『結果』:「良好」が表示される。また、第2ジョブ表示部72には『ジョブID』:「J12345」に対応する、『文書番号』:「00012」、『ジョブ』:「コピー」が表示される。さらに、第3ジョブ表示部73には『ジョブID』:「J12344」(図6には記載せず)に対応する事項が、第4ジョブ表示部74には『ジョブID』:「J12343」(図6には記載せず)に対応する事項が、第5ジョブ表示部75には『ジョブID』:「J12342」(図6には記載せず)に対応する事項が、それぞれ表示される。
次に、関連ジョブ群の実行に関する具体例について説明を行う。なお、ここでは、上述した第1の関連ジョブ群および第2の関連ジョブ群のように、ある画像データを、PSTN回線30を介してファクシミリ装置20にファクス送信した後、ファクス送信済みとなったこの画像データを含む電子ファイルを、ネットワーク回線50を介して管理用PC40に転送する場合を例とする。なお、以下では、この処理を送信転送処理と呼ぶ。本実施の形態における送信転送処理では、複合機10が実行可能な6つの機能のうち、ファクス送信機能およびファイル転送機能の2つを利用する。
図8は、複合機10が実行する送信転送処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、複合機10に設けられた全体制御部110が実行する。
以上により、送信転送処理が完了する。
このようにして得られたジョブログに基づき、管理用PC40では、図7等に示したように、実行済みとなった複数のジョブを時系列順に並べてなるジョブ履歴表示画面70を表示させることができる。また、本実施の形態では、複数のジョブが関連ジョブ群を構成している場合に、実行済みとなった元ジョブと関連ジョブとを対応付けてなるジョブ履歴表示画面70を表示させることもできる。以下では、前者を「第1画面」、後者を「第2画面」と称し、それぞれの表示処理の手順について説明を行う。
図9は、管理用PC40が実行する第1画面の表示処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、管理用PC40に設けられた全体制御部410が実行する。なお、管理用PC40は、この処理が開始される前に、ジョブログに関するウェブページを、複合機10からネットワーク回線50を介して取得しているものとする。
図10は、管理用PC40が実行する第2画面の表示処理の手順を示すフローチャートである。この処理も、管理用PC40に設けられた全体制御部410が実行する。なお、管理用PC40は、この処理が開始される前に、図9のステップ160で作成したジョブ履歴表示画面70の第1画面を、表示装置407に表示させているものとする。したがって、このジョブ履歴表示画面70の第1画面には、上述した「リンク矢印アイコン」が表示されていることがある。
では、ジョブ履歴表示画面70における第1画面と第2画面との切り替えに関し、2つの例を挙げて説明を行う。なお、ここでは、最初に、上述した第1の関連ジョブ群の場合を第1の表示例として説明を行い、次に、上述した第2の関連ジョブ群の場合を第2の表示例として説明を行う。
図11は、ジョブ履歴の第1の表示例を説明するための図である。
ここで、図11(a)は第1画面の表示例を示しており、図11(b)〜(d)は第2画面の表示例を示している。以下では、図11および図6を参照しながら説明を行う。
図12は、ジョブ履歴の第2の表示例を説明するための図である。
ここで、図12(a)、(b)は第1画面の表示例を示しており、図12(c)は第2画面の表示例を示している。
ここで、図7(a)に示すジョブ履歴表示画面70内に、リンク矢印アイコン77が表示されない理由について説明しておく。
なお、本実施の形態では、図6に示すジョブログにおいて、関連ジョブ群を構成する元ジョブおよび関連ジョブのうち、元ジョブのジョブ情報に関連ジョブが存在することを記載するようにしていたが、これに限られるものではない。これとは逆に、関連ジョブのジョブ情報に元ジョブが存在することを記載するようにしてもよい。この場合は、ジョブ履歴表示画面70に表示される関連ジョブのジョブ情報に対応付けて、リンク矢印アイコン77が表示されることになる。
Claims (14)
- 画像データを用いて実行される第1ジョブの履歴情報を表示装置に表示させる第1ジョブ履歴表示手段と、
前記画像データを用いて実行され且つ前記第1ジョブとは処理の種別が異なる第2ジョブの履歴情報が存在する場合に、当該第2ジョブの履歴情報を当該第1ジョブの履歴情報に対応付けて前記表示装置に表示させる第2ジョブ履歴表示手段と
を含む表示制御装置。 - 前記第1ジョブ履歴表示手段が、前記第1ジョブの履歴情報とともに前記第2ジョブの履歴情報を表示させている場合に、
前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブ履歴表示手段よりも前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を近接して表示させること
を特徴とする請求項1記載の表示制御装置。 - 前記第1ジョブ履歴表示手段が、他の画像データを用いて実行される他のジョブの履歴情報を、前記第1ジョブの履歴情報と前記第2ジョブの履歴情報との間に表示させている場合に、
前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を隣接して表示させること
を特徴とする請求項2記載の表示制御装置。 - 前記第1ジョブ履歴表示手段が、前記第2ジョブの履歴情報を表示させていない場合に、
前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報に加えて前記第2ジョブの履歴情報を表示させること
を特徴とする請求項1記載の表示制御装置。 - 前記第1ジョブ履歴表示手段が、他の画像データを用いて実行される他のジョブの履歴情報を、前記第1ジョブの履歴情報とともに表示させている場合に、
前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を隣接して表示させること
を特徴とする請求項4記載の表示制御装置。 - 前記第2ジョブが存在する場合に、
前記第1ジョブ履歴表示手段は、前記第2ジョブが存在することを示唆する示唆アイコンをさらに表示させ、
前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記示唆アイコンが選択されたときに、前記第2ジョブの履歴情報を前記第1ジョブの履歴情報に対応付けて表示させること
を特徴とする請求項1記載の表示制御装置。 - 前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記示唆アイコンを表示させないことを特徴とする請求項6記載の表示制御装置。
- 前記第1ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報と、他の画像データを用いて実行される他のジョブの履歴情報とを、上方から下方に向けて時系列順に表示させ、
前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報と前記第2ジョブの履歴情報とを、前記第1ジョブ履歴表示手段とは時系列順を反転させて表示させること
を特徴とする請求項1記載の表示制御装置。 - 前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報の下方に前記第2ジョブの履歴情報を隣接して表示させること
を特徴とする請求項8記載の表示制御装置。 - 画像データを用いて実行される第1ジョブの履歴情報を作成する第1作成手段と、
前記画像データを用いて実行され且つ前記第1ジョブとは処理の種別が異なる第2ジョブの履歴情報を作成する第2作成手段と、
前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶される前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報を対応付ける対応付け手段と
を含むジョブ履歴管理装置。 - 前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報には、それぞれを一意に識別するための識別子が付与され、
前記対応付け手段は、前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報に付与された識別子を対応付けること
を特徴とする請求項10記載のジョブ履歴管理装置。 - 外部から要求があった場合に、前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報を対応付けて出力し、あるいは、当該第2ジョブの履歴情報を出力する出力手段
をさらに含むことを特徴とする請求項10記載のジョブ履歴管理装置。 - コンピュータに、
画像データを用いて実行される第1ジョブの履歴情報を表示装置に表示させる機能と、
前記画像データを用いて実行され且つ前記第1ジョブとは処理の種別が異なる第2ジョブの履歴情報が存在する場合に、当該第2ジョブの履歴情報を当該第1ジョブの履歴情報に対応付けて前記表示装置に表示させる機能と
を実現させるプログラム。 - コンピュータに、
画像データを用いて実行される第1ジョブの履歴情報を作成する機能と、
前記画像データを用いて実行され且つ前記第1ジョブとは処理の種別が異なる第2ジョブの履歴情報を作成する機能と、
前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を記憶手段に記憶させる機能と、
前記記憶手段に記憶される前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報を対応付ける機能と
を実現させるプログラム。
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