JP2020011408A - 表示制御装置、ジョブ履歴管理装置、プログラム - Google Patents

表示制御装置、ジョブ履歴管理装置、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性をユーザに通知する。【解決手段】画像データを用いて実行される元ジョブのジョブ情報を、ジョブ履歴表示画面70の第1画面として表示装置に表示させるとともに、元ジョブと同じ画像データを用いて実行され且つ元ジョブとは処理の種別が異なる関連ジョブのジョブ情報が存在する場合に、関連ジョブのジョブ情報を元ジョブのジョブ情報に対応付け、ジョブ履歴表示画面70の第2画面として表示装置に表示させる。【選択図】図12

Description

本発明は、表示制御装置、ジョブ履歴管理装置、プログラムに関する。
特許文献1には、コピー、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等の複数の機能を合わせ持つジョブ処理装置である、所謂デジタル複合機が記載されている。また、特許文献1には、ジョブ処理装置が実行した、ジョブの種類やジョブの属性等を含む各種ジョブの結果に関するジョブログを記憶しておき、ログ出力要求を行ったホストコンピュータにジョブログを送信することが記載されている。さらに、特許文献1には、ホストコンピュータが、受け取ったジョブログを構成する複数のジョブの結果を、例えばジョブの実行日時順に並べて表示することが記載されている。
特許文献2には、スキャナ装置とプリンタ装置とを備え、ファクシミリ装置として機能する画像通信装置において、1通信毎に、ファクシミリ送信した文書の送信履歴の情報を送信履歴管理テーブルに格納させることが記載されている。また、特許文献2には、ファクシミリ送信した文書を残しておきたい場合に、ファクシミリ送信とともに、ネットワーク接続されたファイルサーバに、ファクシミリ送信した文書のバックアップ文書のファイルを送信することが記載されている。
特開2004−199409号公報 特開2017−17617号公報
スキャン、プリント、コピー、ファクシミリ等の複数の機能を備えた複合型の画像処理装置では、実行した各ジョブの履歴を、例えば時系列に並べて表示することがある。また、この種の複合型の画像処理装置では、同じ画像データを用いて、複数のジョブを実行することがある。例えば、ある画像データを含むファクシミリを目的とする送信先に送信した後に、この画像データを管理用サーバ等に送信して記憶させる、等の場合である。ただし、複数のジョブの履歴を、時系列に並べて表示する手法を採用した場合には、このような表示画面から、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を把握することが困難である。
本発明の目的は、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性をユーザに通知することにある。
請求項1記載の発明は、画像データを用いて実行される第1ジョブの履歴情報を表示装置に表示させる第1ジョブ履歴表示手段と、前記画像データを用いて実行され且つ前記第1ジョブとは処理の種別が異なる第2ジョブの履歴情報が存在する場合に、当該第2ジョブの履歴情報を当該第1ジョブの履歴情報に対応付けて前記表示装置に表示させる第2ジョブ履歴表示手段とを含む表示制御装置である。
請求項2記載の発明は、前記第1ジョブ履歴表示手段が、前記第1ジョブの履歴情報とともに前記第2ジョブの履歴情報を表示させている場合に、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブ履歴表示手段よりも前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を近接して表示させることを特徴とする請求項1記載の表示制御装置である。
請求項3記載の発明は、前記第1ジョブ履歴表示手段が、他の画像データを用いて実行される他のジョブの履歴情報を、前記第1ジョブの履歴情報と前記第2ジョブの履歴情報との間に表示させている場合に、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を隣接して表示させることを特徴とする請求項2記載の表示制御装置である。
請求項4記載の発明は、前記第1ジョブ履歴表示手段が、前記第2ジョブの履歴情報を表示させていない場合に、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報に加えて前記第2ジョブの履歴情報を表示させることを特徴とする請求項1記載の表示制御装置である。
請求項5記載の発明は、前記第1ジョブ履歴表示手段が、他の画像データを用いて実行される他のジョブの履歴情報を、前記第1ジョブの履歴情報とともに表示させている場合に、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を隣接して表示させることを特徴とする請求項4記載の表示制御装置である。
請求項6記載の発明は、前記第2ジョブが存在する場合に、前記第1ジョブ履歴表示手段は、前記第2ジョブが存在することを示唆する示唆アイコンをさらに表示させ、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記示唆アイコンが選択されたときに、前記第2ジョブの履歴情報を前記第1ジョブの履歴情報に対応付けて表示させることを特徴とする請求項1記載の表示制御装置である。
請求項7記載の発明は、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記示唆アイコンを表示させないことを特徴とする請求項6記載の表示制御装置である。
請求項8記載の発明は、前記第1ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報と、他の画像データを用いて実行される他のジョブの履歴情報とを、上方から下方に向けて時系列順に表示させ、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報と前記第2ジョブの履歴情報とを、前記第1ジョブ履歴表示手段とは時系列順を反転させて表示させることを特徴とする請求項1記載の表示制御装置である。
請求項9記載の発明は、前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報の下方に前記第2ジョブの履歴情報を隣接して表示させることを特徴とする請求項8記載の表示制御装置である。
請求項10記載の発明は、画像データを用いて実行される第1ジョブの履歴情報を作成する第1作成手段と、前記画像データを用いて実行され且つ前記第1ジョブとは処理の種別が異なる第2ジョブの履歴情報を作成する第2作成手段と、前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶される前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報を対応付ける対応付け手段とを含むジョブ履歴管理装置である。
請求項11記載の発明は、前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報には、それぞれを一意に識別するための識別子が付与され、前記対応付け手段は、前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報に付与された識別子を対応付けることを特徴とする請求項10記載のジョブ履歴管理装置である。
請求項12記載の発明は、外部から要求があった場合に、前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報を対応付けて出力し、あるいは、当該第2ジョブの履歴情報を出力する出力手段をさらに含むことを特徴とする請求項10記載のジョブ履歴管理装置である。
請求項13記載の発明は、コンピュータに、画像データを用いて実行される第1ジョブの履歴情報を表示装置に表示させる機能と、前記画像データを用いて実行され且つ前記第1ジョブとは処理の種別が異なる第2ジョブの履歴情報が存在する場合に、当該第2ジョブの履歴情報を当該第1ジョブの履歴情報に対応付けて前記表示装置に表示させる機能とを実現させるプログラムである。
請求項14記載の発明は、コンピュータに、画像データを用いて実行される第1ジョブの履歴情報を作成する機能と、前記画像データを用いて実行され且つ前記第1ジョブとは処理の種別が異なる第2ジョブの履歴情報を作成する機能と、前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を記憶手段に記憶させる機能と、前記記憶手段に記憶される前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報を対応付ける機能とを実現させるプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性をユーザに通知することができる。
請求項2記載の発明によれば、第1ジョブの履歴情報および第2ジョブの履歴情報を離隔して表示させた場合と比較して、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を通知しやすくすることができる。
請求項3記載の発明によれば、第1ジョブの履歴情報および第2ジョブの履歴情報を隣接させずに表示させた場合と比較して、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を通知しやすくすることができる。
請求項4記載の発明によれば、第1ジョブの履歴情報を表示し且つ第2ジョブの履歴情報を表示しない場合と比較して、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を通知しやすくすることができる。
請求項5記載の発明によれば、第1ジョブの履歴情報および第2ジョブの履歴情報を隣接させずに表示させた場合と比較して、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を通知しやすくすることができる。
請求項6記載の発明によれば、示唆アイコンを表示しない場合と比較して、第1ジョブに関連する第2のジョブが存在することをユーザに通知することができる。
請求項7記載の発明によれば、示唆アイコンを表示する場合と比較して、ユーザによる誤操作を抑制することができる。
請求項8記載の発明によれば、同じ画像データを用いた複数のジョブの時系列をユーザに通知することができる。
請求項9記載の発明によれば、第1ジョブの履歴情報および第2ジョブの履歴情報を隣接させずに表示させた場合と比較して、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を通知しやすくすることができる。
請求項10記載の発明によれば、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を把握することが可能になる。
請求項11記載の発明によれば、第1ジョブよりも後に実行される第2ジョブの存在を、第1ジョブ側で把握することが可能になる。
請求項12記載の発明によれば、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を外部で把握することが可能になる。
請求項13記載の発明によれば、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性をユーザに通知することができる。
請求項14記載の発明によれば、同じ画像データを用いた複数のジョブの関係性を把握することが可能になる。
本発明の実施の形態におけるデータ送受信システムの全体構成例を示した図である。 複合機の構成を説明するための図である。 複合機における制御部の機能構成を示す図である。 管理用PCのハードウェア構成を示す図である。 管理用PCの機能構成を示す図である。 ジョブログの内容を説明するための図である。 (a)、(b)は、ジョブ履歴表示画面の基本画面を説明するための図である。 複合機が実行する送信転送処理の手順を示すフローチャートである。 管理用PCが実行する第1画面の表示処理の手順を示すフローチャートである。 管理用PCが実行する第2画面の表示処理の手順を示すフローチャートである。 (a)〜(d)は、ジョブ履歴の第1の表示例を説明するための図である。 (a)〜(c)は、ジョブ履歴の第2の表示例を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[データ送受信システム]
図1は、本発明の実施の形態におけるデータ送受信システム1の全体構成例を示した図である。
このデータ送受信システム1は、複数の機能を備えた複合型の画像処理装置である複合機10と、PSTN(Public Switched Telephone Network)回線30を介して複合機10に接続されるファクシミリ装置20と、インターネットあるいはイントラネット等のネットワーク回線50を介して複合機10に接続される管理用コンピュータ装置(以下では管理用PCと称する)40とを備えている。
(複合機)
複合機10は、原稿に形成された画像を読み取るスキャン機能と、記録材に画像を形成するプリント機能と、原稿に形成された画像を複写するコピー機能とを備えている。また、複合機10は、原稿に形成された画像を読み取って得た画像情報を、PSTN回線30を介してファクシミリ装置20等に送信するファクス送信機能と、ファクシミリ装置20等からPSTN回線30を介して送られてくる画像情報を受信し、記録材に画像情報に基づく画像を形成するファクス受信機能とを備えている。さらに、複合機10は、自機で作成した各種ファイルを、ネットワーク回線50を介して管理用PC40等に転送するファイル転送機能も有している。
(ファクシミリ装置)
ファクシミリ装置20は、ファクス送信機能とファクス受信機能とを備えている。ただし、ファクシミリ装置20は、上述した複合機10のように、スキャン機能、プリント機能、コピー機能をさらに備えていてもよい。
図1に示す例では、PSTN回線30に1台のファクシミリ装置20が接続されているが、通常、PSTN回線30には、2台以上のファクシミリ装置20が接続されている。
(管理用コンピュータ装置)
管理用コンピュータ装置40は、所謂パーソナルコンピュータで構成される。管理用コンピュータ装置40では、OS(Operating System)による制御の下、各種アプリケーションプログラムが動作するようになっている。そして、本実施の形態の管理用PC40には、アプリケーションプログラムとして、少なくとも、ウェブページを閲覧するためのウェブブラウザがインストールされている。
[複合機の構成]
図2は、複合機10の構成を説明するための図である。
本実施の形態の複合機10は、制御部100と、表示部101と、画像読取部102と、画像形成部103と、通信部104と、画像処理部105と、記憶部106と、バス107とを備えている。
(制御部)
制御部100は、複合機10を構成する各部すなわち表示部101、画像読取部102、画像形成部103、通信部104、画像処理部105および記憶部106の動作を、バス107を介して制御する。
そして、本実施の形態の制御部100は、OSや各種アプリケーション等のプログラムを読み出して実行するCPU(Central Processing Unit)100aと、CPU100aが実行するプログラムやプログラムを実行する際に使用するデータ等を記憶するROM(Read Only Memory)100bと、プログラムを実行する際に一時的に生成されるデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)100cとを備えている。そして、制御部100に設けられたCPU100aが実行するプログラムは、予めROM100bや記憶部106に記憶させておく形態の他、例えばCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU100aに提供したり、あるいは、ネットワーク(図示せず)を介してCPU100aに提供したりすることも可能である。
(表示部)
表示部101は、例えば液晶のタッチパネルディスプレイにより構成され、複合機10に関するデータ等を表示する。また、表示部101は、表示した画面に対してユーザによる接触が行われたことを検知して、ユーザからの操作を受け付ける。本実施の形態の表示部101は、例えばタッチパネルによって構成される。
(画像読取部)
画像読取部102は、原稿に形成された画像を読み取り、読み取った画像を表す画像データを生成する。本実施の形態の画像読取部102は、例えばスキャナで構成される。なお、画像読取部102は、モノクロ画像だけを読み取るものであってもよいし、モノクロ画像およびフルカラー画像の両者を読み取るものであってもよい。また、画像読取部102は、例えば、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式を採用してもよいし、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式を採用してもよいし、さらに他の方式を採用してもよい。
(画像形成部)
画像形成部103は、画像読取部102が読み取った画像データ、PSTN回線30を介して受信した画像データ、ネットワーク回線50を介して受信した画像データ等に基づき、用紙等の記録材に画像を形成する。本実施の形態の画像形成部103は、例えばプリンタで構成される。ここで、画像形成部103は、モノクロ画像だけを形成するものであってもよいし、モノクロ画像およびフルカラー画像の両者を形成するものであってもよい。また、画像形成部103は、例えば、ゼログラフィー方式を採用してもよいし、インクジェット方式を採用してもよいし、さらに他の方式を採用してもよい。
(通信部)
通信部104は、PSTN回線30およびネットワーク回線50に接続されており、これらを介して接続されている他の装置と通信を行う通信インタフェースとして機能する。
(画像処理部)
画像処理部105は、入力される画像データに色補正や階調補正等の画像処理を施すものであり、画像処理が施された画像データを生成して画像形成部103や通信部104等へ出力する。
(記憶部)
記憶部106は、ハードディスク装置などの記憶領域を具備しており、例えば制御部100のCPU100aが実行する各種プログラム、通信部104を介して送信するデータ、通信部104を介して受信したデータ、画像処理部105が画像処理する前のデータ、画像処理部105が画像処理した後のデータ等を記憶する。
[複合機を構成する画像読取部および画像形成部と各機能との関係]
では、ここで、複合機10を構成する画像読取部102および画像形成部103と、複合機10が備える各機能との関係について説明しておく。
まず、スキャン機能を利用する場合は、画像読取部102が使用される一方、画像形成部103は使用されない。また、プリント機能を利用する場合は、画像形成部103が使用される一方、画像読取部102は使用されない。また、コピー機能を利用する場合は、画像読取部102および画像形成部103の両者が使用される。また、ファクス送信機能を利用する場合は、スキャン機能と同じく、画像読取部102が使用される一方、画像形成部103は使用されない。ただし、ファクス送信するための画像データが、ネットワーク回線50を介して入力されてくる場合には、画像読取部102が使用されないこともあり得る。また、ファクス受信機能を利用する場合は、プリント機能と同じく、画像形成部103が使用される一方、画像読取部102は使用されない。ただし、ファクス受信した画像データを、ネットワーク回線50を介して出力する場合には、画像形成部103が使用されないこともあり得る。また、ファイル転送機能を利用する場合は、画像読取部102および画像形成部103の両者が使用されない。そして、これらの各機能は、制御部100による制御によって実現される。
[複合機の制御部の機能構成]
図3は、複合機10における制御部100の機能構成を示す図である。
本実施の形態の制御部100は、複合機10の全体の動作を制御する全体制御部110を備えている。また、制御部100は、全体制御部110による制御の下、表示部101の動作を制御する表示制御部111と、画像読取部102の動作を制御する画像読取制御部112と、画像形成部103の動作を制御する画像形成制御部113とを備えている。さらに、制御部100は、全体制御部110による制御の下、通信部104の動作を制御する通信制御部114と、画像処理部105の動作を制御する画像処理制御部115と、記憶部106の動作を制御する記憶制御部116とを備えている。
ここで、本実施の形態では、全体制御部110が、第1作成手段、第2作成手段および対応付け手段の一例としての機能を有している。また、本実施の形態では、記憶部106が、記憶手段の一例としての機能を有している。
[管理用PCのハードウェア構成]
図4は、管理用PC40のハードウェア構成を示す図である。
本実施の形態の管理用PC40は、OSや各種アプリケーション等のプログラムを読み出して実行するCPU(Central Processing Unit)401と、CPU401が実行するプログラムやプログラムを実行する際に使用するデータ等を記憶するROM(Read Only Memory)402と、プログラムを実行する際に一時的に生成されるデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)403とを備えている。また、管理用PC40は、各種プログラムや各種データ等を記憶するHDD(Hard Disk Drive)404と、管理用PC40の外部に設けられた複合機10等の機器との間でデータの送受信を行うNIC(Network Interface Card)405と、操作者からの入力を受け付ける入力装置406と、表示画面に画像を表示する表示装置407と、これらを接続するバス408とをさらに備えている。そして、管理用PC40に設けられたCPU401が実行するプログラムは、予めROM402やHDD404に記憶させておく形態の他、例えばCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU401に提供したり、あるいは、ネットワーク(図示せず)を介してCPU401に提供したりすることも可能である。
[管理用PCの機能構成]
図5は、管理用PC40の機能構成を示す図である。
本実施の形態の管理用PC40は、管理用PC40の全体の動作を制御する全体制御部410を備えている。また、管理用PCは、全体制御部410による制御の下、HDD404の動作を制御する記憶制御部414と、NIC405の動作を制御する送受信制御部415と、入力装置406からの入力を受け付ける入力受付部416と、表示装置407の動作を制御する表示制御部417とを備えている。
ここで、本実施の形態では、全体制御部410および表示制御部417が、第1ジョブ履歴表示手段および第2ジョブ履歴表示手段の一例としての機能を有している。また、本実施の形態では、表示装置407が、表示部の一例としての機能を有している。
[ジョブログ]
次に、本実施の形態の複合機10におけるジョブログについて説明を行う。
本実施の形態におけるジョブログは、複合機10が実行した各種ジョブの履歴を、それぞれのジョブに付随する各種情報と対応付けた記録データである。そして、本実施の形態におけるジョブは、複合機10が実行する各機能、より具体的に説明すると、上述した、スキャン機能、プリント機能、コピー機能、ファクス送信機能、ファクス受信機能およびファイル転送機能の6種類で構成される。なお、本実施の形態の複合機10は、これら6種類の機能の他に、ジョブログに関するウェブページを作成し、ネットワーク回線50を介して管理用PC40等に送信するウェブページ作成機能をさらに備えている。ただし、このウェブページ作成機能は、上述したジョブの概念には含まれず、ジョブログには記録されない。
図6は、ジョブログの内容を説明するための図である。図6に示すジョブログは、例えば複合機10の記憶部106に記憶される。そして、このジョブログの内容は、複合機10に設けられた表示部101に表示される。また、このジョブログの内容は、複合機10のウェブページ作成機能によってウェブページ化される。そして、ジョブログの内容を含むウェブページは、例えば、ネットワーク回線50を介して受信した管理用PC40等において、ウェブブラウザを用いて表示される。
図6に示すように、本実施の形態のジョブログは、ジョブID(Identifier)と、文書番号と、ジョブ種別と、宛先/内容と、終了時刻と、結果と、関連ジョブと、関連ジョブIDとを、ジョブID毎に対応付けたもので構成される。以下では、これらジョブID、文書番号、ジョブ種別、宛先/内容、終了時刻、結果、関連ジョブおよび関連ジョブIDを、まとめてジョブ情報と称する。例えば、上から2番目に位置する『ジョブID』:「J12346」には、『文書番号』:「00013」、『ジョブ種別』:「ファクス送信」、『宛先/内容』:「045−123−4567」、『終了時刻』:「10:11」、『結果』:「良好」、『関連ジョブ』:「あり」、『関連ジョブID』:「J12350」が、それぞれ対応付けられている。また、例えば、上から6番目に位置する『ジョブID』:「J12350」には、『文書番号』:「00013」、『ジョブ種別』:「PC転送」、『宛先/内容』:「\\FAXbackup\2018124101345-00013-A株式会社.pdf」、『終了時刻』:「10:13」、『結果』:「 」、『関連ジョブ』:「−」、『関連ジョブID』:「−」が、それぞれ対応付けられている。
これらのうち、『ジョブID』は、ジョブ毎に一義に定められる。また、『文書番号』は、各ジョブで使用される文書毎に付与されるものであって、同じ画像データを用いる場合には、『ジョブID』:「J12346」および「J12350」のように、同じ文書番号が付与される。また、『ジョブ種別』は、各ジョブの種別を表すものであって、上述した6種類のジョブのいずれかとなる。『宛先/内容』は、ジョブにおける宛先や内容を表すためのものである。ただし、この例では、『ジョブ種別』:「ファクス送信」での宛先となる電話番号と、『ジョブ種別』:「PC転送」での転送先となるアドレスとが登録されるようになっており、他のジョブ種別の場合は空欄となっている。また、『終了時刻』は、各ジョブの実行が終了した時刻を表している。また、『結果』は、各ジョブを実行した結果を表すためのものである。ただし、この例では、『ジョブ種別』:「ファクス送信」の『結果』が登録されるようになっており、他のジョブ種別の場合は空欄となっている。また、『関連ジョブ』は、自身のジョブが実行された後に、同じ文書番号の画像データを用いて実行される別のジョブを意味するものである。そして、この例では、関連ジョブが存在する場合に『関連ジョブ』:「あり」が、関連ジョブが存在しない場合に『関連ジョブ』:「−」が、それぞれ登録されるようになっている。また、『関連ジョブID』は、上記関連ジョブのジョブIDを表すものであり、自身のジョブの関連ジョブが存在する場合に、関連ジョブのジョブIDが登録されるようになっている。
なお、図6に示すジョブログでは、各ジョブIDが時系列順に並べられており、終了時刻が古いジョブほど上方に位置し、終了時刻が新しいジョブほど下方に位置するようになっている。また、図6では、終了時刻が最も古いジョブID『J12345』よりも前のジョブログ、および、終了時刻が最も新しいジョブID『J12359』よりも後のジョブログについては、その記載を省略している。
(各ジョブIDについて)
図6に示すジョブログにおいて、『ジョブID』:「J12345」、「J12347」〜「J12349」、「J12351」、「J12353」〜「J12358」は、それぞれの『文書番号』が他と一致しないことから、それぞれが独立した単独ジョブであるといえる。これに対し、『ジョブID』:「J12346」および「J12350」は、両者の『文書番号』が「00013」で一致していることから、これらは関連するジョブすなわち関連ジョブ群を構成しているといえる。また、『ジョブID』:「J12352」および「J12359」も、両者の『文書番号』が「00018」で一致していることから、これらも関連ジョブ群を構成しているといえる。なお、以下の説明では、前者の『ジョブID』:「J12346」および「J12350」を「第1の関連ジョブ群」と称し、後者の『ジョブID』:「J12352」および「J12359」を「第2の関連ジョブ群」と称する。
(第1の関連ジョブ群について)
では、第1の関連ジョブ群、すなわち、『文書番号』:「00013」が一致している、『ジョブID』:「J12346」および「J12350」の関係について説明を行う。
時系列的にみた場合、「J12346」が先に実行された後、「J12350」が実行されていることがわかる。したがって第1の関連ジョブ群の場合、最初に、『ジョブID』:「J12346」が実行される。より具体的に説明すると、『ジョブID』:「J12346」では、『文書番号』:「00013」の画像データを、『宛先/内容』:「045−123−4567」に対し、『ジョブ種別』:「ファクス送信」する。そして、『ジョブ種別』:「ファクス送信」の『終了時刻』:「10:11」が経過し、『結果』:「良好」であった場合、関連する次のジョブである、『ジョブID』:「J12350」が実行される。より具体的に説明すると、『ジョブID』:「J12350」では、『文書番号』:「00013」の画像データを、『宛先/内容』:「\\FAXbackup\2018124101345-00013-A株式会社.pdf」に対し、『ジョブ種別』:「PC転送」する。なお、ここでいう「PC転送」は、上述したファイル転送機能と同義であり、「2018124101345-00013-A株式会社.pdf」という電子ファイルを、「\\FAXbackup\」というフォルダに転送することを意味している。
そして、第1の関連ジョブ群の場合、先に実行される『ジョブID』:「J12346」と後に実行される『ジョブID』:「J12350」との間には、3つのジョブが挟まれていることがわかる。これは、『ジョブID』:「J12346」が実行され、続いて他の3つのジョブ『ジョブID』:「J12347」〜「J12349」が実行されてから、『ジョブID』:「J12350」が実行されていることを意味する。
(第2の関連ジョブ群について)
続いて、第2の関連ジョブ群、すなわち、『文書番号』:「00018」が一致している、『ジョブID』:「J12352」および「J12359」の関係について説明を行う。
時系列的にみた場合、「J12352」が先に実行された後、「J12359」が実行されていることがわかる。したがって、第2の関連ジョブ群の場合、最初に、『ジョブID』:「J12352」が実行される。より具体的に説明すると、『ジョブID』:「J12352」では、『文書番号』:「00018」の画像データを、『宛先/内容』:「045−234−5678」に対し、『ジョブ種別』:「ファクス送信」する。そして、『ジョブ種別』:「ファクス送信」の『終了時刻』:「10:17」が経過し、『結果』:「良好」であった場合、関連する次のジョブである、『ジョブID』:「J12359」が実行される。より具体的に説明すると、『ジョブID』:「J12359」では、『文書番号』:「00018」の画像データを、『宛先/内容』:「\\FAXbackup\2018124101955-00018-B株式会社.pdf」に対し、『ジョブ種別』:「PC転送」する。
そして、第2の関連ジョブ群の場合、先に実行される『ジョブID』:「J12352」と後に実行される『ジョブID』:「J12359」との間には、上記第1の関連ジョブ群よりも多い6つのジョブが挟まれていることがわかる。これは、『ジョブID』:「J12352」が実行され、続いて他の6つのジョブ『ジョブID』:「J12353」〜「J12358」が実行されてから、『ジョブID』:「J12359」が実行されていることを意味する。
(関連ジョブ群について)
上述した第1の関連ジョブ群および第2の関連ジョブ群は、ともに、ある画像データを、PSTN回線30を介してファクシミリ装置20にファクス送信した後、ファクス送信済みとなったこの画像データを含む電子ファイルを、ネットワーク回線50を介して管理用PC40に転送する例を示している。すなわち、第1の関連ジョブ群および第2の関連ジョブ群は、『ジョブ種別』として「ファクス送信」および「PC転送」を組み合わせた例を示している。ただし、本実施の形態の関連ジョブ群の概念には、この組み合わせだけでなく、上述した6種類の機能(スキャン、プリント、コピー、ファクス送信、ファクス受信およびファイル転送)のうち、2つ以上の機能を組み合わせたものが含まれる。また、例えば、同じ画像データを、複数の異なる宛先に対して順次ファクス送信するような場合、換言すれば、同じ画像データに対し、同じ機能による処理を複数回実行するような場合も、本実施の形態の関連ジョブ群の概念に含まれる。したがって、本実施の形態の関連ジョブ群の概念には、同一機能あるいは異種機能を、3つ以上組み合わせたものも含まれる。なお、以下の説明においては、関連ジョブ群を構成する複数のジョブのうち、最初に実行されるジョブを「元ジョブ」と称し、また、元ジョブよりも後に実行されるジョブを「関連ジョブ」と称する。ここで、元ジョブは1つだけ存在するが、関連ジョブは少なくも1つ存在し、2つ以上存在することもあり得る。
ここで、本実施の形態では、「元ジョブ」が第1ジョブに、「関連ジョブ」が第2ジョブに、それぞれ対応している。また、本実施の形態では、「元ジョブのジョブ情報」が第1ジョブの履歴情報に、「関連ジョブのジョブ情報」が第2ジョブの履歴情報に、それぞれ対応している。
[ジョブ履歴表示画面の基本構成]
図7は、ジョブ履歴表示画面70の基本画面を説明するための図である。
このジョブ履歴表示画面70は、図6に示すジョブログに基づいて複合機10が作成したウェブページを、ネットワーク回線50を介して受信した管理用PC40において、ウェブブラウザにて表示装置407に表示させたものである。ただし、このジョブ履歴表示画面70は、複合機10の表示部101に表示させることも可能である。
図7(a)は、図6に示すジョブログにおいて、『ジョブID』:「J12346」までが終了し、『ジョブID』:「J12347」が終了する前の状態において、表示装置407に最初に表示されるジョブ履歴表示画面70を示している。また、図7(b)は、図6に示すジョブログにおいて、『ジョブID』:「J12347」までが終了し、『ジョブID』:「J12348」が終了する前の状態において、表示装置407に最初に表示されるジョブ履歴表示画面70を示している。したがって、図7(b)に示すジョブ履歴表示画面70は、図7(a)に示すジョブ履歴表示画面70よりも後のタイミングで、表示装置407に表示されることになる。
このジョブ履歴表示画面70は、画面の上方に配置され、第1ジョブの内容を表示する第1ジョブ表示部71と、第1ジョブ表示部71の下方に配置され、第2ジョブの内容を表示する第2ジョブ表示部72と、第2ジョブ表示部72の下方に配置され、第3ジョブの内容を表示する第3ジョブ表示部73とを有している。またジョブ履歴表示画面70は、第3ジョブ表示部73の下方に配置され、第4ジョブの内容を表示する第4ジョブ表示部74と、第4ジョブ表示部74の下方に配置され、第5ジョブの内容を表示する第5ジョブ表示部75とを有している。そして、ジョブ履歴表示画面70は、第1ジョブ表示部71乃至第5ジョブ表示部75の右側方に配置され、第1ジョブ表示部71乃至第5ジョブ表示部75に表示するジョブの内容を変更するために用いられるスクロールバー表示部76をさらに有している。
(第1ジョブ表示部〜第5ジョブ表示部)
本実施の形態において、第1ジョブ表示部71〜第5ジョブ表示部75には、基本的に、時系列で連続する5つのジョブに関する事項が表示されるようになっている。そして、この例では、連続する5つのジョブのうち、最も新しいジョブが最上部すなわち第1ジョブ表示部71に表示され、最も古いジョブが最下部すなわち第5ジョブ表示部75に表示されるようになっている。
また、第1ジョブ表示部71〜第5ジョブ表示部75のそれぞれには、図6に示すジョブログから読み出された、各ジョブのジョブ情報のうちの、『文書番号』、『ジョブ種別』(図面には「ジョブ」と表示)、『宛先/内容』および『結果』が、図中左側から右側に並べて表示されるようになっている。
(スクロールバー表示部)
スクロールバー表示部76は、画面内で相対的に上方となる領域に配置され、第1ジョブ表示部71乃至第5ジョブ表示部75に表示される複数のジョブを、より新しい側とするための要求を受け付ける上向き矢印76aと、画面内で相対的に下方となる領域に配置され、第1ジョブ表示部71乃至第5ジョブ表示部75に表示される複数のジョブを、より古い側とするための要求を受け付ける下向き矢印76bとを有している。
(第1ジョブ表示部〜第5ジョブ表示部とスクロールとの関係)
まず、図7(a)に示す例の場合、第1ジョブ表示部71には『ジョブID』:「J12346」に対応する、『文書番号』:「00013」、『ジョブ』:「ファクス送信」、『宛先/内容』:「045−123−4567」、『結果』:「良好」が表示される。また、第2ジョブ表示部72には『ジョブID』:「J12345」に対応する、『文書番号』:「00012」、『ジョブ』:「コピー」が表示される。さらに、第3ジョブ表示部73には『ジョブID』:「J12344」(図6には記載せず)に対応する事項が、第4ジョブ表示部74には『ジョブID』:「J12343」(図6には記載せず)に対応する事項が、第5ジョブ表示部75には『ジョブID』:「J12342」(図6には記載せず)に対応する事項が、それぞれ表示される。
また、図7(b)に示す例の場合、第1ジョブ表示部71には、『ジョブID』:「J12347」、に対応する、『文書番号』:「00014」、『ジョブ』:「プリント」が表示される。また、第2ジョブ表示部72には『ジョブID』:「J12346」に対応する、『文書番号』:「00013」、『ジョブ』:「ファクス送信」、『宛先/内容』:「045−123−4567」、『結果』:「良好」が表示される。また、第3ジョブ表示部73には『ジョブID』:「J12345」に対応する、『文書番号』:「00012」、『ジョブ』:「コピー」が表示される。さらに、第4ジョブ表示部74には『ジョブID』:「J12344」(図6には記載せず)に対応する事項が、第5ジョブ表示部75には『ジョブID』:「J12343」(図6には記載せず)に対応する事項が、それぞれ表示される。なお、図7(a)で第5ジョブ表示部75に表示されていた『ジョブID』:「J12342」に対応する事項は、図7(b)では表示されなくなる。
例えば図7(a)に示すジョブ履歴表示画面70が表示された状態で、複合機10で実行中であったジョブID『J12347』のジョブが終了すると、そのジョブ履歴表示画面70は、図7(b)に示す状態に更新される。そして、図7(b)に示すジョブ履歴表示画面70が表示された状態で、スクロールバー表示部76の下向き矢印76bをクリックすると、図7(a)に示すジョブ履歴表示画面70が表示されることになる。また、『ジョブID』:「J12347」が既に終了している場合、図7(a)に示すジョブ履歴表示画面70が表示された状態で、スクロールバー表示部76の上向き矢印76aをクリックすると、図7(b)に示すジョブ履歴表示画面70が表示されることになる。
[関連ジョブ群の実行に関する具体例]
次に、関連ジョブ群の実行に関する具体例について説明を行う。なお、ここでは、上述した第1の関連ジョブ群および第2の関連ジョブ群のように、ある画像データを、PSTN回線30を介してファクシミリ装置20にファクス送信した後、ファクス送信済みとなったこの画像データを含む電子ファイルを、ネットワーク回線50を介して管理用PC40に転送する場合を例とする。なお、以下では、この処理を送信転送処理と呼ぶ。本実施の形態における送信転送処理では、複合機10が実行可能な6つの機能のうち、ファクス送信機能およびファイル転送機能の2つを利用する。
[送信転送処理]
図8は、複合機10が実行する送信転送処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、複合機10に設けられた全体制御部110が実行する。
この処理では、まず、全体制御部110が、表示部101あるいは通信部104を介して、ファクス送信ジョブを受け付ける(ステップ10)。このとき、全体制御部110は、画像読取部102あるいは通信部104を介して、ファクス送信ジョブの対象となる画像データを取得する。
次に、全体制御部110は、複合機10によるファクス送信ジョブを開始する(ステップ20)。このとき、全体制御部110は、画像処理部105によって画像処理が施された画像データを、通信部104からPSTN回線30を介してファクシミリ装置20へと送信する。
続いて、全体制御部110は、複合機10によるファクス送信ジョブを終了する(ステップ30)。この例において、ファクス送信ジョブが終了するのは、ファクス送信ジョブの対象となる画像データのすべてが送信された後である。
それから、全体制御部110は、実行済みとなったファクス送信ジョブのジョブログを作成する(ステップ40)。このとき、全体制御部110は、実行済みとなったジョブ(ここではファクス送信ジョブ)に関し、『ジョブID』、『文書番号』、『ジョブ種別』、『宛先/内容』、『終了時刻』および『結果』の6項目に関する設定を行い、図6に示すジョブログに登録する。
次に、全体制御部110は、複合機10によるPC転送ジョブを開始する(ステップ50)。このとき、全体制御部110は、上記ファクス送信ジョブで使用した画像データを電子ファイル化するとともに、この電子ファイルにファイル名を付与する。そして、全体制御部110は、ファイル名が付与された、画像データを含む電子ファイルを、通信部104からネットワーク回線50を介して管理用PC40へと送信する。
続いて、全体制御部110は、複合機10によるPC転送ジョブを終了する(ステップ60)。この例において、PC転送ジョブが終了するのは、PC転送ジョブの対象となる電子ファイルのすべてが転送された後である。
それから、全体制御部110は、実行済みとなったPC転送ジョブのジョブログを作成する(ステップ70)。このとき、全体制御部110は、実行済みとなったジョブ(ここではPC転送ジョブ)に関し、『ジョブID』、『文書番号』、『ジョブ種別』、『宛先/内容』、『終了時刻』および『結果』の6項目に関する設定を行い、図6に示すジョブログに登録する。
その後、全体制御部110は、PC転送ジョブに対応するファクス送信ジョブのジョブログを更新する(ステップ80)。より具体的に説明すると、全体制御部110は、PC転送ジョブと同じ画像データを用いるとともにPC転送ジョブよりも前に実行された、ファクス送信のジョブログを更新する。換言すれば、全体制御部110は、後で実行されたジョブ(ここではPC転送ジョブ)と同じ文書番号の画像データを用いて、それよりも前に実行された他のジョブ(ここではファクス転送ジョブ)のジョブログを更新する。このとき、全体制御部110は、相対的に前に実行された他のジョブ(ここではファクス転送ジョブ)に関し、『関連ジョブ』および『関連ジョブID』の2項目に関する設定を行い、図6に示すジョブログに登録する。
以上により、送信転送処理が完了する。
[ジョブ履歴表示処理]
このようにして得られたジョブログに基づき、管理用PC40では、図7等に示したように、実行済みとなった複数のジョブを時系列順に並べてなるジョブ履歴表示画面70を表示させることができる。また、本実施の形態では、複数のジョブが関連ジョブ群を構成している場合に、実行済みとなった元ジョブと関連ジョブとを対応付けてなるジョブ履歴表示画面70を表示させることもできる。以下では、前者を「第1画面」、後者を「第2画面」と称し、それぞれの表示処理の手順について説明を行う。
(第1画面の表示処理)
図9は、管理用PC40が実行する第1画面の表示処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、管理用PC40に設けられた全体制御部410が実行する。なお、管理用PC40は、この処理が開始される前に、ジョブログに関するウェブページを、複合機10からネットワーク回線50を介して取得しているものとする。
この処理では、まず、全体制御部410が、ジョブ履歴表示画面70に表示するジョブ数を取得する(ステップ110)。なお、図7に示すジョブ履歴表示画面70では、5つのジョブが表示されていることから、この例におけるジョブ数は5である。
次に、全体制御部410は、1つのジョブのジョブ情報を、ジョブログから取得する(ステップ120)。このとき、全体制御部410は、ジョブログに含まれる複数のジョブのうち、まだ取得されてない最も新しいジョブのジョブ情報を取得する。また、このとき、全体制御部410は、1つのジョブのジョブ情報として、『ジョブID』、『文書番号』、『ジョブ種別』、『宛先/内容』、『終了時刻』、『結果』、『関連ジョブ』および『関連ジョブID』の8項目を取得する。
続いて、全体制御部410は、ステップ120で取得した1つのジョブのジョブ情報に関連ジョブIDが存在するか否かを判断する(ステップ130)。このとき、全体制御部410は、実際には、ステップ120で取得した1つのジョブのジョブ情報における『関連ジョブ』が「あり」となっているか否かを判断する。ステップ130で否定の判断(No)を行った場合は、そのままステップ150へと進む。
一方、ステップ130で肯定の判断(Yes)を行った場合、全体制御部410は、ジョブログに含まれる上記『関連ジョブ』の『関連ジョブID』を参照し、この『関連ジョブID』が『ジョブID』となっている関連ジョブのジョブ情報を、ジョブログから取得する(ステップ140)。このとき、全体制御部410は、関連ジョブのジョブ情報として、『ジョブID』、『文書番号』、『ジョブ種別』、『宛先/内容』、『終了時刻』、『結果』、『関連ジョブ』および『関連ジョブID』の8項目を取得する。
それから、全体制御部410は、取得したジョブ数が、ジョブ履歴表示画面70に表示するジョブ数の上限に達したか否かを判断する(ステップ150)。ステップ150で否定の判断(No)を行った場合は、ステップ120へと戻り、次のジョブのジョブ情報の取得を引き続き行う。なお、図7に示す例において、ジョブ数の上限は上述したように5であり、このループは、5つのジョブのジョブ情報を取得するまで繰り返し行われることになる。
一方、ステップ150で肯定の判断(Yes)を行った場合、全体制御部410は、上述した各ステップによって取得したジョブ数のジョブ情報を表示する(ステップ160)。このとき、全体制御部410は、表示制御部417を介して、表示装置407にジョブ履歴表示画面70の第1画面を表示させる。なお、このときに表示されるジョブ履歴表示画面70の第1画面には、必要に応じて、「リンク矢印アイコン」と称される画像も表示されるのであるが、その詳細については後述する。
その後、全体制御部410は、画面がスクロールされたか否かを判断する(ステップ170)。より具体的に説明すると、全体制御部410は、ジョブ履歴表示画面70の第1画面に表示されたスクロールバー表示部76において、上向き矢印76aまたは下向き矢印76bがクリックされたか否かを判断する。
ステップ170で肯定の判断(Yes)を行った場合、全体制御部410は、ステップ110に戻って処理を続行する。すなわち、表示する複数のジョブを、これまでよりも新しいものあるいは古いものに代えた、ジョブ履歴表示画面70の第1画面の作成および表示を行わせる。これに対し、ステップ170で否定の判断(No)を行った場合は、そのままこの処理を終了する。
(第2画面の表示処理)
図10は、管理用PC40が実行する第2画面の表示処理の手順を示すフローチャートである。この処理も、管理用PC40に設けられた全体制御部410が実行する。なお、管理用PC40は、この処理が開始される前に、図9のステップ160で作成したジョブ履歴表示画面70の第1画面を、表示装置407に表示させているものとする。したがって、このジョブ履歴表示画面70の第1画面には、上述した「リンク矢印アイコン」が表示されていることがある。
この処理では、まず、全体制御部410が、「リンク矢印アイコン」がクリックされたか否かを判断する(ステップ210)。ステップ210で否定の判断(No)が行われた場合は、そのままこの処理を終了し、図9のステップ160で表示したジョブ履歴表示画面70の第1画面を、引き続き表示装置407に表示させる。
一方、ステップ210で肯定の判断(Yes)を行った場合、全体制御部410は、「リンク矢印アイコン」が付与されたジョブすなわち元ジョブのジョブ情報と、このジョブの関連ジョブのジョブ情報とを、対応付けて表示する(ステップ220)。このとき、全体制御部410は、表示制御部417を介して、表示装置407にジョブ履歴表示画面70の第2画面を表示させる。なお、このときに表示されるジョブ履歴表示画面70の第2画面は、上述した第1画面と表示手法が異なるのであるが、その詳細については後述する。
[ジョブ履歴の表示例]
では、ジョブ履歴表示画面70における第1画面と第2画面との切り替えに関し、2つの例を挙げて説明を行う。なお、ここでは、最初に、上述した第1の関連ジョブ群の場合を第1の表示例として説明を行い、次に、上述した第2の関連ジョブ群の場合を第2の表示例として説明を行う。
(第1の表示例)
図11は、ジョブ履歴の第1の表示例を説明するための図である。
ここで、図11(a)は第1画面の表示例を示しており、図11(b)〜(d)は第2画面の表示例を示している。以下では、図11および図6を参照しながら説明を行う。
図11(a)に示すジョブ履歴表示画面70の第1画面において、第1ジョブ表示部71には、『ジョブID』:「J12350」のジョブ情報が表示されている。また、第2ジョブ表示部72には、『ジョブID』:「J12349」のジョブ情報が表示されている。さらに、第3ジョブ表示部73には、『ジョブID』:「J12348」のジョブ情報が表示されている。さらにまた、第4ジョブ表示部74には、『ジョブID』:「J12347」のジョブ情報が表示されている。そして、第5ジョブ表示部75には、『ジョブID』:「J12346」のジョブ情報が表示されている。
上述したように、この例において、『ジョブID』:「J12350」および「J12346」は、第1関連ジョブ群を構成している。この第1関連ジョブ群において、先に実行される『ジョブID』:「J12346」は元ジョブであり、後で実行される『ジョブID』:「J12350」は関連ジョブである。したがって、この例では、同一の第1画面内に、第1関連ジョブ群を構成する元ジョブおよび関連ジョブの各ジョブ情報が表示されていることになる。
図11(a)に示す第1画面において、元ジョブとなる『ジョブID』:「J12346」のジョブ情報を表示する第5ジョブ表示部75の右側端部には、関連ジョブが存在することを示すリンク矢印アイコン77が表示されている。そして、第5ジョブ表示部75内に表示されたリンク矢印アイコン77がクリックされると、複数のジョブを時系列順に並べて表示する第1画面から、関連ジョブ群を構成する複数のジョブを対応付けて表示する第2画面への切り替えが行われる。
ここで、本実施の形態では、リンク矢印アイコン77が、示唆アイコンの一例としての機能を有している。
図11(b)に示すジョブ履歴表示画面70の第2画面において、第1ジョブ表示部71には、『ジョブID』:「J12349」のジョブ情報が表示されている。また、第2ジョブ表示部72には、『ジョブID』:「J12348」のジョブ情報が表示されている。さらに、第3ジョブ表示部73には、『ジョブID』:「J12347」のジョブ情報が表示されている。さらにまた、第4ジョブ表示部74には、『ジョブID』:「J12346」のジョブ情報が表示されている。そして、第5ジョブ表示部75には、『ジョブID』:「J12350」のジョブ情報が表示されている。
また、第2画面において、関連ジョブとなる『ジョブID』:「J12350」のジョブ情報を表示する第5ジョブ表示部75は、第1画面に比べて、その左側端部が右側に移動している。さらに、第2画面において、元ジョブとなる『ジョブID』:「J12346」のジョブ情報を表示する第4ジョブ表示部74と、関連ジョブとなる『ジョブID』:「J12350」のジョブ情報を表示する第5ジョブ表示部75との間には、第4ジョブ表示部74から第5ジョブ表示部75へと向かうカギ矢印78が表示される。
第2画面では、第1関連ジョブ群を構成する『ジョブID』:「J12350」および「J12346」のジョブ情報を、第1画面よりも近づけて表示している。特に、この例では、第1関連ジョブ群を構成する『ジョブID』:「J12350」および「J12346」のジョブ情報を、隣接して表示している。また、この例では、第1関連ジョブ群を構成する『ジョブID』:「J12350」および「J12346」のジョブ情報を、元ジョブとなる『ジョブID』:「J12346」に対し、関連ジョブとなる『ジョブID』:「J12350」をその下方に配置している。すなわち、この例では、元ジョブとなる『ジョブID』:「J12346」と、関連ジョブとなる『ジョブID』:「J12350」とを、第1画面とは時系列順を逆転させて表示している。さらに、この例では、第1関連ジョブ群を構成する『ジョブID』:「J12350」および「J12346」のジョブ情報を、元ジョブとなる『ジョブID』:「J12346」に対し、関連ジョブとなる『ジョブID』:「J12350」を右方向に一段下げて配置している。さらにまた、この例では、第1関連ジョブ群を構成する『ジョブID』:「J12350」および「J12346」のジョブ情報を、カギ矢印78を用いて紐付けしている。
また、第2画面において、元ジョブとなる『ジョブID』:「J12346」のジョブ情報を表示する第4ジョブ表示部74の右側端部には、関連ジョブが存在することを示すリンク矢印アイコン77が表示されなくなる。
ここで、図11(b)に示す例では、ジョブ履歴表示画面70の第2画面のうち、相対的に下方となる領域に関連ジョブ群のジョブ情報を表示するようにしていたが、これに限られるものではない。例えば図11(c)に示すように、ジョブ履歴表示画面70の第2画面のうち、相対的に上方となる領域に関連ジョブ群のジョブ情報を表示してもよい。
また、図11(b)に示す例では、ジョブ履歴表示画面70の第2画面に、関連ジョブ群を構成する複数のジョブのジョブ情報とともに、関連ジョブ群を構成しない他のジョブのジョブ情報を表示するようにしていたが、これに限られるものではない。例えば図11(d)に示すように、ジョブ履歴表示画面70の第2画面に、関連ジョブ群を構成する複数のジョブのジョブ情報を表示する一方、関連ジョブ群を構成しない他のジョブのジョブ情報を表示しないようにしてもよい。
(第2の表示例)
図12は、ジョブ履歴の第2の表示例を説明するための図である。
ここで、図12(a)、(b)は第1画面の表示例を示しており、図12(c)は第2画面の表示例を示している。
図12(a)に示すジョブ履歴表示画面70の第1画面において、第1ジョブ表示部71には、『ジョブID』:「J12359」のジョブ情報が表示されている。また、第2ジョブ表示部72には、『ジョブID』:「J12358」のジョブ情報が表示されている。さらに、第3ジョブ表示部73には、『ジョブID』:「J12357」のジョブ情報が表示されている。さらにまた、第4ジョブ表示部74には、『ジョブID』:「J12356」のジョブ情報が表示されている。そして、第5ジョブ表示部75には、『ジョブID』:「J12355」のジョブ情報が表示されている。
上述したように、この例において、『ジョブID』:「J12352」および「J12359」は、第2関連ジョブ群を構成している。この第2関連ジョブ群において、先に実行される『ジョブID』:「J12352」は元ジョブであり、後で実行される『ジョブID』:「J12359」は関連ジョブである。したがって、この例では、同一の第1画面内に、第2関連ジョブ群を構成する元ジョブおよび関連ジョブの各ジョブ情報が表示されていないことになる。より具体的に説明すると、図12(a)に示す状態では、第2関連ジョブ群を構成する、関連ジョブのジョブ情報は表示されているものの、元ジョブのジョブ情報は表示されていない。
図12(a)に示すジョブ履歴表示画面70の第1画面において、スクロールバー表示部76の下向き矢印76bが必要なだけクリックされると、表示内容のスクロールが行われ、図12(b)に示すジョブ履歴表示画面70の第1画面が表示される。
図12(b)に示すジョブ履歴表示画面70のスクロール後の第1画面において、第1ジョブ表示部71には、『ジョブID』:「J12352」のジョブ情報が表示されている。また、第2ジョブ表示部72には、『ジョブID』:「J12351」のジョブ情報が表示されている。さらに、第3ジョブ表示部73には、『ジョブID』:「J12350」のジョブ情報が表示されている。さらにまた、第4ジョブ表示部74には、『ジョブID』:「J12349」のジョブ情報が表示されている。そして、第5ジョブ表示部75には、『ジョブID』:「J12348」のジョブ情報が表示されている。このように、図12(b)に示す状態では、第2関連ジョブ群を構成する、元ジョブのジョブ情報は表示されているものの、関連ジョブのジョブ情報は表示されていない。
図12(b)に示す第1画面において、元ジョブとなる『ジョブID』:「J12352」のジョブ情報を表示する第1ジョブ表示部71の右側端部には、関連ジョブが存在することを示すリンク矢印アイコン77が表示されている。そして、第1ジョブ表示部71内に表示されたリンク矢印アイコン77がクリックされると、複数のジョブを時系列順に並べて表示する第1画面から、関連ジョブ群を構成する複数のジョブを対応付けて表示する第2画面への切り替えが行われる。
図12(c)に示すジョブ履歴表示画面70の第2画面において、第1ジョブ表示部71には、『ジョブID』:「J12352」のジョブ情報が表示されている。また、第2ジョブ表示部72には、『ジョブID』:「J12359」のジョブ情報が表示されている。さらに、第3ジョブ表示部73には、『ジョブID』:「J12351」のジョブ情報が表示されている。さらにまた、第4ジョブ表示部74には、『ジョブID』:「J12350」のジョブ情報が表示されている。そして、第5ジョブ表示部75には、『ジョブID』:「J12349」のジョブ情報が表示されている。
また、第2画面において、関連ジョブとなる『ジョブID』:「J12359」のジョブ情報を表示する第1ジョブ表示部71は、第1画面に比べて、その左側端部が右側に移動している。さらに、第2画面において、元ジョブとなる『ジョブID』:「J12352」のジョブ情報を表示する第1ジョブ表示部71と、関連ジョブとなる『ジョブID』:「J12359」のジョブ情報を表示する第2ジョブ表示部72との間には、第1ジョブ表示部71から第2ジョブ表示部72へと向かうカギ矢印78が表示される。
第2画面では、第2関連ジョブ群を構成する『ジョブID』:「J12359」および「J12352」のジョブ情報を、同一画面内に表示している。特に、この例では、第2関連ジョブ群を構成する『ジョブID』:「J12359」および「J12352」のジョブ情報を、隣接して表示している。また、この例では、第2関連ジョブ群を構成する『ジョブID』:「J12359」および「J12352」のジョブ情報を、元ジョブとなる『ジョブID』:「J12352」に対し、関連ジョブとなる『ジョブID』:「J12359」をその下方に配置している。すなわち、この例では、元ジョブとなる『ジョブID』:「J12352」と、関連ジョブとなる『ジョブID』:「J12359」とを、第1画面とは時系列順を逆転させて表示している。さらに、この例では、第2関連ジョブ群を構成する『ジョブID』:「J12359」および「J12352」のジョブ情報を、元ジョブとなる『ジョブID』:「J12352」に対し、関連ジョブとなる『ジョブID』:「J12359」を右方向に一段下げて配置している。さらにまた、この例では、第2関連ジョブ群を構成する『ジョブID』:「J12359」および「J12352」のジョブ情報を、カギ矢印78を用いて紐付けしている。
また、第2画面において、元ジョブとなる『ジョブID』:「J12352」のジョブ情報を表示する第1ジョブ表示部71の右側端部には、関連ジョブが存在することを示すリンク矢印アイコン77が表示されなくなる。
(リンク矢印アイコンについて)
ここで、図7(a)に示すジョブ履歴表示画面70内に、リンク矢印アイコン77が表示されない理由について説明しておく。
図7(a)に示すジョブ履歴表示画面70において、第1ジョブ表示部71には、『ジョブID』:「J12346」のジョブ情報が表示されている。この『ジョブID』:「J12346」は、上述したように、『ジョブID』:「J12350」と第1関連ジョブ群を構成するものであり、『ジョブID』:「J12346」は第1関連ジョブ群における元ジョブとなり、『ジョブID』:「J12350」は第1関連ジョブ群における関連ジョブとなる。
しかしながら、既に説明したように、図7(a)は、図6に示すジョブログにおいて、『ジョブID』:「J12346」までが終了し、『ジョブID』:「J12347」が終了する前の状態でのジョブ履歴表示画面70を示すものである。したがって、図7(a)のジョブ履歴表示画面70を表示している状態では、『ジョブID』:「J12346」は実行済みとなっているが、『ジョブID』:「J12350」は実行されていない。したがって、この時点では、図6に示すジョブログにおいて、『ジョブID』:「J12346」のジョブ情報のうち、『関連ジョブ』および『関連ジョブID』は空欄となっている。その結果、図7(a)に示すジョブ履歴表示画面70において、『ジョブID』:「J12346」のジョブ情報を表示する第1ジョブ表示部71の右側端部には、関連ジョブが存在することを示すリンク矢印アイコン77が表示されないことになる。
[その他]
なお、本実施の形態では、図6に示すジョブログにおいて、関連ジョブ群を構成する元ジョブおよび関連ジョブのうち、元ジョブのジョブ情報に関連ジョブが存在することを記載するようにしていたが、これに限られるものではない。これとは逆に、関連ジョブのジョブ情報に元ジョブが存在することを記載するようにしてもよい。この場合は、ジョブ履歴表示画面70に表示される関連ジョブのジョブ情報に対応付けて、リンク矢印アイコン77が表示されることになる。
また、本実施の形態では、示唆アイコンとしてリンク矢印アイコン77を用いていたが、これに限られるものではなく、各種アイコンを用いてかまわない。
1…データ送受信システム、10…複合機、20…ファクシミリ装置、30…PSTN回線、40…管理用コンピュータ装置(管理用PC)、50…ネットワーク回線、70…ジョブ履歴表示画面、71…第1ジョブ表示部、72…第2ジョブ表示部、73…第3ジョブ表示部、74…第4ジョブ表示部、75…第5ジョブ表示部、76…スクロールバー表示部、76a…上向き矢印、76b…下向き矢印、77…リンク矢印アイコン、78…カギ矢印

Claims (14)

  1. 画像データを用いて実行される第1ジョブの履歴情報を表示装置に表示させる第1ジョブ履歴表示手段と、
    前記画像データを用いて実行され且つ前記第1ジョブとは処理の種別が異なる第2ジョブの履歴情報が存在する場合に、当該第2ジョブの履歴情報を当該第1ジョブの履歴情報に対応付けて前記表示装置に表示させる第2ジョブ履歴表示手段と
    を含む表示制御装置。
  2. 前記第1ジョブ履歴表示手段が、前記第1ジョブの履歴情報とともに前記第2ジョブの履歴情報を表示させている場合に、
    前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブ履歴表示手段よりも前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を近接して表示させること
    を特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  3. 前記第1ジョブ履歴表示手段が、他の画像データを用いて実行される他のジョブの履歴情報を、前記第1ジョブの履歴情報と前記第2ジョブの履歴情報との間に表示させている場合に、
    前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を隣接して表示させること
    を特徴とする請求項2記載の表示制御装置。
  4. 前記第1ジョブ履歴表示手段が、前記第2ジョブの履歴情報を表示させていない場合に、
    前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報に加えて前記第2ジョブの履歴情報を表示させること
    を特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  5. 前記第1ジョブ履歴表示手段が、他の画像データを用いて実行される他のジョブの履歴情報を、前記第1ジョブの履歴情報とともに表示させている場合に、
    前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を隣接して表示させること
    を特徴とする請求項4記載の表示制御装置。
  6. 前記第2ジョブが存在する場合に、
    前記第1ジョブ履歴表示手段は、前記第2ジョブが存在することを示唆する示唆アイコンをさらに表示させ、
    前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記示唆アイコンが選択されたときに、前記第2ジョブの履歴情報を前記第1ジョブの履歴情報に対応付けて表示させること
    を特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  7. 前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記示唆アイコンを表示させないことを特徴とする請求項6記載の表示制御装置。
  8. 前記第1ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報と、他の画像データを用いて実行される他のジョブの履歴情報とを、上方から下方に向けて時系列順に表示させ、
    前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報と前記第2ジョブの履歴情報とを、前記第1ジョブ履歴表示手段とは時系列順を反転させて表示させること
    を特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  9. 前記第2ジョブ履歴表示手段は、前記第1ジョブの履歴情報の下方に前記第2ジョブの履歴情報を隣接して表示させること
    を特徴とする請求項8記載の表示制御装置。
  10. 画像データを用いて実行される第1ジョブの履歴情報を作成する第1作成手段と、
    前記画像データを用いて実行され且つ前記第1ジョブとは処理の種別が異なる第2ジョブの履歴情報を作成する第2作成手段と、
    前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶される前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報を対応付ける対応付け手段と
    を含むジョブ履歴管理装置。
  11. 前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報には、それぞれを一意に識別するための識別子が付与され、
    前記対応付け手段は、前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報に付与された識別子を対応付けること
    を特徴とする請求項10記載のジョブ履歴管理装置。
  12. 外部から要求があった場合に、前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報を対応付けて出力し、あるいは、当該第2ジョブの履歴情報を出力する出力手段
    をさらに含むことを特徴とする請求項10記載のジョブ履歴管理装置。
  13. コンピュータに、
    画像データを用いて実行される第1ジョブの履歴情報を表示装置に表示させる機能と、
    前記画像データを用いて実行され且つ前記第1ジョブとは処理の種別が異なる第2ジョブの履歴情報が存在する場合に、当該第2ジョブの履歴情報を当該第1ジョブの履歴情報に対応付けて前記表示装置に表示させる機能と
    を実現させるプログラム。
  14. コンピュータに、
    画像データを用いて実行される第1ジョブの履歴情報を作成する機能と、
    前記画像データを用いて実行され且つ前記第1ジョブとは処理の種別が異なる第2ジョブの履歴情報を作成する機能と、
    前記第1ジョブの履歴情報および前記第2ジョブの履歴情報を記憶手段に記憶させる機能と、
    前記記憶手段に記憶される前記第1ジョブの履歴情報に前記第2ジョブの履歴情報を対応付ける機能と
    を実現させるプログラム。
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