JP2006302038A - ジョブ管理装置、印刷製本システム、制御方法、及びプログラム - Google Patents

ジョブ管理装置、印刷製本システム、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 どのファイルを再編集/再印刷/削除してよいかを一目で確認可能としたジョブ管理装置、印刷製本システム、制御方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】 印刷製本ワークフローシステムは、ジョブ管理アプリケーションを備えるMISサーバ41を備える。ジョブ管理アプリケーションは、ジョブ進捗管理部100、ジョブ履歴管理部101、ジョブ履歴表示部102、ジョブチケット用リビジョン管理DB103、リソースファイル用104を備える。ジョブ進捗管理部100は、工程毎の工程記録をノードとする木構造をジョブ履歴表示部102により表示する。また、ジョブ進捗管理部100は、木構造における指定されたノードに対応する工程記録をジョブチケット用リビジョン管理DB103から取得し、工程記録に基づき派生ジョブを生成し、派生ジョブを工程記録と木構造に反映させる制御を行う。
【選択図】 図6

Description

本発明は、印刷物の作成及び製本に関わるジョブの工程管理を行う場合に適用されるジョブ管理装置、印刷製本システム、制御方法、及びプログラムに関する。
従来、所謂、商業的印刷業界では、第三者(顧客、クライアント)から印刷物(雑誌、新聞、カタログ、広告、グラビア等)の作成依頼を受注し、クライアントが所望する印刷物を作成し、それをクライアントに納品することで報酬を得ている。印刷物を作成する印刷装置としては、現在でも、オフセット製版印刷機等の大規模な印刷装置を用いる場合が主流となっている。
該印刷業界では、入稿、デザインやレイアウト、カンプ(プリンタ出力によるプレゼンテーション)、校正(レイアウト修正や色修正)、校正刷り(プルーフプリント)、版下作成、印刷、後処理加工、発送といった具合に、様々な工程を踏んで作業を進めてきた。これは、上記のような印刷機の利用には版下作成を欠かすことができず、一度版下を作成すると、その修正は容易でなく且つコスト的にかなり不利であるため、入念な校正、即ちレイアウトのチェックや色の確認作業が必須であったためであること等に起因する。
上述したように、この種の印刷業界では、オフセット製版印刷機等の大掛かりな印刷装置を必要とし、尚且つ、クライアントが所望する印刷物を作成する際にある程度の時間も必要であった。しかも、上記のデザイン、レイアウト、校正、版下作成等の、それぞれの作業には専門知識が必要であり、いわば職人と呼ばれる熟練者のノウハウが必要であった。
他方、近年では、電子写真方式の印刷装置やインクジェット方式の印刷装置の高速化及び高画質化に伴い、上記のような印刷業界に対抗して、ディジタルプリントを実現し、それで商売を行う市場も出現しつつある。この種の市場では、プリント・オン・ディマンド(Print On Demand:以下PODと略称)と呼ばれる、印刷装置で扱うジョブより比較的小ロットのジョブを、大掛かりな装置やシステムを用いずに短納期で取り扱うことを目指している。即ち、上記のような大規模な印刷機や印刷手法に替えて、例えばディジタル複写機やディジタル複合機等のディジタル画像形成装置を最大限に活用することで、電子データを用いたディジタルプリントを実現して商売を行うPOD市場が出現しつつある。
このようなPOD市場では、従来の印刷業界に比べてディジタル化が進展し、コンピュータを利用した管理及び制御技術が浸透してきており、コンピュータを利用してある程度、印刷業界のレベルに近づこうとしている。このような背景の中で、POD市場には、コピー・プリントショップの印刷サービスと言われるPFP(Print For Pay)や、企業内社内向け印刷サービスと言われるCRD(Centralized Reproduction Department)等が存在する。
上記のような印刷業界やPOD市場において、印刷物を商品として、商品の受発注から、梱包、配送、アフターサービス、在庫管理、入金管理までの全ての業務を一括して代行するようなサービスも提供しようという考えがある。しかしながら、この種のサービスには、まだまだ検討の余地が残されている。
また、上記のような印刷業界やPOD市場において、生産関連データの収集、加工、報告を通して経営計画と管理業務を支援し、情報を蓄積して、必要なとき必要な部署に情報を提供することができるようなシステムも検討されてはいる。しかしながら、最適なシステムの実現・運用化には、まだまだ至っていないのが実情である。
また、上記のようなPOD市場では、従来の印刷業界ほどスキルのある作業者を雇用することが容易でないのが現状である。一方、低コストにてジョブを仕上げたい、少ない投資で商売を行いたい、TCO(Total Cost of Ownership)を削減したい等の要望も出ている。しかし、まだまだ新しい市場のために、このような要望に十分に対応しきれていないのが実情であり、解決すべき問題点が残されている。
上記のようなPOD市場で用いるPODシステムにおいては、印刷製本ジョブの再利用が容易に行えるように、ジョブ履歴の管理や、ジョブ履歴から同じ内容のジョブを再度実行するためのユーザインタフェースが通常備えられている。また、PODシステムにおいても、印刷製本ジョブは複数の工程から構成されることがあり、その工程を管理するための工程管理システムが提供されている。
上記工程管理に関する従来例としては、印刷中断したジョブの再開のためにジョブ履歴を残しておく技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、上記特許文献1と同様に、印刷中断したジョブの再開のためにジョブ履歴を残しておく技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、工程管理マネージャによって複数工程の管理を行う技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
また、工程にリビジョンを割り当て、工程の手順を表示する技術が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2003−251892号公報 特開2003−266810号公報 特開2004−310747号公報 特許登録第03447850号
印刷製本システムでは、複数の工程から構成されるジョブ(ワークフロー)の管理においては、保存ジョブリスト/印刷ジョブ履歴からの再編集/再印刷/削除といった操作を、工程ごとに細かく制御できることが重要である。例えば、工程の途中の適切な部分からジョブを再投入することができれば、効率的な再印刷を行うことが可能である。
しかし、従来技術における管理ジョブの表示方式では、リスト表示やフォルダ構成表示になっており、各ジョブ/工程とジョブを扱う際のファイルとの関係が対応付け(紐付け)されていない。例えば、特開2003−251892号公報や特開2003−266810号公報に記載の技術では、複数工程から構成されるジョブの工程を意識したジョブ履歴の保存を行っていない。また、特開2004−310747号公報に記載の技術では、複数工程を扱っているが、途中の工程とジョブ履歴との関係が対応付けされていない。また、特許登録第03447850号に記載の技術では、複数工程を扱っており、工程にリビジョンを割り当てて管理しているが、工程の途中からジョブの再投入を行うということが操作できない。
上記のことから、従来技術においては、複数工程のジョブを扱う際のファイルが、同一ジョブの異なる工程のファイルであるのか、あるジョブから派生したジョブのファイルであるのか、全く異なるジョブのファイルであるのか、一目で区別することができない。このため、どのファイルを再編集/再印刷すべきか分かりにくい、あるジョブに関連するジョブ/ファイルを一括削除したい場合に、どのファイルを削除してよいのか分かりにくい、という課題があった。
本発明の目的は、どのファイルを再編集/再印刷/削除してよいかを一目で確認することを可能としたジョブ管理装置、印刷製本システム、制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明のジョブ管理装置は、印刷物の作成に関わるジョブの工程管理を行うジョブ管理装置であって、ジョブの進捗状況に対応して工程毎に、ジョブの履歴、ジョブに関するファイルを含む情報を記録する記録手段と、工程毎の工程記録をノードとする木構造を表示する表示制御手段と、前記木構造における指定されたノードに対応する工程記録を前記記録手段から取得する取得手段と、前記記録手段から取得した当該工程に対応する工程記録に基づいて当該工程から派生させる派生ジョブを生成し、前記派生ジョブを前記記録手段の工程記録と前記木構造に反映させる管理手段と、を備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の制御方法は、印刷物の作成に関わるジョブの工程管理を行うジョブ管理装置の制御方法であって、ジョブの進捗状況に対応して工程毎に、ジョブの履歴、ジョブに関するファイルを含む情報を記録手段に記録する記録ステップと、工程毎の工程記録をノードとする木構造を表示する表示制御ステップと、前記木構造における指定されたノードに対応する工程記録を前記記録手段から取得する取得ステップと、前記記録手段から取得した当該工程に対応する工程記録に基づいて当該工程から派生させる派生ジョブを生成し、前記派生ジョブを前記記録手段の工程記録と前記木構造に反映させる管理ステップと、を備えることを特徴とする制御方法。
上述の目的を達成するために、本発明のプログラムは、印刷物の作成に関わるジョブの工程管理を行うジョブ管理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、ジョブの進捗状況に対応して工程毎に、ジョブの履歴、ジョブに関するファイルを含む情報を記録手段に記録する記録モジュールと、工程毎の工程記録をノードとする木構造を表示する表示制御モジュールと、前記木構造における指定されたノードに対応する工程記録を前記記録手段から取得する取得モジュールと、前記記録手段から取得した当該工程に対応する工程記録に基づいて当該工程から派生させる派生ジョブを生成し、前記派生ジョブを前記記録手段の工程記録と前記木構造に反映させる管理モジュールと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ジョブ履歴やジョブに関するファイルの対応関係を木構造で管理し表示するため、ユーザが注目対象のジョブやファイルを容易に判断することが可能となり、どのファイルを再編集/再印刷/削除してよいかを一目で確認することが可能となる。これは、ジョブの進捗状態の確認や印刷履歴の確認を行う場合においても有効である。また、木構造によるジョブ履歴等の管理及び表示を行うことで、ジョブ履歴を削除する場合でも、指定した範囲或いは使用頻度の低いものから削除を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る印刷製本システムとしての印刷製本ワークフローシステムの構成を示す図である。
図1において、印刷製本ワークフローシステムは、エンドユーザ環境A・1及びエンドユーザ環境B・2を、インターネット3を介してPODサイト環境4に接続した構成となっている。本実施の形態では、エンドユーザ環境が複数(例えば2つ)の場合を例に挙げて説明するが、エンドユーザ環境は単数または複数の何れでもよい。
エンドユーザ環境A・1、エンドユーザ環境B・2には、クライアントパーソナルコンピュータ(以下PCと略称)を利用してプリントジョブの発注依頼を行う発注者が存在する。エンドユーザ環境A・1、エンドユーザ環境B・2から、それぞれのクライアントPC(図2参照)を利用することで、プリントジョブの発注依頼を始めとしてプリントジョブのステータス確認等を行うことができる。
一方、PODサイト環境4は、工程管理部5、プリプレス部6、ディジタルプリント部7、ポストプレス部8の4つの工程から構成されている。工程管理部5、プリプレス部6、ディジタルプリント部7、ポストプレス部8の各工程で使用する機器類(サーバ、クライアントPC、スキャンデバイス、プリントデバイス等)は、ネットワーク9を介して接続されている。
工程管理部5は、PODサイト環境4におけるプリプレス部6、ディジタルプリント部7、ポストプレス部8の各工程に対して作業を指示し、コンピュータや各種デバイスにより構成される本システムのワークフローを一元管理する部分である。工程管理部5は、エンドユーザ環境A・1、エンドユーザ環境B・2から、ジョブを受信したり、受信したジョブを保管したりといった役割を果たすものである。また、工程管理部5は、ジョブの指定に基づいて各工程における作業をワークフローとして組み立てたり、各デバイスや各作業者における作業を効率よくスケジュール管理したりといった役割を果たすものである。
プリプレス部6は、工程管理部5から受信したプリプレスジョブの作業指示に基づいて、スキャナ/MFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)等のスキャンデバイスを用いて、エンドユーザから受け取った紙原稿をスキャンし、スキャン画像ファイルとしてプリプレスサーバやクライアントPCに取り込む役割を果たすものである。また、プリプレス部6は、画像補正、ファイルのマージ(併合)、ページの挿入/削除、各種ページレイアウト編集、面付け処理を実行したり、必要に応じて最終成果物(印刷物)のレイアウト・色味を確認するためのプルーフ出力を実行したりといった役割を果たすものである。
ディジタルプリント部7は、工程管理部5或いはプリプレス部6から受信したプリントジョブの作業指示に従って、白黒MFPやカラーMFP等のプリントデバイスを用いて、エンドユーザから受け取った紙原稿をコピーするといった役割を果たすものである。また、ディジタルプリント部7は、文書/画像ファイルを、白黒MFPやカラーMFP等のプリントデバイスにより印刷出力させるといった役割を果たすものである。文書/画像ファイルとしては、エンドユーザのクライアントPCからプリンタドライバやホットフォルダを経由して受信した文書/画像ファイル、スキャンデバイスにより原稿からスキャンしたスキャン画像ファイル、それらを編集した文書/画像ファイルがある。
ポストプレス部8は、工程管理部5或いはプリプレス部6或いはディジタルプリント部7から受信したポストプレスジョブの作業指示に従って、紙折り機、中綴じ製本機、くるみ製本機、断裁機、封入機、帳合機等の後処理デバイス(フィニッシャ)を制御する。また、ポストプレス部8は、ディジタルプリント部7から印刷出力された用紙に対して、紙折り、中綴じ製本、くるみ製本(本身の背に接着剤で表紙を取り付ける製本)、断裁、封入、帳合い等の仕上げ処理を実行するという役割を果たすものである。
次に、印刷製本ワークフローシステムのPODサイト環境4における工程管理部5の構成について図2を参照しながら説明する。
図2は、工程管理部5を中心とした構成例を示すブロック図である。
図2において、エンドユーザ環境A・1には、クライアントPC11が存在し、エンドユーザ環境B・2には、クライアントPC21が存在する。工程管理部5には、ジョブ管理装置としてのMIS(Management Information System)サーバ41、受注サーバ42、ファイルサーバ43、クライアントPC45が存在する。クライアントPC11、クライアントPC21、受注サーバ42は、インターネット3に接続され、MISサーバ41、受注サーバ42、ファイルサーバ43、クライアントPC45は、ネットワーク9に接続されている。
MISサーバ41は、印刷物作成の受注から納品までのシステム全体のワークフローを管理すると共に、様々な経営情報や販売情報を統括的に管理するシステムにおけるサーバである。受注サーバ42は、インターネット3を利用してエンドユーザ環境に存在するクライアントPC11、21からジョブを受信するサーバである。受注サーバ42は、受信したジョブをジョブのID番号で管理し、ID番号と管理上必要となる情報をMISサーバ41に伝えると共に、MISサーバ41の指示に従って、画像データ等の上記情報以外の情報と一緒に下流の工程に伝える役割を有する。
ファイルサーバ43は、エンドユーザからの同一原稿による再発注(原稿をスキャンして得た電子データに基づく印刷物作成の再発注)に備えて、エンドユーザ環境に存在するクライアントPC11、21から受信したジョブを保管するための文書管理サーバである。この場合、ファイルサーバ43では、一般に、画像データと前回印刷出力した際のジョブの設定情報(ジョブチケット)とを一緒に保存している。クライアントPC44は、工程管理部5を担当する作業者がオペレーションを行う際に用いる。
工程管理部5におけるMISサーバ41、受注サーバ42、ファイルサーバ43、クライアントPC44の間における情報は、JDF(Job Definition Format)と呼ばれるジョブの作業指示を記述したジョブチケットなどを利用してやり取りされる(情報交換される)。
工程管理部5では、ジョブを転送したり制御コマンドを発行したりすることで、工程管理部5を中心にプリプレス部6、ディジタルプリント部7、ポストプレス部8と連携を取り、トータルなワークフローの自動化を提供している。また、工程管理部5では、受注サーバ42で受注したジョブに対応するワークフローの工程単位でのジョブの履歴管理、ジョブの進捗確認、ジョブの再投入の操作も行っており、これらはジョブ管理アプリケーションを用いて管理している。
次に、工程管理部5のファイルサーバ43の仕組みについて説明する。
ファイルサーバ43は、エンドユーザからの同一原稿による印刷物作成の再発注に備えて、エンドユーザの顧客情報、受信したジョブ等を記憶媒体に保管するためのサーバである。顧客情報としては、名前、連絡先、クレジット等の口座番号等がある。また、ジョブとしては、プリント対象となる文書/画像ファイル、それに付随するプリント条件設定、その他のプリント依頼情報、コピー対象となる紙原稿をスキャンしたスキャン画像ファイル、それに付随するコピー条件設定、その他のコピー依頼情報等がある。
ファイルサーバ43は、上記の顧客情報やジョブを記憶媒体に保管しておくことで、後で再印刷の要求が入った場合などに、記憶媒体に保管している顧客情報やジョブを呼び出し、前回の顧客情報/ジョブと今回の顧客情報/ジョブの照合や参照を行う。これにより、エンドユーザからの再印刷要求に迅速に対応するようにしている。
ファイルサーバ43で扱うファイルの形態としては、アプリケーションファイルデータ、PDL(Page Description Language)データ、プリントレディデータ、それらの中間データ等がある。ファイルサーバ43は、用途に応じて上記各ファイルのうち1つまたは幾つかのファイルを保管しておくことができる。プリントレディデータとは、RIP(Raster Image Processor)処理後のデータで、ビットマップファイルそのものやTiff(Tagged image file format)ファイルのように圧縮された形式のデータである。中間データとは、ディスプレイリストのように最終出力ではないが、PDLデータとプリントレディデータの中間的な存在のデータである。
データの保管に当たっては、プリントレディデータは大きな容量のデータとなってしまうため、別の記憶媒体(CD−ROM、MO、ZIP等)に記録したり、PDLデータであっても古いものや容量の大きいものは、同様に別の記憶媒体に保管したりする。また、エンドユーザが希望した場合には、該当するデータを最終出力と一緒にエンドユーザへ送り返すことも可能である。
このように、ファイルサーバ43は、エンドユーザからの再印刷要求がなされる度に、その都度、エンドユーザに対応するジョブデータを、所望の印刷出力条件に基づき上記記憶媒体から読み出し、プリントデバイスにより再印刷を行うことが可能なように制御する。
一方で、ファイルサーバ43で保管されたデータを、エンドユーザがクライアントPCにリストアして再印刷要求をかけることもある。例えば、受注サーバ42が、エンドユーザ環境に存在するクライアントPCから受信したプリントジョブの文書/画像ファイルをオリジナル原稿のまま、ファイルサーバ43が具備するハードディスク等のメモリユニット(不図示)に格納し、一定期間保管しておく。これにより、エンドユーザからの同一原稿によるプリントジョブの再発注時には、エンドユーザから文書/画像ファイルを再度送信して貰うことなく、再発注を処理することが可能となる。
また、受注サーバ42は、エンドユーザから受け取ったコピージョブの紙原稿をスキャンデバイスによりスキャンし、スキャン画像ファイルとして取り込んだ後、ファイルサーバ43の上記メモリユニットに格納し、一定期間保管しておく。これにより、エンドユーザからの同一原稿によるコピージョブの再発注時には、エンドユーザから紙原稿を再度送付して貰うことなく、再発注を処理することが可能となる。
更に、エンドユーザが所望する出力形態で、プリントジョブやコピージョブを印刷処理した後、作業者が編集加工した印刷前の最終文書/画像ファイルや印刷処理済みの最終印刷データを、ファイルサーバ43の上記メモリユニットに格納し、一定期間保管しておく。この場合、上記出力形態には、プリント条件設定やその他のプリント依頼情報等、コピー条件設定やその他のコピー依頼情報等がある。これにより、エンドユーザからの再発注時における後工程の作業を軽減することが可能となる。
次に、印刷製本ワークフローシステムにおけるJDFによる製本の仕組みについて図3を参照しながら説明する。
図3は、JDFによる製本の仕組みを示す製本の階層の例を示す図である。
図3において、「本」を作成するには、表紙を作ったり、本身(中身)を作ったり、或いは表紙と本身を製本したりと様々な工程を経て作成する。これにより、エンドユーザに届けられる「本」が出来上がる。
JDFでは、印刷物(出力物)を構成する際の工程を、プロダクトノード、プロセスノード、プロセスグループノードと区別している。プロダクトノードは、物理的な印刷物を形作る工程である。プロセスノードは、プロダクトノードを形作るための処理工程である。プロセスグループノードは、プロダクトノードを形作るための中間的段階の要素であり、幾つかのプロセスノードの集合体である。
図3に示すように、本全体、表紙、本身を形作る工程は、プロダクトノードに含まれる。表紙の出力、カラーページの出力、白黒ページの出力、本全体の製本処理は、プロセスグループノードに含まれる。表紙出力の各プロセス、表紙のラミネート処理、カラーページのRIP処理、カラーページプリント処理、白黒ページのRIP処理、白黒ページプリント処理、くるみ製本処理、断裁処理は、プロセスノードに含まれる。
次に、ジョブチケットによるワークフローについて図4を参照しながら説明する。
図4は、ジョブチケットにより実現されるワークフローの構成例を示す図である。
図4において、工程管理部5におけるMISサーバ41は、JDF作成アプリケーション411、後述のジョブ管理アプリケーションを備えている。MISサーバ41は、受注から納品までのシステム全体のワークフローを管理すると共に、様々な経営情報や販売情報を統括的に管理するサーバである。JDF作成アプリケーション411は、ワークフローにおけるジョブの作業指示が記述されたジョブチケットに相当するJDFデータを作成する。
ディジタルプリント部7におけるプリントサーバ71は、JDFパーサ(Parser)711、PDLコントローラ712、プリンタインタフェース713を備えている。プリントサーバ71は、ディジタルプリント部7に投入されるジョブを受信すると共に、ディジタルプリント部7全体を管理制御するためのサーバである。JDFパーサ711は、JDFデータを解釈する。PDLコントローラ712は、PDF/PS等の各種PDLデータを処理する。プリンタインタフェース713は、MFP等のプリントデバイスのプリンタエンジンと接続するためのインタフェースである。
ポストプレス部8におけるポストプレスサーバ81は、JDFパーサ811、フィニッシャAインタフェース812、フィニッシャBインタフェース813を備えている。ポストプレスサーバ81は、ポストプレス部8に投入されるジョブを受信すると共に、ポストプレス部8全体を統括管理するためのサーバである。JDFパーサ811は、JDFデータを解釈する。フィニッシャAインタフェース812は、フィニッシャAと接続するためのインタフェースである。フィニッシャBインタフェース813は、フィニッシャBと接続するためのインタフェースである。
ジョブチケットによるワークフローは、以下のように実現される。
MISサーバ41にエンドユーザからの受注ジョブが投入されると、作業者は、MISサーバ41にインストールされているJDF作成アプリケーション411により、ワークフローにおける作業指示が記述されたジョブチケットに相当するJDFデータを作成する。
MISサーバ41で作成されたJDFデータがプリントサーバ71に渡されると、プリントサーバ71におけるJDFパーサ711がJDFデータを解釈して、ディジタルプリント部7に対するジョブを実行する。JDFデータには、例えば、出力用紙サイズを示す情報、両面印刷を行うか片面印刷を行うかを示す情報、N−up情報(用紙に何枚のページを縮小印刷するかを示す情報)等の属性が指定されている。JDFデータの内容に従って、PDLコントローラ712によりJDFデータで参照されるPDF/PS等のPDLデータを処理すると共に、プリンタインタフェース713を介してMFPに対して印刷を実行するよう制御する。
MISサーバ41で作成されたJDFデータがポストプレスサーバ81に渡されると、ポストプレスサーバ81におけるJDFパーサ811がJDFデータを解釈して、ポストプレス部8に対するジョブを実行する。JDFデータには、例えば、くるみ製本を指示する情報、中綴じ製本を指示する情報、断裁を指示する情報等の、後処理に関する属性が指定されている。JDFデータの内容に従って、フィニッシャAインタフェース812とフィニッシャBインタフェース813を介してそれぞれフィニッシャAとフィニッシャBに対し、後処理を実行するよう制御する。
次に、印刷製本ワークフローシステムにおけるジョブの工程単位での再投入について図5を参照しながら説明する。
ワークフローの上流側からジョブの再投入を行うと、処理に時間がかかるが、再利用性が高い。一方、ワークフローの下流側からジョブの再投入を行うと、処理は短時間でできるが、修正が効かない。このようなトレードオフがある。
図5は、ジョブの工程単位での再投入の例を示す図である。
図5において、図示したものは、例えば3つの工程から構成されるワークフローで示されるジョブの例を示している。3つの工程は、図中、矩形で表された「アプリレンダリング」工程、「デバイスレンダリング」工程、「プリント」工程である。そして、それぞれの工程においてジョブチケットと処理に必要なデータを入力し、その工程が完了すると、次の工程の入力とすることができるジョブチケットとデータが出力されるものとする。
最上流の工程に入力されるジョブチケットには、全ての工程に関する処理指示(作業指示)が記述されており、各工程ではその処理指示の中から自工程に関する処理指示の内容に従うものとする。このワークフローの制御は、工程管理部5におけるMISサーバ41が行う。尚、図5以降の各図では、アプリケーションを略称のアプリと図示するものとする。
図5に示すワークフローでは、まず、工程管理部5におけるMISサーバ41は、原稿データである「user.doc」と、全工程に関する処理指示を記述したジョブチケット「JT1」を入力して、最初の工程である「アプリレンダリング」を行う。「アプリレンダリング」工程では、MISサーバ41は、アプリケーション用データ「user.doc」を印刷用共通フォーマットであるPDFへ変換する処理を行う。PDFへの変換に際しては、アプリケーションのバージョンやオプションの指定など様々な設定の指示が必要となるが、それらについては、「アプリレンダリング」工程への指示としてジョブチケット「JT1」に記述されているものとする。
「アプリレンダリング」工程が完了すると、MISサーバ41は、その出力として「user.pdf」というファイルを生成する。また、「アプリレンダリング」工程が完了した旨を示す、ジョブチケット「JT1」から内容が更新されているジョブチケット「JT2」が、次の「デバイスレンダリング」工程へ渡されることになる。
次の「デバイスレンダリング」工程では、MISサーバ41は、「user.pdf」というファイルを出力対象となるデバイス用イメージデータに変換する。デバイス用イメージデータのデータフォーマットは、デバイス専用のデータフォーマットであり、他のデバイスでは利用することができないが、PDFを解釈しながら印刷するよりも高速で印刷することが可能となるデータフォーマットであるものとする。「デバイスレンダリング」工程では、色味の調整など対象デバイス固有のパラメータの指示が必要となるが、それらについてはジョブチケット「JT2」に記述されているものとする。
「デバイスレンダリング」工程が完了すると、MISサーバ41は、その出力として「user.img」というファイルを生成する。また「デバイスレンダリング」工程が完了した旨を示す、ジョブチケット「JT2」から内容が更新されているジョブチケット「JT3」が、次の「プリント」工程へ渡されることになる。
最後の「プリント」工程では、MISサーバ41は、デバイス用イメージデータをプリントデバイスにより用紙に画像形成し、印刷物として出力する。「プリント」工程では、出力部数や用紙の指定など様々なパラメータの指示が必要となるが、それらについては、ジョブチケット「JT3」に記述されているものとする。
図5では、2回ジョブの再投入を行っていることを示している。図5の上段は、まず1枚だけ試し印刷を行っている様子を示している。ここで、作業者が試し印刷により出力した印刷物を確認した結果、色味を調整する必要があることが判明したものとする。そこで、図5の中段は、色味を変えた再印刷を行っている様子を示している。
色味の調整は、「デバイスレンダリング」工程での指示を修正すればよい。従って、最初から印刷をやり直す必要はなく、「user.pdf」ファイルは前回のものを再利用することが可能である。ここでは、ジョブチケット「JT2」に修正を加え、ジョブチケット「JT2´」として「デバイスレンダリング」工程からジョブを再投入している。ジョブチケット「JT2´」での「デバイスレンダリング」工程の出力は、「user.img´」ファイルであり、ジョブチケットは「JT4」として更新される。
出力した印刷物に問題が無いことが確認できたため、最後に本番の大量印刷を行っている。図5の下段は、印刷部数を変えて大量に印刷を行う再印刷の様子を示している。印刷部数の変更だけであれば、「プリント」工程での指示を修正するだけでよい。従って、「user.img´」ファイルを再利用することが可能である。ジョブチケット「JT4」に修正を加え、ジョブチケット「JT4´」として「プリント」工程からジョブを再投入している。
上記のように、複数の工程から構成されるワークフローにおいて、途中の工程からの指示の修正、ジョブの再投入を行ったジョブチケット及びデータファイルを、工程毎に保存しておくことで、任意の工程からのジョブの再投入を効率よく行うことが可能となる。
図6は、工程管理部5におけるジョブ管理アプリケーションの構成例を示すブロック図である。
図6において、ジョブ管理アプリケーションは、ジョブ進捗管理部100、ジョブ履歴管理部101、ジョブ履歴表示部102、ジョブチケット用リビジョン管理データベース(以下DBと略称)103、リソースファイル用データベース(以下DBと略称)104から構成される。
ジョブ進捗管理部100は、ディジタルプリント部7におけるプリントサーバ71、ポストプレス部8におけるポストプレスサーバ81と接続し、ジョブの進捗状態を把握する。ジョブ進捗管理部100は、ジョブ履歴、ジョブの各工程、ジョブに関するファイル(ジョブチケット、リソース)の対応関係を工程表示ツリー(木構造)で管理する。また、ジョブ進捗管理部100は、ジョブ履歴管理部101を介してジョブ履歴表示部102により、ジョブ毎のジョブの詳細情報、ワークフロー図、工程表示ツリー(木構造)を表示する。
ジョブ履歴管理部101は、ジョブチケット用リビジョン管理DB103、リソースファイル用DB104からそれぞれ情報を取得し、ジョブ進捗管理部100を通じてジョブの再投入を行う。ジョブ履歴表示部102は、ジョブの進捗状態の確認やジョブの再投入のためのユーザインタフェースを提供する。
ジョブチケット用リビジョン管理DB103は、ジョブの工程及び派生再投入(再発注による同一原稿を用いた印刷物の作成)を管理するために、枝版管理を含めたジョブチケットのバージョン管理を行う。枝版管理を含めたファイルのバージョン管理を行う手法については、公知の手段により実現可能であるため、詳細は省略する。ジョブチケット用リビジョン管理DB103は、ジョブチケット、ジョブの履歴等を保存する。ジョブチケット用リビジョン管理DB103は、工程管理部5におけるファイルサーバ43に含まれるものとする。
リソースファイル用DB104も、工程管理部5におけるファイルサーバ43に含まれるものであり、各工程において入出力された各種データファイル(リソースファイル)を保存する。各種データファイルは、ジョブチケット用リビジョン管理DB103に保存されている各バージョンのジョブチケットに、その保存場所が記録されており、ジョブチケットの所定のバージョンから対応するファイルが何れであるかを特定できるものとする。
図7は、ジョブ管理アプリケーションの画面構成の例を示す図である。
図7において、ジョブ管理アプリケーションの設定画面は、図6のジョブ履歴表示部102に対応する。設定画面の上側には、「ファイル」、「編集」、「表示」、「ジョブ」、「ヘルプ」といったメニューが配置されており、ジョブ管理アプリケーションにおける各種処理を実行する際に選択される。
設定画面の中央部には、ジョブの一覧を表示する領域が配置されており、ジョブ毎のジョブの詳細情報、ワークフロー図、工程表示ツリー(木構造)が表示されている。詳細情報、ワークフロー図、工程表示ツリーの3つの組が、ジョブの数だけ縦方向に並べられている配置になっている。設定画面に表示しきれない範囲は、設定画面の右辺及び下辺に配置されているスクロールバーを操作することで、確認することができるようになっている。ここで、工程表示ツリー(木構造)は二次元直交座標系に配置される。
設定画面における各ジョブの表示において(図示例では2つのジョブを表示)、左側に配置されているのがジョブの詳細情報であり、ジョブに関する各種設定を表示し編集できるようになっている。
設定画面における各ジョブの表示において、右側の上段に配置されているのはワークフロー図であり、下記の工程表示ツリー(木構造)におけるジョブの各工程の進捗に対応し、ジョブの各工程の流れを矢印で表している。
設定画面における各ジョブの表示において、ワークフロー図と縦方向で対応するように右側の下段に配置されているのが工程表示ツリー(木構造)であり、各工程の段階に対応するジョブチケットや処理データのファイルを表すアイコンでノードを表している。表示内容の詳細については次のジョブ一覧表示部の項で説明する。
図8は、ジョブ一覧表示部の画面の例を示す図である。
図8において、図示したものは、2つのジョブが表示されている状態を示している。200は、1つ目のジョブの詳細情報、201は、1つ目のジョブのワークフロー図、202は、1つ目のジョブの工程表示ツリーである。203は、2つ目のジョブの詳細情報、204は、2つ目のジョブのワークフロー図、205は、2つ目のジョブの工程表示ツリーである。206は、スクロールバーである。スクロールバー206を操作することにより、他のジョブについても表示し確認することが可能である。以下、図8における1つ目のジョブを例に更に詳細に説明する。
ワークフロー図201は、「アプリレンダリング」工程、「デバイスレンダリング」工程、「プリント」工程の3つの工程から構成されるものであり、各工程を矩形領域で表している。また、各工程が出力或いは入力するファイルを長円形で表している。更に、各工程に対するファイルの入出力を矢印で表している。
ワークフロー図201では、「user.doc」210が「アプリレンダリング」工程211の入力となっている。「アプリレンダリング」工程211は「PDF」212を出力し、「PDF」212は更に「デバイスレンダリング」工程213の入力となる。「デバイスレンダリング」工程213は「IMAGE」214を出力し、「IMAGE」214は「プリント」工程215の入力となる。以上のようなワークフロー図201が示されている。
1つ目のジョブの工程表示ツリー202は、ジョブ工程の進捗及び派生を示す木構造を表している。木構造のノード(枝分かれしている点)に当たるアイコンには、ジョブチケットファイル名或いはリソースファイル名といったジョブの工程に関する情報の一部が表示される。木構造の横軸と縦軸並びに各要素は、それぞれ以下のような意味を持つ。
まず、横軸は、工程の進捗を表している。各アイコンは、そのジョブにおけるワークフロー表示の工程と同じ横方向座標に配置されており、その工程を処理するためのジョブチケットや処理データファイルを示している。
例えば、220は、工程211に対するジョブチケット及び工程211への入力ファイル210を表す。同様に、221、223、226は、工程213に対するジョブチケット及び入力ファイル212を表す。そして、222、224、225、227は、工程215に対するジョブチケット及び入力ファイル214を表す。
縦軸は、同じジョブを何度か繰り返したことにより複数の流れが存在することを示しており、木構造の辺で縦に結ばれた部分(縦辺)はジョブの修正や再投入による派生を表している。図8から分かるように、縦方向の派生は工程のどの段階でもあり得る。工程の上流からジョブの修正や再投入をやり直した場合には、左よりのノードからの枝となり、工程の下流からジョブの修正や再投入をやり直した場合には、右よりのノードからの枝となって表示されることになる。
例えば、ジョブチケット221からジョブチケット223とジョブチケット226が下に枝分かれしており、ジョブチケット221を修正してジョブチケット223とジョブチケット226が作られている。また、ジョブチケット224からはジョブチケット225が枝分かれしている。
上述したように、木構造のノードは、ジョブの工程ごとの履歴及びその工程に対応するファイルを表しており、同時にそのノードが存在することによりその工程を処理する段階まで進んでいることを表す。そのため、木構造の横辺がジョブの進捗を表すことにもなる。
図8におけるワークフロー図201或いはワークフロー図204は、その下段の、工程を示す木構造のノードがそれぞれどの工程に対応するかを視覚的に理解しやすくしている。ただし、ジョブの詳細については、画面の左側に詳細情報200や詳細情報203を表示するため、工程表示ツリー202や工程表示ツリー205だけでも工程の派生関係を理解することは可能である。このため、ワークフロー図204の表示を図9に示すように省略することもできる。
図9は、図8における2つ目のジョブの表示領域を選択し、図7のメニューからワークフロー図の非表示を選択した画面の例を示す図である。
図9において、表示例は、図8におけるワークフロー図204が非表示となっている様子を示している。図7のメニューを操作することにより、ワークフロー図を再び表示することもできる。ワークフロー図を非表示とする場合には、詳細情報の表示領域の高さを工程表示ツリーの表示領域の高さと同じにすることで、図9に示すような配置を行う。ワークフロー図を表示する場合には、詳細情報の表示領域の高さを工程表示ツリーの表示領域の高さとワークフロー図の表示領域の高さとを合わせた高さとすることで、図8に示すような配置を行う。
図8における木構造のノードに配置されているアイコンを選択することで、ジョブの再編集、再投入、履歴の削除を行う。
ジョブの再投入、或いはジョブの編集を加えてジョブの再投入を行う場合には、木構造のノードのアイコンを選択し、図7のメニューから再投入機能(不図示)を選択することで、詳細情報200の表示領域で編集を行えるようになる。この場合、工程表示ツリーの表示領域には、選択したノードの下の行にノードが追加挿入されることになる。例えば、図10に示す画面表示例においてジョブチケット224(アイコン)を選択してジョブの再投入を行うと、図8に示すようにジョブチケット225が挿入された木構造のレイアウトとなる。
ジョブの履歴を削除する場合には、ノードを選択することにより、そのノード以下の工程と派生のファイルを削除することができる。例えば、図8において221のノードを選択して削除を行う場合には、222、223、224、225、226、227も削除対象となる。この削除方式の利点としては、ジョブ再投入時のジョブの流用可能性の基準でジョブの履歴を削除できることである。なぜならば、より下流の工程或いは派生ジョブは、上流の工程よりもジョブの流用における柔軟性が低いため、木構造の葉の方向に削除していくことで流用度の低いジョブを削除できるからである。
図8における詳細情報の表示領域には、ジョブチケットから抽出された、ジョブ名、編集/印刷依頼者、編集/印刷作業担当者、アプリケーション、印刷に使用するデバイス、印刷日時、印刷部数、印刷枚数、といった詳細情報が表示される。また、細情報の表示領域は、ジョブ再投入時の編集領域としても使用される。
図8における木構造のノードに配置されているアイコンを選択することで、派生ジョブの指示変更差分を表示する。派生ジョブ/工程が派生元とどこが異なるのかを確認するためには、木構造のノードのアイコンを選択し、図7のメニューから差分表示機能(不図示)を選択することで、指示変更差分が表示される。
例えば、図11に示す画面表示例は、図8におけるジョブチケット226(アイコン)を選択して指示変更差分をポップアップ表示した場合を示している。表示されている指示変更差分は、派生元であるジョブチケット221と、派生先である(枝分かれした)ジョブチケット226との指示内容の差分である(「変更前」画質:ふつう、データ圧縮率:低、「変更後」画質:高画質、データ圧縮率:高)。また、工程表示ツリーの表示領域のアイコン位置に、部分的な差分情報(木構造におけるノード間の指示内容の差分を示す情報)を表示することもできる。
図12は、工程の範囲を指定してジョブ履歴を削除する様子を示す図である。
図12において、工程表示ツリーの表示領域(木構造で表示された領域)において、破線で囲んだ矩形領域の範囲指定を行い、指定された範囲のジョブ履歴削除を行うことができる。本実施の形態における木構造表示では、横方向範囲が工程の進捗状態を表しているため、各ジョブのベースとなる工程のみ残して削除を行うということが可能である。また、縦方向範囲で所定の派生ジョブに関してのみ削除を行うということが可能である。
図13は、別の範囲指定によりジョブ履歴を削除する様子を示す図である。
図13において、ワークフロー図の表示領域で範囲を指定して削除することにより、全ての派生ジョブについて所定工程以降のジョブ履歴の削除を行うことが容易に可能である。
上記の図12及び図13に示すような範囲指定によるジョブ履歴の削除方法では、工程の途中のみを削除するということは行わない。範囲指定された中に含まれる全てのノードから下のノードを削除することになる。このような範囲指定削除によって、視覚的に容易にジョブ履歴の削除を行うことが可能となっている。
次に、工程履歴とジョブチケットリビジョンの割り当てについて説明する。
本実施の形態では、ジョブIDは、木構造で示されるオリジナルのジョブ毎に1つだけ割り当てられる。また、派生ジョブは、全て同じジョブIDの派生バージョンとして管理される。また、ワークフローにおける工程の進捗と修正による派生、つまりジョブチケットの状態変化を、分岐リビジョンに対応付けて管理する。ジョブIDは、バージョン管理される対象となるジョブチケット1つに対応し、工程の進捗や修正は、同じジョブIDのジョブチケットの修正バージョンとして扱う。ジョブチケットの各リビジョンに対応するファイルとして、工程毎に異なるファイル(PDFやイメージ等)をジョブチケットから参照するように関連付けておく。
ジョブチケットのリビジョン番号ルールは以下の通りである。
(1)ルート(ジョブIDのベースに対応)は、<ジョブID>.1とする。
(2)工程の進捗に従って、「.」(ピリオド)で区切られた最後の番号をインクリメントする。
(3)ジョブ履歴における工程の途中から(修正を行って)再印刷する場合には、修正の対象リビジョンを<対象rev>とすると、<対象rev>.<派生通し番号>.1を派生リビジョンとする。<派生通し番号>は同じリビジョンから複数の印刷・編集を繰り返した場合に区別できるように、通し番号として1から順に割り当てていく。
上記のジョブチケットのリビジョン番号ルールについて図14を参照しながら具体的に説明する。
図14は、工程の木構造表示で表示されるノードと対応するジョブチケットの派生バージョン番号の対応を表した例を示す図である。
図14において、ジョブチケット300は、ジョブIDが1のジョブの履歴ツリーのルートとなるリビジョンである。ジョブチケット300のリビジョン番号は、「1.1」である。ジョブチケット301は、ジョブチケット300の次の工程へ進んだリビジョンを示し、ジョブチケット302は、更に次の工程へ進んだリビジョンを示している。上述の通り、リビジョン番号は、ジョブチケット301で「1.2」、ジョブチケット302で「1.3」となっている。
ジョブチケット308は、ジョブIDが1のジョブを工程の最初から再投入した1つ目のジョブチケットを示している。ジョブチケット308は、「1.1」の最初の派生リビジョンであるため、「1.1」の後に「1」を加え、その最初の工程であるので「1.1.1.1」というリビジョン番号となっている。ジョブチケット308から工程が進むと、ジョブチケット309、ジョブチケット310となり、リビジョン番号は最後の番号をインクリメントし、それぞれ「1.1.1.2」、「1.1.1.3」となっている。
ジョブチケット313は、ジョブIDが1のジョブを工程の最初から再投入した2つ目のジョブチケットを示している。ジョブチケット313は、「1.1」の2つ目の派生リビジョンであるため、「1.1」の後に「2」を加え、その最初の工程であるので「1.1.2.1」というリビジョン番号となっている。ジョブチケット313から工程が進むと、ジョブチケット314、ジョブチケット315となり、リビジョン番号は、最後の番号をインクリメントし、それぞれ「1.1.2.2」、「1.1.2.3」となっている。
次に、工程の途中から派生したジョブチケットについて説明する。
ジョブチケット303は、2番目の工程を示すジョブチケット301を修正して2番目の工程から再投入したジョブチケットを示している。ジョブチケット303は、「1.2」の最初の派生リビジョンであるため、「1.2」の後に「1」を加え、その最初の工程であるので「1.2.1.1」というリビジョン番号となっている。ジョブチケット303から工程が進むと、ジョブチケット304となり、リビジョン番号は、最後の番号をインクリメントし、「1.2.1.2」となっている。
同様に、ジョブチケット301の2つ目の再投入ジョブチケット306、307のリビジョン番号は、「1.2.2.1」、「1.2.2.2」となる。ジョブチケット309の最初の再投入ジョブチケット311、312のリビジョン番号は、「1.1.1.2.1.1」、「1.1.1.2.1.2」となっている。また、ジョブチケット305は、ジョブチケット304から再投入したジョブチケットであり、「1.2.1.2.1.1」というリビジョン番号となっている。
以上のようなジョブチケットのリビジョン番号ルール(番号付け規則)に従って、ジョブチケット内のプロセスノードに対応する上記リビジョン番号を記述しておく。これにより、ジョブ履歴でツリー表示する際のアイコン表示位置の決定と、(ノードの)アイコンクリック時の対応するジョブチケットの判断を行う。
尚、上記図8等に示した画面上でジョブ毎に上段に表示されるワークフロー図は、ベース(ルート)ジョブチケットに記述されているワークフローを表示する。
次に、ジョブ管理アプリケーションの画面表示に関する処理手順について説明する。
図15は、ジョブ管理アプリケーションの画面表示処理の手順を示すフローチャートである。
図15において、ジョブ管理アプリケーションのジョブ進捗管理部100は、ステップS1000で、ジョブ履歴表示部102に設定画面を表示する画面表示処理を開始すると、ステップS1001では、ジョブ履歴の表示対象となる次のジョブIDが存在するか否かを、ジョブチケット用リビジョン管理DB103に問い合わせることで確認する。ジョブIDが存在する(有り)場合には、ステップS1002へ進み、ジョブIDが存在しない(無し)場合には、ステップS1008へ進んで、本処理を終了する。
ステップS1002では、ジョブ進捗管理部100は、設定画面にワークフロー図を表示するモードになっているか否かを判断する。ワークフロー図の表示を行うか否かは、図7のメニューにてユーザが設定できるようになっているものとする。ワークフロー図を表示する場合(YES)には、ステップS1003へ進み、ワークフロー図を表示しない場合(NO)には、ステップS1005へ進む。
ステップS1003では、ジョブ進捗管理部100は、ジョブIDに対応するワークフロー図の表示を行う。この表示は図8における201や204の部分に対応する。次に、ステップS1004では、ジョブ進捗管理部100は、工程表示ツリー(木構造)を表示するモードになっているか否かを判断する。木構造表示を行うか否かは、図7のメニューにてユーザが設定できるようになっているものとする。木構造を表示する場合(YES)には、ステップS1005へ進み、木構造を表示しない場合(NO)には、ステップS1006へ進む。
以上の制御により、ワークフロー図のみ表示するか、木構造のみ表示するか、ワークフロー図と木構造の両方を表示するかを、選択することができる。
ステップS1005では、ジョブ進捗管理部100は、ジョブIDに対応する木構造の表示を行う。この表示は図8における202や205の部分に対応する。
ステップS1006では、ジョブ進捗管理部100は、ジョブの詳細情報を表示するモードになっているか否かを判断する。ジョブの詳細情報表示を行うか否かは、図7のメニューにてユーザが設定できるようになっているものとする。ジョブの詳細情報を表示する場合(YES)には、ステップS1007へ進み、ジョブの詳細情報を表示しない場合(NO)には、ステップS1001へ戻る。ステップS1007では、ジョブ進捗管理部100は、ルートノードのジョブチケットより取得した詳細情報を表示する。この表示は図8における200や203の部分に対応する。
以上の処理を全てのジョブIDについて繰り返すことにより、ジョブ履歴の表示が行われる。
図16及び図17は、図15のステップS1005の処理(木構造表示処理)の詳細手順を示すフローチャートである。
図16及び図17において、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1020で、木構造(工程表示ツリー)表示処理を開始すると、ステップS1021で、まず、取得したジョブIDで変数Jを初期化する。次に、ステップS1022では、ジョブ進捗管理部100は、変数minorを1に初期化する。変数minorは工程の番号を表すことになる変数である。ステップS1023では、ジョブ進捗管理部100は、リビジョン毎のアイコン表示位置に関する変数posxと変数posyをそれぞれ1に初期化する。
変数posxの値が1であることは、アイコンを最も左端に表示することを意味し、インクリメントされるごとにその隣へアイコンを配置していくことになる。変数posyの値が1であることは、アイコンを最も上端に表示することを意味し、インクリメントされるごとにその下段へアイコンを配置していくことになる。
ステップS1024では、ジョブ進捗管理部100は、設定された変数の値に従って、リビジョンの表示すなわちアイコンの配置を行う。そして、ステップS1025で、ジョブ進捗管理部100は、木構造の表示を終了する。
上記ステップS1024の処理の詳細はステップS1040〜ステップS1050の処理で示される。
ジョブ進捗管理部100は、ステップS1040で、リビジョン(アイコン)表示処理を開始すると、ステップS1041で、変数Jと変数minorをピリオドで連結したリビジョン番号を変数Revに入れる。次に、ステップS1042では、ジョブ進捗管理部100は、(posx,posy)の位置に変数Revで示されるリビジョン番号に対応する内容の表示を行う。
次に、ステップS1043では、ジョブ進捗管理部100は、変数Revで示されるリビジョンの次の工程に対応するリビジョンが存在するか否かを判断する。次の工程に対応するリビジョンが存在する場合(YES)には、ステップS1044へ進み、次の工程に対応するリビジョンが存在しない場合(NO)には、ステップS1046へ進む。ステップS1044では、ジョブ進捗管理部100は、変数minorと変数posxをインクリメントする。そして、ステップS1045で、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1040からの処理を再帰的に呼び出す。
次に、ステップS1046では、ジョブ進捗管理部100は、そのノードから派生する派生工程があるか否かを判断する。派生工程がある場合(YES)には、ステップS1047へ進み、派生工程が無い場合(NO)には、ステップS1050へ進んで、本処理を終了する。
ステップS1047では、ジョブ進捗管理部100は、派生工程を木構造における縦方向での次の行へ表示するために変数posyをインクリメントする。ステップS1048では、ジョブ進捗管理部100は、次のステップS1049の処理の中だけで有効となるように変数Jをローカルで定義し、変数Revと1をピリオドで連結したリビジョン番号をローカル変数Jに入れる。ステップS1049では、ジョブ進捗管理部100は、このローカル変数JをもってステップS1040からの処理を再帰的に呼び出す。
以上の処理を再帰的に繰り返すことにより、1つのジョブIDに対応する木構造(工程表示ツリー)を表示するための配置が完成する。
図18は、図17のステップS1042の処理(アイコン表示処理)の詳細手順を示すフローチャートである。
本実施の形態では、木構造のノード部分に、アイコン、ジョブチケットのファイル名、リソースファイル名、差分情報のいずれを表示するかを選択することができる。前記表示対象の選択は、図7のメニューにてユーザが設定できるようになっているものとする。
図18において、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1060で、アイコン表示処理を開始すると、ステップS1061で、指定された位置の(posx,posy)に表示するものを識別する。表示物が予め決められた固定のアイコンである場合には、ステップS1062へ進み、アイコンを表示する。表示物がジョブチケットのファイル名である場合にはステップS1063へ進み、ジョブチケット名を表示する。表示物がそのリビジョンのジョブチケットの参照するリソースファイル名である場合には、ステップS1064へ進む。表示物が前のリビジョンとの差分を示す差分情報である場合には、ステップS1066へ進む。
ステップS1064からはその工程で入力されるデータファイルのファイル名を表示する。まず、ステップS1064では、ジョブ進捗管理部100は、ジョブチケットを読み込み、参照しているリソースファイル名を取得する。そして、ステップS1065で、ジョブ進捗管理部100は、そのリソースファイル名を表示する。
ステップS1066からは派生ジョブ等の修正差分を表示する。これは図11の画面例で示したアイコンクリック時に表示される内容と同じである。ただし、限られたスペースに表示されることになるため、表示領域からはみ出た分についてはクリッピングされるものとする。まず、ステップS1066では、ジョブ進捗管理部100は、現在表示しようとしているリビジョンの元のリビジョンを計算する。例えば、表示対象のリビジョンが1.1.1.1であれば元のリビジョンは1.1であり、表示対象のリビジョンが1.3であれば元のリビジョンは1.2である。これは、上述したリビジョン番号ルール(リビジョン割り当て規則)に従って逆算することが可能である。
次に、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1067で、元のリビジョンのジョブチケットを読み込み、ステップS1068で、現在表示しようとしているリビジョンのジョブチケットを読み込む。次に、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1069で、上記ステップS1067とステップS1068で各々読み込んだ内容の差分を計算し、ステップS1070で、(posx,posy)の位置に差分を表示する。ステップS1071で、1つのノードの表示を終了する。
次に、ジョブ管理アプリケーションにおいて所定のノードが選択された場合の処理手順について説明する。
本実施の形態では、木構造のノードを選択した際の処理として、ジョブ履歴の削除、ジョブの再投入、差分の表示、がある。これは、図7のメニューにてユーザが選択し設定できるようになっているものとする。
図19は、アイコン選択処理(ノード選択処理)の手順を示すフローチャートである。
図19において、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1080で、アイコン選択処理(ノード選択処理)を開始すると、ステップS1081で、選択されたノードの位置から対応するリビジョン番号を求める。次に、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1082で、ユーザの操作の種類を判断し、ノードの削除の場合にはステップS1083へ進み、ジョブ再投入の場合にはステップS1085へ進み、差分表示の場合にはステップS1089へ進む。
ノードの削除の場合、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1083で、指定ノードから下のノード全ての削除処理を行い、ステップS1084で、木構造の再表示を行う。ジョブ進捗管理部100は、ステップS1084の木構造表示処理として図16及び図17のフローチャートに示す処理を呼び出す。
ジョブ再投入の場合、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1085で、対象リビジョンのジョブチケットを読み込み、ステップS1086で、ジョブチケットの複製を派生リビジョンとして作成する。更に、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1087で、木構造の再表示を行った後、ステップS1088で、この派生リビジョンのジョブチケットを編集し、ジョブ再投入を行う。ジョブ進捗管理部100は、ステップS1087の木構造表示処理として図16及び図17のフローチャートに示す処理を呼び出す。
差分表示の場合、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1089以降の処理を行う。ステップS1089以降の処理は図18のステップS1066以降の処理と同様であり、説明を省略する。ただし、ステップS1093での差分表示は図11に示すように別ウィンドウに表示する。ステップS1094で、ノード選択処理を終了する。
図20は、図19のステップS1083の削除処理の詳細手順を示すフローチャートである。
図20において、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1100で、削除処理を開始すると、ステップS1101で、指定リビジョンの下位ノードに当たるリビジョンが存在するか否かを判断する。この場合は、純粋な派生リビジョンだけでなく工程の進んだジョブチケットも対象とする。例えば、「1.1」に対しては「1.1.1.1」などだけでなく、「1.2」なども対象とする。派生リビジョンが存在する場合(YES)には、ステップS1102へ進み、派生リビジョンが存在しない場合(NO)には、ステップS1103へ進む。
ジョブ進捗管理部100は、ステップS1102で、派生リビジョンを指定してステップS1100からの処理を再帰的に呼び出す。ジョブ進捗管理部100は、前記処理の呼び出しから戻ったら、再びステップS1101で、まだ残っている派生リビジョンが存在するか否かを調べる。
ジョブ進捗管理部100は、ステップS1103で、指定リビジョンのジョブチケットを読み込み、ステップS1104で、読み込んだ内容からそのリビジョンのジョブチケットが参照しているリソースファイルを特定する。ジョブ進捗管理部100は、ステップS1105で、そのリソースファイルを削除し、ステップS1106で、そのリビジョンのジョブチケットを削除し、ステップS1107で、本処理を終了する。
以上の手順により、指定リビジョン以下のジョブチケット及び対応するファイルの削除が完了する。
次に、木構造を表示した画面上で範囲指定を行い、ジョブ履歴の削除を行う場合の処理手順について説明する。本処理は図12の画面例で示されるユーザの操作に対応する。
図21は、ノードの範囲指定削除処理の詳細手順を示すフローチャートである。
図21において、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1120で、範囲指定削除処理を開始すると、ステップS1121で、ユーザの操作により指定された範囲のリビジョン番号を取得する。次に、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1122で、取得したリビジョンのうちの1つのリビジョンについて、それ以下のノードの削除を行う。ジョブ進捗管理部100は、ステップS1122の削除処理として図20のフローチャートに示す処理を呼び出す。
次に、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1123で、範囲指定された中にまだ削除していないリビジョンが残っているか否かを判断する。未削除のリビジョンが残っている場合(YES)には、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1122へ戻り、リビジョンの削除を繰り返す。リビジョンを全て削除し終わった場合(NO)には、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1124へ進み、木構造を表示し直す。ジョブ進捗管理部100は、ステップS1124の木構造表示処理として図16及び図17のフローチャートに示す処理を呼び出す。ステップS1125で、本処理を終了する。
次に、ワークフロー図を表示した画面上で範囲指定を行い、ジョブ履歴の削除を行う場合の処理手順について説明する。本処理は図13の画面例で示されるユーザの操作に対応する。
図22は、ワークフロー図の範囲指定削除処理の詳細手順を示すフローチャートである。
図22において、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1140で、範囲指定削除処理を開始すると、ステップS1141で、ユーザの操作により指定された範囲の最上流工程に対応するリビジョン群を取得する。次に、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1142で、取得したリビジョン群の1つのリビジョンについて、それ以下のノードの削除を行う。ジョブ進捗管理部100は、ステップS1142の削除処理として図20のフローチャートに示す処理を呼び出す。
次に、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1143で、範囲指定された中にまだ削除していないリビジョンが残っているか否かを判断する。未削除のリビジョンが残っている場合(YES)には、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1142へ戻り、リビジョンの削除を繰り返す。リビジョンを全て削除し終わった場合(NO)には、ステップS1144へ進む。
ジョブ進捗管理部100は、ステップS1144で、現在の表示モードが木構造を表示するようになっているか否かを判断する。木構造を表示する場合(YES)には、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1145へ進み、木構造を表示し直す。木構造を表示しない場合(NO)には、ステップS1146へ進み、本処理を終了する。尚、上記ステップS1144の木構造表示モードの判断は、図15のフローチャートのステップS1004と同様である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数の工程から構成されるジョブの工程毎の管理やジョブの再投入を効率的に行うため、次のような手法を用いる。
ジョブ履歴、ジョブの各工程、ジョブに関するファイル(ジョブチケット、リソース)の対応関係を木構造で管理し表示すると共に、木構造のノードを操作するためのユーザインタフェースを提供する。横軸に、ワークフロー図の各工程における各ジョブのファイルを並べて表示する。あるジョブから派生したジョブのファイルは、派生する部分(工程)から縦軸方向に分岐させて、そこから修正された新しい工程を並べる。
木構造の要素は、それぞれ以下のような意味を持つ。横軸は、工程を表す。縦軸は、(工程の途中からの修正を含む)ジョブの修正による派生を表す。ツリーのノードは、ジョブの履歴、その工程に対応するファイルを表す。ツリーの横辺は、工程の進捗を表す。ツリーの縦辺は、派生関係、ジョブ再投入を表す。
木構造の各ノードと、ワークフロー図の工程と、ジョブに関するファイル(ジョブチケット、リソース)の対応関係が視覚的に分かるように表示する。
これにより、ユーザが注目対象のジョブチケットを容易に判断することが可能となり、どのファイルを再編集/再印刷/削除してよいかを一目で確認することが可能となる。これは、ジョブの進捗状態の確認や印刷履歴の確認を行う場合においても有効である。
また、上記のように木構造によるジョブ履歴等の管理及び表示を行うことで、ジョブ履歴を削除する場合においても、ユーザにより指定された範囲のリビジョンや使用頻度の低い末端のリビジョンから自動的に削除を行うことが可能となる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、所定時間のタイムアウトを設定し、ジョブ履歴を自動的に削除する点において相違する。本実施の形態のその他の要素は、上述した第1の実施の形態(図1乃至図14)の対応するものと同一なので、説明を省略する。
本実施の形態では、ジョブ進捗管理部100により、ジョブのリビジョン毎にタイムスタンプを保持(記録)し、ジョブの工程が更新される或いは派生ジョブが生成されるといったジョブのリビジョンが増えるたびに、タイムスタンプを更新していくように構成する。
タイムスタンプ更新の具体例を図14を参照しながら説明する。例えば、304のノードでジョブ履歴の編集やジョブの再投入を行った際には、304及び305に対応するリビジョンが更新対象である。そこで、リビジョン「1.2.1.2」及び「1.2.1.2.1.1」にジョブ再投入時点での時間で、タイムスタンプを更新する。更に、304の親ノードに相当する303、303の親ノードに相当する301、301の親ノードに相当する300と、木構造をルートまで辿っていく。更新対象からルートまでの303、301、300に対応するリビジョン「1.2.1.1」、「1.2」、「1.1」のタイムスタンプも、304、305と同じ時点のものに更新する。
図23は、タイムスタンプ更新処理の手順を示すフローチャートである。
図23において、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1160で、タイムスタンプ更新処理を開始すると、ステップS1161で、ノードの更新を行う。これは、ジョブ履歴の編集やジョブの再投入等の、ジョブ履歴の所定リビジョンに対する更新を指す。次に、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1162で、更新対象リビジョンのノードを初期値としてタイムスタンプの更新を行う。
次に、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1163で、現在注目している注目ノードに親ノード(上位ノード)が存在するか否かを判断する。注目ノードに親ノードが存在する場合(YES)には、ステップS1164へ進み、注目ノードに親ノードが存在しない場合(NO)には、ステップS1165へ進んで、本処理を終了する。ジョブ進捗管理部100は、ステップS1164では、注目ノードを親ノードに移し、ステップS1162に戻る。こうして、親ノードに対応するリビジョンのタイムスタンプを更新する。
尚、ジョブ履歴の自動削除は、上記タイムスタンプに従って、タイムアウトしたリビジョンのノードを削除すればよい。
図24は、ジョブ履歴自動削除処理の手順を示すフローチャートである。
図24において、本処理は、所定時間で定期的に行われる処理の1つを示している。ジョブ進捗管理部100は、ステップS1180で、ジョブ履歴自動削除処理を開始すると、ステップS1181で、現在の時間よりタイムアウトとなるタイムスタンプ値を計算する。本実施の形態では、例えば1ヶ月でタイムアウトとし、現在の時間より1ヶ月前の時刻をタイムアウトの時間とする。
次に、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1182で、現在注目しているノードに対応するリビジョンのタイムスタンプ値が上記ステップS1181で計算した時刻以前であるか否かを判断する。タイムアウト時刻以前の場合(YES)には、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1183へ進み、対象ノード以下の全てのリビジョンのジョブチケット及び参照ファイルを削除する。この削除処理は図20のフローチャートに示す処理である。タイムアウト時刻以降の場合(NO)には、ステップS1184へ進む。
次に、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1184で、更に下位ノードが存在するか否かを調べる。下位ノードが存在する場合(YES)には、ステップS1185へ進み、下位ノードが存在しない場合(NO)には、ステップS1186へ進んで、本処理を終了する。ちなみに、上記ステップS1183の処理を経由し、サブツリーの削除を行っている場合には、ステップS1184での判断は下位ノード無しとなる。次に、ジョブ進捗管理部100は、ステップS1185で、更に下位ノードへ移り、再帰的に上記ステップS1180からの処理を繰り返す。
図23のフローチャートで説明したように、あるノードの更新があった場合には、その上位ノードのタイムスタンプも更新されるため、タイムアウトを発見したノード以下では必ずタイムアウトになるような状態となっている。このため、図24のフローチャートに示したような処理手順でのジョブ履歴の削除が可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、リビジョンごとにタイムスタンプを保持し、更新時には上位ノードも更新するため、タイムアウトによる削除で使用頻度の低いリビジョンが木構造の末端から削除されていくことになる。リビジョンが木構造の末端から削除されるため、様々な再印刷を可能にする情報ほど後まで残るように自動削除を行うことが可能となる。
[他の実施の形態]
また、本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る印刷製本システムとしての印刷製本ワークフローシステムの構成例を示す図である。 工程管理部を中心とした構成例を示す図である。 JDFによる製本の仕組みを示す製本の階層の例を示す図である。 ジョブチケットにより実現されるワークフローの構成例を示す図である。 ジョブの工程単位での再投入の例を示す図である。 工程管理部におけるジョブ管理アプリケーションの構成例を示すブロック図である。 ジョブ管理アプリケーションの画面構成の例を示す図である。 ジョブ一覧表示部の画面の例を示す図である。 ワークフローを表示しないジョブ一覧表示部の画面の例を示す図である。 ジョブ一覧表示部の画面の例を示す図である。 差分をポップアップしたジョブ一覧表示部の画面の例を示す図である。 削除範囲指定のジョブ一覧表示部の画面の例を示す図である。 ワークフロー上の削除範囲指定のジョブ一覧表示部の画面の例を示す図である。 ジョブチケットの派生バージョン番号の対応を示す図である。 ジョブ管理アプリケーションの画面表示処理の手順を示すフローチャートである。 木構造表示処理の詳細手順を示すフローチャートである。 図16のフローチャートの続きである。 アイコン表示処理の詳細手順を示すフローチャートである。 アイコン選択処理の詳細手順を示すフローチャートである。 削除処理の詳細手順を示すフローチャートである。 ノードの範囲指定削除処理の詳細手順を示すフローチャートである。 ワークフロー図の範囲指定削除処理の詳細手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るタイムスタンプ更新処理の手順を示すフローチャートである。 ジョブ履歴自動削除処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
41 MISサーバ
100 ジョブ進捗管理部(管理手段、表示制御手段、設定手段、時刻記録手段、更新手段、削除手段)
101 ジョブ履歴管理部
102 ジョブ履歴表示部(表示制御手段)
103 ジョブチケット用リビジョン管理DB(記録手段)
104 リソースファイル用DB(記録手段)

Claims (13)

  1. 印刷物の作成に関わるジョブの工程管理を行うジョブ管理装置であって、
    ジョブの進捗状況に対応して工程毎に、ジョブの履歴、ジョブに関するファイルを含む情報を記録する記録手段と、
    工程毎の工程記録をノードとする木構造を表示する表示制御手段と、
    前記木構造における指定されたノードに対応する工程記録を前記記録手段から取得する取得手段と、
    前記記録手段から取得した当該工程に対応する工程記録に基づいて当該工程から派生させる派生ジョブを生成し、前記派生ジョブを前記記録手段の工程記録と前記木構造に反映させる管理手段と、
    を備えることを特徴とするジョブ管理装置。
  2. 前記管理手段は、前記工程記録を前記木構造のノードの表示に反映させることを特徴とする請求項1記載のジョブ管理装置。
  3. 前記木構造のノードとして表示する情報は、ジョブの作業指示を記述したジョブチケットのファイル名、工程で入力されるデータのファイル名、親ノードに対する差分情報を含む群から選択されることを特徴とする請求項2記載のジョブ管理装置。
  4. 前記管理手段は、前記親ノードに対する差分情報として、前記木構造におけるノード間の指示内容の差分を示す差分情報を計算することを特徴とする請求項3記載のジョブ管理装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記木構造を二次元直交座標系に表示すると共に、前記二次元直交座標系における一方の座標軸方向で工程の進捗を示し、前記二次元直交座標系における他方の座標軸方向で派生ジョブの存在を示すことを特徴とする請求項1記載のジョブ管理装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記木構造からノードが選択された場合、前記選択されたノードの親ノードに対する前記差分情報を表示することを特徴とする請求項1又は3記載のジョブ管理装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記木構造における工程の進捗に対応するワークフロー図を表示することを特徴とする請求項1記載のジョブ管理装置。
  8. 前記管理手段は、前記木構造から単数或いは複数のノードが選択された場合、前記選択されたノード以下の工程記録を前記記録手段から削除することを特徴とする請求項1記載のジョブ管理装置。
  9. 前記管理手段は、前記ワークフロー図から単数或いは複数の工程が選択された場合、前記選択された工程に対応する前記木構造の全てのノード以下の工程記録を前記記録手段から削除することを特徴とする請求項1又は7記載のジョブ管理装置。
  10. 前記工程記録毎に更新時刻を記録する時刻記録手段と、
    前記木構造における当該ノードの前記更新時刻の更新時に、前記木構造における親ノードの更新時刻を当該ノードと同じ更新時刻に更新する更新手段と、
    前記更新手段により更新された更新時刻に基づいて所定の期限で工程記録を削除する削除手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載のジョブ管理装置。
  11. 前記請求項1乃至10の何れかに記載のジョブ管理装置と、印刷物の作成依頼に基づき印刷を行う印刷装置と、前記印刷装置による印刷結果に対して製本を含む後処理を行う後処理装置とを備えることを特徴とする印刷製本システム。
  12. 印刷物の作成に関わるジョブの工程管理を行うジョブ管理装置の制御方法であって、
    ジョブの進捗状況に対応して工程毎に、ジョブの履歴、ジョブに関するファイルを含む情報を記録手段に記録する記録ステップと、
    工程毎の工程記録をノードとする木構造を表示する表示制御ステップと、
    前記木構造における指定されたノードに対応する工程記録を前記記録手段から取得する取得ステップと、
    前記記録手段から取得した当該工程に対応する工程記録に基づいて当該工程から派生させる派生ジョブを生成し、前記派生ジョブを前記記録手段の工程記録と前記木構造に反映させる管理ステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  13. 印刷物の作成に関わるジョブの工程管理を行うジョブ管理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    ジョブの進捗状況に対応して工程毎に、ジョブの履歴、ジョブに関するファイルを含む情報を記録手段に記録する記録モジュールと、
    工程毎の工程記録をノードとする木構造を表示する表示制御モジュールと、
    前記木構造における指定されたノードに対応する工程記録を前記記録手段から取得する取得モジュールと、
    前記記録手段から取得した当該工程に対応する工程記録に基づいて当該工程から派生させる派生ジョブを生成し、前記派生ジョブを前記記録手段の工程記録と前記木構造に反映させる管理モジュールと、
    を備えることを特徴とするプログラム。
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