JP2020011257A - 連続鋳造機 - Google Patents

連続鋳造機 Download PDF

Info

Publication number
JP2020011257A
JP2020011257A JP2018134433A JP2018134433A JP2020011257A JP 2020011257 A JP2020011257 A JP 2020011257A JP 2018134433 A JP2018134433 A JP 2018134433A JP 2018134433 A JP2018134433 A JP 2018134433A JP 2020011257 A JP2020011257 A JP 2020011257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
electromagnetic brake
width direction
iron core
continuous casting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018134433A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7119684B2 (ja
Inventor
塚口 友一
Yuichi Tsukaguchi
友一 塚口
信宏 岡田
Nobuhiro Okada
信宏 岡田
敏之 梶谷
Toshiyuki Kajitani
敏之 梶谷
和晃 三島
Kazuaki Mishima
和晃 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2018134433A priority Critical patent/JP7119684B2/ja
Publication of JP2020011257A publication Critical patent/JP2020011257A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7119684B2 publication Critical patent/JP7119684B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

【課題】高生産性と高品質とを高いレベルで両立した連続鋳造操業が可能な、連続鋳造機を提供する。【解決手段】断面が矩形である鋳型30と、鋳型30の上方に配置されたタンディッシュ10と、タンディッシュ10から鋳型30内へと溶融金属1を供給する浸漬ノズル20と、浸漬ノズル20から吐出される2つの溶鋼金属流を、静磁場を用いて制動する電磁ブレーキ装置40とを備え、電磁ブレーキ装置40は、4つの鉄心41a、41b、41c、41dを有し、鋳型30を挟んで対向するように設置された2つの鉄心に励磁されるそれぞれの電磁石は極性が逆であり、電磁石に流す電流の方向を変更する電流切替手段45を備え、電流切替手段45で電流の方向を変更することにより、鋳型幅方向に並列した2つの鉄心に励磁される電磁石の極性が、同極性と逆極性とで切り替えられる、連続鋳造機100とする。【選択図】図2

Description

本発明は、溶鋼など溶融金属の連続鋳造において、静磁場を利用して鋳型内の溶融金属流を制動する技術に関する。
溶鋼(鉄以外のクロムやニッケルなどの合金元素の含有量の合計が50%を超える高合金鋼が溶融したものも含む。以下において同じ。)など溶融金属の連続鋳造において、鋳型内への溶融金属の供給には、耐火物製の浸漬ノズルを用いる方法が広く行われている。
スラブの連続鋳造など矩形比の大きな(幅が広い)鋳型へ溶融金属を供給する浸漬ノズルは、鋳型幅方向中央から鋳型両短辺に向かって2つの吐出孔を穿った、2孔ノズルであるのが一般的である。
ブルーム連続鋳造機に比べ鋳片厚みが小さく高速鋳造が可能なスラブ連続鋳造機においては、通常、2孔ノズルからの溶融金属流は斜め下向きに吐出し、鋳型短辺近傍で上下に分かれて、短辺に沿った上昇流と短辺に沿った下降流を形成する。高速鋳造条件下においては、浸漬ノズルからの吐出流は、短辺の凝固シェルを溶解してブレークアウトを引き起こしたり、短辺に沿った上昇流が湯面を乱して鋳片表面品質を悪化させたり、短辺に沿った下降流が非金属介在物を鋳片深くへ持ち込んで鋳片内部品質を悪化させたりと、様々な悪影響を及ぼす。これら悪影響の防止を目的として、静磁場を利用して浸漬ノズルからの吐出流を制動する技術が適用されてきた。静磁場は、永久磁石を用いても得られるが、鉄心にコイルを巻いて通電する電磁石が広く用いられている。
例えば、特許文献1の第6図に開示されているように、左右に分かれた電磁ブレーキの鉄心およびコイルが、それぞれ逆の極性で静磁場を発生する技術が知られている。あるいは、特許文献2に開示されているように、鋳型幅方向全体に渡って同一極性の磁場を発生する技術が知られている。
特開昭62−254954号公報 特開平9−285854号公報
しかしながら、逆の極性と同一極性の異なる磁場分布それぞれの特徴をとらえて、鋳造条件に応じてこれらを使い分ける技術や、それを可能とする電磁ブレーキ鉄心の配置については、これまでに十分な検討が成されていない。そのため、高生産性と高品質とを高いレベルで両立した連続鋳造操業を行うことが困難であった。
そこで本発明は、高生産性と高品質とを高いレベルで両立した連続鋳造操業が可能な、連続鋳造機を提供することを課題とする。
本発明者らは、磁場分布の違いが鋳型内流動および鋳片品質に及ぼす作用を詳細に検討した。その結果、以下のような新たな知見を得て、本発明を成すに至った。
まず、鋳型幅方向全体に渡って同一極性の磁場を発生する電磁ブレーキの場合は、浸漬ノズル内部の溶融金属の流れにも制動力が生じる。浸漬ノズル内部の下降流は、一般に鋳型内で最も流速が大きな流れであるので、電磁ブレーキ制動力を生む渦電流も大きなものになる。
このとき、静磁場の磁束の方向が鋳型厚み方向、浸漬ノズル内下降流の方向が上下方向であることから、生じる渦電流の方向は、鋳型幅方向となる。すなわち、浸漬ノズル内に生じる渦電流は、左右の吐出孔を貫くように鋳型幅方向に流れる。説明の便宜上、仮に浸漬ノズル内の渦電流が左の吐出孔から右の吐出孔に向かって流れるとすると、右の吐出孔を出た渦電流は、電荷の中性を保つために、浸漬ノズル周囲の鋳型内溶融金属中を流れる電流ループを作って、左の吐出孔へと戻ってくる。このように渦電流が電流ループを作る性質から、本来制動すべき流れの周囲にも、その流れに対向する電磁力が作用する。この付随的な制動力は、本来制動すべき流れの周囲に、その流れに対向する流動を生む。この対向流を、ここでは電磁対向流と呼ぶ。
通常、静磁場を用いた電磁ブレーキでは、流速に応じた渦電流と制動力が生じ、その結果、溶融金属の流速が低下して渦電流も小さくなる、といった自己収束作用が働き、制動力が過剰に生じることはない。
鋳型幅方向全体に渡って同一極性の磁場を発生する電磁ブレーキの場合には、前述のように、浸漬ノズル内の下降流に対しても渦電流と制動力が生じる。ところが、制動力が生じても、浸漬ノズル内の下降流速は、鋳型サイズと鋳造速度から決まるスループットに対応した大きさに維持される。その維持には、タンディッシュ内の溶融金属ヘッドすなわち位置エネルギーが使われる。この状態は、タンディッシュ内溶融金属の位置エネルギーを使って、浸漬ノズル内の渦電流を発電している状態である。このような状態は、過剰な制動力および電磁対向流を生じる。
その結果として、鋳型幅方向全体に渡って同一極性の磁場を発生する電磁ブレーキの場合には、浸漬ノズルからの吐出流が、電磁ブレーキによって完全に跳ね返され、吐出流と浸漬ノズル内の下降流に対向し、湯面へ向かう上昇流を生じる。
この上昇流は、非金属介在物の浮上に有利に作用して鋳片内部品質を改善する一方、湯面の波立ち変動を生じ、鋳片表面品質を悪化させる。上昇流による湯面の波立ち変動は、鋳造速度が大きい高速鋳造時に顕著に生じる。
すなわち、鋳型幅方向全体に渡って同一極性の磁場を発生する電磁ブレーキは、比較的鋳造速度が小さい条件下で非金属介在物の浮上除去を促進し、鋳片の内部品質を改善するのに有利である一方、高速鋳造時に表面品質が悪化する問題を有する。
次に、左右に分かれた電磁コイルがそれぞれ逆の極性で静磁場を発生する電磁ブレーキの場合は、左右の電磁コイルから等距離にある鋳型幅中央すなわち浸漬ノズル位置は、磁場の干渉域となるので、浸漬ノズル内の下降流には制動力はほとんど発生せず、左右の吐出流それぞれに対して渦電流とそれに伴う制動力が生じる。この場合にも、渦電流がループを形成する性質から吐出流の周囲に生じる付随的制動力はゼロではないが限定的で、総じて吐出流速に応じた適正な制動力が発揮され、吐出流は跳ね返されることなく減速する。
そのような特性から、左右に分かれた電磁コイルがそれぞれ逆の極性で静磁場を発生する電磁ブレーキの場合は、高速鋳造時にも湯面を大きく乱すことがなく、鋳片表面品質の悪化を抑制できる。一方、湯面に向かう上昇流が弱いことは、非金属介在物の浮上除去に対しては不利である。
一方、左右に分かれた電磁コイルがそれぞれ逆の極性で静磁場を発生する電磁ブレーキの場合は、電磁コイルあるいは鉄心が鋳型幅に対して小さいと、電磁ブレーキ域を迂回する流れが生じて、その効果が安定しない傾向がある。そのため、鋳型幅に対して、鉄心の占有割合を一定値以上に保つ必要がある。この鉄心の占有割合さえ十分であれば、左右に分かれた電磁コイルがそれぞれ逆の極性で静磁場を発生する電磁ブレーキの特性を十分に発揮することができる。
本発明は、このように異なる特性を有する2種類の電磁ブレーキ技術を、求められる鋳片品質要件や鋳造条件に応じて使い分けられるように、一部コイルの電流の向きを切り替えることによって、鋳型幅方向全体に渡って同一極性の磁場を発生する電磁ブレーキと、左右に分かれた電磁コイルがそれぞれ逆の極性で静磁場を発生する電磁ブレーキとを、切り替えられるように構成した電磁ブレーキ装置を備える、溶融金属の連続鋳造機である。
以下、本発明についてさらに具体的に説明する。本発明において、鋳型幅は鋳型厚みの少なくとも3倍以上である。
本発明は、溶融金属の連続鋳造機であって、断面が矩形である鋳型と、該鋳型の上方に配置されたタンディッシュと、該タンディッシュから鋳型内へと溶融金属を供給する浸漬ノズルと、該浸漬ノズルから鋳型の両短辺に向かって吐出される2つの溶鋼金属流を、静磁場を用いて制動する電磁ブレーキ装置と、を備え、該電磁ブレーキ装置は、鋳型幅方向に並列した2つの鉄心、および、該2つの鉄心とそれぞれ鋳型を挟んで対向するように設置された2つの鉄心を有し、鋳型を挟んで対向するように設置された2つの鉄心に励磁されるそれぞれの電磁石は、極性が逆であり、電磁石に流す電流の方向を変更する、電流切替手段を備え、該電流切替手段で電流の方向を変更することにより、鋳型幅方向に並列した2つの鉄心に励磁される電磁石の極性が、同極性と逆極性とで切り替えられることを特徴とする、連続鋳造機である。
電流切替手段で電流の方向を変更することにより、異なる特性を有する2種類の電磁ブレーキ技術を、求められる鋳片品質要件や鋳造条件に応じて使い分けることができる。これにより、高生産性と高品質とを高いレベルで両立した連続鋳造操業が可能な、連続鋳造機を提供することができる。本発明において、「電流切替手段」は、電磁石に流す電流の方向を変更できるものであれば、その形態は特に限定されない。電流の方向を切り替えるスイッチを有する装置であっても良く、電源につながっているコネクタをユーザーが繋ぎ変える形態であっても良い。
また、上記本発明において、鋳型幅方向の左右に並列した2つの鉄心は、左側の鉄心の左端と右側の鉄心の右端との距離が、鋳型の幅の80%よりも大きく、且つ、左側の鉄心と右側の鉄心との間隔が、鋳型の幅の30%よりも小さく且つ鋳型の厚さの60%よりも大きく、且つ、鋳型の幅に対し、鋳型幅方向の左右に並列した2つの鉄心が占める割合が60%以上、を満たすように配置されていることが好ましい。
左側の鉄心の左端と右側の鉄心の右端との距離(以下において、「鉄心両端距離」と称することがある。)が、鋳型の幅の80%よりも大きいことにより、鉄心と鋳型短辺との間隙を下へ抜ける回避流が生じ難くなるので、電磁ブレーキの制動効果を安定して発揮しやすくなる。鉄心両端距離は、85%以上であることが、より好ましい。本発明において、鉄心両端距離の上限値は特に限定されないが、電磁ブレーキの制動効果を適切に得られやすくする等の観点からは、例えば鋳型の幅の150%以下にすることができる。
また、左側の鉄心と右側の鉄心との間隔(以下において、「鉄心間隔」と称することがある。)が、鋳型厚みの60%よりも大きいことにより、左右のコイル間の相互作用が過度に強くならないので、鋳型を挟んで対向する鉄心へと到達する磁束密度(すなわち電磁ブレーキの制動力を発揮する磁場の強さ)が低減し難くなる。その結果、電磁ブレーキとしての効率を高めることができる。さらに、鉄心間隔が鋳型幅の30%よりも小さいことにより、左右の鉄心の間を下へ抜ける回避流が生じ難くなるので、電磁ブレーキの制動効果を安定して発揮しやすくなる。
また、鋳型幅に対し、鋳型幅方向の左右に並列した2つの鉄心が占める割合(以下において、「鉄心幅占有率」と称することがある。)が60%以上であることにより、左右の鉄心の間や、鉄心と鋳片短辺との間隙を下へ抜ける回避流が生じ難くなるので、電磁ブレーキの制動効果を安定して発揮しやすくなる。鉄心幅占有率は、65%以上であると、より好ましい。本発明において、鉄心幅占有率の上限値は特に限定されず、例えば、90%以下にすることができる。
また、上記本発明において、鋳型幅方向の左右に並列した2つの鉄心が、その背面で接続されていることが好ましい。これにより、励磁効率を高めることが可能になるほか、位置決めや取りつけ取り外しを容易にすることが可能になる。さらに、電磁ブレーキ装置全体をコンパクト且つ軽量に設計できる効果も得られる。
また、上記本発明において、鋳型を挟んで対向するように設置された2つの鉄心が、その背面から鋳型の短辺の外側を通って接続されていることが好ましい。これにより、励磁効率を高めることが可能になるほか、鋳型幅方向の左側と右側とで、磁束密度を独立して変更することができるので、鋳型内の溶融金属の流動が左右どちらかに偏った場合に、この偏りを低減しやすくなる。
本発明によれば、高生産性と高品質とを高いレベルで両立した連続鋳造操業が可能な、連続鋳造機を提供することができる。
本発明の連続鋳造機の構成の概略を示す説明図である。 電磁ブレーキ装置および電流切替手段の構成の概略を示す説明図である。 鋳型幅方向全体に亘って同一極性の磁場を発生する電磁ブレーキ装置の構成の概略を示す説明図である。 鋳型幅方向で左右に分かれた電磁コイルがそれぞれ逆の極性で磁場を発生する電磁ブレーキ装置の構成の概略を示す説明図である。 図3Aに示した形態の場合に鋳型内に生じる流動を模式的に説明する図である。 図3Bに示した形態の場合に鋳型内に生じる流動を模式的に説明する図である。 鋳型両端距離、鉄心間隔、鋳型幅、および、鋳型厚みを説明する図である。 背面で接続されている、鋳型幅方向の左右に並列した鉄心を説明する図である。 背面から鋳型の短辺の外側を通って接続されている、鋳型を挟んで対向するように設置された鉄心を説明する図である。 本発明における電磁ブレーキ装置の1つの実施形態例を説明する図である。 本発明における電磁ブレーキ装置の他の実施形態例を説明する図である。 本発明における電磁ブレーキ装置の他の実施形態例を説明する図である。 本発明における電磁ブレーキ装置の他の実施形態例を説明する図である。 本発明における電磁ブレーキ装置の他の実施形態例を説明する図である。 本発明における電磁ブレーキ装置の他の実施形態例を説明する図である。 従来の電磁ブレーキ装置の形態を説明する図である。 従来の電磁ブレーキ装置の他の形態を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の連続鋳造機100の構成の概略を示す説明図である。図1では、電源や電流切替手段の記載を省略している。図1に示した連続鋳造機100は、断面が矩形である鋳型30と、鋳型30の上方に配置されたタンディッシュ10と、タンディッシュ10から鋳型30内へと溶融金属1を供給する浸漬ノズル20と、浸漬ノズル20から鋳型30の両短辺に向かって吐出される2つの溶鋼金属流を、静磁場を用いて制動する電磁ブレーキ装置40と、を備えている。
図2は、電磁ブレーキ装置40および電流切替装置45の構成の概略を示す説明図である。図2に示したように、電磁ブレーキ装置40は、4つの電磁石A〜Dを有している。
電磁石Aおよび電磁石Cと、電磁石Bおよび電磁石Dは、それぞれ、鋳型30の幅方向に並列して設置され、電磁石Aおよび電磁石Bと、電磁石Cおよび電磁石Dは、それぞれ、鋳型30を挟んで対向するように設置されている。電磁石A〜Dは、それぞれ、鉄心41a〜41d、および、そのまわりに巻かれたコイル42a〜42dを有している。鋳型30を挟んで対向するように設置された電磁石Aおよび電磁石Bの、コイル42aおよびコイル42bは、それぞれ電源43に接続されている。また、鋳型30を挟んで対向するように設置された電磁石Cおよび電磁石Dの、コイル42cおよびコイル42dは、電流切替装置45を介して、それぞれ電源44に接続されている。図2に示した電磁ブレーキ装置40は、電流切替装置45を用いて、コイル42cおよびコイル42dに流す電流の方向を変更することにより、鋳型30の幅方向に並列した2つの電磁石の極性が、同極性と逆極性とで切り替えられる。このような構成にすることにより、後述する図3Aおよび図3Bに示したような2つの電磁ブレーキモードを、求められる鋳片品質要件や鋳造条件に応じて使い分けることができるので、高生産性と高品質とを高いレベルで両立した連続鋳造操業が可能になる。本発明における電磁ブレーキ装置40は、浸漬ノズル20からの吐出流を制動することを目的としていることから、連続鋳造方法として最も一般的な、浸漬ノズルを用いたパウダーキャスティングを対象としている。ゆえに、連続鋳造機100の鋳型30に至る給湯は、上方のタンディッシュ10から浸漬ノズル20を介して鋳型30内へ溶融金属を供給する構成である。
図3Aは、鋳型30の幅方向に並列した2つの電磁石の極性が、同極性の場合の電磁ブレーキ装置の構成の概略を示す図であり、図3Aに示した形態の場合に鋳型内に生じる流動を、模式的に図4Aに示す。また、図3Bは、鋳型30の幅方向に並列した2つの電磁石の極性が、逆極性の場合の電磁ブレーキ装置の構成の概略を示す図であり、図3Bに示した形態の場合に鋳型内に生じる流動を、模式的に図4Bに示す。図4Aおよび図4Bでは、吐出流の向きを矢印で示す。
図3Aに示した形態では、鋳型30の紙面上側に設置された電磁石Aおよび電磁石Cは、何れも同じ極性Nであり、鋳型30の紙面下側に設置された電磁石Bおよび電磁石Dは、何れも同じ極性Sである。このような形態の電磁ブレーキ装置40によって、溶鋼金属流を制動する場合には、図4Aに示したように、浸漬ノズル20からの吐出流が、電磁ブレーキによって完全に跳ね返され、吐出流と浸漬ノズル20内の下降流に対向し、湯面へと向かう上昇流を生じる。その結果、浸漬ノズル20の周囲の湯面が盛り上がるとともに変動する。一方、図4Aに示したように、浸漬ノズル20の周囲に湧き上がった上昇流は、その後、湯面直下を鋳型の短辺に向かって流れる。この流れは溶融金属中の非金属介在物が浮上しモールドパウダー溶融層に吸収される機会をもたらし、溶融金属を清浄化する作用を有する。
これに対し、図3Bに示した形態は、図3Aの状態から、電磁石Bおよび電磁石Dのコイルに流す電流の向きを変えることによって実現される形態である。図3Bに示した形態の電磁ブレーキ装置40によって溶鋼金属流を制動する場合には、図4Bに示したように、浸漬ノズル20からの吐出流が跳ね返されることなく減速し、鋳型の短辺に沿った緩やかな上昇流および下降流を形成する。その結果、鋳型内は比較的静穏に保たれる。
なお、図4Aおよび図4Bに示す流動を引き起こすのに必要な磁束密度は、概ね3000ガウス以上である。また、6000ガウスを超える磁束密度は過大であり不要である。
加えてこのような磁束密度を得るのに必要な電磁ブレーキ装置における鉄心の厚みは150mm以上である。また400mmを超える鉄心の厚みは過大であり不要である。
図5は、鋳型両端距離、鉄心間隔、鋳型幅、および、鋳型厚みを説明する上面図である。図5を参照しつつ、本発明で満たすことが好ましい条件について説明する。
電磁ブレーキ装置40は、鉄心両端距離が鋳型幅の80%(さらに好ましくは85%)よりも大きいことが好ましい。これにより、鉄心と鋳型30の短辺との間隙を下へ抜ける回避流が生じ難くなるので、電磁ブレーキ装置40の制動効果を安定して発揮しやすくなる。電磁ブレーキ装置40において、鉄心両端距離の上限値は特に限定されないが、電磁ブレーキ装置40の制動効果を適切に得られやすくする等の観点からは、例えば鋳型の幅の150%以下にすることができる。
また、電磁ブレーキ装置40は、鉄心間隔が鋳型幅の30%よりも小さく且つ鋳型厚みの60%よりも大きいことが好ましい。鉄心間隔が鋳型厚みの60%よりも大きいことにより、左右のコイル間の相互作用が過度に強くならないので、鋳型30を挟んで対向する鉄心へと到達する磁束密度(すなわち電磁ブレーキ装置40の制動力を発揮する磁場の強さ)が低減し難くなる。その結果、電磁ブレーキ装置としての効率を高めることができる。さらに、鉄心間隔が鋳型幅の30%よりも小さいことにより、左右の鉄心の間を下へ抜ける回避流が生じ難くなるので、電磁ブレーキ装置40の制動効果を安定して発揮しやすくなる。
また、電磁ブレーキ装置40は、鉄心幅占有率が60%(さらに好ましくは65%)以上であることが好ましい。これにより、左右の鉄心の間や、鉄心と鋳片30の短辺との間隙を下へ抜ける回避流が生じ難くなるので、電磁ブレーキ装置40の制動効果を安定して発揮しやすくなる。電磁ブレーキ装置40において、鉄心幅占有率の上限値は特に限定されず、例えば、90%以下にすることができる。
図6および図7は、本発明における電磁ブレーキ装置の好ましい形態を説明する図である。図6は、背面で接続されている、鋳型幅方向の左右に並列した鉄心を説明する上面図であり、図7は、背面から鋳型の短辺の外側を通って接続されている、鋳型を挟んで対向するように設置された鉄心を説明する上面図である。
電磁ブレーキ装置に備えられる鉄心は、励磁効率を高める、あるいは位置決めや取りつけ取り外しを容易にする目的で、背面で接続することが一般的である。ここで、鉄心を「接続する」とは、2つの鉄心を鉄心として繋げることを意味する。2つの鉄心が一体化されている形態でも良く、2つの鉄心を接続するための部材と2つの鉄心とが接している形態でも良く、2つの鉄心を接続するための部材と2つの鉄心とが数mm程度の間隔をあけて配置されている形態でも良い。
図6に示した形態にすることにより、励磁効率を高めることが可能になるほか、位置決めや取りつけ取り外しを容易にすることが可能になる。さらに、電磁ブレーキ装置全体をコンパクト且つ軽量に設計できる効果も得られる。
また、図7に示した形態にすることにより、励磁効率を高めることが可能になるほか、鋳型幅方向の左側と右側とで、磁束密度を独立して変更することができるので、鋳型内の溶融金属の流動が左右どちらかに偏った場合に、この偏りを低減しやすくなる。
このように、図6に示した形態と図7に示した形態では、得られる効果が一部異なる。
そのため、連続鋳造機個々の条件(要求品質および装置仕様)によって、適した構成を選択するのが良い。
以下に、具体例をあげて、本発明について説明する。表1に、以下に説明する例の具体的な条件を示す。なお、実施例および比較例を示す図8〜図15においては、図1〜図7よりも鋳型を簡略化して示し、さらに、簡略化のため、鋳型および電磁ブレーキ装置の上面図ならびに正面図を模式的に示すとともに、正面図では鉄心を接続する部材の記載を省略している。
1.実施例
1.1.実施例1
図8に示した実施例1は、請求項1〜3を満たす実施例である。
実施例1においては、2孔浸漬ノズルからの吐出流を、左右それぞれの電磁ブレーキで制動する際に、鋳型幅方向に並んだ2つの鉄心に励磁される電磁石の極性が同極性である場合と逆極性である場合の二種類の電磁ブレーキモードを切り替えて適用することができる。その際の鋳型内流動は、図4Aおよび図4Bと同様である。
また実施例1は、図5を用いて説明した好ましい条件を満たす鉄心の幅方向分布であるので、電磁ブレーキ域を回避する流動が生じることなく、制動効果を安定して発揮できる。また、電磁ブレーキ装置としての効率も高い。
さらに実施例1は、鋳型幅方向の左右に並列した鉄心がその背面で接続されているので、コンパクトかつ軽量で、既存の連続鋳造機の改造による導入が容易である。
1.2.実施例2
図9に示した実施例2は、請求項1、2、4を満たす実施例である。
実施例2においては、2孔浸漬ノズルからの吐出流を、左右それぞれの電磁ブレーキで制動する際に、鋳型幅方向に並んだ2つの鉄心に励磁される電磁石の極性が同極性である場合と逆極性である場合の二種類の電磁ブレーキモードを切り替えて適用することができる。その際の鋳型内流動は、図4Aおよび図4Bと同様である。
また実施例2は、図5を用いて説明した好ましい条件を満たす鉄心の幅方向分布であるので、電磁ブレーキ域を回避する流動が生じることなく制動効果を安定して発揮できる。
また、電磁ブレーキ装置としての効率も高い。
なお、実施例2においては、鉄心両端距離が鋳型幅よりも大きいが、これはより大きな鋳型幅にも対応した電磁ブレーキ設計であることを示す。
さらに実施例2は、鋳型を挟んで対向するように設置された鉄心が、背面から鋳型の短辺の外側を通って接続されているので、鋳型内の流動が左右どちらかに偏った場合に、左右の磁束密度を独立して変えることが可能である(例えば、吐出流が強い側の制動力を相対的に上げられる)。一方、電磁ブレーキ装置は大きく重くなるので、その設置には鋳型周辺に十分なスペースと、その荷重に耐えられる鋳型振動装置が必要である。
1.3.実施例3
図10に示した実施例3は、請求項1および2を満たす実施例である。
実施例3においては、2孔浸漬ノズルからの吐出流を、左右それぞれの電磁ブレーキで制動する際に、鋳型幅方向に並んだ2つの鉄心に励磁される電磁石の極性が同極性である場合と逆極性である場合の二種類の電磁ブレーキモードを切り替えて適用することができる。その際の鋳型内流動は、図4Aおよび図4Bと同様である。
また実施例3は、図5を用いて説明した好ましい条件を満たす鉄心の幅方向分布であるので、電磁ブレーキ域を回避する流動が生じることなく制動効果を安定して発揮できる。
また、電磁ブレーキ装置としての左右コイル間の相互作用による効率低下を抑制できる鉄心配置である。
一方実施例3は、請求項3および請求項4を満たさない鉄心構成であるので、実施例1や実施例2と比べると、電磁ブレーキ装置の設置時にコイルの位置決めが難しく、またコイルの励磁効率を高め難い。
1.4.実施例4
図11に示した実施例4は、請求項1および4を満たす実施例である。
実施例4においては、2孔浸漬ノズルからの吐出流を、左右それぞれの電磁ブレーキで制動する際に、鋳型幅方向に並んだ2つの鉄心に励磁される電磁石の極性が同極性である場合と逆極性である場合の二種類の電磁ブレーキモードを切り替えて適用することができる。その際の鋳型内流動は、図4Aおよび図4Bと同様である。
ただし実施例4は、鉄心の幅方向占有率が小さいので、電磁ブレーキ域の外側(鋳型短辺近傍)を回避する流動が生じやすい。そのため、実施例1〜3と比べると、制動効果が不安定になりやすい。
一方実施例4は、鋳型を挟んで対向するように設置された鉄心が、背面から鋳型の短辺の外側を通って接続されているので、鋳型内の流動が左右どちらかに偏った場合に、左右の磁束密度を独立して変えることが可能である(例えば、吐出流が強い側の制動力を相対的に上げられる)。一方、電磁ブレーキ装置は大きく重くなるので、その設置には鋳型周辺に十分なスペースと、その荷重に耐えられる鋳型振動装置が必要である。
1.5.実施例5
図12に示した実施例5は、請求項1および3を満たす実施例である。
実施例5においては、2孔浸漬ノズルからの吐出流を、左右それぞれの電磁ブレーキで制動する際に、鋳型幅方向に並んだ2つの鉄心に励磁される電磁石の極性が同極性である場合と逆極性である場合の二種類の電磁ブレーキモードを切り替えて適用することができる。その際の鋳型内流動は、図4Aおよび図4Bと同様である。
ただし実施例5は、鉄心間隔が小さいので、実施例1〜3と比べると、電磁ブレーキ装置としての効率が低い。
一方実施例5は、鋳型幅方向の左右に並列した鉄心がその背面で接続されているので、コンパクトかつ軽量で、既存の連続鋳造機の改造による導入が容易である。
1.6.実施例6
図13に示した実施例6は、請求項1を満たす実施例である。
実施例6においては、2孔浸漬ノズルからの吐出流を、左右それぞれの電磁ブレーキで制動する際に、鋳型幅方向に並んだ2つの鉄心に励磁される電磁石の極性が同極性である場合と逆極性である場合の二種類の電磁ブレーキモードを切り替えて適用することができる。その際の鋳型内流動は、図4Aおよび図4Bと同様である。
ただし実施例6は、鉄心間隔が大きいとともに鉄心の幅方向占有率が小さいので、左右電磁ブレーキ域の間(鋳型幅中央近傍)を回避する流動が生じやすい。そのため、実施例1〜3と比べると、制動効果が不安定になりやすい。
また実施例6は、全ての鉄心が独立している(他の鉄心と接続されていない)。そのため、実施例1〜2や実施例4〜5と比べると、電磁ブレーキ装置の設置時にコイルの位置決めが難しく、またコイルの励磁効率を高め難い。
2.比較例
2.1.比較例1
図14に示した比較例1は、本発明の条件を満たさない比較例である。
比較例1の電磁ブレーキ装置の鉄心構成は実施例1と同じであるが、比較例1においては、2孔浸漬ノズルからの吐出流を、左右それぞれの電磁ブレーキで制動する際に、鋳型幅方向に並んだ2つの鉄心に励磁される電磁石の極性が逆極性である場合のみが適用できる。
すなわち比較例1では、電磁コイルに流す電流の向きを変えることができず、鋳型幅方向に並んだ2つの鉄心に励磁される電磁石の極性が同極性である場合が実現できない。その結果として、要求される品質要件や鋳造条件によって電流ブレーキのモードを切り替えるという本発明の効果が享受できない。具体的には、比較例1では、操業における電磁ブレーキ装置の操作因子が、電流値だけしかなく、実施例1〜6に比べて鋳型内流動制御の自由度に乏しい。
2.2.比較例2
図15に示した比較例2は、本発明の条件を満たさない比較例である。
比較例2は、実施例1〜6および比較例1と異なり、鋳型幅方向に2つの鉄心が並んでおらず、鋳型幅方向全体に渡って同一極性の磁場を発生する。そのため、図4Bで説明した形態を実現できない。その結果として、要求される品質要件や鋳造条件によって電流ブレーキのモードを切り替えるという本発明の効果が享受できない。
A、B、C、D…電磁石
1…溶融金属
10…タンディッシュ
20…浸漬ノズル
30…鋳型
40…電磁ブレーキ装置
41a、41b、41c、41d…鉄心
42a、42b、42c、42d…コイル
43、44…電源
45…電流切替装置(電流切替手段)
100…連続鋳造機

Claims (4)

  1. 溶融金属の連続鋳造機であって、
    断面が矩形である鋳型と、
    前記鋳型の上方に配置されたタンディッシュと、
    前記タンディッシュから前記鋳型内へと溶融金属を供給する浸漬ノズルと、
    前記浸漬ノズルから前記鋳型の両短辺に向かって吐出される2つの溶鋼金属流を、静磁場を用いて制動する電磁ブレーキ装置と、を備え、
    前記電磁ブレーキ装置は、鋳型幅方向に並列した2つの鉄心、および、該2つの鉄心とそれぞれ前記鋳型を挟んで対向するように設置された2つの鉄心を有し、
    前記鋳型を挟んで対向するように設置された2つの鉄心に励磁されるそれぞれの電磁石は、極性が逆であり、
    前記電磁石に流す電流の方向を変更する、電流切替手段を備え、
    前記電流切替手段で電流の方向を変更することにより、前記鋳型幅方向に並列した2つの前記鉄心に励磁される電磁石の極性が、同極性と逆極性とで切り替えられることを特徴とする、連続鋳造機。
  2. 前記鋳型幅方向の左右に並列した2つの前記鉄心は、
    左側の前記鉄心の左端と右側の前記鉄心の右端との距離が、前記鋳型の幅の80%よりも大きく、且つ、
    左側の前記鉄心と右側の前記鉄心との間隔が、前記鋳型の幅の30%よりも小さく、且つ、前記鋳型の厚さの60%よりも大きく、且つ、
    前記鋳型の幅に対し、前記鋳型幅方向の左右に並列した2つの鉄心が占める割合が、60%以上
    を満たすように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の連続鋳造機。
  3. 前記鋳型幅方向の左右に並列した2つの前記鉄心が、その背面で接続されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の連続鋳造機。
  4. 前記鋳型を挟んで対向するように設置された2つの前記鉄心が、その背面から前記鋳型の短辺の外側を通って接続されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の連続鋳造機。
JP2018134433A 2018-07-17 2018-07-17 連続鋳造機 Active JP7119684B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018134433A JP7119684B2 (ja) 2018-07-17 2018-07-17 連続鋳造機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018134433A JP7119684B2 (ja) 2018-07-17 2018-07-17 連続鋳造機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020011257A true JP2020011257A (ja) 2020-01-23
JP7119684B2 JP7119684B2 (ja) 2022-08-17

Family

ID=69169056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018134433A Active JP7119684B2 (ja) 2018-07-17 2018-07-17 連続鋳造機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7119684B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62254954A (ja) * 1986-04-30 1987-11-06 Kawasaki Steel Corp 連続鋳造における鋳型内溶鋼流動の抑制方法
JPH02235554A (ja) * 1989-03-06 1990-09-18 Sumitomo Metal Ind Ltd 鋳型内溶融金属の流動制御装置
JP2005230849A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Sumitomo Metal Ind Ltd ツイン鋳型を用いた連続鋳造方法、ツイン鋳型用の電磁制動装置及び連続鋳造用鋳型

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62254954A (ja) * 1986-04-30 1987-11-06 Kawasaki Steel Corp 連続鋳造における鋳型内溶鋼流動の抑制方法
JPH02235554A (ja) * 1989-03-06 1990-09-18 Sumitomo Metal Ind Ltd 鋳型内溶融金属の流動制御装置
JP2005230849A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Sumitomo Metal Ind Ltd ツイン鋳型を用いた連続鋳造方法、ツイン鋳型用の電磁制動装置及び連続鋳造用鋳型

Also Published As

Publication number Publication date
JP7119684B2 (ja) 2022-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101207687B1 (ko) 전자 교반과 전자 브레이크를 겸용 가능한 주형내 용강용 전자 코일 장치
JP4438705B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP2018144107A (ja) 連続鋳造機
JP4441435B2 (ja) 直線移動磁界式の電磁撹拌装置
JP5023989B2 (ja) 電磁攪拌・電磁ブレーキ兼用電磁コイル装置
JP5040999B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法及び鋳型内溶鋼の流動制御装置
JP2020011257A (ja) 連続鋳造機
JP7180383B2 (ja) 連続鋳造機
JP4669367B2 (ja) 溶鋼流動制御装置
JP3372863B2 (ja) 溶鋼流の制御装置
JP5076465B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法及び設備
JP2005238276A (ja) 電磁攪拌鋳造装置
JP2005349454A (ja) 鋼の連続鋳造方法及び鋳型内溶鋼の電磁力制御装置
JP2018061976A (ja) 電磁ブレーキ装置及び連続鋳造方法
JP2006110598A (ja) 電磁攪拌コイル
JP4858037B2 (ja) 連続鋳造用鋳型およびそれを用いた連続鋳造方法
JP7389339B2 (ja) 電磁撹拌装置
JP3659329B2 (ja) 溶鋼の流動制御装置
JP6623826B2 (ja) 電磁力発生装置、連続鋳造方法及び連続鋳造機
JPH0957401A (ja) 連続鋳造鋳型の電磁ブレーキ装置
JPH11156502A (ja) 連続鋳造におけるモールド内溶鋼流動制御装置および方法
WO1999011404A1 (en) Method and device for continuous or semi-continuous casting of metal
JPH0471759A (ja) 溶融金属の流動制御方法
JP4910997B2 (ja) 電磁攪拌・電磁ブレーキ兼用電磁コイル装置
JP4192651B2 (ja) 連続鋳造用モールド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220718

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7119684

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151