JP2020009909A - 回路基板の放熱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング素子が発生するノイズをコンデンサに吸収させ易くすると共に、コンデンサが受ける熱の影響を低減できる回路基板の放熱構造を提供する。【解決手段】スイッチング動作により負荷に通電する電流を制御するFET6と、駆動用電源の端子間に接続されるアルミ電解コンデンサ8とが、多層基板11の異なる面において対応する実装領域にそれぞれ表面実装される。そして、多層基板11の内層では、前記実装領域に対応する部位を避けて銅箔パターン15及び16を配置する。【選択図】図2

Description

本発明は、スイッチング素子と、当該素子に駆動用電源を供給する電源端子間に接続されるコンデンサとが、それぞれ異なる側に表面実装される回路基板の放熱構造に関する。
例えばMOSFETをスイッチング素子としてモータを駆動するインバータ回路を構成する場合に、アルミ電解コンデンサを駆動用電源の平滑するために用いることがある。そして、各回路素子等を両面基板に実装する際に、例えば以下のような実装構造を想定する。FETを一方の面側に実装し、アルミ電解コンデンサを他方の面側に実装する。この時、FET,アルミ電解コンデンサの各面における実装領域を対応させることでコンデンサ−FET間のインピーダンスを低減すれば、FETをスイッチング動作させた際に発生するノイズをコンデンサによって効率的に吸収できる。
特開2005−191378号公報
しかしながら、FETをスイッチング動作させた際に発生する熱量はアルミ電解コンデンサの発熱量に比較して大きい。そのため、上述した実装形態を採用すると、FETが発生した熱がコンデンサ側に伝達され易くなり、コンデンサの温度が上昇することが懸念される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、スイッチング素子が発生するノイズをコンデンサに吸収させ易くすると共に、コンデンサが受ける熱の影響を低減できる回路基板の放熱構造を提供することにある。
請求項1記載の回路基板の放熱構造によれば、スイッチング動作により負荷に通電する電流を制御するスイッチング素子と、駆動用電源の端子間に接続されるコンデンサとが、回路基板の異なる面において対応する実装領域にそれぞれ表面実装される。そして、回路基板の内層では、前記実装領域に対応する部位を避けて導電パターンを配置する。
このように構成すれば、回路基板の内層において、スイッチング素子及びコンデンサの実装領域に対応する部位には熱伝導率が高い導電パターンが存在しなくなる。したがって、スイッチング素子が発生させた熱は、内層を介してコンデンサ側に伝達され難くなり、コンデンサが受ける熱の影響を低減できる。
請求項2記載の回路基板の放熱構造によれば、内層の実装領域に対応する部位に、基板材料よりも熱伝導率が低い物質で断熱層を形成する。このように構成すれば、スイッチング素子が発生させた熱は、内層を介してコンデンサ側に一層伝達され難くなり、コンデンサが受ける熱の影響をより低減できる。
請求項3記載の回路基板の放熱構造によれば、請求項1と同様に、スイッチング素子とコンデンサとが、回路基板の異なる面において対応する実装領域にそれぞれ表面実装される。そして、回路基板の内部で前記実装領域に対応する部位に、基板材料よりも熱伝導率が低い物質からなる断熱層を形成する。このように構成すれば、請求項2と同様に、スイッチング素子が発生させた熱は、回路基板の内部に断熱層が形成されていることでコンデンサ側に伝達され難くなる。したがって、コンデンサが受ける熱の影響を低減できる。
請求項4記載の回路基板の放熱構造によれば、前記実装領域に係る部位の層構造を、一方の面から他方の面にかけて、導電パターン,断熱層,導電パターンとする。このように構成すれば、各面における導電パターンの間に直接断熱層が配置されるので、熱伝導率を大きく低減できる。
第1実施形態であり、一部を透視して示す多層基板の平面図 多層基板の模式的な断面図 一部を透視して示す多層基板の底面図 断熱層の一構成例を示す図 可変バルブタイミングシステムを示す回路図 第2実施形態であり、一部を透視して示す多層基板の平面図 多層基板の模式的な断面図 第3実施形態であり、両面基板の模式的な断面図 第4実施形態であり、6個のFETに対し3個のアルミ電解コンデンサを両面実装する場合のレイアウトの一例を示す図
(第1実施形態)
本実施形態では、回路基板の放熱構造を、例えば図5に示すように、車両に搭載される可変バルブタイミングシステムを構成するEDU(Electronic Driver Unit)に適用する。尚、図5については、本発明の要旨に係る部分のみ説明する。EDU1は、エンジンECU(Electronic Control Unit)2から入力される制御指令に基づいてモータ3を駆動する。モータ3の回転軸は、図示しない吸気バルブに連結されており、モータ3により吸気バルブを開閉制御する。EDU1はモータ駆動装置に相当する。
EDU1は、制御回路4及びインバータ回路5を備えている。インバータ回路5は、6個のNチャネルMOSFET6を三相ブリッジ接続して構成されている。インバータ回路5の各相出力端子は、モータ3の各相巻線端子にそれぞれ接続されている。EDU1には、車両のバッテリ7より電源VBが供給されている。電源VBは、2つのアルミ電解コンデンサ8a,8b及びコイル9からなるπ型フィルタを介してインバータ回路5に供給されている。
図1から図3に示すように、FET6とアルミ電解コンデンサ8とは、多層基板11の一方の面側と他方の面側とに、それぞれ表面実装されている。多層基板11は、図2に示す上方から下方側に、第1樹脂基板12,第2樹脂基板13及び第3樹脂基板14を有している。第1樹脂基板12と第2樹脂基板13との間には、銅箔パターン15が配置されている。また、第2樹脂基板12と第3樹脂基板14との間には、銅箔パターン16が配置されている。銅箔パターン15及び16は、導電パターンに相当する。尚、図2は断面図であるが、熱やノイズの伝達経路を示すため一部のハッチングは省略している。
第1樹脂基板12の表面側には厚銅パターン17が形成されており、第3樹脂基板14の表面側には厚銅パターン18が形成されている。すなわち、多層基板11は、4つの配線層を有する4層基板となっている。ここで、基板12〜14の厚さ寸法は0.2〜0.6mm程度であり、銅箔パターン15及び16の厚さ寸法は30〜40μm程度である。厚銅パターン17及び18の厚さ寸法は、例えば100μm程度である。尚、図2では、厚銅パターン17,18が、それぞれ基板12,13の樹脂部分に埋設された状態で形成されている。これは、多層基板11を一体的に構成する際に、上下方向よりプレスして圧力を加えた結果として、このような形態になっている。
コンデンサ8とFET6とは、それぞれの位置が図2における上下方向で重なるように表面実装されている。そして、第2樹脂基板13において、コンデンサ8及びFET6の実装領域に対応する部分には、樹脂よりも熱伝導率が低い材料により断熱層19が形成されている。尚、断熱層19は、空気を材料とした空洞であっても良い。断熱層19の上面側,下面側には、銅箔パターン15,16が配置されておらず、断熱層19の上面側,下面側は、それぞれ第1樹脂基板12,第3樹脂基板14に直接接している。
ここで、例えば基板12,13が、熱伝導率が約0.7W/(m・K)のガラスエポキシ基板(FR4)であるとすると、断熱層19は、熱伝導率が約0.3W/(m・K)でより低いPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂等を用いる。また、図4に示すように、ガラスエポキシ基板に複数の貫通孔26,空気穴を形成しても良い。これにより、空気を材料として断熱層19を形成した場合、多層基板11の中に空気が閉じ込められているため、温度が上昇した際には内圧が上昇することで基板11が変形してしまう。それを防ぐために、貫通孔26において空気の内圧上昇を抑制することで、基板の変形を防止できる。また、エポキシ樹脂のみの熱伝導率約0.2W/(m・K)であるから、ガラス繊維とエポキシ樹脂との混合比率により、熱伝導率を0.7W/(m・K)より低下させた断熱層19用の材料を形成することもできる。
第3樹脂基板14には、厚銅パターン18a,18b及び18cが形成されている。これらのうち、厚銅パターン18bは、FET6のパッケージから延びるリードに接続される配線パターンである。厚銅パターン18cは、FET6のパッケージの直下から図中右方向に伸びるようにして、FET6が発した熱を放熱するために形成されている。
コンデンサ8の正側のリードは図中右側の厚銅パターン17(+)に接続され、同負側のリードは図中左側の厚銅パターン17(−)に接続されている。そして、厚銅パターン17(−)と厚銅パターン18aとは、基板12,13,14に形成されている銅インレイ20を介して熱的に接続されている。また、厚銅パターン17(−)と厚銅パターン18cとは、基板12〜14に形成されている複数のビア23を介して電気的に接続されている。尚、ビア23は、第2樹脂基板13部分では断熱層19を経由している。銅インレイ20は熱伝導部に相当する。
第3樹脂基板14の表面側は、アルミ筐体24によって覆われるが、両者の間には放熱用ゲル剤25が充填されている。これにより、FET6が発した熱は、放熱用ゲル剤25を介してアルミ筐体24に伝達されて放熱される。尚、図3は、放熱用ゲル剤25及びアルミ筐体24を除いた状態を示している。
次に、本実施形態の作用について説明する。インバータ回路5がモータ3を駆動する際には、FET6がスイッチング動作して電流を制御する。この際に、FET6のON抵抗による発熱が生じることに加えて、スイッチングロスによる発熱が生じる。例えば20A程度の大電流を流すと3W程度の発熱がある。そこで、上述したように、FET6→放熱用ゲル剤25→アルミ筐体24→車両のエンジンという熱経路により放熱を行う。加えて、FET6→厚銅パターン18c→放熱用ゲル剤25→アルミ筐体24→エンジンという熱経路により放熱を行う。これらの放熱経路により、低い熱抵抗でFET6の自己発熱を放熱する。
また、モータ3を駆動する際に、FET6を例えば100kHz程度の高周波でスイッチング動作させるとスイッチングノイズが発生する。このスイッチングノイズを抑制するには、スイッチング動作に伴う電源電流の変動を抑制する必要がある。そのため、FET6の近傍にアルミ電解コンデンサ8を配置すれば、当該コンデンサ8が、負荷に供給する電流が不足した時には放電し、電流が余剰になった時には充電することで、電源電流及び電圧の変動が緩和される。
上記のコンデンサ8によるノイズ吸収効果を高めるには、FET6とコンデンサ8との間のインピーダンスを極力低下させることが望ましい。そこで、図2に示すように、両者の実装領域が重なるように、多層基板11の一方の面側にFET6を実装し、他方の面側にコンデンサ8を実装する。これにより、両者間のインピーダンスを低下させている。
しかしながら、上記のように実装を行うと熱の問題が発生する。耐熱温度は、FET6が一般的に175℃程度であるのに対し、アルミ電解コンデンサ8は一般的130℃程度である。したがって、両者間の距離が狭まると、FET6の発熱温度が上昇した際に、その熱がコンデンサ8に及んで耐熱温度を超えたり、素子の寿命が短くなるおそれがある。
そこで、本実施形態では、多層基板11に、コンデンサ8がFET6の発熱の影響を極力受けない構造を採用している。
(1)FET6とコンデンサ8との間に、多層基板11の内部で断熱層19が位置するようにして、FET6からコンデンサ8への貰い熱を低減する。また、FET6とコンデンサ8とは、ビア23を介して電気的に接続されているが、熱抵抗が下がらないようにビア23のサイズを最小限にしている。すなわち、
(FET6→ビア23→コンデンサ8の熱抵抗)
≫(FET6→厚銅パターン18→放熱ゲル25→アルミ筐体24の熱抵抗)
となるように設定する。
(2)FET6の発熱を、FET6→厚銅パターン18c→放熱用ゲル剤25→アルミ筐体24,という図中の右方向に伸びる熱経路により放熱させる。この熱経路は第1放熱経路に相当する。
(3)インバータ回路5がモータ3を駆動する際には、コンデンサ8自体も発熱する。そこで、コンデンサ8→厚銅パターン17(−)→銅インレイ20→厚銅パターン18a→放熱用ゲル剤25→アルミ筐体24,という図中の左方向に伸びる熱経路により放熱させる。この熱経路は第2放熱経路に相当する。
以上のように本実施形態によれば、スイッチング動作により負荷に通電する電流を制御するFET6と、駆動用電源の端子間に接続されるアルミ電解コンデンサ8とが、多層基板11の異なる面において対応する実装領域にそれぞれ表面実装される。そして、多層基板11の内層では、前記実装領域に対応する部位を避けて銅箔パターン15及び16を配置する。これにより、FET6が発生させた熱は、内層を介してコンデンサ8側に伝達され難くなり、コンデンサ8が受ける熱の影響を低減できる。
そして、内層の実装領域に対応する部位に、基板材料よりも熱伝導率が低い物質で断熱層19を形成したので、FET6が発生させた熱がコンデンサ8側に一層伝達され難くなり、コンデンサ8が受ける熱の影響をより低減できる。
また、FET6の実装面に、FET6が発生した熱を図中右方向に伝達させる第1放熱経路を形成し、コンデンサ8の実装面には、コンデンサ8が発生した熱を放熱させる第2放熱経路を第1放熱経路とは逆方向となるように形成した。これにより、互いが発生した熱の影響を受けることなく、それぞれ放熱を行うことができる。
また、FET6の実装面側に、アルミ筐体24を配置し、前記第1放熱経路が、放熱用ゲル剤25を介してアルミ筐体24に接するようにした。これにより、FET6の放熱効率を向上させることができる。また、前記第2放熱経路に、FET6の実装面に熱を伝導させる銅インレイ20を形成し、前記実装面には、厚銅パターン18aにより第2放熱経路の延長放熱経路を形成した。これにより、コンデンサ8の放熱効率を向上させることができる。そして、第1放熱経路の厚銅パターン18c及び第2放熱経路の厚銅パターン18aも、放熱用ゲル剤25を介してアルミ筐体24に熱的に接するようにしたので、放熱効率を更に向上させることができる。
加えて、多層基板11に実装されたFET6によりインバータ回路5を構成し、EDU1は、モータ3の各相巻線に通電を行う。したがって、可変バルブタイミングシステムを構成するモータ3を駆動する際に、インバータ回路5が発した熱を効率的に放熱させることができる。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。第2実施形態は、断熱層31の構成が第1実施形態と相違している。すなわち、図6及び図7に示すように、第1実施形態では断熱層19が形成されていた部分には、第2樹脂基板13の樹脂部に多数の貫通孔32が形成されている。そして、貫通孔32の内部には、第1実施形態と同様の断熱材33が充填されている。尚、図6では貫通孔32のみを図示しており、図7では断熱材33をハッチングで示している。
以上のように第2実施形態によれば、断熱層31を、第2樹脂基板13に複数の貫通孔32を形成し、これらの貫通孔32に断熱材33を充填することで構成した。このように構成すれば、貫通孔32を形成する数や断熱材33の材料によって断熱層31の熱伝導率を調整できる。
(第3実施形態)
図8に示すように、第3実施形態は、第1実施形態のような多層基板ではなく、単一の樹脂基板からなる両面基板41を用いた場合を示す。両面基板41における樹脂基板42の上面側には厚銅パターン17が形成されており、下面側には厚銅パターン18が形成されている。
樹脂基板42において、コンデンサ8及びFET6の実装領域に対応する部位には、断熱層43が形成されている。厚銅パターン17(−)と厚銅パターン18aとは、樹脂基板42に形成された銅インレイ44により熱的に接続されている。また、厚銅パターン17(+)と厚銅パターン18cとは、第1実施形態と同様に、樹脂基板42に形成されたビア45により電気的に接続されている。
以上のように第3実施形態によれば、両面基板41を用いた場合にも、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第4実施形態)
第4実施形態は、図5に示したように、6個のFET6によりインバータ回路5が形成されている場合に、電源に3個のアルミ電解コンデンサ8a〜8cを接続する場合のレイアウトの一例を示したものである。図9に示すように、基板の裏面には、6個のFET6a〜6fが2×3の行列状に配置されている。それに対して基板の表面には、コンデンサ8aがFET6a及び6dの間に配置され、コンデンサ8bがFET6b及び6eの間に配置され、コンデンサ8cがFET6c及び6fの間に配置されている。そして、これらの実装領域に対応する基板の内部には、一点鎖線で示す断熱層51が形成されている。二点鎖線はアルミ筐体24を示している。また、厚銅パターン17(−)と厚銅パターン18aとは、複数のビアにより熱的に接続されている。
以上のように第4実施形態によれば、6個のFET6a〜6fに対して3個のコンデンサ8a〜8cを接続する構成について、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(その他の実施形態)
4層基板に限ることなく、3層基板や5層以上の基板に適用しても良い。
第2実施形態の構成を、第3実施形態に適用しても良い。
スイッチング素子はMOSFETに限ることなく、パワートランジスタやIGBTなどでも良い。
可変バルブタイミングシステムを構成するEDU以外に適用しても良い。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、1はEDU、3はモータ、5はインバータ回路、6はNチャネルMOSFET、8はアルミ電解コンデンサ、11は多層基板、12〜14は第1〜第3樹脂基板、15及び16は銅箔パターン、17及び18は厚銅パターン、19は断熱層、20は銅インレイ、24はアルミ筐体、25は放熱用ゲル剤を示す。

Claims (12)

  1. スイッチング動作により負荷に通電する電流を制御するスイッチング素子(6)と、
    このスイッチング素子に駆動用電源を供給する電源端子間に接続されるコンデンサ(8)と、
    前記スイッチング素子と前記コンデンサとが、一方の面と他方の面との対応する実装領域にそれぞれ表面実装される回路基板(11)とを備え、
    前記回路基板は、1層以上の内層を有しており、
    前記内層の導電パターン(15,16)は、前記実装領域に対応する部位を避けて配置されている回路基板の放熱構造。
  2. 前記内層の実装領域に対応する部位に、基板材料よりも熱伝導率が低い物質により断熱層(19)が形成されている請求項1記載の回路基板の放熱構造。
  3. 前記一方の面及び前記他方の面のそれぞれに形成されている導電パターン(17,18)と前記断熱層との間に、それぞれ基板(12,14)が介在する請求項2記載の回路基板の放熱構造。
  4. スイッチング動作により負荷に通電する電流を制御するスイッチング素子(6)と、
    このスイッチング素子に駆動用電源を供給する電源端子間に接続されるコンデンサ(8)と、
    前記スイッチング素子と前記コンデンサとが、一方の面と他方の面との対応する実装領域にそれぞれ表面実装される回路基板(41)と、
    この回路基板の内部で前記実装領域に対応する部位に形成され、基板材料よりも熱伝導率が低い物質からなる断熱層(31)とを備える回路基板の放熱構造。
  5. 前記実装領域に係る部位の層構造は、一方の面から他方の面にかけて、導電パターン(17),断熱層,導電パターン(18)となっている請求項4記載の回路基板の放熱構造。
  6. 前記断熱層(31)は、基板に形成される複数の貫通孔(32)と、
    これら複数の貫通孔に充填される断熱材(33)とを備えている請求項2から5の何れか一項に記載の回路基板の放熱構造。
  7. 前記スイッチング素子の実装面には、前記導電パターンと同じ金属材料によって、前記スイッチング素子が発生した熱を所定方向に伝達させる第1放熱経路(18c)が形成されており、
    前記コンデンサの実装面には、前記金属材料によって、前記コンデンサが発生した熱を放熱させる第2放熱経路(17(−),20,18a)が、熱の伝達方向が前記第1放熱経路とは逆方向となるように形成されている請求項1から6の何れか一項に記載の回路基板の放熱構造。
  8. 前記スイッチング素子の実装面側には、金属製の筐体(24)が配置され、
    前記第1放熱経路は、放熱用ゲル剤(25)を介して前記筐体に接している請求項7記載の回路基板の放熱構造。
  9. 前記第2放熱経路には、前記スイッチング素子の実装面に到達する熱伝導部(20)が形成されており、
    前記スイッチング素子の実装面には、前記金属材料によって前記第2放熱経路の延長放熱経路(18a)が形成されている請求項7又は8記載の回路基板の放熱構造。
  10. 前記延長放熱経路は、放熱用ゲル剤を介して前記筐体に接している請求項8を引用する請求項9記載の回路基板の放熱構造。
  11. 前記放熱経路は、層方向厚さが前記導電パターンよりも厚くなるように形成されている請求項7から10の何れか一項に記載の回路基板の放熱構造。
  12. 請求項1から11の何れか一項に記載の回路基板の放熱構造を伴う1つ以上のスイッチング素子を備え、モータ(3)の巻線に通電を行うモータ駆動装置。
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